JP2023056823A - ブース - Google Patents

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Koichiro Kato
遼 横山
Ryo Yokoyama
忍 桜井
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Abstract

Figure 2023056823000001
【課題】天井面に少なくとも消火設備と通気口を適切な位置に配置することで、換気の効率化が図れ、使い勝手を良好にできるブースを提供する。
【解決手段】天井面33aと、内部空間K1と外部空間K2とを分けるとともに開閉可能に設けられたスライド扉4と、天井面33aに設けられ、スライド扉4を開閉移動可能に支持する案内レール51と、を備え、案内レール51は、天井面33aの幅方向の一方側に配置され、天井面33aには、幅方向の中央に配置された消火口71と、幅方向で消火口71を挟んで案内レール51の反対側に配置された通気口72と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブースに関するものである。
従来から、オフィス、展示場及び公共施設等において、執務等を行うためのブースが設置されることがある(例えば、特許文献1参照)。特に、近年、オフィスのフリーアドレス化や携帯端末やパソコン等のICT(情報通信技術)を活用したモバイルワークが進展している。そのため、各種の移動先で小スペースのブースを利用して執務等を行う機会が増加している。
このように近年では、ブースの需要が高まると共に、ブースの扉をよりコンパクトにした形態が求められている。例えば、特許文献2に示されるような開き扉のブースにおいては、扉の外側に扉が開くための空間が必要であるが、開き扉の代わりに横スライド扉を用いた場合には、扉の外側の空間は必要なくなるものの、扉を開ける際に扉が進入する空間が必要であり、そのために通常は扉と同じ幅の進入スペースが扉の横に必要となっている。
これに対して、上述した特許文献1に記載のブースでは、旋回移動可能なスライド扉を用いることで、外側にも横側にも大きな空間を必要としない構成となっている。このような旋回移動可能なスライド扉を用いる場合は、ブース内部の床面にレールを設ける場合には、レールに物が挟まったり、さらにブースの利用者がレールに足を引っ掛けるおそれがある。そのため、近年では、上側にレールを設けた吊下式スライド扉が採用されている。
特開2021-008783号公報 特開2020-204231号公報
しかしながら、吊下式のスライド扉を使用したブースでは、扉の重量を天井面に設けられるレールで支持するため、天井面に設置するレールには扉の重量を支持できる剛性と大きさのものが必要である。
ところが、ブースの天井面には、レールの他に照明、消火口、スピーカー等のブース設備機器を設ける必要がある。一方で、上述したようにブースのコンパクト化も求められており、コンパクト化されたブースの天井面に吊下式のスライド扉を支持する大型のレールを設けた場合において、他のブース設備機器を好適な位置に配置することが必要であり、その点で改善の余地があった。とくに、ブースをコンパクト化したときに、通気口をより効率的に空気の換気を行うことができるように配置することが求められていた。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、天井面に少なくとも消火設備と通気口を適切な位置に配置することで、換気の効率化が図れ、使い勝手を良好にできるブースを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係るブースは、天井面と、内部空間と外部空間とを分けるとともに開閉可能に設けられたスライド扉と、前記天井面に設けられ、前記スライド扉を開閉移動可能に支持する案内レールと、を備え、前記案内レールは、前記天井面のブース前後方向に直交する幅方向の一方側に配置され、前記天井面には、前記幅方向の中央に配置された消火口と、前記幅方向で前記消火口を挟んで前記案内レールの反対側に配置された通気口と、を備える。
本発明に係るブースでは、案内レールに干渉することなく消火口と通気口を設けることができる。すなわち、消火口を天井面の中心部に設置することができるので、火災検知および散水効率を低下させずに十分に発揮できる配置構成となる。また、通気口が幅方向で案内レールと反対側に配置されるので、案内レールに干渉することなく大きな形状の通気口を採用することができる。
このように、本発明では、ブースの天井面に少なくとも消火設備と通気口を適切な位置に配置することができ、換気の効率化が図れ、使い勝手を良好にできる。
また、本発明に係るブースでは、前記天井面には、前後方向で前記消火口を挟んで、前記内部空間と前記外部空間との間の出入口開口と反対側に照明が配置されていることを特徴としてもよい。
