JP2023049351A - 車両下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペアタイヤが移動することにより発生する衝撃荷重による、車体下部に配置された車両部品の損傷を低減可能にする。【解決手段】車両下部構造は、フロアパネル10の両外側に設けられサイドメンバ11を備え、両側のサイドメンバ11の間に位置するフロアパネル10の下面に、燃料タンク50と、燃料タンク50の後方側に配置されたスペアタイヤ55とが取り付けられている。フロアパネル10には、規制部材30が設けられ、規制部材30の幅方向中間部は、フロアパネル10に対して下方側に間隔を空けて配置され、規制部材30は、燃料タンク50とスペアタイヤ55との間に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両下部構造に関する。
車両後部における下部には、例えば特許文献1に開示されているように、スペアタイヤが収容されるスペアタイヤ収容部が設けられている車両が知られている。この例におけるスペアタイヤの収納部は、クロスメンバの後面にヒンジによって上下方向に開閉可能に設けられ、スペアタイヤが所定姿勢を保った状態で、スペアタイヤを収納している。
また、スペアタイヤの車両前方側には、ガソリンタンク等の車両部品が配置されている。上記例では、スペアタイヤ収納部の車両前方側には、水素タンクが配置されている。ガソリンタンク及び水素タンク等の車両部品は、車両が衝撃荷重を受けたときに、損傷を防ぐ必要がある。当該車両部品の車幅方向外側には、リアフレーム等の高剛性の部材が配置されており、車幅方向外側からの衝撃荷重(側突による衝撃荷重)に対して、車両部品が損傷することを防いでいる。
また、上記例では、例えば車両後方からの衝撃荷重(後突による衝撃荷重)を受けたとき、水素タンクの後方に配置されたリアクロスメンバに設けられたスペアタイヤ対向部分に、スペアタイヤを当接させることにより、スペアタイヤの車両前方への侵入量を低減しようとしている。
特開2009-255663号公報
上記例の構造では、スペアタイヤからの衝撃荷重をスペアタイヤ対向部分で受けさせるために、ミドルフロアクロスメンバや、サブリアフレーム等の骨格部材を必要としている。すなわち、当該構造は、リアフロアクロスメンバとミドルフロアクロスメンバとを、サブリアフレームによって接続することにより、衝突荷重の伝達路を構成している。
リヤサイドフレームを必要とする上記例の構造では、水素タンク等の車両部品の周辺の剛性を確保することは可能であるが、車体下部の部材のレイアウトの自由度が低下する。そのため、上記例の構造は、衝撃荷重の保護対象となる車両部品の周辺の剛性を確保しつつ、部材のレイアウトの自由度を向上させる上で、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、スペアタイヤが移動することにより発生する衝撃荷重による、車体下部に配置された車両部品の損傷を低減可能な車両下部構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る車両下部構造は、車体フロア部を構成するフロアパネルと、該フロアパネルの車幅方向両外側に設けられ車両前後方向に延びる一対のサイドメンバと、を備え、両側の前記サイドメンバの間に位置する前記フロアパネルの下面に、車両部品と、該車両部品の車両後方側に配置されたスペアタイヤとが取り付けられている。当該車両下部構造において、前記フロアパネルの前記下面には、車幅方向に延びる規制部材が設けられ、前記規制部材の車幅方向中間部は、前記フロアパネルの前記下面に対して車両下方側に間隔を空けて配置され、前記規制部材は、車両前後方向で、前記車両部品と前記スペアタイヤとの間に配置されている。
本発明によれば、スペアタイヤが移動することにより発生する衝撃荷重による、車体下部に配置された車両部品の損傷を低減できる。
本発明に係る車両下部構造の一実施形態を示す下面図である。 図1のリアサスペンションを取り外した状態を示す下面図である。 図2の燃料タンク等を取り外した状態を示す斜視図である。 図3の規制部材及びスペアタイヤを車両前方から見た正面図である。 図2の左側のブレース等を拡大して示す拡大下面図である。
以下、本発明に係る車両の車両下部構造の一実施形態について、図面(図1~図5)を参照しながら説明する。なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印R及び矢印Lは、乗員が車両前方を見たときの右側及び左側を示している。また、矢印Dは、車両下方を示している。
