JP2023041118A - 収納具 - Google Patents

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武史 藤木
Takeshi Fujiki
柊斗 大枝
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Abstract

【課題】蓋体が覆った状態であってもノートパソコンの電源コード等との干渉を避けやすい構成を有した収納具を提供する。【解決手段】収納具は、蓋体Bが、収納空間spの上方を開放させる開放姿勢(G)と収納空間spよりも上側の領域を覆う覆姿勢(H)とを採り得るものであり、覆姿勢(H)をなす蓋体Bが、収納具本体Aの上に収納空間spに連続した拡張空間領域esを区画し得るとともに収納具本体Aと協働して拡張空間領域esを側方に開放させる側方開口部Dを形成し得るものとなっている。【選択図】図9

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 公開日 :令和3年9月2日~令和3年9月8日 公開場所 :コクヨ株式会社 THE CAMPUS(東京都港区港南1丁目8番35号) 公開者 :コクヨ株式会社
本発明は、種々の物品を収納し得る収納具に関する。
従来から、種々の物品を収納可能な収納ケースが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この種の収納ケースでは、収納される物品の上下寸法が収納空間よりも長い場合であると、その物品の一部が収納空間よりも上に突出した状態のまま周囲に露出してしまうことになる。そのため、かかる構成の収納ケースは、物品を収納した状態であっても、周囲からの見栄えを必ずしも良好に維持し得るものとは言えなかった。
また、近時においては、リモートワークや在宅勤務といった多様な執務形態が普及しつつある。そして、特に、執務を実行する場所において執務専用のテーブル等が無いような場合には、執務を実行する都度、収納ケースからノートパソコンを取り出すという作業が不可避的なものとなっている。
ところが、従来の収納ケースでは、ノートパソコン本体から外側方に突出する部材(例えば、電源コードの接続端部やマウスの接続端部等。)が、収納の邪魔になりやすいものとなっていた。
換言すれば、従来の収納ケースでは、執務を終えて収納作業をする度ごとに、電源コード等の接続端部をノートパソコン本体から取り外す作業をやらなければならず、執務者に対して煩わしさを与え易いものとなっていた。
なお、外側方に突出する部材は、ノートパソコン本体に関連するものに限られず、他の物品においても同様である。
特開2001-075676号公報
本発明は、以上のような事情に着目してなされたものであり、少なくとも、収納具本体の収納空間よりも大きな物品であっても蓋体が覆った状態で好適に収容し得るものであり、蓋体が覆った状態であってもノートパソコンにおける電源コードの接続端部等の外側方に突出する部材との干渉を避けやすい構成を有した収納具を提供することにある。
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
請求項1に記載の発明は、物品が収納される収納空間を有した収納具本体と、この収納具本体に支持された蓋体とを備えた収納具であって、前記蓋体が、前記収納空間の上方を開放させる開放姿勢と前記収納空間よりも上側の領域を覆う覆姿勢とを採り得るものであり、前記覆姿勢をなす前記蓋体が、前記収納具本体の上に前記収納空間に連続した拡張空間領域を区画し得るとともに前記収納具本体と協働して前記拡張空間領域を側方に開放させる側方開口部を形成し得るものである収納具である。
請求項2に記載の発明は、前記側方開口部が、側面視において略矩形状に形成されたものである請求項1記載の収納具である。
請求項3に記載の発明は、前記蓋体が、前記収納具本体に支持されるベースボード部と、第一のヒンジ部を介して前記ベースボード部に連設されたトップボード部と、第二のヒンジ部を介して前記トップボード部に連設されたフロントボード部とを備えたものである請求項1又は2記載の収納具である。
請求項4に記載の発明は、前記覆姿勢において、前記ベースボード部における上端面に前記トップボード部における下面が支持され得るように、前記ベースボード部に対する前記第一のヒンジ部の位置が設定されている請求項3記載の収納具である。
