JP2023143783A - プラズマ処理装置及び載置台 - Google Patents

プラズマ処理装置及び載置台 Download PDF

Info

Publication number
JP2023143783A
JP2023143783A JP2023038201A JP2023038201A JP2023143783A JP 2023143783 A JP2023143783 A JP 2023143783A JP 2023038201 A JP2023038201 A JP 2023038201A JP 2023038201 A JP2023038201 A JP 2023038201A JP 2023143783 A JP2023143783 A JP 2023143783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
plasma processing
radius
processing apparatus
linear expansion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023038201A
Other languages
English (en)
Inventor
一 田村
Hajime Tamura
隆彦 佐藤
Takahiko Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Publication of JP2023143783A publication Critical patent/JP2023143783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

Figure 2023143783000001
【課題】ピン部材の破損を抑制すること。
【解決手段】プラズマ処理装置は、プラズマ処理チャンバと、第1部材と、第2部材と、ピン部材とを有する。第1部材は、プラズマ処理チャンバ内に配置され、基板が載置される載置面が形成され、載置面に対応する部分に第1貫通孔が形成されている。第2部材は、第1部材の載置面に対する裏面に重なるように配置され、温度に対する線膨張係数が第1部材と異なり、第1貫通孔の位置に対応して第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されている。ピン部材は、第1貫通孔及び第2貫通孔内に配置され、第1貫通孔及び第2貫通孔に沿って移動可能に構成される。第2貫通孔は、第1貫通孔よりも径が大きく形成される。
【選択図】図2

Description

本開示は、プラズマ処理装置及び載置台に関する。
下記の特許文献1には、「電圧印加可能に構成された載置台であって、加工物を載置する載置面及び前記載置面に対向する裏面を有し、前記載置面に第1貫通孔が形成された静電チャックと、前記静電チャックの裏面に接合され、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されたベースと、前記第2貫通孔に挿入された筒状のスペーサと、前記第1貫通孔及び前記スペーサに収容されたピンと、を備え、前記ピンは、前記第1貫通孔及び前記スペーサそれぞれの内壁に対して隙間を空けて配置され、前記第1貫通孔と前記ピンとの隙間は、前記スペーサと前記ピンとの隙間よりも大きい、載置台。」が開示されている。
特開2018-56372号公報
本開示は、ピン部材の破損を抑制する技術を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、プラズマ処理チャンバと、第1部材と、第2部材と、ピン部材とを有する。第1部材は、プラズマ処理チャンバ内に配置され、基板が載置される載置面が形成され、載置面に対応する部分に第1貫通孔が形成されている。第2部材は、第1部材の載置面に対する裏面に重なるように配置され、温度に対する線膨張係数が第1部材と異なり、第1貫通孔の位置に対応して第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されている。ピン部材は、第1貫通孔及び第2貫通孔内に配置され、第1貫通孔及び第2貫通孔に沿って移動可能に構成される。第2貫通孔は、第1貫通孔よりも径が大きく形成される。
本開示によれば、ピン部材の破損を抑制できる。
図1は、容量結合型のプラズマ処理装置の構成例を説明するための図である。 図2は、実施形態に係る本体部の構成の一例を簡略化して示した図である。 図3は、基台の貫通孔と静電チャックの貫通孔に発生するズレを説明する図である。 図4は、基台と静電チャックが位置ズレした場合の一例を示す図である。 図5は、基台及び静電チャックの構成の一例を説明する図である。
以下に、プラズマ処理装置及び載置台の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により、開示されるプラズマ処理装置及び載置台が限定されるものではない。
従来から、プラズマを用いて半導体ウェハ(以下「ウェハ」ともいう。)等の基板にプラズマ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。このようなプラズマ処理装置は、例えば、真空空間を構成可能なチャンバ内に、基板が載置される載置台を有する。載置台には、貫通孔が形成され、リフタピンなどのピン部材が格納される。プラズマ処理装置は、載置台の貫通孔からピン部材を突出させてピン部材で基板を支持し、基板を載置台から上昇させて基板を搬入出する。
ところで、載置台は、線膨張係数(熱膨張係数ともいう)の異なる複数の部材を重ねて構成される場合がある。このような場合、載置台では、各部材の線膨張係数の違いにより、各部材にズレが発生して貫通孔にズレが発生し、ピン部材を破損する場合がある。
