JP2023039328A - 基板処理装置および基板支持部 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電チャックと基台との間の熱伝達効率を向上させることができる技術を提供する。【解決手段】基板処理システムは、プラズマ処理チャンバと、前記プラズマ処理チャンバ内に設けられた基板支持部と、を含む。前記基板支持部は、静電チャックに対向する基台側対向面に第1凹部を有する基台と、基板を支持する支持面と、前記支持面の反対面であり前記基台に対向するチャック側対向面とを有し、前記チャック側対向面に第2凹部を有する前記静電チャックと、前記基台側対向面と前記チャック側対向面との間で、前記基台と前記静電チャックとを接着する接着層と、前記第1凹部および前記第2凹部に収容される伝熱部材と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、基板処理装置および基板支持部に関する。
基板処理装置は、処理容器内に基板支持部を備え、基板支持部に支持された基板に対して処理を行う。この種の基板支持部として、基板を保持する静電チャックと、基板の温度を調整可能な温度調整部を有する基台と、を積層した基板支持部が知られている。例えば、特許文献1には、ベース部材(基台)と、静電チャック板(静電チャック)との間を全面にわたってろう付けした静電吸着装置(基板支持部)が開示されている。
特開平9-283609号公報
本開示は、静電チャックと基台との間の熱伝達効率を向上させることができる技術を提供する。
本開示の一態様によれば、プラズマ処理チャンバと、前記プラズマ処理チャンバ内に設けられた基板支持部と、を有し、前記基板支持部は、静電チャックに対向する基台側対向面に第1凹部を有する基台と、基板を支持する支持面と、前記支持面の反対面であり前記基台に対向するチャック側対向面とを有し、前記チャック側対向面に第2凹部を有する前記静電チャックと、前記基台側対向面と前記チャック側対向面との間で、前記基台と前記静電チャックとを接着する接着層と、前記第1凹部および前記第2凹部に収容される伝熱部材と、を備える、基板処理装置が提供される。
一態様によれば、静電チャックと基台との間の熱伝達効率を向上させることができる。
プラズマ処理システムの全体構成を示す概略説明図である。 図1の基板支持部を示す縦断面図である。 図2の伝熱構造部の伝熱部材を拡大して示す図である。 図2の第1凹部に伝熱部材を配置した状態を概略的に例示する平面図である。 図2の載置台の作用を拡大して示す縦断面図である。 伝熱構造部の変形例を例示する拡大縦断面図である。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〔基板処理システムの全体構成〕
まず、一実施形態に係る基板処理システムとして、プラズマ処理システムの構成例について、図1を参照して説明する。図1は、プラズマ処理システムの全体構成を示す概略説明図である。
プラズマ処理システムは、容量結合プラズマ処理装置1および制御部2を含む。容量結合プラズマ処理装置1は、基板処理装置の一例である。容量結合プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、ガス供給部20、電源30および排気システム40を含む。また、プラズマ処理装置1は、基板支持部11およびガス導入部を含む。ガス導入部は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理チャンバ10内に導入するように構成される。ガス導入部は、シャワーヘッド13を含む。基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10内に配置される。シャワーヘッド13は、基板支持部11の上方に配置される。一実施形態において、シャワーヘッド13は、プラズマ処理チャンバ10の天部(ceiling)の少なくとも一部を構成する。プラズマ処理チャンバ10は、シャワーヘッド13、プラズマ処理チャンバ10の側壁10aおよび基板支持部11により規定されたプラズマ処理空間10sを有する。プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間からガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。側壁10aは接地される。シャワーヘッド13および基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10の筐体とは電気的に絶縁される。
基板支持部11は、本体部111およびリングアセンブリ112を含む。本体部111は、基板(ウェハ)Wを支持するための中央領域111aと、リングアセンブリ112を支持するための環状領域111bと、を有する。本体部111の環状領域111bは、平面視で本体部111の中央領域111aを囲んでいる。基板Wは、本体部111の中央領域111a上に配置され、リングアセンブリ112は、本体部111の中央領域111a上の基板Wを囲むように本体部111の環状領域111b上に配置される。リングアセンブリ112は、1または複数の環状部材を含む。1または複数の環状部材のうち少なくとも1つはエッジリングである。
シャワーヘッド13は、ガス供給部20からの少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10s内に導入するように構成される。シャワーヘッド13は、少なくとも1つのガス供給口13a、少なくとも1つのガス拡散室13b、および複数のガス導入口13cを有する。ガス供給口13aに供給された処理ガスは、ガス拡散室13bを通過して複数のガス導入口13cからプラズマ処理空間10s内に導入される。また、シャワーヘッド13は、導電性部材を含む。シャワーヘッド13の導電性部材は上部電極として機能する。なお、ガス導入部は、シャワーヘッド13に加えて、側壁10aに形成された1または複数の開口部に取り付けられる1または複数のサイドガス注入部(SGI:Side Gas Injector)を含んでもよい。
ガス供給部20は、少なくとも1つのガスソース21および少なくとも1つの流量制御器22を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスを、それぞれに対応のガスソース21からそれぞれに対応の流量制御器22を介してシャワーヘッド13に供給するように構成される。各流量制御器22は、例えばマスフローコントローラまたは圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスの流量を変調またはパルス化する1またはそれ以上の流量変調デバイスを含んでもよい。
