JP2023037148A - 間仕切壁構造及びクリップ - Google Patents

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Yukihisa Takaishi
耕平 柳原
Kohei Yanagihara
貴浩 金井
Takahiro Kanai
達也 斎藤
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Abstract

【課題】間仕切壁の強度を確保し、かつ上下のランナとスタッドとによって区画される空間を幅方向に広く確保する。【解決手段】本開示は、建築物の間仕切壁構造であって、間仕切壁の幅方向に延びる上下のランナと、上下のランナ間で上下方向に延びる間柱4と、間柱4に取り付けられるクリップ30と、を備え、間柱4は、上下方向に延びる1対のスタッド8,8を有し、1対のスタッド8,8は、板状のウェブ9と1対のフランジ10a,10bとを有し、互いのウェブ9同士を接触させた背中合わせ状態で起立し、クリップ30は、1対のスタッド8,8の一側のフランジ10b,10bの表面に沿って幅方向に延びる中板部31と、中間部31の幅方向の両端部に設けられて1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの先端部11を係止する1対の係止部32,32とを有し、1対のスタッド8,8を背中合わせ状態に保持する。【選択図】図3

Description

本開示は、間仕切壁構造及びクリップに関する。
特許文献1には、軽量鉄骨間仕切り壁が記載されている。この軽量鉄骨間仕切り壁は、上階側(床スラブ)及び下階側(床スラブ)に固定された上部ランナー及び下部ランナーと、上部ランナー及び下部ランナーに上端部及び下端部が挿入されたスタッドと、スタッドに固定された石膏ボードと、それらで囲まれた中空部に充填されたグラスウールとを備える。
特許第5585997号公報
特許文献1に記載の軽量鉄骨間仕切り壁のように、上下のランナと、上下のランナ間で起立する複数のスタッドとを備える間仕切壁では、その高さ方向の長さが長くなるほどスタッドの数を増やすなどして、間仕切壁の強度を確保する必要がある。しかし、スタッドの数を増やすとスタッドの間隔(間仕切壁の幅方向の距離)が狭くなってしまい、上下のランナとスタッドとによって区画される空間が幅方向に狭くなってしまう可能性がある。例えば、仕切壁の断熱材を上下のランナとスタッドとによって区画される空間に設置する場合には、スタッドの間隔が幅方向に狭くなると、断熱材を入れる作業が煩雑になってしまう可能性がある。
そこで、本開示は、間仕切壁の強度を確保することができ、かつ上下のランナとスタッドとによって区画される空間を幅方向に広く確保することが可能な間仕切壁構造及びクリップの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、建築物の間仕切壁構造であって、上下に互いに離間する位置に配置されて、上下方向と交叉する幅方向に延びる上下のランナと、前記上下のランナ間で上下方向に延びて前記上下のランナに支持される間柱と、前記間柱に取り付けられるクリップと、を備え、前記間柱は、上下方向に延びる1対のスタッドを有し、前記1対のスタッドは、前記幅方向と交叉する板状のウェブと、前記ウェブの両端から曲折する1対のフランジとを有する断面C状にそれぞれ形成され、互いの前記ウェブ同士を接触させた背中合わせ状態で起立し、前記クリップは、前記1対のスタッドの互いに隣接する一側のフランジの表面に沿って前記幅方向に延びる中間部と、前記中間部の前記幅方向の両側の端部に設けられて前記1対のスタッドの前記一側のフランジの先端部を係止する1対の係止部とを有し、前記1対のスタッドを前記背中合わせ状態に保持する。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の間仕切壁構造であって、前記間柱に固定されるボードと、前記上下のランナ間に配置される断熱材と、を備え、前記間柱は、互いに前記幅方向に離間するように、上下のランナ間に複数設けられ、前記ボードは、前記複数の間柱に跨って固定され、前記断熱材は、前記ボードの裏面に固定される。
本発明の第3の態様は、ウェブと前記ウェブの両端から起立する1対のフランジとをそれぞれ有する所定方向に延びる1対のスタッドを、互いの前記ウェブ同士を接触させた背中合わせ状態に保持するためのクリップであって、前記背中合わせ状態の前記1対のスタッドの隣接する一側のフランジの表面に沿って、前記所定方向と交叉する方向に延びる中間部と、前記中間部の両端部に設けられて、前記背中合わせ状態の前記1対のスタッドの前記一側のフランジの先端部を係止する1対の係止部と、を備える。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様のクリップであって、前記中間部は、前記背中合わせ状態の前記1対のスタッドの前記一側のフランジの表面に対向する板状に形成される。
