JP2023033938A - 撮像装置 - Google Patents

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Yusuke Suzuki
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Abstract

【課題】撮像装置が遮光部を有していても、光源から出射した光を視認し易くする。【解決手段】撮像装置10は、ハウジング12の正面部12aに設けられた開口部を通過した被写体光を受光する撮像素子13と、光を出射する光源23と、ハウジング12内に設けられ、撮像素子13と光源23とを保持する基板31aと、光源23から出射した光をハウジング12の外部に導く導光部材25と、を備える。導光部材25は、光源23から出射した光を正面部12aとは異なる面に向けて反射する第1反射部252と、第1反射部252で反射された光を正面部12aに向かう第1方向に反射する第2反射部253とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関する。
介護施設、病院、工場、店舗等の様々な場所には、防犯や防災等の観点から監視カメラが設置されている。撮像装置である監視カメラを運用する際には、被写体となる個人のプライバシーを保護することが求められている。このため、監視カメラは必要に応じてレンズを覆う遮光部を備えている。
また、ユーザが電源の状態や動作エラーの発生等を視覚的に視認できるように、インジケーター用の光を出射する光源を備えているカメラが知られている。
特許文献1には、本体内部にインジケータランプを有するカメラが開示されている。このカメラは、インジケータランプの点灯が本体の上面と背面とから確認可能となるように構成されている。
実開平03-086333号公報
しかしながら、遮光部を備える監視カメラでは、レンズ開口が設けられる側に遮光部が配置されるため、監視カメラの内部に配置された光源から出射した光をユーザから視認し易い位置に導くことが困難である。
本発明の態様による撮像装置は、ハウジングの第1面に設けられた開口部を通過した被写体光を受光する撮像部と、光を出射する光源と、前記ハウジング内に設けられ、前記撮像部と前記光源とを保持するベース部材と、前記光源から出射した光を前記ハウジングの外部に導く導光部材と、を備える。前記導光部材は、前記光源から出射した光を前記第1面とは異なる面に向けて反射する第1反射部と、前記第1反射部で反射された光を前記第1面に向かう第1方向に反射する第2反射部とを有する。
本発明によれば、ハウジング内に設けられた光源から出射した光を、導光部材により少なくとも開口部が設けられた面に向かう方向に出射させる。これにより、撮像装置が遮光部を有していても、光源から出射した光がユーザから視認し易くなる。
(A)~(C)は実施の形態の撮像装置の外観図である。 (A)は実施の形態の撮像装置の内部平面図であり、(B)は撮像装置の断面図である。 (A)及び(B)は実施の形態の導光部材の形状を示す外観斜視図である。 (A)及び(B)は導光部材の内部の光の進行を説明するための導光部材の断面図である。 実施の形態の撮像装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態の撮像装置の暗視モードにおける処理を説明するフローチャートである。 (A)及び(B)は第1の変形例の導光部材の形状を示す外観図である。 (A)及び(B)は第2の変形例の導光部材の形状を示す外観図である。 (A)及び(B)は第3の変形例の導光部材の形状を示す外観図である。 (A)~(D)は第4の変形例の導光部材の形状を示す外観図である。 第4の変形例の他の例の導光部材の形状を示す外観図である。 (A)及び(B)は変形例における撮像装置の外観図であり、(C)は変形例における撮像装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態の撮像装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
撮像装置の用途は特に限定されないが、病院,介護施設,工場,店舗等に、監視カメラや見守りカメラとして設置するのに適している。また、撮像装置は、撮影可能状態と撮影不能状態とに切替可能である。より特定的には、撮像装置は、結像光学系に光が入射不能な閉状態と、結像光学系に光が入射可能な開状態と、に切替可能である。さらに、撮像装置が撮影不能状態(閉状態)に切り替えられると、撮影される人は、撮像装置が撮影不能状態に切り替えられたことを認識可能である。また、撮像装置は、周囲の外部環境の明るさに応じて、通常撮影モードによる撮影と暗視モードによる撮影とを切替可能である。通常撮影モードでは外部環境が明るいときに結像光学系に入射した光により撮影が行われる。暗視モードでは外部環境が暗いときに照明光が出射され、照明光に照射された被写体の撮影が行われる。
図1(A)、(B)及び(C)は、撮像装置10の外観図である。図1(A)は、開状態の撮像装置10の外観図であり、図1(B)は、閉状態の撮像装置10の外観図である。図1(C)は、撮像装置10の側面方向の外観図である。また、図2(A)は、撮像装置10の内部の平面図であり、図2(B)は、図2(A)のa-a線に沿う撮像装置10の断面図である。
図1~図2に示すように、撮像装置10は、略直方体形状のハウジング12を有している。ハウジング12は、正面部12aと、裏面部12bと、正面部12aの各辺に連接する側面部12c,12d,12e,12fを備えている。なお、以下の説明では、ハウジング12の正面部12aの方向を上側、裏面部12bの方向を下側、側面部12cの方向を手前側、側面部12dの方向を左側、側面部12fの方向を右側とも呼ぶ。
ハウジング12の正面部12aには、メモリカード48(図5参照)が挿入されるカードスロット24と、開口部15と、照明光源161,162と、照度計17とが設けられる。側面部12cには、後述する光源23からの光をハウジング12の外部に出射するための出射口231が設けられている。側面部12cの出射口231の近傍には、後述するように出射口231から出射した光が撮像装置10の正面部12a側から視認し易くなるように、凹部232が形成される。
照明光源161,162は、例えばLEDであり、赤外域の波長を有する光(赤外線、赤外光)を発する。撮像装置10は、後述する暗視モードで撮影を行う場合に、照明光源161,162から赤外光を、被写体を照明する照明光として出射する。
照度計17は、例えばフォトレジスタやフォトダイオードであり、撮像装置10の周囲の環境(外部環境)の光を受光して信号(輝度信号)を出力する。
図2(A)及び図2(B)に示すように、撮像装置10のハウジング12内には、レンズカバー11と、CMOSやCCD等のイメージセンサである撮像素子13と、この撮像素子13の撮像面上に被写体からの光(被写体光)を集光させるレンズ(結像光学系)14と、切替部18と、制御ユニット31と、光源23と、導光部材25とが収容されている。図2(B)に示すように、レンズカバー11と撮像素子13と、レンズ14と、切替部18とは、正面部12aと平行になるように配置されている。
ハウジング12の正面部12aに設けられる開口部15は、レンズ14の光軸上に形成される。開口部15を通過した被写体光は、レンズ(結像光学系)14を介して撮像素子13に入射する。撮像素子13は、ハウジング12に設けられた開口部15を介して入射する被写体光を受光して、光電変換を行って画像信号を出力する。出力された画像信号に対して、後述する画像処理部35(図5参照)は種々の処理を施し、画像データを生成する。すなわち、撮像素子13及び画像処理部35は、ハウジング12の正面部12aに設けられた開口部15を介して入射する被写体光を受光して、画像データを生成する撮像部として機能する。
