JP2023038086A - 保護層付きインターコネクタ、この保護層付きインターコネクタを具備するセルスタックならびに水素エネルギーシステム - Google Patents

保護層付きインターコネクタ、この保護層付きインターコネクタを具備するセルスタックならびに水素エネルギーシステム Download PDF

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潔 今井
Kiyoshi Imai
常治 亀田
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雅弘 浅山
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正人 吉野
Masato Yoshino
憲和 長田
Norikazu Osada
理子 茂木
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Abstract

【課題】高温度状態に長時間曝されたとしても構成成分(特にCr)の飛散が防止されており、従来よりも薄い保護層でも十分な飛散防止性および保護性を有しておりかつ使用による劣化が抑制された、電気伝導性の優れた保護層付きインターコネクタ、セルスタック並びに水素エネルギーシステムを提供する。【解決手段】インターコネクタ材の表面に保護層を有するインターコネクタであって、前記保護層は、第11属元素から構成される金属層を含んでなることを特徴とする、保護層付きインターコネクタ。このインターコネクタを具備するセルスタック並びに水素エネルギーシステム。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、保護層付きインターコネクタ、この保護層付きインターコネクタを具備するセルスタックならびに水素エネルギーシステムに関するものである。
新エネルギー源のひとつとして、水素を挙げることができる。そのような水素をエネルギー源として利用するものとして、水素と酸素とを電気化学的に反応させることによって化学エネルギーを電気エネルギーに変換することのできる燃料電池が注目されている。
燃料電池は、高いエネルギー利用効率を有することから、大規模分散電源、家庭用電源、移動用電源として開発が進められている。
一般に、燃料電池は、温度域や使用する材料・燃料の種類に応じて分類されていて、使用する電解質材料により分類すると、固体高分子形、リン酸形、溶融炭酸形、固体酸化物形に分けられる。このうち、効率の観点から、固体酸化物電解質を使用する固体酸化物形燃料電池(SOFC)が注目されている。
しかし、水素は自然界に存在しないため、燃料電池の入った水素システムへの水素運搬が必要となる。電気化学セルでは、燃料電池反応の逆反応である水電解反応を起こすことが可能であるので、これにより水素システム内で水素を製造することが可能となる。
水素製造反応としては、アルカリ水電解、固体高分子形、固体酸化物形の3つを挙げることができるが、このうち固体酸化物形は最も水素製造効率が高いとされている。そして、固体酸化物形電気化学セルは、燃料電池、水電解のいずれかの電気化学反応を高効率で行うことが可能であることから、注目されている。
さらに、固体酸化物形電気化学セルは、固体酸化物形電気化学セル用インターコネクタを介して積層してスタック化することで大容量化が可能である。一般に、固体酸化物形電気化学セル用インターコネクタは高温耐性が要求されるため、基体としてクロム含有率の高いステンレス合金を使用することが多いが、これら合金は、高温で表面にCrを主とする酸化被層が形成されることがある。しかし、Crは電気抵抗が大きいため、インターコネクタの電気伝導性が低下して固体酸化物形電気化学セルスタックの抵抗が増大することが避けがたい。また、Cr被層中のCr成分がガス化して、固体酸化物形電気化学セル電極部に付着した場合には、固体酸化物形電気化学セルの性能が低下することを招く。
これらの問題を抑制するために、固体酸化物形電気化学セル用インターコネクタ表面へ保護層により、Cr飛散を抑制することが対策の一つとして挙げられる。一方で、この保護層の電気抵抗は、オーム損としてエネルギー効率を低下させるため、保護層の電気抵抗を低減させる施策が広く検討されている。
特開2019-079628号公報 特開2015-122303号公報 特開2014-051685号公報
保護層を作製した固体酸化物形電気化学セル用インターコネクタでは、電気伝導性の高い材料が保護層として採用されており、例えば、ペロブスカイト型酸化物(化学式:ABO)やスピネル型酸化物(AB)は運転温度中で高い電気伝導率が示し、広く検討されている材料である。一方で、保護層を作製した固体酸化物形電気化学セル用インターコネクタでは、固体酸化物形電気化学用インターコネクタに含まれるCrが保護層中へ拡散することで、保護層を構成する一部金属元素のCrへの置換、固体酸化物形電気化学セル用インターコネクタと保護層の間にCrの形成により、電気抵抗が増加するため、これが課題になっている。
