JP2023032506A - 振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステム - Google Patents
振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023032506A JP2023032506A JP2021138678A JP2021138678A JP2023032506A JP 2023032506 A JP2023032506 A JP 2023032506A JP 2021138678 A JP2021138678 A JP 2021138678A JP 2021138678 A JP2021138678 A JP 2021138678A JP 2023032506 A JP2023032506 A JP 2023032506A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration motor
- vibration
- sensor
- trough
- detects
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 33
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 41
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 8
- 239000012636 effector Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B06—GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
- B06B—METHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
- B06B1/00—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
- B06B1/10—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of mechanical energy
- B06B1/16—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of mechanical energy operating with systems involving rotary unbalanced masses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J9/00—Programme-controlled manipulators
- B25J9/0096—Programme-controlled manipulators co-operating with a working support, e.g. work-table
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J9/00—Programme-controlled manipulators
- B25J9/10—Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
- B25J9/12—Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements electric
- B25J9/126—Rotary actuators
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J9/00—Programme-controlled manipulators
- B25J9/16—Programme controls
- B25J9/1694—Programme controls characterised by use of sensors other than normal servo-feedback from position, speed or acceleration sensors, perception control, multi-sensor controlled systems, sensor fusion
- B25J9/1697—Vision controlled systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G27/00—Jigging conveyors
- B65G27/10—Applications of devices for generating or transmitting jigging movements
- B65G27/16—Applications of devices for generating or transmitting jigging movements of vibrators, i.e. devices for producing movements of high frequency and small amplitude
- B65G27/18—Mechanical devices
- B65G27/20—Mechanical devices rotating unbalanced masses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G27/00—Jigging conveyors
- B65G27/10—Applications of devices for generating or transmitting jigging movements
- B65G27/32—Applications of devices for generating or transmitting jigging movements with means for controlling direction, frequency or amplitude of vibration or shaking movement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Robotics (AREA)
- Jigging Conveyors (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Abstract
【課題】トラフの振動方向を精度よく制御することができる振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステムを提供すること。【解決手段】振動発生装置は、ワークを載置するトラフと、回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステムに関する。
特許文献1には、複数のバネ脚により支持した搬送トラフを振動モーターで振動させて粉粒体を移送する振動移送装置が記載されている。このような振動移送装置では、振動モーターが2台の基準モーターと1台の偏位配置モーターとで構成されており、これら3台の振動モーターを個別に制御することにより、搬送トラフに一定方向の振動を付与することができる。
しかしながら、特許文献1の振動移送装置では、各振動モーターの回転軸の偏心角度(偏心錘の位置)が分からないため、搬送トラフの振動方向を精度よく制御することができないという課題がある。