開口部15を開閉するためのレンズカバー11は、レンズ14の光軸に沿って、レンズ14と開口部15との間に配置される。レンズカバー11は、開口部15を開放する開位置と開口部15を閉塞する閉位置と、の何れかに位置するように移動可能に設けられる。レンズカバー11は、レンズ14の光軸に直交する面(すなわち、正面部12aと平行な面)上を移動する。レンズカバー11が開位置に移動すると、レンズカバー11はレンズ14の光軸上から離れ、図1(A)に示すようにレンズ14の光軸上に形成された開口部15が開放される(開状態)。これにより、ハウジング12の開口部15からレンズ14を露出させることができるので、被写体光はレンズ14を介して撮像素子13に入射することができる。
レンズカバー11が閉位置に移動すると、図1(B)に示すようにハウジング12の開口部15はレンズカバー11によって閉塞される(閉状態)。これにより、レンズカバー11によってレンズ14を覆うことができ、ハウジング12内のレンズ14を保護することができる。また、レンズカバー11は、図1(B)に示す閉位置に位置するときに、被写体光の撮像素子13への入射を制限する遮光部として機能する。なお、レンズカバー11は、レンズバリアやシャッター等とも呼ばれている。
切替部18は、撮像装置10の周囲の外部環境の明るさ(輝度)に応じて、照明光源161,162からの照明光の撮像素子13への入射を許容しない状態と、照明光の撮像素子13への入射を許容する状態とを切り替える。具体的には、切替部18は、第1フィルタ181と、第2フィルタ182と、保持部183と、駆動機構184と、を備える。第1フィルタ181は赤外線カットフィルタであり、撮像素子13に赤外光が入射することを許容しない第1領域として機能する。第2フィルタ182はダミーレンズ等であり、撮像素子13に赤外光が入射することを許容する第2領域として機能する。
保持部183は、第1フィルタ181と第2フィルタ182とを正面部12aと平行な面内で保持する保持枠である。保持部183は、図2(A)に示す矢印ARの方向に沿って、左側に第1フィルタ181を保持し、右側に第2フィルタ182を保持している。保持部183は、矢印ARの方向(すなわち第1フィルタ181と第2フィルタ182とが保持される方向)に沿って移動可能に配置されている。保持部183が矢印ARに沿って移動することにより、第1フィルタ181と第2フィルタ182との何れか一方がレンズ14の光軸上(すなわち、撮像素子13の前面)に配置される。
駆動機構184は、例えば、ステップモーターやギヤ連結機構等の駆動部、およびリードスクリュー等の案内部材等を有し、保持部183と連結されている。駆動機構184が後述する制御ユニット31からの制御信号に応じて駆動することにより、駆動機構184と連結されている保持部183が正面部12aと平行な面上で矢印ARの方向に沿って移動する。
基板31aは、撮像素子13と制御ユニット31と光源23とを保持するベース部材である。基板31aは、ハウジング12内の裏面部12b側に設けられる。
制御ユニット31は、CPUやメモリ等によって構成される。制御ユニット31は、例えばフラッシュメモリ等の記録媒体38(図5参照)に予め記録されている制御プログラムを読み込んで実行することにより、撮像装置10の各部を制御するプロセッサーである。尚、制御ユニット31が実行する処理の詳細に関する説明は後に行う。
光源23は、例えばLEDであり、撮像装置10の動作(例えば撮影実行中等)の状態をユーザに認識させるためのインジケータ用の光を出射する。光源23が出射する光は、レンズ14の光軸方向に沿って上側に向けて進行する。導光部材25は、例えばガラスや透明な樹脂等の透過性を有する材料により製造される。光源23から上側に向けて出射したインジケータ用の光は、導光部材25の内部を透過し、ハウジング12の側面部12cの出射口231に導かれ、ハウジング12の外部に向けて出射する。
<導光部材25について>
図3(A)及び図3(B)を用いて導光部材25について詳細な説明を行う。図3(A)は導光部材25を撮像装置10の手前側から見た外観斜視図である。図3(B)は図3(A)に示す導光部材25の一部を拡大して示す外観斜視図である。導光部材25は、例えば光透過性樹脂やガラス等の透過性材料から製造され、その内部を光源23から出射した光が透過する。導光部材25は、光源23に対して開口部15側(すなわち上側)に設けられる。導光部材25は、光源23の上部から側面部12cに向けて延伸する形状を有し、側面部12cと平行な面における断面は矩形に形成される。導光部材25は、入射部251と、第1反射部252と、第2反射部253とを有する。
入射部251は、導光部材25の側面部12e側の端部近傍において光源23と対向する(裏面部12b側)下側の面に設けられ、光源23から出射した光が入射する。第1反射部252は、入射部251から入射した光を側面部12c側(手前側)に向けて反射するための反射面である。
第1反射部252は、導光部材25の側面部12e側の端部近傍において、入射部251に対して開口部15側に形成された面であり、撮像素子13の撮像面に対して45°の傾斜を有する。このため、レンズ14の光軸方向(すなわち撮像素子13の撮像面に直交する方向)に沿って上側に進む光源23から出射した光は、第1反射部252により反射されると、その進行方向が90°変更される。進行方向が90°変更された光は、導光部材25の内部を手前側に向けて進行し、第2反射部253に到達する。尚、第1反射部252には、例えばアルミ等が蒸着された反射膜が形成されているとよい。
第2反射部253は、第1反射部252で反射された光をハウジング12の外部に向けて反射するために、導光部材25の側面部12c側の端部近傍に形成される。第2反射部253は複数の反射面を有する。第2反射部253が有する複数の反射面には、第1反射部252からの光のうちの一部の光を少なくとも第1面である正面部12aに向かう方向(第1方向)に反射する反射面が含まれる。第2反射部253の反射面は、第2反射部253が有する複数の四角柱の斜面により形成される。
具体的には、図3(B)に示すように、第2反射部253は、ベース部253aと、第1四角柱253bと、第2四角柱253cとを有する。尚、以下の説明では、発明の理解を容易にすることを目的として、ベース部253aの手前側の面の中心を通り正面部12aと平行な面を第1平面P1とし、ベース部253aの手前側の面の中心を通り側面部12dと平行な面を第2平面P2とする。
第1四角柱253bと第2四角柱253cとは、ベース部253aの手前側の面に形成される。第1四角柱253bは第1平面P1に対して上側の領域に形成される。第2四角柱253cは第1平面P1に対して下側の領域に形成される。第1四角柱253bと第2四角柱253cとは、第1平面P1に対して互いに対称な形状を有する。
<第1四角柱253bについて>
第1四角柱253bは、ベース部253aから手前側に向かって突設する。第1四角柱253bは、3個の斜面と、1個の上面と、1個の下面とを有する四角柱である。3個の側面のうち手前側の斜面を側面255aとし、3個の側面のうち第1平面P1と対向する面を第1側面255bとする。側面面255aはベース部253aの上部の面(側面部12cに平行な面)と平行に形成される。第1側面255bは、第1平面P1との間でなす角度が45°の傾斜を有する面である。
次に、第1四角柱253bの内部を進行する光について説明する。
図4(A)は導光部材25の第2平面P2に平行な面における断面図である。図4(A)では、光源23から出射し第1反射部252で反射された光のうちの一部の光L1,L2を代表して表す。
光L1は第1反射部252で反射された後、第1四角柱253b内を進行し、第1側面255bに到達した光である。上述したように、第1側面255bは第1平面P1(すなわち正面部12aと平行な面)に対して45°の傾斜を有している。このため、光L1に対して第1側面255bは反射面として機能し、光L1は第1側面255bで反射され、進行方向を90°変えてレンズ14の光軸に沿って上側に向かって進行する。すなわち、第1側面255bは、光L1を正面部12aに向かう第1方向に反射する第1反射面である。これにより、光源23を出射し導光部材25の内部を通過した光L1は、撮像装置10の正面部12a側から視認することが可能となる。
