JP2023031818A - ロータ検査装置、ロータ検査方法及びロータ製造方法 - Google Patents

ロータ検査装置、ロータ検査方法及びロータ製造方法 Download PDF

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陸人 内田
Rikuto Uchida
秀徳 坂井
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Abstract

【課題】発泡シートが張られていることを確認できるロータ検査装置を提供する。【解決手段】ロータ検査装置1は、ロータ磁石111をロータコア101の磁石挿入孔103に対して前記軸方向に移動させるロータ磁石移動部4と、ロータ磁石移動部4によってロータコア101に対して前記軸方向に移動させたロータ磁石111の側面の所定位置に、発泡シート130が貼り付けられているかどうかを検出する発泡シート検出部5と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、ロータ検査装置、ロータ検査方法及びロータ製造方法に関する。
ロータコアと、該ロータコアの磁石挿入孔内に挿入されたロータ磁石と、前記ロータ磁石の側面の一部に貼り付けられた発泡シートとを備えるロータが知られている。例えば、特許文献1には、孔の表面に凹凸が形成されたロータコアと、該ロータコアの孔に挿入される永久磁石と、前記孔と前記永久磁石との間に介在して、前記孔の表面の凹凸と前記永久磁石とに密着し、前記孔の凹凸を充填する接着シートとを備えるロータが開示されている。
前記特許文献1のロータでは、前記接着シートは、接着剤と発泡成分とを含む。前記接着シートは、前記永久磁石の外周に固着されている。前記永久磁石を前記ロータコアの孔に挿入した状態で前記接着シートの温度を上昇させることにより、前記接着シートを膨張させるとともに硬化させて前記永久磁石を前記孔に固定する。
特開2006-311782号公報
ところで、前記特許文献1に示す構成を有するロータでは、回転時に前記永久磁石に対して径方向に遠心力が作用する。そのため、前記接着シートは、前記永久磁石としてのロータ磁石の側面のうち、前記ロータ磁石の遠心力によって径方向に潰されない位置に貼り付けられるのが好ましい。すなわち、前記接着シートは、前記ロータ磁石の径方向内側に貼り付けられるのが好ましい。なお、前記接着シートは、上述のとおり温度上昇によって発泡する発泡シートである。
しかしながら、前記ロータ磁石をロータコアの磁石挿入孔内に挿入する作業において、前記ロータ磁石に発泡シートを貼り付けるのを忘れたり、前記発泡シートが前記ロータ磁石の径方向外側に位置した状態で前記ロータ磁石が前記磁石挿入孔内に挿入されたりする可能性がある。
そのため、前記発泡シートが前記ロータ磁石の側面の所定位置に貼り付けられているかどうかを確認可能な検査装置及び検査方法が求められている。
本発明の目的は、発泡シートがロータ磁石の側面の所定位置に貼り付けられているかどうかを確認可能なロータ検査装置、ロータ検査方法及びロータ製造方法を提供することである。
本発明の一実施形態に係るロータ検査装置は、軸方向に延びる柱状のロータコアと、前記ロータコアの磁石挿入孔内に挿入された柱状のロータ磁石と、前記ロータ磁石の側面の一部に貼り付けられた発泡シートと、を備える。前記ロータ検査装置は、前記ロータ磁石を前記ロータコアの磁石挿入孔に対して前記軸方向に移動させるロータ磁石移動部と、前記ロータ磁石移動部によって前記ロータコアに対して前記軸方向に移動させた前記ロータ磁石の側面の所定位置に、前記発泡シートが貼り付けられているかどうかを検出する発泡シート検出部と、を有する。
本発明の例示的な一実施形態に係るロータ検査方法は、軸方向に延びる柱状のロータコアと、前記ロータコアの磁石挿入孔内に挿入された柱状のロータ磁石と、前記ロータ磁石の側面の一部に貼り付けられた発泡シートと、を備えるロータの検査方法である。ロータ検査方法は、前記ロータ磁石を前記ロータコアの磁石挿入孔に対して前記軸方向に移動させるロータ磁石移動工程と、前記ロータ磁石移動工程によって前記ロータコアに対して前記軸方向に移動した前記ロータ磁石の側面の所定位置に、前記発泡シートが貼り付けられているかどうかを検出する発泡シート検出工程と、を有する。
本発明の例示的な一実施形態に係るロータ製造方法は、上述のロータ検査方法を含み、前記ロータ検査方法によって前記ロータ磁石の側面の所定位置に発泡シートが貼り付けられていることを確認した後に、前記ロータ磁石を、前記ロータコアの磁石挿入孔内に軸方向に挿入させるロータ磁石挿入工程と、前記ロータ磁石が前記磁石挿入孔内に挿入された前記ロータコアを加熱する加熱工程と、を有する。
本発明の例示的な一実施形態に係るロータ検査装置、ロータ検査方法及びロータ製造方法によれば、発泡シートがロータ磁石の側面の所定位置に貼り付けられているかどうかを確認することができる。
