JP2023032110A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】循環風路内を流れる空気の一部を排出する排気口および排気口を開閉するダンパーを備える衣類乾燥機について、ダンパーを閉じて排気口を閉塞状態に切り換えている期間においても、衣類の乾燥効率の向上を図ることができるようにした構成を提供する。【解決手段】本実施形態に係る衣類乾燥機において、乾燥室内の衣類を乾燥する乾燥行程を制御する制御部は、乾燥行程において、循環風路内を流れる空気の温度が上昇する制御を実行する温度上昇期間と、乾燥行程における温度上昇期間の後において、循環風路内を流れる空気の温度を維持する制御を実行する温度維持期間と、を設け、温度上昇期間においてはダンパーを閉じて排気口を閉塞状態に切り換え、温度維持期間においてはダンパーを開いて排気口を開放状態に切り換え、温度上昇期間における循環送風機の回転速度を、温度維持期間における循環送風機の回転速度よりも低くする。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、衣類乾燥機に関する。
衣類を乾燥する衣類乾燥機の一例であるドラム式の洗濯乾燥機においては、例えば特許文献1に開示されているように、循環風路の途中に、排気口と、この排気口を開閉するダンパーを備えた構成のものが考えられている。このように構成される洗濯乾燥機によれば、循環風路内を流れる湿った空気の一部を排気口から循環風路外に排出し、これに伴い、循環風路外の乾いた空気を循環風路内に導入することができる。これにより、循環風路内を流れる湿った空気と循環風路外の乾いた空気とを入れ換えながら乾燥行程を進行することができ、衣類の乾燥効率の向上を図ることができる。
特開2020-168275号公報
従来構成によれば、ダンパーを開いて排気口を開放状態に切り換えている期間においては、上述した通り、衣類の乾燥効率の向上を図ることができる。しかしながら、ダンパーを閉じて排気口を閉塞状態に切り換えている期間においては、循環風路の内外において空気を入れ換えながら乾燥行程を進行することができず、衣類の乾燥効率の向上を図ることができない。
そこで、本実施形態は、循環風路内を流れる空気の一部を排出する排気口、および、この排気口を開閉するダンパーを備える衣類乾燥機について、ダンパーを閉じて排気口を閉塞状態に切り換えている期間においても、衣類の乾燥効率の向上を図ることができるようにした構成を提供する。
本実施形態に係る衣類乾燥機は、衣類が収容される乾燥室と、前記乾燥室内の空気を循環する循環風路と、前記乾燥室内の空気を、前記循環風路を通して循環させる循環送風機と、前記循環風路内を流れる空気を加熱する加熱器と、前記循環風路内を流れる空気の一部を排出する排気口と、前記排気口を開閉するダンパーと、前記乾燥室内の衣類を乾燥する乾燥行程を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記乾燥行程において、前記循環風路内を流れる空気の温度が上昇する制御を実行する温度上昇期間と、前記乾燥行程における前記温度上昇期間の後において、前記循環風路内を流れる空気の温度を維持する制御を実行する温度維持期間と、を設け、前記温度上昇期間においては前記ダンパーを閉じて前記排気口を閉塞状態に切り換え、前記温度維持期間においては前記ダンパーを開いて前記排気口を開放状態に切り換え、前記温度上昇期間における前記循環送風機の回転速度を、前記温度維持期間における前記循環送風機の回転速度よりも低くする。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の構成例を概略的に示す縦断側面図 本実施形態に係る循環風路の構成例を概略的に示す図 本実施形態に係る洗濯乾燥機の制御系の構成例を概略的に示す図 本実施形態に係る洗濯乾燥機による制御例を概略的に示す図
