JP2023054580A - チャージポンプ回路及びpll回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速化が容易なチャージポンプ回路及びPLL回路を提供する。【解決手段】コンパレータCOMPが、出力端子OUTとノードとの電圧を比較し、比較結果を出力する。第5のスイッチSW5は、第2の定電流源32と同じ電流値を流す第3の定電流源33の他端とノードAとの間に直列接続されコンパレータCOMPの出力によってオンオフが制御される。第6のスイッチSW6は、第1の定電流源31と同じ電流値を流す第4の定電流源34の他端とノードAとの間に直列接続されコンパレータCOMPの出力によってオンオフが制御される。コンデンサCが、ノードAと第2の電源VSSとの間に接続される。【選択図】図3

Description

本発明は、チャージポンプ回路及びPLL回路に関する。
PLL回路を構成するチャージポンプ回路として、特許文献1に記載されたものが知られている。図7に示すように、従来のチャージポンプ回路は、アップ電流IUPを供給するトランジスタPT1と、ダウン電流IDNを供給するトランジスタNT1と、トランジスタPT2、PT3、NT2、NT3と、アンプAMPとを備えている。
トランジスタNT3がオン、トランジスタNT2がオフの状態で、トランジスタPT2がオン、トランジスタPT3がオフすると、出力端子OUTに対してアップ電流IUPを出力することができる。また、トランジスタNT3がオン、トランジスタNT2がオフの状態で、トランジスタPT3がオン、トランジスタPT2がオフすると、出力端子OUTに流れる電流が0となる。
トランジスタPT3がオン、トランジスタPT2がオフの状態で、トランジスタNT2がオン、トランジスタNT3がオフすると、出力端子OUTからダウン電流IDNを引き込むことができる。また、トランジスタPT3がオン、トランジスタPT2がオフの状態で、トランジスタNT3がオン、トランジスタNT2がオフすると、出力端子OUTに流れる電流が0となる。
図7に示すチャージポンプ回路は、ボルテージフォロワを構成するアンプAMPにより出力端子OUTとノードAとを同じ電圧に保つことができる。このため、トランジスタPT2、PT3のオンオフまたはトランジスタNT2、NT3のオンオフが切り替わる際に、ノードAから出力端子OUTへの電流の流出または流入を防ぐことができる。
特許第4059077号公報
しかしながら、従来回路は、ボルテージフォロワを構成するアンプAMPの特性がネックとなり、動作周波数の高いチャージポンプ回路への適用が課題となる。チャージポンプ回路の動作周波数が高い場合は、アンプAMPの出力が高速にスイッチングされる。よって、アンプAMPのユニティゲイン周波数やスルーレート、出力抵抗が不十分な場合においてノードAの電圧誤差が大きくなるという問題が生じる。このため、ボルテージフォロワの特性はチャージポンプ動作周波数よりも十分高くしないと本回路の目的とする効果が得られない場合がある。実際のアンプ設計では、位相補償と高速化の両立が困難となる。また、アンプAMPの出力電流能力は、アップ電流、ダウン電流以上とする必要があり、出力抵抗も充分低くする必要があるため、消費電流および回路規模が増加する、という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速化が容易なチャージポンプ回路及びPLL回路を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るチャージポンプ回路及びPLL回路は、下記[1]、[2]を特徴としている。
[1]
PLL回路を構成するチャージポンプ回路であって、
第1の電源に一端が接続される第1の定電流源と、
第2の電源に一端が接続される第2の定電流源と、
前記第1の定電流源に接続され前記第2の定電流源と同じ電流値を有する第3の定電流源と、
前記第2の定電流源に接続され前記第1の定電流源と同じ電流値を有する第4の定電流源と、
前記第1の定電流源の他端と出力端子との間に直列接続され第1の信号によってオンオフが制御される第1のスイッチと、
前記第1の定電流源の他端とノードとの間に直列接続され前記第1の信号の反転信号によってオンオフが制御される第2のスイッチと、
前記第2の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され第2の信号によってオンオフが制御される第3のスイッチと、