図1は、ロータの一例の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1における破線部分を拡大して示す図である。 図3は、図2におけるIII-III線断面図である。 図4は、発泡シートの一例の概略構成を示す側面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るロータ検査装置の構成を模式的に示す図である。 図6は、ロータコア支持治具の一例の概略構成を示す斜視図である。 図7は、ロータコア支持治具によってロータコアを支持している状態を示す平面図である。 図8は、ロータ検査方法及びロータ製造方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、ロータ磁石移動工程におけるロータ検査装置の動作の一例を模式的に示す図である。 図10は、発泡シート検出工程におけるロータ検査装置の動作の一例を模式的に示す図である。 図11は、ロータ磁石挿入工程におけるロータ検査装置の動作の一例を模式的に示す図である。 図12は、ロータコア回転工程におけるロータ検査装置の動作の一例を模式的に示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
以下の説明において、ロータ検査装置1を設置した状態で、ロータ検査装置1の上下方向を「上下方向」という。ロータ100の軸線Pが延びる方向を「軸方向」という。また、ロータ100の周方向を「周方向」といい、ロータ100の径方向を「径方向」という。なお、これにより、ロータ検査装置1の設置状態は、限定されない。
また、以下の説明において、“固定”、“接続”及び“取り付ける”等(以下、固定等)の表現は、部材同士が直接、固定等されている場合だけでなく、他の部材を介して固定等されている場合も含む。すなわち、以下の説明において、固定等の表現には、部材同士の直接的及び間接的な固定等の意味が含まれる。
(ロータ)
図1は、ロータ100の概略構成を示す斜視図である。ロータ100は、軸線Pに沿って延びる円筒状である。ロータ100は、図示しないモータにおいて、筒状のステータに対して径方向内方に位置し、軸線Pを中心として回転する。
ロータ100は、ロータコア101と、ロータ磁石111とを有する。
ロータコア101は、円筒状の部材である。ロータコア101は、軸方向に見て中央に、シャフト貫通孔101aを有する。シャフト貫通孔101aには、図示しないロータシャフトが貫通している。ロータコア101は、シャフト貫通孔101aの内周に、軸方向に延びる複数の突起部101bを有する。本実施形態では、ロータコア101は、シャフト貫通孔101aの内周において対向する位置に、一対の突起部101bを有する。
ロータコア101は、例えば、厚み方向に積層された複数の円盤状の電磁鋼板102を有する。なお、ロータコア101は、複数の円盤状の電磁鋼板102の代わりに、円柱状の金属製のブロックによって構成されていてもよい。
ロータコア101は、軸方向に貫通する複数の磁石挿入孔103を有する。本実施形態では、複数の磁石挿入孔103は、ロータコア101を軸方向に見て、周方向に延びる磁石挿入孔103aと、径方向に延びる磁石挿入孔103b,103cとを含む。ロータコア101を軸方向に見て、磁石挿入孔103bの延びる方向と磁石挿入孔103cの延びる方向とは、磁石挿入孔103b,103cよりも径方向内方で交差する方向である。
なお、以下では、磁石挿入孔103a,103b,103cを区別する必要がない場合には、磁石挿入孔を、単に「磁石挿入孔103」と呼ぶ。
本実施形態のロータコア101は、磁石挿入孔103a,103b,103cの組み合わせを、周方向に、例えば8組有する。なお、ロータコア101は、磁石挿入孔103a,103b,103cの組み合わせを、7組以下有していてもよいし、9組以上有していてもよい。
ロータ磁石111は、軸方向に長い柱状の部材である。ロータ磁石111は、磁石挿入孔103内に挿入されている。ロータ磁石111の側面のうち、径方向内側の部分には、後述する発泡シート130が貼り付けられている。
図2は、図1における破線部分を拡大して示す図である。図3は、図2におけるIII-III線断面図である。後述するように発泡シート130のロータコア側発泡シート132及び磁石側発泡シート133が発泡して、図2及び図3に示すロータコア側発泡層122及びロータ磁石側発泡層123になる。これにより、ロータ磁石111は、磁石挿入孔103内で保持される。
詳しくは、図2及び図3に示すように、ロータ磁石111の径方向内側とロータコア101の磁石挿入孔103aとの間に、位置決め部材120が位置する。位置決め部材120は、磁石挿入孔103a内で、ロータ磁石111の位置を決める。位置決め部材120は、基材層121と、ロータコア側発泡層122と、ロータ磁石側発泡層123とを有する。ロータコア側発泡層122は、基材層121と、ロータコア101における磁石挿入孔103aの内周との間に位置する。ロータ磁石側発泡層123は、基材層121と、ロータ磁石111との間に位置する。