以下、衣類乾燥機に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する洗濯乾燥機1は、衣類に所定の処理、この場合、少なくとも、衣類を洗う洗い処理、衣類をすすぐすすぎ処理、衣類を脱水する脱水処理を施すことが可能な衣類処理装置の一例である。また、洗濯乾燥機1は、回転槽の回転中心軸が水平方向あるいは水平方向に対して傾斜する方向に延びる、いわゆるドラム式の洗濯乾燥機である。また、洗濯乾燥機1は、衣類を乾燥する乾燥処理を施すことが可能な衣類乾燥機の一例でもある。
洗濯乾燥機1は、その外郭を構成する矩形箱状の外箱2の内部に、衣類処理槽3を備えている。衣類処理槽3は、例えば洗い処理、すすぎ処理、脱水処理などといった各種の処理の対象である図示しない衣類を収容可能に構成されている。本開示において、衣類処理槽3は、有底円筒状の水槽の内部に、同じく有底円筒状のドラムを回転可能に備えた構成である。ドラムの周壁には、図示しない多数の小孔が設けられており、また、ドラムの内周面には、衣類をかき上げるための図示しない複数のバッフルが設けられている。
衣類処理槽3の前面開口部3cは、外箱2の前面に設けられているドア4によって開閉可能に構成されている。使用者は、ドア4を開くことにより、衣類処理槽3の前面開口部3cを通して当該衣類処理槽3内に衣類を出し入れすることができる。また、衣類処理槽3は、衣類に乾燥処理を施す乾燥行程においては、衣類が収容される乾燥室としても機能する。
また、洗濯乾燥機1は、衣類処理槽3内に水を供給するための給水部5、および、衣類処理槽3内の水を機外に排出するための排水部6を備えている。給水部5は、例えば水道などといった図示しない水源から衣類処理槽3に延びる給水経路7の途中に、周知の給水弁8や注水ケース9などを備えた構成となっている。また、排水部6は、衣類処理槽3の底部から機外に延びる排水経路10の途中に、周知の排水弁11などを備えた構成となっている。排水弁11が閉じられた状態で給水部5から衣類処理槽3内に水が供給されることにより、衣類処理槽3内に所定量の水が溜められる。また、排水弁11が開かれることにより、衣類処理槽3内の水が排水経路10を介して機外に排出される。
排水経路10の途中には、排水弁11よりも上流側に周知の排水フィルタ部12が設けられている。排水フィルタ部12は、排水部6により衣類処理槽3内から排水経路10を介して機外に排出される水に含まれる例えば糸くずや塵埃などといった異物を捕獲する。
また、洗濯乾燥機1は、循環風路13を備えている。循環風路13は、衣類処理槽3の外部において、衣類処理槽3の空気流出口3aと空気流入口3bとの間を接続している。この場合、空気流出口3aは、衣類処理槽3の上面の前部に設けられている。また、空気流入口3bは、衣類処理槽3の背面の上部に設けられている。なお、衣類処理槽3における空気流出口3aおよび空気流入口3bの位置は、適宜変更して実施することができる。
循環風路13の途中には、熱交換ダクト14が設けられている。この場合、熱交換ダクト14は、外箱2内の下部の後部において、当該外箱2の左右方向に沿うように設けられている。また、循環風路13の途中には、熱交換ダクト14よりも上流側に周知の乾燥フィルタ15が設けられている。乾燥フィルタ15は、循環風路13内を流れる空気に含まれる例えば糸くずや塵埃などといった異物を捕獲する。
図2に例示するように、洗濯乾燥機1は、ヒートポンプ機構16を備えている。ヒートポンプ機構16は、圧縮機17、凝縮器18、絞り器19、蒸発器20を冷媒管21によりサイクル接続した冷凍サイクルを構成している。このうち、熱交換器を構成する凝縮器18および蒸発器20は、循環風路13の一部を構成する熱交換ダクト14の内部に配置されている。
また、循環風路13には、循環送風機22が備えられている。循環送風機22は、循環部の一例であり、衣類処理槽3内の空気を、循環風路13を通して循環させるものである。この循環送風機22が駆動されることにより、図2に矢印Wで例示するように、衣類処理槽3内の空気は、空気流出口3aから循環風路13内に導入されて、空気流出口3a側である風上側から空気流入口3b側である風下側に向かって流れて、空気流入口3bから衣類処理槽3内に戻されるようになっている。即ち、循環送風機22が駆動されることにより、衣類処理槽3内の空気は、循環風路13を介して循環される。
