JP2023034595A - 電子レンジ用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】中皿と容器本体との嵌合強度に優れると共に、嵌合状態をクリック感で容易に把握でき、更に、嵌合状態の安定性に優れる容器を提供する。【解決手段】容器本体1は、外側に向けて凹んだ第1嵌合凹部13bと、第1嵌合凹部13bよりも下側且つ内側に設けられ、外側に向けて凹んだ第2嵌合凹部14bと、を有し、中皿2は、外側に向けて突出し、閉蓋状態において第2嵌合凹部14bに内嵌合する中皿嵌合凸部40bと、中皿嵌合凸部40bよりも外側に設けられた受圧凸部45と、を有し、蓋3は、天面部50と、天面部50よりも外側に設けられ、閉蓋状態において第1嵌合凹部13bに内嵌合する蓋嵌合凸部53bと、天面部50と蓋嵌合凸部53bの間に設けられ、閉蓋時に受圧凸部45を下側に押し下げる蓋延在部52と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、収容された食品を閉蓋状態のままで電子レンジによって加熱することができる電子レンジ対応の容器に関する。
容器本体、中皿、および蓋を嵌合させるタイプの包装容器において、収納した食品等の内容物を電子レンジで加熱すると水蒸気が発生する。そのため、この水蒸気を容器外に排出させることが必要となる。水蒸気を容器外に排出させる方法として、容器に通気用の孔を穿孔したり、通気路を形成したりする方法があった。ここで、前記の発生した水蒸気を適度に排出できないと、容器内の圧力が高くなり、中皿が外れてしまい中皿に載置していた食材の落下、本体に収容していたスープなどの漏れ出しを招いて所望の調理効果が得られない、また、容器本体から蓋が外れてしまうなどの問題を生じる虞があった。
そこで例えば下記特許文献1及び特許文献2のように、中皿の外周面に凸部を設けて容器本体の逆テーパ部と嵌合させる形状の中皿が知られている。また、特許文献2には、中皿自体の強度を高めて本体から外れ難くするために中皿のフランジ部に上向き凸条の環状リブを設けた技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示された様に、容器本体の内嵌合部が直線的な逆テーパで構成され、中皿の凸部が嵌り込む場合には、理論上点接触となるために、十分な嵌合強度が発現されないものであった。
加えて、特許文献1及び特許文献2のように逆テーパー状の側面に凸部を押し込む方式では、嵌め込み作業時に嵌合終点が把握しずらく、完全に嵌合する前に嵌め込みを中止してしまう虞も高く、作業性に劣っていた。
また、特許文献2に記載の中皿周縁フランジに設けられた環状リブは、中皿自体の強度を高める作用はあるものの、完全な嵌め込み状態を安定化させる効果は発現しないものであった。
特開2020-196510号公報 特開2021-1024号公報
本発明が解決しようとする課題は、内嵌合方式で容器本体、中皿、蓋を嵌め込む容器であって、中皿と容器本体との嵌合強度に優れると共に、嵌合状態をクリック感で容易に把握でき、更に、嵌合状態の安定性に優れる容器を提供することにある。
本発明に係る電子レンジ用容器は、中皿及び蓋が容器本体に内嵌合する電子レンジ用容器であって、容器本体は、外側に向けて凹んだ第1嵌合凹部と、第1嵌合凹部よりも下側且つ内側に設けられ、外側に向けて凹んだ第2嵌合凹部と、を有し、中皿は、外側に向けて突出し、閉蓋状態において第2嵌合凹部に内嵌合する中皿嵌合凸部と、中皿嵌合凸部よりも外側に設けられた受圧部と、を有し、蓋は、天面部と、天面部よりも外側に設けられ、閉蓋状態において第1嵌合凹部に内嵌合する蓋嵌合凸部と、天面部と蓋嵌合凸部の間に設けられ、閉蓋時に受圧部を下側に押し下げる押圧部と、を有している。
この構成の容器には、例えば、容器本体に第1の食材を入れることができ、中皿には第2の食材を入れることができる。そして、中皿を容器本体に内嵌合することで、第2の食品を第1の食品から分離して収容することができる。中皿が容器本体に内嵌合しているので、中皿と容器本体との間のシール性が良好であり、第1の食品と第2の食品の分離状態を維持することができる。そして、閉蓋状態のままで電子レンジに入れて加熱調理することができる。
作業者が中皿を容器本体に押し込んでいくと、やがて中皿嵌合凸部が第2嵌合凹部に嵌合する。その際、作業者の手にはクリック感が伝わる。そのため、作業者は、中皿嵌合凸部が第2嵌合凹部に嵌合したことを手の感触から把握することができ、中皿が容器本体の正規の箇所まで正確に内嵌合されたことを知ることができる。つまり、中皿の嵌合状態を容易に把握することができ、中皿を正規の箇所まで正確に装着することができる。
中皿には例えば第2の食材が載せられる。その後、容器本体には蓋が装着される。作業者が蓋を容器本体に内嵌合させていくと、蓋嵌合凸部が第1嵌合凹部に嵌合する。その際、作業者の手にはクリック感が伝わる。そのため、作業者は、蓋嵌合凸部が第1嵌合凹部に嵌合したことを手の感触から把握することができ、蓋が容器本体の正規の箇所まで正確に内嵌合されたことを知ることができる。つまり、蓋の嵌合状態を容易に把握することができ、蓋を容器本体に確実に装着することができる。
また、作業者が蓋を容器本体に内嵌合させるとき、蓋の押圧部が中皿の受圧部を下側に押し下げる。そのため、中皿の容器本体への内嵌合状態がより一層強固なものとなる。一方、押圧部が受圧部を押し下げることによって、逆に押圧部は受圧部から上向きの反力を受けるが、蓋嵌合凸部が第1嵌合凹部に嵌まり込んでいるので、容器本体に対する蓋の内嵌合状態は解除されず、その内嵌合状態は維持される。
特に、中皿は、中皿嵌合凸部よりも外側に設けられた中皿フランジ部を有し、中皿フランジ部に、受圧部として、上側に突出する受圧凸部が設けられていることが好ましい。この構成によれば、閉蓋時に中皿フランジ部の受圧凸部が蓋の押圧部によって下側に押し下げられることになる。このように、閉蓋状態において、中皿嵌合凸部が第2嵌合凹部に嵌合すると共に、中皿フランジ部の受圧凸部が蓋の押圧部によって下側に押し下げられるので、容器本体に対する中皿の内嵌合状態が強固なものとなる。
