JP2023040553A - 非接触式体温計 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触式体温計と被測定者となる人体との間が不適切な距離となっている場合、測定者に非接触式体温計と人体との距離を調整しなければならないことを示し、非接触式体温計を用いた体温測定を適正に行なう。【解決手段】体温測定部3に体温測定手段4と距離測定手段5とを備えて、人体に非接触で体温測定部3と人体との距離を測定し体温を測定する非接触式体温計1であり、距離測定手段5で測定した測定距離が距離条件を満たすか否かの判定をする制御手段9と、測定距離が距離条件を満たさないときに、体温測定手段4が測定した測定体温を点滅表示する表示手段6とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、人体の体温を測定する非接触式体温計に関するものである。
従来から体温測定では、脇で挟んだり口にくわえて検温するタイプの体温計を用いているが、感染症予防などの目的で行なう体温検査では、測定者と被測定者とが距離を取って離れていることが好ましく、測定機器も被測定者の身体に接触させずに測定するタイプの機器が用いられる。
また近年では、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として、不特定の人が出入りする施設などでは、検温のための場所を設けて、施設利用者に簡易的な検温を実施しており、このような体温測定では、測定者が手持ちできるハンディータイプのものが多く用いられている。
このハンディータイプの非接触式体温計は、人体(被測定者)に向ける体温測定部に、人体が放射する赤外線を検出(赤外線量の検出)する赤外線温度センサーを用いた体温測定手段と、体温測定部と人体との間の距離を検出する距離センサーを用いた距離測定手段とを配置していて、検温時には、体温測定部を人体の表面(通常、額)から所定の距離をとって体温の測定を行なっている。
非接触式体温計を用いる体温測定では、測定者が目測で判断しながら上記体温測定部と被測定者の額との間隔を適切な距離にするようにしている。そして特許文献1では、体温計の体温測定部と人体とが適切に離れた状態で体温測定を行ない易くするための工夫が示されている。
具体的に特許文献1は赤外線温度計に関するものであり、赤外線方式の距離ユニットにより被測定者の額が、体温測定部から適切な位置になると、警報を発するようにする工夫が示されている。
特許文献2も赤外線温度計に関するものである。この特許文献2の赤外線温度計では、検温の動作のスタート時に、光学的手段で測定する距離と予め設定された距離との対比を繰り返し行ない、赤外線温度センサーが正確な位置設定状態に到達したときのみ、測定区域の温度を計算する点が示されている。
さらに、赤外線温度センサーが正確な位置設定状態にあることを処理装置が認識すると直ぐに、測定区域の温度の計算に処理装置が自動的に介入し、またはシグナル手段によって正確な位置設定状態に到達していることを測定者が知ったときに、キーパッドなどの操作で処理装置の介入を手動で行わせる点が示されている。(特許文献2の0038)
そして、測定した距離が設定誤差内に収まらない場合に、赤外線温度計自体が光/音響エラー通報を行なっていて、人体が放射する赤外線を検出する赤外線温度センサー(強度トランスジューサ)からの信号を考慮しない点が示されている。(特許文献2、0038、図5)
特開2018-004519号公報 特表2002-502023号公報
ハンディータイプの非接触式体温計は、上述したように体温測定部と被測定者の人体の表面との間を予め定められた距離にして体温を測定するものであるが、測定者が体温計を手持ちして操作するため、体温測定部と人体との間は定められた距離から外れ易いものである。
そして、非接触式体温計では、体温測定部と人体の表面との間が定められた距離から外れている場合、特許文献2で示されているように体温の数値を示さずにエラーの通知を行なっている。
一方、ハンディータイプの非接触式体温計は医療関係以外の施設で使用する場合も非常に多い。そして、測定者が非接触式体温計の検温の仕組みを知らないとともに、操作に不慣れのまま検温をする場合も多い。
そのため、操作に慣れていない測定者が不適切な距離の下で測定した場合、被測定者が見た目に健康であると判断できるにもかかわらず、仮に単純な「Err」の文字列によるエラー表示が出てしまうと、測定者は、非接触式体温計に故障が生じたという誤った判断をしがちである。