請求項5に記載の発明は、前記ベースボード部が、起立姿勢において前記収納具本体に支持されたものであり、前記収納具本体よりも上に延出した延出部分を有している請求項3又は4記載の収納具である。
請求項6に記載の発明は、前記蓋体が、前記収納具本体に対して着脱可能に構成されている請求項1、2、3、4又は5記載の収納具である。
請求項7に記載の発明は、前記蓋体の内面に、前記収納具本体に係合することにより前記蓋体の前記覆姿勢を安定させる係合部が設けられたものである請求項1、2、3、4、5又は6記載の収納具である。
請求項8に記載の発明は、前記係合部が、棒状の物品を保持し得る物品ホルダーである請求項7記載の収納具である。
請求項9に記載の発明は、前記収納具本体に、当該収納具本体を支持するためのベルト部材又はハンドル部材が設けられている請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の収納具である。
請求項10に記載の発明は、前記収納具本体が、横長矩形状をなす底壁部と、この底壁部の前端から立設された横長矩形状をなす前壁部と、前記底壁部の後端から立設された横長矩形状をなす後壁部と、前記底壁部における左右両側端から立設されるとともに前記前壁部と前記後壁部との間を繋ぐ矩形状をなす左右の側壁部とを備えたものであり、前記後壁部に前記蓋体が支持されている請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の収納具である。
請求項11に記載の発明は、前記収納具本体に対して着脱可能に構成された大きさの異なる複数の前記蓋体を備えており、その中から選択された一つの蓋体のみを前記収納具本体に対して装着可能な収納具であって、選択された一の蓋体が前記収納具本体に装着された場合と、選択された他の蓋体が前記収納具本体に装着された場合とによって、前記側方開口部の大きさが異なるように構成されている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の収納具である。
以上説明したように本発明によれば、少なくとも、収納具本体の収納空間よりも大きな物品であっても蓋体が覆った状態で好適に収容し得るものであり、蓋体が覆った状態であってもノートパソコンにおける電源コードの接続端部等の外側方に突出する部材との干渉を避けやすい構成を有した収納具を提供することができるものとなる。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同実施形態における右側面図。 同実施形態における斜視図。 同実施形態における右側面図。 同実施形態における斜視図。 同実施形態における斜視図。 同実施形態における蓋体(覆姿勢)を説明するための概略的な中央断面図。 同実施形態における蓋体(開放姿勢)を説明するための概略的な中央断面図。 同実施形態における使用状態の一例を示す斜視図。 同実施形態における使用状態の一例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態を示す斜視図。 本発明の他の実施形態を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態を、図1~10を参照して説明する。
この実施形態は、本発明を、ノートパソコン本体P等の物品を収納可能な収納具に適用したものである。
なお、図9及び図10では、物品として、ノートパソコン本体Pを例示しているが、収納具に収納され得る物品であればどのようなものであってもよいのはもちろんことである。
収納具は、物品が収納される収納空間spを有した収納具本体Aと、収納具本体Aに支持された蓋体Bとを備えたものである。蓋体Bは、収納具本体Aを構成する後壁部3に支持されている。
この実施形態の収納具は、図3及び図4に示されるように、蓋体Bが、収納空間spの上方を開放させる開放姿勢(G)を採り得るものとなっている。また、この収納具は、図1及び図2に示されるように、収納空間spよりも上側の領域を覆う覆姿勢(H)を採り得るものとなっている。蓋体Bは、図5及び図6等に示されるように、収納具本体Aに対して着脱可能に構成されている。
以下、本実施形態における収納具について詳述する。
<<収納具本体A>>
収納具本体Aは、天板等の載置面上に載置され得るものである。収納具本体Aは、全体として、上方が開放された横長矩形ボックス状をなしている。
