JP2023056419A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】一対の座枠杆の間における領域内の設計の自由度を向上させることができる椅子を提供する。【解決手段】床面に接地する接地部を有する支持構造体と、前記支持構造体に支持される座と、を備える椅子であって、前記支持構造体は、奥行方向に延在し、幅方向に離間する第1座枠杆及び第2座枠杆と、前記第1座枠杆と前記第2座枠杆との間の前記奥行方向における所定の位置において前記幅方向に延在し、対向する前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とを連結する連結部材と、前記座の下面と前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とを上下方向に間隔が生じた状態に保持するスペーサ要素と、前記スペーサ要素を介して前記座の前記下面と前記第1座枠杆とを固定すると共に、前記下面と前記第2座枠杆とを連結する固定要素と、を備えることを特徴とする椅子。【選択図】図1
Description
本発明は、利用者が着座する椅子に関する。
例えば、特許文献1には、使用者が座る座を支持する一対の座枠杆を有する座枠と、座枠の両側に設けられた一対の脚部を備える椅子が記載されている。この椅子において、奥行方向に伸びる一対の座枠杆は、幅方向に沿う連結部材によって連結されている。一対の座枠杆の幅方向外側方には、一対の支持構造体である脚枠体が配置されている。利用者が着座する座(座板)は一対の座枠の奥行方向前側に設けられた座受部においてボルトにより固定されている。この椅子によれば、座の下部における上下方向の一部分が、座枠の上下方向の一部分に幅方向で重なり合っている。
特許文献1に記載された椅子によれば、座は、連結部材の下方から螺入されたボルトにより、連結部材に固定されている。従って、この椅子によれば、一対の座枠杆の上部に座が直接に支持され、連結部材の大きさや形状、座枠の強度の向上させる構造に設計上の制約が生じ、座枠に対して適用可能な脚の種類が制限される虞がある。また、特許文献1に記載された椅子によれば、奥行方向に断面視して座枠は、下部領域が上方から下方に向け幅方向外側に傾斜する形状に形成されるため、連結部材の幅方向外側端部もこれに倣う形状に形成する必要があり、連結部材に対する加工コストが増加する虞がある。
そこで、本発明は、一対の座枠杆の間における領域内の設計の自由度を向上させることができる椅子を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、床面に接地する接地部を有する支持構造体と、前記支持構造体に支持される座と、を備える椅子であって、前記支持構造体は、奥行方向に延在し、幅方向に離間する第1座枠杆及び第2座枠杆と、前記第1座枠杆と前記第2座枠杆との間の前記奥行方向における所定の位置において前記幅方向に延在し、対向する前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とを連結する前記座の下面と前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とを上下方向に間隔が生じた状態に保持するスペーサ要素と、前記スペーサ要素を介して前記座の前記下面と前記第1座枠杆とを固定すると共に、前記下面と前記第2座枠杆とを固定する固定要素と、を備えることを特徴とする椅子である。
本発明によれば、座と座枠との間に上下方向に離間することにより、対向する第1座枠杆と第2座枠杆との間において、連結部材、座受部材、及び連結部材を固定するための領域を上下方向に拡大することができる。
前記座は、平面視において前記幅方向において前記第1座枠杆と前記第2座枠杆を覆うように形成され、前記スペーサ要素は、連結部材と、前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とに設けられ、前記座を支持する座受部材と、を備え、前記座は、前記幅方向において前記第1座枠杆と前記第2座枠杆を覆うように形成され、前記第1座枠杆の上側及び前記第2座枠杆の上側との間を上下方向に離間して配置し前記座受部材に支持されるスペーサ部と、を備え、前記固定要素は、下方から挿入されるボルトにより前記座受部材と前記スペーサ部とを連結することを特徴とする椅子である。
本発明によれば、第1座枠杆と第2座枠杆との間の連結部材の連結強度を個別に適宜設定することができ、共通の座枠を用いながら、支持構造体の大きさや形状を変形させたバリエーションを設計することができる。
また、本発明の前記支持構造体は、前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とを連結する第2座枠連結部材と、一対の前記第1座枠杆及び前記第2座枠杆の前記奥行方向奥側に設けられた背枠体を備え、前記背枠体は、前記第1座枠杆の前記奥行方向奥側から起立する第1背枠杆と、前記第2座枠杆の前記奥行方向奥側から起立する第2背枠杆と、前記第1背枠杆の上部と前記第2背枠杆の上部とを連結する背枠連結部材と、を備えていてもよい。
本発明によれば、支持構造体は、背枠体が背枠連結部材と第2座枠連結部材によってループが形成され、第1座枠連結部材の形状や大きさや位置によらず全体の強度を所定の基準において担保することができる。
