JP2023048309A - 設定装置、設定方法および設定プログラム - Google Patents

設定装置、設定方法および設定プログラム Download PDF

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康浩 宇治田
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Abstract

【課題】工程に応じた監視領域の適切かつ簡易な設定を支援する設定方法を提供する。【解決手段】設定方法は、カメラから、作業現場と作業現場で作業している作業者とが写る設定用動画を取得するステップと、解析プログラムと同じ命令に従って、設定用動画の各フレームについて作業者の位置を検出するステップと、設定用動画が再生される第1画面を提供するステップと、第1画面に対する操作に応じて監視領域を設定するステップと、を備える。第1画面は、検出された作業者の位置を示すマークを含む。マークは、設定用動画上に重ねて表示される。【選択図】図1

Description

本開示は、設定装置、設定方法および設定プログラムに関する。
従来、工場等の作業現場に設置されたカメラによって撮像された動画を用いて、作業現場に含まれる作業工程を改善する試みが行なわれている。例えば、特開2020-204819号公報(特許文献1)は、天井カメラの撮像により得られる動画に対して画像解析を行なう情報処理装置を開示している。情報処理装置は、動画を画像解析することにより、各工程に対応付けられた監視領域に作業者が存在しているか否かを判定し、監視領域に作業者が存在していると判定された時間帯を示すデータを生成する。当該データから、各工程における作業時間帯が容易に把握される。
特開2020-204819号公報
特許文献1に開示の技術では、各工程に対して監視領域が予め設定される。ある工程に対して設定された監視領域と、当該工程において作業している作業者の位置とにずれが生じると、解析結果の精度が低下する。そのため、工程に応じた監視領域を適切かつ簡易に設定することが望まれる。
本開示は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、工程に応じた監視領域の適切かつ簡易な設定を支援する設定装置、設定方法および設定プログラムを提供することである。
本開示の一例によれば、設定装置は、解析プログラムに対して監視領域を設定する。解析プログラムは、複数の工程を含む作業現場を撮像するカメラから取得された解析用動画の各フレームについて作業者の位置を検出する第1命令と、複数の工程の各々に対応する監視領域と検出された作業者の位置とに基づいて監視領域に作業者が存在するか否かを判定する第2命令とを含む。設定装置は、取得部と、検出部と、提供部と、設定部と、を備える。取得部は、カメラから、作業現場と作業現場で作業している作業者とが写る設定用動画を取得する。検出部は、第1命令と同じ命令に従って、設定用動画の各フレームについて作業者の位置を検出する。提供部は、設定用動画が再生される第1画面を提供する。設定部は、第1画面に対する操作に応じて監視領域を設定する。第1画面は、検出部によって検出された位置を示すマークを含む。マークは、設定用動画上に重ねて表示される。
この開示によれば、ユーザは、第1画面において再生される設定用動画に写る作業者を見ながら、各工程の監視領域を設定できる。設定用動画には、解析プログラムの第1命令と同じ命令に従って検出された作業者の位置を示すマークが重ねて表示される。そのため、ユーザは、マークが含まれるように監視領域のサイズおよび位置を調整すればよい。これにより、ユーザは、各工程について、当該工程の作業を行なう作業者の位置に適した監視領域を簡易に設定できる。このように、設定装置は、工程に応じた監視領域の適切かつ簡易な設定を支援できる。
上述の開示において、提供部は、設定用動画と設定部によって設定された監視領域とを用いた解析プログラムによる解析結果を示す第2画面をさらに提供する。
この開示によれば、ユーザは、第2画面を確認することにより、監視領域が適切に設定されたか否かを検証できる。
上述の開示において、第2画面は、複数の工程の各々について、対応する監視領域に作業者が存在する時間帯を示す図を含む。あるいは、第2画面は、複数の工程の各々について、対応する監視領域の作業者が存在している時間のばらつきを示す箱ひげ図を含む。
この開示によれば、ユーザは、監視領域に作業者が存在する時間帯を示す図または箱ひげ図を確認することにより、監視領域が適切か否かを容易に判断できる。
上述の開示において、第2命令は、解析用動画の中から、対象フレームを含む、連続した複数のフレームを抽出する命令と、複数のフレームのうち、複数の工程の中の対象工程に対応する対象監視領域に第1命令の実行によって検出された作業者の位置が含まれるフレームの割合を算出する命令と、割合が閾値を超えることに応じて、対象フレームの撮像時刻において作業者が対象監視領域に存在すると決定する命令と、を含む。提供部は、閾値を設定するための第3画面をさらに提供する。設定部は、第3画面に対する操作に応じて、閾値をさらに設定する。
この開示によれば、閾値に応じて、解析プログラムの解析結果が変化する。ユーザは、第2画面を確認しながら、適切な閾値を設定できる。
上述の開示において、第1命令は、解析用動画の各フレームについて、作業者が写る矩形領域を検出する命令と、矩形領域の中心点を作業者の位置として決定する命令と、を含む。検出部は、第1命令と同じ命令に従って、設定用動画の各フレームについて矩形領域を検出する。第1画面は、検出部によって検出された矩形領域を示す第1枠線をさらに含む。第1枠線は、設定用動画上に重ねて表示される。
この開示によれば、ユーザは、設定用動画において作業者の写る領域を容易に把握できる。
上述の開示において、設定用動画は、第1画面において、再生、一時停止、コマ送り、コマ戻し、および時間指定のうちの選択された方式に従って表示される。
この開示によれば、ユーザは、所望の方式に従って表示される設定用動画を確認しながら、監視領域を設定できる。