電源30は、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介してプラズマ処理チャンバ10に結合されるRF電源31を含む。RF電源31は、ソースRF信号およびバイアスRF信号のような少なくとも1つのRF信号(RF電力)を、基板支持部11の導電性部材および/またはシャワーヘッド13の導電性部材に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマが形成される。従って、RF電源31は、プラズマ処理チャンバ10において1またはそれ以上の処理ガスからプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部の少なくとも一部として機能し得る。また、RF電源31は、バイアスRF信号を基板支持部11の導電性部材に供給することにより、基板Wにバイアス電位が発生し、形成されたプラズマ中のイオン成分を基板Wに引き込むことができる。
一実施形態において、RF電源31は、第1のRF生成部31aおよび第2のRF生成部31bを含む。第1のRF生成部31aは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して基板支持部11の導電性部材および/またはシャワーヘッド13の導電性部材に結合され、プラズマ生成用のソースRF信号(ソースRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、ソースRF信号は、13MHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第1のRF生成部31aは、異なる周波数を有する複数のソースRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1または複数のソースRF信号は、基板支持部11の導電性部材および/またはシャワーヘッド13の導電性部材に供給される。第2のRF生成部31bは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して基板支持部11の導電性部材に結合され、バイアスRF信号(バイアスRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、バイアスRF信号は、ソースRF信号よりも低い周波数を有する。一実施形態において、バイアスRF信号は、400kHz~13.56MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第2のRF生成部31bは、異なる周波数を有する複数のバイアスRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1または複数のバイアスRF信号は、基板支持部11の導電性部材に供給される。また、種々の実施形態において、ソースRF信号およびバイアスRF信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。
また、電源30は、プラズマ処理チャンバ10に結合されるDC電源32を含んでもよい。DC電源32は、第1のDC生成部32aおよび第2のDC生成部32bを含む。一実施形態において、第1のDC生成部32aは、基板支持部11の導電性部材に接続され、第1のDC信号を生成するように構成される。生成された第1のバイアスDC信号は、基板支持部11の導電性部材に印加される。一実施形態において、第1のDC信号が、静電チャック内の電極のような他の電極に印加されてもよい。一実施形態において、第2のDC生成部32bは、シャワーヘッド13の導電性部材に接続され、第2のDC信号を生成するように構成される。生成された第2のDC信号は、シャワーヘッド13の導電性部材に印加される。種々の実施形態において、第1および第2のDC信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。なお、第1および第2のDC生成部32a,32bは、RF電源31に加えて設けられてもよく、第1のDC生成部32aが第2のRF生成部31bに代えて設けられてもよい。
排気システム40は、例えばプラズマ処理チャンバ10の底部に設けられたガス排出口10eに接続され得る。排気システム40は、圧力調整弁および真空ポンプを含んでもよい。圧力調整弁によって、プラズマ処理空間10s内の圧力が調整される。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、ドライポンプまたはこれらの組み合わせを含んでもよい。
制御部2は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部2は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置1の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部2の一部または全てがプラズマ処理装置1に含まれてもよい。制御部2は、例えばコンピュータ2aを含んでもよい。コンピュータ2aは、例えば、処理部(CPU:Central Processing Unit)2a1、記憶部2a2、および通信インターフェース2a3を含んでもよい。処理部2a1は、記憶部2a2に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行うように構成され得る。記憶部2a2は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース2a3は、LAN(Local Area Network)などの通信回線を介してプラズマ処理装置1との間で通信してもよい。
〔基板支持部11の構成〕
図1および図2を参照して基板支持部11の構成について更に説明する。図2は、図1の基板支持部11を示す縦断面図である。なお、図2では、説明の便宜のため、鉛直方向の寸法を誇張して図示している。プラズマ処理システムにおいて、基板支持部11の本体部111は、鉛直方向下側に配置される基台51と、基台51の鉛直方向上側に積層される静電チャック(ESC:Electric Static Chuck)60と、を含む。
また、本体部111は、基台51および静電チャック60を接着するために、基台51と静電チャック60との間に接着層70を有する。なお、図示は省略するが、基板支持部11は、搬送装置により搬送された基板Wを受け取って基板支持部11に載置するとともに、基板支持部11の基板Wを搬送装置に受け渡すための複数のリフトピンと、各リフトピンを昇降させる昇降機構と、を備えてもよい。
基台51は、アルミニウム、アルミニウム合金、チタンまたはチタン合金などの導電性部材により板状に形成され、プラズマ処理チャンバ10の底壁10bの上面に設置される。例えば、アルミニウム合金により形成された基台51の熱伝導率λ1は、約170W/m・Kである。基台51は、絶縁材料により形成された台座42を介して底壁10bに固定されている。基台51の導電性部材は、上記した電源30に電気的に接続されることで、RF電力が供給される下部電極として機能する。
基台51の上面は、静電チャック60に対向する基台側対向面52と、基台側対向面52よりも外周側で当該基台側対向面52も低い位置にあるリング配置面53と、を有する。つまり、基台51の上面は段差状に形成されている。リング配置面53は、基台側対向面52の外周を周回することで上記の環状領域111bを形成しており、リングアセンブリ112が配置される。