本発明の振動発生装置は、ワークを載置するトラフと、
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有する。
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有する。
本発明の振動発生装置の制御方法は、ワークを載置するトラフと、
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有する振動発生装置の制御方法であって、
前記第1センサーおよび前記第2センサーの検出結果に基づいて前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの駆動を制御する。
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有する振動発生装置の制御方法であって、
前記第1センサーおよび前記第2センサーの検出結果に基づいて前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの駆動を制御する。
本発明のピックアップシステムは、ワークが載置され、前記ワークに振動を与えて前記ワークの位置を変化させる振動発生装置と、
前記振動発生装置に載置されている前記ワークを撮像し、撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出するビジョンと、
前記ビジョンの検出結果に基づいて前記振動発生装置に載置されている前記ワークをピックアップするロボットと、を有し、
前記振動発生装置は、前記ワークを載置するトラフと、
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有する。
前記振動発生装置に載置されている前記ワークを撮像し、撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出するビジョンと、
前記ビジョンの検出結果に基づいて前記振動発生装置に載置されている前記ワークをピックアップするロボットと、を有し、
前記振動発生装置は、前記ワークを載置するトラフと、
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有する。
以下、振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステムの好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るピックアップシステムの全体構成を示す正面図である。図2は、ロボットを示す正面図である。図3は、振動発生装置を示す正面図である。図4は、振動発生装置を示す上面図である。図5は、振動発生装置が有する2台の振動モーターを示す上面図である。図6は、振動モーターとセンサーとを示す側面図である。図7ないし図10は、それぞれ、振動発生装置の駆動を説明するための正面図である。図11は、ピックアップシステムの駆動方法を示すフローチャートである。
図1は、第1実施形態に係るピックアップシステムの全体構成を示す正面図である。図2は、ロボットを示す正面図である。図3は、振動発生装置を示す正面図である。図4は、振動発生装置を示す上面図である。図5は、振動発生装置が有する2台の振動モーターを示す上面図である。図6は、振動モーターとセンサーとを示す側面図である。図7ないし図10は、それぞれ、振動発生装置の駆動を説明するための正面図である。図11は、ピックアップシステムの駆動方法を示すフローチャートである。
図1に示すピックアップシステム100は、搬送対象であるワークWが載置された振動発生装置200と、ワークWを搬送する搬送装置としてのコンベア300と、振動発生装置200に載置されたワークWを撮像するビジョン400と、ビジョン400の検出結果に基づいて振動発生装置200に載置されたワークWをピックアップし、コンベア300上にリリースするロボット500と、これら各部の駆動を制御する制御装置600と、を有する。
[ロボット500]
ロボット500は、スカラロボット(水平多関節ロボット)である。図2に示すように、ロボット500は、床面に固定されたベース510と、ベース510に接続されたロボットアーム520と、を有する。ロボットアーム520は、基端部がベース510に接続され、ベース510に対して鉛直方向に沿った第1回動軸J1まわりに回動する第1アーム521と、基端部が第1アーム521の先端部に接続され、第1アーム521に対して鉛直方向に沿った第2回動軸J2まわりに回動する第2アーム522と、を有する。
ロボット500は、スカラロボット(水平多関節ロボット)である。図2に示すように、ロボット500は、床面に固定されたベース510と、ベース510に接続されたロボットアーム520と、を有する。ロボットアーム520は、基端部がベース510に接続され、ベース510に対して鉛直方向に沿った第1回動軸J1まわりに回動する第1アーム521と、基端部が第1アーム521の先端部に接続され、第1アーム521に対して鉛直方向に沿った第2回動軸J2まわりに回動する第2アーム522と、を有する。
また、第2アーム522の先端部には作業ヘッド530が設けられている。作業ヘッド530は、第2アーム522の先端部に同軸的に配置されたスプラインナット531およびボールネジナット532と、スプラインナット531およびボールネジナット532に挿通されたスプラインシャフト533と、を有する。スプラインシャフト533は、第2アーム522に対して鉛直方向に沿った第3回動軸J3まわりに回転可能で、かつ、第3回動軸J3に沿って昇降可能である。
また、スプラインシャフト533の下端部にはエンドエフェクター540が装着されている。エンドエフェクター540は、着脱自在であり目的の作業に適したものが適宜選択される。本実施形態のエンドエフェクター540は、ワークWを挟持して保持するハンドである。
また、ロボット500は、ベース510に対して第1アーム521を第1回動軸J1まわりに回動させる第1駆動装置571と、第1アーム521に対して第2アーム522を第2回動軸J2まわりに回動させる第2駆動装置572と、スプラインナット531を回転させてスプラインシャフト533を第3回動軸J3まわりに回転させる第3駆動装置573と、ボールネジナット532を回転させてスプラインシャフト533を第3回動軸J3に沿った方向に昇降させる第4駆動装置574と、を有する。
また、第1、第2、第3、第4駆動装置571、572、573、574には、それぞれ、駆動源としてのモーターと、モーターの回転量を検出するエンコーダーと、が設置されている。制御装置600は、ピックアップシステム100の運転中、各エンコーダーの出力が示すロボットアーム520の位置と制御目標である目標位置とを一致させるフィードバック制御を実行する。
以上、ロボット500について説明したが、ロボット500としては、特に限定されず、例えば、回転軸を6つ有するロボットアームを備えた6軸ロボットであってもよい。
[コンベア300]
図1に示すように、コンベア300は、ワークWが載置されるベルト310と、ベルト310を送る搬送ローラー320と、搬送ローラー320を駆動する図示しないモーターと、搬送ローラー320の回転量に応じた信号を制御装置600に出力する搬送量センサー330と、を有する。制御装置600は、ピックアップシステム100の運転中、搬送量センサー330の出力が示すワークWの搬送速度と制御目標である目標搬送速度とを一致させるフィードバック制御を実行する。これにより、ワークWを所望の速度で安定して搬送することができる。