そこで、本発明は上述した事情に鑑みて、非接触式体温計と被測定者となる人体との間が不適切な距離となっている場合、測定者に対して非接触式体温計と人体との距離を調整すべきであることを想起させ易くすることを課題とし、非接触式体温計を用いた体温測定を適正に行なえるようにすることを目的とする。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、体温測定部に赤外線温度センサーを配して人体の体温を測定する体温測定手段と、体温測定部に距離センサーを配してこの体温測定部と人体との距離を測定する距離測定手段とを備えて、人体に非接触で体温測定部と人体との距離を測定し体温を測定する非接触式体温計において、
距離測定手段によって測定された測定距離が予め定められている距離条件を満たすか否かの判定をする制御手段と、
前記測定距離が距離条件を満たさないときに、体温測定手段が測定した測定体温を点滅表示する表示手段とを備えることを特徴とする非接触式体温計を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして、本発明において、表示手段は、点滅表示の終了後にエラー情報の点灯表示を行なうものであることが良好である。
(請求項3の発明)
また、本発明において、表示手段は、測定距離が距離条件を満たすときに、測定体温を点灯表示するものであることが良好である。
(請求項4の発明)
また、本発明において、ボタンスイッチと、ボタンスイッチが押下されたときから一定時間が過ぎるまでの間、体温測定手段と距離測定手段と表示手段と制御手段に給電を行なう電源装置とを備えていて、
制御手段は、表示手段の表示動作中にボタンスイッチが押下されたときに、
表示手段に対するボタンスイッチの押下前の動作制御を取り消し、
ボタンスイッチの押下後の距離測定手段が測定した測定距離に対して前記判定をするものであることが良好である。
(請求項5の発明)
また、本発明において、電源装置は、ボタンスイッチが押下されたときから一定時間が過ぎたときに、体温測定手段と距離測定手段と表示手段と制御手段への給電を停止するものであることが良好である。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、測定者が不適切な距離で離れた状態で検温した場合、点滅表示ではあるが、体温測定手段で測定した体温を表示することから、体温測定手段については正しく機能していることを、測定者が素早く把握できるようになる。
そして、測定者は、体温の点滅表示によって体温測定部と人体との距離が不適切であることも、簡単に理解できるようになる。
そのため、体温測定部と人体との距離が不適切な距離で離れたときに示される表示手段の動作によって、非接触式体温計が故障しているという誤った判断を、測定者側に想起させないという効果を奏する。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、表示手段は上記点滅表示の終了後にエラー情報の点灯表示を行なうので、測定者に測定のやり直しを明確に示唆できる効果を奏する。
(請求項3の発明の効果)
請求項3の発明によれば、適正な距離で離れた状態で測定された体温を点灯表示するので、体温の数値が確認し易くなり、測定者が非接触式体温計の操作に不慣れであっても、適正な検温を行なうことができる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4の発明によれば、ボタンスイッチを押下することで、新たな体温測定が行なわれるようにしているので、複数の被測定者に対する検温作業をスムーズに連続して行なえる。
(請求項5の発明の効果)
請求項5の発明によれば、検温が終了した後、非接触式体温計を電源が入ったまま放置しても、一定の時間が過ぎれば、体温測定手段と距離測定手段と表示手段と制御手段への給電が停止するので、電源(電池等)の浪費を未然に防ぐことができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態における非接触式体温計を示すもので、(a)は非接触式体温計の平面図、(b)は非接触式体温計の正面図である。 実施の形態における非接触式体温計の構成を概略的に示す説明図である。 表示手段の表示面を示す説明図である。 制御の流れを示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図4に示す実施の形態に基づいて説明する。図1は非接触式体温計1の形状を示し、図2は非接触式体温計1の構成を概略的に示している。図示の非接触式体温計1は、ケース2と、このケース2の先端部分に配設される体温測定部3を備える。具体的には、非接触式体温計1は、ケース2を介して測定者によって手持ちされ、前記体温測定部3を被測定者の額に向けて非接触にしながら検温するものである。