位置決め部材120は、発泡シート130を所定の温度で加熱して発泡させることにより、得られる。図4は、発泡シート130の概略構成を示す側面図である。図4に示すように、発泡シート130は、基材シート131と、ロータコア側発泡シート132と、磁石側発泡シート133と、接着層134と、剥離シート135とを有する。発泡シート130では、基材シート131の一方の面にロータコア側発泡シート132が積層され、基材シート131の他方の面に磁石側発泡シート133が積層されている。接着層134は、磁石側発泡シート133の表面に位置する。剥離シート135は、接着層134を覆っている。本実施形態では、剥離シート135を接着層134に対して剥離することにより、磁石側発泡シート133は、接着層134によって、ロータ磁石111に貼り付け可能である。
発泡シート130は、接着層134によって、ロータ磁石111の側面のうち、径方向内側の面111aに貼り付けられている。発泡シート130が貼り付けられたロータ磁石111は、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入される。このとき、ロータ磁石及び発泡シート130は、磁石挿入孔103の内方に突出する一対の位置決め突出部104によって、磁石挿入孔103内での周方向の位置が決められる。
上述のようにロータ磁石111が磁石挿入孔103内に挿入された状態でロータコア101を加熱することにより、発泡シート130のロータコア側発泡シート132及び磁石側発泡シート133を発泡させる。これにより、発泡シート130は、位置決め部材120になる。すなわち、ロータコア側発泡シート132がロータコア側発泡層122となり、磁石側発泡シート133がロータ磁石側発泡層123となる。よって、ロータ磁石111を、位置決め部材120によって、磁石挿入孔103内で保持することができる。なお、上述のように発泡シート130が位置決め部材120になることにより、基材シート131は、基材層121となる。
ところで、ロータ100が軸線Pを中心として回転した際に、ロータ磁石111には径方向に遠心力が生じる。よって、ロータ磁石111は、磁石挿入孔103内で、前記遠心力によって磁石挿入孔103の径方向外側の内面に押し付けられる。これに対し、上述のように、発泡シート130がロータ磁石111において遠心力によって押し潰されない径方向内側に貼り付けられることにより、発泡シート130の発泡後に得られる位置決め部材120の耐久性を向上することができる。したがって、磁石挿入孔103内でのロータ磁石111の保持力の低下を抑制することができる。
(ロータ検査装置)
図5は、本発明の実施形態に係るロータ検査装置1の概略構成を示す図である。ロータ検査装置1は、上述の構成を有するロータ100において、ロータ磁石111の径方向内側に発泡シート130が貼り付けられているかどうかを検査する。
ロータ検査装置1は、ロータコア支持治具2と、ロータコア回転部3と、ロータ磁石移動部4と、発泡シート検出部5と、ロータ磁石挿入部6とを有する。
図6は、ロータコア支持治具2の概略構成を示す斜視図である。ロータコア支持治具2は、ロータコア101を載置可能な円盤状の部材である。すなわち、ロータコア支持治具2は、ロータコア101を下方で支持する。ロータコア支持治具2は、平板部21と、複数の貫通孔22と、ロータコア位置決め部23とを有する。
平板部21は、ロータコア101を載置可能な大きさを有する。平板部21の厚み方向に、複数の貫通孔22が貫通している。
ロータコア支持治具2は、ロータコア101を位置決めするロータコア位置決め部23を有する。ロータコア位置決め部23は、ロータコア支持治具2の平面視で、平板部21の中央部分に位置する。ロータコア位置決め部23は、平板部21からロータコア101の軸方向に突出する円環状である。ロータコア位置決め部23は、複数の切り欠き部23aを有する。本実施形態では、ロータコア位置決め部23は、一対の切り欠き部23aを有する。
図7は、ロータコア支持治具2によってロータコア101を支持している状態を示す平面図である。図7に示すように、ロータコア101を平板部21上に載置した状態で、ロータコア位置決め部23は、ロータコア101のシャフト貫通孔101a内に位置付けられる。このとき、ロータコア101の一対の突起部101bは、ロータコア位置決め部23の切り欠き部23a内に位置付けられる。これにより、ロータコア支持治具2に対するロータコア101の位置が決められる。
ロータコア支持治具2の貫通孔22は、平板部12において、ロータコア位置決め部23によってロータコア101がロータコア支持治具2の平板部21上に位置決めされた状態で、ロータコア101の磁石挿入孔103と繋がる位置に位置する。これにより、図5に示すように、ロータコア101がロータコア支持治具2に対して位置決めされた状態で、後述するロータ磁石移動部4のピン41が、ロータコア支持治具2の貫通孔22を介してロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入可能である。なお、貫通孔22は、平板部12において、ロータコア位置決め部23によってロータコア101がロータコア支持治具2の平板部21上に位置決めされた状態で、ロータコア101の磁石挿入孔103と繋がらない貫通孔を含んでいてもよい。
