JP2004353279A - 基礎構築法 - Google Patents
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Abstract
【課題】排土なく、現地土砂を利用して地盤改良しうる基礎構築法を提供する。
【解決手段】現状地盤にネジ形状の圧入具を回転圧入させ、地盤土砂を側方に圧入することにより、空洞を形成し、その空洞に現地土砂とセメントまたはセメントミルクを混入したもの、あるいは現地土砂を土嚢に入れたものを生コンクリート類を充填することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】現状地盤にネジ形状の圧入具を回転圧入させ、地盤土砂を側方に圧入することにより、空洞を形成し、その空洞に現地土砂とセメントまたはセメントミルクを混入したもの、あるいは現地土砂を土嚢に入れたものを生コンクリート類を充填することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は建築基礎工事に発生する残土を、発生する場所で処理する小規模の建物基礎の構築法に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来より小規模の建物における基礎として種々の構造、施工法が提案されているが、フーチングを設ける場合が多い。(例えば特許文献1参照)ところで軟弱地盤で、所要の地耐力を有する地盤が深い場合、図2に示すように基礎を造成する掘削深度Hが深くなり、かつ改良巾W1も広くなり地盤を改良するにしても施工が容易でなく、さらに現地の掘削土砂の処理にも手間を要することになる。
【0003】
出願人は先に現地盤の所要箇所にネジ形状の圧入具を回転圧入させ、地盤土砂を側方に圧入して多数の空洞を形成し、その空洞に生コンクリートを充填させる方法を開発している。(特許文献2参照)この発明は前記発明を発展させて残土の発生を減少すべくしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特許第2614030号公報
【特許文献2】
特願2003−18897
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は地盤の所要箇所に、ネジ形状の圧入具を回転圧入させ、地盤土砂を側方に圧入することにより、空洞を形成し、その空洞に現地土砂とセメント類の混合物あるいは現地土砂を土嚢に入れたものをを充填転圧することを特徴とする基礎構築法である。
【0006】
【実施例】
実施例1
この例では、溝1を円錐形断面となるように地盤を穿孔することによって掘削する。この掘削する圧入具としてはコマ形状の錐4を回転、圧入することにより、周辺土砂を周囲に押し込むようにする。
以上の掘削溝内に掘削した現地土砂類にセメントまたはセメントミルクを混合、これを転圧しながら充填し、その上に基礎3を造成する。
【0007】
実施例2
自然の地盤で、強い地盤G1、すなわち所要の地耐力を有する地盤まで、地表面G2より圧入具で掘削して溝1を形成し、その溝内に土嚢2を積重ねかつ締め固める、基礎3の底部に相当する高さまで詰める。次いで基礎3を築造する。
土嚢2内に詰める土砂類としては砕石、砂の混合材あるいは現地土砂にセメントを混合してあるもの等が使用される。また土嚢2の形状としては図3に示すように、一辺が略20〜30cmのものが使用される。
【0008】
【発明の効果】
この発明は以上の構成からなり、基礎杭等を使用しないで所要の地耐力を期待しうる硬い地盤まで基礎下部を到達させることができ、しかも砕石あるいは砂等の工事現場の掘削した土砂を利用し、必要によりセメントを配合することにより、硬化させることにより、さらに土嚢に入れることにより環境汚染を防ぎながら地盤改良を実施でき、排土作業を少なくできて経済的な施工が実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の縦断面図である。
【図2】説明用図である。
【図3】土嚢の斜視図である。
【図4】第2実施例の縦断面図である。
【図5】錐の正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
1…溝、2…土嚢、3…基礎、4…錐
【産業上の利用分野】
この発明は建築基礎工事に発生する残土を、発生する場所で処理する小規模の建物基礎の構築法に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来より小規模の建物における基礎として種々の構造、施工法が提案されているが、フーチングを設ける場合が多い。(例えば特許文献1参照)ところで軟弱地盤で、所要の地耐力を有する地盤が深い場合、図2に示すように基礎を造成する掘削深度Hが深くなり、かつ改良巾W1も広くなり地盤を改良するにしても施工が容易でなく、さらに現地の掘削土砂の処理にも手間を要することになる。
【0003】
出願人は先に現地盤の所要箇所にネジ形状の圧入具を回転圧入させ、地盤土砂を側方に圧入して多数の空洞を形成し、その空洞に生コンクリートを充填させる方法を開発している。(特許文献2参照)この発明は前記発明を発展させて残土の発生を減少すべくしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特許第2614030号公報
【特許文献2】
特願2003−18897
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は地盤の所要箇所に、ネジ形状の圧入具を回転圧入させ、地盤土砂を側方に圧入することにより、空洞を形成し、その空洞に現地土砂とセメント類の混合物あるいは現地土砂を土嚢に入れたものをを充填転圧することを特徴とする基礎構築法である。
【0006】
【実施例】
実施例1
この例では、溝1を円錐形断面となるように地盤を穿孔することによって掘削する。この掘削する圧入具としてはコマ形状の錐4を回転、圧入することにより、周辺土砂を周囲に押し込むようにする。
以上の掘削溝内に掘削した現地土砂類にセメントまたはセメントミルクを混合、これを転圧しながら充填し、その上に基礎3を造成する。
【0007】
実施例2
自然の地盤で、強い地盤G1、すなわち所要の地耐力を有する地盤まで、地表面G2より圧入具で掘削して溝1を形成し、その溝内に土嚢2を積重ねかつ締め固める、基礎3の底部に相当する高さまで詰める。次いで基礎3を築造する。
土嚢2内に詰める土砂類としては砕石、砂の混合材あるいは現地土砂にセメントを混合してあるもの等が使用される。また土嚢2の形状としては図3に示すように、一辺が略20〜30cmのものが使用される。
【0008】
【発明の効果】
この発明は以上の構成からなり、基礎杭等を使用しないで所要の地耐力を期待しうる硬い地盤まで基礎下部を到達させることができ、しかも砕石あるいは砂等の工事現場の掘削した土砂を利用し、必要によりセメントを配合することにより、硬化させることにより、さらに土嚢に入れることにより環境汚染を防ぎながら地盤改良を実施でき、排土作業を少なくできて経済的な施工が実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の縦断面図である。
【図2】説明用図である。
【図3】土嚢の斜視図である。
【図4】第2実施例の縦断面図である。
【図5】錐の正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
