JP2023035122A - 水栓装置 - Google Patents

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基紀 小林
Motoki Kobayasi
正実 辻田
Masami Tsujita
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Abstract

【課題】水栓装置において、センサによる検知対象の検知結果に応じて、複数の吐水モードによる吐水、および止水を実行すること。【解決手段】実施形態に係る水栓装置は、導電性のスパウト本体部と、スパウト本体部に設けられ、洗浄水を吐水する吐水部と、吐水部付近の所定の検知範囲内における検知対象を検知する第1センサと、スパウト本体部を電極として、検知対象を検知する静電式の第2センサと、第1センサによって第1所定時間継続して検知対象を検知すると吐水を開始する第1吐水モードと、第2センサによって第2所定時間継続して検知対象を検知すると吐水を開始する第2吐水モードとを実行可能な制御装置とを備える。制御装置は、吐水部から洗浄水が吐水されていない止水状態において、第1センサによって検知対象が検知されている間、第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、水栓装置に関する。
従来、センサによる検知対象の検知結果に応じて、水道水を吐水、および止水する水栓装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-248474号公報
しかし、上記する水栓装置では、複数の吐水モードを有する場合に、センサによる検知対象の検知結果に応じて、複数の吐水モードによる吐水、および止水を実行することができない。
実施形態の一態様は、センサによる検知対象の検知結果に応じて、複数の吐水モードによる吐水、および止水を実行する水栓装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る水栓装置は、導電性のスパウト本体部と、前記スパウト本体部に設けられ、洗浄水を吐水する吐水部と、前記吐水部付近の所定の検知範囲内における検知対象を検知する第1センサと、前記スパウト本体部を電極として、検知対象を検知する静電式の第2センサと、前記第1センサによって第1所定時間継続して検知対象を検知すると吐水を開始する第1吐水モードと、前記第2センサによって第2所定時間継続して検知対象を検知すると吐水を開始する第2吐水モードとを実行可能な制御装置とを備える。前記制御装置は、前記吐水部から洗浄水が吐水されていない止水状態において、前記第1センサによって検知対象が検知されている間、前記第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する。
これにより、水栓装置は、第1センサ、および第2センサによる検知対象の検知結果に基づいて、第1吐水モード、および第2吐水モードによる吐水を実行することができる。水栓装置は、第1センサによって検知対象が検知されている場合に、第2吐水モードによる吐水を禁止することで、第1吐水モードによる吐水を優先して行うことができる。また、水栓装置は、第2センサにおいて導電性のスパウト本体部を電極として用いることによって、既存の構成を用いつつ、第2吐水モードによる吐水を実行することができる。
また、前記制御装置は、前記第1吐水モードによる吐水開始後、前記第1吐水モードによる吐水が終了するまで、前記第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する。
これにより、水栓装置は、第1吐水モードによって吐水している場合に、第2吐水モードによって吐水することを防止することができる。そのため、例えば、水栓装置は、使用者が水道水によって手を洗っている途中に、除菌水を更に吐水することを防止することができる。
また、前記第1センサは、光電センサであり、前記スパウト本体部の下面に透過窓を備える。前記透過窓は、前記吐水部よりも前記スパウト本体部の先端側に設けられる。
これにより、水栓装置は、スパウト本体部の先端側からスパウト本体部の下方に差し出された検知対象を第1センサによって早期に検知することができる。そのため、水栓装置1は、検知対象がスパウト本体部の先端側から下方に差し出された場合に、第1吐水モードによる吐水を確実に実行することができる。