この課題を解決するため、本発明では、Cr拡散速度を低下させるため、固体酸化物形電気化学セル用インターコネクタと保護層の間に、Cr拡散バリア層が導入された構造を提案する。
上記保護層に要求される機能としては、Cr飛散抑制・電気伝導性・密着性がある。インターコネクタ材に含まれるCrは、長時間高温に曝露されることで、保護層中を通って表面まで拡散する。そのため、固体酸化物形電気化学セルスタックの高耐久化のためには、保護層の層厚を大きくすることで、インターコネクタから保護層表面までの到達距離を長くすることができるものの、その結果、保護層の電気抵抗が大きくなり、固体酸化物形電気化学セルの反応効率低下を招くことになる。
電気抵抗を抑えることを目的とし、保護層の層厚を最小限にするためには、保護層中のCr拡散速度を緩和させることが重要であり、その一つの方法として、本発明者らは、保護層の形態制御について着目し、これを詳細に検討した。
これらの課題を解決するため、本発明の実施形態では、Cr拡散バリア層を有する保護層を有するインターコネクタを提案する。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタは、インターコネクタ材の表面に保護層を有するインターコネクタであって、前記保護層は、第11属元素から構成される金属層を含んでなること、を特徴とする。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタは、前記保護層が、第11属元素から構成される金属層および第11属元素以外の金属の酸化物から構成される酸化物層を含んでなり、前記酸化物層が外方に配置されてなるものを、好ましい具体例として包含する。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタは、前記酸化物層が、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ce、Znからなる群から選ばれる少なくとも1種類の元素を含んでなるものを、好ましい具体例として包含する。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタは、前記第11属元素から構成される金属層は、層厚さが0.1μm~100μmのものであるものを、好ましい具体例として包含する。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタは、前記酸化物層が、層厚さが0.1μm~100μmのものであるものを、好ましい具体例として包含する。
そして、本発明の実施形態によるセルスタックは、燃料極、電解質層および空気極を含む固体酸化物形電気化学セルが前記の保護層付きインターコネクタによって挟み込まれた構造単位を具備してなること、を特徴とする。
本発明の実施形態による水素エネルギーシステムは、前記のセルスタックを具備してなること、を特徴とする。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタは、例えば高温度状態に長時間さらされたとしても構成成分(特にCr)の飛散が防止されている。特に保護層は、従来よりも薄くても十分な飛散防止性および保護性を有しており、かつ使用による劣化が効果的に抑制されている。よって、高度な飛散防止性および保護性を維持しつつ、電気伝導性等の他の特性も向上したインターコネクタが提供される。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタでは、成分飛散によるインターコネクタ自体の性能劣化が防止され、かつ飛散した成分による悪影響(例えば、他の構成部材等の汚染や性能劣化等)が防止されている。そして、上記のように、電気伝導性等の他の特性も向上していることから、より高性能かつ耐久性が高いセルスタックならびに水素エネルギーシステムを提供することができる。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタの構成を示す図 本発明の実施形態によるセルスタックの断面構造(抜粋)を示す図 本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタの電気抵抗低減効果を示す図面 本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタの断面についてのSEM-EDS分析結果であって、Cr拡散抑制効果を示す図面
発明を実施するため形態
<保護層付きインターコネクタ>
以下、本発明による保護層付きインターコネクタについて説明するが、本発明は以下の形態や実施例に限定されるものではない。また、以下の説明で参照する模式図は、各構成の位置関係を示す図であり、各層の厚さの比等は実際のものと必ずしも一致するものではない。