また、本発明の前記座受部材は、前記第1座枠杆の第1内側面と前記第2座枠杆の第2内側面とを連結し、前記奥行方向に断面視し、前記第1内側面は前記幅方向内側に向かって凸状に湾曲して形成され、前記第2内側面は前記幅方向内側に向かって凸状に湾曲して形成されていてもよい。
本発明によれば、第1内側面と第2内側面に形成される溶接ビードは、外部から視認し難い位置に形成されるため、溶接ビードを研磨して外観を整える工程を省略することができる。
また、本発明の前記接地部は、前記第1座枠杆において前記第1内側面と前記幅方向における反対側の第1外側面に設けられた第1脚部と、前記第2座枠杆において前記第2内側面と前記幅方向における反対側の第2外側面に設けられた第2脚部と、を備え、前記第1脚部は、上下方向において上側が前記座と離間して配置され、前記第2脚部は、上下方向において上側が前記座と離間して配置されていてもよい。
本発明によれば、座は第1脚部及び第2脚部の形状によらずに個別に形状を設計することができる。
また、本発明の前記接地部は、前記第2座枠連結部材に設けられた脚部を備え、前記第2座枠連結部材は、前記第1内側面と前記第2内側面とを連結すると共に、前記脚部を支持する連結板と、前記連結板の前記奥行方向前側に設けられ前記座の下面を支持する第1起立板と、前記連結板の前記奥行方向後側に設けられ前記座の前記下面を支持する第2起立板と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、共通の座枠を用いながら、支持構造体の大きさや形状を変形させたバリエーションを設計することができる。
本発明によれば、椅子の座を支持する一対の座枠杆の間における領域内の設計の自由度を向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る椅子について説明する。椅子は、利用者が着座するための什器である。以下、椅子の使用状態において、使用者が通常の姿勢により着座した状態において使用者の前面側を前側とし、使用者の背面側を後側として説明する。また、椅子を前側から見て左右方向に沿った方向を幅方向、前後方向に沿った方向を奥行方向ともいう。椅子を前側から見て左右方向における左側を幅方向一方側、左側を幅方向他方側という。また、前後方向に沿って前側を見る方向を正面視、上下方向に沿って下側を見ることを平面視、左右方向に沿った方向に見ることを側面視という。
[第1実施形態]
図1から図4に示されるように、椅子1は、床面に支持される支持構造体2と、支持構造体2に支持される座20と、を備える。第1実施形態に係る椅子1は、例えば、上下方向に積み重ね可能に設計されている。支持構造体2は、枠状に形成された座枠3と、床面に接地する接地部40とを備える。座枠3は、座20を支持している。座枠3は、幅方向に離間して配置された一対の第1座枠杆4及び第2座枠杆5を備える。
図1から図4に示されるように、椅子1は、床面に支持される支持構造体2と、支持構造体2に支持される座20と、を備える。第1実施形態に係る椅子1は、例えば、上下方向に積み重ね可能に設計されている。支持構造体2は、枠状に形成された座枠3と、床面に接地する接地部40とを備える。座枠3は、座20を支持している。座枠3は、幅方向に離間して配置された一対の第1座枠杆4及び第2座枠杆5を備える。
第1座枠杆4は、奥行方向に延在して形成された棒状部材である。第1座枠杆4は、例えば、金属製の円管により形成されている。第1座枠杆4は、奥行方向において中央部で分割されている。第1座枠杆4は、前側の前部第1座枠杆4Aと後側の後部第1座枠杆4Bとが連結されて形成されている。前部第1座枠杆4Aと後部第1座枠杆4Bとの間は、円管により形成された第1連結管4Cにより連結されている。
第1連結管4Cの外径は、例えば、前部第1座枠杆4A及び後部第1座枠杆4Bの内径に比して若干小さい径に形成されている。第1連結管4Cは、前部第1座枠杆4A及び後部第1座枠杆4Bの内部に挿入されている。前部第1座枠杆4Aと第1連結管4Cとは、例えば、溶接により接続されている。後部第1座枠杆4Bと第1連結管4Cとは、例えば、溶接により接続されている。
第2座枠杆5は、奥行方向に延在して形成された棒状部材である。第2座枠杆5は、例えば、金属製の円管により形成されている。第2座枠杆5は、奥行方向において中央部で分割されている。第2座枠杆5は、前側の前部第2座枠杆5Aと後側の後部第2座枠杆5Bとが連結されて形成されている。前部第2座枠杆5Aと後部第2座枠杆5Bとの間は、円管により形成された第2連結管5Cにより連結されている。
第2連結管5Cの外径は、例えば、前部第2座枠杆5A及び後部第2座枠杆5Bの内径に比して若干小さい径に形成されている。第2連結管5Cは、前部第2座枠杆5A及び後部第2座枠杆5Bの内部に挿入されている。前部第2座枠杆5Aと第2連結管5Cとは、例えば、溶接により接続されている。後部第2座枠杆5Bと第2連結管5Cとは、例えば、溶接により接続されている。
第1座枠杆4の前側の端部と第2座枠杆5の前側の端部とは、幅方向に延在する連結杆6により連結されている。連結杆6は、円管により形成された棒状部材である。第1座枠杆4と連結杆6と第2座枠杆5とは、例えば、円管を折り曲げ加工することにより一体に形成されている。第1座枠杆4と連結杆6と第2座枠杆5とは、平面視してコ字状に形成されている。
