JP2023043385A - 臭気測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】悪臭の発生場所を特定可能な臭気測定装置を提供する。【解決手段】本発明の臭気測定装置1は、吸入口2Aを通じて測定対象から臭気を含む気体試料を吸入する臭気吸入部2と、臭気吸入部2で吸入された気体試料の臭気を測定する臭気測定部4と、基準となる基準気体を測定対象の周囲領域に供給する基準気体供給部7と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、臭気を測定する臭気測定装置に関する。
近年、口臭に対する一般国民(患者側)の関心度は、従前より格段に高いレベルになってきている。測定対象者の口臭を測定する口臭測定装置として、測定対象者の口腔内に挿入するためのプローブの先端領域近傍にガスセンサーを設け、ガスセンサーを駆動するための電流を供給するとともにガスセンサーの抵抗値の変動を取り出してガス濃度を表示する本体からなり、プローブと本体とは電気コードで連結されるか或いは一体化されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。口臭測定装置では、ガスセンサーを設けたプローブを口腔内に挿入保持した状態で、呼吸を停止して行う口腔ガス濃度の測定と、一定時間息をこらえた後呼気をゆっくり吐いて行う呼気ガス濃度の測定とを行う。これにより、悪臭の発生源が口腔内によるものか、或いは内臓疾患によるものか更にはこの両者によるものなのかの判別が可能になる。
特開2004-108861号公報
しかしながら、上記口臭測定装置は、悪臭の発生源が口腔内によるものか、或いは内臓疾患によるものか更にはこの両者によるものなのかの判別が可能になるだけである。つまり、上記口臭測定装置では、悪臭の発生源が口腔内であると判別できても、具体的に悪臭の発生源が口腔内のどこであるかを特定することができない。また、測定者によって測定結果にばらつきが生じやすい。
本発明は、斯かる実情に鑑み、測定結果のばらつきを抑制したり、悪臭の発生場所を特定したりできる臭気測定装置を提供しようとするものである。
本発明の臭気測定装置は、吸入口を通じて、測定対象から臭気を含む気体試料を吸入して案内する臭気吸入部と、前記臭気吸入部から案内された前記気体試料の前記臭気を測定する臭気測定部と、基準となる基準気体を前記測定対象の周囲領域に供給する基準気体供給部と、を備えることを特徴とする。
上記臭気測定装置に関連して、前記臭気吸入部の途中に介在して、前記気体試料と共に前記臭気吸入部に入り込んだ液体を溜める容器を備えることを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、前記臭気測定部を通過した前記気体試料が案内される脱臭フィルタを備え、前記脱臭フィルタ部において前記気体試料の前記臭気の成分を吸収してから、該気体試料を外部に排気することを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、前記気体試料が案内される経路における前記臭気測定部よりも下流側に配置され、前記気体試料に排気方向の流れを生成する排気流生成部を備えることを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、前記基準気体供給部は、外部から空気を吸入する気体吸入部と、前記気体吸入部で吸入された前記空気に含まれる臭気成分を吸収して、前記空気を前記基準気体にする基準気体生成フィルタ部と、前記基準気体を外部に吐出する基準気体吐出部と、を有することを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、前記臭気測定部及び前記基準気体供給部を所定の位置に配置させる配置部を備え、前記基準気体吐出部は、前記基準気体を外部に吐出するための吐出口を有すると共に、前記配置部の外部に延びる管を有することを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、人の口腔内に配置され、該口腔内を複数の領域に分割する分割具を備えることを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、前記分割具には、複数の前記領域に対応する部分のそれぞれに前記領域に連通すると共に、前記臭気吸入部を挿入可能な孔が設けられることを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、前記臭気吸入部における前記吸入口の最大内寸が、1mm未満となることを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、前記臭気吸入部は、測定対象に当接可能な当接部を有する先端領域を有しており、前記先端領域の側面に前記吸入口が形成されることを特徴としてもよい。
上記臭気測定装置に関連して、前記当接部と前記吸入口の距離が2mm未満であることを特徴としてもよい。
本発明の臭気測定装置によれば、測定結果のばらつきを抑制したり、悪臭の発生場所を特定可能としたりできるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施形態における臭気測定装置の概略図である。 本発明の実施形態における臭気測定装置の斜視図である。 本発明の実施形態における臭気測定装置で測定対象者の口腔内を測定する様子を示す図である。 測定対象者の口腔内の上顎側の歯及び下顎側の歯の並びを平面的に表した図である。 (A)は、本発明の実施形態における臭気測定装置の分割具を測定対象者が装着した様子を示す図である。(B)は、本発明の実施形態における臭気測定装置の分割具を装着した測定対象者の口腔内の上顎側の歯及び下顎側の歯の並びを平面的に表した図である。(C)は、本発明の実施形態における臭気測定装置の分割具の変形例を装着した測定対象者の口腔内の上顎側の歯及び下顎側の歯の並びを平面的に表した図である。 (A),(C)は、本発明の実施形態における臭気測定装置の分割具の別の変形例を測定対象者が装着した様子を示す図である。(B),(D)は、本発明の実施形態における臭気測定装置の分割具の別の変形例を装着した測定対象者の口腔内の上顎側の歯及び下顎側の歯の並びを平面的に表した図である。 本発明の実施形態における臭気測定装置のベース調整方法を示す概略図である。 (A)は、本発明の実施形態における先端領域の構造及び測定時の使用態様を示す概略図であり、(B)同先端領域の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1~図5は発明を実施する形態の一例であって、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
<全体構成>
