JP2023050517A - 慣性センサーデバイス及びセンサーモジュール - Google Patents

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Abstract

Figure 2023050517000001
【課題】ホスト側の調整負担を軽減する慣性センサーデバイスの提供。
【解決手段】慣性センサーデバイス100は、第1インターフェース110と、第2センサー102と、第2インターフェース120と、ホストインターフェース140と、処理回路130と、を含む。第1インターフェース110は、第1検出軸での第1物理量P1と第2検出軸での第2物理量P2と第3検出軸での第3物理量P3を検出する第1センサー1とのインターフェースである。第2センサー102は、第3検出軸での物理量P3を、第1センサーよりも高い精度で、高精度第3物理量HP3として検出する。処理回路130は、第1物理量P1及び第2物理量P2を、ホストインターフェース140を介してホスト200に出力するとともに、第3物理量P3に代えて、高精度第3物理量HP3を、ホストインターフェース140を介してホスト200に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、慣性センサーデバイス及びセンサーモジュール等に関する。
特許文献1には、シリコンから可動部等が形成された3軸角速度センサーと3軸加速度センサーが、1つのホストデバイスの基板上に形成されたものが記載されている。
特開2016-031358号公報
これらのセンサーよりも高精度な検出データが求められる場合は、別途センサーを追加する必要がある。しかし、別途センサーを更にホストデバイスに接続した場合、ホストデバイスのインターフェース仕様を変更する等、センサー追加に伴ってホストデバイス側で行う調整が複雑化する問題が有る。
本開示の一態様は、第1検出軸での第1物理量と第2検出軸での第2物理量と第3検出軸での第3物理量を検出する第1センサーとのインターフェースである第1インターフェースと、前記第3検出軸での物理量を、前記第1センサーよりも高い精度で、高精度第3物理量として検出する第2センサーと、前記第2センサーとのインターフェースである第2インターフェースと、ホストとのインターフェースであるホストインターフェースと、処理回路と、を含み、前記処理回路は、前記第1物理量及び前記第2物理量を、前記ホストインターフェースを介して前記ホストに出力するとともに、前記第3物理量に代えて、前記高精度第3物理量を、前記ホストインターフェースを介して前記ホストに出力する慣性センサーデバイスに関係する。
また本開示の他の態様は、上記した慣性センサーデバイス、と前記第1センサーと、を含むセンサーモジュールに関係する。
本実施形態の構成例を示すブロック図。 本実施形態の通信関係の例を説明する図。 本実施形態の別の構成例を説明する図。 本実施形態の別の通信関係の例を説明する図。 第1検出軸、第2検出軸及び第3検出軸を説明する図。 第3物理量の測定誤差の影響を説明する図。 本実施形態のデータ通信の例を説明する図。 本実施形態のデータ通信の別の例を説明する図。 本実施形態の手法を説明するタイムチャート。 本実施形態の別の手法を説明するタイムチャート。 本実施形態の別の手法を説明するタイムチャート。 本実施形態の変形例を示すブロック図。 本実施形態の変形例の通信関係の例を説明する図。 本実施形態の変形例における手法を説明するタイムチャート。
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
図1は、本実施形態の慣性センサーデバイス100の構成例を示すブロック図である。本実施形態の慣性センサーデバイス100は、第2センサー102と、第1センサー1とのインターフェースである第1インターフェース110と、第2インターフェース120と、処理回路130と、ホスト200とのインターフェースであるホストインターフェース140を含む。本実施形態の慣性センサーデバイス100は、所定の半導体パッケージを構成する。所定の半導体パッケージとは、例えば挿入実装型のDIP(Dual In-line Package)又は表面実装型のQFP(Quad Flat Package)等である。また、以降の説明において、半導体パッケージを単にパッケージと呼ぶことがある。
第1センサー1は、例えばX軸方向での物理量を検出してデジタルのX軸物理量データを出力する。X軸物理量データはX軸方向での物理量を表すデジタルデータである。なお、以降の説明において、デジタルデータを単にデータと呼ぶことがある。さらに、第1センサー1は、例えばY軸方向での物理量を検出してデジタルのY軸物理量データを出力し、Z軸方向での物理量を検出してデジタルのZ軸物理量データを出力する。同様に、Y軸物理量データはY軸方向での物理量を表すデジタルデータであり、Z軸物理量データはZ軸方向での物理量を表すデジタルデータである。ここでのX軸、Y軸は、互いに直交する軸であり、Z軸に直交する方向の軸になっている。つまり、第1センサー1は、3軸の物理量センサーである。物理量とは例えば加速度であるが、角速度であってもよく、他の物理量であってもよい。例えば物理量が加速度である場合、第1センサー1は、3軸の加速度センサーであり、例えば1つのデバイスで、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の加速度を検出可能な静電容量方式のSi-MEMSのセンサーデバイスで実現できる。なお、第1センサー1はこれには限定されず、周波数変化型の水晶加速度センサー、ピエゾ抵抗型加速度センサー、或いは熱検知型加速度センサーで実現してもよい。また、例えば物理量が角速度である場合、第1センサー1は、角速度センサーであり、Si-MEMSのセンサーデバイス等で実現できる。なお、角速度センサーはジャイロセンサーとも呼ばれる。
なお、図1への図示は省略しているが、第1センサー1は、各軸の物理量を検出するためのセンサー素子と、当該センサー素子からの検出信号を増幅する増幅回路等を有するアナログ回路と、当該アナログ回路からのアナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路とを含む。また、後述の図2、図9、図10についても同様に、第1センサー1についてセンサー素子、アナログ回路、A/D変換回路等の図示を省略している。当該A/D変換回路の出力データまたは当該出力データに対して温度補正等の補正処理を行ったデジタルデータが、X軸物理量データとして、第1インターフェース110に出力される。なお、1つのセンサー素子でX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向いずれの物理量も検出できてもよいし、X軸方向での物理量を検出するセンサー素子と、Y軸方向での物理量を検出するセンサー素子と、Z軸方向での物理量を検出するセンサー素子が別々に有ってもよい。