第1座枠杆4の奥行方向奥側と第2座枠杆5の奥行方向奥側とは、第2座枠連結部材19により連結されている。第2座枠連結部材19は、例えば、円管により形成された棒状部材である。第2座枠連結部材19は、第1座枠杆4と第2座枠杆5とを連結できれば板状等他の部材により形成されていてもよい。第2座枠連結部材19は、第1座枠杆4の奥行方向奥側と第2座枠杆5の奥行方向奥側との間だけでなく、第1座枠杆4及び第2座枠杆5の間の他の位置を連結してもよい。第2座枠連結部材19は、内側面同士だけでなく、第1座枠杆4及び第2座枠杆5の上面同士、下面同士、外側面同士等他の位置同士を連結してもよい。第1座枠杆4及び第2座枠杆5の奥行方向奥側には、枠状に形成された背枠体7が設けられている。背枠体7は、背板30を支持している。
背枠体7は、例えば、第1座枠杆4の奥行方向奥側から上方に起立する第1背枠杆8と、第2座枠杆5の奥行方向奥側から上方に起立する第2背枠杆9とを備える。第1背枠杆8は、例えば、円管により形成された棒状部材である。第1背枠杆8は、例えば、後部第1座枠杆4Bと一体に形成されている。第2背枠杆9は、例えば、円管により形成された棒状部材である。第2背枠杆9は、例えば、後部第2座枠杆5Bと一体に形成されている。
第1背枠杆8の上部と第2背枠杆の上部とは、幅方向に延在する背枠連結部材10により連結されている。背枠連結部材10は、円管により形成された棒状部材である。1背枠杆と背枠連結部材と第2背枠杆とは、正面視してコ字状に形成されている。上記構成により、支持構造体2は、座枠3と背枠体7とが連結され、ループ状の一体の枠体に形成されている。
背板30は、7の前後方向前側に固定されている。背板は、例えば、板状に形成されている。背板30は、例えば、樹脂材料、成型合板等の木質材料、複数の素材を組み合わせた複合素材等により形成されている。背板30は、幅方向の両側が前側に反った形状に形成されている。背板30は、背枠連結部材10と、ボルトBにより固定されている。背板30は、第1背枠杆8と、ボルトBにより固定されている。背板30は、第2背枠杆9と、ボルトBにより固定されている。背板30の前側には、適宜クッション材が設けられていてもよい。
座枠3において、第1座枠杆4と第2座枠杆5との間は、第1座枠連結部材12により連結されている。第1座枠連結部材12は、第1座枠杆4と第2座枠杆5との間の奥行方向における所定の位置において幅方向に延在している。第1座枠連結部材12は、例えば、対向する第1座枠杆4の第1内側面4Dと第2座枠杆5の第2内側面5Dとを溶接により連結している。第1座枠連結部材12は、第1内側面4Dと第2内側面5Dとの間だけでなく、第1座枠杆4と第2座枠杆5とを連結可能であれば第1座枠杆4及び第2座枠杆5の上面同士、下面同士、外側面同士等他の位置同士を連結してもよい。
第1座枠連結部材12は、例えば、連結杆6の前後方向後側に隣接して設けられている。第1座枠連結部材12は、例えば、板状に形成されている。第1座枠連結部材12の前後方向の後側の端部には、上方に起立した起立片13が設けられている。起立片13の上部は、例えば、正面視して座20の下面の形状に合わせて下方に湾曲して形成されている。第1座枠連結部材12と座20の下面とは、例えば、下側から挿入されるボルトBにより固定される。
第1内側面4Dは、第1座枠杆4が円管により形成されているため、奥行方向に断面視して、幅方向内側に向かって凸状に膨出するように湾曲して形成されている。第2内側面5Dは、第2座枠杆5が円管により形成されているため、奥行方向に断面視して、幅方向内側に向かって凸状に膨出するように湾曲して形成されている。
上記構成により、第1座枠連結部材12の幅方向外側の第1端面と、第1内側面4Dとの間の直線状の第1当接部分を溶接する場合、第1当接部分を覆うように溶接ビード(不図示)が形成される。溶接ビードは、一般的に部材と金属製の電極棒とが溶融し、溶接対象同士の隙間に沿って波型に形成される。溶接ビードは、第1当接部分の上側に形成されてもよいし、下側に形成されてもよい。溶接ビードは、複数箇所に分割されていてもよい。溶接は、複数の箇所を点溶接するスポット溶接であってもよい。
同様に、第1座枠連結部材12の幅方向外側の第2端面と、第2内側面5Dとの間の直線状の第2当接部分を溶接する場合、第2当接部分を覆うように溶接ビード(不図示)が形成される。溶接ビードは、第2当接部分の上側に形成されてもよいし、下側に形成されてもよい。従って、形成された溶接ビードは、座20に覆われた状態において外部から視認し難い位置に形成され、溶接ビードを研磨して外観を整える工程を省略することができる。
第1内側面4Dと第2内側面5Dとの間には、例えば、座20を支持する座受部材14が設けられている。座受部材14は、例えば、第1内側面4Dに設けられた第1座受部材15と、第2内側面5Dに設けられた第2座受部材11とを備える。座受部材14と座20の下面とは、例えば、下側から挿入されるボルトBにより固定される。
上記構成により、支持構造体2は、背枠体7が背枠連結部材10と第2座枠連結部材19によってループが形成され、第1座枠連結部材12の形状や大きさ、あるいは位置によらず全体の強度が一定水準以上に担保される。
