JP2023032507A - 振動発生装置およびピックアップシステム - Google Patents

振動発生装置およびピックアップシステム Download PDF

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Takanori Suzuki
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Abstract

【課題】優れた機械的強度を有する振動発生装置およびピックアップシステムを提供すること。【解決手段】振動発生装置は、ワークを載置するトラフと、前記トラフを支持している脚部と、前記トラフに振動を付与する振動モーターと、を有し、前記脚部は、弾性変形するバネ部と、前記バネ部と前記トラフとの間に位置し、前記バネ部を前記トラフに固定する第1固定部と、を有し、前記バネ部と前記第1固定部とが一体である。また、前記脚部は、切削加工体である。【選択図】図5

Description

本発明は、振動発生装置およびピックアップシステムに関する。
特許文献1には、基台と、複数のバネ脚を介して基台に支持されたフレームと、フレームに配置された搬送トラフと、を有し、搬送トラフを振動モーターで振動させて粉粒体を移送する振動移送装置が記載されている。
登録実用新案第3175501号公報
しかしながら、特許文献1の振動移送装置では、バネ脚の構成が明確ではない。例えば、バネ本体と、バネ本体の上端部をフレームに固定する上側固定部と、バネ本体の下端部を基台に固定する下側固定部と、が別体で構成されていると、振動モーターの駆動によりバネ脚が振動することにより、バネ本体と上側固定部との接合部分やバネ本体と下側固定部との接合部分に応力が加わり、当該部分が破壊するおそれがある。
本発明の振動発生装置は、ワークを載置するトラフと、
前記トラフを支持している脚部と、
前記トラフに振動を付与する振動モーターと、を有し、
前記脚部は、弾性変形するバネ部と、前記バネ部と前記トラフとの間に位置し、前記バネ部を前記トラフに固定する第1固定部と、を有し、
前記バネ部と前記第1固定部とが一体である。
本発明のピックアップシステムは、ワークが載置され、前記ワークに振動を与えて前記ワークの位置を変化させる振動発生装置と、
前記振動発生装置に載置されている前記ワークを撮像し、撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出するビジョンと、
前記ビジョンの検出結果に基づいて前記振動発生装置に載置されている前記ワークをピックアップするロボットと、を有し、
前記振動発生装置は、前記ワークを載置するトラフと、
前記トラフを支持している脚部と、
前記トラフに振動を付与する振動モーターと、を有し、
前記脚部は、弾性変形するバネ部と、前記バネ部と前記トラフとの間に位置し、前記バネ部を前記トラフに固定する第1固定部と、を有し、
前記バネ部と前記第1固定部とが一体である。
第1実施形態に係るピックアップシステムの全体構成を示す正面図である。 ロボットを示す正面図である。 振動発生装置を示す正面図である。 振動発生装置を示す上面図である。 振動発生装置が有する脚部を示す断面図である。 ピックアップシステムの駆動方法を示すフローチャートである。 図5に示す脚部の変形例を示す断面図である。 図5に示す脚部の変形例を示す断面図である。 図5に示す脚部の変形例を示す断面図である。 図5に示す脚部の変形例を示す断面図である。 図5に示す脚部の変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係る振動発生装置が有する脚部を示す断面図である。 図12に示す脚部の変形例を示す断面図である。
以下、振動発生装置およびピックアップシステムの好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るピックアップシステムの全体構成を示す正面図である。図2は、ロボットを示す正面図である。図3は、振動発生装置を示す正面図である。図4は、振動発生装置を示す上面図である。図5は、振動発生装置が有する脚部を示す断面図である。図6は、ピックアップシステムの駆動方法を示すフローチャートである。図7ないし図11は、それぞれ、図5に示す脚部の変形例を示す断面図である。なお、以下では、図4および図6を除く各図の上側を「上」とし、下側を「下」とする。
図1に示すピックアップシステム100は、搬送対象であるワークWが載置された振動発生装置200と、ワークWを搬送する搬送装置としてのコンベア300と、振動発生装置200に載置されたワークWを撮像するビジョン400と、ビジョン400の検出結果に基づいて振動発生装置200に載置されたワークWをピックアップし、コンベア300上にリリースするロボット500と、これら各部の駆動を制御する制御装置600と、を有する。