前記第2の定電流源の他端と前記出力端子との間に直列接続され前記第2の信号の反転信号によってオンオフが制御される第4のスイッチと、
前記出力端子と前記ノードとの電圧を比較し、比較結果を出力するコンパレータと、
前記第3の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記コンパレータの出力によってオンオフが制御される第5のスイッチと、
前記第4の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記コンパレータの出力によって前記第5のスイッチとオンオフが逆に制御される第6のスイッチと、
前記ノードと前記第2の電源との間に接続されるコンデンサとを備えた
チャージポンプ回路であること。
[2]
入力クロックと帰還クロックとの位相差に応じた第1の信号及び第2の信号を出力する位相比較器と、
前記第1の信号及び前記第2の信号に応じた電流を出力するチャージポンプ回路と、
前記チャージポンプ回路から出力される電流を電圧に変換した制御電圧を出力するループフィルタと、
前記制御電圧に応じた周波数の出力クロックを出力するVCOと、
前記出力クロックを分周して前記帰還クロックとして前記位相比較器に入力する分周器と、を備えたPLL回路であって、
前記チャージポンプ回路は、
第1の電源に一端が接続される第1の定電流源と、
第2の電源に一端が接続される第2の定電流源と、
前記第1の定電流源に接続され前記第2の定電流源と同じ電流値を有する第3の定電流源と、
前記第2の定電流源に接続され前記第1の定電流源と同じ電流値を有する第4の定電流源と、
前記第1の定電流源の他端と出力端子との間に直列接続され前記第1の信号によってオンオフが制御される第1のスイッチと、
前記第1の定電流源の他端とノードとの間に直列接続され前記第1の信号の反転信号によってオンオフが制御される第2のスイッチと、
前記第2の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記第2の信号によってオンオフが制御される第3のスイッチと、
前記第2の定電流源の他端と前記出力端子との間に直列接続され前記第2の信号の反転信号によってオンオフが制御される第4のスイッチと、
前記出力端子と前記ノードとの電圧を比較し、比較結果を出力するコンパレータと、
前記第3の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記コンパレータの出力によってオンオフが制御される第5のスイッチと、
前記第4の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記コンパレータの出力によって前記第5のスイッチとオンオフが逆に制御される第6のスイッチと、
前記ノードと前記第2の電源との間に接続されるコンデンサとを有する、
PLL回路であること。
本発明によれば、高速化が容易なチャージポンプ回路及びPLL回路を提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明のチャージポンプ回路を組み込んだPLL回路の一実施形態を示すブロック図である。 図2は、図1に示すチャージポンプ回路の一例を示す回路図である。 図3は、図3に示すチャージポンプ回路の動作を説明するための回路図である。 図4は、図3に示すチャージポンプ回路の動作を説明するための回路図である。 図5は、図3に示すチャージポンプ回路の動作を説明するための回路図である。 図6は、図3に示すチャージポンプ回路の動作を説明するための回路図である。 図7は、従来のチャージポンプ回路の一例を示す回路図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明のチャージポンプ回路を組み込んだPLL(Phase Locked Loop)回路の一実施形態を示すブロック図である。図1に示すPLL回路1は、入力クロックΦinと、出力クロックΦoutとを同期させる回路である。同図に示すように、PLL回路1は、位相比較器2と、チャージポンプ回路3と、ループフィルタ4と、VCO5と、分周器6とを備えている。