図1~図3を参照して、本発明の実施形態における臭気測定装置1について以下説明する。本実施形態における臭気測定装置1は、主として、口臭を測定する目的で使用され、主として、人の口腔内、特に、口腔内の1本の歯を測定対象とし、1本の歯毎に発生する臭気を測定可能に構成される。なお、1本の歯に対応する歯茎も測定対象に含まれてもよい。人の歯や対応する歯茎から発生する臭気は、一本毎に異なるため、本発明の実施形態における臭気測定装置1によれば、口腔内において悪臭の発生源をより細かく特定することができる。なお、本実施形態における臭気測定装置1で、測定対象を人の口腔ではなく、その他の場所としてもよい。
図1及び図2に示すように、本実施形態における臭気測定装置1は、臭気吸入部2と、容器3と、臭気測定部4と、試料排気部5と、脱臭フィルタ部6と、基準気体供給部7と、操作部8と、配置部9と、を備える。
<臭気吸入部>
臭気吸入部2は、吸入口2Aを通じて測定対象から気体試料を吸入して、臭気測定部4に送る。本実施形態において吸入する気体試料は、1本の歯の周囲に滞留する気体を想定しているが、これに限定されるものではなく、人の複数本の歯の周囲にまとまって滞留する気体であってもよい。図1及び図2に示すように、臭気吸入部2は、例えば、ノズル20と、臭気吸入管21と、吸気流生成部22と、先端領域25を有する。
ノズル20は、先端に先端領域25を着脱自在に有する管である。図8(A)に示すように、先端領域25には、測定対象となる人の口腔に当接させるための当接部2Bを突端に有する。先端領域25の側面(当接部2Bよりも軸方向に退避した面)には、複数(ここでは合計4個)の吸入口2Aが形成される。この吸入口2Aは、ノズル20の管に連通する。
本実施形態において、当接部2Bは、先端側に凸となるように滑らかに湾曲させた曲面(当接面)としている。このような、面接触を実現可能な当接部2Bの存在により、特に、測定時に先端領域25を歯茎等に接触させなければいけない場合に、歯茎を傷めないようにできる。
上記説明したように、本実施形態では、1本の歯毎に発生する気体試料を吸入可能に構成される。このため、図3に示すように、吸入口2Aの最大内寸(最大内径)Dは、10mm以下に設定されており、好ましくは8mm以下、より望ましくは5mm以下、更に望ましくは0.1mm未満とすることが好ましい。吸入口2Aをできる限り小さくすることで、人の歯の最小幅以下となって特定の領域に絞って吸入でき、なおかつ、吸入流量を絞り込むことができる。ちなみに、吸入口2Aの最大内寸Dが大きいと、吸入流量が大きくなりすぎて、ノズル20を通じて吸入された臭気吸入部に複数の歯からの臭気が混在してしまうことがある。
測定時には、図8(A)に示すように、先端領域25の当接部2Bを、歯や歯茎に当接させながら、吸入口2Aから気体試料を吸引することにより、吸入口2Aを対象部位に接近させつつも、臭いの発生源(歯や歯茎)からの距離P(当接部2Bから吸入口2Aの中心までのノズル20の軸線方向の距離P)を、常に一定に維持することができる。この距離Pは、10mm未満が好ましく、より望ましくは5mm未満、更に好ましくは2mm未満とする。また、先端領域25の周壁に吸入口2Aを開口させることで、この距離Pの存在によって、歯や歯茎の表面の付着する唾液等を吸入口2Aから吸引する機会を低減できる。ここではノズル20の先端に、先端領域25が着脱自在に配置される場合を例示するが、本発明はこれに限定されず、ノズル20の先端に先端領域25が一体的に形成されるようにしてもよい。
更に変形例として、図8(B)に示すように、先端領域25を、細線形状または針形状とすることもできる。このようにすると、隣接する一対の歯の隙間や、歯周ポケット等に対して、突端の当接部2B(これは点接触の場合も含む)を挿入・当接させることができるので、より狭い空間の臭気を測定できる。つまり、異なる形状の先端領域25を複数用意しておき、測定目的や測定部位に応じて、先端領域25を適宜交換することも好ましい。
臭気吸入管21は、ノズル20に接続され、吸入口2Aから吸入された気体試料を臭気測定部4に案内する。ちなみに、本実施形態においてノズル20と臭気吸入管21の接続部分には、臭気測定装置1の利用者のための把持部80が設けられる。
吸気流生成部22は、臭気吸入管21内に、吸入方向の流れとなる吸気流(負圧)を強制的に生成する。吸気流生成部22は、例えば、ファンやコンプレッサー等で構成される。本実施形態において吸気流生成部22は、気体試料の案内経路において、臭気測定部4よりも下流側に配置される。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、臭気測定部4よりも上流側に配置されてもよい。
<容器>
容器3は、臭気吸入管21に入り込んだ液体を溜めるものである。ノズル20を人の口腔内に入れた場合、臭気吸入管21に唾液が入り込む可能性がある。唾液が臭気測定部4まで行くことを防止するため、容器3が設けられる。図1及び図2に示すように、容器3は、気体試料の案内経路において、臭気測定部4及び吸気流生成部22よりも上流側に配置され、ここでは臭気吸入管21の途中に介在する。
本実施形態において容器3は、上端側が開口して下端側が閉塞される筒形状の有底筒状体30により構成される。有底筒状体30の側壁には、途中から分岐する分岐管31を有する。臭気吸入管21は、有底筒状体30を境界として、これよりも上流側の第一臭気吸入管片21Aと、これよりも下流側の第二臭気吸入管片21Bとに分けられる。
第一臭気吸入管片21Aは、一端側がノズル20に接続され、他端側が有底筒状体30の上端側開口30Aを閉じる蓋部32の開口32Aに接続される。第二臭気吸入管片21Bは、一端側が分岐管31の開口31Aに接続され、他端側が臭気測定部4の吸気口4Aに接続される。なお、第一臭気吸入管片21Aの長さを調整することにより、ノズル20の取り回し範囲を調整することができる。第一臭気吸入管片21A及びノズル20の合計長さは、30cm以上が好ましく、望ましくは50cm以上とする。
<臭気測定部>
臭気測定部4は、臭気吸入部2の吸入により採取された気体試料の臭気を測定する。なお、臭気の測定方法として、例えば、臭気を構成するにおい成分を測定する成分濃度表示法が挙げられる。そして、成分濃度表示法には、単一のにおい成分(例えば、アンモニア、硫化水素、トリメチルアミン等)の濃度で表示する単一成分濃度表示法と、類似のにおい成分を1つのグループとして捉え、グループ全体の濃度で表す複合成分濃度表示法がある。
単一成分濃度表示法では、ガスクロマトグラフィ・分光光度計などの分析器を用い、臭気に含まれるにおい成分の濃度を測定する。複合成分濃度表示法では、例えば、におい成分を複数測定できるニオイセンサーを用い、臭気における複数のにおい成分の濃度を測定する。ニオイセンサーは、におい成分の吸着により電気的特性(例えば、抵抗)が変化する材料を用いて構成されてもよいし、水晶発振子に脂質膜を付着させたもので構成されてもよい。後者は、におい成分が脂質膜に付着することにより水晶発振子の周波数が変化することを利用してにおい成分を検出する。本実施形態における臭気測定部4では、図1及び図2に示すように、ニオイセンサー40を用いているが、本発明において臭気の測定方法は、上記の方法に限定されるものではなく、その他の方法で臭気を測定してもよい。
