JP2023046971A - 橋梁の構築方法およびスライド治具 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023046971000001
【課題】橋桁同士の閉合を容易に行うことができる橋梁の構築方法等を提供する。
【解決手段】橋桁2、2’同士を閉合部Cに配置した閉合ユニット6で閉合して斜張橋を構築する際に、一方の橋桁2を後退させて閉合部Cの間隔を広げ、閉合部Cに閉合ユニット6を配置した後、一方の橋桁2を前進させて閉合部Cの間隔を元に戻し、橋桁2、2’同士を閉合ユニット6により閉合する。橋桁2の後退と前進は、スライド治具10の反力部により橋脚1に反力を支持させた上で、スライド治具10の加力部により、橋脚1の頂面の支承の上に設けられた橋桁2に直接水平力を加え、橋桁2を橋脚1に対しスライドさせることで行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、橋梁の構築方法とこれに用いるスライド治具に関する。
特許文献1には、斜張橋の構築方法として、隣り合う橋脚のそれぞれから径間に向かって橋桁ブロックを連接し、各橋脚から連接した橋桁ブロックを径間の閉合部で閉合するものが記載されている。
特開2007-262796号
特許文献1の方法では、橋脚から径間の閉合部に向かって橋桁ブロックを連接することで、橋脚から閉合部へと橋桁を延ばしてゆくが、最終ブロックの設置時には、各橋脚から延ばした橋桁の間の隙間に余裕が無くなっており、最終ブロックの配置作業が困難になる。
そのため、最終ブロックの設置前に橋桁をセットバックさせ、橋桁間の隙間に余裕を持たせたうえで最終ブロックの配置作業を行うことが考えられる。また橋梁の施工時には、クリープや乾燥による橋桁の収縮変形の影響を緩和する目的から、橋桁を支持するゴム支承に予めジャッキ等で水平力を加えることも知られており、同じ手法を橋桁のセットバックのために用いることもできる。
しかしながらこの場合、ジャッキ等の加力用治具を支承に取り付けることになり、支承の加工が必要となって手間が増え、コスト高となる。また加力時に支承の損傷等が生じる恐れもある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、橋桁同士の閉合を容易に行うことができる橋梁の構築方法等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、橋桁同士を閉合部に配置した閉合ユニットで閉合して橋梁を構築する橋梁の構築方法であって、一方の橋桁を後退させて前記閉合部の間隔を広げる工程と、前記閉合部に閉合ユニットを配置する工程と、前記一方の橋桁を前進させて前記閉合部の間隔を元に戻し、橋桁同士を前記閉合ユニットにより閉合する工程と、を有し、前記一方の橋桁の後退時と前進時に、スライド治具の反力部により橋脚に反力を支持させた上で、前記スライド治具の加力部により前記一方の橋桁に直接水平力を加えることで、前記一方の橋桁を前記橋脚に対しスライドさせることを特徴とする橋梁の構築方法である。
本発明では、斜張橋等の橋梁を、橋桁同士を閉合ユニットで閉合して構築するに際し、閉合部の間隔を予め広げて余裕を持たせることで、閉合ユニットを閉合部に容易に配置でき、その後、閉合部の間隔を狭めることで両橋桁を閉合ユニットにより閉合できる。この際、上記のスライド治具を用い、橋桁に直接水平力を載荷して橋桁のスライドを行うことで、支承の加工が不要であり、支承の損傷等も避けることができる。またスライド時の反力は橋脚に支持させることで、補強筋などによる橋脚の適切な補強のみで反力に対応できる。
前記加力部は、前記一方の橋桁の側面の突起部に水平力を加えることが望ましい。
これにより、比較的大きく且つ制約の少ないスペースを有する橋桁の側方部分にスライド治具を設置でき、施工が容易になる。
前記スライド治具は、前記橋脚を跨ぐように配置され、前記橋脚の前後に突出する梁材と、前記橋脚を前後に挟むように前記梁材の下面に設けられた第1の支持部と、前記第1の支持部に取り付けられ、前記橋脚の前後面に当接する前記反力部と、前記突起部を前後に挟むように前記梁材の上面に設けられた第2の支持部と、前記第2の支持部に取り付けられ、前記突起部に水平力を加える前記加力部としてのジャッキと、を有することが望ましい。
上記のスライド治具は比較的簡易な構成を有し、H形鋼や油圧ジャッキ等の入手が容易な汎用品を用いて形成でき、特殊な部材や専用の部材が不要である。
前記一方の橋桁は、前記橋脚の頂面の支承の上に設けられ、前記支承はゴム支承であり、前記一方の橋桁の後退に伴って変形することが望ましい。
