JP2023039025A - 食器洗い機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本開示は、食器カゴに包丁立て、洗剤投入口を有する食器洗い機において、包丁の刃に触れることなく安全に洗剤投入できる食器洗い機を提供する。【解決手段】本開示における食器洗い機は、前面に開口部を有する洗浄槽と、開口部を覆う扉体と、洗浄槽内に配置され食器を収納する食器かごと、を備え、食器かごの前方に包丁収納部および洗剤投入部を配設し、包丁収納部は、柄収納部および刃収納部を有し、柄収納部と洗剤投入部とが隣りあって並設されている。【選択図】図4
Description
本発明は食器類を洗浄する食器洗い機に関するもので、特に食器が載置される食器かごに関するものである。
従来、この種の食器洗い機は特許文献1のように構成されている。特許文献1は、洗浄槽と、開閉する扉と、内部に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄槽内に食器類を載置する食器かごと、を有している。
図2のように、食器かごには上部に突出した皿類セット部が配置され、さらに、配置された複数の支持ピンにより碗類を載置可能に構成されている。
また、食器かごには包丁を保持できる包丁収納部、および洗剤の投入位置の目安となる洗剤投入部が設けられているものもある。
本開示は、使用スペースを抑えて、使用者が刃の部分に触れることを防ぐことができる食器かごを有する食器洗い機を提供する。
本開示における食器洗い機は、前面に開口部を有する洗浄槽と、開口部を覆う扉体と、洗浄槽内に配置され食器を収納する食器かごと、を備え、食器かごの前方に包丁収納部および洗剤投入部を配設し、包丁収納部は、柄収納部および刃収納部を有し、柄収納部と洗剤投入部とが隣りあって配設されている構成を有している。
本開示における食器洗い機によれば、使用者が洗剤の投入時に刃の部分に触れることを防ぐことができるとともに、包丁の柄収納部と洗剤投入部を最小限のスペースに抑え、食器をより多く配置することができる。
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、使用性を考慮し包丁収納部も洗剤投入部も食器カゴの前面側に位置されていた。この時、包丁収納部と洗剤投入部の距離を離す、またはそれぞれのスペースを広くとることで使用者が好きに包丁の設置、洗剤投入を行えるようにすることで、包丁の刃に触れないという安全性を担保していた。
しかしながら、その場合、小さいカゴが求められる小型の食器洗い機の場合に、包丁収納部と洗剤投入部との距離が近くなってしまい、ユーザーが刃物に接触しやすいという課題を有していた。また、包丁収納部および洗剤投入部のスペースを広くとるといった方法も考えられるが、過剰に広いスペースを洗剤投入部に用いるよりも、食器をセットできるスペースを広くとることが優先されるため、本来避けるべきである。
発明者らが本開示に想到するに至った当時、使用性を考慮し包丁収納部も洗剤投入部も食器カゴの前面側に位置されていた。この時、包丁収納部と洗剤投入部の距離を離す、またはそれぞれのスペースを広くとることで使用者が好きに包丁の設置、洗剤投入を行えるようにすることで、包丁の刃に触れないという安全性を担保していた。
しかしながら、その場合、小さいカゴが求められる小型の食器洗い機の場合に、包丁収納部と洗剤投入部との距離が近くなってしまい、ユーザーが刃物に接触しやすいという課題を有していた。また、包丁収納部および洗剤投入部のスペースを広くとるといった方法も考えられるが、過剰に広いスペースを洗剤投入部に用いるよりも、食器をセットできるスペースを広くとることが優先されるため、本来避けるべきである。
そこで本開示は、前記従来の課題を解決するもので、包丁立ての柄の側に洗剤投入口を設けることで、使用するスペースを抑えて、使用者が刃の部分に触れることを防ぐことができる食器カゴを有する食器洗い機を提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
本開示における請求項1に記載の発明は、前面に開口部を有する洗浄槽と、前記開口部を覆う扉体と、前記洗浄槽内に配置され食器を収納する食器かごと、を備え、前記食器かごの前方に包丁収納部および洗剤投入部を配設し、前記包丁収納部は、柄収納部および刃収納部を有し、前記柄収納部と前記洗剤投入部とが隣りあって配設されたものである。この構成により、洗剤投入時に刃の部分に触れることを防ぐことができる。