このように構成されたブースでは、天井面の後端と消火口との間のスペースを利用して照明を配置することができる。これにより、ブース内の利用者の作業位置として使用し易い出入口開口の奥側(前後方向で出入口開口と反対側)に光が当たるように照明を設けることができる。
また、本発明に係るブースでは、前記通気口が第一通気口であり、前記内部空間の床部には、第二通気口が設けられ、前記第二通気口は、上面視で、前記幅方向で前記消火口を挟んで前記第一通気口と反対側に配置されていることを特徴としてもよい。
このように構成されたブースでは、例えば第一通気口を送気口とし、第二通気口を排気口とする、あるいは第一通気口を排気口とし、第二通気口を送気口とすることが可能となる。それにより、送気口と排気口とが対角に配置されるため、ブースの内部空間の空気が床部の第二通気口から、上面視において幅方向で消火口を挟んで反対側に配置される第一通気口に向けて、あるいはその逆の方向に流れる。そのため、内部空間全体を十分な換気量で効率よく換気することができる。
また、本発明に係るブースでは、前記スライド扉は、前記内部空間に位置する旋回軸心を中心とする円弧状に湾曲し、前記旋回軸心を中心に旋回移動可能に設けられ、前記天井面には、前記消火口と前記案内レールとの間にスピーカーが配置され、前記スピーカーは、前記天井面に形成された平面視で円形の開口部に設けられていることを特徴としてもよい。
このように構成されたブースでは、スライド扉を旋回移動させるための案内レールがブースの前後方向の中央部分で幅方向の外側に凸となるように円弧状に膨らんだ状態で配置される。天井面における消火口と案内レールとの間は、案内レールの幅方向外側に膨らんだ円弧状の内側となる制約されたスペースとなる。そのため、このスペースには、スピーカーを取り付けるための平面視で円形の開口部を効率よく配置することができる。このように、本発明では、消火口、通気口に加え、スピーカーも案内レールに干渉させることなく、適切な位置に配置することができる。
本発明に係るブースによれば、天井面に少なくとも消火設備と通気口を適切な位置に配置することで、換気の効率化が図れ、使い勝手を良好にできる。
本発明の一実施形態によるブースを斜め前方から見た斜視図である。 ブースの天井面を示す斜め下方から見た斜視図である。 図1に示すA-A線矢視図であって、天井面を下方から見た平面図である。 図1に示すB-B線矢視図であって、床面を上方から見た平面図である。
以下、図1から図4を参照して、本発明の一実施形態に係るブースについて説明する。
本実施形態のブース1は、オフィスや公共機関等の床面上に設置され、外部空間から離隔された執務等を行う内部空間K1を形成するものである。そして、本実施形態のブース1は、内部空間K1と外部空間K2とを分ける出入口開口Eを開閉する吊り戸からなるスライド扉4を備えている。
ここで、以下の説明においては、図1~図4に示すように、ブース1の内部空間K1で作業を行う利用者が外部空間K2と内部空間K1との間で出入りする側を「前」、ブース1に対して前側から正対する利用者の右手側を「右」、左手側を「左」、ブース1に対して前側から正対する利用者から見てブース1の裏側を「後」とする。すなわち、外部空間K2と内部空間K1とを出入りする方向を前後方向とし、上から見て前後方向に直交する方向を左右方向、または幅方向とする。
図1に示すように、本実施形態によるブース1は、床部2と、外壁部3と、スライド扉4と、上部ガイド機構5と、ブース設備機器7と、を備えている。
床部2は、本実施形態のブース1が設置される床面F上に直接的に載置され、外壁部3を下方から支持している。床部2の下面には、適宜な位置に複数のキャスタや、高さ調整可能な複数のアジャスタを備えている。キャスタは、床面Fに接地可能に設けられ、転動することによりブース1全体を容易に移動させることが可能である。また、ブース1を設置する際においては、アジャスタを床面Fに接地させることにより、キャスタが床面Fから離間してブース1の移動が規制される。
床部2の前端部の一部には、出入口開口Eの下方にブース1の出入口部23を有している(図4参照)。出入口部23は、スライド扉4の円弧面を有する扉面形状に沿った円弧形状であり、外側に凸となる凸曲面を形成している。
図1に示すように、外壁部3は、支柱31と、側壁32と、天井壁33と、を備えている。
支柱31は、床部2上に立設された柱部材である。支柱31は、平面視において、矩形状とされた床部2の4つの隅部の各々に配置されている。これらの4本の支柱31は、同一の高さ寸法とされている。なお、これらの支柱31の高さ寸法が異なっていても良い。また、支柱31の数も変更可能である。
側壁32は、支柱31同士の間の各々に配置されている。側壁32は、ブース1の前側に配置された前壁部32Aと、ブース1の右側に配置された右壁部32Bと、ブース1の左側に配置された左壁部32Cと、ブース1の後側に配置された後壁部32Dと、を有する。