上述の開示において、第1画面は、1以上の監視領域をそれぞれ示す1以上の第2枠線を含む。設定部は、1以上の第2枠線のうち指定された1つの第2枠線によって示される監視領域を編集対象の監視領域として決定し、指定された1つの第2枠線に対する操作に応じて編集対象の監視領域を編集する。
この開示によれば、ユーザは、第2枠線のサイズおよび位置を調整することにより、監視領域を容易に編集できる。
本開示の一例によれば、設定方法は、解析プログラムに対して監視領域を設定する。解析プログラムは、複数の工程を含む作業現場を撮像するカメラから取得された解析用動画の各フレームについて作業者の位置を検出する第1命令と、複数の工程の各々に対応する監視領域と検出された作業者の位置とに基づいて監視領域に作業者が存在するか否かを判定する第2命令とを含む。設定方法は、第1~第4のステップを備える。第1のステップは、カメラから、作業現場と作業現場で作業している作業者とが写る設定用動画を取得するステップである。第2のステップは、第1命令と同じ命令に従って、設定用動画の各フレームについて作業者の位置を検出するステップである。第3のステップは、設定用動画が再生される第1画面を提供するステップである。第4のステップは、第1画面に対する操作に応じて監視領域を設定するステップである。第1画面は、検出された作業者の位置を示すマークを含む。マークは、設定用動画上に重ねて表示される。
本開示の一例によれば、設定プログラムは、上記の設定方法をコンピュータに実行させる。
これらの開示によっても、工程に応じた監視領域の適切かつ簡易な設定を支援できる。
本開示によれば、工程に応じた監視領域の適切かつ簡易な設定を支援できる。
実施の形態に係る設定装置が適用されるシステムの一例を示す図である。 参考形態に係るシステムにおいて、監視領域を設定するために取得された静止画像の一例を示す図である。 従来の設定方法に従って設定された監視領域と作業者の作業位置との関係の一例を示す図である。 実施の形態に係る設定装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 実施の形態に係る設定装置の機能構成の一例を示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 解析処理開始ボタンがクリックされたことに応じて提供される画面の一例を示す図である。 閾値を設定するための画面の一例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。以下で説明される各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
§1 適用例
本実施の形態に係る設定装置が適用されるシステムの概略について説明する。図1は、実施の形態に係る設定装置が適用されるシステムの一例を示す図である。図1に示されるように、システム1は、設定装置100と、カメラ200と、表示装置300と、入力装置350と、解析プログラム400と、を備える。システム1は、工場等の生産現場である作業現場2に設けられる。
作業現場2は、複数の工程3(工程3_1~3_n)を含む。1人以上の作業者5は、作業現場2において、複数の工程3の間を移動しながら、各工程3において作業を行なう。
カメラ200は、作業現場2を俯瞰する位置(例えば、天井)に設置され、作業現場2を撮像する。カメラ200は、例えば超広角カメラまたは広角カメラである。カメラ200は、撮像により得られた動画データ(以下、単に「動画」と称する。)を出力する。
解析プログラム400は、カメラ200から取得された解析用動画に対する画像解析を行なうためのプログラムである。解析プログラム400は、図示しないコンピュータ装置にインストールされ、当該コンピュータ装置のプロセッサによって実行されてもよい。あるいは、解析プログラム400は、設定装置100にインストールされ、設定装置100のプロセッサによって実行されてもよい。
解析プログラム400は、解析用動画の各フレームについて作業者の位置を検出する命令401と、複数の工程3の各々に対応する監視領域と検出された作業者の位置とに基づいて監視領域に作業者が存在するか否かを判定する命令402とを含む。監視領域は、動画上の領域であり、例えば矩形である。ただし、監視領域は、矩形には限定されず、他の形状(例えば円形、楕円形など)であってもよい。以下、監視領域が矩形である場合について説明する。
設定装置100は、例えば汎用コンピュータであり、表示装置300および入力装置350と接続される。表示装置300は、例えば液晶ディスプレイである。入力装置350は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどを含む。
設定装置100は、解析プログラム400の実行に必要な監視領域の設定を支援する。具体的には、設定装置100は、図1に示すステップS1~S4を実行する。ステップS1~S4は、設定装置100のプロセッサによって実行される。
ステップS1において、設定装置100は、カメラ200から、作業現場2と作業現場2で作業している作業者5とが写る設定用動画を取得する。
ステップS2において、設定装置100は、解析プログラム400の命令401と同じ命令に従って、設定用動画の各フレームについて作業者5の位置を検出する。
ステップS3において、設定装置100は、設定用動画が再生される設定画面30を提供する。具体的には、設定装置100は、表示装置300に設定画面30を表示させる。
ステップS4において、設定装置100は、設定画面30に対する操作に応じて監視領域を設定する。具体的には、設定画面30には、入力装置350への入力に応じて、監視領域に対応する矩形の枠線32が表示される。ユーザは、入力装置350を操作して、設定画面30において枠線32の位置およびサイズを調整する。設定装置100は、枠線32によって囲まれた領域を監視領域として決定し、監視領域の4つの頂点の座標を示す設定情報を生成する。解析プログラム400は、生成された設定情報に基づいて監視領域を特定し、特定した監視領域を用いて画像解析を行なう。
設定画面30は、ステップS2において検出された作業者5の位置を示すマーク31を含む。マーク31は、設定画面30において、設定用動画上に重ねて表示される。