そこで、ピン部材の破損を抑制する技術が期待されている。
(実施形態)
[装置構成]
本開示のプラズマ処理装置の一例について説明する。以下に説明する実施形態では、本開示のプラズマ処理装置をシステム構成のプラズマ処理システムとした場合を例に説明する。
以下に、プラズマ処理システムの構成例について説明する。図1は、容量結合型のプラズマ処理装置の構成例を説明するための図である。
プラズマ処理システムは、容量結合型のプラズマ処理装置1及び制御部2を含む。容量結合型のプラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、ガス供給部20、電源30及び排気システム40を含む。また、プラズマ処理装置1は、基板支持部11及びガス導入部を含む。ガス導入部は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理チャンバ10内に導入するように構成される。ガス導入部は、シャワーヘッド13を含む。基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10内に配置される。シャワーヘッド13は、基板支持部11の上方に配置される。一実施形態において、シャワーヘッド13は、プラズマ処理チャンバ10の天部(ceiling)の少なくとも一部を構成する。プラズマ処理チャンバ10は、シャワーヘッド13、プラズマ処理チャンバ10の側壁10a及び基板支持部11により規定されたプラズマ処理空間10sを有する。プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間からガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。プラズマ処理チャンバ10は接地される。シャワーヘッド13及び基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10の筐体とは電気的に絶縁される。
基板支持部11は、本体部111及びリングアセンブリ112を含む。本体部111は、基板Wを支持するための中央領域111aと、リングアセンブリ112を支持するための環状領域111bとを有する。ウェハは基板Wの一例である。本体部111の環状領域111bは、平面視で本体部111の中央領域111aを囲んでいる。基板Wは、本体部111の中央領域111a上に配置され、リングアセンブリ112は、本体部111の中央領域111a上の基板Wを囲むように本体部111の環状領域111b上に配置される。従って、中央領域111aは、基板Wを支持するための基板支持面とも呼ばれ、環状領域111bは、リングアセンブリ112を支持するためのリング支持面とも呼ばれる。本体部111の中央領域111aには、基板Wが載置される。実施形態では、本体部111が本開示の載置台に対応し、中央領域111aが本開示の載置面に対応する。
本体部111は、中央領域111aに対応する部分に複数、例えば3つの貫通孔113が形成されている。図1では、貫通孔113が2つ図示されている。貫通孔113は、本体部111の上面から下面まで貫通する。貫通孔113には、それぞれリフタピン114が設けられている。実施形態では、リフタピン114が本開示のピン部材に対応する。
リフタピン114は、不図示の駆動部によって貫通孔113の軸方向に移動し、先端が中央領域111aから突没可能とされている。基板Wを搬送する場合、リフタピン114が本体部111から突出して基板Wを中央領域111aからリフトアップする。
一実施形態において、本体部111は、基台1110及び静電チャック1111を含む。基台1110は、導電性部材を含む。基台1110の導電性部材は下部電極として機能し得る。静電チャック1111は、基台1110の上に配置される。静電チャック1111は、セラミック部材1111aとセラミック部材1111a内に配置される静電電極1111bとを含む。セラミック部材1111aは、中央領域111aを有する。一実施形態において、セラミック部材1111aは、環状領域111bも有する。なお、環状静電チャックや環状絶縁部材のような、静電チャック1111を囲む他の部材が環状領域111bを有してもよい。この場合、リングアセンブリ112は、環状静電チャック又は環状絶縁部材の上に配置されてもよく、静電チャック1111と環状絶縁部材の両方の上に配置されてもよい。また、後述するRF(Radio Frequency)電源31及び/又はDC(Direct Current)電源32に結合される少なくとも1つのRF/DC電極がセラミック部材1111a内に配置されてもよい。この場合、少なくとも1つのRF/DC電極が下部電極として機能する。後述するバイアスRF信号及び/又はDC信号が少なくとも1つのRF/DC電極に供給される場合、RF/DC電極はバイアス電極とも呼ばれる。なお、基台1110の導電性部材と少なくとも1つのRF/DC電極とが複数の下部電極として機能してもよい。また、静電電極1111bが下部電極として機能してもよい。従って、基板支持部11は、少なくとも1つの下部電極を含む。
リングアセンブリ112は、1又は複数の環状部材を含む。一実施形態において、1又は複数の環状部材は、1又は複数のエッジリングと少なくとも1つのカバーリングとを含む。エッジリングは、導電性材料又は絶縁材料で形成され、カバーリングは、絶縁材料で形成される。
また、基板支持部11は、静電チャック1111、リングアセンブリ112及び基板のうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、伝熱媒体、流路1110a、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路1110aには、ブラインやガスのような伝熱流体が流れる。一実施形態において、流路1110aが基台1110内に形成され、1又は複数のヒータが静電チャック1111のセラミック部材1111a内に配置される。また、基板支持部11は、基板Wの裏面と中央領域111aとの間の間隙に伝熱ガスを供給するように構成された伝熱ガス供給部を含んでもよい。