更に、容器本体は、第1嵌合凹部よりも下側にステップ部を有し、閉蓋状態において、ステップ部は、中皿フランジ部を下側から支持することが好ましい。この構成によれば、閉蓋状態において蓋の押圧部が中皿フランジ部の受圧凸部を下側に押し、それと共に、容器本体のステップ部は中皿フランジ部を下側から支持する。つまり、中皿フランジ部は、蓋の押圧部と容器本体のステップ部によって上下に狭持される。そのため、容器本体への中皿の内嵌合状態がより一層強固なものとなる。
また、容器本体は、ステップ部(以下、このステップ部を「第1ステップ部」ということがある。)よりも下側且つ内側に第2ステップ部を有し、中皿は、中皿嵌合凸部と中皿フランジ部との間に内外方向に延びる延在部を有し、閉蓋状態において、第2ステップ部は、延在部を下側から支持することが好ましい。この構成によれば、閉蓋状態において、蓋の押圧部が中皿フランジ部の受圧凸部を下側に押し下げることにより、中皿フランジ部が容器本体の第1ステップ部に密着すると共に、更に中皿の延在部が容器本体の第2ステップ部に密着することになる。つまり、中皿フランジ部と延在部が容器本体の上下二箇所に密着する。そのため、容器本体への中皿の内嵌合状態がより一層強固なものとなる。その結果、例えば第1の食品がスープなどの液体であったときに、中皿の嵌合部からの液漏れを良好に防止することができる。
また、開蓋状態であって容器本体に中皿が内嵌合された中皿装着状態において、中皿フランジ部と延在部は、それぞれ第1ステップ部と第2ステップ部に当接していることが好ましい。この構成によれば、閉蓋時に蓋の押圧部が中皿の受圧凸部を下側に押圧することによって、中皿フランジ部と延在部の容器本体への密着度合いがより一層高まることになり、中皿の容器本体への装着状態がより一層安定する。
以上のように、本発明に係る容器は、中皿と容器本体との嵌合強度に優れると共に、嵌合状態をクリック感で容易に把握でき、更に、嵌合状態の安定性にも優れている。
本発明の一実施形態における電子レンジ用容器の開蓋状態を示す斜視図。 同容器の開蓋状態を示す要部断面図。 同容器の中皿装着状態を示す要部断面図。 同容器の閉蓋状態を示す要部断面図。 同容器の中皿の平面図。 図5の要部拡大図。 図5のA-A端面図。 図7の要部拡大図。 同容器の容器本体に中皿を内嵌合させたときの要部断面図。 同容器の容器本体に中皿を内嵌合させたときの要部断面図。 同容器の容器本体に蓋を内嵌合させたときの要部断面図。 同容器の容器本体に蓋を内嵌合させたときの要部断面図。 (a)及び(b)は、本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の中皿の部分拡大平面図。
以下、本発明の一実施形態に係る電子レンジ用容器とその中皿について図1~図13を参酌しつつ説明する。本実施形態における容器は、種々の食品を収容するためのものであって、開封することなく閉蓋状態のままで電子レンジで加熱することができる電子レンジ対応の容器である。
図1のように、本実施形態における容器は、容器本体1と、容器本体1に内嵌合する中皿2と、容器本体1に内嵌合する蓋3とを有している。容器本体1と中皿2と蓋3は、何れも合成樹脂シートから真空成形や圧空成形等の各種の熱成形(シート成形)によって形成される。容器が中皿2を有しているので、食品を上下に分離した状態で収容して販売する用途に適している。容器の収容空間は、中皿2によって上下に区画され、中皿2より下側の下部空間(第1空間)と、中皿2より上側の上部空間(第2空間)とに分離され、それぞれ異なる種類の食品を下部空間と上部空間とに分けて収容することができる。例えば、下部空間にはダシやスープ等の液体を入れることができ、上部空間には麺や具などの食材を入れておくことができる。
例えば、麺類の場合には、下部空間にはダシやスープを入れ、上部空間には麺や具を入れておくことができる。ダシやスープはゼラチンで固めておいてもよく、電子レンジによる加熱によって溶けて液状となるようにしてもよい。また、鍋物にも適しており、下部空間にダシを入れ、上部空間には具材を入れておくことができる。このように食材は種々のものであってよいが、特に、高い密封性が要求される、水分や液体を含む食品、特に水分や液体の多い食品を収容するのに適している。
容器の平面視における形状は任意であって、丸形の他、多角形や楕円形、小判形、長円形等であってもよいが、丸形のものが好ましい。本実施形態の容器は、平面視円形である。多角形の場合において、各辺部は、直線状であってもよいし、外側に弧状に膨出する構成であってよい。各角部は円弧状であってよく、即ち角丸形状であってよい。
容器本体1は、本体底面部10と、本体底面部10の周縁部から上方に向けて拡開しつつ延びる本体側面部11と、本体側面部11の上端部から外側に向けて延びる本体フランジ部12とを有している。本体底面部10には種々の形状の図示しない脚部を設けてよい。
図2~図4のように、本体側面部11には、蓋3が内嵌合する第1本体嵌合部13と、中皿2が内嵌合する第2本体嵌合部14が設けられている。第1本体嵌合部13及び第2本体嵌合部14は、好ましくは全周に亘って設けられる。第1本体嵌合部13は、例えば本体側面部11の上端部近傍に設けられ、第2本体嵌合部14は、第1本体嵌合部13に対して、下側に離れて位置すると共に内側に離れて位置する。第1本体嵌合部13及び第2本体嵌合部14は、何れも、内面に、径方向外側に凹んだ嵌合凹部を有する構成である。嵌合凹部の断面形状は種々であってよいが、好ましくは、外側に向けて湾曲した形状であって、断面視円弧状や断面視台形状であるが、なかでも断面視円弧状が好ましい。
一例としては、第1本体嵌合部13は、上下方向に沿って略垂直(垂直あるいは若干の逆テーパ形状又は若干の順テーパ形状)に延びる第1本体嵌合主部13aと、外側に凹んだ第1嵌合凹部13bと、を有している。第1本体嵌合主部13aは、その全体のうちの大部分が第1嵌合凹部13bよりも上側に位置している。即ち、第1嵌合凹部13bは、第1本体嵌合部13のなかで下方に位置し、第1本体嵌合主部13aは、第1本体嵌合部13のなかで上方に位置している。第1本体嵌合主部13aの上下方向の長さは、第1嵌合凹部13bの上下方向の長さよりも長いことが好ましい。第1嵌合凹部13bは、全周に亘って設けられることが好ましい。