本開示によれば、間仕切壁の強度を確保することができ、かつ上下のランナとスタッドとによって区画される空間を幅方向に広く確保することができる。
本発明の一実施形態に係る間仕切壁の概略正面図である。 図1のII-II矢視断面図である。 間柱の裏面側に取り付けられたクリップの斜視図である。 クリップの斜視図である。 間柱に対するクリップの取り付け説明図であって、(a)は、一方のみを係止した状態を、(b)は両方を係止して取り付けたクリップ取付状態をそれぞれ示す。 間仕切壁の変形例を示す断面図である。 クリップの変形例を示す斜視図であって、間柱の裏面側に取り付けられた状態を示す。 クリップの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、UPは上方を、LFは間仕切壁1の幅方向の左側を、FRは間仕切壁1の壁厚方向の正面側(手前側)をそれぞれ示す。また、以下の説明において、左右方向は間仕切壁を正面から視た状態での左右方向を意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係る間仕切壁1の概略正面図である。図2は、図1のII-II矢視断面図である。図3は、間柱の裏面側に取り付けられたクリップの斜視図である。なお、図1では、石膏ボード6の一部のみを図示している。また、図1では、断熱材7の図示を省略している。
図1に示すように、本実施形態に係る間仕切壁構造は、建築物の内部空間を仕切るための間仕切壁1の構造に適用される。
間仕切壁1は、上下のランナ3a,3bと、上下のランナ3a,3b間で起立する複数の間柱4と、間柱4に取り付けられるクリップ30(図2参照)と、振れ止め部材5と、間柱4に固定される石膏ボード(ボード)6と、断熱材7(図2参照)とを備える。
上下のランナ3a,3bは、軽鉄(軽量鉄骨材)を断面C状の溝型に形成した長尺の部材であって、建築物の上下の躯体2a,2b(例えば、天井スラブ2a及び床スラブ2b)に固定されて、間仕切壁1の幅方向(図1における左右方向)に延びる。上下のランナ3a,3bは、間仕切壁1の上下の端部で間仕切壁1の幅方向(以下、単に「幅方向」という。)に延び、間仕切壁1の横方向(幅方向)の骨組みとして機能する。上側のランナ3aは、溝(図示省略)を下方へ開放した状態で、上側の躯体2aの下面に固定されて、上側の躯体2aの下面に沿って幅方向に延びる。下側のランナ3bは、溝(図示省略)を上方へ開放した状態で、下側の躯体2bの上面に固定されて、下側の躯体2bの上面に沿って幅方向に延びる。本実施形態では、上下のランナ3a,3bは、互いに略平行に配置される。なお、上下のランナ3a,3bは、間仕切壁1の幅方向に延びていればよく、互いに略平行でなくてもよい。
図1~図3に示すように、複数の間柱4は、上下のランナ3a,3b間で上下方向(所定方向)に延び、間仕切壁1の縦方向(上下方向)の骨組みとして機能する。複数の間柱4の上端部は、上側のランナ3aの溝に挿入され、上側のランナ3aに固定される。複数の間柱4の下端部は、下側のランナ3bの溝に挿入され、下側のランナ3bに固定される。
図2及び図3に示すように、間柱4は、軽鉄(軽量鉄骨材)を断面C状の溝型に形成した上下方向に長尺の2本のスタッド8,8によって構成される。すなわち、間柱4は、上下方向に延びる1対のスタッド8,8を有する。スタッド8は、幅方向と交叉する状態で上下方向に延びる板状のウェブ9と、ウェブ9の両端(壁厚方向(間仕切壁1の厚さ方向)の両端)から曲折する板状の1対のフランジ10a,10bとを一体的に有する。ウェブ9には、振れ止め部材5の挿通を許容する複数の開口(図示省略)が上下に互いに離間した位置に設けられる。1対のフランジ10a,10bは、間仕切壁1の正面側(壁厚方向の他側)のフランジ10a、及び間仕切壁1の裏面側(壁厚方向の一側)のフランジ10bであって、壁厚方向と交叉する。1対のフランジ10a,10bの先端部11は、スタッド8の内側(溝側)に略U状に折り返される。スタッド8の壁厚方向の長さ(一方のフランジ10aの表面と他方のフランジ10bの表面との距離)は、上下のランナ3a,3bの溝の壁厚方向の長さよりも僅かに短く設定される。間柱4は、1対のスタッド8,8のウェブ9同士を接触させた背中合わせ状態で起立する。間柱4の上端部は、上側のランナ3aの溝に挿入されて上側のランナ3aに支持される。間柱4の下端部は、下側のランナ3bの溝に挿入されて下側のランナ3bに支持される。
