JP2023048658A - 板状ワークの位置決め搬送装置 - Google Patents

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Koji Shirasaki
哲也 木村
Tetsuya Kimura
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Abstract

【課題】外観品質を低下させることなく板状ワークの位置決め保持と搬送とを高速に実施する。【解決手段】板状ワークWの位置決め搬送装置10は、板状ワークWの下面中央側を吸着保持可能な吸着保持装置11,12と、吸着保持装置11,12を板状ワークWの搬送方向Xに沿って移動可能な移動装置13,14と、板状ワークWの下面周縁側を吸着して位置決め保持可能な位置決め装置15,16とを備える。位置決め搬送装置10は、吸着保持装置11,12で吸着保持した状態の板状ワークWを移動装置13,14により作業工程S2,S3に搬入又は搬出可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、板状ワークの位置決め搬送装置に関する。
例えば自動車用ドアを構成するアウタパネルのシーラー塗布工程では、車種ごとに異なる三次元形状をなすアウタパネルを位置決め保持するために、複数の位置決め部材と、位置決めされた状態のアウタパネルを吸着保持するための吸着保持部材とが用いられている。例えば、特許文献1には、シーラー塗布後のアウタパネルをヘミングダイ上に載置した状態でアウタパネルの周縁部を位置決めする複数のロケータと、アウタパネルの下面を吸着固定するバキュームパッドとを用いて、アウタパネルの位置決め保持を図る方法が開示されている。また、製品の外観品質に直結するアウタパネルの外面を傷付けることなく搬送するために、搬送面を柔らかい材質で形成したベルトコンベアが用いられている。
この場合、シーラーの塗布工程にアウタパネルが例えば手作業で搬入されると、複数の位置決め部材でアウタパネルを所定の位置及び姿勢に位置決めした後、位置決めされた状態のアウタパネルを吸着保持部材で吸着保持する。そして、アウタパネルの所定位置にシーラーを塗布した後、吸着保持部材によるアウタパネルの吸着状態を解消して、例えば位置決め部材と共にアウタパネルを下降させることによりアウタパネルをベルトコンベア上に載置し、ベルトコンベアを駆動することで、アウタパネルを次工程に向けて搬送する。このようにして、アウタパネルのシーラー塗布工程が実施され得る。
特開2019-214058号公報
ところで、上述した位置決め搬送設備では、アウタパネルの位置決め、保持、及び搬送を複数の部材で分担しているため、次工程にアウタパネルを搬送して、次工程に係る作業を実施するまでに必要な工数(各部材の動作数)が多くならざるを得ない。そのため、この種の工程において更なる作業時間の短縮を図ろうとした場合、このような設備構成が時間短縮の妨げとなっていた。特に、上述したようにアウタパネルをベルトコンベアで搬送する場合、ベルトコンベアの側方にアウタパネルをガイドする部材が必要になるが、搬送速度を高めるにつれて、上記ガイド部材とアウタパネルとが強く擦れる等の事態が想定されるため、搬送速度を高めることが難しい。また、アウタパネルを高速で移動させることで例えばロケータなどの位置決め部材と強く当たり、またガイド部材と強く擦れたりすることでアウタパネルの外観品質の低下を招くおそれがある。
上述した問題はなにもアウタパネルのシーラー塗布工程に限ったことではなく、板状ワークの作業工程における位置決め保持と工程間の搬送とを行う場合全般に起こり得る。
以上の事情に鑑み、本明細書では、外観品質を低下させることなく板状ワークの位置決め保持と搬送とを高速に実施することを、解決すべき技術課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係る板状ワークの位置決め搬送装置によって達成される。すなわち、この位置決め搬送装置は、板状ワークを所定の作業工程で位置決め保持すると共に、板状ワークを作業工程に搬入及び搬出可能な板状ワークの位置決め搬送装置であって、板状ワークの下面中央側を吸着保持可能な吸着保持装置と、吸着保持装置を板状ワークの搬送方向に沿って移動可能な移動装置と、板状ワークの下面周縁側を吸着して位置決め保持可能な位置決め装置とを備え、吸着保持装置で吸着保持した状態の板状ワークを、移動装置により作業工程に搬入又は搬出可能に構成されている点をもって特徴付けられる。