臭気測定部4は、詳細構成として、ニオイセンサー40、制御装置(図示省略)、表示部42、測定側操作ボタン部43を備える。この臭気測定部4は、筐体41にまとめて収められる。なお、本実施形態では、この筐体41内に、臭気吸入部2の吸気流生成部22も一緒に収められている。
なお、ここでは、筐体41に収められている臭気測定部4及び吸気流生成部22を全体として基本装置400と定義される。この基本装置400は、様々なものが市販されており、それらを本実施形態の臭気測定部4及び吸気流生成部22として適用できる。つまり、本実施形態では、臭気測定部4及び吸気流生成部22について、各種メーカーの基本装置400を採用し、交換可能となっている。各種メーカーによって、臭気の測定性能(測定精度)や、測定内容が異なることから、自在に交換可能にすることで、利用者の利便性を高めている。
制御装置(図示省略)は、ニオイセンサー40の通電状態を制御・検知する通電回路、及び、吸気流生成部22のモータを制御する制御ドライバ、CPU、RAM、ROM、及び記憶媒体等を有する計算機により構成される。CPUは、計算機内の全体の処理を司るものであり、作業領域としてRAMを使用する。ROMには、例えば、計算機を起動させるためのプログラムや、計算機の基本的な動作を実現するオペレーティングシステム(OS)や、その他の様々なプログラムが書き込まれる。記憶媒体は、様々なデータやプログラムが記憶されるものであり、例えば、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性メモリ、又は、ハードディスクドライブ(HDD)、又は、ソリッドステートドライブ(SSD)等により構成される。ROMや記憶媒体に記憶された制御プログラムがCPUで実行されると、制御ドライバを制御して吸気流生成部22が作動し、気体試料の吸引が実行される。同様に、制御プログラムがCPUで実行されると、通電回路を制御して、ニオイセンサー40での検出結果(抵抗値等)に基づいてCPUでにおい成分の濃度が計算される。具体的に計算機は、例えば、専用のコンピュータにより構成されてもよいし、汎用のパソコン(デスクトップパソコン、ラップトップパソコン)により構成されてもよい。表示部42には、制御装置における計算結果(例えば、におい成分の濃度等)等が表示される。測定側操作ボタン部43では、基本装置400の各種操作が受け付けられる。
<試料排気部>
試料排気部5は、臭気測定部4及び吸気流生成部22を通過した気体試料を案内して外部に排気する。図1に示すように、試料排気部5は、例えば、一端が基本装置400(臭気測定部4)に設けられた排気口4Bに接続される試料排気管50と、排気流生成部51により構成される。
排気流生成部51は、臭気測定部4及び吸気流生成部22よりも下流側に配置され、試料排気管50内に排気方向の流れ(排気流)を強制的に生成する。排気流生成部51は、例えば、ファンやコンプレッサー等で構成される。本実施形態において排気流生成部51は、途中に配置される脱臭フィルタ部6よりも下流側に配置されるが、これに限定されるものではなく、脱臭フィルタ部6よりも上流側に配置されてもよい。
なお、排気流生成部51は、試料排気管50内において、基本装置400の排気口4Bより下流側の背圧を大気圧と同等またはそれ以下に低減させることで、基本装置400から円滑に気体試料を排出させる役割を担う。市販の基本装置400の場合、排気口4Bに、脱臭フィルタ部6を配置せずに大気開放状態とすることを測定条件としている場合があるため、この排気流生成部51によって、測定条件を満たすようにする。更に、排気流生成部51は、通気抵抗を有する脱臭フィルタ部6に気体試料を確実に通す役割を担う。排気流生成部51は、特に図示しない電源またはバッテリーと、排気流生成部51のON・OFFを制御する操作スイッチ82を備える。
なお、本実施形態では、吸気流生成部51と排気流生成部22の双方において、気体試料を強制的に流すようにしているが、本発明はこれに限定されず、いずれか一方は省略されてもよい(一方が他方を兼ねてもよい)。
<脱臭フィルタ部>
脱臭フィルタ部6は、試料排気部5により案内される気体試料のにおい成分を吸収する。脱臭フィルタ部6には、所定のにおい成分を吸収する活性炭が含まれる。所定のにおい成分を吸収するものは、活性炭に限定されるものではなく、その他の材料であってもよい。
図1及び図2に示すように、本実施形態において脱臭フィルタ部6は、試料排気管50の途中に介在する。この場合、試料排気管50は、脱臭フィルタ部6を介して、上流側の第一試料排気管片50Aと、下流側の第二試料排気管片50Bとに分けられる。
第一試料排気管片50Aは、一端側が臭気測定部4に設けられた排気口4Bに接続され、他端側が脱臭フィルタ部6の入口6Aに接続される。第二試料排気管片50Bは、一端側が脱臭フィルタ部6の出口6Bに接続され、他端50Cが外部に開放される。なお、本実施形態において第二試料排気管片50Bの内部には、吸気流生成部51としてのファンが収容される。
<基準気体供給部>
基準気体供給部7は、基準となる基準気体(ここでは基準空気)を測定対象の周囲領域に供給する。一般的に、1本の歯の周囲領域の空気には、その1本の歯が発する臭気のみならず、その近傍の歯が発する臭気も混在してしまう。例えば、図4に示すように、上顎の奥歯200の周囲領域の空気には、奥歯200が発する臭気のみならず、奥歯200に隣接する上顎側の奥歯201や、下顎側の奥歯210,211が発する臭気も含まれてしまう。つまり、上顎の奥歯200の気体試料を採取しようとしても、既に、その空気には他の歯の臭気も混在してしまう。もし、奥歯200が発する臭気に異常が無くても、上顎側の奥歯201、下顎側の奥歯210,211のいずれかが発する臭気に異常があれば、奥歯200で採取した気体試料にも異常有りと評価される可能性がある。
そこで、本発明では、特定の歯の周囲の気体試料を採取する前に、基準空気をその歯の周囲領域に供給して、測定対象とする特定の歯の周囲領域を基準空気で充填させる。これは、どの歯の周囲の気体試料を採取する前にも行う。これにより、どの歯の周囲の気体試料を採取する際にも、直前に、その周囲が基準空気で充満するので、歯の気体試料の採取条件が常に同じとなる。結果、測定される臭気レベルの増減によって、異常個所が特定しやすくなる。つまり、測定対象となる歯に隣接するの歯の臭気の影響を極力排除した状態で、測定対象となる歯に限定した気体資料を採取することができる。