光L2は、第1四角柱253b内を進行し側面255aに到達した光である。側面255aは、上述したようにハウジング12の側面部12cに平行に形成されるため、光L2の進行方向と直交する。このため、光L2は側面255aにて進行方向を変えることなく側面255aから導光部材25の外部に出射する。これにより、光源23を出射し導光部材25の内部を通過した光L2は、撮像装置10側面部12c側から視認することが可能となる。
<第2四角柱253cについて>
図3(B)に示すように、第2四角柱253cは、ベース部253aから手前側に向かって突設する。第2四角柱253cは、3個の側面と、1個の上面と、1個の下面とを有する四角柱である。3個の斜面のうち手前側の面を側面255cとし、3個の側面のうち第1平面P1と対向する面を第1側面255dとする。側面255cは、第1四角柱253bの側面255aと同様に、ハウジング12の側面部12cと平行に形成される。第1側面255dは、第1平面P1に対して45°の傾斜を有する反射面である。上述したように、第2四角柱253cは、第1平面P1に対して第1四角柱253bと対称な形状を有する。そのため、第2四角柱253cの第1側面255dと第1四角柱253bの第1側面255bとがなす角度は90°である。
上記の形状を有する第2四角柱253cにおいて、光源23から出射し側面255cに到達した光は、第1四角柱253bの場合と同様に、側面255cにて進行方向を変えることなく側面255cから導光部材25の外部に出射する。これにより、光源23を出射した光は、撮像装置10の側面部12c側から視認することが可能となる。
光源23から出射し第1側面255dに到達した光は、第1側面255dにて反射される。第1側面255dと第1四角柱253bの第1側面255bとがなす角度が90°であることから、第1側面255dに到達した光は進行方向を90°変えて、第1方向と逆方向に裏面部12b側に向けて進行する。これにより、光源23を出射した光は、撮像装置10の裏面部12b側から視認することが可能となる。
導光部材25の第2反射部253が上述した形状を有することにより、光源23から出射した光を、撮像装置10の正面部12a側(上側)と裏面部12b側(下側)とに反射させ、側面部12c側(手前側)に透過させて、出射口231から出射させる。これにより、ユーザは、インジケータ用の光を撮像装置10の正面部12a側と、裏面部12b側と、側面部12c側とから視認することが可能となる。
尚、上述した第2反射部253の形状は、正面部12aと直交する面に平行な面(側面255a,255cが存在する面)である第2面のうちの所定の領域に形成した凹部の内側面を反射面として有する、と換言することもできる。この場合、所定の領域に形成された凹部とは、図3(A)及び図3(B)に示すように、第1四角柱253bと第2四角柱253cとに挟まれる凹部のことである。それぞれの第1側面255b,255dが凹部の内側面である。したがって、凹部の内側面にて上記のようにして光が反射され、また、第2反射部253の第2面を光が透過することにより、ユーザは、インジケータ用の光を撮像装置10の正面部12a側と、裏面部12b側と、側面部12c側とから視認することが可能となる。
尚、屈折率は材料によって変化する。このため、上記の実施の形態において第1四角柱253bの第1側面255b及び第2四角柱253cの第1側面255dの2つの面がなす角度は、導光部材25の材料の屈折率に応じて、90°以外の角度となるように第1四角柱253b及び第2四角柱253cが形成されてもよい。
<撮像装置10の制御系について>
図5は、撮像装置10の制御系を示すブロック図である。図5に示すように、撮像装置10の制御ユニット31は、判定部32と、撮像制御部33と、フィルタ制御部34と、取得部36と、記録制御部37と、記録媒体38とを有する。
判定部32は、照度計17から出力された輝度信号に基づいて、撮像装置10の周囲の外部環境が明るいか暗いかを判定する判定処理を行う。
撮像制御部33は、撮像素子13の駆動を制御して画像信号を生成させ、画像処理部35に画像信号から画像データを生成させる撮影処理を行う。また、後述する暗視モードで撮影を行う場合には、撮像制御部33は、照明光源161,162に電力を与え、赤外光を照明光として出射させる。
フィルタ制御部34は、判定部32の判定結果に基づいて、駆動機構184を駆動させることにより保持部183の移動を制御して、第1フィルタ181と第2フィルタ182とのうちの何れか一方をレンズ14の光軸上に配置させる。この場合、フィルタ制御部34は、通常撮影モードで撮影を行う場合には、赤外線カットフィルタである第1フィルタ181をレンズ14の光軸上に配置させ、暗視モードで撮影を行う場合には、ダミーレンズである第2フィルタ182をレンズ14の光軸上に配置する。
取得部36は、レンズカバー11が閉位置に位置し開口部15を遮光している間に、暗視モードに移行する際(すなわち、撮像装置10の周囲の外部環境が暗い場合)に画像処理部35が用いる増幅率の値を取得する取得処理を行う。
記録制御部37は、画像処理部35にて生成された画像データをメモリカード48へ記録する記録処理を行う。
開口部15を開閉するレンズカバー11には、リンク機構43を介してアクチュエータ44が連結されている。アクチュエータ44には駆動回路45が接続されている。駆動回路45は制御ユニット31に接続され、制御ユニット31からの制御信号(駆動信号)に応じてアクチュエータ44を駆動する。
<制御ユニット31の処理について>
撮像装置10は、撮影実行条件が満たされると撮影を開始する。撮影実行条件として、ICタグ等の無線タグが所定範囲に近づいたこと、が設定されている。この場合、制御ユニット31は、制御ユニット31に接続された無線通信モジュール(不図示)の受信信号強度に基づいて、無線タグを所持した人物が所定の撮影エリアに進入したか否かを判定する。制御ユニット31は、受信信号強度が所定の閾値Xaを上回る場合に、人物が撮影エリアに進入した、すなわち撮影実行条件が成立したと判定する。
尚、撮影実行条件として、スマートフォン等の携帯端末から送信される録画信号を受信したこと、リモコンから送信される赤外線を受信したこと、所定内容の音声が不図示のマイクによって検出されたこと等が設定されてもよい。
撮影実行条件が満たされると、撮像装置10はレンズカバー11を閉位置から開位置に移動し、被写体の撮影を行う。すなわち、制御ユニット31は駆動回路45にアクチュエータ44を駆動させ、リンク機構43を介してレンズカバー11を開位置に移動させる。撮像素子13は、開口部15を通過して入射した被写体光を受光して画像信号を画像処理部35に出力する。画像処理部35は、画像処理プロセッサ(ISP)である。画像処理部35は、撮像素子13から出力された画像信号に対して、例えばAD変換処理、信号増幅処理、ホワイトバランス処理等を含む公知の画像処理を行って画像データを生成する。画像処理部35は、通常撮影モードの場合でも暗視モードの場合であっても、生成される画像データに基づいて、画像信号に対する増幅率をオートゲインコントロール(AGC)により制御する。
また、判定部32による判定処理が行われる。この場合、判定部32は、照度計17から出力された輝度信号に基づいて輝度の値を算出し、この値が所定の閾値を超える場合は外部環境が明るいと判定し、閾値以下の場合は外部環境が暗いと判定する。尚、所定の閾値は試験やシミュレーションを行った結果に基づいて設定され、記録媒体38に予め記録されている。
輝度の値が閾値を超え、周囲の外部環境が明るいと判定された場合には、撮像装置10は通常撮影モードにより撮影を行う。輝度の値が閾値以下であり、周囲の外部環境が暗いと判定された場合は、撮像装置10は暗視モードにより撮影を行う。
撮影実行条件が成立しなくなると、制御ユニット31は駆動回路45にアクチュエータ44を駆動させ、リンク機構43を介してレンズカバー11を閉位置Pcに移動させる。レンズカバー11が閉位置Pcに位置し撮像装置10が閉状態のとき、制御ユニット31の取得部36は、取得処理を行う。