なお、以降の説明において、X軸と平行な方向の検出軸を第1検出軸と、Y軸と平行な方向の検出軸を第2検出軸と、Z軸と平行な方向の検出軸を第3検出軸と呼ぶことがある。また、第1センサー1が出力するX軸物理量データを第1物理量P1と、Y軸物理量データを第2物理量P2と、Z軸物理量データを第3物理量P3と呼ぶことがある。また、同様に、後述する例においてX軸角速度データを第1角速度G1と、Y軸角速度データを第2角速度G2と、Z軸角速度データを第3角速度G3と呼ぶことがある。また、同様にX軸加速度データを第1加速度A1と、Y軸加速度データを第2加速度A2と、Z軸加速度データを第3加速度A3と呼ぶことがある。以上のことから、第1センサー1は、第1検出軸での第1物理量P1と第2検出軸での第2物理量P2と第3検出軸での第3物理量P3を検出する。
第1インターフェース110は、所定の通信方式に従って、第1センサー1とデジタルデータの送受信に関するインターフェース処理を行う回路である。所定の通信方式とは、例えば所定のシリアル通信方式であるが、パラレル通信方式であってもよい。また、所定のシリアル通信方式は、同期式のSPI(Serial Peripheral Interface)であるが、I2C(Inter-Integrated Circuit)又はUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)等であってもよく、これらの通信方式の一部を改良又は改変した通信方式であってもよい。
第2センサー102は、第1センサー1よりも高精度に物理量を検出できる物理量センサーである。高精度とは、例えば高分解能、高S/N又は低誤差ということである。より具体的には、第1センサー1よりも高精度に物理量を検出できるということは、第2センサー102が検出可能な物理量の最小単位は、第1センサー1が検出可能な物理量の最小単位よりも小さいことである。例えば第1センサー1のセンサー素子と第2センサー102のセンサー素子が出力した信号強度が同じ場合、当該信号強度に対するノイズ強度の割合は、第2センサー102の方が小さい。或いは、第2センサー102のセンサー素子が出力した信号強度に対する誤差の割合は、第1センサー1のセンサー素子が出力した信号強度に対する誤差の割合よりも、小さい。第2センサー102は、例えばZ軸方向での物理量を検出して高精度なZ軸物理量データである高精度第3物理量HP3を出力する。ここでの高精度なZ軸物理量データはデジタルデータであってもよい。つまり、詳細な図示は省略しているが、第2センサー102は、Z軸の物理量検出用のセンサー素子と、当該センサー素子からの検出信号を増幅する増幅回路等を有するアナログ回路と、当該アナログ回路からのアナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換回路とを含んでもよい。これにより変換された高精度第3物理量HP3のデジタルデータは、前述した第1センサー1から出力される第3物理量P3のデジタルデータと比べて、下位ビットの値が信頼できる値となって出力される。第2センサー102が検出する物理量は例えば角速度である場合、第2センサー102は角速度センサーであり、例えば、水晶を材料とし、振動する物体に加わるコリオリの力から角速度を検出する共振周波数変化型水晶角速度センサー等で実現することができる。また、第2センサー102が検出する物理量が例えば加速度である場合、第2センサー102は加速度センサーであり、周波数変化型の水晶加速度センサー等により実現することができる。以上のことから、第2センサー102は、第3検出軸での物理量を、第1センサー1よりも高い精度で、高精度第3物理量HP3として検出する。
第2インターフェース120は、第1インターフェース110と同様に、所定の通信方式に従って、第2センサー102とデジタルデータの送受信に関するインターフェース処理を行う回路である。所定の通信方式は、前述した通りである。なお、第2インターフェース120が従う通信方式は、第1インターフェース110が従う通信方式と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
処理回路130は、慣性センサーデバイス100の各部の処理を行う。例えば、処理回路130は、第2センサー102等を制御する処理を行う。言い換えれば、処理回路130は、第2センサー102等とデジタルデータによる通信を行う場合、第2センサー102に対してマスターとなるコントローラーである。処理回路130は、下記のハードウェアにより構成される。ハードウェアは、デジタル信号を処理する回路を含むが、さらにアナログ信号を処理する回路を含んでもよい。例えば、ハードウェアは、回路基板に実装された1又は複数の回路装置と、1又は複数の回路素子で構成することができる。1又は複数の回路装置は例えばIC(Integrated Circuit)、FPGA(field-programmable gate array)等である。1又は複数の回路素子は例えば抵抗、キャパシター等である。また、処理回路130は、少なくとも下記のプロセッサーを1つ含むことにより実現される。処理回路130は、情報を記憶する図1に不図示のメモリーと、当該メモリーに記憶された情報に基づいて動作するプロセッサーと、を含む。情報は、例えばプログラムと各種のデータ等である。プロセッサーは、ハードウェアを含む。プロセッサーは、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等、各種のプロセッサーを用いることが可能である。当該メモリーは、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体メモリーであってもよいし、レジスターであってもよいし、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶装置であってもよいし、光学ディスク装置等の光学式記憶装置であってもよい。例えば、メモリーはコンピューターにより読み取り可能な命令を格納しており、当該命令がプロセッサーにより実行されることで、処理回路130の各部のうち一部又は全部の機能が処理として実現されることになる。ここでの命令は、プログラムを構成する命令セットの命令でもよいし、プロセッサーのハードウェア回路に対して動作を指示する命令であってもよい。
ホストインターフェース140は、所定の通信方式に従って、ホスト200とデータの送受信に関するインターフェース処理を行う回路である。所定の通信方式は、前述した通りである。なお、ホストインターフェース140が従う通信方式は、第1インターフェース110又は第2インターフェース120が従う通信方式と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
