JP2023043059A - 物品検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】物品を高速搬送しながら検査できるコンパクトな物品検査装置を提供する。【解決手段】物品検査装置1aは、物品Aの供給部2と、吸着孔12に物品Aを吸着して回転により搬送する搬送部3aと、搬送部の内側の投光部4aと外側の受光部4bを有している。供給部2が物品を所定の姿勢に整列させて所定位置Pに供給する。搬送部3は側周部11の吸着孔12に物品を吸着保持して搬送する。投光部の光は物品の上面から下面へ透過し、吸着孔から外の受光部に達する。測定用光は所定姿勢の物品を透過して受光されるため透過光路が一定となり、不要な光が受光部に入射しにくい。多数の物品を連続的に高速搬送しながら高精度で効率的に検査できる。【選択図】図1
Description
本発明は、所定の位置に供給した物品を、回転する円盤状の搬送部の側周部に吸着して搬送しながら、搬送部の側周部の内外に配置した投光部と受光部によって検査する物品検査装置に関するものである。
下記特許文献1には、粉体を圧縮して製造した錠剤等の成形品を搬送する成形品搬送装置の発明が開示されている。円盤状のテーブル31を有する成形機Aの次段には、円盤型の取り出し装置B1が設けられ、さらにその次段には、円盤状の成形品搬送装置C1,D1と、搬送中の成形品Pを検査する検査装置C2が設けられている。これらの構成中、円盤状の回転体を有する各装置は、回転軸は何れも垂直に配置され、円盤状の回転体は水平に配置されていて、隣接する回転体の一部が互いに重なるような配置とされている。
成形品搬送装置C1は回転体24を有しており、回転体24には、成形品を収納保持する複数のポケット243が外周に沿って所定間隔で設けられている。各ポケット243には、収納した成形品Pの下面を負圧で保持する吸引孔244と、成形品Pの内側面を負圧で保持する内部通路2451が開口しており、成形品Pを回転体24の外周に所定間隔で吸着し、回転軌道に沿って搬送することができる。成形品搬送装置D1も同様の構成である。
この発明によれば、成形品搬送装置C1,D1によって成形品を搬送する際に、搬送中の成形品の相対位置にばらつきが生じにくい好適な搬送が実現できるものとされている。なお、「背景技術」及び次項の「発明が解決しようとする課題」において各構成部分の名称に付された数字は特許文献1における参照符号である。
前記特許文献1に開示された成形品搬送装置の発明によれば、回転体24の外周に設けたポケット243に成形品Pを保持して回転方向に搬送し、隣で回転している同構造の回転体28のポケット283に受け渡す仕組みであるため、接近して回転する2つの回転体24,28の構造及び制御が複雑であり、受け渡しを常に円滑に行わせるためには、部品の設計や組み立て、そして2つの回転体24,28の配置関係のメンテナンス等に高い精度が求められるという問題があった。
また、隣接する2つの成形品搬送装置C1,D1の各回転軸は何れも垂直であり、また各回転体24,28は何れも水平で互いに一部が重なるように配置されている。このため、搬送装置は全体として大型化し、広い設置面積が必要であるという問題があった。
また、成形品Pは回転体24,28の外周に設けたポケット243,283と呼ばれる凹部に収納して保持する構造であり、成形品Pの形状に合わせて設計されたポケットの形状は固定的であって変更することはできないため、成形品の外形や寸法が変わった場合には、回転体自体を交換する必要が生じる等、対応が困難であるという問題があった。
本発明は、以上説明した従来の技術における課題に鑑みてなされたものであり、簡素でコンパクトな構成であるため広い設置面積が不要であり、多様な外形・寸法の物品に対応することが可能であり、多数の物品を連続的に高速搬送しながら高精度な検査が行える物品検査装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された物品検査装置1a,1b,1cは、
物品Aを整列させて所定位置Pに供給する供給部2,30と、
前記所定位置Pにおいて側周部11の吸着孔12に物品Aを吸着して回転することにより物品Aを搬送する円盤状の搬送部3a,3aa,3bと、
前記搬送部3a,3bによって搬送される物品Aに光を照射する投光部4aと、物品Aを透過した光を受ける受光部4bを有し、前記側周部11の内方の所定位置に前記投光部4aと前記受光部4bの一方が配置され、前記側周部11の外方の所定位置に前記投光部4aと前記受光部4bの他方が配置されてなる検査部4と、
を有することを特徴としている。
物品Aを整列させて所定位置Pに供給する供給部2,30と、
前記所定位置Pにおいて側周部11の吸着孔12に物品Aを吸着して回転することにより物品Aを搬送する円盤状の搬送部3a,3aa,3bと、
