JP2023031836A - 風呂給湯システム - Google Patents

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重樹 武部
Shigeki Takebe
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Abstract

【課題】断水時に大気開放弁が開弁状態であっても、循環ポンプの作動で浴槽内の湯水を吸い出して循環可能とする。【解決手段】湯張制御装置における電磁弁よりも下流側の給湯通路から分岐した大気開放通路55に、大気開放弁を備えると共に、大気開放弁よりも給湯通路側に閉塞機構57を設ける。この閉塞機構には、弁孔110が貫通した弁座111と、弁体113とを設けておき、循環ポンプの作動で発生する負圧を給湯通路および大気開放通路を介して受けることで弁体が弁座に当接して弁孔を塞ぐようにする。こうすれば、断水時に大気開放弁が開弁状態であっても、循環ポンプが作動すると、閉塞機構が大気開放通路を閉塞するので、大気開放弁からの空気の流入を遮断することができる。その結果、循環ポンプが空回りすることなく、浴槽内の湯水を吸い出して循環可能となる。【選択図】図6

Description

本発明は、給湯装置から浴槽に湯水を供給する給湯通路に設けられた湯張制御装置によって浴槽の湯張りを制御すると共に、浴槽と湯張制御装置との間に接続された循環ポンプの作動で浴槽内の湯水を吸い出して循環可能な風呂給湯システムに関する。
給湯装置で湯を生成し、給湯通路を介して浴槽に湯水を供給する風呂給湯システムでは、浴槽の湯張りを制御する湯張制御装置が給湯通路に設けられており、この湯張制御装置は、電磁弁や逆止弁などを備えている。電磁弁は、給湯通路を開閉可能であり、電磁弁の開弁によって湯張りが開始され、電磁弁の閉弁によって湯張りが停止される。逆止弁は、電磁弁よりも下流側(浴槽側)に設けられ、給湯通路を閉じる閉弁方向に付勢されている。電磁弁が開弁して給湯装置から供給される湯水の圧力が所定の開弁圧を超えると、逆止弁が開弁して湯水を通過させる。一方、湯張り中に断水などが発生して給湯装置への上水の供給圧力が低下すると、給湯装置から供給される湯水の圧力が低下することで逆止弁が閉弁するので、浴槽側から給湯通路を通って給湯装置側に湯水が逆流するのを阻止することができる。
また、こうした湯張制御装置では、電磁弁よりも下流側で給湯通路から分岐した大気開放通路に大気開放弁を設置することが提案されている(例えば、特許文献1)。大気開放弁は、開弁バネによって開弁方向に付勢されており、上水の供給圧力を受けることで開弁バネの付勢力に抗して閉弁状態となっている。そして、断水時に上水の供給圧力が低下すると、開弁バネの付勢力で大気開放弁が開弁し、電磁弁よりも下流側で湯水の排出および空気による置換が行われる。そのため、仮に逆止弁の閉弁が不完全であったとしても、浴槽側から給湯装置側への湯水の逆流を防ぐことができる。
さらに、風呂給湯システムの中には、浴槽内の湯水を再加熱する追い焚き機能を有するものがあり(例えば、特許文献2)、浴槽と湯張制御装置との間に接続された循環ポンプの作動により、浴槽内の湯水を吸い出して循環させることが可能となっている。
特開2009-270698号公報 特開2008-298109号公報
しかし、上述のような風呂給湯システムでは、断水時に追い焚きが必要となって循環ポンプを作動させても、開弁状態の大気開放弁から空気が吸い込まれることで循環ポンプが空回りしてしまうため、浴槽内の湯水を吸い出して循環させることができないという問題があった。
この発明は従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、断水時に大気開放弁が開弁状態であっても、循環ポンプの作動で浴槽内の湯水を吸い出して循環可能な風呂給湯システムの提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の風呂給湯システムは次の構成を採用した。すなわち、
給湯装置から浴槽に湯水を供給する給湯通路に設けられた湯張制御装置によって該浴槽の湯張りを制御すると共に、前記浴槽と前記湯張制御装置との間に接続された循環ポンプの作動で該浴槽内の湯水を吸い出して循環可能な風呂給湯システムにおいて、
前記湯張制御装置は、
前記給湯通路を開閉する電磁弁と、
前記電磁弁よりも前記浴槽側に設けられて、前記給湯通路を閉じる閉弁方向に付勢されており、前記電磁弁側の湯水の圧力が所定の開弁圧を超えると開弁する逆止弁と、
前記電磁弁よりも前記浴槽側で前記給湯通路から分岐した大気開放通路と、
前記大気開放通路を開閉可能であり、開弁バネによって開弁方向に付勢されていると共に、前記給湯装置に供給される上水の圧力を受けることで前記開弁バネの付勢力に抗して閉弁する大気開放弁と、