座枠3の両側には、接地部40が設けられている。接地部40は、第1座枠杆4において第1内側面4Dと幅方向における反対側の第1外側面4Eに設けられた第1脚部41を備える。接地部40は、第2座枠杆5において第2内側面5Dと幅方向における反対側の第2外側面5Eに設けられた第2脚部42と、を備える。第1脚部41は、例えば、第1外側面4Eに設けられた第1脚支持部材41Aを備える。第1脚支持部材41Aは、第1外側面4Eに溶接により固定されている。
第1脚支持部材41Aは、円管により奥行方向に沿って延在して形成されている。第1脚支持部材41Aは、例えば、第1座枠杆4の外径と同じ円管により形成されている。第1脚支持部材41Aの中心は、第1外側面4Eにおいて、第1座枠杆4の中心に比して上方にオフセットされて固定されている。これにより、座20に覆われた状態において第1脚支持部材41Aと第1外側面4Eとの間に形成される溶接ビードが外部から視認し難くすることができ、溶接ビードを研磨して外観を整える工程を省略することができる。第1脚支持部材41Aの上側は、上下方向において座20と離間して配置されている。
第1脚支持部材41Aの奥行方向前側には、床面に支持される前側第1脚41Bが垂下して設けられている。前側第1脚41Bは、上下方向に沿って延在して形成された棒状部材である。前側第1脚41Bは、円管により形成されている。前側第1脚41Bの上端部は、第1脚支持部材41Aに接続されている。前側第1脚41Bの下端部は、床面に当接する。前側第1脚41Bの下端部には、床面の傷つきを防止する弾性部材(不図示)が設けられる。
前側第1脚41Bは、第1脚支持部材41Aと連続して形成されている。前側第1脚41Bの外部は、円筒状の外装部材Kにより覆われている。外装部材Kは、木材、樹脂材料などにより形成されている。外装部材Kは、樹脂材料等をコーティングして形成するものであってもよい。外装部材Kは、例えば、椅子1を上下方向に積み重ねた際に傷が付くことを防止する緩衝材としても機能する。第1脚支持部材41Aの奥行方向後側には、床面に支持される後側第1脚41Cが垂下して設けられている。
後側第1脚41Cは、上下方向に沿って延在して形成された棒状部材である。後側第1脚41Cは、円管により形成されている。後側第1脚41Cの上端部は、第1脚支持部材41Aに接続されている。後側第1脚41Cの下端部は、床面に当接する。後側第1脚41Cの下端部には、床面の傷つきを防止する弾性部材(不図示)が設けられる。後側第1脚41Cは、第1脚支持部材41Aと連続して形成されている。後側第1脚41Cの外部は、円筒状の外装部材Kにより覆われている。
上記構成により、第1脚部41は、前側第1脚41Bと、第1脚支持部材41Aと、後側第1脚41Cとにより側面視してコ字状に一体に形成されている。第1脚部41は、例えば、円管により折り曲げられて形成されている。
第2脚部42は、例えば、第2外側面5Eに設けられた第2脚支持部材42Aを備える。第2脚支持部材42Aは、第2外側面5Eに溶接により固定されている。第2脚支持部材42Aは、円管により奥行方向に沿って延在して形成されている。第2脚支持部材42Aは、例えば、第2座枠杆5の外径と同じ円管により形成されている。第2脚支持部材42Aの中心は、第2外側面5Eにおいて、第2座枠杆5の中心に比して上方にオフセットされて固定されている。これにより、座20に覆われた状態において第2脚支持部材42Aと第2外側面5Eとの間に形成される溶接ビードが外部から視認し難くすることができ、溶接ビードを研磨して外観を整える工程を省略することができる。
第2脚支持部材42Aの上側は、上下方向において座20と離間して配置されている。第2脚支持部材42Aの奥行方向前側には、床面に支持される前側第2脚42Bが垂下して設けられている。
前側第2脚42Bは、上下方向に沿って延在して形成された棒状部材である。前側第2脚42Bは、円管により形成されている。前側第2脚42Bの上端部は、第2脚支持部材42Aに接続されている。前側第2脚42Bの下端部は、床面に当接する。前側第2脚42Bの下端部には、床面の傷つきを防止する弾性部材(不図示)が設けられる。前側第2脚42Bは、第2脚支持部材42Aと連続して形成されている。前側第2脚42Bの外部は、円筒状の外装部材Kにより覆われている。外装部材Kは、木材、樹脂材料などにより形成されている。第2脚支持部材42Aの奥行方向後側には、床面に支持される後側第2脚42Cが垂下して設けられている。
後側第2脚42Cは、上下方向に沿って延在して形成された棒状部材である。後側第2脚42Cは、円管により形成されている。後側第2脚42Cの上端部は、第2脚支持部材42Aに接続されている。後側第2脚42Cの下端部は、床面に当接する。後側第2脚42Cの下端部には、床面の傷つきを防止する弾性部材(不図示)が設けられる。後側第2脚42Cは、第2脚支持部材42Aと連続して形成されている。後側第2脚42Cの外部は、円筒状の外装部材Kにより覆われている。
上記構成により、第2脚部42は、前側第2脚42Bと、第2脚支持部材42Aと、後側第2脚42Cとにより側面視してコ字状に一体に形成されている。第2脚部42は、例えば、円管により折り曲げられて形成されている。第1脚部41は、側面視して下方に向かうほど前側第1脚41Bと後側第1脚41Cの間の距離が離間するハ字状となるように折り曲げられている。第2脚部42は、第1脚部41と同様に、側面視して下方に向かうほど前側第2脚42Bと後側第2脚42Cの間の距離が離間するハ字状となるように折り曲げられている。上記構成により、椅子1は、上下方向に積み重ねることができる。