前記搬送部3a,3bによって搬送される物品Aに光を照射する投光部4aと、物品Aを透過した光を受ける受光部4bを有し、前記側周部11の内方の所定位置に前記投光部4aと前記受光部4bの一方が配置され、前記側周部11の外方の所定位置に前記投光部4aと前記受光部4bの他方が配置されてなる検査部4と、
を有することを特徴としている。
請求項2に記載された物品検査装置1aは、請求項1に記載の物品検査装置1aにおいて、
所定位置に固定されて前記搬送部3a,3aaが接触して回転する円盤状の固定部20を有しており、前記投光部4aと前記受光部4bの前記一方は、前記固定部20の内部に収納されていることを特徴としている。
所定位置に固定されて前記搬送部3a,3aaが接触して回転する円盤状の固定部20を有しており、前記投光部4aと前記受光部4bの前記一方は、前記固定部20の内部に収納されていることを特徴としている。
請求項3に記載された物品検査装置1bは、請求項1に記載の物品検査装置1bにおいて、
前記搬送部3bには、前記側周部11の前記吸着孔12の内側に、前記投光部4aと前記受光部4bの間で投受光される光が透過する透明な窓部25が設けられていることを特徴としている。
前記搬送部3bには、前記側周部11の前記吸着孔12の内側に、前記投光部4aと前記受光部4bの間で投受光される光が透過する透明な窓部25が設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載された物品検査装置によれば、供給部が物品を所定の姿勢に整列させて所定位置に供給する。搬送部は、所定位置において側周部の吸着孔に物品を吸着して保持し、回転することによって物品を搬送する。搬送部が物品を搬送している間、搬送部の側周部の内方の所定位置と外方の所定位置の間で、投光部と受光部が投受光による検査を行う。投光部が側周部の内方にある場合、投光部から出た光は、物品の一方の面から他方の面へ透過するとともに、吸着孔を透過し、側周部の外方の受光部に到達する。逆に、投光部が側周部の外方にある場合、投光部から出た光は、整列した物品の他方の面から一方の面へ透過するとともに吸着孔を透過し、側周部の内方の受光部に到達する。これにより、受光部が受けた光に基づいた物品の検査が行われる。このように、この物品検査装置は、検査部の投光部と受光部が、搬送部の側周部の内方と外方の各所定位置にそれぞれ配置されたコンパクトな構成であり、投光部から出た測定用の照射光は、側周部に所定の姿勢で保持された物品を透過して受光部に受光されるため、物品を透過する光の経路が常に一定となり、また、その構成上、不要な照射光が側周部を越えて受光部に入射する可能性が小さいため、多数の物品を搬送部の回転によって連続的に高速搬送しながら高精度で効率的に検査することができる。
請求項2に記載された物品検査装置によれば、円盤状の搬送部は、所定位置に配置された円盤状の固定部に接触し、これを案内として回転するため、搬送部による物品の搬送は安定的であり、従って高速で行うことも容易である。また、ともに円盤状である搬送部と固定部の接触面は高度な気密状態に設定することが可能であるため、物品を吸着孔に保持する負圧を発生させる吸引経路を搬送部と固定部の何れに設けるとしても、負圧の維持が確実な密閉構造とすることは容易であり、従って、搬送中の物品の保持は確実である。また、側周部の内方の所定位置、例えば固定部の内部に、投光部と受光部の一方を埋め込む形で配置することとすれば、不要な照射光が側周部を越えて受光部に入射する可能性をより小さくすることができる。
請求項3に記載された物品検査装置においては、搬送部の側周部には、負圧を発生させる吸引経路に連通する吸着孔の内側の位置に、吸着孔に保持される物品に照射される照射光、又は物品を透過した透過光を通過させるための開口が必要となるが、この発明では、この開口が透明な窓部で塞がれた構成とされている。従って、吸着孔に作用する負圧が安定的に維持される様な密閉構造を実現しやすく、従って、搬送中の物品の負圧による保持は確実になる。また、この透明な窓部は、負圧を発生させる吸引経路を挟んで吸着孔と近接して設けることができるので、側周部の内外に対向して配置される投光部と受光部の間隔を短く設定することができ、不要な照射光が側周部を越えて受光部に入射する可能性をより小さくすることができる。
本発明の第1実施形態の物品検査装置1a(以下、本装置1aとも称する。)について、図1及び図2を参照して説明する。
まず本装置1aについて、その構成を中心に説明する。図1に示すように、この物品検査装置1aは、物品Aを整列させて所定の位置に供給する供給部2と、回転しながら前記所定の位置で物品Aを吸着して搬送する円盤状の搬送部3aと、搬送部3aが搬送する物品Aを検査する検査部4とを有している。
まず本装置1aについて、その構成を中心に説明する。図1に示すように、この物品検査装置1aは、物品Aを整列させて所定の位置に供給する供給部2と、回転しながら前記所定の位置で物品Aを吸着して搬送する円盤状の搬送部3aと、搬送部3aが搬送する物品Aを検査する検査部4とを有している。