本開示における請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記刃収納部と前記洗剤投入部との間の位置に前記柄収納部が並設して構成される。この構成により、洗剤投入時に刃の部分に触れることを防ぐことができる。
本開示における請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記包丁収納部は、前記食器かごと連結して構成される。この構成により、カゴのワイヤー位置を固定しておけば、包丁収納部をほかの食器カゴにも共用可能な構成である。
本開示における請求項4に記載の発明は、請求項1から3に記載の発明において、前記洗剤投入部は、前記食器かごと連結して構成される。この構成により、洗剤投入部に広いスペースを要さず、洗浄可能なスペースを広くとることができる。
本開示における請求項5に記載の発明は、請求項1から4に記載の発明において、前記柄収納部は、前記刃収納部より高い位置に、包丁の柄を挟むように略U字形状に形成される。この構成により、包丁の柄は左右にぐらつくことなく支持される。また刃の部分に触れることを防ぐことができる。
本開示における請求項6に記載の発明は、請求項1から5に記載の発明において、前記包丁収納部は、前記洗剤投入部と前記柄収納部との間に、包丁の柄と前記洗剤投入部とを仕切る先端を仕切る柄仕切板を有するように構成される。この構成により、洗剤投入時に刃の部分に触れることを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
[1-1.構成]
以下、図1~図6を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
以下、図1~図6を用いて、実施の形態1を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における食器洗い機を示すもので、据え置き式で設置される卓上型食器洗い機である。
図1に示すように、食器洗い機1は、洗浄槽2と、洗浄槽2の前方に開口部3を有し、開口部3を開閉する扉4を有する。
また食器洗い機1は、洗浄槽2内部に洗浄水を噴射する洗浄ノズル5が回転自在に設けられており、洗浄槽2内に食器類を載置する食器かご8を配置している。
洗浄槽2は台枠6によって支持されている。洗浄槽2内の洗浄水はヒータによって温水化され、洗浄ポンプ7にて排水口に備えた残菜フィルタから吸い込まれ、洗浄ノズル5に圧送されて噴出口から食器類に向けて噴出し、循環する。これにより食器類は洗浄される。
洗浄部である洗浄ノズル5は、食器かご本体9および食器かご上棚10に載置された食器などの被洗浄物に洗浄水を噴射して、被洗浄物を洗浄する。このとき、洗浄ノズル5は、主に、洗浄槽2の下方から上方に向かって洗浄水を噴射して、被洗浄物を洗浄するように配置される。
そして洗浄行程が終了すると、洗浄槽2の下部に設けた排水ポンプによって機外に洗浄水が排水される。
なお、洗浄ノズル5は、上記配置構成に限られず、洗浄槽2の構成や形状、食器かごの形状や配置などに応じて、洗浄槽2内の適切な位置に配置することが望ましい。
また、食器かご本体9は図2に示すように、ワイヤーにより格子状に構成される。さらにワイヤーを上部に突出させた皿類セット部および、碗類セット部が配置されている。碗類セット部は複数の形状からなる支持ピンが数多く配置され、様々な形状の碗類を載置可能に構成されている。
使用者が碗類セット部に椀類を載置する場合、複数の支持ピンを利用して支持位置を変えることにより、様々な食器の形状に対して、それぞれの食器を安定して載置できる。
また食器かごには一般的に、皿、茶碗、コップ等を置く食器かご本体9の他に、はし、スプーン、フォーク、ナイフ等の小物を置くための小物かご11を有する。
このような小物かご11の中は、格子状の棒材によって形成されている。食器かご本体9には包丁を保持できる包丁収納部12が設けられている。また、洗剤の投入位置の目安となる洗剤投入口13が存在する。
図3のように本発明では、食器かご本体9に一つのパーツで構成された包丁を立てるための包丁収納部12、使用者が洗剤を投入するための洗剤投入口13を有する。また、包丁収納部12の柄に隣接するように洗剤投入口13が構成されており、このパーツが食器
かご本体9の前面側に包丁収納部12と連結して取り付けられている。
かご本体9の前面側に包丁収納部12と連結して取り付けられている。
