JP2023034735A - 水栓装置 - Google Patents

水栓装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023034735A
JP2023034735A JP2021141099A JP2021141099A JP2023034735A JP 2023034735 A JP2023034735 A JP 2023034735A JP 2021141099 A JP2021141099 A JP 2021141099A JP 2021141099 A JP2021141099 A JP 2021141099A JP 2023034735 A JP2023034735 A JP 2023034735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
holes
space
spout
watering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021141099A
Other languages
English (en)
Inventor
陽平 高山
Yohei Takayama
大介 風岡
Daisuke Kazeoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2021141099A priority Critical patent/JP2023034735A/ja
Publication of JP2023034735A publication Critical patent/JP2023034735A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

Figure 2023034735000001
【課題】複数の散水孔が設けられたスパウトを備えた水栓装置であって、水撥ねが抑制された水栓装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、複数の散水孔が設けられたスパウトを備えた水栓装置であって、前記スパウトの内部において、前記複数の散水孔の奥方側の各端部に連通する散水用空間が設けられており、前記散水用空間の更に奥方側に、複数の流出孔を介して、散水用奥方空間が設けられており、前記スパウトの基端側には、給水路が設けられており、前記給水路と前記散水用奥方空間とは、連通流路によって連通されており、前記複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々は、前記複数の流出孔のいずれかの延長線上に設けられており、前記複数の散水孔のうちの前記幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲は、前記散水用空間側に盛り上がってボス部を形成していることを特徴とする水栓装置である。
【選択図】図9

Description

本発明は、水栓装置に関する。
水栓装置として、複数の散水孔が設けられたスパウトを備えた水栓装置が知られている(特許文献1)。複数の散水孔は、スパウトの延在方向と当該延在方向に垂直な左右方向とについて、マトリクス状に配置されている。
スパウトの内部には、複数の散水孔の奥方側の各端部に連通する散水用空間が設けられており、当該散水用空間の更に奥方側に、複数の流出孔を介して、散水用奥方空間が設けられている。一方、スパウトの基端側には、給水路が設けられており、当該給水路と散水用奥方空間とは、連通流路によって連通されている。複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々は、複数の流出孔のいずれかの延長線上に設けられている。
特開2015- 14175号公報
散水孔から吐出される水は、流速が高い場合、不所望の水撥ねを発生させてしまう。本券発明者は、これを問題点として捉え、そのような水撥ねを抑制する方策について鋭意検討を重ね、複数の散水孔から吐出される水の流速をより均一化することで、水撥ねを抑制することができることを知見した。
そして、本件発明者は、複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々が、複数の流出孔のいずれかの延長線上に設けられている場合、前記幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲を散水用空間側に盛り上げてボス部を形成しておくことで、前記幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速を効果的に低減することができ、全ての散水孔から吐出される水の流速をより均一化できることを知見した。
また、本件発明者は、散水用空間内に、複数の流出孔の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁を設けておく場合においても、複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲を散水用空間側に盛り上げてボス部を形成しておくことで、前記幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速を効果的に低減することができ、全ての散水孔から吐出される水の流速をより均一化できることを知見した。