<通常撮影モード>
通常撮影モードでは、フィルタ制御部34は、駆動機構184を制御して、第1フィルタ181をレンズ14の光軸上に位置させる。すなわち、赤外光が入射されない状態にて、撮像素子13は光電変換を行って画像信号を出力する。画像処理部35はこの画像信号を用いて画像データを生成する。
<暗視モードについて>
暗視モードでは、撮像装置10は、外部環境が暗く光量が不十分のときに、赤外光を照明光として照射して、この赤外光により照明された被写体の撮影を行う。判定部32により外部環境が暗いと判定され、暗視モードで撮影が行われる場合には、撮像制御部33は、後述する取得処理により得られた設定データを記録媒体38から読み出して、この設定データを画像データを生成する際に用いる増幅率の値として設定する。フィルタ制御部34は、駆動機構184を制御して、第1フィルタ181をレンズ14の光軸上から退避させ、第2フィルタ182をレンズ14の光軸上に配置させる。これにより、赤外光が撮像素子13に入射可能な状態になる。その後、撮像制御部33は、上述したように、照明光源161,162から赤外光を照明光として出射させる。
尚、撮像装置10が閉状態から暗視モードによる撮影に移行する場合には、設定データの値が増幅率の値として設定された後、制御ユニット31はレンズカバー11を開位置に移動させて開口部15を開放し、照明光源161,162は照明光を出射する。また、照明光源161,162による照明光の出射は、フィルタ制御部34による第2フィルタ182のレンズ14の光軸上への配置が行われた後に行われる。すなわち、第2フィルタ182の配置は、レンズカバー11の開放前に行われてもよいし、開放後に行われてもよい。
第2フィルタ182がレンズ14の光軸上に位置しているため、撮像素子13は照明光源161,162から出射した照明光のうち、被写体にて反射した反射光を受光して画像信号を出力する。画像処理部35は、画像信号を用いて画像データを生成する。このとき、撮像制御部33は、画像処理部35に対して、記録媒体38から読み出した設定データの値にて設定された増幅率にて画像信号を増幅して画像データを生成させる。このため、AGCにより制御して増幅率を設定する場合よりも短時間で暗視モードでの撮影に適した増幅率を設定することができ、暗視モードでの撮影開始までにタイムラグが発生することを抑制できる。暗視モードによる撮影が開始された後、撮像制御部33は、AGCにより制御して算出した新たな増幅率を画像データの生成のために使用する増幅率の値として画像処理部35に対して設定する。
図6に示すフローチャートを参照しながら、暗視モードにおける制御ユニット31の処理について説明する。フローチャートに示す各処理は、制御ユニット31が記録媒体38に記録されたプログラムを読み出し、そのプログラムを実行することにより行われる。
ステップS1では、撮像装置10の外部環境が暗いか否かが判定される。照度計17から出力された輝度信号に基づいて算出された輝度の値が閾値以下の場合、判定部32は外部環境が暗いと判定し、処理はステップS2へ進む。輝度の値が閾値を超える場合には、判定部32は外部環境が明るいと判定し、ステップS1の判定処理が繰り返される。
ステップS2では、撮像制御部33は、記録媒体38に記録されている設定データの値を、画像データを生成する際に用いる増幅率の値として画像処理部35に対して設定する。その後、処理はステップS3へ進む。
ステップS3では、制御ユニット31はレンズカバー11が閉位置と開位置との何れに位置するかを判定する。レンズカバー11が閉位置(すなわち、撮像装置10が閉状態)の場合には、処理はステップS4へ進む。レンズカバー11が開位置(すなわち、撮像装置10が開状態)の場合には、処理はステップS4をスキップしてステップS5へ進む。
ステップS4では、制御ユニット31は駆動回路45にアクチュエータ44を駆動させ、リンク機構43を介してレンズカバー11を開位置に移動させる。その後、処理はステップS5へ進む。ステップS5では、フィルタ制御部34は、駆動機構184を制御して保持部183を移動させて、第2フィルタ182をレンズ14の光軸上に配置させる。尚、撮像装置10が開状態となったときに第2フィルタ182がレンズ14の光軸上に配置されている場合には、ステップS5をスキップしてよい。その後、処理はステップS6へ進む。
ステップS6では、撮像制御部33は、上述したように、照明光源161,162から赤外光を照明光として出射させる。その後、処理はステップS7へ進む。ステップS7では、撮像制御部33は撮像素子13及び画像処理部35に画像データを生成させ(撮影処理)、記録制御部37は生成された画像データをメモリカード48に記録する(記録処理)。その後、処理はステップS8へ進む。
ステップS8では、撮像制御部33は、画像処理部35により生成された画像データに基づいて、AGCにより制御して新たに増幅率の値を算出する。そして、撮像制御部33は、算出した新たな増幅率の値を画像データ生成時に使用する増幅率の値として画像処理部35に対して設定する。その後、処理はステップS9へ進む。ステップS9では、ステップS1の場合と同様にして、撮像装置10の外部環境が暗いか否かが判定される。撮像装置10の外部環境が暗い場合には、ステップS9での処理が肯定判定され、処理はステップS7に戻る。撮像装置10の外部環境が明るい場合には、ステップS9での処理が否定判定され、暗視モードにおける処理が終了する。尚、暗視モードでの処理の終了に際し、撮像制御部33は照明光源161,162からの照明光の出射を終了し、フィルタ制御部34は駆動機構184を制御して保持部183を移動させて、第1フィルタ181をレンズ14の光軸上に配置させる。
<取得処理について>
撮像制御部33は、生成される画像データに基づいて、画像信号に対する増幅率をオートゲインコントロール(AGC)により制御する。撮像装置10の外部環境が暗い状態で撮影を行う暗視モードの場合や、レンズカバー11が閉位置に位置する場合には、撮像素子13に入射する光量は少ない。一方、撮像装置10が通常撮影モードで撮影を行う場合には、撮像素子13に入射する光量は、暗視モードで撮影を行う場合よりも多い。このため、撮像制御部33は、AGCにより画像信号に対する増幅率を制御する場合、撮像装置10が通常撮影モードで撮影するときの増幅率よりも、暗視モードで撮影するときの増幅率を高い増幅率に設定する。
ただし、撮像装置10の撮影が暗視モードに移行する際に、AGCにより制御して増幅率を設定すると、設定までに時間を要し、暗視モードでの撮影開始までにタイムラグが発生する虞がある。このようなタイムラグが発生することを抑制するため、撮像制御部33は、撮影が暗視モードに移行する際には、画像処理部35が画像データ生成のために用いる増幅率を予め決められている増幅率に設定する。この予め決められている増幅率は、上述した設定データであり、取得部36が取得処理を行うことにより取得される。
上述したように、レンズカバー11が閉位置に位置するときは、暗視モードで撮影を行う場合と同様に撮像素子13に入射する光量が少ない状態となる。そのため、取得部36は、レンズカバー11が閉位置に位置された後、AGCにより制御された増幅率の値を取得し、この取得した増幅率の値を設定データとして記録媒体38に記録する。尚、取得処理は、撮像装置10を出荷する前にのみ行われてもよいし、レンズカバー11が閉位置に位置するごとに行われてもよいし、レンズカバー11が閉位置に移動した回数が所定の回数となるごとに行われてもよい。
また、上述した設定データに加えて、補正データが記録媒体38に記録されてもよい。ここで、補正データは、異なる外部環境の暗さ(すなわち、照度計17にて検出された輝度の強さ)の程度に応じて設定される。この場合、まず、取得部36は、照度計17から出力された輝度信号に基づいて算出された輝度の値を取得する。そのときの外部環境の暗さにおいて、取得部36は、レンズカバー11が閉位置のときにAGCにより制御された増幅率(第1増幅率)と、レンズカバー11が開位置のときにAGCにより制御された増幅率(第2増幅率)とを取得する。そして、取得部36は、第1増幅率と第2増幅率との差を補正データとして算出する。この補正データは、第1増幅率と第2増幅率とが取得されたときの輝度の値と関連付けて記録媒体38に記録される。この補正データは、所定の輝度の値ごとに取得、算出され、記録媒体38に記録される。