ホスト200は、慣性センサーデバイス100等と電気的に接続し、慣性センサーデバイス100から出力された物理量を取得するデバイスである。ホスト200は不図示の処理部を含み、当該処理部は、前述の処理回路130と同様のプロセッサー等により実現できる。例えばホスト200は、不図示の計測システムに含まれ、当該計測システムの各部を制御する。ホスト200が取得した物理量に基づいて、当該計測システムは所定の計測対象物の位置等の算出をすることができる。所定の計測対象物とは、例えば自転車、四輪自動車、バイク、電車、飛行機、船等の移動体又はパーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット端末、時計、カーナビゲーション装置、各種測定機器等の電子機器であるが、特に制限されない。例えば計測システムは、ホスト200と、不図示のGPS受信部とGPS受信用のアンテナを含むことで、所定の計測対象物の位置等の算出を実現できる。具体的には、GPS受信部が、アンテナを介してGPS衛星からの信号を受信し、ホスト200は、GPS受信部が受信した信号に基づいて、所定の計測対象物の位置、速度、方位を表すGPS測位データを検出する。なお、所定の計測対象物の位置は緯度、経度又は高度等である。またホスト200は、慣性センサーデバイス100から取得した物理量データに対して慣性航法演算処理を行い、慣性航法測位データを求める。慣性航法測位データは、計測対象物の加速度データ及び姿勢データを含む。そしてホスト200は、求められた慣性航法測位データとGPS測位データに基づいて、所定の計測対象物の位置等を算出する。例えば所定の計測対象物が四輪自動車の場合、ホスト200は当該四輪自動車が地面のどの位置を走行しているかを算出する。
本実施形態において、ホスト200は、図1に示すように、慣性センサーデバイス100と電気的に接続する他、第1センサー1とも電気的に接続する。具体的には、例えばホスト200の回路基板上に、第1センサー1のパッケージと、慣性センサーデバイス100のパッケージがそれぞれ実装される。これにより、ホスト200の処理部を構成するプロセッサーは、所定の信号線を介して、第1センサー1のパッケージの端子及び慣性センサーデバイス100のパッケージの端子と電気的に接続される。これにより、ホスト200が、第1センサー1及び慣性センサーデバイス100と、例えばSPIの規格に従ってシリアル通信を行う場合、ホスト200の処理部は、第1センサー1及び慣性センサーデバイス100に対してマスターのコントローラーとなることができる。具体的には、図2に示すように、ホスト200は、第1センサー1及び慣性センサーデバイス100と、信号線CS、CLK、DINで接続される。また、第1センサー1と慣性センサーデバイス100は信号線DOUT1で接続される。また、慣性センサーデバイス100とホスト200は信号線DOUT2でさらに接続される。例えば図2に示すように、ホスト200は、第1センサー1及び慣性センサーデバイス100に信号線CSを接続し、所望のスレーブに対して信号線CSを通る負論理の信号をLレベルにすることで、デジタルデータの送受信を行うことができる。このとき、ホスト200は、第1センサー1及び慣性センサーデバイス100から、別々にデジタルデータである所望の物理量を取得することもできるが、図2のように、第1センサー1の信号線DOUT1を慣性センサーデバイス100に接続することもできる。これにより、ホスト200には、慣性センサーデバイス100のみからデータを取得することができる。即ち、ホスト200からは第1センサー1と慣性センサーデバイス100を、信号線CSを通る信号の論理レベルにより区別しておらず、またホスト200側の信号線CS、CLK、DIN、DOUT2の接続は、慣性センサーデバイス100のみを設けた場合と何ら変わりがない。このため、ホスト200は、あたかも慣性センサーデバイス100のみと通信しているかのようなシリアル通信によって、第1センサー1及び慣性センサーデバイス100からの所望の物理量を取得できる。
なお、以降において、例えば符号CSは、図2のように信号線を指すが、当該信号線を通る信号として表記または図示する場合がある。後述する符号CLK、DIN、DOUT1、DOUT2、CSA、CLKA、DINA、DOUTA、CSB、CLKB、DINB、DOUTB、DRDYB、CS3、CLK3、DIN3、DOUT3、CS4、CLK4、DIN4、DOUT4、DRDY4についても同様である。また、図1では図示を省略しているが、図2に示すように、慣性センサーデバイス100は、例えば第1バッファーBF1を含む。第1バッファーBF1は例えば処理回路130に含まれるレジスター又はホストインターフェース140に含まれる出力用レジスター等により実現できる。
慣性センサーデバイス100は第1センサー1と図2のような信号線によって接続した場合に、慣性センサーデバイス100の第1インターフェース110は、第1センサー1からセンサーデータである第1物理量P1、第2物理量P2及び第3物理量P3を受信する。また、慣性センサーデバイス100の第2インターフェース120は、同じタイミングで第2センサー102からセンサーデータある高精度第3物理量HP3を受信する。同じタイミングとは略同じタイミングを含む。そして、処理回路130は、第1インターフェース110が受信した第1物理量P1及び第2物理量P2を、ホストインターフェース140を介してホスト200にそのまま出力する。一方、処理回路130は、第1インターフェース110が受信した第3物理量P3はホスト200に送信せず、第2インターフェース120が受信した高精度第3物理量HP3を、ホストインターフェース140を介してホスト200に出力する。
このような通信は、例えば以下の手法で実現することができる。例えば第1センサー1は、第1物理量P1、第2物理量P2、第3物理量P3をSPI規格のシリアルデータとして信号線DOUT1を介して第1インターフェース110に送信する。処理回路130は、この第1センサー1からのシリアルデータを、シリアルパラレル変換等を介さずそのままホストインターフェース140を介して信号線DOUT2へ送信する。但し、処理回路130は、第1センサー1からのシリアルデータのうち第3物理量P3の部分を高精度第3物理量HP3のデータに入れ替えて、信号線DOUT2へ送信する。このとき、処理回路130又はホストインターフェース140は、高精度第3物理量HP3をパラレルシリアル変換等によってSPI規格のシリアルデータに変換し、信号線DOUT2へ送信する。
以上のように、本実施形態の慣性センサーデバイス100は、第1インターフェース110と、第2センサー102と、第2センサー102とのインターフェースである第2インターフェース120と、ホスト200とのインターフェースであるホストインターフェース140と、処理回路130と、を含む。第1インターフェース110は、第1検出軸での第1物理量P1と第2検出軸での第2物理量P2と第3検出軸での第3物理量P3を検出する第1センサー1とのインターフェースである。第2センサー102は、第3検出軸での物理量を、第1センサーよりも高い精度で、高精度第3物理量HP3として検出する。処理回路130は、第1物理量P1及び第2物理量P2を、ホストインターフェース140を介してホスト200に出力するとともに、第3物理量P3に代えて、高精度第3物理量HP3を、ホストインターフェース140を介してホスト200に出力する。