検査対象は小径の物品Aであり、非包装で単品搬送が可能な外径φ:数mm~数十mmの物品、一口サイズの物品の他、既存の製造設備や検査機能を持たない製造設備で製造された所定形状の物品や成形品、特に搬送過程で形が変化しない物品を含む。本実施形態に適用可能な物品Aとしては、例えば錠剤、カプセル剤、トローチ剤、ドロップ剤などの製剤、飴、チョコレートなどがある。以下では、平面視で円形とされ、その直径に比して高さ(厚さ)の小さい側面視が矩形状の錠剤を例にとって説明する。
図1に示すように、供給部2は、物品Aの供給源(図示せず)から物品Aを下方に滑らせて供給する傾斜した樋状の供給路5と、供給路5から物品Aが投入される全体として略円筒形の供給装置6を有している。供給装置6は、いわゆる回転式パーツフィーダであり、上面が開放された円筒形の筐体7と、筐体7の内部に設けられて図示しない第1モータで回転する上面が開放された逆円錐台形の供給容器8と、供給容器8の内部に設けられて図示しない第2モータで回転する供給円板9を有している。供給容器8は、開放された上面の周縁部に、物品Aを搬送するフランジ状の搬送路10を有している。搬送路10は水平なリング状であり、その幅(周方向と直交する方向の寸法)は、物品Aの直径の2倍弱程度である。この供給容器8を収納している筐体7の高さは供給容器8の高さよりも大きいため、供給容器8の搬送路10の外周は筐体7の上部によって取り囲まれた構造となっている。また供給容器8の内部にある供給円板9は、供給容器8の開口部の内径よりも若干小さい直径を有しており、供給容器8の内部で傾斜して配置されているため、その最頂部は、供給路5の近傍において、供給容器8の搬送路10の一部に接している。
以上のように構成された供給装置6によれば、第1モータと第2モータを同一の方向に回転させることにより、供給路5から供給円板9の上に投入された多数の物品Aは、供給円板9によって最頂部に送られ、少なくともその一部が供給容器8の搬送路10に載る。物品Aは直径よりも高さが小さい形状であるため、図1に示すように平面視が円形の姿勢で搬送路10上に載せられ、供給容器8の回転に伴い、後述する所定の位置(供給位置Pと称する。)まで、搬送路10に沿って一列となって移動していく。
なお、供給装置6について詳細に説明したが、その構造が、これに限定されないことは当然である。すなわち、供給装置6として回転式パーツフィーダの例を挙げたが、回転式の場合であれば、筐体7と供給容器8が一体になって回転する構造のものでもよいし、また回転式に限らず振動式パーツフィーダでもよい。また、振動式パーツフィーダの場合であれば、物品Aの供給方向は回転方向だけでなく直線方向であってもよい。さらに、パーツフィーダの名称に限るものでもなく、要するに、物品Aを整列させて搬送部3aの所定位置に供給できる機能を備えた装置であればよい。
なお、供給装置6について詳細に説明したが、その構造が、これに限定されないことは当然である。すなわち、供給装置6として回転式パーツフィーダの例を挙げたが、回転式の場合であれば、筐体7と供給容器8が一体になって回転する構造のものでもよいし、また回転式に限らず振動式パーツフィーダでもよい。また、振動式パーツフィーダの場合であれば、物品Aの供給方向は回転方向だけでなく直線方向であってもよい。さらに、パーツフィーダの名称に限るものでもなく、要するに、物品Aを整列させて搬送部3aの所定位置に供給できる機能を備えた装置であればよい。
図1から理解されるように、供給容器8の回転軸と搬送部3aの回転軸は直角に交わっている。すなわち、円筒形の供給容器8の回転軸(図示せず)は鉛直方向に平行であり、搬送部3aのリング状の搬送路10は水平面内において回転する。これに対し、円盤状の搬送部3aの回転軸(吸引管15)は水平方向に平行であり、円盤状の搬送部3aは鉛直面と平行な面内で回転する。そして、搬送部3aは、その側周部11の最低部が、円周状の搬送路10の一部である供給位置Pに近接するような形態で配置されている。従って、供給位置Pにおける搬送部3aの側周部の移動方向と、供給位置Pにおける搬送路10の移動方向は一致している。従って、搬送路10に載って供給されてきた物品Aを、同方向に移動する搬送部3aの側周部11で保持する動作は安定しており、保持に失敗する可能性は小さい。
図2に示すように、搬送部3aは、片面(図2では左側の面)が断面台形状に凹んだ皿のような円盤状(ディスク状)の部材であり、又は円錐台形の大径側の端面を開放したような構造の部材である。搬送部3aの側周部11の外周壁には、所定間隔で複数の吸着孔12が形成されている。吸着孔12の内径は物品Aの外径よりも小さい。また搬送部3aの内部には、吸着孔12に負圧を発生させる吸引経路13が吸着孔12ごとに放射状に形成され、各吸引経路13は中央の吸引空間14に連通している。吸引空間14には、回転軸を兼ねた吸引管15が接続されており、吸引管15は外部の図示しないポンプ等の吸引手段に接続されている。この吸引管15は、本装置1aのフレームFに軸支されており、吸引管15に設けられたプーリー16は、図示しない駆動ベルトを介して図示しない駆動モータに連動連結されている。従って、駆動モータを駆動すれば、搬送部3aは吸引管15を中心として回動することができる。