本発明者らは、鋭意検討の結果、板状ワークの下面を吸着により保持した状態で搬送する場合に、板状ワークの吸着位置次第では、板状ワークを安定して保持した状態で高速搬送し得ることを見出した。本発明は、上記知見に基づき成されたもので、板状ワークの下面中央側を吸着保持可能な吸着保持装置を設けると共に、この吸着保持装置を板状ワークの搬送方向に沿って移動可能な移動装置を設けることを特徴とする。このように板状ワークの搬送機構を構成し、板状ワークの下面中央側の所定位置を吸着することによって、板状ワークを吸着保持した際の位置及び姿勢を保った状態で作業工程に板状ワークを搬入することができる。また、作業工程では、吸着保持装置により水平方向の位置決めがなされた状態の板状ワーク周縁側を吸着により位置決めすることで、板状ワーク周縁側の高さ方向位置を含めた三次元の位置決めを高精度に行うことができる。このように吸着保持装置が搬送装置を兼ねることで、板状ワークの搬送から位置決めに至る一連の動作に要する時間を短縮することができる。また、吸着により保持搬送並びに位置決めすることで、各装置の動作を速めても板状ワークとの擦れが増大するおそれは小さいので、外観品質の低下を心配することなく高速で板状ワークを搬送することができる。以上より、本発明に係る位置決め搬送装置によれば、外観品質を低下させることなく板状ワークの位置決め保持と搬送とを高速に実施することが可能となる。
また、本発明に係る位置決め搬送装置において、吸着保持装置は複数の搬送用吸着部材を有し、複数の搬送用吸着部材は、板状ワークの重心又はその近傍を通り板状ワークの搬送方向と平行な仮想直線上で板状ワークの下面中央側を吸着可能に構成されてもよい。
このように、板状ワークの下面中央側でかつ当該板状ワークの重心又はその近傍を吸着保持することで、板状ワークを安定して搬送できる。また、吸着保持装置が複数の吸着部材を有する場合、板状ワークの重心又はその近傍を通る搬送方向に平行な仮想直線上で板状ワークを吸着できるように、各吸着部材を配置することで、搬送動作に伴う板状ワークの傾き又は脱落を確実に防止することができる。よって、このことによっても板状ワークを高速にかつ安定的に搬送することが可能となる。
また、本発明に係る位置決め搬送装置において、吸着保持装置上の所定位置に板状ワークを搬入可能な搬入ロボットをさらに備えてもよい。
このように板状ワークを吸着保持装置上の所定位置に板状ワークを搬入可能な搬入ロボットを設けることにより、板状ワークを吸着保持装置上の所定位置に正確に搬入することができる。ロボットアームなどのワーク搬送用ロボットには、ワーク(板状ワーク)をどのような位置及び姿勢で保持しているかについての情報を取得(検知)することができ、かつ取得した情報に基づき、当該ワークの搬入位置を補正できる機能が備わっているものがある。よって、例えばパレット上から板状ワークをピックアップして、吸着保持装置上の所定位置に搬入する際、搬入ロボットによる板状ワークの保持位置に基づいて板状ワークの搬入位置を補正することにより、常に板状ワークを吸着保持装置上の所定位置に正確に搬入することができる。これにより、常に板状ワークを下面中央側の所定位置で正確に吸着することができるので、作業工程で正確な位置決めを安定的に行うことが可能となる。
また、本発明に係る位置決め搬送装置において、位置決め装置は、板状ワークの下面周縁側を吸着可能な複数の位置決め用吸着部材と、複数の位置決め用吸着部材による板状ワークの吸着位置の高さ方向位置を検出可能な位置検出部とを有し、位置決め用吸着部材はそれぞれ、位置検出部で検出した高さ方向位置に基づいて高さ方向位置を調整可能に構成されてもよい。
作業工程に搬入される板状ワークは既に吸着保持装置により水平方向の位置決めがなされた状態にある。そのため、位置検出部により位置決め用吸着部材の高さ方向位置を調整することで、板状ワークの周縁側高さ方向の位置を含めた三次元の位置決めを行うことができる。よって、吸着のみの動作で板状ワークの高精度な位置決めが可能となる。
以上の説明に係る位置決め搬送装置は、外観品質を低下させることなく板状ワークの位置決め保持と搬送とを高速に実施可能とするものであるから、例えば作業工程が、板状ワークとしてのアウタパネルにシーラーを塗布するシーラー塗布工程である場合に特に好適である。すなわち、本発明に係る位置決め搬送装置によれば、位置決め搬送に要した時間の一部を作業時間に割り振ることができるので、シーラー塗布工程において、二種以上のシーラーを塗布することができ、これにより例えばシーラーロボットの設置必要台数の削減など、作業効率だけでなく設備コストの低減化も可能となる。
また、本発明に係る位置決め搬送装置において、板状ワークの吸着保持装置上への搬入を行う搬入工程と、作業工程としての第一及び第二作業工程とが設けられる場合、吸着保持装置として、搬入工程と第一作業工程との間、及び第一作業工程と第二作業工程との間でそれぞれ板状ワークを搬送可能とする第一吸着保持装置及び第二吸着保持装置が設けられてもよい。また、この場合、第一吸着保持装置と第二吸着保持装置は、第一作業工程の位置決め装置による板状ワークの位置決め位置で板状ワークを受渡し可能に構成されてもよい。
