JP2023049301A - 転圧用ハンマーおよびブロック製作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】土質材料を転圧して製作されるブロックの製作作業の効率を向上することができる転圧用ハンマーおよびブロック製作方法を提供する。【解決手段】土質材料を転圧するために用いられるハンマー10であって、駆動手段によって土質材料の表面に突き固め打撃を付与可能な打撃面16と、この打撃面16に設けられ、土質材料の表面を粗面化する粗面化手段18とを備えるようにする。粗面化手段18が、打撃面16において互いに間隔をあけて設けられた複数の突起物により構成されてもよい。【選択図】図1
Description
本発明は、土質材料などの転圧に用いられる転圧用ハンマーおよびブロック製作方法に関するものである。
従来、ベントナイトを含有する土質系材料(ベントナイト混合土)や粘土系材料を転圧(突き固め)してブロック状物を製作する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。図2は、従来のベントナイト混合土の転圧工法による一般的なブロック製作方法を示したものである。この方法では、図2に示すように、ベントナイト混合土1を容器2内に所定層厚でまき出し、敷き均してから、ハンマー3を用いた転圧を目的の高さまで繰り返すが、各層の馴染みを良くするために、転圧後に表面4を熊手等の突起物5で掻くことによって粗くして、次層のまき出しを行っている。なお、ハンマー3は、図3に示すように、平坦な打撃面6を有するものが用いられる。
ところで、上記のベントナイト混合土のような土質材料を転圧してブロックを製作する作業において、作業効率を向上することが求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、土質材料を転圧して製作されるブロックの製作作業の効率を向上することができる転圧用ハンマーおよびブロック製作方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る転圧用ハンマーは、土質材料を転圧するために用いられるハンマーであって、駆動手段によって土質材料の表面に突き固め打撃を付与可能な打撃面と、この打撃面に設けられ、土質材料の表面を粗面化する粗面化手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の転圧用ハンマーは、上述した発明において、粗面化手段が、打撃面において互いに間隔をあけて設けられた複数の突起物により構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る他の転圧用ハンマーは、上述した発明において、突起物が、打撃面から突出する錐状体からなることを特徴とする。
また、本発明に係るブロック製作方法は、敷き均した土質材料を転圧するステップと、転圧した土質材料の上に土質材料を敷き均すステップとを繰り返して、積層した土質材料からなるブロックを製作する方法であって、土質材料を転圧する際に、上述した転圧用ハンマーを用いて転圧することを特徴とする。
本発明に係る転圧用ハンマーによれば、土質材料を転圧するために用いられるハンマーであって、駆動手段によって土質材料の表面に突き固め打撃を付与可能な打撃面と、この打撃面に設けられ、土質材料の表面を粗面化する粗面化手段とを備えるので、突き固め打撃と同時に土質材料の表面を粗くすることができる。このため、土質材料を転圧してブロックを製作する作業において、転圧後に従来要していた熊手等の突起物による土質材料の表面を掻く作業を省略することができる。したがって、土質材料を転圧して製作されるブロックの製作作業の効率を向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の転圧用ハンマーによれば、粗面化手段が、打撃面において互いに間隔をあけて設けられた複数の突起物により構成されるので、複数の突起物によって土質材料の表面を粗くすることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の転圧用ハンマーによれば、突起物が、打撃面から突出する錐状体からなるので、複数の錐状体によって土質材料の表面を粗くすることができるという効果を奏する。
また、本発明に係るブロック製作方法によれば、敷き均した土質材料を転圧するステップと、転圧した土質材料の上に土質材料を敷き均すステップとを繰り返して、積層した土質材料からなるブロックを製作する方法であって、土質材料を転圧する際に、上述した転圧用ハンマーを用いて転圧するので、土質材料を転圧してブロックを製作する作業において、転圧後に従来要していた熊手等の突起物による粗面化作業を省略することができる。したがって、土質材料を転圧して製作されるブロックの製作作業の効率を向上することができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る転圧用ハンマーおよびブロック製作方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る転圧用ハンマー10は、ベントナイト混合土(土質材料)を転圧するために用いられるハンマーであって、棒状体12の下端において同軸状に設けられた円柱状体14からなる。なお、本実施の形態では、ハンマー10が上下方向に延びる円柱状体14からなる場合を例にとり説明するが、本発明のハンマーの形状はこれに限るものではなく、他の形状でも構わない。棒状体12は、図示しない油圧装置などの駆動手段および制御装置に接続しており、ハンマー10は、これらの装置を介して駆動可能である。
円柱状体14は金属製の剛体であり、下端面に打撃面16が形成される。打撃面16は、図示しないベントナイト混合土の表面に突き固め打撃を付与可能な円形の面である。この打撃面16には、互いに間隔をあけて多数(複数)の突起物18が設けられる。突起物18は、ベントナイト混合土の表面を粗面化するための粗面化手段であり、打撃面16から突出するとともに先端が尖った小径の円錐状体からなる。打撃面16に対する円錐状体(突起物18)の配置レイアウト、配置間隔、高さ、底面の大きさなどの寸法は、目標とする表面粗さ、打撃面16の形状寸法、転圧対象土の種類、性状、転圧条件などに応じて適宜設定することが望ましい。なお、本発明の粗面化手段は円錐状体の突起物に限るものではなく、土質材料の表面を粗面化できるものであれば他の構造物でも構わない。