収納具本体Aは、略横長矩形状をなす底壁部1と、底壁部1の前端から立設された略横長矩形状をなす前壁部2と、底壁部1の後端から立設された略横長矩形状をなす後壁部3と、底壁部1における左右両側端から立設されるとともに前壁部2と後壁部3との間を繋ぐ略矩形状をなす左右の側壁部4とを備えている。
収納具本体Aには、底壁部1、前壁部2、後壁部3、及び、左右の側壁部4によって囲まれてなり物品を収納可能な収納空間spが形成されている。
収納具本体Aは、前壁部2の上端縁2e、後壁部3の上端縁3e、及び、左右の側壁部4の上端縁4eによって、上方に開放された上方開口部Cが形成されている。
<底壁部1>
底壁部1は、下面が天板等の載置面に接する矩形板状をなしたものである。底壁部1は、詳しく図示しないが、生地を主体に構成された底の外装材と、底の外装材の内面に添設された中敷き板とを備えたものである。中敷き板は、板紙やプラスチック板等の芯材を含んで構成されたものである。
この実施形態では、底壁部1の中敷き板は、収納具本体Aが折り畳み姿勢(図示せず)を採ることができるように、底の外装材に対して離脱可能に配設されている。
すなわち、収納具本体Aは、出荷時や不使用時において、前後方向の寸法を圧縮させた折り畳み姿勢を採り得るように構成されている。収納具本体Aは、中敷き板を底の外装材から離脱させるとともに左右の側壁部4を前後方向中央部において折り曲げることにより、折り畳み姿勢を採り得るものとなっている。
<前壁部2>
前壁部2は起立姿勢をなす横長矩形板状をなしている。前壁部2は、詳しく図示しないが、矩形板状をなす芯材と、芯材を被覆する外装材とを備えたものである。
前壁部2の上部における左右方向中央部には、覆姿勢(H)をなすときに、蓋体Bにおけるフロントボード部7に配された他方の磁石J2が吸着し得る一方の磁石J1が配設されている。
一方の磁石J1は、芯材の外面側と外装材との間に配設されており、外部から視認されないようになっている。前壁部2の前面側(外面側)には、小物類を収納し得る左右一対のポケット21が設けられている。また、収納空間spを臨む前壁部2の後面側(内面側)にも左右一対のポケットが設けられている。
<後壁部3>
後壁部3は起立姿勢をなす横長矩形板状をなしている。後壁部3は、前壁部2と略平行に配設されている。後壁部3は、詳しくは図示しないが、矩形板状をなす芯材と、芯材を被覆する外装材とを備えたものである。
後壁部3には、収納空間spを臨む内面側に内ポケット31が設けられている。内ポケット31は、例えば、折り畳まれたノートパソコン本体Pの下部を起立した姿勢で後壁部3に沿うようにして収納空間spに収納するために用いられる。なお、内ポケット31における開口縁近傍の左右方向中央部には、後壁部3に連結された姿勢保持バンド32の先端部が着脱し得るものとなっている。
後壁部3における上部の外面側には、面ファスナMを構成する左右方向に延びてなる蓋体止着部たる一方の面ファスナ構成要素M1が設けられている。一方の面ファスナ構成要素M1は、後壁部3の左右幅方向の略全域に亘って配設されている。一方の面ファスナ構成要素M1には、蓋体Bにおけるベースボード部5の内面側に設けられた他方の面ファスナ構成要素M2が止着し得るものとなっている。
後壁部3における下部の外面側には、ホックKを構成する蓋体止着部たる一方のホック構成要素K1が設けられている。一方のホック構成要素K1は、後壁部3における下部の外面側に左右方向に間隔をあけて複数箇所(三箇所)に配されている。一方のホック構成要素K1には、蓋体Bにおけるベースボード部5の内面側に設けられた他方のホック構成要素K2が止着し得るものとなっている。
<左右の側壁部4>
左右の側壁部4は、起立姿勢をなす略矩形板状をなしている。左の側壁部4と右の側壁部4とは略平行に配設されている。左右の側壁部4は、詳しくは図示しないが、縦長矩形状をなす左右一対の芯材と、左右一対の芯材を被覆する外装材とを備えたものである。前述したように、左右の側壁部4は、収納具本体Aが折り畳み姿勢を採り得るように、前後方向中央部4c(側面視における左右方向中央部)において折り曲げることができるようになっている。
左右の側壁部4の外面には、収納具本体Aを支持するためのベルト部材Uが設けられている。ベルト部材Uは、使用者が肩等に掛けて使用し得るように一本の連続した帯状をなしている。ベルト部材Uの両端部は、左の側壁部4及び右の側壁部4の双方にそれぞれ支持されている。この実施形態では、ベルト部材Uの一端部は、左の側壁部4に設けられた一方の支持リングR1に取り付けられており、ベルト部材Uの他端部は、右の側壁部4に設けられた他方の支持リングR2に取り付けられている。
