JP2023044238A - 制御装置、およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のユーザによる車両の共用環境の多様性を高める。【解決手段】記憶部122は、第一属性を有するユーザに許容される第一制限情報LT1、および第一属性と異なる第二属性を有するユーザに許容される第二制限情報LT2を記憶する。受付部121は、ユーザによる携帯が可能なモバイル装置40からユーザの属性を特定する属性情報を含む認証情報ATを受け付け、処理部123は、認証情報ATに基づいてモバイル装置40を認証する認証処理を実行する。認証処理が成立し、かつ属性情報により特定されるユーザの属性が第一属性である場合、第一制限情報LT1により規定される第一使用可能期間に基づいて施解錠装置21の動作制御が許可される。認証処理が成立し、かつ属性情報により特定されるユーザの属性が第二属性である場合、第二制限情報LT2により規定される第二使用可能期間に基づいて施解錠装置21の動作制御が許可される。【選択図】図2
Description
本発明は、ユーザによる携帯が可能なモバイル装置を認証する認証処理に基づいて車両に搭載された被制御装置の動作を制御する制御装置に関連する。本発明は、当該制御装置に搭載された処理部により実行可能なコンピュータプログラムにも関連する。
特許文献1は、ユーザに携帯されたモバイル装置の認証処理を行なうために車両に搭載された制御装置を開示している。認証処理が成立すると、当該制御装置は、当該ユーザによる車両の使用を許可し、当該車両に搭載された各種の被制御装置の動作制御を行なう。
本発明の目的は、複数のユーザによる車両の共用環境の多様性を高めることである。
上記の目的を達成するための一態様は、車両に搭載される制御装置であって、
第一属性を有するユーザに許容される前記車両の第一使用可能期間を規定する第一制限情報、および当該第一属性と異なる第二属性を有するユーザに許容され当該第一使用可能期間と異なる前記車両の第二使用可能期間を規定する第二制限情報を記憶する記憶部と、
ユーザによる携帯が可能なモバイル装置から当該ユーザの属性を特定する属性情報を含む認証情報を受け付ける受付部と、
前記認証情報に基づいて前記モバイル装置を認証する認証処理を実行し、当該認証処理が成立した場合に前記車両に搭載された被制御装置の動作を制御する処理部と、
を備えており、
前記処理部は、
前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第一属性である場合、前記第一制限情報により規定される前記第一使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可し、
前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第二属性である場合、前記第二制限情報により規定される前記第二使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可する。
第一属性を有するユーザに許容される前記車両の第一使用可能期間を規定する第一制限情報、および当該第一属性と異なる第二属性を有するユーザに許容され当該第一使用可能期間と異なる前記車両の第二使用可能期間を規定する第二制限情報を記憶する記憶部と、
ユーザによる携帯が可能なモバイル装置から当該ユーザの属性を特定する属性情報を含む認証情報を受け付ける受付部と、
前記認証情報に基づいて前記モバイル装置を認証する認証処理を実行し、当該認証処理が成立した場合に前記車両に搭載された被制御装置の動作を制御する処理部と、
を備えており、
前記処理部は、
前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第一属性である場合、前記第一制限情報により規定される前記第一使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可し、
前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第二属性である場合、前記第二制限情報により規定される前記第二使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可する。
上記の目的を達成するための一態様は、車両に搭載される制御装置の処理部によって実行可能なコンピュータプログラムであって、
実行されることにより、前記制御装置は、
第一属性を有するユーザに許容される前記車両の第一使用可能期間を規定する第一制限情報、および当該第一属性と異なる第二属性を有するユーザに許容され当該第一使用可能期間と異なる前記車両の第二使用可能期間を規定する第二制限情報を記憶し、
ユーザによる携帯が可能なモバイル装置から当該ユーザの属性を特定する属性情報を含む認証情報を受け付け、
前記認証情報に基づいて前記モバイル装置を認証する認証処理を実行し、
前記認証処理が成立し、かつ前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第一属性である場合、前記第一制限情報により規定される前記第一使用可能期間に基づいて前記車両に搭載された被制御装置の動作制御を許可し、