図1は、本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタ1の一部分について、その断面構造を示す模式図である。
図1に示される保護層付きインターコネクタ1は、インターコネクタ材100の表面に保護層110を有するインターコネクタであって、
前記保護層110は、第11属元素から構成される金属層を含んでなる。
ここで、インターコネクタ材100としては、燃料電池、特に固体酸化物形燃料電池において従来から用いられてきたインターコネクタ材を本発明でも用いることができる。例えば、Fe-Cr系合金からなるものを用いることができる。このようなCr系合金は、Crの含有量が12重量%以上、特に18重量%以上、であるものが好ましい。なお、Fe-Cr系合金は、希土類元素またはZr元素を少量、例えば1.0重量%以下含有することができる。
インターコネクタ材100は、フェライト系ステンレスなど、固体酸化物形電気化学セルと熱膨張率が近い材料から成ることが好ましい。保護層110は、インターコネクタ材100の片面を被覆していてもよいし、両面を被覆していてもよい。
一般的に、Cr元素は、固体酸化物形電気化学セルの作動温度域において、酸素や水蒸気と反応して蒸気化し、これが固体酸化物形電気化学セルの性能を低下させる要因となりうる。これを抑制するためには、本発明では、Crを含有するインターコネクタ材100を保護層110で被覆し、保護層110表面にCr元素を到達させないようにする。
本発明の実施形態では、保護層がCr拡散を抑制するバリア層として機能することで、Cr飛散抑制効果を向上させることができる。
このために、本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタ1の保護層110は、第11属元素から構成される金属層を少なくとも1層含んでなる。
<<第11属元素から構成される金属層>>
第11族元素は、Cu、Ag、Au、Rgのいずれかを示すが、これらは酸化しにくい貴金属であって、かつ、Crの溶解度が非常に小さい特徴を持つ。ここで、酸化のしやすさを示す標準酸化還元電位より第11族元素をCrと比較すると、Cr3+ が金属になる標準酸化還元電位は―0.74V vs SHEであるが、Cu2+ が金属になる標準酸化還元電位は+0.34V vs SHEである。これは、CrはCuより酸化されやすいことを示している。Cuと他の第11族元素の標準酸化還元電位を比べると、Cuが最も酸化されやすい金属であり、他の第11族元素も同様にCrより酸化されにくい元素であることを示している。
これらの第11族元素は、作動環境下では金属状態として存在するため、低電気抵抗を実現する。また、これらの第11族元素の金属は、Crの溶解度が小さいことを特徴とする。例えば、Hansenの状態図より、Cu相へのCr溶解度は800℃で0.15mass%程度を示す。これは、CrがCuへほとんど溶解しないことを示し、Cr拡散バリア層としての大きな効果を示している。
第11族元素の金属層は、一部酸化物になっていてもよく、また、金属層中に酸素が溶存していてもよい。また、第11族元素の金属層は、第11族元素単独の金属から構成されてもよいし、第11族元素との合金から構成されてもよい。
第11族元素の金属層の作製方法としては、真空蒸着やイオンプレーティング法などの物理蒸着法や、スパッタリングやパルスレーザー堆積法などの化学蒸着法、コールドスプレー法、溶射法、電析法、無電解めっき法、圧延法、スピンコーティング法、ディップコーティング法、ゾルーゲル法、ドクターブレード法、スクリーン印刷法、エアロゾルデポジション法などが挙げられる。
第11族元素の金属層は、金属自体で層形成することが出来るし、酸化物の層を形成した後、還元させることで金属層を作製することができる。また、溶媒を含む層を形成した後、温度やガス雰囲気などで溶媒を揮発・反応させることで金属層を形成することができる。また、酸化物層を形成した後、それを還元させて金属層を作製する場合や、溶媒を含む層を形成した後、温度やガス雰囲気などで溶媒を揮発・反応させることで金属層を作製する場合や、金属層の作製過程は、保護層付きインターコネクタ単体で実施することができるし、保護層付きインターコネクタをセルスタックやモジュールに組み込んだ後に実施することもできる。
本発明の実施形態による保護層付きインターコネクタ1は、インターコネクタ材100と、インターコネクタ材100の表面を被覆する保護層110とからなっている。保護層110は複数の層から構成されていてもよい。図2では、インターコネクタ材に近い層から順に、第一保護層111、第二保護層112、第三保護層113とした。