[ロボット500]
ロボット500は、スカラロボット(水平多関節ロボット)である。図2に示すように、ロボット500は、床面に固定されたベース510と、ベース510に接続されたロボットアーム520と、を有する。ロボットアーム520は、基端部がベース510に接続され、ベース510に対して鉛直方向に沿った第1回動軸J1まわりに回動する第1アーム521と、基端部が第1アーム521の先端部に接続され、第1アーム521に対して鉛直方向に沿った第2回動軸J2まわりに回動する第2アーム522と、を有する。
また、第2アーム522の先端部には作業ヘッド530が設けられている。作業ヘッド530は、第2アーム522の先端部に同軸的に配置されたスプラインナット531およびボールネジナット532と、スプラインナット531およびボールネジナット532に挿通されたスプラインシャフト533と、を有する。スプラインシャフト533は、第2アーム522に対して鉛直方向に沿った第3回動軸J3まわりに回転可能で、かつ、第3回動軸J3に沿って昇降可能である。
また、スプラインシャフト533の下端部にはエンドエフェクター540が装着されている。エンドエフェクター540は、着脱自在であり目的の作業に適したものが適宜選択される。本実施形態のエンドエフェクター540は、ワークWを挟持して保持するハンドである。
また、ロボット500は、ベース510に対して第1アーム521を第1回動軸J1まわりに回動させる第1駆動装置571と、第1アーム521に対して第2アーム522を第2回動軸J2まわりに回動させる第2駆動装置572と、スプラインナット531を回転させてスプラインシャフト533を第3回動軸J3まわりに回転させる第3駆動装置573と、ボールネジナット532を回転させてスプラインシャフト533を第3回動軸J3に沿った方向に昇降させる第4駆動装置574と、を有する。
また、第1、第2、第3、第4駆動装置571、572、573、574には、それぞれ、駆動源としてのモーターと、モーターの回転量を検出するエンコーダーと、が設置されている。制御装置600は、ピックアップシステム100の運転中、各エンコーダーの出力が示すロボットアーム520の位置と制御目標である目標位置とを一致させるフィードバック制御を実行する。
以上、ロボット500について説明したが、ロボット500としては、特に限定されず、例えば、回転軸を6つ有するロボットアームを備えた6軸ロボットであってもよい。
[コンベア300]
図1に示すように、コンベア300は、ワークWが載置されるベルト310と、ベルト310を送る搬送ローラー320と、搬送ローラー320を駆動する図示しないモーターと、搬送ローラー320の回転量に応じた信号を制御装置600に出力する搬送量センサー330と、を有する。制御装置600は、ピックアップシステム100の運転中、搬送量センサー330の出力が示すワークWの搬送速度と制御目標である目標搬送速度とを一致させるフィードバック制御を実行する。これにより、ワークWを所望の速度で安定して搬送することができる。
[ビジョン400]
図1に示すように、ビジョン400は、振動発生装置200の上方から振動発生装置200上のワークWを撮像し、撮像した画像に基づいてワークWの位置や重なり状態を検出する装置である。このようなビジョン400は、カメラ410と、カメラ410が撮像した画像データに基づいて振動発生装置200上の少なくとも1つのワークWの位置を検出する検出部420と、を有する。なお、本実施形態では、検出部420は、制御装置600に組み込まれている。
また、カメラ410は、各画素が深度情報(奥行き情報)を持つ距離画像を撮像することができる3Dカメラ(ステレオカメラ)である。カメラ410の各画素は、検出部420によって世界座標と関連付けられており、カメラ410の画角内にワークWが存在する場合、画像データ内におけるワークWの位置に基づいてワークWの座標を特定することができる。ただし、ビジョン400の構成としては、特に限定されず、例えば、2Dカメラと深度センサーとを組み合わせた構成であってもよいし、位相シフト法により三次元形状を計測する計測装置を用いた構成であってもよい。
[振動発生装置200]
振動発生装置200は、図3に示すように、板状の基台210と、基台210に立設された4本の脚部220と、これら脚部220を介して基台210に接続されたトラフ290と、トラフ290に振動を付与する第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bと、を有する。また、トラフ290は、脚部220を介して基台210に接続され、その下面に第1、第2振動モーター260A、260Bが配置された板状の伝達部230と、伝達部230の上面に重ねられた板状のトラフ支持部240と、トラフ支持部240の上面に配置され、ワークWが載置されるトラフ本体250と、を有する。なお、トラフ290の構成としては、特に限定されず、例えば、伝達部230やトラフ支持部240を省略してもよい。