このように搬入工程と第一作業工程との間、及び第一作業工程と第二作業工程との間でそれぞれ板状ワークを搬送可能とする吸着保持装置を別個に設けることで、各吸着保持装置の空状態での移動距離(板状ワークを保持していない状態の移動距離)を極力短くすることができる。よって、短時間で次の板状ワークをピックアップすることが可能となり、更なる作業効率の向上が可能となる。また、二つの吸着保持装置の搬送経路が重なる第一作業工程の位置決め位置で板状ワークを受渡し可能に構成することで、例えば第一作業工程における所定の作業時に板状ワークを第一吸着保持装置から第二吸着保持装置に受渡すことができる。よって、作業終了後、直ちに次の工程(第二作業工程)に向けて板状ワークの搬送を開始することができ、更なる作業効率の向上を図ることが可能となる。言い換えると、各工程に与えられた時間のうち搬送時間を極力減らして作業時間を増やすことができるので、例えば二つの作業工程で実施していた作業を一つの作業工程でまとめて実施することも可能となる。
また、この場合、第一作業工程が、板状ワークとしてのアウタパネルにシーラーを塗布するシーラー塗布工程で、第二作業工程が、アウタパネルにインナーサブアッシーをセットするセット工程であり、シーラー塗布工程でアウタパネルにシーラーを塗布している間に、第一吸着保持装置と第二吸着保持装置によるアウタパネルの受渡しが行われるように構成されてもよい。
このように構成することで、シーラー塗布作業を行っている間にアウタパネルを第一吸着保持装置から第二吸着保持装置に受渡すことができる。よって、シーラーの塗布終了後、直ちに次の工程(セット工程)に向けてアウタパネルの搬送を開始することができ、更なる作業効率の向上を図ることが可能となる。
以上のように、本発明に係る板状ワークの位置決め搬送装置によれば、外観品質を低下させることなく板状ワークの位置決め保持と搬送とを高速に実施することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る板状ワークの位置決め搬送装置の全体構成を示す平面図である。 図1に示す位置決め搬送装置を水平方向から見た正面図である。 図1に示す位置決め搬送装置の一使用例に係る図で、搬入工程に板状ワークが搬入された状態を示す要部正面図である。 図1に示す位置決め搬送装置の一使用例に係る図で、第一作業工程に板状ワークが搬入された状態を示す平面図である。 図1に示す位置決め搬送装置の一使用例に係る図で、第一作業工程における位置決め用吸着部材の高さ調整を行う際の状態を示す要部正面図である。 図1に示す位置決め搬送装置の一使用例に係る図で、第一作業工程における位置決めが完了した状態を示す要部正面図である。 図1に示す位置決め搬送装置の一使用例に係る図で、第一作業工程の実施時における第二吸着保持装置の受渡し動作を示す平面図である。 図1に示す位置決め搬送装置の一使用例に係る図で、第二吸着保持装置の受渡し動作が完了した状態を示す平面図である。 図1に示す位置決め搬送装置の一使用例に係る図で、第二吸着保持装置の受渡し動作が完了した状態を示す要部正面図である。 図1に示す位置決め搬送装置の一使用例に係る図で、第一作業工程の実施時における第一吸着保持装置の受渡し動作が完了した状態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る板状ワークの位置決め搬送装置の全体構成を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る板状ワークの位置決め搬送装置及びこの装置を用いた板状ワークの位置決め搬送方法の内容を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る板状ワークの位置決め搬送装置10の平面図を示している。また、図2は、図1に示す位置決め搬送装置10を水平方向から見た正面図を示している。これらの図に示すように、この位置決め搬送装置10は、搬送対象となる板状ワークとしてのアウタパネルWを搬入工程S1で搬入して、次工程となるシーラー塗布工程S2まで搬送すると共に、シーラー塗布工程S2でアウタパネルWを位置決め保持するように構成される。また、この位置決め搬送装置10は、シーラー塗布工程S2での作業を終えたアウタパネルWを次工程となるインナーサブアッシーのセット工程S3まで搬送すると共に、セット工程S3でアウタパネルWを位置決め保持するように構成される。なお、ここでいうアウタパネルWが本発明に係る板状ワークに相当する。また、ここでいうシーラー塗布工程S2とセット工程S3とがともに本発明に係る作業工程に相当する。