本発明では、橋桁に直接水平力を加えるので、橋桁を支持するゴム支承は橋桁の後退に伴って変形する。橋桁の後退に伴う変形は免震型のゴム支承において通常許容できる範囲であり、損傷等が生じることはない。
第2の発明は、橋桁同士を閉合部に配置した閉合ユニットで閉合して橋梁を構築する際に、前記橋桁を橋脚に対してスライドさせるためのスライド治具であって、橋脚に反力を支持させるための反力部と、前記橋桁に直接水平力を加える加力部と、を有することを特徴とするスライド治具である。
前記スライド治具は、前記橋脚を跨ぐように配置され、前記橋脚の前後に突出する梁材と、前記橋脚を前後に挟むように前記梁材の下面に設けられた第1の支持部と、前記第1の支持部に取り付けられ、前記橋脚の前後面に当接する前記反力部と、前記橋桁の側面の突起部を前後に挟むように前記梁材の上面に設けられた第2の支持部と、前記第2の支持部に取り付けられ、前記突起部に水平力を加える前記加力部としてのジャッキと、を有することが望ましい。
本発明により、橋桁同士の閉合を容易に行うことができる橋梁の構築方法等を提供することができる。
橋梁を示す図。 橋梁の構築方法を示す図。 スライド治具10を示す図。 スライド治具10による橋桁2の後退と前進について説明する図。 支承7の変形について示す図。 スライド治具10aを示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.橋梁の構築方法)
図1は、本発明の実施形態に係る構築方法で構築される橋梁について、構築途中の状態を示す図である。
この橋梁は斜張橋であり、橋脚1上に設けた橋桁2を、ケーブル等の斜材4によって主塔3から吊り支持するものである。
橋桁2の側径間側(橋梁端部側)はコンクリートによって形成されたコンクリート桁2aであり、橋桁2の中央径間側(橋梁中央部側)は鋼材によって形成された鋼桁2bとなっている。
また中央径間側に位置する橋脚1には、橋桁2をスライドさせるためのスライド治具10が設けられる。スライド治具10は、橋桁2の中央径間側の先端と、隣接する橋桁2’の中央径間側の先端との間の閉合部Cを閉合する際に用いられる。橋桁2、2’の中央径間側の先端を、以下単に「先端」ということがある。
橋桁2’も図示しない橋脚上に配置され、主塔から斜材によって吊り支持される。橋桁2’および橋脚、主塔、斜材の構成は、図1の橋桁2、橋脚1、主塔3、斜材4と同様である。また図中符号5は、橋桁2、2’の閉合時に後述する閉合ユニットを吊り上げるための吊り上げ装置である。
本実施形態では、各橋桁2、2’を図1に示すように側径間側から中央径間側まで構築した後、閉合部Cの閉合を行う際、スライド治具10を用いて図2(a)の矢印aに示すように一方の橋桁2を側径間側に後退(セットバック)させる。後退幅はそれ程大きくは無く、100mm程度である。
これにより閉合部Cの間隔を広げた上で、図2(b)に示すように橋桁2の先端まで移動させた吊り上げ装置5により閉合ユニット6を吊り上げ、図2(c)に示すように閉合部Cに配置し、橋桁2の先端に取付ける。
閉合ユニット6は鋼材により形成された鋼桁である。閉合ユニット6の長さは、元の閉合部Cの間隔と同程度であり、事前に橋桁2をセットバックして閉合部Cの間隔を広げることで、閉合ユニット6の配置時(吊り上げ時)の余裕が確保される。
閉合ユニット6の取付後、図2(d)の矢印bに示すように、橋桁2をスライド治具10により閉合部C側に前進(セットフォー)させ、閉合部Cの間隔を元に戻す。そして、閉合ユニット6と他方の橋桁2’を連結することで橋桁2、2’同士が閉合ユニット6により閉合される。なお橋桁2’に関しても、上記と同様、閉合ユニット6の配置前後でスライド治具10による後退と前進を行うことは可能である。
(2.スライド治具10)
図3は、上記した橋桁2の後退と前進を行うためのスライド治具10を示す図である。なお、以下の説明では、橋桁2の後退と前進を総称して橋桁2のスライドということがある。
図3(a)はスライド治具10を橋軸直交方向から見た図、図3(b)はスライド治具10を橋軸方向から見た図、図3(c)はスライド治具10を上から見た図である。橋軸直交方向は図3(a)の紙面法線方向、図3(b)の左右方向、図3(c)の上下方向に対応し、橋軸方向は図3(a)、(c)の左右方向、図3(b)の紙面法線方向に対応する。
図3(b)に示すように、橋桁2は、橋脚1の頂面に配置された支承7の上に設けられる。支承7は橋軸直交方向の両側で配置される。支承7としてはゴム支承が用いられるが、これに限ることはない。