シャワーヘッド13は、ガス供給部20からの少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10s内に導入するように構成される。シャワーヘッド13は、少なくとも1つのガス供給口13a、少なくとも1つのガス拡散室13b、及び複数のガス導入口13cを有する。ガス供給口13aに供給された処理ガスは、ガス拡散室13bを通過して複数のガス導入口13cからプラズマ処理空間10s内に導入される。また、シャワーヘッド13は、少なくとも1つの上部電極を含む。なお、ガス導入部は、シャワーヘッド13に加えて、側壁10aに形成された1又は複数の開口部に取り付けられる1又は複数のサイドガス注入部(SGI:Side Gas Injector)を含んでもよい。
ガス供給部20は、少なくとも1つのガスソース21及び少なくとも1つの流量制御器22を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスを、それぞれに対応のガスソース21からそれぞれに対応の流量制御器22を介してシャワーヘッド13に供給するように構成される。各流量制御器22は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスの流量を変調又はパルス化する1又はそれ以上の流量変調デバイスを含んでもよい。
電源30は、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介してプラズマ処理チャンバ10に結合されるRF電源31を含む。RF電源31は、少なくとも1つのRF信号(RF電力)を少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマが形成される。従って、RF電源31は、プラズマ処理チャンバ10において1又はそれ以上の処理ガスからプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部の少なくとも一部として機能し得る。また、バイアスRF信号を少なくとも1つの下部電極に供給することにより、基板Wにバイアス電位が発生し、形成されたプラズマ中のイオン成分を基板Wに引き込むことができる。
一実施形態において、RF電源31は、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bを含む。第1のRF生成部31aは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に結合され、プラズマ生成用のソースRF信号(ソースRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、ソースRF信号は、10MHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第1のRF生成部31aは、異なる周波数を有する複数のソースRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のソースRF信号は、少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に供給される。
第2のRF生成部31bは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して少なくとも1つの下部電極に結合され、バイアスRF信号(バイアスRF電力)を生成するように構成される。バイアスRF信号の周波数は、ソースRF信号の周波数と同じであっても異なっていてもよい。一実施形態において、バイアスRF信号は、ソースRF信号の周波数よりも低い周波数を有する。一実施形態において、バイアスRF信号は、100kHz~60MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第2のRF生成部31bは、異なる周波数を有する複数のバイアスRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のバイアスRF信号は、少なくとも1つの下部電極に供給される。また、種々の実施形態において、ソースRF信号及びバイアスRF信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。
また、電源30は、プラズマ処理チャンバ10に結合されるDC電源32を含んでもよい。DC電源32は、第1のDC生成部32a及び第2のDC生成部32bを含む。一実施形態において、第1のDC生成部32aは、少なくとも1つの下部電極に接続され、第1のDC信号を生成するように構成される。生成された第1のバイアスDC信号は、少なくとも1つの下部電極に印加される。一実施形態において、第2のDC生成部32bは、少なくとも1つの上部電極に接続され、第2のDC信号を生成するように構成される。生成された第2のDC信号は、少なくとも1つの上部電極に印加される。
