JP2023039103A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、半導体装置に関し、より特定的には不揮発性メモリを備える半導体装置に関する。
近年、メモリ機能を搭載したLSI(Large Scale Integration)の開発が進められている。たとえば、従来のCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)プロセス、あるいはBCDMOS(Bipolar CMOS Double-diffused MOS)プロセスをそのまま使用したメモリの開発が進められている。特開2021-019029号公報には、CMOSLSIとの混載が可能な不揮発性メモリが開示されている。
特開2021-019029号公報(特許文献1)に記載された不揮発性メモリは、フローティングゲートと呼ばれる電気的に絶縁された状態のポリシリコンゲートに電子を注入したり、引き抜いたりする。これにより、ゲートに形成されるチャネルの形成具合を変動させてチャネル間を流れる電流を変化させることでメモリ機能が実現される。
このような電子を注入/消去する方法として、一般に、以下の1)~3)の方法が知られている。
1)ドレイン-ソース間に大きな電流を流すことで発生するホットキャリアによって注入/消去する方法。
2)ゲートに高電圧を印加することでFN(Fowler Nordheim)トンネル電流を発生させて電子を注入、引き抜く方法。
3)ドレイン-ウェル間に逆バイアスを印加することでバンド間トンネリングを発生させ、そのとき発生するホットキャリアを注入/消去する方法。
1)ドレイン-ソース間に大きな電流を流すことで発生するホットキャリアによって注入/消去する方法。
2)ゲートに高電圧を印加することでFN(Fowler Nordheim)トンネル電流を発生させて電子を注入、引き抜く方法。
3)ドレイン-ウェル間に逆バイアスを印加することでバンド間トンネリングを発生させ、そのとき発生するホットキャリアを注入/消去する方法。
上記の1)のドレイン-ソース間電流を流す方法では、電子を注入可能だが電子を引き抜くことが困難である。また、上記の2)のFNトンネル電流による方法は、高電圧を印加する必要があるため、周辺回路を高耐圧素子で形成する必要があり、回路面積が大きくなり製造コストが増加する。また、上記3)のバンド間トンネリングによる方法は、電子を注入する場合、ドレイン-ソース間に電流を流す方法より電流量が小さいため、注入量が小さくなる。一方、上記3)の方法では、ゲートに負バイアスを印加することでホールを注入、すなわち電子を引き抜くことが可能となる。
上記のいずれの方法も一長一短があり、現在は回路の仕様および求められる機能によって使い分けされている。
本開示の半導体装置の目的は、低電圧で書込および消去が可能な不揮発性メモリを実現し、周辺回路に必要な耐圧を下げることである。
本開示は、半導体装置に関する。半導体装置は、主面を有する半導体層と、半導体層の主面の表面部に形成された第1導電型の第1ウェル領域および第2ウェル領域と、第2導電型の第1不純物領域および第2不純物領域と、導電体の第1フローティングゲートと、第2導電型の第3不純物領域と、導電体の第2フローティングゲートとを備える。第1不純物領域は、第1ウェル領域の表面部に形成される。第2不純物領域は、第1不純物領域から間隔を空けて第1ウェル領域の表面部に形成される。第1フローティングゲートは、第1不純物領域と第2不純物領域との間の第1導電型の第1チャネル領域に対向するように半導体層の主面上に形成され、周囲を絶縁体で囲まれている。第3不純物領域は、第2ウェル領域の表面部に形成される。第2フローティングゲートは、第3不純物領域に隣接して形成される第1導電型の第2チャネル領域に対向するように半導体層の主面上に形成され、周囲を絶縁体で囲まれている。第1フローティングゲートおよび第2フローティングゲートは、一体的に形成されているか、または導電体で接続されている。
本開示に係る半導体装置によれば、比較的低い電圧での書込および消去が可能なメモリ素子構造を有するので、周辺回路に必要な耐圧を下げることが可能となり、素子面積を縮小することができるため、半導体装置全体の回路面積の縮小が可能となる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
(半導体装置の構成)
図1は、実施の形態1に従う半導体装置1の平面図である。図2は、実施の形態1に従う半導体装置1の模式断面図である。図2には、図1におけるIIA-IIA断面、IIB-IIB断面、IIC-IIC断面が並んで示されている。図2では、図面を理解容易とするため後述する被覆絶縁膜51および層間絶縁膜65は取り除かれている。以下では、図1および図2を参照して、半導体装置1の構成について説明する。
(半導体装置の構成)
図1は、実施の形態1に従う半導体装置1の平面図である。図2は、実施の形態1に従う半導体装置1の模式断面図である。図2には、図1におけるIIA-IIA断面、IIB-IIB断面、IIC-IIC断面が並んで示されている。図2では、図面を理解容易とするため後述する被覆絶縁膜51および層間絶縁膜65は取り除かれている。以下では、図1および図2を参照して、半導体装置1の構成について説明する。
半導体装置1は、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)を用いた不揮発性メモリを搭載する。半導体装置1は、Si単結晶である半導体層2に形成された、コントロールゲート用NMOSキャパシタ101と、読み出し用PMOSトランジスタ102と、書込および消去用のNMOSトランジスタ103とを備える。
半導体層2は、この実施形態では、p型(第1導電型)であり、図1に示されるように直方体形状に形成されている。半導体層2は、一方側の第1主面3および他方側の第2主面4を有している。半導体装置1は、半導体層2に形成されたn型(第2導電型)のエピタキシャル層20を含む。エピタキシャル層20は、半導体層2の全体に形成されている。
エピタキシャル層20には、NMOSキャパシタ101およびNMOSトランジスタ103が形成されるp型(第1導電型)ウェル領域21と、PMOSトランジスタ102が形成されるn型(第2導電型)ウェル領域71とが形成される。
ウェル領域71のn型不純物濃度は、エピタキシャル層20のn型不純物濃度よりも高い。ウェル領域71のn型不純物濃度は、たとえば、10×1012cm-3以上10×1016cm-3以下である。また、ウェル領域21のp型不純物濃度は、たとえば、10×1012cm-3以上10×1016cm-3以下である。
半導体装置1は、NMOSキャパシタ101、NMOSトランジスタ103およびPMOSトランジスタ102が形成されたデバイス領域6を区画するトレンチ絶縁構造10を含む。トレンチ絶縁構造10は、トレンチ11および絶縁埋設物12を含む。トレンチ11は、第1主面3を第2主面4に向けて掘り下げることにより形成されている。