次に座20について説明する。座20は、板状に形成されている。座20は、例えば、樹脂材料、成型合板等の木質材料、複数の素材を組み合わせた複合素材等により形成されている。座20の上面には、適宜クッション材が設けられていてもよい。座20は、平面視して幅方向における長さが座枠3の幅に比して長く形成されている。座20は、平面視して幅方向において第1脚部41及び第2脚部42を覆うように形成されている。座20は、幅方向の両側が上方に跳ね上がる上反角が付けられて形成されている。座20の下面側には、座受部材14に支持された状態において、第1座枠杆4の上側及び第2座枠杆5の上側との間を上下方向に離間して配置するスペーサ部21を備える。
スペーサ部は、例えば、第1座受部材に支持された第1スペーサ22と、第2座受部材に支持された第2スペーサ23とを備える。第1スペーサ22は、例えば、座20の下面側に一体に形成されている。第1スペーサ22は、第1スペーサ22の上面側には、例えば、正面視して座20の下面側の第1座枠杆4側に形成された第1上反角θ1に合わせた第1傾斜面22Aが形成されている。第1傾斜面22Aは、幅方向外側に向かうほど上下方向の高さが増加するように形成されている。
第1スペーサ22の下面側は、第1座受部材15に支持されている。第1スペーサ22の内部には、例えば、ナット(不図示)が埋め込まれている。第1スペーサ22は、下側から挿入されるボルトBにより第1座受部材15に固定される。第1スペーサ22は、座20の下面側と第1座枠杆4の上面側及び第1脚支持部材41Aの上面側とを離間させる形状に形成されている。
第2スペーサ23は、例えば、座20の下面側に一体に形成されている。第2スペーサ23の上面側には、例えば、正面視して座20の下面側の第2座枠杆5側に形成された第2上反角θ2に合わせた第2傾斜面23Aが形成されている。第2傾斜面23Aは、幅方向外側に向かうほど上下方向の高さが増加するように形成されている。
第2スペーサ23の下面側は、第2座受部材16に支持されている。第2スペーサ23の内部には、例えば、ナット(不図示)が埋め込まれている。第2スペーサ23は、下側から挿入されるボルトBにより第2座受部材16に固定される。第2スペーサ23は、座20の下面側と第2座枠杆5の上面側及び第2脚支持部材42Aの上面側とを離間させる形状に形成されている。本実施形態では、第1座受部材15と第1スペーサ22、および、第2座受部材16と第2スペーサ23とが、本発明のスペーサ要素として機能している。なお、スペーサ要素として、第1スペーサ22と第2スペーサ23のような、座20の下面から突出する形状の部位を形成する必要はなく、第1座枠杆4、および第2座枠杆に固着される第1座受部材15と第2座受部材16を、座20と座枠3との間に上下方向に離間した空間を形成できる程度に上下方向に大として、座20の下面に固着してもよい。また、第1スペーサ22と第2スペーサ23のような、座20の下面から突出する形状の部位を、第1座枠杆4の第1内側面4D、および第2座枠間の第2内側面5Dに臨ませる程度に上下方向に大として、第1座枠杆4と第2座枠杆5とに固着してもよい。
また、第1座枠連結部材12に設けられた起立片13もスペーサ要素として機能する。第1座枠連結部材12及び起立片13に代えて、第1座受部材15と第1スペーサ22及び第2座受部材16と第2スペーサ23が設けられていてもよく、これらをスペーサ要素として機能させてもよい。スペーサ要素は、座20の下面と第1座枠杆4と第2座枠杆5とを上下方向に間隔が生じた状態に保持するように構成されていればよい。
本実施形態では、下方から挿入されるボルトBは、座受部材14とスペーサ部21とを固定する固定要素として機能する。固定要素は、スペーサ要素を介して座20の下面と第1座枠杆4とを固定すると共に、下面と第2座枠杆5とを固定する。また、下方から挿入されるボルトBは、第1座枠連結部材12と起立片13とを固定要素として機能する。
また、本実施形態では、連結杆6と、第1座枠連結部材12と、第2座枠連結部材19とのうち少なくとも一つが第1座枠杆4と第2座枠杆5とを連結する連結部材として機能している。連結部材は、強度が保たれていれば連結杆6と、第1座枠連結部材12と、第2座枠連結部材19とのうち少なくとも一つにより構成されていてもよい。
上述したように椅子1によれば、座20は、スペーサ部21を介して座受部材14と当接することにより、座20と座枠3との間に上下方向に離間した空間を形成することができる。椅子1によれば、座20と座枠3との間に上下方向に離間した空間を生じるように構成したことにより、第1座枠杆4の第1内側面4Dと第2座枠杆5の第2内側面5Dとの間の領域内の設計の自由度を向上させることができる。
椅子1によれば、座20と座枠3との間に上下方向に離間した空間を生じるように構成したことにより、対向する第1座枠杆4の第1内側面4Dと第2座枠杆5の第2内側面5Dとの間において、第1座枠連結部材12、座受部材14、及び第2座枠連結部材19を固定するための領域を上下方向に拡大することができる。椅子1によれば、座20と座枠3との間に上下方向に離間した空間を生じるように構成したことにより、必要な強度を確保し、軽量化を実現し、更に上下方向に積み重ね可能とすることができる。
