JP2023047221A - 情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法 Download PDF

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Yuki Tatsumoto
行成 加藤
Yukinari Kato
俊樹 柏倉
Toshiki Kashiwakura
寛之 鈴木
Hiroyuki Suzuki
裕彦 谷口
Hirohiko Taniguchi
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Abstract

【課題】収納装置に収納された荷物を所定の場所まで運搬する車両に積載された収納装置の稼働率を向上させる。【解決手段】積載された収納装置に収納された荷物を指定された場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザに荷物を受け渡せない場合に、第1の車両へ、当該荷物を保管してもらう店舗への移動を指示する。また、制御部は、当該第1の店舗へ、第1の車両に関する情報と、当該荷物に関する情報とを、通知する。【選択図】図16

Description

本開示は、情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法に関する。
ロッカーに関するユーザの利用要求に基づいて、ユーザが利用するロッカーを決定し、決定されたロッカーを備える自動運転車両をユーザに配車するロッカー管理システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2019-96201号公報
本開示は、収納装置に収納された荷物を所定の場所まで運搬する車両に積載された収納装置の稼働率を向上可能な情報処理装置、及び、情報処理方法を提供することを課題とする。
本開示の態様の一つは、
積載された収納装置に収納された荷物を指定された場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザに前記荷物を受け渡せない場合に、前記第1の車両へ、前記荷物を保管してもらう第1の店舗への移動を指示することを実行する制御部、
を備える情報処理装置である。
本開示の他の態様の一つは、
コンピュータに、
積載された収納装置に収納された荷物を指定の場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザが前記荷物を受け取れず、前記荷物が第1の店舗に預け入れられた場合に、前記第1の店舗に前記荷物が保管されていることを示す通知を所定のサーバから受信することを実行させる、
ためのプログラムである。
本開示の他の態様の一つは、
コンピュータが、
積載された収納装置に収納された荷物を指定された場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザに前記荷物を受け渡せない場合に、前記荷物を保管してもらう第1の店舗を決定することと、
前記第1の車両へ、前記第1の店舗への移動を指示することと、
を含む情報処理方法である。
本開示によれば、収納装置に収納された荷物を所定の場所まで運搬する車両に積載された収納装置の稼働率を向上させることができる。
図1は、第1実施形態に係る移動ロッカーシステムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、センタサーバとユーザ端末とのハードウェア構成の一例である。 図3は、センタサーバ及びユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。 図4は、ロッカー情報データベースに保持される情報の一例である。 図5は、サービス情報データベースに保持される情報の一例である。 図6は、店舗情報データベースに保持される情報の一例である。 図7は、一時保管情報データベースに保持される情報の一例である。 図8は、スケジュール情報データベースに保持される情報の一例である。 図9は、ユーザ端末のロッカー使用依頼画面の一例である。 図10は、ユーザ端末の取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知の画面の一例である。 図11は、センタサーバがユーザ端末からロッカー使用依頼を受信した場合の処理のフローチャートの一例である。 図12は、センタサーバの、荷物の取出管理処理のフローチャートの一例である。 図13は、センタサーバの、荷物の取出管理処理のフローチャートの一例である。 図14は、センタサーバの、荷物の取出管理処理のフローチャートの一例である。 図15は、ユーザ端末の、センタサーバから荷物の店舗預かり通知が受信された場合の処理のフローチャートである。 図16は、荷物の取出忘れが発生し、当該荷物が店舗へ預け入れられるまでの処理のシーケンスの一例である。 図17は、ユーザが、店舗に一時保管されている荷物を店舗で受け取る場合のシーケンスの一例である。 図18は、ユーザが、店舗に一時保管されている荷物を配達によって受け取る場合のシーケンスの一例である。
ロッカーを積載した車両の移動によって、ユーザによって指定された場所で当該ロッカーへの荷物の預け入れ又は取り出し可能な荷物の一時預かりサービスを提供するシステムがある。車両に積載されて移動可能なロッカーを、以下、移動ロッカーと称する。移動ロッカーによる荷物の一時預かりサービスを、以下、移動ロッカーサービスと称する。
移動ロッカーサービスを利用する場合には、ユーザは、例えば、荷物を預け入れる場所と日時、及び、荷物を取り出す場所と日時とを指定する。しかしながら、例えば、予定が変更になったり、忘れたりして、指定した場所で指定した日時に移動ロッカーから荷物を取り出すことができない場合がある。
また、移動ロッカーを積載した車両の移動によって、当該移動ロッカーに収納された荷物をユーザに指定された場所まで運搬するサービスを提供するシステムもある。移動ロッカーに収納された荷物を指定場所まで運搬するサービスを、以下、配送ロッカーサービスと称する。配送ロッカーサービスを利用する場合には、ユーザは、例えば、荷物を預け入れる場所と日時、及び、荷物の配送先と受取人とを指定する。配送ロッカーサービスでは、例えば、荷物の配送先において、不在等により受取人と落ち合うことができず、荷物が移動ロッカーに預け入れられたままとなり、サービスを完了できない場合がある。
なお、移動ロッカーサービスは、荷物を移動ロッカーに預け入れるユーザと荷物を移動ロッカーから取り出すユーザとが同一人物であることを前提とするサービスである。一方、配送ロッカーサービスは、荷物を移動ロッカーに預け入れるユーザと荷物を移動ロッカ
ーから取り出すユーザとが同一人物であることを前提としておらず、両ユーザが同じであっても異なっていてもよい。また、移動ロッカーサービスは、移動ロッカーから荷物を取り出す場所と日時とを指定することを求めるが、配送ロッカーサービスは、配送日時の指定はオプションであり、配送日時の指定がない場合にはシステム側の都合で配送予定が決定される。ただし、これに限られず、移動ロッカーサービスにおいて、例えば、荷物を預け入れたユーザが他のユーザに当該荷物の移動ロッカーからの取出しを依頼した場合には、荷物を預け入れたユーザと取り出すユーザとが異なるユーザとなることがある。
移動ロッカーを積載する車両について、取出の予定が決まっていない荷物(移動ロッカーサービス)、又は、再配達の予定が決まっていない荷物(配送ロッカーサービス)を積載したままだと、当該荷物によって移動ロッカーが占有される時間が長くなる。その分、その他の荷物についてのサービスを行うことができなくなる。
そこで、本開示の態様の一つでは、予定通りに移動ロッカーから取り出されない荷物について、サービスに提携する事業者の店舗において、当該荷物を車両から下し、一時的に預かってもらう。より具体的には、本開示の態様の一つは、制御部を備える情報処理装置である。制御部は、積載された収納装置に収納された荷物を指定された場所まで運搬する第1の車両について、第1のユーザに予定通りに当該荷物を受け渡せない場合に、第1の車両へ、当該荷物を保管してもらう第1の店舗への移動を指示することを実行する。
情報処理装置は、例えば、サーバ等のコンピュータである。制御部は、例えば、コンピュータに備えられるCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。第1の
車両は、ドライバによる運転によって走行する車両、及び、ドライバによる運転無しに走行可能な自動走行車両のいずれであってもよい。第1の車両に積載された収納装置は、移動ロッカーに相当する。
荷物を保管してもらう第1の店舗は、第1の場所から所定範囲内に存在する店舗の可から決定される。店舗を検索する範囲の基準となる第1の場所は、例えば、第1の車両の現在位置、第1のユーザの自宅、又は、当初の運搬先として指定された場所である。また、荷物を保管してもらう第1の店舗は、第1の車両の管理者、すなわち、サービスを提供する事業者と提携する事業者が運営する複数の店舗の中から選択される。
「予定通りに荷物を受け渡せない」とは、移動ロッカーサービスにおいては、例えば、予め設定された取出日時までに収納装置から荷物が取り出されないことを示す。配送ロッカーサービスにおいては、例えば、予め指定された日の時間帯又はサービス側で作成したスケジュールに従って運搬した場合に、例えば、第1のユーザの不在によって、荷物を受け渡せず、収納装置から荷物が取り出されないことを示す。なお、荷物の受け渡しは、収納装置から荷物が取り出されて第1のユーザに受け渡されることに限定されず、例えば、移動ロッカーの各収納部が個別に分離可能である場合には、荷物を収納した状態の収納部ごと第1のユーザに受け渡されてもよい。
第1の車両への第1の店舗への移動の指示は、例えば、第1の車両がドライバによる運転無しに走行可能な自動走行車両である場合には、第1の車両の走行計画として第1の車両に送信されてもよい。例えば、第1の車両がドライバによる運転で走行する車両である場合には、当該指示は、ドライバが使用する端末に送信されてもよい。
第1の車両が第1の店舗へ到着すると、例えば、第1の店舗のスタッフが第1の車両から当該荷物を下して、第1の店舗で一時的に保管する。これによって、第1の車両では、下した荷物の分だけ別の荷物を新たに預かることができるようになる。したがって、本開示の態様の一つでは、第1の車両が収納装置により多くの荷物を預かり、運搬することが
できるようになり、収納装置の稼働率が向上する。
本開示の態様の一つでは、制御部は、第1の店舗へ、第1の車両に関する情報と、保管してもらう荷物に関する情報とを、通知してもよい。店舗への通知は、例えば、店舗に備えられている端末に送信される。これによって、店舗のスタッフが、保管対象の荷物及び当該荷物を運搬する第1の車両について特定することができる。
本開示の態様の一つでは、車両に積載される収納装置は、認証情報の受信によって施解錠可能であってもよい。この場合には、制御部は、第1の店舗へ、当該荷物を収納する収納装置の認証情報をさらに通知するようにしてもよい。これによって、第1の店舗のスタッフが収納装置を解錠し、荷物を取り出して第1の車両から下すことができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、第1の車両が第1の店舗へ到着した場合に、第1の店舗へ、第1の車両の到着を通知するようにしてもよい。第1の店舗のスタッフは、第1の店舗で別の業務を行っていることがあるため、第1の車両が到着したことに気づかない可能性がある。特に、第1の車両が自動運転車両であり、第1の車両にスタッフが乗車していない場合には、第1の店舗のスタッフが第1の車両の到着に気づかない可能性が高くなる。情報処理装置が第1の店舗へ第1の車両の到着を通知することで、第1の店舗のスタッフに第1の車両の到着を気づかせることができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、荷物が第1の店舗へ預け入れられた場合に、荷物を受け取る第1のユーザの端末へ、第1の店舗において荷物が保管されていることを通知することをさらに実行してもよい。当該通知は、例えば、電子メール、SMS(Short Message Service)、又は、プッシュ通知等で行われてもよい。これによって、第1のユー
ザへ、予定通りに荷物を受け渡せなかったことと、荷物が第1の店舗に保管されていることとを知らせることができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、第1のユーザの端末から、荷物の店舗での受け取り、又は、新たに指定された場所までの運搬による受け取りのいずれかを示す受取方法に関する情報を受信するようにしてもよい。第1のユーザは、第1の店舗に保管された荷物の受取方法を、自身の都合に合わせて選択でき、利便性を向上させることができる。
