JP2023048276A - 状態管理システム、及び、状態管理方法 - Google Patents

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和生 土橋
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光治 池田
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Abstract

【課題】集合施設に出入りする人の状態を管理することを支援することができる状態管理システムを提供する。【解決手段】状態管理システム10は、集合住宅100に設けられるインターホンシステムに含まれる機器またはインターホンシステムに接続される機器の少なくとも一方から人の顔に関する第一情報を取得する取得部23aと、取得された第一情報に基づいて、人を特定する特定部44と、特定された人の状態に関する第二情報を取得し、取得した第二情報を出力する出力部23bとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、集合施設において使用される状態管理システム、及び、状態管理方法に関する。
従来、集合住宅(集合施設)への人の出入りを管理するためのシステムが知られている。特許文献1には、顔認証を用いた住宅用セキュリティシステムが開示されている。
特開2009-206784号公報
本発明は、集合施設に出入りする人の状態を管理することを支援することができる状態管理システム等を提供する。
本発明の一態様に係る状態管理システムは、集合施設に設けられるインターホンシステムに含まれる機器または前記インターホンシステムに接続される機器の少なくとも一方から人の顔に関する第一情報を取得する取得部と、取得された前記第一情報に基づいて、前記人を特定する特定部と、特定された前記人の状態に関する第二情報を取得し、取得した前記第二情報を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る状態管理方法は、集合施設に設けられるインターホンシステムに含まれる機器または前記インターホンシステムに接続される機器の少なくとも一方から人の顔に関する第一情報を取得する取得ステップと、取得された前記第一情報に基づいて、前記人を特定する特定ステップと、特定された前記人の状態に関する第二情報を取得し、取得した前記第二情報を出力する出力ステップとを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記状態管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の状態管理システム等は、集合施設に出入りする人の状態を管理することを支援することができる。
図1は、実施の形態に係る状態管理システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る状態管理システムの動作例1のシーケンス図である。 図3は、居住者の認証用情報の一例を示す図である。 図4は、動作例1においてインターホン親機の表示部に表示される情報の一例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る状態管理システムの動作例2のシーケンス図である。 図6は、動作例2においてインターホン親機の表示部に表示される情報の一例を示す図である。 図7は、来訪者の認証用情報の一例を示す図である。 図8は、実施の形態に係る状態管理システムの動作例3のシーケンス図である。 図9は、動作例3においてロビーインターホンの表示部に表示される通知画面の一例を示す図である。 図10は、実施の形態に係る状態管理システムの動作例4のシーケンス図である。 図11は、動作例4においてインターホン親機の表示部に表示される通知画面の一例を示す図である。 図12は、動作例4において携帯端末の表示部に表示される通知画面の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
以下、実施の形態に係る制御システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る状態管理システムの機能構成を示すブロック図である。図1に示されるように、状態管理システム10は、集合住宅100に適用されるシステムである。集合住宅100は、集合施設の一例であり、具体的には、マンション、寮、社宅などである。状態管理システム10は、ロビーインターホン20と、非接触温度センサ30と、顔認証処理装置40と、制御装置50と、ゲートウェイ装置51と、複数のインターホン親機52と、管理者用情報端末53と、オートロック式ドア60と、サーバ装置80と、携帯端末90とを備える。ロビーインターホン20、非接触温度センサ30、顔認証処理装置40、制御装置50、ゲートウェイ装置51、複数のインターホン親機52、管理者用情報端末53、及び、オートロック式ドア60は、集合住宅100の敷地内に設けられ、インターホンシステムを構成する。サーバ装置80は集合住宅100の敷地外に設けられる。図1では、携帯端末90は集合住宅100外に位置しているが、集合住宅100内に位置する場合もある。
なお、状態管理システム10は、図1に示される全ての装置を備える必要はなく、一部の装置を備えていなくてもよい。また、状態管理システム10は、図1に示される複数の装置に代えて、当該複数の装置の機能を統合した1つの装置を備えてもよい。
まず、ロビーインターホン20について説明する。ロビーインターホン20は、集合住宅100のエントランス(つまり、共用部)のオートロック式ドア60の外側(屋外側)に設けられる情報端末である。ロビーインターホン20は、例えば、オートロック式ドア60を制御する。ロビーインターホン20は、操作受付部21と、通信部22と、情報処理部23と、記憶部24と、撮像部25と、表示部26とを備える。
操作受付部21は、集合住宅100への来訪者の操作を受け付ける。操作受付部21は、例えば、テンキーボタン、及び、呼出ボタンなどによって実現されるが、タッチパネルによって実現されてもよい。なお、テンキーボタンは、集合住宅100への来訪者が訪問先の専有部の番号を入力するためのボタンであり、呼出ボタンは、訪問先の専有部の番号を押した後、当該専有部に設けられたインターホン親機52を呼び出す(鳴らす)ためのボタンである。