トレンチ11は、第1主面3および第2主面4の図1に示す平面視(以下、単に「平面視」という。)において四角形状のデバイス領域6を区画している。
トレンチ11は、この実施形態では、底壁に向かって開口幅が狭まる先細り形状に形成されている。トレンチ11のテーパ角は、90°を超えて125°以下であってもよい。テーパ角は、90°を超えて100°以下であることが好ましい。むろん、トレンチ11は、第1主面3に対して垂直に形成されていてもよい。
トレンチ11の深さは、0.1μm以上1μm以下であってもよい。トレンチ11の幅は、任意である。トレンチ11の幅は、0.1μm以上10μm以下であってもよい。トレンチ11の幅は、平面視においてトレンチ11が延びる方向に直交する方向の幅によって定義される。
絶縁埋設物12は、トレンチ11に埋設されている。当該絶縁埋設物12を構成する絶縁体は任意である。絶縁埋設物12は、酸化シリコン(SiO2)および窒化シリコン(SiN)のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。絶縁埋設物12は、この実施形態では、酸化シリコンで形成される。
ウェル領域71の底部は、エピタキシャル層20に電気的に接続されている。ウェル領域21およびウェル領域71は、この実施形態では、トレンチ11よりも深く形成され、当該トレンチ11の底壁を部分的に被覆している。
半導体装置1は、ウェル領域21の表面部に形成されたn型(第2導電型)の不純物領域22と、ウェル領域71の表面部に形成されたp型(第1導電型)の不純物領域72とを含む。不純物領域22のn型不純物濃度は、たとえば、10×1016cm-3以上10×1020cm-3以下である。不純物領域72のp型不純物濃度は、たとえば、10×1016cm-3以上10×1020cm-3以下である。
デバイス領域6の表面部には、デバイス領域6と交差するようにゲート電極32が形成される。デバイス領域6とゲート電極32との交差部には、ゲート絶縁膜31およびNMOSトランジスタ103のチャネル領域24およびPMOSトランジスタ102のチャネル領域74が形成されている。チャネル領域24は、2つの不純物領域22の間において電流経路を形成する。チャネル領域74は、2つの不純物領域72の間において電流経路を形成する。
ゲート絶縁膜31は、半導体層2の酸化物により形成される。ゲート絶縁膜31は、具体的には、第1主面3の表面部が酸化されることによって膜状に形成された酸化物である。つまり、ゲート絶縁膜31は、第1主面3に沿って形成されたシリコン酸化膜(SiO2膜)である。ゲート絶縁膜31は、さらに具体的には、半導体層2の第1主面3の表面部が熱酸化されることによって膜状に形成された半導体層2の熱酸化物である。ゲート絶縁膜31は、7nm以上13nm以下の厚さを有していてもよい。ゲート絶縁膜31の厚さは、たとえば、10nmであってもよい。
ゲート電極32は、導電性ポリシリコンによって形成される。ゲート電極32は、ゲート絶縁膜31の上に形成されている。ゲート電極32の幅(ゲート長)は、0.13μm以上0.3μm以下であってもよい。ゲート電極32の側面には、絶縁スペーサ41が形成される。
不純物領域22は、ウェル領域21の底部に対して第1主面3側に位置する底部を有している。不純物領域72は、ウェル領域71の底部に対して第1主面3側に位置する底部を有している。
書込および消去用のNMOSトランジスタ103の不純物領域22の底部は、段差なく平坦である。NMOSトランジスタ103の不純物領域22は、チャネル領域24に接しており、各々が不純物領域22であるソースとドレインとの間には、不純物領域22よりもn型不純物濃度が低いLDD(Lightly Doped Drain)領域が設けられていない。
一方、コントロールゲート用NMOSキャパシタ101には、不純物領域22よりもn型不純物濃度が低いLDD領域(不純物領域23)が設けられている。LDD領域(不純物領域23)は、絶縁スペーサ41の下部に形成されている。不純物領域22は、LDD領域(不純物領域23)を介在してチャネル領域24に接している。
同様に、読み出し用PMOSトランジスタ102には、不純物領域72よりもp型不純物濃度が低いLDD領域(不純物領域73)が設けられている。LDD領域(不純物領域73)は、絶縁スペーサ41の下部に形成されている。不純物領域72は、LDD領域(不純物領域73)を介在してチャネル領域74に接している。
図3は、実施の形態1に従う半導体装置1の回路図である。図3には、図1および図2に対応する1ビット分の記憶回路が示される。このような記憶回路が必要数だけ半導体装置に配置される。配置は必ずしも限定されないが、マトリクス状に配置され、適宜書込および読み出し制御回路が接続される。
図2、図3に示されるように、半導体装置1に搭載されるメモリセルMCは、コントロールゲート用NMOSキャパシタ101と、読み出し用PMOSトランジスタ102と、書込および消去用のNMOSトランジスタ103とを備える。
NMOSキャパシタ101のソースまたはドレイン(F3)は、メモリセルMCを制御する制御電極TG2に接続される。NMOSキャパシタ101のバックゲート(W2)は、メモリセルMCを制御する制御電極TG1に接続される。NMOSキャパシタ101のゲート電極(FG2)は、読み出し用PMOSトランジスタ102のゲート電極(FG3)および書込および消去用のNMOSトランジスタ103のゲート電極(FG1)と電気的に接続されており、これらのゲート電極は、絶縁物で周囲と絶縁されたフローティングゲートFGとなっている。
PMOSトランジスタ102のドレインは、電極TR1に接続される。PMOSトランジスタ102のソースは、電極TR2に接続される。PMOSトランジスタ102のバックゲートは、電極TR3に接続される。
NMOSトランジスタ103のドレインは、電極TP1に接続される。NMOSトランジスタ103のソースは、電極TP2に接続される。NMOSトランジスタ103のバックゲートは、電極TP3に接続される。
フローティングゲートは、キャパシタ101によって制御電極TG1およびTG2と容量結合しているので、制御電極TG1およびTG2の電位を制御することによってフローティングゲートの電位を制御することができる。このため、制御電極TG1およびTG2は、メモリセルMCを制御するためのコントロールゲートとも呼ばれる。
(半導体装置の動作)
図4は、読み出し時に半導体装置1に印加される電圧を示す図である。
図4は、読み出し時に半導体装置1に印加される電圧を示す図である。
読み出し動作時には、読み出し用PMOSトランジスタ102のドレイン-ソース間に流れる電流Idの大きさによってフローティングゲートに書込(プログラム)が行なわれているか否かを判定する。