本開示の態様の一つでは、制御部は、第1のユーザの端末から受信した受取方法に関する情報が、新たに指定された場所までの運搬による受け取りを示す場合に、当該荷物を第1の店舗から新たに指定された場所まで運搬する第2の車両を決定してもよい。第2の車両は、第1の車両と同様に、収納装置を積載していてもよいし、収納装置を積載していなくてもよい。また、第2の車両は、第1の車両であってもよいし、第1の車両とは異なる車両であってもよい。これによって、第1のユーザから新たに指定された場所へ当該荷物を配達することができる。
本開示の他の態様一つは、コンピュータに実行させるためのプログラムである。当該コンピュータは、第1の車両に積載された収納装置に収納され、指定された場所まで第1の車両によって運搬される荷物を受け取るユーザが使用する端末である。ユーザが使用する端末は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、及び、PC(Personal Computer)
等である。積載された収納装置に収納された荷物を指定された場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザが当該荷物を受け取れず、当該荷物が第1の店舗に預け入れられた場合に、第1の店舗に荷物が保管されていることを示す通知を所定のサーバから受信することを含む。これによって、ユーザは、第1の車両に積載される収納装置に預けられた荷物が第1の店舗で保管されていることを知ることができる。
本開示の他の態様の一つでは、当該プログラムは、コンピュータに、荷物の店舗での受け取り、又は、新たに指定された場所までの運搬のいずれかを示す受取方法に関する情報の入力のユーザ操作を受け付けさせ、所定のサーバへ、受取方法に関する情報を送信させてもよい。これによって、ユーザは、第1の店舗に保管された荷物の受取方法を自身の都合に合わせて選択することができる。
また、本開示の他の態様の一つを、上記情報処理装置が実行する情報処理方法としても特定することができる。当該情報処理方法は、コンピュータが、積載された収納装置に収納された荷物を第1の場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザに当該荷物を受け渡せない場合に、当該荷物を保管してもらう第1の店舗を決定することと、第1の車両へ、第1の店舗への移動を指示することと、を含む。
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る移動ロッカーシステム100のシステム構成の一例を示す図である。移動ロッカーシステム100は、車両にコインロッカーを積載させて走行させることで、移動式のコインロッカーを提供するシステムである。すなわち、第1実施形態は、移動ロッカーサービスを提供するシステムについて説明する。ユーザは、指定場所においてロッカーに荷物を預け、所定期間当該荷物を保管してもらい、指定場所において当該荷物をロッカーから取り出すことができる。荷物を預け入れる場所と荷物を取り出す場所とは異なっていてもよい。ユーザには、例えば、荷物を預かった時間長、及び、荷物を預け入れる場所と荷物を取り出す場所との距離等に応じて、利用料金が課される。
移動ロッカーシステム100は、センタサーバ1と、ロッカー4と、ロッカー4を積載する車両3と、サービスを利用するユーザのユーザ端末2と、移動ロッカーシステム100と提携する事業者の店舗5の店舗端末6と、を含む。なお、移動ロッカーシステム100は、ロッカー4、車両3、ユーザ端末2、及び、店舗端末6をそれぞれ複数含むが、図1では便宜上、それぞれ1台ずつ示されている。
ロッカー4は、1つの筐体に複数の収納部を備える。ロッカー4に備えられる各収納部は、それぞれ施解錠可能となっている。第1実施形態では、ロッカー4の各収納部は、電子錠を採用しているものとする。例えば、ロッカー4に採用される電子錠は、各収納部に備えられたテンキー等の入力装置を操作することによって施錠し、当該入力装置に暗証番号を入力することによって解錠されるものであってもよい。または、ロッカー4に採用される電子錠は、所定の無線信号の受信機を備え、例えば、ユーザ端末2から認証情報とともに施錠又は解錠信号を送信し、当該受信機が保持する認証情報と受信した認証情報とが一致した場合に施錠又は解錠を行うものであってもよい。ただし、ロッカー4に採用される錠は、電子錠に限られず、物理的な鍵によって施錠又は解錠されるものであってもよい。以下、ユーザの荷物はロッカー4の収納部の一つに預け入れられるが、ロッカー4の収納部の一つを示す場合でも単に「ロッカー4」と表記する場合もある。移動ロッカー4は、「収納装置」の一例である。
移動ロッカーサービスでは、原則として、ロッカー4に荷物を預け入れるユーザとロッカー4から荷物を取り出すユーザとは同一人物であることが想定される。ただし、ロッカー4に荷物を預け入れたユーザが、他のユーザにロッカー4の認証情報又は物理鍵を受け渡して、荷物の取り出しを依頼することも可能である。
車両3は、第1実施形態では、自律走行車両とする。また、第1実施形態では、車両3
内は、ドライバやスタッフ等が乗車していないこととする。ただし、車両3には、荷物の預け入れ又は取り出しを補助したり、荷物をロッカー4から取り出し、車両3から指定場所に運んだりするためのスタッフが乗車していてもよい。なお、ロッカー4から取り出された荷物の車両3から指定場所への運搬は、人員に限られず、例えば、ドローンや小型の運搬ロボット等によって行われてもよい。なお、車両3は、ドライバの運転によって走行する車両であってもよい。車両3がドライバの運転によって走行する車両である場合には、ユーザサポートや荷物の車両3から指定場所への運搬を行うスタッフはドライバと同一人物であってもよい。第1実施形態では、車両3は、それぞれの担当エリアを走行しているものとする。また、車両3は、サービス利用の依頼の発生に応じて走行するオンデマンド方式で走行してもよいし、所定ルートを巡回していてもよい。第1実施形態では、車両3はオンデマンド方式で走行することとする。車両3は、「第1の車両」の一例である。
ユーザ端末2は、移動ロッカーシステム100のサービスを利用するユーザが利用する端末である。ユーザ端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又は、PC(Personal Computer)等である。ユーザ端末2には、移動ロッカーシステム100のサー
ビスを利用するためのクライアントアプリケーションプログラムがインストールされている。
店舗5は、例えば、24時間営業のコンビニエンスストアである。店舗5は、コンビニエンスストアに限定されず、例えば、移動ロッカーシステム100の事業者が運営する店舗、24時間営業のスーパーマーケット等であってもよい。店舗5を運営する事業者と移動ロッカーシステム100の事業者との間では、提携する契約が事前に結ばれている。店舗5には、店舗端末6が備えられている。店舗端末6は、例えば、POS(Pont Of Sales)端末、PC、又は、タブレット端末等である。
ユーザ端末2、車両3、及び、店舗端末6は、ネットワークN1に接続しており、ネットワークN1を通じて、センタサーバ1と通信を行う。ネットワークN1は、例えば、インターネット等の公衆ネットワークである。車両3は、例えば、通信機能を備える装置を搭載しており、当該装置によって、ネットワークN1に接続し、センタサーバ1と通信可能である。
センタサーバ1は、移動ロッカーシステム100を管理するサーバである。ユーザは、移動ロッカーシステム100のサービスを利用する場合に、ユーザ端末2のアプリケーションプログラムを通じて、ロッカー使用依頼をセンタサーバ1へ送信する。ロッカー使用依頼とともに、ユーザによって指定される、荷物を預け入れる場所と日時、及び、荷物を取り出す場所と日時の情報もセンタサーバ1へ送信される。
センタサーバ1は、ユーザ端末2からロッカー使用依頼を受信すると、指定された日時に指定された場所へ向かわせる車両3と、当該車両3に積載されているロッカー4のうち荷物を収納する収納部とを決定する。第1実施形態では、ロッカー4には電子錠が採用されているので、センタサーバ1はロッカー4の認証情報をユーザ端末2へ通知する。その後、ユーザは、指定場所において車両3と落ち合い、車両3に乗り込んでロッカー4に荷物を収納し、センタサーバ1から受信した認証情報を用いてロッカー4を施錠する。荷物を取り出す場合には、ユーザは、予め指定した場所で車両3と落ち合い、車両3に乗り込んでセンタサーバ1から受信した認証情報を用いて移動ロッカー4を解錠し、ロッカー4から荷物を取り出す。
ユーザは荷物を取り出す場所と日時とを予め指定しているが、忘れてしまったり不測の事態が発生したりして、指定した日時に荷物を取り出せない場合がある。第1実施形態では、センタサーバ1は、ユーザが、指定した日時までに荷物を取り出させなかった場合に
は、現在位置から所定の範囲にある店舗5の店舗端末6へ、当該荷物の一時保管を依頼し、車両3を店舗5へ移動させ、当該荷物を店舗5で一時保管してもらう。また、センタサーバ1は、店舗5へ荷物の預け入れが完了すると、ユーザ端末2へ、荷物が店舗5に一時保管されていることを通知する。ユーザ端末2のユーザは、荷物の受取方法を、店舗5へ出向いて受け取るか、新たに指定する場所まで配達してもらって受け取るか、から選択して、選択した方法で荷物を受け取る。なお、第1実施形態において、「配達」は、指定された場所まで当該荷物を車両3によって運搬し、当該指定された場所でユーザと落ち合い、当該ユーザが当該荷物を車両3内の収納部から取り出すことを示す。荷物を一時保管する店舗5は、「第1の店舗」の一例である。
第1実施形態によれば、ユーザによって指定された日時までに荷物が取り出されなかった場合には、当該荷物は車両3から下ろされ、店舗5へ一時保管される。これによって、当該荷物を収納していたロッカー4が空くので、車両3は、新たに別の荷物を預かることができ、車両3に積載される移動ロッカー4の稼働率を向上させることができる。
図2は、センタサーバ1とユーザ端末2とのハードウェア構成の一例である。センタサーバ1は、例えば、サーバ専用のコンピュータまたは汎用のコンピュータである。センタサーバ1は、ハードウェア構成として、CPU 101、メモリ102、外部記憶装置103、及び、通信部104を備える。メモリ102および外部記憶装置103は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。センタサーバ1は、「情報処理装置」の一例である。
外部記憶装置103は、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してCPU 101が使用するデータを格納する。外部記憶装置103は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、又は、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)である。外部記憶装置103に保持されるプログラムには、例えば、オペレーティングシステム(OS)、移動ロッカーシステム100の制御プログラム、及び、その他様々なアプリケーションプログラムがある。
メモリ102は、CPU 101に、外部記憶装置103に格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする記憶装置である。メモリ102は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)のような半導体メモリを含む。
CPU 101は、外部記憶装置103に保持されたOS、及び、その他様々なアプリケーションプログラムをメモリ102にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 101は、1つに限られず、複数備えられてもよい。CPU 101は、「制御部」の一例である。
通信部104は、例えば、NIC(Network Interface Card)等である。通信部104は、例えば、有線でLAN(Local Area Network)等のアクセスネットワークに接続し、当該アクセスネットワークを通じてネットワークN1に接続する。ただし。通信部104は、有線によってネットワークに接続する回路に限定されず、例えば、WiFi又は移動体通信方式等の無線通信方式に従った無線通信回路であってもよい。
次に、ユーザ端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、又は、PC等である。ユーザ端末2は、ハードウェア構成として、CPU 201、メモリ202、外部記憶装置203、無線通信部204、及び、タッチパネルディスプレイ205を備える。ただし、図2では、ユーザ端末2のハードウェア構成として、第1実施形態に係る処理を行うハードウェア構成要素が抽出して示されており、ユーザ端末2に含
まれるハードウェア構成要素は図2に示される要素に限定されない。
CPU 201、メモリ202、及び、外部記憶装置203は、それぞれ、CPU 101、メモリ102、及び、外部記憶装置103と同様である。ただし、外部記憶装置203として採用される記憶装置(ストレージ)は、例えば、フラッシュメモリである。外部記憶装置203として、SDカード等の可搬記録媒体が含まれてもよい。外部記憶装置203には、OS等に加えて、移動ロッカーシステム100のサービスを利用するためのクライアントアプリケーションプログラムも保持されている。