通信部22は、ロビーインターホン20が、顔認証処理装置40、制御装置50(インターホン親機52)、及び、オートロック式ドア60などと局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。通信部22によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信部22によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。通信部22によって行われる通信の通信規格は、通信相手の機器に応じて異なってもよい。
情報処理部23は、オートロック式ドア60の制御に関する情報処理を行う。情報処理部23は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部23は、機能的な構成要素として、取得部23a、出力部23b、及び、設定部23cを有する。取得部23a、出力部23b、及び、設定部23cの機能は、例えば、情報処理部23を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部24に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。取得部23a、出力部23b、及び、設定部23cのそれぞれの詳細な機能については後述する。
記憶部24は、オートロック式ドア60の制御に関する情報処理に必要な情報、及び、情報処理部23が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部24は、例えば、半導体メモリによって実現される。
撮像部25は、ロビーインターホン20の前方に位置する人の映像(動画像)を撮像するカメラである。撮像部25は、人の顔が映る画像(以下、顔画像とも記載される)を撮像することができる。撮像部25は、イメージセンサなどによって実現される。なお、撮像部25は、ロビーインターホン20によって備えられる機器(つまり、インターホンシステムに含まれる機器)であるが、ロビーインターホン20とは別体の機器であってロビーインターホン20に接続される機器(つまり、インターホンシステムに接続される機器)であってもよい。
表示部26は、ロビーインターホン20の前方に位置する人への通知画面を表示する。表示部26は、液晶パネルまたは有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
非接触温度センサ30は、ロビーインターホン20の前方に位置する人の体温(具体的には、顔の表面温度など)を計測する。非接触温度センサ30は、例えば、サーモパイルと、人の体から発せられる赤外線をサーモパイルに集光する集光レンズと、サーモパイルが出力する電気信号を信号処理することにより温度(体温)を算出する信号処理回路とによって実現される。なお、非接触温度センサ30は、ロビーインターホン20とは別体のセンサであるが、ロビーインターホン20に内蔵されるセンサであってもよい。
顔認証処理装置40は、撮像部25によって撮像された顔画像に基づいて顔認証処理を行う。顔認証処理は、撮像部25によって撮像された顔画像が示す人と同一人物の認証用の顔画像が、あらかじめ記憶部43に記憶されているか否かを判定する処理である。顔認証処理装置40は、具体的には、通信部41と、情報処理部42と、記憶部43とを備える。
通信部41は、顔認証処理装置40が、ロビーインターホン20、及び、制御装置50と、局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)を含む。また、通信部41は、顔認証処理装置40がゲートウェイ装置51を介してサーバ装置80と通信を行うための通信回路(通信モジュール)を含む。通信部41によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信部41によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。通信部41によって行われる通信の通信規格は、通信相手の機器に応じて異なってもよい。
情報処理部42は、顔認証処理を行う。情報処理部42は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部42は、機能的な構成要素として。特定部44を備える。特定部44の機能は、例えば、情報処理部42を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部43に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
記憶部43は、認証用情報(認証用の顔画像)、及び、情報処理部42が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部43は、例えば、半導体メモリによって実現される。
なお、顔認証処理装置40は、ロビーインターホン20とは別体の装置であるが、ロビーインターホン20に内蔵される装置であってもよい。つまり、ロビーインターホン20が顔認証処理を行う機能(後述する特定部44の機能)を有していてもよい。
次に、制御装置50、ゲートウェイ装置51、インターホン親機52、管理者用情報端末53、及び、オートロック式ドア60について説明する。制御装置50は、集合住宅100内に設けられた機器の制御、及び、集合住宅100内に設けられた機器間の通信(例えば、ロビーインターホン20とインターホン親機52との間の通信)の制御などを行う装置である。
ゲートウェイ装置51は、ロビーインターホン20及び制御装置50などの集合住宅100に設けられた機器が、インターネットなどの広域通信ネットワークを通じてサーバ装置80と通信するための通信装置である。
インターホン親機52は、集合住宅100の専有部に固定設置された情報端末である。インターホン親機52は、例えば、複数の専有部のそれぞれに設けられる。専有部は、集合施設に含まれる施設の一例である。インターホン親機52は、専有部の居住者がロビーインターホン20またはインターホン子機(図示せず)を介して来訪者と通話するための情報処理などを行う。なお、インターホン子機は、いわゆるドアホンであり、専有部の出入口の外側に設けられる。インターホン親機52は、表示部52aを備える。