本実施の形態によれば、ユーザは、設定画面30において再生される設定用動画に写る作業者5を見ながら、各工程3の監視領域を設定できる。設定用動画には、解析プログラム400の命令401と同じ命令に従って検出された作業者5の位置を示すマーク31が重ねて表示される。そのため、ユーザは、設定用動画に写る作業者5の様子を見ながら、作業者5が各工程3の作業を行なっているときのマーク31が含まれるように枠線32の位置およびサイズを調整することができる。これにより、ユーザは、各工程3について、当該工程3の作業を行なう作業者5の位置に適した監視領域を簡易に設定できる。このように、本実施の形態に係る設定装置100は、工程3に応じた監視領域の適切かつ簡易な設定を支援できる。
§2 具体例
<従来の監視領域の設定方法における問題点>
本実施の形態に係る設定装置100の具体例を説明する前に、図2および図3を参照して、従来の監視領域の設定方法における問題点について説明する。従来、監視領域は、作業者5が作業していない時間帯にカメラ200の撮像によって得られた静止画像を用いて設定される。
図2は、参考形態に係るシステムにおいて、監視領域を設定するために取得された静止画像の一例を示す図である。静止画像20は、作業者5が作業していない時間帯の撮像により得られるため、作業現場2のみが写る。図2に示されるように、一般に、作業現場2には、多数の設備および各種装置が設置される。これらの設備および各種装置は、作業現場2に含まれる複数の工程の順に従って配置される。そのため、ユーザは、静止画像20に写る設備および各種装置を確認することにより、各工程の場所を特定できる。ユーザは、特定した各工程の場所について、作業者5の作業位置を想定し、想定した作業位置に適したサイズおよび位置の枠線32を設定する。これにより、枠線32に囲まれた領域が監視領域として設定される。図2では、10個の工程に対応して10個の枠線32がそれぞれ設定される。
作業者5が写る静止画像を用いると、作業者5によって設備および各種装置の一部が隠れてしまい、各工程の場所を精度良く特定できないと考えられる。そのため、従来、作業者5が作業していない時間帯の撮像により得られる静止画像20を用いて監視領域が設定されていた。
しかしながら、作業者5が写らない静止画像20を用いて監視領域が設定されるため、設定された監視領域と実際の作業位置とにずれが発生し得る。その結果、各工程において作業している時間帯が精度良く計測されないという問題が生じる。
図3は、従来の設定方法に従って設定された監視領域と作業者の作業位置との関係の一例を示す図である。図3において、マーク71a,71bは、解析プログラム400の命令401によって検出された作業者5a,5bの位置をそれぞれ示す。図3に示されるように、連続する3つの工程に対して、3つの監視領域72a~72cがそれぞれ設定されている。監視領域72aと監視領域72bとは近接している。監視領域72bと監視領域72cとは近接している。
マーク71bは、監視領域72cのほぼ中央付近に位置している。そのため、作業者5bが監視領域72cに対応する工程において作業していることが認識される。
一方、マーク71aは、監視領域72a,72bの境界付近に位置している。そのため、作業者5aのわずかな移動によって、作業者5aの存在している領域の判定結果が監視領域72a,72bの間で変動し得る。そのため、実際には作業者5aが監視領域72bに対応する工程において作業しているにもかかわらず、作業者5aが監視領域72aに対応する工程において作業していると誤って認識され得る。
このように、従来の設定方法では、設定された監視領域と実際の作業位置とにずれが発生し得る。特に、カメラ200として超広角カメラまたは広角カメラを用いる場合、当該ずれが発生しやすい。そのため、このようなずれを解消するためには、設定された監視領域を用いた解析プログラム400の解析結果の検証と監視領域の再設定とを繰り返し実施する必要がある。そのため、各工程に応じた監視領域を適切に設定するためには手間がかかるという問題が生じる。本実施の形態に係る設定装置100は、このような問題を解決する。
<設定装置のハードウェア構成>
図4を参照して、設定装置100のハードウェア構成について説明する。以下、解析プログラム400がインストールされた設定装置100を例にとり説明する。すなわち、設定装置100は、解析プログラム400を実行する解析装置としても動作する。
図4は、実施の形態に係る設定装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。図4に示されるように、設定装置100は、典型的には、汎用的なコンピュータアーキテクチャに従う構造を有する。
具体的には、設定装置100は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)などのプロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、カメラインターフェイス104と、表示コントローラ105と、入力インターフェイス106と、通信インターフェイス107と、を含む。これらの各部は、バスを介して、互いにデータ通信可能に接続される。
プロセッサ101は、ストレージ103に記憶されている各種のプログラムをメモリ102に展開して実行することで、本実施の形態に従う各種処理を実現する。
メモリ102は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置であり、ストレージ103から読み出されたプログラム、カメラ200から受けた動画、処理結果、およびワークデータなどを記憶する。
ストレージ103は、典型的には、ハードディスクトライブなどの不揮発性の磁気記憶装置である。ストレージ103は、プロセッサ101によって実行される設定プログラム110および解析プログラム400と、解析プログラム400の実行のために使用される設定情報410と、を記憶する。さらに、ストレージ103には、カメラ200から受けた設定用動画120および解析用動画130が格納される。なお、ストレージ103に格納される設定用動画120および解析用動画130の各々の個数は、1に限定されず、複数であってもよい。ストレージ103にインストールされる設定プログラム110および解析プログラム400は、メモリカードなどに格納された状態で流通する。