無線通信部204は、例えば、5G(5th Generation)、6G、4G、及び、LTE(Long Term Evolution)等の移動体通信方式、WiMAX、及び、WiFi等の無線通信
方式に従った無線通信回路である。無線通信部204は、無線通信によってネットワークN1に接続し、センタサーバ1との通信を可能にする。
タッチパネルディスプレイ205は、CPU 201からの指示に従って画像を出力し、ユーザから入力された信号をCPU 201へ出力する。
なお、図2に示されるセンタサーバ1及びユーザ端末2のハードウェア構成は一例であって、センタサーバ1及びユーザ端末2のハードウェア構成は図2に示されるものに限定されない。例えば、ユーザ端末2は、図2に示されるハードウェア構成要素の他に、マイクロフォン、スピーカ、カメラ、及び、GPS(Global Positioning System)等の位置
センサ等もハードウェア構成として含む。
店舗端末6は、ハードウェア構成として、例えば、CPU、メモリ、外部記憶装置、通信部又は無線通信部、及び、タッチパネルディスプレイを有する。これらは、それぞれ、CPU 101又は201、メモリ102又は202、外部記憶装置103又は203、通信部103又は無線通信部204、及び、タッチパネルディスプレイ205と同様である。
図3は、センタサーバ1及びユーザ端末2の機能構成の一例を示す図である。センタサーバ1は、機能構成として、制御部11、スケジュール調整部16、ロッカー情報データベース(DB)12、スケジュール情報DB 13、サービス情報DB 14、一時保管情報DB 15、店舗情報DB 17、及び、ユーザ情報DB 18を備える。これらの機能構成要素は、例えば、センタサーバ1のCPU 101が移動ロッカーシステム100の制御プログラムを実行することによって達成される。
制御部11は、ロッカー4の使用状況を管理し、車両3の走行を制御する。具体的には、制御部11は、ユーザ端末2から、例えば、ロッカー使用依頼、預入完了通知、及び、取出完了通知等を受信する。ロッカー使用依頼は、移動ロッカーの利用の依頼である。預入完了通知は、ロッカー4へ荷物の預け入れが完了したことの通知である。取出完了通知は、ロッカー4へ預け入れられた荷物が移動ロッカー4から取り出され、ユーザに受け渡されたことの通知である。
制御部11は、ユーザ端末2からロッカー使用依頼を受信すると、車両3及び移動ロッカー4の割り当てを行う。ユーザ端末2からは、ロッカー使用依頼とともに、荷物を預け入れる場所及び日時、荷物を取り出す場所及び日時、及び、ユーザの識別情報もセンタサーバ1へ送信される。また、ロッカー使用依頼とともに、取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することに承諾するか否かを示す情報も受信される。以下、荷物を預け入れる場所及び日時を、それぞれ、預入場所及び預入日時、と称することもある。また、以下、荷物を取り出す場所及び日時を、取出場所及び取出日時、と称することもある。
制御部11は、例えば、ロッカー使用依頼に対して割り当てられる車両3及びロッカー4を、後述のスケジュール情報DB 13を参照して決定する。例えば、ロッカー使用依頼に対して割り当てられる車両3は、預入場所付近を預入日時に走行し、且つ、預入日時から少なくとも取出日時まで予定が入っていない収納部を有するロッカー4を積載する車両である。また、ロッカー使用依頼に対して割り当てられるロッカー4は、当該車両3に積載されるロッカー4の収納部のうち、預入日時から少なくとも取出日時まで予定が入っていない収納部のいずれかである。なお、割り当てる車両3及びロッカー4の決定方法は、周知の方法のいずれであってもよく、特定の方法に限定されない。
なお、荷物を預ける車両3及びロッカー4は、例えば、地図上の車両3の位置情報からユーザによって指定されてもよい。この場合には、ユーザによって指定された車両3の識別情報がロッカー使用依頼とともにユーザ端末2から受信される。また、制御部11は、指定された車両3に積載されるロッカー4の預入日時から取出日時まで予定が入っていない収納部のいずれかを、受信したロッカー使用依頼に対して割り当てる。
その後、制御部11は、受信したロッカー使用依頼のサービスについて、割り当てられた車両3とロッカー4とスケジュールを作成し、作成したスケジュールを後述のスケジュール情報DB 13に登録する。また、制御部11は、割り当てられた車両3について作成したスケジュールに応じて、ユーザに指定された預入場所にユーザに指定された預入日時に到着し、ユーザに指定された取出場所にユーザに指定された取出日時に到着するように車両3の走行計画を作成する。作成された走行計画は、車両3へ送信される。走行計画には、例えば、走行の目的地と到着日時、及び、目的地までの経路情報等が含まれている。
制御部11は、ロッカー使用依頼に対する承諾の応答と、サービス識別情報と、割り当てたロッカー4に関する情報と、預入場所と、預入日時と、をユーザ端末2へ送信する。サービス識別情報は、当該ロッカー使用依頼に対して提供されるサービスを識別するために割り当てられる識別情報である。第1実施形態では、サービス識別情報によって、荷物も識別される。ロッカー4に関する情報には、例えば、車両3の識別情報、及び、ロッカー4の収納部の識別情報が含まれる。また、第1実施形態では、ロッカー4は電子錠を採用していることを想定しているので、ロッカー4に関する情報には、ユーザ端末2に割り当てられた収納部の認証情報も含まれる。ただし、これに限られず、ロッカー使用依頼に対して割り当てられる収納部は、他のロッカー使用依頼との関係で変更される可能性もあるため、ロッカー4に関する情報はロッカー使用依頼に対する承諾の応答とは別にユーザ端末2へ送信されてもよい。例えば、預入日時から所定時間前の時刻になった場合に、割り当てられたロッカー4に関する情報がユーザ端末2へ送信されるようにしてもよい。
制御部11は、ユーザ端末2から、預入完了通知又は取出完了通知とともに、例えば、サービス識別情報及びユーザの識別情報も受信する。また、制御部11は、ユーザ端末2から取出完了通知を受信した場合には、後述のサービス情報DB 14に荷物の取出し完了を記録する。
制御部11は、荷物の取出日時が経過し、当該ユーザ端末2から取出完了通知が受信されていない場合に、荷物の取出忘れを検出する。荷物の取出忘れを検出した場合には、制御部11は、店舗情報DB 17を参照して、当該荷物を一時保管してもらう店舗5を決定する。荷物を一時保管してもらう店舗5は、例えば、当該荷物を運搬している車両3の現在位置から所定範囲内に存在する店舗である。ただし、これに限定されず、荷物を一時保管してもらう店舗5を検索する基準となる位置は、例えば、取出場所、及び、ユーザが予め登録している場所であってもよい。ユーザが予め登録している場所には、例えば、自
宅、及び、勤務先等がある。荷物を一時保管してもらう店舗5の検索範囲は、例えば、基準となる位置から100mから1kmの距離の範囲、基準となる位置と同じエリア等であってもよい。なお、基準となる位置から所定範囲内に複数の店舗5が存在する場合には、例えば、車両3の現在位置、又は、ユーザが予め登録している場所から最も近い店舗が選択される。なお、例えば、車両3は所定の周期でセンタサーバ1へ位置情報を送信しており、センタサーバ1は、車両3の現在位置を把握している。車両3の現在位置、取出場所、及び、ユーザが予め登録している場所等の、荷物を一時保管してもらう店舗5を検索する基準となる位置は、「第1の場所」の一例である。
制御部11は、荷物を一時保管してもらう店舗5を決定すると、当該店舗5の店舗端末6へ、当該荷物の一時保管を依頼する一時保管依頼を送信する。一時保管依頼ととともに、例えば、対象の荷物に該当するサービス識別情報と、対象の荷物を預け入れたユーザの識別情報と、対象の荷物を運搬する車両3の識別情報と、当該荷物が収納されているロッカーの識別情報と、当該ロッカーの認証情報と、車両3の到着予定時刻も送信される。
また、制御部11は、車両3の走行計画を作成する。作成される車両3の走行計画には、店舗5への移動と、店舗5において荷物を下すこととが含まれている。なお、車両3の走行計画には、店舗5へ向かう出発時刻及び到着する到着予定時刻も含まれる。制御部11は、店舗5へ向かう出発時刻及び到着する到着予定時刻を、例えば、後述のスケジュール情報DB 13を参照して決定する。制御部11は、作成した走行計画と、対象の荷物に該当するサービス識別情報と、当該荷物が収納されているロッカーの識別情報とを、車両3へ送信する。
店舗5において、車両3から対象の荷物が下され、店舗5内に預け入れられると、店舗5のスタッフは、店舗端末6に対象の荷物の預かり完了のユーザ操作を入力する。これによって、店舗端末6は、センタサーバ1へ預かり完了通知を送信する。預かり完了通知とともに、例えば、店舗5の識別情報と、対象の荷物に該当するサービス識別情報と、対象の荷物を預け入れたユーザの識別情報も送信される。
制御部11は、店舗端末6から預かり完了通知を受信すると、対象の荷物を受け取るユーザのユーザ端末2へ、荷物が店舗で一時保管されていることを示す店舗預かり通知を送信する。店舗預かり通知とともに、例えば、対象の荷物に該当するサービス識別情報、及び、対象の荷物を保管している店舗5に関する情報も送信される。店舗5に関する情報には、例えば、店舗5の名称、及び、店舗5の住所等が含まれる。
また、制御部11は、ユーザ端末2へ、店舗預かり通知とともに、受取方法の選択要求も送信する。受取方法の選択要求は、店舗5に一時保管されている荷物の受取方法の選択を要求するメッセージである。第1実施形態では、店舗5に一時保管されている荷物の受取方法には、店舗での受け取りと配達による受け取りとがある。
制御部11は、ユーザ端末2から、受取方法の選択要求に対する応答として、選択された受け取り方法を示す情報を受信する。選択された受取方法が配達による受け取りである場合には、ユーザ端末2から、選択された受け取り方法を示す情報とともに、配達先の場所と配達の希望日時も受信される。配達先の場所は、「新たに指定された場所」の一例である。
制御部11は、ユーザ端末2へ、選択された受取方法の受付完了の通知を送信する。選択された受取方法が配達による受け取りである場合には、当該通知として、配達受付完了通知が送信される。選択された受取方法が店舗での受け取りである場合には、当該通知として、店舗受取受付完了通知が送信される。
選択された受取方法の受付完了の通知とともに、例えば、対象のサービスの識別情報、該当するユーザの識別情報、荷物を一時保管する店舗5に関する情報、及び、選択された受取方法が配達による受け取りである場合には、配達先の場所と日時もユーザ端末2へ送信される。
制御部11は、選択された受取方法の通知を店舗5の店舗端末6へ送信する。選択された受取方法の通知とともに、例えば、店舗端末6へは、対象の荷物に対応するサービス識別情報、対象の荷物を車両3に預け入れたユーザの識別情報、及び、選択された受取方法を示す情報も送信される。
選択された受取方法が配達による受け取りである場合には、制御部11は、対象の荷物を配達する車両3を後述のスケジュール情報DB 13を参照して決定する。対象の荷物を配達する車両3の決定方法は、ロッカー使用依頼に対して車両3を割り当てる方法と同様であってもよい。また、対象の荷物を配達する車両3は、対象の荷物をユーザから預かり、店舗5まで運搬した車両3と同じ車両であっても異なる車両であってもよい。
また、選択された受取方法が配達による受け取りである場合には、制御部11は、対象の荷物を配達する車両3の走行計画を作成する。作成される走行計画には、例えば、店舗5への移動、店舗5において対象の荷物を積み込むこと、及び、配達の希望日時までの配達先の場所への移動が含まれる。なお、店舗5への出発予定時刻及び到着予定時刻、及び、配達先の場所への出発予定時刻は、スケジュール情報DB 13を参照して決定される。制御部11は、車両3へ、例えば、作成した走行計画と、対象の荷物に該当するサービス識別情報、ユーザ識別情報、対象の荷物が一時保管されている店舗5の識別情報及び位置情報等を送信する。
配達による受け取りが選択された場合には、店舗5において、対象の荷物を運搬する車両3に対象の荷物が積み込まれ、当該車両3によって対象の荷物が運搬される。車両3では、対象の荷物はロッカー4に収納されてもよいし、ロッカー4に収納されなくてもよい。ロッカー4が施錠される場合には、運搬する車両3の、対象の荷物が収納されるロッカー4の認証情報がユーザ端末2へ通知される。ユーザは、車両3から対象の荷物を取り出すと、ユーザ端末2に取出完了のユーザ操作を入力する。これによって、ユーザ端末2は、センタサーバ1へ、取出完了通知を送信する。取り出し完了通知とともに、対象の荷物に該当するサービス識別情報も送信される。