前記大気開放通路における前記大気開放弁よりも前記給湯通路側に設けられて、前記大気開放弁が開弁した状態で、前記大気開放通路を閉塞可能な閉塞機構と
を備え、
前記閉塞機構は、
弁孔が貫通して設けられた弁座と、
前記循環ポンプの作動で発生する負圧を前記給湯通路および大気開放通路を介して受けることで、前記大気開放弁側から前記弁座に当接して前記弁孔を塞ぐ弁体と
を有する
ことを特徴とする。
このような本発明の風呂給湯システムでは、断水時に大気開放弁が開放状態であっても、循環ポンプの作動による負圧を給湯通路および大気開放通路を介して受けることで閉塞機構の弁体が弁座に当接して弁孔を塞ぐ(大気開放通路を閉塞する)ので、大気開放弁からの空気の流入を遮断することができる。その結果、循環ポンプが空回りすることなく、浴槽内の湯水を吸い出して正常に循環させることが可能となる。
上述した本発明の風呂給湯システムでは、閉塞機構における弁座の弁孔を円形に形成すると共に、弁体を球状に形成してもよい。
このような本発明の風呂給湯システムでは、弁体の姿勢(向き)にかかわらず、弁座に球状の弁体が当接することで円形の弁孔を塞ぐことができるので、弁体を所定の姿勢に維持する必要がなく、大気開放通路を確実に閉塞することが可能となる。
こうした本発明の風呂給湯システムでは、弁体を上下方向に移動可能として、弁体が上方に移動することで弁座に当接すると共に、弁体の比重を1よりも大きくしてもよい。
このような本発明の風呂給湯システムでは、大気開放弁の開弁前に大気開放通路が湯水で満たされている状態で、比重が1よりも大きい弁体が湯水に沈むことで弁座から離隔しており、弁孔(弁座と弁体との隙間)における流通を確保することができる。このため、大気開放弁が開弁した際に電磁弁よりも下流側の湯水を速やかに排出することが可能となる。
また、前述した本発明の風呂給湯システムでは、付勢部材で弁体を弁座から引き離す方向に付勢しておくこととして、弁体が循環ポンプの作動で発生する負圧を受けることで付勢部材の付勢力に抗して弁座に当接するようにしてもよい。
このような本発明の給湯システムでは、大気開放弁の開弁前に大気開放通路が湯水で満たされている状態で、弁体が付勢部材の付勢力で弁座から離隔しており、弁孔(弁座と弁体との隙間)における流通を確保することができる。このため、大気開放弁が開弁した際に電磁弁よりも下流側の湯水を速やかに排出することが可能となる。
本実施例の風呂給湯システム1の全体構成を示す説明図である。 本実施例の湯張制御装置50の構成を概念的に示した説明図である。 本実施例の湯張電磁弁51および第1逆止弁53の詳細な構造を示した断面図である。 本実施例の大気開放弁56の詳細な構造を示した断面図である。 閉塞機構57を備えていない従来の風呂給湯システム1で断水時に循環ポンプ63を作動させた場合の湯張制御装置50の状態を概念的に示した説明図である。 本実施例の閉塞機構57の構造を示した断面図である。 水平方向の大気開放通路55に設置された変形例の閉塞機構57の構造を示した断面図である。
図1は、本実施例の風呂給湯システム1の全体構成を示す説明図である。この風呂給湯システム1は、風呂の浴槽2に湯を溜める湯張り機能だけでなく、浴槽2内の湯水を再加熱する追い焚き機能を備えている。図示されるように風呂給湯システム1は、供給される上水を加熱する給湯加熱部10と、追い焚きで浴槽2から送られる湯水を加熱する風呂加熱部20とが設けられている。
給湯加熱部10には、燃料ガスを燃焼させる給湯バーナ11が設けられており、給湯バーナ11の上方には給湯主熱交換器12が設けられ、さらに給湯主熱交換器12の上方には給湯副熱交換器13が設けられている。給湯主熱交換器12は、給湯バーナ11での燃料ガスの燃焼によって生じた燃焼排気から顕熱を回収し、給湯副熱交換器13は、燃焼排気から潜熱を回収する。また、給湯バーナ11の下方には燃焼ファン14が設けられており、給湯バーナ11に燃焼用空気を送る。
給湯加熱部10と同様に、風呂加熱部20にも、燃料ガスを燃焼させる風呂バーナ21が設けられており、風呂バーナ21の上方には顕熱回収用の風呂主熱交換器22が設けられ、さらに風呂主熱交換器22の上方には潜熱回収用の風呂副熱交換器23が設けられている。また、風呂バーナ21には、燃焼ファン14によって燃焼用空気が送られる。
燃料ガスを供給するガス通路30には、ガス通路30を開閉する元弁31と、ガス通路30を流れる燃料ガスの流量を調節する比例弁32とが設けられている。また、ガス通路30は、比例弁32よりも下流側で2つに分岐しており、給湯バーナ11に接続された分岐通路を開閉する給湯電磁弁33と、風呂バーナ21に接続された分岐通路を開閉する風呂電磁弁34とが設けられている。
上水を供給する給水通路40には、給水通路40を流れる上水の流量を検知する水量センサ41や、給水通路40の開度を変更して上水の流量を調節する水量サーボ42が設けられており、この給水通路40は給湯副熱交換器13の上流側に接続されている。給湯副熱交換器13の下流側は、給湯連絡通路43を介して給湯主熱交換器12の上流側と接続されており、給湯主熱交換器12の下流側には出湯通路44が接続されている。