具体的には、後述する書込動作後および消去動作後のいずれにおいても、読み出し動作では、書込および消去用NMOSトランジスタ103の電極TP1~TP3はOPEN状態に設定され、読み出し用PMOSトランジスタ102の電極TR1はたとえば、-0.1~-2Vに設定され、電極TR1,TR3は、接地電位(GND)に設定され、NMOSキャパシタ101の制御電極TG1およびTG2は、ともにたとえば、-1~-5Vに設定される。
制御電極TG1,TG2を-1~-5Vに設定することにより、制御電極TG1およびTG2に容量結合されているフローティングゲートFGの電位は、読み出し電位Vrに設定される。
書き込み動作後のフローティングゲートFGの電位は、消去動作後のフローティングゲートFGの電位よりも低くなる。そのため、読み出し時に設定されるフローティングゲートFGの読み出し電位Vrは、書き込み動作後の方が消去動作後よりも低くなる。したがって、制御電極TG1,TG2を-1~-5Vに設定した場合、書き込み動作後の読み出し動作におけるドレイン-ソース間に流れる電流Id2は、消去動作後の読み出し動作におけるドレイン-ソース間に流れる電流Id1よりも小さい。この電流差ΔI(ΔI=Id1-Id2)によって、フローティングゲートFGにデータが書き込まれた状態であるか否かについての判定を行うことができる。なお、この電流Idについては、ここでは詳細には説明しないが、読み出し用トランジスタがNMOSの場合の実施の形態2について、図25,図26に図示して説明する。
図5は、書込時に半導体装置1に印加される電圧を示す図である。書込時には、フローティングゲートFGに電子が注入される。
書込動作では、書込および消去用NMOSトランジスタ103の電極TP1はたとえば4~7Vに設定され、電極TP2およびTP3は接地電位(GND)に設定される。また、読み出し用PMOSトランジスタ102の電極TR1~TR3はOPEN状態に設定される。NMOSキャパシタ101の制御電極TG1は、OPEN状態または接地電位(GND)に設定され、制御電極TG2は、たとえば、4~7Vに設定される。
図5に示すように各端子を設定するとドレイン-ソース間に電流が流れ、ホットキャリア(ホットエレクトロンHEおよびホットホールHH)が発生する。制御電極TG2が正電位のため、フローティングゲートFGも容量結合により正電位になっており、ホットエレクトロンHEがフローティングゲートFGに注入される。フローティングゲートFGは周囲を絶縁体に囲まれているため、フローティングゲートFG内に電子が貯まる。この電子により、図4の読み出し状態に制御電極TG1,TG2を設定したときのフローティングゲートFGの電位(読み出し電位Vr)が変動する。
図6は、消去時に半導体装置1に印加される電圧を示す図である。消去動作は、バンド間トンネリング現象によって発生した正孔(ホットホールHH)をフローティングゲートFGに注入することによって達成される。
消去動作では、書込および消去用NMOSトランジスタ103の電極TP1はたとえば4~7Vに設定され、電極TP2はOPEN状態に設定され、電極TP3は接地電位(GND)に設定される。また、読み出し用PMOSトランジスタ102の電極TR1~TR3はOPEN状態に設定される。NMOSキャパシタ101の制御電極TG1およびTG2は、たとえば、ともに-1~-7Vに設定される。
NMOSトランジスタ103のドレイン(TP1)-PW(TP3)間に電圧を印加してPN接合間をアバランシェ降伏状態とすることによりホットキャリア(ホットエレクトロンHEおよびホットホールHH)が発生する。制御電極TG1,TG2が負電位のため、容量結合によりフローティングゲートFGも負電位となるためホットホールHHがフローティングゲートFGに注入され、フローティングゲートFG内の電子を打ち消す。これにより、図4の読み出し状態に制御電極TG1,TG2を設定したときのフローティングゲートFGの電位(読み出し電位Vr)が変動する。
(半導体装置の製造工程)
図7は、半導体装置1の製造工程を説明するための第1の断面図である。図8は、半導体装置1の製造工程を説明するための第1の平面図である。図7には、図8におけるVIIA-VIIA断面、VIIB-VIIB断面、VIIC-VIIC断面が並んで示されている。さらに、図7には、一般的なCMOS素子が形成される領域が、VIIC-VIIC断面の横に並んで示されている。
図7は、半導体装置1の製造工程を説明するための第1の断面図である。図8は、半導体装置1の製造工程を説明するための第1の平面図である。図7には、図8におけるVIIA-VIIA断面、VIIB-VIIB断面、VIIC-VIIC断面が並んで示されている。さらに、図7には、一般的なCMOS素子が形成される領域が、VIIC-VIIC断面の横に並んで示されている。
図7に示すように、p型の半導体層2上にn型エピタキシャル層20を形成後、シャロートレンチ分離構造を作り込む。または、シャロートレンチ分離構造を形成した後、n型エピタキシャル層20に代えてイオン注入工程と拡散工程でn型不純物層を形成してもよい。
まず、露光工程によって、レジストマスクが、半導体ウエハ上に形成される。レジストマスクには、半導体ウエハにおいてトレンチ11を形成すべき領域を露出させ、それ以外の領域を被覆するようにパターンが形成されている。続いて、レジストマスクを介するエッチング法によって、ウエハ主面の不要な部分が除去される。エッチング法は、ドライエッチング法およびウエットエッチング法のいずれであってもよいが、ドライエッチング法(たとえばRIE(Reactive Ion Etching)法)であることが好ましい。これにより、デバイス領域6を区画するトレンチ11が、ウエハ主面に形成される。レジストマスクは、その後、除去される。
次に、絶縁埋設物12のベースとなる絶縁膜が、ウエハ主面上に形成される。ベース絶縁膜は、たとえば、CVD法によって形成された酸化シリコンである。ベース絶縁膜は、トレンチ11を埋める。
次に、ベース絶縁膜の不要な部分が除去される。ベース絶縁膜は、ウエハ主面が露出するまで除去される。除去方法は、ドライエッチング法(たとえばRIE法)、ウエットエッチング法、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法のいずれであってもよい。これにより、トレンチ11内に位置する絶縁埋設物12が形成される。
図9は、半導体装置1の製造工程を説明するための第2の断面図である。図10は、半導体装置1の製造工程を説明するための第2の平面図である。図9には、図10におけるIXA-IXA断面、IXB-IXB断面、IXC-IXC断面が並んで示されている。さらに、図9には、一般的なCMOS素子が形成される領域が、IXC-IXC断面の横に並んで示されている。
図9に示すように、p型のウェル領域21が、デバイス領域6の一部においてウエハ主面の表面部に形成され、n型のウェル領域71が、デバイス領域6他の一部においてウエハ主面の表面部に形成される。