上述した動作を可能とするため、本実施形態に係る位置決め搬送装置10は、アウタパネルWの下面中央側を吸着保持可能な吸着保持装置11,12と、吸着保持装置11,12をアウタパネルWの搬送方向(図1でいえばX方向)に沿って移動可能な移動装置13,14と、アウタパネルWの下面周縁側を吸着して位置決め保持可能な位置決め装置15,16とを備える。また、本実施形態では、位置決め搬送装置10は、搬入工程S1にアウタパネルWを搬入可能な第一搬入ロボット17をさらに備える。この場合、第一搬入ロボット17が本発明に係る搬入ロボットに相当する。
また、シーラー塗布工程S2に隣接する位置には、シーラー塗布工程S2で位置決め保持された状態のアウタパネルWに対して一又は二以上のシーラー塗布作業を行うための塗布ロボット18が配設されると共に、セット工程S3に隣接する位置には、セット工程S3で位置決め保持された状態のアウタパネルW上に所定の部品(ここではインナーサブアッシー)を搬入するための第二搬入ロボット19が配設される。
吸着保持装置11,12は、本実施形態では、搬入工程S1でアウタパネルWを吸着保持可能な第一吸着保持装置11と、シーラー塗布工程S2でアウタパネルWを受渡し可能な第二吸着保持装置12である。この場合、移動装置13,14は、第一吸着保持装置11を搬入工程S1とシーラー塗布工程S2との間で移動可能な第一移動装置13と、第二吸着保持装置12をシーラー塗布工程S2とセット工程S3との間で移動可能な第二移動装置14である。
第一吸着保持装置11と第二吸着保持装置12はともに、複数の搬送用吸着部材20,21を有する。本実施形態では、第一吸着保持装置11は、二つの第一搬送用吸着部材20を有し、第二吸着保持装置12は,二つの第二搬送用吸着部材21を有する。ここで、これら二つの搬送用吸着部材20,21はともに、アウタパネルWの重心Cを通りアウタパネルWの搬送方向(本実施形態ではX方向)と平行な仮想直線L上でアウタパネルWの下面中央側の所定位置を吸着可能に構成されている。ここでは、二つの搬送用吸着部材20,21の間に重心Cが位置するように、より好ましくは上述の条件を満たした上で極力平坦な位置を吸着できるように、これら二つの搬送用吸着部材20,21が後述する第一移動装置13又は第二移動装置14により仮想直線L上の所定位置に配置され得る。
なお、搬送用吸着部材20(21)の配置態様は上記形態には限られない。例えば図示は省略するが、アウタパネルWの重心Cから搬送方向と直交する向き(本実施形態ではY方向)にオフセットした重心Cの近傍位置を通る仮想直線上に搬送用吸着部材20(21)を配置してもよい。また、三つ以上の搬送用吸着部材20(21)を仮想直線L上の所定位置に配置してもよい。あるいは、三つ以上の搬送用吸着部材20(21)の吸着位置を結んでできる多角形の重心がアウタパネルWの重心Cと一致するように、三つ以上の搬送用吸着部材20(21)を配置してもよい。また、本実施形態では、搬送用吸着部材20(21)として、円形の吸着盤を有する吸着部材を例示したが(図1を参照)、もちろん円形以外の吸着盤を有する吸着部材を搬送用吸着部材20(21)として用いてもよい。
第一移動装置13は、第一吸着保持装置11を搬入工程S1とシーラー塗布工程S2との間で移動可能に構成される。本実施形態では、第一吸着保持装置11をアウタパネルWの搬送方向Xに沿ってスライド可能に構成される。また、第一移動装置13は、搬送方向Xに直交するY方向に沿って第一吸着保持装置11をスライド可能に構成される。これにより、第一吸着保持装置11は、搬入工程S1及びシーラー塗布工程S2において任意の水平方向位置に配置可能とされる。なお、この際、スライド動作時の位置精度を担保する観点から、第一移動装置13はX方向とY方向ともにLMガイドなどの高精度直動装置で構成することが望ましい。
本実施形態では、アウタパネルWは、第一搬入ロボット17により、搬入工程S1の所定位置に搬入される。ここでは、アウタパネルWの所定位置(例えばアウタパネルWの端部位置P1,P2)が、搬入工程S1内の固定系座標で設定される基準位置(X1,Y1,Z1)と一致するように、アウタパネルWが搬入される。そのため、第一搬入ロボット17としては、保持しているアウタパネルWの位置及び姿勢が検知でき、かつ検知したアウタパネルWの位置及び姿勢に基づいて搬入工程S1へのアウタパネルWの搬入位置及び姿勢を補正可能なロボットが好適である。これにより、アウタパネルWが常に搬入工程S1内の所定位置に搬入されるので、搬入された際のアウタパネルWの重心Cの位置(固定系座標における三次元位置)も常に同じ三次元位置となり得る。よって、常にアウタパネルWの中央側の同じ位置を複数の第一搬送用吸着部材20で吸着保持し得る。
