JP2023030653A - 放射線検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】可撓性を有し、かつ高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる放射線検出器を提供する。【解決手段】放射線検出器20は、放射線Rが入射される第1の面22A、及び第1の面22Aと反対側の第2の面22Bを有し、かつ放射線Rを蛍光Fに変換するシンチレータ22と、シンチレータ22における第2の面22Aの側に設けられ、かつシンチレータ22により変換された蛍光Fを受光する受光面32Pを有するセンサ部32Aと、シンチレータ22により変換された蛍光Fを反射若しくは吸収する複数の部材40と、を備える。複数の部材40の各々は、センサ部32Aの受光面32Pと交差する方向であるZ軸方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられている。【選択図】図3

Description

本開示は、放射線検出器に関する。
一般に、放射線源から照射され、撮影対象を透過した放射線を放射線検出器により検出することにより、撮影対象の放射線透過画像を撮影する放射線透過画像撮影装置が知られている。また、放射線透過画像として、高鮮鋭な画像を撮影するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、放射線を蛍光に変換するシンチレータとして、蛍光を受光するセンサが設けられたセンサ基板上に隔壁を設け、隔壁により区画されたセル内に蛍光体を充填したシンチレータパネルを放射線検出器に用いる技術が開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、シンチレータによりより放射線から変換された蛍光が散乱するのを隔壁により抑制し、蛍光をセンサに導くことができるため、高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる。
国際公開2016/021540号
ところで、一般に放射線を用いた非破壊検査が行われている。この非破壊検査に関する技術として、検査対象の鋼管の溶接部の外周に放射線検出器を巻き付け、かつ鋼管の中心軸上に放射線源を配置した状態で放射線源から放射線を照射し、放射線検出器により生成される放射線透過画像を取得することが行われている。この非破壊検査では、鋼管の外周に放射線検出器を巻き付けるため、放射線検出器を湾曲させる必要がある。そのため、可撓性を有する放射線検出器が望まれている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、隔壁が邪魔となり放射線検出器を十分に湾曲させることができず、可撓性を有する放射線検出器を得られない場合がある。
本開示は、以上の事情を鑑みてなされたものであり、可撓性を有し、かつ高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる放射線検出器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様の放射線検出器は、放射線が入射される第1の面、及び第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ放射線を蛍光に変換するシンチレータと、シンチレータにおける第2の面の側に設けられ、かつシンチレータにより変換された蛍光を受光する受光面を有するセンサと、シンチレータにより変換された蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、を備え、複数の部材の各々は、センサの受光面と交差する方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ内の第1の面よりも第2の面に近い位置に設けられている。
また、上記目的を達成するために、本開示の第2の態様の放射線検出器は、第1の態様の放射線検出器において、 放射線が入射される第1の面、及び第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ放射線を蛍光に変換するシンチレータと、シンチレータにおける第2の面の側に設けられ、かつシンチレータにより変換された蛍光を受光する受光面を有するセンサと、シンチレータにより変換された蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、を備え、シンチレータ及びセンサは、第1の方向に湾曲が可能であり、複数の部材の各々は、受光面と平行であり、かつ第1の方向と交差する第2の方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ内の第1の面よりも第2の面に近い位置に設けられている。
また、本開示の第3の態様の放射線検出器は、第1の態様または第2の態様の放射線検出器において、センサは、複数の画素の各々に対して設けられたセンサ部を有し、複数の部材は、画素のピッチよりも短い間隔で配置されている。