図4は、クリップ30の斜視図である。図5は、間柱4に対するクリップ30の取り付け説明図であって、(a)は、一方のみを係止した状態を、(b)は両方を係止して取り付けたクリップ取付状態をそれぞれ示す。
図3~図5に示すように、クリップ30は、間柱4に取り付けられて、間柱4の1対のスタッド8,8を背中合わせ状態に保持するための部材であって、軽鉄(軽量鉄骨材)を曲折して形成される。本実施形態では、クリップ30は、間柱4の1対のスタッド8,8の裏面側の互いに隣接するフランジ10b,10bに取り付けられる。なお、以下の説明において、クリップ30に関する方向は、クリップ30を間柱4に取り付けたクリップ取付状態(図3及び図5(b)参照)での方向を示す。
クリップ30は、1対のスタッド8,8の裏面側のフランジ10b,10bの表面に沿って幅方向に延びる中板部(中間部)31と、中板部31の幅方向の両端部から起立する1対の係止部32,32とを備える。クリップ30は、一枚の板状部材を曲折して形成される。
クリップ30の中板部31は、壁厚方向と交叉する板状に形成され、幅方向(上下方向(所定方向)と交叉する方向)に延びる。中板部31は、クリップ取付状態で1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの表面に当接した状態でフランジ10b,10bの表面に沿って幅方向に延び、フランジ10b,10bの表面に対向する。中板部31の幅方向の長さL1は、背中合わせ状態の1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの幅方向の長さL2よりも僅かに長く設定される。
クリップ30の1対の係止部32,32は、1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの先端部11を係止する部分であって、中板部31の幅方向の両端縁から起立する。1対の係止部32,32のうち幅方向の一方の係止部32は、幅方向の一方のスタッド8のフランジ10bの先端部11を係止し、幅方向の他方の係止部32は、幅方向の他方のスタッド8のフランジ10bの先端部11を係止する。1対の係止部32,32の先端側(中板部31から離間する方向の先端側)には、互いに近接する方向(クリップ30の幅方向の内側)へ突出する爪部33が形成される。爪部33は、クリップ30の幅方向の内側へ突出する状態で上下方向に延びるビード状に形成される。1対の係止部32,32は、クリップ取付状態で、1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの先端部11に対して幅方向の外側から当接し、フランジ10b,10bに対する幅方向へのクリップ30の移動を規制する。爪部33は、クリップ取付状態で、略U状に折り返されたフランジ10bの先端部11を係止し、1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bに対する壁厚方向の一側へのクリップ30の移動を規制する。
クリップ30を、間柱4に取り付ける際には、先ず、図5(a)に示すように、クリップ30の幅方向の一方の係止部32の爪部33を、一方のスタッド8のフランジ10bの先端部11に係止する。次に、一方のスタッド8に係止したクリップ30の一方の係止部32側を軸としてクリップ30の他方側をスタッド8のフランジ10bに向かって傾動させて、クリップ30の他方の係止部32の爪部33を、他方のスタッド8のフランジ10bの先端部11に係止する(図5(b)参照)。クリップ取付状態では、間柱4の背中合わせ状態の1対のスタッド8,8の互いに離間する方向への相対的な移動が、クリップ30によって規制される。なお、クリップ30は、複数の間柱4のそれぞれに、少なくとも1つ取り付けられる。
図1及び図2に示すように、振れ止め部材5は、複数の間柱4を連結する部材であって、スタッド8のウェブ9に設けられる開口(図示省略)を挿通した状態で、スタッド8に対してスペーサ金具(図示省略)によって取り付けられる。本実施形態では、振れ止め部材5は、軽鉄(軽量鉄骨材)によって断面C状の溝型に形成される。なお、振れ止め部材5の形状は、断面C状の溝型に限定されるものではない。