選択された受取方法が店舗での受け取りである場合には、ユーザが店舗5へ来店し、店舗5においてユーザへ荷物の受け渡しが行われる。店舗5においてユーザに荷物が受け渡される場合には、例えば、当該ユーザは、ユーザ端末2に保持される当該荷物に対応するサービス情報と当該ユーザの識別情報とを提示し、店舗5のスタッフがこれらの情報を確認して、本人であることを確認してもよい。例えば、店舗端末6には、センタサーバ1からのユーザによって選択された受取方法の通知とともに受信された、当該荷物に対応するサービス情報と当該ユーザの識別情報が保持されている。ユーザへの荷物の受け渡しが完了すると、店舗5のスタッフが店舗端末6へ受渡完了のユーザ操作を入力する。これによって、店舗端末6は、センタサーバ1へ、受渡完了通知を送信する。受渡完了通知とともに、対象の荷物に該当するサービス識別情報も送信される。
制御部11は、ユーザ端末2から取出し完了通知又は店舗端末6から受渡完了通知を受信すると、ユーザ端末2のユーザの移動ロッカーサービスの利用料金を算出する。例えば、制御部11は、荷物の取出し忘れによって配達が実施されている場合には、移動ロッカー4の使用料金に所定の料金を追加する。
スケジュール調整部16は、制御部11からの指示に従って、指定された車両3及びロッカー4の各収納部のスケジュールを、当該車両3及び各収納部に割り当てられている複数のサービス間で調整する。具体的には、荷物の取出し忘れ等によって、1つのサービスによる1つの収納部の占有期間が延長され、当該収納部に割り当てられている他のサービスによる占有期間と抵触する可能がある場合に、スケジュール調整部16はスケジュールの調整を行う。スケジュールの調整では、例えば、他のサービスに割り当てられる収納部の変更等が行われる。なお、スケジュールの調整方法は特定の方法に限定されない。スケジュール調整部16は、スケジュールの変更を制御部11に通知する。制御部11は、変更されたスケジュールに応じて、例えば、該当するサービスに割り当てられている車両3の走行計画を変更したり、該当するサービスに割り当てられているロッカー4の変更をユーザ端末2へ通知したりする。
D 12、スケジュール情報DB 13、サービス情報DB 14、一時保管情報DB
15、スケジュール調整部16、店舗情報DB 17、及び、ユーザ情報DB 18は、例えば、センタサーバ1の外部記憶装置103の記憶領域に作成される。ロッカー情報DB 12は、ロッカー4に関する情報を保持する。スケジュール情報DB 13は、ロッカー4及び車両3のスケジュールを保持する。サービス情報DB 14は、移動ロッカーの使用のサービス情報を保持する。サービス情報は、1つのロッカー使用依頼に対して提供される移動ロッカーサービスに関する情報である。一時保管情報DB 15は、取出忘れの荷物の一時保管に関する情報を保持する。店舗情報DB 17は、荷物の一時預かりについて提携している店舗に関する情報を保持する。ユーザ情報DB 18は、移動ロッカーシステム100に登録するユーザに関する情報を保持する。ユーザ情報DB 18には、例えば、ユーザの識別情報、ユーザのアカウント名、メールアドレス等の連絡先、及び、登録住所等が保持される。登録住所は、ユーザによって任意に設定される。登録住所には、例えば、自宅、及び、勤務先等がある。ロッカー情報DB 12、スケジュール情報DB 13、サービス情報DB 14、一時保管情報DB 15、スケジュール調整部16、及び、店舗情報DB 17に保持される情報の詳細は後述される。
次に、ユーザ端末2は、機能構成として、制御部21を備える。制御部21の処理は、ユーザ端末2のCPU 202が外部記憶装置203に保持される移動ロッカーシステム100のクライアントアプリケーションプログラムを実行することによって達成される。制御部21は、タッチパネルディスプレイ205へのユーザからの入力に応じて、センタサーバ1へ、例えば、ロッカー使用依頼、預入完了通知、取出完了通知、及び、センタサーバ1からの各種問い合わせに対する応答を送信する。また、制御部21は、センタサーバ1から、例えば、ロッカー使用依頼、荷物の店舗預かり通知、及び、受取方法の選択要求、及び、これらに伴う情報を受信する。また、制御部21は、ユーザ操作に応じて画面を遷移させたり、センタサーバ1から受信されたメッセージをタッチパネルディスプレイ205へ出力したりする。なお、センタサーバ1及びユーザ端末2の機能構成は一例であって、図3に示されるものに限定されない。
図4は、ロッカー情報DB 12に保持される情報の一例である。ロッカー情報DB 12は、ロッカー4に関する情報を保持する。図4に示されるロッカー情報DB 12の1レコードは、ロッカー4の1つの収納部に関する情報を示す。図4に示されるロッカー情報DB 12の1レコードには、ロッカーID、車両ID、及び、認証情報のフィールドが含まれる。
ロッカーIDのフィールドには、ロッカー4の収納部の識別情報が格納されている。例えば、ロッカー4の収納部の識別情報は所定数の英数字の文字列であって、ロッカー4を示す上位部分と収納部を示す下位部分とで構成される。同じロッカー4に含まれる複数の収納部の間では、識別情報のロッカー4を示す上位部分の値が同じ値となる。
車両IDのフィールドには、収納部が含まれるロッカー4が積載されている車両3の識別情報が格納されている。認証情報のフィールドには、収納部に設けられている電子錠の認証情報が格納されている。収納部の認証情報は、固定であっても可変であってもよい。なお、図4に示されるロッカー情報DB 12に保持される情報は一例であって、ロッカー情報DB 12に保持される情報は図4に示されるものに限定されない。
図5は、サービス情報DB 14に保持される情報の一例である。サービス情報DB 14は、サービス情報を保持する。図5に示されるサービス情報DB 14の1レコードは、1つのロッカー使用依頼に対して提供されるサービスのサービス情報である。図5に示されるサービス情報DB 14の1レコードには、サービスID、ユーザID、ロッカーID、預入日時、預入場所、取出日時、取出場所、一時保管指定、及び、取出完了通知のフィールドが含まれる。
サービスIDのフィールドには、サービスの識別情報が格納される。サービスの識別情報は、受信したロッカー使用依頼について、サービス提供が成立した場合に、制御部11によって割り当てられる。ユーザIDのフィールドには、ユーザの識別情報が格納される。ユーザの識別情報は、移動ロッカーシステム100へユーザ登録を行う際に制御部11によって割り当てられる。移動ロッカーシステム100へのユーザ登録は、移動ロッカーシステム100のクライアントアプリケーションプログラムの実行を通じて行われる。ロッカーIDのフィールドには、当該サービスに割り当てられたロッカー4の収納部の識別情報が格納される。
預入日時、預入場所、取出日時、及び、取出場所のフィールドには、それぞれ、預入日時、預入場所、取出日時、及び、取出場所を示す情報が格納される。預入場所及び取出場所を示す情報は、例えば、住所、緯度及び経度、及び、ランドマーク名等である。預入日時及び取出日時は、例えば、年月日時分で示される。
一時保管指定のフィールドには、該当のサービスについて、該当ユーザが、取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することを承諾しているか否かを示す情報が格納される。取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することを承諾しているか否かを示す情報は、例えば、フラグ、キーワード、又は、コードである。図5に示される例では、取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することを承諾しているか否かを示す情報として、「有」及び「無」が用いられている。
取出完了通知のフィールドには、該当のサービスについて割り当てられたロッカー4から荷物が取り出されたことを示す取出完了通知又は当該荷物がユーザに受け渡されたことを示す受渡完了通知の受信があったか否かを示す情報が格納される。取出完了通知又は受渡完了通知の受信があったか否かを示す情報は、例えば、フラグ、コード、又は、キーワードである。
制御部11は、ユーザ端末2からロッカー使用依頼を受信し、サービスの提供が成立した場合に、サービス情報DB 14にレコードを追加する。レコードが追加されるとともに、制御部11は、成立したサービスに識別情報を割り当て、サービスIDのフィールドに格納する。また、ロッカーIDのフィールドには、制御部11によって割り当てられたロッカー4の収納部の識別情報が格納される。また、ユーザID、預入日時、預入場所、取出日時、及び、取出場所のフィールドには、制御部11によって、それぞれ、ロッカー使用依頼とともにユーザ端末2から受信された、ユーザの識別情報、預入日時、預入場所、取出日時、及び、取出場所が格納される。
一時保管指定のフィールドは、ユーザ端末2から、ロッカー使用依頼とともに受信される、取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することを承諾するか否かを示す情報に応じた値が、制御部11によって格納される。
取出完了通知のフィールドの初期値は、取出完了通知又は受渡完了通知の受信がないことを示す情報である。取出完了通知のフィールドは、ユーザ端末2から取出完了通知又は受渡完了通知が受信されると、制御部11によって、取出完了通知又は受渡完了通知の受信があったことを示す情報に更新される。なお、サービス情報DB 14に保持される情報は図5に示される情報に限定されない。
図6は、店舗情報DB 17に保持される情報の一例である。店舗情報DB 17には、荷物を一時保管することで提携している店舗に関する情報が格納されている。図6に示される例では、店舗情報DB 17の1レコードには、店舗ID、店舗名、位置情報、及び、連絡先のフィールドが含まれている。
店舗IDのフィールドには、店舗の識別情報が格納されている。店舗名のフィールドには、当該店舗の名称が格納されている。店舗の名称は、例えば、店舗がコンビニエンスストアである場合には、商標名と店名とで構成される。
位置情報のフィールドには、当該店舗の位置情報が格納されている。店舗の位置情報は、例えば、住所、又は、緯度及び経度である。連絡先のフィールドには、店舗端末6の連絡先が格納されている。店舗端末6の連絡先は、例えば、電子メールアドレス、MAC(Media Access Control)アドレス、又は、個体識別番号等である。
店舗情報DB 17に保持される情報は、予め設定されている。なお、店舗情報DB 17に保持される情報は、図6に示されるものに限定されない。
図7は、一時保管情報DB 15に保持される情報の一例である。一時保管情報DB 15には、店舗5に一時保管されている荷物に関する情報が格納されている。図7に示される例では、一時保管情報DB 15の1レコードには、サービスID、ユーザID、保管店舗、受取方法、配達先、及び、配達指定日時のフィールドが含まれている。
サービスIDのフィールドには、サービスの識別情報が格納される。ユーザIDのフィールドには、ユーザの識別情報が格納される。保管店舗のフィールドには、当該荷物を一時保管している店舗の識別情報が格納される。
受取方法のフィールドには、ユーザによって選択された受取方法を示す情報が格納される。受取方法には、第1実施形態では、店舗での受け取りと配達による受け取りとがある。受取方法を示す情報は、例えば、フラグ、コード、又は、キーワードである。図7で示される例では、受け取り方法のフィールドには、店舗での受け取りを示す「店舗」というキーワードと、配達での受け取りを示す「配達」というキーワードが用いられている。
配達先のフィールドには、ユーザによって指定された配達先を示す情報が格納される。配達先を示す情報は、例えば、住所、又は、緯度及び経度である。配達指定日時のフィールドには、ユーザによって指定された配達の指定日時が格納される。配達の日時の指定は、例えば、日付と時間帯とで指定されてもよい。配達先及び配達指定日時のフィールドには、受取方法のフィールドの値が配達による受け取りを示す場合に値が格納される。
取出し忘れの荷物が店舗5に預け入れられ、店舗端末6から預かり完了通知を受信すると、制御部11は、一時保管情報DB 15に新たにレコードを登録する。預かり完了通
知とともに、例えば、対象の荷物に該当するサービス識別情報と、対象の荷物を預け入れたユーザの識別情報と、店舗5の識別情報も受信される。制御部11は、預かり完了通知とともに受信されたサービス識別情報、ユーザの識別情報、及び、店舗の識別情報を、それぞれ、新たに作成したレコードの、サービスID、ユーザID、保管店舗のフィールドに格納する。
制御部11は、ユーザ端末2から、ユーザによって選択された受取方法を示す情報を受信した場合に、共に受信したサービス識別情報に合致するレコードの受取方法のフィールドに、選択された受取方法を示す情報を格納する。選択された受け取り方法を示す情報とともに、サービス識別情報も受信される。選択された受取方法が配達による受け取りである場合には、ユーザ端末2から、選択された受け取り方法を示す情報とともに、配達先の場所と配達の希望日時も受信されるので、制御部11は、該当するレコードの配達先及び配達指定日時のフィールドを更新する。なお、一時保管情報DB 15に保持される情報は、図7に示される情報に限定されない。
