JP2023053699A - 画像形成装置の2次転写クリーニング機構およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置の2次転写クリーニング機構およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023053699000001
【課題】低コスト化を図ることができる画像形成装置の2次転写クリーニング機構を提供すること。
【解決手段】 画像形成装置内の2次転写部の2次転写ベルトに付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードを保持するブレード保持部とを備え、前記2次転写部は、1次転写ベルト上のトナー画像を、前記1次転写ベルトと前記2次転写ベルトとの間に搬送される用紙へ転写するように設けられており、前記クリーニングブレードは、用紙搬送方向と直交するベルト幅方向に延びる当接部を有しており、前記2次転写ベルトにおける前記ベルト幅方向の所定位置のみに前記当接部が当接するように構成された、ことを特徴とする画像形成装置の2次転写クリーニング機構。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置の2次転写クリーニング機構およびそれを備えた画像形成装置に関する。
各種定格サイズの用紙における用紙搬送方向に延びる両端部を余白無し(縁無し)で印刷可能な画像形成装置が公知である。一般的なオフィスで使用されるこの種の画像形成装置では、例えば、A3サイズの用紙であれば一対の長辺部が用紙搬送方向と平行となった状態で2次転写部へ搬送されるため、一対の長辺部のみを余白無し(一対の短辺部は余白有り)で印刷可能である。また、A3サイズより小さいA4、A5、B4、B5、B6サイズ等の用紙では、給紙部への用紙のセット方向によって、用紙の一対の長辺部のみを余白無しとするまたは一対の短辺部のみを余白無しとすることができる。
余白無し印刷モードでの印刷時、1次転写ベルト(中間転写ベルト)上に用紙搬送方向と直交するベルト幅方向の用紙寸法よりも広い範囲でトナー画像が形成される。そして、1次転写ベルト上のトナー画像を用紙に2次転写する際、1次転写ベルト上の用紙からはみ出たトナーが2次転写部の2次転写ベルト上に転写されてしまう。2次転写部に搬送される次の用紙の裏面(背面)に2次転写ベルト上のトナーが付着することを回避するために、画像形成装置内には2次転写ベルトをクリーニングするクリーニング機構が設けられている。
例えば、特許文献1の画像形成装置における2次転写ベルトのクリーニング機構では、クリーニングブレードが2次転写ベルトに対して当接したクリーニング位置と離間した退避位置のいずれかに移動してクリーニングモードまたは退避モードに切り替えられるようになっている。
また、特許文献2の画像形成装置では、2次転写ベルトのクリーニング部材に印加するクリーニング電圧を、余白無し印刷モードのときは通常(余白有り)印刷モードのときよりも大きくするようになっている。
特開2014-134620号公報 特開2014-85576号公報
この種の画像形成装置の2次転写ベルトのクリーニング機構において、クリーニングブレードは、一般に、用紙搬送方向と直交するベルト幅方向に延びており、かつ、2次転写ベルトの幅全体に当接する長さを有している。そのため、クリーニングブレードは、クリーニング時に2次転写ベルトにおけるトナーが付着していない部分(クリーニングが必要ない部分)にも当接することとなる。つまり、クリーニングブレードとしてはクリーニングに必要な部分よりも必要ない部分が大半を占めているため、クリーニングブレードのコスト(材料費、交換費用等)が高くついていた。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされた画像形成装置の2次転写クリーニング機構およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置内の2次転写部の2次転写ベルトに付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードを保持するブレード保持部とを備え、
前記2次転写部は、1次転写ベルト上のトナー画像を、前記1次転写ベルトと前記2次転写ベルトとの間に搬送される用紙へ転写するように設けられており、
前記クリーニングブレードは、用紙搬送方向と直交するベルト幅方向に延びる当接部を有しており、前記2次転写ベルトにおける前記ベルト幅方向の所定位置のみに前記当接部が当接するように構成された、ことを特徴とする画像形成装置の2次転写クリーニング機構を提供する。
また、本発明は、感光体を有する画像形成部と、前記感光体に対して離接可能な1次転写ベルトを有する1次転写部と、前記1次転写ベルトに用紙を押圧可能な2次転写ベルトを有する2次転写部と、前記2次転写部に用紙を供給する用紙供給部と、前記2次転写部に設けられた前記2次転写クリーニング機構とを備えた、ことを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、各種定格サイズの用紙に余白無し印刷したときのトナーが付着する2次転写ベルトの特定の部分のみにクリーニングブレードの当接部を当接させることができる。そのため、クリーニングブレードを必要最小限のサイズで作製することが可能であり、クリーニングブレードのコスト(主に作製時の材料費)を低く抑えることができる。また、消耗部品であるクリーニングブレードの交換費用も低く抑えることができる。
この実施形態による画像形成装置としての複合機の外観を示す斜視図である。 図1に示す複合機の本体部分の構成を示す断面図である。 図2に示す制御部が対象とする制御要素の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す右側面図である。 第1実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。 第2実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。 第3実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す右側面図である。 第3実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。 第4実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。 第5実施形態の2次転写クリーニング機構のクリーニングブレードを示す斜視図である。 第6実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。
以下、図面を用いて本発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、本発明を限定するものと解されるべきではない。
(第1実施形態)
〈画像形成装置の構成例〉
図1はこの実施形態による画像形成装置としての複合機の外観を示す斜視図であり、図2は図1に示す複合機の本体部分の構成を示す断面図であり、図3は図2に示す制御部が対象とする制御要素の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、画像形成装置として複合機を例示している。
図1に示すように、複合機100は、原稿を読み取る画像読取デバイス111、ユーザの操作を受け付ける設定部および画像形成を行う画像形成デバイス(画像形成部)115を本体に有している。設定部は、ユーザが手動で操作する操作ユニット(操作部)105を有しており、操作ユニット105を用いずにパーソナルコンピュータ(PC)の印刷ジョブ内の設定内容を反映して印刷モード(後述の通常印刷モードまたは余白無し印刷モード)を設定することも可能である。
