JP2023035303A - シートの回転装置 - Google Patents

シートの回転装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023035303A
JP2023035303A JP2021142055A JP2021142055A JP2023035303A JP 2023035303 A JP2023035303 A JP 2023035303A JP 2021142055 A JP2021142055 A JP 2021142055A JP 2021142055 A JP2021142055 A JP 2021142055A JP 2023035303 A JP2023035303 A JP 2023035303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
plate
link
rotation
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021142055A
Other languages
English (en)
Inventor
良碩 伊原
Yoshihiro Ihara
裕之 天野
Hiroyuki Amano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ihara Kogyo KK
Original Assignee
Ihara Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ihara Kogyo KK filed Critical Ihara Kogyo KK
Priority to JP2021142055A priority Critical patent/JP2023035303A/ja
Publication of JP2023035303A publication Critical patent/JP2023035303A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 座席の横や後ろにある干渉物と干渉するリスクを減らし、車内環境に依存せずに独立してシート回転が可能な汎用性の高いシートの回転装置を提供する。【解決手段】 車両に支持される台座プレート3と、当該台座プレート3にリンク機構4を介して連結された中間プレート5と、当該中間プレート5に支持されて中間プレート5に対して第1の回転軸53周りに摺動回転可能なシート支持プレート7とを備えたシートの回転装置1であって、前記リンク機構4は、シート支持プレート7を台座プレート3に対して上方に引き離すとともに第1の回転軸53を車幅方向に沿って外側へ移動するように構成されているシートの回転装置1である。【選択図】 図1

Description

本発明は、シートの回転装置に関するものである。
従来ワンボックス車、ステーションワゴン、軽ワゴン、ミニバン車等のワゴン車のシートを180度回転して後列シートの人と向かい合えるようにする回転対座シートが知られている(特許文献1,特許文献2、特許文献3)。
回転機構自体は、シートに固定したプレートを車両に固定した下部プレートに対して同軸周りに回転可能とし、シートが車両前方を向いている位置と車両後方を向いている位置の両方において両プレートの相対回転を規制可能な仕組みとしている点では共通している。
例えば、特許文献1や特許文献2では、回転規制手段として、係止歯とロック部材を用い、特許文献3では、ラッチの爪部を下枠のフランジホルダと上枠のフランジ部の係止孔に嵌合させる方式を採用している。
ただシートの180度回転を実現するには、車内外に存在する干渉物との取り合いが重要となる。特に最前列シートを180度回転して2列目シートと対面させるためには、車体側面のピラーや運転席と助手席との間に設けられたコンソールボックス等の構造物が干渉し回転の妨げとなるからである。そこで、回転に先立ち、座面を跳ね上げて干渉を回避すること(特許文献4、特許文献5)が提案されている。
近年キャンピングカー需要の高まりとともに、車内をくつろげる空間に変える回転対座シートについても再び関心が集まっている。
最前列シートの180度回転をより簡便に実現する方法として、ロアプレートに対しミドルプレートを上方向に移動すると共に車幅方向内側へ移動する方式が提案されている(特許文献6)。
特開昭58-128933号公報 実開平1―89238号公報 実公平5-36号公報 特開昭61-202940号公報 特開昭63-242744号公報 特開2016-94034号公報