このような構成の振動発生装置200によれば、制御装置600によって第1、第2振動モーター260A、260Bの駆動を制御することにより、トラフ290に振動を付与し、トラフ本体250に載置されたワークWの位置や重なり状態を変化させることができる。また、第1、第2振動モーター260A、260Bの位相(偏心方向の角度差)や回転方向を変化させることにより、トラフ290に付与する振動の方向を変化させることができる。
板状の伝達部230は、4本の脚部220を介して基台210に略水平に固定されている。そのため、伝達部230が基台210に対して揺れ易くなり、第1、第2振動モーター260A、260Bの振動が増強されてトラフ290に伝達される。トラフ支持部240は、板状であり、伝達部230の上面に重ねて配置されている。そして、トラフ支持部240は、複数のネジによって伝達部230にネジ止めされている。また、トラフ本体250は、箱状をなし、トラフ支持部240の上面に略水平に配置されている。また、トラフ本体250内には複数のワークWが無造作に収容される。
伝達部230の下面には第1振動モーター260Aおよび第2振動モーター260Bが配置されている。また、第1振動モーター260Aの回転軸261Aおよび第2振動モーター260Bの回転軸261Bは、それぞれ、水平方向に沿っており、かつ、互いに平行である。さらには、回転軸261Aおよび回転軸261Bは、同一水平面上に位置している。なお、第1、第2振動モーター260A、260Bとしては、振動を発生させることができれば、特に限定されず、例えば、回転軸261A、261Bに図示しない偏心錘が配置され、偏心錘の作用によって回転軸261A、261Bに遠心力振動が発生する電磁モーターを用いることができる。
図4に示すように、4本の脚部220は、基台210の四隅にバランスよく配置されている。以下、4本の脚部220について説明するが、これらは同様の構成であるため、以下では、1つの脚部220について説明し、それ以外の脚部220については、その説明を省略する。
図5に示すように、脚部220は、弾性変形するバネ部221と、バネ部221とトラフ290との間に位置し、バネ部221をトラフ290に固定する第1固定部222と、バネ部221と基台210との間に位置し、バネ部221を基台210に固定する第2固定部223と、を有する。また、バネ部221は、コイルバネである。そして、バネ部221、第1固定部222および第2固定部223は、一体に形成されている。このように、脚部220全体を一体形成することにより、これらが別体で形成された構成と比べて、脚部220の機械的強度が高まり、脚部220の破壊が効果的に抑制される。したがって、信頼性の高い振動発生装置200となる。
さらには、バネ部221、第1固定部222および第2固定部223が別体の場合、第1、第2固定部222、223をバネ部221と接続することによりバネ部221の特性(バネ係数等)が変化してしまい、4つの脚部220でバネ部221の特性を揃えることが困難である。具体的には、接着剤で固定する場合には、接着剤がバネ部221に付着することにより、バネ部221の特性が変化し、溶接で固定する場合には、溶接時の熱によりバネ部221の特性が変化する。そのため、トラフ290を所定の方向に安定して振動させることが困難となる。これに対して、本実施形態のように、バネ部221、第1固定部222および第2固定部223を一体形成すれば、上述したようなバネ部221の特性変化が生じないため、4つの脚部220でバネ部221の特性を容易に揃えることができる。そのため、トラフ290を所定の方向に安定して振動させることができる。
特に、本実施形態では、例えば、円柱状のブロック体を切削加工することにより、バネ部221、第1固定部222および第2固定部223を一体形成している。つまり、脚部220は、切削加工体で構成されている。これにより、脚部220の形成が安価で容易となると共に、高い加工精度で脚部220を形成することができる。そのため、トラフ290を所定の方向に安定して振動させることができる。
また、切削加工によれば、バネ部221の横幅Aおよび縦幅BやピッチPを任意の値に容易に設定、調整することができる。そのため、トラフ290の縦方向の振幅および横方向の振幅をそれぞれ独立して任意の範囲に合わせ込むことができ、優れた振動特性を有する振動発生装置200となる。