給水通路40を流れる上水の流量が所定の点火流量以上になると、給湯バーナ11で燃料ガスの燃焼が開始され、水量センサ41で検知される流量に応じて給湯バーナ11での燃焼が制御される。給水通路40を通じて給湯加熱部10に供給される上水は、給湯副熱交換器13で予備加熱された後に給湯主熱交換器12で加熱され、湯となって出湯通路44に流出する。出湯通路44は給湯栓45(いわゆるカラン)に通じており、給湯栓45の開栓に伴って給湯加熱部10に上水が供給される。
また、出湯通路44からは、浴槽2に湯を供給するための湯張通路46が分岐しており、この湯張通路46には、浴槽2の湯張りを制御する湯張制御装置50が設けられている。湯張制御装置50の詳細については別図を用いて後述するが、給水通路40から分岐した上水圧力通路47が湯張制御装置50に接続されている。
一方、風呂加熱部20には、浴槽2内の湯水を循環させるための風呂戻通路60および風呂往通路61が接続されている。すなわち、浴槽2と風呂副熱交換器23の上流側とが風呂戻通路60によって接続されており、風呂副熱交換器23の下流側は、風呂連絡通路62を介して風呂主熱交換器22の上流側と接続されている。そして、風呂主熱交換器22の下流側と浴槽2とが風呂往通路61によって接続されている。
風呂戻通路60には、浴槽2内の湯水を吸い出して風呂副熱交換器23へと送る循環ポンプ63や、風呂戻通路60内における一定流量以上の湯水の流れを検知する水流スイッチ64が設けられている。追い焚きの際には、循環ポンプ63の作動によって浴槽2内の湯水が循環し、水流スイッチ64がON状態になると、風呂バーナ21で燃料ガスの燃焼が開始される。浴槽2から吸い出された湯水が風呂戻通路60を通って風呂加熱部20に送られると、風呂副熱交換器23で予備加熱された後に風呂主熱交換器22で加熱され、高温になった湯が風呂往通路61を通って再び浴槽2に供給される。
また、前述した湯張通路46は、湯張制御装置50よりも下流側で循環ポンプ63に接続されている。浴槽2の湯張りの際には、給湯加熱部10で生成された湯が、出湯通路44から湯張通路46を通って風呂戻通路60に流入する。このとき、循環ポンプ63は作動せず、湯張通路46から風呂戻通路60に流入する湯は、循環ポンプ63から上流に向かって風呂戻通路60だけを通るルートと、循環ポンプ63から下流に向かって風呂戻通路60、風呂加熱部20、風呂往通路61を順に通るルートとの両方で浴槽2に供給される。尚、本実施例の給湯加熱部10は、本発明の「給湯装置」に相当しており、本実施例の出湯通路44、湯張通路46、および風呂戻通路60は、本発明の「給湯通路」に相当している。
図2は、本実施例の湯張制御装置50の構成を概念的に示した説明図である。図示されるように湯張制御装置50は、まず、湯張通路46を開閉する湯張電磁弁51を備えており、湯張電磁弁51の開弁によって湯張りが開始され、湯張電磁弁51の閉弁によって湯張りが停止される。本実施例の湯張電磁弁51には、後述するようにパイロット式電磁弁を用いている。また、湯張電磁弁51よりも上流側(給湯加熱部10側)には、湯張通路46を流れる湯の流量を検知する湯量センサ52が設けられている。尚、本実施例の湯張電磁弁51は、本発明の「電磁弁」に相当している。
一方、湯張電磁弁51よりも下流側(浴槽2側)には、2つの逆止弁(第1逆止弁53および第2逆止弁54)が直列に設けられている。第1逆止弁53および第2逆止弁54は、湯張通路46を閉じる閉弁方向に付勢されており、浴槽2側から給湯加熱部10側への湯水の逆流を阻止する。
また、第1逆止弁53と第2逆止弁54との間で湯張通路46から大気開放通路55が分岐しており、この大気開放通路55を開閉可能な大気開放弁56が設置されている。大気開放弁56は、後述するように開弁方向に付勢されており、上水圧力通路47を介して上水の供給圧力を受けることで付勢に抗して閉弁状態になっている。そして、断水などで上水の供給圧力が低下すると、大気開放弁56が開弁して第1逆止弁53と第2逆止弁54との間の湯水を排出するので、仮に第1逆止弁53や第2逆止弁54の閉弁が不完全であったとしても、浴槽2側から給湯加熱部10側への湯水の逆流を防ぐことができる。
さらに、本実施例の大気開放通路55には、大気開放弁56が開弁した状態で大気開放通路55を閉塞可能な閉塞機構57が、大気開放弁56よりも湯張通路46側に設けられている。この閉塞機構57の構造や役割については、後ほど詳述する。
図3は、本実施例の湯張電磁弁51および第1逆止弁53の詳細な構造を示した断面図である。尚、第2逆止弁54の構造は、第1逆止弁53の構造と基本的には同様である。図3(a)には、湯張電磁弁51および第1逆止弁53が共に閉弁した状態が示されている。まず、湯張電磁弁51は、湯量センサ52を通過した湯水が流入する流入室70と、第1逆止弁53へと湯水を導く流出通路71とが筒状の隔壁72によって仕切られており、流入室70の内側に流出通路71が形成された二重管構造になっている。この隔壁72の端部を覆うようにダイヤフラムで支持されたダイヤフラム弁73が設けられている。