本実施形態の車両下部構造は、図1~図3に示すように、車体フロア部を構成し、金属材料により形成されるフロアパネル10と、該フロアパネル10の車幅方向両外側に設けられ車両前後方向に延びる一対のサイドメンバ11と、を有している。フロアパネル10は、金属材料により形成される板状の部材である。さらに、車両下部構造は、第1のクロスメンバ25と、第2のクロスメンバ28と、ブレース20と、を有している。また、両側のサイドメンバ11の間に位置するフロアパネル10の下面には、燃料タンク50(車両部品)及びスペアタイヤ55が取り付けられ、さらに、フロアパネル10の下面には、スペアタイヤ55の移動を規制する規制部材30が設けられている。スペアタイヤ55は、燃料タンク50の車両後方側に間隔を空けて配置されている。
さらに、フロアパネル10の下面側には、図1に示すように、リアサスペンション40が設けられている。リアサスペンション40の車幅方向外側部には、車両前後方向に延びるサスペンションアーム41が設けられている。また、フロアパネル10の後端には、車幅方向に延びるリアバンパ65が配置されている。
一対のサイドメンバ11は、車体骨格を構成する剛性の高い部材で、金属材料により形成されている。当該サイドメンバ11は、フロアパネル10の車幅方向外側部に設けられ、車両前後方向に延びている。サイドメンバ11は、車両上方に開口するU字形の横断面形状を有し、開口縁には、フランジが設けられ、該フランジは、フロアパネル10の下面にスポット溶接等により接合されている。
また、サイドメンバ11の下面には、サスペンションアーム41を支持するサスペンション支持部12が設けられている。サスペンション支持部12に対応するサスペンションアーム41には、図示しない懸架スプリング等が配置される。サイドメンバ11の下面におけるサスペンション支持部12の車両前方側には、サスペンションアーム41の前部が回動自在に取り付けられているアーム取付用ブラケット15が設けられている。
第1のクロスメンバ25は、車幅方向に延びる金属製の部材で、サイドメンバ11と同様に車体骨格を構成する剛性の高い部材である。第1のクロスメンバ25は、U字形の横断面形状を有し、開口縁には、フランジが設けられ、該フランジは、フロアパネル10の下面にスポット溶接等により接合されている。第1のクロスメンバ25の車幅方向端部は、サイドメンバ11に接合されている。第1のクロスメンバ25の車幅方向端部は、車両前後方向で、サスペンション支持部12と、アーム取付用ブラケット15との間に配置されている。また、第1のクロスメンバ25の車両下方側には、リアサスペンション40の本体が配置されている。
また、第1のクロスメンバ25の前部には、燃料タンク50の後部を固定するためのブラケットが設けられている。この例では、タンク固定用右側ブラケット26a及びタンク固定用左側ブラケット26bが、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されており、第1のクロスメンバ25の前部及びフロアパネル10に接合されている。
第2のクロスメンバ28は、車幅方向に延びる金属製の部材で、第1のクロスメンバ25と同様に、車体骨格を構成する剛性の高い部材である。第2のクロスメンバ28は、第1のクロスメンバ25に対して、車両後方側に間隔を空けて配置され、第1のクロスメンバ25と同様に、フロアパネル10の下面に接合されている。第2のクロスメンバ28の車両下方側には、スペアタイヤ55を収容するタイヤ取付部60が設けられている。スペアタイヤ55は、タイヤ取付部60を介して、フロアパネル10の下面に、横倒しの状態で取り付けられている。タイヤ収容部については、後で説明する。
続いて、ブレース20について説明する。ブレース20は、フロアパネル10の車両下方側に設けられ、第1のクロスメンバ25及びサイドメンバ11に接合される。この例のブレース20は、金属材料により形成される剛性の高い部材であり、車両後方に向かうに従い車幅方向外側に傾斜するように延びている。当該ブレース20には、後述する規制部材30が接合される。以下、ブレース20の詳細について説明する。
図5に示すように、ブレース20の前端部は、車幅方向に延びており、該前端部の下端には、車両前方に突出し車幅方向に延びる下側フランジ21cが設けられている。下側フランジ21cは、第1のクロスメンバ25の下面にスポット溶接等により接合されている。また、ブレース20の前端部の車両前方側には、第1のクロスメンバ25を介して、タンク固定用ブラケット26a,26bが配置されている(図1)。