基台側対向面52は、接着層70を介して静電チャック60を支持する中央領域111aの下層を構成している。基台側対向面52は、上部が開放した第1凹部54を1以上有する。第1凹部54は、基台側対向面52に沿って延在することで溝状に形成されており、後記の伝熱部材81を収容する。
さらに、プラズマ処理システムは、静電チャック60の温度または基板Wの温度をターゲット温度に調整するための温調モジュール55を有する。例えば、温調モジュール55は、基台51の内部に設けられ、伝熱流体(ブライン、ガスなど)が流れる流路56を適用し得る。流路56は、基台側対向面52から下方に離間した基台51内において、水平方向に沿って適宜の形状(例えば、格子状、同心円状など)に形成されることで、基台51全体を温調する。
また、温調モジュール55は、プラズマ処理チャンバ10の外部に、伝熱流体供給経路57、伝熱流体排出経路58およびチラー59を備え、基台51内の流路56とチラー59との間で伝熱流体を循環させる。チラー59は、制御部2の制御に基づき、伝熱流体の温度を調整するとともに、この伝熱流体を流通させるポンプとしての機能を有する。これにより、チラー59から伝熱流体供給経路57を介して流路56に流入した伝熱流体は、基台51全体の温度を調整する。そして、伝熱流体は、流路56を循環した後に伝熱流体排出経路58に流出し、伝熱流体排出経路58を介してチラー59に回帰する。なお、温調モジュール55は、伝熱流体の流路56に限定されず、ヒータ、他の伝熱媒体、またはこれら(流路56を含む)を組み合わせたものでもよい。
一方、静電チャック60は、基板Wを載置する際に、静電力によって基板Wを保持する。このため、静電チャック60は、誘電プレート61の内部に電極65を有する。
誘電プレート61は、平面視で、基台51の基台側対向面52の平面形状に一致する形状(正円形状)を有する。誘電プレート61の板厚は、基台51の厚みより薄く設定される。誘電プレート61は、アルミナ(Al)などのセラミックスにより形成される。例えば、アルミナにより形成された誘電プレート61の熱伝導率λ2は、約30W/m・Kとなっている。
誘電プレート61の上面は、上記した中央領域111aを構成し、基板Wを直接支持する(以下、誘電プレート61の上面を支持面62という)。支持面62は、水平方向に沿って平坦状に形成されている。
支持面62の反対面である誘電プレート61の下面は、基台51の基台側対向面52に対向するチャック側対向面63となっている。チャック側対向面63は、下部が開放した第2凹部64を1以上有する。第2凹部64は、静電チャック60を基台51に積層した状態で、第1凹部54に対向する位置に設けられる。すなわち、第2凹部64は、チャック側対向面63に沿って延在することで溝状に形成されており、後記の伝熱部材81を収容する。
一方、電極65は、誘電プレート61の内部に設けられ、支持面62およびチャック側対向面63に対して平行に延在している。この電極65は、プラズマ処理チャンバ10の外部に設けられた直流電源66に接続されている。静電チャック60は、制御部2の制御に基づき直流電源66から電極65に直流電圧が供給されることにより、誘電プレート61に静電力を生じさせて支持面62に載置された基板Wを静電吸着する。
また、プラズマ処理システムは、誘電プレート61の支持面62に載置した基板Wの裏面と、支持面62との間に、伝熱ガスを供給する伝熱ガス供給部67を備える。伝熱ガスは、例えば、ヘリウム(He)ガスやアルゴン(Ar)ガスを適用するとよい。伝熱ガス供給部67は、基台51の底面から静電チャック60の支持面62まで貫通する1以上のガス流路68を有する。また、伝熱ガス供給部67は、プラズマ処理チャンバ10の外部に、ガス流路68に連通するガス供給経路69を含む。ガス供給経路69には、伝熱ガスの流通方向上流側から下流側に向かって順に、伝熱ガス源691、マスフローコントローラ692、バルブ693が設けられている。伝熱ガスは、伝熱ガス源691から供給され、マスフローコントローラ692により流量が制御されるとともに、バルブ693により供給タイミングが制御され、ガス供給経路69からガス流路68に流入し、支持面62の開口から噴出される。
接着層70は、上記の基台51と、静電チャック60の誘電プレート61とを接着している。接着層70の厚さの範囲は、例えば、100μm~200μmに設定されるとよく、本実施形態では120μmとしている。接着層70を構成する材料は、金属類を接着可能かつ高い耐熱性を有する材料であれば特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂、メタクリル樹脂などの有機接着剤、またはジルコニア、アルミナなどのセラミック接着剤を適用することができる。本実施形態に係る接着層70(有機接着剤)の熱伝導率λ3は、例えば、約0.25W/m・Kである。
以上のように構成された基板支持部11は、基台51の熱伝導率λ1、静電チャック60の熱伝導率λ2、接着層70の熱伝導率λ3について、以下の(1)の関係となる。
λ1>λ2>λ3 ・・・(1)
すなわち、基台51と静電チャック60の間の接着層70の熱伝導率λ3が低いことで、接着層70を介した基台51と静電チャック60との間の熱伝達効率が低下している。このため、本実施形態に係る基板支持部11は、熱伝達効率を高めるために、基台51と静電チャック60の境界に、1以上(本実施形態では複数)の伝熱構造部80を備える。
伝熱構造部80は、基台51の基台側対向面52に形成された第1凹部54と、誘電プレート61のチャック側対向面63に形成された第2凹部64と、第1凹部54および第2凹部64間に配置された伝熱部材81と、を含む。換言すれば、伝熱構造部80は、接着層70を上下に貫通するように形成され、接着層70の下方部と上方部との間の伝熱を促進する。
図3は、図2の伝熱構造部80の伝熱部材81を拡大して示す図であり、(a)は、側面図、(b)は、(a)のIII-III線断面図、(c)は伝熱部材81を第1凹部54および第2凹部64に配置した縦断面図である。図3に示すように、伝熱部材81は、鉛直方向の下側から上側に向かって順に、第1接触部82、接続部85および第2接触部86を有する。
第1接触部82は、第1凹部54に収容され、当該第1凹部54を構成する基台51の底面54a、および一対の側面54bに接触する。第2接触部86は、第2凹部64に収容され、当該第2凹部64を構成する誘電プレート61の底面64a、および一対の側面64bに接触する。接続部85は、これら第1接触部82と第2接触部86とを鉛直方向に連結している。第1接触部82、接続部85および第2接触部86は、互いに一体成形され、同じ厚みを有する。伝熱部材81の厚みは、伝熱を効率的に実施でき、かつ基板支持部11への組付けの容易化を両立可能な範囲に適宜設定される。例えば、伝熱部材81の厚みの実寸としては、0.1mm~2mm程度であるとよい。