ダイヤフラム弁73に対して流入室70および流出通路71の反対側には、背圧室74が形成されている。また、ダイヤフラム弁73を貫通してオリフィス通路75が設けられており、このオリフィス通路75によって流入室70と背圧室74とが連通している。さらに、背圧室74と流出通路71とを連通させる接続通路76が設けられており、この接続通路76には、連通孔77が中央に貫通した弁座78が設置されている。
また、湯張電磁弁51には、接続通路76を開閉するパイロット弁としてアクチュエータ80が設けられている。アクチュエータ80は、導線を巻回して円筒形状に形成された電磁コイル81や、電磁コイル81の中心軸に沿って摺動可能に設けられたプランジャ82などを備えている。電磁コイル81に通電していない状態では、図3(a)に示すようにプランジャ82の先端部が弁座78に当接しているため、連通孔77を塞いで接続通路76の流れが遮断されている。
このような湯張電磁弁51では、流入室70に流入した湯水がオリフィス通路75を通じて背圧室74にも流入するため、流入室70と背圧室74とで湯水の圧力は等しくなる。ただし、ダイヤフラム弁73の背圧室74側は、ほぼ全面に湯水の圧力を受けるのに対して、ダイヤフラム弁73の流入室70側は、隔壁72の外側の部分に湯水の圧力を受けるだけである。こうした受圧面積の違いからダイヤフラム弁73は、背圧室74側から隔壁72の端部に押し付けられるので、流入室70と流出通路71との間で流れが遮断され、湯張電磁弁51は閉弁状態となっている。
湯張電磁弁51の下流側に接続された第1逆止弁53は、湯張電磁弁51の流出通路71と連通する弁孔90が形成された弁座91と、下流側(第2逆止弁54側)から弁座91に当接することで弁孔90を塞ぐ弁体92とを備えている。弁体92は、第1逆止弁53内に設置された支持板93によって摺動可能に支持されており、この支持板93には、湯水を通過させる複数の貫通孔が形成されている。また、第1逆止弁53には、付勢バネ94が設けられており、弁体92を弁座91に押し付ける方向に付勢している。
湯張電磁弁51が閉弁状態であると、給湯加熱部10から供給される湯水の圧力が流出通路71に及ぶことはなく、第1逆止弁53の弁体92が付勢バネ94の付勢力で弁座91に押し付けられるため、第1逆止弁53は閉弁状態となっている。そして、同様に第2逆止弁54も閉弁状態になっている。
閉弁状態の湯張電磁弁51および第1逆止弁53は、次のように動作することで、図3(b)に示す開弁状態となる。まず、湯張電磁弁51の電磁コイル81に通電すると、磁力によってプランジャ82が電磁コイル81に引き込まれ、プランジャ82の先端部が弁座78から離隔するので、接続通路76(連通孔77)の遮断が解除される。これにより、背圧室74内の湯水が接続通路76を通じて流出通路71に流出し、背圧室74内の湯水の圧力が低下するので、ダイヤフラム弁73は、流入室70側の湯水の圧力によって背圧室74側に押し返され、隔壁72の端部から離れる。その結果、流入室70と流出通路71とが連通して、湯張電磁弁51は開弁状態となる。
尚、背圧室74は、オリフィス通路75によって流入室70と連通しているので、背圧室74内の湯水の圧力が低下すると、流入室70の湯水がオリフィス通路75を通じて背圧室74に流入しようとする。ただし、オリフィス通路75は、接続通路76(連通孔77)よりも細径であるため、オリフィス通路75で背圧室74に流入する流量よりも接続通路76で流出する流量の方が多くなっている。その結果、背圧室74内の湯水の圧力が回復することなく、湯張電磁弁51は開弁することになる。
こうして湯張電磁弁51が開弁状態になると、流入室70から流出通路71に流出した湯水の圧力が第1逆止弁53の弁体92にかかる。そして、湯張電磁弁51側から弁体92にかかる湯水の圧力が所定の開弁圧を超えると、付勢バネ94の付勢力に抗して弁体92を弁座91から離隔させるので、第1逆止弁53は開弁状態となる。続いて、同様に第2逆止弁54も開弁状態となり、浴槽2に湯水が供給される。
その後、開弁状態の湯張電磁弁51は、電磁コイル81への通電の停止によって磁力が消失すると、プランジャ82が弁座78に当接する方向に摺動して接続通路76(連通孔77)の流れを遮断する。そして、オリフィス通路75を通じて流入室70から背圧室74に湯水が流入することにより、背圧室74内の湯水の圧力が上昇していき、ダイヤフラム弁73を背圧室74側から隔壁72の端部に押し付けるので、湯張電磁弁51は閉弁状態に戻る(図3(a)参照)。
