JP2023037244A - テンプレート処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが目的とする編集後のテンプレートを探せるようにする。【解決手段】複数のテンプレートデータをリスト化したテンプレートリストファイルを読み込む手順S120と、このファイルの中に対応するユーザ編集ラベルデータが記録されているテンプレートデータが含まれるか否かを判定する手順S130と、ユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータが含まれると判定された場合、テンプレートリストファイルに含まれる複数のテンプレートデータそれぞれのサムネイル画像Sdを一覧表示するための一覧画面において、当該ユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータに関し、少なくとも当該テンプレートデータに係わるユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suが視認可能となる所定表示を表示部34で行う手順S145と、を実行させる。【選択図】図9

Description

本発明は、テンプレートを用いた印刷を行うためのテンプレート処理プログラムに関する。
従来、例えば特許文献1には、印刷物を構成するデータのレイアウト・テンプレートをサムネイル表示にて一覧表示する技術が開示されている。この従来技術では、レイアウト・テンプレート中に挿入される文字データなどのデータ編集を行うことができる。
特開2002-259076号公報
上記従来技術においては、前述のサムネイル表示の際、テンプレートへの編集済みの姿は表示されない。これに対し、ユーザは、通常、テンプレートを編集後の姿で記憶している。そのため後日、ユーザが同じテンプレートの使用を意図して再びサムネイルの一覧表示を見たときに、目的のテンプレートを容易に探し出すことができない。
本発明の目的は、ユーザが目的とする編集後のテンプレートを探せるようにするテンプレート処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、テンプレート処理プログラムは、印刷物を作成する印刷装置に接続可能に構成された端末装置が実行するテンプレート処理プログラムであって、印字オブジェクトが所定の態様で割り付けられて構成されるテンプレートに対する編集操作を反映した編集画像を前記印刷装置で前記印刷物に形成可能とするために、前記端末装置の演算部に対し、複数の前記テンプレートをリスト化したテンプレートリストを読み込む読込手順と、前記読込手順で読み込んだ前記テンプレートリストの中に、対応する前記編集画像が記憶されている第1テンプレートが含まれるか否かを判定する判定手順と、前記判定手順で前記第1テンプレートが含まれると判定された場合、前記テンプレートリストに含まれる前記複数のテンプレートそれぞれのサムネイル画像を一覧表示するための一覧画面において、当該第1テンプレートに関し、少なくとも当該第1テンプレートに係わる前記編集画像が視認可能となる所定表示を表示部で行う第1表示手順と、を実行させる。
本願発明のテンプレート処理プログラムが端末装置の演算部で実行されると、読込手順、判定手順、第1表示手順が行われる。読込手順においてテンプレートリストが読み込まれ、そのリストの中に第1テンプレートが含まれるか否かが判定手順において判定される。第1テンプレートは、過去に当該テンプレートを用いた編集履歴があり、ユーザのその編集操作を反映した編集画像が記憶されているテンプレートである。テンプレートリスト中に第1テンプレートが含まれると判定手順で判定された場合に、第1表示手順が行われる。第1表示手順では、複数のテンプレートそれぞれのサムネイル画像が一覧画面にて一覧表示される際に、第1テンプレートについては、少なくとも上記編集操作を反映した編集画像が視認可能となるような所定表示が行われる。
本願発明によれば、ユーザは、一覧画面において、第1テンプレートを上記編集操作の後の姿である編集画像で視認することができるので、ユーザが記憶している編集後の第1テンプレートを容易に探し出すことができる。
本発明によれば、ユーザが目的とする編集後のテンプレートを探せるようにすることができる。
本発明の一実施の形態に係わる印刷システムの全体構成を模式的に表すシステム構成図である。 操作端末及びラベルプリンタの機能的構成を表す機能ブロック図である。 カートリッジ内部の構成を表す模式図である。 テンプレートデータのサムネイル画像だけを表示したサムネイル表示画面の一例を表す図である。 テンプレートデータを編集対象とした編集画面の一例を表す図である。 ユーザ編集ラベルデータを編集する編集画面の一例を表す図である。 ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像を表示したサムネイル表示画面の一例を表す図である。 テンプレートリスト管理テーブルの一例を表す図である。 操作端末のCPUが実行するラベル編集印刷処理の制御手順の一例を表すフローチャートである。 操作端末のCPUが実行するラベル編集印刷処理の制御手順の一例を表すフローチャートである。 テンプレートデータとユーザ編集ラベルデータのそれぞれのサムネイル画像だけを選択表示させる画面の一例を表す図である。 ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像を強調表示するサムネイル表示画面の一例を表す図である。 ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像にカーソルオーバー操作した際の選択ボタンを表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 選択ボタンにカーソルオーバー操作した際のポップアップウィンドウを表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 テンプレートデータのサムネイル画像にバッジを表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 バッジにカーソルオーバー操作した際にユーザ編集ラベルデータを表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 バッジにカーソルオーバー操作した際にポップアップウィンドウを表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 テンプレートデータのサムネイル画像にカーソルオーバー操作した際にポップアップウィンドウを表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 ポップアップウィンドウの「さらに見る」ボタンを押下操作した際にスクロール表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 テンプレートデータとユーザ編集ラベルデータの各サムネイル画像をスライド切替表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 左右方向にスライドさせるカーソルオーバー操作に対応したスライド切替表示を説明する図である。 最初からテンプレートデータとユーザ編集ラベルデータの各サムネイル画像をスクロール表示させるサムネイル表示画面の一例を表す図である。 複数のユーザ編集ラベルデータを管理する場合のテンプレートリスト管理テーブルとユーザ編集ラベルリスト管理テーブルの一例を表す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
<システム全体構成>