撮像制御部33は、設定データに対して補正データで補正した値を暗視モードに移行する際の増幅率として設定する。この場合、撮像制御部33は、暗視モードに移行する際に照度計17により検出された輝度の値に基づいて、輝度の値と関連付けされている補正データを記録媒体38から読み出す。撮像制御部33は、読み出した補正データを用いて設定データを補正した値を、暗視モードにて用いる増幅率に設定する。この結果、暗視モードに移行するときの外部環境の暗さの程度に応じた増幅率を設定することが可能となり、暗視モードでの撮影開始までのタイムラグの発生を抑制しつつ、外部環境の暗さに適した撮像感度の設定が可能となる。
尚、上述した取得処理の際に、第1フィルタ181がレンズ14の光軸上に配置されてもよいし、第2フィルタ182がレンズ14の光軸上に配置されてもよい。
上述した実施の形態によれば以下の作用効果が得られる。
(1)撮像装置10は、ハウジング12内に設けられ、撮像素子13と光源23とを保持するベース部材である基板31aと、光源23から出射した光をハウジング12の外部に導く導光部材25と、を備えている。導光部材25は、光源23から出射した光を正面部12aとは異なる面に向けて反射する第1反射部252と、第1反射部252で反射された光を正面部12aに向かう第1方向に反射する第2反射部253とを有する。これにより、撮像装置10の正面部12a側にレンズカバー11が配置される場合であっても、ユーザはハウジング12内の基板31aに搭載された光源23から出射された光を視認することができる。また、光源23を基板31aから独立して配置する必要がないため、撮像装置10の製造コストの上昇を抑制できる。
(2)第2反射部253は複数の反射面を有し、複数の反射面は、第1反射部252からの光のうちの一部の光を第1方向に反射する第1反射面(第1側面255b)を含む。これにより、ユーザは、最も確認し易い正面部12a側から光源23から出射した光を確認することができる。
(3)第2反射部253は、正面部12aと直交する面に平行な第2面(側面255a,255cが存在する面)を有し、反射面は、第2面の所定の領域に形成された凹部の内側面である。これにより、ユーザは光源23から出射した光を撮像装置10の外部から確認することができる。
(4)撮像装置10は、周囲の環境が明るいと照明光の撮像素子13への入射を制限し、周囲の環境が暗いと照明光の撮像素子13への入射を許容する切替部18と、レンズカバー11が開口部15を遮蔽している間に、周囲の環境が暗い場合の撮影(すなわち暗視モード時)に用いる画像信号の増幅率の値を取得する取得部36と、を備えている。これにより、暗視モードによる撮影に移行する際に、取得部36により予め取得された設定データが画像データを生成する際の増幅率として設定される。その結果、AGCにより制御して増幅率を設定する場合よりも短時間で増幅率を設定することができ、暗視モードでの撮影開始までにタイムラグが発生することを抑制できる。
尚、上述した図6に示すフローチャートに示す各処理のうち、ステップS3及びステップS4での処理は省略されてもよい。すなわち、暗視モードにおける制御ユニット31の処理では、レンズカバー11の開閉に関する処理が別の処理として独立していてもよい。この場合、例えば、携帯端末等から送信されるカバー制御信号の受信、リモコン等から送信される赤外線の受信、不図示のマイクによって所定内容の音声の検出等によって、レンズカバー11の開閉が制御される。
<変形例>
導光部材25の第2反射部253は、実施の形態の図3(A)及び図3(B)に示す形状を有するものに限定されず、以下の変形例に示す形状を有してよい。
<第1の変形例>
図7(A)は、第1の変形例の導光部材25を手前側から見た外観斜視図である。図7(B)は図7(A)に示す導光部材25の第2反射部を拡大して示す外観斜視図である。
第1の変形例の導光部材25は、実施の形態の同様の入射部251と、第1反射部252を有するとともに、実施の形態の第2反射部253とは異なる形状を有する第2反射部263を備える。
具体的には、第2反射部263は、ベース部256aと、第1角錐台形状256bと、第2角錐台形状256cと、第3角錐台形状256dと、第4角錐台形状256eとを有する。
第1角錐台形状256bと、第2角錐台形状256cと、第3角錐台形状256dと、第4角錐台形状256eとは、ベース部256aの手前側の面に形成される。第1角錐台形状256bと第2角錐台形状256cとは、第1平面P1に対して上側の領域に形成される。また、第1角錐台形状256bは第2平面P2に対して側面部12d側(左側)の領域に形成され、第2角錐台形状256cは第2平面P2に対して側面部12f側(右側)の領域に形成される。第1角錐台形状256bと第2角錐台形状256cとは、第2平面P2に対して互いに対称な形状を有する。
第3角錐台形状256dと第4角錐台形状256eとは、第1平面P1に対して下側の領域に形成される。第3角錐台形状256dは第2平面P2に対して左側の領域に形成され、第4角錐台形状256eは第2平面P2に対して右側の領域に形成される。第3角錐台形状256dと第4角錐台形状256eとは、第2平面P2に対して互いに対称な形状を有する。また、第3角錐台形状256dは第1平面P1に対して第1角錐台形状256bと対称な形状を有し、第4角錐台形状256eは第1平面P1に対して第2角錐台形状256cと対称な形状を有する。
<第1角錐台形状256bについて>
第1角錐台形状256bは、ベース部256aから手前側に向かって突設する。第1角錐台形状256bは、4個の斜面と1個の上面270bとを有し、上面270bが矩形の角錐台形状である。4個の斜面のうち第1平面P1と対向する面を第1斜面271b、第2平面P2と対向する面を第2斜面272bとする。上面270bはベース部256aの上部の面(側面部12cに平行な面)と平行に形成される。第1斜面271bは、実施の形態の第1角錐台形状253bが有する第1斜面255bと同様に、第1平面P1との間でなす角度が45°の傾斜を有する面である。第2斜面272bは、第2平面P2との間でなす角度が45°の傾斜を有する面である。
次に、第1角錐台形状256bの内部を進行する光について説明する。
第1角錐台形状256bの第1斜面271bに到達した光は、上述した実施の形態の説明に用いた図4(A)に示す光L1と同様に反射して、第1方向に向けて進行する。第1角錐台形状256bの上面270bに到達した光は、上述した図4(A)に示す光L2と同様に、上面270bにて進行方向を変えることなく上面270bから導光部材25の外部に出射する。これにより、光源23を出射し導光部材25の内部を通過した光L2は、撮像装置10の側面部12c側から視認することが可能となる。
図4(B)は、第1の変形例の導光部材25の第1平面P1に平行な面における断面図である。図4(B)では、光源23から出射し第1反射部252で反射された光のうちの一部の光L3を代表して表す。
光L3は、第1角錐台形状256b内を進行して第2斜面272bに到達した光である。上述したように、第2斜面272bは第2平面P2(すなわち側面部12dと平行な面)に対して45°の傾斜を有している。このため、光L3に対して第2斜面272bは反射面として機能し、光L3は第2斜面272bで反射され、進行方向を90°変えて、正面部12aに平行な面上を側面部12d側(左側)に向かって進行する。すなわち、第2斜面272bは、光L3を上記の第1方向と直交し、側面部12dに向かう方向(第2方向)に反射する第2反射面である。これにより、光源23を出射し導光部材25の内部を通過した光L3は、撮像装置10の側面部12d側から視認することが可能となる。
<第2角錐台形状256cについて>