まず、ウエハ主面に注入深さを調節するための犠牲酸化膜が形成され、犠牲酸化膜を介して、p型不純物がウエハ主面に注入され熱拡散される。これにより、ウェル領域21が形成される。同様な工程を繰り返して、n型不純物がウエハ主面に注入され熱拡散され、ウェル領域71が形成される。
図11は、半導体装置1の製造工程を説明するための第3の断面図である。図12は、半導体装置1の製造工程を説明するための第3の平面図である。図11には、図12におけるXIA-XIA断面、XIB-XIB断面、XIC-XIC断面が並んで示されている。さらに、図11には、一般的なCMOS素子が形成される領域が、XIC-XIC断面の横に並んで示されている。
まず、犠牲酸化膜が除去された後に、ゲート絶縁膜31が形成される。ゲート絶縁膜31は、熱酸化処理法によってウエハ主面の表面部を膜状に酸化させることによって形成される。ゲート絶縁膜31の厚さTは、たとえば7nm以上13nm以下である。この段階では、ゲート絶縁膜31は、絶縁埋設物12と一体を成す。
次に、ゲート電極32が、ゲート絶縁膜31および絶縁埋設物12を被覆するようにウエハ主面の上に形成される。ゲート電極32は、本実施の形態では、導電性ポリシリコンによって形成される。ゲート電極32は、たとえば、CVD法によって形成される。
次に、露光工程によってパターンを有するレジストマスク132が、ゲート電極32の上に形成される。レジストマスク132のパターンは、ゲート電極32の不要な部分を露出させ、それ以外の領域を被覆するように形成される。次に、レジストマスク132を介するエッチング法によって、ゲート電極32の不要な部分が除去される。エッチング法は、ドライエッチング法(たとえばRIE法)、ウエットエッチング法のいずれであってもよい。ウエットエッチングは、たとえば、HF(フッ酸)の供給によって行なわれてもよい。これにより、ゲート電極32が形成される。その後、レジストマスク132は除去される。
図13は、半導体装置1の製造工程を説明するための第4の断面図である。図13に示すように露光によるレジストマスク173のパターン形成後、イオン注入により、P-LDD領域(73)が形成される。その前に、同様にしてN-LDD領域が形成される。その際、書込および消去用NMOSトランジスタ103にはN-LDD領域は形成しない。
図14は、半導体装置1の製造工程を説明するための第5の断面図である。絶縁スペーサ41のベースとなるSiO2、またはSiNの膜が500~1000Åの厚さでウエハ主面の上にCVD法によって形成される。その後、ゲート電極32の側壁を被覆する部分を残存させるようにエッチングによって膜が部分的に除去され絶縁スペーサ41が形成される。エッチング法は、たとえば、ドライエッチング法(たとえばRIE法)が使用される。絶縁スペーサ41は、サイドウォールスペーサーとも呼ばれ、これによりLDD構造が形成される。
図15は、半導体装置1の製造工程を説明するための第6の断面図である。図15に示される状態に先立って、n型の不純物領域22が、ウェル領域21の表面部に形成される。不純物領域22は、NMOSキャパシタ101のソース領域、およびNMOSトランジスタ103のソース領域およびドレイン領域となる。詳しくは、不純物領域22は、ゲート電極32および絶縁スペーサ41と図示しないフォトレジスタとをマスクとするイオン注入法によって形成される。n型不純物がウェル領域21の表面部に導入されることによって、ウェル領域21の表面部に不純物領域22が形成される。これによりNMOSキャパシタのソース領域、NMOSトランジスタのソース領域およびドレイン領域は、ゲート電極32に対して自己整合的に形成される。
その後、図15に示すように、p型の不純物領域72が、ウェル領域71の表面部に形成される。不純物領域72は、PMOSトランジスタ102のソース領域およびドレイン領域となる。詳しくは、露光工程によってパターンを有するフォトレジスタ172が形成され、その後、ゲート電極32および絶縁スペーサ41とフォトレジスタ172とをマスクとするイオン注入法によってウェル領域71の表面部に不純物領域72が形成される。これによりPMOSトランジスタ102のソース領域およびドレイン領域は、ゲート電極32に対して自己整合的に形成される。
図16は、半導体装置1の製造工程を説明するための第7の断面図である。図16に示す被覆絶縁膜51が、デバイス領域6および絶縁埋設物12上に形成される。被覆絶縁膜51は、シリサイドをブロックするための酸化膜であり、たとえば、CVD法によって形成される酸化シリコンである。被覆絶縁膜51の厚さは、たとえば、300~1000Å程度である。
そして、露光工程によって、パターンを有する図示しないレジストマスクが、被覆絶縁膜51の上に形成される。レジストマスクは、被覆絶縁膜51の不要な部分を露出させ、それ以外の領域を被覆している。次に、レジストマスクを介するエッチング法によって、被覆絶縁膜51の不要な部分が除去される。エッチング法は、ドライエッチング法(たとえばRIE法)、ウエットエッチング法のいずれであってもよい。その後、レジストマスクは除去され、シリサイド膜61が形成される。シリサイド膜61の形成工程では、まず、ウエハ主面およびゲート電極32を被覆する金属膜がスパッタ法または蒸着法によって形成される。金属膜は、Ti、Ni、Co、MoおよびWのうちの少なくとも1つを含む。
そして、ゲート電極32およびウエハ主面において金属膜と接する部分が、シリサイド化される。シリサイド化は、たとえば、アニール法(たとえばRTA(Rapid Thermal Anneal)法)によって行なわれる。これにより、シリサイド膜61が形成され、金属膜は、その後、除去される。
なお、シリサイド領域形成前にフローティングゲートFG全体を酸化膜で覆う構造とすることで、フローティングゲートFG上にシリサイドが形成されないようにし、データ保持能力を高めた構造としてもよい。
後は、通常の配線工程により、コンタクト、配線パターンが形成される。図17は、半導体装置1の製造工程を説明するための第8の断面図である。図18は、半導体装置1の製造工程を説明するための第4の平面図である。図17には、図18におけるXVIIA-XVIIA断面、XVIIB-XVIIB断面、XVIIC-XVIIC断面が並んで示されている。さらに、図17には、一般的なCMOS素子が形成される領域が、XVIIC-XVIIC断面の横に並んで示されている。
まず層間絶縁膜65が、ウエハ主面の上に形成される。層間絶縁膜65は、酸化膜および窒化膜のうちの少なくとも1つを含む。層間絶縁膜65は、たとえば、CVD法によって形成される。層間絶縁膜65は、ウエハ主面の上においてトレンチ絶縁構造およびプレーナゲート構造を被覆している。