伝熱部材81は、接着層70の熱伝導率λ3よりも高い熱伝導率λ4を有する。好ましくは、伝熱部材81の熱伝導率λ4は、接着層70の熱伝導率λ3の10倍以上であるとよい。なお、伝熱部材81の熱伝導率λ4は、基台51の熱伝導率λ1や誘電プレート61の熱伝導率λ2より大きくてもよい。伝熱部材81の熱伝導率λ4の範囲としては、例えば、10~200W/m・Kに設定されるとよい。
伝熱部材81を構成する材料は、高い熱伝導率を有していれば特に限定されず、例えば、ステンレス(SUS)、銅、金、およびその他の金属があげられる。本実施形態に係る伝熱部材81は、SUS304を適用しており、この場合の熱伝導率λ4は、約16.3W/m・Kである。
伝熱部材81の接続部85は、鉛直方向中間位置で、第1接触部82および第2接触部86を支持する伝熱部材81の基部を構成している。接続部85は、水平方向に沿って長く延在する帯状の薄板に形成されている。この接続部85は、水平方向に適度な可撓性を有しており、第1凹部54および第2凹部64の溝形状に応じて伝熱部材81を弾性変形可能としている。
接続部85の鉛直方向の長さは、第1接触部82の鉛直方向の長さや第2接触部86の鉛直方向の長さよりも短い。また、接続部85の鉛直方向の長さは、接着層70の厚みよりも長く設定される。接続部85の鉛直方向の実寸としては、例えば、0.5mm~2mm程度の範囲であるとよい。
第1接触部82は、接続部85から延出する複数の第1バネ状部83と、複数の第1バネ状部83同士の間に設けられる第1間隙84と、を水平方向(横方向:接続部85の延在方向)に沿って交互に有する。同様に、第2接触部86は、接続部85に連なる複数の第2バネ状部87と、複数の第2バネ状部87同士の間に設けられる第2間隙88と、を水平方向に沿って交互に有する。
伝熱部材81は、各第1バネ状部83と各第2バネ状部87とを水平方向の同位置に有するとともに、各第1間隙84と各第2間隙88とを水平方向の同位置に有する。すなわち、伝熱部材81は、接続部85の水平方向同位置から鉛直方向の下側と上側の両方に各第1バネ状部83と各第2バネ状部87とを延出している。これにより、伝熱構造部80の組み立て時に、伝熱部材81は、水平方向に沿って円滑に湾曲し、第1凹部54および第2凹部64に対して容易に配置可能となる。
各第1バネ状部83は、接続部85に連なる平板を、鉛直方向に沿った縦断面視で略正円形状に湾曲して構成されている。各第1バネ状部83は、内側に略正円形状の空洞83aを備え、空洞83aが連通する開口83bを一部に有するC字形状に形成される。各第1バネ状部83の外径φ1(直径)は、第1凹部54の一対の側面54bの間隔S1と同一、または間隔S1よりも若干大きく設定される。第1バネ状部83の外径φ1の実寸としては、例えば、2.5mm~3.5mm程度であるとよく、本実施形態では、3mmに設定している。
開口83bは、各第1バネ状部83が接続部85に連結した基端と、各第1バネ状部83の延出端と、の間に形成され、各第1バネ状部83の弾性変形を許容する。各第1バネ状部83の外径φ1の円周長さに対する各第1バネ状部83の長さの比率は、75%以上に設定される。これにより、各第1バネ状部83は、第1凹部54に収容された際に、底面54aおよび一対の側面54bの3箇所に接触することができる。ただし、各第1バネ状部83は、底面54aおよび一対の側面54bの3箇所うちの少なくともいずれかに接触していればよい。
第1接触部82の側面視で、各第1バネ状部83の幅は、隣接する各第1間隙84の幅よりも若干幅広に形成されている。各第1間隙84は、各第1バネ状部83同士を分離することで、接続部85を湾曲可能としつつ、各第1バネ状部83を独立的に弾性変形可能とする。なお、各第1バネ状部83同士の幅は、伝熱部材81の水平方向に沿って相互に異なっていてもよい。例えば、平面視で直線または小さい曲率の第1凹部54に対して、第1バネ状部83が配置される場合には、第1間隙84を備えずに、第1バネ状部83が水平方向に連続してもよい。
同様に、各第2バネ状部87も、接続部85に連なる平板を、鉛直方向に沿った縦断面視で略正円形状に湾曲していることで、内側に略正円形状の空洞87aを備え、空洞87aが連通する開口87bを一部に有するC字形状に形成される。各第2バネ状部87の外径φ2(直径)は、第2凹部64の一対の側面64bの間隔S2と同一、または間隔S2よりも若干大きく設定される。第2バネ状部87の外径φ2の実寸も、例えば、2.5mm~3.5mm程度であるとよく、本実施形態では、3mmに設定している。
開口87bは、各第2バネ状部87が接続部85に連結した基端と、各第2バネ状部87の延出端と、の間に形成され、各第2バネ状部87の弾性変形を許容する。各第1バネ状部83の外径φ2の円周長さに対する各第2バネ状部87の長さの比率も、75%以上に設定される。これにより、各第2バネ状部87も、第2凹部64に収容された際に、底面64aおよび一対の側面44bの3箇所に接触することができる。ただし、各第2バネ状部87は、底面64aおよび一対の側面64bの3箇所うちの少なくともいずれかに接触していればよい。なお、第1バネ状部83の外径φ1および第2バネ状部87の外径φ2は、収容対象である第1凹部54および第2凹部64に対応して設定されるべきものである。例えば、第1凹部54と第2凹部64の大きさが異なる場合に、第1バネ状部83の外径φ1および第2バネ状部87の外径φ2は互いに異なっていることが好ましい。一例として、伝熱構造部80は、第1凹部54に対して第2凹部64を小さく形成してもよく、これに応じて第1バネ状部83の外径φ1に対し第2バネ状部87の外径φ2を小さくしてよい。
第2接触部86の側面視で、各第2バネ状部87の幅は、隣接する各第2間隙88の幅よりも若干幅広に形成されている。各第2間隙88は、各第2バネ状部87同士を分離することで、接続部85を湾曲可能としつつ、各第2バネ状部87を独立的に弾性変形可能とする。なお、各第2バネ状部87同士の幅も、伝熱部材81の水平方向に沿って相互に異なっていてよい。
以上の伝熱部材81は、弾性変形可能な可撓性を有する弾性部材として機能する。これにより、伝熱構造部80は、異種材料間の熱による熱膨張差(線熱膨張係数の違い)の影響を緩和するとともに、接着層70による熱伝達効率への影響を緩和して、基台51と静電チャック60との熱伝達効率を高める。特に静電チャック60は、基板Wの上方に生成されるプラズマからの入熱により影響を受ける。また、静電チャック60を高温に制御するプロセスもある。その際、伝熱構造部80は、基台51と静電チャック60との熱伝達効率を高める。また、基台51と静電チャック60との熱膨張差に対して伝熱部材81が弾性変形して熱伝達を継続することができる。
伝熱構造部80の第1凹部54および第2凹部64は、相互に対向し合うことで、伝熱空間89を形成している。接着層70は、第1凹部54および第2凹部64を連通して伝熱空間89を構成する貫通部を有している。貫通部は、伝熱部材81が接着層70を突き抜けることで形成されてもよい。また、第1接触部82(複数の第1バネ状部83)が挿入される第1凹部54の一対の側面54bは、水平方向に平行な底面54aに対して垂直に連なっている。同様に、第2接触部86(複数の第2バネ状部87)が挿入される第2凹部の一対の側面64bも、水平方向に平行な底面64aに対して垂直に連なっている。このため、伝熱空間89は、基板支持部11の径方向かつ鉛直方向に沿った縦断面視で、鉛直方向に沿って長い矩形状(長方形状)に形成されている。第1凹部54および第2凹部64が互いに同形状に形成されることで、伝熱空間89の断面形状が均等となり、伝熱部材81の組み込みが容易化するとともに、伝熱部材81と各面との接触状態が安定化する。