一般的に、Cr元素は、固体酸化物形電気化学セルの作動温度域において、酸素や水蒸気と反応して蒸気化し、これが固体酸化物形電気化学セルの性能を低下させる要因となりうる。これを抑制するためには、Crを含有するインターコネクタ材100を保護層110で被覆し、保護層110表面にCr元素を到達させないことが必要になる。保護層110を構成する複数層(図2では三層)のうち、一つ以上の保護層がCr拡散を抑制するバリア層として機能することで、Cr飛散抑制効果を向上させることができる。
第11族元素の金属層は、インターコネクタ材100表面を被覆する第一保護層111でもよく、また、第二保護層112でもよい。
<<酸化物層>>
酸化物層を構成する酸化物は、600~1000℃にて低い電気抵抗を示すことが望ましい。そのような酸化物の特に好ましい具体例としては、スピネル型酸化物(AB)およびペロブスカイト型酸化物(ABO)、Ruddelsden-Popper型酸化物(ABO・AOの結晶構造を有する酸化物が挙げられる。
酸化物としてスピネル型酸化物を使用する場合、その酸化物層の組成は、CoにMn、Fe、Ni、Cu、Ce、Znから成る群から選ばれる1種類以上が含まれる酸化物や、ZnにFe、Mn、Cuから成る群から選ばれる1種類以上の元素がドーパントとして含まれる酸化物等が好ましい。
酸化物としてペロブスカイト型酸化物、Ruddelsden-Popper型酸化物を使用する場合、その酸化物層の組成は、(La,Sr)CoO、(La,Sr)(Co,Fe)O、(La,Sr)MnO、LaNiO、Ba(CeY)O、(BaZr)(CeY)Oなどが好ましい。
酸化物層の作製方法としては、好ましくは、カーン真空蒸着やイオンプレーティング法などの物理蒸着法や、スパッタリングやパルスレーザー堆積法などの化学蒸着法、コールドスプレー法、溶射法、電析法、無電解めっき法、圧延法、スピンコーティング法、ディップコーティング法、ゾルーゲル法、ドクターブレード法、スクリーン印刷法、エアロゾルデポジション法などが挙げられる。酸化物層は、酸化物自体で層形成してもよいし、金属の層を形成した後、酸化させることで酸化物層を作製することができるし、溶媒を含む層を成層した後、温度やガス雰囲気などで溶媒を揮発・反応させることで酸化物層を作製することができる。また、金属の層を成層した後、酸化させて金属層を作製する場合や、溶媒を含む層を成層した後、温度やガス雰囲気などで溶媒を揮発・反応させることで酸化物層を作製する場合、酸化物層の作製過程は、保護層付きインターコネクタ単体で実施してもよいし、保護層付きインターコネクタをセルスタックやモジュールに組み込んだ後に実施することができる。
前記保護層が、第11属元素から構成される金属層および酸化物層を含んでなるとき、酸化物層は、第11属元素から構成される金属層の外方(即ち、保護層の表面に近い方)に配置される。
具体的には、図1示されるように、
(イ)酸化物層(第三保護層113)は、第11属元素から構成される金属層(第二保護層112)の外方に、
(ロ)酸化物層(第二保護層112)は、第11属元素から構成される金属層(第一保護層111)の外方に、
(ハ)酸化物層(第三保護層113)は、第11属元素から構成される金属層(第一保護層111)の外方に、配置している。
(ロ)および(ハ)のように、第11族元素の金属層を第一保護層111とした場合、第二保護層112、もしくはさらに外方の第三保護層113や、第四以上の保護層に酸化物層を具備する構造は、第11族元素の金属層の酸化の程度を小さくすると考えられる。
<<その他の要件(層の厚さ、気孔率)>>
金属層は、インターコネクタ材100全体を被覆する必要があるため、ある程度の層厚が必要となる。一方で、不必要に層厚が大きい場合、電気抵抗の増加を招く。これらを考慮すると、金属層の層厚は0.1μm~100μmが好ましく、更に0.5μm~20μmが好ましい。
酸化物層は、インターコネクタ材100全体を被覆した方が望ましく、そのためにある程度の層厚が必要となる。一方で、不必要に層厚が大きいと、電気抵抗の増加を招く場合がある。これらを考慮すると、酸化物層の層厚は、1μm~100μmが好ましく、更に1μm~50μmが好ましい。
気孔率の小さい金属層は、高いCr拡散バリア効果が発揮されることから好ましい。金属層の気孔率は、0~40%が好ましく、更に0~15%が好ましい。
気孔率の小さい酸化物層は、低い電気抵抗が期待される。酸化物層の気孔率は、0~60%が好ましく、更に0~20%が好ましい。
<セルスタック>
本発明の実施形態によるセルスタックは、燃料極、電解質層および空気極を含む固体酸化物形電気化学セルが前述の保護層付きインターコネクタによって挟み込まれた構造単位を具備してなること、を特徴とする。
図2は、実施形態によるセルスタック0の断面構造の一部を示す模式図である。なお、この模式図は、各構成の位置関係を示す図であって、各層の厚さの比等は実際のものと必ずしも一致するものではない。