本発明は、以上の知見に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、複数の散水孔が設けられたスパウトを備えた水栓装置であって、水撥ねが抑制された水栓装置を提供することである。
本発明は、複数の散水孔が設けられたスパウトを備えた水栓装置であって、前記スパウトの内部において、前記複数の散水孔の奥方側の各端部に連通する散水用空間が設けられており、前記散水用空間の更に奥方側に、複数の流出孔を介して、散水用奥方空間が設けられており、前記スパウトの基端側には、給水路が設けられており、前記給水路と前記散水用奥方空間とは、連通流路によって連通されており、前記複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々は、前記複数の流出孔のいずれかの延長線上に設けられており、前記複数の散水孔のうちの前記幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲は、前記散水用空間側に盛り上がってボス部を形成していることを特徴とする水栓装置である。
本発明によれば、複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々が、複数の流出孔のいずれかの延長線上に設けられているために、当該幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速が高くなり過ぎることが懸念されるところ、当該幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲が前記散水用空間側に盛り上がってボス部を形成していることにより、当該幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速が適度に抑制され、全ての散水孔から吐出される水の流速をより均一化できる。これにより、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
一般に、複数の散水孔は、スパウトの延在方向と当該延在方向に垂直な左右方向とについてマトリクス状に配置されている。そして、「ほうき吐水」と呼ばれる態様では、前記延在方向について最も基端側の散水孔と最も先端側の散水孔との間の距離が、前記左右方向について最も左端側の散水孔と最も右端側の散水孔との間の距離よりも、大きい。この場合、前記延在方向について最も基端側の散水孔と最も先端側の散水孔との間で、吐出される水の流速に差(偏り)が生じやすいが、本発明によれば、全ての散水孔から吐出される水の流速をより均一化できるため、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
また、一般に、スパウトの内部構造のレイアウトの関係で、連通流路は、スパウトの内部において、先端側から基端側に折り返すようになっている。この場合、連通流路内での水流の乱れも相俟って、各散水孔から吐出される水の流速に差(偏り)が生じやすいが、本発明によれば、全ての散水孔から吐出される水の流速をより均一化できるため、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
また、散水用空間内に、複数の流出孔の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁が設けられていることが好ましい。これによれば、衝突壁によっても水の流速が適度に抑制されるため、水撥ねの発生を更に効果的に抑制することができる。
この場合、衝突壁は、基端側及び先端側において、スパウト表面側に延びていることが更に好ましい。これによれば、衝突壁による水の流速の抑制作用が過度にならず、水撥ねの発生を更に効果的に抑制することができる。衝突壁が、基端側及び先端側において、奥方側に向けて延びている場合には、当該部位において水の流速が過度に抑制されてしまうため、全ての散水孔から吐出される水の流速の均一化にとって好ましくない。
また、本発明は、複数の散水孔が設けられたスパウトを備えた水栓装置であって、前記スパウトの内部において、前記複数の散水孔の奥方側の各端部に連通する散水用空間が設けられており、前記散水用空間の更に奥方側に、複数の流出孔を介して、散水用奥方空間が設けられており、前記スパウトの基端側には、給水路が設けられており、前記給水路と前記散水用奥方空間とは、連通流路によって連通されており、前記散水用空間内に、前記複数の流出孔の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁が設けられており、前記複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲は、前記散水用空間側に盛り上がってボス部を形成していることを特徴とする水栓装置である。