第二移動装置14は、第二吸着保持装置12をシーラー塗布工程S2とセット工程S3との間で移動可能に構成される。本実施形態では、第二吸着保持装置12をアウタパネルWの搬送方向Xに沿ってスライド可能に構成される。また、第二移動装置14は、搬送方向Xに直交するY方向に沿って第二吸着保持装置12をスライド可能に構成される。これにより、第二吸着保持装置12は、シーラー塗布工程S2及びセット工程S3において任意の水平方向位置に配置可能とされる。なお、第二移動装置14についても、位置精度を担保する観点から、X方向とY方向ともにLMガイドなどの高精度直動装置で構成することが望ましい。
位置決め装置15,16は、本実施形態では、シーラー塗布工程S2でアウタパネルWの下面周縁側を吸着して位置決め保持可能な第一位置決め装置15と、セット工程S3でアウタパネルWの下面周縁側を吸着して位置決め保持可能な第二位置決め装置16である。
各位置決め装置15,16はともに、アウタパネルWの下面周縁側を吸着可能な複数の位置決め用吸着部材22と、複数の位置決め用吸着部材22によるアウタパネルWの吸着位置の高さ方向位置(本実施形態ではZ方向位置)を検出可能な位置検出部23とを有する。本実施形態では、各位置決め装置15,16は、四つの位置決め用吸着部材22を有する。また、全ての位置決め用吸着部材22に位置検出部23が設けられている。具体的には、図1及び図2に示すように、各位置決め用吸着部材22に隣接する位置に位置検出部23が配設されており、各位置決め用吸着部材22によるアウタパネルWの吸着位置又はその近傍の高さ方向位置を検出可能に構成されている(図5を参照)。なお、位置検出部23としては、例えばレーザー変位センサなどが精度面、サイズ面などから好適である。
また、各位置決め装置15,16は、各位置決め用吸着部材22の高さ位置を調整可能な調整装置24を有する。本実施形態では、位置決め用吸着部材22ごとに調整装置24が設けられている。そして、位置検出部23で検出した位置決め用吸着部材22によるアウタパネルWの吸着予定位置P3又はその近傍位置の高さ位置情報に基づいて、各位置決め用吸着部材22(の吸着盤)の高さ方向位置を別個独立に調整可能としている。詳細は後述する。
また、本実施形態では、第一吸着保持装置11と第二吸着保持装置12は、シーラー塗布工程S2の第一位置決め装置15によるアウタパネルWの位置決め位置でアウタパネルWを受渡し可能に構成されている。これについても詳細は後述する。
次に、上記構成の位置決め搬送装置10の一使用例を、主に図3~図10に基づいて説明する。
(S1)搬入工程
この工程では、第一搬入ロボット17により、図示しないパレット上に載置された状態のアウタパネルWをピックアップし、搬入工程S1上まで搬送する。また、図1に示すように、アウタパネルWの二点の端部位置P1,P2が予め設定しておいた固定系座標の基準位置(X1,Y1,Z1)と一致するようにアウタパネルWを搬入した際のアウタパネルWの重心Cに基づいて、第一搬送用吸着部材20を第一移動装置13により搬入工程S1内の所定位置に配置する(図1を参照)。
然る後、アウタパネルWを上記所定位置に搬入し、第一搬送用吸着部材20の吸着盤上にアウタパネルWを載置する。そして、第一搬送用吸着部材20でアウタパネルWの下面を吸着して、アウタパネルWの下面中央側の所定位置(ここでは重心Cを間に挟む位置)を二つの第一搬送用吸着部材20で吸着する。これにより、アウタパネルWは所定の水平方向位置に位置決めされた状態で保持される(図1及び図3を参照)。
(S2)シーラー塗布工程
次に、第一移動装置13により第一吸着保持装置11をアウタパネルWの搬送方向Xに沿って移動させる。これにより、第一吸着保持装置11に吸着保持されたアウタパネルWはシーラー塗布工程S2に向けて搬送される。そして予め設定しておいたX方向位置で第一吸着保持装置11を停止させる。これにより、アウタパネルWが水平方向に位置決め保持された状態で、シーラー塗布工程S2内の所定位置に搬入される(図4を参照)。この状態では、アウタパネルWの下面周縁側の吸着予定位置P3は、各位置決め用吸着部材22の直上にある。
この状態から、各位置決め用吸着部材22の位置検出部23は、各位置決め用吸着部材22による吸着予定位置P3又はその近傍の高さ方向位置を検出する。ここでは位置検出部23から吸着予定位置P3の近傍までの距離D1を測定する(図5を参照)。そして、予め算出しておいた、位置決め時のアウタパネルW(図5中、二点鎖線で示す状態)の吸着予定位置P3の近傍までの距離D2との差分D2-D1を算出し、この差分D2-D1だけ位置決め用吸着部材22を高さ方向に移動させる。これにより、各位置決め用吸着部材22により適正な高さ方向位置でアウタパネルWの周縁側が吸着可能な状態となるので(図6を参照)、第一搬送用吸着部材20と併せて、アウタパネルWの三次元位置決めが高精度に実行される。然る後、塗布ロボット18(図1を参照)によるシーラーの塗布作業が、位置決め保持された状態のアウタパネルWに対して実行される。