本実施形態に係わる、印刷システム全体の構成を図1に示す。図1において、印刷システム1は、例えばラベルプリンタ2と、汎用パーソナルコンピュータで構成された操作端末3と、を有している。操作端末3は、それぞれラベルプリンタ2と相互に情報送受可能に接続されており、図示する例では操作端末3が有線通信を介して接続されている。なお特に図示しないが、操作端末3がラベルプリンタ2と無線通信を介して接続されてもよい。また、有線通信はETHERNET(登録商標)などの有線LANやUSB接続であってもよいし、無線通信は例えばWiFi(登録商標)などの無線LANやBluetooth(登録商標)であってもよい。ラベルプリンタ2は、操作端末3から受信した印字ラベルデータに基づき、印字ラベルLを作成する。なお、ラベルプリンタ2が印刷装置の一例であり、操作端末3が端末装置の一例であり、印字ラベルLが印刷物の一例である。
<操作端末>
操作端末3は、図2に示すように、CPU31と、例えばRAMやROM等からなるメモリ32と、操作部33と、表示部34と、通信制御部35と、大容量記憶装置36と、を備えている。
操作部33は、ユーザからの指示や情報等が入力される例えばマウスおよびキーボード等により構成される。表示部34は、例えば液晶ディスプレイ等により構成されて、各種情報やメッセージを表示する。通信制御部35は、この例では上記有線通信を介してラベルプリンタ2との信号の授受の制御を行う。大容量記憶装置36は、各種のプログラムや情報を記憶する。CPU31は、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMや大容量記憶装置36に予め記憶されたプログラムに従って、各種の処理やラベルプリンタ2との間で各種の信号の送受を行う。この例では、上記のメモリ32又は大容量記憶装置36にあらかじめ後述する印字ラベルデータ編集プログラム、テンプレートデータ、ユーザ編集ラベルデータ、サムネイル画像データ、及びテンプレートリストファイルなどが記憶されている。
<ラベルプリンタ>
ラベルプリンタ2は、図2に示すように、制御回路21と、カートリッジ101を着脱可能なカートリッジホルダ22と、通信制御部23と、タッチパネル41と、大容量記憶装置42と、を有する。カートリッジホルダ22はカートリッジ101を着脱可能に構成されている。ラベルプリンタ2は、制御回路21が、通信制御部23を介して操作端末3の上記通信制御部35に接続されることにより、操作端末3と情報の送受が可能となっている。タッチパネル41は、液晶ディスプレイとタッチパッドを組み合わせて構成されており、各種情報やメッセージを表示するとともにユーザからのその表示画面上における操作位置の指示等が入力される。
なお、以上におけるCPU31が演算部の一例である。
<カートリッジ及びカートリッジホルダ>
カートリッジ101及びカートリッジホルダ22近傍の詳細構造を図3に示す。カートリッジ101は、筐体101Aと、この筐体101A内に配置され帯状の基材テープ102が巻回された第1ロール103と、上記基材テープ102と同じ幅である透明なカバーフィルム104が巻回された第2ロール105と、インクリボン106を繰り出すリボン供給側ロール107と、印字後のインクリボン106を巻取るリボン巻取りローラ108と、カートリッジ101のテープ排出部の近傍に回転可能に支持されたテープ送りローラ109とを有する。但しカバーフィルム104が受熱により所定の色に発色可能な感熱テープである場合は、インクリボン106は不要である。なお、第1ロール103と第2ロール105とは実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す。
第1ロール103は、リール部材103Aの周りに上記基材テープ102を巻回している。基材テープ102は、例えば、第1ロール103の内側に巻かれる側よりその反対側へ向かって、貼り合わせ用の粘着剤層、基材層、貼り付け用の粘着剤層、剥離材層の順序で積層され構成されている。第2ロール105は、リール部材105Aの周りに上記カバーフィルム104を巻回している。テープ送りローラ109は、上記基材テープ102と上記カバーフィルム104とを押圧し接着させ印字ラベル用テープ110としつつ、テープ送りを行う。
カートリッジホルダ22には、カートリッジ101内の使用済みの上記インクリボン106を巻き取るためのリボン巻取りローラ駆動軸27と、上記印字ラベル用テープ110を搬送するためのテープ送りローラ駆動軸28とが設けられている。前述のリボン巻取りローラ108及びテープ送りローラ109は、図示しない搬送ローラ用モータの駆動力が上記リボン巻取りローラ駆動軸27及び上記テープ送りローラ駆動軸28に伝達されることによって、連動して回転駆動される。またカートリッジホルダ22には、搬送されるカバーフィルム104に所望の印字を形成する印字ヘッド29が設けられている。
印字ラベル用テープ110の搬送経路に沿ってテープ送りローラ109及び圧着ローラ24の下流側には、固定刃25と、固定刃25との協働により印字ラベル用テープ110を厚さ方向に切断する可動刃26と、が設けられている。
<ラベルプリンタ動作概略>
上記構成のラベルプリンタ2において、カートリッジ101が上記カートリッジホルダ22に装着されると、カバーフィルム104及びインクリボン106が印字ヘッド29とこれに対向するプラテンローラ30との間に狭持される。基材テープ102及びカバーフィルム104は、テープ送りローラ109とこれに対向する圧着ローラ24との間に狭持される。リボン巻取りローラ108及びテープ送りローラ109が図3中矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動されることにより、圧着ローラ24、及びプラテンローラ30が回転する。第1ロール103からは基材テープ102が繰り出され、テープ送りローラ109へ供給される。第2ロール105からはカバーフィルム104が繰り出されるとともに、図示しない印刷駆動回路により印字ヘッド29の複数の発熱素子が通電されることにより、カバーフィルム104にテキストや図形などが印刷される。カバーフィルム104への印刷が終了したインクリボン106は、リボン巻取りローラ駆動軸27の駆動によりリボン巻取りローラ108に巻取られる。
上記基材テープ102と上記印刷が終了したカバーフィルム104とが上記テープ送りローラ109及び圧着ローラ24により接着されて一体化されることにより、印字ラベル用テープ110が形成され、カートリッジ101外へと搬出される。カートリッジ101外へ搬出された印字ラベル用テープ110は、固定刃25及び可動刃26の協働によって切断され、印字ラベルLが作成される。
<テンプレートデータ、サムネイル表示画面、及び編集操作について>
上述したように、ラベルプリンタ2は操作端末3から受信した印字ラベルデータに基づき印字ラベルLを作成する。この印字ラベルデータ自体のデータ内容は、所定のテープ表面領域において印字させるテキストや図形等の印字オブジェクトの内容や、それらの配置位置、大きさ、及び印字スタイルなどを記録している。ユーザは、操作端末3上で動作する後述の印字ラベルデータ編集プログラムで印字ラベルデータを任意の印字内容に編集、生成することができ、これをラベルプリンタ2へ送信することでその印字内容に対応した印字ラベルLを作成できる。
しかしながら、ユーザが印字ラベルデータ編集プログラムにおける操作で印字ラベルデータの内容を最初から最後まで全て独自に編集する作業は非常に煩雑である。そのため、当該ラベルプリンタ2及び印字ラベルデータ編集プログラムの製造メーカーが、あらかじめ所定の印字オブジェクトを所定の態様で割り付けて構成した雛形としての印字ラベルデータを、テンプレートデータとして多数用意しておく場合がある。各テンプレートデータには、製造メーカー側で設定した所定内容の印字オブジェクトが適切な配置位置、大きさ、及び印字スタイルで記録されており、それぞれの用途別、印字内容別のカテゴリで分類されて印字ラベルデータ編集プログラム中にデータの一部として保存される。ユーザは、印字ラベルデータ編集プログラムで使用目的に対応したカテゴリのテンプレートデータを選択し、その一部の印字オブジェクトのデータ内容を編集するだけで目的の印字ラベルデータを容易に生成できる。なお、テンプレートデータがテンプレートの一例である。すなわち、本明細書では、テンプレートとは、複数の文字や図形等の印字オブジェクト、言い換えればテンプレート要素が、所定の配列で割り付けられて構成されているものを表す。