図5に示すように、ロータコア回転部3は、ロータコア支持治具2を、軸線Pを中心として周方向に所定角度回転させる。ロータコア回転部3は、図示しないモータを有する。前記所定角度は、ロータコア101における磁石挿入孔103a,103b,103cの組み合わせ同士の周方向の間隔と等しい。前記間隔は、前記組み合わせにおける周方向の中央同士の間隔である。
ロータ磁石移動部4は、ロータコア支持治具2の下方に位置し、ピン41によってロータコア101の磁石挿入孔103内のロータ磁石111を軸方向に移動させる。ロータ磁石移動部4は、ピン41と、ピン駆動部42とを有する。ピン41は、軸方向に延びていて、ロータコア支持治具2の貫通孔22及びロータコア101の磁石挿入孔103内を貫通可能である。ピン41は、ピン駆動部42によって、ロータコア支持治具2及びロータコア101に対して上下方向に移動可能である。詳しくは、ピン41は、ピン駆動部42によって、ロータ磁石111をロータコア101の磁石挿入孔103に対して軸方向に突出させてロータ磁石111の側面に貼り付けられた発泡シート130を露出させる位置まで移動可能である。ピン駆動部42は、例えば、リニア駆動が可能なアクチュエータを有する。
特に図示しないが、本実施形態では、ロータ磁石移動部4は、3つのピン41を有する。3つのピン41は、ピン駆動部42によって、上下方向に同時または別々に移動可能である。3つのピン41は、それぞれ、ロータコア101の磁石挿入孔103a,103b,103c内に挿入されているロータ磁石111を軸方向に移動可能である。これにより、ロータコア101の磁石挿入孔103a,103b,103c内に挿入されているロータ磁石111を、同時に検査することができる。
発泡シート検出部5は、ロータ磁石移動部4のピン41によってロータコア101の磁石挿入孔103内から軸方向に突出したロータ磁石111の側面の所定位置に、発泡シート130が貼り付けられているかどうかを検出する。発泡シート検出部5は、画像取得部51と、画像判定部52とを有する。
画像取得部51は、ロータ磁石移動部4のピン41によってロータコア101の磁石挿入孔103内から軸方向に突出したロータ磁石111の側面の画像を取得する。画像取得部51は、例えば、カメラである。
画像取得部51は、ロータコア101に対して上方に位置し、記軸方向に突出したロータ磁石111の画像を、斜め上から取得する。すなわち、画像取得部51は、ロータコア101に対して軸方向の一方に位置し、且つ、ロータコア101の軸線Pに対して斜めに交差する方向からロータ磁石111の画像を取得する。
これにより、ロータ磁石111の側面の画像を水平方向に取得する場合と比べて、画像取得部51によってロータ磁石111の画像を取得する際に、ロータ磁石111と他のロータ磁石111とが重なるのを抑制できる。また、上述の構成により、ロータ磁石111の側面の画像を軸方向に取得する場合と比べて、画像取得部51によって取得された画像において、ロータ磁石111の側面に貼り付けられた発泡シート130の面積を大きくすることができる。このように、上述の構成により、ロータコア101に対して軸方向に移動させたロータ磁石111の側面の画像を、画像取得部51によって、より確実に取得することができる。よって、ロータ磁石111の側面の所定位置に発泡シート130が貼り付けられているかどうかを容易に且つより精度良く検出することができる。
画像取得部51は、取得した画像において発泡シート130を所定の色にする偏光部53を有していてもよい。偏光部53は、画像取得部51によって取得する画像において発泡シート130の色を他の部分の色と異なる所定の色にする偏光フィルタを有していてもよいし、前記画像において発泡シート130の色を前記所定の色に変える画像処理を行う演算処理部を有していてもよい。偏光部53によって偏光処理された画像では、前記所定の色は、例えば白色である。これにより、前記画像において、発泡シート130またはロータ磁石111の傷に起因して生じる散乱光の影響を抑制できる。
このように画像取得部51が偏光部53を有することにより、ロータ磁石111に貼り付けられた発泡シート130をより精度良く検出することができる。
画像判定部52は、画像取得部51によって取得された画像を用いて、発泡シート130がロータ磁石111の側面の所定位置に貼り付けられているかどうかを判定する。具体的には、画像判定部52は、前記画像を解析することにより、前記画像から前記所定の色の発泡シート130を検出する。
画像判定部52は、ロータ磁石111の側面の所定位置に、発泡シート130が貼り付けられていると判定した場合には、OKの信号を出力する。一方、画像判定部52は、ロータ磁石111の側面の所定位置に、発泡シート130が貼り付けられていないと判定した場合には、NGの信号を出力する。前記所定位置は、ロータ磁石111の側面のうち径方向内側の面111aである。
ロータ磁石挿入部6は、ロータ磁石移動部4によってロータコア101の軸方向に移動したロータ磁石111を、磁石挿入孔103内に再度挿入する。ロータ磁石挿入部6は、押付部61と、押付駆動部62とを有する。押付部61は、ロータコア101を挟んで、ロータ磁石移動部4とは反対に位置する。すなわち、ロータコア101は、押付部61とロータ磁石移動部4との間に位置する。本実施形態では、押付部61は、ロータコア101の上方に位置する。