前記認証処理が成立し、かつ前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第二属性である場合、前記第二制限情報により規定される前記第二使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可する。
実行されることにより、前記制御装置は、
第一属性を有するユーザに許容される前記車両の第一使用可能期間を規定する第一制限情報、および当該第一属性と異なる第二属性を有するユーザに許容され当該第一使用可能期間と異なる前記車両の第二使用可能期間を規定する第二制限情報を記憶し、
ユーザによる携帯が可能なモバイル装置から当該ユーザの属性を特定する属性情報を含む認証情報を受け付け、
前記認証情報に基づいて前記モバイル装置を認証する認証処理を実行し、
前記認証処理が成立し、かつ前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第一属性である場合、前記第一制限情報により規定される前記第一使用可能期間に基づいて前記車両に搭載された被制御装置の動作制御を許可し、
前記認証処理が成立し、かつ前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第二属性である場合、前記第二制限情報により規定される前記第二使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可する。
上記の各態様に係る構成によれば、属性が相違する複数のユーザにより車両が共用される場合において、属性ごとに車両の使用可能期間を異ならせることができる。これにより、複数のユーザによる車両の共用環境の多様性を高めることができる。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。各図においては、例示される各要素を認識可能な大きさとするために、縮尺を適宜に変更している。
図1は、一実施形態に係る認証システム10の構成を例示している。認証システム10は、ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置を認証することにより、当該モバイル装置を携帯しているユーザによる車両20の利用を許可するために使用されうる。車両20の形状は、例示に過ぎない。
認証システム10は、通信装置11を含んでいる。本例においては、通信装置11は、車両20における適宜の位置に搭載されている。通信装置11は、ユーザ30により携帯されたモバイル装置40との無線通信を実行可能なアンテナを備えている。無線通信は、携帯電話通信ネットワークを通じた通信技術、短距離無線通信技術、近接無線通信技術のいずれが用いられてもよい。
携帯無線通信ネットワークを通じた通信技術の例としては、LTE(Long Term Evolution)、4G、5Gなどが挙げられる。短距離無線通信技術の例としては、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(登録商標)、超広帯域無線通信(Ultra Wide Band; UWB)、ZigBee(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などが挙げられる。近接無線通信技術の例としては、NFC(Near Field Communication)やRF-IDやなどが挙げられる。
認証システム10は、制御装置12を含んでいる。制御装置12は、車両20に搭載されている。制御装置12は、モバイル装置を認証する認証処理に基づいて、車両20に搭載された施解錠装置21の動作制御を行なうように構成されている。施解錠装置21は、車室を開閉するドア22を施解錠する装置である。施解錠装置21は、被制御装置の一例である。
モバイル装置40は、外部サーバ装置50から無線通信ネットワーク60を介して配信される認証情報ATを取得可能に構成されている。認証情報ATは、ユーザ30とモバイル装置40の少なくとも一方を特定する情報である。
認証情報ATは、属性情報を含んでいる。属性情報は、ユーザ30の属性を特定する情報である。属性の例としては、車両20のオーナ、当該オーナの家族、当該オーナの友人、当該オーナのカーシェアリングパートナ、車両20のディーラなどが挙げられる。
図2に例示されるように、モバイル装置40は、通信装置11へ認証情報ATを送信可能に構成されている。認証情報ATは、アナログデータの形態であってもよいし、デジタルデータの形態であってもよい。
制御装置12は、受付部121を備えている。受付部121は、通信装置11を通じて認証情報ATを受け付け可能なインターフェースとして構成されている。認証情報ATがアナログデータの形態である場合、受付部121は、A/Dコンバータを含む適宜の変換回路を備える。
制御装置12は、記憶部122を備えている。記憶部122は、モバイル装置の認証に使用される認証情報を記憶するように構成されている。記憶部122は、半導体メモリやハードディスク装置により実現されうる。