本実施形態でユーザがテンプレートデータを選択する際に、印字ラベルデータ編集プログラム(図中では「印字ラベル編集アプリ」と記載)が表示部34に表示するサムネイル表示画面を図4に示す。なお、この図4も含めて以下に示す各表示画面は、操作部33のマウスを介したカーソルCUでの指示操作が可能ないわゆるGUI(Graphical User Interface)対応画面となる。この図4に示すサムネイル表示画面は、先に特に図示しないカテゴリ選択画面でユーザが図示する例の「キッチン」のカテゴリを選択した後に、図中左側に示す「新規作成」モードが維持されている間に表示される。「開く」モードに変更された場合には、後述するユーザ編集ラベルデータを任意の保存場所から指定する指定画面(図示省略)へ移行し、「閉じる」モードを選択した場合には当該印字ラベルデータ編集プログラムの処理自体を終了する。なお、このサムネイル表示画面が一覧画面の一例である。
この図4に示す例のサムネイル表示画面では、製造メーカーがあらかじめキッチンでの使用を想定して作成した4つテンプレートデータにそれぞれ対応する4つのサムネイルの画像Sd(図示する例では「お菓子」、「ゴミ箱」、「ジャム」、「調味料」の4つ)を表示している。上述したように、テンプレートデータを含む印字ラベルデータ自体は、印字オブジェクトの内容やそれらの配置位置、大きさ、及び印字スタイルなどを記録したデータであり、そのデータ内容まま表示してもユーザからの識別が煩雑となる。そのため、ユーザが編集対象のテンプレートデータを選択する際に表示するこのサムネイル表示画面では、各テンプレートデータのデータ内容そのものを表示する代わりに、それぞれで表現される印字内容を具体的に画像化したサムネイルの画像Sdをユーザによる選択操作用のアイコンとして一覧表示する。また図示する例では、製造メーカーがあらかじめ用意したテンプレートデータを使用せずに白紙の状態の印字ラベルデータから編集するための白紙ラベルボタン61も画面右下の位置に表示されている。
そして図示する例における「ゴミ箱」のサムネイルSdを編集対象として選択操作した場合には、図5に示すラベルデータ編集画面へ移行する。この図5に示すラベルデータ編集画面では、各種の操作メニューや操作ボタンとともに、編集対象である「ゴミ箱」のサムネイルSdの表示内容、つまり対応するテンプレートデータの印字内容に対応した印字ラベルLの外観画像のみが表示される。図示する例のテンプレートデータには、「可燃ごみ」の文字列で構成するテキストオブジェクト81と、ゴミ箱のイラスト画像で構成する図形オブジェクト82が含まれている。
このように製造メーカーがあらかじめデフォルトで作成したテンプレートデータに対し、ユーザは当該ラベルデータ編集画面上で各種の編集操作を行うことで、例えば図6に示すようにテキストオブジェクト81の内容を「空き缶」に修正するなどの作業が可能となる。そしてユーザが印刷ボタン62を押下操作することで、その編集時点での印字内容に対応する印字ラベルデータがラベルプリンタ2へ送信され、印字ラベルLを作成できる。また、ユーザがファイルメニュー中の特に図示しない保存ボタンを押下操作することで、その編集時点での印字内容に対応する印字ラベルデータが任意の保存場所に保存される。このようにデフォルトのテンプレートデータからユーザの編集操作により一部分でも修正されて印刷、保存された印字ラベルデータを、以下においてユーザ編集ラベルデータという。
<ユーザ編集ラベルデータのサムネイル表示>
一般的には、例えば上述した「ゴミ箱」のテンプレートデータに対してテキストオブジェクト81を「空き瓶」、「プラゴミ」、「不燃ゴミ」などのバリエーションでそれぞれ修正した複数のユーザ編集ラベルを作成する場合がある。このように同一のテンプレートデータを繰り返し使用する場合に、その選択操作の度に上記図4に示したようにデフォルトのテンプレートデータに対応したデフォルトのサムネイルSdだけを一覧表示することが考えられる。
しかしユーザは、以前に自ら修正した印字内容だけを記憶する傾向がある。特に長い期間が経過した後に再度同じテンプレートデータを選択すべくサムネイル表示画面を閲覧しても、デフォルトのサムネイルSdだけが一覧表示された場合には目的のテンプレートデータを容易に探し出すことができない。
これに対して本実施形態の例では、上記の例に対応する図7に示すように、サムネイル表示画面においてユーザ編集ラベルデータに対応するサムネイルSuを表示する。具体的には、各テンプレートデータのそれぞれについて過去に編集されたユーザ編集ラベルデータが存在する場合に、それぞれデフォルトのサムネイルSd(テキストが「可燃ゴミ」)に代えて、過去直近で編集されたユーザ編集ラベルデータに対応するサムネイルSu(テキストが「空き缶」)を優先的に表示する。なお、このようなサムネイル表示画面での表示が所定表示の一例である。
そして図7に示すサムネイル表示画面において、ユーザがユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuを選択した場合、本実施形態の例ではそのサムネイルSuに対応するユーザ編集ラベルデータを編集対象としてラベルデータ編集画面上に表示する(図6参照)。
ここで、上述したように印字ラベルデータ編集プログラムが作成したユーザ編集ラベルデータをユーザが指定する任意の保存場所に保存する場合には、当該ユーザ編集ラベルデータの保存場所についても記録し管理する必要がある。また、サムネイルSd,Suの画像データについては、サムネイル表示画面での表示の度に各印字ラベルデータ(テンプレートデータ、ユーザ編集ラベルデータ)に基づいてそれぞれ対応するサムネイルSd,Suの画像データを生成すると内部処理的な負担が大きくなる。そのため、全ての印字ラベルデータについては、あらかじめそれぞれ対応するサムネイルSd,Suの画像データも併せて生成し、当該印字ラベルデータと同じ保存場所に保存する。また、特にユーザによる保存操作が行われていなくとも、印刷処理されたユーザ編集ラベルデータについては自動的に対応するサムネイルSuの画像データも生成し、同じ所定の保存場所に保存する。なお、本実施形態の例では、過去直近で編集、生成された1組のユーザ編集ラベルデータとサムネイルSuだけについて保存場所を管理する。
以上のように、印字ラベルデータ編集プログラムがテンプレートデータ、ユーザ編集ラベルデータ、及びそれぞれに対応するサムネイルSd,Suの保存場所を記録し、管理するためのテンプレートリスト管理テーブルを図8に示す。この図8に示す例のテンプレートリスト管理テーブルは「キッチン」のカテゴリのみに対応したものであり、上記の例に対応して4つのデフォルトのテンプレートデータのそれぞれに対応した識別情報としてのID及びテンプレート名と、当該テンプレートデータの保存場所を示すテンプレートファイルパスと、当該テンプレートデータに対応するデフォルトのサムネイルSdの画像データの保存場所を示すテンプレートサムネイルファイルパスと、当該テンプレートデータに基づくユーザ編集ラベルデータの保存場所を示すユーザ編集ラベルファイルパスと、当該ユーザ編集ラベルデータに対応するサムネイルSuの画像データの保存場所を示すユーザ編集ラベルサムネイルファイルパスの各項目情報が記録されている。