また、この際(シーラー塗布作業の際)、第一吸着保持装置11と第二吸着保持装置12との間で、アウタパネルWの受渡しを行う。詳述すると、シーラー塗布作業時、第一吸着保持装置11が、シーラー塗布工程S2の所定位置でアウタパネルWの下面中央側を吸着保持した状態で(図6を参照)、第二吸着保持装置12を第二移動装置14によりセット工程S3側からシーラー塗布工程S2に向けて移動させる。この際、例えば図7に示すように、予め第二移動装置14により第二吸着保持装置12をY方向で仮想直線Lから遠ざかる向きに移動させた後、シーラー塗布工程S2に向けてX方向に第二吸着保持装置12を移動させる(図7中、二点鎖線で示す位置まで)。
然る後、第二移動装置14により第二吸着保持装置12をY方向で仮想直線Lに近づく向きに移動させて、二つの第二搬送用吸着部材21をそれぞれ、仮想直線L上でかつ第一搬送用吸着部材20に隣接する位置に配置する。これにより、二つの第二搬送用吸着部材21がアウタパネルWの重心Cを間に挟む位置に配置されるので(図8を参照)、この位置でアウタパネルWの下面を吸着することにより、アウタパネルWが、第一及び第二搬送用吸着部材20,21で吸着保持されると共に、位置決め用吸着部材22で位置決め保持された状態となる(図9を参照)。この後、第一搬送用吸着部材20によるアウタパネルWの吸着状態を解除して、第一搬送用吸着部材20を仮想直線Lから遠ざかる向きにY方向に移動させることで、第一吸着保持装置11から第二吸着保持装置12へのアウタパネルWの受け渡しが完了する(図10を参照)。なお、上述した受け渡しは、常に位置決め用吸着部材22でアウタパネルWを吸着保持した状態で行われるため、受け渡しの前後でアウタパネルWの位置決め精度は維持される。
なお、上述した第二吸着保持装置12(第二搬送用吸着部材21)の受け渡しに係る動作は、上記の態様には限られない。例えば図示は省略するが、第二搬送用吸着部材21がアウタパネルWの重心Cを通る仮想直線L上に位置する状態から、第二搬送用吸着部材21をX方向に沿って重心Cに近い位置まで移動させた後、Y方向に沿って第一搬送用吸着部材20から遠ざかる向きに移動させ、X方向、次いでY方向に移動させることで、図8に示す水平方向位置に第二搬送用吸着部材21を移動させてもよい。
(S3)セット工程
この工程では、上述した受け渡しが行われかつシーラーの塗布作業が完了したアウタパネルWを第二移動装置14によりセット工程S3に向けて移動させる。そして、予め設定しておいたX方向位置で第二吸着保持装置12を停止させる。これにより、アウタパネルWが水平方向に位置決め保持された状態で、セット工程S3内の所定位置に搬入される(図示は参照)。そして、この状態から、シーラー塗布工程S2の場合と同じように、セット工程S3に配設された位置検出部23により吸着予定位置又はその近傍の高さ方向位置を検出し、検出した高さ方向位置に基づいて各位置決め用吸着部材22の高さ方向位置を調整する(図5及び図6を参照)。これにより、第二搬送用吸着部材21と併せて、アウタパネルWのセット工程S3における三次元位置決めが高精度に実行される。然る後、第二搬入ロボット19によるインナーサブアッシーのセット作業が、位置決め保持された状態のアウタパネルWに対して実行される。以上のようにして、シーラーの塗布作業を含むアウタパネルWに対する一連の作業が完了する。
そして、受け渡しが完了した第一吸着保持装置11をシーラー塗布工程S2から搬入工程S1に移動させて、搬入工程S1上の所定位置(図1を参照)に配置することで、次のアウタパネルWに対する搬入準備を行う。また、セット作業が完了したアウタパネルWを第二搬入ロボット19又は図示しない搬出ロボットでセット工程S3から搬出して、第二吸着保持装置12をシーラー塗布工程S2に向けて移動可能な状態とすることで、受け渡しの準備を行う。以上のようにして、アウタパネルWに対する一連の作業が繰り返し行われる。