また、本開示の第4の態様の放射線検出器は、第1の態様から第3の態様のいずれか1態様の放射線検出器において、センサは、複数の画素の各々に対して設けられたセンサ部を有し、複数の部材は、画素のピッチよりも短い間隔で配置されている。
また、本開示の第5の態様の放射線検出器は、第1の態様から第4の態様のいずれか1態様の放射線検出器において、複数の部材における受光面と交差する方向の長さは、複数の部材同士の間隔以上である。
また、本開示の第6の態様の放射線検出器は、第1の態様から第5の態様のいずれか1態様の放射線検出器において、複数の部材における受光面と交差する方向の長さは、画素毎の受光面の長さ以下である。
また、本開示の第7の態様の放射線検出器は、第1の態様から第6の態様のいずれか1態様の放射線検出器において、放射線が照射されることにより二次電子を放出する粒状の複数の蛍光フィルタ材が、シンチレータ内の第1の面側に設けられている。
本開示によれば、可撓性を有し、かつ高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる。
実施形態の放射線透過画像撮影装置の構成の一例を示す側面断面図である。 実施形態の放射線透過画像撮影装置の電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態の放射線検出器の構成の一例を示す側面断面図である。 図3に示した放射線検出器を放射線が照射される側から見たA-A線断面図である。 部材の長手方向の長さの最大値、及び部材の間隔の最大値について説明するための図である。 部材の長手方向の長さの最小値、及び部材の間隔の最小値について説明するための図である。 実施形態の検査対象物及び検査対象部分を説明するための図である。 実施形態の放射線透過画像撮影装置が検査対象物に設けられた状態の一例を示す図である。 検査対象物に沿って放射線検出器を湾曲させた状態における部材の長手方向の長さの一例を説明するための図である。 第2実施形態の放射線検出器の構成の一例を示す側面断面図である。 図8に示した放射線検出器を放射線が照射される側から見たA-A線断面図である。 変形例1の放射線検出器の構成の一例を示す側面断面図である。 変形例2の放射線検出器の構成の一例を示す側面断面図である。 変形例3の放射線検出器の構成の一例を示す側面断面図である。
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して、本実施形態の放射線透過画像撮影装置10の構成について説明する。図1に示すように、放射線透過画像撮影装置10は、放射線を透過する筐体21を備え、筐体21内には、検査対象物を透過した放射線を検出する放射線検出器20が設けられている。詳細を後述する放射線検出器20は、入射された放射線Rを蛍光に変換するシンチレータ22と、シンチレータ22により変換された蛍光を受光する複数のセンサ部32Aが設けられたセンサ基板30とを備える。また、筐体21内には、制御基板26、ケース28、ゲート配線ドライバ52、及び信号処理部54が設けられている。
ケース28及びゲート配線ドライバ52と、制御基板26及び信号処理部54とは、放射線検出器20を挟んで、それぞれ放射線検出器20の対向する側方に設けられている。なお、ケース28及びゲート配線ドライバ52と、制御基板26及び信号処理部54とは、放射線検出器20の同じ側方に設けられてもよい。
制御基板26は、後述する画像メモリ56、制御部58、及び通信部66等の電子回路が基板上に形成されている。ケース28は、後述する電源部70等が収容される。
次に、図2を参照して、本実施形態の放射線透過画像撮影装置10の電気系の要部構成について説明する。図2に示すように、センサ基板30には、画素32が一方向(図2の行方向)及び一方向に交差する交差方向(図2の列方向)に2次元状に複数設けられている。画素32は、上述したセンサ部32A、及び電界効果型薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor)、以下、単に「薄膜トランジスタ」という。)32Bを含んでいる。なお、本実施形態のセンサ部32Aが本開示のセンサの一例である。
センサ部32Aは、図示しない上部電極、下部電極、及び光電変換膜等を含み、シンチレータ22が発する光を吸収して電荷を発生させ、発生させた電荷を蓄積する。薄膜トランジスタ32Bは、センサ部32Aに蓄積された電荷を電気信号に変換して出力する。
また、センサ基板30には、上記一方向に延設され、各薄膜トランジスタ32Bをオン及びオフさせるための複数本のゲート配線34が設けられている。また、センサ基板30には、上記交差方向に延設され、オン状態の薄膜トランジスタ32Bを介して電荷を読み出すための複数本のデータ配線36が設けられている。センサ基板30の個々のゲート配線34はゲート配線ドライバ52に接続され、センサ基板30の個々のデータ配線36は信号処理部54に接続されている。
センサ基板30の各薄膜トランジスタ32Bは、ゲート配線ドライバ52からゲート配線34を介して供給される電気信号により行単位で順にオン状態とされる。そして、オン状態とされた薄膜トランジスタ32Bによって読み出された電荷は、電気信号としてデータ配線36を伝送されて信号処理部54に入力される。これにより、電荷は行単位で順に読み出され、二次元状の放射線透過画像を示す画像データが取得される。