種々の実施形態において、第1及び第2のDC信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。この場合、電圧パルスのシーケンスが少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に印加される。電圧パルスは、矩形、台形、三角形又はこれらの組み合わせのパルス波形を有してもよい。一実施形態において、DC信号から電圧パルスのシーケンスを生成するための波形生成部が第1のDC生成部32aと少なくとも1つの下部電極との間に接続される。従って、第1のDC生成部32a及び波形生成部は、電圧パルス生成部を構成する。第2のDC生成部32b及び波形生成部が電圧パルス生成部を構成する場合、電圧パルス生成部は、少なくとも1つの上部電極に接続される。電圧パルスは、正の極性を有してもよく、負の極性を有してもよい。また、電圧パルスのシーケンスは、1周期内に1又は複数の正極性電圧パルスと1又は複数の負極性電圧パルスとを含んでもよい。なお、第1及び第2のDC生成部32a,32bは、RF電源31に加えて設けられてもよく、第1のDC生成部32aが第2のRF生成部31bに代えて設けられてもよい。
排気システム40は、例えばプラズマ処理チャンバ10の底部に設けられたガス排出口10eに接続され得る。排気システム40は、圧力調整弁及び真空ポンプを含んでもよい。圧力調整弁によって、プラズマ処理空間10s内の圧力が調整される。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、ドライポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
制御部2は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部2は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置1の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部2の一部又は全てがプラズマ処理装置1に含まれてもよい。制御部2は、処理部2a1、記憶部2a2及び通信インターフェース2a3を含んでもよい。制御部2は、例えばコンピュータ2aにより実現される。処理部2a1は、記憶部2a2からプログラムを読み出し、読み出されたプログラムを実行することにより種々の制御動作を行うように構成され得る。このプログラムは、予め記憶部2a2に格納されていてもよく、必要なときに、媒体を介して取得されてもよい。取得されたプログラムは、記憶部2a2に格納され、処理部2a1によって記憶部2a2から読み出されて実行される。媒体は、コンピュータ2aに読み取り可能な種々の記憶媒体であってもよく、通信インターフェース2a3に接続されている通信回線であってもよい。処理部2a1は、CPU(Central Processing Unit)であってもよい。記憶部2a2は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース2a3は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置1との間で通信してもよい。
図2は、実施形態に係る本体部111の構成の一例を簡略化して示した図である。図2には、本体部111の貫通孔113付近の構成が示されている。
本体部111は、線膨張係数の異なる複数の部材を重ねて構成されている。例えば、本体部111は、基台1110と静電チャック1111とが重なって構成されている。実施形態では、静電チャック1111が本開示の第1部材に対応し、基台1110が本開示の第2部材に対応する。
基台1110は、導電性部材、例えば、主にアルミニウムにより形成されている。静電チャック1111は、主にセラミックにより形成されている。本実施形態では、基台1110の方が、静電チャック1111よりも線膨張係数が大きい。図2では、静電チャック1111の上面が、基板Wが載置される中央領域111aである。
本体部111は、貫通孔113が形成されている。例えば、静電チャック1111は、中央領域111aに貫通孔113cが形成されている。基台1110は、静電チャック1111の貫通孔113cの位置に対応して貫通孔113aが形成されている。基台1110の貫通孔113aには、側面全体を覆うようにスリーブ115が配置されている。スリーブ115は、絶縁性の材料により形成され、貫通孔113bが形成されている。基台1110は、貫通孔113aにスリーブ115を配置することで、基台1110から貫通孔113b内のリフタピン114を絶縁している。貫通孔113bは、貫通孔113cと連通する。本実施形態では、常温において、貫通孔113cの中心軸と貫通孔113bの中心軸が一致するように静電チャック1111及び基台1110が構成されている。ここで、常温とは、プラズマ処理装置1が設置される場所の温度であり、例えば、20℃から25℃程度の温度であるが、これに限定されるものではない。貫通孔113は、静電チャック1111の貫通孔113cと、基台1110の貫通孔113bとが連通することにより構成される。実施形態では、貫通孔113cが本開示の第1貫通孔に対応し、貫通孔113bが本開示の第2貫通孔に対応する。
貫通孔113bは、貫通孔113cよりも径が大きく形成されている。例えば、静電チャック1111の貫通孔113cは、半径rの円形に形成されている。基台1110の貫通孔113aは、半径rよりも大きい半径rの円形に形成されている。スリーブ115は、外径が半径rと同程度とされており、貫通孔113bが半径rよりも大きく、半径rよりも小さい半径rの円形に形成されている。
静電チャック1111は、貫通孔113cが基台1110側で、基台1110に近付くに従って径が徐々に大きくなり、基台1110側の端の径が貫通孔113bと同程度の径に形成され、貫通孔113cの基台1110側にテーパ形状のテーパ面1111cに形成されている。
貫通孔113には、リフタピン114が配置されている。例えば、リフタピン114は、貫通孔113c及び貫通孔113b内に配置されている。リフタピン114は、半径rの円柱状に形成されている。リフタピン114は、不図示の駆動部によって貫通孔113c及び貫通孔113b内を上下に移動可能とされている。