また、前記第2所定時間は、前記第1所定時間よりも長い。
これにより、水栓装置は、第1吐水モードによる吐水を、第2吐水モードによる吐水よりも優先的に行うことができる。例えば、水性装置は、第1センサと第2センサとによって同時に検知対象の検知を開始した場合に、第1吐水モードによる吐水を第2吐水モードによる吐水よりも優先的に行うことができる。
実施形態の一態様によれば、センサによる検知対象の検知結果に応じて、複数の吐水モードによる吐水、および止水を実行することができる。
図1は、実施形態に係る水栓装置を説明する模式図である。 図2は、実施形態に係る水道水の吐水処理を説明するフローチャートである。 図3は、実施形態に係る除菌水の吐水処理を説明するフローチャートである。 図4は、実施形態に係る第1センサ、および第2センサの検知対象の検知状態と、第1バルブ、および第2バルブの開閉状態を示すタイムチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する水栓装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。以下では、鉛直方向を下向きとする上下方向を規定し説明する。
<水栓装置の構成>
実施形態に係る水栓装置1について、図1を参照し説明する。図1は、実施形態に係る水栓装置1を説明する模式図である。図1では、水栓装置1のスパウト本体部2が断面で示される。
水栓装置1は、例えば、洗面台などの基部100に取り付けられ、検知対象を検知すると、洗浄水を吐水、および止水する。すなわち、水栓装置1は、自動で吐水、および止水する自動水栓である。
検知対象は、人体を含む。検知対象は、使用者の手を含む。検知対象は、洗浄対象物を含む。洗浄対象物は、例えば、歯ブラシや、コップを含む。
洗浄水は、原水を含む。洗浄水は、改質水を含んでもよい。原水は、例えば、水道水である。改質水は、除菌水、浄水、またはアルカリイオン水である。除菌水、およびアルカリイオン水は、例えば、水道水が電気分解されて生成される。浄水は、例えば、水道水がフィルターを通されることで生成される。以下では、原水として水道水、および改質水として除菌水が用いられる一例について説明する。
水栓装置1は、スパウト本体部2(第2センサ6)と、第1通水部3と、第2通水部4と、第1センサ5と、制御装置7と、吐水部10とを備える。
スパウト本体部2は、導電性の部材で構成される。スパウト本体部2は、金属製である。スパウト本体部2は、導電性のカーボンや、導電性のプラスチックなどであってもよい。吐水部10は、第1吐水キャップ11と、第2吐水キャップ12とを備える。
スパウト本体部2は、例えば、洗面台などの基部100に取り付けられる。スパウト本体部2は、例えば、略L字状である。スパウト本体部2は、略J字状であってもよく、直線状であってもよい。スパウト本体部2は、一部に非導電性の部材を含んでもよい。
第1吐水キャップ11は、スパウト本体部2の先端側に設けられる。第1吐水キャップ11は、第1通水部3を介して供給される水道水を吐出する。第1吐水キャップ11は、下方、または斜め下方に向けて水道水を吐出するように設けられる。
第2吐水キャップ12は、例えば、第1吐水キャップ11よりも基部100側に設けられる。なお、第2吐水キャップ12は、スパウト本体部2の先端側に設けられてもよく、第1吐水キャップ11に近接して設けられてもよい。第2吐水キャップ12は、第2通水部4を介して供給される除菌水を吐出する。第2吐水キャップ12は、斜め下方、また下方に向けて除菌水を吐出するように設けられる。
第1吐水キャップ11、および第2吐水キャップ12は、例えば、金属製である。第1吐水キャップ11、および第2吐水キャップ12は、スパウト本体部2と電気的に接続されない。例えば、第1吐水キャップ11、および第2吐水キャップ12と、スパウト本体部2との間には、空隙が設けられる。空隙は、水栓装置1のサイズやデザインを考慮し設けられる。第1吐水キャップ11、および第2吐水キャップ12は、絶縁体である樹脂などのプラスチックなどで構成されてもよい。
第1通水部3は、第1供給管20と、第1バルブ21とを含む。第1供給管20の一端は、水道水の供給源に接続される。第1供給管20の他端は、第1吐水キャップ11に接続される。第1供給管20の一部は、スパウト本体部2に収容される。