ブレース20の車幅方向外側端部は、サイドメンバ11に沿って車両前後方向に延びている。図示による説明は省略しているが、当該外側端部の前後には、車両上下方向に延びる縦フランジ21dが設けられ、縦フランジ21dは、サイドメンバ11の車幅方向内側部に、スポット溶接等により接合されている。
また、ブレース20の後部は、フロアパネル10の下面から下方に突出する後壁面を有し、当該壁面は、ブレース20の車幅方向外側端部における後端から車幅方向内側に延び、車両前方に湾曲し、車幅方向内側に向かうに従い車両前方に向かって傾斜するように延び、ブレース20の前端部における車幅方向内側部に接続されている。ブレース20の後部における上端には、後側フランジ21bが設けられている。後側フランジ21bは、車両後方に突出し、後壁面における傾斜を有する形状に対応して延びている。後側フランジ21bは、スポット溶接等によりフロアパネル10の下面に接合されている。
また、ブレース20の前部における車幅方向外側部は、フロアパネル10の下面から下方に突出するL字形壁面20aを有し、該L字形壁面20aは、車両上方視で、L字形に形成されている。当該L字形壁面20aは、ブレース20の車幅方向外側端部における前端から、車幅方向内側に延び、車両前方に湾曲し、車両前方に延び、ブレース20の前端部における車幅方向外側部に接続されている。L字形壁面20aの上端には、L字形に対応する外側フランジ21aが設けられている。当該外側フランジ21aは、フロアパネル10にスポット溶接等により接合されている。また、L字形側面20aは、第1のクロスメンバ25の車幅方向外側部と、サイドメンバ11の車幅方向内側部とにより形成される角部11aに、対向配置されている。
続いて、規制部材30について説明する。規制部材30は、全体で車幅方向に延びる部材であり、この例では、車幅方向に延びる中空の部材の車幅方向両側を湾曲させることにより形成されている。規制部材30の車幅方向中間部は、フロアパネル10の下面に対して車両下方側に間隔を空けて配置されており、規制部材30の車幅方向外側部は、車体フロア部に接合されている。また、規制部材30は、車両前後方向で、燃料タンク50とスペアタイヤ55との間に配置されており、詳細には、第1のクロスメンバ25とスペアタイヤ55との間に配置されている。
規制部材30の車幅方向外側部には、下方延出部32及び湾曲部33が設けられている。下方延出部32は、ブレース20の下面に接合されており、ブレース20の下面から車両下方に延びている。湾曲部33は、下方延出部32の下部が車幅方向内側に湾曲するように形成されている。下方延出部32は、固定部材37を介して、ブレース20の下面に接合されている。下方延出部32の下部は、固定部材37に溶接等により接合されている。また、固定部材37は、ボルトにより、ブレース20の下面に締結されてる。本実施形態の規制部材30の下方延出部32は、ブレース20を介して、サイドメンバ11及び第1のクロスメンバ25に接合されている。
また、本実施形態の規制部材30とスペアタイヤ55は、車両前後方向に間隔を空けて配置されている。また、本実施形態の規制部材30は、断面が円形のパイプ状に部材を湾曲させて形成されている。規制部材30の径は、後述するサポート部材61の径よりも太く設定されている。
上記のように規制部材30がリアフロアパネル10に間隔を空けた状態で接合され、且つ、スペアタイヤ55と燃料タンク50との間に配置されることにより、後突等による衝撃荷重が作用したときに、スペアタイヤ55が車両前方側に飛び出して、燃料タンク50に衝突することを、規制部材30により防止できる。
例えば、第1のクロスメンバ25の一部を変形させ、スペアタイヤ55と対向させる部分を設けて、スペアタイヤ55の移動を規制しようとすると、第1のクロスメンバ25は、車体骨格部材としての剛性を確保する必要があるため、対向部分の形状が制限される可能性があり、その結果、部材のレイアウトの自由度が低下してしまう。これに対して、本実施形態の規制部材30は、パイプ状の部材として、さらに、フロアパネル10に間隔を空けて設けているので、規制部材30を必要以上に大きくすることがなくなり、部材のレイアウトの自由度が向上する。