制御装置12は、処理部123を備えている。処理部123は、受付部121により受け付けられた認証情報ATを用いてモバイル装置40を認証するように構成されている。例えば、処理部123は、受付部121により受け付けられた認証情報ATと記憶部122に記憶されている認証情報を比較し、両者の一致度が閾値を上回る場合にモバイル装置40の認証処理が成立したと判断する。
記憶部122は、第一制限情報LT1を記憶するように構成されている。第一制限情報LT1は、第一属性を有するユーザに許容される車両20の使用可能期間を、第一使用可能期間として規定している。換言すると、記憶部122は、第一属性と第一使用可能期間を互いに関連付けて記憶している。
記憶部122は、第二制限情報LT2を記憶するように構成されている。第二制限情報LT2は、第二属性を有するユーザに許容される車両20の使用可能期間を、第二使用可能期間として規定している。換言すると、記憶部122は、第二属性と第二使用可能期間を互いに関連付けて記憶している。第一属性と第二属性は、相違している。第一使用可能期間と第二使用可能期間は、相違している。
処理部123は、モバイル装置40より送信され受付部121により受け付けられた認証情報ATに含まれる属性情報を参照し、ユーザ30の属性が第一属性と第二属性のいずれに該当するかを判断するように構成されている。
処理部123は、ユーザ30の属性が第一属性に該当する場合、現時点が記憶部122に記憶されている第一制限情報LT1により特定される第一使用可能期間内であるかを判断するように構成されている。現時点が第一使用可能期間内ではないと判断されると、ユーザ30による施解錠装置21の使用を禁止するように構成されている。
処理部123は、モバイル装置40の認証処理が成立し、かつ現時点が第一使用可能期間内である場合、第一属性を有するユーザ30による施解錠装置21の使用を許可する。
制御装置12は、出力部124を備えている。例えば、処理部123は、出力部124から制御信号CTを出力するように構成されている。制御信号CTは、施解錠装置21に施解錠動作を行なわせる信号である。制御信号CTは、アナログ信号であってもよいし、デジタル信号であってもよい。制御信号CTがアナログ信号である場合、出力部124は、D/Aコンバータを含む適宜の変換回路を備える。
施解錠装置21は、制御信号CTに基づいてドア22の施錠または解錠を実行するように構成されている。
処理部123は、ユーザ30の属性が第二属性に該当する場合、現時点が記憶部122に記憶されている第二制限情報LT2により特定される第二使用可能期間内であるかを判断するように構成されている。現時点が第二使用可能期間内ではないと判断されると、ユーザ30による施解錠装置21の使用を禁止するように構成されている。
処理部123は、モバイル装置40の認証処理が成立し、かつ現時点が第二使用可能期間内である場合、第二属性を有するユーザ30による施解錠装置21の使用を許可する。
図3は、上記のように構成された制御装置12の処理部123により実行される処理の流れを例示している。
まず、処理部123は、モバイル装置40から認証情報ATを受信したかを判断する(STEP1)。具体的には、通信装置11を通じて受付部121により認証情報ATが受け付けられたかを判断する。受付部121により認証情報ATが受け付けられたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP1においてNO)。
受付部121により認証情報ATが受け付けられたと判断されると(STEP1においてYES)、処理部123は、モバイル装置40を認証する認証処理を実行し、認証が成立したかを判断する(STEP2)。
認証が成立しなかったと判断されると(STEP2においてNO)、処理部123は、処理をSTEP1に戻し、別の認証情報ATの受信を待機する。
認証が成立したと判断されると(STEP2においてYES)、処理部123は、認証情報ATに含まれる属性情報を取得する(STEP3)。
続いて、処理部123は、属性情報により特定されるユーザ30の属性が第一属性に該当するかを判断する(STEP4)。
ユーザ30の属性が第一属性に該当すると判断されると(STEP4においてYES)、処理部123は、記憶部122に保存された第一制限情報LT1を参照し、現時点が第一制限情報LT1により特定される第一使用可能期間内であるかを判断する(STEP5)。
現時点が第一使用可能期間内でないと判断されると(STEP5においてNO)、処理部123は、第一属性を有するユーザ30による施解錠装置21の使用を禁止する。処理部123は、処理をSTEP1に戻し、別の認証情報ATの受信を待機する。
現時点が第一使用可能期間内であると判断されると(STEP5においてYES)、処理部123は、第一属性を有するユーザ30による施解錠装置21の使用を許可する(STEP6)。
ユーザ30の属性が第一属性に該当しないと判断されると(STEP4においてNO)、処理部123は、属性情報により特定されるユーザ30の属性が第二属性に該当するかを判断する(STEP7)。
ユーザ30の属性が第二属性に該当すると判断されると(STEP7においてYES)、処理部123は、記憶部122に保存された第二制限情報LT2を参照し、現時点が第二制限情報LT2により特定される第二使用可能期間内であるかを判断する(STEP8)。