そして、蒸発器20は、熱交換ダクト14内において、衣類処理槽3の空気流出口3a側、つまり、循環風路13内の風上側に配置されている。一方、凝縮器18は、熱交換ダクト14内において、衣類処理槽3の空気流入口3b側、つまり、循環風路13内の風下側に配置されている。即ち、循環風路13内、より詳細には熱交換ダクト14内において、蒸発器20は、凝縮器18よりも風上側に配置されている。換言すれば、循環風路13内、より詳細には熱交換ダクト14内において、凝縮器18は、蒸発器20よりも風下側に配置されている。
蒸発器20は、除湿器の一例であり、循環風路13内を空気流出口3a側から空気流入口3b側、つまり、風上側から風下側に向かって流れる空気を冷却して除湿する除湿手段として機能する。一方、凝縮器18は、加熱器の一例であり、循環風路13内を空気流出口3a側から空気流入口3b側、つまり、風上側から風下側に向かって流れる空気を加熱する加熱手段として機能する。
これら蒸発器20および凝縮器18が循環風路13内に設けられていることにより、循環風路13内を風上側から風下側に向かって流れる空気は、蒸発器20によって除湿され、且つ、凝縮器18によって加熱され、所定温度の温風として衣類処理槽3内に戻される。これにより、衣類処理槽3内に収容されている衣類を温風によって乾燥することができる。
また、洗濯乾燥機1は、循環風路13の途中に、空気導出口31および空気導入口32を備えている。空気導出口31は、排気口の一例であり、この場合、循環風路13のうち乾燥フィルタ15よりも風下側部分に設けられている。なお、空気導出口31は、蒸発器20よりは風上側部分に位置して設けられている。また、空気導出口31は、当該空気導出口31を介して導出される空気に含まれる異物を捕獲するフィルタを備える構成としてもよい。
一方、空気導入口32は、循環風路13の一部を構成する熱交換ダクト14の上面14aのうち蒸発器20と凝縮器18との間の部分に設けられている。即ち、空気導入口32は、蒸発器20よりは風下側部分であって、且つ、凝縮器18よりは風上側部分に位置して設けられている。
また、空気導出口31は、当該空気導出口31を開閉するダンパー33を備えている。一方、空気導入口32は、当該空気導入口32を開閉するダンパーを備えていない。なお、空気導入口32は、当該空気導入口32を開閉するダンパーを備える構成としてもよい。また、空気導入口32は、当該空気導入口32を介して導入される空気に含まれる異物を捕獲するフィルタを備える構成としてもよい。
以上のように構成される洗濯乾燥機1によれば、衣類処理槽3内の空気が循環風路13を介して循環される乾燥行程において、ダンパー33を開いて空気導出口31を開放状態に切り換えると、図2において破線矢印C1で例示するように、循環風路13内を流れる空気の一部、この場合、蒸発器20によって除湿される前の湿った空気の一部が空気導出口31から循環風路13外に排出される。そして、空気導出口31から空気が排出されることに伴い、循環風路13内の空気量や空気圧が減少する。そのため、図2において破線矢印C2で例示するように、循環風路13外の乾いた空気が空気導入口32を介して循環風路13内、この場合、その一部を構成する熱交換ダクト14内に導入されるようになる。
このように構成される洗濯乾燥機1によれば、ダンパー33を開いて空気導出口31を開放状態に切り換えることにより、循環風路13内を流れる湿った空気と、循環風路13外の乾いた空気とを入れ換えながら乾燥行程を進行することができる。これにより、衣類処理槽3内の衣類の乾燥効率を向上することができる。
なお、洗濯乾燥機1によれば、衣類処理槽3内の空気が循環風路13を介して循環される乾燥行程において、ダンパー33を閉じて空気導出口31を閉塞状態に切り換えると、循環風路13内を流れる空気は、空気導出口31から循環風路13外に排出されることなく風下側に流れて衣類処理槽3内に戻される。また、空気導出口31から循環風路13外への空気の排出が発生しないことから、空気導入口32から循環風路13内への空気の導入も発生しない。即ち、洗濯乾燥機1によれば、ダンパー33を閉じて空気導出口31を閉塞状態に切り換えることにより、循環風路13内を流れる空気を外部の空気と入れ換えることなく乾燥行程を進行することができる。