図1に示すように、コンベア300は、ワークWが載置されるベルト310と、ベルト310を送る搬送ローラー320と、搬送ローラー320を駆動する図示しないモーターと、搬送ローラー320の回転量に応じた信号を制御装置600に出力する搬送量センサー330と、を有する。制御装置600は、ピックアップシステム100の運転中、搬送量センサー330の出力が示すワークWの搬送速度と制御目標である目標搬送速度とを一致させるフィードバック制御を実行する。これにより、ワークWを所望の速度で安定して搬送することができる。
[ビジョン400]
図1に示すように、ビジョン400は、振動発生装置200の上方から振動発生装置200上のワークWを撮像し、撮像した画像に基づいてワークWの位置や重なり状態を検出する装置である。このようなビジョン400は、カメラ410と、カメラ410が撮像した画像データに基づいて振動発生装置200上の少なくとも1つのワークWの位置を検出する検出部420と、を有する。なお、本実施形態では、検出部420は、制御装置600に組み込まれている。
図1に示すように、ビジョン400は、振動発生装置200の上方から振動発生装置200上のワークWを撮像し、撮像した画像に基づいてワークWの位置や重なり状態を検出する装置である。このようなビジョン400は、カメラ410と、カメラ410が撮像した画像データに基づいて振動発生装置200上の少なくとも1つのワークWの位置を検出する検出部420と、を有する。なお、本実施形態では、検出部420は、制御装置600に組み込まれている。
また、カメラ410は、各画素が深度情報(奥行き情報)を持つ距離画像を撮像することができる3Dカメラ(ステレオカメラ)である。カメラ410の各画素は、検出部420によって世界座標と関連付けられており、カメラ410の画角内にワークWが存在する場合、画像データ内におけるワークWの位置に基づいてワークWの座標を特定することができる。ただし、ビジョン400の構成としては、特に限定されず、例えば、2Dカメラと深度センサーとを組み合わせた構成であってもよいし、位相シフト法により三次元形状を計測する計測装置を用いた構成であってもよい。
[振動発生装置200]
振動発生装置200は、図3に示すように、板状の基台210と、基台210に立設された4本の脚部220と、これら脚部220を介して基台210に接続された板状の伝達部230と、伝達部230の上面に重ねられた板状のトラフ支持部240と、トラフ支持部240の上面に配置され、ワークWが載置されるトラフ250と、伝達部230の下面に配置された第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bと、第1振動モーター260Aの回転を検出する第1センサー270Aと、第2振動モーター260Bの回転を検出する第2センサー270Bと、を有する。
振動発生装置200は、図3に示すように、板状の基台210と、基台210に立設された4本の脚部220と、これら脚部220を介して基台210に接続された板状の伝達部230と、伝達部230の上面に重ねられた板状のトラフ支持部240と、トラフ支持部240の上面に配置され、ワークWが載置されるトラフ250と、伝達部230の下面に配置された第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bと、第1振動モーター260Aの回転を検出する第1センサー270Aと、第2振動モーター260Bの回転を検出する第2センサー270Bと、を有する。
このような構成の振動発生装置200によれば、制御装置600によって第1、第2振動モーター260A、260Bの駆動を制御することにより、トラフ250に所定方向の振動を付与し、トラフ250に載置されたワークWの位置や重なり状態を変化させることができる。特に、振動発生装置200では、第1、第2センサー270A、270Bによって第1、第2振動モーター260A、260Bの回転(偏心方向H1、H2)を検出することができるため、所定方向の振動を精度よく発生させることができる。
4本の脚部220は、それぞれ、コイルばね221を有し、弾性変形可能である。また、これら4本の脚部220は、図4に示すように、基台210の四隅にバランスよく配置されている。
図3に示すように、板状の伝達部230は、これら4本の脚部220を介して基台210に略水平に固定されている。そのため、伝達部230が基台210に対して揺れ易くなり、第1、第2振動モーター260A、260Bの振動が増強されてトラフ250に伝達される。
トラフ支持部240は、板状であり、伝達部230の上面に重ねて配置されている。また、トラフ支持部240は、複数のネジNによって伝達部230にネジ止めされている。また、トラフ250は、箱状をなし、トラフ支持部240の上面に略水平に配置されている。また、トラフ250内には複数のワークWが無造作に収容される。
図3に示すように、伝達部230の下面には第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bが配置されている。また、図5に示すように、第1振動モーター260Aは、図示しないステーターおよびローターを収容する本体部261Aと、本体部261Aの両側から突出する回転軸262Aと、回転軸262Aの両端部に配置された偏心錘263A、264Aと、を有する。第1振動モーター260Aを駆動すると、偏心錘263A、264Aの作用によって回転軸262Aに遠心力振動が発生する。同様に、第2振動モーター260Bは、図示しないステーターおよびローターを収容する本体部261Bと、本体部261Bの両側から突出する回転軸262Bと、回転軸262Bの両端部に配置された偏心錘263B、264Bと、を有する。このような第2振動モーター260Bを駆動すると、偏心錘263B、264Bの作用によって回転軸262Bに遠心力振動が発生する。ただし、第1、第2振動モーター260A、260Bの構成は、振動を発生させることができれば、特に限定されない。
また、図5に示すように、第1、第2振動モーター260A、260Bは、鉛直方向からの平面視で、トラフ250の中心Oに対して両側に分かれて配置されている。すなわち、中心Oの一方側に第1振動モーター260Aが配置され、他方側に第2振動モーター260Bが配置されている。また、回転軸262A、262Bは、それぞれ、略水平であり、かつ、互いに平行に配置されている。特に、本実施形態では、回転軸262A、262Bは、トラフ250の長手方向に対して直交する向きに配置されている。また、回転軸262A、262Bは、同一水平面上に位置している。
第1センサー270Aは、第1振動モーター260Aの回転軸262Aの回転位置を検出する。なお、前記「回転軸262Aの回転位置」とは、偏心錘263A、264Aの位置すなわち回転軸262Aの偏心方向H1を意味する。同様に、第2センサー270Bは、第2振動モーター260Bの回転軸262Bの回転位置を検出する。なお、前記「回転軸262Bの回転位置」とは、偏心錘263A、264Aの位置すなわち回転軸262Bの偏心方向H1を意味する。また、これら第1、第2センサー270A、270Bは、透過型の光電センサーである。これにより、第1、第2センサー270A、270Bの低コスト化、小型化等を図ることができる。