表示部52aは、ロビーインターホン20の撮像部25によって撮影される来訪者の画像、または、インターホン子機が備える撮像部によって撮像される来訪者の画像を表示する。また、表示部52aは、居住者の状態(体温、マスク装着の有無、及び、体調など)を表示する。表示部52aは、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
管理者用情報端末53は、集合住宅100の管理人室などに設置され、集合住宅100の管理者によって使用される情報端末である。管理者用情報端末53は、具体的には、管理者用のインターホン親機であるが、監視装置であってもよいし、パーソナルコンピュータであってもよい。
オートロック式ドア60は、集合住宅100のエントランス(つまり、共用部)に設けられた扉である。言い換えれば、オートロック式ドア60は、集合住宅100の共用部の出入口の扉である。オートロック式ドア60は、解錠(または開放)されてから一定時間の経過後に自動的に施錠(または閉鎖)される。オートロック式ドア60が有する扉は、引き戸であってもよいし、開き戸であってもよい。なお、ここでの解錠は、例えば、オートロック式ドア60のロック機構(電気錠など)を解除することを意味する。開放は、例えば、ロック機構を解除した上でさらにオートロック式ドア60を開放することを意味する。
次に、サーバ装置80について説明する。サーバ装置80は、集合住宅100外に設けられたサーバシステムである。サーバ装置80は、居住者が携帯端末90を介して通知を受けるための情報処理を行う。
携帯端末90は、居住者が通知を受けるために使用する携帯型の情報端末である。携帯端末90は、具体的には、スマートフォンまたはタブレット端末などである。携帯端末90は、通知画面を表示する表示部91を備える。表示部91は、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
[動作例1]
集合住宅100の居住者は、集合住宅100のエントランス(共用部)において、顔認証を受けることにより、オートロック式ドア60を解錠(または開放)し、集合住宅100の内部へ入場することができる。ここで、状態管理システム10は、さらに、エントランスにおいて居住者の体温、マスク着用の有無、及び、体調などを取得することにより、居住者の状態の管理を行う。以下、このような動作例1について説明する。図2は、状態管理システム10の動作例1のシーケンス図である。
居住者が集合住宅100のエントランス(共用部)に到着すると、ロビーインターホン20の情報処理部23は、撮像部25を用いて、ロビーインターホン20の前方に位置する当該居住者(以下、対象の居住者とも記載される)の顔画像を撮影する(S11)。顔画像の撮影は、対象の居住者の操作受付部21への所定の操作を契機に開始されてもよいし、ロビーインターホン20が人感センサ(図示せず)を備え、人感センサが対象の居住者を検知したことを契機に開始されてもよい。
取得部23aは、撮影された顔画像(より詳細には、顔画像の画像情報)を取得する(S12)。顔画像は、人の顔に関する第一情報の一例である。取得部23aは、取得した顔画像を含む認証要求を顔認証処理装置40へ送信する(S13)。認証要求は、具体的には、通信部22によって顔認証処理装置40へ送信される。
顔認証処理装置40の通信部41は、認証要求を受信する。特定部44は、受信された認証要求と、記憶部43に記憶された認証用情報とに基づいて、顔認証処理を行う(S14)。図3は、認証用情報の一例を示す図である。認証用情報は、例えば、居住者の名称と、当該居住者が居住する専有部の部屋番号と、当該居住者の認証用の顔画像とが対応付けられた情報である。認証用情報は、事前登録によりあらかじめ記憶部43に記憶される。認証用情報には、集合住宅100の居住者全員の認証用の顔画像が含まれる。
ステップS14において、特定部44は、認証要求に含まれる顔画像が示す人と同一人物の認証用の顔画像が、認証用情報に含まれるか否かを判定する。この判定によれば、顔画像に映る人が居住者であるか否かが特定され、さらに、居住者であれば誰であるかが特定される。つまり、ステップS14では、特定部44は、取得部23aによって取得された顔画像(第一情報)に基づいて、顔画像に映っている人を特定(言い換えれば、個人識別)する。
動作例1では、認証要求に含まれる顔画像は居住者のものである。このため、認証要求に含まれる顔画像が示す人と同一人物の認証用の顔画像が認証用情報に含まれ、顔認証処理は成功となる。この場合、特定部44は、当該認証用の顔画像に対応付けられた、居住者の名称及び部屋番号を含む応答情報を生成し、生成した応答情報をロビーインターホン20へ送信する(S15)。応答情報は、具体的には、通信部41によってロビーインターホン20へ送信される。この応答情報は、認証に成功したことを示す応答情報である。
ロビーインターホン20の通信部22は、応答情報を受信する。出力部23bは、非接触温度センサ30を用いて対象の居住者の体温をセンシングすることにより、対象の居住者の体温情報を取得する(S16)。非接触温度センサ30によって計測される体温は、より詳細には体表面温度であることから、体温情報は、人の状態に関する第二情報の一例であり、より具体的には、体表面温度に関する情報の一例であるといえる。
次に、出力部23bは、ステップS12において取得された顔画像に基づいて、対象の居住者がマスクを装着しているか否かの判定を行うことにより、対象の居住者がマスクを装着しているか否かを示すマスク装着情報を取得(生成)する(S17)。出力部23bは、例えば、顔画像を入力情報としてマスクの有無を判定することができる機械学習モデルを用いてマスク装着情報を取得することができる。マスク装着情報は、人の状態に関する第二情報の一例であり、より具体的には、人が所定の装着物を装着しているか否か示す情報の一例である。
次に、出力部23bは、ステップS12において取得された顔画像に基づいて、対象の居住者の体調の良否の判定を行うことにより、当該対象の居住者の体調の良否を示す体調情報を取得(生成)する(S18)。出力部23bは、例えば、顔画像(顔画像の画像特徴量)を入力情報として体調の良否を判定することができる機械学習モデルを用いて体調情報を取得することができる。体調情報は、人の状態に関する第二情報の一例であり、より具体的には、人の体調に関する情報の一例である。なお、体調は、例えば、良否の2段階で判定されるが、3段階以上に細かく判定されてもよい。