図4は、図2の第1凹部54に伝熱部材81を配置した状態を概略的に例示する平面図であり、(a)は、本実施形態に係る第1凹部54を示しており、(b)は、別形状例の第1凹部100を示している。なお、図4中において伝熱部材81は、説明の便宜のために、2点鎖線で示している。
図4(a)に示すように、伝熱構造部80は、平面視で、直径が異なる複数の同心円状の第1凹部54と、複数の第1凹部54に対向するように形成された複数の第2凹部64を備える。伝熱構造部80は、複数の第1凹部54(第2凹部64)の各々に伝熱部材81を配置し、また各第1凹部54(第2凹部64)の周方向全周にわたって伝熱部材81を周回させている。これにより、基台51の基台側対向面52全体および静電チャック60のチャック側対向面63全体の熱伝達効率を高めることができる。
また図4(b)に示すように、伝熱構造部80は、平面視で、1つの渦巻き状の第1凹部100と、この第1凹部100に対向するように形成された1つの第2凹部101とを備えてもよい。このように、伝熱構造部80は、1つの第1凹部100(第2凹部101)に1つの連続した伝熱部材81を配置しても、基台51の基台側対向面52全体および静電チャック60のチャック側対向面63全体の熱伝達効率を高めることができる。なお、図4(b)中では、径方向に並ぶ第1凹部100(第2凹部101)同士の間隔が中心部に向かって狭まっているが、この間隔は、同一であってもよく、逆に中心部に向かって広がっていてもよい。
図2に戻り、伝熱構造部80は、第1凹部54内および第2凹部64内のガスを調整するガス調整部90を備えてもよい。ガス調整部90は、伝熱空間89のガスを吸引することで伝熱空間89内を真空に近づけるとともに、伝熱空間89に伝熱ガスを供給することで熱伝達効率をより向上させる。ガス調整部90が供給する伝熱ガスとしては、例えば、ヘリウムガスやアルゴンガスがあげられる。
具体的には、ガス調整部90は、第1凹部54に連通するガス路91を基台51内に備えるとともに、このガス路91に連通してプラズマ処理チャンバ10の外部に設けられる外部ガス経路92を備える。外部ガス経路92は、途中位置において吸引側経路92aと供給側経路92bとに分岐している。そして、吸引側経路92aには、排気システム40および吸引側バルブ94が設置され、供給側経路92bには、マスフローコントローラ95および供給側バルブ96が設置されている。また、本実施形態においてガス調整部90は、基板Wの裏面に伝熱ガスを供給する伝熱ガス供給部67のガス供給経路69と、供給側経路92bの一部および伝熱ガス源691を共有している。
伝熱空間89内を排気する場合、プラズマ処理システムの制御部2は、吸引側バルブ94を開放する一方で供給側バルブ96を閉塞し、さらに排気システム40を動作させる。これにより、伝熱構造部80は、伝熱空間89からガスが吸引されることになり、伝熱空間89においてガスの存在に伴って生じる異常放電を抑制できる。また、伝熱空間89に伝熱ガスを供給する場合、プラズマ処理システムの制御部2は、供給側バルブ96を開放する一方で吸引側バルブ94を閉塞し、さらにマスフローコントローラ95を動作させる。これにより、伝熱構造部80は、伝熱ガス源691から伝熱空間89に伝熱ガスを供給して、基台51と静電チャック60との熱伝達効率を高めることができる。
図4(a)に示すように、複数の同心円状の第1凹部54(第2凹部64)を有する構成では、基台51のガス路91は、1つの第1凹部54に連通するメイン路91aと、各第1凹部54を連通する複数の連通路91bと、を備えるとよい。複数の連通路91bは、基台51の径方向に延在してメイン路91aが連通する第1凹部54に連通している。これにより、全ての伝熱空間89が連通して、吸引および伝熱ガスの供給を安定的に行うことができる。なお、ガス路91は、鉛直方向途中位置でメイン路91aを複数に分岐して、各第1凹部54に連通してよいことは勿論である。一方、図4(b)に示すように、渦巻き状の第1凹部100(第2凹部101)を有する構成では、基台51のガス路91は、第1凹部54Aの適宜の位置に1つ連通していればよい。
〔作用効果〕
本実施形態に係るプラズマ処理システム(基板処理装置)および基板支持部11は、基本的には以上のように構成され、以下、その作用効果について説明する。
プラズマ処理システムは、プラズマ処理チャンバ10内に基板支持部11に、3DNANDなどの半導体メモリ用の基板Wを載置し、エッジング処理などのプラズマ処理を行う。例えば、プラズマ処理システムは、200層以上の積層レイヤを有する基板Wに配線穴などを貫通形成するために、高出力のRF電力にてプラズマを生成する。このプラズマの熱量を効率的に処理するために、基板支持部11は、プラズマ処理中に温調モジュール55により基台51を温調(冷却)する。
図5は、基板支持部11の作用を拡大して示す縦断面図であり、(a)に示すプラズマからの入熱により、(b)に示すようにアルミニウムなどの金属から形成された基台51は、セラミックスなどの誘電体から形成された静電チャック60よりも外側に熱膨張する。図5(a)に示すように、基板支持部11は、上記の伝熱構造部80を有することで、基台51と静電チャック60との間の熱伝達効率が向上している。すなわち、伝熱部材81の第1接触部82(第1バネ状部83材)が第1凹部54の底面54aおよび一対の側面54bに接触しており、伝熱部材81の第2接触部86(第2バネ状部87材)が第2凹部64の底面64aおよび一対の側面64bに接触している。このため、プラズマ処理における誘電プレート61への入熱が、伝熱部材81を介して、温調モジュール55により冷却されている基台51に容易に伝わる。
また、基板支持部11は、接着層70によって、異種材料で形成されている基台51と、誘電プレート61との熱による熱膨張差の影響を緩和することができる。例えば、接着層70は、熱膨張差により基台51と誘電プレート61が相対的に膨張しても、基台51および誘電プレート61間の擦れを抑制できる。また、基台51および静電チャック60が高温になると、基台51は、基台51よりも熱膨張し難い誘電プレート61に対して相対的に外側へ向かって径方向(水平方向:支持面62やチャック側対向面63に平行な方向)に膨張する。この際、第1凹部54と第2凹部64とが径方向にずれるが、伝熱部材81は、変形しながら弾力的に誘電プレート61の支持を継続することができる。