なお、基準気体(空気)とは、測定対象から臭気を採取する際に、測定対象の周囲領域に充満させる測定基準となる気体(空気)を指す。基準気体(空気)は、含まれるにおい成分、及びその濃度が、常に同じレベルであることが好ましい。本実施形態において基準気体(空気)は、測定対象となるにおい成分が含まれないか、又は、含まれたとしてもその濃度が低く、実質的に無臭な状態であることが好ましい。ここでは、測定室の空気を利用して、基準空気を生成する場合を例示しているが、例えば、酸素、窒素、二酸化炭素、アルゴン等の気体をボンベに貯めておき、これらの気体を利用して基準気体を生成してもよい。
図1及び図2に示すように、本実施形態において基準気体供給部7は、気体吸入部70と、基準気体生成フィルタ部71と、基準気体吐出部72と、を有する。
気体吸入部70は、外部から空気を吸入する。そして、図1に示すように、気体吸入部70は、例えば、吸気流生成部75を有する。吸気流生成部75は、吸気流を生成する。吸気流生成部75は、例えば、ファンやコンプレッサー等で構成される。本実施形態において吸気流生成部75は、基準気体生成フィルタ部71よりも下流側に配置されるが、これに限定されるものではなく、基準気体生成フィルタ部71よりも上流側に配置されてもよい。いずれにしても吸気流生成部75で生成した吸気流により、周囲の空気が入口71Aを通じて基準気体生成フィルタ部71に送られる。
ただし、入口71Aを通じて塵や埃が基準気体生成フィルタ部71に入り込まないように、メッシュフィルタ76が入口71Aに設けられてもよい。また、本実施形態では、基準気体生成フィルタ部71より上流側には、気体吸入部70の一部を成す吸気管が設けられていないが、該吸気管は設けられてもよい。気体吸入部70は、特に図示しない電源またはバッテリーと、気体吸入部70のON・OFFを制御する操作スイッチ83を備える。
基準気体生成フィルタ部71は、気体吸入部70によって吸入された空気内の所定のにおい成分を吸収して、吸入した空気を基準空気(基準気体)にする。基準気体生成フィルタ部71には、所定のにおい成分を吸収する活性炭が含まれる。所定のにおい成分を吸収するものは、活性炭に限定されるものではなく、その他の材料であってもよい。吸気流生成部75の吸気流により、基準空気が、基準気体生成フィルタ部71の出口71Bから出ていく。
基準気体吐出部72は、基準気体生成フィルタ部71で生成された基準空気を外部に吐出する。本実施形態において基準気体吐出部72は、基準空気の吐出口73Aを先端に有するノズル73と、一端がノズル73に接続され、他端が基準気体生成フィルタ部71の出口71Bに接続される基準気体吐出管74と、を有する。そして、本実施形態においてノズル73と基準気体吐出管74の接続部分には、臭気測定装置1の操作者のための把持部81が設けられる。ちなみに、基準気体吐出管74は、後述する配置部9の内部に収容される第一基準気体吐出管片74Aと、第一基準気体吐出管片74Aに繋がり、配置部9の外部に配置される第二基準気体吐出管片74Bと、で構成される。なお、第二基準気体吐出管片74Bの長さを調整することにより、ノズル73の取り回し範囲を調整することができる。第二基準気体吐出管片74Bとノズル73の合計長さは30cm以上が好ましく、望ましくは50cm以上とする。
また、本実施形態において吸気流生成部75の吸気流は、基準気体生成フィルタ部71、基準気体吐出管74、ノズル73の順に流れる。つまり、吸気流生成部75の吸気流は、基準気体生成フィルタ部71にとっては吸気流として作用するが、基準気体吐出管74やノズル73にとっては吐出流として作用する。
臭気測定装置1の利用者が把持部81を把持して、ノズル73の吐出口73Aが測定対象者の口腔内を向くようにノズル73及び基準気体吐出管74(第二基準気体吐出管片74B)を取り回して、測定対象者の口腔内に基準空気を吐出すると、測定対象者の口腔内は、基準空気で充満・換気される。測定対象となる歯の周囲の気体試料の採取前に、基準空気による換気・充満を行えば、測定対象となる歯の周囲領域は、常に基準空気で満たされるので、気体試料の採取条件が一律同じとなる。結果、臭気測定部4での各歯の測定結果の相対差を担保することができる。
<操作部>
図1及び図2に示すように、操作部8は、把持部80,81と、操作スイッチ82,83と、を有する。把持部80は、臭気測定装置1の利用者がノズル20を把持する部分であり、把持部81は、臭気測定装置1の利用者がノズル73を把持する部分である。
操作スイッチ82は、ノズル20からの気体試料の吸入の開始及び終了(停止)、及び測定の開始及び終了(停止)を行うスイッチである。そして、操作スイッチ82は、把持部80に設けられる。操作スイッチ82がONになるように操作すると、吸気流生成部22及び排気流生成部51が、臭気吸入管21内に吸気流を生成するように動作して、ノズル20からの気体試料の吸入が開始すると共に、臭気の測定が開始する。一方、操作スイッチ82がOFFになるように操作すると、吸気流生成部22及び排気流生成部51が吸気流・排気流の生成を停止して、ノズル20からの気体試料の吸入が終了(停止)する。なお、ノズル20からの気体試料の吸入の終了(停止)のタイミングと、臭気の測定の終了(停止)のタイミングが同時であると、ノズル20からの臭気の吸入の終了(停止)の直前にノズル20で吸入された臭気の測定を行うことができない。このため、臭気の測定は、操作スイッチ82がOFFされてから(ノズル20からの気体試料の吸入の終了(停止)の時点から)所定時間経過後に終了(停止)することもできる。
なお、操作スイッチ82は、臭気測定部4の測定側操作ボタン部43と同様の機能を有する。従って、臭気測定部4の測定側操作ボタン部43を操作しても各部は同様に動作する。
操作スイッチ83は、ノズル73から基準空気の吐出を開始及び終了(停止)するためのスイッチである。そして、操作スイッチ83は、把持部81に設けられる。操作スイッチ83がONになるように操作すると、吸気流生成部75が吸気流を生成して、基準気体生成フィルタ部71に周囲の空気を送るように動作する。そして、ノズル73からの基準空気の吐出が開始する。一方、操作スイッチ83がOFFになるように操作すると、吸気流生成部75が吸気流の生成を停止して、ノズル73からの基準空気の吐出が終了(停止)する。
<配置部>
配置部9は、少なくとも、容器3と、臭気測定部4又はこれを内在する基本装置400と、試料排気部5と、脱臭フィルタ部6と、基準気体供給部7と、を所定の位置に配置させるものである。図1及び図2に示すように、本実施形態において配置部9は、臭気測定部4又はこれを内在する基本装置400を保持する臭気測定側保持部90と、容器3を保持する容器側保持部91と、試料排気部5及び脱臭フィルタ部6を保持する排気側保持部92と、基準気体供給部7を保持する基準気体供給側保持部93と、を有する。
<臭気測定側保持部>
臭気測定側保持部90は、箱型ケース部90A、及び、開閉部90Bを有する。