さらに、本体は下端に給紙トレイ18aを有しており、画像形成デバイス115の上方かつ画像読取デバイス111の下方に排出トレイ39を有している。
また、複合機100は、本体の上方に原稿を読取り部に搬送する原稿搬送ユニット103を備えている。さらにまた、本体の下方に印刷シートを収容する3つの給紙トレイ18b、18cおよび18dからなる給紙デスクを備えている。
ここで、図2に示す複合機100の本体の内部構成を述べておく。
複合機100はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色を重ね合わせたカラー画像を印刷シートに印刷する。あるいは、単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像を印刷シートに印刷する。このため、現像ユニット(現像装置)12、感光体ドラム(感光体)13、帯電ユニット(帯電装置)14およびドラムクリーニングユニット15等は、それぞれ4個ずつ設けられており、それらによって色毎のプロセスユニットPy、Pm、Pc、Pkが構成される。
プロセスユニットPy、Pm、Pc、Pkの下方には、各色に対応する感光体ドラム13をレーザービームで露光走査する露光ユニット(露光装置)としての光走査ユニット11が配置されている。
また、1次転写ベルト21を介して各プロセスユニットPy、Pm、Pc、Pkの感光体ドラム13と接するように1次転写ローラ16が配置されている。1次転写ベルト21は各色の感光体ドラム13と同期して駆動され、図2に示す矢印方向Cへ周回移動する。そして、各プロセスユニットPy、Pm、Pc、Pkで色毎に形成される4つのトナー画像を重ねて搬送し、2次転写ユニット(2次転写部)23へ送る。
各色に対応する1次転写ローラ16、1次転写ローラ16を感光体ドラム13に対して離接させる離接機構、1次転写ベルト21および1次転写ベルト21の駆動機構を含む1次転写部と、2次転写ユニット(2次転写部)23とを含めて転写ユニット(転写装置)20が構成される。なお、1次転写ベルト21の駆動機構には、2次転写ユニット23側に設けられた駆動ローラ21aと、ベルトクリーニングユニット22側に設けられた従動ローラ21bとが含まれる。
各プロセスユニットPy、Pm、Pc、Pkにおいて、次のようにしてトナー画像が形成される。ドラムクリーニングユニット15が、回動する感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。この実施形態によるドラムクリーニングユニット15は、クリーニングブレードを用いて感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去する。その後、帯電ユニット14が感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。この実施形態による帯電ユニット14は、電圧が印加される帯電ローラを用いて感光体ドラム13の表面を均一に帯電させる。そして、光走査ユニット11が帯電した感光体ドラム13の表面を露光することによって静電潜像が形成される。その後、現像ユニット12がその静電潜像を現像する。この実施形態による現像ユニット12は、感光体ドラム13に対向して配置される現像ローラ12aがトナーとキャリアからなる現像剤を担持して感光体ドラム13の表面に接触させることによって現像を行う(磁気ブラシ現像)。使用されるトナーは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色に対応する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー画像が形成される。形成された各色トナー画像は、転写機構によって1次転写ベルト21へ転写される。この実施形態による転写機構は、1次転写ローラ16に1次転写電圧を印加することによって感光体ドラム13上のトナー画像を1次転写ベルト21へ転写する。
ベルトクリーニングユニット22は1次転写ベルト21の残留トナーを除去および回収する。この実施形態において、ベルトクリーニングユニット22は、クリーニングブレードを用いて1次転写ベルト21の表面の残留トナーを除去する。各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー画像が1次転写ローラ16によって1次転写ベルト21に順次転写されて重ね合わせられ、1次転写ベルト21上で各色のトナー画像が重畳される。重畳された各色トナー画像は2次転写ユニット23へ搬送され、一括して印刷シートに転写される。
印刷シートは、ピックアップローラ33によって本体の給紙トレイ18aから2次転写ユニット23へ給送される。あるいは、本体下方の給紙デスクが有する給紙トレイ18b~18dの何れかからシート搬送経路R1を介して2次転写ユニット23へ給送される。あるいはまた、手差しトレイ19から給送され、2次転写ユニット23へ給送される。なお、図2では手差しトレイ19が折りたたまれて本体に収容された状態を示している。手差しトレイ19を使用する際は、本体に収容された手差しトレイ19を略水平に倒し、表面(印刷すべき面)を下向きにした印刷シートを手差しトレイ19上に載せる。
2次転写ユニット23の手前には、印刷シートを一旦停止させて印刷シートの先端を揃えるレジストローラ34が配置されている。レジストローラ34は、印刷シートを一旦停止させた後、1次転写ベルト21上を搬送されるトナー画像に同期したタイミングで印刷シートを2次転写ユニット23へ搬送する。なお、給紙トレイ18a~18d、手差しトレイ19、シート搬送経路R1、両面搬送路37、ピックアップローラ33、レジストローラ34等にて2次転写部に用紙を供給する用紙供給部が構成されている。
2次転写ユニット23の2次転写ベルト23aと1次転写ベルト21との間にはニップ域が形成されており、2次転写ベルト23aには2次転写電圧が印加されている。印刷シートがニップ域を通過する際、1次転写ベルト21の表面に転写されたカラーのトナー画像が2次転写電圧によって印刷シートへ転写される。トナー画像が転写された印刷シートは、定着ユニット17へ搬送されて加熱ローラ24と加圧ローラ25との間に挟まれた状態で加熱および加圧される。これにより、カラーのトナー画像が印刷シート上に定着される。
定着ユニット17を通過した印刷シートは、排出ローラ36を経て排出トレイ39へ排出される。あるいは、排出トレイ39への排出前に一端スイッチバックされ、両面搬送路37を経てレジストローラ34へ戻る。そして、印刷シートの裏面側にトナー画像が転写され、定着ユニット17、排出ローラ36を経て排出トレイ39へ排出される。
なお、複合機100は、カラー画像を印刷する場合、ブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のプロセスユニットPy、Pm、Pc、Pkを何れをも使用する。一方、モノクロ画像を印刷する場合は、ブラック(BK)のプロセスユニットPkのみを使用し、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のプロセスユニットPy、Pm、Pyは使用しない。そこで、プロセスユニットPkとプロセスユニットPy、Pm、Pcとを独立して駆動できるように構成されている。制御部101は、モノクロ画像を印刷する場合は、プロセスユニットPkのみを駆動しプロセスユニットPy、Pm、Pcを駆動しない。なお、各プロセスユニットPy、PmおよびPcは、一体で駆動される。
図3は、図2に示す制御部が対象とする制御要素の構成を示すブロック図である。
制御部101は、上述した複合機100の操作ユニット105、画像読取デバイス111および画像形成デバイス115を制御して原稿の読み取りや印刷を実行する。即ち、ユーザの操作に応答して原稿の読み取り、給送から排出までの印刷シート(用紙)の搬送、各プロセスユニットPy、Pm、Pc、Pkの画像形成および定着ユニット17による定着を制御する。