設定情報410は、プロセッサ101が設定プログラム110を実行することにより生成され、ストレージ103に格納される。
カメラインターフェイス104は、プロセッサ101とカメラ200との間のデータ伝送を仲介する。より具体的には、プロセッサ101からカメラインターフェイス104を介してカメラ200に設定用動画120または解析用動画130の撮像指示が出力される。カメラインターフェイス104は、設定用動画120の撮像指示に応じてカメラ200から受けた動画を設定用動画120としてプロセッサ101に出力する。カメラインターフェイス104は、解析用動画130の撮像指示に応じてカメラ200から受けた動画を解析用動画130としてプロセッサ101に出力する。プロセッサ101は、設定用動画120および解析用動画130をストレージ103に格納する。
表示コントローラ105は、表示装置300と接続されており、プロセッサ101からの内部コマンドに従って、各種の情報を表示するための信号を表示装置300へ出力する。
入力インターフェイス106は、プロセッサ101とキーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置350との間のデータ伝送を仲介する。すなわち、入力インターフェイス106は、ユーザが入力装置350を操作することで与えられる操作指令を受け付ける。
通信インターフェイス107は、プロセッサ101と外部デバイスとの間のデータ伝送を仲介する。通信インターフェイス107は、典型的には、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)などを含む。なお、設定プログラム110および解析プログラム400は、通信インターフェイス107を介して、配信サーバなどからダウンロードされてもよい。
上述のような汎用的なコンピュータアーキテクチャに従う構造を有するコンピュータを利用する場合には、本実施の形態に係る機能を提供するためのアプリケーションに加えて、コンピュータの基本的な機能を提供するためのOS(Operating System)がインストールされていてもよい。この場合には、本実施の形態に係るプログラムは、OSの一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の順序およびタイミングで呼出して処理を実行するものであってもよい。すなわち、本実施の形態に係るプログラム自体は、上記のようなモジュールを含んでおらず、OSと協働して処理が実行される場合もある。
なお、代替的に、設定プログラム110の実行により提供される機能の一部もしくは全部を専用のハードウェア回路として実装してもよい。
<設定装置の機能構成>
図5は、実施の形態に係る設定装置の機能構成の一例を示す図である。図5に示されるように、設定装置100は、記憶部10と、取得部11と、検出部12と、提供部13と、設定部14と、解析部15と、を備える。記憶部10は、図4に示すメモリ102およびストレージ103によって実現される。取得部11は、カメラインターフェイス104と設定プログラム110または解析プログラム400を実行するプロセッサ101とによって実現される。検出部12は、プロセッサ101が設定プログラム110を実行することにより実現される。提供部13は、表示コントローラ105と設定プログラム110を実行するプロセッサ101とによって実現される。設定部14は、入力インターフェイス106と設定プログラム110を実行するプロセッサ101とによって実現される。解析部15は、プロセッサ101が解析プログラム400を実行することにより実現される。
取得部11は、カメラ200から設定用動画120および解析用動画130を取得する。取得部11は、取得した設定用動画120および解析用動画130を記憶部10に格納する。
例えば、取得部11は、作業者5が作業現場2で作業しているときに、入力装置350への入力に応じて、指定された時間長さの設定用動画120を取得する。さらに、取得部11は、作業現場2における作業開始から作業終了までの期間において、所定時間長さの解析用動画130を周期的に取得する。なお、取得部11は、複数の解析用動画130の一部を設定用動画120として取得してもよい。
検出部12は、解析プログラム400の命令401(図1参照)と同じ命令に従って、設定用動画120の各フレームについて作業者5の位置を検出する。すなわち、設定プログラム110は、命令401と同じ命令を含む。検出部12は、プロセッサ101が当該命令を実行することにより実現される。
具体的には、検出部12は、公知の物体認識技術を用いて、設定用動画120の各フレームに対して人体(つまり作業者5)の認識処理を実行する。検出部12は、認識された作業者5ごとに、当該作業者5が写る矩形領域を決定する。検出部12は、決定した矩形領域の中心を作業者5の位置として検出する。検出部12は、作業者5が写る矩形領域の4頂点の座標と、作業者5の位置の座標と、を算出する。
提供部13は、各工程3に対応する監視領域を設定するための設定画面を提供する。設定画面には、設定用動画が再生される。提供部13は、設定画面を表示装置300に表示させる。
設定部14は、設定画面に対する操作を入力装置350から受け付け、当該操作に応じて各工程3に対応する監視領域を設定する。設定部14は、各工程3について設定した監視領域を示す設定情報410を生成し、設定情報410を記憶部10に格納する。設定情報410は、各工程3について、当該工程3を識別する工程IDと、当該工程3に対して設定された監視領域のサイズおよび位置を示す領域情報とを対応付ける。領域情報は、例えば矩形の監視領域の4頂点の座標を示す。
解析部15は、解析用動画130に対して画像解析を行なう。図5に示されるように、解析部15は、検出部16と、判定部17と、生成部18と、を含む。
検出部16は、命令401(図1参照)に従って、解析用動画130の各フレームについて作業者5の位置を検出する。命令401は、解析用動画130の各フレームについて、作業者5が写る矩形領域を検出する命令と、矩形領域の中心点を作業者の位置として決定する命令と、を含む。検出部16は、これらの命令を実行することにより実現される。検出部16による検出方法は、検出部12による検出方法と同じである。そのため、詳細な説明を省略する。