しかしながら、特に商用ワゴン車をキャンピングカーに転用する場合、運転席と助手席との間隔が小さいモデルほどコンソールボックスの最上部の位置が高くなる傾向にあることから、特許文献6の方式のように車幅方向内側に移動しようとすると却って回転の妨げになる。したがって、コンソールボックスの高さに合わせて座席の台座を高くするか、コンソールボックスをダッシュボード近くまで延伸した最上部の位置が比較的低いカスタム品に換装するか、または実質的にデッドスペースにする想定とせざるを得ない。
また回転したい座席の後列に荷物が置いてある場合は、荷物が邪魔になって回転が妨げられることがあるうえ、軽ワゴンでは干渉物となる隣席や後列席の背もたれを前に倒さないと回転できない等の不都合がある。
上記現状に鑑み、本発明は、座席の横や後ろにある干渉物と干渉するリスクを減らし、車内環境に依存せずに独立してシート回転が可能な汎用性の高いシートの回転装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の1つの側面は、車両に支持される台座プレートと、当該台座プレートにリンク機構を介して連結された中間プレートと、当該中間プレートに支持されて中間プレートに対して第1の回転軸周りに摺動回転可能なシート支持プレートとを備えたシートの回転装置であって、上記リンク機構は、シート支持プレートを台座プレートに対して上方に引き離すとともに第1の回転軸を車幅方向外側へ移動するように構成されているシートの回転装置である。斯かる構成であると、座席の横や後ろにある干渉物と干渉するリスクを減らし、車内環境に依存せずに独立してシート回転が可能な汎用性の高いシートの回転装置になる。
上記シートの回転装置は、中間プレートが、第1の回転軸を挟んで正対する位置にピンを上に向けた一対のプランジャを備え、シート支持プレートの下面は、シート支持プレートが第1の回転軸周りに180度回転する度に、前記一対のプランジャのピンが嵌入する位置に嵌入孔を有することが好ましい。斯かる構成であると、シート支持プレートが中間プレートに対して平面視で180度回転する度に中間プレートのピンが嵌入孔に嵌入し、嵌入孔からピンを離脱させるには若干の抵抗が働くので、使用者が180度回転したことを感得することができる。またシート支持プレートの高さを押し下げて台座プレートと一体化する際に精巧なロック機構を使用する場合も、ロック機構の位置合わせの精度を向上させることができる。
上記シートの回転装置は、台座プレートの上面に第1のリンク回転軸受、中間プレートの下面に第2のリンク回転軸受、および、第1のリンク回転軸受と第2のリンク回転軸受に連結したリンク部材を備え、台座プレートは、第1のリンク回転軸受に比べて車幅方向に沿って外側において、支持部または支持部材を有し、第1のリンク回転軸受と支持部または支持部材の上端との直線距離は、リンク部材の長さよりも短いことが好ましい。斯かる構成であれば、リンク部材が台座プレートの支持部の上端または台座プレート上の支持部材の上端にもたれかかることで荷重が支えられ、シート支持プレートが車幅方向に沿ってそれ以上外側に移動することがないので、複雑な支持機構を作ることなく、持ち上がった姿勢を安定的に保持できる。
上記シートの回転装置は、台座プレートが、車両の前後方向に沿って配置されたガイドレールに摺動可能に支持されていることが好ましい。従来車種によってはシート回転時に車体側面にあるピラー等の干渉が生じうるところ、あらかじめ台座シートを前方にスライドしておけば車体側面との干渉のリスクまで減らすことができる。
本発明によれば、座席の横や後ろにある干渉物と干渉するリスクを減らし、車内環境に依存せずに独立してシート回転が可能な汎用性の高いシートの回転装置が得られる。
本発明に係るシートの回転装置の第1の実施形態。 シート支持プレートの(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図。 台座プレートの(a)平面図、(b)正面図。 中間プレートの(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図。 連結プレートの(a)平面図と(b)正面図。 軸受けプレート(a)平面図と(b)正面図。 (a)リンク板が垂直壁部の上端にもたれかかった状態、(b)第1リンク板の斜視図。 (c)第2リンク板を台座プレートに取り付けた斜視図。(d)第1リンク板の斜視図。
以下では、本明細書で使用する「用語」について定義する。
本明細書において「車幅方向に沿って外側」とは、運転席・助手席の別を問わず、ドアやドアピラーに近い側をいう。
本明細書において「車幅方向に沿って内側」とは、車幅方向に沿って外側とは反対側をいう。車幅方向に沿って内側は、隣席やコンソールボックスに近い側を指すことがある。