信号処理部54は、個々のデータ配線36毎に、入力される電気信号を増幅する増幅回路及びサンプルホールド回路(何れも図示省略)を備えており、個々のデータ配線36を伝送された電気信号は増幅回路で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。また、サンプルホールド回路の出力側にはマルチプレクサ、及びAD(Analog-to-Digital)変換器が順に接続されている。そして、個々のサンプルホールド回路に保持された電気信号はマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、マルチプレクサにより順次選択された電気信号がAD変換器によってデジタルの画像データへ変換される。
信号処理部54には後述する制御部58が接続されており、信号処理部54のAD変換器から出力された画像データは制御部58に順次出力される。制御部58には画像メモリ56が接続されており、信号処理部54から順次出力された画像データは、制御部58による制御によって画像メモリ56に順次記憶される。画像メモリ56は所定の枚数分の画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線透過画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られた画像データが画像メモリ56に順次記憶される。
制御部58は、CPU(Central Processing Unit)60、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)等を含むメモリ62、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部64を備えている。制御部58の一例としては、マイクロコンピュータ等が挙げられる。
通信部66は、制御部58に接続され、無線通信及び有線通信等の通信手段により、外部装置との間で各種情報の送受信を行う。電源部70は、前述したゲート配線ドライバ52、信号処理部54、画像メモリ56、制御部58、及び通信部66等の各種回路及び各素子に電力を供給する。なお、図2では、錯綜を回避するために、電源部70と各種回路及び各素子とを接続する配線の図示を省略している。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の放射線検出器20の構成の詳細について説明する。図3は、本実施形態の放射線検出器20の構成の一例を示す側面断面図である。また、図4は、図3に示した放射線検出器20を、放射線Rが照射される側から見たA-A線断面図である。なお、説明の便宜上、図3では、シンチレータ22の下のセンサ基板30及びセンサ部32Aも図示している。
上述したように、本実施形態の放射線検出器20は、シンチレータ22及びセンサ基板30を備えている。また、シンチレータ22及びセンサ基板30は、放射線Rの入射側からシンチレータ22及びセンサ基板30の順番で積層されている。すなわち、放射線検出器20は、シンチレータ22側から放射線Rが照射されるPSS(Penetration Side Sampling)方式の放射線検出器とされている(図1も参照)。
シンチレータ22は、放射線Rが入射される第1の面22A、及び第1の面22Aと反対側の第2の面22Bを有し、かつ放射線Rを蛍光に変換する。なお、本実施形態では、放射線検出器20について「上」、「下」という場合、シンチレータ22を基準としている。例えば、シンチレータ22の第1の面22Aはシンチレータ22の「上」側の面であり、第2の面22Bはシンチレータ22の「下」側の面である。また、シンチレータ22は、センサ基板30の上に設けられている。本実施形態のシンチレータ22は、樹脂等のバインダに分散された蛍光体22G(図5A及び図5B参照)により構成されている。本実施形態では、蛍光体22Gの一例として、GOS(GdS:Tb、ガドリニウム硫酸化物)22G(図5A及び図5B参照)を用いている。
センサ基板30は、上述したように、画素32に対応する複数のセンサ部32Aが、基材31に設けられている。複数のセンサ部32Aの各々は、シンチレータ22における第2の面22Bの側に設けられ、かつシンチレータ22により変換された蛍光を受光する受光面32Pを有する。一方、基材31は、可撓性を有しており、例えば、PI(PolyImide:ポリイミド)等のプラスチックを含む樹脂シートである。センサ基板30の基材31の厚みは、材質の硬度、及びセンサ基板30の大きさ等に応じて、所望の可撓性が得られる厚みであればよい。基材31の厚みとしては、例えば、5μm~125μmであればよく、20μm~50μmであればより好ましい。基材31の具体例としては、XENOMAX(登録商標)が挙げられる。
また、本実施形態の放射線検出器20は、シンチレータ22により変換された蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材40を備える。