本発明によれば、散水用空間内に、複数の流出孔の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁を設けておく場合において、複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲が散水用空間側に盛り上がってボス部を形成していることにより、当該幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速が適度に抑制され、全ての散水孔から吐出される水の流速をより均一化できる。これにより、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
この場合も、衝突壁は、基端側及び先端側において、スパウト表面側に延びていることが更に好ましい。これによれば、衝突壁による水の流速の抑制作用が過度にならず、水撥ねの発生を更に効果的に抑制することができる。
本発明の一態様によれば、複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々が、複数の流出孔のいずれかの延長線上に設けられているために、当該幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速が高くなり過ぎることが懸念されるところ、当該幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲が前記散水用空間側に盛り上がってボス部を形成していることにより、当該幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速が適度に抑制され、全ての散水孔から吐出される水の流速をより均一化できる。これにより、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
あるいは、本発明の別の態様によれば、散水用空間内に、複数の流出孔の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁を設けておく場合において、複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲が散水用空間側に盛り上がってボス部を形成していることにより、当該幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速が適度に抑制され、全ての散水孔から吐出される水の流速をより均一化できる。これにより、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る水栓装置の概略正面図である。 図1の水栓装置の第1吐水状態(ソフト吐水)を示す説明図である。 図1の水栓装置の第2吐水状態(水ほうき吐水)を示す説明図である。 図1の水栓装置のプルアウト機能の説明図である。 図1の水栓装置の吐水ヘッド(スパウトの一部)の概略斜視図である。 図5の吐水ヘッドの概略断面図である。 図5の吐水ヘッドの衝突壁を示す概略斜視図である。 図5の吐水ヘッドの衝突壁を示す概略側面図である。 図5の吐水ヘッドの散水用空間の内部を示す概略斜視図である。 図5の吐水ヘッドの散水用空間の内部を示す概略平面図である。
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る水栓装置1の概略正面図である。
本実施形態の水栓装置1は、原水の流調及び温調が可能な湯水混合水栓であり、且つ、原水(湯水)に代えて浄水を選択利用可能な水栓であり、例えばキッチンのシンクの後方側(奥側)に配置される。
キッチンのシンクの下方壁面には、給湯口2と給水口3と浄水用給水口61とが設けられており、給湯口2は、湯供給電磁弁52及び給湯管22を介して、水栓装置1の基端部10内の湯水混合弁21に接続されており、給水口3は、水供給電磁弁53及び給水管23を介して、同じ湯水混合弁21に接続されており、浄水用給水口61は、浄水供給電磁弁54及び浄水給水管62を介して、浄水カートリッジ63の入水口に接続されている。
湯水混合弁21は、それ自体公知の構成であって、シングルレバーカートリッジを利用して、流調と温調とを制御(操作)できるようになっている。具体的には、湯が給湯管22を介して供給され、水が給水管23を介して供給され、シングルレバーカートリッジの位置姿勢に応じて所望の流量及び温度となるように混合された後、出水管24及び給水ホース25を介して吐水がなされるようになっている。
給水ホース25は、出水管24に接続されており、出水管24に固定されたホーススペーサガイド26を通過することで、キッチンのシンクの下方空間での動きを制限されている。また、ホーススペーサガイド26の下方で、給水ホース25にストッパ27が取り付けられ、給水ホース25の引き出し量を制限している。
出水管24と給水ホース25との接続部には、原水/浄水分岐金具65が設けられており、浄水出水管64を介して浄水カートリッジ63の出水口に接続されている。
本実施形態の水栓装置1のスパウトは、右方側(一方側)突出部と左方側(他方側)突出部とを有する略「十」字状の基端部10と、当該基端部10の右方側(一方側)突出部の右方側(一方側)側面に設けられた流調及び温調操作レバー20(流調操作部の一例)と、基端部10の上面側に当該基端部10に対して回転可能に設けられた回転部30(後述する吐水ヘッド36を含む)と、を備えている。回転部30の上方部が、水平方向に延在する延出部30eとなっている。