外壁部3の前側に設けられる一対の支柱31、31同士の間は、左側の支柱31に固定される前壁部32Aと、前壁部32Aと右側の支柱31との間においてスライド扉4が開閉可能に配置され、利用者の出入口を形成する出入口開口Eと、が配置される。前壁部32Aは床部2の上面の床面2bに立設され、前壁部32Aの下部と右側の支柱31の下部とが床部2の出入口部23によって接続されている。
右壁部32B、左壁部32C、及び後壁部32Dは、それぞれ床部2の床面2bに立設され両端部が支柱31に接続されている。
図1に示すように、これら前壁部32A、右壁部32B、左壁部32C、及び後壁部32Dによって囲まれる内部空間K1の後側には、天板からなるデスク70が設けられている(図4参照)。つまり、デスク70は、不図示の椅子を挟んで出入口開口Eと対向する位置となる。デスク70は、後壁部32Dの内壁面32aに当接して取り付けられ、後壁部32Dから前方に向けて延出するように設けられている。デスク70の右縁は右壁部32Bに固定され、左縁は左壁部32Cに固定されている。デスク70の高さは、不図示の椅子に着座した利用者が利用できる高さに設定されている。
天井壁33は、支柱31及び側壁32に下方から支持されることによって、内部空間K1を上方から閉塞している。この天井壁33は、不図示の天井フレームと、天井パネル33Aと、を備えている。天井フレームは、天井パネル33Aを水平方向から囲むと共に天井パネル33Aの周縁に接続された枠状の部材であり、支柱31及び側壁32の上端に固定されている。天井パネル33Aは天井フレームに支持されて平面視で天井フレームの内側に配置された板状の部材である。
なお、本実施形態では、天井パネル33Aの上にブース設備機器7の一部が収容される設備収容部76が設けられている。
図1に示すように、スライド扉4は、上部ガイド機構5によって開閉移動可能に吊り支持された吊り戸である。
スライド扉4は、旋回軸心C(図3及び図4参照)を中心とする円弧状に湾曲された扉体であり、上部ガイド機構5によって出入口開口Eを開閉可能とされている。スライド扉4は、ガラスパネル41と、上縁フレーム42と、下縁フレーム43と、側縁フレーム44と、を備えている(図4参照)。スライド扉4は、旋回軸心Cを中心に旋回して開いた状態で内部空間K1に進入する。
ガラスパネル41は、ガラスによって形成されたパネル体であり、前後方向から見て矩形状とされている。なお、スライド扉4の透光性を確保するためにガラスパネル41を採用しているが、透光性が不要である場合には他の材質のパネル体を用いることも可能である。
上縁フレーム42は、ガラスパネル41の上端縁に接合されたフレーム部材である。下縁フレーム43は、ガラスパネル41の下端縁に接合されたフレーム部材である。側縁フレーム44は、ガラスパネル41の右端縁と左端縁との各々に対して接合されたフレーム部材あり、上縁フレーム42及び下縁フレーム43の端部に対して不図示のボルトによって固定されている。このような側縁フレーム44は、本実施形態において2つ設けられている。これらの上縁フレーム42、下縁フレーム43及び側縁フレーム44は、例えばアルミニウム合金によって形成されている。
スライド扉4は、平面視にて中央部が外部空間K2に向けて膨出するように湾曲された形状とされている。このスライド扉4の中央部は、出入口開口Eを閉鎖する位置である閉鎖位置にスライド扉4が配置された状態にて、平面視にて前壁部32Aの外壁面よりも外部空間K2側に突出されている。つまり、図2に示すように、スライド扉4を閉鎖した状態で、スライド扉4の中央部は、前方に向けて前壁部32Aの外壁面よりも突出している。このようなスライド扉4は、鉛直方向に沿った旋回軸心Cを中心として出入口開口Eを開閉可能に旋回移動可能とされている。
図1に示すように、上部ガイド機構5は、天井壁33の前側に吊下げ支持され、前壁部32Aに設けられた出入口開口Eの上部に配置されている。
上部ガイド機構5は、天井面33aに設けられ、スライド扉4を鉛直方向に沿った図3に示す旋回軸心Cを中心とした周方向に開閉移動可能に吊り下げ支持する案内レール51を備えている。すなわち、スライド扉4の上縁フレーム42が上部ガイド機構5によって支持されている。例えば、上部ガイド機構5は、不図示のリニアモータ等を備える。このように上部ガイド機構5がリニアモータを備えている場合には、スライド扉4が自動的に移動される。
次に、天井壁33の天井面33aや床部2の床面2bに設けられるブース設備機器7について、具体的に説明する。
図2及び図3に示すように、天井壁33の天井面33aには、上述した上部ガイド機構5の案内レール51、消火口71、通気口72(第一通気口)、スピーカー73、および照明74が設けられている。
案内レール51の内部空間K1に位置する一部は、天井面33aの幅方向の一方側(左側)に配置されている。