包丁収納部12は、食器洗い機1本体の正面視において横向きに配置される。この包丁収納部12において、包丁の刃が載置される部分である刃収納部12aは図3のように、底面や、X方向とY方向にピンまたは支持板を設置することで刃を安定して支持することができる。
また、包丁の柄が載置される部分である柄収納部12bは図4のように、前述の刃収納部12aより高い位置にU字形状を有し、また+Y方向は柄仕切板12cに面しているため、柄の部分を安定して支持することができる。
よって、包丁の柄の部分は、柄収納部12bのU字形状により柄が左右にぐらつくことなく支持されており、また柄収納部12bが刃収納部12aより高い位置にあるため使用者の手は刃に当たりにくく、そして柄仕切板12cの規制により包丁が前後にずれないよう支持されている。
洗剤投入口13は図6にあるように、洗浄槽側を開放したカゴ形状になっており、洗浄槽側に斜面になった構成である。使用者はこの洗剤投入口13に洗剤を斜面に向かって投入することで、洗剤が自動的に洗浄槽へ投入される構成となっている。
なお、包丁の柄が載置される柄収納部12bと、洗剤投入口13の間には、柄を保持する柄仕切板12cが設けられているため、隣り合う包丁収納部12に包丁が載置されているときに、万が一、包丁収納部12に使用者の手が当たっても、柄仕切板12cまたは洗剤投入口13付近に位置する部材に触れるのみである。
よってこれらの構成により、使用者が意図せず包丁の刃に触れてしまうといった事故を抑制することができる。
また本実施の形態では正面視において、洗剤投入口13は食器かご本体9の前面右側に位置する。そして包丁収納部12は洗剤投入口13の左隣に位置し、柄収納部12bは包丁収納部12のうちの右側に位置している。
本実施の形態では、包丁収納部12と洗剤投入口13は一体型のパーツ14であるため、上述のような包丁収納部12と洗剤投入口13との位置関係が固定されており、さらに安全性を高めることができる。
[1-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、食器洗い機1は、洗浄槽2と、扉4と、食器かご本体9と、を備える。食器かご本体9の前方に包丁収納部12および洗剤投入口13が配設され、包丁収納部12は、刃収納部12aおよび柄収納部12bを有する。柄収納部12bと洗剤投入口13とは隣りあって並設される。
以上のように、本実施の形態において、食器洗い機1は、洗浄槽2と、扉4と、食器かご本体9と、を備える。食器かご本体9の前方に包丁収納部12および洗剤投入口13が配設され、包丁収納部12は、刃収納部12aおよび柄収納部12bを有する。柄収納部12bと洗剤投入口13とは隣りあって並設される。
そのため、洗剤の投入時に刃の部分に使用者が触れることを防ぐことができ、使用者の安全性を高めることができる。
(実施の形態2)
以下、図7を用いて、実施の形態2を説明する。
以下、図7を用いて、実施の形態2を説明する。
[2-1.構成]
図7は、本発明における包丁収納部12、洗剤投入口13を食器かご本体9へ固定する
方法を示した図である。図のように、包丁収納部12、洗剤投入口13は一体のパーツ14であり、食器かご本体9を形成するワイヤーに爪15,16をはめることにより固定されている。
図7は、本発明における包丁収納部12、洗剤投入口13を食器かご本体9へ固定する
方法を示した図である。図のように、包丁収納部12、洗剤投入口13は一体のパーツ14であり、食器かご本体9を形成するワイヤーに爪15,16をはめることにより固定されている。
一体パーツ14は、X方向のワイヤーに爪15を2箇所、Y方向のワイヤーに爪16を4箇所、それぞれ設けており、これらの爪15,16を嵌めることで食器かご本体9に固定されている。このように一体パーツとなった食器かご本体9をかごに引っ掛けて固定することによりパーツ自体の安定性を担保している。
[2-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、包丁収納部12は、食器かご本体9と連結して構成される。
以上のように、本実施の形態において、包丁収納部12は、食器かご本体9と連結して構成される。
これにより、爪の位置であるY方向の1本のワイヤーとX方向の4本のワイヤーとの位置関係を固定しておけば、一体パーツとなった食器かご本体9は例えば、ほかの商品のかごにも設置することができる。そのため、この一体パーツは他商品への展開が可能となる。