複数の部材40の各々は、シンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられている。換言すると、複数の部材40の各々は、シンチレータ22内の、第2の面22B側に設けられている。図3に示すように一例として本実施形態の複数の部材40の各々は、センサ部32Aの受光面32Pに接して設けられている。
上述したように、シンチレータ22は、放射線Rを蛍光に変換する。シンチレータ22では、放射線Rのエネルギーが低いほど、放射線Rが入射される第1の面22Aに近い位置で放射線Rが蛍光に変換される。換言すると、シンチレータ22では、放射線Rのエネルギーが高いほど、第2の面22Bに近い位置で放射線Rが蛍光に変換される。放射線Rから変換された蛍光は、360度いずれの方向にも発光し、センサ部32Aに到達する過程で減衰する。本実施形態の放射線検出器20では、蛍光を反射若しくは吸収する部材40をシンチレータ22内のセンサ部32Aに近い位置に設けることにより、センサ部32Aに近い位置で変換された蛍光の散乱を抑制し、センサ部32Aに蛍光を導く。
また、図3及び図4に示すように複数の部材40の各々は、センサ部32Aの受光面32Pと交差する方向であるZ方向を長手方向とする細長形状を有している。一例として、本実施形態の部材40は、その形状を四角柱としている。この場合、部材40の長手方向の長さであるZ軸方向の長さLは、四角柱の高さに対応する。部材40の長手方向の長さLが長い方が、放射線検出器20により得られる放射線透過画像が高鮮鋭な画像となるが、部材40の長手方向の長さLが、シンチレータ22の厚みHと同等な場合、放射線検出器20を十分に湾曲することができない、若しくは湾曲させることにより部材40が破壊される場合がある。そのため、部材40のZ軸方向の長さLは、シンチレータ22の厚みHよりも短く、かつX軸方向の長さL及びY軸方向の長さLの各々よりも長い(L<H、L>L、かつL>LY)。
本実施形態の部材40の長手方向の長さLについて、さらに説明する。
シンチレータ22により放射線Rから変換された蛍光を部材40により反射させる観点からは、部材40の長手方向の長さLは、以下のように定めることができる。まず、図5Aを参照して、部材40の長手方向の長さLの最大値、及び部材40の間隔Wの最大値について説明する。部材40の長手方向の長さLの最大値、及び部材40の間隔Wの最大値は、部材40による蛍光Fの正反射に応じて定められることが好ましい。放射線検出器20内で放射線Rから変換された蛍光Fが、部材40により反射されて、センサ部32Aに導かれるためには、蛍光Fは部材40により正反射される。蛍光Fが正反射されるためには、入射角θα及び反射角θβは、45°よりも小さいことが条件となる。そのため、本実施形態の放射線検出器20では、部材40の長手方向の長さLをセンサ部32Aの長さLPX以下(L≦LPX)としている。また、本実施形態の放射線検出器20では、部材40の長手方向の長さLを部材40の間隔W以上(L≧W)としている。なお、複数の部材40の各々は、画素32のピッチよりも短い間隔で配置されているため、部材40の間隔Wは、センサ部32Aの長さLPX以下である(W≦LPX)。
次に、図5Bを参照して、部材40の長手方向の長さLの最小値、及び部材40の間隔Wの最小値について説明する。部材40の長手方向の長さLの最小値、及び部材40の間隔Wの最小値は、蛍光体22Gと部材40とのフレネル反射に応じて定められることが好ましい。フレネル反射における全反射は、蛍光体22G及びバインダによる屈折率(以下、「第1屈折率」という)と、部材40の屈折率(以下、「第2屈折率」という)によって決定されるブリュースター角βに依存する。そのため、部材40の長手方向の長さLの最小値、及び部材40の間隔Wの最小値は、入射角θα及び反射角θβをブリュースター角βとした、下記(1)式を満たすことが好ましい。なお、本実施形態の部材40におけるブリュースター角βは、第1屈折率が第2屈折率に比べて比較的小さい(第1屈折率<<第2屈折率)場合、60°~70°である。
W≧L×1/tanβ ・・・(1)
また、放射線検出器20を湾曲する観点からは、部材40の長手方向の長さLは、以下のように定められる。一例として図6Aに示すように、非破壊検査の検査対象物18が、例えば、天然ガスのパイプラインの配管等の円筒状の物体であり、検査対象部分19が2つの配管の溶接部である場合、図6Bに示すように、放射線透過画像撮影装置10は、検査対象物18の外形に沿って湾曲した状態に巻き付けられる。換言すると、本実施形態の放射線透過画像撮影装置10は、検査対象物18に巻き付けた状態で、検査対象部分19の放射線透過画像の撮影を行う。図7に示すように、放射線透過画像撮影装置10が湾曲するのに伴い、放射線検出器20も湾曲する。そのため、部材40の長手方向の長さL、及び部材40の間隔Wは、検査対象物18に応じて放射線検出器20の湾曲が可能な値とする。少なくとも、部材40の長手方向の長さLは、シンチレータ22の厚みHよりも短い。また、例えば、放射線検出器20が湾曲した状態において、部材40の先端同士が接触しない状態となるように、部材40の長手方向の長さL、及び部材40の間隔Wを定めることが好ましい。