消火口71は、天井面33aにおける中心部で、幅方向の中央に配置されている。消火口71は、消火機器710に設けられている。消火機器710は、消火剤が充填された消火剤容器711と、消火剤容器711の下面で内部空間K1に露出する熱感知センサー712と、熱感知センサー712で熱を感知した際に消火剤容器711内の消火剤を下方に向けて放出する下方放出型の消火ノズルを有する前記消火口71と、を備えている。消火剤容器711の平面視形状は、ブース1の内部空間K1の大きさ等の条件に基づく消火剤の量によって設定される。
なお、本実施形態の消火機器710は、消火口71と消火剤容器711とが一体に設けられているが、消火剤容器711が消火口71から離れた場所に配置される形態であってもよい。
通気口72は、内部空間K1と外部空間K2とを連通する開口であり、幅方向で消火口71を挟んで案内レール51の反対側の天井面33aの第一スペースS1に配置されている。本実施形態では、2つの通気口72A、72Bが前後方向に配置されている。これら通気口72は、手前(出入口開口E側)を符号72Aとし、奥側を符号72Bとする。なお、通気口72から強制排気する場合に通気口72に排気ファンを備えていてよく、また、通気口72から強制送気する場合に通気口72に送気ファンを備えていてもよい。
ここで、図4は、床面2bを平面視した図であるが、天井面33aに配置される2つの通気口72A、72Bを二点鎖線で示している。図4に示すように、2つの通気口72のうち奥側に位置する通気口72Bは、平面視してデスク70の上方に重なる位置に配置されている。
なお、上記では複数(2つ)の通気口72A、72Bを天井面33aに備えた構成としているが、通気口72の変形例として例えば前後方向に長く延在する形状の1つの通気口が天井面33aの第一スペースS1に配置されている構成を採用することも可能である。そして、この変形例の場合においても、前後方向に長い通気口の後側の少なくとも一部が、平面視してデスク70の上方に重なるように設けることが好ましい。
スピーカー73は、消火口71と案内レール51との間の第二スペースS2に配置されている。第二スペースS2は、案内レール51の幅方向外側に膨らんだ円弧状の内側となる制約された領域である。スピーカー73は、天井面33aに形成された平面視で円形の開口部に設けられている。
照明74は、前後方向で消火口71を挟んで、内部空間K1と外部空間K2との間の出入口開口Eと反対側の天井面33aの第三スペースS3に配置されている。
図4に示すように、内部空間K1の床部2の床面2bには、空気を内部空間K1に送り込む、あるいは内部空間K1から外部空間K2へ送り出す第二通気口75が設けられている。第二通気口75は、前後方向の中央部に配置され、かつ上面視において幅方向で消火口71を挟んで通気口72と反対側に配置されている。なお、第二通気口75から、強制送気する場合に第二通気口75に送気ファンを備えていてもよく、第二通気口75から強制排気する場合に第二通気口75に排気ファンを備えていてもよい。
このように構成されたブース1では、案内レール51に干渉することなく消火口71と通気口72を設けることができる。すなわち、消火口71を天井面33aの中心部に設置することができるので、火災検知および散水効率を低下させずに十分に発揮できる配置構成となる。また、通気口72が幅方向で案内レール51と反対側に配置されるので、案内レール51に干渉することなく大きな形状の通気口72を採用することができる。
このように、本実施形態では、ブース1の天井面33aに少なくとも消火口71と通気口72を適切な位置に配置することができ、換気の効率化が図れ、使い勝手を良好にできる。
また、本実施形態によるブース1では、スライド扉4を旋回移動させるための案内レール51がブース1の前後方向の中央部分で幅方向の外側に凸となるように円弧状に膨らんだ状態で配置される。天井面33aにおける消火口71と案内レール51との間は、案内レール51の幅方向外側に膨らんだ円弧状の内側となる制約された第二スペースS2となる。
そのため、この第二スペースS2には、スピーカー73を取り付けるための平面視で円形の開口部を効率よく配置することができる。このように、本実施形態では、消火口71、通気口72に加え、スピーカー73も案内レール51に干渉させることなく、適切な位置に配置することができる。
また、本実施形態によるブース1では、天井面33aの後端と消火口71との間の第三スペースS3を利用して照明74を配置することができる。これにより、ブース1内の利用者の作業位置として使用し易い出入口開口Eの奥側(前後方向で出入口開口Eと反対側)に光が当たるように照明74を設けることができる。
さらに、本実施形態では、2つの通気口72A、72Bが前後方向に配置され、そのうちの1つ(符号72Bの通気口)が平面視してデスク70の上方に重なる位置に配置されているので、ブース1の内部空間K1の空気がデスク70の上方に位置する通気口72Bに向けて流れるため、デスク70に向かって作業を行う利用者の口元に対して十分な換気量で換気することができる。例えば、デスク70に向かって作業を行う利用者より手前(出入口開口E側)に通気口が配置される場合には、利用者の背側が換気されてしまい、利用者の口元の換気量が減少してしまうことを改善できる。