1…溝、2…土嚢、3…基礎、4…錐
Claims (2)
- 地盤の所要の箇所に、ねじ形状の圧入具を回転圧入させ、地盤土砂を側方に圧入することにより、空洞を形成し、その空洞に現地土砂とセメント類の混合物を充填転圧することを特徴とする基礎構築法。
- 地盤の所要箇所に、ネジ形状の圧入具を回転圧入させ、地盤土砂を側方に圧入することにより空洞を形成し、その空洞に現地土砂を土嚢に詰めて充填転圧することを特徴とする基礎構築法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003151910A JP2004353279A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 基礎構築法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003151910A JP2004353279A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 基礎構築法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004353279A true JP2004353279A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34047261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003151910A Pending JP2004353279A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 基礎構築法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004353279A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7971850B2 (en) | 1999-07-20 | 2011-07-05 | Sri International | Electroactive polymer devices for controlling fluid flow |
US9195058B2 (en) | 2011-03-22 | 2015-11-24 | Parker-Hannifin Corporation | Electroactive polymer actuator lenticular system |
US9231186B2 (en) | 2009-04-11 | 2016-01-05 | Parker-Hannifin Corporation | Electro-switchable polymer film assembly and use thereof |
US9425383B2 (en) | 2007-06-29 | 2016-08-23 | Parker-Hannifin Corporation | Method of manufacturing electroactive polymer transducers for sensory feedback applications |
US9553254B2 (en) | 2011-03-01 | 2017-01-24 | Parker-Hannifin Corporation | Automated manufacturing processes for producing deformable polymer devices and films |
US9590193B2 (en) | 2012-10-24 | 2017-03-07 | Parker-Hannifin Corporation | Polymer diode |
US9761790B2 (en) | 2012-06-18 | 2017-09-12 | Parker-Hannifin Corporation | Stretch frame for stretching process |
US9876160B2 (en) | 2012-03-21 | 2018-01-23 | Parker-Hannifin Corporation | Roll-to-roll manufacturing processes for producing self-healing electroactive polymer devices |
-
2003
- 2003-05-29 JP JP2003151910A patent/JP2004353279A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7971850B2 (en) | 1999-07-20 | 2011-07-05 | Sri International | Electroactive polymer devices for controlling fluid flow |
US9425383B2 (en) | 2007-06-29 | 2016-08-23 | Parker-Hannifin Corporation | Method of manufacturing electroactive polymer transducers for sensory feedback applications |
US9231186B2 (en) | 2009-04-11 | 2016-01-05 | Parker-Hannifin Corporation | Electro-switchable polymer film assembly and use thereof |
US9553254B2 (en) | 2011-03-01 | 2017-01-24 | Parker-Hannifin Corporation | Automated manufacturing processes for producing deformable polymer devices and films |
US9195058B2 (en) | 2011-03-22 | 2015-11-24 | Parker-Hannifin Corporation | Electroactive polymer actuator lenticular system |
US9876160B2 (en) | 2012-03-21 | 2018-01-23 | Parker-Hannifin Corporation | Roll-to-roll manufacturing processes for producing self-healing electroactive polymer devices |
US9761790B2 (en) | 2012-06-18 | 2017-09-12 | Parker-Hannifin Corporation | Stretch frame for stretching process |
US9590193B2 (en) | 2012-10-24 | 2017-03-07 | Parker-Hannifin Corporation | Polymer diode |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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