また、本実施形態では、車体骨格部材となる第1のクロスメンバ25及びサイドメンバ11に接合するブレース20に、規制部材30が接合されることにより、規制部材30に入力されたスペアタイヤ55からの荷重を、第1のクロスメンバ25とサイドメンバ11に伝達することができる。すなわち、規制部材30とブレース20との接合部や、ブレース20と固定部材37との接合部(この例では、固定部材37のボルト締結部)の剛性を向上させることができる。さらに、車体骨格部材に比べて、体積が小さいブレース20は、形状の自由度が高いため、レイアウトの自由度が向上する。また、本実施形態では、規制部材30は、ブレース20を介してフロアパネル10にも接合されているため、荷重をより広範囲に分散させることができる。さらに、左右のブレース20の間に規制部材30が接合されることにより、規制部材30の幅方向の長さを短くすることが可能となり、規制部材30の前後方向の剛性を向上させることができる。これにより、後突時にスペアタイヤ55が規制部材30に当接しても、規制部材30でスペアタイヤ55の前方向への移動を規制することができる。
また、ブレース20は、角部11aの後方を跨いだ状態で、サイドメンバ11及び第1のクロスメンバ25に接合されているため、スペアタイヤ55が規制部材30に衝突する場合に、サイドメンバ11及び第1のクロスメンバ25により形成される高剛性の角部11aで支持することができる。ブレース20の車幅方向外側端は、図5に示すように、サスペンション支持部12に対応する位置で、サイドメンバ11に接合されているため、ブレース20に伝達された荷重をサイドメンバ11における剛性の高い部位に伝達させることができる。
また、規制部材30の車幅方向外側部に下方延出部32及び湾曲部33を設けることにより、スペアタイヤ55が車両前方に飛び出したときに、規制部材30が当接するスペアタイヤ55の領域が広くなるため、規制部材30による衝撃吸収が促され、燃料タンク50の損傷低減の効果をさらに高めることができる。
また、本実施形態の規制部材30の車幅方向中間部は、フロアパネル10に向かって凸となる下方凸形状(凸形状)31を有している。この例では、規制部材30の車幅方向中間部は、車両前方にも凸となるように形成されている。下方凸形状31を設けることにより、規制部材30の後部と、スペアタイヤ55に対する当接面積が向上し、スペアタイヤ55からの荷重を受け止めやすくなり、スペアタイヤ55の燃料タンク50への衝突をさらに抑制、燃料タンク50の損傷低減の効果をさらに高めることができる。
さらに、本実施形態では、規制部材30の車幅方向中間部が車両前方にも僅かに凸となっているため、スペアタイヤ55の外形(円形形状)に対応し、前方に凸となる部分にスペアタイヤ55を導くことができ、スペアタイヤ55が規制部材30に当接する方向をコントロールすることが可能となる。さらに、規制部材30は、スペアタイヤ55に対して車両前方に間隔を空けて配置されるため、前方に凸となる部分に、スペアタイヤ55が当接しやすくなる。その結果、スペアタイヤ55が車両前方に移動したときに、規制部材30がスペアタイヤ55を受け止めやすくなる。
続いて、タイヤ取付部60について説明する。本実施形態のフロアパネル10の車両下方側に設けられており、図1~図3に示すように、当該タイヤ取付部60は、サポート部材61と、補助部材62とを有している。サポート部材61は、上面視で車両前方に開口するU字形状で、U字形の車幅方向両側の前端は、車両上方に湾曲して、規制部材30の後述する回動部34に回動可能に連結されている。U字形の後端は、スペアタイヤ55の後部を支持するように車両上方に湾曲している。
また、補助部材62は、サポート部材61の車両前後方向の中間部に接合され、車幅方向に延びている部材で、車幅方向両側は、スペアタイヤ55の側部を支持するように、車両上方に湾曲している。
規制部材30には、互いに間隔を空けて配置される2つの回動部34が設けられている。これらの回動部34は、車幅方向に延びる軸(図示せず)を有し、サポート部材61の前部は、回動部34の軸の周りを回動可能に構成されている。
サポート部材61が回動することによって、サポート部材61の後部が車両下方に移動し、スペアタイヤ55をサポート部材61及び補助部材62の上に設置した後に、サポート部材61の後部を車両上方に移動して、サポート部材61の後部を車体下部に係止させる係止部63を有することにより、スペアタイヤ55が取り付けられた状態になる。スペアタイヤ55は、サポート部材61及び補助部材62に支持されている状態で、スペアタイヤ55の後部が車両下方に移動するように回動可能である。