位相比較器2は、入力クロックΦinと分周器6から出力される帰還クロックΦfbとの位相差を検出し、検出した位相差に応じたデューティのアップ信号UP(第1の信号)またはダウン信号DN(第2の信号)を出力する。アップ信号UPは、入力クロックΦin、帰還クロックΦfbの一方の位相が他方よりも進んでいる場合、一方の立ち上がりから他方の立ち上がりまでHレベルまたはLレベルとなる信号である。ダウン信号DNは、入力クロックΦin、帰還クロックΦfbの他方の位相が一方よりも進んでいる場合、他方の立ち上がりから一方の立ち上がりまでHレベルまたはLレベルとなる信号である。
チャージポンプ回路3は、位相比較器2により検出された位相差、即ちアップ信号UP及びダウン信号DNに応じた電流を出力する回路である。チャージポンプ回路3は、アップ信号UPが出力されると、チャージポンプ回路3から出力端子OUTに向かうアップ電流IUPを流す。チャージポンプ回路3は、ダウン信号DNが出力されると、出力端子OUTからチャージポンプ回路3に向かうダウン電流IDNを流す。このチャージポンプ回路3については後述する。
ループフィルタ4は、チャージポンプ回路3の出力端子OUTから出力するアップ電流IUP、ダウン電流IDNを電圧に変換した制御電圧を出力する。ループフィルタ4は、チャージポンプ回路3の出力端子OUTと接地電位との間に並列接続された図示しない抵抗及びキャパシタによって構成されている。ループフィルタ4においてキャパシタは、アップ電流IUPの出力に応じて充電し、ダウン電流IDNの出力に応じて放電し、制御電圧を発生してVCO5に対して出力する。
VCO5は、制御電圧に応じた周波数で発振し、制御電圧に応じた周波数の出力クロックΦoutを出力する。分周器6は、出力クロックΦoutを分周して帰還クロックΦfbとして位相比較器2に入力する。
上述した構成のPLL回路1によれば、入力クロックΦinと帰還クロックΦfbとの位相及び周波数が一致するような出力クロックΦoutを出力することができる。即ち、分周器6の分周比がNの場合、入力クロックΦinのN倍となる出力クロックΦoutを出力することができる。
次に、上述したチャージポンプ回路3の詳細について図2を参照して説明する。チャージポンプ回路3は、第1~第4の定電流源31~34と、第1~第4のスイッチSW1~SW4と、コンパレータCOMPと、第5、第6のスイッチSW5、SW6と、コンデンサCとを備えている。第1の定電流源31は、一端が第1の電源VDDに接続され、一端から他端に向かってアップ電流IUPを流す。第2の定電流源32は、一端が第2の電源VSSに接続され、他端から一端に向かってダウン電流IDNを流す。なお、本実施形態ではアップ電流IUPとダウン電流IDNとは等しい電流値に設定されている。
第3の定電流源33は、一端が第1の電源VDDに接続され、一端から他端に向かってダウン電流IDNと等しい電流値のレプリカダウン電流IDNrepを流す。第4の定電流源34は、一端が第2の電源VSSに接続され、他端から一端に向かってアップ電流IUPと等しい電流値のレプリカアップ電流IUPrepを流す。
本実施形態では、第1、第3の定電流源31、33は、PMOSトランジスタから構成される。即ち、アップ電流IUP、レプリカダウン電流IDNrepは、PMOSトランジスタのドレイン電流である。また、本実施形態では、第2、第4の定電流源32、34は、NMOSトランジスタから構成される。即ち、ダウン電流IDN、レプリカアップ電流IUPrepは、NMOSトランジスタのドレイン電流である。
第1のスイッチSW1は、PMOSトランジスタから構成される。第1のスイッチSW1は、ソースが第1の定電流源31の他端に接続され、ドレインが出力端子OUTに接続されている。第1のスイッチSW1のゲートには、アップ信号UPが入力されている。第2のスイッチSW2は、PMOSトランジスタから構成される。第2のスイッチSW2は、ソースが第1の定電流源31の他端に接続され、ドレインがノードAに接続されている。第2のスイッチSW2のゲートには、アップ信号UPの反転信号UPbが入力されている。
第3のスイッチSW3は、NMOSトランジスタから構成される。第3のスイッチSW3は、ソースが第2の定電流源32の他端に接続され、ドレインがノードA、第2のスイッチSW2のドレインに接続されている。第3のスイッチSW3のゲートには、ダウン信号DNが入力されている。第4のスイッチSW4は、NMOSトランジスタから構成される。第4のスイッチSW4は、ソースが第2の定電流源32の他端に接続され、ドレインが出力端子OUT、第1のスイッチSW1のドレインに接続されている。第4のスイッチSW4のゲートには、ダウン信号DNの反転信号DNbが入力されている。