図6に示すように、第1センサー270Aは、偏心錘263Aに配置された突起状の第1被検出体271Aと、伝達部230の下面に配置された第1検出部272Aと、を有する。第1検出部272Aは、光Lを出射する発光部273Aと、発光部273Aと対向配置され、発光部273Aからの光Lを受光する受光部274Aと、を有する。そして、回転軸262Aが1周回転する度に、第1被検出体271Aが発光部273Aと受光部274Aとの間を通過し、その際、発光部273Aからの光Lを遮ることにより受光部274Aからの出力信号が変化する。そのため、制御装置600は、受光部274Aからの出力信号に基づいて回転軸262Aの回転位置(偏心方向H1)を検出することができる。
同様に、第2センサー270Bは、偏心錘263Bに配置された突起状の第2被検出体271Bと、伝達部230の下面に配置された第2検出部272Bと、を有する。第2検出部272Bは、光Lを出射する発光部273Bと、発光部273Bと対向配置され、発光部273Bからの光Lを受光する受光部274Bと、を有する。そして、回転軸262Bが1周回転する度に、第2被検出体271Bが発光部273Bと受光部274Bとの間を通過し、その際、発光部273Bからの光Lを遮ることにより受光部274Bからの出力信号が変化する。そのため、制御装置600は、受光部274Bからの出力信号に基づいて回転軸262Bの回転位置(偏心方向H2)を検出することができる。
また、第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bは、第1、第2センサー270A、270Bが設けられた側の端が、同じ側に位置するように配置されている。これにより、第1、第2センサー270A、270Bの配置や、第1、第2センサー270A、270Bへの配線の接続が容易となる。
なお、第1、第2センサー270A、270Bとしては、特に限定されず、例えば、第1、第2被検出体271A、271Bが反射した光Lを受光部274A、274Bが受光する反射型の光電センサーであってもよいし、エンコーダーであってもよい。また、エンコーダーの場合は、アブソリュート型およびインクリメンタル型のいずれの形式であってもよい。また、本実施形態では、第1センサー270Aは、第1振動モーター260Aの外側に配置されているが、これに限定されず、例えば、第1振動モーター260Aの内部に配置されていてもよい。
このような構成の振動発生装置200の駆動方法について図7ないし図10に基づいて詳細に説明する。振動発生装置200では、第1、第2振動モーター260A、260Bの駆動をそれぞれ独立して制御することによりトラフ250に所定の方向の振動を付与することができる。
例えば、図7に示すように、偏心方向H1、H2が共に鉛直方向下側を向くように第1、第2センサー270A、270Bの出力信号に基づいて回転軸262A、262Bの回転位置を揃えた状態で第1、第2振動モーター260A、260Bを互いに逆方向に回転駆動させると、第1振動モーター260Aの振動と第2振動モーター260Bの振動との相殺および重畳により脚部220を弾性変形させながらトラフ250に上下方向の振動B1が付与される。これにより、トラフ250内のワークWが上下に跳ねるように振動する。
また、例えば、図8に示すように、偏心方向H1、H2が共に左斜め下側を向くように第1、第2センサー270A、270Bの出力信号に基づいて回転軸262A、262Bの回転位置を揃えた状態で第1、第2振動モーター260A、260Bを互いに逆方向に回転駆動させると、第1振動モーター260Aの振動と第2振動モーター260Bの振動との相殺および重畳により脚部220を弾性変形させながらトラフ250に斜め方向の振動B2が付与される。これにより、トラフ250内のワークWが左方向に移動する。なお、第1、第2振動モーター260A、260Bを互いに同じ方向に回転駆動させても、ワークWが同様に移動する。
また、例えば、図9に示すように、偏心方向H1、H2が共に右斜め下側を向くように第1、第2センサー270A、270Bの出力信号に基づいて回転軸262A、262Bの回転位置を揃えた状態で第1、第2振動モーター260A、260Bを互いに逆方向に回転駆動させると、第1振動モーター260Aの振動と第2振動モーター260Bの振動との相殺および重畳により脚部220を弾性変形させながらトラフ250に斜め方向の振動B3が付与される。これにより、トラフ250内のワークWが右方向に移動する。なお、第1、第2振動モーター260A、260Bを互いに同じ方向に回転駆動させても、ワークWが同様に移動する。
また、例えば、図10に示すように、偏心方向H1が鉛直方向下側を向き、偏心方向H2が鉛直方向上側を向くように第1、第2センサー270A、270Bの出力信号に基づいて回転軸262A、262Bの回転位置を揃えた状態で第1、第2振動モーター260A、260Bを互いに同じ方向に回転駆動させると、第1振動モーター260Aの振動と第2振動モーター260Bの振動との相殺および重畳により脚部220を弾性変形させながらトラフ250に振動B4が付与される。これにより、トラフ250内のワークWが中央に寄るように移動する。なお、第1、第2振動モーター260A、260Bを互いに逆方向に回転駆動させても、ワークWが同様に移動する。
特に、振動発生装置200では、第1、第2センサー270A、270Bの出力信号に基づいて回転軸262A、262Bの回転位置を検出することができるため、回転軸262A、262Bの回転位置をより精度よく所望の開始位置に合わせることができる。そのため、トラフ250の振動方向を精度よく制御することができる。
[制御装置600]
制御装置600は、振動発生装置200、コンベア300、ビジョン400およびロボット500の駆動をそれぞれ制御する。このような制御装置600は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサー(CPU)と、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部装置との接続を行う外部インターフェースと、を有する。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。制御装置600の構成要素の一部または全部は、ロボット500の筐体の内側に配置されてもよい。また、制御装置600は、複数のプロセッサーにより構成されてもよい。
制御装置600は、振動発生装置200、コンベア300、ビジョン400およびロボット500の駆動をそれぞれ制御する。このような制御装置600は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサー(CPU)と、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部装置との接続を行う外部インターフェースと、を有する。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。制御装置600の構成要素の一部または全部は、ロボット500の筐体の内側に配置されてもよい。また、制御装置600は、複数のプロセッサーにより構成されてもよい。
以上、ピックアップシステム100について説明した。次に、ピックアップシステム100の駆動方法について、図11に基づいて簡単に説明する。まず、ステップS1として、ロボット500を撮像の妨げとならない姿勢とした状態で、カメラ410でトラフ250内のワークWを撮像し画像データDを取得する。次に、ステップS2として、画像データDに基づいて少なくとも1つのワークWの位置や重なり状態を検出する。なお、ワークWの位置や重なり状態の検出には、例えば、テンプレートマッチングを用いることができる。