橋桁2は、橋軸直交方向の外側に突出する突起部21を両側面に有する。図3(a)に示すように、突起部21は、橋脚1に対応する橋軸方向位置で橋桁2に設けられる。突起部21は、スライド治具10による橋桁2のスライドを行うために設けられる。
スライド治具10は、架台11、ジャッキ12、13、レール14等を有する。スライド治具10は橋桁2の両側に一対設けられ、それぞれのスライド治具10が橋桁2の側方部分に配置される。
架台11はジャッキ12、13を支持するものであり、梁材111の両端部に支持部112、113を設けたものである。梁材111と支持部112、113はH形鋼やT字鋼などの鋼材により形成される。
梁材111は橋脚1を跨ぐように橋軸方向に配置され、その両端部が橋脚1の前後に突出する。梁材111は、橋脚1の頂面に設けた橋軸直交方向のレール14の上に配置される。レール14は複数本間隔を空けて平行に配置される。
架台11は、図3(b)の矢印Aに示すように橋桁2と主塔3の間から吊り降ろし、レール14に沿って橋軸直交方向の内側に移動させ、橋桁2の側方部分にセットすることができる。図3(a)の符号114は、架台11を吊るための吊り治具であり、梁材111の両端部で梁材111の上面に設けられる。
支持部112(第1の支持部)は、橋脚1を前後に挟むように梁材111の下面に一対設けられる。各支持部112の橋脚1側の面にはジャッキ12が設けられる。これらのジャッキ12の橋脚1側の端部は橋脚1の前後面に当接し、橋桁2のスライド時の反力を橋脚1に支持させるための反力部として機能する。
支持部113(第2の支持部)は、橋桁2の突起部21を前後に挟むように梁材111の上面に一対設けられる。一方の支持部113の突起部21側の面にはジャッキ13が設けられる。ジャッキ13は、その伸長により突起部21を押圧することで、橋桁2に直接水平力を加える加力部として機能する。
図3の例ではジャッキ13が中央径間側(図3(a)、(c)の右側に対応する)の支持部113に設けられており、図2(a)に示す橋桁2の後退時は、ジャッキ13を伸長することで、突起部21を後方に押圧して図4(a)の矢印aに示すように橋桁2を後退させることができる。
一方、図2(d)に示す橋桁2の前進時は、図4(b)に示すように、ジャッキ13を側径間側(図4(b)の左側に対応する)の支持部113に盛替え、ジャッキ13を伸長することで、突起部21を前方に押圧し、矢印bに示すように橋桁2を前進させることができる。
橋桁2は橋脚1の頂面の支承7によって支持されるが、本実施形態では支承7に水平力を加えることはない。図5(a)に示すように、支承7のゴム部71は、橋桁2の後退に伴って、点線で示す元の形状から実線で示すように変形(せん断変形)する。その後、橋桁2を前進させるとゴム部71の形状は元に戻る。
なお、スライド治具10が設置された橋脚1以外の橋脚1にも支承は設けられるが、これらの支承に関しては、橋桁2のスライドに伴ってスライドするようにしてもよく、上記と同様に変形するようにしてもよい。
前者の場合、例えば図5(b)に示すように、支承設置用のベースプレート102を橋脚1に固定するためのアンカーであるアンカーボルト103を、当該アンカーボルト103よりも径の大きな橋脚1の穴101に挿入し、支承7aを固定したベースプレート102を橋脚1に対して滑らせることができる。橋脚1の穴101は、橋桁2の前進後に固化材等で充填する。
以上説明したように、本実施形態では、橋桁2、2’同士を閉合ユニット6で閉合して橋梁を構築するに際し、閉合部Cの間隔を予め広げて余裕を持たせることで、閉合ユニット6を閉合部Cに容易に配置でき、その後、閉合部Cの間隔を狭めることで両橋桁2、2’を閉合ユニット6により閉合できる。この際、前記のスライド治具10を用い、橋桁2に直接水平力を載荷して橋桁2のスライドを行うことで、支承7の加工が不要であり、支承7の損傷等も避けることができる。またスライド時の反力は橋脚1に支持させることで、補強筋などによる橋脚1の適切な補強のみで反力に対応できる。
またスライド治具10は、橋桁2の側面の突起部21に水平力を加える構成とすることで、比較的大きく且つ制約の少ないスペースを有する橋桁2の側方部分にスライド治具10を設置でき、施工が容易になる。
またスライド治具10は、前記の梁材111と支持部112、113による架台11に、ジャッキ12、13を設けた比較的簡易な構成を有し、H形鋼や油圧ジャッキ等の入手が容易な汎用品を用いて形成でき、特殊な部材や専用の部材が不要である。