コンパレータCOMPは、反転入力端子に出力端子OUTが接続され、非反転入力端子にノードAが接続され、出力端子OUT、ノードAの電圧を比較して、その結果を出力する。
第5のスイッチSW5は、PMOSトランジスタから構成される。第5のスイッチSW5は、ソースが第3の定電流源33の他端に接続され、ドレインがノードAに接続され、ゲートがコンパレータCOMPの出力に接続されている。第6のスイッチSW6は、NMOSトランジスタから構成されている。第6のスイッチSW6は、ソースが第4の定電流源34の他端に接続され、ドレインがノードAに接続され、ゲートがコンパレータCOMPの出力に接続されている。
コンデンサCは、ノードAと第2の電源VSSとの間に接続されている。
次に、上述した構成のチャージポンプ回路3の動作について図3~図6を参照して説明する。なお、図3~図6に示す第1~第6のスイッチSW1~SW6は、説明を容易にするためにオンオフスイッチで表している。
図3に示すように、本実施形態ではLレベルのアップ信号UPが出力されると、第1のスイッチSW1がオンし、反転信号UPbが入力される第2のスイッチSW2がオフする。また、ダウン信号DNがHレベルであれば、第3のスイッチSW3がオンし、反転信号DNbが入力される第4のスイッチSW4がオフする。このとき、出力端子OUTの電圧がノードAの電圧よりも高くなり、コンパレータCOMPからはLレベルが出力される。コンパレータCOMPからLレベルが出力されると、第5のスイッチSW5がオンし、第6のスイッチSW6がオフする。
これにより、第1の定電流源31からのアップ電流IUPは、第1のスイッチSW1を介して出力端子OUTに向かって流れ、ループフィルタ4のキャパシタが充電される。また、第3の定電流源33の下流側には、互いに並列接続された第2の定電流源32とコンデンサCとが直列接続される。上述したように出力端子OUTの電圧がノードAよりも高い場合、第3の定電流源33からのレプリカダウン電流IDNrepは、第5のスイッチSW5を通って第2の定電流源32及びコンデンサCに流れる。第3の定電流源33からのレプリカダウン電流IDNrepがコンデンサCに供給されると、ノードAの電圧が上昇する。この結果、ノードAの電圧が出力端子OUTとほぼ等しくなると、第3の定電流源33からのレプリカダウン電流IDNrepは、コンデンサCに供給されず、全て第2の定電流源32にダウン電流IDNとして流れる。このため、出力端子OUTにアップ電流IUPを流している間も、第2の定電流源32はダウン電流IDNを流し続けることができると共に、ノードAと出力端子OUTとを同じ電圧に保持することができる。
また、アップ信号UP、反転信号UPbのH、Lが切り替わり、図4に示すように、Hレベルのアップ信号UPが出力されると、第1のスイッチSW1がオフし、反転信号UPbが入力される第2のスイッチSW2がオンする。また、ダウン信号DNがHレベルであれば、第3のスイッチSW3がオンし、反転信号DNbが入力される第4のスイッチSW4がオフする。
これにより、出力端子OUTに流れる電流は0Aとなり、第1の定電流源31からのアップ電流IUPは、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3を介して第2の定電流源32にダウン電流IDNとして流れる。このとき、出力端子OUTの電圧がノードAの電圧よりも高い場合は、図4に示すように、コンパレータCOMPからはLレベルが出力される。コンパレータCOMPからLレベルが出力されると、第5のスイッチSW5がオンし、第6のスイッチSW6がオフする。そして、第3の定電流源33からの定電流IDrepによりコンデンサCが充電され、ノードAの電圧が上昇する。
ノードAの電圧が上昇した結果、ノードAの電圧が出力端子OUTよりも高い場合は、図5に示すように、コンパレータCOMPからはHレベルが出力される。コンパレータCOMPがHレベルを出力すると、第5のスイッチSW5がオフし、第6のスイッチSW6がオンする。そして、第4の定電流源34のレプリカアップ電流IUPrepによりコンデンサCが放電され、ノードAの電圧が下降する。このようにノードAが上昇、下降を繰り返すことにより、出力端子OUTとノードAとが同じ電圧を保つ。