次に、ステップS3として、位置を検出したワークWの中からロボット500により把持可能なワークWの有無を検出する。把持可能の判断条件としては例えば、トラフ250内での位置や他のワークWとの重なり状態などを設定できる。ロボット500により把持可能なワークWが存在する場合は、ステップS4として、ロボット500によりそのワークWを把持し、コンベア300のベルト310上にリリースする。これにより、ワークWがコンベア300によって所定の場所まで搬送される。
一方、ステップS3において、ロボット500により把持可能なワークWが無かった場合は、ステップS5として、振動発生装置200を駆動させて、トラフ250内のワークWの位置をリセットしたりワークW同士の重なりを解消したりして、ステップS1からやり直す。このような駆動方法によれば、ロボット500によってワークWをより確実に把持することができる。
以上、ピックアップシステム100について説明した。このようなピックアップシステム100に含まれる振動発生装置200は、前述したように、ワークWを載置するトラフ250と、回転軸262A、262Bが水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bと、第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bが配置され、第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bの振動をトラフ250に伝達する伝達部230と、第1振動モーター260Aの回転軸262Aの回転位置を検出する第1センサー270Aと、第2振動モーター260Bの回転軸262Bの回転位置を検出する第2センサー270Bと、を有する。このような構成によれば、第1、第2センサー270A、270Bの出力信号に基づいて回転軸262A、262Bの回転位置を検出することができるため、回転軸262A、262Bの回転開始位置を精度よく所望位置に合わせることができる。そのため、トラフ250の振動方向を精度よく制御することができる。
また、前述したように、振動発生装置200では、第1センサー270Aおよび第2センサー270Bは、それぞれ、光電センサーである。これにより、第1センサー270Aおよび第2センサー270Bが簡単な構成となる。
また、前述したように、振動発生装置200では、第1振動モーター260Aの回転軸262Aの一端側に第1センサー270Aが配置され、第2振動モーター260Bの回転軸262Bの一端側に第2センサー270Bが配置されている。そして、第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bは、一端側が同じ側に位置するように配置されている。これにより、第1、第2センサー270A、270Bの配置や、第1、第2センサー270A、270Bへの配線の接続が容易となる。
また、前述したように、ワークWを載置するトラフ250と、回転軸262A、262Bが水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bと、第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bが配置され、第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bの振動をトラフ250に伝達する伝達部230と、第1振動モーター260Aの回転軸262Aの回転位置を検出する第1センサー270Aと、第2振動モーター260Bの回転軸262Bの回転位置を検出する第2センサー270Bと、を有する振動発生装置200の制御方法は、第1センサー270Aおよび第2センサー270Bの検出結果に基づいて第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bの駆動を制御する。第1、第2センサー270A、270Bの出力信号に基づいて回転軸262A、262Bの回転位置を検出することができるため、このような制御方法によれば、回転軸262A、262Bの回転開始位置を精度よく所望位置に合わせることができる。そのため、トラフ250の振動方向を精度よく制御することができる。
また、前述したように、ピックアップシステム100は、ワークWが載置され、ワークWに振動を与えてワークWの位置を変化させる振動発生装置200と、振動発生装置200に載置されているワークWを撮像し、撮像結果に基づいてワークWの位置を検出するビジョン400と、ビジョン400の検出結果に基づいて振動発生装置200に載置されているワークWをピックアップするロボット500と、を有する。そして、振動発生装置200は、ワークWを載置するトラフ250と、回転軸262A、262Bが水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bと、第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bが配置され、第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bの振動をトラフ250に伝達する伝達部230と、第1振動モーター260Aの回転軸262Aの回転位置を検出する第1センサー270Aと、第2振動モーター260Bの回転軸262Bの回転位置を検出する第2センサー270Bと、を有する。このような構成によれば、第1、第2センサー270A、270Bの出力信号に基づいて回転軸262A、262Bの回転位置を検出することができるため、回転軸262A、262Bの回転開始位置を精度よく所望位置に合わせることができる。そのため、トラフ250の振動方向を精度よく制御することができる。
<第2実施形態>
図12は、第2実施形態に係る振動発生装置が有する振動モーターおよびセンサーを示す側面図である。
図12は、第2実施形態に係る振動発生装置が有する振動モーターおよびセンサーを示す側面図である。
本実施形態の振動発生装置200は、第1センサー270Aおよび第2センサー270Bの配置が異なること以外は、前述した第1実施形態の振動発生装置200と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態における図において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図12に示すように、本実施形態の振動発生装置200では、第1センサー270Aの第1検出部272Aおよび第2センサー270Bの第2検出部272Bは、それぞれ、伝達部230とは異なる部位に配置されている。これにより、第1検出部272Aおよび第2検出部272Bに第1、第2振動モーター260A、260Bの振動が伝わり難くなり、第1センサー270Aおよび第2センサー270Bの耐久性が向上する。
特に、第1検出部272Aおよび第2検出部272Bは、それぞれ、基台210の上面に配置されている。そのため、第1、第2検出部272A、272Bと第1、第2振動モーター260A、260Bとの間に弾性変形可能な脚部220が介在することとなり、第1、第2振動モーター260A、260Bの振動が第1、第2検出部272A、272Bにより伝わり難くなる。そのため、第1、第2センサー270A、270Bの耐久性がより高まる。
以上のように、本実施形態の振動発生装置200では、第1センサー270Aは、第1振動モーター260Aに配置された第1被検出体271Aと、第1被検出体271Aを検出する第1検出部272Aと、を有し、第2センサー270Bは、第2振動モーター260Bに配置された第2被検出体271Bと、第2被検出体271Bを検出する第2検出部272Bと、を有する。そして、第1検出部272Aおよび第2検出部272Bは、それぞれ、伝達部230とは異なる部位に配置されている。これにより、第1検出部272Aおよび第2検出部272Bに第1、第2振動モーター260A、260Bの振動が伝わり難くなり、第1検出部272Aおよび第2検出部272Bの耐久性が向上する。