ただし、脚部220の形成方法としては、特に限定されず、例えば、放電加工、射出成型、鋳造成型、鍛造成型、3Dプリンターによる成型等であってもよい。このような形成方法によっても、バネ部221の形状を比較的自由に設計することができる。
バネ部221の鉛直方向上側に位置する第1固定部222は、上端部が閉じた有底の筒状をなしており、その上端部には、鉛直方向に沿った孔H1が形成されている。特に、本実施形態では、孔H1は、脚部220の中心軸Jに沿って延在している。孔H1にはネジが切ってあり、トラフ支持部240および伝達部230を貫通するボルトB1が締め付けられている。これにより、第1固定部222とトラフ290とを容易に固定することができる。
ただし、第1固定部222とトラフ290との固定方法としては、特に限定されず、例えば、接着、溶接等であってもよい。特に、溶接を用いる場合は、溶接時の熱が第1固定部222を介してバネ部221に伝わり難くなるように、第1固定部222を軸方向に長く延在させることが好ましい。
ここで、バネ部221と第1固定部222との並び方向である鉛直方向からの平面視で、孔H1は、バネ部221の内側に位置している。そのため、第1固定部222の小型化を図ることができる。また、1本のボルトB1で第1固定部222とトラフ290とを固定することができるため、振動発生装置200の構成部品の削減および組み立ての簡易化を図ることができる。
一方、バネ部221の鉛直方向下側に位置する第2固定部223は、下端が開口した筒状をなしている。また、第2固定部223は、鉛直方向からの平面視で、バネ部221からその外周側へ突出した環状のフランジ部224を有し、このフランジ部224には、鉛直方向に沿った一対の孔H2が形成されている。そして、これら各孔H2に挿通されたボルトB2が基台210に形成されたネジ孔に締め付けられている。これにより、バネ部221が第2固定部223を介して基台210に固定される。
ただし、第2固定部223と基台210との固定方法としては、特に限定されず、例えば、接着、溶接等であってもよい。特に、溶接を用いる場合は、溶接時の熱が第2固定部223を介してバネ部221に伝わり難くなるように、第2固定部223を軸方向に長く延在させることが好ましい。
ここで、鉛直方向からの平面視で、孔H2は、バネ部221の外側に位置している。そのため、前述したように、鉛直方向からの平面視で、孔H1がバネ部221の内側に位置する第1固定部222と比べて大型化するが、その分、第2固定部223の強度および基台210との接合強度を高めることができる。
第2固定部223を第1固定部222と同様の構成とすれば、脚部220のさらなる小型化、構成部品の削減および組み立ての簡易化を図ることができるが、これでは、脚部220の上下両端が閉じた中空構造となってしまい、切削加工による形成が実質的にできない。そこで、本実施形態では、上端側の第1固定部222を有底の筒状とし、下端側の第2固定部223を筒状とすることにより、つまり、第1、第2固定部222、223の形状を最適化することにより、切削加工で形成可能な形状としつつ、小型で高強度を実現可能な脚部220としている。
以上のような脚部220の構成材料としては、特に限定されないが、ステンレス鋼、アルミ系合金等の各種金属材料(合金を含む)であってもよいし、各種樹脂材料であってもよい。本実施形態では、ステンレス鋼を使用しており、これにより、耐食性および機械的強度に優れた脚部220となる。
[制御装置600]
制御装置600は、振動発生装置200、コンベア300、ビジョン400およびロボット500の駆動をそれぞれ制御する。このような制御装置600は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサー(CPU)と、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部装置との接続を行う外部インターフェースと、を有する。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。制御装置600の構成要素の一部または全部は、ロボット500の筐体の内側に配置されてもよい。また、制御装置600は、複数のプロセッサーにより構成されてもよい。
以上、ピックアップシステム100について説明した。次に、ピックアップシステム100の駆動方法について、図6に基づいて簡単に説明する。まず、ステップS1として、ロボット500を撮像の妨げとならない姿勢とした状態で、カメラ410でトラフ本体250内のワークWを撮像し画像データDを取得する。次に、ステップS2として、画像データDに基づいて少なくとも1つのワークWの位置や重なり状態を検出する。なお、ワークWの位置や重なり状態の検出には、例えば、テンプレートマッチングを用いることができる。