図2に示すように、箱型ケース部90Aは、底面壁、及び底面壁に連続するコの字状の側壁により四角形状の箱型に形成される。結果、箱型ケース部90Aは、天井面側に天井側開口90Cが形成され、正面側に天井側開口90Cに連続する正面側開口90Dが形成され、天井側開口90C及び正面側開口90Dを通じて内部が外部に開放されている。そして、箱型ケース部90Aの内部は、臭気測定部4の一部を収容可能な形状及び大きさを有する。ちなみに、箱型ケース部90Aの天井側開口90C、及び正面側開口90Dを通じて、箱型ケース部90Aの内部に臭気測定部4(基本装置400)を挿入すると、図2に示すように、臭気測定部4の吸気口4A側の一部領域が箱型ケース部90Aからはみ出した状態で直立した状態になる。
開閉部90Bは、箱型ケース部90Aの正面側開口90D側を開閉する。開閉部90Bは、開閉バー90E、及び、開閉バー90Eを回動させるヒンジ機構90Fを有する。ここで、説明の便宜上、図2に示すように、箱型ケース部90Aの高さ方向、幅方向、奥行方向のそれぞれと平行になるように、仮想XYZ空間のZ軸方向、X軸方向,Y軸方向を定義した場合、箱型ケース部90Aに収められた臭気測定部4(装置400)の高さ方向、幅方向、奥行方向もそれぞれZ軸方向、X軸方向,Y軸方向と平行となる。そして、ヒンジ機構90Fのヒンジ軸は、箱型ケース部90Aの高さ方向(Z軸方向)と平行となる。また、ヒンジ機構90Fは、箱型ケース部90Aよりも箱型ケース部90Aの幅方向(X軸方向)の排気側保持部92側に配置される。
本実施形態において開閉バー90Eは、箱型ケース部90Aの幅よりも長いが、箱型ケース部90Aの高さ方向の長さよりは短く、正面側開口90Dの一部しか閉じることができないが、臭気測定部4(基本装置400)に対して係合・離脱可能であれば、これに限定されるものではなく、箱型ケース部90Aの高さ方向の長さと同じで正面側開口90Dの全部を閉じることができるように構成されてもよい。また、箱型ケース部90Aの右側壁の外周面側には、開閉バー90Eと係合して開閉バー90Eの動作を制限するロック部(図示省略)が設けられることが好ましい。開閉バー90Eを回動させて開閉バー90Eにより箱型ケース部90Aの正面側開口90Dの一部を閉じた際、開閉バー90Eをロック部(図示省略)に係合させることにより、臭気測定部4(装置400)が箱型ケース部90Aから脱落することを防止できる。
なお、臭気測定側保持部90における臭気測定部4の保持態様は、上記態様に限定されるものではなく、例えば、臭気測定部4が臭気測定側保持部90に着脱自在に嵌合して保持する態様、臭気測定側保持部90が臭気測定部4を着脱自在に挟持して保持する態様、臭気測定部4が臭気測定側保持部90に引っ掛けられて保持する態様、ネジ等の連結部材を別途用いて臭気測定部4を臭気測定側保持部90に連結させる保持態様などのその他の保持態様であってもよい。
また、臭気測定側保持部90は、臭気測定部4をワンタッチで着脱可能とする構造を有することが好ましい。
<容器側保持部>
図1及び図2に示すように、本実施形態において容器側保持部91は、天井面側が開口した箱型ケース部91Aを有する。
本実施形態において箱型ケース部91Aは、自身の高さ方向、幅方向、奥行方向が、それぞれZ軸方向、X軸方向,Y軸方向と平行となる姿勢で、箱型ケース部90A(臭気測定側保持部90)の幅方向の一方側に隣接するように配置されるが、これに限定されるものではなく、その他の配置態様であってもよい。なお、図1及び図2において箱型ケース部91Aは、箱型ケース部90Aの右側面に設けられる。
そして、箱型ケース部91Aは、内部に容器3の分岐管31よりも下方側の部分を収容可能な内部形状及び大きさを有する。また、箱型ケース部91Aの内部形状及び大きさは、容器3を容易に出し入れ可能なものであることが好ましい。また、箱型ケース部91Aは、容器3が箱型ケース部91Aの一方側開口91AAを通じて箱型ケース部91Aの内部に挿入されると、箱型ケース部91Aの内部側面に支持されて、容器3が箱型ケース部91A(箱型ケース部90A)の高さ方向(Z軸方向)に直立するような内部形状及び大きさであることが好ましい。
なお、容器側保持部91における容器3の保持態様は、上記説明した臭気測定側保持部90における臭気測定部4の保持態様と同様に、様々なものが想定される。また、容器側保持部91は、容器3をワンタッチで着脱可能とする構造を有することが好ましい。
<排気側保持部>
図1及び図2に示すように、排気側保持部92は、試料排気部5のうち、吸気流生成部51、及び脱臭フィルタ部6よりも下流側の第二試料排気管片50Bを内部に収容する。
本実施形態において排気側保持部92は、天井面側が開口した箱型ケース部92Aを有する。本実施形態において箱型ケース部92Aは、自身の高さ方向、幅方向、奥行方向が、それぞれZ軸方向、X軸方向,Y軸方向と平行となる姿勢で、箱型ケース部90A(臭気測定側保持部90)の幅方向の他方側(幅方向において箱型ケース部91Aとは反対側)において箱型ケース部90A(臭気測定側保持部90)に隣接するように配置されるが、これに限定されるものではなく、その他の配置態様であってもよい。なお、図1及び図2において箱型ケース部92Aは、箱型ケース部90Aの左側面に設けられる。
箱型ケース部92Aは、内部に脱臭フィルタ部6、及び第二試料排気管片50Bを収容可能な内部形状及び大きさを有する。また、箱型ケース部92Aの内部形状及び大きさは、少なくとも脱臭フィルタ部6を容易に出し入れ可能なものであることが好ましい。脱臭フィルタ部6は、他の部分よりも交換頻度が高いからである。また、箱型ケース部92Aは、脱臭フィルタ部6が箱型ケース部92Aの一方側開口92AAを通じて箱型ケース部92Aの内部に挿入されると、箱型ケース部92Aの内部側面に支持されて、脱臭フィルタ部6が箱型ケース部92A(箱型ケース部90A)の高さ方向(Z軸方向)に直立するような内部形状及び大きさであることが好ましい。
第二試料排気管片50Bは、箱型ケース部92Aの高さ方向(Z軸方向)において脱臭フィルタ部6よりも箱型ケース部92Aの下方側に収容される。なお、第二試料排気管片50Bは、箱型ケース部92Aと一体形成されるような態様であってもよい。また、吸気流生成部51(本実施形態では、吸気ファン)は、第二試料排気管片50Bの内部に配置される。
なお、排気側保持部92における試料排気部5及び脱臭フィルタ部6の保持態様は、上記説明した臭気測定側保持部90における臭気測定部4の保持態様と同様に、様々なものが想定される。また、ワンタッチで排気側保持部92は、試料排気部5及び脱臭フィルタ部6をワンタッチで着脱可能とする構造を有することが好ましい。
<基準気体供給側保持部>