続いて、露光工程によってパターンを有する図示しないレジストマスクが、層間絶縁膜65の上に形成される。レジストマスクは、層間絶縁膜65において複数のコンタクトホールを形成すべき領域を露出させ、それ以外の領域を被覆している。次に、レジストマスクを介するエッチング法によって、層間絶縁膜65の不要な部分が除去される。エッチング法は、ドライエッチング法(たとえばRIE法)、ウエットエッチング法のいずれであってもよい。これにより、複数のコンタクトホールが、それぞれ、ゲート電極32、ソース領域およびドレイン領域に対応する位置に形成される。レジストマスクは、その後、除去される。
次に、コンタクト電極67のベースとなるベースコンタクト電極膜が、複数のコンタクトホールを埋めて層間絶縁膜65の上に形成される。ベースコンタクト電極膜は、たとえば、スパッタ法およびCVD法により形成されるTiN/Ti膜とW膜の複合膜である。
そして、ベースコンタクト電極膜の不要な部分が、エッチング法によって除去される。ベースコンタクト電極膜は、層間絶縁膜65が露出するまで除去される。除去方法は、ドライエッチング法(たとえばRIE法)、ウエットエッチング法、CMP法のいずれであってもよい。これにより、コンタクト電極67が形成される。
次に、配線81のベースとなる配線膜が、層間絶縁膜65の上に形成される。この配線膜は、たとえば、銅またはアルミニウムであり、スパッタ法または蒸着法により形成される。そして、露光工程によってパターンを有する図示しないレジストマスクが、配線膜の上に形成される。さらにエッチング法によって、配線膜の不要な部分が除去される。エッチング法は、ドライエッチング法(たとえばRIE法)、ウエットエッチング法のいずれであってもよい。これにより、配線81が、層間絶縁膜65の上に形成される。レジストマスクは、その後、除去される。
このような配線層の形成が必要に応じて繰返し行なわれ、その後、電気信号を入出力するパッドが形成され、さらに保護膜が形成され、ウエハープロセスが終了する。
その後、半導体ウエハが切断され、複数の半導体装置1が切り出される。以上を含む工程を経て、半導体装置1が製造される。
以上説明した、実施の形態1の半導体装置は、以下のような特徴を有する。
半導体装置1は、周囲を絶縁体で囲まれた導電体ゲートを1層だけ持つフローティングゲート型不揮発性メモリセルMCを搭載する。このため、半導体装置1は、単層ポリシリコンゲート構造を有しており一般的なCMOSプロセスとの互換性があり、通常のMOSFETと同様にメモリセルMCを形成可能である。
半導体装置1は、周囲を絶縁体で囲まれた導電体ゲートを1層だけ持つフローティングゲート型不揮発性メモリセルMCを搭載する。このため、半導体装置1は、単層ポリシリコンゲート構造を有しており一般的なCMOSプロセスとの互換性があり、通常のMOSFETと同様にメモリセルMCを形成可能である。
メモリセルMCは、書込および消去動作用のNMOSトランジスタ103と、データ読み出し用のPMOSトランジスタ102と、コントロールゲートとして働くNMOSキャパシタ101とを含む。
半導体装置1およびメモリセルMCは、p型の半導体層2上に形成したn型エピタキシャル層上に形成される。なお、n型基板上、またはn型拡散層上に形成されても良い。
書込および消去動作用のNMOSトランジスタ103は、濃度の高いn+型のソース/ドレインと、濃度の高いp型のウェル21とで形成される。書込および消去動作用のNMOSトランジスタ103は、N-LDDを削除したn型ソース/ドレインのみの構造とすることでホットキャリア発生効率を高めている。
書込および消去動作用のNMOSトランジスタ103のp型ウェル21については周辺回路と同じ濃度でも構わない。
データ読み出し用のPMOSトランジスタ102は回路動作または使用電圧に合わせた最適な閾値電圧となるようウェル71の濃度を調整可能な構造とするが、ウェル71の濃度については周辺回路と同じでも構わない。
コントロールゲートとして働くNMOSキャパシタ101は、n型のエピタキシャル層20内にp型のウェル21を形成し、その表面にゲート絶縁膜31とゲート電極32を形成、ゲート電極32の周辺に濃度の高いn+型のソースを形成した構造を有する。
コントロールゲートとして働くNMOSキャパシタ101は、以下の点で特徴的である。p型のウェル21の表面の一部に濃度の高いp型不純物領域72が形成され、その上にコンタクトと配線を形成してコントロールゲートTG1が形成される。また、ソースとなるゲート32周辺に形成されたn+型の不純物領域22にコンタクトと配線を形成してコントロールゲートTG2が形成される。上記2つのコントロールゲートTG1,TG2はそれぞれ独立して電位が供給できるようになっている。
また、書込および消去用NMOSトランジスタ103のp型ウェルと、コントロールゲートTG1,TG2に接続されたNMOSキャパシタ101のp型ウェルはそれぞれn型のエピタキシャル層20上にお互いに独立して形成される。
[実施の形態2]
(半導体装置の構成)
図19は、実施の形態2に従う半導体装置201の平面図である。図20は、実施の形態2に従う半導体装置201の断面図である。図20には、図19におけるXXA-XXA断面、XXB-XXB断面、XXC-XXC断面が並んで示されている。図20では、図面を理解容易とするため被覆絶縁膜51および層間絶縁膜65は取り除かれている。
(半導体装置の構成)
図19は、実施の形態2に従う半導体装置201の平面図である。図20は、実施の形態2に従う半導体装置201の断面図である。図20には、図19におけるXXA-XXA断面、XXB-XXB断面、XXC-XXC断面が並んで示されている。図20では、図面を理解容易とするため被覆絶縁膜51および層間絶縁膜65は取り除かれている。
図21は、実施の形態2に従う半導体装置201の回路図である。図21には、図19および図20に対応する1ビット分の記憶回路が示される。
以下では、図19~図20を参照して、半導体装置201が半導体装置1と異なる点について説明する。
半導体装置201は、半導体装置1の構成において、読み出し用PMOSトランジスタ102に代えて読み出し用NMOSトランジスタ102Aを含む。コントロールゲート用NMOSキャパシタ101と、書込および消去用のNMOSトランジスタ103については、半導体装置1と同様である。
(半導体装置の動作)
図22は、半導体装置201に読み出し時に印加される電圧を示す図である。読み出し動作時には、読み出し用NMOSトランジスタ102Aのドレイン-ソース間に流れる電流Idの大きさによってフローティングゲートに書き込みが行なわれているか否かを判定する。
図22は、半導体装置201に読み出し時に印加される電圧を示す図である。読み出し動作時には、読み出し用NMOSトランジスタ102Aのドレイン-ソース間に流れる電流Idの大きさによってフローティングゲートに書き込みが行なわれているか否かを判定する。
具体的には、後述する書き込み動作後および消去動作後のいずれにおいても、読み出し動作では、書込および消去用NMOSトランジスタ103の電極TP1~TP3はOPEN状態に設定され、読み出し用NMOSトランジスタ102Aの電極TR1はたとえば、0.1~2Vに設定され、電極TR1,TR3は、接地電位(GND)に設定され、NMOSキャパシタ101の制御電極TG1およびTG2は、ともにたとえば、1~5Vに設定される。