このように、部材40の長手方向の長さLZ及び部材40同士の間隔Wは、部材40による蛍光Fの反射の観点及び、放射線検出器20を湾曲する観点の2つの観点を総合して決定することが好ましい。
また、上述したように、部材40は、センサ部32A内に複数存在する。部材40と受光面32Pが接するセンサ部32Aの領域では、蛍光Fを受光しないため、センサ部32Aの開口率、換言すると、センサ部32Aを受光する領域は、部材40がセンサ部32Aを覆う面積に依存する。そのため、センサ部32A内に存在する部材40の数、いわば部材40の密度は、所望とされるセンサ部32Aの感度に応じて定めることが好ましい。例えば、検査対象物18が鋼管である場合、部材40がセンサ部32Aを覆う面積が、センサ部32Aの受光面32Pの面積の50%以下であることが好ましい。具体的には、部材40の長さLと長さLとの積に、センサ部32A内に存在する部材40の数nを掛けた値が、受光面32Pの面積(LPX×LPY)の1/2以下(L×L×n≦LPX×LPY×1/2)であることが好ましい。なお、部材40の配置状態により、複数の画素32の各々におけるセンサ部32Aの開口率が異なる場合がある。すなわち、画素32間において感度差が生じる場合がある。このような場合、放射線検出器20により得られた放射線透過画像に対して制御部58等が補正処理を行い感度の差を補正すればよい。
上述の部材40を構成するための材料としては、上述したように、部材40においてフレネル反射を生じさせることができる第2屈折率を有する部材ならばよく、例えば、シロキサン樹脂、シリカ粒子、及び界面活性剤等が挙げられる。なお、部材40におけるフレネル反射においてセンサ基板30に向けた方向以外に向かう成分は散乱光であり、センサ基板30に直接入射しないため、無視することができる。また、部材40の表面粗さに関しては、滑らかな場合はフレネル反射が生じ、表面が粗い場合は散乱が生じると考えられ、散乱が生じる場合、上述のように散乱光はセンサ基板30に直接入射しないため、無視することができる。
なお、本実施形態の放射線検出器20の製造方法は特に限定されない。例えば、センサ部32Aが設けられたセンサ基板30、複数の部材40が設けられたシート材、及び蛍光体22Gが塗布されたシンチレータ22のシート材を準備する。さらに、センサ基板30の上に、部材40が設けられたシート材、及び蛍光体22Gが塗布されたシンチレータ22のシート材を順次積層することで放射線検出器20を製造してもよい。また例えば、センサ部32Aが設けられたセンサ基板30上に、塗布により複数の部材40を形成する。そして、複数の部材40が形成されたセンサ基板30上に蛍光体22Gを塗布してシンチレータ22を形成することで放射線検出器20を製造してもよい。
このように本実施形態の放射線検出器20は、放射線Rが入射される第1の面22A、及び第1の面22Aと反対側の第2の面22Bを有し、かつ放射線Rを蛍光Fに変換するシンチレータ22と、シンチレータ22における第2の面22Aの側に設けられ、かつシンチレータ22により変換された蛍光Fを受光する受光面32Pを有するセンサ部32Aと、シンチレータ22により変換された蛍光Fを反射若しくは吸収する複数の部材40と、を備える。複数の部材40の各々は、センサ部32Aの受光面32Pと交差するZ軸方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられている。
本実施形態の放射線検出器20では、シンチレータ22内に蛍光Fを反射若しくは吸収する複数の部材40の各々が設けられており、部材40により蛍光Fを反射してセンサ部32Aの受光面32Pに導くことができるため、高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる。また、複数の部材40の各々が、センサ部32Aの受光面32Pと交差するZ軸方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられているため、可撓性を有することができる。具体的には、本実施形態の放射線検出器20は、X軸方向及びY軸方向のいずれにも湾曲することができる。また、放射線検出器20を湾曲させた場合であっても、部材40が破壊されるのを抑制することができる。従って、本実施形態の放射線検出器20によれば、可撓性を有し、かつ高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる。
本実施形態の放射線検出器20では、センサ部32AのX軸方向の長さLPXに比して部材40のX軸方向の長さLが十分に短く、かつセンサ部32AのY軸方向の長さLPYに比して部材40のY軸方向の長さLが十分に短く、放射線検出器20は、X軸方向及びY軸方向のいずれにも容易に湾曲することができる。すなわち、本実施形態の放射線検出器20は、放射線検出器20を湾曲させる方向に制限がない。なお、放射線検出器20を湾曲させる方向の自由度を高めるためには、部材40のX軸方向の長さLと、Y軸方向の長さLとの差が比較的小さいことが好ましい。
また、本実施形態の放射線検出器20では、複数の部材40が、画素32のピッチよりも短い間隔で配置されている。具体的には、部材40同士の間隔Wが、センサ部32Aの長さLPXよりも短い。そのため、画素32と、部材40との位置合わせが不要となる。