判定部17は、命令402(図1参照)に従って、解析用動画130の各フレームの撮像時刻において、複数の工程3の各々について、当該工程3に対して設定された監視領域に作業者5が存在するか否かを判定する。判定部17は、設定情報410を参照して、各工程3の監視領域を特定する。
ある工程3において作業者5が作業を行なう場合、作業者5は、当該工程3に対応する監視領域に連続して滞在する。言い換えると、単に作業者5がある監視領域を通過しただけの場合、作業者5は、当該監視領域に対応する工程3において作業を行なっていない。また、解析用動画130のフレームによっては、作業者5が写っているにもかかわらず、検出部12による人体の認識処理に失敗するケースも有り得る。そのため、判定部17は、命令402に含まれる以下の命令(1)~(3)に従って、解析用動画130に含まれる対象フレームの撮像時刻において、対象の工程3に対応する対象監視領域に作業者5が存在するか否かを判定してもよい。
命令(1):解析用動画130の中から、対象フレームを含む、連続した複数のフレームを抽出する。例えば、対象フレームと、対象フレームの前後5つずつのフレームとを合わせた11個のフレームが抽出される。
命令(2):命令(1)の実行によって複数のフレームのうち、検出部12によって検出された作業者5の位置が対象監視領域に含まれるフレームの割合を算出する。
命令(3):命令(2)の実行によって算出された割合が閾値を超えることに応じて、対象フレームの撮像時刻において作業者5が対象監視領域に存在すると決定する。
さらに、判定部17は、各工程3について、当該工程3に対して設定された監視領域に作業者5が存在する1以上の時間帯の各々について時間帯情報420を生成する。判定部17は、生成した時間帯情報420を記憶部10に格納する。時間帯情報420は、工程IDと開始時刻と終了時刻とを示す。
判定部17は、各工程3について、解析用動画130の中から、当該工程3に対応する監視領域に作業者5が存在すると判定された、連続する複数のフレームを特定する。判定部17は、特定した複数のフレームに対して、当該工程3を識別する工程IDを示す時間帯情報420を生成する。時間帯情報420は、特定された複数のフレームのうちの1番目のフレームの撮像時刻を開始時刻として示し、かつ、特定したフレームのうちの最後のフレームの撮像時刻を終了時刻として示す。
生成部18は、時間帯情報420に基づいて、各種のグラフを生成する。例えば、生成部18は、複数の工程3の各々について、対応する監視領域に作業者5が存在する時間帯(つまり、時間帯情報420によって示される時間帯)を示すガントチャートを生成してもよい。あるいは、生成部18は、複数の工程3の各々について、対応する監視領域に作業者5が存在している時間(つまり、時間帯情報420によって示される時間帯の長さ)のばらつきを示す箱ひげ図を生成してもよい。生成部18によって生成されたグラフは、ユーザの要求に応じて提供される。
<設定画面の例>
図6は、設定画面の一例を示す図である。図6に例示される設定画面30は、提供部13によって提供され、表示装置300に表示される。図6に示されるように、設定画面30は、動画再生エリア33と、リスト表示欄34と、削除ボタン35と、追加ボタン36と、解析処理開始ボタン37と、保存ボタン38と、動画再生ボタン群39と、シークバー40と、を含む。
動画再生エリア33には、設定用動画120が表示される。設定用動画120は、動画再生ボタン群39またはシークバー40への操作に応じて表示される。動画再生ボタン群39は、再生、一時停止、コマ送り、コマ戻し、時間指定のいずれかを選択するためのボタンを含む。設定用動画120は、動画再生エリア33において、再生、一時停止、コマ送り、コマ戻し、時間指定のうちの選択された方式に従って表示される。「再生」が選択された場合、設定用動画120が再生される。「一時停止」が選択された場合、「一時停止」が選択されたときに表示されていたフレームが維持される。「コマ送り」が選択された場合、設定用動画120は、各フレームを確認できる程度に遅い速度で再生される。「コマ戻し」が選択された場合、設定用動画120は、各フレームを確認できる程度に遅い速度で逆再生される。「時間指定」が選択された場合、設定用動画120のうち指定された時刻のフレームが表示される。
動画再生エリア33には、設定用動画120に重ねて、作業者5の写る矩形領域を示す枠線41と、作業者5の位置を示すマーク31とが表示される。作業者5の写る矩形領域および作業者5の位置は、上述したように検出部12によって検出される。図6に示す例では、作業者5a~5cに対して、枠線41a~41cとマーク31a~31cとがそれぞれ表示される。これにより、ユーザは、解析プログラム400を実行したときに検出される各作業者5の位置を把握できる。
提供部13は、追加ボタン36がクリックされたことに応じて、新たな監視領域を設定するための枠線32を動画再生エリア33に表示するとともに、当該新たな監視領域を識別する名称をリスト表示欄34に追加する。
提供部13は、追加ボタン36がクリックされたとき、リスト表示欄34に表示済みの名称とは異なる任意の名称を新たな監視領域に付与する。提供部13は、リスト表示欄34に表示されている名称の編集を受け付ける。これにより、ユーザは、監視領域に対して所望の名称を付けることができる。
提供部13は、動画再生エリア33に表示されている1つの枠線32が選択された状態で削除ボタン35がクリックされたことに応じて、選択された枠線32を動画再生エリア33から削除する。さらに、提供部13は、削除された枠線32に対応する名称をリスト表示欄34から削除する。
あるいは、リスト表示欄34に表示されている1つの名称が選択された状態で削除ボタン35がクリックされたことに応じて、選択された名称をリスト表示欄34から削除する。さらに、提供部13は、削除された名称に対応する枠線32を動画再生エリア33から削除する。