押付部61は、押付駆動部62によって上下方向に移動可能である。押付部61は、ロータコア101の軸方向に移動したロータ磁石111を、磁石挿入孔103内に挿入可能な上下方向の可動範囲を有する。本実施形態では、押付部61は、押付駆動部62によって支持され、且つ、上下方向に移動可能である。
押付駆動部62は、押付部61を支持しつつ、上下方向に移動可能である。押付駆動部62は、例えば、ボールねじ及びモータを有する。押付駆動部は、リニア駆動可能なアクチュエータなどの他の構成を有していてもよい。
このように、本実施形態では、ロータ検査装置1は、検査後のロータ磁石111を、ロータコア101の磁石挿入孔103内に軸方向に移動させるロータ磁石挿入部6をさらに有する。これにより、検査のためにロータコア101に対して軸方向に移動させたロータ磁石111を、磁石挿入孔103内の元の位置に容易に戻すことができる。
以上より、本実施形態のロータ検査装置1は、軸方向に延びる柱状のロータコア101と、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入された柱状のロータ磁石111と、ロータ磁石111の側面の一部に貼り付けられた発泡シート130と、を備えるロータ100の検査装置である。ロータ検査装置1は、ロータ磁石111をロータコア101の磁石挿入孔103に対して前記軸方向に移動させるロータ磁石移動部4と、ロータ磁石移動部4によってロータコア101に対して前記軸方向に移動させたロータ磁石111の側面の所定位置に、発泡シート130が貼り付けられているかどうかを検出する発泡シート検出部5と、を有する。
側面の一部に発泡シート130が貼り付けられたロータ磁石111をロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入した後、発泡シート130を発泡させることにより、ロータ磁石111を磁石挿入孔103に対して固定する構成が考えられている。この構成では、発泡シート130が発泡して得られる位置決め部材120が、ロータ100の回転によって生じる遠心力によって劣化するのを抑制するために、発泡シート130は、ロータ磁石111の径方向内側の面111aに貼り付けられる。
しかしながら、側面の一部に発泡シート130が貼り付けられたロータ磁石111を磁石挿入孔103内に挿入する際に、磁石挿入孔103内で発泡シート130が径方向外側に位置付けられる可能性がある。また、ロータ磁石111の側面に発泡シート130が貼り付けられていない可能性もある。そのため、ロータ磁石111を磁石挿入孔103内に挿入した後、ロータ磁石111に対する発泡シート130の貼り付け位置が正しいかどうかを確認する必要がある。
上述のロータ検査装置1の構成により、発泡シート130がロータ磁石111の側面の所定位置、すなわちロータ磁石111の径方向内側の面111aに貼り付けられているかどうかを容易に検査することができる。
また、本実施形態では、ロータ検査装置1は、ロータコア101をその軸線周りに回転させるロータコア回転部3をさらに有する。
これにより、ロータコア101を回転させて、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入されたロータ磁石111の径方向内側の面111aに発泡シート130が貼り付けられているかどうかを容易に検査することができる。
また、本実施形態では、発泡シート検出部5は、ロータ磁石111の側面の画像を取得する画像取得部51と、前記画像に基づいて、ロータ磁石111の側面の所定位置に発泡シート130が貼り付けられているかどうかを判定する画像判定部52と、を有する。
これにより、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入されたロータ磁石111の径方向内側の面111aに発泡シート130が貼り付けられているかどうかを容易に検査することができる。
また、本実施形態では、ロータ検査装置1は、ロータコア101を下から支持した状態で磁石挿入孔103に対応する貫通孔22を有するロータコア支持治具2をさらに有する。ロータ磁石移動部4は、貫通孔22を通過して、磁石挿入孔103内に挿入されたロータ磁石111を前記軸方向に移動させるピン41を有する。
これにより、ロータコア支持治具2によってロータコア101を下から支持した状態で、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入されたロータ磁石111をロータ磁石移動部4のピン41によって軸方向に移動させることができる。よって、ロータ磁石111をロータコア101に対して前記軸方向に移動させて、ロータ磁石111の径方向内側の面111aに発泡シート130が貼り付けられているかどうかを容易に検査することができる。
(ロータ検査方法及びロータ製造方法)
