JP2023035581A

JP2023035581A - モータ

Info

Publication number: JP2023035581A
Application number: JP2021142551A
Authority: JP
Inventors: 恵太田中; Keita Tanaka
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2021-09-01
Filing date: 2021-09-01
Publication date: 2023-03-13

Abstract

【課題】モータ内において端子を端子台に配置する際に、治具を用いることなく、端子の位置決めをすることが可能なモータを提供する。【解決手段】モータ１は、ステータ２と、複数の端子３と、複数の端子３が配置された端子台４とを含む。端子台４は、複数の端子３が個別に収容される複数の収容部４２を備える。複数の収容部４２は、それぞれ複数の端子３が電気的に接続される複数の電気接続部４１が配置される。複数の収容部４２はそれぞれ、対応する電気接続部４１を支持する支持部４３と、ステータ２の遠位側に位置し、支持部４３に隣接する第１の案内壁４４と、支持部４３及び第１の案内壁４４に隣接する２つの案内壁４５，４６で画定される。これらの案内壁４４～４６は、端子３を収容部４２に収容する際に、端子３の底面３１を電気接続部４１に向かって誘導する傾斜面４４１を有する。【選択図】図２

Description

本発明は、端子及び当該端子が配置される端子台を有するモータに関する。

従来、電気自動車やハイブリッド車等の車両においてモータが利用されている。このようなモータの一例として、特許文献１が開示する回転電機は、端子台に設けられたボルト締結用孔と整合するボルト貫通孔と、ボルト締結用孔及びボルト貫通孔を整合させるための治具挿入孔とを有するコイル端子を含む。

特開２０１３－１４３８５４号公報

しかしながら、特許文献１が開示する回転電機は、端子台のボルト締結用孔と、コイル端子のボルト貫通孔との位置を合わせるために、コイル端子に治具挿入孔を設け、治具を用いてコイル端子の位置を補正しなければならないという課題があった。

本発明は、このような課題を解決するためのものであり、モータ内において端子を端子台に配置する際に、治具を用いることなく、端子の位置決めをすることが可能なモータを提供することを目的とする。

本発明の一態様に係るモータは、
複数の導線を有するステータと、
複数の導線のそれぞれに接続された複数の端子と、
複数の端子が配置された端子台とを含み、
端子台は、複数の端子が個別に収容された複数の収容部を備えており、
複数の収容部はそれぞれ、複数の端子が電気的に接続された複数の電気接続部が配置されており、
複数の収容部はそれぞれ、対応する電気接続部を支持する支持部と、ステータの遠位側に位置し支持部に隣接する第１の案内壁と、支持部及び第１の案内壁に隣接する２つの案内壁で画定され、
案内壁は、端子を収容部に収容する際に、端子の底面を電気接続部に向かって誘導する傾斜面を有する。

本発明により、モータ内において端子を端子台に配置する際に、治具を用いることなく、端子の位置決めをすることが可能なモータを提供することができる。

本発明の一実施形態に係るモータの概略を示す分解斜視図である。本発明の一実施形態に係る複数の端子及び端子台の詳細を示す図である。本発明の一実施形態に係るステータをケース内に収容する様子を示す概略的な垂直断面図である。本発明の一実施形態に係る端子を端子台の収容部に収容する様子を示す図である。

以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図１は、本発明の一実施形態に係るモータ１の概略を示す分解斜視図である。モータ１は、ステータ２と、複数の端子３と、端子台４と、ケース５とを含む。ステータ２、複数の端子３及び端子台４は、ケース５内に収容される。

ステータ２は、ロータ（図示せず）が内部に配置され、ロータを回転させる。ステータ２は、複数の導線２１を有しており、これらの導線２１内を電気が流れる。

複数の端子３は、複数の導線２１のそれぞれが接続される。複数の端子３は、それぞれが端子台４に収容される。複数の端子３は、ボルト７によって端子台４に固定される。

端子台４には、複数の端子３のそれぞれと電気的に接続される複数の電気接続部（図示せず）が配置される。バッテリ（図示せず）からモータ１に供給された電力は、複数の電気接続部４１、複数の端子３、及び複数の導線２１を介して、ステータ２に供給される。また、ロータの回転によって発生した回生電力は、ステータ２、複数の導線２１、複数の端子３、及び複数の電気接続部を介して、バッテリに供給される。

図２は、本発明の一実施形態に係る複数の端子３及び端子台４の詳細を示す図である。図２に示すように、端子台４は、複数の端子３が個別に収容される複数の収容部４２を備える。複数の収容部４２は、それぞれ支持部４３と、案内壁４４と、案内壁４５，４６で画定される。なお、図２は、説明のため、端子３が収容された収容部４２と、端子３が収容されていない収容部４２の双方を示す。

支持部４３は、支持部４３に対応する電気接続部４１を支持する。図２に示す例では、支持部４３は、上方から見たときにＵ字型となる形状を有する。なお、支持部４３は、他の任意の形状とすることができる。

案内壁４４は、ステータ２の遠位側に位置し、支持部４３に隣接する壁である。案内壁４４は、第１の案内壁に相当する。案内壁４４は、傾斜面を有する。この傾斜面は、複数の端子３を、対応する収容部４２に配置する際に、端子３の底面３１を支持部４３に向かって誘導する。

案内壁４５，４６は、支持部４３及び案内壁４４に隣接する壁である。案内壁４５，４６は互いに対向する。案内壁４５，４６は、それぞれ傾斜面を有する。これらの傾斜面は、複数の端子３を、対応する収容部４２に配置する際に、端子３の底面３１を支持部４３に向かって誘導する。