上記構成の動作および作用について説明する。
ベントナイト混合土の表面に転圧用ハンマー10の打撃面16を対向配置した後、図示しない駆動手段を駆動すると、棒状体12を介して転圧用ハンマー10が上下方向に振動を開始し、打撃面16がベントナイト混合土の表面に周期的に繰り返し衝突することで、突き固め打撃を付与する。これにより、ベントナイト混合土を転圧する。
ベントナイト混合土の表面に転圧用ハンマー10の打撃面16を対向配置した後、図示しない駆動手段を駆動すると、棒状体12を介して転圧用ハンマー10が上下方向に振動を開始し、打撃面16がベントナイト混合土の表面に周期的に繰り返し衝突することで、突き固め打撃を付与する。これにより、ベントナイト混合土を転圧する。
一方、打撃面16がベントナイト混合土の表面に衝突する際に、打撃面16の多数の突起物18がベントナイト混合土の表面に入り込むことで、ベントナイト混合土の表面を粗くする。
このように、本実施の形態の転圧用ハンマー10によれば、突き固め打撃と同時にベントナイト混合土の表面を粗くすることができる。このため、ベントナイト混合土を転圧してブロックを製作する作業において、転圧後に従来要していた熊手等の突起物でベントナイト混合土の表面を掻いて粗くする作業を省略することができる。したがって、ベントナイト混合土を転圧して製作されるブロックの製作作業の効率を向上することができる。
次に、本発明の実施の形態に係るブロック製作方法を説明する。このブロック製作方法は、敷き均したベントナイト混合土(土質材料)を転圧するステップと、転圧したベントナイト混合土の上にベントナイト混合土を敷き均すステップとを繰り返して、積層したベントナイト混合土からなるブロックを製作する方法である。本実施の形態では、ベントナイト混合土を転圧する際に、上述した転圧用ハンマー10を用いて転圧する。
より具体的には、まず、図2(1)に示すように、ベントナイト混合土1を容器2内に所定層厚でまき出し、敷き均す。続いて、図2(2)に示すように、ハンマーを用いてベントナイト混合土を転圧する。このハンマーには、上記の転圧用ハンマー10を用いる。この転圧は、目的の積層高さになるまで繰り返すが、各層の馴染みを良くするために、表面4を粗くしてから次層のまき出しを行う。転圧用ハンマー10は、突き固め打撃と同時に、突起物18の作用によってベントナイト混合土の表面を粗くすることができる。
このため、本実施の形態によれば、ベントナイト混合土を転圧してブロックを製作する作業において、転圧後に従来要していた熊手等の突起物による粗面化作業を省略することができる。したがって、ベントナイト混合土を転圧して製作されるブロックの製作作業の効率を向上することができる。
以上説明したように、本発明に係る転圧用ハンマーによれば、土質材料を転圧するために用いられるハンマーであって、駆動手段によって土質材料の表面に突き固め打撃を付与可能な打撃面と、この打撃面に設けられ、土質材料の表面を粗面化する粗面化手段とを備えるので、突き固め打撃と同時に土質材料の表面を粗くすることができる。このため、土質材料を転圧してブロックを製作する作業において、転圧後に従来要していた熊手等の突起物による土質材料の表面を掻く作業を省略することができる。したがって、土質材料を転圧して製作されるブロックの製作作業の効率を向上することができる。
また、本発明に係る他の転圧用ハンマーによれば、粗面化手段が、打撃面において互いに間隔をあけて設けられた複数の突起物により構成されるので、複数の突起物によって土質材料の表面を粗くすることができる。
また、本発明に係る他の転圧用ハンマーによれば、突起物が、打撃面から突出する錐状体からなるので、複数の錐状体によって土質材料の表面を粗くすることができる。
また、本発明に係るブロック製作方法によれば、敷き均した土質材料を転圧するステップと、転圧した土質材料の上に土質材料を敷き均すステップとを繰り返して、積層した土質材料からなるブロックを製作する方法であって、土質材料を転圧する際に、上述した転圧用ハンマーを用いて転圧するので、土質材料を転圧してブロックを製作する作業において、転圧後に従来要していた熊手等の突起物による粗面化作業を省略することができる。したがって、土質材料を転圧して製作されるブロックの製作作業の効率を向上することができる。
以上のように、本発明に係る転圧用ハンマーおよびブロック製作方法は、ベントナイト混合土などの土質材料を転圧してブロックを製作する作業に有用であり、特に、製作作業の効率を向上するのに適している。
10 転圧用ハンマー
12 棒状体
14 円柱状体
16 打撃面
18 突起物(粗面化手段)
12 棒状体
14 円柱状体
16 打撃面
18 突起物(粗面化手段)
Claims (4)
- 土質材料を転圧するために用いられるハンマーであって、
駆動手段によって土質材料の表面に突き固め打撃を付与可能な打撃面と、この打撃面に設けられ、土質材料の表面を粗面化する粗面化手段とを備えることを特徴とする転圧用ハンマー。 - 粗面化手段が、打撃面において互いに間隔をあけて設けられた複数の突起物により構成されることを特徴とする請求項1に記載の転圧用ハンマー。
- 突起物が、打撃面から突出する錐状体からなることを特徴とする請求項2に記載の転圧用ハンマー。
- 敷き均した土質材料を転圧するステップと、転圧した土質材料の上に土質材料を敷き均すステップとを繰り返して、積層した土質材料からなるブロックを製作する方法であって、
土質材料を転圧する際に、請求項1~3のいずれか一つに記載の転圧用ハンマーを用いて転圧することを特徴とするブロック製作方法。
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JP2021158963A JP2023049301A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 転圧用ハンマーおよびブロック製作方法 |
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