このように、本実施形態の慣性センサーデバイス100は、第1インターフェース110と第2インターフェース120を含むことにより、第1センサー1から第1物理量P1と第2物理量P2と第3物理量P3を取得するとともに、第2センサー102から高精度第3物理量HP3を取得することができる。また、本実施形態の慣性センサーデバイス100は、処理回路130を含むことにより、第1センサー1から取得した第1物理量P1及び第2物理量P2と、第2センサー102から取得した高精度第3物理量HP3を、ホストインターフェース140を介してホスト200に出力することができる。第3検出軸における物理量の精度が、第1検出軸及び第2検出軸における物理量よりも高い精度が求められる場合、従来の手法では、高精度第3物理量HP3をホスト200が取得するために、ホスト200側に第2センサー102と接続するインターフェースを設け、センサーデータを入れ替える等の調整が必要だった。その点、本実施形態の手法を適用することで、ホスト200側の仕様を変更することなく、ホスト200は、第3物理量P3に代えて高精度第3物理量HP3を取得することができる。なお、上記ではZ軸である第3検出軸について高精度第3物理量HP3を取得する例について説明したが、X軸である第1検出軸の第1物理量P1又はY軸である第2検出軸の第2物理量P2についても同様に適用することができる。言い換えれば、本実施形態の手法を適用することで、ホスト200側の仕様を変更することなく、ホスト200は、任意の軸の物理量を高精度物理量として取得することができる。
また、本実施形態の手法は、センサーモジュールとして実現してもよい。つまり、本実施形態のセンサーモジュールは、慣性センサーデバイス100と第1センサー1を含む。このようにすることで、上記と同様の効果を得ることができる。
具体的には、例えば、1つの基板に慣性センサーデバイス100と第1センサー1を搭載し、1つの半導体パッケージとしてパッケージ化することにより、本実施形態のセンサーモジュールを実現することができる。これにより、ホスト200に実装する部品点数を少なくすることができる。
なお、本実施形態の手法は、上記に限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、図1及び図2の例ではホスト200が第1センサー1と電気的に接続しているが、図3のブロック図に示すように、ホスト200は第1センサー1と電気的に接続していなくてもよい。この場合、図4に示すように、第1センサー1と慣性センサーデバイス100は信号線CSA、CLKA、DINA、DOUTAで接続され、慣性センサーデバイス100の処理回路130は、第1センサー1に対してマスターとなる。また、ホスト200と慣性センサーデバイス100は信号線CSB、CLKB、DINB、DOUTBで接続され、ホスト200は、慣性センサーデバイス100の処理回路130に対してマスターとなる。また、図4では図示を省略しているが、慣性センサーデバイス100は、図2で前述の第1バッファーBF1の他、第2バッファーBF2を含む。第2バッファーBF2は、第1バッファーBF1と同様に、処理回路130又はホストインターフェース140のレジスター等で実現できる。また、図4に示すように、ホスト200は慣性センサーデバイス100と信号線DRDYBとさらに接続してもよい。このようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。なお、慣性センサーデバイス100のパッケージに必要な端子の数は、図1の例と図3の例で異なる。このように、本実施形態の手法は、仕様が異なる複数の構成例による実施が可能であるから、ホスト200の基板に実装するパッケージの設計の自由度が向上する。例えば、慣性センサーデバイス100のパッケージサイズを極力小さくしたい場合は、図1の構成例にすることが、設計上有利である。
ここで、図5と図6を用いて、第3検出軸における物理量の精度が、第1検出軸及び第2検出軸における物理量よりも高い精度が求められる場合の例を説明する。前述したように、第1センサー1と慣性センサーデバイス100を含むホスト200は、計測システムに含まれる。当該計測システムは、前述の移動体に固定して装備される。図5は、前述の移動体の一例である四輪自動車の移動方向と、計測システムに含まれる第1センサー1及び第2センサー102の座標系との関係を説明する図である。以降において、第1センサー1及び第2センサー102の座標系を単にセンサー座標系と呼ぶ。また、第1センサー1の座標系と第2センサー102の座標系のX軸、Y軸、Z軸の方向は一致しているものとする。センサー座標系のX軸は、移動体の前後方向とし、前方向をX軸正方向とする。また、センサー座標系のY軸は、移動体の左右方向とし、右方向をY軸正方向とする。そして、センサー座標系のZ軸は、X軸及びY軸との直交方向とし、移動体の下方向をZ軸正方向とする。移動体は概水平面を移動するため、XY平面が移動体の移動面となり、Z軸正方向は、重力方向に一致するとみなせる。そして、移動体の姿勢は、X軸回りのロール角、Y軸回りのピッチ角、Z軸回りのヨー角で表現される。また、前述のように移動体は概水平面を移動することから、姿勢であるロール角は移動体の左右方向の傾きに相当し、ピッチ角は移動体の前後方向の傾き、ヨー角は移動体の移動方向の転換或いは方位に相当する。慣性航法演算において、姿勢は、第1センサー1等の出力信号である角速度を時間積分することで算出される。つまり、図5において、第1センサー1と第2センサー102が角速度センサーである場合、計測システムが取得した第1角速度G1を時間積分するとロール角が得られ、第2角速度G2を時間積分するとピッチ角が得られ、第3角速度G3または高精度第3角速度HG3を時間積分するとヨー角が得られる。
図6は、位置誤差を説明する図である。図6は、移動体を上方から俯瞰した図、つまり、センサー座標系におけるXY平面図を示している。実際の移動方向を本来の移動方向として、実線で示している。移動体の前方方向がX軸正方向であるため、実際の移動方向もX軸正方向である。B1に示す位置が、第1時刻t1における移動体の位置であり、既知であるものとする。B2に示す位置が、第2時刻t2における移動体の実際の位置であり、B3に示す位置が、計測システムを用いた慣性航法演算によって算出される位置であって、第2時刻t2における移動体の位置とする。このB2に示す位置と、B3に示す位置との間の距離が、移動体が第1時刻t1から第2時刻t2まで移動する間に、第1センサー1の出力信号のバイアス誤差に起因して生じる位置誤差である。前述のように、移動体は概水平面を移動するので、この位置のずれは、姿勢であるヨー角の誤差によって生じる。そして、このヨー角の誤差は時間経過とともに増大してゆく。このように、ヨー角の誤差は、ロール角の誤差及びピッチ角の誤差よりも小さいことが望ましい、言い換えれば、Z軸回りの角速度の測定精度は、X軸回りの角速度の測定精度及びY軸回りの角速度の測定精度より高いことが望ましい。その点、本実施形態の手法を適用することで、計測システムは、第3物理量P3に代えて、第3物理量P3よりも精度の高い高精度第3物理量HP3に基づくヨー角を取得することができる。これにより、より適切に移動体等の位置を予測することができる。
以上のことから、本実施形態の慣性センサーデバイス100において、第3物理量P3及び高精度第3物理量HP3は、Z軸である第3検出軸周りでの角速度である。このようにすることで、ホスト200は、ホスト200側の仕様を変更することなく、高精度第3角速度HG3を取得することができる。