図23は、書込時に半導体装置201に印加される電圧を示す図である。書込時には、フローティングゲートFGに電子が注入される。
書込動作では、書込および消去用NMOSトランジスタ103の電極TP1はたとえば4~7Vに設定され、電極TP2およびTP3は接地電位(GND)に設定される。また、読み出し用NMOSトランジスタ102Aの電極TR1~TR3はOPEN状態に設定される。NMOSキャパシタ101の制御電極TG1はOPEN状態または接地電位(GND)に設定され、制御電極TG2は、たとえば、4~7Vに設定される。
図23に示すように各端子を設定するとドレイン-ソース間に電流が流れ、ホットキャリア(ホットエレクトロンHEおよびホットホールHH)が発生する。制御電極TG2が正電位のため、フローティングゲートFGも容量結合により正電位になっており、ホットエレクトロンHEがフローティングゲートFGに注入される。フローティングゲートFGは周囲を絶縁体に囲まれているため、フローティングゲートFG内に電子が貯まる。
図24は、消去時に半導体装置201に印加される電圧を示す図である。消去動作は、バンド間トンネリング現象によって発生した正孔(ホットホールHH)をフローティングゲートFGに注入することによって達成される。
消去動作では、書込および消去用NMOSトランジスタ103の電極TP1はたとえば4~7Vに設定され、電極TP2はOPEN状態に設定され、電極TP3は接地電位(GND)に設定される。また、読み出し用NMOSトランジスタ102Aの電極TR1~TR3はOPEN状態に設定される。NMOSキャパシタ101の制御電極TG1およびTG2は、たとえば、ともに-1~-7Vに設定される。
図25は、書込後および消去後のメモリセルからの読み出し電流の差を示す図である。図26は、図25の電流を指数表示で拡大して示した図である。図25および図26において、縦軸の電流IDは、読み出し用NMOSトランジスタ102Aに流れるソース-ドレイン間電流を示す。横軸の電位VGは、制御電極TG2の電位を示す。
図26、図25において、初期状態の電流IDがI1で示され、消去後の電流IDがI2で示され、書込後の電流IDがI3で示されている。図で分かるように、I2>I3となっている。この電流差を検出することによって、フローティングゲートFGに記憶されている情報を読み出すことができる。
(半導体装置の製造工程)
実施の形態2の半導体装置201の製造工程は、実施の形態1の半導体装置1の製造工程と大半は共通であるので、異なる部分についてピックアップして説明する。
実施の形態2の半導体装置201の製造工程は、実施の形態1の半導体装置1の製造工程と大半は共通であるので、異なる部分についてピックアップして説明する。
まず、図7と同様にp型の半導体層2上にn型エピタキシャル層20を形成後、シャロートレンチ分離構造を作り込む。続いて、ウェル領域が形成される。
図27は、半導体装置201の製造工程を説明するための断面図である。図28は、半導体装置201の製造工程を説明するための平面図である。図27には、図28におけるXXVIIA-XXVIIA断面、XXVIIB-XXVIIB断面、XXVIIC-XXVIIC断面が並んで示されている。さらに、図27には、一般的なCMOS素子が形成される領域が、XXVIIC-XXVIIC断面の横に並んで示されている。
図9の場合と異なり、読み出し用NMOSが形成されるXXVIIB-XXVIIB断面には、図27に示されるようにp型のウェル領域21が形成される。ゲート電極形成後にn型の不純物が注入され、図20に示されるようにウェル21の内部に読み出し用トランジスタ102Aが形成される。
このようにして、読み出し用のトランジスタをNMOSトランジスタにすることもできる。
[実施の形態3]
図29は、実施の形態3に従う半導体装置301の断面図である。
図29は、実施の形態3に従う半導体装置301の断面図である。
半導体装置301は、実施の形態1の半導体装置1の構成において、コントロールゲート用NMOSキャパシタ101に代えてコントロールゲート用NMOSキャパシタ101Bを含む。読み出し用PMOSトランジスタ102と、書込および消去用のNMOSトランジスタ103については、半導体装置1と同様である。
実施の形態3では、図7~図10で説明したウェル形成後に、NMOSキャパシタのチャネル領域直下に、n型拡散層123が形成される。
図30は、半導体装置301の製造工程を説明するための断面図である。図31は、半導体装置301の製造工程を説明するための平面図である。図30には、図31におけるXXXA-XXXA断面、XXXB-XXXB断面、XXXC-XXXC断面が並んで示されている。さらに、図30には、一般的なCMOS素子が形成される領域が、XXXC-XXXC断面の横に並んで示されている。
図30に示されるように、NMOSキャパシタにゲート絶縁膜31を挟んでゲート電極32に対向する電極として、ドーズ量1×1013~5×1014cm-2程度のn型不純物を注入し、ある程度の深さ(0.1-0.5μm)を持つn型不純物領域を形成する。
併せて、露光およびイオン注入によって、書込および消去用のNMOSトランジスタ103に、ドーズ量1×1013~5×1013cm-2程度の閾値電圧調整用のn型不純物を注入し、n型不純物領域124を形成しても良い。
その際、2枚マスクが追加となり露光およびイオン注入が実行される。
以上、図29、図30に示したように、ゲート絶縁膜31の形成前に、n型不純物領域123を形成してもよい。その際、たとえば周辺回路に用いるnチャネルデプレッションMOSトランジスタを形成するための注入条件を用いてもよい。
以上、図29、図30に示したように、ゲート絶縁膜31の形成前に、n型不純物領域123を形成してもよい。その際、たとえば周辺回路に用いるnチャネルデプレッションMOSトランジスタを形成するための注入条件を用いてもよい。
あるいは独自レイヤーとしてn+型のソース/ドレインに近い高い濃度のn型不純物領域を形成しても構わない。
以上の説明では、実施の形態1を変形した場合について示したが、実施の形態2の半導体装置201の構成においてコントロールゲート用NMOSキャパシタ101に代えてコントロールゲート用NMOSキャパシタ101Bを含むように変形しても良い。
[変形例]
以下に、実施の形態1~3の各々に適用可能な変形例について説明する。
以下に、実施の形態1~3の各々に適用可能な変形例について説明する。
図13では、コントロールゲート用NMOSキャパシタ101および、CMOS回路形成領域に、n型不純物を打ち込み、LDD構造のための不純物領域23を形成した。このとき、書込および消去用のNMOSトランジスタ103には、不純物領域23を形成しなかった。代わりに、書込および消去用のNMOSトランジスタ103のソースおよびドレインに濃度の高いシングルドレイン構造を形成しても良い。