チャージポンプ回路3では、図3と、図4又は図5とに示す動作が交互に繰り返され、ループフィルタ4に対してアップ電流IUP、電流0の出力を交互に繰り返す。これにより、ループフィルタ4から出力される制御電圧が高くなり、VCO5からの周波数が速くなる。
また、図6に示すように、本実施形態ではLレベルのダウン信号DNが出力されると、第3のスイッチSW3がオフし、反転信号DNbが入力される第4のスイッチSW4がオンする。また、アップ信号UPがHレベルであれば、第1のスイッチSW1がオフし、反転信号UPbが入力される第2のスイッチSW2がオンする。このとき、ノードAの電圧が出力端子OUTの電圧よりも高くなり、コンパレータCOMPからはHレベルが出力される。コンパレータCOMPからHレベルが出力されると、第6のスイッチSW6がオンし、第5のスイッチSW5がオフする。
これにより、出力端子OUTから第2の定電流源32に向かってダウン電流IDNが流れ、ループフィルタ4のキャパシタが放電される。また、第1の定電流源31の下流側には、互いに並列接続された第4の定電流源34とコンデンサCとが直列接続される。上述したようにノードAの電圧が出力端子OUTの電圧より高い場合、第4の定電流源34によりコンデンサCが放電され、これにより、ノードAの電圧が低くなる。この結果、ノードAの電圧が出力端子OUTとほぼ等しくなると、第4の定電流源34には、コンデンサCからの放電電流の供給が停止され、第1の定電流源31からのアップ電流IUPのみがレプリカアップ電流IUPrepとして流れる。このため、出力端子OUTにダウン電流IDNを流している間も、第1の定電流源31はアップ電流IUPを流し続けることができると共に、ノードAと出力端子OUTとを同じ電圧に保持することができる。
チャージポンプ回路3では、図6と、図4又は図5とに示す動作が交互に繰り返され、ループフィルタ4に対してダウン電流IDNの引き込み、電流0の出力を交互に繰り返す。これにより、ループフィルタ4から出力される制御電圧が低くなり、VCO5からの周波数が遅くなる。
上述した実施形態によれば、コンパレータCOMPを用いて、第3の定電流源33、第4の定電流源34を切り替える構成であるため、従来技術のようにボルテージフォロワに比べて容易に高速化することができる。また、コンデンサCにより、ノードAの電圧の高周波成分を除去し、ノードAの電圧の精度向上を図ることができる。
上述した実施形態によれば、コンデンサCの容量を大きくする、または、コンパレータCOMPを高速化することで、ノードAの電圧精度の向上を図ることができる。
上述した実施形態によれば、レプリカアップ電流IUPrep、レプリカダウン電流IDNrepは、アップ電流IUP、ダウン電流IDNと同じ電流値である。このため、従来回路のボルテージフォロワのような過剰な電流を必要としないため、消費電流の低減を図ることができる。
また、アップ電流IUP、ダウン電流IDNを変更可能な構成とした場合がある。この場合、例えば、第1、第3の定電流源31、33および第2、第4の定電流源32、34をカレントミラー回路で構成すれば、容易にレプリカアップ電流IPUrep、レプリカダウン電流IDNrepをアップ電流IPU、ダウン電流IDNと同じにすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態では、アップ電流IUPとダウン電流IDNとは同じ電流値に設定していたが、これに限ったものではない。アップ電流IUPとダウン電流IDNとは異なる電流値であってもよい。
また、上述した実施形態では、第1~第4の定電流源31~34としてトランジスタを用いた例について説明したが、これに限ったものではない。第1~第4の定電流源31~34は、電流を供給することができる他の周知の電流源であってもよい。
1 PLL回路
2 位相比較器
3 チャージポンプ回路
4 ループフィルタ
5 VCO
6 分周器
31 第1の定電流源
32 第2の定電流源
33 第3の定電流源
34 第4の定電流源
A ノード
C コンデンサ
COMP コンパレータ
OUT 出力端子
SW1 第1のスイッチ
SW2 第2のスイッチ
SW3 第3のスイッチ
SW4 第4のスイッチ
SW5 第5のスイッチ
SW6 第6のスイッチ
DN ダウン信号(第2の信号)
DNb 反転信号(第2の信号の反転信号)
UP アップ信号(第1の信号)
UPb 反転信号(第1の信号の反転信号)
VDD 第1の電源