水栓装置1は、基端部10において、キッチンのシンクの後方側に固定されている。基端部10の右方側(一方側)突出部の内部に、湯水混合弁21が収容されている。
湯水混合弁21は、シングルレバーカートリッジ弁であって、そのシングルレバー部分が、流調及び温調操作レバー20(流調操作部の一例)となっている。
(回転部30)
回転部30の上方部である延出部30eには、その先端部付近に、ソフト吐水用の1個の吐水口41が設けられている。また、当該吐水口41よりも基端側に、水ほうき吐水用の複数の散水孔42がマトリクス状に配置されている。
図2は、本実施形態の水栓装置1の第1吐水状態(ソフト吐水)を示す説明図であり、図3は、本実施形態の水栓装置1の第2吐水状態(水ほうき吐水)を示す説明図である。
図2に示す第1吐水状態(ソフト吐水)と図3に示す第2吐水状態(水ほうき吐水)とは、延出部30eの先端の回転スイッチ43を手動で回転させることで、任意に切替可能となっている。
図4は、本実施形態の水栓装置1のプルアウト機能の説明図である。図4に示すように、本実施形態の水栓装置1のスパウトの延出部30eの先端側は、回転部30の外観部材31からプルアウト可能な吐水ヘッド36となっている。そして、給水ホース25が、外観部材31内に挿通され、吐水ヘッド36に接続されている。
(散水孔42)
図5は、本実施形態の吐水ヘッド36(スパウトの一部)の概略斜視図であり、図6は、本実施形態の吐水ヘッド36の概略断面図である。
図5に示すように、本実施形態の散水孔42は、吐水ヘッド36(スパウト)の延在方向と当該延在方向に垂直な左右方向とについてマトリクス状に配置されている(約l8×5列。正確には、18個(最左列)+19個+20個(中央列)+19個+18個(最右列))。
そして、図6に示すように、吐水ヘッド36(スパウト)の内部において、複数の散水孔42の奥方側の各端部に連通する散水用空間44が設けられている。散水用空間44の更に奥方側に、複数(本例では5個の1列)の流出孔45を介して、散水用奥方空間46が設けられている。各流出孔45は、例えばφ3である。
また、吐水ヘッド36(スパウト)の基端側には、給水ホース25に接続される給水路48が設けられており、給水路48と散水用奥方空間46とは、連通流路47によって連通されている。この部分の流路構成は従来と同様であり、連通流路47は、吐水ヘッド36(スパウト)の内部において、先端側から基端側に折り返すようになっている。
但し、連通流路47と散水用奥方空間46との連通状態は、延出部30eの先端の回転スイッチ43を手動で回転させることで、任意に遮断可能となっている。連通流路47と散水用奥方空間46とが遮断される時には、連通流路47と吐水口41とが連通されるようになっている(この切替構成も従来と同様である)。
また、図6に示すように、散水用空間44内において、5個の流出孔45の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁49が設けられている。本実施形態では、衝突壁49は、5個の流出孔45の直下に(2mmの隙間を介して)位置している。これにより、5個の流出孔45から吐出される水が、衝突壁49の上面(中央部49dの上面)に衝突するようになっている。
図7は、本実施形態の衝突壁49を示す概略斜視図であり、図8は、本実施形態の衝突壁49を示す概略側面図である。
図6乃至図8に示すように、本実施形態の衝突壁49は、5個の流出孔45に向き合う四角柱状の中央部49d(幅2mm、前後方向長さ45mm、高さ(厚さ)7mm)を有している。中央部49dの上面は、水平面内に延在している。
また、本実施形態の衝突壁49は、中央部49dの基端側に連続して側面視で円弧状に延びる基端側円弧状部49cと、当該基端側円弧状部49cの基端側に連続して前記中央部49dと平行に延びる基端側水平部49bと、当該基端側水平部49bの基端側に連続して当該基端側水平部49bに対して直角に下方に(スパウト表面側に)延びる基端側鉛直部49aと、を有している。
略対称的に(完全に対称ではない)、本実施形態の衝突壁49は、中央部49dの先端側に連続して側面視で円弧状に延びる先端側円弧状部49eと、当該先端側円弧状部49eの先端側に連続して前記中央部49dと平行に延びる先端側水平部49fと、当該先端側水平部49fの先端側に連続して当該先端側水平部49fに対して直角に下方に(スパウト表面側に)延びる先端側鉛直部49gと、を有している。
図6に示すように、本実施形態の散水用空間44の奥方側(上方側)の輪郭は、衝突壁49の上面の輪郭に概ね倣うように規定されている。散水用空間44の奥方側の輪郭は、本実施形態では、吐水ヘッド36(スパウト)の内部に配置されたスペーサ部材38によって規定されている。スペーサ部材38は、散水用奥方空間46及び5個の流出孔45についても規定している。
図9は、本実施形態の散水用空間44の内部を示す概略斜視図であり、図10は、本実施形態の散水用空間44の内部を示す概略平面図である。