次に、出力部23bは、ステップS15において受信された応答情報に含まれる部屋番号(つまり、対象の居住者が居住する専有部の部屋番号)を宛先として、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報を出力する(S19)。出力された各情報は、通信部22及び制御装置50によって複数のインターホン親機52のそれぞれへ送信される。
複数のインターホン親機52のそれぞれには、当該インターホン親機52が設置された専有部の部屋番号があらかじめ登録されている。このため、複数のインターホン親機52のそれぞれは、出力部23bによって出力された情報が自装置宛ての情報であるか否かを判定することができる。
対象の居住者が居住する専有部(言い換えれば、居住者に関連付けられた専有部)に設けられたインターホン親機52は、自装置宛ての情報を受信すると、受信された情報を記憶する。これにより、対象の居住者は、自身の状態に関する情報を管理することができる。
また、出力部23bは、管理者用情報端末53を宛先として、体温情報、マスク装着情報、及び、認証結果情報を出力する(S20)。認証結果情報は、ステップS14における顔認証の成否を示す情報である。出力された各情報は、通信部22及び制御装置50によって管理者用情報端末53へ送信される。管理者用情報端末53は、自装置宛ての情報を受信すると、受信された情報を記憶する。これにより、管理者は、対象の居住者などの集合住宅100の居住者の状態に関する情報を管理することができる。なお、出力部23bは、体調情報については管理者用情報端末53へは出力しないが、出力してもよい。
次に、出力部23bは、オートロック式ドア60の解錠(または開放)を行うための制御情報をオートロック式ドア60へ出力することで、オートロック式ドア60を解錠(または開放)する(S21)。制御情報は、より詳細には、出力部23bによって出力された後、通信部22によってオートロック式ドア60へ送信される。これにより、対象の居住者は、集合住宅100の内部へ入場することができる。
その後、対象の居住者は、自身が居住する専有部へ入った後、インターホン親機52へ所定の操作等を行う。インターホン親機52は、所定の操作に基づいて、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報を表示部52aに表示する(S22)。図4は、インターホン親機52の表示部52aに表示される情報の一例を示す図である。
以上説明したように、状態管理システム10においては、居住者が通常通り集合住宅100へ出入りするだけで当該居住者の状態に関する情報(第二情報)がインターホン親機52及び管理者用情報端末53に蓄積される。つまり、状態管理システム10は、居住者の状態に関する情報を、当該居住者、または、管理者が管理することを支援することができる。なお、居住者の状態に関する情報は、インターホン親機52及び管理者用情報端末53の少なくとも一方へ出力されればよい。
[動作例2]
動作例2では、認証用の顔画像が顔認証処理装置40に登録されていない来訪者が集合住宅100のエントランスに到着した場合の動作について説明する。図5は、状態管理システム10の動作例2のシーケンス図である。なお、動作例2において動作例1と同様の処理については詳細な説明が省略される場合がある。
来訪者が集合住宅100のエントランスに到着すると、ロビーインターホン20の情報処理部23は、撮像部25を用いて、ロビーインターホン20の前方に位置する来訪者の顔画像を撮影する(S31)。顔画像の撮影は、来訪者の操作受付部21への所定の操作を契機に開始されてもよいし、ロビーインターホン20が人感センサ(図示せず)を備え、人感センサが来訪者を検知したことを契機に開始されてもよい。
取得部23aは、撮影された顔画像(より詳細には、顔画像の画像情報)を取得する(S32)。取得部23aは、取得した顔画像を含む認証要求を顔認証処理装置40へ送信する(S33)。認証要求は、具体的には、通信部22によって顔認証処理装置40へ送信される。
顔認証処理装置40の通信部41は、認証要求を受信する。特定部44は、受信された認証要求と、記憶部43に記憶された認証用情報とに基づいて、顔認証処理を行う(S34)。動作例1では、認証要求に含まれる顔画像は来訪者のものである。このため、認証要求に含まれる顔画像が示す人と同一人物の認証用の顔画像は認証用情報に含まれず、顔認証処理は失敗となる。この場合、特定部44は、認証が失敗したことを示す応答情報をロビーインターホン20へ送信する(S35)。
ロビーインターホン20の通信部22は、応答情報を受信する。出力部23bは、非接触温度センサ30を用いて来訪者の体温をセンシングすることにより、来訪者の体温情報を取得する(S36)。
次に、出力部23bは、ステップS32において取得された顔画像に基づいて、来訪者がマスクを装着しているか否かの判定を行うことにより、来訪者がマスクを装着しているか否かを示すマスク装着情報を取得する(S37)。
次に、出力部23bは、ステップS32において取得された顔画像に基づいて、来訪者の体調の良否の判定を行うことにより、当該来訪者の体調の良否を示す体調情報を取得する(S38)。
また、出力部23bは、管理者用情報端末53を宛先として、体温情報、マスク装着情報、及び、認証結果情報を出力する(S39)。認証結果情報は、ステップS34における顔認証の成否を示す情報である。出力された各情報は、通信部22及び制御装置50によって管理者用情報端末53へ送信される。管理者用情報端末53は、自装置宛ての情報を受信すると、受信された情報を記憶する。これにより、管理者は、集合住宅100への来訪者の状態に関する情報を管理することができる。なお、出力部23bは、体調情報については管理者用情報端末53へは出力しないが、出力してもよい。
ここで、上記ステップS35において受信された応答情報は、認証が失敗したことを示すことから、出力部23bは、オートロック式ドア60の解錠(または開放)を行うための制御情報を出力しない。つまり、オートロック式ドア60は解錠(または開放)されない。そうすると、来訪者は、訪問先の居住者を呼び出して居住者にオートロック式ドア60の解錠(または開放)を依頼する必要がある。そこで、来訪者は、ロビーインターホン20の操作受付部21へ居住者を呼び出すための呼出操作を行い、操作受付部21は呼出操作を受け付ける(S40)。