石膏ボード6は、矩形状のボードであって、上下のランナ3a,3b及び複数の間柱4のスタッド8に対して取り付けられる。本実施形態では、石膏ボード6は、上下のランナ3a,3b及び複数の間柱4のスタッド8に固定される下地用のボード12と、下地用のボード12の表面側に固定される仕上げ用のボード13とを有し、間仕切壁1の正面側に設けられる。下地用のボード12は、複数枚の石膏ボード6によって構成され、上下のランナ3a,3b及び複数の間柱4のスタッド8に対してビス15等によって固定される。下地用のボード12は、複数の間柱4に跨って、スタッド8の正面側のフランジ10aの表面に対してビス15等によって固定される。図2には、下地用のボード12が、間柱4の1対のスタッド8,8のうち、一方のスタッド8のフランジ10bにビス15によって固定された状態が図示されている。仕上げ用のボード13は、複数枚の石膏ボード6によって構成され、下地用のボード12の表面に対してステープル及び接着剤等によって固定される。なお、仕上げ用のボード13の表面に、クロス材を接着してもよいし、あるいは仕上げの塗料等を塗布してもよい。
断熱材7は、間仕切壁1の断熱性を向上させるための部材であって、上下のランナ3a,3bと複数の間柱4のスタッド8とによって区画される複数の空間14(以下、「壁内空間14」という。)に配置される。本実施形態では、断熱材7は、繊維系断熱材であるグラスウール(ガラス繊維製)によって形成される。断熱材7は、壁内空間14に配置され、石膏ボード6(本実施形態では、下地用のボード12)の裏面に固定される。なお、本実施形態では、断熱材7を、グラスウール製としたが、断熱材7はこれに限定されるものではなく、例えば、ロックウール製であってもよいし、あるいは、発泡プラスチックによって形成されたボードであってもよい。
上記のように構成された間仕切壁1では、クリップ30によって1対のスタッド8,8を背中合わせ状態に保持して1つの間柱4を形成する。このため、例えば、間仕切壁1の高さ方向の長さが長い場合など、間仕切壁1の強度を確保するために、多くのスタッド8が必要になる場合であっても、スタッド8の間隔を均等に配置する場合とは異なり、壁内空間14を幅方向に広く確保することができる。このため、間仕切壁1の強度を確保することができ、かつ上下のランナ3a,3bとスタッド8とによって区画される壁内空間14を幅方向に広く確保することができる。
また、クリップ30は、1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの表面に沿って幅方向に延びる中板部31と、中板部31の幅方向の両端部から起立する1対の係止部32,32とを備える。クリップ30の1対の係止部32,32は、間柱4の背中合わせ状態の1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの先端部11を係止する。このため、クリップ取付状態で間柱4の背中合わせ状態の1対のスタッド8,8の互いに離間する方向への相対的な移動を、クリップ30によって規制することができる。このように、クリップ30によって1対のスタッド8,8を背中合わせ状態に保持することができるので、間仕切壁1への荷重の入力時に1対のスタッド8,8を離間させることなく、1対のスタッド8,8を一体化して強度確保のために機能させることができる。
したがって、本実施形態によれば、間仕切壁1の強度を確保することができ、かつ上下のランナ3a,3bとスタッド8とによって区画される壁内空間14を幅方向に広く確保することができる。
また、図2に示すように、本実施形態では、石膏ボード6を、間柱4の1対のスタッド8,8のうちの一方のスタッド8のフランジ10bにビス15によって固定している。このように、石膏ボード6を間柱4の一方のスタッド8に対して固定し、他方のスタッド8に固定しない場合であっても、間柱4の1対のスタッド8,8の互いに離間する方向への相対的な移動を、クリップ30によって規制することができる。
また、クリップ30の中板部31は、壁厚方向と交叉する板状に形成され、クリップ取付状態で1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの表面に当接した状態でフランジ10b,10bの表面に対向する。このため、スタッド8,8のフランジ10b,10bに対するクリップ30の突出量を抑えることができるので、間仕切壁1の裏面側に石膏ボード6を設ける場合であっても、石膏ボード6へのクリップ30の干渉を抑えることができる。
また、断熱材7を、石膏ボード6(本実施形態では、下地用のボード12)の裏面に固定するので、例えば、石膏ボード6を間仕切壁1の正面側に固定した後、石膏ボード6を間仕切壁1の裏面側から壁内空間14に配置して、正面側の石膏ボード6の裏面に対して接着剤等によって容易に固定することができる。