第2本体嵌合部14は、上下方向に沿って略垂直に延びる第2本体嵌合主部14aと、外側に凹んだ第2嵌合凹部14bとを有している。第2本体嵌合主部14aは、その全体のうちの大部分が第2嵌合凹部14bよりも上側に位置している。即ち、第2嵌合凹部14bは、第2本体嵌合部14のなかで下方に位置し、第2本体嵌合主部14aは、第2本体嵌合部14のなかで上方に位置している。第2嵌合凹部14bは、第1嵌合凹部13bよりも大型であることが好ましい。即ち、容器本体1と中皿2との間の嵌合力(嵌合強さ)は、容器本体1と蓋3との間の嵌合力よりも大きいことが好ましい。第2嵌合凹部14bの上下方向の長さは、第1嵌合凹部13bの上下方向の長さよりも長いことが好ましく、第2嵌合凹部14bの凹み量(深さ)は、第1嵌合凹部13bの凹み量よりも大きいことが好ましい。第2本体嵌合主部14aの上下方向の長さは、第1本体嵌合主部13aの上下方向の長さよりも短いことが好ましい。第2嵌合凹部14bは、全周に亘って設けられることが好ましい。
第1本体嵌合部13と第2本体嵌合部14との間には、断面視階段状に第1ステップ部19及び第2ステップ部17が設けられていることが好ましく、第2本体嵌合部14の下方に断面視で第2ステップ部17から第2本体嵌合部14を介して階段状に続く第3ステップ部15が設けられていることが好ましい。具体的には、本体側面部11の上部には外側に向けて延びる第3ステップ部15が設けられ、第3ステップ部15から上側に向けて第2本体嵌合部14が延びている。第2本体嵌合部14の上側には、湾曲しつつ拡開する本体湾曲部16が設けられている。本体湾曲部16は、上下方向に沿って内側凸に湾曲している。本体湾曲部16の外側には、外側に向けて延びる第2ステップ部17が設けられ、第2ステップ部17から上側に向けて本体立ち上がり部18が拡開しつつ延びている。本体立ち上がり部18の外側には、外側に向けて延びる第1ステップ部19が設けられ、第1ステップ部19から上側に向けて第1本体嵌合部13が延びている。第1ステップ部19、第2ステップ部17及び第3ステップ部15は、外側に向けて上方に傾斜しているか、あるいは、略水平に延びている。第2ステップ部17は、第1ステップ部19よりも長く、第3ステップ部15よりも長いことが好ましい。
本体フランジ部12は、第1本体嵌合部13から外側に延びている。本体フランジ部12は、第1本体嵌合部13と接続する玉縁状部20を有している。玉縁状部20は、断面視において上側に向けて湾曲している。本体フランジ部12には、開蓋操作を容易にするための図示しない摘み部を設けてよい。
本体フランジ部12の外縁には、外側に向けて例えば水平又は若干下方に延びる本体縁取り部21を形成することが好ましい。本体縁取り部21の内外方向の全幅のうち外側領域には極細の多数の凹凸を形成することが好ましく、補強効果が得られると共に指の切創が防止される。この凹凸は、正面から拡大して見たときに波形状とされ、多数の山頂と谷底の延びる方向が幅方向(内外方向)である。また、この凹凸は、例えば、平目ローレット目や綾目ローレット目のようなローレット目によって形成されてよく、特には、滑りにくいようにするために綾目ローレット目によって形成することが好ましい。
<中皿2>
中皿2は、中皿底面部30と、中皿底面部30の周縁から上方に延びる中皿側面部31と、中皿側面部31の上端から外側に延びる中皿フランジ部32とを有している。中皿2は、容器本体1よりも浅い形状であって、容器本体1に収容される。中皿2はその全体が容器本体1に入り込んだ状態となるが、収容された状態において、中皿底面部30は本体底面部10から上方に浮いた状態となる。中皿底面部30には種々のリブを形成してよく、中皿底面部30から中皿側面部31にかけて連続するリブを設けるようにしてもよい。
図1及び図5に示すように、中皿底面部30には、下側に向けて突出する複数の脚部33が設けられていてもよい。中皿底面部30には、集荷時に中皿2同士を多数積み重ねした際に、中皿2同士が互いにきつく嵌り込んで取れなくなる、いわゆるブロッキング現象を防止するために、下側に向けて突出したブロッキング防止用の中皿凸部34を設けてよい。中皿凸部34は、中皿2毎にその位置をずらして配置しておく。中皿凸部34の下側への突出量は、脚部33の突出量よりも小さい。
中皿2には、下部空間で発生した蒸気を上部空間に排出するための蒸気排出部が設けられている。蒸気排出部は、好ましくは中皿底面部30に設けられる。一例を図6に示している。中皿底面部30の中央部には、蒸気排出部として、蒸気排出弁35が設けられている。蒸気排出弁35は、中皿底面部30に所定形状の切り込みを設けることによって形成されている。蒸気排出弁35の形状は種々であってよいが、好ましくは、曲線状スリットからなり、本実施形態では、M字形である。蒸気排出弁35は、図13(a)のようなC字形であってもよいし、図13(b)のようなJ字形であってもよい。蒸気排出弁35は、平面視において蒸気を所定の方向に向けて集中的に排出制御できるように形成されていることが好ましい。蒸気排出弁35が蒸気を排出する方向を蒸気排出方向と称するが、この蒸気排出方向は、図6において矢印Pで示す方向である。図13(a)のようなC字形、図13(b)のようなJ字形においても、それぞれ矢印Pに示す方向が蒸気排出方向である。
蒸気排出弁35の周囲には、図6に示す様に、該蒸気排出弁35を平面視において包囲するように包囲リブ36が設けられていることが好ましい。包囲リブ36の平面視における形状は種々であってよいが、本実施形態では、平面視円形であり、即ち、環状である。尚、図13(b)のように、包囲リブ36が平面視矩形状であってもよく、平面視多角形状等の種々の形状であってもよい。包囲リブ36は、上方に向けて突出している。包囲リブ36の断面形状は種々であってよく、本実施形態では断面視略半円状であるが、断面視略矩形状であってもよい。なかでも中皿2の強度が優れたものとなる点から本実施形態の平面視円形かつ断面視略半円状のものが好ましい。また、包囲リブ36の幅は3~8mmの範囲であることが好ましく、また平面視円形の場合には、その内径が2.2~3.5mmの範囲であることが好ましい。また、平面視矩形状である場合には、内側の一辺の長さが2.2~3.5mmの範囲であることが好ましい。包囲リブ36の上方への突出量Tは、中皿底面部30に調理用麺等の食材を載せたときに中皿2の撓みを防止できる程度であって、好ましくは2~5mmである。