なお、通気口72は、前後方向に長く延在し、通気口72の少なくとも一部が、平面視してデスク70の上方に重なっている場合も、ブース1の内部空間K1の空気がデスク70の上方に位置する通気口72に向けて流れるため、デスク70に向かって作業を行う利用者の口元に対して十分な換気量で換気することができる。
また、本実施形態によるブース1では、床部2の床面2bに設けられる第二通気口75と天井面33aに設けられる通気口72(第一通気口)とが対角に配置されているので、ブース1の内部空間K1の空気が床部2の第二通気口75から、上面視において幅方向で消火口71を挟んで反対側に配置される通気口72に向けて、あるいはその逆の方向に流れる。そのため、内部空間K1全体を十分な換気量で効率よく換気することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、天井面33aに案内レール51、消火口71、及び通気口72の他に、スピーカー73や照明74を備えた構成としているが、スピーカー73や照明74を省略してもよい。また、実施形態では、スピーカー73が第二スペースS2に配置され、照明74が第三スペースS3に配置されているが、それぞれ案内レール51に干渉しない位置であれば他の位置に配置されていてもよい。
さらに、天井面33aには、上述した実施形態で例示していない他のブース設備機器を案内レール51に干渉しない領域に配置することも勿論可能である。
また、本実施形態では、天井面33aに設けられる通気口72が排気用として使用され、床面の第二通気口75が送気用として設けられた構成としているが、これに限定されることはない。例えば、天井面33aの通気口を送気口として使用し、床面の第二通気口を排気口とした構成であってもよいし、天井面33aに排気用の通気口と送気用の通気口の両方の機能を備えた構成であってもよい。
また、本実施形態では案内レール51に支持されるスライド扉が旋回式のものを一例としているが、旋回式であることに限定されることはない。要は、天井面33aに設けられる案内レールが天井面のブース前後方向に直交する幅方向の一方側に配置されていればよく、例えば、幅方向に直線的に開閉移動可能なスライド扉にガイド機構を適用することも可能である。
また、実施形態では、内部空間K1に1人のみの利用者が入れるブース1について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、複数人が内部空間K1に入ることができるブースに適用することも可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 ブース
2 床部
2b 床面
3 外壁部
4 スライド扉
5 上部ガイド機構
7 ブース設備機器
33 天井壁
33a 天井面
51 案内レール
70 デスク
71 消火口
72、72A、72B 通気口(第一通気口)
73 スピーカー
74 照明
75 第二通気口
E 出入口開口
K1 内部空間
K2 外部空間
S1 第一スペース
S2 第二スペース
S3 第三スペース

Claims (4)

  1. 天井面と、
    内部空間と外部空間とを分けるとともに開閉可能に設けられたスライド扉と、
    前記天井面に設けられ、前記スライド扉を開閉移動可能に支持する案内レールと、
    を備え、
    前記案内レールは、前記天井面のブース前後方向に直交する幅方向の一方側に配置され、
    前記天井面には、前記幅方向の中央に配置された消火口と、前記幅方向で前記消火口を挟んで前記案内レールの反対側に配置された通気口と、を備えるブース。
  2. 前記天井面には、前後方向で前記消火口を挟んで、前記内部空間と前記外部空間との間の出入口開口と反対側に照明が配置されている請求項1に記載のブース。
  3. 前記通気口が第一通気口であり、
    前記内部空間の床部には、第二通気口が設けられ、
    前記第二通気口は、上面視で、前記幅方向で前記消火口を挟んで前記第一通気口と反対側に配置されている請求項1又は2に記載のブース。
  4. 前記スライド扉は、前記内部空間に位置する旋回軸心を中心とする円弧状に湾曲し、前記旋回軸心を中心に旋回移動可能に設けられ、
    前記天井面には、前記消火口と前記案内レールとの間にスピーカーが配置され、
    前記スピーカーは、前記天井面に形成された平面視で円形の開口部に設けられている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のブース。
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