第1バルブ21は、第1供給管20に設けられる。第1バルブ21は、電磁バルブであり、アクチュエータを含む。アクチュエータは、モータなどを含む。第1バルブ21は、アクチュエータによって開閉される。第1バルブ21は、制御装置7から送信される信号に基づいてアクチュエータが動作することで開閉される。第1バルブ21が開くと、第1吐水キャップ11から水道水が吐水される。第1バルブ21が閉じると、水道水が止水される。
第2通水部4は、第2供給管25と、第2バルブ26とを含む。第2供給管25の一端は、除菌水の供給源に接続される。第2供給管25の他端は、第2吐水キャップ12に接続される。第2供給管25の一部は、スパウト本体部2に収容される。
第2バルブ26は、第2供給管25に設けられる。第2バルブ26は、電磁バルブであり、アクチュエータを含む。第2バルブ26は、アクチュエータによって開閉される。第2バルブ26は、制御装置7から送信される信号に基づいてアクチュエータが動作することで開閉される。第2バルブ26が開くと、第2吐水キャップ12から除菌水が吐水される。第2バルブ26が閉じると、除菌水が止水される。
第1センサ5は、第1吐水キャップ付近の所定の検知範囲内における検知対象の有無を検知する。所定の検知範囲は、予め設定された範囲であり、第1吐水キャップ11の下方側を含む範囲である。
第1センサ5は、例えば、第1吐水キャップ11よりもスパウト本体部2の先端側に設けられる。第1センサ5は、第1吐水キャップ11の近傍に設けられる。第1センサ5は、第1吐水キャップ11に隣接して設けられる。第1センサ5は、例えば、光電センサである。例えば、第1センサ5は、検出光を投光し、検知対象から反射した検出光の反射光を受光することによって、検知対象の有無を検知する。第1センサ5において光を透過させる透過窓5aは、第1吐水キャップ11よりもスパウト本体部2の先端側に設けられる。透過窓5aは、例えば、スパウト本体部2の下面に設けられる。
第2センサ6は、第1センサ5よりも広範囲の検知範囲内において検知対象の有無を検知する。第2センサ6は、スパウト本体部2を電極とする静電センサである。スパウト本体部2(第2センサ6)は、接続部6aを介して制御装置7に接続される。
スパウト本体部2(第2センサ6)にて検知対象を検知した検知信号を制御装置7へ電送する接続部6aの長さを極力短くすることで、接続部6a(例えばハーネス)から侵入するノイズを抑制し、検知信号への影響を抑制することができる。
スパウト本体部2(第2センサ6)に検知対象が近づくと、静電容量が変化する。スパウト本体部2(第2センサ6)は、静電容量の変化量に応じて、検知対象の有無を検知する。例えば、静電容量は、スパウト本体部2(第2センサ6)に検知対象が近づくと大きくなる。
第2センサ6は、スパウト本体部2を電極とするため、スパウト本体部2(第2センサ6)の上方、およびスパウト本体部2(第2センサ6)の側方を含むスパウト本体部2(第2センサ6)の周囲に検知範囲を有する。
制御装置7は、たとえばコンピュータであり、制御部7aと記憶部7bとを備える。
記憶部7bには、水栓装置1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。記憶部7bは、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子等の記憶装置によって実現される。
制御部7aは、記憶部7bに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって水栓装置1の動作を制御する。なお、プログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、記憶媒体から制御装置7の記憶部7bにインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク、メモリカードなどがある。
制御装置7は、第1吐水モードと、第2吐水モードとを実行可能である。
第1吐水モードは、第1センサ5による検知結果に応じて第1吐水キャップ11からの水道水の吐水、および止水を切り替えるモードである。