各印字ラベルデータ(テンプレートデータ、ユーザ編集ラベルデータ)のファイル名には拡張子“.lbx”が付与されている。また、本実施形態の例では各サムネイルSd,Suの画像データがいわゆるPNGデータ形式であるとして、それらのファイル名に拡張子“.png”が付与されている。図示する例では、各ファイルパスの情報としていわゆるディレクトリファイル管理システムにおける相対パスの表記形式で記録されているが、絶対パスの表記形式で記録してもよい。図示する例では、デフォルトの各テンプレートデータと各サムネイルSdの画像データが同じ“Template”ディレクトリ内に保存されていることが示されている。また、ユーザ編集ラベルデータとそれに対応するサムネイルSuの画像データが、いずれも“Template”ディレクトリより2階層上位にある“tanaka”ディレクトリ内のさらに“edited-label”ディレクトリ内に保存されていることが示されている。
以上のような記録内容のテンプレートリスト管理テーブルが、テンプレートリストファイルの形式のデータとして“Template”ディレクトリと同じディレクトリ階層に保存されている。これにより、印字ラベルデータ編集プログラムはテンプレートリストファイルを参照することで、全ての印字ラベルデータと、それぞれに対応するサムネイルSd,Suの画像データを容易に取得できる。そして、サムネイル表示画面において、各テンプレートデータとユーザ編集ラベルデータのそれぞれに対応するサムネイルSd,Suを表示できる。
なお、対応するユーザ編集ラベルデータが記憶されているテンプレートデータ(この例の“000_trash.lbx”)が第1テンプレートの一例であり、それ以外でユーザ編集ラベルデータが記憶されていないテンプレートデータ(この例の“000_biscuit.lbx”、“000_jam.lbx”、“000_salt.lbx”)が第2テンプレートの一例であり、「空き缶」のテキストオブジェクト81を含むユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuの画像が第1テンプレートに係わる編集画像の一例であり、「可燃ごみ」のテキストオブジェクト81を含むテンプレートデータのサムネイルSdの画像が第1テンプレートのサムネイル画像の一例であり、ディレクトリがフォルダの一例である。
<制御手順>
本実施形態における上記の手法を実現するために、操作端末3のCPU31が実行するラベル編集印刷処理の制御手順の一例を、図9、図10のフローチャートにより説明する。なお図中においては、図示の便宜上、テンプレートデータを「テンプレート」、ユーザ編集ラベルデータを「ユーザ編集ラベル」、サムネイルSd,Suの画像データを「サムネイル」等のように略記している。この制御手順は、印字ラベルデータ編集プログラムを起動した際に以下の手順が開始される。
最初にS105では、表示部34にカテゴリ選択画面(特に図示せず)を表示し、その後S110でユーザから特定のカテゴリを選択する操作が行われるまでループ待機する。
ユーザからカテゴリ選択操作が行われた際にはS115へ移行し、選択されたカテゴリのサムネイル表示画面を、まだいずれのサムネイルSd,Suを表示しない中が空白の状態で表示する。
次にS120で、選択されたカテゴリのディレクトリからテンプレートリストファイル(テンプレートリスト管理テーブル)を取得する。
次にS125で、テンプレートリストファイルを参照し、その中の登録順で表示対象となるテンプレートデータを1つ設定する。そして次のS130で、その対象テンプレートデータに対応したユーザ編集ラベルデータのファイルパスがテンプレートリストファイルに記録されているか否かを判定する。ユーザ編集ラベルデータのファイルパスが記録されている場合はYES判定となり、S140で当該ファイルパスに基づくディレクトリ探索によりユーザ編集ラベルデータに対応するサムネイルSuの画像データを取得し、S145へ移行する。
一方、S130においてユーザ編集ラベルデータのファイルパスが記録されていない場合はNO判定となり、S135で対象テンプレートデータに対応するデフォルトのサムネイルSdの画像データを取得し、S145へ移行する。
S145では、取得した画像データでサムネイル表示画面にサムネイルSd,Suを表示する。
次にS150で、全てのサムネイルSd,Suを表示したか否かを判定する。まだ表示していないサムネイルSd,Suがある場合はNO判定となり、S125へ戻る。一方、全てのサムネイルSd,Suを表示した場合はYES判定となり、S155へ移行する。
S155では、サムネイル表示画面でのユーザによるサムネイルSd,Suの選択操作が行われるまでループ待機し、選択操作が行われた際にはS160へ移行する。
S160では、ユーザが選択したサムネイルSがユーザ編集ラベルデータに対応したものであるか否かを判定する。ユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuが選択されている場合はYES判定となり、S165でテンプレートリストファイルを参照し、選択されたサムネイルSuに対応するユーザ編集ラベルファイルパスに基づくディレクトリ探索によりユーザ編集ラベルデータを取得し、S175へ移行する。
一方、S160においてデフォルトのサムネイルSdが選択されている場合はNO判定となり、S170で選択されたサムネイルSdに対応するデフォルトのテンプレートデータを取得し、S175へ移行する。
S175では、S165で取得したユーザ編集ラベルデータ、又はS170で取得したテンプレートデータを編集対象としてラベルデータ編集画面を表示する。なお、ユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuが選択された場合の上記S165の手順では、選択されたサムネイルSuに対応するデフォルトのテンプレートデータを取得してもよい。その場合には、S175でその取得したテンプレートデータを編集対象としてラベルデータ編集画面を表示する(図5参照)。
次にS180で、ユーザから編集操作が行われたか否かを判定し、編集操作が行われている場合はYES判定となり、S185へ移行してその編集操作の内容に対応したユーザ編集ラベルデータの編集処理を実行してS190へ移行する。一方、編集操作が行われていない場合はNO判定となり、そのままS190へ移行する。
S190では、ユーザから印刷操作、つまりこの例の印刷ボタン62の押下操作が行われたか否かを判定し、印刷操作が行われていない場合はNO判定となり、S195へ移行する。
S195では、ユーザから保存操作、つまりこの例の特に図示しない保存ボタンの押下操作が行われたか否かを判定し、保存操作が行われていない場合はNO判定となり、S200へ移行する。
S200では、ユーザから当該ラベルデータ編集画面での編集操作を終了する操作が行われたか否かを判定し、終了操作が行われていない場合はNO判定となり、S180へ戻る。一方、終了操作が行われている場合はYES判定となり、このフローを終了する。
一方、S190において印刷操作が行われている場合はYES判定となり、S205でその時点の編集状態にあるユーザ編集ラベルデータをラベルプリンタ2へ送信して印字ラベルLを作成させる。
そしてS210で、その時点のユーザ編集ラベルデータを保存するラベル保存処理を実行する。このとき本実施形態の例では、特に図示しない別途のウィンドウでの操作を介してユーザから指定された任意の保存場所にユーザ編集ラベルデータが保存される。なお、同じ保存場所に同じテンプレートデータに基づく以前のユーザ編集ラベルデータが保存されている場合には、新しいユーザ編集ラベルデータで上書き保存する。
次にS215で、その時点のユーザ編集ラベルの印字内容を反映したデータ画像でサムネイルSuを生成し、当該ユーザ編集ラベルと同じ保存場所に保存(上書き保存)する。