次に、上述の構成を有するロータ検査装置1を用いて、ロータ磁石111の側面の所定位置に発泡シート130が貼り付けられているかどうかを検査するロータ検査方法、及び、該ロータ検査方法を含むロータ製造方法について説明する。なお、以下では、ロータコア101及びロータ磁石111の形成方法、ロータ磁石111の側面に発泡シート130を貼り付ける方法、及び、磁石挿入孔103に対するロータ磁石111の挿入方法等については、従来と同様であるため、説明を省略する。
図8は、ロータ検査方法及びロータ製造方法の一例を示すフローチャートである。図9は、ロータ磁石移動工程におけるロータ検査装置1の動作の一例を模式的に示す図である。図10は、発泡シート検出工程におけるロータ検査装置1の動作の一例を模式的に示す図である。図11は、ロータ磁石挿入工程におけるロータ検査装置1の動作の一例を模式的に示す図である。図12は、ロータコア回転工程におけるロータ検査装置1の動作の一例を模式的に示す図である。
まず、図8に示すフローチャートのロータ磁石移動工程S1において、ロータ検査装置1のロータ磁石移動部4は、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入されているロータ磁石111を軸方向に移動させて、ロータ磁石111の一部をロータコア101の軸方向端部で露出させる。この際、図9に示すように、ロータ磁石111は、ロータ磁石移動部4のピン41によって、磁石挿入孔103内をロータコア101に対して軸方向に移動する。
なお、本実施形態では、ロータ磁石移動部4は、磁石挿入孔103a,103b,103c内にそれぞれ挿入されたロータ磁石111を、同時に、ロータコア101に対して軸方向に移動させる。
次に、図8に示すフローチャートの発泡シート検出工程S2において、ロータ検査装置1の発泡シート検出部5は、ロータ磁石111の側面の所定位置に、発泡シート130が貼り付けられているかどうかを検出する。具体的には、図10に示すように、発泡シート検出部5の画像取得部51が、ロータ磁石111の側面の画像を斜め上方から取得し、画像判定部52が、前記画像を用いて、発泡シート130がロータ磁石111の側面の所定位置に貼り付けられているかどうかを判定する。前記所定位置は、ロータ磁石111の側面のうち径方向内側の面111aである。
続いて図8に示すフローチャートのロータ磁石挿入工程S3において、ロータ検査装置1のロータ磁石挿入部6は、ロータ磁石111をロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入する。この際、図11に示すように、ロータ磁石111は、ロータ磁石挿入部6の押付部61によって、ロータコア101の磁石挿入孔103に対して軸方向に押し込まれることにより、磁石挿入孔103内に挿入される。
図8に示すステップS4では、ロータ検査装置1の図示しない制御装置が、全てのロータ磁石111に対して検査を行ったかどうか、すなわち予め定められた所定回数の検査を行ったかどうかを判定する。なお、作業者が、ステップS4の判断を行い、ロータ検査装置1の駆動を制御してもよい。
ステップS4において、ロータ磁石111の検査が所定回数終了したと判定された場合には、加熱工程S6に進む。一方、ステップS4において、ロータ磁石111の検査が所定回数終了していないと判定された場合には、ロータコア回転工程S5に進んで、ロータ検査装置1のロータコア回転部3は、ロータコア101を、軸線Pを中心として周方向に回転させる。これにより、ロータ磁石移動部4の上方に、次に検査するロータ磁石111を位置付けることができる。
その後、上述のロータ磁石移動工程S1に戻る。これにより、次に検査するロータ磁石111についても、ロータ検査装置1によって、発泡シート130がロータ磁石111の側面の所定位置に貼り付けられているかどうかを検査することができる。すなわち、ロータ回転工程S4は、検査対象であるロータ磁石111を軸方向に移動させるロータ磁石移動工程S1、及び、ロータ磁石111の側面に貼り付けられた発泡シート130を検出する発泡シート検出工程S2の前に、行われる。
加熱工程S6では、ロータコア101を加熱する。この際、ロータコア101を支持するロータコア支持治具2の複数の貫通孔22に対して熱風を流す。これにより、複数の貫通孔22を介してロータコア101の磁石挿入孔103内に熱風を効率良く流すことができる。よって、ロータコア101を効率良く加熱することができる。
加熱工程S6において、磁石挿入孔103内で、ロータ磁石111に貼り付けられた発泡シート130のロータコア側発泡シート132及び磁石側発泡シート133は、加熱されて発泡する。これにより、ロータコア側発泡シート132及び磁石側発泡シート133は、それぞれ、図2及び図3に示すようにロータコア側発泡層122及びロータ磁石側発泡層123になる。よって、ロータコア側発泡層122及びロータ磁石側発泡層123によって、ロータ磁石111を磁石挿入孔103内で保持することができる。その後、図8に示すフローは終了する(エンド)。