出力部23bは、呼出操作によって指定された部屋番号を宛先として、呼出情報を出力する(S41)。呼出情報には、撮像部25によって撮像される来訪者の映像の映像情報、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報が含まれる。出力された呼出情報は、通信部22及び制御装置50によって複数のインターホン親機52のそれぞれへ送信される。
訪問先の専有部に設けられたインターホン親機52は、自装置宛ての呼出情報を受信すると、受信された呼出情報に含まれる映像情報に基づいて映像を表示する(S42)。このときインターホン親機52は、来訪者の映像に加えて、来訪者の体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報を付加情報として表示する。図6は、インターホン親機52の表示部52aに表示される情報の一例を示す図である。これにより、居住者は、来訪者の状態を把握した上でオートロック式ドア60を解錠(または開放)することができる。
以上説明したように、状態管理システム10は、居住者が来訪者の状態を把握することを支援することもできる。
[動作例3]
ところで、集合住宅100に頻繁に出入りする配達員などの一部の来訪者については、居住者と同様に認証用の顔画像(認証用情報)が登録されてもよい。つまり、所定の来訪者については、顔認証によって集合住宅100へ入場する権限が付与されてもよい。図7は、来訪者の認証用情報の一例を示す図である。
なお、来訪者の認証用の顔画像の登録は、居住者または管理者によって行われる。図7においては、ユーザCの認証用の顔画像は、居住者であるユーザAによって登録され、ユーザDの認証用の顔画像は、管理者によって登録される。
このように認証用の顔画像が登録された所定の来訪者が集合住宅100を訪問したときの動作は、動作例1とほぼ同様であるが、ステップS19の処理については、以下のように変更される。
所定の来訪者がユーザCのように居住者によって認証用の顔画像が登録された来訪者である場合、ステップS19において、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報については、ユーザCの認証用の顔画像を登録した居住者(以下、登録者とも記載される)であるユーザAが居住する専有部に設けられたインターホン親機52へ送信される。一方、所定の来訪者がユーザDのように管理者によって認証用の顔画像が登録された来訪者である場合、ステップS19の処理は省略される。なお、誰が登録を行ったかについては、認証用情報(図7)を参照することにより特定可能であり、例えば、応答情報を用いて顔認証処理装置40からロビーインターホン20へ通知される。
このように、所定の来訪者については、居住者と同様に、顔認証によって集合住宅100へ入場する権限が付与される。しかしながら、感染症が流行しているような時期においては、感染拡大を抑制する観点から、所定の来訪者であっても、体温が高い、マスクを着用していない、または、体調が悪いといった要件に該当する場合に集合住宅100に入場することは好ましくない。
そこで、状態管理システム10は、所定の来訪者の状態に応じて所定の来訪者の集合住宅100への入場を制限する動作を行ってもよい。以下このような動作例3について説明する。図8は、状態管理システム10の動作例3のシーケンス図である。
所定の来訪者が集合住宅100のエントランスに到着すると、ロビーインターホン20の情報処理部23は、撮像部25を用いて、ロビーインターホン20の前方に位置する所定の来訪者の顔画像を撮影する(S51)。顔画像の撮影は、所定の来訪者の操作受付部21への所定の操作を契機に開始されてもよいし、ロビーインターホン20が人感センサ(図示せず)を備え、人感センサが所定の来訪者を検知したことを契機に開始されてもよい。
取得部23aは、撮影された顔画像(より詳細には、顔画像の画像情報)を取得する(S52)。取得部23aは、取得した顔画像を含む認証要求を顔認証処理装置40へ送信する(S53)。認証要求は、具体的には、通信部22によって顔認証処理装置40へ送信される。
顔認証処理装置40の通信部41は、認証要求を受信する。特定部44は、受信された認証要求と、記憶部43に記憶された認証用情報とに基づいて、顔認証処理を行う(S54)。動作例1では、認証要求に含まれる顔画像は所定の来訪者のものである。このため、認証要求に含まれる顔画像が示す人と同一人物の認証用の顔画像が認証用情報に含まれ、顔認証処理は成功となる。この場合、特定部44は、認証が成功したことを示す応答情報をロビーインターホン20へ送信する(S55)。
ロビーインターホン20の通信部22は、応答情報を受信する。出力部23bは、非接触温度センサ30を用いて来訪者の体温をセンシングすることにより、来訪者の体温情報を取得する(S56)。
次に、出力部23bは、ステップS52において取得された顔画像に基づいて、来訪者がマスクを装着しているか否かの判定を行うことにより、来訪者がマスクを装着しているか否かを示すマスク装着情報を取得する(S57)。
次に、出力部23bは、ステップS52において取得された顔画像に基づいて、来訪者の体調の良否の判定を行うことにより、当該来訪者の体調の良否を示す体調情報を取得する(S58)。
次に、出力部23bは、ステップS15において受信された応答情報によって通知される所定の来訪者を登録した居住者(登録者)の部屋番号を宛先として、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報を出力する(S59)。出力された各情報は、通信部22及び制御装置50によって複数のインターホン親機52のそれぞれへ送信される。
登録者が居住する専有部に設けられたインターホン親機52は、自装置宛ての情報を受信すると、受信された情報を記憶する。これにより、登録者は、登録者によって認証用の顔画像が登録された所定の来訪者の状態に関する情報を管理することができる。なお、所定の来訪者が管理者によって認証用の顔画像が登録された来訪者である場合、ステップS59の処理は省略される。