なお、搬送部3aの吸着孔12に負圧を発生させる仕組みとしては、前述した構造の他、搬送部3aの内部を一体の連続した吸引空間とし、各吸着孔12が共通の吸引空間に直接連通する構造であってもよい。
また、図2に示すように、搬送部3aの断面台形状に凹んだ面の中心には、円柱状の回転軸17が吸引管15と同軸に突設されている。また、吸着孔12ごとに、吸着孔12に対向する側周部11の傾斜面には貫通孔18が設けられており、後述する検査部4の投光部4aからの光が貫通孔18を経て吸着孔12の物品Aに照射されるようになっている。
図2に示すように、本装置1aの図示しないフレームFには、不動の固定部である固定ディスク20が取り付けられている。固定ディスク20は、搬送部3aの断面台形状に凹んだ部分と略同一の形状、すなわち小径側を搬送部3aに向けた円錐台形状の中実部材である。固定ディスク20は、例えば樹脂ブロックから削り出しで製造できる。前述した搬送部3aは、その回転軸17が、固定ディスク20の中央の軸孔20aを貫通することによって軸支されている。また、搬送部3aは、固定ディスク20に向けて若干の付勢力で押されている。従って、搬送部3aの内方にある傾斜面S1が、固定ディスク20の傾斜面S2に押し付けられて接触した状態で回転する。従って、吸着孔12に対向する側周部11の貫通孔18は、後述する検査部4の投光部4aが設けられた部分以外では、固定ディスク20との接触によって気密に塞がれた状態となっている。
なお、図2に示すように、搬送部3aの凹んだ側の中心付近の垂直面S3と、固定ディスク20の小径側の中心付近の垂直面S4との間には、微小な隙間があって接触はしていない。しかし、本装置1aを長期に亘って使用すると、搬送部3aの傾斜面S1と固定ディスク20の傾斜面S2が接触しながら回転することによって摩耗する場合がある。このような場合には、搬送部3aは隙間が狭くなる方向に付勢されて位置を調整するので、側周部11の貫通孔18における気密状態は径年的に保たれる。
図2に示すように、本装置1aの搬送部3aには、物品Aを透過光で検査する検査部4が設けられている。検査部4は、搬送部3aによって搬送される物品Aに光を照射する投光部4aと、物品Aを透過した光を受ける受光部4bを有している。この実施形態では、搬送部3aの断面台形状に凹んだ部分の内側、すなわち側周部11の内方の所定位置に投光部4aが外向きに配置されている。より具体的には、投光部4aは、回動する搬送部3aの貫通孔18と対向しうる位置に設けられた固定ディスク20の設置孔21内に埋め込まれるように取り付けられている。また、搬送部3aの側周部11の外方には、投光部4aと光軸を合わせて受光部4bが配置されている。図1及び図2から理解されるように、投光部4aと受光部4bからなる検査部4は、搬送部3aの側周部11が、その最低部(供給装置6の供給位置P)から搬送方向に90度回動した位置に光軸を水平にして配置されている。なお、検査部4の投光部4aと受光部4bの位置関係は逆でもよいし、90度の位置でなくともよい。また、図示はしないが、搬送部3aの回転方向について検査部4の下流側には、検査で合格した物品Aと不合格の物品Aを分けて取り扱うための回収機構が設けられている。
次に本装置1aについて、その作用及び効果を中心に説明する。
本装置1aによれば、供給装置6において、物品Aは、略平らな円形の2面が上面及び下面となった安定した姿勢となって搬送路10に載り、一列に整列されて搬送路10を進行し、供給位置Pに供給される。なお、所定の姿勢にならない物品Aは、供給位置Pにおける搬送部3aとの接触により、又は供給途中でバランスを崩す等して供給円板9上に落下し、再度の供給に与るので問題はない。また、搬送路10の幅や第1モータ及び第2モータの駆動速度等を適宜に設定すれば、図1に示すように物品Aを一列にして供給することは可能であるが、仮に一列にならない場合でも、供給位置Pにおいて搬送部3aに吸着されなかった物品Aは供給円板9上に落下して再度の供給に与るのでこれも問題はない。
本装置1aによれば、供給装置6において、物品Aは、略平らな円形の2面が上面及び下面となった安定した姿勢となって搬送路10に載り、一列に整列されて搬送路10を進行し、供給位置Pに供給される。なお、所定の姿勢にならない物品Aは、供給位置Pにおける搬送部3aとの接触により、又は供給途中でバランスを崩す等して供給円板9上に落下し、再度の供給に与るので問題はない。また、搬送路10の幅や第1モータ及び第2モータの駆動速度等を適宜に設定すれば、図1に示すように物品Aを一列にして供給することは可能であるが、仮に一列にならない場合でも、供給位置Pにおいて搬送部3aに吸着されなかった物品Aは供給円板9上に落下して再度の供給に与るのでこれも問題はない。