図7(B)に示すように、第2角錐台形状256cは、上述したように、第2平面P2に対して第1角錐台形状256bと対称な形状を有し、ベース部256aから手前側に向かって突設する。そのため、第2角錐台形状256cは、第1角錐台形状256bの上面270bと同一平面に存在する上面270cと、第1角錐台形状256bの第1斜面271bと同一平面に存在する第1斜面271cと、第1角錐台形状256bの第2斜面272bとなす角度が90°である第2斜面272cと、を有する。
第2角錐台形状256cが上記の形状を有するため、光源23から出射し第2斜面272cに到達した光は、第1角錐台形状256bの第2斜面272bに到達した光が反射される第2方向とは逆方向の側面部12f側(右側)に向けて反射される。上面270c及び第1斜面271cに到達した光は、第1角錐台形状256bの上面270b及び第1斜面271bに到達した場合と同様の方向に出射する。
<第3角錐台形状256dについて>
第3角錐台形状256dは、上述したように、第1平面P1に対して第1角錐台形状256bと対称な形状を有する。そのため、第3角錐台形状256dは、第1角錐台形状256bの第1斜面271bとなす角度は90°である第1斜面271dと、第1角錐台形状256bの上面270bと同一平面上に存在する上面270dと、第1角錐台形状256bの第2斜面272bと同一平面上に存在する第2斜面272dとを有する。
したがって、光源23から出射し第1斜面271dに到達した光は、第1角錐台形状256bの第1斜面271bに到達した光が反射する第1方向とは逆方向の裏面部12b側に向けて反射される。上面270d及び第2斜面272dに到達した光は、第1角錐台形状256bの上面270b及び第2斜面272bに到達した場合と同様の方向に出射する。
<第4角錐台形状256eについて>
第4角錐台形状256eは、上述したように、第1平面P1に対して第2角錐台形状256cと対称であり、第2平面P2に対して第3角錐台形状256dと対称な形状を有する。すなわち、第4角錐台形状256eは、側面部12cと平行に形成される上面270eと、と第3角錐台形状256dの第1斜面271dと同一平面上の反射面である第1斜面271eと、第2角錐台形状256cの第2斜面272cと同一平面上の反射面である第2斜面272eとを有する。
したがって、光源23から出射し上面270e及び第1斜面271eに到達した光は、第3角錐台形状256dの上面270d及び第1斜面271dに到達した光と同様の方向に出射する。光源23から出射し第2斜面272eに到達した光は、第2角錐台形状256cの第2斜面272cに到達した光と同様の方向に出射する。
導光部材25の第2反射部263が上述した形状を有することにより、光源23から出射した光を、撮像装置10の正面部12a側(上側)と、裏面部12b側(下側)と、側面部12d,12f側(左側、右側)とに反射させ、側面部12c側(手前側)に透過させて、出射口231から出射させる。これにより、ユーザは、インジケータ用の光を撮像装置10の正面部12a側と、裏面部12b側と、側面部12c,12d,12f側とから視認することが可能となる。
尚、上述した第2反射部263の形状は、正面部12aと直交する面に平行な面(上面270b,270c,270d,270eが存在する面)である第2面のうちの所定の領域に形成した凹部の内側面を反射面として有する、と換言することもできる。この場合、所定の領域に形成された凹部とは、図7(A)及び図7(B)に示すように、上下方向においては、第1角錐台形状256bと第3角錐台形状256dとに挟まれる凹部と、第2角錐台形状256cと第4角錐台形状256eとの挟まれる凹部とからなる。それぞれの第1斜面271b,271c,271d,271eが凹部の内側面である。左右方向においては、所定の領域に形成された凹部は、第1角錐台形状256bと第2角錐台形状256cとに挟まれる凹部と、第3角錐台形状256dと第4角錐台形状256eとに挟まれる凹部とである。それぞれの第2斜面272b,272c,272d,272eが凹部の内側面である。したがって、凹部の側面にて上記のようにして光が反射されることにより、ユーザは、インジケータ用の光を撮像装置10の正面部12a側と、裏面部12b側と、側面部12c,12d,12f側とから視認することが可能となる。
第1の変形例では、第2反射部263が上述した形状を有することから、実施の形態により得られる作用効果(1)~(4)に加えて、以下の作用効果を得ることができる。
第2反射部263は第1角錐台形状256b、第2角錐台形状256c、第3角錐台形状256d及び第4角錐台形状256eを有し、複数の反射面は角錐台形状の斜面である。第1角錐台形状256b、第2角錐台形状256c、第3角錐台形状256d及び第4角錐台形状256eのそれぞれは、第1反射面(第1斜面271b,271c)と、第1方向と直交する第2方向に光を反射する第2反射面(第2斜面272b,272d)と、を有する。これにより、ユーザは、正面部12a側とは異なる位置から撮像装置10を確認する場合であっても、光源23から出射した光を視認することが可能となる。
<第2の変形例>
図8(A)は、第2の変形例の導光部材25を手前側から見た外観斜視図である。図8(B)は図8(B)に示す導光部材25の第2反射部を拡大して示す外観斜視図である。
第2の変形例の導光部材25は、実施の形態の同様の入射部251と、第1反射部252を有するとともに、実施の形態の第2反射部253とは異なる形状を有する第2反射部273を備える。
第2反射部273は、ベース部273aと、ベース部273aの上部(手前側)の面に形成された角錐台形状276と、を有する。角錐台形状276は、ベース部273aから手前側に突設し、上面と下面とが矩形の角錐台である。角錐台形状276は、ベース部273aの上部の面を底面とし、この底面よりも面積の小さい上面273bと、上面273bと底面と連結する4個の斜面(第1斜面273c、第2斜面273d,第3斜面273e及び第4斜面273f)とを有する。
第1斜面273cは、裏面部12b側(下側)にて上面273bとベース部273aとを連結し、第1平面P1と平行な面に対する角度が45°の傾斜を有する面である。第2斜面273dは、側面部12f側(右側)にて上面273bとベース部273aとを連結し、第2平面P2と平行な面に対する角度が45°の傾斜を有する面である。第3斜面273eは、正面部12a側(上側)にて上面273bとベース部273aとを連結し、第1平面P1に対して第1斜面273cと対称な形状を有する斜面である。第4斜面273fは、側面部12d側(左側)にて上面273bとベース部273aとを連結し、第2平面P2に対して第2斜面273dと対称な形状を有する斜面である。
第2の変形例では、この第1斜面273cと第2斜面273dと第3斜面273eと第4斜面273fとが反射面を形成する。特に、第1斜面273cは、上述した第1の変形例の第1斜面271b,271cと同様に、光を第1方向に反射する第1反射面である。第2斜面273dは、上述した第1の変形例の第2斜面272b,272dと同様に、光を第2方向に反射する第2反射面である。
上記の形状を有する第2反射部273において、光源23から出射し上面273bに到達した光は、進行方向を変えることなく上面273bから導光部材25の外部に出射する。光源23から出射し第1斜面273cに到達した光は、第1の変形例の第1斜面271b,271cで反射される場合と同様に反射され、第1方向に向けて進行する。光源23から出射し第2斜面273dに到達した光は、第1の変形例の第2斜面272b,272dで反射される場合と同様に反射され、第2方向へ向けて進行する。光源23から出射し第3斜面273eに到達した光は、第1の変形例の第1斜面271d,271eで反射される場合と同様に反射され、第1方向と逆方向の下側へ向けて進行する。光源23から出射し第4斜面273fに到達した光は、第1の変形例の第2斜面272c,272eで反射される場合と同様に反射され、第2方向と逆方向の左側へ向けて進行する。