また、出力部23bは、管理者用情報端末53を宛先として、体温情報、マスク装着情報、及び、認証結果情報を出力する(S60)。認証結果情報は、ステップS54における顔認証の成否を示す情報である。出力された各情報は、通信部22及び制御装置50によって管理者用情報端末53へ送信される。管理者用情報端末53は、自装置宛ての情報を受信すると、受信された情報を記憶する。これにより、管理者は、所定の来訪者の状態に関する情報を管理することができる。なお、出力部23bは、体調情報については管理者用情報端末53へは出力しないが、出力してもよい。
次に、出力部23bは、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報を用いた判定を行う(S61)。出力部23bは、例えば、体温情報が示す体温が所定値(例えば、37.5℃)以上であるという要件、マスク装着情報が所定の来訪者がマスクを装着していないことを示すという要件、及び、体調情報が所定の来訪者の体調が悪いことを示すという要件の3つの要件のうち少なくとも1つが満たされるか否かを判定する。なお、体温情報を用いた判定においては、体温が高い等の異常が判定されればよい。
図8では図示されないが、出力部23bは、3つの要件の全てが満たされないと判定した場合には、オートロック式ドア60の解錠(または開放)を行うための制御情報をオートロック式ドア60へ出力することで、オートロック式ドア60を解錠(または開放)する。
一方、出力部23bは、3つの要件の少なくとも1つが満たされると判定した場合、オートロック式ドア60を解錠(または開放)せずに(つまり、制御情報を出力せずに)、通知情報を表示部26へ出力することによって表示部26へ通知画面を表示する(S62)。この通知画面は、顔認証によるオートロック式ドア60の解錠(または開放)が制限されることを所定の来訪者へ通知するための画面である。図9は、ロビーインターホン20の表示部26に表示される通知画面の一例を示す図である。
なお、この場合、所定の来訪者は、呼出操作を行い、訪問先の居住者にオートロック式ドア60の解錠(または開放)を依頼することで集合住宅100へ入場することができる(図5のステップS40~ステップS42参照)。
以上説明したように、状態管理システム10は、体温、マスク装着の有無、及び、体調に関する要件が満たされる場合に、所定の来訪者の顔認証による集合住宅100への入場を制限することができる。なお、このような顔認証による集合住宅100への入場を制限する機能は居住者には適用されない。
また、上記動作例3では、3つの要件のうち少なくとも1つが満たされると判定された場合に顔認証によるオートロック式ドア60の解錠(または開放)が制限されたが、3つの要件のうち2つ以上が満たされると判定された場合に顔認証によるオートロック式ドア60の解錠(または開放)が制限されてもよい。
[動作例4]
また、状態管理システム10は、居住者の体調が悪いと判定した場合にその旨を通知してもよい。以下このような動作例4について説明する。図10は、状態管理システム10の動作例4のシーケンス図である。
ステップS11~ステップS21までの処理は、動作例1と同様である。なお、ステップS11~ステップS21の処理のうち、ステップS71の判定に不要な処理は省略されてもよい。
ステップS21の後、出力部23bは、体温情報、及び、体調情報を用いて、対象の居住者が体調不良であるか否かを判定する(S71)。出力部23bは、例えば、体温情報が示す体温が所定値以上であるという要件、及び、体調情報が所定の来訪者の体調が悪いことを示すという要件の2つの要件のうち少なくとも1つが満たされるか否かを判定する。出力部23bは、2つの要件のいずれも満たされなかった場合には対象の居住者が体調不良ではないと判定し、通知情報を出力しない。
一方、出力部23bは、2つの要件の少なくとも一方が満たされた場合には対象の居住者が体調不良であると判定し、ステップS15において受信された応答情報に含まれる部屋番号(つまり、対象の居住者が居住する専有部の部屋番号)を宛先として、通知情報を出力する(S72)。出力された通知情報は、通信部22及び制御装置50によって複数のインターホン親機52のそれぞれへ送信される。
対象の居住者が居住する専有部に設けられたインターホン親機52は、自装置宛ての通知情報を受信すると、通知情報に基づいて通知画面を表示する(S73)。図11は、インターホン親機52の表示部52aに表示される通知画面の一例を示す図である。
このように、状態管理システム10は、居住者の体調が悪いと判定した場合にその旨を居住者及びその家族に通知することができる。なお、図11の例では、通知画面は、インターホン親機52の表示部52aに表示された。しかしながら、通知画面は、対象の居住者またはその家族が所有する携帯端末90の表示部91に表示されてもよい。図12は、携帯端末90の表示部91に表示される通知画面の一例を示す図である。
この場合、対象の居住者またはその家族は、携帯端末90に所定のアプリケーションプログラムをインストールし、かつ、インストールしたアプリケーションプログラムのIDを、集合施設100のID及び専有部の部屋番号などと対応付けてサーバ装置80に事前に登録しておく。出力部23bは、集合住宅100のID及び部屋番号などを含む通知情報を出力する。出力された通知情報が通信部22、制御装置50、及び、ゲートウェイ装置51を経由してサーバ装置80によって受信されれば、サーバ装置80は、アプリケーションプログラムのIDを指定して携帯端末90へ通知情報を送信することにより、表示部91に図12のような通知画面を表示することができる。
なお、通知情報の出力先(つまり、インターホン親機52へ通知画面を表示するか携帯端末90へ通知画面を表示するか)は、対象の居住者またはその家族が設定することができる。例えば、インターホン親機52に対して通知情報の出力先を設定するための設定操作を行うと、設定内容を含む設定依頼情報がインターホン親機52から制御装置50を介してロビーインターホン20へ送信される。ロビーインターホン20の設定部23cは、通信部22によって受信された設定依頼情報に基づいて通知情報の出力先を設定する。設定部23cは、具体的には、設定依頼情報に含まれる設定内容を設定情報として記憶部24に記憶する。
このように、対象の居住者またはその家族は、インターホン親機52を介して通知を受けるか、携帯端末90を介して通知を受けるかを設定(選択)することができる。なお、通知情報の出力先の設定は、携帯端末90に対する設定操作によって行われてもよい。
[変形例]