セルスタック0は、燃料極201、電解質層202および空気極203を含む固体酸化物形電気化学セル2が前述の保護層付きインターコネクタ(第一のインターコネクタまたは第二のインターコネクタ)1によって挟み込まれた積層体を一つの構造単位とし(図2a)、一般的に、この構造単位を、前記の燃料極、空気極等の積層方向に繰り返し積み重ねた積層構造(図2b)をしている。ここで、図2bに示されるように、積み重ねられた上方の「積層構造の下側の保護層付きインターコネクタ1」と、積み重ねられた下方の「積層構造の上側の保護層付きインターコネクタ1」とは、上方の「積層構造」と下方の「積層構造」とで共有することができる。即ち、一枚の保護層付きインターコネクタ1を、上方の「積層構造の下側の保護層付きインターコネクタ1」として用いることができ、下方の「積層構造の上側の保護層付きインターコネクタ1」として用いることができる。
なお、図2aに示されるような一つの構造単位のみでも燃料電池のセルスタックとしての機能を発揮させることが可能であるが、図2bに示されるように、前記構造単位を繰り返し積み重ねた積層構造とすることで、電気化学反応量を増大させることが可能となる。
本発明の実施形態によるセルスタックは、燃料極、電解質層、空気極、保護層付きインターコネクタのみを具備するものだけに限定されず、挙示の構成部材(即ち、燃料極、電解質層、空気極、保護層付きインターコネクタ)に加えて、他の構成部材、資材などを具備してなるセルスタックをも包含する。上記の他の構成部材の好ましい具体例としては、例えば、燃料極集電部材、空気極集電部材等を挙げることができる。例えば、図2cに示されるような、保護層付きインターコネクタ1と燃料極201との間に燃料極集電部材3が配置されたセルスタックや、空気極203と保護層付きインターコネクタ1との間に空気極集電部材4が配置されたセルスタックは、本発明によるセルスタックの好ましい具体例である。
図2cのセルスタックにおいて、燃料極集電部材3および空気極集電部材4は、燃料ガスや、空気、生成ガス(例えば、水蒸気)等の流路として機能して、セルスタック0への燃料ガスや空気の供給、ならびにセルスタック0からの生成ガスや、熱等の排出等を高効率化させることができ、かつ固体酸化物形電気化学セル2と保護層付きインターコネクタ1との電気的接触性を高めて、セルスタックないし水素エネルギーシステムの性能向上に大きく寄与する。
<水素エネルギーシステム>
本発明の実施形態による水素エネルギーシステムは、前述のセルスタックを具備してなること、を特徴とする。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明したが、上記の実施例は、本発明の一例として挙げたものであり、本発明を限定するものではない。
また、上記の各実施形態の説明では、保護層付きインターコネクタ、セルスタックならびに水素エネルギーシステムにおいて、本発明の説明に直接必要とされない部分等についての記載を省略した部分があるが、これらについて、必要に応じて、他の各要素を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の構成を具備し、本発明の趣旨に反しない範囲で当業者が適宜設計変更しうる全てのインターコネクタ、セルスタックならびに水素エネルギーシステムは、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物の範囲によって定義されるものである。
<実施例1>
ステンレス鋼製の試料片の両方の表面に、厚さ1μmのAg層を形成し、その上に更に厚さ2μmのCo層を形成した。これを、温度700℃で10時間、高温大気曝露を実施した。
その後、室温まで放熱して、ステンレス鋼の表面に、Ag金属層およびCo酸化物層からなる保護層を有する試料A(実施例1)を得た。
この試料A(実施例1)の両面にPt電極を作製し、この試料片について700℃で四端子法にて電気抵抗測定を実施した。結果は、図3に示される通りである。
<実施例2>
ステンレス鋼製の試料片の表面に、厚さ1μmのAg層および厚さ2μmのCo層を形成する代わりに、厚さ1μmのAg層および厚さ4μmのCo-Ni層を形成する以外は、実施例1と同様にして、ステンレス鋼の表面にAg金属層およびCo酸化物層からなる保護層を有する試料B(実施例2)を得た。
実施例1と同様に、この試料Bの両面にPt電極を作製し、この試料について700℃で四端子法にて電気抵抗測定を実施した。結果は、図3に示される通りである。
<比較例1>
ステンレス鋼製の試料片の表面に、厚さ1μmのAg層および厚さ2μmのCo層を形成する代わりに、厚さ2μmのCo層を形成する以外は、実施例1と同様にして、ステンレス鋼の表面にCo酸化物層を有する試料C(比較例1)を得た。
実施例1と同様に、この試料Cの両面にPt電極を作製し、この試料について700℃で四端子法にて電気抵抗測定を実施した。結果は、図3に示される通りである。
<比較例2>