S220へ移行し、ユーザ編集ラベルデータとサムネイルSuそれぞれの保存場所の示すファイルパスを、それぞれのファイル名とともにテンプレートリストファイルに登録する。そして、S200へ移行する。
また一方、S195において保存操作が行われている場合はYES判定となり、S210へ移行して同様の手順を実行する。
以上において、S120の手順が読込手順の一例であり、S130の手順が判定手順の一例であり、S145の手順が第1表示手順の一例であり、S205の手順が送信手順の一例であり、S185の手順が編集操作受付手順の一例であり、S210の手順が記憶手順の一例であり、ラベル編集印刷処理の制御手順の全体がテンプレート処理プログラムの一例である。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、印字ラベルデータ編集プログラムのラベル編集印刷処理が操作端末3のCPU31で実行されると、S120、S130、S145の各手順が行われる。S120の手順においてテンプレートリストファイルが読み込まれ、そのリストの中に対応するユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータが含まれるか否かがS130の手順において判定される。ユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータは、過去に当該テンプレートデータを用いた編集履歴があり、ユーザのその編集操作を反映したサムネイルSuの画像データが記憶されているテンプレートデータである。
テンプレートリストファイル中に対応するユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータが含まれるとS130の手順で判定された場合に、S135で取得したユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuを表示するS145の手順が行われる。この場合のS145の手順では、複数のテンプレートデータそれぞれのサムネイル画像Sd,Suが一覧画面にて一覧表示される際に、ユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータについては、少なくとも上記編集操作を反映したユーザ編集ラベルデータに対応するサムネイルSuの画像が視認可能となるような所定表示が行われる。
本実施形態によれば、ユーザは、サムネイル表示画面において、ユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータを上記編集操作の後の姿であるサムネイル画像Suで視認することができるので、ユーザが目的とする編集後のテンプレートを探し出すことができる。
また、本実施形態では特に、S145の手順での所定表示は、ユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータに係わるサムネイル画像Sdを含むよう表示する。これにより、ユーザは、所定表示に含まれるユーザ編集ラベルデータが記録されたテンプレートデータのサムネイル画像Sdを視認することで、ユーザが目的とする編集後のテンプレートを容易に探し出すことができる。
また、本実施形態では特に、テンプレートリストから選択されたテンプレートデータに対応する印字内容を形成するための印字ラベルデータをラベルプリンタ2に送信するS205の手順を実行させる。これにより、ユーザは、テンプレートリストから選択したテンプレートデータを用いた印字内容の印字ラベルLを、ラベルプリンタ2において作成することができる。
また、本実施形態では特に、表示部34に表示されたデフォルトのテンプレートデータに対する編集操作を受け付けるS185の手順と、受け付けた編集操作を反映したユーザ編集ラベルデータを、表示部34に表示されたデフォルトのテンプレートデータとは別の保存場所に記憶するS210の手順と、を実行させる。これにより、ユーザが表示部34に表示されたデフォルトのテンプレートデータに対し編集操作を行ったとき、その編集内容を反映したユーザ編集ラベルデータが、S210の手順においてデフォルトのテンプレートデータとは別に適宜の箇所に記憶される。
これにより、ユーザが後日、上記編集操作を行ったのと同じデフォルトのテンプレートデータを探す際、当該テンプレートデータの編集後の姿であるユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuの画像データを読み出してサムネイル表示画面において表示させることができるので、ユーザが目的とする編集後のテンプレートを容易に探し出すことができる。
また、本実施形態では特に、S210の手順では、S185の手順で受け付けた編集操作を反映したユーザ編集ラベルデータとそのサムネイルSuの画像データは、表示部34に表示されたデフォルトのテンプレートデータが保存されたディレクトリ(フォルダ)と異なる別のディレクトリへと保存される。これにより、デフォルトのテンプレートデータに対し編集操作が行われて生成されたユーザ編集ラベルデータとそのサムネイルSuの画像データが、元のデフォルトのテンプレートデータとは別のディレクトリへと保存されるので、データ保存及びデータ整理の容易化を図れる。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を、順を追って説明する。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜、説明を省略又は簡略化する。
(1)対応するテンプレートデータとユーザ編集ラベルデータの選択表示
上記実施形態では、サムネイル表示画面でユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuを選択した場合には、すぐに当該ユーザ編集ラベルデータを編集対象としたラベルデータ編集画面に表示を切り替えたが、これに限られない。例えば、サムネイル表示画面でユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuを選択した後に、さらに図11に示すような別途の選択画面でデフォルトのテンプレートデータと当該ユーザ編集ラベルデータのそれぞれのサムネイルSd,Suだけを並べて表示し、再度ユーザに選択させてもよい。この場合、最初のサムネイル表示画面でのユーザによる選択操作が第1所定操作の一例であり、この最初の選択操作を受け付ける手順(特に図示せず)が第1操作受付手順の一例であり、次の選択画面を表示する手順(特に図示せず)が第2表示手順の一例である。
以上のように本変形例では、最初のサムネイル表示画面での所定表示に対する選択操作を受け付ける手順と、デフォルトのテンプレートデータとユーザ編集ラベルデータのそれぞれのサムネイル画像Sd,Suを含む次の選択画面を表示部34で表示する手順と、を実行させる。これにより、ユーザがユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを視認した後、それに対する選択操作を行うことで、編集前のオリジナルのテンプレートデータのサムネイル画像Sdを視認することができる。
この結果、ユーザが記憶に残っているユーザ編集ラベルデータのサムネイルSuを選択した後でも、デフォルトのテンプレートデータを編集対象として選択できるよう選択自由度を向上できる。
(2)ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像の強調表示