図1及び図2に示すように、基準気体供給側保持部93は、天井面側が開口した箱型ケース部93Aを有する。本実施形態において箱型ケース部93Aは、自身の高さ方向、幅方向、奥行方向が、それぞれZ軸方向、X軸方向,Y軸方向と平行となる姿勢で、幅方向の箱型ケース部90Aとは反対側において箱型ケース部92A(臭気測定側保持部90)に隣接するように配置されるが、これに限定されるものではなく、その他の配置態様であってもよい。なお、図1及び図2において箱型ケース部93Aは、箱型ケース部92Aの左側面に設けられる。
箱型ケース部93Aは、内部に気体吸入部70(吸気流生成部75)と、基準気体生成フィルタ部71と、基準気体吐出部72と、を収容可能な内部形状及び大きさを有する。また、箱型ケース部93Aの内部形状及び大きさは、少なくとも基準気体生成フィルタ部71を容易に出し入れ可能なものであることが好ましい。基準気体生成フィルタ部71は、他の部分よりも交換頻度が高いからである。また、箱型ケース部93Aは、基準気体生成フィルタ部71が箱型ケース部93Aの一方側開口93AAを通じて箱型ケース部93Aの内部に挿入されると、箱型ケース部93Aの内部側面に支持されて、脱臭フィルタ部6が箱型ケース部93Aの高さ方向(Z軸方向)に直立するような内部形状及び大きさであることが好ましい。
ちなみに、基準気体吐出部72における第一基準気体吐出管片74Aは、箱型ケース部93Aの高さ方向(Z軸方向)において基準気体生成フィルタ部71よりも箱型ケース部93Aの下方側に収容される。また、気体吸入部70(吸気流生成部75:本実施形態では、吸気ファン)は、基準気体吐出管74(第一基準気体吐出管片74A)の内部に配置される。
なお、基準気体供給側保持部93における気体吸入部70(吸気流生成部75)と、基準気体生成フィルタ部71と、基準気体吐出部72の保持態様は、上記説明した臭気測定側保持部90における臭気測定部4の保持態様と同様に、様々なものが想定される。例えばワンタッチで基準気体供給側保持部93に着脱可能な構造とすることが好ましい。
また、本実施形態において箱型ケース部93A(基準気体供給側保持部93)は、自身の高さ方向、幅方向、奥行方向が箱型ケース部90A,91A,92Aの高さ方向、幅方向、奥行方向と平行となる姿勢で、幅方向において箱型ケース部92A(排気側保持部92)に隣接するように配置されるが、これに限定されるものではなく、その他の配置態様であってもよい。
以上のように、箱型ケース部90A~93Aは、箱型ケース部91A、90A,92A,93Aの順にそれぞれの幅方向及び高さ方向が平行になるように配列されつつ、隣接するもの同士が繋がるように設けられる。隣接する箱型ケースは、連結部材等の係合部材により係合(連結)されて繋がっていてもよいし、一体形成されていてもよい。以上のように構成される配置部9によれば、容器3、臭気測定部4、試料排気部5、脱臭フィルタ部6及び基準気体供給部7に対応する別個のものを、着脱自在な状態で一纏めにすることができる。結果、運搬が容易である。
<臭気測定装置を用いた悪臭原因箇所の特定方法1>
臭気測定装置1を用いて測定対象者の口腔内の悪臭原因箇所を特定する第一の特定方法について以下、説明する。最初に、臭気測定装置1の使用者は、臭気測定装置1を暖機運転してから、臭気測定装置1のベース調整を実施する。ベース調整とは、測定環境における臭気が存在しない状態を、臭気測定の出力値(指示値)として零値にリセットする操作を意味する。臭気測定装置1では、基準気体供給部7で生成される基準気体(基準空気)を、臭気測定部4に案内することにより、臭気測定部4における臭気が存在しない状態とする。その状態で臭気測定部4をしばらく運転して出力値(指示値)が安定するまで待機してから、測定側操作ボタン部43のベース調整ボタンを押すことで、その出力値(指示値)を零値(無臭を意味する指示値)にリセットする。基準気体(基準空気)を臭気測定部4に案内する為には、例えば、図7に示すように、吐出口73Aと吸入口2A(これは、先端領域25を取り外した状態のノズル20の先端開口が好ましい)を連結管120で連結したり、第二基準気体吐出管片74Bの下流端を、臭気測定部4の吸気口4Aに連結したりすればよい。歯科医院等では、治療室内をアロマ等の芳香成分で充満させることが多いので、基準気体供給部7で生成される基準気体でベース調整することで、治療室内の臭気に依存することなく、簡単に、ベース調整を実施できる。また、このベース調整で使用した基準気体を、口腔内に供給できるので、臭気測定の信頼性を高めることにつながる。
次に、測定対象者の口腔内の悪臭を全体的に減少させるために、歯磨き等を実施させる。その後、測定対象者に、口を閉じて鼻呼吸をさせ、次に、口から空気を吸って、鼻から空気を出させることを複数回、繰り返させる。以降の測定中は、口から空気を吸って、鼻から空気を出させる呼吸を継続させることで、食道や胃腸内の臭気成分が、口腔内に混在しないようにする。これにより、測定準備が完了する。
次に、臭気の実測定を開始する。例えば、ノズル20の先端に先端領域25を装着してから、臭気吸気側のノズル20を操作可能に右手で把持部80を持ち、基準気体供給側のノズル73を操作可能に左手で把持部81を持つ。測定対象者に呼吸を止めさせた状態で、操作スイッチ83をONにして吸気流生成部75を動作させ、ノズル73からの基準空気(基準気体)の供給を開始し、測定対象者の口腔内、又は、測定対象の歯の周囲領域にノズル73の吐出口73Aを向けて、基準空気を所定時間供給する(以下、第一処理と呼ぶ。)。所定時間経過して、測定対象者の口腔内、又は、測定対象の歯の周囲領域が基準空気で充填された状態となった頃に、操作スイッチ83をOFFにして吸気流生成部75を停止させ、ノズル73からの基準空気の供給を停止させる(以下、第二処理と呼ぶ。)。
次に、操作スイッチ82をONにして吸気流生成部22を動作させ、ノズル20からの気体試料の吸入を開始しつつ、臭気測定部4で臭気の測定が可能な状態にする。そして、臭気吸気側のノズル20の吸入口2Aを測定対象の歯に接近させて、測定対象の歯の周囲の気体試料を吸気する(以下、第三処理と呼ぶ。)。具体的には、図8(B)に示すように、先端領域25の当接部2Bを測定対象の歯に当接させることで、吸入口2Aの位置を固定しながら、気体試料を吸気する。
吸気された気体試料は、臭気吸入管21を通じて臭気測定部4に案内される。臭気測定部4では、ニオイセンサー40でにおい成分が検出され、検出結果に基づいてにおい成分の濃度が制御装置で算出され、におい成分の濃度が記憶されると共に、表示部42で表示される(以下、第四処理と呼ぶ。)。この際、気体試料が連続して吸気され、におい成分の濃度が制御装置で連続して算出されるが、におい成分の濃度の最大値、又は平均値が測定対象の歯の悪臭度合いの評価値となる。そして、操作スイッチ82をOFFにして吸気流生成部22を停止させ、ノズル20からの気体試料の吸入を停止する(以下、第五処理と呼ぶ。)。
そして、測定対象の歯の測定が終了した後に、次の測定対象の歯に対しても第一~五処理を順に行う。以上を、測定対象者の口腔内の全部の歯に対して繰り返し行う。その際の測定対象の歯の悪臭度合いの評価値が高い箇所が悪臭原因箇所と見做される。