椅子1によれば、座20と座枠3との間に上下方向に離間した空間を生じるように構成したことにより、座20の形状を支持構造体2の形状によらずに自由な形状に形成することができる。椅子1によれば、座20と座枠3との間に上下方向に離間した空間を生じるように構成したことにより、第1座枠連結部材12、座20、座受部材14、及び第2座枠連結部材19の大きさや形状にバリエーションを与えることができる。椅子1によれば、第1座枠杆4と第2座枠杆5との間の第1座枠連結部材12及び第2座枠連結部材19の連結強度を個別に適宜設定することができ、共通の座枠3を用いながら、支持構造体2の大きさや形状を変形させたバリエーションが設計可能となる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態に係る椅子について説明する。以下の説明では、第1実施形態と同一の構成については同一の名称及び符号を用い、重複する説明は適宜省略する。第2実施形態に係る椅子1Aは、第1実施形態の椅子1の座枠3、座20、背板30等を共通の構成とし、床面に接地する接地部を変更したものである。
以下、第2実施形態に係る椅子について説明する。以下の説明では、第1実施形態と同一の構成については同一の名称及び符号を用い、重複する説明は適宜省略する。第2実施形態に係る椅子1Aは、第1実施形態の椅子1の座枠3、座20、背板30等を共通の構成とし、床面に接地する接地部を変更したものである。
図5から図7に示されるように、椅子1Aは、床面に支持される支持構造体2と、支持構造体2に支持される座20と、を備える。支持構造体2は、座枠3と、床面に接地する接地部50とを備える。接地部50は、座枠3を支持する支柱部51と、支柱部51を支持する脚部52とを備える。
脚部52は、例えば、床面に支持される5本の脚53を備える。5本の脚53は、平面視して支柱部51から放射状に均等に広がるように配置されている。脚53の一端部には、床面上を走行可能なキャスタ54が設けられている。脚53の他端部は、支柱部51の下端部に接続されている。支柱部51は、上下方向に沿って配置された棒状部材である。支柱部51は、例えば、操作に基づいて伸縮自在なガススプリング機構を備える。
支柱部51の上端部は、第2座枠連結部材19Aに連結されている。第2座枠連結部材19Aは、例えば、金属板を切り出し、折り曲げられて形成されている。第2座枠連結部材19Aは、例えば、第1内側面4Dと第2内側面5Dとを連結すると共に、支柱部51を支持する連結板19Bを備える。連結板19Bの両端部は、第1内側面4Dと第2内側面5Dとにそれぞれ溶接されている。連結板19Bは、正面視して断面が下方に突出するように折り曲げられて形成されている。これにより、連結板19Bの上面側と座の下面との間に収容空間Sが形成されている。収容空間Sには、支柱部51の上端部が貫通して突出している。
収容空間Sには、支柱部51の伸縮を操作する操作装置Qが設けられている。支柱部51の上端部には、伸縮を操作するためのボタン51Bが設けられている。操作装置Qは、例えば、ボタン51Bを操作する操作レバーQ1と、操作レバーQ1を回転自在に支持する支持板Q2とを備える。操作レバーQ1は、例えば、クランク状に形成されている。操作レバーQ1の一端部は、ボタンの上部に配置されている。操作レバーQ1の他端部は、連結板から外部に露出している。操作装置Qは、操作レバーQ1の他端部を上方に引くと一端部がボタン51Bを押圧するように構成されている。
ボタン51Bが押圧されると、例えば、支柱部51が伸縮可能となるように構成されている。例えば、使用者が座20に着座した状態で操作レバーQ1を操作しボタン51Bが押圧される。このとき、座20に使用者の荷重を加えると支柱部51が短縮する。使用者は、座20が所望の高さ位置となった際に操作レバーQ1を放し、ボタン51Bを元の状態に戻すと支柱部51が固定される。また、座20に使用者の荷重を加えない状態で、操作レバーQ1を操作すると、支柱部51が伸長する。使用者は、座20が所望の高さ位置となった際に操作レバーQ1を放し、ボタン51Bを元の状態に戻すと支柱部51が固定される。
連結板19Bの奥行方向前側には、座20の下面を支持する第1起立板19Cが設けられている。第1起立板19Cは、第2座枠連結部材19Aの一部であり、連結板19Bと連続して一体に形成されている。第1起立板19Cは、板状部材により形成され、連結板19Bの奥行方向前側から上方に折り曲げられて形成されている。第1起立板19Cは、連結板19Bと別部材であってもよく、連結板19Bに溶接やボルト止めされていてもよい。第1起立板19Cは、上方に向かうほど前側に向かうように傾斜して設けられている。第1起立板19Cの上部は、座20の下面の形状に合わせて下方に湾曲した第1切欠部19C1が形成されている。第1切欠部19C1は、座20の下面を支持する。
座20は、例えば、使用者の着座前においては第1切欠部19C1と座20の下面との間に隙間が生じ、使用者の着座時においては第1切欠部19C1と座20の下面とが当接するように配置されている。座20は、使用者の着座前の状態で第1切欠部19C1と座20の下面とが当接するように配置されていてもよい。