次に、図7、図8、図9、図10を用いて、慣性センサーデバイス100が、第1物理量P1及び第2物理量P2をホスト200に出力するとともに、第3物理量P3に代えて、高精度第3物理量HP3をホスト200に出力する具体的な手法について説明する。図7は本実施形態に用いられる通信方式の基本的な例を説明する図であり、例えばマスターであるホスト200が、所定の物理量センサーをスレーブとして通信する場合の例である。なお、以降の説明において、例えばホスト200の不図示の通信インターフェースがデータの送受信を行うことを単にホスト200がデータの送受信を行う等と表記する。まず、マスターであるホスト200は負論理の信号CSをLレベルにする。これにより、所定の物理量センサーがチップセレクトされる。チップセレクトはスレーブセレクトとも呼ばれる。そして、マスターであるホスト200は、信号CLKのクロックに同期して信号線DINを介して8ビットのリードコマンドRCを所定の物理量センサーに送信する。つまりここでの信号CLKのクロックは、ホスト200の不図示の発振回路に基づく。ここでのリードコマンドRCは、例えば最初の1ビットにリード/ライトを指示するビットを含み、ホスト200は当該ビットに対して、リードを指示する値をセットする。その後、所定の物理量センサーは、信号線CLKのクロック信号に同期して信号線DOUT2を用いて8ビットのセンサーデータをホストに送信する。なお、図7の「*」はドントケアを意味し、図8以降についても同様である。また、以降において、信号CLKからのクロックに同期する旨の説明は省略することがある。また、図8以降において信号CLKのクロックの図示は省略する。後述する信号CLKA、CLKB、CLK3、CLK4についても同様である。
このように、例えば所定の物理量センサーが1軸方向の物理量のみを検出する場合は、所定の物理量センサーを3つ用意し、それぞれの検出軸を前述の第1検出軸、第2検出軸、第3検出軸に設定することで、ホスト200は、第1物理量P1、第2物理量P2、第3物理量P3を取得することができる。ただし本実施形態の手法はこれに限られず、例えば、1つのマスターが1つのリードコマンドRCをスレーブに送信すると、マスターは複数のデータをスレーブからリードしてもよい。この機能はバーストリード機能と呼ばれる。図8は、マスターであるホスト200が、所定の3軸の物理量センサーをスレーブとして通信する場合の例である。前述のバーストリード機能を適用することで、図8に示すように、マスターであるホスト200は、1つのリードコマンドRCを、所定の3軸の物理量センサーに送信すると、所定の3軸の物理量センサーからの第1物理量P1、第2物理量P2、第3物理量P3に対応する物理量をそれぞれリードすることができる。
図9は、本実施形態の手法を適用したことにより、ホスト200が高精度第3物理量HP3等を取得するタイミングチャートの例を説明する図である。第1センサー1と、慣性センサーデバイス100と、ホスト200は、図2に示した信号線により接続されているものとする。また、慣性センサーデバイス100の第2インターフェース120は、第2センサー102から高精度第3物理量HP3を定期的にサンプリングしているものとする。また、本実施形態においては、第1センサー1、慣性センサーデバイス100、ホスト200等においてデータの送受信のタイミングに関する問題は無いものとする。
ホスト200は、信号CSをLレベルにすることにより、第1センサー1と慣性センサーデバイス100の両方をチップセレクトし、第1センサー1の通信インターフェースと慣性センサーデバイス100のホストインターフェース140に、信号線DINにリードコマンドRCを送信する。慣性センサーデバイス100の処理回路130は、C1に示すように、高精度第3物理量HP3のデジタルデータを第1バッファーBF1に記憶する。また、第1センサー1は、ホスト200からリードコマンドRCを受信すると、信号線DOUT1を介して、慣性センサーデバイス100の第1インターフェース110に第1物理量P1、第2物理量P2、第3物理量P3を送信する。つまり、ホスト200が送信したリードコマンドRCの2ビット目以降に所定のアドレス設定を行うことで、第1センサー1が第1物理量P1、第2物理量P2、第3物理量P3を送信することと、処理回路130が高精度第3物理量HP3を第1バッファーBF1に記憶することができるようになっている。
そして処理回路130は、C2に示すように、第1インターフェース110を介して受信した第1物理量P1、第2物理量P2を、そのままホストインターフェース140と信号線DOUT2を介してホスト200に送信する。また、処理回路130は、C3に示すように、第3物理量P3を送信するタイミングにおいて、第3物理量P3を第1バッファーBF1に記憶された高精度第3物理量HP3に差し替え、ホストインターフェース140と信号線DOUT2を介してホスト200に送信する。このようにすることで、ホスト200は、第3物理量P3に代えて高精度第3物理量を受信することができる。
なお上記は、第1センサー1を3軸センサーとして説明したが、本実施形態の手法はこれに限られず、種々の変形実施が可能である。例えば第1センサー1は、6軸センサーであってもよい。6軸センサーとは、例えばX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれの物理量を独立して検出できる3軸物理量センサーと、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれの別の物理量を独立して検出できる3軸物理量センサーとを加えたものである。例えば、第1センサー1が3軸の加速度センサーと3軸の角速度センサーを加えたものである場合、第1センサー1は、第1角速度G1、第2角速度G2、第3角速度G3、第1加速度A1、第2加速度A2、第3加速度A3を検出する。そして、図5と図6で前述したように、Z方向の角速度を第3角速度G3より高精度にしたい場合、慣性センサーデバイス100は、第2センサー102をZ軸の角速度センサーとして高精度第3角速度HG3を取得する。そして、前述した手法を適用することで、図10に示すように、ホストインターフェース140は、第1角速度G1、第2角速度G2、高精度第3角速度HG3、第1加速度A1、第2加速度A2、第3加速度A3をホスト200に送信することができる。なお、加速度センサーと角速度センサーからなるセンサーユニットをIMU(Inertial Measurement Unit)と呼ぶことがある。
なお、図3及び図4に示す例による場合、例えば図11に示すタイミングチャートによって、ホスト200は高精度第3物理量HP3等を取得することができる。慣性センサーデバイス100の処理回路130は、第1センサー1に対してマスターとなり、信号CSAをLレベルにする。そして、処理回路130は、第2センサー102から取得した高精度第3角速度HG3を第1バッファーBF1に記憶させる。また、慣性センサーデバイス100は、信号CLKAに同期して信号線DINAを介してリードコマンドRCを第1センサー1に送信し、信号線DOUTAを介して第1角速度G1、第2角速度G2、第3角速度G3、第1加速度A1、第2加速度A2、第3加速度A3を第1センサー1からリードする。そして、処理回路130は、リードした第1角速度G1、第2角速度G2、第1加速度A1、第2加速度A2、第3加速度A3と、第1バッファーBF1に記憶した高精度第3角速度HG3を、第2バッファーBF2に記憶させる。また、処理回路130は、このタイミングで、信号DRDYBをHレベルにして、ホスト200にデータが送信可能なことを通知する。その後、ホスト200は、慣性センサーデバイス100に対してマスターとなり、信号CSBをLレベルにし、信号CLKBに同期して信号線DINBを介してリードコマンドRCをホストインターフェース140に送信する。そして、ホスト200は、信号線DOUTBを介して第1角速度G1、第2角速度G2、高精度第3角速度HG3、第1加速度A1、第2加速度A2、第3加速度A3をリードする。