上記実施形態では、サムネイル表示画面においてデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdとユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suとを同じ表示形態で表示していたが、これに限られない。例えば上記図7に対応する図12に示すように、ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suだけ太枠線63で囲む形態を付加する強調表示を行い、他のデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdにはそのような強調表示を行わないことで区別できるようにしてもよい。この場合、太枠線63が第1目印の一例である。
以上のように本変形例では、サムネイル表示画面における所定表示では、デフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdに対して付加されず、ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suに対し付加される、ユーザ編集ラベルデータが存在することを表す太枠線63の表示をさらに含んでいる。これにより、ユーザがユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを視認したときに太枠線63が併せて付加されていることで、当該画像がユーザ編集ラベルが存在するテンプレートデータを編集した後の姿であること、編集前のオリジナルのテンプレートデータは別の姿であること、を認識することができる。なお、特に図示しないが、サムネイル表示画面において太枠線63で強調表示されたユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suが選択された場合に、次の編集画面でデフォルトのテンプレートデータを編集対象として表示してもよい。
(3)ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像における選択ボタン表示
上記実施形態では、ユーザがサムネイル表示画面において表示されているいずれかのサムネイル画像Sd,Suを選択操作するだけであったが、これに限られない。例えば図13に示すように、ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Su上にカーソルCUを重ねた際(以下、カーソルオーバーという)、当該サムネイル画像Suの全体を網掛け表示し、さらにテンプレートデータとユーザ編集ラベルデータそれぞれの選択ボタン64,65を表示してもよい。ユーザは、押下操作した選択ボタン64,65に対応する印字ラベルデータを編集対象として次の編集画面に表示させることができる。これにより、カーソルオーバーという簡易な操作でユーザ編集ラベルデータが記録されているテンプレートデータを判別できる。
または図14に示すように、ユーザ編集ラベルデータに対応する選択ボタン65に対してカーソルオーバーした際に、当該選択ボタン65を白黒反転表示し、さらに具体的なユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suをポップアップウィンドウ66で表示してもよい。これにより、編集画面を表示せずともカーソルオーバーだけで具体的なユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを確認できる。なお、図示する例のポップアップウィンドウ66中には過去に編集し保存した複数のユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suが表示されているが、このように同一のテンプレートデータに基づく複数のユーザ編集ラベルデータの保存管理については後に詳述する。
(4)ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像におけるバッジ表示
上記第3変形例では、サムネイル表示画面において通常に表示されているユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Su上に対してカーソルオーバーした際に初めて選択ボタン64,65を表示したが、これに限られない。例えば図15に示すように、サムネイル表示画面においてユーザ編集ラベルデータが記録されているデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdと重複する位置に最初からバッジ67を表示しておく。そして、このバッジ67に対してカーソルオーバーした際に、図16に示すように当該テンプレートデータのサムネイル画像Sdに代えてユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suに表示を切り替えるようにしてもよい。これにより、バッジ67に対するカーソルオーバー状態の有無の切り替え操作だけで、デフォルトのテンプレートデータとユーザ編集ラベルデータの表示を容易に切り替えることができ、2つのサムネイル画像Sd,Suの比較が容易となる。
なお、バッジ67が第2目印の一例であり、バッジ67に対するカーソルオーバー操作が第2所定操作の一例であり、このバッジ67に対するカーソルオーバー操作を受け付ける手順(特に図示せず)が第2操作受付手順の一例であり、カーソルオーバー操作によってユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを表示する手順(特に図示せず)が第3表示手順の一例である。
以上のように本変形例によれば、サムネイル表示画面における所定表示では、ユーザ編集ラベルデータが記録されているデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdが含まれて表示される。これにより、サムネイル表示画面における所定表示では、ユーザ編集ラベルデータが記録されているデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdを含みつつ、さらにユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suが視認可能となるよう構成されている。この結果、ユーザは、編集前のオリジナルのテンプレートデータの姿をベースに、さらに編集操作を反映した後の姿を併せて視認できることで、ユーザが目的とする編集後のテンプレートを容易に探し出すことができる。
また、本変形例では特に、サムネイル表示画面における所定表示では、ユーザ編集ラベルデータが記録されていないテンプレートデータに対して付加されず、ユーザ編集ラベルデータが記録されているデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdに対し付加される、ユーザ編集ラベルデータが存在することを表すバッジ67をさらに含むよう表示する。これにより、ユーザがデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdを視認したときにバッジ67が併せて付加されていることで、当該画像が編集前のオリジナルのテンプレートデータであること、テンプレートデータを編集した後の別の姿が存在すること、を認識することができる。
また、本変形例では特に、バッジ67に対するカーソルオーバー操作を受け付ける手順と、カーソルオーバー操作に応じて、ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを含む画面を表示部34で表示する手順と、を実行させる。これにより、ユーザがユーザ編集ラベルデータが記録されているデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdを視認した後、バッジ67にカーソルオーバー操作を行うことで、テンプレートデータの編集後の姿であるユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを視認することができる。