連結板19Bの奥行方向後側には、座20の下面を支持する第2起立板19Dが設けられている。第2起立板19Dは、第2座枠連結部材19Aの一部であり、連結板19Bと連続して一体に形成されている。第2起立板19Dは、板状部材により形成され、連結板19Bの奥行方向後側から上方に折り曲げられて形成されている。第2起立板19Dは、連結板19Bと別部材であってもよく、連結板19Bに溶接やボルト止めされていてもよい。第2起立板19Dの上部は、座20の下面の形状に合わせて下方に湾曲した第2切欠部19D1が形成されている。第2切欠部19D1は、座20の下面を支持する。
座20は、例えば、使用者の着座前においては第2切欠部19D1と座20の下面との間に隙間が生じ、使用者の着座時においては第2切欠部19D1と座20の下面とが当接するように配置されている。座20は、使用者の着座前の状態で第2切欠部19D1と座20の下面とが当接するように配置されていてもよい。
第1スペーサ22の下面と連結板19Bとは、第1固定部材R1により固定されている。第1スペーサ22と第1固定部材R1とは、例えば、ボルトにより固定されている。第1固定部材R1は、例えば、座20の上方への移動を規制するように形成されている。第1固定部材R1の下端部は、例えば、連結板19Bに設けられた第1貫通孔H1から下方に突出するように形成されている。
第1固定部材R1の下端部には、第1貫通孔H1に比して大きい断面積を有する第1爪部R1Tが形成されている。第1爪部R1Tは、連結板19Bの下面に当接するように形成されている。第1爪部R1Tは、連結板19Bの下面に引っ掛かり、座20の上方への移動を規制する。
第2スペーサ23の下面と連結板19Bとは、第2固定部材R2により固定されている。第2スペーサ23と第2固定部材R2とは、例えば、ボルトにより固定されている。第2固定部材R2は、例えば、座20の上方への移動を規制するように形成されている。
第2固定部材R2の下端部は、例えば、連結板19Bに設けられた第2貫通孔H2から下方に突出するように形成されている。第2固定部材R2の下端部には、第2貫通孔H2に比して大きい断面積を有する第2爪部R2Tが形成されている。第2爪部R2Tは、連結板19Bの下面に当接するように形成されている。第2爪部R2Tは、連結板19Bの下面に引っ掛かり、座20の上方への移動を規制する。
第1固定部材部及び第2固定部材R2は、例えば、座20の荷重を受けるように溶接されている。第1固定部材部及び第2固定部材R2の下端部は、連結板19Bに貫通せずに上面側において当接するように形成されていてもよい。第1固定部材部及び第2固定部材R2は、座20の荷重を受けない位置や形状に設定されている場合は、連結板19Bに溶接されていなくてもよい。本実施形態では、第1座枠杆4の第1内側面4Dに溶着されることで支持された連結板19Bの幅方向の一部と第1固定部材R1、及び第2座枠杆の第2内側面5Dに溶着されることで支持された連結板19Bの幅方向の一部と第2固定部材R2とが、座受部材として機能する。座受部材により、上下方向に任意の高さの空間を形成することができる。
また、本実施形態では、第1スペーサ22と第1固定部材R1と連結板19Bの幅方向の一部、及び第2スペーサ23と第2固定部材R2と連結板19Bの幅方向の一部とがスペーサ要素として機能する。また、第1座枠連結部材12に設けられた起立片13もスペーサ要素として機能する。第1座枠連結部材12及び起立片13に代えて、第1実施形態の第1座受部材15と第1スペーサ22及び第2座受部材16と第2スペーサ23が設けられていてもよく、これらをスペーサ要素として機能させてもよい。また、本実施形態では、連結杆6と第1座枠連結部材12と連結板19Bとのうち少なくとも一つが連結部材として機能する。
本実施形態では、下方から挿入されるボルトBは、座受部材とスペーサ要素とを固定する固定要素として機能する。固定要素は、スペーサ要素を介して座20の下面と第1座枠杆4とを固定すると共に、下面と第2座枠杆5とを固定する。また、下方から挿入されるボルトBは、第1座枠連結部材12と起立片13とを固定要素として機能する。
第1固定部材R1及び第2固定部材R2は、例えば、ロストワックスにより形成された金属製の鋳造部品である。第1爪部R1T及び第2爪部R2Tは、樹脂材料により形成されていてもよい。
上述したように椅子1Aによれば、第1実施形態の椅子1と座枠3、座20、背板30等を共通の構成としつつ、接地部50を設計変更することで、共通部品を流用可能なバリエーションを提供できる。椅子1Aによれば、座20と座枠3との間を下方向に離間すると共に、第2座枠連結部材19Aに収容空間Sを形成するようにしたことによって、第1座枠杆4の第1内側面4Dと第2座枠杆5の第2内側面5Dとの間の領域内の設計の自由度を向上させることができる。
椅子1Aによれば、第2座枠連結部材19Aに収容空間Sが形成されていることにより、収容空間S内に支柱部51の伸縮を操作する操作装置Qを設けることができる。
椅子1Aによれば、第2座枠連結部材19Aが設けられていることにより、座20の荷重を受ける強度を向上させることができる。椅子1Aによれば、座20に覆われた状態において操作装置Qが外部から視認し難い収容空間S内に設けることにより、意匠性が向上する。
椅子1Aによれば、第2座枠連結部材19Aが設けられていることにより、座20の荷重を受ける強度を向上させることができる。椅子1Aによれば、座20に覆われた状態において操作装置Qが外部から視認し難い収容空間S内に設けることにより、意匠性が向上する。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせ、または置換して構成してもよい。例えば、上述した金属材料により形成された部材は、樹脂材料、木材、複数の素材が組み合わされた複合材料等、強度が確保されていれば他の材料により形成されていてもよい。