本明細書において「相対移動」は、相対変位を意味し、相対変位には、相対回転のほか、相対的に距離や位置が変化することが含まれる。第1の回転軸周りの摺動回転は、相対回転に含まれる。
本明細書において「回転軌跡面」は、中間プレートに対して摺動回転するプレートが掃引する領域を意味する。
本明細書において「平面視」は、シートの回転装置の回転軸に沿った方向から視ることを意味する。
以下では、本発明を実施するための形態について以下に適宜図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示す本発明に係るシートの回転装置1の第1の実施形態は、車両に支持される台座プレート3と、台座プレート3にリンク機構4を介して連結された中間プレート5と、中間プレート5を上下から挟みこんだ状態で一体化し、中間プレート5に対して摺動回転可能な軸受けプレート6およびシート支持プレート7とを備える。
図2に示すシート支持プレート7は、平面視で概ね正方形で、中央に円形開口部があり、円形開口部の周囲の同一円周上に皿ネジを収容可能な窪み付きねじ孔11が6箇所等間隔に設けられた底面部12、底面部12の左右側辺を起点として車幅方向に沿って内側および外側に向かって同じ傾斜角で斜め上方に延びる傾斜部14、傾斜部14の上端縁からシートを車幅方向に沿って左右両側で支持する面を有するフランジ部16、および、フランジ部16の左右端縁から下垂する下垂板18からなる。底面部12の下面において、中間プレート5または軸受けプレートの回転軌跡と重ならない領域には、嵌入孔17が形成されている。下垂板18は、後述する直動カム駆動機構のロックピンを収容可能なロック孔19を有している。
図3に示す台座プレート3は、平面視で概ね正方形の底部22、底部22の車幅方向に沿って外側の側縁から垂直に立ち上がる垂直壁部24、垂直壁部上端25から車幅方向に沿って外側に延びる外側フランジ部26、底部の車幅方向に沿って内側の側縁から斜め上方に延びる傾斜部28、および、傾斜部28の上端縁から車幅方向に沿って内側に延びる内側フランジ部30からなる。
外側フランジ部26および内側フランジ部30の各々の上面には、シート支持プレート7のロック孔19に進入するとシート支持プレート7と一体化するロックピン21、ロックピン21をロック孔19から一時的に退避させてシート支持プレート7と一体化した状態から解放するための直動カム駆動機構23、および、シート支持プレート7に一体化した状態でシート支持プレート7との離間距離を保持するためのゴム台座付き支持ばね27が設けられている。
直動カム駆動機構23は、外側フランジ部26および内側フランジ部30に固定された支点31を中心に回転可能な解除レバー32、車両前後方向に沿って所定の間隔を置いて2箇所に車幅方向内向きに屈曲させた屈曲部33を有し、屈曲部33の頂部に踊り場35を有する原動節34、一端にガイドローラ37を有し他端に図示しないバネを介してロックピン21が固定されるとともにガイドローラとロックピンとの間に原動節34を挿入可能な溝を有する従動節36、原動節34の一端と解除レバー32の支点31に近い一端とをジョイントとして回転可能に連結するリンク38を備える。
外側フランジ部26および内側フランジ部30の下面には、車両の前後方向に沿って延びる図示しないスライダが固定されており、スライダは、シートを前後移動するために車幅方向に間隔を開けて左右に2本、各々車両の前後方向に沿って配置されたガイドレールに挿入されてガイドレール内を摺動可能に支持されている。
底部22の上面には、車幅方向に沿って外側の垂直壁部24との境界付近に、車両の前後方向に沿って所定の間隔を開けて同軸上に配置された一対の第1リンク回転軸受41、第1リンク回転軸受41に比べて車幅方向に沿ってより内側において車両の前後方向に沿って所定の間隔を開けて同軸上に配置された一対の第2リンク回転軸受43、および、車幅方向に沿って第1リンク回転軸受41と第2リンク回転軸受43との間の位置に配置されたばね掛け軸45を備える。
図4に示す中間プレート5は、軸受けプレート6およびシート支持プレート7の相対的な摺動回転を許容する軸受孔51を有する。
中間プレート5は、軸受けプレート6の回転軌跡面と重なる軸受孔の周辺領域には下方突出突起52が、シート支持プレート7の回転軌跡面と重なる軸受孔51の周辺領域には上方突出突起54が、回転軸53を中心とする同一円周上に60度間隔でそれぞれ6箇所形成されている。本実施形態における下方突出突起52と上方突出突起54は、シートが車両前後方向を向いているとき、平面視で30度ずれた位置に形成している。
中間プレート5は、軸受けプレート6の回転軌跡面に交差する位置であって下方突出突起52が存在する円周の外側にストッパ56を備えている。