貫通孔113にリフタピン114を配置する場合、例えば、リフタピン114は、貫通孔113の下側から挿入される。貫通孔113cの基台1110側にテーパ面1111cを形成したことで、リフタピン114の先端は、貫通孔113bが貫通孔113cへ移動する際に、テーパ面1111cに沿って貫通孔113cに導かれる。これにより、貫通孔113c及び貫通孔113bに沿ってリフタピン114をスムーズに移動させることができる。
ところで、本体部111は、基台1110と静電チャック1111の線膨張係数の違いにより、基台1110の貫通孔113bと静電チャック1111の貫通孔113cにズレが発生する。
図3は、基台1110の貫通孔113bと静電チャック1111の貫通孔113cに発生するズレを説明する図である。基台1110と静電チャック1111は、温度に応じて、中央領域111aの中心から径方向に伸縮する。静電チャック1111の線膨張係数をλとする。基台1110の線膨張係数をλとする。本実施形態では、基台1110の方が静電チャック1111よりも線膨張係数が大きいため、基台1110の線膨張係数λが静電チャック1111の線膨張係数λよりも大きい。
中央領域111aの中心から貫通孔113bの中心軸までの距離をRとする。プラズマ処理チャンバ10内で実施される処理温度の範囲をΔTとする。すなわち、ΔTは、プラズマ処理チャンバ10内で実施される処理で実現され、プラズマ処理チャンバ内に配置される部材が晒される最高温度と最低温度との差である。プラズマ処理チャンバ10内における処理は、プラズマ処理だけでなく、プラズマを用いない処理も含む。この場合、貫通孔113cと貫通孔113bの相対的な最大のズレ量xは、以下の式(1)から求まる。
x = R(λ-λ)ΔT ・・・(1)
図4は、基台1110と静電チャック1111が位置ズレした場合の一例を示す図である。図4では、基台1110と静電チャック1111が位置ズレしたことにより、貫通孔113cの中心軸Lcと貫通孔113bの中心軸Lbがズレ量x、位置ズレしている。このようにズレ量x、位置ズレした場合において、貫通孔113cと貫通孔113bとが連通している連通部分の幅は、r-(x-r)となる。この連通部分の幅がリフタピン114の直径(2r)以上であれば、リフタピン114に対して貫通孔113c及び貫通孔113bの側面から力が加わらない。
そこで、貫通孔113cの半径r、貫通孔113bの半径r、及びリフタピン114の半径rは、以下の式(2)の関係を満たすように構成する。
-(x-r) > 2r ・・・(2)
式(2)の関係を満たすことにより、リフタピン114に対して貫通孔113c及び貫通孔113bの側面から力が加わらないようにすることができるため、リフタピン114の破損を抑制できる。
ところで、本体部111は、貫通孔113の側面とリフタピン114との隙間が大きい場合、プラズマ処理を実行した際、隙間で異常放電を起こしてしまう虞がある。
そこで、貫通孔113cの半径r、貫通孔113bの半径r、及びリフタピン114の半径rは、以下の式(3)、(4)の関係を満たし得る。
/r≦ 1.5 ・・・(3)
/r≦ 1.5 ・・・(4)
式(3)、(4)の関係を満たすことにより、貫通孔113の側面とリフタピン114との隙間を小さくすることでき、隙間での異常放電を抑制できる。
また、貫通孔113の半径rが大きい場合、中央領域111aにおいて貫通孔113が温度分布の特異点となり、基板Wに対するプラズマ処理の均一性が低下する場合がある。
そこで、貫通孔113cの半径rは、1.4mm以下に構成され、貫通孔113bの半径rは、1.5mm以下に構成され、リフタピン114の半径rは、1.3mm以下に構成されることが好ましい。これにより、中央領域111aにおいて貫通孔113が温度分布の特異点となることを抑制できる。
なお、上記の実施形態では、常温において、貫通孔113cの中心軸と貫通孔113bの中心軸が一致するように静電チャック1111及び基台1110が構成した場合を例に説明した。しかし、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、常温において、貫通孔113cの中心軸と貫通孔113bの中心軸にズレがあるように静電チャック1111及び基台1110を構成してもよい。図5は、基台1110及び静電チャック1111の構成の一例を説明する図である。図5の左側は、常温において、貫通孔113cの中心軸Lcに対して貫通孔113bの中心軸Lb1がズレ量xの範囲内で中央領域111aの中心側となるように静電チャック1111及び基台1110を構成した場合を示している。図5の左側では、貫通孔113cの中心軸Lcに対して貫通孔113bの中心軸Lb1が中央領域111aの中心側にズレ量yだけ位置ズレするように構成される。ズレ量yは、ズレ量x以下とする。図5の右側は、左側から温度変化した場合を示している。図5の右側では、温度変化により、ズレ量x相対的に位置ズレし、貫通孔113cの中心軸Lcに対して貫通孔113bの中心軸の位置が中心軸Lb2に変化している。このように常温において貫通孔113cに対して貫通孔113bを中央領域111aの中心側に予めずらす(オフセットさせる)ことで、ズレ量yの分だけ位置ズレの尤度が得られる。従って、リフタピン114の半径rをより拡大させることができ、貫通孔113b及び/又は貫通孔113cとの隙間をさらに小さくすることでき、隙間での異常放電の抑制効果を高めることができる。この場合は、貫通孔113cの半径r、貫通孔113bの半径r、及びリフタピン114の半径rは、以下の式(5)、(6)の関係を満たし得る。
/r ≦ 1.1 ・・・(5)
/r ≦ 1.1 ・・・(6)