なお、この実施形態では、一方の支持リングR1は、左の側壁部4における後部に配設されており、他方の支持リングR2は、右の側壁部4における前部に配設されている。
<<蓋体B>>
蓋体Bは、収納具本体Aに支持されるベースボード部5と、第一のヒンジ部h1を介してベースボード部5に連設されたトップボード部6と、第二のヒンジ部h2を介してトップボード部6に連設されたフロントボード部7とを備えたものである。
ここで、蓋体Bの説明は、基本的に覆姿勢(H)に基づいて行うものとする。
<ベースボード部5>
ベースボード部5は、略横長矩形板状をなしている。ベースボード部5は、矩形板状をなす芯材51と、芯材51を被覆する外装材52とを備えたものである。ベースボード部5は、起立姿勢において収納具本体Aに支持されている。ベースボード部5は、収納具本体Aにおける後壁部3の外面に添設されている。
ベースボード部5は、収納具本体Aよりも上に延出した延出部分5sを有している。換言すれば、ベースボード部5は、下部が収納具本体Aに添設されているとともに上部である延出部分5sが収納具本体Aの上方開口部Cよりも上側に突出したものとなっている。
ベースボード部5の内面側には、後壁部3に設けられた一方の面ファスナ構成要素M1及び一方のホック構成要素K1に対応させて、蓋体止着部である他方の面ファスナ構成要素M2及び他方のホック構成要素K2が配設されている。
ベースボード部5の芯材51は、トップボード部6及びフロントボード部7の芯材61、71の厚み寸法よりも大きく構成されている。この実施形態では、ベースボード部5の芯材51は、板状をなす2枚の芯材を重ね合わせることにより、トップボード部6及びフロントボード部7の各芯材61、71の厚み寸法に対して約2倍の厚み寸法をなしている。
なお、ベースボード部5の芯材51は、複数枚を積層したものではなく、単一のものであってもよいのはもちろんのことである。
ベースボード部5の上端部には、第一のヒンジ部h1を介してトップボード部6の後端部が連設されている。第一のヒンジ部h1は、ベースボード部5の上端部とトップボード部6の後端部との間に設けられている。
<第一のヒンジ部h1>
第一のヒンジ部h1は、芯材を有さない部分により構成されている。第一のヒンジ部h1は、ベースボード部5とトップボード部6とを区成するために、外面側の外装材と内面側の外装材とを縫い付けた箇所に設けられている。
<トップボード部6>
トップボード部6は、略横長矩形板状をなしている。トップボード部6は、矩形板状なす芯材61と、芯材61を被覆する外装材62とを備えたものである。トップボード部6は、覆姿勢(H)において略水平姿勢をなしている。一方で、トップボード部6は、開放姿勢(G)において、ベースボード部5の外面側に略沿った起立姿勢をなしている。
この実施形態では、覆姿勢(H)において、ベースボード部5における上端面5tにトップボード部6における後端部の下面6mが支持され得るように、ベースボード部5に対する第一のヒンジ部h1の位置が設定されている。
換言すれば、トップボード部6の水平姿勢が、覆姿勢(H)を採る際において安定するように、トップボード部6におけるベースボード部5側の端部が、ベースボード部5における上端面5tの上に面的に載せ置かれ得るように構成されている。
より具体的に言えば、図7に示すように、第一のヒンジ部h1は、覆姿勢(H)をなすときに、ベースボード部5の上端面5tにおける後部に位置し得るように設定されている。
トップボード部6の前端部には、第二のヒンジ部h2を介してフロントボード部7が連設されている。第二のヒンジ部h2は、トップボード部6の前端部とフロントボード部7の上端部との間に設けられている。
<第二のヒンジ部h2>
第二のヒンジ部h2は、第一のヒンジ部h1と同様に芯材を有さない部分により構成されている。第二のヒンジ部h2は、トップボード部6とフロントボード部7とを区成するために、、外面側の外装材と内面側の外装材とを縫い付けた箇所に設けられている。
<フロントボード部7>
フロントボード部7は、略横長矩形板状をなしている。フロントボード部7は、矩形板状をなす芯材71と、芯材71を被覆する外装材72とを備えたものである。