中間プレート5には、シートが車両前後方向に向いているときにシート支持プレート7に形成された嵌入孔17と平面視で重なり合う位置に、下面からピン57を上向きにしてプランジャ58が貫通しており、下面においてナット59で固定されている。
中間プレート5の下面には、軸受けプレート6が摺動回転する際に描く回転軌跡面と重なる軸受孔51の周辺領域の外側において、車両の前後方向に沿って所定の間隔を開けて同軸上に配置された一対の第3リンク回転軸受61、第3リンク回転軸受61に比べて車幅方向に沿ってより外側において車両の前後方向に沿って所定の間隔を開けて同軸上に配置された一対の第4リンク回転軸受63、および、車幅方向に沿って第3リンク回転軸受61と第4リンク回転軸受63との間の位置に配置されたばね用ポスト62を備えている。ここで、第3リンク回転軸受61と第4リンク回転軸受63との直線距離は、第1リンク回転軸受41と第2リンク回転軸受43との直線距離に等しくなるような配置としている。
図1および図7に示すように、台座プレート3と中間プレート5とは、台座プレート3上の第1リンク回転軸受41に挿入される第1リンク回転軸73と中間プレート5下面の第3リンク回転軸受61に挿入される第3リンク回転軸75とを備えた第1リンク板71、および、台座プレート3上の第2リンク回転軸受43に挿入される第2リンク回転軸74と中間プレート5下面の第4リンク回転軸受63に挿入される第4リンク回転軸76とを備えた第2リンク板72で構成される4節のリンク機構4を介して連結している。第1リンク板71における第1リンク回転軸73と第3リンク回転軸75との直線距離は、第2リンク板72における第2リンク回転軸74と第4リンク回転軸76との直線距離に等しくなる。第1リンク回転軸受41と垂直壁部24の上端25との直線距離は、第1リンク回転軸73と第3リンク回転軸75との間の直線距離、すなわちリンク板の長さよりも短くなっている。
台座プレート3上のばね掛け軸45と中間プレート5下面のばね用ポスト62との間には、補助ばね77の両端が懸架されている。補助ばね77は、図1に示す状態で自然長になる程度の規格のものを採用しており、この自然長は、リンク板の長さよりも短くなっている。
図5に示す連結プレート8は、中間プレート5の軸受孔51に収容されている。連結プレート8は、軸受孔51の大きさの外径を有する円環状のプレートであり、プレートを貫通する6つの貫通孔81が同一円周上に60度間隔で形成されており、プレートの内側の円形開口83の直径は、シート支持プレートの円形開口13の直径と等しい。円形開口83の開口には図示しないシートヒーターの電源コードが通され、車両からシートに電力を供給可能になっている。
図6に示す軸受けプレート6は、外径の異なる半円(第1半円径>第2半円径)が中心を共有して組み合わさった構造を有しており、いずれの半円も中間プレート5の軸受孔51より大きな外径を有し、連結プレート8の外径より小さな円形開口93を有する。
また軸受けプレート6には、連結プレート8を貫通する6つの貫通孔83と同一径の円周上に、同じく6つの貫通孔91が60度間隔で形成されている。
軸受けプレート6は、中間プレート5の下面から軸受孔51に宛がわれて、中間プレート5の軸受孔51に収容される連結プレート8および中間プレート5の上面に接するシート支持プレート7と一体化し、窪み付きねじ孔11、軸受けプレート6の貫通孔91および連結プレート8の貫通孔81に挿入された皿ねじによって6箇所で固定されている。
以上の構成に基づき、本実施形態におけるシートの回転方法について説明する。
まず、通常運転時には、シート支持プレート7のロック孔19に台座プレート3のフランジ部16に設置されたロックピン21が挿入されて相対移動が規制された状態にある。この状態で、リンク板71,72の長さより自然長が短い補助ばね77は、自然長に比べて伸長している。
ここで運転席を2列目と対座にしたい場合、運転席のドアを開け、台座プレート3の下面についたスライダのロック機構を解除したうえでガイドレールに沿ってシート全体を前方に動かす。次いで、背もたれを前傾させる。
次に運転席の後ろにある左右2本の解除レバー32を引っ張ると、従動節36のガイドローラ37は、原動節34の直動に従って、車幅方向内向きの屈曲部33を徐々に上りながらロックピン21をロック孔19から退避させる方向に動かす。ガイドローラ37が屈曲部33の踊り場35に到達すると、そこで一時的に安定な解除状態となるとともに、ロックピン21はロック孔19から抜け、シート支持プレート7は台座プレート3の拘束から開放される。このときゴム台座付き支持ばね27と補助ばね77とは協働して、中間プレート5を台座プレート3から車幅方向に沿って外側かつ上方に押し上げる力を生じさせる一方、解除レバー32から手を離すと、ロックピン21に働くバネの力でガイドローラ37は踊り場35から屈曲部33に沿って逆戻りする。そのまま補助ばね77の復元力を借りつつ、シートを車幅方向に沿って外側かつ上方に持ち上げると、シートの水平姿勢を保ちながら、第1リンク板71および第2リンク板72が第1リンク回転軸73、第2リンク回転軸74を中心に回転を始め、第1リンク板71が台座プレート3の垂直壁部24の上端25に当接したところで止まる(図1)。