現時点が第二使用可能期間内でないと判断されると(STEP8においてNO)、処理部123は、第二属性を有するユーザ30による施解錠装置21の使用を禁止する。処理部123は、処理をSTEP1に戻し、別の認証情報ATの受信を待機する。
現時点が第二使用可能期間内であると判断されると(STEP8においてYES)、処理部123は、第二属性を有するユーザ30による施解錠装置21の使用を許可する(STEP6)。
上記のような構成によれば、属性が相違する複数のユーザにより車両が共用される場合において、属性ごとに車両の使用可能期間を異ならせることができる。これにより、複数のユーザによる車両の共用環境の多様性を高めることができる。
例えば、図4に示されるように、車両20を使用する可能性のあるユーザの属性は、オーナ、当該オーナの家族、当該オーナのカーシェアリングパートナ(以下、シェアパートナと略称する)、車両20のディーラを含みうる。ユーザ間の序列関係としては、オーナはオーナの家族よりも上位に位置し、オーナの家族はオーナのシェアパートナよりも上位に位置する。
一例として、オーナが第一属性として登録されうる。この場合、第一制限情報LT1により特定される第一使用可能期間は、無制限とされうる。オーナ以外のユーザの属性は、第二属性として登録されうる。この場合、第二制限情報LT2により特定される第二使用可能期間は、第一使用可能期間よりも短くされうる。これにより、車両20がオーナ以外のユーザと共用される場合において、他のユーザに対して適切な制限条件を課すことができる。
他方、オーナの家族や親しい友人などのように信用度が比較的高い他のユーザについては、必ずしも第二使用可能期間を第一使用可能期間よりも短くすることを要しない。図4に示される例においては、オーナの家族が第二属性として登録される場合において、第二制限情報LT2により特定される第二使用可能期間は、第一使用可能期間と同じく無制限とされている。これにより、オーナとの信頼関係に応じた柔軟な共用環境を提供できる。
これまで説明した様々な機能を有する制御装置12の処理部123は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサにより実現されうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPU、MPU、GPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。この場合、ROMには、上述した処理を実行するコンピュータプログラムが記憶されうる。ROMは、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。汎用メモリが記憶部122として使用されてもよい。汎用マイクロプロセッサは、ROM上に記憶されたコンピュータプログラムの少なくとも一部を指定してRAM上に展開し、RAMと協働して上述した処理を実行する。上記のコンピュータプログラムは、汎用メモリにプリインストールされてもよいし、無線通信ネットワーク60を介して外部サーバ装置50からダウンロードされた後、汎用メモリにインストールされてもよい。この場合、外部サーバ装置50は、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。
処理部123は、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどの上記のコンピュータプログラムを実行可能な専用集積回路によって実現されてもよい。この場合、当該専用集積回路に含まれる記憶素子に上記のコンピュータプログラムがプリインストールされる。当該記憶素子は、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。当該記憶素子が記憶部122として使用されてもよい。各プロセッサは、汎用マイクロプロセッサと専用集積回路の組合せによっても実現されうる。
上記の各実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の各実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
図3に例示される処理の流れにおいては、認証情報ATに基づく認証処理の成立が判断された後で属性情報に基づく判断がなされている。しかしながら、属性情報により特定されるユーザ30の属性が第一属性または第二属性に該当しており、かつ現時点が第一使用可能期間内または第二使用可能期間内であると判断された後で、認証成立の成否が判断されてもよい。
上記の実施形態においては、第一制限情報LT1と第二制限情報LT2は、制御装置12の一部である記憶部122に記憶されている。しかしながら、図1に例示されるように、第一制限情報LT1と第二制限情報LT2は、制御装置12とは独立した記憶装置13に記憶されてもよい。
記憶部122あるいは記憶装置13に記憶される制限情報の種別は、三つ以上であってもよい。すなわち、制限情報に関連付けられて記憶されるユーザの属性の種別は、三つ以上であってもよい。
認証処理の結果として制御装置12により動作制御が許可される被制御装置は、施解錠装置21に限られない。他の被制御装置の例としては、車両20に搭載されたイグニッション電源、エンジン、空調装置、音響映像機器、照明装置、シートやステアリングホイールの位置調節機構などが挙げられる。