また、前述は本実施形態の慣性センサーデバイス100は第3角速度G3に代えて高精度第3角速度HG3をホスト200に出力する例の説明であるが、本実施形態の手法はこれに限らず、例えば慣性センサーデバイス100は第3加速度A3に代えて高精度第3加速度HA3をホスト200に出力してもよい。つまり、本実施形態の慣性センサーデバイス100において、第3物理量P3及び高精度第3物理量HP3は、Z軸である第3検出軸周りでの加速度である。このようにすることで、所定の軸の加速度が他の軸の加速度に比べて高い精度が要求される場合において、ホスト200は、ホスト200側の仕様を変更することなく、高精度第3加速度HA3を取得することができる。なお、所定の軸の加速度が他の軸の加速度に比べて高い精度が要求される場合とは、例えば、直動機構を含む物体の位置について正確な測定や制御が要求される場合であり、具体的にはリニアモーターカー等である。
なお、前述したSi-MEMSの慣性センサーで6軸センサーを構成すると、小型化を実現することはできるが、図5等で前述した要求を満たすだけの精度のセンサーデータを得ることはできない。一方、前述した水晶慣性センサーだけで上記した6つの物理量を取得できるように第1センサー1を構成すると、高精度のセンサーデータを得ることはできるが、小型化が実現できない。そこで、本実施形態において、小型な6軸センサーである第1センサー1をSi-MEMSの慣性センサーで構成し、高精度が要求される方向のみについて、第2センサー102を水晶慣性センサーとして物理量を取得できるようにしてもよい。以上のことから、本実施形態の慣性センサーデバイス100において、第1センサー1はMEMS慣性センサーであり、第2センサー102は水晶慣性センサーである。このようにすることで、小型化と高精度を両立した物理量センサーを実現することができる。
なお、本実施形態の手法は上記に限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、本実施形態の慣性センサーデバイス100は、変形例として図12のブロック図のような構成にしてもよい。図12に示す例は、図1及び図3の例に対し、慣性センサーデバイス100は、検査装置300と接続可能な検査用インターフェース150とメモリー160をさらに含む点で異なる。なお、他の符号は図1及び図3と同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、図12の変形例の場合、接続される信号線の関係を図13のようにしてもよい。具体的には、慣性センサーデバイス100は、信号線CS3、信号線CLK3、信号線DNI3、信号線DOUT3により、第1センサーと接続する。また、慣性センサーデバイス100は、信号線CS4、信号線CLK4、信号線DNI4、信号線DOUT4、信号線DRDY4により、ホスト200と接続する。また、慣性センサーデバイス100は、信号線SCL、信号線SDAにより、検査装置300と接続する。また、図12では図示を省略しているが、慣性センサーデバイス100は、図2と図4で前述の第1バッファーBF1、図4で前述の第2バッファーBF2の他、第3バッファーBF3を含む。第3バッファーBF3は、第1バッファーBF1及び第2バッファーBF2と同様に、処理回路130又はホストインターフェース140のレジスター等で実現できる。
また、図12に示すように、メモリー160は、第1テーブル162と第2テーブル164をさらに含む。第1テーブル162は、例えばゼロ点補正係数が記憶されたテーブルである。具体的には、例えば所定温度範囲について、一定温度ごとにゼロ点データを求め、求めたデータ群をプロットすることで、温度に関するn次多項式に近似した関数を補正関数として求めることができる。当該n次多項式における、n~0次のn+1個の係数が、ゼロ点補正係数である。これらの係数に基づいて、第1センサー1及び第2センサー102に物理的作用が何ら働いていない場合、前述の所定温度範囲において、第1センサー1及び第2センサー102は物理量がゼロであることを示す信号を出力する。
また、第2テーブル164は、ミスアライメント補正に関するミスアライメント補正係数が記憶されたテーブルである。ミスアライメントは取り付け誤差とも呼ばれる。例えば図5等で前述した計測システムにおいて、ホスト200の基板に対する第1センサー1等の取り付け誤差によって、前述の移動体のX軸、Y軸、Z軸の方向と、第1センサー1等における第1検出軸、第2検出軸、第3検出軸の方向が正確に合致していないことがある。そこで、ミスアライメントを考慮し、例えば以下の式(1)で示すような行列を用いて、第1センサー1等が出力する第1物理量P1等を補正する。つまり、ミスアライメント補正係数とは、(1)式で示す行列の成分M11、M12、M13、M21、M22、M23、M31、M32、M33である。なお、ミスアライメント補正係数を求める手法は公知につき、詳細な説明は省略する。
Figure 2023050517000002
メモリー160は、例えば不揮発性メモリーであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)又はフラッシュメモリーなどで実現できる。なお、EEPROMは例えばフローティングゲート型のメモリーセルなどにより実現できる。また、フラッシュメモリーは、例えばMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Silicon)のメモリーセルなどにより実現できる。
検査用インターフェース150は、特定の通信方式に従って、検査装置300とデジタルデータの送受信に関するインターフェース処理を行う回路である。特定の通信方式とは、例えばI2Cであるが、他の通信規格又はこれらの規格の一部を改良又は改変した通信規格であってもよい。検査装置300は、ゼロ点補正係数又はミスアライメント補正係数等をメモリー160に書き込む装置である。なお、慣性センサーデバイス100は、ホスト200の基板に実装した後に検査装置300と独立して通信できるように、慣性センサーデバイス100のパッケージの端子には、検査装置300と接続する専用の端子を割り当てることが望ましい。なお、特定の通信方式をI2Cとすることで、図13に示すように、検査用インターフェース150は信号線SCLと信号線SDAからなる2本の信号線で検査装置300と通信可能になるので、当該専用の端子を最小限にすることができる。これにより、慣性センサーデバイス100のパッケージの端子数を少なくすることができる。これにより、パッケージのサイズを不必要に大きくすることを避けることができる。