なお、本実施形態では、部材40の形状が、XY平面における断面の形状が長方形である四角柱である形態について説明したが、部材40の形態は本形態に限定されない。例えば、部材40の形状は、断面が正方形である四角柱であってもよいし、断面が円形の円柱であってもよい。
[第2実施形態]
本実施形態では、放射線検出器20の別形態について説明する。図8は、本実施形態の放射線検出器20の構成の一例を示す側面断面図である。また、図9は、図8に示した放射線検出器20を、放射線Rが照射される側から見たA-A線断面図である。なお、説明の便宜上、図9では、放射線検出器20の下のセンサ基板30及びセンサ部32Aも図示している。
図8及び図9に示すように、本実施形態では、X軸方向に放射線検出器20の湾曲が可能とされており、複数の部材40の各々は、受光面32Pと平行であり、かつX軸方向と交差するY軸方向を長手方向とする細長形状を有している。すなわち、第1実施形態の部材40は、Z軸方向を長手方向とする細長形状を有していたのに対して、本実施形態の部材40は、X軸方向と交差するY軸方向を長手方向とする細長形状を有している。本実施形態のX軸方向が本開示の第1の方向の一例であり、本実施形態のY軸方向が本開示の第2の方向の一例である。
具体的には、図8に示すように、本実施形態の複数の部材40の各々の、側面断面、すなわちXZ平面における形状は、第1実施形態の複数の部材40の各々の側面断面(図3参照)と同様の形状である。
一方、図9に示すように、本実施態の複数の部材40の各々は、第1実施形態の部材40(図4参照)と形状が異なる。本実施形態の部材40の各々のY軸方向の長さLは、画素32のY軸方向の長さLPYよりも長い(L>LPY)。一例として、本実施形態では、部材40の各々のY軸方向の長さLを、シンチレータ22のY軸方向の長さと同等としている。なお、部材40の各々のY軸方向の長さは、この限りではない。
このように、本実施形態では、複数の部材40の各々がY軸方向を長手方向とした細長形状を有している。換言すると、本実施形態では複数の部材40の各々がY軸方向に延在した状態で、略平行に配置されている。従って、本実施形態の放射線検出器20では、部材40のY軸方向の長さLYに係わらず、放射線検出器20がX軸方向に湾曲可能とされる。換言すると、放射線検出器20における上述したY軸方向を、検査対象物18である鋼管の軸方向に沿った方向とすることにより、放射線検出器20を湾曲させて検査対象物18に巻き付けることができる。
なお、本実施形態の複数の部材40の各々における、Z軸方向の長さL、及び部材40同士の間隔W等は、第1実施形態における複数の部材40の各々における、Z軸方向の長さL、及び部材40同士の間隔W等と同様にすればよい。
このように本実施形態の放射線検出器20は、放射線Rが入射される第1の面22A、及び第1の面22Aと反対側の第2の面22Bを有し、かつ放射線Rを蛍光Fに変換するシンチレータ22と、シンチレータ22における第2の面22Aの側に設けられ、かつシンチレータ22により変換された蛍光Fを受光する受光面32Pを有するセンサ部32Aと、シンチレータ22により変換された蛍光Fを反射若しくは吸収する複数の部材40と、を備える。また、シンチレータ22及びセンサ部32Aは、X軸方向に湾曲が可能である。複数の部材40の各々は、受光面32Pと平行であり、かつX軸方向と交差するY軸方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられている。
本実施形態の放射線検出器20では、シンチレータ22内に蛍光Fを反射若しくは吸収する複数の部材40の各々が設けられており、部材40により蛍光Fを反射してセンサ部32Aの受光面32Pに導くことができるため、高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる。また、複数の部材40の各々が、センサ部32Aの受光面32Pと交差するZ軸方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられているため、可撓性を有することができ、X軸方向に湾曲が可能とされている。また、放射線検出器20を湾曲させた場合であっても、部材40が破壊されるのを抑制することができる。従って、本実施形態の放射線検出器20によれば、可撓性を有し、かつ高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる。
本実施形態の放射線検出器20の部材40によれば、Y軸方向の長さLを十分長くすることができるため、放射線検出器20を湾曲させる方向は限定されるが、放射線透過画像の鮮鋭度をより高くすることができる。
なお、放射線検出器20及び部材40は、例えば、下記の変形例1~3の形態としてもよい。
(変形例1)
図10は、本変形例の放射線検出器20の構成の一例を示す側面断面図である。図10に示した本変形例の放射線検出器20は、放射線Rが照射されることにより二次電子を放出する粒状の複数の蛍光フィルタ材42が、シンチレータ22内の第1の面22A側に設けられている。