これにより、ユーザは、インジケータ用の光を撮像装置10の正面部12a側と、裏面部12b側と、側面部12c,12d,12f側とから視認することが可能となる。すなわち、上述した形状を有する第2の変形例の第2反射部273によっても、上述した実施の形態で得られる作用効果(1)、(2)、(4)と同様の作用効果を得ることができる。
<第3の変形例>
図9(A)は、第3の変形例の導光部材25を手前側から見た外観斜視図である。図9(B)は図9(A)に示す導光部材25の第2反射部を拡大して示す外観斜視図である。
第3の変形例の導光部材25は、実施の形態の同様の入射部251と、第1反射部252を有するとともに、実施の形態の第2反射部253とは異なる形状を有する第2反射部274を備える。
第2反射部274は、ベース部274aと、第1斜面274bと、第2斜面274cとを有する。尚、以下の説明では、ベース部274aの中心を通る第1平面P1と、側面部12cと平行な面とが、ベース部274aの手前側にて交差して形成される辺を辺274dと呼ぶ。
第1斜面274bは、辺274dとベース部274aとを裏面部12b側において連結する斜面である。第1斜面274bは、辺274dにて第1平面P1とのなす角度が45°の面である。第2斜面274cは、辺274dとベース部274aとを正面部12a側において連結する斜面である。第2斜面274cは、辺274dにて第1平面P1とのなす角度が45°の面であり、第1平面P1に対して第1斜面274bと対称な形状を有する。このため、第1斜面274bと第2斜面274cとが辺274dにおいてなす角度は90°である。第3の変形例では、この第1斜面274bと第2斜面274cとが反射面を形成する。第1斜面274bは、実施の形態の第1側面255bと同様に、光を第1方向に反射する第1反射面である。
第1斜面274bと第2斜面274cとが上記の形状を有することから、第1斜面274bと第2斜面274cとベース部274aとで囲まれる領域の第2平面P2に平行な面での断面は直角二等辺三角形となる。従って、第3の変形例の第2反射部274では、直角二等辺三角形を底面及び上面とする三角柱形状がベース部274a上に形成され、その三角柱形状の側面が第1斜面274bと第2斜面274cとを構成している、と言うことができる。
ベース部274aのうち、上述した第1斜面274bと第2斜面274cとが形成されていない領域は、側面部12cと平行な面である。この面のうち正面部12a側の面を上面274eと呼び、裏面部12b側の面を上面274fと呼ぶ。
上記の形状を有する第2反射部274において、光源23から出射し上面274e又は上面274fに到達した光は、進行方向を変えることなく導光部材25の外部に出射する。光源23から出射し第1斜面274bに到達した光は、実施の形態の第1側面255bで反射される場合と同様に反射され、第1方向に向けて進行する。光源23から出射し第2斜面274cに到達した光は、実施の形態の第1側面255dで反射される場合と同様に反射され、第1方向と逆方向の下側へ向けて進行する。
これにより、ユーザは、インジケータ用の光を撮像装置10の正面部12a側と、裏面部12b側とから視認することが可能となる。したがって、上述した形状を有する第3の変形例の第2反射部274によっても、上述した実施の形態で得られる作用効果(1)、(2)及び(4)に加え、以下の作用効果を得ることができる。
第2反射部274は三角柱形状(多角形柱形状)を有し、複数の反射面は三角柱形状の側面である。これにより、ユーザは光源23から出射した光を撮像装置10の外部から確認することができる。
<第4の変形例>
図10(A)は、第4の変形例の導光部材25を手前側から見た外観斜視図である。図10(B)は図10(A)に示す導光部材25の第2反射部を拡大して示す外観斜視図である。図10(C)は、上述した第2平面P2における導光部材25の第2反射部の断面図である。図10(D)は、上述した第1平面P1における導光部材25の第2反射面の断面図である。
第4の変形例の導光部材25は、実施の形態の同様の入射部251と、第1反射部252を有するとともに、実施の形態の第2反射部253とは異なる形状を有する第2反射部283を備える。
第2反射部283は、ベース部283aと、ベース部283aの側面部12c側の面(上面)283bに形成された凹部283cと、を有する。凹部283cは、上面283b上の所定の領域に形成される。この場合、所定の領域は、第1楕円283dの外部と第2楕円283eの内部とにより囲まれる所定の領域である。第1楕円283dと第2楕円283eとは同一の位置を中心とする楕円であり、互いに相似形状である。
ベース部283aの上面283bから側面部12e側に位置し、上面283bと平行な平面(第3平面P3)上には、第3楕円283fが形成される。第3楕円283fは、第1楕円283d及び第2楕円283eと同一の位置を中心とする楕円であり、第1楕円283dより大きく、第2楕円283eより小さい。
第1楕円283dと第3楕円283fとの間を連結する斜面が第1斜面283gである。第1斜面283gは、第3平面P3との間でなす角度が45°の反射面である。第2楕円283eと第3楕円283fとの間を連結する斜面が第2斜面283hである。第2斜面283hは、第3平面P3との間でなす角度が45°の反射面である。従って、第1斜面283gと第2斜面283hとがなす角度は90°である。
上記の形状を有する第2反射部283において、光源23から出射し上面283bに到達した光は、進行方向を変えることなく導光部材25の外部に出射する。光源23から出射し第1斜面283gの領域R1及び第2斜面283hの領域R2に到達した光は、実施の形態の第1側面255bで反射される場合と同様に反射され、第1方向に向けて進行する。光源23から出射し第1斜面283gの領域R3及び第2斜面283hの領域R4に到達した光は、実施の形態の第1側面255dで反射される場合と同様に反射され、第1方向とは逆方向の下側に向けて進行する。光源23から出射し第1斜面283gの領域R5及び第2斜面283hの領域R6に到達した光は、第1の変形例の第2斜面272b,272dで反射される場合と同様に反射され、第2方向に向けて進行する。光源23から出射し第1斜面283gの領域R7及び第2斜面283hの領域R8に到達した光は、第1の変形例の第2斜面272c,272eで反射される場合と同様に反射され、第2方向と逆方向の右側に向けて進行する。
これにより、ユーザは、インジケータ用の光を撮像装置10の正面部12a側と、裏面部12b側と、側面部12c,12d,12f側とから視認することが可能となる。すなわち、上述した形状を有する第4の変形例の第2反射部283によっても、上述した実施の形態で得られる作用効果(1)、(4)及び第1の変形例で得られる作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
尚、所定の領域が第1楕円283dと第2楕円283eとにより囲まれる領域であるものに限定されない。所定の領域は、例えば、上面283bにおいて径の異なる2つの円に囲まれる領域であってもよいし、大きさの異なる2つの多角形にて囲まれる領域であってもよい。あるいは、所定の領域は、多角形と円とに囲まれる領域、又は多角形と楕円とに囲まれる領域であってもよい。
尚、第4の変形例の導光部材25の形状は図10(A)~図10(D)に示す第2反射部283を有するものに限定されない。例えば、導光部材25は、図11の外観斜視図に示す形状を有してよい。
図11に示すように、第2反射部293が有するベース部293aの形状が図10(A)~図10(D)に示すベース部283aの形状と異なる。図11に示すベース部293aは楕円柱形状に形成され、楕円柱形状の上面(側面部12c側の面)に、図10(A)~図10(D)に示した構成と同様の構成の斜面が形成される。第2反射部293のベース部293aが図11に示す形状を有する場合であっても、上述した第4の変形例と同様の作用効果が得られる。
上記では、種々の実施の形態及び変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