慣性センサーデバイス100が例えば前述した表面実装型のパッケージである場合、慣性センサーデバイス100はホスト200の基板上の所望の位置に位置合わせされた後、リフロー炉を用いたはんだ接合によって、慣性センサーデバイス100とホスト200は強固に接合され、表面実装が実現される。このように所望の基板にセンサーデバイスを表面実装した後において、当該センサーデバイスの特性が変化することが、経験的な公知事実として知られている。例えば図示は省略するが、所定温度におけるゼロ点電圧の位置や、ゼロ点電圧の温度依存性の測定結果が、表面実装を行った前後で異なることが経験的な公知事実として知られている。なお、表面実装を行った後において、センサーデバイスの特性が変化する理由として、センサー素子の圧電薄膜層又は電極層に存在するホール又はキャリアが励起して微細電流が発生すること又は基板の面内応力分布が変化して生じた歪みがセンサー素子に影響を与えていること等が考えられる。
上記した理由により、慣性センサーデバイス100は、ホストに表面実装した後において、ゼロ点の値又は温度依存性が変化している可能性が有る。そこで、ユーザーは表面実装後に前述した補正関数を求め、当該補正関数の多項式の係数をメモリー160に記憶させてもよい。そして、処理回路130は、ホストインターフェース140からホストに第1物理量P1、第2物理量P2、高精度第3物理量HP3を送信する前に、当該補正関数に基づく演算を行う。これにより、ホストインターフェース140は、補正後の第1物理量CP1、補正後の第2物理量CP2、補正後の高精度第3物理量CHP3を、ホスト200に出力することができる。つまり、処理回路130は第1物理量P1、第2物理量P2及び高精度第3物理量HP3のゼロ点補正を行い、ホストインターフェース140はゼロ点補正による補正後の第1物理量CP1、第2物理量CP2及び高精度第3物理量CHP3をホスト200に対して出力する。このようにすることで、熱的影響等により変化したゼロ点を補正することができる。これにより、ホスト200は、慣性センサーデバイス100をホスト200の基板に表面実装した後も、適切なデータである補正後の第1物理量CP1、第2物理量CP2及び高精度第3物理量CHP3を取得できる。
また、前述のように、慣性センサーデバイス100をホストに表面実装した後において基板の歪み等により、第1センサー1又は第2センサー102の各検出軸の方向が変化している可能性が有る。そこで、ユーザーは前述のミスアライメント補正係数を求めてメモリー160に記憶させてもよい。そして、処理回路130は、ホストインターフェース140からホストに第1物理量P1、第2物理量P2、高精度第3物理量HP3を送信する前に、前述の(1)式に基づく演算を行う。これにより、ホストインターフェース140は、補正後の第1物理量CP1、補正後の第2物理量CP2、補正後の高精度第3物理量CHP3を、ホスト200に出力することができる。つまり、前記処理回路130は、第1物理量P1、第2物理量P2、高精度第3物理量HP3に対する検出軸間のアライメント補正を行い、ホストインターフェース140は、アライメント補正による補正後の第1物理量CP1、第2物理量CP2及び高精度第3物理量CHP3を、ホスト200に対して出力する。このようにすることで、熱的影響等により変化した検出軸間のアライメントを補正することができる。これにより、ホスト200は、慣性センサーデバイス100をホスト200の基板に表面実装した後も、適切なデータである補正後の第1物理量CP1、第2物理量CP2及び高精度第3物理量CHP3を取得できる。なお、処理回路130は、当該ミスアライメント補正と前述のゼロ点補正を同時に行ってもよい。
図14は、変形例における手法におけるタイミングチャートの例を説明する図である。なお、図14の説明において、これまで述べた説明と同様の内容については、一部説明を省略する。慣性センサーデバイス100の処理回路130は、第1センサー1に対してマスターとなり、信号CS3をLレベルにする。そして、処理回路130は、第2センサー102から取得した高精度第3角速度HG3を第1バッファーBF1に記憶させる。また、慣性センサーデバイス100は、信号線DIN3を介してリードコマンドRCを第1センサー1に送信し、信号線DOUT3を介して第1角速度G1、第2角速度G2、第3角速度G3、第1加速度A1、第2加速度A2、第3加速度A3を第1センサー1からリードする。つまり、図示は省略しているが、信号CLK3のクロックは、マスターである慣性センサーデバイス100の不図示の発振回路に基づく。
そして、処理回路130は、リードした第1角速度G1、第2角速度G2、第1加速度A1、第2加速度A2、第3加速度A3と、第1バッファーBF1に記憶した高精度第3角速度HG3を、第2バッファーBF2に記憶させる。
その後、処理回路130は、第2バッファーBF2に記憶した第1角速度G1、第2角速度G2、第1加速度A1、第2加速度A2、第3加速度A3、高精度第3角速度HG3に対して、前述したゼロ点補正等の補正処理を行う。この演算には、図14のDに示す期間を要する。
処理回路130は、補正処理が終了したら、補正後の第1角速度CG1、補正後の第2角速度CG2、補正後の高精度第3角速度CHG3、補正後の第1加速度CA1、補正後の第2加速度CA2、補正後の第3加速度CA3を第3バッファーBF3に記憶させる。また、処理回路130はこのタイミングで、信号DRDY4をHレベルにして、ホスト200に補正後のデータが送信可能なことを通知する。
その後、ホスト200は、慣性センサーデバイス100に対してマスターとなり、信号CS4をLレベルにし、信号CLK4と同期して信号線DIN4を介してリードコマンドRCを慣性センサーデバイス100のホストインターフェース140に送信する。そして、ホスト200は、信号線DOUT4を介して補正後の第1角速度CG1、補正後の第2角速度CG2、補正後の高精度第3角速度CHG3、補正後の第1加速度CA1、補正後の第2加速度CA2、補正後の第3加速度CA3をリードする。このようにすることで、ホスト200は、補正後のセンサーデータを取得することを実現することができる。なお、図14で示すタイミングチャートの例と、図9と図11のタイミングチャートの例が異なるのは、図14のDに示す期間が、ホスト200から送信されたリードコマンドRCに対するレスポンスの期間よりも長いからである。
以上に説明したように、本実施形態の慣性センサーデバイスは、第1インターフェースと、第2センサーと、第2センサーとのインターフェースである第2インターフェースと、ホストとのインターフェースであるホストインターフェースと、処理回路と、を含む。第1インターフェースは、第1検出軸での第1物理量と第2検出軸での第2物理量と第3検出軸での第3物理量を検出する第1センサーとのインターフェースである。第2センサーは、第3検出軸での物理量を、第1センサーよりも高い精度で、高精度第3物理量として検出する。処理回路は、第1物理量及び第2物理量を、ホストインターフェースを介してホストに出力するとともに、第3物理量に代えて、高精度第3物理量を、ホストインターフェースを介してホストに出力する。
このように、本実施形態の慣性センサーデバイスは、第1センサーから取得した第1物理量及び第2物理量と、第2センサーから取得した高精度第3物理量を、ホストインターフェースを介してホストに出力することができる。このようにすることで、ホストは、ホスト側の仕様を変更することなく、第3物理量に代えて高精度第3物理量を取得することができる。