また、上記の実施形態では、基板が載置される載置台(本体部111)を静電チャック1111と基台1110とが重なって構成される場合を例に説明した。しかし、開示の技術はこれに限定されるものではない。本体部111は、線膨張係数の異なる複数の部材を重ねて構成されたものであれば、何れであってもよい。
以上、実施形態について説明した。上記したように、実施形態にかかるプラズマ処理システムは、プラズマ処理チャンバ10と、静電チャック1111(第1部材)は、基台1110(第2部材)と、リフタピン114(ピン部材)とを有する。静電チャック1111は、プラズマ処理チャンバ10内に配置され、基板Wが載置される中央領域111a(載置面)が形成され、中央領域111aに対応する部分に貫通孔113c(第1貫通孔)が形成されている。基台1110は、静電チャック1111の中央領域111aに対する裏面に重なるように配置され、線膨張係数が静電チャック1111と異なり、貫通孔113cの位置に対応して貫通孔113cと連通する貫通孔113b(第2貫通孔)が形成されている。リフタピン114は、貫通孔113c及び貫通孔113b内に配置され、貫通孔113c及び貫通孔113bに沿って移動可能に構成される。貫通孔113bは、貫通孔113cよりも径が大きく形成される。これにより、実施形態にかかるプラズマ処理システムは、リフタピン114の破損を抑制できる。
また、静電チャック1111は、線膨張係数をλとし、貫通孔113cが半径rの円形に形成される。基台1110は、線膨張係数をλとし、貫通孔113bが半径rの円形に形成される。リフタピン114は、半径rの円柱状に形成される。中央領域111aの中心から貫通孔113bの中心軸までの距離をRとし、プラズマ処理チャンバ10内で実施される処理温度の範囲をΔTとする。貫通孔113cと貫通孔113bのズレ量を上述の式(1)から求まるxとした場合、半径r、半径r、半径rは、上述の式(2)の関係を満たす。これにより、実施形態にかかるプラズマ処理システムは、リフタピン114の破損を抑制できる。
また、半径r、半径r、半径rは、上述の式(3)、(4)の関係を満たす。これにより、実施形態にかかるプラズマ処理システムは、貫通孔113の側面とリフタピン114との隙間を小さくすることでき、隙間で異常放電を抑制できる。
また、貫通孔113cの半径rは、1.4mm以下に構成される。貫通孔113bの半径rは、1.5mm以下に構成される。リフタピン114の半径rは、1.3mm以下に構成される。これにより、実施形態にかかるプラズマ処理システムは、中央領域111aにおいて貫通孔113が温度分布の特異点となることを抑制できる。
また、基台1110は、線膨張係数λが静電チャック1111の線膨張係数λよりも大きく、常温において、貫通孔113cの中心軸に対して貫通孔113bの中心軸が中央領域111aの中心側となるように構成される。また、基台1110は、常温において、貫通孔113cの中心軸に対して貫通孔113bの中心軸がズレ量xの範囲内で中央領域111aの中心側となるように構成される。これにより、実施形態にかかるプラズマ処理システムは、温度変化した場合の貫通孔113cと貫通孔113bの位置ズレを小さく抑えることができる。
また、貫通孔113cは、基台1110側において、基台1110に近付くに従って径が徐々に大きくなるように形成されている。また、貫通孔113cは、基台1110側の端の径が貫通孔113bと同程度の径に形成されている。これにより、実施形態にかかるプラズマ処理システムは、貫通孔113c及び貫通孔113bに沿ってリフタピン114をスムーズに移動させることができる。
なお、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の特許請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
また、上記の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
プラズマ処理チャンバと、
前記プラズマ処理チャンバ内に配置され、基板が載置される載置面が形成され、前記載置面に対応する部分に第1貫通孔が形成された第1部材と、
前記第1部材の前記載置面に対する裏面に重なるように配置され、温度に対する線膨張係数が前記第1部材と異なり、前記第1貫通孔の位置に対応して前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成された第2部材と、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔内に配置され、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に沿って移動可能に構成されるピン部材と、
を有し、
前記第2貫通孔は、前記第1貫通孔よりも径が大きく形成された
プラズマ処理装置。
(付記2)
前記第1部材は、線膨張係数をλとし、前記第1貫通孔が半径rの円形に形成され、
前記第2部材は、線膨張係数をλとし、前記第2貫通孔が半径rの円形に形成され、
前記ピン部材は、半径rの円柱状に形成され、
前記載置面の中心から前記第2貫通孔の中心軸までの距離をRとし、
前記プラズマ処理チャンバ内における処理温度の範囲をΔTとし、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔のズレ量を以下の式(1)から求まるxとした場合、
前記半径r、前記半径r、前記半径rは、以下の式(2)の関係を満たす
x = R(λ-λ)ΔT ・・・(1)
-(x-r) > 2r ・・・(2)
付記1に記載のプラズマ処理装置。
(付記3)
前記半径r、前記半径r、前記半径rは、以下の式(3)、(4)の関係を満たす
/r≦ 1.5 ・・・(3)
/r≦ 1.5 ・・・(4)
付記2に記載のプラズマ処理装置。
(付記4)
前記第1貫通孔の前記半径rは1.4mm以下に構成され、