次に、ステップS3として、位置を検出したワークWの中からロボット500により把持可能なワークWの有無を検出する。把持可能の判断条件としては例えば、トラフ250内の位置や他のワークWとの重なり状態などを設定できる。ロボット500により把持可能なワークWが存在する場合は、ステップS4として、ロボット500によりそのワークWを把持し、コンベア300のベルト310上にリリースする。これにより、ワークWがコンベア300によって所定の場所まで搬送される。
一方、ステップS3において、ロボット500により把持可能なワークWが無かった場合は、ステップS5として、振動発生装置200を駆動させて、トラフ本体250内のワークWの位置をリセットしたりワークW同士の重なりを解消したりして、ステップS1からやり直す。このような駆動方法によれば、ロボット500によってワークWをより確実に把持することができる。
以上、ピックアップシステム100について説明した。このようなピックアップシステム100に含まれる振動発生装置200は、前述したように、ワークWを載置するトラフ290と、トラフ290を支持している脚部220と、トラフ290に振動を付与する振動モーターとしての第1、第2振動モーター260A、260Bと、を有し、脚部220は、弾性変形するバネ部221と、バネ部221とトラフ290との間に位置し、バネ部221をトラフ290に固定する第1固定部222と、を有し、バネ部221と第1固定部222とが一体である。これにより、これらが別体で形成された構成と比べて、脚部220の機械的強度が高まり、脚部220の破壊が効果的に抑制される。したがって、信頼性の高い振動発生装置200となる。
また、前述したように、脚部220は、切削加工体である。これにより、脚部220の形成が安価で容易となると共に、高い加工精度で脚部220を形成することができる。そのため、トラフ290を所定の方向に安定して振動させることができる。また、バネ部221を任意の形状に容易に設定、調整することができる。そのため、トラフ290の縦方向の振幅および横方向の振幅をそれぞれ独立して任意の範囲に合わせ込むことができ、優れた振動特性を有する振動発生装置200となる。
また、前述したように、第1固定部222は、トラフ290に固定するための孔H1を有している。これにより、第1固定部222をトラフ290に容易に固定することができる。
また、前述したように、バネ部221と第1固定部222とが並ぶ方向すなわち鉛直方向からの平面視で、孔H1は、バネ部221の内側に位置している。これにより、第1固定部222の小型化を図ることができる。
また、前述したように、脚部220は、バネ部221に対して第1固定部222と反対側に位置し、バネ部221を固定する第2固定部223をさらに有し、バネ部221と第2固定部223とが一体である。これにより、第2固定部223を介してバネ部221を基台210に固定し易くなる。また、これらが別体で形成された構成と比べて、脚部220の機械的強度が高まり、脚部220の破壊が効果的に抑制される。したがって、信頼性の高い振動発生装置200となる。
また、前述したように、ピックアップシステム100は、ワークWが載置され、ワークWに振動を与えてワークWの位置を変化させる振動発生装置200と、振動発生装置200に載置されているワークWを撮像し、撮像結果に基づいてワークWの位置を検出するビジョン400と、ビジョン400の検出結果に基づいて振動発生装置200に載置されているワークWをピックアップするロボット500と、を有する。そして、振動発生装置200は、ワークWを載置するトラフ290と、トラフ290を支持している脚部220と、トラフ290に振動を付与する振動モーターとしての第1、第2振動モーター260A、260Bと、を有し、脚部220は、弾性変形するバネ部221と、バネ部221とトラフ290との間に位置し、バネ部221をトラフ290に固定する第1固定部222と、を有し、バネ部221と第1固定部222とが一体である。これにより、これらが別体で形成された構成と比べて、脚部220の機械的強度が高まり、脚部220の破壊が効果的に抑制される。したがって、信頼性の高いピックアップシステム100となる。
以上、第1実施形態に係るピックアップシステム100について説明したが、ピックアップシステム100の構成、特に脚部220の構成は、これに限定されない。以下、第1固定部222の変形例についていくつか説明するが、これは当然、第2固定部223にも適用することができる。
例えば、図7に示す変形例では、第1固定部222が本実施形態の第2固定部223と同様の構成となっている。つまり、第1固定部222は、上端が開口した筒状をなしており、外周側へ突出した環状のフランジ部225を有する。また、このフランジ部225には、鉛直方向に沿った一対の孔H1が形成されている。また、一対の孔H1は、鉛直方向からの平面視で、バネ部221の外側に位置している。そして、これら各孔H1に挿通されたボルトB1が伝達部230に形成されたネジ孔に締め付けられている。これにより、バネ部221が第1固定部222を介して伝達部230に固定される。