制御部101のハードウェア構成としては、図2に示すようにシート搬送経路R1の奥側に配置される回路基板である。その回路は、CPUおよびメモリを中心に構成される。
図3に示すモノクロプロセス駆動モータ57は、プロセスユニットPkおよび1次転写ベルト21を駆動するモータである。一部の負荷は図2に不図示のクラッチを介して駆動される。
また、カラープロセス駆動モータ59は、プロセスユニットPy、PmおよびPcの感光体ドラム13や現像ユニット12を駆動するモータである。一部の負荷は図2に不図示のクラッチを介して駆動される。
帯電ユニット14は、プロセスユニットPy、Pm、PcおよびPkのそれぞれの帯電ユニット14である。制御部101は帯電ユニット14の帯電ローラに印加する帯電電圧を個別に制御する。
また、現像バイアス回路61(図2に不図示)は、プロセスユニットPy、Pm、PcおよびPkのそれぞれの現像ローラ12aに現像バイアス電圧を印加するものである。制御部101はプロセスユニットの現像ローラ12aに印加する現像バイアス電圧を個別に制御する。
定着・用紙搬送モータ63は、定着ユニット17、ピックアップローラ33、レジストローラ34、排出ローラ36および両面搬送路37に配置された搬送ローラ等を駆動するモータである。一部の負荷は図2に不図示のクラッチを介して駆動される。
制御部101は、モノクロプロセス駆動モータ57、カラープロセス駆動モータ59、定着・用紙搬送モータ63および図示しないクラッチを制御する。また、不図示の各種センサーの状態を認識する。
本実施形態の場合、操作ユニット105は、各種の操作を選択可能な複数の表示部が表示された表示画面をタッチして操作するタッチパネル方式で構成されており、印刷操作に関する表示部には通常印刷モードと余白無し印刷モードとが含まれる。
通常印刷モードは、各種定格サイズ(A3、A4、A5、B4、B5、B6等)の用紙の四辺部(周囲部)に所定の幅で余白を設けて印刷するモードである。
余白無し印刷モードは、各種定格サイズの用紙における一対の長辺部のみまたは一対の短辺部のみを余白無しとし、残り2辺部を余白ありとして印刷するモードである。
本実施形態の場合、A3サイズのであれば一対の長辺部が用紙搬送方向と平行となった状態で2次転写部へ搬送されるため、一対の長辺部のみを余白無し(一対の短辺部は余白有り)で印刷する。
また、A3サイズより小さいA4、A5、B4、B5、B6サイズ等の用紙では、給紙トレイ18a~18dへの用紙のセット方向によって、用紙の一対の長辺部のみを余白無しまたは一対の短辺部のみを余白無しとして印刷する。つまり、これらのサイズの用紙の一対の長辺部が用紙搬送方向と平行となった状態で2次転写部へ搬送された場合は一対の長辺部のみを余白無し(一対の短辺部は余白有り)で印刷し、一対の短辺部が用紙搬送方向と平行となった状態で2次転写部へ搬送された場合は一対の短辺部のみを余白無し(一対の長辺部は余白有り)で印刷する。
〈2次転写ユニットおよび2次転写クリーニング機構について〉
図4は第1実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す右側面図であり、図5は第1実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。なお、図4と5において、図2中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
図2、4および5に示すように、2次転写ユニット23は、1次転写ベルト21における駆動ローラ21aに掛けられた部分と接触する2次転写ベルト23aと、2次転写ベルト23aを回転可能に支持する駆動ローラ23bおよび複数の従動ローラ23ca~23cdと、2次転写ベルト23aにテンションを加えるテンションローラ23dと、これらのローラ(駆動ローラ23b、複数の従動ローラ23ca~23cdおよびテンションローラ23d)の両端部を回転可能に支持する一対の支持プレート23eとを備える。なお、駆動ローラ23bは、図示しない駆動モータにて直接的または間接的に矢印K方向に回転するようになっている。
本実施形態の場合、1次転写ベルト21の駆動ローラ21aに近接して2つの従動ローラ23ca、23cbが配置されており、2次転写ベルト23aにおけるこれら2つの従動ローラ23ca、23cbの間部分と1次転写ベルト21との間が用紙に2次転写するニップ部Nとなっている。また、ニップ部Nの下方に3つ目の従動ローラ23ccが配置されると共に、ニップ部Nから右側へ離れた位置に4つ目の従動ローラ23cdが配置されている。なお、この4つ目の従動ローラ23cdによって2次転写ベルト23aが右側へ山形に張り出した状態となっている。
また、2次転写ユニット23の4つ目の従動ローラ23cdの下方位置には2次転写クリーニング機構27が設けられている。
この2次転写クリーニング機構27は、2次転写ベルト23aに付着したトナーを掻き取るクリーニングブレード27aと、クリーニングブレード27aを保持するブレード保持部27bとを備え、クリーニングブレード27aは、用紙搬送方向Aと直交するベルト幅方向Bに延びる当接部27axを有しており、2次転写ベルト23aにおけるベルト幅方向Bの所定位置のみに当接部27axが当接するように構成されている。
詳しく説明すると、本実施形態の2次転写クリーニング機構27は、ベルト幅方向Bに一対のブレード保持部27bが設けられており、一対のブレード保持部27bをベルト幅方向Bに移動させる移動機構部27cをさらに備えている。そして、一対のブレード保持部27bにて爪形の一対のクリーニングブレード27aが保持されている。なお、一対のクリーニングブレード27aは、ポリウレタンといった従来公知の素材からなる。
移動機構部27cは、従動ローラ23cdと平行にかつ一対の支持プレート23eにて回転可能に支持されたネジ軸27caと、ネジ軸27caと平行に一対の支持プレート23eにて支持されたガイドレール27cbと、ネジ軸27caを正逆回転可能なように一方の支持プレート23eの外面に取り付けられた駆動モータ27ccとを有する。なお、ネジ軸27caは、駆動モータ27ccにて直接的または間接的に回転駆動されるようになっている。
さらに、移動機構部27cにおいて、ネジ軸27caの長手方向中間部の両側には螺旋方向が互いに逆向きの第1雄ネジ部27cxと第2雄ネジ部27cyとが設けられると共に、第1雄ネジ部27cxと第2雄ネジ部27cyには雌ネジ部が1つずつ螺着している。
具体的に2つの雌ネジ部は、ブロック形の各ブレード保持部27bにそれぞれ設けられたネジ孔である。言い換えると、ネジ孔を有する各ブレード保持部27b自体が雌ネジ部となっている。また、2つのブレード保持部27bのネジ孔の下にはガイドレール27cbを挿通させる挿通孔がそれぞれ設けられている。
また、図5に示すように、本実施形態の場合、2つのクリーニングブレード27aは、90°よりも大きい角度で折れ曲がった略L字形の形状を有しており、上端側に当接部27axが設けられると共に、下端側にはブレード保持部27bの上面に固定された取付片部27ayが設けられている。なお、取付片部27ayは従動ローラ23cdの下方に位置し、当接片部27axは2次転写ベルト23aを従動ローラ23cdに押し付けるようにして鋭角に2次転写ベルト23aに当接している。
また、一対の支持プレート23eの間における2次転写クリーニング機構27の近傍(クリーニングブレード27aの下方近傍位置)には、クリーニングブレード27aにて2次転写ベルト23aから掻き落としたトナーTを受けるトナー回収トレイ23fと、トナー回収トレイ23fを支持しかつ複合機100内へのトナーTの飛散を防止する略J字形のトレイ受け板23gとが設けられている。なお、画像形成デバイス115(図1参照)の前板115aを開き、トナー回収トレイ23fを手前にスライドさせて外部に取り出すことにより、トナー回収トレイ23f内に溜まったトナーTを廃棄することができる。