また、湯張電磁弁51が閉弁状態に戻るのに伴い、給湯加熱部10から供給される湯水の圧力が流出通路71に及ばなくなる。そのため、湯張電磁弁51側から第1逆止弁53の弁体92にかかる湯水の圧力が低下し、開弁圧を下回ると、弁体92が付勢バネ94の付勢力で弁座91に押し付けられることで、第1逆止弁53は閉弁状態に戻る。そして、同様に第2逆止弁54も閉弁状態に戻る。
図4は、本実施例の大気開放弁56の詳細な構造を示した断面図である。まず、図4(a)には、大気開放弁56が閉弁した状態が示されている。図示されるように大気開放弁56は、ダイヤフラム100によって一次室101と二次室102とに仕切られた構造になっている。一次室101には、給水通路40から分岐した上水圧力通路47が接続されており、上水が導かれる。一方、二次室102には、ダイヤフラム100で支持された弁体103や、弁体103を一次室101側に向けて付勢する開弁バネ104が設けられていると共に、大気に開放された排出通路105が接続されている。また、二次室102は、大気開放通路55と連通する弁孔106が形成された弁座107を備えている。
上水が供給されていれば、上水圧力通路47を介して一次室101に供給される上水の圧力によってダイヤフラム100が二次室102側に押し込まれるので、開弁バネ104の付勢力に抗して弁体103が弁座107に押し付けられることで弁孔106を塞ぎ、大気開放弁56は閉弁状態になっている。
尚、浴槽2の湯張りの際に湯張電磁弁51が開弁すると、第1逆止弁53と第2逆止弁54の間から湯水が大気開放通路55を通って大気開放弁56へと導かれるものの、一般に、給湯加熱部10を介して大気開放通路55で供給される湯水の圧力に比べて、上水圧力通路47を通って供給される上水の圧力が高いことから、大気開放弁56は閉弁状態が維持される。
そして、断水などが発生し、上水圧力通路47で一次室101に供給される上水の圧力が低下すると、図4(b)に示されるように、開弁バネ104の付勢力でダイヤフラム100が一次室101側に押し戻され、弁体103が弁座107から離れることで、大気開放弁56は開弁状態となる。その結果、第1逆止弁53と第2逆止弁54との間の湯水が大気開放通路55を介して弁孔106を通過可能となり、排出通路105から排出される。また、湯水の排出に伴って、代わりに空気が吸い込まれ、第1逆止弁53と第2逆止弁54との間が空気で置換される。
このように断水時に大気開放弁56が開弁することで、仮に第1逆止弁53や第2逆止弁54の閉弁が不完全でも、浴槽2側から給湯加熱部10側への湯水の逆流を防ぐことができる。その反面、大気開放弁56を備える従来の風呂給湯システム1では、断水時に浴槽2内の湯水の追い焚きが必要となって循環ポンプ63を作動させても、浴槽2内の湯水を吸い出して循環させることができなかった。以下では、断水時でも追い焚きを可能とするために、本実施の風呂給湯システム1で湯張制御装置50に採用した閉塞機構57(図2参照)について説明するが、その準備として、湯張制御装置50に閉塞機構57を備えていない従来の風呂給湯システム1で断水時に循環ポンプ63を作動させた場合について説明する。
図5は、閉塞機構57を備えていない従来の風呂給湯システム1で断水時に循環ポンプ63を作動させた場合の湯張制御装置50の状態を概念的に示した説明図である。前述したように追い焚きのために循環ポンプ63を作動させると、浴槽2内の湯水が吸い出され、風呂戻通路60を通じて風呂加熱部20へと送られる。このとき、第2逆止弁54よりも下流側で循環ポンプ63と接続された湯張通路46内の湯水も吸引されるので、湯張通路46における第2逆止弁54よりも下流側には大気圧よりも低い負圧が発生する。
そして、第2逆止弁54の下流側の負圧と大気圧との差が第2逆止弁54や第1逆止弁53の開弁圧と大気圧との差を上回ると、第2逆止弁54や第1逆止弁53が開弁状態となる。すなわち、第2逆止弁54および第1逆止弁53は基本的には同じ構造であり(図3参照)、下流側の負圧で弁体92が付勢バネ94の付勢力に抗して弁座91から引き離されることで開弁する。
尚、第2逆止弁54および第1逆止弁53の開弁に伴い、湯張電磁弁51の流出通路71にも負圧が及ぶものの、その負圧でダイヤフラム弁73が流出通路71側に引き付けられて隔壁72の端部に当接することになる。従って、湯張電磁弁51は開弁することなく、閉弁状態になっている。
また、循環ポンプ63の作動による負圧は、開弁状態の第2逆止弁54と第1逆止弁53との間で湯張通路46から分岐した大気開放通路55にも及び、断水時には大気開放弁56が開弁していることから(図4(b)参照)、排出通路105から空気が吸い込まれて大気開放通路55に流入する。そして、大気開放通路55および湯張通路46を介して空気を吸い込むことで循環ポンプ63が空回りしてしまうため、浴槽2内の湯水を吸い出して循環させることができない。結果として、水流スイッチ64がON状態にならず、追い焚きが開始されないことになる。そこで、本実施例の風呂給湯システム1では、湯張制御装置50に以下のような閉塞機構57を備えている。