また図17に示すように、バッジ67に対してカーソルオーバーした際に、サムネイル画像Sd,Su自体の切り替え表示に代えて、上記図14に示したものと同等にユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを含んだポップアップウィンドウ66を表示してもよい。
(5)ポップアップウィンドウ表示
もしくは図18に示すように、バッジ67を表示せずとも、最初からサムネイル表示画面においてデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdを表示し、そこに直接カーソルオーバー操作するだけでユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを含んだポップアップウィンドウ66を表示してもよい。これにより、複数のユーザ編集ラベルデータをまとめて視認できる。
なお、以上に示した各ポップアップウィンドウ66では、所定数(この例の最大3つ)のユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suしか表示できない。これに対し、当該ポップアップウィンドウ66の下方に表示されている「さらに見る」ボタン68を押下操作することで、例えば図19に示すようにより多くのユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suが閲覧可能なスクロール表示に切り替えてもよい。また特に図示しないが、ポップアップウィンドウ66に表示される複数のユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suは、それぞれのテープ幅が異なる場合にスクロール方向で同じ間隔で詰めた配置で表示することにより、全体のスクロール量を最小化した表示が可能となる。
(6)テンプレートデータとユーザ編集ラベルデータのスライド切替表示
また以上の実施形態及び各変形例では、サムネイル表示画面において最初にデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdか、もしくは対応するユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suのいずれか一方を表示していたが、これに限られない。例えば図20に示すように、一箇所のサムネイル画像の表示領域において、中央の斜線で示すスライド境界線69を挟んだ両側にデフォルトのテンプレートデータとユーザ編集ラベルデータのそれぞれのサムネイル画像Sd,Suの半部を同時に表示してもよい。
そして本変形例では、さらに図21(a)に示すように当該サムネイル画像Sの表示領域に対して左端側から右側へスライドするようにカーソルオーバー操作した場合には、その操作に合わせてスライド境界線69も同様に右側へスライドし、テンプレートデータのサムネイル画像Sdの表示領域を拡大できる。また逆に図21(b)に示すように、当該サムネイル画像Sの表示領域に対して右端側から左側へスライドするようにカーソルオーバー操作した場合には、その操作に合わせてスライド境界線69も同様に左側へスライドし、ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suの表示領域を拡大できる。これにより、最初はデフォルトのテンプレートデータとユーザ編集ラベルデータのそれぞれのサムネイル画像Sd,Suの半部を同時に視認できるとともに、左右方向にスライドさせるカーソルオーバー操作に応じて対応するサムネイル画像Sd,Suの全体を確認できる。なお、左右方向にスライドさせるカーソルオーバー操作が第3所定操作の一例であり、その左右方向にスライドさせるカーソルオーバー操作を受け付ける手順(特に図示せず)が第3操作受付手順の一例であり、その左右方向にスライドさせるカーソルオーバー操作によって対応するサムネイル画像Sd,Suを拡大表示する手順(特に図示せず)が第4表示手順の一例である。
以上のように本変形例によれば、サムネイル表示画面における所定表示では、ユーザ編集ラベルデータが記録されているデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdとユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suとを含むよう表示する。これにより、ユーザは、所定表示に含まれるテンプレートデータのサムネイル画像Sdと対比させつつ、ユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを視認することで、ユーザが目的とする編集後のテンプレートを容易に探し出すことができる。
また、本変形例では特に、テンプレートデータとユーザ編集ラベルデータそれぞれのサムネイル画像Sd,Suのうちいずれか一方に係わる左右方向にスライドさせるカーソルオーバー操作を受け付ける手順と、この左右方向にスライドさせるカーソルオーバー操作に応じて、対応するサムネイル画像Sd,Suの全体を含む画面を表示部34で表示する手順と、を実行させる。これにより、ユーザがテンプレートデータもしくはユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Sd,Suを視認した後、それらのいずれか一方に対応した左右方向にスライドさせるカーソルオーバー操作を行うことで、一方のサムネイル画像Sd,Suの全容を視認することができる。
(7)テンプレートデータとユーザ編集ラベルデータをスクロール表示
また図22に示すように、最初からサムネイル表示画面において、デフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdと対応するユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suをスクロール表示させてもよい。これにより、カーソルオーバー操作を介さずとも直接的なスクロール操作によってデフォルトのテンプレートデータのサムネイル画像Sdとユーザ編集ラベルデータのサムネイル画像Suを切り替えて表示できる。
(8)複数のユーザ編集ラベルデータを保存する場合について
上記ポップアップウィンドウ66などで複数のユーザ編集ラベルデータを表示する場合には、例えば上記図8に対応する図23に示すようにテンプレートリストファイルとユーザ編集ラベルリストファイルの2つのリストファイル(リスト管理テーブル)を作成するとよい。
図23(a)のテンプレートリストファイルは、デフォルトのテンプレートデータをリスト管理するテーブルを記載したファイルである。上記図8との違いは、ユーザ編集ラベルデータやそのサムネイル画像Suの保存場所であるファイルパスを記録せずに、ユーザ編集ラベルリストファイル(拡張子“.db”)の保存場所を示すユーザ編集ラベル保存ディレクトリパスを記録している点である。図示する例では、ユーザ編集ラベルリストファイルが、 “Template”ディレクトリより2階層上位にある“tanaka”ディレクトリ内のさらに“edited-label”ディレクトリ内に保存されていることが示されている。
図23(b)のユーザ編集ラベルリストファイルは、ユーザ編集ラベルデータをリスト管理するテーブルを記載したファイルである。この図23(b)に示す例のユーザ編集ラベルリストファイルは、1つのデフォルトのテンプレートデータに対応して生成された全てのユーザ編集ラベルデータとそれらのサムネイル画像データとともに同じ“edited-label”ディレクトリ内に保存されている。図示する例では、過去に生成された5つのユーザ編集ラベルデータにそれぞれ対応して識別情報としてのID、当該ユーザ編集ラベルデータの保存場所(データ名称)を示すユーザ編集ラベルファイルパスと、当該ユーザ編集ラベルデータに対応するサムネイルSuの画像データの保存場所(データ名称)を示すユーザ編集ラベルサムネイルファイルパスと、当該ユーザ編集ラベルデータ及びサムネイルSuの画像データが保存または印刷された日時を示す保存印刷日時と、当該ユーザ編集ラベルデータが過去に印刷された回数を示す印刷回数の各項目情報が記録されている。