上記動作例1~4では、ロビーインターホン20の出力部23bは、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報の3種類の情報(複数種類の第二情報の一例)を取得したが、これら3種類の情報のうち少なくとも1つを取得すればよい。また、ロビーインターホン20の出力部23bは、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報の3種類の情報を取得する機能を備えつつ、3種類の情報のいずれを実際に出力部23bに取得させるかについては、施工者または管理者が設定可能であってもよい。この場合、操作受付部21は、施工者または管理者の設定操作を受け付け、設定部23cは、受け付けられた設定操作に基づいて、3種類の情報のいずれを取得するかの第一設定を行う。このような第一設定は、例えば、ロビーインターホン20(インターホンシステム)の集合住宅100への導入時に行われる。
また、3種類の情報のいずれを出力部23bに出力させるかについても、施工者または管理者が設定可能であってもよい。この場合、操作受付部21は、施工者または管理者の設定操作を受け付け、設定部23cは、受け付けられた設定操作に基づいて、3種類の情報のいずれを出力するかの第二設定を行う。このような第二設定は、例えば、ロビーインターホン20(インターホンシステム)の集合住宅100への導入時に行われる。
以上説明したように、状態管理システム10は、体温情報、マスク装着情報、及び、体調情報の3種類の情報のうちいずれを取得するかの第一設定、及び、取得された情報のうちいずれを出力するかの第二設定の少なくとも一方を行う設定部23cを備えてもよい。
[効果等]
以上説明したように、状態管理システム10は、集合住宅100に設けられるインターホンシステムに含まれる機器またはインターホンシステムに接続される機器の少なくとも一方から人の顔に関する第一情報を取得する取得部23aと、取得された第一情報に基づいて、人を特定する特定部44と、特定された人の状態に関する第二情報を取得し、取得した第二情報を出力する出力部23bとを備える。集合住宅100は、集合施設の一例である。上記実施の形態では、機器は、撮像部25(カメラ)である。
このような状態管理システム10は、集合住宅100の関係者(居住者または管理者)が集合住宅100に出入りする人の状態を管理することを支援することができる。
また、例えば、第二情報は、特定された人の体調に関する情報を含む。上記実施の形態における体調情報(または体温情報)は、人の体調に関する情報の一例である。
このような状態管理システム10は、集合住宅100の関係者が集合住宅100に出入りする人の体調を管理することを支援することができる。
また、例えば、出力部23bは、取得部23aによって取得された第一情報に基づいて、第二情報を取得する。
このような状態管理システム10は、集合施設に出入りする人の体調を、集合住宅100の関係者が管理することを支援することができる。
また、例えば、第二情報は、人の体表面温度に関する情報を含む。上記実施の形態における体温情報は、人の体表面温度に関する情報の一例である。
このような状態管理システム10は、集合住宅100の関係者が集合住宅100に出入りする人の体表面温度(体温)を管理することを支援することができる。
また、例えば、出力部23bは、取得部23aによって取得された第一情報に基づいて、第二情報を取得し、第二情報は、人が所定の装着物を装着しているか否か示す情報を含む。所定の装着物は、例えば、マスクであり、上記実施の形態におけるマスク装着情報は、人が所定の装着物を装着しているか否か示す情報の一例である。
このような状態管理システム10は、集合住宅100の関係者が、集合住宅100に出入りする人が所定の装着物を装着しているか否かを管理することを支援することができる。
また、例えば、出力部23bは、複数種類の第二情報を取得することが可能である。状態管理システム10は、さらに、複数種類の第二情報のうちいずれを取得するかの第一設定、及び、取得された1種類以上の第二情報のうちいずれを出力するかの第二設定の少なくとも一方を行う設定部23cを備える。
このような状態管理システム10は、どのような情報を取得するか、及び、どのような情報を出力するかを設定することができる。
また、例えば、出力部23bは、特定された人の体調に関する情報を含む第二情報を取得し、取得した第二情報を、集合住宅100のうち当該人に関連付けられた専有部に設けられたインターホン親機52に対して出力する。専有部は、集合施設に含まれる施設の一例であり、インターホン親機52は、情報端末の一例である。上記実施の形態では、体調に関する情報は、体調情報または体温情報である。
このような状態管理システム10は、集合住宅100の関係者が集合住宅100に出入りする人の体調を管理することを支援することができる。
また、例えば、出力部23bは、取得した第二情報が人が体調不良であることを示す場合に、取得した第二情報を所定の出力先に出力する。上記実施の形態では、第二情報が人が体調不良であることを示す場合とは、体温情報が示す体温が所定値以上である場合、または、体調情報が体調が悪いことを示す場合である。
このような状態管理システム10は、人が体調不良であることを通知することができる。
また、例えば、状態管理システム10は、さらに、上記所定の出力先を設定する設定部23cを備える。
このような状態管理システム10は、人が体調不良であることの通知先を設定することができる。
また、例えば、出力部23bは、特定された人が所定の来訪者である場合に、集合住宅100の共用部に設けられたオートロック式ドア60の解錠および開放の少なくとも一方を行うための制御情報を出力する。出力部23bは、取得した第二情報が人が体調不良であることを示す場合、または、取得した第二情報が人が所定の装着物を装着していないことを示す場合に、人が所定の来訪者であっても制御情報を出力せずに、特定された人へ通知を行う。上記実施の形態では、第二情報が人が体調不良であることを示す場合とは、体温情報が示す体温が所定値以上である場合、または、体調情報が体調が悪いことを示す場合である。第二情報が人が所定の装着物を装着していないことを示す場合とは、マスク装着情報が人がマスクを装着していないことを示す場合である。
このような状態管理システム10は、所定の来訪者の状態に応じて所定の来訪者の集合住宅100への入場を制限することができる。