図8は、スケジュール情報DB 13に保持される情報の一例である。スケジュール情報DB 13には、各ロッカー4及び車両3のスケジュールが格納されている。図8に示される例では、1台の車両3と、当該車両3に積載されているロッカー4の各収納部とのある日の営業時間内におけるスケジュールが示されている。
図8に示される例では、ロッカーID:001である収納部は、サービスID:001のサービスに割り当てられており、8時15分から17時00分まで予約されている。サービスID:001のサービスでは、預入日時が8時15分であり、取出日時が17時00分に設定されている。
図8に示される例では、各収納部の予約に応じて車両3のスケジュールが設定されている。ロッカーID:001の収納部に割り当てられたサービスID:001のサービスに対応する車両3のスケジュールアイテムとして、アイテム#100、アイテム#101、アイテム#200、及び、アイテム#201が設定されている。
アイテム#100及びアイテム#101は、サービスID:001のサービスの荷物の預け入れに対応するスケジュールアイテムである。アイテム#100は車両3の走行イベントのアイテムである。アイテム#100には、走行の目的地としてサービスID:001の預入場所、到着日時としてサービスID:001の預入日時-αの日時が設定されている。アイテム#101は、車両3が停車するイベントのアイテムである。アイテム#101の車両3の停車のイベントは、ユーザがロッカー4に荷物を預け入れるためのイベントである。ユーザがロッカー4に荷物を預け入れる一連の動作には、車両3への乗車、収納部への荷物の収納、収納部の施錠、及び、車両3からの降車が含まれる。これらの一連の動作を実行するために十分な時間、車両3は停車する必要がある。したがって、アイテム#101には、停車の開始日時としてサービスID:001の預入日時-αの日時、停車の終了日時としてサービスID:001の預入日時+αの日時が設定されている。
アイテム#100及びアイテム#101に対応する車両3に設定される走行計画は、預入日時-αに預入場所まで走行し、預入場所で預入日時-αから預入日時+αまで停車することを示す走行計画となる。
アイテム#200及びアイテム#201は、サービスID:001のサービスの荷物の取り出しに対応するスケジュールアイテムである。アイテム#200は車両3の走行イベントのアイテムである。アイテム#200には、走行の目的地としてサービスID:001の取出場所、到着日時としてサービスID:001の取出日時-αの日時が設定されて
いる。アイテム#201は、車両3が停車するイベントのアイテムである。アイテム#201の車両3の停車のイベントは、ユーザがロッカー4から荷物を取り出すためのイベントである。ユーザがロッカー4から荷物を取り出す一連の動作には、車両3への乗車、収納部の解錠、収納部からの荷物の取り出し、及び、車両3からの降車が含まれる。したがって、アイテム#201には、停車の開始日時としてサービスID:001の取出日時-αの日時、停車の終了日時としてサービスID:001の取出日時+αの日時が設定されている。
アイテム#200及びアイテム#201に対応する車両3に設定される走行計画は、取出日時-αに取出場所まで走行し、取出場所で取出日時-αから取出日時+αまで停車することを示す走行計画となる。
制御部11は、例えば、ロッカー使用依頼に対して車両3とロッカー4とを割り当てる場合に、図8に示されるような情報を保持するスケジュール調整部16を参照する。制御部11は、預入日時までに預入場所へ移動可能であり、取出日時までに取出場所へ移動可能な車両3であって、且つ、預入日時から取出日時までスケジュールが入っていない収納部を有する車両3をロッカー使用依頼に割り当てる。なお、割り当てる車両3及びロッカー4の決定方法は、周知の方法のいずれであってもよく、特定の方法に限定されない。
また、例えば、制御部11は、取出し忘れの荷物を一時保管する店舗5へ移動する走行計画を作成する場合には、当該荷物を積載している車両3のスケジュールを参照し、例えば、直近の空白期間内に収まるように、当該店舗5への出発予定時刻及び到着予定時刻を決定する。直近の空白期間内に店舗5への出発予定時刻及び到着予定時刻が収まらない場合には、例えば、直近の空白期間以降の空白期間内で、直近の空白期間内に店舗5への出発予定時刻及び到着予定時刻を決定する。
車両3のスケジュールの空白期間では、例えば、制御部11がその時の前後のスケジュールに合わせた経路で車両3を走行させる。制御部11は、スケジュール情報DB 13を参照して、ロッカー4の割り当て、及び、取出場所及び取出日時の提案等を行う。スケジュール情報DB 13に保持される情報は、図7に示されるものに限定されない。
<ユーザ端末の画面例>
図9及び図10は、移動ロッカーシステム100のクライアントアプリケーションによるユーザ端末2の画面の一例である。図9は、ユーザ端末2のロッカー使用依頼画面の一例である。ロッカー使用依頼画面は、移動ロッカーサービスの利用の依頼を行うための画面である。ロッカー使用依頼画面は、例えば、移動ロッカーシステム100のクライアントアプリケーションのメニューからロッカー使用依頼を選択すると表示される。
図9に示されているロッカー使用依頼画面には、預入場所、預入日時、取出場所、及び、取出日時の入力欄、取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾を示すチェックボックス、及び、ロッカー使用依頼のボタンが含まれている。預入場所及び取出場所の入力欄には、それぞれ、キーワードによる検索、地図から選択、及び、登録住所から選択の指定方法を選択するラジオボタンが備えられている。「キーワードによる検索」が選択されると、入力されたキーワードによる検索結果が表示され、検索結果から預入場所又は取出場所を選択することができる。キーワードによる検索結果として、例えば、地名、駅名、建物名、及び、住所等が表示される。
「地図から選択」が選択されると、地図の表示画面に遷移し、地図上で預入場所又は取出場所を設定することができる。「登録住所から選択」が選択されると、登録されている住所のリストが表示され、当該リストから預入場所又は取出場所を選択することができる
預入日時及び取出日時は、例えば、5分単位、10分単位、15分単位、又は、30分単位で設定されてもよい。
「依頼開始」ボタンが選択されると、制御部21は、ロッカー使用依頼のユーザ操作を受け付け、センタサーバ1へロッカー使用依頼を送信する。ロッカー使用依頼とともに、ロッカー使用依頼画面において入力された預入場所及び預入日時と取出場所及び取出日時と、ユーザ識別情報も送信される。「取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾」のチェックボタンにチェックが付けられている場合には、センタサーバ1へロッカー使用依頼とともに、取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することを承諾することを示す情報が送信される。「取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾」のチェックボタンにチェックが付けられていない場合には、センタサーバ1へロッカー使用依頼とともに、取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することを承諾しないことを示す情報が送信される。なお、ロッカー使用依頼画面の構成は、図9に示される例に限定されない。
図10は、ユーザ端末2の取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知の画面の一例である。取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知の画面は、センタサーバ1から、荷物の店舗預かり通知及び受取方法の選択要求を受信した場合に表示される。
図10に示される取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知の画面には、取出忘れの荷物を店舗で一時保管していることを通知するメッセージ、当該荷物を一時保管している店舗に関する情報、受取方法の選択欄、及び、「受取方法設定依頼」ボタンが含まれている。
受取方法の選択欄には、受取方法として、配達による受け取りと店舗での受け取りを選択するラジオボタンが含まれている。配達による受け取りを選択するラジオボタンには、配達先と配達の希望日時との入力欄が付随している。配達先と配達の希望日時との入力欄は、図9に示される取出場所及び取出日時の入力欄と同様の構成である。
「受取方法設定依頼」ボタンが選択されると、制御部21は、受取方法の選択のユーザ操作を受け付け、センタサーバ1へ、選択された受取方法に関する情報を送信する。受取方法が、配達による受け取りである場合には、取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知の画面において入力された配達先と配達の希望日時もセンタサーバ1へ送信される。なお、取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知の画面の構成は、図10に示される例に限定されない。
<処理の流れ>
図11から図14は、センタサーバ1によって実行される処理のフローチャートの一例である。図15は、ユーザ端末2によって実行される処理のフローチャートの一例である。図11から図14に示される処理の実行主体は、センタサーバ1のCPU 101であるが、便宜上、機能構成要素を主体として説明する。図15に示される処理の実行主体は、ユーザ端末2のCPU 201であるが、便宜上、機能構成要素を主体として説明する。
図11は、センタサーバ1がユーザ端末2からロッカー使用依頼を受信した場合の処理のフローチャートの一例である。図11に示される処理は、所定の周期で繰り返し実行される。
OP101では、制御部11は、ユーザ端末2からロッカー使用依頼を受信したか否かを判定する。ユーザ端末2からロッカー使用依頼が受信された場合には(OP101:Y
ES)、処理がOP102へ進む。ユーザ端末2からロッカー使用依頼が受信されていない場合には(OP101:NO)、図11に示される処理が終了する。以降、図11において、ユーザ端末2は、OP101で受信されたロッカー使用依頼の送信元のユーザ端末を示す。
OP102では、制御部11は、スケジュール情報DB 13を参照して、受信したロッカー使用依頼に対して割り当て可能なロッカー4が存在するか否かを判定する。例えば、制御部11は、預入日時から少なくとも取出日時までスケジュールが設定されていない収納部であって、預入場所に預入日時までに到着可能であり、且つ、取出場所に取出日時までに到着可能な車両3に積載されている収納部があるか否かを判定する。受信したロッカー使用依頼に対して割り当て可能なロッカー4が存在する場合には(OP102:YES)、受信されたロッカー使用依頼についてサービス提供することが承諾され、処理がOP103へ進む。受信したロッカー使用依頼に対して割り当て可能なロッカー4が存在しない場合には(OP102:NO)、制御部11は、ロッカー使用依頼に対して不可を示す応答を送信し、図11に示される処理が終了する。
OP103では、制御部11は、ロッカー使用依頼に対して割り当て可能なロッカー4の中から、ロッカー使用依頼に対して割り当てる収納部と車両3とを決定する。ロッカー使用依頼に対して割り当てられる車両3は、預入場所に預入日時までに到着可能であり、且つ、取出場所に取出日時までに到着可能な車両3が選択される。ロッカー使用依頼に対して割り当てられる収納部は、ロッカー使用依頼に対して割り当てられた車両3に積載されているロッカー4のうち、預入日時から少なくとも取出日時までスケジュールが設定されていない収納部から選択される。以降、図11において、車両3は、ロッカー使用依頼に対して割り当てられた車両を示す。
OP104では、制御部11は、受信したロッカー使用依頼に対応するサービス情報をサービス情報DB 14に登録する。また、制御部11は、割り当てられた車両3とロッカー4のスケジュールにロッカー使用依頼に対応するサービスのアイテムを登録する。
OP105では、制御部11は、ユーザ端末2へ、ロッカー使用依頼に対する承諾の応答を送信する。承諾の応答とともに、割り当てられたロッカー4の収納部の認証情報も送信される。OP106では、制御部11は、割り当てられた車両3について登録されたスケジュールに対応する走行計画を作成し、車両3へ送信する。その後、図11に示される処理が終了する。
図12、図13、及び、図14は、センタサーバ1の、荷物の取出管理処理のフローチャートの一例である。図12から図14に示される処理は、所定の周期で繰り返し実行される。図12から図14の処理は、例えば、サービス情報DB 14に保持されるレコードのうち、取出完了通知のフィールドの値が取出完了通知の受信無しを示す情報が格納されている各レコードについて実行される(図5参照)。図12から図14において、ユーザ端末2は、処理の対象のサービスに該当するユーザのユーザ端末を示す。