このように、バネ部221と第1固定部222とが並ぶ方向すなわち鉛直方向からの平面視で、孔H1は、バネ部221の外側に位置していてもよい。これにより、第1固定部222の強度およびトラフ290との接合強度を高めることができる。
また、図8に示す変形例では、第1固定部222は、上端が開口した筒状をなしており、鉛直方向からの平面視でバネ部221の内周と外周との間に位置する一対の孔H1を有する。これら孔H1にはネジが切ってあり、トラフ支持部240および伝達部230に挿通されたボルトB1が締め付けられている。これにより、バネ部221が第1固定部222を介して伝達部230に固定される。このような構成によれば、第1固定部222の小型化を図ることができる。
また、図9に示すように、伝達部230は、下方に突出する突起部231を有する。一方、第1固定部222は、突起部231を挿通可能とするために上端が開口した筒状をなしており、さらに、外周面と内周面とを貫通し、水平方向に延在する孔H3を有する。また、孔H3には、ネジが切ってある。そして、突起部231が第1固定部222に挿通されるように脚部220を配置し、孔H3にボルトB3を螺合させ、ボルトB3を締め付けて突起部231の側面に押し当てることにより、第1固定部222と伝達部230とを固定してもよい。このような構成によれば、基台210とトラフ290との間の空間から孔H3に対して水平方向にアプローチすることができるため、ボルトB3の締め付け作業が容易となる。特に、本実施形態では、ボルトB3としてイモネジを用いている。これにより、ボルトB3の第1固定部222の外周への突出が抑制されるため、その分、第1固定部222の小型化を図ることができる。
このように、孔H3は、バネ部221と第1固定部222とが並ぶ方向すなわち鉛直方向に交差する方向に延在していてもよい。これにより、孔H3へのアプローチが容易となり、ボルトB3の締め付け作業が容易となる。
また、図10に示すように、伝達部230は、下方に突出する突起部231と、突起部231の下面に開口し、第1固定部222が挿通される挿通孔232と、突起部231の外周面と内周面とを貫通し、水平方向に延在する孔H4と、を有する。また、孔H4には、ネジが切ってある。そして、第1固定部222を挿通孔232に挿通し、孔H4にボルトB4を螺合させ、ボルトB4を締め付けて第1固定部222の側面に押し当てることにより、第1固定部222と伝達部230とを固定してもよい。
また、図11に示すように、伝達部230は、下面に開口し、第1固定部222が挿通される挿通孔233と、伝達部230の側面と挿通孔233の内周面とを貫通し、水平方向に延在する孔H5と、を有する。また、孔H5には、ネジが切ってある。そして、第1固定部222を挿通孔233に挿通し、孔H5にボルトB5を螺合させ、ボルトB5を締め付けて第1固定部222の側面に押し当てることにより、第1固定部222と伝達部230とを固定してもよい。
<第2実施形態>
図12は、第2実施形態に係る振動発生装置が有する脚部を示す断面図である。図13は、図12に示す脚部の変形例を示す断面図である。
本実施形態の振動発生装置200は、脚部220の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態の振動発生装置200と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態における図において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。なお、4本の脚部220は、互いに同様の構成であるため、以下では、説明の便宜上、1つの脚部220について説明し、それ以外の脚部220については、その説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態の脚部220では、バネ部221が板バネで構成されている。そして、このバネ部221の両端に第1、第2固定部222、223が一体接続されている。このような構成によれば、板材をその途中の複数個所で屈曲させるだけで脚部220を形成することができるため、脚部220の形成が極めて容易となる。
第1固定部222には、孔H6が形成されており、この孔H6に挿通されたボルトB6を伝達部230のネジ孔に締め付けることにより、第1固定部222が伝達部230に固定されている。また、第2固定部223には、孔H7が形成されており、この孔H7に挿通されたボルトB7を基台210のネジ孔に締め付けることにより、第2固定部223が基台210に固定されている。ただし、第1、第2固定部222、223の固定方法は、特に限定されない。