VSS 第2の電源
Φin 入力クロック
Φfb 帰還クロック

Claims (2)

  1. PLL回路を構成するチャージポンプ回路であって、
    第1の電源に一端が接続される第1の定電流源と、
    第2の電源に一端が接続される第2の定電流源と、
    前記第1の定電流源に接続され前記第2の定電流源と同じ電流値を有する第3の定電流源と、
    前記第2の定電流源に接続され前記第1の定電流源と同じ電流値を有する第4の定電流源と、
    前記第1の定電流源の他端と出力端子との間に直列接続され第1の信号によってオンオフが制御される第1のスイッチと、
    前記第1の定電流源の他端とノードとの間に直列接続され前記第1の信号の反転信号によってオンオフが制御される第2のスイッチと、
    前記第2の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され第2の信号によってオンオフが制御される第3のスイッチと、
    前記第2の定電流源の他端と前記出力端子との間に直列接続され前記第2の信号の反転信号によってオンオフが制御される第4のスイッチと、
    前記出力端子と前記ノードとの電圧を比較し、比較結果を出力するコンパレータと、
    前記第3の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記コンパレータの出力によってオンオフが制御される第5のスイッチと、
    前記第4の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記コンパレータの出力によって前記第5のスイッチとオンオフが逆に制御される第6のスイッチと、
    前記ノードと前記第2の電源との間に接続されるコンデンサとを備えた
    チャージポンプ回路。
  2. 入力クロックと帰還クロックとの位相差に応じた第1の信号及び第2の信号を出力する位相比較器と、
    前記第1の信号及び前記第2の信号に応じた電流を出力するチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路から出力される電流を電圧に変換した制御電圧を出力するループフィルタと、
    前記制御電圧に応じた周波数の出力クロックを出力するVCOと、
    前記出力クロックを分周して前記帰還クロックとして前記位相比較器に入力する分周器と、を備えたPLL回路であって、
    前記チャージポンプ回路は、
    第1の電源に一端が接続される第1の定電流源と、
    第2の電源に一端が接続される第2の定電流源と、
    前記第1の定電流源に接続され前記第2の定電流源と同じ電流値を有する第3の定電流源と、
    前記第2の定電流源に接続され前記第1の定電流源と同じ電流値を有する第4の定電流源と、
    前記第1の定電流源の他端と出力端子との間に直列接続され前記第1の信号によってオンオフが制御される第1のスイッチと、
    前記第1の定電流源の他端とノードとの間に直列接続され前記第1の信号の反転信号によってオンオフが制御される第2のスイッチと、
    前記第2の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記第2の信号によってオンオフが制御される第3のスイッチと、
    前記第2の定電流源の他端と前記出力端子との間に直列接続され前記第2の信号の反転信号によってオンオフが制御される第4のスイッチと、
    前記出力端子と前記ノードとの電圧を比較し、比較結果を出力するコンパレータと、
    前記第3の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記コンパレータの出力によってオンオフが制御される第5のスイッチと、
    前記第4の定電流源の他端と前記ノードとの間に直列接続され前記コンパレータの出力によって前記第5のスイッチとオンオフが逆に制御される第6のスイッチと、
    前記ノードと前記第2の電源との間に接続されるコンデンサとを有する、
    PLL回路。
JP2021163515A 2021-10-04 2021-10-04 チャージポンプ回路及びpll回路 Pending JP2023054580A (ja)

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