以上述べたように、本実施形態に係る板状ワークの位置決め搬送装置10によれば、板状ワークとしてのアウタパネルWを吸着保持した際の位置及び姿勢を保った状態でシーラー塗布工程S2にアウタパネルWを搬入することができる。また、シーラー塗布工程S2では、第一吸着保持装置11により水平方向の位置決めがなされた状態のアウタパネルWの周縁側を位置決め用吸着部材22の吸着により位置決めすることで、アウタパネルW周縁側の高さ方向位置を含めた三次元の位置決めを高精度に行うことができる。このように第一吸着保持装置11がアウタパネルWの搬送装置を兼ねることで、アウタパネルWの搬送から位置決めに至る一連の動作に要する時間を短縮することができる。よって、例えば従来であれば位置決め搬送に要した時間の一部を作業時間に割り振ることができるので、例えばシーラー塗布工程S2において、二種以上のシーラーを塗布することができ、これにより例えばシーラーロボットの設置必要台数の削減など、作業効率だけでなく設備コストの低減化も可能となる。また、吸着により保持搬送並びに位置決めすることで、各装置11,13,15の動作を速めてもアウタパネルWとの擦れが増大するおそれは小さいので、外観品質の低下を心配することなく高速でアウタパネルWを搬送することができる。以上より、本実施形態に係る位置決め搬送装置10によれば、外観品質を低下させることなくアウタパネルWの位置決め保持と搬送とを高速に実施して、アウタパネルWに対する所定の作業を効率よくかつ低コストに実施することが可能となる。
また、本実施形態では、各吸着保持装置11,12に設けられた複数の搬送用吸着部材20,21で、アウタパネルWの重心Cを通りアウタパネルWの搬送方向Xと平行な仮想直線L上でアウタパネルWの下面中央側を吸着可能に構成したので、搬送動作に伴うアウタパネルWの搬送方向への傾き又は脱落を確実に防止することができる。よって、板状ワークをより高速にかつ安定的に搬送することが可能となる。また、本実施形態のように、アウタパネルWを二点で吸着するのであれば、アウタパネルWの吸着対象面がどのような形状であっても合わせやすいため、汎用性の面でも好適である。
また、本実施形態では、搬入工程S1と、搬入工程S1に隣接するシーラー塗布工程S2との間、及びシーラー塗布工程S2と、シーラー塗布工程S2に隣接するセット工程S3との間でそれぞれアウタパネルWを搬送可能とする吸着保持装置11,12を別個に設けることで、各吸着保持装置11,12の空状態での移動距離(アウタパネルWを保持していない状態の移動距離)を極力短くすることができる。よって、短時間で次のアウタパネルWをピックアップすることが可能となり、更なる作業効率の向上が可能となる。また、図1に示すように二つの吸着保持装置の搬送経路が重心Cを通る仮想直線L上で重なる場合に、第一吸着保持装置11と第二吸着保持装置12との間で、シーラー塗布工程S2の位置決め位置でアウタパネルWを受渡し可能に構成することで、シーラー塗布作業を行っている間にアウタパネルWを第一吸着保持装置11から第二吸着保持装置12に受渡すことができる。よって、シーラーの塗布終了後、直ちに次の工程(セット工程S3)に向けてアウタパネルWの搬送を開始することができ、更なる作業効率の向上を図ることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明に係る板状ワークの位置決め搬送装置及びこの装置を用いた板状ワークの位置決め搬送方法は、その趣旨を逸脱しない範囲において、上記以外の構成を採ることも可能である。
図11は、本発明の他の実施形態に係る位置決め搬送装置30及び搬送方法の概要を示す平面図である。図11に示すように、本実施形態では、二種以上のアウタパネルW(Wa,Wb)に対応可能な構成を示している。例えば搬入工程S1では、アウタパネルWa,Wbの種類によらず、常に固定座標系の所定位置(X1,Y1,Z1)に各アウタパネルWa,Wbの所定位置P1,P2を一致させるように、第一搬入ロボット17で各アウタパネルWa,Wbを搬入する。この場合、アウタパネルWa,Wbによって異なる重心C1,C2の位置に応じて、第一搬送用吸着部材20の待機位置を変更する。これにより、二種以上のアウタパネルWa,Wbが搬入される場合であっても、搬入されるアウタパネルWa,Wbの種類に応じて適切な位置{重心C1,C2を挟む仮想直線L(L1),L(L2)上の所定位置}でアウタパネルWを吸着保持して、安定的に高速搬送することが可能となる。また、この際、第一搬送用吸着部材20の待機位置の変更は、第一移動装置13が有するY方向への移動機能を利用するだけで容易に実施できるので、設備変更の必要なく低コストに複数車種への対応が可能となる。
シーラー塗布工程S2及びセット工程S3において、位置決め用吸着部材22による位置決め用吸着位置は、アウタパネルWa,Wbの種類(形状)に応じて変更されることが想定されるが、この場合、例えば図11に示すように、複数種類のアウタパネルWa,Wbに共通の位置で吸着可能な位置決め用吸着部材22aと、位置検出部23と共に水平方向に移動可能な位置決め用吸着部材22bとで位置決め装置15,16を構成することによって、二種以上のアウタパネルWa,Wbに対応することが可能となる。もちろん、設設置スペースの関係上、位置決め用吸着部材22を水平方向に移動させることが困難な場合は、例えば図示は省略するが、二種以上のアウタパネルWa,Wb全てに対応可能な位置に位置決め用吸着部材22を配置し、アウタパネルWa,Wbの種類に応じて、必要な位置決め用吸着部材22のみを使用(高さ方向位置を調整)すればよい。