図6に示す例では、動画再生エリア33に、2つの監視領域をそれぞれ設定するための2つの枠線32a,32bが表示されている。設定部14は、動画再生エリア33に表示される枠線32のサイズおよび位置の編集操作を受け付ける。具体的には、設定部14は、1以上の枠線32のうち指定された1つの枠線32によって示される監視領域を編集対象の監視領域として決定し、設定画面30の動画再生エリア33に対する操作に応じて編集対象の監視領域を編集する。すなわち、ユーザは、設定用動画120と、検出された作業者5の位置を示すマーク31とを確認しながら、ある工程で作業している作業者5に対応するマーク31が含まれるように枠線32のサイズおよび位置を調整すればよい。これにより、ユーザは、工程3の作業を行なう作業者5の位置に適した監視領域を簡易に設定できる。
設定部14は、保存ボタン38がクリックされたことに応じて、動画再生エリア33に表示されている各枠線32によって囲まれた監視領域の4頂点の座標を示す領域情報を生成する。設定部14は、各領域情報と、当該領域情報に対して入力された工程IDとを対応付けた設定情報410を生成する。例えば、設定部14は、工程IDとして、リスト表示欄34に表示されている名称を用いてもよい。あるいは、設定部14は、各監視領域に対応する工程IDの入力画面を表示装置300に表示させ、入力画面への入力に応じて、各監視領域に対して工程IDを設定してもよい。
提供部13は、解析処理開始ボタン37がクリックされたことに応じて、設定用動画120と設定された監視領域とを用いた解析プログラム400による解析結果を示す画面を提供する。
具体的には、提供部13は、解析部15に対して、設定用動画120と設定された監視領域とを用いた処理を指示する。解析部15は、設定用動画120を解析対象とし、監視領域を用いて画像解析を行なう。その結果、時間帯情報420(図5参照)が生成される。さらに、時間帯情報420に基づいて、工程3ごとの監視領域に作業者5が存在していると判定された時間帯を示すガントチャート、あるいは、工程3ごとの監視領域に作業者5が存在していると判定された時間帯の長さのばらつきを示す箱ひげ図が生成される。
図7は、解析処理開始ボタンがクリックされたことに応じて提供される画面の一例を示す図である。図7に示されるように、画面50は、複数の工程3の各々について、対応する監視領域に作業者5が存在する時間帯を示すガントチャート51を含む。さらに、画面50は、複数の工程3の各々について、対応する監視領域に作業者5が存在している時間のばらつきを示す箱ひげ図52を含む。なお、画面50は、ガントチャート51および箱ひげ図52のうちの一方のみを含んでもよい。
ある工程で作業している作業者5の位置に応じて適切に監視領域が設定された場合、当該監視領域に作業者5が存在していると判定された時間のばらつきは小さくなる。
一方、ある工程で作業している作業者5の位置に応じて適切に監視領域が設定されない場合(例えば図3の監視領域72aが設定された場合)、当該監視領域に作業者5が存在していると判定された時間のばらつきが大きくなる。また、ガントチャート51では、隣り合う2つの工程間で作業している時間帯が細かく変動する。
そのため、ユーザは、図7に示す画面を確認することにより、監視領域が適切に設定されたか否かを検証できる。
このように、ユーザは、図6に示す設定画面30および図7に示す画面50を見ながら、各工程3について、当該工程3の作業を行なう作業者5の位置に適した監視領域を簡易に設定できる。
<変形例>
上述したように、解析部15の判定部17は、命令402に含まれる命令(1)~(3)に従って、対象フレームの撮像時刻において、対象の工程3に対応する対象監視領域に作業者5が存在するか否かを判定してもよい。この場合、命令(3)の実行において使用される閾値は、監視領域に作業者5が存在している時間帯の解析に影響する。すなわち、閾値に応じて、図7に示すガントチャート51および箱ひげ図52が変化する。
そのため、提供部13は、命令(3)の実行において使用される閾値を設定するための画面をさらに提供してもよい。
図8は、閾値を設定するための画面の一例を示す図である。図8に示されるように、画面60は、閾値を入力するための入力欄61を含む。
設定部14は、画面60に対する操作に応じて、閾値を設定し、設定した閾値を設定情報410に含める。解析プログラム400の命令(3)は、設定情報410に含められた閾値を用いて実行される。
これにより、ユーザは、図7に示す画面50に含まれるガントチャート51および箱ひげ図52を確認しながら、適切な閾値を設定できる。
図4および図5に示す例では、設定装置100に解析プログラム400がインストールされる。しかしながら、上述したように、解析プログラム400は、設定装置100とは異なる装置にインストールされてもよい。この場合、設定装置100によって生成された設定情報410は、解析プログラム400がインストールされた装置に伝送される。また、設定装置100の提供部13は、解析プログラム400がインストールされた装置に対して、設定用動画120と設定された監視領域とを用いた処理を指示してもよい。そして、提供部13は、解析プログラム400がインストールされた装置から、解析結果である時間帯情報420(図5参照)を取得し、取得した時間帯情報420に基づいて、図7に示す画面50を生成すればよい。
§3 付記
以上のように、本実施の形態は以下のような開示を含む。
(構成1)
複数の工程(3)を含む作業現場(2)を撮像するカメラ(200)から取得された解析用動画(130)の各フレームについて作業者(5)の位置を検出する第1命令(401)と、前記複数の工程(3)の各々に対応する監視領域と検出された前記作業者(5)の位置とに基づいて前記監視領域に前記作業者(5)が存在するか否かを判定する第2命令(402)とを含む解析プログラム(400)に対して前記監視領域を設定する設定装置(100)であって、
前記カメラ(200)から、前記作業現場(2)と前記作業現場(2)で作業している前記作業者(5)とが写る設定用動画(120)を取得する取得部(11,101,104)と、
前記第1命令(401)と同じ命令に従って、前記設定用動画(120)の各フレームについて前記作業者(5)の位置を検出する検出部(12,101)と、
前記設定用動画(120)が再生される第1画面(30)を提供する提供部(13,101,104)と、
前記第1画面(30)に対する操作に応じて前記監視領域を設定する設定部(14,101,106)と、を備え、