搬送部3aは、供給位置Pに到達した物品Aの上面に側周部11の吸着孔12で吸着し、負圧で物品Aを保持し、回転することによって物品Aを後段へと搬送する。円盤状の搬送部3aは、所定位置に固定された円盤状の固定ディスク20に接触しており、これを案内として回転するため、搬送部3aによる物品Aの搬送は安定的であり、従って高速で搬送することも容易である。また、搬送部3aの吸引経路13には、吸着孔12ごとに側周部11の傾斜面に貫通孔18が設けられているが、搬送部3aの傾斜面S1が固定ディスク20の傾斜面S2に押し付けられて十分な気密状態で接触しているため、負圧が低下することはなく、吸着孔12における物品Aの吸着保持は確実である。搬送部3aが物品Aを搬送している間、この実施形態では、供給位置Pで物品Aが保持されてから搬送部3aが90度回転した位置で、検査部4によって検査が行われる。固定ディスク20内にある投光部4aから出た光は、設置孔21及び貫通孔18を経て、吸着孔12に保持された物品Aの上面から下面へと透過し、搬送部3aの外側にある受光部4bに到達する。これにより、図示しない制御部において、受光部4bが受けた光に基づいた情報の処理・演算が実行され、その結果を所定の基準と比較する等により物品Aの検査が行われる。検査で合格した物品Aと、不合格の物品Aは、検査部4の下流側において別々の位置で仕分けされ、適宜処分されるか、又は次工程へと送られる。
図3は、第1実施形態の変形例を示す図であって、物品Aを保持する必要のある吸引孔12のみに、より強力な負圧(吸引力)が発生するようにした供給部3aa等を示している。以下、図3を参照して、図2と構成の異なる部分を中心に説明する。図3に示すように、搬送部3aaの内部には、吸着孔12に負圧を発生させる吸引経路13が吸着孔12ごとに放射状に形成されているが、この吸引経路13は、回転軸17側(内側)の吸引経路13aと、側周部11側(外側)の吸引経路13bの独立した2本の経路で構成されている。内側の吸引経路13aは、その一端が中央の吸引空間14に連通し、その他端は固定ディスク20と接している傾斜面S1に開口している。また、吸引経路13bは、その一端が、吸引経路13aの開口している部分に近接して傾斜面S1に開口しており、その他端は、貫通孔18及び吸着孔12に連通している。また、固定ディスク20の傾斜面S2には、吸引経路13aと吸引経路13bを連通させる凹部19が形成されている。特に図3(b)に示すように、この凹部19は、供給部3aaの回転方向について、供給位置Pの直前の位置から、検査部4の直後の位置までの所定の角度範囲について扇形に連続して形成されている。図3(b)に示した一構造例によれば、吸引経路13は等角度間隔で18本が設けられており、供給位置Pの直前から検査部4の直後までの7本の吸引経路13を連通させるような角度範囲に形成されている。従って、供給部3aaの稼働時には、供給位置Pの直前から検査部4の直後までの7本の吸引経路13のみに吸引力が作用し、これらの吸引経路13の吸着孔12のみに負圧が発生して物品Aが保持される。他の吸引経路13は、固定ディスク20によって経路が分断されるので吸引力が働かず、これら他の吸引経路13の吸着孔12には負圧が発生しないため、物品Aは保持されないが、その分だけ、供給位置Pの直前から検査部4の直後までの7本の吸引経路13の吸着孔12、すなわち物品Aを保持する必要のある吸着孔12に作用する負圧は、図2に示した構造例よりも大きくなり、物品Aの保持はより確実になる。
以上説明したように、本装置1aによれば、検査部4の投光部4aと受光部4bが、搬送部3aの側周部11の内方と外方の各所定位置に、互いに近接して配置されたコンパクトな構成となっている。そのため、投光部4aから出た測定用の照射光は、所定の姿勢で吸着孔12に保持された物品Aの上面から下面に向けて透過するため、所定形状の物品Aに対する光の透過経路が常に一定となる。また、投光部4aを固定ディスク20内に埋め込んだ構成上、投光部4aからの照射光が、所期の光路以外の経路を経て直接受光部4bに入射する可能性は小さく、搬送部3aの回転により高速搬送しながら高精度の検査を行うことができる。
本発明の第2実施形態の物品検査装置1b(以下、本装置1bとも称する。)について、図4及び図5を参照して説明する。
まず本装置1bについて、その構成を中心に説明する。図4に示すように、この物品検査装置1bは、物品Aを整列させて所定位置に供給する供給部2と、回転しながら前記所定位置で物品Aを吸着して搬送する円盤状の搬送部3bと、搬送部3bが搬送する物品Aを検査する検査部4とを有している。供給部2は、搬送部3bとの配置関係も含めて第1実施形態と同一の構成なので、第1実施形態の説明を援用して再度の説明を省略し、主として搬送部3bと検査部4について説明する。