次に、洗濯乾燥機1の制御系の構成例について説明する。図3に例示する制御装置41は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成されており、洗濯乾燥機1の動作全般を制御可能に構成されている。即ち、制御装置41には、例えば、給水弁8、排水弁11、圧縮機17、循環送風機22、ダンパー33、ドラムを回転させるドラムモータ42などといった洗濯乾燥機1が備える各種の駆動系の構成要素が接続されている。制御装置41は、これら各種の駆動系の構成要素の動作を制御することにより、洗濯乾燥機1の動作全般を制御する。
そして、制御装置41は、衣類処理槽3内の衣類を洗う洗い行程、衣類処理槽3内の衣類をすすぐすすぎ行程、衣類処理槽3内の衣類を脱水する脱水行程、衣類処理槽3内の衣類を乾燥する乾燥行程などといった各種の行程を制御可能に構成されている。次に、制御装置41が制御する各種の行程のうち、特に、脱水行程および乾燥行程における一制御例について、図4を参照しながら説明する。
図4に例示する波形17W1は、冷凍サイクルにおいて圧縮機17から凝縮器18に向けて吐出される冷媒の温度の変化例を示している。なお、冷凍サイクルにおいて圧縮機17から凝縮器18に向けて吐出される冷媒の温度は、例えば、冷凍サイクルを構成する冷媒管21のうち圧縮機17と凝縮器18との間を接続する部分に設けられている図示しない温度センサーによって検知することができる。
また、図4に例示する波形17W2は、圧縮機17の駆動周波数の変化例を示している。なお、圧縮機17の駆動周波数は、例えば、制御装置41が圧縮機17に出力する駆動制御信号の値に基づいて特定することができる。
また、図4に例示する波形18Wは、凝縮器18の温度の変化例を示している。なお、凝縮器18の温度は、例えば、凝縮器18に設けられている図示しない温度センサーによって検知することができる。
また、図4に例示する波形3W1は、衣類処理槽3の空気流入口3bを通過する空気の温度の変化例を示している。なお、衣類処理槽3の空気流入口3bを通過する空気の温度は、例えば、衣類処理槽3の空気流入口3bあるいはその近傍部分に設けられている図示しない温度センサーによって検知することができる。
また、図4に例示する波形3W2は、衣類処理槽3の空気流出口3aを通過する空気の温度の変化例を示している。なお、衣類処理槽3の空気流出口3aを通過する空気の温度は、例えば、衣類処理槽3の空気流出口3aあるいはその近傍部分に設けられている図示しない温度センサーによって検知することができる。
また、図4に例示する波形3W3は、衣類処理槽3内におけるドラムの回転状態の変化例を示している。なお、衣類処理槽3内におけるドラムの回転状態は、例えば、制御装置41がドラムモータ42に出力する駆動制御信号の値に基づいて特定することができる。また、制御装置41は、乾燥行程において、少なくとも脱水行程よりも低い回転速度つまり図示しないバッフルによってかき上げられた衣類がドラムの上端部近傍から落下する程度の回転速度により、ドラムを正転方向および反転方向に交互に切り換えながら回転させる。
また、図4に例示する波形33Wは、ダンパー33の動作状態つまり開閉状態の変化例を示している。なお、ダンパー33の動作状態は、例えば、制御装置41がダンパー33に出力する駆動制御信号の値に基づいて特定することができる。
また、図4に例示する波形22Wは、循環送風機22の回転速度の変化例を示している。なお、循環送風機22の回転速度は、例えば、制御装置41が循環送風機22に出力する駆動制御信号の値に基づいて特定することができる。