図32は、半導体装置1,201,301の変形例の製造工程を説明するための平面図である。図32に示すように、書込および消去用のNMOSトランジスタ103のソースおよびドレイン部分に、LDD構造を形成するためのn型不純物を注入するマスクとは別マスクでの露光工程およびイオン注入工程を追加する。追加するイオン注入工程において、ドーズ量を1014~1015とn型不純物領域22を形成する場合と同様の濃度まで上げて、n型不純物領域22Aを形成してもよい。この場合は、その後書込および消去用のNMOSトランジスタ103に図15で説明したn型不純物領域22を形成しない。
このように、コントロールゲート用NMOSキャパシタ101について、ゲート酸化膜下にn型拡散層を形成することで、正電圧印加時に広い面積に電圧印加可能となり、カップリングレシオが向上する。
または、濃度の高いn型拡散層を独立して設けることで、通常のMOSキャパシタと同様に電圧印加可能となる。このn型拡散層は周辺回路にMOSキャパシタを形成するのに使用しても構わない。
以上の実施の形態および変形例によれば、通常のCMOS、またはBCDプロセスに使用する工程条件、装置をそのまま使用することができる。
(まとめ)
以下に、再び図面を参照して本実施の形態について総括する。
以下に、再び図面を参照して本実施の形態について総括する。
本開示は、半導体装置に関する。図1、図2に示すように、半導体装置1は、主面を有する半導体層2と、半導体層の主面の表面部に形成された第1導電型の第1ウェル領域W1および第2ウェル領域W2と、第2導電型の第1不純物領域F1および第2不純物領域F2と、導電体の第1フローティングゲートFG1と、第2導電型の第3不純物領域F3と、導電体の第2フローティングゲートFG2とを備える。第1不純物領域F1は、第1ウェル領域W1の表面部に形成される。第2不純物領域F2は、第1不純物領域F1から間隔を空けて第1ウェル領域W1の表面部に形成される。第1フローティングゲートFG1は、第1不純物領域とF1第2不純物領域F2との間の第1導電型の第1チャネル領域C1に対向するように半導体層の主面上に形成され、周囲を絶縁体で囲まれている。第3不純物領域F3は、第2ウェル領域W2の表面部に形成される。第2フローティングゲートFG2は、第3不純物領域F3に隣接して形成される第1導電型の第2チャネル領域C2に対向するように半導体層2の主面上に形成され、周囲を絶縁体で囲まれている。第1フローティングゲートFG1および第2フローティングゲートFG2は、一体的に形成されている。または、第1フローティングゲートFG1および第2フローティングゲートFG2は、導電体で接続されていてもよい。
このような素子構造とすることによって、フローティングゲート型不揮発メモリとして、比較的低い電圧での書込および消去が可能となる。そして、低い電圧で書込および消去可能とすることで、周辺回路に必要な耐圧を下げることが可能となり、周辺回路の素子面積を縮小することができる。このため、半導体装置全体の回路面積の縮小が可能となる。
好ましくは、図2に示すように、半導体装置1は、不揮発メモリセルMCを備える。不揮発メモリセルMCは、書込および消去用の第1電界効果トランジスタ103と、第2フローティングゲートFG2と、第2フローティングゲートFG2に容量結合された第3不純物領域F3および第2ウェル領域W2とを含んで構成されるMOSキャパシタとを備える。第1不純物領域F1は、第1電界効果トランジスタ103のドレイン電極TP1であり、第2不純物領域F2は、第1電界効果トランジスタ103のソース電極TP2であり、第1フローティングゲートFG1は、第1電界効果トランジスタ103のゲート電極である。第2ウェル領域W2は、不揮発メモリセルMCの第1制御電極TG1であり、第3不純物領域F3は、不揮発メモリセルMCの第2制御電極TG2である。第1制御電極TG1と第2制御電極TG2とは独立して電位を供給可能に分離されている。
このような素子構造とすることによって、MOSキャパシタのp型ウェルにつながる配線とn型ソースにつながる配線とを別々のコントロールゲートTG1,TG2としてそれぞれ電圧を印加することにより、書き込み時にn型ソースのみに正電圧を印加することを可能とする。
より好ましくは、図5または図23に示すように、不揮発メモリセルMCの書き込み時には、第1電界効果トランジスタ103のドレイン電極TP1および第2制御電極TG2は、正の第1電位(4~7V)に設定され、第1電界効果トランジスタ103のソース電極TP2は、接地電位(GND)に設定される。また、図6または図24に示すように、不揮発メモリセルMCの消去時には、第1電界効果トランジスタ103のドレイン電極TP1は、正の第1電位(4~7V)に設定され、第1電界効果トランジスタ103のソース電極TP2は、開放状態(OPEN)に設定され、第1制御電極TG1および第2制御電極TG2は、負の第2電位(-1~-7V)に設定される。
このように、消去時にMOSキャパシタのn型ソース(TG2)とp型ウェル(TG1)とにともに負バイアスを印加し、周辺のn型エピタキシャル層、またはn型不純物層を電源電圧に接続することによって、n型ソース(TG2)に負バイアスを印加してもn型エピタキシャル層に電流が流れることを防げる。
好ましくは、半導体装置1は、読み出し用の第2電界効果トランジスタ102をさらに備える。第2電界効果トランジスタ102は、第2電界効果トランジスタ102のドレイン電極TR1およびソース電極TR2となる第4不純物領域F4および第5不純物領域F5と、第4不純物領域F4と第5不純物領域F5との間の第2チャネル領域C2に対向するように半導体層の主面上に形成され、周囲を絶縁体で囲まれた導電体の第3フローティングゲートFG3とを含む。図1または図19に示すように、第3フローティングゲートFG3は、第1フローティングゲートFG1および第2フローティングゲートFG2と、一体的に形成されている。または、第3フローティングゲートFG3は、第1フローティングゲートFG1および第2フローティングゲートFG2と導電体で接続されていてもよい。
読み出し用のMOSトランジスタを設けずに、書込および消去用MOSトランジスタを読み出しにも使用しても良いが、このように、読み出し用のMOSトランジスタを追加することによって、バラツキの小さい安定した電気特性を実現することができる。
より好ましくは、図2に示すように、第4不純物領域F4および第5不純物領域F5の各々は第1導電型(p型)であり、第2導電型(n型)のウェル領域71内に形成される。
この場合は、図4に示すように、不揮発メモリセルMCの読み出し時には、第1電界効果トランジスタ103のドレイン電極TP1およびソース電極TP2は、開放状態に設定され、第2電界効果トランジスタ102のドレイン電極TR1は負の第3電位(-0.1~-2V)に設定され、第2電界効果トランジスタ102のソース電極TR2は、接地電位(GND)に設定され、第1制御電極TG1および第2制御電極TG2は負の第4電位に設定される。