以上より、本実施形態のロータ検査方法は、軸方向に延びる柱状のロータコア101と、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入された柱状のロータ磁石111と、ロータ磁石111の側面の一部に貼り付けられた発泡シート130と、を備えるロータ100の検査方法である。ロータ検査方法は、ロータ磁石111をロータコア101の磁石挿入孔103に対して前記軸方向に移動させるロータ磁石移動工程S1と、ロータ磁石移動工程S1によってロータコア101に対して前記軸方向に移動したロータ磁石111の側面の所定位置に、発泡シート130が貼り付けられているかどうかを検出する発泡シート検出工程S2と、を有する。
これにより、側面の一部に発泡シート130が貼り付けられ、且つ、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入されたロータ磁石111において、発泡シート130が径方向内側の面111aに貼り付けられているかどうかを容易に検査することができる。
また、本実施形態では、ロータ検査方法は、ロータ磁石移動工程S1及び発泡シート検出工程S2の前に、ロータコア101をその軸線周りに回転させてロータ磁石111を検査位置に位置付けるロータコア回転工程S5をさらに有する。
これにより、ロータコア101を周方向に回転させてロータ磁石111を検査位置に容易に位置付けることができる。
本実施形態のロータ製造方法は、上述のロータ検査方法を含む。さらに、前記ロータ製造方法は、前記ロータ検査方法によってロータ磁石111の側面の所定位置に発泡シート130が貼り付けられていることを確認した後に、ロータ磁石111を、ロータコア101の磁石挿入孔103内に軸方向に挿入させるロータ磁石挿入工程S3と、ロータ磁石111が磁石挿入孔103内に挿入されたロータコア101を加熱する加熱工程S6と、を有する。
これにより、ロータ磁石111の径方向内側の面111aに発泡シート130が貼り付けられたことを確認した後に、加熱処理によって発泡シート130を発泡させて、ロータ磁石111を磁石挿入孔103内で固定することができる。よって、ロータ磁石111の径方向内側の面111aに発泡シート130が貼り付けられたロータが得られる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記実施形態では、ロータ検査装置1は、ロータコア回転部3を有する。しかしながら、ロータ検査装置は、ロータコア回転部を有していなくてもよい。ロータ検査装置の発泡シート検出部が、ロータコアに対して移動してもよい。また、ロータ検査装置は、固定されたまたは移動可能な複数の発泡シート検出部を有していてもよい。
前記実施形態では、発泡シート検出部5は、画像取得部51と、画像判定部52とを有する。しかしながら、発泡シート検出部は、画像データの代わりに、レーザ光等を用いて、発泡シートの有無を検出してもよい。
前記実施形態では、画像取得部51は、ロータコア101に対して軸方向の一方に位置し、且つ、ロータコア101の軸線Pに対して斜めに交差する方向からロータ磁石111の側面の画像を取得する。しかしながら、画像取得部は、ロータ磁石111に対して水平方向からロータ磁石111の側面の画像を取得してもよい。また、画像取得部は、ロータ磁石111に対して軸方向からロータ磁石111の画像を取得してもよい。
前記実施形態では、画像取得部51は、取得した画像において発泡シート130を所定の色にする偏光部53を有する。しかしながら、偏光部は、取得した画像において発泡シート130以外の部材の色を変えてもよい。また、画像取得部は、偏光部を有していなくてもよい。
前記実施形態では、ロータコア101の磁石挿入孔103内に挿入されたロータ磁石111を、ロータ磁石移動部4のピン41によって、ロータコア101に対して軸方向に移動させる。しかしながら、ロータ磁石移動部の構成は、ロータコアの磁石挿入孔内に挿入されたロータ磁石を軸方向に移動可能な構成であれば、ピン以外の構成を有していてもよい。例えば、ロータ磁石移動部は、ロータ磁石を軸方向に移動させるために、風圧を利用したり、磁力を利用したりしてもよい。
前記実施形態では、ロータコア支持治具2は、ロータコア101の内径側を位置決めするロータコア位置決め部23を有する。しかしながら、ロータコア支持治具は、ロータコアの外径側などの内径側以外の部分を位置決めするロータコア位置決め部を有していてもよい。ロータコア支持治具は、ロータコア位置決め部を有していなくてもよい。
前記実施形態では、ロータ検査装置1は、ロータ磁石111を磁石挿入孔103内に再度挿入するロータ磁石挿入部6を有する。しかしながら、ロータ検査装置は、ロータ磁石挿入部を有していなくてもよい。ロータ磁石挿入部は、複数のロータ磁石を同時に磁石挿入孔に再度挿入する構成を有していてもよい。
前記実施形態では、ロータ検査装置1を用いたロータ検査方法及びロータ製造方法について説明した。しかしながら、ロータ検査方法及びロータ製造方法は、ロータ検査装置1を用いなくてもよい。すなわち、前記実施形態に記載されているロータ検査方法及びロータ製造方法を実行可能な装置であれば、ロータ検査装置1以外の装置を用いて、ロータ検査方法及びロータ製造方法を実行してもよい。