また、本実施形態では、図4に示すように、スペアタイヤ55が、サポート部材61及び補助部材62に支持され、タイヤ取付部60に取り付けられているとき、スペアタイヤ55の上端と下端との間に、規制部材30の車幅方向中間部が配置されている。これにより、サポート部材61でスペアタイヤ55を支持することで、衝突発生時のスペアタイヤ55の角度を調整することができ、規制部材30とスペアタイヤ55との位置関係を、上記範囲内に設置することにより、スペアタイヤ55に伝達された荷重のほとんどを規制部材30に入力させるように、コントロールすることが可能となる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本実施形態では、規制部材30を、ブレース20に接合しているが、これに限らない。この例ではスペアタイヤ55の近い方のサイドメンバ11に規制部材30の一方の端部を接合してもよい。また、規制部材30は、フロアパネル10や第1のクロスメンバ25に接合してもよい。また、本実施形態では、スペアタイヤ55の車両前方側に配置される車両部品を燃料タンク50としているが、これに限らない。例えば、車両部品として、水素やCNG等が充填されるタンクでもよいし、バッテリーでもよい。
10 フロアパネル
11 サイドメンバ
11a 角部
12 サスペンション支持部
15 アーム取付用ブラケット
20 ブレース
20a L字形壁面
21a 外側フランジ
21b 後側フランジ
21c 下側フランジ
21d 縦フランジ
25 第1のクロスメンバ
26a タンク固定用右側ブラケット
26b タンク固定用左側ブラケット
28 第2のクロスメンバ2
30 規制部材
31 下方凸形状(凸形状)
32 下方延出部
33 湾曲部
34 回動部
37 固定部材
40 リアサスペンション
41 サスペンションアーム
50 燃料タンク(車両部品)
55 スペアタイヤ
60 タイヤ取付部
61 サポート部材
62 補助部材
63 係止部
65 リアバンパ

Claims (6)

  1. 車体フロア部を構成するフロアパネルと、該フロアパネルの車幅方向両外側に設けられ車両前後方向に延びる一対のサイドメンバと、を備え、
    両側の前記サイドメンバの間に位置する前記フロアパネルの下面に、車両部品と、該車両部品の車両後方側に配置されたスペアタイヤとが取り付けられている、車両下部構造において、
    前記フロアパネルの前記下面には、車幅方向に延びる規制部材が設けられ、
    前記規制部材の車幅方向中間部は、前記フロアパネルの前記下面に対して車両下方側に間隔を空けて配置され、
    前記規制部材は、車両前後方向で、前記車両部品と前記スペアタイヤとの間に配置されていることを特徴とする、車両下部構造。
  2. 前記フロアパネルの前記下面には、車幅方向に延びるクロスメンバが接合され、
    前記フロアパネルの車両下方側には、前記クロスメンバ及び前記サイドメンバに接合されるブレースが設けられ、
    前記規制部材は、前記ブレースに接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両下部構造。
  3. 前記クロスメンバの車幅方向外側部は、前記サイドメンバに接合され、
    前記ブレースは、前記クロスメンバと前記サイドメンバとによって形成される角部を跨ぐように配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の車両下部構造。
  4. 前記規制部材の車幅方向外側部には、前記ブレースから車両下方に延びる下方延出部が設けられ、前記下方延出部の下部には、車両内側に湾曲する湾曲部が設けられていることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の車両下部構造。
  5. 前記規制部材の車幅方向中間部は、前記フロアパネルに向かって凸となる凸形状を有していることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の車両下部構造。
  6. 前記スペアタイヤは、車両前後方向に延びるサポート部材によって支持され、
    前記規制部材には、前記サポート部材の前部が車幅方向に延びる軸の周りを回動可能に取り付けられた回動部が設けられ、
    前記スペアタイヤが前記サポート部材に取り付けられているとき、前記規制部材の車幅方向中間部は、前記スペアタイヤの上端と下端との間に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の車両下部構造。
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