本実施形態では、中央列の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々が、5個の流出孔45のいずれかの延長線上(真下)に設けられている。そして、当該幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲が、散水用空間44側に盛り上がってボス部42bを形成している。
本実施形態では、前記幾つかの散水孔に加えて、中央の3列(最左列と最右列とを除いた3列)の残りの散水孔42の全てについて、各々の奥方側の端部の周囲が、散水用空間44側に盛り上がってボス部42bを形成している。
(第1光電センサ33)
第1光電センサ33は、第1センサ窓33w(図2及び図3参照)を介して第1検出光を投光する第1投光素子と、当該第1投光素子によって投光された第1検出光の反射光を第1センサ窓33wを介して受光する第1受光素子と、を有している。第1受光素子は、第1投光素子の奥側に配置されていることが好ましい。
第1センサ窓33wは、スパウトの延出部30eの右方側(左右の一方側の一例)に面する表面部に配置されており、第1検出光は、第1センサ窓33wから右方側に向けて送信されるようになっている。
(第2光電センサ13)
第2光電センサ13は、第2センサ窓13w(図2及び図3参照)を介して第2検出光を投光する第2投光素子と、当該第2投光素子によって投光された第2検出光の反射光を第2センサ窓13wを介して受光する第2受光素子と、を有している。第2受光素子は、第2投光素子の奥側に配置されていることが好ましい。
第2センサ窓13wは、スパウトの基端部10において左方側(左右の他方側の一例)に突出する左方側突出部10pの上方側に面する表面部に配置されており、第2検出光は、第2センサ窓13wから斜め前方上方側(例えば水平面に対して60°の角度)であって吐水口41及び散水孔42よりも後方側に向けて、且つ、スパウトの左方側の領域内に向けて、送信されるようになっている。
(水栓装置1の吐止水制御)
止水→原水吐水の切り替え(第1モードの吐止水制御)は、第1光電センサ33がユーザの「手かざし」を検知することによって制御される。
具体的には、第1光電センサ33の検知信号が、ハーネス(不図示)を介してコントローラボックス55(制御装置の一例)に伝達され、当該コントローラボックス55から所定の駆動信号が、不図示のハーネスを介して湯供給電磁弁52及び水供給電磁弁53に伝達される(図1参照)。本実施形態では、ユーザの火傷防止の観点から、水供給電磁弁53の開放が湯供給電磁弁52の開放よりも所定時間だけ先行するようになっている。
原水吐水→止水の切り替え(第1モードの吐止水制御)は、第1光電センサ33がユーザの「手かざし」を再び検知することによって制御されてもよいし、あるいは、所定時間ないし所定量の吐水によって自動的に止水するようになっていてもよい。
吐水される原水の流調と温調については、流調及び温調操作レバー20に対するユーザの手動操作によって制御される。
また、ソフト吐水(図2参照)と水ほうき吐水(図3)とは、延出部30eの先端の回転スイッチ43を手動で回転させることで、任意に切替可能である。
一方、止水→浄水吐水の切り替え(第2モードの吐止水制御)は、第2光電センサ13がユーザの「手かざし」を検知することによって制御される。
具体的には、第2光電センサ13の検知信号が、ハーネス(不図示)を介してコントローラボックス55(制御装置の一例)に伝達され、当該コントローラボックス55から所定の駆動信号が、不図示のハーネスを介して浄水供給電磁弁54に伝達される(図1参照)。
浄水吐水→止水の切り替え(第2モードの吐止水制御)は、第2光電センサ13がユーザの「手かざし」を再び検知することによって制御されてもよいし、あるいは、所定時間ないし所定量の吐水によって自動的に止水するようになっていてもよい。
本実施形態の水栓装置1では、吐水される浄水に対する流調機能及び温調機能は有していない。
但し、浄水吐水時においても、ソフト吐水(図2参照)と水ほうき吐水(図3)とは、延出部30eの先端の回転スイッチ43を手動で回転させることで、任意に切替可能である。
なお、図示は省略しているが、コントローラボックス55には、商用のAC電源が接続されている。そして、第1光電センサ33及び第2光電センサ13とコントローラボックス55とを接続するハーネスは、信号線と電力供給線とを含んでいる。同様に、コントローラボックス55と湯供給電磁弁52、水供給電磁弁53及び浄水供給電磁弁54とを接続するハーネス(不図示)も、信号線と電力供給線とを含んでいる。
(水栓装置1の作用効果)
本実施形態の水栓装置1によれば、複数の散水孔42のうちの幾つかの散水孔の各々が、5個の流出孔45のいずれかの延長線上(真下)に設けられているために、当該幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速が高くなり過ぎることが懸念されるところ、当該幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲が散水用空間44側に盛り上がってボス部42bを形成していることにより、当該幾つかの散水孔の各々から吐出される水の流速が適度に抑制され、全ての散水孔42から吐出される水の流速をより均一化できる。これにより、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