OP201では、制御部11は、対象のサービスについて、ユーザ端末2から取出完了通知を受信したか否かを判定する。ユーザ端末2から取出完了通知が受信された場合には(OP201:YES)、処理がOP202へ進む。ユーザ端末2から取出完了通知が受信されていない場合には(OP201:NO)、処理がOP205へ進む。
OP202では、制御部11は、例えば、サービス情報DB 14内の対象のサービスのレコードの「取出完了通知」のフィールドを取出完了通知又は受渡完了通知の受信有りを示す情報に更新して、ユーザ端末2から取出完了通知を受信したことを記録する。OP
203では、制御部11は、対象のサービスについて、料金を算出する。料金は、例えば、預入日時から取出日時又は指定日時までの時間長、及び/又は、預入場所と取出場所との距離に基づいて、算出される。例えば、預入日時から取出日時又は指定日時までの時間長が長いほど、料金が高くなる。例えば、預入場所と取出場所との距離が長いほど、料金が高くなる。また、取出忘れの荷物の取り扱いの処理が実行されている場合には、その種類に応じて料金が追加される。OP204では、制御部11は、ユーザ端末2へ応答を送信する。例えば、応答とともに、サービスの利用料金も送信される。その後、制御部11は、決済処理を実行してもよい。決済処理は、例えば、予め登録されているクレジットカード情報を利用して行われてもよいし、ユーザの指定の住所に請求書を送信してもよい。その後、図12に示される処理が終了する。
OP205では、制御部11は、サービス情報DB 14を参照して、現在時刻が対象のサービスの取出日時であるか否かを判定する。現在時刻が対象のサービスの取出日時である場合には(OP205:YES)、処理が図13のOP301へ進む。現在時刻が対象のサービスの取出日時になっていない場合には(OP205:NO)、処理がOP201へ進む。
図13に示される処理は、対象のサービスについて取出完了通知が受信されないまま取出日時になったタイミングで実行される処理である。
OP301では、制御部11は、対象のサービスについて、取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾が有るか否かを判定する。OP301の判定は、対象のサービスのサービス情報DB 14のレコードの「一時保管指定」のフィールドに、取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾が有ることを示す情報が格納されているか否かに基づいて行われる。対象のサービスについて、取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾が有る場合には(OP301:YES)、処理がOP302へ進む。対象のサービスについて、取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾がない場合には(OP301:NO)、処理がOP311へ進む。
OP302では、制御部11は、店舗情報DB 17を参照して、取出忘れの荷物を一時保管してもらう店舗5を選択する。取出忘れの荷物を一時保管してもらう店舗5は、第1実施形態では、対象のサービスを実行する車両3の現在位置から所定範囲内に存在する店舗である。なお、OP302における対象のサービスを実行する車両3の現在位置は、当該荷物の取出場所付近となる。以降、店舗5及び店舗端末6は、取出忘れの荷物を一時保管する店舗及び当該店舗の店舗端末を示す。車両3は、対象のサービスを実行する車両を示す。
OP303では、制御部11は、店舗5の店舗端末6へ、一時保管依頼を送信する。一時保管依頼とともに、例えば、対象のサービス(荷物)に該当するサービス識別情報と、対象のサービスを依頼したユーザの識別情報と、車両3の識別情報と、当該荷物が収納されているロッカー4の識別情報と、当該ロッカー4の認証情報と、車両3の到着予定時刻も送信される。
OP304では、制御部11は、店舗端末6から、承諾を示す応答が受信されたか否かを判定する。店舗端末6から承諾を示す応答が受信された場合には(OP304:YES)、処理が305へ進む。店舗端末6から拒否を示す応答が受信された場合には(OP304:NO)、処理がOP302へ進み、取出忘れの荷物を一時保管してもらう店舗が選択し直される。
OP305では、制御部11は、車両3の走行計画を作成し、車両3へ送信する。OP305において作成される車両3の走行計画には、例えば、店舗5へ移動することと、店
舗5で対象の荷物を下すことを含む。また、車両3の走行計画には、店舗5への出発予定時刻及び到着予定時刻も含まれる。
OP306では、制御部11は、車両3の位置情報を監視し、車両3が店舗5に到着したか否かを判定する。制御部11は、例えば、車両3の位置情報が店舗5の位置情報から所定範囲内の位置を示す場合に、車両3が店舗5に到着したことを判定する。所定範囲は、例えば、3m~20m等の範囲である。車両3が店舗5に到着したことが検出された場合には(OP306:YES)、処理がOP307へ進む。車両3が店舗5に到着したことが検出されていない場合には(OP306:NO)、制御部11は、車両3が店舗5に到着するまで待機状態となる。
OP307では、制御部11は、店舗端末6へ、車両3の到着を通知する。OP308では、制御部11は、店舗端末6から預かり完了通知を受信したか否かを判定する。店舗端末6から預かり完了通知が受信された場合には(OP308:YES)、処理がOP309へ進む。店舗端末6から預かり完了通知が受信されるまで(OP308:NO)、制御部11は待機状態となる。
OP309では、制御部11は、ユーザ端末2へ、取出し忘れの荷物を店舗5で一時保管していることを通知する荷物の店舗預かり通知を送信する。店舗預かり通知とともに、受取方法の選択要求も送信される。また、店舗預かり通知とともに、例えば、対象のサービスのサービス識別情報、及び、対象の荷物を保管している店舗5に関する情報も送信される。店舗5に関する情報には、例えば、店舗5の名称、及び、店舗5の住所等が含まれる。また、OP309では、制御部11は、店舗5へ一時保管された荷物について、一時保管情報DB 15にレコードを追加する。
OP310では、制御部11は、ユーザ端末2から、店舗預かり通知及び受取方法の選択要求の応答を受信したか否かを判定する。ユーザ端末2から応答が受信された場合には(OP310:YES)、処理が図14のOP401へ進む。ユーザ端末2から応答が受信されるまで(OP310:NO)、制御部11は待機状態となる。店舗預かり通知及び受取方法の選択要求の応答とともに、ユーザによって選択された受取方法を示す情報も受信する。
OP311からOP313の処理は、対象のサービスについて、取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾がない場合の処理である。取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾がない場合には、第1実施形態では、ユーザ端末2から当該荷物の取出依頼を受信するまで、当該荷物は車両3において預け入れられたままとなる。
OP311では、制御部11は、ユーザ端末2から、取出依頼を受信したか否かを判定する。ユーザ端末2から取出依頼が受信された場合には(OP311:YES)、処理がOP312へ進む。ユーザ端末2から取出依頼が受信されるまで(OP312:NO)、制御部11は待機状態となる。取出依頼とともに、新たに指定された取出場所及び取出日時も受信される。
OP312では、制御部11は、対象のサービスのサービス情報DB 14のレコードを更新する。具体的には、対象のサービスのサービス情報DB 14のレコードの取出場所及び取出日時を新たに指定された取出し場所及び取出日時で更新する。
OP313では、制御部11は、車両3の走行計画を作成し、車両3へ送信する。OP313において作成される車両3の走行計画には、例えば、取出日時までに取出場所へ移動することと、及び、取出し場所に置いて荷物を受け渡すことを含む。その後、処理が図
12のOP201へ進む。
次に、図14に示される処理は、店舗5に一時保管されている荷物について、ユーザ端末2から、ユーザによって選択された受取方法を示す情報が受信された場合の処理である。OP401では、制御部11は、ユーザ端末2から受信された、ユーザによって選択された受取方法を示す情報が店舗受取を示すか否かを判定する。ユーザによって選択された受取方法を示す情報が店舗受取を示す場合には(OP401:YES)、処理がOP402へ進む。ユーザによって選択された受取方法を示す情報が配達による受け取りを示す場合には(OP401:NO)、処理がOP409へ進む。
OP402からOP408の処理は、店舗5に一時保管されている荷物の受取方法として店舗受取が選択された場合の処理である。OP402では、制御部11は、店舗端末6へ、ユーザによって選択された受取方法の通知を送信する。なお、OP402において、制御部11は、一時保管情報DB 15の該当するレコードの受取方法のフィールドを、店舗受取を示す情報で更新する。OP402で送信される通知とともに、例えば、店舗端末6へは、対象の荷物に対応するサービス識別情報、対象の荷物を車両3に預け入れたユーザの識別情報、及び、選択された受取方法を示す情報として店舗での受け取りを示す情報も送信される。
OP403では、制御部11は、ユーザ端末2へ、店舗での受け取りを受け付けたことを示す店舗受取受付通知を送信する。店舗受取受付通知とともに、例えば、対象のサービスのサービス識別情報、対象のユーザの識別情報、及び、店舗5に関する情報も送信される。店舗5に関する情報には、例えば、店舗5の名称及び住所等が含まれる。
OP404では、制御部11は、店舗端末6から、受渡完了通知を受信したか否かを判定する。店舗端末6から受渡完了通知が受信された場合には(OP404:YES)、処理がOP405へ進む。店舗端末6から受渡完了通知が受信されるまで(OP404:NO)、制御部11は待機状態となる。受渡完了通知とともに、対象のサービスのサービス識別情報も受信される。
OP405では、制御部11は、店舗端末6へ受渡完了通知に対する応答を送信する。OP406では、制御部11は、例えば、サービス情報DB 14内の対象のサービスのレコードの「取出完了通知」のフィールドを取出完了通知又は受渡完了通知の受信有りを示す情報に更新して、ユーザ端末2から受渡完了通知を受信したことを記録する。OP407では、制御部11は、対象のサービスについて、料金を算出する。OP407では、店舗受取のため、第1実施形態では、店舗5での荷物の一時保管に関する追加の料金は発生しない。
OP408では、制御部11は、ユーザ端末2へ、荷物の受け渡しが完了したことを通知する受渡確認通知を送信する。例えば、受渡確認通知とともに、サービスの利用料金も送信される。その後、制御部11は、決済処理を実行してもよい。その後、図14に示される処理が終了する。
OP411からOP418の処理は、店舗5に一時保管されている荷物の受取方法として配達による受け取りが選択された場合の処理である。ユーザ端末2から、ユーザによって選択された受取方法を示す情報として配達による受け取りを示す情報とともに、配達先及び配達の希望日時も受信される。
OP411では、制御部11は、運搬を行う車両3とロッカー4との割り当てを行う。OP412では、制御部11は、店舗端末6へ、ユーザによって選択された受取方法の通
知を送信する。OP412で送信される通知とともに、例えば、店舗端末6へは、対象の荷物に対応するサービス識別情報、対象の荷物を車両3に預け入れたユーザの識別情報、選択された受取方法を示す情報として配達による受け取りを示す情報、運搬を行う車両3の識別情報、対象の荷物を収納する収納部の識別情報、及び、当該収納部の認証情報も送信される。なお、OP412において、制御部11は、一時保管情報DB 15の該当するレコードの受取方法、配送先、及び、配送指定日時のフィールドを、それぞれ、配達による受け取りを示す情報、受信した配送先、及び、受信した配送日時で更新する。
OP413では、制御部11は、ユーザ端末2へ、荷物の配達による受け取りを受け付けたことを示す配達受付通知を送信する。配達受付通知とともに、例えば、対象のサービスのサービス識別情報、対象のユーザの識別情報、配達先及び配達指定日時、運搬する車両3の識別情報、荷物が収納されている収納部の識別情報、及び、当該収納部の認証情報も送信される。
OP414では、制御部11は、車両3の走行計画を作成し、車両3へ送信する。OP414において作成される車両3の走行計画には、例えば、店舗5へ移動し、店舗5において対象の荷物を積み込み、配達日時までに配達先へ移動し、配達先に置いて荷物を受け渡すことを含む。
OP415では、制御部11は、車両3の位置情報を監視し、車両3が店舗5に到着したか否かを判定する。車両3が店舗5に到着したことが検出された場合には(OP415:YES)、処理がOP416へ進む。車両3が店舗5に到着したことが検出されていない場合には(OP415:NO)、制御部11は、車両3が店舗5に到着するまで待機状態となる。