また、間柱4は、1対のスタッド8,8を背中合わせ状態に保持して形成するので、例えば、1対のスタッド8,8の溝の開口側を互いに対向させて矩形筒状に形成する場合とは異なり、1対のスタッド8,8の溝内側に断熱材7を挿入することができるので、ヒートブリッジの発生を抑えることができる。
なお、本実施形態では、上下のランナ3a,3bを建築物の上下の躯体2a,2bに固定したが、これに限定されるものではなく、上下のランナ3a,3bを上下の躯体2a,2b以外の箇所に固定してもよい。
また、本実施形態では、上下のランナ3a,3b、スタッド8、及びクリップ30を、軽量鉄骨材によって形成したが、これに限定されるものではなく、他の金属材料(例えば、ステンレス、アルミニウム等)で形成してもよい。
また、本実施形態では、石膏ボード6を、間仕切壁1の正面側に設け、裏面側には設けなかったが、石膏ボード6を、間仕切壁1の壁厚方向の両面側に設けてもよい。
また、本実施形態では、石膏ボード6を2重の石膏ボード6(下地用のボード12及び仕上げ用のボード13)としたが、これに限定されるものではなく、1重、又は3重以上の石膏ボード6であってもよい。
また、本実施形態では、間柱4に石膏ボード(ボード)6を固定したが、間柱4に固定するボードは、石膏ボード6に限定されるものではなく、例えば、合板(ボード)であってもよい。
また、本実施形態では、石膏ボード6を、間柱4の1対のスタッド8,8のうちの一方のスタッド8のフランジ10bにビス15によって固定したが、間柱4の双方のスタッド8,8のフランジ10b,10bにビス15によって固定してもよい。
また、本実施形態では、間仕切壁1に石膏ボード6を設けたが、石膏ボード6を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、間仕切壁1に断熱材7を設けたが、断熱材7を設けなくてもよい。
図6は、間仕切壁1の変形例を示す断面図である。
また、図6に示すように、間柱4の1対のスタッド8,8を、クリップ30によって背中合わせ状態に保持するとともに、1対のスタッド8,8のウェブ9同士を、ビス51によって互いに固定してもよい。高さ方向におけるビス51の固定ピッチ(間隔)は、間仕切壁1の高さが6mまでは、1200mm以下の間隔に設定され、間仕切壁1の高さが6m~7mの場合は、600mm以下の間隔に設定される。ウェブ9同士を固定する各高さ位置には、壁厚方向に離間する2本のビス51が設けられる。これにより、1対のスタッド8,8同士の上下方向の相対的なズレを防止することができるので、1対のスタッド8,8を強固に一体化して間仕切壁1の強度確保のために機能させることができる。また、1対のスタッド8,8の互いに離間する方向への相対的な移動(開き)を、クリップ30に加えて、ビス51によっても規制することができるので、1対のスタッド8,8を強固に一体化して間仕切壁1の強度確保のために機能させることができる。したがって、地震等の振動時の間仕切壁1の耐震性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、クリップ30の中板部(中間部)31を板状に形成したが、中間部の形状は、これに限定されるものではない。例えば、間柱4のうち石膏ボード6を固定しない面に取り付けるクリップ30の場合には、クリップ30の中間部の形状は、スタッド8,8のフランジ10b,10b側から突出する形状であってもよい。
また、クリップ30の形状は、上記に限定されるものではなく、背中合わせ状態の1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの先端部11を係止可能であれば、他の形状であってもよい。
図7は、クリップ40の変形例を示す斜視図であって、間柱4の裏面側に取り付けられた状態を示す。図8は、クリップ40の変形例を示す斜視図である。
例えば、図7及び図8に示すように、クリップ40は、間柱4に取り付けられて、間柱4の1対のスタッド8,8を背中合わせ状態に保持するための部材であって、軽鉄(軽量鉄骨材)を曲折して形成される。なお、以下の説明において、クリップ40に関する方向は、クリップ40を間柱4に取り付けたクリップ取付状態(図7参照)での方向を示す。
クリップ40は、1対のスタッド8,8の裏面側の互いに隣接するフランジ10b,10bの表面に沿って幅方向に延びる上下1対の中板部(中間部)41,41と、中板部41,41の幅方向の両端部から起立する1対の係止部42,42とを備える。
クリップ40の中板部41,41は、壁厚方向と交叉する板状に形成され、互いに上下に離間した位置で幅方向(上下方向(所定方向)と交叉する方向)に延び、1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの表面に対向する。