図4に示すように、この2次転写クリーニング機構27によれば、駆動モータ27ccにてネジ軸27caを正回転させると一対のクリーニングブレード27aが互いに接近する方向に移動し、ネジ軸27caを逆回転させると一対のクリーニングブレード27aが互いに離間する方向に移動する。なお、ネジ軸27caの回転方向と一対のクリーニングブレード27aの移動方向は上記の逆であってもよい。
前記操作ユニット105(図1参照)は、通常印刷モード(余白有り印刷モード)と余白無し印刷モードのいずれか一方を選択可能に構成されている。
前記制御部101(図2、3参照)は、余白無し印刷モードが選択されたときに、2次転写クリーニング機構27の動作を制御可能に構成されている。
2次転写クリーニング機構27は、余白無し印刷モードでの印刷時には、用紙サイズに応じて、一対のクリーニングブレード27aが予め定められた所定間隔となる位置に移動するように制御部101にて動作制御される。詳しくは次の通りである。
A3サイズの用紙の一対の長辺部またはA4サイズの用紙の一対の短辺部を余白無しで印刷する場合は、一対のクリーニングブレード27a、27aは、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bにおける一対のトナー画像端部位置P1a、P1aに移動する。なお、一対のトナー画像端部位置P1a、P1a間の中間位置は、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bの幅の中間位置Pcに略一致すると共に、一対のクリーニングブレード27a、27aは常に中間位置Pcから略等距離に位置している。
この一対の所定位置P1a、P1aの間隔W1は、一対の用紙端部位置P1b、P1b間の距離であるA3サイズの用紙の短辺部の長さまたはA4サイズの用紙の長辺部の長さ297mmに、トナー画像はみ出し幅x(mm)の2倍を加えた距離である。
トナー画像はみ出し幅xとは、1次転写ベルト21上のベルト幅方向Bの用紙幅より広く形成されたトナー画像を用紙へ2次転写する際に、用紙からはみ出ているために用紙上に2次転写されずに2次転写ベルト23a上に2次転写された細長いトナーの幅である。言い換えると、余白無し印刷においては、1次転写ベルト21上には印刷される用紙のベルト幅方向Bの両端部からそれぞれxmmずつはみ出るサイズのトナー画像が形成される。
トナー画像はみ出し幅xは、1次転写ベルト21の蛇行や2次転写ベルト23aの蛇行による位置ずれおよび2次転写時のニップ部Nにおける用紙のベルト幅方向Bの位置ずれを許容する幅であり、例えば、1~2mm程度に設定される。
また、図4に示すように、1つのクリーニングブレード27aの当接部27axのベルト幅方向Bの長さは、寸法amm+トナー画像はみ出し幅xmm+寸法bmmに設定されている。
ここで、寸法aは、用紙端部位置P1bから内側部分(ネジ軸27caの中間部寄り)の寸法であり、例えば、2~6mmに設定される。言い換えると、寸法aは、定型サイズの用紙の用紙搬送方向Aに延びかつ2次転写ベルト23aと接触する一対の端部接触部分のベルト幅方向の寸法である。
また、寸法bは、トナー画像端部位置P1aから外側部分(ネジ軸27caの端部寄り)の寸法であり、例えば、2~5mmに設定される。言い換えると、寸法bは、定型サイズの用紙の一対の端部接触部分(寸法aの領域)のベルト幅方向Bに隣接する一対の外側隣接部分のベルト幅方向の寸法である。
本実施形態において、A3サイズの用紙の一対の長辺部またはA4サイズの用紙の一対の短辺部を余白無しで印刷する場合は、2箇所のトナー画像端部位置P1a、P1aを基準とし、一方および他方のクリーニングブレード27a、27aは、寸法amm≧寸法bmmの条件をそれぞれ満たすように互いに間隔W1だけ離れた位置に移動する。つまり、前記端部接触部分(寸法aの領域)が、前記外側隣接部分(寸法bの領域)に対してベルト幅方向Bに同等以上の寸法に設定されている。
これと同様に、B4サイズの用紙の一対の長辺部またはB5サイズの用紙の一対の短辺部を余白無しで印刷する場合は、一対のクリーニングブレード27a、27aは、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bにおける基準となる一対のトナー画像端部位置P2a、P2aに移動する。なお、一対のトナー画像端部位置P2a、P2a間の中間位置は、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bの幅の中間位置Pcに略一致する。
この一対のトナー画像端部位置P2a、P2aの間隔W2は、一対の用紙端部位置P2b、P2b間の距離であるB4サイズの用紙の短辺部の長さまたはB5サイズの用紙の長辺部の長さ257mmに、トナー画像はみ出し幅x(mm)の2倍を加えた距離である。
本実施形態において、B4サイズの用紙の一対の長辺部またはB5サイズの用紙の一対の短辺部を余白無しで印刷する場合は、2箇所のトナー画像端部位置P2a、P2aを基準とし、一方および他方のクリーニングブレード27a、27aは、寸法amm≧寸法bmmの条件をそれぞれ満たすように互いに間隔W2だけ離れた位置に移動する。
また、A4サイズの用紙の一対の長辺部またはA5サイズの用紙の一対の短辺部を余白無しで印刷する場合は、一対のクリーニングブレード27a、27aは、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bにおける基準となる一対のトナー画像端部位置P3a、P3aに移動する。なお、一対のトナー画像端部位置P3a、P3a間の中間位置は、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bの幅の中間位置Pcに略一致する。
この一対のトナー画像端部位置P3a、P3aの間隔W3は、一対の用紙端部位置P3b、P3b間の距離であるA4サイズの用紙の短辺部の長さまたはA5サイズの用紙の長辺部の長さ210mmに、トナー画像はみ出し幅x(mm)の2倍を加えた距離である。
本実施形態において、A4サイズの用紙の一対の長辺部またはA5サイズの用紙の一対の短辺部を余白無しで印刷する場合は、2箇所のトナー画像端部位置P3a、P3aを基準とし、一方および他方のクリーニングブレード27a、27aは、寸法amm≧寸法bmmの条件をそれぞれ満たすように互いに間隔W3だけ離れた位置に移動する。
また、B5サイズの用紙の一対の長辺部またはB6サイズの用紙の一対の短辺部を余白無しで印刷する場合は、一対のクリーニングブレード27a、27aは、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bにおける基準となる一対のトナー画像端部位置P4a、P4aに移動する。なお、一対のトナー画像端部位置P4a、P4a間の中間位置は、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bの幅の中間位置Pcに略一致する。
この一対のトナー画像端部位置P4a、P4aの間隔W4は、一対の用紙端部位置P4b、P4b間の距離であるB5サイズの用紙の短辺部の長さまたはB6サイズの用紙の長辺部の長さ182mmに、トナー画像はみ出し幅x(mm)の2倍を加えた距離である。
本実施形態において、B5サイズの用紙の一対の長辺部またはB6サイズの用紙の一対の短辺部を余白無しで印刷する場合は、2箇所のトナー画像端部位置P4a、P4aを基準とし、一方および他方のクリーニングブレード27a、27aは、寸法amm≧寸法bmmの条件をそれぞれ満たすように互いに間隔W4だけ離れた位置に移動する。
通常、1次転写ベルト21の蛇行や2次転写ベルト23aの蛇行によるベルト幅方向Bの位置ずれよりも、2次転写時のニップ部Nにおける用紙のベルト幅方向Bの位置ずれの方が大きい。つまり、用紙のベルト幅方向Bの位置ずれに伴って、一対の用紙端部位置(P1b~P4b)のベルト幅方向Bの位置ずれが生じ、これにより一対のトナー画像端部位置(P1a~P4a)を基準として2次転写ベルト23a上の一方のトナーのトナー画像はみ出し幅xは広がり、他方のトナーのトナー画像はみ出し幅xは狭まる。