この場合、例えば上記図9、図10のフローにおけるS120の手順で、先にテンプレートリストファイルを取得し、さらにそれを参照したディレクトリ探索によりユーザ編集ラベルリストファイルも取得できる。そして取得したユーザ編集ラベルリストファイルを参照することで、S135での複数のユーザ編集ラベルデータにそれぞれ対応した複数のサムネイルSuの画像データの取得や、S145でのサムネイル表示画面における各ユーザ編集ラベルデータの保存印刷日時や印刷回数の表示も可能となる。またユーザ編集ラベルリストファイルの参照により、S165での選択サムネイルに対応するユーザ編集ラベルリストデータの取得や、S210及びS220での同じ“edited-label”ディレクトリ内における新規のユーザ編集ラベルデータやそのサムネイルSuの画像データの追加保存、日時や印刷回数の記録も可能となる。
また生成された複数のユーザ編集ラベルデータ(対応するサムネイルSuの画像データ)は、同一のディレクトリにまとめて保存せずにそれぞれ異なるディレクトリに個別に保存されてもよい。その場合は、それらディレクトリ内のそれぞれに対応するユーザ編集ラベルリストファイルも個別に保存し、テンプレートリストファイルのユーザ編集ラベル保存ディレクトリパスで各ユーザ編集ラベルリストファイルの保存場所を記録していれば個別のディレクトリ探索が可能となる。
<解決しようとする課題や発明の効果について>
発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではない。すなわち、本発明によって、上述されていない課題を解決したり、上述されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
<形状、数値、構造、時系列について>
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、以上において、図9、図10に示すフローチャートは、本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
2 ラベルプリンタ(印刷装置の一例)
3 操作端末(端末装置の一例)
21 制御回路
31 CPU(演算部の一例)
34 表示部
63 太枠線(第1目印の一例)
64,65 選択ボタン(第1目印の一例)
66 ポップアップウィンドウ
67 バッジ(第2目印の一例)
81,82 印字オブジェクト
Sd,Su サムネイル画像
L 印字ラベル(印刷物の一例)
CU カーソル

Claims (12)

  1. 印刷物を作成する印刷装置に接続可能に構成された端末装置が実行するテンプレート処理プログラムであって、印字オブジェクトが所定の態様で割り付けられて構成されるテンプレートに対する編集操作を反映した編集画像を前記印刷装置で前記印刷物に形成可能とするために、前記端末装置の演算部に対し、
    複数の前記テンプレートをリスト化したテンプレートリストを読み込む読込手順と、
    前記読込手順で読み込んだ前記テンプレートリストの中に、対応する前記編集画像が記憶されている第1テンプレートが含まれるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順で前記第1テンプレートが含まれると判定された場合、前記テンプレートリストに含まれる前記複数のテンプレートそれぞれのサムネイル画像を一覧表示するための一覧画面において、当該第1テンプレートに関し、少なくとも当該第1テンプレートに係わる前記編集画像が視認可能となる所定表示を表示部で行う第1表示手順と、
    を実行させるための、テンプレート処理プログラム。
  2. 前記所定表示は、
    前記第1テンプレートに係わる前記編集画像を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のテンプレート処理プログラム。
  3. 前記所定表示は、
    前記第1テンプレート以外の第2テンプレートに対して付加されず、前記第1テンプレートに係わる前記編集画像に対し付加される、当該第1テンプレートが存在することを表す第1目印をさらに含む
    ことを特徴とする請求項2記載のテンプレート処理プログラム。
  4. 前記演算部に対し、さらに、
    前記第1目印又は前記所定表示に対する第1所定操作を受け付ける第1操作受付手順と、
    前記第1所定操作に応じて、前記編集画像に対応する前記第1テンプレートのサムネイル画像を含む画面を前記表示部で表示する第2表示手順と、
    を実行させることを特徴とする請求項3記載のテンプレート処理プログラム。
  5. 前記所定表示は、
    前記第1テンプレートのサムネイル画像を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のテンプレート処理プログラム。
  6. 前記所定表示は、
    前記第1テンプレート以外の第2テンプレートに対して付加されず、前記第1テンプレートに対し付加される、当該第1テンプレートに係わる前記編集画像が存在することを表す第2目印をさらに含む
    ことを特徴とする請求項5記載のテンプレート処理プログラム。
  7. 前記演算部に対し、さらに、
    前記第2目印又は前記所定表示に対する第2所定操作を受け付ける第2操作受付手順と、
    前記第2所定操作に応じて、前記第1テンプレートに対応する前記編集画像を含む画面を前記表示部で表示する第3表示手順と、
    を実行させることを特徴とする請求項6記載のテンプレート処理プログラム。
  8. 前記所定表示は、
    前記第1テンプレートのサムネイル画像と当該第1テンプレートに係わる前記編集画像とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載のテンプレート処理プログラム。
  9. 前記演算部に対し、さらに、
    前記サムネイル画像及び前記編集画像のうちいずれか一方に係わる第3所定操作を受け付ける第3操作受付手順と、
    前記第3所定操作に応じて、前記サムネイル画像の全体若しくは前記編集画像の全体を含む画面を前記表示部で表示する第4表示手順と、
    を実行させることを特徴とする請求項8記載のテンプレート処理プログラム。
  10. 前記演算部に対し、さらに、
    前記テンプレートリストから選択された前記テンプレートに対応する印字内容を形成するための印字データを前記印刷装置に送信する送信手順
    を実行させることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載のテンプレート処理プログラム。
  11. 前記演算部に対し、さらに、
    前記表示部に表示された前記テンプレートに対する編集操作を受け付ける編集操作受付手順と、
    前記編集操作受付手順で受け付けた前記編集操作を反映した編集画像を、前記表示部に表示された前記テンプレートとは別に記憶する記憶手順と、
    を実行させることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載のテンプレート処理プログラム。
  12. 前記記憶手順では、
    前記編集操作受付手順で受け付けた前記編集操作を反映した前記編集画像は、前記表示部に表示された前記テンプレートが保存されたフォルダと異なる別のフォルダへと保存される
    ことを特徴とする請求項11記載のテンプレート処理プログラム。
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