また本実施形態では、橋桁2に直接水平力を加えるので、橋桁2を支持するゴム支承(支承7)は橋桁2の後退に伴って変形する。橋桁2の後退に伴う変形は免震型のゴム支承において通常許容できる範囲であり、損傷等が生じることはない。
しかしながら、本発明が以上の実施形態に限定されることはない。例えば橋桁2、2’の形状は特に限定されず、その断面形状等は様々である。また橋梁の形式も斜張橋に限定されることはない。
またスライド治具10の構成も図3等で説明したものに限らず、橋脚1に反力を支持させるための反力部と、橋桁2に直接水平力を加える加力部とを備えていればよい。
一例として、図6のスライド治具10aに示すように、橋脚1の頂面に反力部としてのブラケット15を取り付け、当該ブラケット15に加力部としてのセンターホールジャッキ17の本体を固定することも可能である。センターホールジャッキ17のロッドは別のブラケット16に取り付けられる。このブラケット16は橋桁2の底面に固定される。
図6の例では、センターホールジャッキ17のロッドを本体側に引き込むことで、橋桁2に直接水平力を加え、橋桁2が矢印aに示すように側径間側(図6の左側に対応する)に後退する。橋桁2の前進に関しては、図6と同様のスライド治具10aを、ブラケット15、16の位置を前後に入れ替えて別の箇所に設け、そのスライド治具10aを用いて図6とは逆方向に橋桁2に水平力を加えればよい。
このように、スライド治具の形状や構成は特に限定されない。また図6の例においてスライド治具10aを橋脚1の頂面と橋桁2の底面の間に配置しているように、スライド治具の位置も特に限定されない。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:橋脚
2、2’:橋桁
3:主塔
4:斜材
5:吊り上げ装置
6:閉合ユニット
7:支承
10、10a:スライド治具
11:架台
12、13:ジャッキ
21:突起部
C:閉合部

Claims (6)

  1. 橋桁同士を閉合部に配置した閉合ユニットで閉合して橋梁を構築する橋梁の構築方法であって、
    一方の橋桁を後退させて前記閉合部の間隔を広げる工程と、
    前記閉合部に閉合ユニットを配置する工程と、
    前記一方の橋桁を前進させて前記閉合部の間隔を元に戻し、橋桁同士を前記閉合ユニットにより閉合する工程と、
    を有し、
    前記一方の橋桁の後退時と前進時に、スライド治具の反力部により橋脚に反力を支持させた上で、前記スライド治具の加力部により前記一方の橋桁に直接水平力を加えることで、前記一方の橋桁を前記橋脚に対しスライドさせることを特徴とする橋梁の構築方法。
  2. 前記加力部は、前記一方の橋桁の側面の突起部に水平力を加えることを特徴とする請求項1記載の橋梁の構築方法。
  3. 前記スライド治具は、
    前記橋脚を跨ぐように配置され、前記橋脚の前後に突出する梁材と、
    前記橋脚を前後に挟むように前記梁材の下面に設けられた第1の支持部と、
    前記第1の支持部に取り付けられ、前記橋脚の前後面に当接する前記反力部と、
    前記突起部を前後に挟むように前記梁材の上面に設けられた第2の支持部と、
    前記第2の支持部に取り付けられ、前記突起部に水平力を加える前記加力部としてのジャッキと、
    を有することを特徴とする請求項2記載の橋梁の構築方法。
  4. 前記一方の橋桁は、前記橋脚の頂面の支承の上に設けられ、
    前記支承はゴム支承であり、前記一方の橋桁の後退に伴って変形することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の橋梁の構築方法。
  5. 橋桁同士を閉合部に配置した閉合ユニットで閉合して橋梁を構築する際に、前記橋桁を橋脚に対してスライドさせるためのスライド治具であって、
    橋脚に反力を支持させるための反力部と、
    前記橋桁に直接水平力を加える加力部と、
    を有することを特徴とするスライド治具。
  6. 前記橋脚を跨ぐように配置され、前記橋脚の前後に突出する梁材と、
    前記橋脚を前後に挟むように前記梁材の下面に設けられた第1の支持部と、
    前記第1の支持部に取り付けられ、前記橋脚の前後面に当接する前記反力部と、
    前記橋桁の側面の突起部を前後に挟むように前記梁材の上面に設けられた第2の支持部と、
    前記第2の支持部に取り付けられ、前記突起部に水平力を加える前記加力部としてのジャッキと、
    を有することを特徴とする請求項5記載のスライド治具。
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