まず本装置1bについて、その構成を中心に説明する。図4に示すように、この物品検査装置1bは、物品Aを整列させて所定位置に供給する供給部2と、回転しながら前記所定位置で物品Aを吸着して搬送する円盤状の搬送部3bと、搬送部3bが搬送する物品Aを検査する検査部4とを有している。供給部2は、搬送部3bとの配置関係も含めて第1実施形態と同一の構成なので、第1実施形態の説明を援用して再度の説明を省略し、主として搬送部3bと検査部4について説明する。
図5に示すように、搬送部3bは、片面(図5では左側の面)が開放され、断面矩形状に凹んだ底の平らな皿のような円盤状(ディスク状)の部材であり、又は一端面が開放された平たい円筒形の部材である。搬送部3bの側周部11の外周壁には、所定間隔で複数の吸着孔12が形成されている。吸着孔12の内径は物品Aの外径よりも小さい。また搬送部3bの内部には、吸着孔12に負圧を発生させる吸引経路13が吸着孔12ごとに放射状に形成され、各吸引経路13は中央の回転軸を兼ねた吸引管22に連通している。吸引管22は外部の図示しない吸引源に接続されている。この吸引管22は、本装置1bのフレームFに軸支されており、吸引管22に設けられたプーリー16は、図示しない駆動ベルトを介して図示しない駆動モータに連動連結されている。従って、駆動モータを駆動すれば、搬送部3bは吸引管22を中心として回動することができる。
搬送部3bでは、側周部11の吸着孔12の内側に、投光部4aと受光部4bの間で投受光される光が透過する透明な窓部25が設けられている。
図5に示すように、本装置1bの検査部4は、投光部4aと受光部4bから構成されており、検査部4自体は第1実施形態と同一の構成である。投光部4aは、搬送部3bの側周部11の内方の所定位置、具体的には側周部11に近接した位置に、半径方向について外向きの姿勢で配置されている。搬送部3bの側周部11の外方には、投光部4aと光軸を合わせて受光部4bが配置されている。図5から理解されるように、この実施形態では、第1実施形態における搬送部3aの貫通孔18(図2参照)に相当する光が透過するための開放構造の孔がなく、その代わりに設けられているのが透明な窓部25である。
なお、図4に示すように、投光部4aと受光部4bからなる検査部4は、第1実施形態と同様、搬送部3bの側周部11が、その最低部(供給装置6の供給位置P)から搬送方向に90度回動した位置に光軸を水平にして配置されている。また、検査部4の投光部4aと受光部4bの位置関係は逆でもよいし、90度の位置でなくともよい。また、図示しないが、搬送部3bの回転方向について検査部4の下流側には、検査で合格した物品Aと不合格の物品Aを分けて取り扱うための機構が設けられている。
次に本装置1bについて、その作用及び効果を中心に説明する。
本装置1bの搬送部3bの側周部11には、吸引経路13に連通する吸着孔12の内側の位置に、吸着孔12に保持された物品Aに照射される照射光を通過させるため、透明な部材で構成された窓部25が設けられている。従って、吸着孔12に負圧を与える吸引経路13の密閉機能が高く、従って搬送中の物品Aの保持は確実になり、搬送部3bを高速で回転させて搬送することも可能となる。また、この透明な窓部25は、吸引経路13によって負圧が発生する吸着孔12のごく近傍に設けられているので、側周部11の内と外に対向して配置される投光部4aと受光部4bの間隔を、短く設定することができる。図5の部分拡大断面図では、この距離をかなり長めに設定しているが、側周部11と吸着される物品Aの厚さに若干の余裕を持たせた程度のより短い距離に設定することもできる。これによって、不要な照射光が側周部11を越えて受光部4bに入射する可能性をより小さくすることができる。
本装置1bの搬送部3bの側周部11には、吸引経路13に連通する吸着孔12の内側の位置に、吸着孔12に保持された物品Aに照射される照射光を通過させるため、透明な部材で構成された窓部25が設けられている。従って、吸着孔12に負圧を与える吸引経路13の密閉機能が高く、従って搬送中の物品Aの保持は確実になり、搬送部3bを高速で回転させて搬送することも可能となる。また、この透明な窓部25は、吸引経路13によって負圧が発生する吸着孔12のごく近傍に設けられているので、側周部11の内と外に対向して配置される投光部4aと受光部4bの間隔を、短く設定することができる。図5の部分拡大断面図では、この距離をかなり長めに設定しているが、側周部11と吸着される物品Aの厚さに若干の余裕を持たせた程度のより短い距離に設定することもできる。これによって、不要な照射光が側周部11を越えて受光部4bに入射する可能性をより小さくすることができる。
なお、搬送部3bは、図5において左側の面が開放されているため、搬送部3bの側周部11と投光部4aの間に外光が入ると、状況によっては外光の一部が窓部25から入射して検査精度に影響を及ぼす可能性が考えられる。そのような可能性を未然に防止する手段として、図5に示す搬送部3bの開放された左側の面を、検査部4と干渉しない構造・配置とすることを条件として、遮光性の膜、シート、板材で覆うようにしてもよい。又は、本装置1bの全体を遮光性の筐体、ケース内に収納してもよい。