特に、本実施形態の振動発生装置200は、基台210と、基台210と伝達部230とを接続し、弾性変形する脚部220と、を有し、第1検出部272Aおよび第2検出部272Bは、それぞれ、基台210に配置されている。これにより、第1、第2検出部272A、272Bと第1、第2振動モーター260A、260Bとの間に弾性変形可能な脚部220が介在することとなり、第1、第2振動モーター260A、260Bの振動が第1、第2検出部272A、272Bにより伝わり難くなる。そのため、第1、第2検出部272A、272Bの耐久性がより高まる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図13は、第3実施形態に係る振動発生装置を示す正面図である。
図13は、第3実施形態に係る振動発生装置を示す正面図である。
本実施形態の振動発生装置200は、トラフ250と伝達部230との間に空間Sが形成されていること以外は、前述した第1実施形態の振動発生装置200と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態における図において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図13に示すように、本実施形態の振動発生装置200は、第1、第2振動モーター260A、260Bを支持する伝達部230と、トラフ250を支持するトラフ支持部240との間に鉛直方向に延びる柱状のスペーサー290が配置されている。そして、このスペーサー290によって、伝達部230とトラフ支持部240との間、すなわち、伝達部230とトラフ250との間に空間Sが形成されている。スペーサー290を用いることにより、空間Sを容易に形成することができる。
このような構成によれば、例えば、前述した第1実施形態と比べて脚部220とトラフ支持部240との離間距離L1が長くなるため、第1、第2振動モーター260A、260Bを振動させたときのトラフ支持部240の振幅W1も大きくなり、より大きな振動をトラフ250に付与することができる。
また、スペーサー290により構成された空間Sには光源280が配置されている。また、トラフ支持部240の中央部であってトラフ250と重なる部分が、光透過性を有する窓部241となっており、トラフ250の底面も光透過性を有する窓部251となっている。光源280は、トラフ250側に向けて光LLを出射し、窓部241、251を介してトラフ250に載置されたワークWをその下方側から照らす。これにより、カメラ410からより明るい画像データが取得されるため、或いは、カメラ410のシャッタースピードを高めることができ、ブレのない鮮明な画像データが取得されるため、ワークWの画像認識をより精度よく行うことができる。
以上のように、本実施形態の振動発生装置200では、トラフ250と伝達部230との間に空間Sを有する。これにより、より大きな振動をトラフ250に付与することができる。
また、前述したように、トラフ250は、光透過性の光透過部としての窓部251を有し、空間Sには、窓部251を介してトラフ250に配置されているワークWを照らす光源280が配置されている。これにより、カメラ410からより明るい画像データが取得されるため、或いは、カメラ410のシャッタースピードを高めることができ、ブレのない鮮明な画像データが取得されるため、ワークWの画像認識をより精度よく行うことができる。
また、前述したように、トラフ250と伝達部230との間に空間Sを形成するスペーサー290が配置されている。これにより、簡単に空間Sを形成することができる。また、スペーサー290の長さを調整することにより、空間Sの大きさを簡単に変更することができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
図14は、第4実施形態に係る振動発生装置が有する3台の振動モーターを示す上面図である。
図14は、第4実施形態に係る振動発生装置が有する3台の振動モーターを示す上面図である。
本実施形態の振動発生装置200は、さらに、第3振動モーター260Cおよび第3センサー270Cを有すること以外は、前述した第1実施形態の振動発生装置200と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態における図において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図14に示すように、本実施形態の振動発生装置200は、第3振動モーター260Cと、第3振動モーター260Cの回転を検出する第3センサー270Cと、を有する。第3振動モーター260Cは、第1、第2振動モーター260A、260Bと同様の構成であり、図示しないステーターおよびローターを収容する本体部261Cと、本体部261Cの両側から突出する回転軸262Cと、回転軸262Cの両端部に配置された偏心錘263C、264Cと、を有する。
このような第3振動モーター260Cは、第1、第2振動モーター260A、260Bの間に位置し、鉛直方向からの平面視で、トラフ250の中心Oと重なるように配置されている。また、回転軸262Cは、回転軸262A、262Bと略水平であり、かつ、平行に配置されている。特に、本実施形態では、回転軸262Cは、回転軸262A、262Bと同一水平面上に位置している。
第3センサー270Cは、第3振動モーター260Cの回転軸262Cの回転位置を検出する。第3センサー270Cは、1、第2センサー270A、270Bと同様の構成であり、第3被検出体271Cおよび第3検出部272Cを有する透過型の光電センサーである。これにより、第3センサー270Cの低コスト化、小型化等を図ることができる。
また、第3振動モーター260Cは、第3センサー270Cが設けられた側の端が、第1、第2センサー270A、270Bと同じ側に位置するように配置されている。これにより、第1、第2、第3センサー270A、270B、270Cの配置や、第1、第2、第3センサー270A、270B、270Cへの配線の接続が容易となる。
このような構成の振動発生装置200によれば、制御装置600によって第1、第2、第3振動モーター260A、260B、260Cの駆動を制御することにより、トラフ250に所定方向の振動を付与し、トラフ250に載置されたワークWの位置や重なり状態を変化させることができる。特に、本実施形態では、3つの振動モーターを使用するため、前述した第1実施形態と比べてより多彩な振動を発生させることができる。
以上、本発明の振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。また、振動モーターの数は、2つまたは3つに限定されず、4つ以上であってもよい。