端子台４には、固定部６０が配置される。固定部６０は、貫通孔を有する。また、端子３及び電気接続部４１も、それぞれ貫通孔を有する。端子３が電気接続部４１の接続面４１０に配置された状態で、各貫通孔にボルトを挿入して締結することにより、端子３、電気接続部４１及び固定部６０を互いに固定することができる。

図３は、本発明の一実施形態に係るステータ２をケース５内に収容する様子を示す概略的な垂直断面図である。図３に示すように、ステータ２は、クランプ８によって支持され、端子３が端子台４に配置されるように、ケース５の上方からケース５内に収容される。

図４は、本発明の一実施形態に係る端子３を端子台４の収容部４２に収容する様子を示す図である。まず、ステータ２の遠位側に位置する、端子３の底面３１の端部３２が、案内壁４４の傾斜面４４１に接触するように、端子３を端子台４の収容部４２に向かって移動させる。端子３の端部３２が案内壁４４の傾斜面４４１に接触すると、傾斜面４４１が、端子３の底面３１を電気接続部４１に向かって誘導する。このとき、端子３は、傾斜面４４１によってステータ２の近位方向に滑動する。これにより、端子３がステータ２の遠位方向に引っ張られることがなく、端子３と導線２１の接続部分が破損することがない。そして、端子３の底面３１が電気接続部４１の接続面４１０と接触し、電気的に接続される。

また、案内壁４５の傾斜面も、端子３の底面３１を電気接続部４１に向かって誘導することができる。この場合、案内壁４５側に位置する端子３の底面３１の他の端部が、案内壁４５の傾斜面に接触し、この傾斜面が、端子３の底面３１を電気接続部４１に向かって誘導する。このとき、端子３は、案内壁４５の傾斜面によって案内壁４６側に滑動する。そして、端子３の底面３１が電気接続部４１の接続面４１０と接触し、電気的に接続される。

さらに、案内壁４６の傾斜面も、端子３の底面３１を電気接続部４１に向かって誘導することができる。この場合、案内壁４６側に位置する端子３の底面３１の他の端部が、案内壁４６の傾斜面に接触し、この傾斜面が、端子３の底面３１を電気接続部４１に向かって誘導する。このとき、端子３は、案内壁４６の傾斜面によって案内壁４５側に滑動する。そして、端子３の底面３１が電気接続部４１の接続面４１０と接触し、電気的に接続される。

なお、端子３を端子台４の収容部４２に収容する場合、案内壁４４の傾斜面４４１、案内壁４５の傾斜面及び案内壁４６の傾斜面のうちの１つ又は２つが、端子３の底面３１の端部に接触し、端子３の底面３１を電気接続部４１に向かって誘導する。

図４に示すように、端子３、電気接続部４１及び固定部６０は、それぞれ貫通孔を有する。収容部４２の案内壁４４，４５，４６は、端子３の貫通孔の中心位置Ｃと、電気接続部４１の貫通孔の中心位置Ｃと、固定部６０の貫通孔の中心位置Ｃが実質的に一致するように構成される。

上述した実施形態では、端子台４が、複数の端子３が個別に収容される複数の収容部４２を備える。複数の収容部４２は、それぞれ複数の端子３が電気的に接続される複数の電気接続部４１が配置される。複数の収容部４２はそれぞれ、対応する電気接続部４１を支持する支持部４３と、ステータ２の遠位側に位置し支持部４３に隣接する案内壁４４と、支持部４３及び案内壁４４に隣接する２つの案内壁４５，４６で画定される。これらの案内壁４４～４６は、端子３を収容部４２に収容する際に、端子３の底面３１を電気接続部４１に向かって誘導する傾斜面４４１を有する。

この構成を採用することにより、端子３を収容部４２に収容する際に、端子３の底面３１が電気接続部４１と接触するように、端子３が案内壁４４～４６によって誘導される。そのため、モータ１内において端子３を端子台４に配置する際に、治具を用いることなく、端子３の位置決めをすることができる。

また、治具を用いて端子３の位置を補正するための治具挿入孔を端子３に設ける必要がなく、端子３を小型化することができる。その結果、端子台４を小型化でき、これらを含むモータ１を小型化することができる。

本発明は、上述した実施形態に限られたものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。

１モータ
２ステータ
３端子
４端子台
５ケース
２１導線
３１底面
３２端部
４１電気接続部
４１０接続面
４２収容部
４３支持部
４４案内壁
４４１傾斜面
４５案内壁
４６案内壁
６０固定部
７ボルト
８クランプ
Ｃ中心位置

Claims

複数の導線を有するステータと、
前記複数の導線のそれぞれに接続された複数の端子と、
前記複数の端子が配置された端子台と
を含むモータであって、
前記端子台は、前記複数の端子が個別に収容された複数の収容部を備えており、
前記複数の収容部はそれぞれ、前記複数の端子が電気的に接続された複数の電気接続部が配置されており、
前記複数の収容部はそれぞれ、対応する前記電気接続部を支持する支持部と、前記ステータの遠位側に位置し、前記支持部に隣接する第１の案内壁と、前記支持部及び前記第１の案内壁に隣接する２つの案内壁で画定され、
前記案内壁は、前記端子を前記収容部に収容する際に、前記端子の底面を前記電気接続部に向かって誘導する傾斜面を有する、
モータ。