包囲リブ36には、包囲リブ36を横断する切欠部37が設けられていることが好ましい。切欠部37は、複数設けられることが好ましい。また、包囲リブ36の全周を、蒸気排出方向の第1半分領域36aと、蒸気排出方向とは反対側の第2半分領域36bに仮想的に区分したとき、切欠部37は、少なくとも第1半分領域36aに設けられることが好ましく、更に、第1半分領域36aに複数設けられることが好ましい。切欠部37の深さDは、種々設定されてよいが、例えば図8に示すように、包囲リブ36の突出量Tに対してその半分以上であることが好ましい。
包囲リブ36によって囲まれた範囲は、凹凸のないフラット面部38となっている。即ち、包囲リブ36の内側には、凹凸のないフラット面部38が設けられ、フラット面部38に蒸気排出弁35が設けられている。包囲リブ36の突出量Tは、フラット面部38からの突出量である。
図7及び図8のように、中皿底面部30の上面には、一方向凹凸部39が形成されていることが好ましい。一方向凹凸部39は、蒸気排出方向に沿って延びる凹凸部であって、多数の突条又は凹条からなる。本実施形態では、多数の突条と凹条が蒸気排出方向に沿って形成されており、隣り合う突条同士の間に凹条が設けられている。図5のように、一方向凹凸部39は、中皿底面部30の大部分に設けられており、詳細には、包囲リブ36、フラット面部38、脚部33、及びブロッキング防止用の中皿凸部34を除いて、中皿底面部30の全体に亘って形成されている。尚、包囲リブ36の高さは、突条の高さよりも高く、突条の二倍以上の高さであることが好ましい。
図2~図4のように、中皿側面部31には、容器本体1の第2本体嵌合部14の内側に嵌合する中皿嵌合部40が設けられている。中皿嵌合部40は、外面に、径方向外側に突出する嵌合凸部を有する。嵌合凸部の断面形状は種々であってよく、例えば外側に向けて湾曲した膨出形状であって、断面視円弧状であったり、外側に断面視台形状に膨出した形状であることが好ましい。また、嵌合凸部の位置は、中皿嵌合部40の下部や上下方向の中間部、上部等、種々であってよい。
一例としては、中皿嵌合部40は、上下方向に沿って略垂直に延びる中皿嵌合主部40aと、外側に突出した中皿嵌合凸部40bとを有している。中皿嵌合主部40aは、その全体のうちの大部分が中皿嵌合凸部40bよりも上側に位置している。即ち、中皿嵌合凸部40bは、中皿嵌合部40の下部に位置し、中皿嵌合主部40aは、中皿嵌合部40の上部に位置している。中皿嵌合凸部40bは、全周に亘って設けられることが好ましい。中皿嵌合凸部40bの断面形状は、第2嵌合凹部14bの断面形状に対応した断面視円弧状であることが好ましい。特に、縦方向に切断した断面視において、中皿嵌合凸部40bは、第2嵌合凹部14bと略同一の曲率の曲面を有していることが好ましい。
更に、中皿嵌合部40は、中皿嵌合主部40aの上側に、即ち、中皿嵌合部40の上端部に、中皿湾曲部41を有していることが好ましい。中皿湾曲部41は、中皿嵌合主部40aの上側に接続されている。中皿湾曲部41は、上下方向に沿って外側に向けて凸状に湾曲している。
また、本実施形態において、中皿湾曲部41から外側に向けて略水平に第1中皿延在部42が延びていて、第1中皿延在部42から上側に向けて中皿立ち上がり部43が延びており、そして、中皿立ち上がり部43に中皿フランジ部32が接続されている。一方、中皿嵌合部40の下側には、第2中皿延在部44が接続されている。第2中皿延在部44は、中皿嵌合部40の下端から内側に向けて略水平に延びている。尚、包囲リブ36の高さは、第2中皿延在部44の高さまで達していることが好ましく、更には第2中皿延在部44の高さを越えて中皿嵌合部40の高さまで達していることが好ましい。
中皿フランジ部32は、上側に突出した凸形状を有していることが好ましい。この凸形状は全周に亘って設けられていることが好ましい。凸形状の断面形状は種々であってよい。本実施形態において、中皿フランジ部32は、凸形状として、受圧凸部45を全周に亘って有している。即ち、受圧凸部45は環状であるが、受圧凸部45は、例えば、周方向に間隔をあけながら複数設けられたりしてもよい。受圧凸部45は、閉蓋時に蓋3によって下側に押し下げられる受圧部である。受圧凸部45は、中皿嵌合部40よりも外側であって且つ上側に位置している。好ましくは、受圧凸部45は、第1中皿延在部42よりも外側且つ上側に位置している。受圧凸部45の断面形状は任意であって、上側に向けて湾曲した断面形状であってもよいし、断面矩形状であってもよい。即ち、受圧凸部45の頂上部45aは、平面であってもよいし、湾曲面であってもよい。
中皿フランジ部32の外縁には、外側に向けて例えば水平又は若干下方に延びる中皿縁取り部46を形成することが好ましい。中皿縁取り部46の高さは、受圧凸部45の頂上部45aの高さよりも低い。中皿縁取り部46の内外方向の全幅のうち外側領域には極細の多数の凹凸を形成することが好ましく、補強効果が得られると共に指の切創が防止される。この凹凸は、正面から拡大して見たときに波形状とされ、多数の山頂と谷底の延びる方向が幅方向(内外方向)である。また、この凹凸は、例えば、平目ローレット目や綾目ローレット目のようなローレット目によって形成されてよく、特には、滑りにくいようにするために綾目ローレット目によって形成することが好ましい。