また、最も基端側の散水孔と最も先端側の散水孔との間の距離が、最も左端側の散水孔と最も右端側の散水孔との間の距離よりも大きいため、最も基端側の散水孔と最も先端側の散水孔との間で、吐出される水の流速に差(偏り)が生じやすいことが懸念されるところ、本実施形態の水栓装置1によれば、全ての散水孔42から吐出される水の流速をより均一化できるため、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
また、連通流路47が、スパウトの内部において、先端側から基端側に折り返すようになっているため、連通流路47内での水流の乱れも相俟って、各散水孔42から吐出される水の流速に差(偏り)が生じやすいことが懸念されるところ、本実施形態の水栓装置1によれば、全ての散水孔42から吐出される水の流速をより均一化できるため、水撥ねの発生を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の水栓装置1によれば、散水用空間44内に、5個の流出孔45の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁49が設けられている。これにより、衝突壁49によっても水の流速が適度に抑制され、水撥ねの発生を更に効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の水栓装置1によれば、衝突壁49は、基端側及び先端側において、スパウト表面側に延びている。これにより、衝突壁49による水の流速の抑制作用が過度にならず、水撥ねの発生を更に効果的に抑制することができる。衝突壁49が、基端側及び先端側において、奥方側に向けて延びている場合には、当該部位において水の流速が過度に抑制されてしまうため、全ての散水孔42から吐出される水の流速の均一化にとって好ましくない。
(変形形態)
もっとも、以上の実施形態において、衝突壁49を取り除いた場合でも、ボス部42bの存在によって全ての散水孔42から吐出される水の流速をある程度均一化できる。従って、少なくとも本願出願の時点においては、衝突壁49を取り除いた形態も、本発明の範囲に含まれる。
また、衝突壁49が設けられている場合には、散水孔42が5個の流出孔45のいずれの延長線上にもない(散水孔42の位置と流出孔45の位置とが平面視でずれている)場合であっても、ボス部42bの存在によって全ての散水孔42から吐出される水の流速を均一化できる効果を確認することができた。
なお、散水孔42から吐出される水の流速を低減する作用は、ボス部42bの高さを高くすれば大きくなり、ボス部42bの高さを低くすれば小さくなる。また、散水孔42から吐出される水の流速を低減する作用は、ボス部42bの内外周上縁のRを小さくすれば大きくなり、ボス部42bの内外周上縁のRを大きくすれば小さくなる。Rの代わりにテーパ(C)を設けてもよい。
また、以上の実施形態では、ボス部42bの孔径は、散水孔42の孔径と同じであったが、散水孔42から吐出される水の流速を低減する作用は、ボス部42bの孔径を小さくすれば大きくなり、ボス部42bの孔径を大きくすれば小さくなる。
1 水栓装置
2 給湯口
3 給水口
10 基端部
10p 左方側突出部
13 第2光電センサ
13w 第2センサ窓
20 温調操作レバー
21 湯水混合弁
22 給湯管
23 給水管
24 出水管
25 給水ホース
26 ホーススペーサガイド
27 ストッパ
30 回転部
30e 延出部
31 外観部材
33 第1光電センサ
33w 第1センサ窓
36 吐水ヘッド
41 吐水口
42 散水孔
42b ボス部
43 回転スイッチ
44 散水用空間
45 流出孔
46 散水用奥方空間
47 連通流路
48 給水路
49 衝突壁
49a 基端側鉛直部
49b 基端側水平部
49c 基端側円弧状部
49d 中央部
49e 先端側円弧状部
49f 先端側水平部
49g 先端側鉛直部
52 湯供給電磁弁
53 水供給電磁弁
54 浄水供給電磁弁
55 コントローラボックス
61 浄水用給水口
62 浄水給水管
63 浄水カートリッジ
64 浄水出水管
65 浄水分岐金具

Claims (7)

  1. 複数の散水孔が設けられたスパウトを備えた水栓装置であって、
    前記スパウトの内部において、前記複数の散水孔の奥方側の各端部に連通する散水用空間が設けられており、
    前記散水用空間の更に奥方側に、複数の流出孔を介して、散水用奥方空間が設けられており、
    前記スパウトの基端側には、給水路が設けられており、
    前記給水路と前記散水用奥方空間とは、連通流路によって連通されており、
    前記複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々は、前記複数の流出孔のいずれかの延長線上に設けられており、
    前記複数の散水孔のうちの前記幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲は、前記散水用空間側に盛り上がってボス部を形成している
    ことを特徴とする水栓装置。
  2. 前記複数の散水孔は、前記スパウトの延在方向と当該延在方向に垂直な左右方向とについてマトリクス状に配置されており、