この場合、第一制限情報LT1は、第一使用可能期間を規定する情報に加えてあるいは代えて、第一属性を有するユーザに許容される被制御装置の動作制御の種別を第一種別として規定する情報を含みうる。同様に、第二制限情報LT2は、第二使用可能期間を規定する情報に加えてあるいは代えて、第二属性を有するユーザに許容される被制御装置の動作制御の種別を第二種別として規定する情報を含みうる。第一種別と第二種別は、同一であってもよいし、相違していてもよい。
一例として、図4に示されるオーナが第一属性として登録されうる。この場合、第一制限情報LT1により特定される第一種別は、全ての被制御装置に係る動作制御とされうる。オーナ以外のユーザの属性は、第二属性として登録されうる。この場合、第二制限情報LT2により特定される第二種別は、一部の被制御装置に係る動作制御、または全ての被制御装置に係る一部の動作制御とされうる。これにより、車両20がオーナ以外のユーザと共用される場合において、他のユーザに対して適切な制限条件を課すことができる。
図4に例示されるように、第一制限情報LT1と第二制限情報LT2の少なくとも一方は、他のユーザの登録と削除を行なうことの可否についての情報を含んでもよい。
12:制御装置、121:受付部、122:記憶部、123:処理部、20:車両、21:施解錠装置、30:ユーザ、LT1:第一制限情報、LT2:第二制限情報
Claims (4)
- 車両に搭載される制御装置であって、
第一属性を有するユーザに許容される前記車両の第一使用可能期間を規定する第一制限情報、および当該第一属性と異なる第二属性を有するユーザに許容され当該第一使用可能期間と異なる前記車両の第二使用可能期間を規定する第二制限情報を記憶する記憶部と、
ユーザによる携帯が可能なモバイル装置から当該ユーザの属性を特定する属性情報を含む認証情報を受け付ける受付部と、
前記認証情報に基づいて前記モバイル装置を認証する認証処理を実行し、当該認証処理が成立した場合に前記車両に搭載された被制御装置の動作を制御する処理部と、
を備えており、
前記処理部は、
前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第一属性である場合、前記第一制限情報により規定される前記第一使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可し、
前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第二属性である場合、前記第二制限情報により規定される前記第二使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可する、
制御装置。 - 前記第一制限情報は、前記第一属性を有するユーザに許容される前記被制御装置の動作制御の第一種別を規定しており、
前記第二制限情報は、前記第二属性を有するユーザに許容され前記第一種別と異なる前記被制御装置の動作制御の第二種別を規定しており、
前記処理部は、
前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第一属性である場合、前記第一制限情報により規定される前記第一種別に係る前記被制御装置の動作制御を許可し、
前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第二属性である場合、前記第二制限情報により規定される前記第二種別に係る前記被制御装置の動作制御を許可する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記第一属性は、前記車両のオーナであり、
前記第二使用可能期間は、前記第一使用可能期間よりも短い、
請求項1または2に記載の制御装置。 - 車両に搭載される制御装置の処理部によって実行可能なコンピュータプログラムであって、
実行されることにより、前記制御装置は、
第一属性を有するユーザに許容される前記車両の第一使用可能期間を規定する第一制限情報、および当該第一属性と異なる第二属性を有するユーザに許容され当該第一使用可能期間と異なる前記車両の第二使用可能期間を規定する第二制限情報を記憶し、
ユーザによる携帯が可能なモバイル装置から当該ユーザの属性を特定する属性情報を含む認証情報を受け付け、
前記認証情報に基づいて前記モバイル装置を認証する認証処理を実行し、
前記認証処理が成立し、かつ前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第一属性である場合、前記第一制限情報により規定される前記第一使用可能期間に基づいて前記車両に搭載された被制御装置の動作制御を許可し、
前記認証処理が成立し、かつ前記属性情報により特定される前記ユーザの属性が前記第二属性である場合、前記第二制限情報により規定される前記第二使用可能期間に基づいて前記被制御装置の動作制御を許可する、
コンピュータプログラム。
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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