クリップ40の1対の係止部42,42は、1対のスタッド8,8のフランジ10b,10bの先端部11を係止する部分であって、中板部41,41の幅方向の両端部から起立する。1対の係止部42,42の幅方向の一方の係止部42は、幅方向の一方のスタッド8のフランジ10bの先端部11を係止し、幅方向の他方の係止部42は、幅方向の他方のスタッド8のフランジ10bの先端部11を係止する。なお、1対の係止部42,42は、クリップ40の幅方向の両側に対称的に設けられ、略同様の構成を有するため、以下では、一方について説明し、他方の説明を省略する。
係止部42は、上下の中板部41,41から起立する1対の脚部43,43と、1対の脚部43,43の先端(中板部41,41から離間する方向の端)同士を連結する連結部44と、1対の脚部43,43の先端部から突出する爪部45とを有する。1対の脚部43,43は、上下方向と交叉する板状に形成され、上下の中板部41,41の幅方向の端部の上端縁部及び下端縁部から起立(本実施形態では、壁厚方向の他側へ向かって起立)する。連結部44は、壁厚方向と交叉する板状に形成されて上下方向に延び、1対の脚部43,43の先端同士を連結する。爪部45は、板状の1対の脚部43,43のそれぞれに設けられる。爪部45は、クリップ40の幅方向の内側へ向かって突出する。爪部45は、クリップ取付状態で、略U状に折り返されたフランジ10bの先端部11を係止し、スタッド8のフランジ10bに対する壁厚方向の一側へのクリップ40の移動を規制する。
1対の係止部42,42の脚部43は、クリップ取付状態で、スタッド8,8のフランジ10b,10bの先端部11に対して幅方向の外側から当接し、フランジ10b,10bに対する幅方向へのクリップ40の移動を規制する。
上記のように構成されたクリップ40では、上下1対の中板部(中間部)41,41を有する。すなわち、上下の中板部41,41の間には、空間46が設けられるので、軽量化することができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1:間仕切壁
3a,3b:上下のランナ
4:間柱
6:石膏ボード(ボード)
7:断熱材
8:スタッド
9:ウェブ
10a,10b:1対のフランジ
11:フランジの先端部
30,40:クリップ
31,41:中板部(中間部)
32,42:1対の係止部

Claims (4)

  1. 建築物の間仕切壁構造であって、
    上下に互いに離間する位置に配置されて、上下方向と交叉する幅方向に延びる上下のランナと、
    前記上下のランナ間で上下方向に延びて前記上下のランナに支持される間柱と、
    前記間柱に取り付けられるクリップと、を備え、
    前記間柱は、上下方向に延びる1対のスタッドを有し、
    前記1対のスタッドは、前記幅方向と交叉する板状のウェブと、前記ウェブの両端から曲折する1対のフランジとを有する断面C状にそれぞれ形成され、互いの前記ウェブ同士を接触させた背中合わせ状態で起立し、
    前記クリップは、前記1対のスタッドの互いに隣接する一側のフランジの表面に沿って前記幅方向に延びる中間部と、前記中間部の前記幅方向の両側の端部に設けられて前記1対のスタッドの前記一側のフランジの先端部を係止する1対の係止部とを有し、前記1対のスタッドを前記背中合わせ状態に保持する
    ことを特徴とする間仕切壁構造。
  2. 前記間柱に固定されるボードと、
    前記上下のランナ間に配置される断熱材と、を備え、
    前記間柱は、互いに前記幅方向に離間するように、上下のランナ間に複数設けられ、
    前記ボードは、前記複数の間柱に跨って固定され、
    前記断熱材は、前記ボードの裏面に固定される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の間仕切壁構造。
  3. ウェブと前記ウェブの両端から起立する1対のフランジとをそれぞれ有する所定方向に延びる1対のスタッドを、互いの前記ウェブ同士を接触させた背中合わせ状態に保持するためのクリップであって、
    前記背中合わせ状態の前記1対のスタッドの隣接する一側のフランジの表面に沿って、前記所定方向と交叉する方向に延びる中間部と、
    前記中間部の両端部に設けられて、前記背中合わせ状態の前記1対のスタッドの前記一側のフランジの先端部を係止する1対の係止部と、を備えるクリップ。
  4. 前記中間部は、前記背中合わせ状態の前記1対のスタッドの前記一側のフランジの表面に対向する板状に形成される、請求項3に記載のクリップ。
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