フロントボード部7は、覆姿勢(H)において、起立姿勢をなしている。換言すれば、フロントボード部7は、覆姿勢(H)において、トップボード部6の先端部から下方に垂下した姿勢をなしている。一方で、フロントボード部7は、開放姿勢(G)において、ベースボード部5の外面側に略沿った起立姿勢をなしている。
なお、ベースボード部5の上下寸法は、開放姿勢(G)におけるトップボード部6の上下寸法とフロントボード部7の上下寸法とを合わせた値と略同じか又は若干長い寸法に設定されている。
フロントボード部7の下部すなわち先端部における左右方向中央部には、覆姿勢(H)をなすときに前壁部2に配された一方の磁石J1に吸着し得る他方の磁石J2が配設されている。他方の磁石J2は、芯材71の内面側と外装材72との間に配設されており、外部から視認されないようになっている。
フロントボード部7の内面側における左右方向中央部には、収納具本体Aに係合することにより蓋体Bの覆姿勢(H)を安定させる係合部たる筆記具ホルダーFが設けられている。すなわち、フロントボード部7の内面側における左右方向中央部には、棒状の物品である筆記具(図示せず)を保持し得る物品ホルダーたる筆記具ホルダーFが設けられている。筆記具ホルダーFは、フロントボード部7に設けられた他方の磁石J2と略同じ左右方向の位置に設けられており、且つ、当該他方の磁石J2よりも上に配設されている。
筆記具ホルダーFは、板状をなしフロントボード部7の内面側に取り付けられたベース部f1と、ベース部f1に支持され左右方向に貫通した筆記具挿通孔が形成された環状部f2とを備えたものである。そして、筆記具ホルダーFにおけるベース部f1及び環状部f2の下部が、収納具本体Aにおける上方開口部Cを形成する前壁部2の上端縁2eに係合することにより、蓋体Bの覆姿勢(H)を安定させている。
つまり、蓋体Bは、覆姿勢(H)において、フロントボード部7が収納具本体Aにおける前壁部2に対して適切に位置決めされるように、一方の磁石J1と他方の磁石J2との係合構造、及び、筆記具ホルダーFと前壁部2の上端縁2eとの係合構造の双方を利用したものとなっている。
<<側方開口部D>>
しかして、この実施形態における収納具は、覆姿勢(H)をなす蓋体Bが、収納具本体Aの上に収納空間spに連続した拡張空間領域esを区画し得るとともに収納具本体Aと協働して拡張空間領域esを側方に開放させる側方開口部Dを形成し得るものとなっている。拡張空間領域esを側方に開放させる側方開口部Dは、側面視において略矩形状に形成されている。
すなわち、蓋体Bは、収納具本体Aの直上に、ベースボード部5、トップボード部6、及び、フロントボード部7により囲まれた略横長直方体状をなす拡張空間領域esを形成し得るものとなっている。
また、略矩形状をなす側方開口部Dは、拡張空間領域esを左右方向から視認し得るように左右に対をなして設けられている。側方開口部Dは、収納具本体Aにおける左右の側壁部4の上端縁4e、ベースボード部5における左右の側端縁5e、トップボード部6における左右の側端縁6e、及び、フロントボード部7における左右の側端縁7eによって構成されている。
側方開口部Dには、図9に一例を示すように、物品である折り畳まれたノートパソコン本体Pから外側方に突出する部材であるマウスの接続端部ptが位置し得るものとなっている。なお、ノートパソコン本体Pから外側方に突出する部材に関する他の例としては、電源コードの接続端部を挙げることができる。
この実施形態の収納具であれば、執務者は、執務を終えて収納作業をする度ごとに、マウスや電源コードの接続端部ptをノートパソコン本体Aから取り外す作業を行う必要がないものとなる。つまり、この実施形態の収納具であれば、執務者は、接続端部ptをノートパソコン本体Aに接続させたまま、収納具本体Aとの干渉を気にすることなく収納作業を円滑に行うことができるものとなっている。
以上説明したように、本実施形態に係る収納具は、物品が収納される収納空間spを有した収納具本体Aと、収納具本体Aに支持された蓋体Bとを備えたものである。
そして、蓋体Bが、収納空間spの上方を開放させる開放姿勢(G)と収納空間spよりも上側の領域を覆う覆姿勢(H)とを採り得るものであり、覆姿勢(H)をなす蓋体Bが、収納具本体Aの上に収納空間spに連続した拡張空間領域esを区画し得るとともに収納具本体Aと協働して拡張空間領域esを側方に開放させる側方開口部Dを形成し得るものである。
このため、本実施形態であれば、少なくとも、収納具本体Aの収納空間spよりも大きな物品であっても蓋体Bが覆った状態で好適に収容し得る構成を採り得るものとなる。