なお、実施の形態で示すケース2の形状は一例であり、ケース2の形状としては、ペン形状やガン形状、あるいは略へ字状に屈曲する形状のものであってもよい。即ち、非接触式体温計1の形状は実施の形態で示すものに限定されない。
図1及び図2に示されているように非接触式体温計1は、人体(被測定者)の体温を測定する体温測定手段4と、体温測定部3と人体の表面との距離を測定する距離測定手段5と、液晶表示装置を用いて形成されている表示手段6と、給電を行なう手段としての電源装置7と、測定者が取り扱う操作手段であるボタンスイッチ8とを備えている。さらに、非接触式体温計1では、体温測定手段4と距離測定手段5と表示手段6と電源装置7とボタンスイッチ8に接続してそれぞれを制御する制御手段9が設けられている。
(体温測定手段)
体温測定手段4は、体温測定部3に配置して開口3aを通して外方に臨む赤外線温度センサー10からなるものである。前記赤外線温度センサー10は、人体が放射する赤外線を検出するセンサーである。また、赤外線温度センサー10で測定された測定値は、制御手段9に送信される。あわせて、体温測定手段4は、非接触式体温計1の使用環境(即ち、検温を行なう環境)の温度を測定する。測定値は、制御手段9に送信される。最終的に、制御手段9は、赤外線温度センサー10から受信した双方の測定値に基づき、被測定者の体温を測定する。
なお、体温測定手段4が使用環境の温度を測定する場合、制御手段9が、赤外線温度センサー10が検出する赤外線量から人体の体温を得る換算方法とは異なる方法に切り換えて、使用環境の温度を取得する。
(距離測定手段)
また、体温測定部3には、距離測定手段5となる距離センサー11を配置して開口3bを通して外方に臨んでいる。前記距離センサー11は、出射した光とその反射した光との位相差を検出して距離を測定する仕組みを有するものであり、発光素子側から赤外線信号(IR信号)を出力し、反射の信号を受光素子に入力させ、光の位相差を検出して距離を測定するセンサーである。
そして、距離測定手段5は、検温時に体温測定部3と被測定者の額との間の距離を測定し、測定した距離を信号として制御手段9に送信する。
(表示手段)
表示手段6は、バックライトが複数色で発光する液晶表示装置を用いてなるものであり、図1に示すようにケース2の平面(上面)部分に取り付けて表示面12が外方に臨むように配置されている。また、図3に示されるように、表示面12の一部分に、文字、シンボル、数字と単位を表現することができる温度表示部13が設けられていて、例えば、測定された被測定者の体温を数字によって前記温度表示部13に示す。
図3に示すように表示面12には、さらに、体温測定モード表示部16、物体表面温度測定モード表示部17、電池残量表示部18がある。なお、表示面12において、表示する情報の配置などは、図示した実施の形態の例に限定されない。
(制御手段)
制御手段9は、図2に示すようにケース2の内部に組み入れられている演算処理部(例えば、CPU)である。また、制御手段9は、ROMやRAMなどの図示しない記憶手段(メモリ)に記憶された制御プログラムやデータに基づき、各種の処理を実行する。例えば、上述したように制御手段9は、赤外線温度センサー10から受信した、人体が放射する赤外線と周囲環境の温度に基づき、被測定者の体温を測定するとともに、測定体温を表示手段6に表示させる。
また、制御手段9は、距離測定手段5が測定した測定距離を信号として受けて、体温測定部3と測定対象との間の測定距離が、予め定められた距離条件を満たすか否かを判定する。
測定距離が予め定めた距離条件を満たしているとき、制御手段9は表示手段6において測定体温を温度表示部13で点灯表示させるとともに、制御手段9が備えているメモリ(情報記憶部分)に測定体温を検温結果として記憶するように動作する。
さらに、後述の制御の流れで説明するように、測定距離が距離条件を満たさないときには、制御手段9に設けられているタイマーの時間経過値が所定値に進むまでの間(即ち、所定時間の間)、表示手段6の温度表示部13において、測定距離が距離条件を満たさない状態で測定された体温を点滅表示させる。