前記第1画面(30)は、前記検出部(12,101)によって検出された位置を示すマーク(31)を含み、
前記マーク(31)は、前記設定用動画(120)上に重ねて表示される、設定装置(100)。
(構成2)
前記提供部(13,101,104)は、前記設定用動画(120)と前記設定部(14,101,106)によって設定された前記監視領域とを用いた前記解析プログラム(400)による解析結果を示す第2画面(50)をさらに提供する、構成1に記載の設定装置(100)。
(構成3)
前記第2画面(50)は、前記複数の工程(3)の各々について、対応する前記監視領域に前記作業者(5)が存在する時間帯を示す図(51)を含む、構成2に記載の設定装置(100)。
(構成4)
前記第2画面(50)は、前記複数の工程(3)の各々について、対応する前記監視領域の前記作業者(5)が存在している時間のばらつきを示す箱ひげ図(52)を含む、構成2に記載の設定装置(100)。
(構成5)
前記第2命令(402)は、
前記解析用動画(130)の中から、対象フレームを含む、連続した複数のフレームを抽出する命令と、
前記複数のフレームのうち、前記複数の工程(3)の中の対象工程に対応する対象監視領域に前記第1命令(401)の実行によって検出された作業者(5)の位置が含まれるフレームの割合を算出する命令と、
前記割合が閾値を超えることに応じて、前記対象フレームの撮像時刻において前記作業者(5)が前記対象監視領域に存在すると決定する命令と、を含み、
前記提供部(13,101,104)は、前記閾値を設定するための第3画面(60)をさらに提供し、
前記設定部(14,101,106)は、前記第3画面(60)に対する操作に応じて、前記閾値をさらに設定する、構成2から4のいずれかに記載の設定装置(100)。
(構成6)
前記第1命令(401)は、
前記解析用動画(130)の各フレームについて、前記作業者(5)が写る矩形領域を検出する命令と、
前記矩形領域の中心点を前記作業者(5)の位置として決定する命令と、を含み、
前記検出部(12,101)は、前記第1命令(401)と同じ命令に従って、前記設定用動画(120)の各フレームについて前記矩形領域を検出し、
前記第1画面(30)は、前記検出部(12,101)によって検出された前記矩形領域を示す第1枠線(41)をさらに含み、
前記第1枠線(41)は、前記設定用動画(120)上に重ねて表示される、構成1から5のいずれかに記載の設定装置(100)。
(構成7)
前記設定用動画(120)は、前記第1画面(30)において、再生、一時停止、コマ送り、コマ戻し、および時間指定のうちの選択された方式に従って表示される、構成1から5のいずれかに記載の設定装置(100)。
(構成8)
前記第1画面(30)は、1以上の監視領域をそれぞれ示す1以上の第2枠線(32)を含み、
前記設定部(14,101,106)は、前記1以上の第2枠線(32)のうち指定された1つの第2枠線(32)によって示される前記監視領域を編集対象の監視領域として決定し、前記指定された1つの第2枠線(32)に対する操作に応じて前記編集対象の監視領域を編集する、構成1から7のいずれかに記載の設定装置(100)。
(構成9)
複数の工程(3)を含む作業現場(2)を撮像するカメラ(200)から取得された解析用動画(130)の各フレームについて作業者(5)の位置を検出する第1命令(401)と、前記複数の工程(3)の各々に対応する監視領域と検出された前記作業者(5)の位置とに基づいて前記監視領域に前記作業者(5)が存在するか否かを判定する第2命令(402)とを含む解析プログラム(400)に対して前記監視領域を設定する設定方法であって、
前記カメラ(200)から、前記作業現場(2)と前記作業現場(2)で作業している前記作業者(5)とが写る設定用動画(120)を取得するステップと、
前記第1命令(401)と同じ命令に従って、前記設定用動画(120)の各フレームについて前記作業者(5)の位置を検出するステップと、
前記設定用動画(120)が再生される第1画面(30)を提供するステップと、
前記第1画面(30)に対する操作に応じて前記監視領域を設定するステップと、を備え、
前記第1画面(30)は、前記検出部(12,101)によって検出された位置を示すマーク(31)を含み、
前記マーク(31)は、前記設定用動画(120)上に重ねて表示される、設定方法。
(構成10)
複数の工程(3)を含む作業現場(2)を撮像するカメラ(200)から取得された解析用動画(130)の各フレームについて作業者(5)の位置を検出する第1命令(401)と、前記複数の工程(3)の各々に対応する監視領域と検出された前記作業者(5)の位置とに基づいて前記監視領域に前記作業者(5)が存在するか否かを判定する第2命令(402)とを含む解析プログラム(400)に対して前記監視領域を設定する設定プログラム(110)であって、
コンピュータ(100,101)に、
前記カメラ(200)から、前記作業現場(2)と前記作業現場(2)で作業している前記作業者(5)とが写る設定用動画(120)を取得するステップと、
前記第1命令(401)と同じ命令に従って、前記設定用動画(120)の各フレームについて前記作業者(5)の位置を検出するステップと、
前記設定用動画(120)が再生される第1画面(30)を提供するステップと、
前記第1画面(30)に対する操作に応じて前記監視領域を設定するステップと、を実行させ、
前記第1画面(30)は、前記検出部(12,101)によって検出された位置を示すマーク(31)を含み、
前記マーク(31)は、前記設定用動画(120)上に重ねて表示される、設定プログラム(110)。
本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 システム、2 作業現場、3 工程、5,5a~5c 作業者、10 記憶部、11 取得部、12,16 検出部、13 提供部、14 設定部、15 解析部、17 判定部、18 生成部、20 静止画像、30 設定画面、31,31a~31c,71a,71b マーク、32,32a,32b,41,41a~41c 枠線、33 動画再生エリア、34 リスト表示欄、35 削除ボタン、36 追加ボタン、37 解析処理開始ボタン、38 保存ボタン、39 動画再生ボタン群、40 シークバー、50,60 画面、51 ガントチャート、52 箱ひげ図、61 入力欄、72a~72c 監視領域、100 設定装置、101 プロセッサ、102 メモリ、103 ストレージ、104 カメラインターフェイス、105 表示コントローラ、106 入力インターフェイス、107 通信インターフェイス、110 設定プログラム、120 設定用動画、130 解析用動画、200 カメラ、300 表示装置、350 入力装置、400 解析プログラム、401,402 命令、410 設定情報、420 時間帯情報。