前記第2貫通孔の前記半径r1.5mm以下に構成され、
前記ピン部材の前記半径rは、1.3mm以下に構成される、
付記2に記載のプラズマ処理装置。
(付記5)
前記第2部材は、前記線膨張係数λが前記第1部材の前記線膨張係数λよりも大きく、常温において、前記第1貫通孔の中心軸に対して前記第2貫通孔の中心軸が前記載置面の中心側となるように構成される
付記2~4の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
(付記6)
前記第2部材は、常温において、前記第1貫通孔の中心軸に対して前記第2貫通孔の中心軸が前記ズレ量xの範囲内で前記載置面の中心側となるように構成される
付記5に記載のプラズマ処理装置。
(付記7)
前記半径r、前記半径r、前記半径rは、以下の式(5)、(6)の関係を満たす
/r ≦ 1.1 ・・・(5)
/r ≦ 1.1 ・・・(6)
付記5又は6に記載のプラズマ処理装置。
(付記8)
前記第1貫通孔は、前記第2部材側において、前記第2部材に近付くに従って径が徐々に大きくなるように形成された
付記1~7の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
(付記9)
前記第1貫通孔は、前記第2部材側の端の径が前記第2貫通孔と同程度の径に形成された
付記8に記載のプラズマ処理装置。
(付記10)
前記第1部材は、静電チャックとして構成され、
前記第2部材は、前記静電チャックを支持する基台として構成される
付記1~9の何れか1つに記載のプラズマ処理装置。
(付記11)
基板が載置される載置面が形成され、前記載置面に対応する部分に第1貫通孔が形成された第1部材と、
前記第1部材の前記載置面に対する裏面に重なるように配置され、温度に対する線膨張係数が前記第1部材と異なり、前記第1貫通孔の位置に対応して前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成された第2部材と、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔内に収容され、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に沿って移動可能に構成されるピン部材と、
を有し、
前記第2貫通孔は、前記第1貫通孔よりも径が大きく形成された
載置台。
1 プラズマ処理装置
2 制御部
11 基板支持部
111 本体部
111a 中央領域
111b 環状領域
112 リングアセンブリ
113 貫通孔
113a 貫通孔
113b 貫通孔
113c 貫通孔
114 リフタピン
115 スリーブ
1110 基台
1110a 流路
1111 静電チャック
1111a セラミック部材
1111b 静電電極
1111c テーパ面
W 基板

Claims (11)

  1. プラズマ処理チャンバと、
    前記プラズマ処理チャンバ内に配置され、基板が載置される載置面が形成され、前記載置面に対応する部分に第1貫通孔が形成された第1部材と、
    前記第1部材の前記載置面に対する裏面に重なるように配置され、温度に対する線膨張係数が前記第1部材と異なり、前記第1貫通孔の位置に対応して前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成された第2部材と、
    前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔内に配置され、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に沿って移動可能に構成されるピン部材と、
    を有し、
    前記第2貫通孔は、前記第1貫通孔よりも径が大きく形成された
    プラズマ処理装置。
  2. 前記第1部材は、線膨張係数をλとし、前記第1貫通孔が半径rの円形に形成され、
    前記第2部材は、線膨張係数をλとし、前記第2貫通孔が半径rの円形に形成され、
    前記ピン部材は、半径rの円柱状に形成され、
    前記載置面の中心から前記第2貫通孔の中心軸までの距離をRとし、
    前記プラズマ処理チャンバ内における処理温度の範囲をΔTとし、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔のズレ量を以下の式(1)から求まるxとした場合、
    前記半径r、前記半径r、前記半径rは、以下の式(2)の関係を満たす
    x = R(λ-λ)ΔT ・・・(1)
    -(x-r) > 2r ・・・(2)
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記半径r、前記半径r、前記半径rは、以下の式(3)、(4)の関係を満たす
    /r≦ 1.5 ・・・(3)
    /r≦ 1.5 ・・・(4)
    請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第1貫通孔の前記半径rは1.4mm以下に構成され、
    前記第2貫通孔の前記半径r1.5mm以下に構成され、
    前記ピン部材の前記半径rは、1.3mm以下に構成される、
    請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記第2部材は、前記線膨張係数λが前記第1部材の前記線膨張係数λよりも大きく、常温において、前記第1貫通孔の中心軸に対して前記第2貫通孔の中心軸が前記載置面の中心側となるように構成される
    請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記第2部材は、常温において、前記第1貫通孔の中心軸に対して前記第2貫通孔の中心軸が前記ズレ量xの範囲内で前記載置面の中心側となるように構成される