OP416では、制御部11は、店舗端末6へ、車両3の到着を通知する。OP417では、制御部11は、店舗端末6から、対象の荷物の車両3への積み込みが完了したことを示す積込完了通知を受信したか否かを判定する。店舗端末6から積込完了通知が受信された場合には(OP417:YES)、処理がOP418へ進む。店舗端末6から積込完了通知が受信されるまで(OP417:NO)、制御部11は待機状態となる。積込完了とともに、例えば、対象のサービスのサービス識別情報も受信される。
OP418では、制御部11は、図12のOP201からOP204の処理と同様の処理を行う。ただし、OP414の処理として図12のOP201からOP204の処理と同様の処理が行われる場合には、取出場所及び取出日時に代えて、配達先及び配達指定日時が用いられる。すなわち、OP414では、例えば、ユーザ端末2から取出完了通知が受信された場合には(OP201:YES)、当該荷物の取出完了をサービス情報DB 14に記録し(OP202)、料金を算出し(OP203)、ユーザ端末2へ応答が送信される(OP204)。例えば、配達指定日時が過ぎてもユーザ端末2から取出完了通知が受信されない場合には(OP201:NO)、処理が図13の処理へ進む。その後、図14に示される処理が終了する。
図15は、ユーザ端末2の、センタサーバ1から荷物の店舗預かり通知が受信された場合の処理のフローチャートである。図15に示される処理は、例えば、取出日時を経過しても取出完了のユーザ操作が入力されず、且つ、取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することに承諾することを示す情報が記憶されている場合に、開始される。例えば、ユーザ端末2は、ロッカー使用依頼画面において入力された情報をメモリ202の記憶領域に保持している。すなわち、図15に示される処理は、取出日時までに車両3に積載されたロッカー4から荷物が取り出された場合、及び、ユーザが、取出忘れの荷物を店舗5に一時保管することに承諾していない場合には実行されない。
OP501では、制御部21は、センタサーバ1から荷物の店舗預かり通知を受信したか否かを判定する。センタサーバ1から荷物の店舗預かり通知が受信された場合には(OP501:YES)、処理がOP502へ進む。センタサーバ1から荷物の店舗預かり通知が受信されるまで(OP501:NO)、制御部21は待機状態となる。荷物の店舗預かり通知とともに、受取方法の選択要求も受信される。
OP502では、制御部21は、取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知画面をタッチパネルディスプレイ205に表示させる。OP503では、制御部21は、タッチパネルディスプレイ205を通じて、「受取方法設定依頼」ボタンの選択操作が入力されたか否かを判定する。「受取方法設定依頼」ボタンの選択操作は、受取方法設定依頼のユーザ操作に相当する。取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知画面では、受取方法の選択結果、選択された受取方法が配達による受け取りの場合には、配達先と配達希望日時との情報が入力される(図10)。
受取方法設定依頼のユーザ操作が入力された場合には(OP503:YES)、処理がOP504へ進む。受取方法設定依頼のユーザ操作が入力されるまで(OP503:NO)、制御部21は待機状態となる。
OP504では、制御部21は、センタサーバ1へ、預かり通知の応答とともに、ユーザによって選択された受取方法を示す情報を送信する。選択された受取方法が配達による受け取りの場合には、配達先と配達希望日時との情報もセンタサーバ1へ送信される。その後、図15に示される処理が終了する。
なお、図11から図15に示されるセンタサーバ1又はユーザ端末2の処理は、いずれも一例であって、センタサーバ1およびユーザ端末2の処理はこれらに限定されない。センタサーバ1およびユーザ端末2の処理は、実施の形態に応じて、適宜変更可能である。
<処理シーケンスの例>
図16、図17、及び、図18は、移動ロッカーシステム100における処理のシーケンスの一例を示す図である。図16は、荷物の取出忘れが発生し、当該荷物が店舗5へ預け入れられるまでの処理のシーケンスの一例である。なお、図16から図18に示される例において、ユーザ端末2のユーザは、取出忘れの荷物を店舗に一時保管することについて承諾していることとする。また、取出忘れの荷物は、車両3Aに積載されているロッカー4に収納されていることとする。
S11では、センタサーバ1は、取出日時になってもユーザ端末2から取出完了通知を受信していないので(図12のOP201:YES、OP205:YES)、荷物の取出忘れが発生したことを検出する。S12では、センタサーバ1は、当該サービスについて取出忘れ時の店舗での一時保管の承諾が有るので(図13のOP301:YES)、当該荷物を一時保管してもらう店舗として店舗5を選択する(図13のOP302)。
S13では、センタサーバ1は、店舗5の店舗端末6へ、一時保管依頼を送信する(図13のOP303)。一時保管依頼とともに、例えば、対象のサービスに該当するサービス識別情報と、対象のサービスを依頼したユーザの識別情報と、車両3Aの識別情報と、当該荷物が収納されているロッカー4の識別情報と、当該ロッカー4の認証情報と、車両3Aの店舗5への到着予定時刻も送信される。
店舗端末6は、一時保管依頼を受信し、例えば、荷物の一時保管依頼が発生したことをタッチパネルディスプレイに表示して、店舗5のスタッフに通知する。店舗5のスタッフ
は、一時保管依頼の情報を確認すると、店舗端末6へ承諾応答をユーザ操作を入力し、これによって、店舗端末6はセンタサーバ1へ承諾応答を送信する。センタサーバ1は、店舗端末6から承諾応答を受信する(図13のOP304:YES)。
S15では、センタサーバ1は、車両3Aについて、店舗5へ移動し、対象の荷物を預け入れることを含む走行計画を作成する。S16では、センタサーバ1は、車両3Aへ作成した走行計画を送信する(図13のOP305)。
S21では、車両3Aは、走行計画に含まれる出発予定日時になると、店舗5への移動を開始し、到着予定日時に店舗5へ到着する。S22では、センタサーバ1は、車両3Aの位置情報から、車両3Aが店舗5に到着したことを検出する(図13のOP306:YES)。S23では、センタサーバ1は、店舗端末6へ、車両3Aの到着を通知する(図13のOP307)。店舗端末6は、車両3Aの到着の通知を受信すると、例えば、タッチパネルディスプレイに車両3Aの到着を通知したり、スピーカからアラーム音を出力したりして、店舗5のスタッフに報知する。
S24では、店舗5のスタッフが車両3Aから対象の荷物を取り出して、店舗5内に運び入れる。対象の荷物がどの収納部に格納されているかは、一時保管依頼とともに受信される情報によって特定可能である。また、店舗5のスタッフは、対象の荷物が格納されている収納部の認証情報を用いて、当該収納部を解錠して、荷物を取り出す。対象の荷物が格納されている収納部の認証情報は、一時保管依頼とともにセンタサーバ1から受信される。S25では、店舗5のスタッフは、店舗端末6へ荷物の預かり完了のユーザ操作を入力し、店舗端末6は、センタサーバ1へ預かり完了通知を送信する。センタサーバ1は、店舗端末6から、荷物の預かり完了通知を受信する(図13のOP308:YES)。
図17は、ユーザが、店舗5に一時保管されている荷物を店舗で受け取る場合のシーケンスの一例である。図17に示されるシーケンスは、図16のS24に続いて発生するシーケンスである。
S31では、センタサーバ1は、ユーザ端末2へ、店舗預かり通知と受取方法選択要求とを送信する(図13のOP309)。店舗預かり通知とともに、例えば、対象の荷物に該当するサービス識別情報、店舗5の名称、及び、店舗5の住所等が含まれる。ユーザ端末2は、店舗預かり通知と受取方法選択要求とを受信すると(図15のOP501:YES)、取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知画面をタッチパネルディスプレイ205に表示させる(図15のOP502)。図17に示される例では、ユーザは、店舗での受け取りを選択し、受取方法設定依頼のユーザ操作とともに、店舗での受け取りの選択操作が入力される(図15のOP503:YES)。なお、ユーザは、店舗預かり通知とともに受信された店舗5の名称及び住所等を参考にして、受取方法を決定することができる。
S32では、ユーザ端末2は、センタサーバ1へ、預かり通知の応答とともに、ユーザによって選択された受取方法を示す情報として店舗での受け取りを示す情報を送信する(図15のOP504)。センタサーバ1は、ユーザ端末2から、預かり通知の応答と、店舗での受け取りを示す情報とを受信する(図13のOP310:YES、図14のOP401:YES)。
S33では、センタサーバ1は、店舗端末6へ、ユーザによって店舗での受け取りが選択されたことを示す通知を送信する(図14のOP402)。当該通知とともに、例えば、店舗端末6へは、対象の荷物に対応するサービス識別情報、対象の荷物を車両3に預け入れたユーザの識別情報、及び、選択された受取方法を示す情報として店舗での受け取りを示す情報も送信される。
S34では、センタサーバ1は、ユーザ端末2へ、ユーザ端末2へ、店舗受取受付通知を送信する(図14のOP403)。店舗受取受付通知とともに、例えば、対象のサービスのサービス識別情報、対象のユーザの識別情報、店舗5の名称、及び、店舗5の住所等が含まれる。
S41では、ユーザ端末2のユーザは、店舗5へ移動する。ユーザは、センタサーバ1から店舗受取受付通知とともに受信された店舗5の名称、及び、店舗5の住所を参照して、店舗5へ移動する。S42では、店舗5のスタッフによってユーザ端末2のユーザの本人確認が行われた後、荷物がユーザに受け渡される。ユーザ端末2のユーザの本人確認は、例えば、ユーザ端末2のユーザが対象の荷物に対応するサービス識別情報とユーザ端末2のユーザの識別情報を店舗5のスタッフに提示し、店舗5のスタッフが、店舗端末6に保持されているサービス識別情報及びユーザ端末2のユーザの識別情報と一致することを確認することで行われる。ただし、ユーザの本人確認はこれに限定されない。
S43では、例えば、店舗5のスタッフによって、店舗端末6へ受渡完了が入力され、店舗端末6は、センタサーバ1へ、受渡完了通知を送信する。センタサーバ1は、店舗端末6から、受渡完了通知を受信する(図14のOP404:YES)。S44では、センタサーバ1は、店舗端末6へ、受渡完了通知に対する応答を送信する(図14のOP405)。
S45では、センタサーバ1は、車両3へ、受渡確認通知を送信する(図14のOP408)。例えば、受渡確認通知とともに、サービスの利用料金も送信される。
図18は、ユーザが、店舗5に一時保管されている荷物を配達によって受け取る場合のシーケンスの一例である。図18に示されるシーケンスは、図16のS24に続いて発生するシーケンスである。
S51では、センタサーバ1は、ユーザ端末2へ、店舗預かり通知と受取方法選択要求とを送信する(図13のOP309)。ユーザ端末2は、店舗預かり通知と受取方法選択要求とを受信すると(図15のOP501:YES)、取出忘れの荷物の店舗での一時保管通知画面をタッチパネルディスプレイ205に表示させる(図15のOP502)。図18に示される例では、ユーザは、配達による受け取りを選択し、受取方法設定依頼のユーザ操作とともに、配達による受け取りの選択操作が入力される(図15のOP503:YES)。
S52では、ユーザ端末2は、センタサーバ1へ、預かり通知の応答とともに、ユーザによって選択された受取方法を示す情報として配達による受け取りを示す情報を送信する(図15のOP504)。センタサーバ1は、ユーザ端末2から、預かり通知の応答と、配達による受け取りを示す情報とを受信する(図13のOP310:YES、図14のOP401:NO)。
S53では、センタサーバ1は、店舗5に一時保管されている荷物を配達する車両として車両3Bと、当該荷物を収納するロッカー4の収納部を決定する(図14のOP411)。S54では、センタサーバ1は、店舗端末6へ、ユーザによって配達による受け取りが選択されたことを示す通知を送信する(図14のOP412)。当該通知とともに、例えば、店舗端末6へは、対象の荷物に対応するサービス識別情報、対象の荷物を車両3に預け入れたユーザの識別情報、及び、選択された受取方法を示す情報として配達を示す情報も送信される。
S55では、センタサーバ1は、ユーザ端末2へ、配達受付通知を送信する(図14のOP413)。配達受付通知とともに、例えば、対象のサービスのサービス識別情報、対象のユーザの識別情報、配達先及び配達指定日時、運搬する車両3の識別情報、荷物が収納されている収納部の識別情報、及び、当該収納部の認証情報も送信される。
S56では、センタサーバ1は、車両3Bについて、店舗5へ移動し、対象の荷物を積み込み、配達先へ移動し、対象の荷物を受け渡すことを含む走行計画を作成する。S57では、センタサーバ1は、車両3Bへ、作成した走行計画を送信する(図14のOP414)。