ステンレス鋼製の試料片の表面に、厚さ1μmのAg層および厚さ2μmのCo層を形成する代わりに、厚さ4μmのCo-Ni層を形成する以外は実施例1と同様にして、ステンレス鋼の表面にCo-Ni酸化物層を有する試料D(比較例2)を得た。
実施例1と同様に、この試料Dの両面にPt電極を作製し、この試料について700℃で四端子法にて電気抵抗測定を実施した。結果は、図3に示される通りである。
<実施例3>
ステンレス鋼製の試料片の両方の表面に、厚さ1μmのAg層を形成し、その上に更に厚さ4μmのCo-Ni層を形成させた試料を3つ得た。
各試料を、温度700℃で、保持時間が異なる高温大気曝露試験に付して、ステンレス鋼の表面にAg金属層およびCo酸化物層からなる保護層を有する三つの試料((実施例3-1)、(実施例3-2)、(実施例3-3))を得た。
各試料の断面についてSEM-EDS分析を行って、保護層断面の元素分析を線分析を行って、ステンレス鋼表面からのCr拡散距離を調査した。結果は、図4に示される通りである。
<比較例3>
ステンレス鋼製の試料片の両方の表面に、厚さ4μmのCo-Ni層を形成させた試料(比較例3)を3つ得た。
各試料を、温度700℃で、保持時間が異なる高温大気曝露試験に付して、ステンレス鋼の表面にCo-Ni酸化物層を有する三つの試料((比較例3-1)、(比較例3-2)、(比較例3-3))を得た。
各試料の断面についてSEM-EDS分析を行って、酸化物層断面の元素分析を線分析を行って、ステンレス鋼表面からのCr拡散距離を調査した。結果は、図4に示される通りである。
<まとめ>
Ag金属層を有する実施例3では、Ag金属層を有さない比較例3に比べて、Crの拡散距離が有意に減少している。そして、Cr拡散抑制は加熱保持時間が長くなっても十分なレベルに保持されている。このことから、Ag金属層は、Cr拡散バリア層として長時間機能していることが確認された。
また、Ag金属層を有する実施例1、2では、Ag金属層を有さない比較例1、2に比べて、電気抵抗が優位に減少している。Cr系酸化物の電気抵抗は一般的に大きいため、Cr拡散の抑制によってCr系酸化物の生成速度を低減させたと推測できる。これが電気抵抗を低減させた要因であると考えられる。Cr拡散バリア層の導入によりCr拡散効果が長時間確認できていることから、長時間にわたり電気抵抗を低減させる効果が期待できる。
以上より、Ag層の導入により、Ag層がCr拡散バリア層として長時間機能して、Crの拡散を抑制することがわかった。また、電気抵抗を減少させることがわかり、長時間における効果が期待される。このことから、Ag層の導入により、Cr拡散抑制を実現させたほか、電気抵抗を減少させることができ、Cr拡散バリア層を導入させた構成を有する本提案構造は、より高性能かつ耐久性が高いセルスタックならびに水素エネルギーシステムを提供することが出来るものである。
1:保護層付きインターコネクタ、100:インターコネクタ材、110:保護層、0:セルスタック、201:燃料極、202:電解質層、203:空気極、2:固体酸化物形電気化学セル、3:燃料極集電部材、4:空気極集電部材。

Claims (9)

  1. インターコネクタ材の表面に保護層を有するインターコネクタであって、
    前記保護層は、第11属元素から構成される金属層を含んでなることを特徴とする、保護層付きインターコネクタ。
  2. 前記保護層は、第11属元素から構成される金属層および酸化物層を含んでなり、前記酸化物層が外方に配置されてなる、請求項1に記載の保護層付きインターコネクタ。
  3. 前記酸化物層は、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ce、Znからなる群から選ばれる少なくとも1種類の元素を含んでなる、請求項1または2に記載の保護層付きインターコネクタ。
  4. 前記第11属元素から構成される金属層は、層厚さが0.1μm~100μmのものである、請求項1~3に記載の保護層付きインターコネクタ。
  5. 前記酸化物層は、層厚さが0.1μm~100μmのものである、請求項1~4のいずれか1項に記載の保護層付きインターコネクタ。
  6. 前記第11属元素から構成される金属層は、気孔率が0~40%のものである、請求項1~5のいずれか1項に記載の保護層付きインターコネクタ。
  7. 前記酸化物層は、気孔率が0~60%のものである、請求項1~6のいずれか1項に記載の保護層付きインターコネクタ。
  8. 燃料極、電解質層および空気極を含む固体酸化物形電気化学セルが請求項1~7のいずれか1項に記載の保護層付きインターコネクタによって挟み込まれた構造単位を具備してなることを特徴とする、セルスタック。
  9. 請求項7に記載のセルスタックを具備してなることを特徴とする、水素エネルギーシステム。
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