図6は、本実施例の閉塞機構57の構造を示した断面図である。まず、図6(a)には、断水時に循環ポンプ63を作動させていない状態が示されており、大気開放弁56の開弁によって大気開放通路55の湯水は排出されている。図示した本実施例の閉塞機構57は、上方の湯張通路46から分岐して下方の大気開放弁56に接続された上下方向の大気開放通路55に設置されており、円形の弁孔110が貫通した円環形状にゴムなどの弾性材料で形成された弁座111を備えると共に、弁座111の下方(大気開放弁56側)に円筒形状の弁室112が設けられている。この弁室112には、球状の弁体113が収容されており、弁体113の直径は弁孔110の内径よりも大きくなっている。尚、本実施例の弁孔110は、本発明の「弁孔」に相当しており、本実施例の弁座111は、本発明の「弁座」に相当している。また、本実施例の弁体113は、本発明の「弁体」に相当している。
また、弁室112には、内周面から突出して複数(本実施例では3つ)の支持爪114が周方向に略均等に設けられている。弁体113は、弁室112内を上下方向に移動可能であり、重力で支持爪114に載置された状態で、弁座111から離隔していながら、弁座111の近傍に支持されている。
尚、大気開放弁56の開弁前に大気開放通路55が湯水で満たされている状態では、弁体113が湯水に没している。本実施例の弁体113は、比重が1よりも大きくなっており、湯水に沈むようになっている。このため、大気開放通路55(弁室112)が湯水で満たされていても、弁体113は、弁座111から離隔して支持爪114によって支持されている。そして、断水時に大気開放弁56が開弁状態になると、第1逆止弁53と第2逆止弁54との間の湯水が弁孔110(弁座111と弁体113との隙間)を通って大気開放弁56から排出される。
続いて、断水時に循環ポンプ63を作動させると、湯張通路46における第2逆止弁54よりも下流側に負圧が発生し、第2逆止弁54の開弁に伴って負圧が大気開放通路55にも及ぶ。すると、図6(b)に示されるように閉塞機構57では、大気開放通路55の負圧によって弁室112内の弁体113が吸引され、上方へと移動する。そして、弁座111に当接した球状の弁体113が円形の弁孔110に嵌って弁孔110を塞ぐようになっており、大気開放通路55を閉塞することができる。
以上に説明したように本実施例の風呂給湯システム1では、湯張制御装置50における湯張通路46から分岐した大気開放通路55に、大気開放弁56を備えると共に、大気開放弁56よりも湯張通路46側に閉塞機構57が設けられている。この閉塞機構57は、弁孔110が貫通した弁座111と、弁体113とを有している。そして、断水時に大気開放弁56が開弁した状態であっても、循環ポンプ63の作動による負圧を湯張通路46および大気開放通路55を介して受けることで閉塞機構57の弁体113が弁座111に当接して弁孔110を塞ぐ(大気開放通路55を閉塞する)ので、大気開放弁56からの空気の流入を遮断することができる。その結果、循環ポンプ63が空回りすることなく、浴槽2内の湯水を吸い出して正常に循環させることが可能となり、水流スイッチ64がON状態になることで追い焚きが開始される。
特に、本実施例の風呂給湯システム1では、閉塞機構57における弁座111の弁孔110が円形に形成されており、弁体113が球状に形成されている。このようにすれば、弁体113の姿勢(向き)にかかわらず、弁座111に球状の弁体113が当接することで円形の弁孔110を塞ぐことができるので、弁体113を所定の姿勢に維持する必要がなく、大気開放通路55を確実に閉塞することが可能となる。加えて、弁体113が弁座111から離隔した状態で、球状の弁体113と弁座111との隙間を湯水が通過する抵抗を抑えることができる。
また、本実施例の風呂給湯システム1では、閉塞機構57における弁座111の下方に配置された弁室112内で弁体113が上下方向に移動可能であり、弁体113が上方に移動することで弁座111に当接すると共に、弁体113の比重が1よりも大きくなっている。このようにすれば、大気開放弁56の開弁前に大気開放通路55が湯水で満たされている状態で、比重が1よりも大きい弁体113が湯水に沈むことで弁座111から離隔しており、弁孔110(弁座111と弁体113との隙間)における流通を確保することができる。このため、大気開放弁56が開弁した際に第1逆止弁53と第2逆止弁54との間の湯水を速やかに排出することが可能となる。
上述した本実施例の風呂給湯システム1には、次のような変形例も存在する。以下では、上述の実施例とは異なる点を中心に変形例について説明する。尚、変形例の説明では、上述の実施例と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