以上説明した第1及び第2実施形態では、供給装置6の搬送路10上にある物品Aを吸着・保持する搬送部3a,3bの吸着孔12は、搬送部3a,3bの側周部11に所定の間隔で形成されている。従って、供給装置6は、これら吸着孔12の間隔と同一の間隔となるように物品Aを整列させて供給位置Pに供給することが好ましい。そのようにすれば、供給位置Pに供給される物品Aは、1個ずつ吸着孔12に対応するため、残すことなく、かつ吸着孔12を全て使用して、物品Aを効率的に搬送することができる。
ところが、図1及び図4に示すように、第1及び第2実施形態の供給装置6で物品Aを供給すると、その搬送路10上を移動していく複数の物品Aの中には、複数の物品Aが隙間なく連続している部分もあれば、前後の物品Aと離れて単独で存在している物品Aもあり、必ずしも一定の間隔をおいて並んで移動する状況にはならない。
そこで、搬送部3a,3bの吸着孔12の間隔と同一の間隔となるように物品Aを整列させて供給する供給部を備えた本発明の第3実施形態の物品検査装置1c(以下、本装置1cとも称する。)について、図6を参照して説明する。この実施形態は、第1実施形態又は第2実施形態の変形例とも言えるものであるが、図6では搬送部は第2実施形態の搬送部3bと同構造のものを採用した。
図6に示すように、本装置1cは、物品Aを整列させて所定位置に供給する供給装置6と、回転しながら物品Aを吸着して搬送する円盤状の搬送部3bと、搬送部3bが搬送する物品Aを検査する検査部4とを有している点は、第2実施形態と略同一である。本装置1cの特徴は、供給装置6と搬送部3bの間に、第2の供給部として供給ディスク30が設けられている点である。供給ディスク30以外の点は第1及び第2実施形態の説明を援用して再度の説明を省略する。
図6に示すように、供給ディスク30は、水平に配置された円盤状の装置であり、その中心には、図示しない駆動モータによって駆動される垂直な回転軸が取り付けられている。供給ディスク30の外径は搬送部3bの外径に略等しい。供給ディスク30の外周部には、周方向について、所定間隔で複数の吸着孔31が設けられている。吸着孔31と吸着孔31の間隔は、搬送部3bにおける吸着孔12と吸着孔12の間隔に略等しい。図示はしないが、供給ディスク30の内部には、各吸着孔31に負圧を生じさせるための吸引経路等の構造が設けられており、この吸引経路等は、外部に設けられたポンプ等の吸引手段に連結されている。
図6に示すように、供給ディスク30は、供給装置6の搬送路10の上面と略一致する水平面と平行に配置されており、搬送装置の筐体7の一部に設けられた切欠部32において、吸着孔31が搬送路10の外周縁部に近接するように構成されている。また、供給ディスク30は、筐体7の切欠部32に近接している側と反対側の外周部において、搬送部3bの側周部11と近接している。供給ディスク30と搬送部3bが近接する位置は、物品Aが供給ディスク30から搬送部3bへ受け渡される位置であり、これを供給位置Pと呼ぶ。
図6に示すように、供給部2の供給路5から物品Aを供給装置6内に投下させながら、供給装置6の供給容器8及び供給円板9と、供給ディスク30を互いに反対方向に回動させる。また、搬送部3bを、供給ディスク30と接する供給位置Pでの移動方向が供給ディスク30と同一となるような方向に回動させる。供給ディスク30の吸着孔31と、搬送部3bの吸着孔12には負圧を生じさせておく。供給装置6に落とし込まれた物品Aは、搬送装置の搬送路10に並んで移動していくが、その間隔は必ずしも揃っていない。また搬送路10上の物品Aは、平面視が円形の姿勢となっている。これらの物品Aは、筐体7の切欠部32において、供給ディスク30の吸着孔31に吸着されて側面で保持され、所定の間隔となって搬送部3bに供給されていく。供給位置Pにおいて、供給ディスク30の各吸着孔31に保持された物品Aは、吸着孔31と間隔が一致する搬送部3bの吸着孔12に次々と上面側を吸着されて保持され、搬送部3bの回転によって後段へと搬送されていく。検査等の詳細は第1及び第2実施形態で説明した通りである。
本装置1cによれば、第1の供給部2と第2の供給部である供給ディスク30によって、搬送部3bの吸着孔12のピッチに合致した間隔で物品Aを供給位置Pに供給できる。このため、供給位置Pに供給された物品Aは、搬送部3bの吸着孔12に並び順で1個ずつ吸着されていくので、搬送部3bは全ての吸着孔12を使用して物品Aを後段へ効率的に搬送することができる。
次に、搬送部3a,3bの吸着孔12の間隔と同一の間隔となるように物品Aを整列させて供給位置Pに供給できる供給装置40について、図7及び図8を参照して説明する。この供給装置40は、第1実施形態(その変形例を含む)又は第2実施形態における供給装置6の変形例とも言えるものである。