    請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記半径r、前記半径r、前記半径rは、以下の式(5)、(6)の関係を満たす
    /r ≦ 1.1 ・・・(5)
    /r ≦ 1.1 ・・・(6)
    請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記第1貫通孔は、前記第2部材側において、前記第2部材に近付くに従って径が徐々に大きくなるように形成された
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記第1貫通孔は、前記第2部材側の端の径が前記第2貫通孔と同程度の径に形成された
    請求項8に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記第1部材は、静電チャックとして構成され、
    前記第2部材は、前記静電チャックを支持する基台として構成される
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  11. 基板が載置される載置面が形成され、前記載置面に対応する部分に第1貫通孔が形成された第1部材と、
    前記第1部材の前記載置面に対する裏面に重なるように配置され、温度に対する線膨張係数が前記第1部材と異なり、前記第1貫通孔の位置に対応して前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成された第2部材と、
    前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔内に収容され、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に沿って移動可能に構成されるピン部材と、
    を有し、
    前記第2貫通孔は、前記第1貫通孔よりも径が大きく形成された
    載置台。
JP2023038201A 2022-03-25 2023-03-13 プラズマ処理装置及び載置台 Pending JP2023143783A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202263323821P 2022-03-25 2022-03-25
US63/323,821 2022-03-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023143783A true JP2023143783A (ja) 2023-10-06

Family

ID=88219713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023038201A Pending JP2023143783A (ja) 2022-03-25 2023-03-13 プラズマ処理装置及び載置台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023143783A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180190501A1 (en) Plasma processing apparatus
US10388558B2 (en) Plasma processing apparatus
JP2023143783A (ja) プラズマ処理装置及び載置台
JP2023044379A (ja) プラズマ処理装置
JP7419611B1 (ja) 伝熱ガスのリーク量低減方法
WO2023120426A1 (ja) 基板支持器及びプラズマ処理装置
US20230317425A1 (en) Plasma processing apparatus
WO2024009828A1 (ja) 基板処理装置及び静電チャック
WO2022215633A1 (ja) 静電チャックおよび基板処理装置
WO2023176555A1 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
US20240112891A1 (en) Plasma processing apparatus and substrate processing apparatus
WO2023058475A1 (ja) プラズマ処理装置
US20230260757A1 (en) Plasma processing apparatus
TW202341228A (zh) 電漿處理裝置
US20230268164A1 (en) Substrate processing apparatus
JP2023059081A (ja) 基板支持部及びプラズマ処理装置
US20230317422A1 (en) Substrate processing apparatus
US20230029817A1 (en) Plasma processing apparatus
WO2023120245A1 (ja) 基板支持器及びプラズマ処理装置
US20240047182A1 (en) Plasma processing apparatus and electrostatic chuck
WO2023223736A1 (ja) プラズマ処理装置
WO2024057973A1 (ja) 静電チャック及び基板処理装置
JP2023098599A (ja) プラズマ処理装置
JP2024030838A (ja) プラズマ処理装置
JP2023064225A (ja) 基板支持部、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法