S61では、車両3Bは、走行計画に含まれる出発予定日時になると、店舗5への移動を開始し、到着予定日時に店舗5へ到着する。S62では、センタサーバ1は、車両3Bの位置情報から、車両3Bが店舗5に到着したことを検出する(図14のOP415:YES)。S63では、センタサーバ1は、店舗端末6へ、車両3Bの到着を通知する(図14のOP416)。店舗端末6は、車両3Bの到着の通知を受信すると、例えば、タッチパネルディスプレイに車両3Bの到着を通知したり、スピーカからアラーム音を出力したりして、店舗5のスタッフに報知する。
S64では、店舗5のスタッフが車両3Bへ対象の荷物を積み込む。対象の荷物を車両4Bのロッカー4のどの収納部に収納するかは、S54において店舗端末6が受信した情報によって特定可能である。また、店舗5のスタッフは、対象の荷物を収納する収納部の認証情報を用いて、当該収納部を施錠する。対象の荷物を収納する収納部の認証情報は、S54においてセンタサーバ1から受信される。S65では、店舗5のスタッフは、店舗端末6へ荷物の積込完了のユーザ操作を入力し、店舗端末6は、センタサーバ1へ積込完了通知を送信する。センタサーバ1は、店舗端末6から、積込完了通知を受信する(図14のOP417:YES)。
S71では、車両3Bは、走行計画に含まれる出発予定日時になると、配達先への移動を開始し、配達日時に配達先へ到着する。配達先では、ユーザ端末2のユーザが待機しており、車両3Bと落ち合う。S72では、ユーザ端末2のユーザは、車両3Bのロッカー4の収納部から荷物を取り出す。対象の荷物が車両4Bのロッカー4のどの収納部に収納されているかは、S55において配達受付通知とともにユーザ端末2が受信した情報によって特定可能である。また、ユーザ端末2のユーザは、対象の荷物を収納する収納部の認証情報を用いて、当該収納部を解錠する。対象の荷物を収納する収納部の認証情報は、S55においてセンタサーバ1から受信される。
S73では、ユーザ端末2のユーザは、ユーザ端末2へ、取出完了のユーザ操作を入力し、ユーザ端末2は、センタサーバ1へ取出完了通知を送信する。センタサーバ1は、ユーザ端末2から取出完了通知を受信する(図14のOP418、図12のOP201:YES)。S74では、センタサーバ1は、ユーザ端末2へ、応答を送信する(図14のOP418、図12のOP204)。例えば、応答とともに、サービスの利用料金も送信される。図18に示される例では、取出忘れの荷物を店舗5からユーザの指定場所まで配達しているので、サービス利用料金には、ロッカー4の使用料金に加えて追加料金が加算されている。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、移動ロッカーに預け入れられた荷物が取出日時までに取り出されない場合には、当該荷物は車両3から下され、例えば、車両3の近くの店舗5に一時保管される。これによって、取出しが未定の荷物が車両3から下され、その分車両3に積載されたロッカー4の収納部が空くので、車両3は新たに別の荷物を預かることができる。した
がって、第1実施形態によれば、車両3に積載された移動ロッカー4の稼働率を向上させることができる。
また、第1実施形態では、店舗5に一時保管されている荷物の受取方法を、店舗での受け取りと配達による受け取りから、ユーザは選択することができる。これによって、ユーザは、取出忘れの荷物を自分の都合に合わせて受け取ることができる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
第1実施形態では、移動ロッカーサービスに対して、車両に積載された荷物を店舗へ一時保管することを適用したが、配送ロッカーサービスに対しても適用可能である。すなわち、配送ロッカーサービスにおいて、受取人に指定されているユーザに受け渡されなかった荷物を店舗へ一時保管することも可能である。例えば、第1実施形態で説明された技術において、以下の点を変更することで、配送ロッカーサービスにおいて、受取人に指定されているユーザに受け渡されなかった荷物を店舗へ一時保管することを実現することができる。
配送ロッカーサービスでは、荷物の配送を依頼するユーザ(依頼ユーザ)と、配送先で荷物を受け取るユーザ(受取ユーザ)とが異なってもよい。荷物の配送を依頼するユーザを、以下、依頼ユーザ、と称する。配送先で荷物を受け取るユーザを、以下、受取ユーザ、と称する。その為、依頼ユーザは、配送依頼を行う場合に、預入場所及び預入日時、配送先、及び、受取ユーザを指定する。なお、配送ロッカーサービスにおいて、配送日時の指定はオプションである。なお、依頼ユーザは、配送ロッカーサービスに登録しているユーザであるが、受取ユーザは配送ロッカーサービスに登録しているユーザでなくともよい。
移動ロッカーサービスでは、荷物の取出忘れの検出を契機として、荷物を店舗へ一時保管することに係る処理が開始される。これに代えて、配送ロッカーサービスでは、例えば、受取ユーザ不在等による荷物の受け渡しの失敗が発生したことを契機として、荷物を店舗へ一時保管することに係る処理が開始される。また、移動ロッカーサービスにおいて、荷物の取出忘れの発生以降、センタサーバ1からユーザに対する各種通知は、荷物を預け入れたユーザのユーザ端末2に宛てて行われる。これに代えて、配送ロッカーサービスでは、荷物の受け渡しの失敗の発生以降、センタサーバ1からユーザに対する各種通知は、受取ユーザのユーザ端末に宛てて行われる。受取ユーザのユーザ端末の連絡先(例えば、電子メール等)は、例えば、依頼ユーザによって配送依頼とともに指定されることで取得されてもよい。または、受取ユーザが配送ロッカーサービスに登録しているユーザである場合には、予め配送ロッカーシステムが受取ユーザのユーザ端末の連絡先について情報を保持している。
また、配送ロッカーサービスでは、センタサーバ1から依頼ユーザのユーザ端末及び店舗端末6へ各種通知共に送信される情報に、それぞれ、依頼ユーザに関する情報が追加して送信される。依頼ユーザに関する情報は、例えば、依頼ユーザの氏名及び住所、又は、依頼ユーザの識別情報である。これによって、受取ユーザが、店舗に一時保管された荷物を当該店舗で受け取る場合、及び、配達で受け取る場合に、店舗のスタッフによる受取ユーザの本人確認及び受取ユーザによる荷物の特定を行うことができる。
以上の点について変更することで、第1実施形態で説明された技術を配送ロッカーサービスにも適用することができる。
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1・・センタサーバ
2・・ユーザ端末
3・・車両
4・・ロッカー
5・・店舗
6・・店舗端末
11、21・・制御部
12・・ロッカー情報データベース
13・・スケジュール情報データベース
14・・サービス情報データベース
15・・一時保管情報データベース
16・・スケジュール調整部
17・・店舗情報データベース
18・・ユーザ情報データベース
100・・移動ロッカーシステム
101、201・・CPU
102、202・・メモリ
103、203・・外部記憶装置
104・・通信部
204・・無線通信部
205・・タッチパネルディスプレイ

Claims (20)

  1. 積載された収納装置に収納された荷物を指定された場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザに前記荷物を受け渡せない場合に、前記第1の車両へ、前記荷物を保管してもらう第1の店舗への移動を指示することを実行する制御部、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1の店舗を第1の場所から所定範囲内に存在する店舗の中から決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の店舗へ、前記第1の車両に関する情報と、前記荷物に関する情報とを、通知する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記収納装置は、認証情報の受信によって施解錠可能であり、
    前記制御部は、
    前記第1の店舗へ、前記収納装置の前記認証情報をさらに通知する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1の車両が前記第1の店舗へ到着した場合に、前記第1の店舗へ、前記第1の車両の到着を通知する、
    請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記荷物が前記第1の車両から前記第1の店舗へ預け入れられた場合に、前記荷物を受け取る第1のユーザの端末へ、前記第1の店舗において前記荷物が保管されていることを通知することをさらに実行する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1のユーザの端末から、前記荷物の店舗での受け取り、又は、新たに指定された場所までの運搬による受け取りのいずれかを示す受取方法に関する情報を受信する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第1のユーザの端末から受信した前記受取方法に関する情報が、前記新たに指定された場所までの運搬による受け取りを示す場合に、前記荷物を前記第1の店舗から前記新たに指定された場所まで運搬する第2の車両を決定し、
    前記第2の車両について、前記第1の店舗へ移動し、前記第1の店舗において前記荷物を積載し、前記新たに指定された場所へ移動することを指示する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1のユーザの端末から受信した前記受取方法に関する情報が、前記新たに指定された場所までの運搬による受け取りを示す場合に、前記第1のユーザに対して請求する料金に所定金額を追加する、
    請求項7又は8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1の場所は、前記第1のユーザの自宅である、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1の場所は、前記第1の車両の現在位置である、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、
    前記第1の店舗を、前記第1の車両の管理者と提携する事業者が運営する複数の店舗の中から選択する、
    請求項2から11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. コンピュータに、
    積載された収納装置に収納された荷物を指定の場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザが前記荷物を受け取れず、前記荷物が第1の店舗に預け入れられた場合に、前記第1の店舗に前記荷物が保管されていることを示す通知を所定のサーバから受信することを実行させる、
    ためのプログラム。
  14. 前記コンピュータに、
    前記荷物の前記第1の店舗での受け取り、又は、新たに指定された場所までの運搬による受け取りのいずれかを示す受取方法に関する情報の入力のユーザ操作を受け付けさせ、
    前記所定のサーバへ、前記受取方法に関する情報を送信させる、
    請求項13に記載のプログラム。
  15. コンピュータが、
    積載された収納装置に収納された荷物を指定された場所まで運搬する第1の車両について、予定通りに第1のユーザに前記荷物を受け渡せない場合に、前記荷物を保管してもらう第1の店舗を決定することと、
    前記第1の車両へ、前記第1の店舗への移動を指示することと、
    を含む情報処理方法。
  16. 前記コンピュータが、
    前記第1の店舗へ、前記第1の車両に関する情報と、前記荷物に関する情報とを、通知する、
    請求項15に記載の情報処理方法。
  17. 前記収納装置は、認証情報の受信によって施解錠可能であり、
    前記コンピュータが、
    前記第1の店舗へ、前記収納装置の前記認証情報をさらに通知する、
    請求項16に記載の情報処理方法。
  18. 前記コンピュータが、
    前記第1の車両が前記第1の店舗へ到着した場合に、前記第1の店舗へ、前記第1の車両の到着を通知する、
    請求項16又は17に記載の情報処理方法。
  19. 前記コンピュータが、
    前記荷物が前記第1の店舗へ預け入れられた場合に、前記荷物を受け取る第1のユーザの端末へ、前記第1の店舗へ荷物が保管されていることを通知することをさらに実行する

    請求項15から18のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  20. 前記コンピュータが、
    前記第1のユーザの端末から、前記荷物の店舗での受け取り、又は、新たに指定された場所までの運搬による受け取りのいずれかを示す受取方法に関する情報を受信する、
    請求項19に記載の情報処理方法。
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