中皿フランジ部32の外縁には、容器本体1から中皿2を容易に取り外すことができるようにするための中皿摘み部47を設けることが好ましい。中皿摘み部47は、中皿フランジ部32の外縁から径方向外側に突出していることが好ましい。中皿摘み部47の先端部は、閉蓋状態において、本体フランジ部12よりも容器外側に突出していてもよい。中皿摘み部47は、中皿フランジ部32の全周のうち、蒸気排出方向とは反対側の位置に設けられることが好ましい。中皿摘み部47と蒸気排出弁35を結ぶ方向が蒸気排出方向となるように、中皿摘み部47の位置が設定されることが好ましい。中皿摘み部4の形状は任意であって、例えば舌片状などである。中皿摘み部4には凹凸を設けて滑りにくくすることが好ましく、指が触れる部分にはローレット加工が施されることも好ましい。尚、中皿摘み部47は、中皿フランジ部32の外縁に設けられる他、例えば、中皿底面部30の一部や中皿フランジ部32の一部、中皿側面部31の一部を上方に突出させることによって中皿摘み部47としてもよい。
<蓋3>
蓋3は、透明であることが好ましく、容器に収容した食品を蓋3を介して外部から視認できる。蓋3は、蓋天面部50と、蓋天面部50の外側に設けられ、第1本体嵌合部13の内側に嵌合する蓋嵌合部53と、蓋嵌合部53の外側に設けられた蓋フランジ部54とを有している。好ましくは、蓋天面部50の外縁から下方に向けて蓋側面部51が延設され、蓋側面部51の外縁から外側に向けて蓋延在部52が延設される。蓋延在部52の外縁から上方に向けて蓋嵌合部53が延び、蓋嵌合部53の上端から蓋フランジ部54が形成されていることが好ましい。
蓋天面部50の周縁部には、閉蓋状態の容器同士を上下に積み重ねたときの容器間の位置ずれを防止するための積み重ね用凸部55を形成することが好ましい。積み重ね用凸部55は上側に向けて突出している。積み重ね用凸部55は、蓋天面部50の周縁部に沿って延びていてよい。積み重ね用凸部55は、一対形成されていてよい。一対の積み重ね用凸部55は、互いに対称形状であってよく、180度対向した位置に形成されていてよい。
尚、閉蓋状態においては、図1に二点鎖線で示すように、食品の名前等の各種の情報が印刷された帯状ラベル4を、蓋3の蓋天面部50から容器本体1の本体底面部10にかけて上下方向に巻回されることが好ましい。帯状ラベル4は、一対の積み重ね用凸部55の間に巻回される。尚、蓋天面部50と蓋側面部51との境界部には、帯状ラベル4の巻回を容易にするための傾斜面を設けてよい。
蓋天面部50には、上部空間の蒸気を容器外部に排出するための蒸気排出部56が設けられる。蒸気排出部56は、切り込みによる弁であってもよいし、貫通孔であってもよい。本実施形態では、貫通孔として、複数のレーザー長孔が形成されている。蒸気排出部56の構成は種々であってよく、蓋天面部50ではなく、蓋側面部51に蒸気排出部としての通路が設けられてもよい。
蓋側面部51には、集荷時に蓋3同士を多数積み重ねした際に、蓋3同士が互いにきつく嵌り込んで取れなくなる、いわゆるブロッキング現象を防止するために、ブロッキング防止用の蓋凸部57を設けてよい。蓋凸部57は、蓋3毎にその位置をずらして配置しておく。
蓋延在部52は、閉蓋時に中皿2を下側に向けて押し下げる押圧部である。蓋延在部52は、例えば、内外方向(径方向)に沿って略水平に延びる。蓋延在部52は、好ましくは全周に亘って設けられる。蓋延在部52は、閉蓋状態において、受圧凸部45の頂上部45aを全周に亘って押圧することが好ましいが、周方向に間隔をあけて押圧してもよい。蓋延在部52は、受圧凸部45の頂上部45aを径方向の全体に亘って押圧することが好ましい。そのため、蓋延在部52の径方向の寸法(幅)は、受圧凸部45の頂上部45aの径方向の寸法よりも大きいことが好ましい。
蓋嵌合部53は、中皿嵌合部40と同様に、外面に、径方向外側に突出する嵌合凸部を有する構成である。嵌合凸部の断面形状は種々であってよく、例えば、外側に向けて断面視円弧状や台形状に膨出した形状であることが好ましい。嵌合凸部の位置は、蓋嵌合部53の下部や上下方向の中間部、上部等、種々であってよい。
一例としては、蓋嵌合部53は、図2~図4のように、上下方向に沿って略垂直に延びる蓋嵌合主部53aと、外側に突出した蓋嵌合凸部53bとを有している。蓋嵌合主部53aは、その全体のうちの大部分が蓋嵌合凸部53bよりも上側に位置している。即ち、蓋嵌合凸部53bは、蓋嵌合部53のなかで下方に位置し、蓋嵌合主部53aは、蓋嵌合部53のなかで上方に位置している。
蓋嵌合凸部53bは、全周に亘って設けられることが好ましい。蓋嵌合凸部53bの断面形状は、第1嵌合凹部13bの断面形状に対応した断面視円弧状であることが好ましい。特に、縦方向に切断した断面視において、蓋嵌合凸部53bは、第1嵌合凹部13bと略同一の曲率の曲面を有していることが好ましい。中皿嵌合凸部40bは、蓋嵌合凸部53bよりも大型であることが好ましい。中皿嵌合凸部40bの上下方向の長さは、蓋嵌合凸部53bの上下方向の長さよりも長いことが好ましく、中皿嵌合凸部40bの外側への突出量は、蓋嵌合凸部53bの突出量よりも大きいことが好ましい。尚、蓋嵌合主部53aの上下方向の長さは、中皿嵌合主部40aの上下方向の長さよりも長いことが好ましい。
更に、蓋嵌合部53は、蓋嵌合主部53aの上側に、即ち、蓋嵌合部53の上端部に、蓋湾曲部58を有していることが好ましい。蓋湾曲部58は、蓋嵌合主部53aの上側に接続されている。蓋湾曲部58は、中皿湾曲部41と同様に、上下方向に沿って外側凸に湾曲している。蓋湾曲部58の上下方向の長さは、中皿湾曲部41の上下方向の長さよりも長いことが好ましい。
蓋フランジ部54の形状は任意であるが、本実施形態では、蓋湾曲部58の上端から外側に向けて略水平に延びている。図1のように蓋フランジ部54の外縁には、開蓋3操作を容易にするための蓋摘み部59を設けてよい。蓋フランジ部54の外縁には、極細の多数の凹凸を形成し、補強するとともに、指などがあたっても、指などを切ることがないようにされていてよい。この凹凸は、蓋フランジ部54の外縁側にのみ形成してもよいし、蓋フランジ部54の全幅に亘って形成してもよい。この凹凸は、正面から拡大して見たときに波形状とされ、多数の山と谷の方向が容器の内外方向に沿っている。また、この凹凸は、例えば、平目ローレット目や綾目ローレット目のようなローレット目によって形成され、さらには、滑りにくいようにするため、綾目ローレット目によって形成することが好ましい。