100…ピックアップシステム、200…振動発生装置、210…基台、220…脚部、221…コイルばね、230…伝達部、240…トラフ支持部、241…窓部、250…トラフ、251…窓部、260A…第1振動モーター、260B…第2振動モーター、260C…第3振動モーター、261A…本体部、261B…本体部、261C…本体部、262A…回転軸、262B…回転軸、262C…回転軸、263A…偏心錘、263B…偏心錘、263C…偏心錘、264A…偏心錘、264B…偏心錘、264C…偏心錘、270A…第1センサー、270B…第2センサー、270C…第3センサー、271A…第1被検出体、271B…第2被検出体、271C…第3被検出体、272A…第1検出部、272B…第2検出部、272C…第3検出部、273A…発光部、273B…発光部、274A…受光部、274B…受光部、280…光源、290…スペーサー、300…コンベア、310…ベルト、320…搬送ローラー、330…搬送量センサー、400…ビジョン、410…カメラ、420…検出部、500…ロボット、510…ベース、520…ロボットアーム、521…第1アーム、522…第2アーム、530…作業ヘッド、531…スプラインナット、532…ボールネジナット、533…スプラインシャフト、540…エンドエフェクター、571…第1駆動装置、572…第2駆動装置、573…第3駆動機構、574…第4駆動装置、600…制御装置、B1…振動、B2…振動、B3…振動、B4…振動、D…画像データ、H1…偏心方向、H2…偏心方向、J1…第1回動軸、J2…第2回動軸、J3…第3回動軸、L…光、L1…離間距離、LL…光、N…ネジ、O…中心、S…空間、S1…ステップ、S2…ステップ、S3…ステップ、S4…ステップ、S5…ステップ、W…ワーク、W1…振幅
Claims (10)
- ワークを載置するトラフと、
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有することを特徴とする振動発生装置。 - 前記第1センサーおよび前記第2センサーは、それぞれ、光電センサーである請求項1に記載の振動発生装置。
- 前記第1振動モーターの前記回転軸の一端側に前記第1センサーが配置され、
前記第2振動モーターの前記回転軸の一端側に前記第2センサーが配置され、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターは、前記一端側が同じ側に位置するように配置されている請求項1または2に記載の振動発生装置。 - 前記第1センサーは、前記第1振動モーターに配置された第1被検出体と、前記第1被検出体を検出する第1検出部と、を有し、
前記第2センサーは、前記第2振動モーターに配置された第2被検出体と、前記第2被検出体を検出する第2検出部と、を有し、
前記第1検出部および前記第2検出部は、それぞれ、前記伝達部とは異なる部位に配置されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動発生装置。 - 基台と、
前記基台と前記伝達部とを接続し、弾性変形する脚部と、を有し、
前記第1検出部および前記第2検出部は、それぞれ、前記基台に配置されている請求項4に記載の振動発生装置。 - 前記トラフと前記伝達部との間に空間を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の振動発生装置。
- 前記トラフは、光透過性の光透過部を有し、
前記空間には、前記光透過部を介して前記トラフに配置されている前記ワークを照らす光源が配置されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動発生装置。 - 前記トラフと前記伝達部との間に前記空間を形成するスペーサーが配置されている請求項7に記載の振動発生装置。
- ワークを載置するトラフと、
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有する振動発生装置の制御方法であって、
前記第1センサーおよび前記第2センサーの検出結果に基づいて前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの駆動を制御することを特徴とする振動発生装置の制御方法。 - ワークが載置され、前記ワークに振動を与えて前記ワークの位置を変化させる振動発生装置と、
前記振動発生装置に載置されている前記ワークを撮像し、撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出するビジョンと、
前記ビジョンの検出結果に基づいて前記振動発生装置に載置されている前記ワークをピックアップするロボットと、を有し、
前記振動発生装置は、前記ワークを載置するトラフと、
回転軸が水平方向に沿い、かつ、互いに平行である第1振動モーターおよび第2振動モーターと、
前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターが配置され、前記第1振動モーターおよび前記第2振動モーターの振動を前記トラフに伝達する伝達部と、
前記第1振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第1センサーと、
前記第2振動モーターの前記回転軸の回転位置を検出する第2センサーと、を有することを特徴とするピックアップシステム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021138678A JP2023032506A (ja) | 2021-08-27 | 2021-08-27 | 振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステム |
EP22191256.1A EP4140603A1 (en) | 2021-08-27 | 2022-08-19 | Vibration generating device, control method for vibration generating device, and pickup system |
US17/895,095 US20230065097A1 (en) | 2021-08-27 | 2022-08-25 | Vibration generating device, control method for vibration generating device, and pickup system |
CN202211025671.4A CN115723118A (zh) | 2021-08-27 | 2022-08-25 | 振动发生装置、振动发生装置的控制方法以及拾取系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021138678A JP2023032506A (ja) | 2021-08-27 | 2021-08-27 | 振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023032506A true JP2023032506A (ja) | 2023-03-09 |
Family
ID=83004741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021138678A Pending JP2023032506A (ja) | 2021-08-27 | 2021-08-27 | 振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230065097A1 (ja) |
EP (1) | EP4140603A1 (ja) |
JP (1) | JP2023032506A (ja) |
CN (1) | CN115723118A (ja) |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1760393A1 (de) * | 1967-05-26 | 1971-12-30 | Zimmer Johannes | Rakelvorrichtung |