制御装置7は、第1センサ5による検知対象の第1検知条件を満たし、かつ除菌水が吐水されていない場合に、第1バルブ21を開くための信号を生成し、生成した信号を第1バルブ21に送信する。制御装置7は、第1センサ5によって検知対象が連続して検知された第1継続時間(検知時間)が、第1所定継続時間(第1検知時間)以上になると、第1検知条件を満たすと判定し、検知対象の検知を確定させる。第1所定継続時間は、予め設定された時間である。
そして、制御装置7は、検知対象の検知が確定し、除菌水が吐水されていない場合に、第1バルブ21を開くための信号を生成する。これによって、アクチュエータによって第1バルブ21が開き、水道水が第1吐水キャップ11から吐水される。
第2吐水モードは、第2センサ6による検知結果に応じて第2吐水キャップ12からの除菌水の吐水を行うモードである。
制御装置7は、第2センサ6による検知対象の第2検知条件を満たし、かつ水道水が吐水されていない場合、第2バルブ26を開くための信号を生成し、生成した信号を第2バルブ26に送信する。また、制御装置7は、第2センサ6による検知対象の第2検知条件を満たし、かつ第1センサ5によって検知対象が検知されていない場合に、第2バルブ26を開くための信号を生成し、生成した信号を第2バルブ26に送信する。
制御装置7は、第2センサ6によって検知対象が連続して検知された第2継続時間(検知時間)が、第2所定継続時間(第2検知時間)以上になると、第2検知条件を満たすと判定し、検知対象の検知を確定させる。第2所定継続時間は、予め設定された時間である。第2所定継続時間は、第1所定継続時間よりも長い。
そして、制御装置7は、検知対象の検知が確定し、水道水が吐水されていない場合、または検知対象の検知が確定し、第1センサ5によって検知対象が検知されていない場合に、第2バルブ26を開くための信号を生成する。これによって、アクチュエータによって第2バルブ26が開き、除菌水が第2吐水キャップ12から吐水される。
制御装置7は、水道水、および除菌水が吐水されていない止水状態において、第1センサ5によって検知対象が検出されている間、第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する。例えば、第1センサ5よりも先に第2センサ6によって検知対象が検知され、第1センサ5によって検知対象が検知されて第1継続時間が第1所定継続時間未満であり、かつ第2センサ6による第2継続時間が第2所定継続時間以上になった場合であっても、制御装置7は、第2吐水モードによる除菌水の吐水を行わない。
制御装置7は、第1吐水モードによる吐水開始後、第1吐水モードによる吐水が終了するまで、第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する。すなわち、制御装置7は、水道水の吐水が開始されると、第2継続時間が第2所定継続時間以上であっても、水道水が止水されるまで、除菌水の吐水を行わない。
なお、制御装置7は、水道水が止水され、かつ第2継続時間が第2所定継続時間以上である場合には、除菌水の吐水を開始する。
制御装置7は、第2センサ6による検知結果に応じて除菌水を吐水した状態で、第1センサ5によって検知対象が検知された場合には、水道水の吐水を行わない。
<第1モードによる吐水処理>
次に、実施形態に係る第1モードにおける水道水の吐水処理について図2を参照し説明する。図2は、実施形態に係る水道水の吐水処理を説明するフローチャートである。なお、第1バルブ21は閉じており、水道水は吐水されていないものとする。
制御装置7は、第1検知条件を満たすか否かを判定する(S100)。具体的には、制御装置7は、第1センサ5によって検知対象が連続して検知された第1継続時間が、第1所定継続時間以上であるか否かを判定する。
制御装置7は、第1検知条件を満たさない場合(S100:No)、今回の処理を終了する。なお、制御装置7は、第1センサ5によって検知対象が検知されていない場合には、第1検知条件を満たさないと判定する。
制御装置7は、第1検知条件を満たす場合(S100:Yes)、除菌水を吐水しているか否かを判定する(S101)。
制御装置7は、除菌水を吐水している場合(S101:Yes)、今回の処理を終了する。すなわち、制御装置7は、除菌水を吐水している場合には、第1検知条件を満たす場合であっても、水道水の吐水を行わない。