このように測定体温を表示させながらもその表示動作を点滅表示とすることで、測定者に対し、非接触式体温計1の動作としては適正に稼動していて、電気的・機械的な故障が発生していないと認識させることができる(故障しているとの誤った判断を起こさせない)。そして、点滅表示の表示動作によって体温測定部3と被測定者の額との間の距離条件が適正でないことを、簡単に理解させることができる。
表示手段6では、上記点滅表示は予め定められた一定の時間を越えて行なわれず、一定の時間が経過したのち、温度表示部13で、Errの文字を表してこれを点灯表示するように制御される。
このように測定距離が距離条件を満たさない状態で測定された体温を点滅表示し、その点滅表示が終了した後に、Errの文字を温度表示部13の部分で点灯表示するように制御手段9によって動作が制御される。Errの文字を用いたエラー表示が温度表示部13の位置で連続して示されるため、測定者に対して測定し直しが必要であることを明確に伝えることができる。
(ボタンスイッチ)
上記ボタンスイッチ8はケース2に取り付けられていて、この非接触式体温計1を手持ちした手の指先などで押すことにより操作を行なうことができる。そして、ボタンスイッチ8はケース2内の制御手段9に接続されており、ボタンスイッチ8を押下したときの信号を制御手段9が受信する。
(電源装置)
さらにケース2の内部に組み入れられている電源装置7も上述したように制御手段9に接続している。電源装置7は、制御手段9によって給電と給電の停止とを行なうように設けられており、ボタンスイッチ8が押されたときには、押下時から一定時間が経過するまでの間は、体温測定手段4と距離測定手段5と表示手段6とに給電を行ない、一定時間次の操作のためにボタンスイッチ8が押されなければ、給電を停止する。
本非接触式体温計1自体が一定時間を計測する方法として、例えば制御手段9にタイマーが設けられていて、ボタンスイッチ8の押下の信号を受けたときからタイマーが所定値に到達することで計測できる。そして、ボタンスイッチ8を押すことで、その時点のタイマーの値をキャンセルしてからタイマーを進めるように設けられている。
上述したようにボタンスイッチ8の押下で体温測定手段4、距離測定手段5、表示手段6、制御手段9への給電が行なわれ、制御手段9は体温測定手段4で体温測定を行ない、また距離測定手段5で測定対象との距離を測定させ、上述の判定を行なうとともに、表示手段6に測定体温を表示させ、また必要時に上記エラー表示を行なわせる。
本非接触式体温計1で被測定者を検温するときにボタンスイッチ8を押すように操作するものであり、表示手段6が測定体温の点灯、点滅表示の動作中やエラー情報の点灯表示の動作中にボタンスイッチ8が押されたときに、制御手段9は、表示手段6に対してボタンスイッチ8の押下前の動作制御を取り消す。よって、ボタンスイッチ8の押下前の状態にかかわらずに体温の測定が行なえる。
そして、ボタンスイッチ8が押された後に距離測定手段5が測定した測定距離に対し、制御手段9が上記判定を行なうように設けられている。
(フローチャート)
図4は、非接触式体温計1の上述した制御手段9の制御の流れをフローチャート形式にして示している。なお、非接触式体温計1の制御手段9が備える複数の制御プログラム中、検温に対応する制御プログラムとして体温測定モードがあり、この体温測定モードを図4に示している。
[ステップ01(S01)、ステップ02(S02)]
この体温測定モードでは、ボタンスイッチ8を押すと、電源装置7が体温測定手段4、距離測定手段5、表示手段6、制御手段9に給電を行い、表示手段6の表示面12が所定時間全点灯する。給電をフローチャート上において、表示部全点灯として示している。(S01、S02)
●体温測定モードでよいかのチェック
[ステップ03(S03)-ステップ05(S05)]
つぎに、表示手段6の表示面12で、人型のアイコン(体温測定モード表示部16)を点灯して、体温測定モードが選択されていることを示し(S03)、この後、他モードへの切り替えなどの行為も含んで30秒間無操作であるかの判断をして(S04)、判断がYesとなれば、体温測定手段4、距離測定手段5、表示手段6、制御手段9への給電を停止する(S05)。
[ステップ06(S06)]
(S04)の判断でNoとなれば、制御の流れがボタンスイッチ8が押されたかの判断(S06)に接続し、(S06)の判断でNoとなったときには、制御の流れが(S04)の判断の入力側に接続する。また、この(S06)の段階は、測定者が非接触式体温計1の体温測定部3を非測定者の額に向けた状態でボタンスイッチ8を押したものとしている。
●検温の開始
[ステップ07(S07)、ステップ08(S08)]