この状態で、運転席に対して時計回りに水平回転力を付与すると、中間プレート5のプランジャ58のピン57がシート支持プレート7の下面の嵌入孔17から脱して回転をはじめる。その間、プランジャ58のピン57および上方突出突起54はシート支持プレート7の下面に押し当てられた状態、下方突出突起52は軸受けプレート6の上面に押し当てられた状態で、連結プレート8、軸受けプレート6とともに回転する。
180度回転したところで、中間プレート5上のストッパ56に軸受けプレート6が当接するとともに、プランジャ58のピン57がシート支持プレート7の嵌入孔17に再度はまり込む。これによって運転席が後列と対座関係になる。
次に車幅方向に沿って内側に押しながらリンク板71,72を元に戻し、ゴム台座付き支持ばね27と補助ばね77の復元力に抗して座面を押し下げると、ロックピン21はシート支持プレート7の下垂板18の裏面を摺り動きながらロック孔19にはまり込む。
最後に、スライダによって運転席に着座しやすい位置に前後調整して背もたれを戻し、運転席の後列座席との対座が完了する。
運転席を車両前方向に向けるときは、シートの逆回転をすればよい。
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、また、上記実施形態に説明される構成のすべてが本発明の必須要件であるとは限らない。本発明は、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当該技術的範囲に属する限り種々の改変等の形態を採り得る。例えば、本実施形態では、軸受孔は、シートヒーターの電源コード等のシートと車両との電気的接続経路を兼ねるような円形の孔としたが、別途電気的接続経路を確保するのであれば、シートの前後回転に必要な180度回転を許容する円弧状の溝としてもよい。また、中間プレート5の両面に形成する上方突出突起54と下方突出突起52の位置は、平面視で必ずしも同一円周上にある必要はなく、回転軌跡面がプランジャ58やばね用ポスト62と干渉しない限りで上方突出突起54を回転軸から離してもよい。シート支持プレート7の円形開口部13を中間プレート5の軸受孔51に入るスリーブ状に変形し、軸受孔51に入れてからスリーブの開口端にフランジができるように押し広げることで、連結プレート8や軸受けプレート6を廃止することもできる。台座プレート3の垂直壁部24については、第1リンク板71が当接可能である限り、壁部は必ずしも垂直でなくてよく、シート支持プレート7の荷重をリンク板と共に支える別個の支持部材を用いてもよい。
本発明のシートの回転装置と回転を規制または解除する機構は、運転席と助手席との間に大型のコンソールボックスが存在する商用ワゴン車内での商談のための使用やキャンピングカーにおける需要を喚起することから産業上の利用可能性は大である。
1 シートの回転装置
3 台座プレート
4 リンク機構
5 中間プレート
6 軸受けプレート
7 シート支持プレート
8 連結プレート
11 窪み付きねじ孔
12 底面部
13、83、93 円形開口
14 傾斜部
16 フランジ部
17 嵌入孔
18 下垂板
19 ロック孔
21 ロックピン
22 底部
23 直動カム駆動機構
24 垂直壁部
25 垂直壁部上端
26 外側フランジ
27 ゴム台座付き支持ばね
28 傾斜部
30 内側フランジ部
31 支点
32 解除レバー
33 屈曲部
34 原動節
35 踊り場
36 従動節
37 ガイドローラ
38 リンク
41 第1リンク回転軸受
43 第2リンク回転軸受
45 ばね掛け軸
51 軸受孔
52 下方突出突起
53 回転軸
54 上方突出突起
56 ストッパ
57 ピン
58 プランジャ
59 ナット
61 第3リンク回転軸受
62 ばね用ポスト
63 第4リンク回転軸受
71 第1リンク板
72 第2リンク板
73 第1リンク回転軸
74 第2リンク回転軸
75 第3リンク回転軸
76 第4リンク回転軸
77 補助ばね
81、91 貫通孔

Claims (4)

  1. 車両に支持される台座プレートと、当該台座プレートにリンク機構を介して連結された中間プレートと、当該中間プレートに支持されて中間プレートに対して第1の回転軸周りに摺動回転可能なシート支持プレートとを備えたシートの回転装置であって、