また、上記実施形態では、各吸着保持装置11、12の搬送用吸着部材20,21がX方向及びY方向に沿ってそれぞれ直線的に移動可能なように、対応する移動装置13,14を構成した場合を例示したが(図1等を参照)、もちろんこれ以外の態様で各搬送用吸着部材20,21を移動させることも可能である。例えば図示は省略するが、仮想直線L(L1,L2)から外れた位置に設けたZ方向に伸びる仮想直線まわりに各搬送用吸着部材20,21を回転(軸回転)可能に構成してもよい。このように構成することで、各搬送用吸着部材20,21をそれぞれ仮想直線L(L1,L2)上と仮想直線L(L1,L2)上からY方向にオフセットした位置との間で、移動させることが可能となる。よって、この場合も、シーラー塗布工程S2の位置決め位置において、アウタパネルWの受け渡しが可能となる。
また、以上の説明では、アウタパネルWのシーラー塗布工程S2を含む一連の流れ作業に本発明に係る位置決め搬送装置を適用した場合を説明したが、本発明はアウタパネルW以外の板状ワークに適用できることはもちろんである。
10,30 板状ワークの位置決め搬送装置
11,12 吸着保持装置
13,14 移動装置
15,16 位置決め装置
17 第一搬入ロボット
18 塗布ロボット
19 第二搬入ロボット
20,21 搬送用吸着部材
22,22a,22b 位置決め用吸着部材
23 位置検出部
24 調整装置
C,C1,C2 重心
L,L1,L2 仮想直線
P1,P2 端部位置
P3 吸着予定位置
S1 搬入工程
S2 シーラー塗布工程
S3 セット工程
W,Wa,Wb アウタパネル

Claims (6)

  1. 板状ワークを所定の作業工程で位置決め保持すると共に、前記板状ワークを前記作業工程に搬入及び搬出可能な板状ワークの位置決め搬送装置であって、
    前記板状ワークの下面中央側を吸着保持可能な吸着保持装置と、
    前記吸着保持装置を前記板状ワークの搬送方向に沿って移動可能な移動装置と、
    前記板状ワークの下面周縁側を吸着して位置決め保持可能な位置決め装置とを備え、
    前記吸着保持装置で吸着保持した状態の前記板状ワークを、前記移動装置により作業工程に搬入又は搬出可能に構成されている、板状ワークの位置決め搬送装置。
  2. 前記吸着保持装置は複数の搬送用吸着部材を有し、前記複数の搬送用吸着部材は、前記板状ワークの重心又はその近傍を通り前記板状ワークの搬送方向と平行な仮想直線上で前記板状ワークの下面中央側を吸着可能に構成されている請求項1に記載の板状ワークの位置決め搬送装置。
  3. 前記位置決め装置は、前記板状ワークの下面周縁側を吸着可能な複数の位置決め用吸着部材と、前記複数の位置決め用吸着部材による前記板状ワークの吸着位置の高さ方向位置を検出可能な位置検出部とを有し、
    前記位置決め用吸着部材はそれぞれ、前記位置検出部で検出した高さ方向位置に基づいて高さ方向位置を調整可能に構成されている請求項1又は2に記載の板状ワークの位置決め搬送装置。
  4. 前記板状ワークの前記吸着保持装置上への搬入を行う搬入工程と、前記作業工程としての第一及び第二作業工程とが設けられ、
    前記吸着保持装置として、前記搬入工程と前記第一作業工程との間、及び前記第一作業工程と前記第二作業工程との間でそれぞれ前記板状ワークを搬送可能とする第一吸着保持装置及び第二吸着保持装置が設けられ、
    前記第一吸着保持装置と前記第二吸着保持装置は、前記第一作業工程の前記位置決め装置による前記板状ワークの位置決め位置で前記板状ワークを受渡し可能に構成されている請求項1~3の何れか一項に記載の板状ワークの位置決め搬送装置。
  5. 前記作業工程は、前記板状ワークとしてのアウタパネルにシーラーを塗布するシーラー塗布工程である請求項1~3の何れか一項に記載の板状ワークの位置決め搬送装置。
  6. 前記第一作業工程は、前記板状ワークとしてのアウタパネルにシーラーを塗布するシーラー塗布工程で、前記第二作業工程は、前記アウタパネルにインナーサブアッシーをセットするセット工程であり、
    前記シーラー塗布工程で前記アウタパネルに前記シーラーを塗布している間に、前記第一吸着保持装置と前記第二吸着保持装置による前記アウタパネルの受渡しが行われるように構成されている請求項4に記載の板状ワークの位置決め搬送装置。
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