    前記延在方向について最も基端側の散水孔と最も先端側の散水孔との間の距離が、前記左右方向について最も左端側の散水孔と最も右端側の散水孔との間の距離よりも、大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記連通流路は、前記スパウトの内部において、先端側から基端側に折り返すようになっている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水栓装置。
  4. 前記散水用空間内に、前記複数の流出孔の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水栓装置。
  5. 前記衝突壁は、基端側及び先端側において、スパウト表面側に延びている
    ことを特徴とする請求項4に記載の水栓装置。
  6. 複数の散水孔が設けられたスパウトを備えた水栓装置であって、
    前記スパウトの内部において、前記複数の散水孔の奥方側の各端部に連通する散水用空間が設けられており、
    前記散水用空間の更に奥方側に、複数の流出孔を介して、散水用奥方空間が設けられており、
    前記スパウト本体の基端側には、給水路が設けられており、
    前記給水路と前記散水用奥方空間とは、連通流路によって連通されており、
    前記散水用空間内に、前記複数の流出孔の各々の当該流出孔の延長線と交差する位置に、衝突壁が設けられており、
    前記複数の散水孔のうちの幾つかの散水孔の各々の奥方側の端部の周囲は、前記散水用空間側に盛り上がってボス部を形成している
    ことを特徴とする水栓装置。
  7. 前記衝突壁は、基端側及び先端側において、スパウト表面側に延びている
    ことを特徴とする請求項6に記載の水栓装置。
JP2021141099A 2021-08-31 2021-08-31 水栓装置 Pending JP2023034735A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021141099A JP2023034735A (ja) 2021-08-31 2021-08-31 水栓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021141099A JP2023034735A (ja) 2021-08-31 2021-08-31 水栓装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023034735A true JP2023034735A (ja) 2023-03-13

Family

ID=85505169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021141099A Pending JP2023034735A (ja) 2021-08-31 2021-08-31 水栓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023034735A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10239083B2 (en) Compact split-lip shear washer nozzle
US7850098B2 (en) Power sprayer
EP2496360B1 (en) Outlet for a washing installation
TW200424016A (en) Dual massage shower head
KR20130039663A (ko) 살수 노즐
JP2023034735A (ja) 水栓装置
US11267003B2 (en) Power sprayer
JP5545598B2 (ja) 吐水装置
JP2007037628A (ja) 水石けん吐出装置
JP5529452B2 (ja) シャワーヘッド
JP2010096421A (ja) 循環アダプタ
JP4591542B2 (ja) ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置
KR101427165B1 (ko) 샤워기 헤드
KR101654417B1 (ko) 온도조절이 가능한 샤워기 헤드
JP5633784B2 (ja) シャワー装置
JP5163334B2 (ja) 噴出ノズル構造および循環アダプタ
JP4965089B2 (ja) 流体制御弁
JP2006349325A (ja) 湯水供給装置
JP7186545B2 (ja) 吐水装置
JP5800278B2 (ja) 吐水装置
KR20100013055U (ko) 토수구 회전시 수량 조절되는 수전
JP5633785B2 (ja) シャワー装置
JP7093147B2 (ja) 吐水装置
JP2007054544A (ja) 湯水供給装置の制御方法
KR101944467B1 (ko) 온수세정기의 노즐어셈블리 구동 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240614