制御装置7は、除菌水を吐水していない場合(S101:No)、水道水の吐水を開始する(S102)。
<第2モードによる吐水処理>
次に、実施形態に係る第2モードにおける除菌水の吐水処理について図3を参照し説明する。図3は、実施形態に係る除菌水の吐水処理を説明するフローチャートである。なお、第2バルブ26は閉じており、除菌水は吐水されていないものとする。
制御装置7は、第2検知条件を満たすか否かを判定する(S200)。具体的には、制御装置7は、第2センサ6によって検知対象が連続して検知された第2継続時間が、第2所定継続時間以上であるか否かを判定する。
制御装置7は、第2検知条件を満たさない場合(S200:No)、今回の処理を終了する。なお、制御装置7は、第2センサ6によって検知対象が検知されていない場合には、第2検知条件を満たさないと判定する。
制御装置7は、第2検知条件を満たす場合(S200:Yes)、第1センサ5によって検知対象が検知されているか否かを判定する(S201)。
制御装置7は、第1センサ5によって検知対象が検知されていない場合(S201:No)、水道水が吐水されているか否かを判定する(S202)。第1センサ5によって検知対象が検知されていない場合であっても、検知対象の非検知を確定させるまで、水道水は吐水される。そのため、制御装置7は、水道水が吐水されているか否かを判定する。
制御装置7は、第1センサ5によって検知対象が検知されている場合(S201:Yes)、第2吐出モードによる除菌水の吐水を禁止する(S203)。制御装置7は、第2検知条件を満たす場合であっても、第1センサ5によって検知対象が検知されている場合、第2吐出モードによる除菌水の吐水を禁止する。
制御装置7は、水道水を吐水している場合(S202:Yes)、第2吐出モードによる除菌水の吐水を禁止する(S203)。制御装置7は、第2検知条件を満たす場合であっても、水道水が吐水されている場合、第2吐出モードによる除菌水の吐水を禁止する。
制御装置7は、水道水を吐水していない場合(S202:No)、除菌水を吐水する(S204)。
<吐水の説明>
次に、実施形態に係る第1センサ5、および第2センサ6の検知対象の検知状態と、第1バルブ21、および第2バルブ26の開閉状態について、図4を参照し説明する。図4は、実施形態に係る第1センサ5、および第2センサ6の検知対象の検知状態と、第1バルブ21、および第2バルブ26の開閉状態を示すタイムチャートである。
検知対象がスパウト本体部2(第2センサ6)に近づけられ、時間t0において第2センサ6によって検知対象が検知される。これにより、第2継続時間の計測が開始される。なお、検知対象は、第1センサ5によって検知されていない。
時間t1において、第1センサ5によって検知対象が検知される。これにより、第1継続時間の計測が開始される。
時間t2において、第2継続時間が第2所定継続時間になると、第2センサ6による検知対象の検知が確定される。しかし、第1センサ5によって検知対象が検知されているため、第2バルブ26は閉じた状態に維持され、除菌水は吐水されない。
時間t3において、第1継続時間が第1所定継続時間になると、第1センサ5による検知対象の検知が確定される。そのため、第1バルブ21が開かれて、水道水が吐水される。水道水が吐水されるため、第2バルブ26は閉じた状態に維持され、除菌水は吐水されない。
<効果>
水栓装置1は、スパウト本体部2と、第1吐水キャップ11と、第1センサ5と、第2センサ6と、制御装置7とを備える。スパウト本体部2は、導電性である。第1吐水キャップ11は、スパウト本体部2に設けられ、水道水を吐水する。第1センサ5は、第1吐水キャップ11付近の所定の検知範囲内における検知対象を検知する・第2センサ6は、スパウト本体部2を電極として、検知対象を検知する静電式のセンサである。制御装置7は、第1センサ5によって第1継続所定時間継続して検知対象を検知すると吐水を開始する第1吐水モードと、第2センサ6によって第2所定継続時間継続して検知対象を検知する吐水を開始する第2吐水モードとを実行可能である。制御装置7は、第1吐水キャップ11から水道水が吐水されていない止水状態において、第1センサ5によって検知対象が検知されている間、第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する。