また、第3物理量及び高精度第3物理量は、第3検出軸周りでの角速度であってもよい。
このようにすることで、ホストは、ホスト側の仕様を変更することなく、高精度第3角速度を取得することができる。
また、第3物理量及び高精度第3物理量は、第3検出軸での加速度であってもよい。
このようにすることで、所定の軸の加速度が他の軸の加速度に比べて高い精度が要求される場合において、ホストは、ホスト側の仕様を変更することなく、高精度第3加速度を取得することができる。
また、処理回路は第1物理量、第2物理量及び高精度第3物理量のゼロ点補正を行い、ホストインターフェースはゼロ点補正による補正後の第1物理量、第2物理量及び高精度第3物理量を前記ホストに対して出力してもよい。
このようにすることで、熱的影響等により変化したゼロ点を補正することができる。これにより、ホストは、慣性センサーデバイスをホストの基板に表面実装した後も、適切に補正された第1物理量、第2物理量及び高精度第3物理量を取得できる。
また、前記処理回路は、前記第1物理量、前記第2物理量、前記高精度第3物理量に対する検出軸間のアライメント補正を行い、前記ホストインターフェースは、前記アライメント補正による補正後の前記第1物理量、前記第2物理量及び前記高精度第3物理量を、前記ホストに対して出力してもよい。
このようにすることで、熱的影響等により変化した検出軸間のアライメントを補正することができる。これにより、ホストは、慣性センサーデバイスをホストに表面実装を行った後も、適切に補正された第1物理量、第2物理量及び高精度第3物理量を取得できる。
また、第1センサーはMEMS慣性センサーであり、第2センサーは水晶慣性センサーであってもよい。
このようにすることで、小型化と高精度を両立した物理量センサーを実現することができる。
また、本実施形態のセンサーモジュールは、上記した慣性センサーデバイスと第1センサーを含むセンサーモジュールに関係する。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本開示の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本開示の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本開示の範囲に含まれる。また慣性センサーデバイス又はセンサーモジュールの構成及び動作等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
1…第1センサー、100…慣性センサーデバイス、102…第2センサー、110…第1インターフェース、120…第2インターフェース、130…処理回路、140…ホストインターフェース、150…検査用インターフェース、160…メモリー、162…第1テーブル、164…第2テーブル、200…ホスト、300…検査装置、P1…第1物理量、P2…第2物理量、P3…第3物理量、HP3…高精度第3物理量、BF1…第1バッファー、BF2…第2バッファー、BF3…第3バッファー、CS…信号線(信号)、CLK…信号線(信号)、DIN…信号線(信号)、DOUT1…信号線(信号)、DOUT2…信号線(信号)、CSA…信号線(信号)、CLKA…信号線(信号)、DINA…信号線(信号)、DOUTA…信号線(信号)、CSB…信号線(信号)、CLKB…信号線(信号)、DINB…信号線(信号)、DOUTB…信号線(信号)、DRDYB…信号線(信号)、CS3…信号線(信号)、CLK3…信号線(信号)、DIN3…信号線(信号)、DOUT3…信号線(信号)、CS4…信号線(信号)、CLK4…信号線(信号)、DIN4…信号線(信号)、DOUT4…信号線(信号)、DRDY4…信号線(信号)、RC…リードコマンド、G1…第1角速度、G2…第2角速度、G3…第3角速度、HG3…高精度第3角速度、A1…第1加速度、A2…第2加速度、A3…第3加速度、CG1…補正後の第1角速度、CG2…補正後の第3角速度、CG3…補正後の第3角速度、CHG3…補正後の高精度第3角速度、CA1…補正後の第1加速度、CA2…補正後の第2加速度、CA3…補正後の第3加速度、SCL…信号線、SDA…信号線

Claims (7)

  1. 第1検出軸での第1物理量と第2検出軸での第2物理量と第3検出軸での第3物理量を検出する第1センサーとのインターフェースである第1インターフェースと、
    前記第3検出軸での物理量を、前記第1センサーよりも高い精度で、高精度第3物理量として検出する第2センサーと、
    前記第2センサーとのインターフェースである第2インターフェースと、
    ホストとのインターフェースであるホストインターフェースと、
    処理回路と、
    を含み、
    前記処理回路は、
    前記第1物理量及び前記第2物理量を、前記ホストインターフェースを介して前記ホストに出力するとともに、
    前記第3物理量に代えて、前記高精度第3物理量を、前記ホストインターフェースを介して前記ホストに出力することを特徴とする慣性センサーデバイス。
  2. 請求項1に記載の慣性センサーデバイスにおいて、
    前記第3物理量及び前記高精度第3物理量は、前記第3検出軸周りでの角速度であることを特徴とする慣性センサーデバイス。
  3. 請求項1または2に記載の慣性センサーデバイスにおいて、
    前記第3物理量及び前記高精度第3物理量は、前記第3検出軸での加速度であることを特徴とする慣性センサーデバイス。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の慣性センサーデバイスにおいて、
    前記処理回路は、
    前記第1物理量、前記第2物理量及び前記高精度第3物理量のゼロ点補正を行い、
    前記ホストインターフェースは、
    前記ゼロ点補正による補正後の前記第1物理量、前記第2物理量及び前記高精度第3物理量を、前記ホストに対して出力することを特徴とする慣性センサーデバイス。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の慣性センサーデバイスにおいて、
    前記処理回路は、
    前記第1物理量、前記第2物理量、前記高精度第3物理量に対する検出軸間のアライメント補正を行い、
    前記ホストインターフェースは、
    前記アライメント補正による補正後の前記第1物理量、前記第2物理量及び前記高精度第3物理量を、前記ホストに対して出力することを特徴とする慣性センサーデバイス。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の慣性センサーデバイスにおいて、
    前記第1センサーは、MEMS慣性センサーであり、
    前記第2センサーは、水晶慣性センサーであることを特徴とする慣性センサーデバイス。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の慣性センサーデバイスと、
    前記第1センサーと、
    を含むことを特徴とするセンサーモジュール。
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