上述した実施例では、上下方向の大気開放通路55に閉塞機構57が設置されており、弁室112内に収容された弁体113が上下方向に移動可能となっていた。しかし、閉塞機構57が設置される大気開放通路55は、上下方向に限られず、水平方向であってもよい。
図7は、水平方向の大気開放通路55に設置された変形例の閉塞機構57の構造を示した断面図である。まず、図7(a)には、断水時に循環ポンプ63を作動させていない状態が示されている。図示した変形例の閉塞機構57は、左方の湯張通路46から分岐して右方の大気開放弁56に接続された左右方向の大気開放通路55に設置されている。
また、変形例の閉塞機構57は、円形の弁孔120が貫通した円環形状にゴムなどの弾性材料で形成された弁座121を備えており、弁座121の右方(大気開放弁56側)に円筒形状の弁室122が設けられている。この弁室122には、弁孔120に向かって縮径するテーパー形状の弁体123が収容されており、弁体123の小径側における円形断面の外径は弁孔120の内径よりも小さく、弁体123の大径側における円形断面の外径は弁孔120の内径よりも大きくなっている。尚、変形例の弁孔120は、本発明の「弁孔」に相当しており、変形例の弁座121は、本発明の「弁座」に相当している。また、変形例の弁体123は、本発明の「弁体」に相当している。
さらに、弁室122には、弁体123を弁座121から引き離す方向に付勢する付勢バネ124が設置されている。弁体123は、小径側を弁孔120(図中の左側)に向けた姿勢で、大気開放通路55の通路方向(図中の左右方向)に移動可能に、付勢バネ124によって支持されている。尚、変形例の付勢バネ124は、本発明の「付勢部材」に相当している。
尚、大気開放弁56の開弁前に大気開放通路55が湯水で満たされている状態では、付勢バネ124の付勢力によって弁体123が弁座121から離隔している。そして、断水時に大気開放弁56が開弁状態になると、第1逆止弁53と第2逆止弁54との間の湯水が弁孔120(弁座121と弁体123との隙間)を通って大気開放弁56から排出される。
続いて、断水時に循環ポンプ63を作動させると、湯張通路46における第2逆止弁54よりも下流側に発生する負圧が、第2逆止弁54の開弁に伴って大気開放通路55にも及ぶ。すると、図7(b)に示されるように閉塞機構57では、大気開放通路55の負圧によって弁室122内の弁体123が吸引され、弁座121側に引き付けられる。すなわち、変形例の閉塞機構57では、付勢バネ124の付勢力が、循環ポンプ63の作動で大気開放通路55に及ぶ負圧による吸引力よりも小さく設定されている。そして、付勢バネ124の付勢力に抗して弁体123が弁座121に当接した状態では、テーパー形状の弁体123の小径側が円形の弁孔120に挿入されて弁孔120を塞ぐようになっており、大気開放通路55を閉塞することができる。
以上のような変形例の風呂給湯システム1においても、前述した実施例と同様に、断水時に大気開放弁56が開弁した状態であっても、循環ポンプ63の作動による負圧を受けることで閉塞機構57の弁体123が弁座121に当接して大気開放通路55を閉塞し、大気開放弁56からの空気の流入を遮断できるので、循環ポンプ63が空回りすることなく、浴槽2内の湯水を吸い出して正常に循環させることが可能となる。
そして、変形例の風呂給湯システム1では、閉塞機構57における弁体123を弁座121から引き離す方向に付勢する付勢バネ124を備えており、循環ポンプ63の作動で発生する負圧を受けることで弁体123が付勢バネ124の付勢力に抗して弁座121に当接するようになっている。このようにすれば、大気開放弁56の開弁前に大気開放通路55が湯水で満たされている状態で、弁体123が付勢バネ124の付勢力で弁座121から離隔しており、弁孔120(弁座121と弁体123との隙間)における流通を確保することができる。このため、大気開放弁56が開弁した際に第1逆止弁53と第2逆止弁54との間の湯水を速やかに排出することが可能となる。
以上、本実施例および変形例の風呂給湯システム1について説明したが、本発明は上記の実施例および変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
例えば、前述した実施例では、閉塞機構57の弁体113が球状に形成されていた。しかし、弁体113の形状は、弁座111に当接して弁孔110を塞ぐことが可能であれば、球状に限られず、半球状や、テーパー形状などであってもよい。ただし、前述した実施例のように弁体113を球状にしておけば、弁体113を所定の姿勢(向き)に維持する必要がなく、弁体113が弁座111に当接することで円形の弁孔110を確実に塞ぐことができる。
また、前述した実施例では、閉塞機構57における弁座111をゴムなどの弾性材料で形成することで弁体113との密着性を高めていた。しかし、弁座111の素材は、ゴム製に限られず、球状の弁体113に対して弁孔110が略真円であれば、樹脂製や金属製であってもよい。