なお、第四処理において、異常な結果が出たが、明らかにおかしい場合、再度、測定対象者の口腔内、又は、測定対象の歯の周囲領域に対して第一処理を行うことで、測定基準となる周囲の空気を基準空気に迅速に置き換えることができるため、効率良く再測定を行うことができる。
<臭気測定装置を用いた悪臭原因箇所の特定方法2>
次に、臭気測定装置1を用いて測定対象者の口腔内の悪臭原因箇所を特定する第二の特定方法について以下、説明する。第二の特定方法では、第一の特定方法と同様に測定準備が完了したら、分割部材100を用いて、測定対象者900の口腔内における領域を3つに分割する。図5(A),(B)に示すように、分割部材100は、測定対象者900の口腔内を上下に3分割する仕切りとして機能し、口腔内を、上顎側の歯を含む上顎側領域R1と、下顎側の歯を含む下顎側領域R2と、上顎側領域R1と下顎側領域R2の間の中央領域R3と、に分割する。
分割部材100は、表面に上顎側の歯全体の歯型が形成されている上顎側分割板101と、表面に下顎側の歯全体の歯型が形成されている下顎側分割板102と、を有する。上顎側分割板101及び下顎側分割板102は、それぞれ板厚方向に貫通する孔101A,101B,102A,102Bを有する。上顎側分割板101を上顎側の歯に被せて、上顎側分割板101と上顎側の歯で上顎側領域R1が形成されると、孔101A,101Bは、上顎側領域R1に連通し、ノズル20,73の先端を挿入可能に構成される。下顎側分割板102を下顎側の歯に被せて、下顎側分割板102と下顎側の歯で下顎側領域R2が形成されると、孔102A,102Bは、下顎側領域R2に連通し、ノズル20,73の先端を挿入可能に構成される。なお、孔101A,102Aの直径は、ノズル20,73の先端の直径とほぼ同じかわずかに大きい程度であることが好ましい。また、孔101A,102Aは、それぞれ上顎側分割板101、下顎側分割板102の中央、又はその近傍に設けられる。孔101B,102Bは、それぞれ上顎側分割板101、下顎側分割板102の歯の近傍に位置する部分に設けられる。上顎側分割板101及び下顎側分割板102は、歯型の奥歯側の端部で繋がって、中央領域R3を設けるため、所定角度θを成すように間が開いている。
図5(A)に示すように、本実施形態において分割部材100を測定対象者900が咥えると、上顎側分割板101と上顎側の歯全体とで取り囲まれる上顎側領域R1と、上顎側分割板101と下顎側分割板102で取り囲まれる中央領域R3と、下顎側分割板102と下顎側の歯全体とで取り囲まれる下顎側領域R2と、に分割される。中央領域R3を通じてノズル20の先端を孔101Aに差し込むと、下顎側領域R2及び中央領域R3の影響を受けること無く、ノズル20を通じて上顎側領域R1の臭気を採取可能となる。また、ノズル73の先端を孔101Aに差し込むと、上顎側領域R1に基準空気を供給することができ、元々あった空気が孔101Bから排気される。また、中央領域R3を通じてノズル20の先端を孔102Aに差し込むと、上顎側領域R1及び中央領域R3の影響を受けること無く、ノズル20を通じて下顎側領域R2の臭気を採取可能となる。また、ノズル73の先端を孔102Aに差し込むと、下顎側領域R2に基準空気を供給することができ、元々あった空気が孔102Bから排気される。
上顎側領域R1の臭気を臭気測定部4で測定した測定結果に異常がなく、下顎側領域R2の臭気を臭気測定部4で測定した測定結果に異常が認められれば、悪臭原因箇所は、下顎側の歯のいずれかにあり、上顎側の歯全体には無いと見做される。この後、下顎側の歯の一つ一つに対して第一~五処理を順に行えば、悪臭原因箇所を特定することができる。以上のように、分割部材100を用いれば、悪臭原因箇所をより狭い範囲に絞り込める。結果、第一~五処理を順に行う対象を低減することができるため、悪臭原因箇所を迅速に特定することができる。
なお、上顎側領域R1及び下顎側領域R2のいずれかの臭気を採取して測定する際、第一~五処理を順に行ってもよいし、第一,二処理を省略して、第三処理~五処理を順に行ってもよい。なお、第一,二処理を行う場合、基準気体供給側のノズル73の先端を孔101A,102Aに差し込んで行う。
また、図5(C)に示すように、上顎側分割板101に仕切り部103を設け、下顎側分割板102に仕切り部104を設けて、測定対象者900の口腔内における領域を5つに分割してもよい。この場合、分割部材100の上顎側分割板101は、上顎側領域R1を、上顎側の中央(仕切り部103)よりも左寄りの歯を含む第一上顎側領域R4と、上顎側の中央(仕切り部103)よりも右寄りの歯を含む第二上顎側領域R5と、に分割する。また、分割部材100の下顎側分割板102は、下顎側領域R2を、下顎側の中央(仕切り部104)よりも左寄りの歯を含む第一下顎側領域R6と、下顎側の中央(仕切り部104)よりも右寄りの歯を含む第二下顎側領域R7と、に分割する。そして、上顎側分割板101及び下顎側分割板102のそれぞれの各領域に対応するいずれかの位置に、孔106A~106Dを設ける。
中央領域R3を通じてノズル20の先端を、孔106Aに差し込むと、第二上顎側領域R5、下顎側領域R2(第一下顎側領域R6、第二下顎側領域R7)及び中央領域R3の影響を受けること無く、ノズル20を通じて第一上顎側領域R4の臭気を採取可能となる。また、ノズル73の先端を孔106Aに差し込むと、第一上顎側領域R4に基準空気を供給することができ、元々あった空気が孔107Aから排気される。
また、中央領域R3を通じてノズル20の先端を孔106Bに差し込むと、第一上顎側領域R4、下顎側領域R2(第一下顎側領域R6、第二下顎側領域R7)及び中央領域R3の影響を受けること無く、ノズル20を通じて第二上顎側領域R5の臭気を採取可能となる。また、ノズル73の先端を孔106Bに差し込むと、第二上顎側領域R5に基準空気を供給することができ、元々あった空気が孔107Bから排気される。
また、中央領域R3を通じてノズル20の先端を、孔106Cに差し込むと、第二下顎側領域R7、上顎側領域R1(第一上顎側領域R4、第二上顎側領域R5)及び中央領域R3の影響を受けること無く、ノズル20を通じて第一下顎側領域R6の臭気を採取可能となる。また、ノズル73の先端を孔106Cに差し込むと、第一下顎側領域R6に基準空気を供給することができ、元々あった空気が孔107Cから排気される。
また、中央領域R3を通じてノズル20の先端を、孔106Dに差し込むと、第一下顎側領域R6、上顎側領域R1(第一上顎側領域R4、第二上顎側領域R5)及び中央領域R3の影響を受けること無く、ノズル20を通じて第二下顎側領域R7の臭気を採取可能となる。また、ノズル73の先端を孔106Dに差し込むと、第二下顎側領域R7に基準空気を供給することができ、元々あった空気が孔107Dから排気される。