すなわち、特許文献1のように、ベース部材(基台51)と静電チャック板(静電チャック60)とをろう付けした構成では、組み立て時の静電チャック板に熱応力が生じることで、静電チャック板が割れる可能性がある(特許文献1の[0010]参照)。これに対し、本実施形態に係る基板支持部11は、図5(b)に示すように、誘電プレート61と基台51との熱膨張差を許容している。つまり、誘電プレート61はセラミックスでありアルミニウムなどの金属から形成された基台51と線熱膨張係数が異なる。温度変化が生じると熱膨張差により基台51が誘電プレート61よりも相対的に外側へ移動するが、伝熱部材81が破断せずに弾性変形して、誘電プレート61と基台51との熱膨張差による形状変化に追従する。これにより、基板支持部11は、誘電プレート61が基台51から割れることを防止できる。
さらに、プラズマ処理システムは、プラズマ処理中の適宜のタイミングで、ガス調整部90を動作する。例えば、制御部2は、ガス調整部90により第1凹部54と第2凹部64の間の伝熱空間89を真空引きすることで、基板支持部11内でのガスによる異常放電を抑制できる。あるいは制御部2は、伝熱空間89を真空引きすることで、基台51と静電チャック60の断熱を促すことも可能となり、温調を効果的に行うことができる。また例えば、制御部2は、ガス調整部90により伝熱空間89を真空引きした後に伝熱空間89に伝熱ガスを供給することで、基台51と静電チャック60との熱伝達効率を一層高めることができる。
なお、プラズマ処理システムおよび基板支持部11は、上記の実施形態に限定されず、種々の変形例をとり得る。例えば、伝熱構造部80は、基台側対向面52やチャック側対向面63に沿って溝状に長く延在する構成に限定されず、基台側対向面52やチャック側対向面63に複数点在して設けられてもよい。
また、プラズマ処理システムは、プラズマの生成分布に応じて、プラズマからの入熱量が大きい箇所に伝熱構造部80を設置する一方で、プラズマからの入熱量が小さい箇所に対して伝熱構造部80を非設置としてもよい。例えば、基板支持部11の中心部よりも外周側のプラズマの入熱量が大きい場合には、基板支持部11の外周側のみに伝熱構造部80を設置する、または基板支持部11の外周側の伝熱構造部80を中心部の伝熱構造部80よりも密にすることが好ましい。逆に、基板支持部11の外周部よりも中心部のプラズマの入熱量が大きい場合には、基板支持部11の中心部のみに伝熱構造部80を設置する、または基板支持部11の中心部の伝熱構造部80を外周側の伝熱構造部80よりも密にすることが好ましい。
以下、伝熱構造部80の他の構成について図6を参照していくつか例示する。図6は、伝熱構造部80の変形例を例示する拡大縦断面図であり、(a)は第1変形例、(a)は第2変形例、(c)は第3変形例、(d)は第4変形例、(e)は第5変形例、(f)は第6変形例である。
図6(a)に示す第1変形例に係る伝熱構造部80Aのように、第1凹部54Aは、底面54aの幅よりも開放側の幅を狭くしたテーパ形状を有してもよい。同様に、第2凹部64Aは、底面64aの幅よりも開放側の幅を狭くしたテーパ形状を有してもよい。これにより、伝熱部材81が基台51および静電チャック60により確実に係止される。
また、図6(b)に示す第2変形例に係る伝熱構造部80Bのように、第1凹部54Bは、伝熱部材81Aの第1接触部82(各第1バネ状部83)に面接触可能な略半円形状の凹面を有してもよい。同様に、第2凹部64Bは、伝熱部材81Aの第2接触部86(各第2バネ状部87)に面接触可能な略半円形状の凹面を有していてもよい。これにより、基台51から伝熱部材81Aへの熱の伝達、および静電チャック60から伝熱部材81Aへの熱の伝達をより効率化することができる。さらに、伝熱部材81Aのように、各第1バネ状部83の向き(開口83bの位置)と、各第2バネ状部87の向き(開口87bの位置)とは互いに逆向きでもよい。
また、図6(c)に示す第3変形例に係る伝熱構造部80Cのように、伝熱部材81Bは、縦断面視で楕円形状(無端状)に形成されていてもよい。この場合でも、伝熱部材81Bは、第1凹部54の底面54a、一対の側面54b、第2凹部64の底面64aおよび一対の側面64bにそれぞれ接触することができる。あるいは、伝熱部材81Bは、第1凹部54および第2凹部64の延在方向(水平方向)に沿って螺旋状に巻回することで、縦断面視で楕円形状が続くコイルであってもよい。
また、図6(d)に示す第4変形例に係る伝熱構造部80Dのように、伝熱部材81Cは、第1凹部54の底面54a、一対の側面54b、第2凹部64の底面64aおよび一対の側面64bに対して面接触可能な四角形状(多角形状)であってもよい。
また、図6(e)に示す第5変形例に係る伝熱構造部80Eのように、伝熱部材81Dは、縦断面視で、略Z字形状に形成されてもよい。この伝熱部材81Dは、第1凹部54の底面54aに面接触する第1部位110と、第2凹部64の底面64aに面接触する第2部位111と、第1部位110と第2部位111を連結する連結部112と、を有する。この場合でも、伝熱部材81Dは、基台51と静電チャック60との間で熱を効率的に伝達することができる。
また、図6(f)に示す第6変形例に係る伝熱構造部80Fのように、伝熱部材81Eは、縦断面視で、略N字形状に形成されてもよい。この伝熱部材81Eは、第1凹部54および第2凹部64における一方の側面54b、64bに面接触する第1部位120と、他方の側面54b、64bに面接触する第2部位121と、第1部位120と第2部位121を連結する連結部122と、を有する。この場合でも、伝熱部材81Eは、基台51と静電チャック60との間で熱を効率的に伝達することができる。
要するに、第1凹部54、第2凹部64、伝熱部材81の各構成は、熱伝達効率や組み立て性、弾性率などを勘案して任意に設計してよい。第1凹部54、第2凹部64により形成される伝熱空間89に収容される伝熱部材81は、半固体(粘性を有する物質)であってもよい。この種の半固体の材料としては、例えば、カーボンナノチューブやアルミナを含有したジェルまたは接着剤などがあげられる。
以上の実施形態で説明した本開示の技術的思想および効果について以下に記載する。
本開示の第1の態様に係る基板処理システムは、プラズマ処理チャンバ10と、プラズマ処理チャンバ10内に設けられた基板支持部11と、を有し、基板支持部11は、静電チャック60に対向する基台側対向面52に第1凹部54を有する基台51と、基板Wを支持する支持面62と、支持面62の反対面であり基台51に対向するチャック側対向面63とを有し、チャック側対向面63に第2凹部64を有する静電チャック60と、基台側対向面52とチャック側対向面63との間で、基台51と静電チャック60とを接着する接着層70と、第1凹部54および第2凹部64に収容される伝熱部材81、81A~81Eと、を備える。
上記によれば、基板処理システムは、接着層70により基台51と静電チャック60を安定的に接着する一方で、接着層70により低下する熱伝達効率を伝熱部材81により補うことができる。これにより、基板処理システムは、基台51や静電チャック60の熱膨張または熱収縮を許容しつつ、基台51と静電チャック60との間の熱伝達効率を大幅に向上させることができる。
また、伝熱部材81、81A~81Eは、金属により形成される。この伝熱部材81、81A~81Eによって、基板支持部11は、熱伝達効率を一層高めることができる。