上述した実施の形態の撮像装置10が、側面部12cの出射口231の近傍に表示部を備えてもよい。
図12(A)及び図12(B)は、表示部80を有する撮像装置10の外観図であり、図12(C)は図12(A)のa-a線における断面図である。表示部80はハウジング12の側面部12cに形成された凹部232(図1(C)参照)上に配置される。表示部80は第1表示部81と第2表示部82とを有する。第1表示部81と第2表示部82とは、例えば、光透過性樹脂やガラス等の光透過性材料から作成される。
第1表示部81は、出射口231の上部(正面部12a側の端部)から正面部12a(上側)に延伸する矩形形状を有する。第2表示部82は、側面部12c上において、出射口231の下部(裏面部12b側の端部)から裏面部12b(下側)に延伸する矩形形状を有する。
導光部材25の第2反射部253で第1方向(正面部12a側の方向)に反射された光は、出射口231から出射して第1表示部81の内部を上側に進行する。導光部材25の第2反射部253で第1方向と逆方向の裏面部12b側に反射された光は、出射口231から出射して第2表示部82の内部を下側に進行する。これらの内部を通過する光により、第1表示部81と第2表示部82とが照明される。この場合、ハウジング12の色と異なる色の光を光源23が出射することにより、第1表示部81と第2表示部82とはハウジング12の色と異なる色にて照明される。すなわち、表示部80は、ハウジング12の色とは異なる色にて光源23から出射した光を表示する。
これにより、光源23から出射された光の視認性を向上させることができる。尚、光源23が白色光を出射する場合には、第1表示部81と第2表示部82とがハウジング12の色と異なる色の光透過性材料で成型されるとよい。
尚、実施の形態の撮像装置10が表示部80を有する場合を説明したが、第1~第4の変形例の撮像装置10が表示部80を備えてもよい。
また、上述した実施の形態及び変形例の撮像装置10は、照明光源161,162と照度計17と切替部18とを有する暗視モードでの撮影が可能な監視カメラとして説明を行ったが、暗視モードでの撮影を行わない構成であってもよい。すなわち、撮像装置10は、実施の形態及び変形例において説明した照明光源161,162と、照度計17と、切替部18と、制御ユニット31内の判定部32と、フィルタ制御部34と、取得部36とを備えなくてもよい。
また、上述した実施の形態及び変形例の撮像装置10は、周囲の環境や、撮影対象の状態に応じて光源23の発光パターン等を制御してもよい。例えば、照度計17から出力された輝度信号に基づく輝度の値が閾値以下と判定され通常撮影モード(第1撮影モード)から暗視モード(第2撮影モード)に移行した場合、制御ユニット31は光源23を数秒間隔で点滅させてもよい。または、携帯端末等の外部端末から信号を受信したときに、制御ユニット31は光源23を一時的(所定時間の間)に発光させるようにしてもよい。すなわち、光源23は、暗視モードでの撮影に移行すると、通常撮影モードのときとは異なる発光パターンにて光を出射してもよい。さらに、レンズカバー11が閉位置となったときは、制御ユニット31は光源23の発光を停止してもよいし、暗視モードに移行した場合と同様に、制御ユニット31は光源23を点滅させてもよい。
さらに、撮像装置10の電源が投入された直後のレンズカバー11の位置は、閉位置であってもよいし、開位置であってもよい。
10…撮像装置、11…レンズカバー、12…ハウジング、12a…正面部、13…撮像素子、14…レンズ、15…開口部、17…照度計、18…切替部、23…光源、25…導光部材、31…制御ユニット、31a…基板、32…判定部、33…撮像制御部、34…フィルタ制御部、35…画像処理部、36…取得部、80…表示部、81…第1表示部、82…第2表示部、161,162…照明光源、181…第1フィルタ、182…第2フィルタ、252…第1反射部、253,263,273,274,283,293…第2反射部、253b,256b…第1角錐台形状、253c,256c…第2角錐台形状、256d…第3角錐台形状、256e…第4角錐台形状、255b,255d…第1側面、271b,271c,271d,271e,274b,283g…第1斜面、272b,272c,272d,272e,274c,283h…第2斜面、276…角錐台形状、277d…第3斜面、277e…第4斜面、283c…凹部

Claims (9)

  1. ハウジングの第1面に設けられた開口部を通過した被写体光を受光して画像データを生成する撮像部と、
    光を出射する光源と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記撮像部と前記光源とを保持するベース部材と、
    前記光源から出射した光を前記ハウジングの外部に導く導光部材と、を備え、
    前記導光部材は、前記光源から出射した光を前記第1面とは異なる面に向けて反射する第1反射部と、前記第1反射部で反射された光を前記第1面に向かう第1方向に反射する第2反射部とを有する、撮像装置。
  2. 前記第2反射部は複数の反射面を有し、複数の前記反射面は、前記第1反射部からの光のうちの一部の光を前記第1方向に反射する第1反射面を含む、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2反射部は角錐台形状または多角形柱形状を有し、複数の前記反射面は前記角錐台形状の斜面または前記多角形柱形状の側面である、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2反射部は複数の角錐台形状を有し、前記角錐台形状のそれぞれは、前記第1反射面と、前記第1方向と直交する第2方向に光を反射する第2反射面と、を有する、請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記第2反射部は、前記第1面と直交する面に平行な第2面を有し、前記反射面は、前記第2面に形成された凹部が有する内側面である、請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記ハウジング上の前記第2反射部の近傍に、前記導光部材を通過した光を前記ハウジングの色とは異なる色で表示する表示部を備える、請求項1から5までの何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 照明光を出射する照明光源と、
    前記開口部と前記撮像部との間に設けられ、前記開口部を遮蔽して前記被写体光の前記撮像部への入射を制限する遮光部と、
    前記照明光の前記撮像部への入射を許容しない第1領域と、前記照明光の前記撮像部への入射を許容する第2領域とを有し、周囲の環境の明るさに応じて前記第1領域と前記第2領域との何れか一方を前記撮像部の前面に配置する切替部と、
    前記遮光部が前記開口部を遮蔽している状態で、周囲の環境が暗い場合に前記撮像部が信号を増幅して前記画像データを生成するための増幅率の値を取得する取得部と、
    を備える、請求項1から6までの何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像部は、前記第1領域が前面に配置されて撮影を行う第1撮影モードと、前記第2領域が前面に配置されて撮影を行う第2撮影モードとを有し、
    前記切替部により前記第2領域が前記撮像部の前面に配置され、前記第2撮影モードでの撮影に移行すると、前記光源は前記第1撮影モードのときとは異なる発光パターンで光を出射する、
    請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記遮光部により前記開口部が遮蔽されると、前記光源は前記第1撮影モードのときとは異なる前記発光パターンで光を出射する、または、前記光の出射を停止する、
    請求項8に記載の撮像装置。
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