(他の実施の形態)
なお、実施の形態1および2では、一例として包丁収納部12が洗剤投入口13の左側に位置する構成を説明した。しかし刃収納部12aが、洗剤投入口13に向いていなければよいので、これらの配置は上記に限られない。
なお、実施の形態1および2では、一例として包丁収納部12が洗剤投入口13の左側に位置する構成を説明した。しかし刃収納部12aが、洗剤投入口13に向いていなければよいので、これらの配置は上記に限られない。
例えば、包丁の柄と洗剤投入部が隣接していればよいため、それらの配置は本発明にとらわれない。
さらに、洗剤投入口13と包丁収納部12は一体パーツで形成される例を説明したが、それぞれ別のパーツで構成されていてもよいし、離れた位置に配置されていてもよい。
以上のように、本開示は、包丁や刃物を収納する収納部を有するもの、特に食器洗い機に適用可能である。
1 食器洗い機
2 洗浄槽
3 開口部
4 扉
5 洗浄ノズル(洗浄部)
6 台枠
7 洗浄ポンプ
8 食器かご
9 食器かご本体
10 食器かご上棚
11 小物かご
12 包丁収納部
12a 刃収納部
12b 柄収納部
12c 柄仕切板
13 洗剤投入口
2 洗浄槽
3 開口部
4 扉
5 洗浄ノズル(洗浄部)
6 台枠
7 洗浄ポンプ
8 食器かご
9 食器かご本体
10 食器かご上棚
11 小物かご
12 包丁収納部
12a 刃収納部
12b 柄収納部
12c 柄仕切板
13 洗剤投入口
Claims (6)
- 前面に開口部を有する洗浄槽と、
前記開口部を覆う扉体と、
前記洗浄槽内に配置され食器を収納する食器かごと、を備え、
前記食器かごの前方に包丁収納部および洗剤投入部を配設し、
前記包丁収納部は、柄収納部および刃収納部を有し、
前記柄収納部と前記洗剤投入部とが隣りあって並設された食器洗い機。 - 前記刃収納部と前記洗剤投入部との間の位置に前記柄収納部が並設された請求項1記載の食器洗い機。
- 前記包丁収納部は、前記食器かごと連結して構成される請求項1または2に記載の食器洗い機。
- 前記洗剤投入部は、前記食器かごと連結して構成される請求項1から3のいずれか1項に記載の食器洗い機。
- 前記柄収納部は、前記刃収納部より高い位置に、包丁の柄を挟むように略U字形状に形成される、請求項1から4のいずれか1項に記載の食器洗い機。
- 前記包丁収納部は、前記洗剤投入部と前記柄収納部との間に、包丁の柄と前記洗剤投入部とを仕切る柄仕切板を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の食器洗い機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021145957A JP2023039025A (ja) | 2021-09-08 | 2021-09-08 | 食器洗い機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021145957A JP2023039025A (ja) | 2021-09-08 | 2021-09-08 | 食器洗い機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023039025A true JP2023039025A (ja) | 2023-03-20 |
Family
ID=85600553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021145957A Pending JP2023039025A (ja) | 2021-09-08 | 2021-09-08 | 食器洗い機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023039025A (ja) |
-
2021
- 2021-09-08 JP JP2021145957A patent/JP2023039025A/ja active Pending
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Legal Events
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RD01 | Notification of change of attorney |
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