また、図4に例示するように、制御装置41は、乾燥行程において、温度上昇期間T1および温度維持期間T2を設けている。温度上昇期間T1は、乾燥行程の初期段階、つまり、乾燥行程の開始から所定時間が経過するまでの期間である。なお、温度上昇期間T1の長さは、適宜変更して実施することができる。また、温度上昇期間T1は、乾燥行程の開始から、循環風路13内を流れる空気の温度が所定温度に到達するまでの期間であってもよい。循環風路13内を流れる空気の温度としては、例えば、凝縮器18の温度に基づいて特定される温度であってもよいし、衣類処理槽3の空気流入口3bを通過する空気の温度であってもよいし、衣類処理槽3の空気流出口3aを通過する空気の温度であってもよいし、衣類処理槽3の空気流入口3bを通過する空気の温度および衣類処理槽3の空気流出口3aを通過する空気の温度の平均値などであってもよい。また、循環風路13内を流れる空気の温度としては、循環風路13中の任意の位置に温度センサーを設け、この温度センサーによって検知される空気の温度であってもよい。
一方、温度維持期間T2は、乾燥行程の中期から後期にわたる期間、つまり、温度上昇期間T1の後から乾燥行程の終了までの期間である。なお、温度維持期間T2の長さは、温度上昇期間T1の長さや乾燥行程全体の所要時間などに応じて、適宜変更して実施することができる。
温度上昇期間T1において、制御装置41は、循環風路13内を流れる空気の温度が上昇する制御を実行する。即ち、制御装置41は、温度上昇期間T1において、圧縮機17の駆動周波数を最大出力に設定する制御を実行する。これにより、冷凍サイクルにおいて圧縮機17から凝縮器18に向けて吐出される冷媒の温度が上昇し、これに伴い、凝縮器18の温度も上昇する。
また、制御装置41は、温度上昇期間T1における循環送風機22の回転速度を、温度維持期間T2における循環送風機22の回転速度よりも低くする。本実施形態の場合、温度上昇期間T1における循環送風機22の回転速度は、例えば5500rpmであり、温度維持期間T2における循環送風機22の回転速度は、例えば6000rpmである。また、温度上昇期間T1において、制御装置41は、ダンパー33を閉じて空気導出口31を閉塞状態に切り換える。
このような制御が行われる温度上昇期間T1においては、圧縮機17が最大出力で駆動されることから、凝縮器18の温度が比較的短時間のうちに急激に上昇する。そして、循環送風機22が低い回転速度、この場合、少なくとも温度維持期間T2よりも低い回転速度で駆動されることから、温度が上昇した凝縮器18に対し、循環風路13内を流れる空気が比較的遅い速度で接触する。これにより、循環風路13内を流れる空気を高温の凝縮器18に対し極力長い時間をかけて接触させることができる。また、循環風路13内を流れる空気によって凝縮器18が冷やされてしまうことを抑制することができる。従って、凝縮器18で発生する熱エネルギーを、循環風路13内を流れる空気に効率良く且つ確実に伝達して衣類処理槽3内に供給することができる。即ち、乾燥行程の初期段階から高温の温風を衣類処理槽3内の供給することが可能となる。
また、温度上昇期間T1においては、ダンパー33が閉じられて空気導出口31が閉塞状態となっていることから、循環風路13の内外において空気の入れ換えが行われない。そのため、凝縮器18が発生する熱エネルギーを、衣類処理槽3および循環風路13からなる循環系内に閉じ込めるようにして乾燥行程を進行することができる。これにより、衣類処理槽3および循環風路13からなる循環系内において高温の空気を繰り返し循環させながら乾燥行程を進めることができ、衣類処理槽3内の衣類の乾燥効率を向上することができる。
以上の通り、温度上昇期間T1は、凝縮器18の温度を比較的短時間のうちに急激に上昇させて空気の加熱を促進する期間となっている。よって、温度上昇期間T1は、循環風路13を介して循環させる空気の加熱を促進する加熱促進期間と定義することもできる。
一方、温度上昇期間T1の後の期間である温度維持期間T2において、制御装置41は、循環風路13内を流れる空気の温度を維持する制御を実行する。即ち、制御装置41は、温度維持期間T2において、圧縮機17の駆動周波数を最大出力よりも低い値に設定する制御を実行する。これにより、冷凍サイクルにおいて圧縮機17から凝縮器18に向けて吐出される冷媒の温度の上昇が抑えられ、これに伴い、凝縮器18の温度の上昇も抑えられる。