このような場合、一方および他方のクリーニングブレード27a、27aが寸法amm≧寸法bmmの条件をそれぞれ満たすように互いに所定間隔だけ離れた位置に移動するため、確実に2次転写ベルト上のトナーを一対のクリーニングブレード27a、27aにて掻き落とすことができる。言い換えると、クリーニングブレード27aの当接部27axにおける内側(寸法a側)のトナー掻き取り領域を外側(寸法b側)のトナー掻き取り領域以上に広くしているため、用紙のベルト幅方向Bの位置ずれにも十分対応してトナー掻き取りを行うことができる必要最小限のサイズに当接部27axを小さくすることができる。よって、従来の長尺のクリーニングブレードよりも大幅に小型化してコスト(主に作製時の材料費)を低く抑えたクリーニングブレード27aを得ることができる。また、消耗部品であるクリーニングブレード27aの交換費用も低く抑えることができる。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。なお、図6において、図5中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第2実施形態の複合機は2次転写クリーニング機構127の構成が第1実施形態とは異なる以外は、第1実施形態と同様に構成されている。以下、第2実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図6に示すように、第2実施形態における2次転写クリーニング機構127は、第1実施形態における2次転写クリーニング機構27の構成(図5参照)に加えて、一対のクリーニングブレード127aの当接部127axが2次転写ベルト23aに対して離接する方向にクリーニングブレード127aを往復移動させる離接機構部28をさらに備えている。つまり、第2実施形態の2次転写クリーニング機構127は、一対のクリーニングブレード127aが互いにベルト幅方向B(図4参照)に接近または離間する方向に移動できることに加え、一対のクリーニングブレード127aの2次転写ベルト23aへの近接度合いを調整できるようになっている。
離接機構部28は具体的には次のように構成されている。
離接機構部28は、ソレノイド28aを有すると共に、ソレノイド28aの伸縮動作によって2次転写ベルト23aに対して離接する方向にクリーニングブレード127aを移動(揺動)するように構成されている。
詳しく説明すると、本実施形態の場合、ブレード保持部127bとクリーニングブレード127aの屈曲部分との間には、ベルト幅方向の軸心を中心として揺動可能にクリーニングブレード127aを支持するヒンジ部28bが設けられている。また、ブレード保持部127bとクリーニングブレード127aの取付片部127ayの端部との間には前記ソレノイド28aが設けられている。また、ソレノイド28aの基端部はブレード保持部127b上に固定され、ソレノイド28aの軸部の先端に設けられたベルト幅方向のピン28cが取付片部127ayに設けられた長孔に取り付けられている。
このように構成された2次転写クリーニング機構127によれば、制御部101(図2、3参照)は、操作ユニット105(図1参照)にて余白無し印刷モードが選択されたときに離接機構部28のソレノイド28aを短縮動作させる。これにより、図6の実線で示すように、クリーニングブレード127aはヒンジ部28bの軸を中心として揺動して、取付片部127ayの端部が引き下げられ、それによって当接部27axが2次転写ベルト23aに所定圧力にて当接する。このときに2次転写ベルト23a上のトナーのクリーニングが行われる。
また、制御部101は、操作ユニット105にて通常印刷モード(余白有り印刷モード)が選択されたときに離接機構部28のソレノイド28aを伸長動作させる。これにより、図6の2点鎖線で示すように、クリーニングブレード127aはヒンジ部28bの軸を中心として揺動して、取付片部127ayの端部が引き上げられ、それによって当接部27axが2次転写ベルト23aから離間する、または、当接部27axの2次転写ベルト23aへの当接圧力が弱まる。
このように制御部101はクリーニングブレード127aを動作制御するため、クリーニングブレード127aは、2次転写ベルト23aのクリーニングを行うための必要最低限の期間を除く期間は2次転写ベルト23aから離れることができる、または、必要最低限の期間を除く期間は2次転写ベルト23aへの当接圧力を弱めることができる。この結果、クリーニングブレード127aの2次転写ベルト23aとの接触時間が減少する、または、クリーニングブレード127aが所定圧力で2次転写ベルト23aと当接する時間が減少するため、クリーニングブレード127aの摩耗が抑制され、クリーニングブレード127aの使用可能期間を延ばし交換頻度を低減することができる。
(第3実施形態)
図7は第3実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す右側面図であり、図8は第3実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。なお、図7と8において、図4と5中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第3実施形態の複合機は2次転写クリーニング機構227の構成が第1実施形態とは異なる以外は、第1実施形態と同様に構成されている。以下、第3実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
第3実施形態の2次転写クリーニング機構227は、1本の角パイプ状のブレード保持部227bにて複数対のクリーニングブレード27aが保持されている。なお、本実施形態では、クリーニングブレード27aをブレード保持部227bに取り付けやすくするために、ブレード保持部227bはその外面に平坦部を有する角パイプ状としているが、パイプの横断面形状はその他の形状であってもよく、例えば、外面に平坦面と円弧面とを有する横断面半円形状であってもよい。また、ブレード保持部227bはパイプ状でなくてもよく、例えば、横断面L字形の長尺部材であってもよい。
この場合、ブレード保持部227bは一対の支持プレート23eの間にベルト幅方向Bと平行に設けられており、ブレード保持部227bの上面に複数対のクリーニングブレード27aの取付片部27ayが所定位置に固定されている。
つまり、第1実施形態で説明したように、2次転写ベルト23aの外周面におけるトナー画像端部位置P1a~P4aに各クリーニングブレード27aの当接部27axが当接するように、各クリーニングブレード27aはブレード保持部227b上に固定されている。さらに、各対のクリーニングブレード27a、27aが寸法amm≧寸法bmmの条件をそれぞれ満たすように互いに所定の間隔W1~W4だけ離れた位置に固定されている。なお、ブレード保持部227bの長手方向の中間位置は、2次転写ベルト23aのベルト幅方向Bの幅の中間位置Pcと略一致している。
第3実施形態の2次転写クリーニング機構227によれば、従来の長尺のクリーニングブレードよりも大幅に小型化することができると共に、第1実施形態の2次転写クリーニング機構27における移動機構部27c(図4、5参照)を省略することができる。
(第4実施形態)
図9は第4実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。なお、図9において、図8中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第4実施形態の複合機は2次転写クリーニング機構327の構成が第3実施形態とは異なる以外は、第3実施形態と同様に構成されている。以下、第4実施形態における第3実施形態とは異なる点を主に説明する。