この(S07)において、上記体温測定手段4が被測定者の額から放射される赤外線の量と、周囲環境の温度に基づいて、被測定者の体温を測定する。
上記(S07)を経て、非接触式体温計1と被測定者の額との間の距離が、例えば3cm以内であるかの判断を行なう(S08)。前記距離が3cm以内であるかの判断として示した制御の流れの部分は、上述した制御手段9の判定に対応する部分である。
[ステップ09(S09)]
上記(S08)の判断がYesであれば、つぎの(S09)に制御の流れが進む。(S09)は正しく検温できた状態を測定者に伝える動作を行なう部分である。
この(S09)では、非接触式体温計1が有する不図示の発音器に給電してブザーを鳴動させ、温度表示部13で測定体温を点灯表示する。検温結果が38℃以上であれば、制御手段9は表示手段6に対して赤色のバックライトを点灯させる。また、検温結果はメモリに保存(記憶)する。
赤色のバックライトは一定時間経過するまで、または、つぎの測定開始のためにボタンスイッチ8が押されたときまで制御される。
(S09)の段階が終了すれば、制御の流れは上記(S04)の判断の入力側に接続する。
[ステップ10(S10)]
上記(S08)の判断でNoとされたときは、制御の流れは(S10)に進む。(S10)は、非接触式体温計1と被測定者の額との間が距離条件を満たさない状態で体温の測定が行なわれたと判定されたときの動作である。
正しく検温が出来なかった状態であることを測定者に伝えるため、(S10)では、ブザーが鳴動するように制御手段9が不図示の発音器を制御する。また、制御手段9は、距離不適切で測定された体温(検温結果)を温度表示部13に点滅させる。このとき、検温結果の表示を0.5秒ごとに3秒間点滅させる。検温結果が、38℃以上であれば赤色のバックライトが、3秒間点灯する、または、次の測定開始のためのボタンスイッチ8が押されたときまで点灯する。
検温結果の点滅表示の後、正しく検温できなかったことを更に示すエラー表示(例えば、Errの表示)を温度表示部13で点灯表示する。なお、検温結果の点滅表示中、またはErr文字による点灯表示中、ボタンスイッチ8を押すと、つぎの測定へと進むことができるように設けられている。即ち、上記(S04)の判断の入力側へ制御の流れが接続する。
なお、正しく検温できていないので、検温結果はメモリに記憶しないように設けられている。(S10)の段階が終了すれば、制御の流れは(S04)の判断の入力側に接続する。
1…非接触式体温計
2…ケース
3…体温測定部
4…体温測定手段
5…距離測定手段
6…表示手段
7…電源装置
8…ボタンスイッチ
9…制御手段
10…赤外線温度センサー
11…距離センサー
12…表示面
13…温度表示部
16…体温測定モード表示部
17…物体表面温度測定モード表示部
18…電池残量表示部

Claims (5)

  1. 体温測定部に赤外線温度センサーを配して人体の体温を測定する体温測定手段と、体温測定部に距離センサーを配してこの体温測定部と人体との距離を測定する距離測定手段とを備えて、人体に非接触で体温測定部と人体との距離を測定し体温を測定する非接触式体温計において、
    距離測定手段によって測定された測定距離が予め定められている距離条件を満たすか否かの判定をする制御手段と、
    前記測定距離が距離条件を満たさないときに、体温測定手段が測定した測定体温を点滅表示する表示手段とを備えることを特徴とする非接触式体温計。
  2. 表示手段は、点滅表示の終了後にエラー情報の点灯表示を行なう請求項1に記載の非接触式体温計。
  3. 表示手段は、測定距離が距離条件を満たすときに、測定体温を点灯表示する請求項1または2に記載の非接触式体温計。
  4. ボタンスイッチと、ボタンスイッチが押下されたときから一定時間が過ぎるまでの間、体温測定手段と距離測定手段と表示手段と制御手段に給電を行なう電源装置とを備えていて、
    制御手段は、表示手段の表示動作中にボタンスイッチが押下されたときに、
    表示手段に対するボタンスイッチの押下前の動作制御を取り消し、
    ボタンスイッチの押下後の距離測定手段が測定した測定距離に対して前記判定をする請求項1から3の何れか一項に記載の非接触式体温計。
  5. 電源装置は、ボタンスイッチが押下されたときから一定時間が過ぎたときに、体温測定手段と距離測定手段と表示手段と制御手段への給電を停止する請求項4に記載の非接触式体温計。
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