また、制御装置41は、温度維持期間T2において、凝縮器18の温度を所定温度に維持する制御を実行する。即ち、制御装置41は、この場合、温度上昇期間T1の終了時における凝縮器18の温度を含む所定の温度範囲を設定する。そして、制御装置41は、凝縮器18の温度が所定の温度範囲の下限値よりも低下した場合には、圧縮機17の出力を高くして凝縮器18の温度を上昇させる。また、制御装置41は、凝縮器18の温度が所定の温度範囲の上限値よりも上昇した場合には、圧縮機17の出力を低くして凝縮器18の温度を低下させる。これにより、制御装置41は、凝縮器18の温度を、温度上昇期間T1の終了時における凝縮器18の温度を含む所定の温度範囲内に収まるように維持する。なお、この温度範囲の上限値および下限値は、適宜変更して設定することができる。
また、制御装置41は、温度維持期間T2における循環送風機22の回転速度を、温度上昇期間T1における循環送風機22の回転速度よりも高くする。また、温度維持期間T2において、制御装置41は、ダンパー33を開いて空気導出口31を開放状態に切り換える。
このような制御が行われる温度維持期間T2においては、上述した通り、凝縮器18の温度が、温度上昇期間T1の終了時における凝縮器18の温度を含む所定の温度範囲内となるように維持される。つまり、凝縮器18が高温の状態で維持される。そして、循環送風機22が高い回転速度、この場合、少なくとも温度上昇期間T1よりも高い回転速度で駆動されることから、このように高温の状態で維持される凝縮器18に対し、循環風路13内を流れる空気が比較的速い速度で接触する。これにより、高温状態に維持され続けている凝縮器18で発生する熱エネルギーを、循環風路13内を流れる空気に効率良く伝達して衣類処理槽3内に供給し続けることができる。即ち、乾燥行程の中期から終期にわたる期間においても、高温の温風を衣類処理槽3内の供給し続けることが可能となる。
また、温度維持期間T2においては、ダンパー33が開かれて空気導出口31が開放状態となっていることから、循環風路13の内外において空気の入れ換えが行われる。そのため、循環風路13内を流れる湿った空気と循環風路13外の乾いた空気とを入れ換えながら乾燥行程を進行することができる。これにより、湿気を排出しながら乾燥行程を進めることができ、衣類処理槽3内の衣類の乾燥効率を向上することができる。
以上の通り、温度維持期間T2は、湿気を排出しながら乾燥を行うことにより衣類の除湿を促進する期間となっている。よって、温度維持期間T2は、衣類の除湿を促進する除湿促進期間と定義することもできる。
また、図4に例示するように、制御装置41は、乾燥行程の前に実行する脱水行程として、この場合、加熱脱水行程を実行可能である。加熱脱水行程は、衣類処理槽3内に温風を供給しながら衣類を脱水する行程である。即ち、制御装置41は、加熱脱水行程を開始すると、循環送風機22の駆動を開始する。この場合、制御装置41は、加熱脱水行程における循環送風機22の回転速度を、乾燥行程の初期段階である温度上昇期間T1における循環送風機22の回転速度よりも低くする。本実施形態の場合、加熱脱水行程における循環送風機22の回転速度は、例えば1500rpmである。
また、制御装置41は、加熱脱水行程を開始すると、圧縮機17の駆動、換言すれば、凝縮器18の加熱を開始する。この場合、制御装置41は、加熱脱水行程における圧縮機17の出力を、乾燥行程の初期段階である温度上昇期間T1における圧縮機17の出力よりも低くする。
このように制御される加熱脱水行程によれば、乾燥行程の初期段階である温度上昇期間T1よりも低い温度の温風が、乾燥行程の初期段階である温度上昇期間T1よりも遅い速度で衣類処理槽3内に供給されるようになる。これにより、温かめの空気を緩やかに衣類処理槽3内に供給しながら衣類の脱水を行うことができる。そして、このような加熱脱水行程を乾燥行程の前に実行することにより、衣類に含まれる水を温めた状態で乾燥行程に移行することができ、乾燥行程における乾燥効率の一層の向上を図ることができる。また、衣類に含まれる水を脱水行程の実行中に温めることにより、その水の粘性を低下させることができ、衣類の脱水効率の向上を図ることができる。