図9に示すように、第4実施形態における2次転写クリーニング機構327は、第3実施形態における2次転写クリーニング機構227の構成(図8参照)に加えて、複数対のクリーニングブレード127aの当接部127axが2次転写ベルト23aに対して離接する方向にクリーニングブレード127aを往復移動させる離接機構部328をさらに備えている。つまり、第4実施形態の2次転写クリーニング機構327は、複数対のクリーニングブレード127aの2次転写ベルト23aへの近接度合いを調整できるようになっている。
離接機構部328は具体的には次のように構成されている。
離接機構部328は、ソレノイド328aを有すると共に、ソレノイド328aの伸縮動作によって2次転写ベルト23aに対して離接する方向にクリーニングブレード127aを移動(揺動)するように構成されている。
詳しく説明すると、本実施形態の場合、ブレード保持部227bの長手方向両端に一対の軸部227baが設けられると共に、一対の軸部227baが一対の支持プレート23eに回動可能に取り付けられている。また、ブレード保持部227bの下面にはトナー回収トレイ23fとは反対側に突出する揺動片227bbが設けられると共に、揺動片227bbの突出した端部には長孔を有する取付部227bcが設けられている。また、一対の支持プレート23aの下端部間に設けられた取付板23h上にソレノイド328aの基端部が固定されると共に、ソレノイド328aの軸部の先端に設けられたベルト幅方向のピン328cが取付部227bcの長孔に取り付けられている。
このように構成された2次転写クリーニング機構327によれば、制御部101(図2、3参照)は、操作ユニット105(図1参照)にて余白無し印刷モードが選択されたときに離接機構部328のソレノイド328aを短縮動作させる。これにより、図9の実線で示すように、複数対のクリーニングブレード27aはブレード保持部227bの軸部227baの軸心を中心として揺動し、それによって当接部27axが2次転写ベルト23aに所定圧力にて当接する。このときに2次転写ベルト23a上のトナーのクリーニングが行われる。
また、制御部101は、操作ユニット105にて通常印刷モード(余白有り印刷モード)が選択されたときに離接機構部328のソレノイド328aを伸長動作させる。これにより、図9の2点鎖線で示すように、複数対のクリーニングブレード27aは軸部227baの軸心を中心として揺動し、それによって当接部27axが2次転写ベルト23aから離間する、または、当接部27axの2次転写ベルト23aへの当接圧力が弱まる。
このように制御部101は複数対のクリーニングブレード27aを動作制御するため、複数対のクリーニングブレード27aは、2次転写ベルト23aのクリーニングを行うための必要最低限の期間を除く期間は2次転写ベルト23aから離れることができる、または、必要最低限の期間を除く期間は2次転写ベルト23aへの当接圧力を弱めることができる。この結果、複数対のクリーニングブレード27aの2次転写ベルト23aとの接触時間が減少する、または、複数対のクリーニングブレード27aが所定圧力で2次転写ベルト23aと当接する時間が減少する。そのため、複数対のクリーニングブレード27aは、摩耗が抑制され、使用可能期間が延長し、交換頻度が低減する。
(第5実施形態)
図10は第5実施形態の2次転写クリーニング機構のクリーニングブレードを示す斜視図である。なお、図10において、図7中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第3実施形態(図7、8参照)および第4実施形態(図9参照)では、複数対のクリーニングブレード27aが個別に1本の角パイプ状のブレード保持部227bに固定された場合を例示した。
これに対し、第5実施形態におけるクリーニングブレード427aは、2次転写ベルト23a(図8、9参照)と当接可能に先端側に設けられた複数対の当接部27axと、1本の角パイプ状のブレード保持部227b(図7~9参照)に取り付けられる基端側に設けられて複数対の当接部27axを連結一体化する連結部27azとからなる。
つまり、第5実施形態の場合、クリーニングブレード427aは1つであるが、図7で説明したように各対の当接部27ax、27axが寸法amm≧寸法bmmの条件をそれぞれ満たすように互いに所定の間隔W1~W4だけ離れた位置に固定されている。
第5実施形態によれば、第3または第4実施形態と同様の作用効果を得ることができることに加え、クリーニングブレード427aのブレード保持部227b(図7~9参照)への取り付け作業または交換作業を効率的に行うことができる。
(第6実施形態)
図11は第6実施形態の画像形成装置内の2次転写クリーニング機構を示す正面図である。なお、図11において、図6中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第2実施形態(図6参照)の2次転写クリーニング機構127はソレノイド28aを用いた離接機構部28を備えるが、図11に示すように第6実施形態の2次転写クリーニング機構527はソレノイドの代わりにカム528aを用いた離接機構部528を備えている。なお、第6実施形態の移動機構部527cは第2実施形態の移動機構部27cがベースとなっている。以下、第6実施形態における第2実施形態とは異なる点を主に説明する。
図11に示すように、第6実施形態の2次転写クリーニング機構527において、離接機構部528は、一対の支持プレート23eの間であってネジ軸27caに対して平行にかつトナー回収トレイ23fの反対側に回転可能に設けられた1本のカムシャフト528bと、カムシャフト528bに沿って延びる棒状の1つのカム528aと、1つ以上のカム528aと接触するようにブレード保持部527bの上端に枢軸528dを介して揺動可能に連結された揺動片528cと、ブレード保持部527bの上部右側(ネジ軸27caに対してカムシャフト528bの反対側)に設けられた付勢部材528eと、カムシャフト528bを回動させる図示しない駆動モータとを備える。なお、本実施形態では、付勢部材528eとして圧縮コイルバネが用いられている。
ネジ軸27caには一対のブレード保持部527bが螺着されており、各ブレード保持部527bに対して揺動片528cおよび付勢部材528eが設けられると共に、各揺動片528c上にクリーニングブレード27aが固定されている。
また、各ブレード保持部527bの上部右側には付勢部材528eの下端を固定する取付片部527baが設けられると共に、揺動片528cの右側端部に付勢部材528eの上端が固定されている。そのため、付勢部材528eは揺動片528cを介してクリーニングブレード27aの当接部27axを2次転写ベルト23aに押し付ける方向に付勢している。
揺動片528cは、その左側端部がカム528aと接触するように左側へ延びたカム当接部528caを有している。
カム528aは、一対のクリーニングブレード27aの最も広い間隔W1(図4参照)よりも長い長さを有しており、カム528aのその長さ範囲は一対のクリーニングブレード27aの間隔W1が完全に重なる範囲とされている。
離接機構部528が図11に示す状態にあるとき、揺動片528cのカム当接部528caは、カム528aの外周面におけるカムシャフト528bから最も距離が短い部分に当接すると共に、付勢部材528eにて付勢されたクリーニングブレード27aが2次転写ベルト23aに当接している。なお、付勢部材528eの付勢力の設定により、クリーニングブレード27aの2次転写ベルト23aに対する押圧力を適切に設定することができる。
離接機構部528によってクリーニングブレード27aを2次転写ベルト23aから離間させる際は、図示しない駆動モータにてカムシャフト528bを回動させて、カム528aの外周面におけるカムシャフト528bから最も距離が長い部分を揺動片528cに接触させる。これにより、付勢部材528eの付勢力に抗して、クリーニングブレード27aが2次転写ベルト23aから離れる方向に揺動片528cが枢軸528dを中心として揺動する。