以上の測定対象者の口腔内を5つの領域に分割する分割部材100を用いれば、口腔内を3つの領域に分割する分割部材100と比較して悪臭原因箇所をより狭い範囲に絞り込める。結果、第一~五処理を順に行う対象をより低減することができるため、悪臭原因箇所を迅速に特定することができる。
また、図6(A),(B)に示すように、分割部材100は、上顎側分割板101のみで構成されてもよい。この場合、測定対象者の口腔内は、上顎側分割板101により上顎側領域R1と下顎側領域R2の2つに分割される。ここでの下顎側領域R2は、図5における下顎側領域R2と中央領域R3が一体になったものである。上顎側領域R1の臭気は、下顎側領域R2を通じてノズル20の先端を孔101Aに差し込んで採取する。下顎側領域R2の臭気は、下顎側領域R2に直接ノズル20の先端を差し込んで採取する。また、下顎側領域R2を通じてノズル73の先端を孔101Aに差し込むと、上顎側領域R1に基準空気を供給することができ、元々あった空気が孔101Bから排気される。
また、図6(C),(D)に示すように、分割部材100は、下顎側分割板102のみで構成されてもよい。この場合、測定対象者の口腔内は、下顎側分割板102により上顎側領域R1と下顎側領域R2の2つに分割される。ここでの上顎側領域R1は、図5における上顎側領域R1と中央領域R3が一体になったものである。上顎側領域R1の臭気は、上顎側領域R1に直接ノズル20の先端を差し込んで採取する。下顎側領域R2を通じてノズル20の先端を孔101Aに差し込んで採取する。下顎側領域R2の臭気は、上顎側領域R1を通じてノズル20の先端を孔102Aに差し込んで採取する。また、上顎側領域R1を通じてノズル73の先端を孔102Aに差し込むと、下顎側領域R2に基準空気を供給することができ、元々あった空気が孔102Bから排気される。
なお、上記に習って、測定対象者の口腔内を4つの領域に分割して、臭気の測定を行ってもよいし、測定対象者の口腔内を6つ以上の領域に分割して、臭気の測定を行ってもよい。
以上の通り、本実施形態の臭気測定装置1は、把持部80、81に、操作スイッチ82、83を設ける場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、配置部9側に操作スイッチ82、83を設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、操作スイッチ82が、臭気測定部4(基本装置400)の測定側操作ボタン部43を兼ねる場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、臭気測定部4(基本装置400)は測定側操作ボタン部43で操作し、操作スイッチ82が排気流生成部51のON・OFFを切り替えるようにしてもよい。更に、単一の操作スイッチが、排気流生成部51と吸気流生成部75を同時にON・OFFする構造としてもよい。
尚、本発明の臭気測定装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、以上説明したことを様々に組み合わせたものも当然本発明の範囲に含まれる。
1 臭気測定装置
2 臭気吸入部
2A 吸入口
3 容器
4 臭気測定部
5 試料排気部
6 脱臭フィルタ部
7 基準気体供給部
8 操作部
9 配置部
20 ノズル
21 臭気吸入管
22 吸気流生成部
25 先端領域
50 試料排気管
51 吸気流生成部
70 空気吸入部
71 基準気体生成フィルタ部
72 基準気体吐出部
73 ノズル
73A 吐出口
74 基準気体吐出管
75 吸気流生成部
100 分割部材

Claims (10)

  1. 吸入口を通じて、測定対象から臭気を含む気体試料を吸入して案内する臭気吸入部と、
    前記臭気吸入部から案内された前記気体試料の前記臭気を測定する臭気測定部と、
    基準となる基準気体を前記測定対象の周囲領域に供給する基準気体供給部と、
    を備えることを特徴とする、
    臭気測定装置。
  2. 前記臭気吸入部の途中に介在して、前記気体試料と共に前記臭気吸入部に入り込んだ液体を溜める容器を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の臭気測定装置。
  3. 前記臭気測定部を通過した前記気体試料が案内される脱臭フィルタを備え、
    前記脱臭フィルタ部において前記気体試料の前記臭気の成分を吸収してから、該気体試料を外部に排気することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の臭気測定装置。
  4. 前記気体試料が案内される経路における前記臭気測定部よりも下流側に配置され、前記気体試料に排気方向の流れを生成する排気流生成部を備えることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の臭気測定装置。
  5. 前記基準気体供給部は、
    外部から空気を吸入する気体吸入部と、
    前記気体吸入部で吸入された前記空気に含まれる臭気成分を吸収して、前記空気を前記基準気体にする基準気体生成フィルタ部と、
    前記基準気体を外部に吐出する基準気体吐出部と、
    を有することを特徴とする、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の臭気測定装置。
  6. 前記臭気測定部及び前記基準気体供給部を所定の位置に配置させる配置部を備え、
    前記基準気体吐出部は、前記基準気体を外部に吐出するための吐出口を有すると共に、前記配置部の外部に延びる管を有することを特徴とする、
    請求項5に記載の臭気測定装置。
  7. 人の口腔内に配置され、該口腔内を複数の領域に分割する分割具を備えることを特徴とする、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の臭気測定装置。
  8. 前記分割具には、複数の前記領域に対応する部分のそれぞれに前記領域に連通すると共に、前記臭気吸入部を挿入可能な孔が設けられることを特徴とする、
    請求項7に記載の臭気測定装置。
  9. 前記臭気吸入部における前記吸入口の最大内寸が1mm未満となることを特徴とする、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の臭気測定装置。
  10. 前記臭気吸入部は、測定対象に当接可能な当接部を有する先端領域を有しており、
    前記先端領域の側面に前記吸入口が形成されることを特徴とする、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の臭気測定装置。
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