以上のように、本実施形態の振動発生装置200では、バネ部221は、板バネである。これにより、脚部220が簡単な構成となり、形成も容易となる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、バネ部221の形状としては、特に限定されず、例えば、図13に示すように、途中で屈曲または湾曲した形状であってもよい。
以上、本発明の振動発生装置およびピックアップシステムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
100…ピックアップシステム、200…振動発生装置、210…基台、220…脚部、221…バネ部、222…第1固定部、223…第2固定部、224…フランジ部、225…フランジ部、230…伝達部、231…突起部、232…挿通孔、233…挿通孔、240…トラフ支持部、250…トラフ本体、260A…第1振動モーター、260B…第2振動モーター、261A…回転軸、261B…回転軸、290…トラフ、300…コンベア、310…ベルト、320…搬送ローラー、330…搬送量センサー、400…ビジョン、410…カメラ、420…検出部、500…ロボット、510…ベース、520…ロボットアーム、521…第1アーム、522…第2アーム、530…作業ヘッド、531…スプラインナット、532…ボールネジナット、533…スプラインシャフト、540…エンドエフェクター、571…第1駆動装置、572…第2駆動装置、573…第3駆動装置、574…第4駆動装置、600…制御装置、A…横幅、B…縦幅、B1…ボルト、B2…ボルト、B3…ボルト、B4…ボルト、B5…ボルト、B6…ボルト、B7…ボルト、D…画像データ、H1…孔、H2…孔、H3…孔、H4…孔、H5…孔、H6…孔、H7…孔、J…中心軸、J1…第1回動軸、J2…第2回動軸、J3…第3回動軸、P…ピッチ、S1…ステップ、S2…ステップ、S3…ステップ、S4…ステップ、S5…ステップ、W…ワーク

Claims (9)

  1. ワークを載置するトラフと、
    前記トラフを支持している脚部と、
    前記トラフに振動を付与する振動モーターと、を有し、
    前記脚部は、弾性変形するバネ部と、前記バネ部と前記トラフとの間に位置し、前記バネ部を前記トラフに固定する第1固定部と、を有し、
    前記バネ部と前記第1固定部とが一体であることを特徴とする振動発生装置。
  2. 前記脚部は、切削加工体である請求項1に記載の振動発生装置。
  3. 前記第1固定部は、前記トラフに固定するための孔を有している請求項1または2に記載の振動発生装置。
  4. 前記バネ部と前記第1固定部とが並ぶ方向からの平面視で、
    前記孔は、前記バネ部の外側に位置している請求項3に記載の振動発生装置。
  5. 前記バネ部と前記第1固定部とが並ぶ方向からの平面視で、
    前記孔は、前記バネ部の内側に位置している請求項3に記載の振動発生装置。
  6. 前記孔は、前記バネ部と前記固定部とが並ぶ方向に交差する方向に延在している請求項3ないし5のいずれか1項に記載の振動発生装置。
  7. 前記脚部は、前記バネ部に対して前記第1固定部と反対側に位置し、前記バネ部を固定する第2固定部をさらに有し、
    前記バネ部と前記第2固定部とが一体である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動発生装置。
  8. 前記バネ部は、板バネである請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動発生装置。
  9. ワークが載置され、前記ワークに振動を与えて前記ワークの位置を変化させる振動発生装置と、
    前記振動発生装置に載置されている前記ワークを撮像し、撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出するビジョンと、
    前記ビジョンの検出結果に基づいて前記振動発生装置に載置されている前記ワークをピックアップするロボットと、を有し、
    前記振動発生装置は、前記ワークを載置するトラフと、
    前記トラフを支持している脚部と、
    前記トラフに振動を付与する振動モーターと、を有し、
    前記脚部は、弾性変形するバネ部と、前記バネ部と前記トラフとの間に位置し、前記バネ部を前記トラフに固定する第1固定部と、を有し、
    前記バネ部と前記第1固定部とが一体であることを特徴とするピックアップシステム。
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