これにより、水栓装置1は、第1センサ5、および第2センサ6による検知対象の検知結果に基づいて、第1吐水モード、および第2吐水モードによる吐水を実行することができる。水栓装置1は、第1センサ5によって検知対象が検知されている場合に、第2吐水モードによる吐水を禁止することで、第1吐水モードによる吐水を優先して行うことができる。そのため、水栓装置1は、水道水を優先して吐水することができる。また、水栓装置1は、第2センサ6において導電性のスパウト本体部2を電極として用いることによって、既存の構成を用いつつ、第2吐水モードによる吐水を実行することができる。
制御装置7は、第1吐水モードによる吐水開始後、第1吐水モードによる吐水が終了するまで、第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する。
これにより、水栓装置1は、第1吐水モードによって水道水を吐水している場合に、除菌水が吐水されることを防止することができる。そのため、例えば、水栓装置1は、使用者が水道水によって手を洗っている途中で、除菌水を更に吐水することを防止することができる。
第1センサ5は、光電センサであり、透過窓5aを有する。透過窓5aは、第1吐水キャップ11よりもスパウト本体部2の先端側に設けられる。
これにより、水栓装置1は、スパウト本体部2の先端側からスパウト本体部2の下方に差し出された手を第1センサ5によって早期に検知することができる。そのため、水栓装置1は、検知対象がスパウト本体部2の先端側から下方に差し出された場合に、第1吐水モードによる水道水の吐水を確実に実行することができる。
また、第2所定継続時間は、第1所定継続時間よりも長い。
これにより、水栓装置1は、第1吐水モードによる吐水を、第2吐水モードによる吐水よりも優先的に行うことができる。例えば、水栓装置1は、第1センサ5と第2センサ6とによって同時に検知対象の検知を開始した場合に、第1吐水モードによる吐水を第2吐水モードによる吐水よりも優先的に行うことができる。
変形例に係る水栓装置1は、第1吐水モード、および第2吐水モードにおいて、水道水の吐水方法を変更してもよい。例えば、第1吐水モードでは、水道水がシャワー吐水される。第2吐水モードでは、水道水がストレート吐水される。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 水栓装置
2 スパウト本体部
5 第1センサ
5a 透過窓
6 第2センサ
7 制御装置
10 吐水部
11 第1吐水キャップ
12 第2吐水キャップ
21 第1バルブ
26 第2バルブ

Claims (4)

  1. 導電性のスパウト本体部と、
    前記スパウト本体部に設けられ、洗浄水を吐水する吐水部と、
    前記吐水部付近の所定の検知範囲内における検知対象を検知する第1センサと、
    前記スパウト本体部を電極として、検知対象を検知する静電式の第2センサと、
    前記第1センサによって第1所定時間継続して検知対象を検知すると吐水を開始する第1吐水モードと、前記第2センサによって第2所定時間継続して検知対象を検知すると吐水を開始する第2吐水モードとを実行可能な制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記吐水部から洗浄水が吐水されていない止水状態において、前記第1センサによって検知対象が検知されている間、前記第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する、水栓装置。
  2. 前記制御装置は、前記第1吐水モードによる吐水開始後、前記第1吐水モードによる吐水が終了するまで、前記第2吐水モードによる吐水の開始を禁止する、請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記第1センサは、光電センサであり、前記スパウト本体部の下面に透過窓を備え、
    前記透過窓は、前記吐水部よりも前記スパウト本体部の先端側に設けられる、請求項1または2に記載の水栓装置。
  4. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間よりも長い、請求項1~3のいずれか1つに記載の水栓装置。
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