また、状態管理システム10などのコンピュータによって実行される状態管理方法は、集合住宅100に設けられるインターホンシステムに含まれる機器またはインターホンシステムに接続される機器の少なくとも一方から人の顔に関する第一情報を取得する取得ステップと、取得された第一情報に基づいて、人を特定する特定ステップと、特定された人の状態に関する第二情報を取得し、取得した第二情報を出力する出力ステップとを含む。
このような状態管理方法は、集合住宅100に出入りする人の状態を、集合住宅100の関係者(居住者または管理者)が管理することを支援することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、状態管理システムは、集合住宅に適用されたが、集合住宅以外の集合施設に適用されてもよい。例えば、状態管理システムは、オフィス、工場、研究施設、医療施設、宿泊施設等の、複数の施設(複数の会社、部課、部門等)を含む集合施設であって、共用のエントランスを備える集合施設に適用することができる。
また、上記実施の形態では、ロビーインターホン、及び、インターホン親機のそれぞれは、専用装置であったが、汎用の情報端末にアプリケーションプログラムがインストールされることによって実現されてもよい。例えば、ロビーインターホン、及び、インターホン親機のそれぞれは、汎用のタブレット端末にアプリケーションプログラムがインストールされることによって実現されてもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、状態管理システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、状態管理システムは、ロビーインターホン、に相当する単一の装置として実現されてもよい。状態管理システムが複数の装置によって実現される場合、状態管理システムが備える構成要素(特に、機能的な構成要素)は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。また、状態管理システムは、集合住宅内に設置された装置の一部の機能が集合住宅外に設置されたクラウドサーバによって実現されることによりクライアントサーバシステムとして実現されてもよい。
例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置(ブロードバンドルータなど)が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態のロビーインターホンとして実現されてもよい、また、本発明は、状態管理システムが実行する状態管理方法として実現されてもよいし、状態管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 状態管理システム
23a 取得部
23b 出力部
23c 設定部
25 撮像部(機器)
51 ゲートウェイ装置
52 インターホン親機(情報端末)
60 オートロック式ドア(扉)
100 集合住宅(集合施設)

Claims (12)

  1. 集合施設に設けられるインターホンシステムに含まれる機器または前記インターホンシステムに接続される機器の少なくとも一方から人の顔に関する第一情報を取得する取得部と、
    取得された前記第一情報に基づいて、前記人を特定する特定部と、
    特定された前記人の状態に関する第二情報を取得し、取得した前記第二情報を出力する出力部とを備える
    状態管理システム。
  2. 前記第二情報は、特定された前記人の体調に関する情報を含む
    請求項1に記載の状態管理システム。
  3. 前記出力部は、前記取得部によって取得された前記第一情報に基づいて、前記第二情報を取得する
    請求項2に記載の状態管理システム。
  4. 前記第二情報は、前記人の体表面温度に関する情報を含む
    請求項1または2に記載の状態管理システム。
  5. 前記出力部は、前記取得部によって取得された前記第一情報に基づいて、前記第二情報を取得し、
    前記第二情報は、前記人が所定の装着物を装着しているか否か示す情報を含む
    請求項1~4のいずれか1項に記載の状態管理システム。
  6. 前記出力部は、複数種類の前記第二情報を取得することが可能であり、
    前記状態管理システムは、さらに、複数種類の前記第二情報のうちいずれを取得するかの第一設定、及び、取得された1種類以上の前記第二情報のうちいずれを出力するかの第二設定の少なくとも一方を行う設定部を備える
    請求項1~5のいずれか1項に記載の状態管理システム。
  7. 前記出力部は、特定された前記人の体調に関する情報を含む前記第二情報を取得し、取得した前記第二情報を、前記集合施設のうち当該人に関連付けられた施設に設けられた情報端末に対して出力する
    請求項1~6のいずれか1項に記載の状態管理システム。
  8. 前記出力部は、取得した前記第二情報が前記人が体調不良であることを示す場合に、取得した前記第二情報を所定の出力先に出力する
    請求項1~7のいずれか1項に記載の状態管理システム。
  9. さらに、前記所定の出力先を設定する設定部を備える
    請求項8に記載の状態管理システム。
  10. 前記出力部は、
    特定された前記人が所定の来訪者である場合に、前記集合施設の共用部に設けられた扉の解錠および開放の少なくとも一方を行うための制御情報を出力し、
    取得した前記第二情報が前記人が体調不良であることを示す場合、または、取得した前記第二情報が前記人が所定の装着物を装着していないことを示す場合に、前記人が前記所定の来訪者であっても前記制御情報を出力せずに、特定された前記人へ通知を行う
    請求項1~9のいずれか1項に記載の状態管理システム。
  11. 集合施設に設けられるインターホンシステムに含まれる機器または前記インターホンシステムに接続される機器の少なくとも一方から人の顔に関する第一情報を取得する取得ステップと、
    取得された前記第一情報に基づいて、前記人を特定する特定ステップと、
    特定された前記人の状態に関する第二情報を取得し、取得した前記第二情報を出力する出力ステップとを含む
    状態管理方法。
  12. 請求項11に記載の状態管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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