蛍光フィルタ材42は、放射線Rが照射されると、コンプトン散乱により、蛍光フィルタ材42の表面から二次電子(反跳電子)を放出する。シンチレータ22では、蛍光フィルタ材42により放出された二次電子による増感作用により感度が向上する。換言すると、蛍光フィルタ材42は、シンチレータ22における賦活物質として機能する。本変形例では、蛍光フィルタ材42を、シンチレータ22内の第1の面22A側に設けているため、第1の面22側のシンチレータ22の部分の感度を向上させることができる。そのため、放射線検出器20により得られる放射線透過画像を、より高鮮鋭な画像とすることができる。また、蛍光フィルタ材42により、シンチレータ22により変換された蛍光Fの散乱を抑制することができるため、放射線検出器20により得られる放射線透過画像を、より高鮮鋭な画像とすることができる。
なお、このような蛍光フィルタ材42の例としては、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、セシウム(Ce)等が好ましく、その他、鉛(Pb)、銅(Cu)、タングステン(Tg)、タンタル(Tn)、鋼、ステンレス鋼、黄銅、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、銀(Ag)、金(Au)、及び白金(Pt)等の金属及び金属化合物が挙げられる。
このように本実施形態の放射線検出器20では、シンチレータ22として、例えば、GOS蛍光体(GdS:Tb、ガドリニウム硫酸化物)に賦活物質として機能する蛍光フィルタ材42を含有するものを用いることができる。
(変形例2)
図11は、本変形例の放射線検出器20の構成の一例を示す側面断面図である。図11に示すように本変形例では、複数の部材40の各々が設けられるZ軸方向の位置が上記各形態と異なる。上記各形態では、複数の部材40の各々は、センサ部32Aの受光面32Pに接して設けられていた。これに対して、本変形例の複数の部材40の各々は、センサ部32Aの受光面32Pに接していない。なお、本変形例においても、複数の部材40の各々は、シンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられている。具体的には、部材40のZ軸方向の長さLの中央となる位置が、シンチレータ22の厚みHの中央となる位置よりも、センサ部32Aに近い位置とされている。
このように、複数の部材40の各々がセンサ部32Aの受光面32Pと接していない状態に設けられていても、シンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられていることにより、上記各形態と同様に、本変形例の放射線検出器20により高鮮鋭な画像を得ることができる。また、複数の部材40の各々の形状を、第1実施形態の部材40または第2実施形態の部材40の形状とすることにより、可撓性を有する放射線検出器20とすることができる。
なお、放射線検出器20を湾曲させた場合、部材40とセンサ部32A(センサ基板32)との界面、すなわち受光面32Pに歪みが生じる場合がある。このような場合、部材40を、センサ部32Aの受光面32Pと接していない状態に設けることで、生じた歪みにより部材40が破壊されるのを抑制することができる。
(変形例3)
図12は、本変形例の放射線検出器20の構成の一例を示す側面断面図である。本変形例の放射線検出器20では、シンチレータ22内において、X軸方向に複数の部材40が並んだ状態で配置されている。いわば、シンチレータ22内に、2段の部材40を含む。図12に示した放射線検出器20では、シンチレータ22の第1の面22Aに近い方に設けられた複数の部材40と、第2の面22Bに近い方に設けられた複数の部材40とを含む部材40が設けられている。
本形態の場合、複数の部材40各々も、シンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられている。具体的には、部材40のZ軸方向の長さLZ1の中央となる位置が、シンチレータ22の厚みHの中央となる位置よりも、センサ部32Aに近い位置とされている。
部材40のZ軸方向の長さLZ1と、部材40のZ軸方向の長さLZ2とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。なお、本変形例における部材40のZ軸方向の長さLZ1と、部材40のZ軸方向の長さLZ2とを加算した長さは、上記各形態の部材40におけるZ軸方向の長さLに相当するとみなすことができる。
このように、複数の部材40の各々がシンチレータ22内に複数段設けられていても、シンチレータ22内の第1の面22Aよりも第2の面22Bに近い位置に設けられていることにより、上記各形態と同様に、本変形例の放射線検出器20により高鮮鋭な画像を得ることができる。また、複数の部材40の各々の形状を、第1実施形態の部材40または第2実施形態の部材40の形状とすることにより、可撓性を有する放射線検出器20とすることができる。
以上説明したように、本開示の放射線検出器20によれば、可撓性を有し、かつ高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる。