容器本体1、中皿2、蓋3には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレンやポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンなどの合成樹脂であって、かつ電子レンジで使用可能な耐熱性を有する合成樹脂シートが使用できる。また、これらのシート素材として、前述の合成樹脂に無機物を分散させたシート、もしくは前述の合成樹脂を発泡させた発泡シート、さらには、前述のシートを延伸させた延伸シートなどを使用できる。これらの中でも、ポリスチレンとして耐熱性に優れた耐熱性のスチレン系樹脂を使用した耐熱性発泡スチレン系樹脂シート、耐熱性に優れたポリプロピレンに無機物を分散させて発泡させたシート、ポリエチレンテレフタレート・ポリスチレン・ポリプロピレン・ポリエチレンなどのシートを延伸して耐熱性を向上させた耐熱シートを使用して熱成形したものを使用できる。
特に、これらのシートの中でも、透明性に優れたシートを蓋3に使用した場合には、収容した食品を視認できるので好適である。中でも、透明なポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンなどを一軸延伸、もしくは2軸延伸した延伸シートは電子レンジ加熱に必要な耐熱性も有しるので好ましい。
容器本体1は、耐熱性樹脂素材を使用したシートを熱成形して得ることが好ましい。容器本体1は、電子レンジで加熱して使用する為に、特に発泡させた耐熱性樹脂素材を使用することが好ましく、加熱後にレンジからの取り出しの際に手で持って熱くなく、火傷などを抑制することができ、レンジの電磁波を効率よく収容食材へ伝え、加熱を均一にかつ短時間で行うことができ、保温性にも優れる点から、耐熱性発泡スチレン系樹脂シートであることが好ましい。また、中皿2は、加熱されたスープの蒸気に直接晒される点から耐熱性に優れるシートを用いることが好ましく、ポリプロピレンの一軸又は二軸延伸シートを用いることが好ましい。また、蓋3は、ポリスチレンシート(OPS)を用いることが、該OPSがポリエチレンテレフタレートシートよりも、接触角が大きく、蒸気排出部56から液体が外部に漏れ出しにくいため、好ましい。
<閉蓋状態>
閉蓋作業において、まず容器本体1に第1の食材を収容後、中皿2が装着され、該中皿2に第2の食材を収容後、容器本体1に蓋3が装着される。図3に中皿2のみが容器本体1に装着された中皿装着状態を示している。また、図4に閉蓋状態を示している。中皿2は、容器本体1の第2本体嵌合部14に内嵌合する。第2中皿延在部44は、第3ステップ部15に当接する、あるいは、第3ステップ部15の上側に若干の隙間を介して対峙する。好ましくは、第2中皿延在部44の外縁、即ち、中皿嵌合部40の下端は、第3ステップ部15に当接する。中皿嵌合凸部40bは、第2嵌合凹部14bに嵌合し、中皿嵌合主部40aは、第2本体嵌合主部14aに嵌合する。中皿2を容器本体1に装着する際、中皿嵌合凸部40bは、第2本体嵌合主部14aと摺動しながら下降し、やがて、第2嵌合凹部14bに嵌まり込む。そのため、中皿嵌合凸部40bが第2嵌合凹部14bに嵌まり込む際に、作業者の手にはクリック感が伝わり、そのクリック感によって作業者は中皿2を正規の位置まで装着できたことを知ることができる。また仮に中皿2を強く押した場合であっても、第3ステップ部15がストッパーとして機能して、第2中皿延在部44が第3ステップ部15に当接するので、それ以上の中皿2の下降が阻止され、中皿2を正規の位置に確実に停止させることができる。また、中皿嵌合凸部40bと第2嵌合凹部14bとが略同一の曲率の曲面を有していると、これらの間では面接触となり、嵌合強度が一層高まる。
また、中皿湾曲部41は、本体湾曲部16に内側から接触する。好ましくは、中皿湾曲部41は、本体湾曲部16に周方向に沿って環状に線接触する。即ち、中皿湾曲部41は、断面視において、本体湾曲部16に点接触する。本体湾曲部16は、上下方向に沿って内側凸に湾曲し、それとは逆に、中皿湾曲部41は、上下方向に沿って外側凸に湾曲している。そのため、断面視において、中皿湾曲部41は、本体湾曲部16に内側且つ斜め上方から確実に点接触することができる。このように中皿湾曲部41が本体湾曲部16に接触することにより、中皿湾曲部41が本体湾曲部16に強い圧力で押し付けられることになり、中皿湾曲部41と本体湾曲部16の接触が確実なものとなって、容器本体1と中皿2との間の内嵌合力が増強される。
また、第1中皿延在部42は、第2ステップ部17の上側に若干の隙間を介して対峙してもよいが、好ましくは第2ステップ部17に当接する。より好ましくは、第1中皿延在部42の外縁、即ち、中皿立ち上がり部43の下端は、第2ステップ部17に当接する。中皿2を容器本体1に装着する際、第1中皿延在部42が第2ステップ部17に当接すると、それ以上の中皿2の下降が阻止され、中皿2を正規の位置に確実に停止させることができる。中皿立ち上がり部43は、本体立ち上がり部18の内側に間隔をあけて対峙する。中皿フランジ部32は、第1ステップ部19に当接する。好ましくは、中皿フランジ部32は、第1ステップ部19に当接することにより、上側に弾性変形する。また、好ましくは、後述のように、中皿フランジ部32は、蓋延在部52によって下側に押されることにより、第1ステップ部19に強く押し付けられ、特に、中皿フランジ部32の外縁が第1ステップ部19に押し付けられる。
蓋延在部52は、中皿フランジ部32に当接する。好ましくは、蓋延在部52は、中皿フランジ部32を下側に押圧し、特には中皿フランジ部32の受圧凸部45を下側に向けて押圧して、それを弾性変形させながら押し下げる。蓋嵌合凸部53bは、第1嵌合凹部13bに嵌合し、蓋嵌合主部53aは、第1本体嵌合主部13aに嵌合する。蓋3を容器本体1に装着する際、蓋嵌合凸部53bは、第1本体嵌合主部13aと摺動しながら下降し、やがて、第1嵌合凹部13bに嵌まり込む。そのため、蓋嵌合凸部53bが第1嵌合凹部13bに嵌まり込む際に、作業者の手にはクリック感が伝わり、そのクリック感によって作業者は蓋3を正規の位置まで装着できたことを知ることができる。また、蓋嵌合凸部53bと第1嵌合凹部13bが略同一の曲率の曲面を有すると、これらの間では面接触となり、嵌合強度が一層高まる。