1、1A 椅子、2 支持構造体、3 座枠、4 第1座枠杆、4D 第1内側面、4E 第1外側面、5 第2座枠杆、5D 第2内側面、5E 第2外側面、7 背枠体、8 第1背枠杆、9 第2背枠杆、10 背枠連結部材、12 第1座枠連結部材、14 座受部材、19 第2座枠連結部材、19A 第2座枠連結部材、19B 連結板、19C 第1起立板、19D 第2起立板、20 座、21 スペーサ部、40 接地部、41 第1脚部、42 第2脚部、50 接地部、52 脚部、53 脚
Claims (6)
- 床面に接地する接地部を有する支持構造体と、前記支持構造体に支持される座と、を備える椅子であって、
前記支持構造体は、
奥行方向に延在し、幅方向に離間する第1座枠杆及び第2座枠杆と、
前記第1座枠杆と前記第2座枠杆との間の前記奥行方向における所定の位置において前記幅方向に延在し、対向する前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とを連結する連結部材と、
前記座の下面と前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とを上下方向に間隔が生じた状態に保持するスペーサ要素と、
前記スペーサ要素を介して前記座の前記下面と前記第1座枠杆とを固定すると共に、前記下面と前記第2座枠杆とを固定する固定要素と、
を備えることを特徴とする椅子。 - 前記座は、平面視において前記幅方向において前記第1座枠杆と前記第2座枠杆を覆うように形成され、
前記スペーサ要素は、
前記第1座枠杆と前記第2座枠杆とに設けられ前記座を支持する座受部材と、
前記第1座枠杆の上側及び前記第2座枠杆の上側との間を上下方向に離間して配置し前記座受部材に支持されるスペーサ部と、を備え、
前記固定要素は、
下方から挿入されるボルトにより前記座受部材と前記スペーサ部とを連結する、ことを特徴とする請求項1に記載の椅子。 - 前記支持構造体は、
一対の前記第1座枠杆及び前記第2座枠杆の前記奥行方向奥側に設けられた背枠体を備え、
前記背枠体は、
前記第1座枠杆の前記奥行方向奥側から起立する第1背枠杆と、
前記第2座枠杆の前記奥行方向奥側から起立する第2背枠杆と、
前記第1背枠杆の上部と前記第2背枠杆の上部とを連結する背枠連結部材と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の椅子。 - 前記座受部材は、前記第1座枠杆の第1内側面と前記第2座枠杆の第2内側面とを連結し、
前記奥行方向に断面視し、
前記第1内側面は前記幅方向内側に向かって凸状に湾曲して形成され、
前記第2内側面は前記幅方向内側に向かって凸状に湾曲して形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の椅子。 - 前記接地部は、
前記第1座枠杆において前記第1内側面と前記幅方向における反対側の第1外側面に設けられた第1脚部と、
前記第2座枠杆において前記第2内側面と前記幅方向における反対側の第2外側面に設けられた第2脚部と、を備え、
前記第1脚部は、上下方向において上側が前記座と離間して配置され、
前記第2脚部は、上下方向において上側が前記座と離間して配置されることを特徴とする請求項4に記載の椅子。 - 前記接地部は、前記連結部材に設けられた脚部を備え、
前記連結部材は、
前記第1内側面と前記第2内側面とを連結すると共に、前記脚部を支持する連結板と、
前記連結板の前記奥行方向前側に設けられ前記座の前記下面を支持する第1起立板と、
前記連結板の前記奥行方向後側に設けられ前記座の前記下面を支持する第2起立板と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の椅子。
Priority Applications (1)
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JP2021165786A JP2023056419A (ja) | 2021-10-07 | 2021-10-07 | 椅子 |
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JP2021165786A JP2023056419A (ja) | 2021-10-07 | 2021-10-07 | 椅子 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021165786A Pending JP2023056419A (ja) | 2021-10-07 | 2021-10-07 | 椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023056419A (ja) |
-
2021
- 2021-10-07 JP JP2021165786A patent/JP2023056419A/ja active Pending
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