本発明のロータ検査装置は、ロータコアの磁石挿入孔内に挿入されたロータ磁石の側面に発泡シートが貼り付けられているロータの検査に適用可能である。
1 ロータ検査装置
2 ロータコア支持治具
3 ロータコア回転部
4 ロータ磁石移動部
5 発泡シート検出部
6 ロータ磁石挿入部
21 平板部
22 貫通孔
23 ロータコア位置決め部
41 ピン
42 ピン駆動部
51 画像取得部
52 画像判定部
53 偏光部
100 ロータ
101 ロータコア
101a シャフト貫通孔
101b 突起部
102 電磁鋼板
103、103a、103b、103c 磁石挿入孔
104 位置決め突出部
111 ロータ磁石
120 位置決め部材
121 基材層
122 ロータコア側発泡層
123 ロータ磁石側発泡層
130 発泡シート
131 基材シート
132 ロータコア側発泡シート
133 磁石側発泡シート
134 接着層
135 剥離シート
P 軸線

Claims (11)

  1. 軸方向に延びる柱状のロータコアと、
    前記ロータコアの磁石挿入孔内に挿入された柱状のロータ磁石と、
    前記ロータ磁石の側面の一部に貼り付けられた発泡シートと、
    を備えるロータの検査装置であって、
    前記ロータ磁石を前記ロータコアの磁石挿入孔に対して前記軸方向に移動させるロータ磁石移動部と、
    前記ロータ磁石移動部によって前記ロータコアに対して前記軸方向に移動させた前記ロータ磁石の側面の所定位置に、前記発泡シートが貼り付けられているかどうかを検出する発泡シート検出部と、
    を有する、
    ロータ検査装置。
  2. 請求項1に記載のロータ検査装置において、
    前記ロータコアをその軸線周りに回転させるロータコア回転部をさらに有する、
    ロータ検査装置。
  3. 請求項1または2に記載のロータ検査装置において、
    前記発泡シート検出部は、
    前記ロータ磁石の側面の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像に基づいて、前記ロータ磁石の側面の所定位置に前記発泡シートが貼り付けられているかどうかを判定する画像判定部と、
    を有する、
    ロータ検査装置。
  4. 請求項3の記載のロータ検査装置において、
    前記画像取得部は、前記ロータコアに対して軸方向の一方に位置し、且つ、ロータコアの軸線に対して斜めに交差する方向から前記ロータ磁石の側面の画像を取得する、
    ロータ検査装置。
  5. 請求項3または4に記載のロータ検査装置において、
    前記画像取得部は、取得した画像において前記発泡シートを所定の色にする偏光部を有する、
    ロータ検査装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のロータ検査装置において、
    前記ロータコアを下から支持した状態で前記磁石挿入孔に対応する貫通孔を有するロータコア支持治具をさらに有し、
    前記ロータ磁石移動部は、前記貫通孔を通過して、前記磁石挿入孔内に挿入された前記ロータ磁石を前記軸方向に移動させるピンを有する、
    ロータ検査装置。
  7. 請求項6に記載のロータ検査装置において、
    前記ロータコア支持治具は、前記ロータコアを位置決めするロータコア位置決め部を有する、
    ロータ検査装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載のロータ検査装置において、
    検査後のロータ磁石を、前記ロータコアの磁石挿入孔内に軸方向に移動させるロータ磁石挿入部をさらに有する、
    ロータ検査装置。
  9. 軸方向に延びる柱状のロータコアと、
    前記ロータコアの磁石挿入孔内に挿入された柱状のロータ磁石と、
    前記ロータ磁石の側面の一部に貼り付けられた発泡シートと、
    を備えるロータの検査方法であって、
    前記ロータ磁石を前記ロータコアの磁石挿入孔に対して前記軸方向に移動させるロータ磁石移動工程と、
    前記ロータ磁石移動工程によって前記ロータコアに対して前記軸方向に移動した前記ロータ磁石の側面の所定位置に、前記発泡シートが貼り付けられているかどうかを検出する発泡シート検出工程と、
    を有する、
    ロータ検査方法。
  10. 請求項9に記載のロータ検査方法において、
    前記ロータ磁石移動工程及び前記発泡シート検出工程の前に、前記ロータコアをその軸線周りに回転させて前記ロータ磁石を検査位置に位置付けるロータコア回転工程をさらに有する、
    ロータ検査方法。
  11. 請求項9または10に記載のロータ検査方法を含み、
    前記ロータ検査方法によって前記ロータ磁石の側面の所定位置に発泡シートが貼り付けられていることを確認した後に、前記ロータ磁石を、前記ロータコアの磁石挿入孔内に軸方向に挿入させるロータ磁石挿入工程と、
    前記ロータ磁石が前記磁石挿入孔内に挿入された前記ロータコアを加熱する加熱工程と、
    を有する、
    ロータ製造方法。
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