また、伝熱部材81、81A~81Eは、弾性部材である。これにより、伝熱部材81、81A~81Eは、基台51や静電チャック60に熱膨張または熱収縮が生じても弾性変形して、基台51および静電チャック60の接触状態を維持することが可能となる。
また、伝熱部材81Dは、第1凹部54の底面54aおよび第2凹部64の底面64aに接触している。これにより、伝熱部材81Dは、基台51と静電チャック60との間で熱を良好に伝達することができる。
また、伝熱部材81Eは、第1凹部54の一対の側面54bおよび第2凹部64の一対の側面64bに接触している。この場合でも、伝熱部材81Eは、基台51と静電チャック60との間で熱を良好に伝達することができる。
また、伝熱部材81、81A~81Cは、第1凹部54の底面54aおよび一対の側面54bと、第2凹部64の底面64aおよび一対の側面64bと、に接触している。これにより、伝熱部材81、81A~は、基台51と静電チャック60との間で熱をより効率的に伝達することが可能となる。
また、第1凹部54は、基台側対向面52に沿って延在する溝状に形成され、第2凹部64は、チャック側対向面63に沿って延在する溝状に形成され、伝熱部材81、81A~81Eは、第1凹部54に収容される第1接触部82と、第2凹部64に収容される第2接触部86と、第1接触部82および第2接触部86を接続する接続部85と、を有する。これにより、基板処理システムは、第1凹部54および第2凹部64に伝熱部材81を簡単に配置可能とし、組み立て作業を効率化することができる。
また、接続部85は、第1凹部54および第2凹部64に沿って延在し、第1接触部82は、接続部85から延出する複数の第1バネ状部83を有し、第2接触部86は、接続部85から延出する複数の第2バネ状部87を有する。これにより、基板支持部11の組み立てにおいて、第1凹部54および第2凹部64の溝の形状に合わせて、伝熱部材81、81A~81Eを容易に収容できる。
また、複数の第1バネ状部83および複数の第2バネ状部87は、接続部85の延在方向と直交する断面視で、円弧形状に形成されている。これにより、伝熱部材81、81A~81Cは、第1凹部54および第2凹部64に対する挿入性が向上し、また第1凹部54内および第2凹部64内での接触状態を安定的に保つことができる。
また、第1凹部54および第2凹部64は、平面視で、環状に形成され、伝熱部材81、81A~81Eは、第1凹部54および第2凹部64の周方向全周に収容される。これにより、基板処理システムは、基板支持部11の周方向に沿って熱伝達効率が高められる。
また、第1凹部54および第2凹部64は、当該第1凹部54および当該第2凹部64の延在方向と直交する断面視で、底面54a、64aよりも開放側が狭いテーパ形状である。これにより、基板処理システムは、第1凹部54または第2凹部64からの伝熱部材81の抜けを効果的に防ぐことができる。
また、第1凹部54および第2凹部64は、同心円状に複数設けられ、伝熱部材81、81A~81Eは、複数の第1凹部54および複数の第2凹部64の各々に収容される。これにより、基板処理システムは、基板支持部11全体の熱伝達効率を高めることができる。
また、第1凹部54および第2凹部64により形成される伝熱空間89のガスを調整するガス調整部90を有し、ガス調整部90は、基板支持部11内に設けられ伝熱空間89に連通するガス路91と、外部ガス経路92を介してガス路91に接続される吸引ポンプ(排気システム40)と、を含む。これにより、基板処理システムは、伝熱空間89での異常放電の発生を抑制することができる。
また、ガス調整部90は、伝熱空間89に伝熱ガスを供給する伝熱ガス源691を有する。基板処理システムは、伝熱ガス源691から伝熱空間89に伝熱ガスを供給することで、熱伝達効率を一層高めることができる。
また、ガス調整部90は、吸引ポンプ(排気システム40)による伝熱空間89の吸引後に、伝熱ガス源691から伝熱ガスを供給する。これにより、基板処理システムは、伝熱空間89に伝熱ガスをスムーズに供給することができ、処理の効率化を図ることが可能となる。
また、基板支持部11は、複数の第1凹部54同士を連通する、または複数の第2凹部64同士を連通する連通路91bを有する。これにより、基板処理システムは、複数の第1凹部54および複数の第2凹部64の全体に伝熱ガスを良好に供給することができる。
また、静電チャック60は、誘電プレート61を含み、基台51は、金属により形成され、温調流体が流通する流路56を内部に備える。これにより、基板処理システムは、温調流体にて基台51の温度を調整することで、伝熱部材81、81A~81Eを介して誘電プレート61の温度を安定的に調整できる。
また、本開示の第2の態様は、プラズマ処理チャンバ10内に設けられた基板支持部11であって、基板支持部11は、静電チャック60に対向する基台側対向面52に第1凹部54を有する基台51と、基板Wを支持する支持面62と、支持面62の反対面であり基台51に対向するチャック側対向面63とを有し、チャック側対向面63に第2凹部64を有する静電チャック60と、基台側対向面52とチャック側対向面63との間で、基台51と静電チャック60とを接着する接着層70と、第1凹部54および第2凹部64に収容される伝熱部材81、81A~81Eと、を備える。これにより、基板支持部11は、基台51と静電チャック60との間の熱伝達効率を大幅に向上させることができる。
また、静電チャック60は、誘電プレート61を含み、基台51は、金属により形成され、温調流体が流通する流路56を内部に備える。これにより、基板支持部11は、温調流体にて基台51の温度を調整することで、伝熱部材81、81A~81Eを介して誘電プレート61の温度を安定的に調整できる。
また、第1凹部54は、基台側対向面52に沿って延在する溝状に形成され、第2凹部64は、チャック側対向面63に沿って延在する溝状に形成され、伝熱部材81、81A~81Cは、第1凹部54に収容され、当該第1凹部54の底面54aおよび一対の側面54bに接触する第1接触部82と、第2凹部64に収容され、当該第2凹部64の底面64aおよび一対の側面64bに接触する第2接触部86と、第1接触部82および第2接触部86を接続する接続部85と、を有する。これにより、基板支持部11は、熱伝達効率を一層高めることができる。
今回開示された実施形態に係る基板処理装置および基板支持部は、すべての点において例示であって制限的なものではない。実施形態は、添付の請求の範囲およびその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形および改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
本開示の基板処理装置は、Atomic Layer Deposition(ALD)装置、Capacitively Coupled Plasma(CCP)、Inductively Coupled Plasma(ICP)、Radial Line Slot Antenna(RLSA)、Electron Cyclotron Resonance Plasma(ECR)、Helicon Wave Plasma(HWP)のいずれのタイプの装置でも適用可能である。