より好ましくは、図20に示すように、第4不純物領域F4および第5不純物領域F5の各々は第2導電型(n型)であり、第1導電型(p型)のウェル領域21内に形成される。
この場合は、図22に示すように、不揮発メモリセルMCの読み出し時には、第1電界効果トランジスタ103のドレイン電極TP1およびソース電極TP2は開放状態(OPEN)に設定され、第2電界効果トランジスタ102Aのドレイン電極TR1は正の第5電位(0.1~2V)に設定され、第2電界効果トランジスタ102Aのソース電極TR2は接地電位(GND)に設定され、第1制御電極TG1および第2制御電極TG2は正の第6電位(1~5V)に設定される。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,201,301 半導体装置、2 半導体層、3 第1主面、4 第2主面、6 デバイス領域、10 トレンチ絶縁構造、11 トレンチ、12 絶縁埋設物、20 エピタキシャル層、21,71 ウェル、22,22A,23,72,73,123,124,F1~F5 不純物領域、24,74,C1,C2 チャネル領域、31 ゲート絶縁膜、32 ゲート電極、41 絶縁スペーサ、51 被覆絶縁膜、61 シリサイド膜、65 層間絶縁膜、67 コンタクト電極、81 配線、101,101B キャパシタ、102,102A,103 トランジスタ、132,173 レジストマスク、172 フォトレジスタ、FG,FG1~FG3 フローティングゲート、MC メモリセル、TG1,TG2 制御電極、TP1,TP2,TP3,TR1,TR2,TR3 電極、W1,W2 ウェル領域。
Claims (8)
- 主面を有する半導体層と、
前記半導体層の前記主面の表面部に形成された第1導電型の第1ウェル領域と、
前記第1ウェル領域の表面部に形成された第2導電型の第1不純物領域と、
前記第1不純物領域から間隔を空けて前記第1ウェル領域の表面部に形成された第2導電型の第2不純物領域と、
前記第1不純物領域と前記第2不純物領域との間の第1導電型の第1チャネル領域に対向するように前記半導体層の前記主面上に形成され、周囲を絶縁体で囲まれた導電体の第1フローティングゲートと、
前記半導体層の前記主面の表面部に形成された第1導電型の第2ウェル領域と、
前記第2ウェル領域の表面部に形成された第2導電型の第3不純物領域と、
前記第3不純物領域に隣接して形成される第1導電型の第2チャネル領域に対向するように前記半導体層の前記主面上に形成され、周囲を絶縁体で囲まれた導電体の第2フローティングゲートとを備え、
前記第1フローティングゲートおよび前記第2フローティングゲートは、一体的に形成されているか、または導電体で接続されている、半導体装置。 - 前記半導体装置は、不揮発メモリセルを備え、
前記不揮発メモリセルは、
書込および消去用の第1電界効果トランジスタと、
前記第2フローティングゲートと、前記第2フローティングゲートに容量結合された前記第3不純物領域および前記第2ウェル領域とを含んで構成されるMOSキャパシタとを備え、
前記第1不純物領域は、前記第1電界効果トランジスタのドレイン電極であり、
前記第2不純物領域は、前記第1電界効果トランジスタのソース電極であり、
前記第1フローティングゲートは、前記第1電界効果トランジスタのゲート電極であり、
前記第2ウェル領域は、前記不揮発メモリセルの第1制御電極であり、
前記第3不純物領域は、前記不揮発メモリセルの第2制御電極であり、
前記第1制御電極と前記第2制御電極とは独立して電位を供給可能に分離されている、請求項1に記載の半導体装置。 - 前記不揮発メモリセルの書き込み時には、前記第1電界効果トランジスタのドレイン電極および前記第2制御電極は、正の第1電位に設定され、前記第1電界効果トランジスタのソース電極は、接地電位に設定され、
前記不揮発メモリセルの消去時には、前記第1電界効果トランジスタのドレイン電極は、前記第1電位に設定され、前記第1電界効果トランジスタのソース電極は、開放状態に設定され、前記第1制御電極および前記第2制御電極は、負の第2電位に設定される、請求項2に記載の半導体装置。 - 読み出し用の第2電界効果トランジスタをさらに備え、
前記第2電界効果トランジスタは、
前記第2電界効果トランジスタのドレイン電極およびソース電極となる第4不純物領域および第5不純物領域と、
前記第4不純物領域と前記第5不純物領域との間の第2チャネル領域に対向するように前記半導体層の前記主面上に形成され、周囲を絶縁体で囲まれた導電体の第3フローティングゲートとを含み、
前記第3フローティングゲートは、前記第1フローティングゲートおよび前記第2フローティングゲートと、一体的に形成されているか、または導電体で接続されている、請求項2に記載の半導体装置。 - 前記第4不純物領域および前記第5不純物領域の各々は第1導電型であり、第2導電型のウェル領域内に形成される、請求項4に記載の半導体装置。
- 前記不揮発メモリセルの読み出し時には、前記第1電界効果トランジスタのドレイン電極およびソース電極は開放状態に設定され、前記第2電界効果トランジスタのドレイン電極は負の第3電位に設定され、前記第2電界効果トランジスタのソース電極は接地電位に設定され、前記第1制御電極および前記第2制御電極は負の第4電位に設定される、請求項5に記載の半導体装置。
- 前記第4不純物領域および前記第5不純物領域の各々は第2導電型であり、第1導電型のウェル領域内に形成される、請求項4に記載の半導体装置。
- 前記不揮発メモリセルの読み出し時には、前記第1電界効果トランジスタのドレイン電極およびソース電極は開放状態に設定され、前記第2電界効果トランジスタのドレイン電極は正の第5電位に設定され、前記第2電界効果トランジスタのソース電極は接地電位に設定され、前記第1制御電極および前記第2制御電極は正の第6電位に設定される、請求項7に記載の半導体装置。
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JP2021146094A Pending JP2023039103A (ja) | 2021-09-08 | 2021-09-08 | 半導体装置 |
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JP (1) | JP2023039103A (ja) |
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2021
- 2021-09-08 JP JP2021146094A patent/JP2023039103A/ja active Pending
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