蓋湾曲部58は、本体フランジ部12の玉縁状部20に内側から接触する。好ましくは、蓋湾曲部58は、玉縁状部20に周方向に沿って環状に線接触する。即ち、蓋湾曲部58は、断面視において、玉縁状部20に点接触する。玉縁状部20は、内外方向に沿って上側凸に湾曲し、蓋湾曲部58は、上下方向に沿って外側凸に湾曲している。そのため、断面視において、蓋湾曲部58は、玉縁状部20に内側且つ斜め上方から確実に点接触することができる。このように蓋湾曲部58が玉縁状部20に接触することにより、蓋湾曲部58が玉縁状部20に強い圧力で押し付けられることになり、蓋湾曲部58と玉縁状部20の接触が確実なものとなって、容器本体1と蓋3との間の内嵌合力が増強される。
蓋フランジ部54は、本体フランジ部12に当接する、あるいは、本体フランジ部12の上側に間隔をあけて対峙する。本実施形態では、蓋フランジ部54は、本体フランジ部12の玉縁状部20の上側に間隔をあけて対峙するが、当接してもよい。
容器本体1への中皿2の装着工程、及び、容器本体1への蓋3の装着工程について、更に詳述する。図2、図9及び図10に、容器本体1に中皿2が装着された状態を示している。容器本体1に中皿2が装着されたとき、中皿フランジ部32の外縁は、図9のように、本来であれば、第1ステップ部19よりも若干下側に位置するように設定されている。そのため、中皿フランジ部32の外縁が第1ステップ部19に当接することにより、中皿フランジ部32は、図9に矢印で示しているように、上側かつ内側に向けて弾性変形して、図10のような状態となる。中皿フランジ部32が弾性変形することにより、その弾性復元力によって、中皿フランジ部32は第1ステップ部19に強く当たることになり、中皿フランジ部32が第1ステップ部19に全周に亘って確実に当接し、密着することになる。特に、中皿2が容器本体1に装着された状態において、第1中皿延在部42が第2ステップ部17に当接していると、中皿フランジ部32は、中皿立ち上がり部43の下端を支点として上側かつ内側に向けて弾性変形する。中皿フランジ部43が第1ステップ部19に当接して弾性変形しても、中皿嵌合凸部40bが第2嵌合凹部14bに嵌り込んでいるので、中皿2の内嵌合状態は解除されずに維持される。
このように、容器本体1に蓋3が装着されずに中皿2のみが内嵌合された中皿装着状態において、中皿フランジ部32は、第1ステップ部19に当接した状態にあり、第1中皿延在部42は、第2ステップ部に当接した状態にある。そのため、中皿2の容器本体1への装着状態が安定し、強固なものとなる。しかも、中皿フランジ部32の弾性復元力によって、中皿フランジ部32が第1ステップ部19に強く押し付けられた状態にあるので、より一層中皿2の装着状態が安定する。
このような中皿装着状態から更に蓋3が容器本体1に装着される。図3、図11及び図12に、容器本体1に蓋3が装着された状態を示している。容器本体1に蓋3が装着されたとき、蓋延在部52は、図11のように、本来であれば、中皿フランジ部32、特には中皿フランジ部32の受圧凸部45よりも若干下側に位置するように設定されている。そのため、蓋延在部52は、受圧凸部45を下側に押すことになる。中皿フランジ部32の外縁が第1ステップ部19に当接していて、更に、第1中皿延在部42が第2ステップ部17に当接しているので、中皿フランジ部32は下側には回避できない。そのため、受圧凸部45が蓋延在部52に押されることによって、図12のように、中皿フランジ部32、特には受圧凸部45が下側に向けて弾性変形する。それと共に、中皿フランジ部32の外縁は、第1ステップ部19に更に強く押し付けられることになる。そのため、中皿フランジ部32は全周に亘って第1ステップ部19に強く密着することになる。更に、蓋延在部52が受圧凸部45を下側に押圧する押圧力は、中皿立ち上がり部43を介して第1中皿延在部42に伝達され、第1中皿延在部42が第2ステップ部17に強く押し付けられることになる。そのため、第1中皿延在部42は第2ステップ部17に強く密着することになる。
蓋延在部52が受圧凸部45を押し下げることにより、蓋延在部52には受圧凸部45から上向きの反力を受けることになるが、蓋嵌合凸部53bが第1嵌合凹部13bに嵌り込んでいるので、蓋3の内嵌合状態は解除されず、閉蓋状態は確実に維持される。
以上のような容器には、下部空間に例えばスープが入れられ、上部空間には例えば調理用麺が入れられる。その場合、まずスープが容器本体1に入れられ、その後、中皿2が容器本体1に装着される。そして、その中皿2の上に調理用麺が載せられ、容器本体1に蓋3が装着される。使用者は、容器を閉蓋状態のまま電子レンジに入れて、収容された食材を加熱調理をすることができる。電子レンジで加熱することによって下部空間内のスープが温められて蒸気が発生し、下部空間内の圧力が上昇する。下部空間の圧力が高まると、蒸気排出弁35が上方に開き、下部空間の蒸気が蒸気排出弁35を通って上部空間へと排出される。また、蒸気排出弁35として、C字形、J字形、M字形等の切り込みを設けた場合には、蒸気が蒸気排出弁35の開口方向(蒸気排出方向)に多く集まることとなる。よって、この場合、蒸気排出弁35は、蒸気を一方向即ち蒸気排出方向に向けて集中的に排出することになる。蒸気排出弁35から排出された蒸気は、リブ内空間から包囲リブ36の切欠部37を通ってリブ内空間の外部へと排出され、上部空間に広がっていく。そして、上部空間内の蒸気は、蒸気排出部56を通って容器外部に排出される。
加熱調理が終わると、蓋摘み部59を持って蓋3を容器本体1から外し、引き続いて、中皿摘み部47を引き上げる。中皿摘み部47を引き上げることによって中皿2を容器本体1から外しつつ中皿2を傾けて、調理用麺を中皿2から滑り落とすようにして容器本体1内のスープに入れて食することができる。
上述のように、中皿2には、重量のある調理用麺が載せられることがある。しかしながら、その場合でも、中皿底面部30の中央部には包囲リブ36が設けられているので、中皿2が撓みにくい。そのため、中皿2と容器本体1との間の内嵌合状態が維持されて、スープの漏れ出しが防止される。