供給装置40は、搬送部3bの吸着孔12の間隔と同一の間隔となるように物品Aを整列させて供給位置Pに供給するための構造を備えている。この供給装置40が設けられる物品検査装置のその他の構成は、第1又は第2実施形態と同一であり、同一部分についてはその説明を援用する。
図7は、供給装置40において、供給容器8が有するリング状の搬送路10の一部を拡大して示す平面図であり、図8は、図7のX-X切断線における断面図である。
図7及び図8に示すように、リング状の搬送路10の外周側には、周方向について所定の間隔で複数の溝部41が形成されている。溝部41は、搬送路10の上面よりも低い領域であり、その形状は、搬送路10のリング形状の半径方向に長く、半径方向の外方向に向かうに連れて周方向の幅が小さくなる台形状である。各溝部41には、前記半径方向の外方端部に、物品Aの収容溝42が形成されている。収容溝42は、物品Aの外径に略合致した内形状とされている。この収容溝42は、リング状の搬送路10の周方向について所定間隔で設けられているが、この所定間隔は、搬送部3a,3bの吸着孔12の周方向の間隔と一致している。傾斜している供給円板9の最頂部と、溝部41の底面とが一致した位置となっており、供給円板9から溝部41に物品Aがスムーズに送り込まれるようになっている。
以上説明した溝部41及び収容溝42を有する供給装置40を駆動すれば、供給容器8の搬送路10に載った物品Aは、搬送路10の回転に伴って溝部41に入り込み、さらに収容溝42に落ち込んで保持され、周方向に所定の間隔となって供給位置Pまで運ばれる。従って、複数の物品Aを、搬送部3a,3aa,3bの吸着孔12のピッチに合致した間隔で並べて供給位置Pに供給できる。そして、供給位置Pに供給された物品Aは、搬送部3a,3aa,3bの吸着孔12に並び順で1個ずつ吸着されるので、搬送部3a,3aa,3bは全ての吸着孔12を使用して物品Aを後段へ効率的に搬送することができる。
なお、図1及び図4にそれぞれ示す第1及び第2実施形態では、供給容器8の回転軸と搬送部3a,3bの回転軸は直角に交わっているが、供給容器8に対する搬送部3a,3bの配置はこれに限定するものではない。すなわち、円筒形の供給容器8の回転軸は鉛直方向に平行であり、円盤状の搬送部3a,3bの回転軸は水平方向に平行であるが、両回転軸が交差しないように搬送部3a,3bの回転軸の向きを第1及び第2実施形態と異なる方向に向けてもよい。このような構成であれば、本装置の周囲の他機器の配置状況や使用可能なスペースの有無等に合わせて、本装置の搬送部3a,3bの配置を適宜に調整できる。この場合、供給位置Pにおける搬送部3a,3bの側周部11の移動方向と、供給位置Pにおける搬送路10の移動方向は一致せず、供給位置Pにおける両者の移動方向は交差することになるが、搬送路10及び搬送部3a,3bの回転速度を適宜に調整する等すれば、供給された物品Aを搬送部3bが保持することは可能である。
1a,1b,1c…物品検査装置
2…供給部
3a,3aa,3b…搬送部
4…検査部
4a…投光部
4b…受光部
6,40…供給装置
11…搬送部の側周部
12…搬送部の吸着孔
20…固定部としての固定ディスク
25…窓部
30…第2の供給部としての供給ディスク
A…物品
P…供給部が搬送部に物品を供給する所定位置としての供給位置
2…供給部
3a,3aa,3b…搬送部
4…検査部
4a…投光部
4b…受光部
6,40…供給装置
11…搬送部の側周部
12…搬送部の吸着孔
20…固定部としての固定ディスク
25…窓部
30…第2の供給部としての供給ディスク
A…物品
P…供給部が搬送部に物品を供給する所定位置としての供給位置
Claims (3)
- 物品(A)を整列させて所定位置(P)に供給する供給部(2,30)と、
前記所定位置において側周部(11)の吸着孔(12)に物品を吸着して回転することにより物品を搬送する円盤状の搬送部(3a,3aa,3b)と、
前記搬送部によって搬送される物品に光を照射する投光部(4a)と、物品を透過した光を受ける受光部(4b)を有し、前記側周部の内方の所定位置に前記投光部と前記受光部の一方が配置され、前記側周部の外方の所定位置に前記投光部と前記受光部の他方が配置されてなる検査部(4)と、
を有することを特徴とする物品検査装置(1a,1b,1c)。 - 所定位置(P)に固定されて前記搬送部(3a,3aa)が接触して回転する円盤状の固定部(20)を有しており、前記投光部(4a)と前記受光部(4b)の前記一方は、前記固定部の内部に収納されていることを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置(1a)。
- 前記搬送部(3b)には、前記側周部(11)の前記吸着孔(12)の内側に、前記投光部(4a)と前記受光部(4b)の間で投受光される光が透過する透明な窓部(25)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置(1b)。
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