    前記リンク機構は、シート支持プレートを台座プレートに対して上方に引き離すとともに第1の回転軸を車幅方向に沿って外側へ移動するように構成されているシートの回転装置。
  2. 中間プレートが、第1の回転軸を挟んで正対する位置にピンを上に向けた一対のプランジャを備え、シート支持プレートの下面は、シート支持プレートが第1の回転軸周りに180度回転する度に、前記一対のプランジャのピンが嵌入する位置に嵌入孔を有する請求項1に記載のシートの回転装置。
  3. 台座プレートの上面に第1のリンク回転軸受、中間プレートの下面に第2のリンク回転軸受、および、第1のリンク回転軸受と第2のリンク回転軸受に連結したリンク部材を備え、
    台座プレートは、第1のリンク回転軸受に比べて車幅方向に沿って外側において、支持部または支持部材を有し、
    第1のリンク回転軸受と支持部または支持部材の上端との直線距離は、リンク部材の長さよりも短い請求項1に記載のシートの回転装置。
  4. 台座プレートが、車両の前後方向に沿って配置されたガイドレールに摺動可能に支持されている請求項1に記載のシートの回転装置。

JP2021142055A 2021-09-01 2021-09-01 シートの回転装置 Pending JP2023035303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021142055A JP2023035303A (ja) 2021-09-01 2021-09-01 シートの回転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021142055A JP2023035303A (ja) 2021-09-01 2021-09-01 シートの回転装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023035303A true JP2023035303A (ja) 2023-03-13

Family

ID=85503973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021142055A Pending JP2023035303A (ja) 2021-09-01 2021-09-01 シートの回転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023035303A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5390401B2 (ja) 自動車用シートのヘッドレスト取付構造
JP5422943B2 (ja) 車両用シート装置
CN102673430B (zh) 用于车辆的座椅
KR101428389B1 (ko) Mpv 차량의 헤드레스트 장치
CN109383342B (zh) 汽车的扶手箱高度调节装置
KR20190053448A (ko) 자동차의 전동식 슬라이딩 콘솔
WO2023024477A1 (zh) 座椅电动头枕和车辆座椅
CN103057442B (zh) 一种可前后互换的移动折叠座椅
JP6317177B2 (ja) 車両用スライドレールの組立方法及び車両用スライドレールの組立装置
KR101518644B1 (ko) 차량용 암레스트 록킹장치
US10518680B2 (en) Stowable headrest assembly
KR101987030B1 (ko) 자동차의 전동식 슬라이딩 콘솔
US20180251055A1 (en) Vehicle headrest
JP2023035303A (ja) シートの回転装置
EP0221544B1 (en) Adjustable-height swivel seat for vehicle
JP3977515B2 (ja) シートのテーブル構造
KR101628753B1 (ko) 암레스트를 가지는 자동차용 시트
KR101033493B1 (ko) 헤드레스트 폴딩장치
CN111204262B (zh) 配置有易进入系统的汽车座椅
JP5918833B1 (ja) 座席回転装置
US20230091146A1 (en) Seat position adjusting device for vehicle
JP2021088248A (ja) 車両用回転シート装置
JP2009149134A (ja) シート・フレーム
US20230202401A1 (en) Seat assembly
US10988059B2 (en) Seat for vehicle