また、前述した実施例では、湯張制御装置50における湯張電磁弁51よりも下流側に2つの逆止弁(第1逆止弁53および第2逆止弁54)が直列に設けられていた。しかし、必ずしも逆止弁は2つである必要はなく、何れか一方を省略してもよい。その場合、大気開放通路55は、逆止弁よりも上流側で湯張通路46から分岐してもよいし、逆止弁よりも下流側で湯張通路46から分岐してもよい。
また、前述した変形例では、水平方向の大気開放通路55に設置された閉塞機構57における弁体123を付勢バネ124の付勢力で弁座121から引き離すようになっていた。しかし、前述した実施例のように上下方向の大気開放通路55に設置された閉塞機構57においても、付勢バネを用いて弁体113を弁座111から引き離すようにしてもよい。
1…風呂給湯システム、 2…浴槽、 10…給湯加熱部、
11…給湯バーナ、 12…給湯主熱交換器、 13…給湯副熱交換器、
14…燃焼ファン、 20…風呂加熱部、 21…風呂バーナ、
22…風呂主熱交換器、 23…風呂副熱交換器、 30…ガス通路、
31…元弁、 32…比例弁、 33…給湯電磁弁、
34…風呂電磁弁、 40…給水通路、 41…水量センサ、
42…水量サーボ、 43…給湯連絡通路、 44…出湯通路、
45…給湯栓、 46…湯張通路、 47…上水圧力通路、
50…湯張制御装置、 51…湯張電磁弁、 52…湯量センサ、
53…第1逆止弁、 54…第2逆止弁、 55…大気開放通路、
56…大気開放弁、 57…閉塞機構、 60…風呂戻通路、
61…風呂往通路、 62…風呂連絡通路、 63…循環ポンプ、
64…水流スイッチ、 70…流入室、 71…流出通路、
72…隔壁、 73…ダイヤフラム弁、 74…背圧室、
75…オリフィス通路、 76…接続通路、 77…連通孔、
78…弁座、 80…アクチュエータ、 81…電磁コイル、
82…プランジャ、 90…弁孔、 91…弁座、
92…弁体、 93…支持板、 94…付勢バネ、
100…ダイヤフラム、 101…一次室、 102…二次室、
103…弁体、 104…開弁バネ、 105…排出通路、
106…弁孔、 107…弁座、 110…弁孔、
111…弁座、 112…弁室、 113…弁体、
114…支持爪、 120…弁孔、 121…弁座、
122…弁室、 123…弁体、 124…付勢バネ。

Claims (4)

  1. 給湯装置から浴槽に湯水を供給する給湯通路に設けられた湯張制御装置によって該浴槽の湯張りを制御すると共に、前記浴槽と前記湯張制御装置との間に接続された循環ポンプの作動で該浴槽内の湯水を吸い出して循環可能な風呂給湯システムにおいて、
    前記湯張制御装置は、
    前記給湯通路を開閉する電磁弁と、
    前記電磁弁よりも前記浴槽側に設けられて、前記給湯通路を閉じる閉弁方向に付勢されており、前記電磁弁側の湯水の圧力が所定の開弁圧を超えると開弁する逆止弁と、
    前記電磁弁よりも前記浴槽側で前記給湯通路から分岐した大気開放通路と、
    前記大気開放通路を開閉可能であり、開弁バネによって開弁方向に付勢されていると共に、前記給湯装置に供給される上水の圧力を受けることで前記開弁バネの付勢力に抗して閉弁する大気開放弁と、
    前記大気開放通路における前記大気開放弁よりも前記給湯通路側に設けられて、前記大気開放弁が開弁した状態で、前記大気開放通路を閉塞可能な閉塞機構と
    を備え、
    前記閉塞機構は、
    弁孔が貫通して設けられた弁座と、
    前記循環ポンプの作動で発生する負圧を前記給湯通路および大気開放通路を介して受けることで、前記大気開放弁側から前記弁座に当接して前記弁孔を塞ぐ弁体と
    を有する
    ことを特徴とする風呂給湯システム。
  2. 請求項1に記載の風呂給湯システムにおいて、
    前記弁孔は、円形に形成されており、
    前記弁体は、球状に形成されている
    ことを特徴とする風呂給湯システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の風呂給湯システムにおいて、
    前記弁体は、上下方向に移動可能であり、上方に移動することで前記弁座に当接し、
    前記弁体の比重が1よりも大きくなっている
    ことを特徴とする風呂給湯システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の風呂給湯システムにおいて、
    前記弁体を前記弁座から引き離す方向に付勢する付勢部材を有し、
    前記弁体は、前記循環ポンプの作動で発生する負圧を受けることで前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁座に当接する
    ことを特徴とする風呂給湯システム。
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