US5615763A (en) * | 1995-08-18 | 1997-04-01 | Carrier Vibrating Equipment, Inc. | Vibratory conveyor system for adjusting the periodic resultant forces supplied to a conveyor trough |
US5979640A (en) * | 1997-05-21 | 1999-11-09 | Carman Industries, Inc. | Vibrating conveyor drive with continuously adjustable stroke |
US6145652A (en) * | 1998-06-08 | 2000-11-14 | Carrier Vibrating Equipment, Inc. | Vibrating conveyor system with sliding eccentric weights |
US6598734B1 (en) * | 2002-08-15 | 2003-07-29 | Carrier Vibrating Equipment, Inc. | Vibratory distribution conveyor |
US7712513B1 (en) * | 2006-04-04 | 2010-05-11 | Carrier Vibrating Equipment Co. | System and method for controlling casting shakeout retention |
JP3175501U (ja) | 2012-02-24 | 2012-05-17 | 株式会社日東電機エンジニアリング | 方向転換可能な振動移送又は振動充填装置 |
FR3033270B1 (fr) * | 2015-03-05 | 2019-05-10 | Metso Minerals, Inc. | Systeme vibratoire comprenant des lignes d'arbre, machine et procede correspondants |
JP6713811B2 (ja) * | 2015-04-09 | 2020-06-24 | 花王株式会社 | 物品供給装置 |
GB2573535B (en) * | 2018-05-08 | 2021-05-05 | Terex Gb Ltd | Adjustable vibratory drive system |
US11046528B2 (en) * | 2019-04-25 | 2021-06-29 | Precision, Inc. | Horizontal motion conveyors having multiple drives |
JP2021138678A (ja) | 2020-03-06 | 2021-09-16 | MiZ株式会社 | 遺伝子疾患を予防および/または改善するための分子状水素含有組成物 |
-
2021
- 2021-08-27 JP JP2021138678A patent/JP2023032506A/ja active Pending
-
2022
- 2022-08-19 EP EP22191256.1A patent/EP4140603A1/en active Pending
- 2022-08-25 CN CN202211025671.4A patent/CN115723118A/zh active Pending
- 2022-08-25 US US17/895,095 patent/US20230065097A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP4140603A1 (en) | 2023-03-01 |
US20230065097A1 (en) | 2023-03-02 |
CN115723118A (zh) | 2023-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8576412B2 (en) | Optical position detection device, hand device, and display device with position detection function | |
US7921494B2 (en) | Internal unit, suspended such that it can vibrate, of a laundry treatment machine, method for controlling a laundry treatment machine, and use of an electronic sensor in an internal unit | |
TW201735225A (zh) | 基板搬送裝置及基板搬送機器人之教示方法 | |
JP2018094648A (ja) | 制御装置、ロボットおよびロボットシステム | |
EP4134620A1 (en) | Tilt sensor and data acquring device | |
CN108792612A (zh) | 一种搬运机械手 | |
CN110385695A (zh) | 作业机器人系统以及作业机器人 | |
JP2011117751A (ja) | 光学式位置検出装置、ハンド装置およびタッチパネル | |
JP2023032506A (ja) | 振動発生装置、振動発生装置の制御方法およびピックアップシステム | |
US20200290199A1 (en) | Robot System, Control Apparatus, And Control Method | |
JP2023085716A (ja) | 部品バラシ装置、部品バラシ装置の制御方法およびピックアップシステム | |
WO2021256437A1 (ja) | ワークの表面の3次元情報およびワークの2次元画像を取得する撮像装置 | |
CN116512239A (zh) | 机器人系统及机器人的控制方法 | |
TW200536137A (en) | Display device with photo-sensing functions | |
US11458616B2 (en) | Robot | |
JP5929171B2 (ja) | 直動ロボット | |
TWI724495B (zh) | 固晶裝置及半導體裝置的製造方法 | |
JP2013132697A (ja) | 直動ロボット | |
JP2023032507A (ja) | 振動発生装置およびピックアップシステム | |
US20240025033A1 (en) | Vibration generation device and pickup system | |
JP4931772B2 (ja) | 電子部品実装装置 | |
US20230382659A1 (en) | Vibration generating apparatus and pickup system | |
JP2023073155A (ja) | 整列装置および整列方法 | |
JP2024029677A (ja) | ロボットの制御方法、ロボットの制御プログラムおよびロボットシステム | |
KR100234342B1 (ko) | 리니어 모터를 이용한 조립 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210917 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20211105 |