このようなクリーニングブレード27aの2次転写ベルト23aからの離間状態のときに、移動機構部527cにて一対のクリーニングブレード27aを所定間隔に、かつ、2次転写ベルト23aと非接触状態で再配置させることができる。またこの際、一対の揺動片528cのカム当接部528caはカム528aの外周面を摺動する。また、一対のクリーニングブレード27aが所定間隔に再配置された後、カムシャフト528bを回動させて、カム528aの外周面におけるカムシャフト528bから最も距離が短い部分を揺動片528cに接触させることにより、付勢部材528eにて付勢されたクリーニングブレード27aが2次転写ベルト23aに当接する。
なお、本実施形態ではカム528aが棒状である場合を例示したが、板状の4対のカム(合計8個のカム)を所定間隔W1~W4に配置するようにしてもよい。この場合、一対のクリーニングブレード27aは2次転写ベルト23aと接触しながらネジ軸27caに沿って移動する。なお、移動時に一対の揺動片528cのカム当接部528caが各カムの側面に引っ掛からないように、各カムの側面をテーパ状に傾斜させておくことが望ましい。
また、本実施形態で説明したカム528aを用いた離接機構部528は、第4実施形態(図9参照)におけるソレノイド328aを用いた離接機構部328の代わりとすることができる。
(まとめ)
以上に述べたように、
(1)本発明による画像形成装置の2次転写クリーニング機構は、画像形成装置内の2次転写部の2次転写ベルトに付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードを保持するブレード保持部とを備え、
前記2次転写部は、1次転写ベルト上のトナー画像を、前記1次転写ベルトと前記2次転写ベルトとの間に搬送される用紙へ転写するように設けられており、
前記クリーニングブレードは、用紙搬送方向と直交するベルト幅方向に延びる当接部を有しており、前記2次転写ベルトにおける前記ベルト幅方向の所定位置のみに前記当接部が当接するように構成された、ことを特徴とする。
この構成によれば、各種定格サイズの用紙に余白無し印刷したときのトナーが付着する2次転写ベルトの特定の部分のみにクリーニングブレードの当接部を当接させることができる。そのため、クリーニングブレードを必要最小限のサイズで作製することが可能であり、クリーニングブレードのコスト(主に作製時の材料費)を低く抑えることができる。また、消耗部品であるクリーニングブレードの交換費用も低く抑えることができる。
本発明による2次転写クリーニング機構は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(2)前記ベルト幅方向に一対の前記ブレード保持部が設けられており、
前記一対のブレード保持部を前記ベルト幅方向に移動させる移動機構部をさらに備え、
前記一対のブレード保持部にて一対の前記クリーニングブレードが保持されてもよい。
この構成によれば、移動機構によって一対のブレード保持部を介して一対のクリーニングブレードを2次転写ベルトの所望の特定位置に移動させることができるため、クリーニングブレードを最も少ない数に抑えることができると共に、クリーニングブレードの交換費用を最も低く抑えることができる。さらに、クリーニングブレードを小片形の最も小さなサイズとすることができ、クリーニングブレードの作製時の材料費および交換費用を最も低減することができる。
(3)前記ブレード保持部にて複数対の前記クリーニングブレードが保持されてもよい。
この構成によれば、複数対のクリーニングブレードを2次転写ベルトの所望の特定位置に設置しておくことができる。この場合、例えば、ユーザーが使用する用紙のサイズがA3、A4およびB5の3種類であれば、それらのサイズに対応する特定位置6箇所に三対のクリーニングブレードを設置すればよく、消耗の激しいクリーニングブレードのみを交換することができる。さらに、クリーニングブレードを小片形の最も小さなサイズとすることができ、クリーニングブレードの作製時の材料費および交換費用を最も低減することができる。
(4)前記クリーニングブレードは、前記2次転写ベルトと当接可能に先端側に設けられた複数対の前記当接部と、前記ブレード保持部に取り付けられる基端側に設けられて前記複数対の当接部を連結一体化する連結部とからなるものであってもよい。
この構成によれば、1つのクリーニングブレードが、2次転写ベルトの所望の特定位置に当接可能な複数対の当接部を有するため、従来のクリーニングブレードよりも低材料費を抑えることができると共に、ブレード保持部に対するクリーニングブレードの着脱を迅速に行うことができる。
(5)前記クリーニングブレードの前記当接部が前記2次転写ベルトに対して離接する方向に前記クリーニングブレードを往復移動させる離接機構部をさらに備えてもよい。
この構成によれば、離接機構部によって、余白無し印刷モードのときに当接部を2次転写ベルトに所定圧力で当接させ、かつ、余白無し印刷モードのときはクリーニングブレードの当接部を2次転写ベルトから離間させるまたは2次転写ベルトに対する当接部の当接力を前記所定圧力よりも弱めることができる。そのため、クリーニングブレードの使用可能期間を延ばし交換頻度を低減することができる。
(6)前記2次転写ベルトにおける前記ベルト幅方向の所定位置は、定型サイズの用紙の用紙搬送方向に延びかつ前記2次転写ベルトと接触する一対の端部接触部分と、前記一対の端部接触部分の前記ベルト幅方向に隣接する一対の外側隣接部分とを含む位置であり、
前記端部接触部分が前記外側隣接部分よりも前記ベルト幅方向において広く設定されてもよい。
一般に、2次転写部における用紙のベルト幅方向(主走査方向)の位置ずれは、1次転写ベルトの蛇行や2次転写ベルトの蛇行によるベルト幅方向の位置ずれよりも大きくなる。そのため、前記構成(6)とすることで、2次転写部において用紙がベルト幅方向に位置ずれしても確実にクリーニングブレードの当接部にてトナーを掻き取ることができる。
(7)本発明による画像形成装置は、感光体を有する画像形成部と、前記感光体に対して離接可能な1次転写ベルトを有する1次転写部と、前記1次転写ベルトに用紙を押圧可能な2次転写ベルトを有する2次転写部と、前記2次転写部に用紙を供給する用紙供給部と、前記2次転写部に設けられた前記2次転写クリーニング機構とを備えた、ことを特徴とする。
この構成によれば、前記構成(1)~(6)の効果を有する画像形成装置を得ることができる。
本発明による画像形成装置は、次のように構成されてもよい。
(8)前記2次転写クリーニング機構は、前記一対のブレード保持部を前記ベルト幅方向に移動させる移動機構部を備えており、
余白有り印刷モードと余白無し印刷モードのいずれか一方を選択可能な操作部と、前記2次転写クリーニング機構の動作を制御可能な制御部とをさらに備え、
前記制御部は、前記操作部にて前記余白無し印刷モードが選択されたときに、前記2次転写ベルトにおける前記対応位置および前記外側近傍位置においてのみ前記クリーニングブレードの前記当接部が当接するように、前記2次転写部に供給される用紙サイズに応じて前記移動機構部を制御して前記一対のブレード保持部を移動させてもよい。
この構成によれば、特に、前記構成(2)の効果を有する画像形成装置を得ることができる。
(9)前記2次転写クリーニング機構は、前記クリーニングブレードの前記当接部が前記2次転写ベルトに対して離接する方向に前記ブレード保持部を往復移動させる離接機構部をさらに備えており、
前記制御部は、前記操作部にて前記余白無し印刷モードが選択されたときに、前記2次転写ベルトに前記クリーニングブレードの前記当接部を所定圧力にて当接させ、かつ、前記操作部にて前記余白有り印刷モードが選択されたときに、前記2次転写ベルトから前記当接部が離間するまたは前記2次転写ベルトに対する前記当接部の当接力を前記所定圧力よりも弱めるように、前記離接機構部を制御して前記一対のブレード保持部を移動させてもよい。