以上に例示した本実施形態に係る洗濯乾燥機1によれば、制御装置41は、温度上昇期間T1における循環送風機22の回転速度を、温度維持期間T2における循環送風機22の回転速度よりも低くする。この構成例によれば、温度上昇期間T1において、凝縮器18で発生する熱エネルギーを、循環風路13内を流れる空気に効率良く且つ確実に伝達して衣類処理槽3内に供給することができる。従って、温度上昇期間T1つまりダンパー33を閉じて空気導出口31を閉塞状態に切り換えている期間においても、衣類の乾燥効率の向上を図ることができる。
また、洗濯乾燥機1によれば、制御装置41は、温度維持期間T2において、凝縮器18の温度を所定温度に維持する制御を実行する。この構成例によれば、温度維持期間T2において、凝縮器18を高温の状態、この場合、温度上昇期間T1の終了時における温度あるいは当該温度を含む所定の温度範囲内に維持し続けることができる。よって、温度維持期間T2においても、高温の温風を衣類処理槽3内に供給し続けることができ、温度維持期間T2つまりダンパー33を開いて空気導出口31を開放状態に切り換えている期間においても、衣類の乾燥効率の向上を図ることができる。
また、洗濯乾燥機1によれば、制御装置41は、温度上昇期間T1において、圧縮機17の出力を最大出力に設定する。この構成例によれば、温度上昇期間T1つまり乾燥行程の初期段階から凝縮器18の温度、換言すれば、衣類処理槽3内に供給される空気の温度を十分に上昇させることができる。これにより、乾燥行程の初期段階から衣類の乾燥効率を十分に向上させることができる。
また、洗濯乾燥機1によれば、制御装置41は、加熱脱水行程における循環送風機22の回転速度を、温度上昇期間T1における循環送風機22の回転速度よりも低くする。また、洗濯乾燥機1によれば、制御装置41は、加熱脱水行程における圧縮機17の出力を、温度上昇期間T1における圧縮機17の出力よりも低くする。
ここで、加熱脱水行程においては、ドラムを高速で回転させるため、ドラムモータ42の消費電力が高くなる。そのため、制御装置41は、加熱脱水行程における循環送風機22の回転速度を低くすることにより、ドラムモータ42に供給する電力が不足することを回避するようにしている。また、制御装置41は、加熱脱水行程における圧縮機17の出力を低くすることにより、ドラムモータ42に供給する電力が不足することを回避するようにしている。即ち、制御装置41は、加熱脱水行程においては、循環送風機22や圧縮機17の駆動よりもドラムモータ42の駆動つまりドラムを高速で回転させることを優先して電力を分配するように構成されている。これにより、限りのある電力を有効に活用しながら加熱脱水行程を実施することができる。
なお、本実施形態は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜、変更や拡張を行うことができる。例えば、温度上昇期間T1における循環送風機22の回転速度は、温度維持期間T2における循環送風機22の回転速度よりも低い回転速度であれば、適宜変更して実施することができる。
また、制御装置41は、ダンパー33を開くと同時に循環送風機22の回転速度を高くするのではなく、ダンパー33を開いてから所定時間が経過した後に循環送風機22の回転速度を高くするようにしてもよい。ダンパー33を開くと同時に循環送風機22の回転速度を高くする制御では、衣類処理槽3内の温度が急激に低下することが懸念される。そのため、ダンパー33を開いてから所定時間が経過した後に循環送風機22の回転速度を高くすることで、衣類処理槽3内の温度が急激に低下することを抑制することができ、衣類処理槽3内の温度を高温の状態で維持することができる。なお、ダンパー33を開いてから循環送風機22の回転速度を高くするまでの所定時間は、適宜変更して設定することができるが、あまり長い時間ではなく、極力短い時間、例えば、数秒程度の時間を設定することが好ましい。即ち、ダンパー33を開く動作が完了することに続いて、循環送風機22の回転速度を高くするようにすることが好ましい。
また、温度維持期間T2において、凝縮器18の温度を所定温度に維持する場合には、その所定温度は、温度上昇期間T1の終了時における凝縮器18の温度あるいは当該温度を含む所定の温度範囲内に限られるものではなく、適宜変更して実施することができる。