しかも、本実施形態であれば、拡張空間領域esを側方に開放させる側方開口部Dが形成されているため、蓋体Bが覆った状態であってもノートパソコンAに接続される接続端部pt等の外側方に突出する部材との干渉が好適に回避されたものとなっている。
側方開口部Dが、側面視において略矩形状に形成されたものである。
このため、物品の上端部が、前後方向に亘って蓋体Bに干渉し難いように、拡張空間領域esを好適に形成し得るものとなっている。
蓋体Bが、収納具本体Aに支持されるベースボード部5と、第一のヒンジ部h1を介してベースボード部5に連設されたトップボード部6と、第二のヒンジ部h2を介してトップボード部6に連設されたフロントボード部7とを備えたものである。
このため、蓋体Bは、拡張空間領域esを側方に開放させる側方開口部Dを形成し得る覆姿勢(H)を好適に採り得るだけでなく、開放姿勢(G)も好適に採り得る構成が実現されたものとなっている。
覆姿勢(H)において、ベースボード部5における上端面5tにトップボード部6における下面6mが支持され得るように、ベースボード部5に対する第一のヒンジ部h1の位置が設定されている。
このため、覆姿勢(H)において、トップボード部6のベースボード部5に対する姿勢が安定化するものとなっている。
ベースボード部5が、起立姿勢において収納具本体Aに支持されたものであり、収納具本体Aよりも上に延出した延出部分5sを有している。
このため、蓋体Bは、ベースボード部5に延出部分5sを有しているため、側方開口部Dを形成し得る好適な構成をなしている。
しかも、開放姿勢(G)において、ベースボート部の延出部分5sが衝立として機能することにより、収納空間spに収容された物品の上部を背面側から見え難くすることができるものとなっている。このため、かかる構成のものであれば、収納空間spに収納された物品が露骨に他人から視認されることによる心理的負担も好適に低減され得るものとなっている。
蓋体Bが、収納具本体Aに対して着脱可能に構成されているため、例えば、収納具を保管させる場所が狭い場合等において、蓋体Bを収納具本体Aから任意に離脱させることができるものとなっている。
蓋体Bの内面に、棒状の物品である筆記具を保持し得る物品ホルダーたる筆記具ホルダーFが設けられたものである。そして、筆記具ホルダーFが、収納具本体Aに係合することにより、蓋体Bの覆姿勢(H)を安定させている。
このため、蓋体Bの覆姿勢(H)が、筆記具ホルダーFと収納具本体Aとの係わり合いを利用して、好適に保持されたものとなっている。
収納具本体Aに、当該収納具本体Aを支持するためのベルト部材Uが設けられている。
このため、収納具本体A及び当該収納具本体Aに支持された蓋体Bを、ベルト部材Uを利用して好適に持ち運びし得るものとなっている。
収納具本体Aが、横長矩形状をなす底壁部1と、底壁部1の前端から立設された横長矩形状をなす前壁部2と、底壁部1の後端から立設された横長矩形状をなす後壁部3と、底壁部1における左右両側端から立設されるとともに前壁部2と後壁部3との間を繋ぐ矩形状をなす左右の側壁部4とを備えたものである。そして、後壁部3に蓋体Bが支持されている。
このため、収納具本体Aは、物品が収納される収納空間spが形成される好適な形態が採られたものとなっているだけでなく、蓋体Bが収納具本体Aに対して支持される好適な形態が採られたものとなっている。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、図11及び図12に示すように、収納具は、収納具本体Aに対して着脱可能に構成された大きさの異なる複数の蓋体(一の蓋体B1、他の蓋体B2)を備えており、その中から選択された一つの蓋体のみを収納具本体Aに対して装着可能なものとしてもよい。なお、複数の蓋体は三つ以上の複数を備えたものであっても構わない。
図11及び図12の例では、選択された一の蓋体B1が収納具本体Aに装着された場合(図11)と、選択された他の蓋体B2が収納具本体Aに装着された場合(図12)とによって、側方開口部Dの大きさが異なるように構成されている。
このようなものであっても、所期の目的を達成し得るとともに、収納される物品や収納具が保管される場所等に応じて蓋体B1、B2の大きさを柔軟に調整し得るものとなっている。
収納具本体に収納される物品は、どのようなものであってもよいのはもちろんのことである。
蓋体は、収納具本体に対して着脱可能に構成されていないものであってもよい。