また、中皿フランジ部32がその弾性復元力によって第1ステップ部19に強く当接しているうえに、上から蓋延在部52によって第1ステップ部19に押し付けられているので、スープが中皿フランジ部32と容器本体1との間を通って上部空間に漏れ出しにくい。つまり、蓋延在部52が受圧凸部45を下側に押圧する一方、第1ステップ部19が中皿フランジ部32を下側から支持することにより、中皿フランジ部32が蓋延在部52と第1ステップ部19によって上下に狭持される。これによって中皿装着状態がより一層安定する。しかも、第2ステップ部17が第1中皿延在部42を下側から支持しているので、蓋延在部52が受圧凸部45を下方に押圧することと相まって、受圧凸部45と中皿立ち上がり部43を介して、第1中皿延在部42が蓋延在部52と第2ステップ部17によって上下に狭持されることになる。これにより、中皿装着状態がより一層安定する。
このように、中皿嵌合凸部40bが第2嵌合凹部14bに嵌合した上で、更にその外側且つ上側の位置においては、第1中皿延在部42が第2ステップ部17に密着し、更にその外側且つ上側の位置においては、中皿フランジ部32が第1ステップ部に密着している。そのため、中皿2の容器本体1への内嵌合状態がより一層安定する。
加熱調理時において中皿2の容器本体1への嵌合状態が維持されて、下部空間内に充満する蒸気によって蒸らし効果が得られて短時間で加熱調理できる。加熱調理時には、蒸気排出弁35の周囲に上方に突出する包囲リブ36が設けられているので、中皿2に調理用麺が載せられていても、調理用麺の重さによって蒸気排出弁35が変形することがなく、蒸気排出弁35が確実に上側に開いて蒸気を排出することができる。また、包囲リブ36に切欠部37が形成されているので、リブ内空間に蒸気が溜まるということがなく、蒸気は切欠部37を通ってリブ内空間から包囲リブ36の外側へとスムーズに排出される。更に、このようして中皿2より上側の第2空間に排出された蒸気は、蓋3の蒸気排出部56を通じて容器外部へ排出される。
また、加熱調理後に中皿2の上の調理用麺を容器本体1内のスープに入れる際、中皿2の蒸気排出方向とは反対側に設けられた中皿摘み部47を持ち上げて中皿2を傾斜させることにより、調理用麺を容易に蒸気排出方向に滑らせてスープに入れることができる。蒸気排出弁35として、C字形、J字形、M字形等の切り込みを設けた場合には、スープを含んだ蒸気は蒸気排出方向に多く集まっていて、蒸気排出方向と反対側には少ない。従って、蒸気排出方向とは反対側に位置する中皿摘み部47を持つことによって、スープが手に付着しにくくなり、衛生的且つ快適に調理用麺をスープに滑り落とすことができる。
また、中皿底面部30の上面に、蒸気排出方向に延びる一方向凹凸部39が設けられているので、調理用麺食材が蒸気排出方向に沿って滑りやすく、調理用麺を容易に蒸気排出方向に滑らせてスープに入れることができる。
尚、中皿嵌合部40や蓋嵌合部53が嵌合凸部を有する場合において、その嵌合凸部の上側や下側に、ストレート部ではなく、上下方向に沿って内側に向けて湾曲する湾曲部を有する構成としてもよい。
1 容器本体
2 中皿
3 蓋
4 帯状ラベル
10 本体底面部
11 本体側面部
12 本体フランジ部
13 第1本体嵌合部
13a 第1本体嵌合主部
13b 第1嵌合凹部
14 第2本体嵌合部
14a 第2本体嵌合主部
14b 第2嵌合凹部
15 第3ステップ部
16 本体湾曲部
17 第2ステップ部
18 本体立ち上がり部
19 第1ステップ部(ステップ部)
20 玉縁状部
21 本体縁取り部
30 中皿底面部
31 中皿側面部
32 中皿フランジ部
33 脚部
34 中皿凸部
35 蒸気排出弁
36 包囲リブ
36a 第1半分領域
36b 第2半分領域
37 切欠部
38 フラット面部
39 一方向凹凸部
40 中皿嵌合部
40a 中皿嵌合主部
40b 中皿嵌合凸部
41 中皿湾曲部
42 第1中皿延在部(延在部)
43 中皿立ち上がり部
44 第2中皿延在部
45 受圧凸部(受圧部)
45a 頂上部
46 中皿縁取り部
47 中皿摘み部
50 蓋天面部
51 蓋側面部
52 蓋延在部(押圧部)
53 蓋嵌合部
53a 蓋嵌合主部
53b 蓋嵌合凸部
54 蓋フランジ部
55 積み重ね用凸部
56 蒸気排出部
57 蓋凸部
58 蓋湾曲部
59 蓋摘み部
P 蒸気排出方向

Claims (5)

  1. 中皿及び蓋が容器本体に内嵌合する電子レンジ用容器であって、
    容器本体は、外側に向けて凹んだ第1嵌合凹部と、第1嵌合凹部よりも下側且つ内側に設けられ、外側に向けて凹んだ第2嵌合凹部と、を有し、
    中皿は、外側に向けて突出し、閉蓋状態において第2嵌合凹部に内嵌合する中皿嵌合凸部と、中皿嵌合凸部よりも外側に設けられた受圧部と、を有し、
    蓋は、天面部と、天面部よりも外側に設けられ、閉蓋状態において第1嵌合凹部に内嵌合する蓋嵌合凸部と、天面部と蓋嵌合凸部の間に設けられ、閉蓋時に受圧部を下側に押し下げる押圧部と、を有している、電子レンジ用容器。
  2. 中皿は、中皿嵌合凸部よりも外側に設けられた中皿フランジ部を有し、中皿フランジ部に、受圧部として、上側に突出する受圧凸部が設けられている、請求項1記載の電子レンジ用容器。
  3. 容器本体は、第1嵌合凹部よりも下側にステップ部を有し、閉蓋状態において、ステップ部は、中皿フランジ部を下側から支持する、請求項2記載の電子レンジ用容器。
  4. 容器本体は、ステップ部よりも下側且つ内側に第2ステップ部を有し、
    中皿は、中皿嵌合凸部と中皿フランジ部との間に内外方向に延びる延在部を有し、
    閉蓋状態において、第2ステップ部は、延在部を下側から支持する、請求項3記載の電子レンジ用容器。
  5. 開蓋状態であって容器本体に中皿が内嵌合された中皿装着状態において、中皿フランジ部と延在部は、それぞれステップ部と第2ステップ部に当接している、請求項4記載の電子レンジ用容器。
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