また、制御装置41は、温度上昇期間T1において、圧縮機17の出力を最大出力よりも低い出力に制御するように構成してもよい。また、加熱脱水行程における循環送風機22の回転速度は、温度上昇期間T1における循環送風機22の回転速度よりも低い回転速度であれば、適宜変更して実施することができる。また、加熱脱水行程における圧縮機17の出力は、温度上昇期間T1における圧縮機17の出力よりも低い出力であれば、適宜変更して実施することができる。
また、制御装置41は、加熱脱水行程ではなく、衣類処理槽3内に温風を供給しないで衣類を脱水する通常の脱水行程を実行するように構成してもよい。
また、本実施形態は、回転槽の回転軸が水平方向または傾斜方向に延びるいわゆるドラム式の洗濯乾燥機に限られるものではなく、回転槽の回転軸が垂直方向となるいわゆる縦軸型の洗濯乾燥機にも適用することができる。また、本実施形態は、洗濯機能を有しない純粋な衣類乾燥機にも適用することができる。
なお、本実施形態は、あくまでも例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその均等の範囲に含まれる。
図面において、1は洗濯乾燥機(衣類乾燥機)、3は衣類処理槽(乾燥室)、13は循環風路、16はヒートポンプ機構、17は圧縮機、18は凝縮器(加熱器)、22は循環送風機、31は空気導出口(排気口)、33はダンパー、41は制御装置(制御部)、を示す。

Claims (5)

  1. 衣類が収容される乾燥室と、
    前記乾燥室内の空気を循環する循環風路と、
    前記乾燥室内の空気を、前記循環風路を通して循環させる循環送風機と、
    前記循環風路内を流れる空気を加熱する加熱器と、
    前記循環風路内を流れる空気の一部を排出する排気口と、
    前記排気口を開閉するダンパーと、
    前記乾燥室内の衣類を乾燥する乾燥行程を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記乾燥行程において、前記循環風路内を流れる空気の温度が上昇する制御を実行する温度上昇期間と、
    前記乾燥行程における前記温度上昇期間の後において、前記循環風路内を流れる空気の温度を維持する制御を実行する温度維持期間と、
    を設け、
    前記温度上昇期間においては前記ダンパーを閉じて前記排気口を閉塞状態に切り換え、
    前記温度維持期間においては前記ダンパーを開いて前記排気口を開放状態に切り換え、
    前記温度上昇期間における前記循環送風機の回転速度を、前記温度維持期間における前記循環送風機の回転速度よりも低くする衣類乾燥機。
  2. 前記制御部は、前記温度維持期間において、前記加熱器の温度を所定温度に維持する制御を実行する請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記加熱器とともにヒートポンプ機構を構成する圧縮機を備え、
    前記制御部は、前記温度上昇期間において、前記圧縮機の出力を最大出力にする制御を実行する請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記制御部は、前記乾燥行程の前に、前記乾燥室内の衣類を脱水する脱水行程を実行可能であり、
    前記脱水行程における前記循環送風機の回転速度を、前記温度上昇期間における前記循環送風機の回転速度よりも低くする請求項1から3の何れか1項に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記加熱器とともにヒートポンプ機構を構成する圧縮機を備え、
    前記制御部は、前記乾燥行程の前に、前記乾燥室内の衣類を脱水する脱水行程を実行可能であり、
    前記脱水行程における前記圧縮機の出力を、前記温度上昇期間における前記圧縮機の出力よりも低くする請求項1から3の何れか1項に記載の衣類乾燥機。
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