蓋体止着部は、面ファスナやホックに限られるものではなく、例えば、ファスナにより構成されたものであってもよい。
拡張空間領域は、上述した実施形態のように直方体状の空間領域を形成するものに限られるものではない。
側方開口部の形状は、上述した実施形態のような略矩形状のものに限られるものではない。
蓋体の係合部は、蓋体の内面に設けられ収納具本体に係合することにより蓋体の覆姿勢を安定させることができるものであればよく、上述した実施形態に示されたような物品ホルダーに限られるものではない。
収納具本体には、ベルト状の部材を主体に構成されたベルト部材に代えて、ハンドル部材が設けられたものであってもよい。
また、ベルト部材は、長さが調節可能に構成されたものであってもよいし、長さが調節できないものであってもよい。
ベルト部材は、収納具本体に対して取り外し自在な構成のものであってもよいし、はじめから収納具本体に対して固定されている構成のものであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
A…収納具本体
B…蓋体
D…側方開口部
(G)…開放姿勢
(H)…覆姿勢
sp…収納空間
es…拡張空間領域

Claims (11)

  1. 物品が収納される収納空間を有した収納具本体と、この収納具本体に支持された蓋体とを備えた収納具であって、
    前記蓋体が、前記収納空間の上方を開放させる開放姿勢と前記収納空間よりも上側の領域を覆う覆姿勢とを採り得るものであり、
    前記覆姿勢をなす前記蓋体が、前記収納具本体の上に前記収納空間に連続した拡張空間領域を区画し得るとともに前記収納具本体と協働して前記拡張空間領域を側方に開放させる側方開口部を形成し得るものである収納具。
  2. 前記側方開口部が、側面視において略矩形状に形成されたものである請求項1記載の収納具。
  3. 前記蓋体が、前記収納具本体に支持されるベースボード部と、第一のヒンジ部を介して前記ベースボード部に連設されたトップボード部と、第二のヒンジ部を介して前記トップボード部に連設されたフロントボード部とを備えたものである請求項1又は2記載の収納具。
  4. 前記覆姿勢において、前記ベースボード部における上端面に前記トップボード部における下面が支持され得るように、前記ベースボード部に対する前記第一のヒンジ部の位置が設定されている請求項3記載の収納具。
  5. 前記ベースボード部が、起立姿勢において前記収納具本体に支持されたものであり、前記収納具本体よりも上に延出した延出部分を有している請求項3又は4記載の収納具。
  6. 前記蓋体が、前記収納具本体に対して着脱可能に構成されている請求項1、2、3、4又は5記載の収納具。
  7. 前記蓋体の内面に、前記収納具本体に係合することにより前記蓋体の前記覆姿勢を安定させる係合部が設けられたものである請求項1、2、3、4、5又は6記載の収納具。
  8. 前記係合部が、棒状の物品を保持し得る物品ホルダーである請求項7記載の収納具。
  9. 前記収納具本体に、当該収納具本体を支持するためのベルト部材又はハンドル部材が設けられている請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の収納具。
  10. 前記収納具本体が、横長矩形状をなす底壁部と、この底壁部の前端から立設された横長矩形状をなす前壁部と、前記底壁部の後端から立設された横長矩形状をなす後壁部と、前記底壁部における左右両側端から立設されるとともに前記前壁部と前記後壁部との間を繋ぐ矩形状をなす左右の側壁部とを備えたものであり、
    前記後壁部に前記蓋体が支持されている請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の収納具。
  11. 前記収納具本体に対して着脱可能に構成された大きさの異なる複数の前記蓋体を備えており、その中から選択された一つの蓋体のみを前記収納具本体に対して装着可能な収納具であって、
    選択された一の蓋体が前記収納具本体に装着された場合と、選択された他の蓋体が前記収納具本体に装着された場合とによって、前記側方開口部の大きさが異なるように構成されている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の収納具。
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