この構成によれば、特に、前記構成(5)の効果を有する画像形成装置を得ることができる。
本発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、本発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、本発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。本発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。例えば、1次転写ベルトに対して離接可能な2次転写部にも本発明の2次転写クリーニング機構は適用可能である。
11:光走査ユニット、 12:現像ユニット、 12a:現像ローラ、 13:感光体ドラム、 14:帯電ユニット、 15:ドラムクリーニングユニット、 16:1次転写ローラ(1次転写部の構成の一部)、 17:定着ユニット、 18a、18b、18c、18d:給紙トレイ(用紙供給部の構成の一部)、 19:手差しトレイ(用紙供給部の構成の一部)、 20:転写ユニット、 21:1次転写ベルト(中間転写ベルト)、 21a:駆動ローラ(1次転写部の構成の一部)、 21b:従動ローラ(1次転写部の構成の一部)、 22:ベルトクリーニングユニット、 23:2次転写ユニット(2次転写部)、 23a:2次転写ベルト、 23b:駆動ローラ、 23ca、23cb、23cc、23cd:従動ローラ、 23d:テンションローラ、 23e:支持プレート、 23f:トナー回収トレイ、 23g:トナー受け板、 23h:取付板、 24:加熱ローラ、 25:加圧ローラ、 27、127、227、327、527:2次転写クリーニング機構、 27a、127a:クリーニングブレード、 27ax:当接部、 27ay、127ay:取付片部、 27az:連結部、 27b、127b、227b、527b:ブレード保持部、 227ba:軸部、 227bb:揺動片、 227bc:取付部、 27c、527c:移動機構部、 27ca:ネジ軸、 27cb:ガイドレール、 27cc:駆動モータ、 27cx:第1雄ネジ部、 27cy:第2雄ネジ部、 28、328、528:離接機構部、 28a、328a:ソレノイド、 28b:ヒンジ部、 28c、328c:ピン、 33:ピックアップローラ(用紙供給部の構成の一部)、 34:レジストローラ(用紙供給部の構成の一部)、 36:排出ローラ、 37:両面搬送路(用紙供給部の構成の一部)、 39:排出トレイ、 57:モノクロプロセス駆動モータ、 59:カラープロセス駆動モータ、 61:現像バイアス回路、 63:定着・用紙搬送モータ、 100:複合機、 101:制御部、 103:原稿搬送ユニット、 105:操作ユニット(操作部)、 111:画像読取デバイス、 115:画像形成デバイス(画像形成部)、 115a:前板、 527ba:取付片部、 528a:カム、 528b:カムシャフト、 528c:揺動片、 528ca:カム当接部、 528d:枢軸、 528e:付勢部材、 A:用紙搬送方向、 a:端部接触部分のベルト幅方向の寸法、b:外側隣接部分のベルト幅方向の寸法、 B:ベルト幅方向、 K:矢印、 N:ニップ部、 P1a、P2a、P3a、P4a:トナー画像端部位置、 P1b、P2b、P3b、P4b:用紙端部位置、 Pc:中間位置、 R1:シート搬送経路(用紙供給部の構成の一部)、 T:トナー、 W1、W2、W3、W4:間隔、 x:トナー画像はみ出し幅

Claims (9)

  1. 画像形成装置内の2次転写部の2次転写ベルトに付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードを保持するブレード保持部とを備え、
    前記2次転写部は、1次転写ベルト上のトナー画像を、前記1次転写ベルトと前記2次転写ベルトとの間に搬送される用紙へ転写するように設けられており、
    前記クリーニングブレードは、用紙搬送方向と直交するベルト幅方向に延びる当接部を有しており、前記2次転写ベルトにおける前記ベルト幅方向の所定位置のみに前記当接部が当接するように構成された、ことを特徴とする画像形成装置の2次転写クリーニング機構。
  2. 前記ベルト幅方向に一対の前記ブレード保持部が設けられており、
    前記一対のブレード保持部を前記ベルト幅方向に移動させる移動機構部をさらに備え、
    前記一対のブレード保持部にて一対の前記クリーニングブレードが保持されている、請求項1に記載の2次転写クリーニング機構。
  3. 前記ブレード保持部にて複数対の前記クリーニングブレードが保持されている、請求項1に記載の2次転写クリーニング機構。
  4. 前記クリーニングブレードは、前記2次転写ベルトと当接可能に先端側に設けられた複数対の前記当接部と、前記ブレード保持部に取り付けられる基端側に設けられて前記複数対の当接部を連結一体化する連結部とからなる、請求項1に記載の2次転写クリーニング機構。
  5. 前記クリーニングブレードの前記当接部が前記2次転写ベルトに対して離接する方向に前記クリーニングブレードを往復移動させる離接機構部をさらに備えた、請求項1~4のいずれか1つに記載の2次転写クリーニング機構。
  6. 前記2次転写ベルトにおける前記ベルト幅方向の所定位置は、定型サイズの用紙の用紙搬送方向に延びかつ前記2次転写ベルトと接触する一対の端部接触部分と、前記一対の端部接触部分の前記ベルト幅方向に隣接する一対の外側隣接部分とを含む位置であり、
    前記端部接触部分が前記外側隣接部分よりも前記ベルト幅方向において広く設定されている、請求項1~5のいずれか1つに記載の2次転写クリーニングブレード機構。
  7. 感光体を有する画像形成部と、前記感光体に対して離接可能な1次転写ベルトを有する1次転写部と、前記1次転写ベルトに用紙を押圧可能な2次転写ベルトを有する2次転写部と、前記2次転写部に用紙を供給する用紙供給部と、前記2次転写部に設けられた請求項1~6のいずれか1つに記載の2次転写クリーニング機構とを備えた、ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記2次転写クリーニング機構は、前記一対のブレード保持部を前記ベルト幅方向に移動させる移動機構部を備えており、
    余白有り印刷モードと余白無し印刷モードのいずれか一方を選択可能な操作部と、前記2次転写クリーニング機構の動作を制御可能な制御部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記操作部にて前記余白無し印刷モードが選択されたときに、前記2次転写ベルトにおける前記対応位置および前記外側近傍位置においてのみ前記クリーニングブレードの前記当接部が当接するように、前記2次転写部に供給される用紙サイズに応じて前記移動機構部を制御して前記一対のブレード保持部を移動させる、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記2次転写クリーニング機構は、前記クリーニングブレードの前記当接部が前記2次転写ベルトに対して離接する方向に前記ブレード保持部を往復移動させる離接機構部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記操作部にて前記余白無し印刷モードが選択されたときに、前記2次転写ベルトに前記クリーニングブレードの前記当接部を所定圧力にて当接させ、かつ、前記操作部にて前記余白有り印刷モードが選択されたときに、前記2次転写ベルトから前記当接部が離間するまたは前記2次転写ベルトに対する前記当接部の当接力を前記所定圧力よりも弱めるように、前記離接機構部を制御して前記一対のブレード保持部を移動させる、請求項7または8に記載の画像形成装置。
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