なお、放射線検出器20及び部材40は、上記第1、第2実施形態及び変形例1~3に限定されるものではない。また例えば、上記の第1及び第2実施形態、下記の変形例1~3を適宜組み合わせた形態としてもよい。また、第1実施形態では、複数の部材40が、X軸方向及びY軸方向に整列して配置された状態で設けられている形態について説明したが、複数の部材40がランダムに配置されている形態としてもよい。
また、本実施形態では、放射線検出器20に、シンチレータ22側から放射線が照射されるPSS方式の放射線検出器を適用した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、放射線検出器20に、センサ基板30側から放射線が照射されるISS(Irradiation Side Sampling)方式の放射線検出器を適用する形態としてもよい。
また、本実施形態では、放射線検出器20に、放射線を一旦光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換型の放射線検出器を適用した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、放射線検出器20に、放射線を電荷へ直接変換する直接変換型の放射線検出器を適用する形態としてもよい。
10、10~10 放射線透過画像撮影装置
18 検査対象物
19 検査対象部分
20、20~20 放射線検出器
21 筐体
22 シンチレータ、22A 第1の面、22B 第2の面、22G 蛍光体(GOS)
26 制御基板
28 ケース
30 センサ基板
31 基材
32 画素
32A センサ部、32B 薄膜トランジスタ、32P 受光面
34 ゲート配線
36 データ配線
40、40、40 部材
42 蛍光フィルタ材
52 ゲート配線ドライバ
54 信号処理部
56 画像メモリ
58 制御部
60 CPU
62 メモリ
64 記憶部
66 通信部
70 電源部
F 蛍光
H 厚み
、L、L、LZ1、LZ2、LPX、LPY 長さ
R 放射線
W 間隔
β ブリュースター角
θα 入射角、θβ 反射角

Claims (7)

  1. 放射線が入射される第1の面、及び前記第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ前記放射線を蛍光に変換するシンチレータと、
    前記シンチレータにおける前記第2の面の側に設けられ、かつ前記シンチレータにより変換された前記蛍光を受光する受光面を有するセンサと、
    前記シンチレータにより変換された前記蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、
    を備え、
    前記複数の部材の各々は、前記センサの前記受光面と交差する方向を長手方向とする細長形状を有し、かつ前記シンチレータ内の前記第1の面よりも前記第2の面に近い位置に設けられている、
    放射線検出器。
  2. 放射線が入射される第1の面、及び前記第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ前記放射線を蛍光に変換するシンチレータと、
    前記シンチレータにおける前記第2の面の側に設けられ、かつ前記シンチレータにより変換された前記蛍光を受光する受光面を有するセンサと、
    前記シンチレータにより変換された前記蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、
    を備え、
    前記シンチレータ及び前記センサは、第1の方向に湾曲が可能であり、
    前記複数の部材の各々は、前記受光面と平行であり、かつ前記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向とする細長形状を有し、かつ前記シンチレータ内の前記第1の面よりも前記第2の面に近い位置に設けられている、
    放射線検出器。
  3. 前記センサは、複数の画素の各々に対して設けられたセンサ部を有し、
    前記複数の部材は、前記画素のピッチよりも短い間隔で配置されている
    請求項1または請求項2に記載の放射線検出器。
  4. 前記複数の部材の各々は、前記センサの前記受光面に接して設けられている
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  5. 前記複数の部材における前記受光面と交差する方向の長さは、前記複数の部材同士の間隔以上である
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  6. 前記複数の部材における前記受光面と交差する方向の長さは、画素毎の前記受光面の長さ以下である
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  7. 前記放射線が照射されることにより二次電子を放出する粒状の複数の蛍光フィルタ材が、前記シンチレータ内の前記第1の面側に設けられている、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の放射線検出器。
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