Claims (10)

  1. 複数の工程を含む作業現場を撮像するカメラから取得された解析用動画の各フレームについて作業者の位置を検出する第1命令と、前記複数の工程の各々に対応する監視領域と検出された前記作業者の位置とに基づいて前記監視領域に前記作業者が存在するか否かを判定する第2命令とを含む解析プログラムに対して前記監視領域を設定する設定装置であって、
    前記カメラから、前記作業現場と前記作業現場で作業している前記作業者とが写る設定用動画を取得する取得部と、
    前記第1命令と同じ命令に従って、前記設定用動画の各フレームについて前記作業者の位置を検出する検出部と、
    前記設定用動画が再生される第1画面を提供する提供部と、
    前記第1画面に対する操作に応じて前記監視領域を設定する設定部と、を備え、
    前記第1画面は、前記検出部によって検出された位置を示すマークを含み、
    前記マークは、前記設定用動画上に重ねて表示される、設定装置。
  2. 前記提供部は、前記設定用動画と前記設定部によって設定された前記監視領域とを用いた前記解析プログラムによる解析結果を示す第2画面をさらに提供する、請求項1に記載の設定装置。
  3. 前記第2画面は、前記複数の工程の各々について、対応する前記監視領域に前記作業者が存在する時間帯を示す図を含む、請求項2に記載の設定装置。
  4. 前記第2画面は、前記複数の工程の各々について、対応する前記監視領域の前記作業者が存在している時間のばらつきを示す箱ひげ図を含む、請求項2に記載の設定装置。
  5. 前記第2命令は、
    前記解析用動画の中から、対象フレームを含む、連続した複数のフレームを抽出する命令と、
    前記複数のフレームのうち、前記複数の工程の中の対象工程に対応する対象監視領域に前記第1命令の実行によって検出された作業者の位置が含まれるフレームの割合を算出する命令と、
    前記割合が閾値を超えることに応じて、前記対象フレームの撮像時刻において前記作業者が前記対象監視領域に存在すると決定する命令と、を含み、
    前記提供部は、前記閾値を設定するための第3画面をさらに提供し、
    前記設定部は、前記第3画面に対する操作に応じて、前記閾値をさらに設定する、請求項2から4のいずれか1項に記載の設定装置。
  6. 前記第1命令は、
    前記解析用動画の各フレームについて、前記作業者が写る矩形領域を検出する命令と、
    前記矩形領域の中心点を前記作業者の位置として決定する命令と、を含み、
    前記検出部は、前記第1命令と同じ命令に従って、前記設定用動画の各フレームについて前記矩形領域を検出し、
    前記第1画面は、前記検出部によって検出された前記矩形領域を示す第1枠線をさらに含み、
    前記第1枠線は、前記設定用動画上に重ねて表示される、請求項1から5のいずれか1項に記載の設定装置。
  7. 前記設定用動画は、前記第1画面において、再生、一時停止、コマ送り、コマ戻し、および時間指定のうちの選択された方式に従って表示される、請求項1から5のいずれか1項に記載の設定装置。
  8. 前記第1画面は、1以上の監視領域をそれぞれ示す1以上の第2枠線を含み、
    前記設定部は、前記1以上の第2枠線のうち指定された1つの第2枠線によって示される前記監視領域を編集対象の監視領域として決定し、前記指定された1つの第2枠線に対する操作に応じて前記編集対象の監視領域を編集する、請求項1から7のいずれか1項に記載の設定装置。
  9. 複数の工程を含む作業現場を撮像するカメラから取得された解析用動画の各フレームについて作業者の位置を検出する第1命令と、前記複数の工程の各々に対応する監視領域と検出された前記作業者の位置とに基づいて前記監視領域に前記作業者が存在するか否かを判定する第2命令とを含む解析プログラムに対して前記監視領域を設定する設定方法であって、
    前記カメラから、前記作業現場と前記作業現場で作業している前記作業者とが写る設定用動画を取得するステップと、
    前記第1命令と同じ命令に従って、前記設定用動画の各フレームについて前記作業者の位置を検出するステップと、
    前記設定用動画が再生される第1画面を提供するステップと、
    前記第1画面に対する操作に応じて前記監視領域を設定するステップと、を備え、
    前記第1画面は、検出された前記作業者の位置を示すマークを含み、
    前記マークは、前記設定用動画上に重ねて表示される、設定方法。
  10. 複数の工程を含む作業現場を撮像するカメラから取得された解析用動画の各フレームについて作業者の位置を検出する第1命令と、前記複数の工程の各々に対応する監視領域と検出された前記作業者の位置とに基づいて前記監視領域に前記作業者が存在するか否かを判定する第2命令とを含む解析プログラムに対して前記監視領域を設定する設定プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記カメラから、前記作業現場と前記作業現場で作業している前記作業者とが写る設定用動画を取得するステップと、
    前記第1命令と同じ命令に従って、前記設定用動画の各フレームについて前記作業者の位置を検出するステップと、
    前記設定用動画が再生される第1画面を提供するステップと、
    前記第1画面に対する操作に応じて前記監視領域を設定するステップと、を実行させ、
    前記第1画面は、検出された前記作業者の位置を示すマークを含み、
    前記マークは、前記設定用動画上に重ねて表示される、設定プログラム。
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