10 プラズマ処理チャンバ
11 基板支持部
51 基台
52 基台側対向面
54 第1凹部
60 静電チャック
62 支持面
63 チャック側対向面
64 第2凹部
70 接着層
81、81A~81E 伝熱部材
W 基板

Claims (20)

  1. プラズマ処理チャンバと、
    前記プラズマ処理チャンバ内に設けられた基板支持部と、を有し、
    前記基板支持部は、
    静電チャックに対向する基台側対向面に第1凹部を有する基台と、
    基板を支持する支持面と、前記支持面の反対面であり前記基台に対向するチャック側対向面とを有し、前記チャック側対向面に第2凹部を有する前記静電チャックと、
    前記基台側対向面と前記チャック側対向面との間で、前記基台と前記静電チャックとを接着する接着層と、
    前記第1凹部および前記第2凹部に収容される伝熱部材と、を備える、
    基板処理装置。
  2. 前記伝熱部材は、金属により形成される、
    請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記伝熱部材は、弾性部材である、
    請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記伝熱部材は、前記第1凹部の底面および前記第2凹部の底面に接触している、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  5. 前記伝熱部材は、前記第1凹部の一対の側面および前記第2凹部の一対の側面に接触している、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 前記伝熱部材は、前記第1凹部の底面および一対の側面と、前記第2凹部の底面および一対の側面と、に接触している、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  7. 前記第1凹部は、前記基台側対向面に沿って延在する溝状に形成され、
    前記第2凹部は、前記チャック側対向面に沿って延在する溝状に形成され、
    前記伝熱部材は、
    前記第1凹部に収容される第1接触部と、
    前記第2凹部に収容される第2接触部と、
    前記第1接触部および前記第2接触部を接続する接続部と、を有する、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  8. 前記接続部は、前記第1凹部および前記第2凹部に沿って延在し、
    前記第1接触部は、前記接続部から延出する複数の第1バネ状部を有し、
    前記第2接触部は、前記接続部から延出する複数の第2バネ状部を有する、
    請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記複数の第1バネ状部および前記複数の第2バネ状部は、前記接続部の延在方向と直交する断面視で、円弧形状に形成されている、
    請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 前記第1凹部および前記第2凹部は、平面視で、環状に形成され、
    前記伝熱部材は、前記第1凹部および前記第2凹部の周方向全周に収容される、
    請求項7乃至9のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  11. 前記第1凹部および前記第2凹部は、当該第1凹部および当該第2凹部の延在方向と直交する断面視で、底面よりも開放側が狭いテーパ形状である、
    請求項7乃至10のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  12. 前記第1凹部および前記第2凹部は、同心円状に複数設けられ、
    前記伝熱部材は、複数の前記第1凹部および複数の前記第2凹部の各々に収容される、
    請求項7乃至11のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  13. 前記第1凹部および前記第2凹部により形成される伝熱空間のガスを調整するガス調整部を有し、
    前記ガス調整部は、
    前記基板支持部内に設けられ前記伝熱空間に連通するガス路と、
    外部ガス経路を介して前記ガス路に接続される吸引ポンプと、を含む、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  14. 前記ガス調整部は、
    前記伝熱空間に伝熱ガスを供給する伝熱ガス源を有する、
    請求項13に記載の基板処理装置。
  15. 前記ガス調整部は、前記吸引ポンプによる前記伝熱空間の吸引後に、前記伝熱ガス源から前記伝熱ガスを供給する、
    請求項14に記載の基板処理装置。
  16. 前記基板支持部は、複数の前記第1凹部同士を連通する、または複数の前記第2凹部同士を連通する連通路を有する、
    請求項13乃至15のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  17. 前記静電チャックは、誘電プレートを含み、
    前記基台は、金属により形成され、温調流体が流通する流路を内部に備える、
    請求項1乃至16のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  18. プラズマ処理チャンバ内に設けられた基板支持部であって、
    前記基板支持部は、
    静電チャックに対向する基台側対向面に第1凹部を有する基台と、
    基板を支持する支持面と、前記支持面の反対面であり前記基台に対向するチャック側対向面とを有し、前記チャック側対向面に第2凹部を有する前記静電チャックと、
    前記基台側対向面と前記チャック側対向面との間で、前記基台と前記静電チャックとを接着する接着層と、
    前記第1凹部および前記第2凹部に収容される伝熱部材と、を備える、
    基板支持部。
  19. 前記静電チャックは、誘電プレートを含み、
    前記基台は、金属により形成され、温調流体が流通する流路を内部に備える、
    請求項18に記載の基板支持部。
  20. 前記第1凹部は、前記基台側対向面に沿って延在する溝状に形成され、
    前記第2凹部は、前記チャック側対向面に沿って延在する溝状に形成され、
    前記伝熱部材は、
    前記第1凹部に収容され、当該第1凹部の底面および一対の側面に接触する第1接触部と、
    前記第2凹部に収容され、当該第2凹部の底面および一対の側面に接触する第2接触部と、
    前記第1接触部および前記第2接触部を接続する接続部と、を有する、
    請求項18または19に記載の基板支持部。
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