JP2023030640A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023030640A
JP2023030640A JP2021135876A JP2021135876A JP2023030640A JP 2023030640 A JP2023030640 A JP 2023030640A JP 2021135876 A JP2021135876 A JP 2021135876A JP 2021135876 A JP2021135876 A JP 2021135876A JP 2023030640 A JP2023030640 A JP 2023030640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
detection sensor
cutoff valve
air conditioner
refrigerant detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021135876A
Other languages
English (en)
Inventor
聖人 水間
Masahito Mizuma
岳志 渡部
Takashi Watabe
直芳 庄山
Naoyoshi Shoyama
俊一 橋本
Shunichi Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2021135876A priority Critical patent/JP2023030640A/ja
Publication of JP2023030640A publication Critical patent/JP2023030640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】安全性の確保と、冷媒検出センサの劣化の抑制と、を両立することができる空気調和装置を提供する。【解決手段】本開示における空気調和装置は、冷媒検出センサ50が冷媒を検知した場合に閉止する冷媒遮断弁49と、冷媒遮断弁49を制御する制御部60と、を備え、制御部60は、冷媒検出センサ50による冷媒検知以外の要因により冷媒遮断弁49が閉止された場合、冷媒検出センサ50の通電を停止する、または、冷媒検出センサ50への通電と非通電を交互に繰り返す。【選択図】図5

Description

本開示は、空気調和装置に関する。
特許文献1は、半導体式冷媒検出センサの経時劣化を抑制できる空気調和機を開示する。
この空気調和機は、内蔵されるヒーターによる加熱状態で冷媒の漏洩を検知する半導体式の第1冷媒検出センサと、非加熱状態で冷媒の漏洩を検知する第2冷媒検出センサと、第1冷媒検出センサ及び第2冷媒検出センサの動作を制御する制御部とを備えた空気調和機であって、制御部は、空気調和機の運転中及び運転停止直後から一定時間は第1冷媒検出センサを加熱して動作させ、空気調和機の停止中は第2冷媒検出センサを動作させて、且つ、第1冷媒検出センサを加熱しないように制御する。
特開2017-180927号公報
本開示は、安全性の確保と、冷媒検出センサの劣化の抑制と、を両立することができる空気調和装置を提供する。
本開示における空気調和装置は、冷媒検出センサが冷媒を検知した場合に閉止する冷媒遮断弁と、冷媒遮断弁を制御する制御部と、を備え、制御部は、冷媒検出センサによる冷媒検知以外の要因により冷媒遮断弁が閉止された場合、冷媒検出センサの通電を停止する、または、冷媒検出センサへの通電と非通電を交互に繰り返す。
本開示における空気調和装置は、冷媒遮断弁が閉止され、室内機内に流入する冷媒を遮断するときに、冷媒検出センサの通電を停止する、または、冷媒検出センサへの通電と非通電を交互に繰り返すことで、冷媒検出センサの通電時間を削減できる。これにより、安全性の確保と、冷媒検出センサの劣化の抑制と、を両立することができる。
実施の形態1に係る室内機を示す側面断面図 実施の形態1に係る室内機を示す平面図 実施の形態1に係る空気調和装置を示す冷媒回路図 実施の形態1に係る空気調和装置の制御構成を示すブロック図 実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒遮断弁が閉止する際の制御を示すフローチャート 実施の形態1に係る空気調和装置が運転を開始する際の制御を示すフローチャート
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、空気調和機の技術分野では、環境問題への対応のためにフロンを使用した冷媒からの切替えが進行し、微燃性または可燃性冷媒を使用する必要があるという状況であった。そのため、当該業界では、室内への冷媒漏洩による火災の発生等を課題として、冷媒検出センサと、冷媒検出センサが冷媒の漏洩を検知した場合に閉止される遮断弁と、を設け、室内への冷媒の流入を抑制する製品設計をするのが一般的であった。また、ここで使用される冷媒検出センサは一般には常時通電状態であり、通算通電時間の増加によって冷媒検出センサが劣化するという課題を有していた。そうした状況下において、発明者らは冷媒検出センサの通電が停止している時間を作ることで、冷媒検出センサの劣化を抑制するという着想を得た。そして、発明者らは、その着想を実現するには冷媒検出センサの通電が停止している時の安全性確保が必要であるという課題があることを発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、安全性の確保と、冷媒検出センサの劣化の抑制と、を両立することができる空気調和装置を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1から図6を用いて、実施の形態1を説明する。
図1は、実施の形態1に係る室内機を示す側面断面図である。図2は、実施の形態1に係る室内機を示す平面図である。
[1-1.構成]
図1および図2に示すように、本実施の形態における空気調和装置1は、室内機5を備えている。室内機5は、箱型の筐体10を備えている。筐体10は、天板11と底板12とを備えている。
筐体10の図1において左側は、送風室13とされており、筐体10の図1において右側は、室内熱交換器20を収容する熱交換器室14とされている。送風室13と熱交換器室14とは、仕切壁15によって区画されている。
送風室13の後方には、室内空気を取り込む吸込口16が設けられており、送風室13の内部には、シロッコファン30をそれぞれ収容する複数(本実施の形態では3つ)のスクロールケーシング31が設けられている。熱交換器室14の室内熱交換器20よりも前方側には、吹出口17が設けられている。
スクロールケーシング31は、スクロールケーシング31の両端部に形成され、シロッコファン30の回転により吸込口16から流入した空気を吸入するファン開口部32と、ファン開口部32より吸入した空気を熱交換器室14に向けて吐出する送風路33と、を備えている。
スクロールケーシング31の間には、電動機34が設けられている。電動機34は、シロッコファン30の回転軸35に連結されており、シロッコファン30を回転駆動させる。
シロッコファン30は、遠心ファンであり、シロッコファン30の運転により、吸込口16から空気を吸気し、ファン開口部32より、回転軸35方向からスクロールケーシング31の内部に流入させ、送風路33から室内熱交換器20に吹き出され、室内熱交換器20で熱交換された調和空気が吹出口17より室内に吐出される。
熱交換器室14に収容された室内熱交換器20の図1において下部には、ドレンパン21が配置されている。
また、図2に示すように、本実施の形態においては、熱交換器室14には、室内熱交換器20の熱交換領域22と、室内熱交換器20の一端側であって室外機40(図3を参照)からの液冷媒配管47およびガス冷媒配管48が接続される配管接続領域とを仕切る第1仕切板23が設けられている。配管接続領域は、第1領域24とされる。
また、熱交換器室14には、熱交換領域22と、室内熱交換器20の他端側であって室内熱交換器20の冷媒配管が折り返されるベンド部領域とを仕切る第2仕切板25が設けられている。ベンド部領域は、第2領域26とされる。
本実施の形態においては、第1領域24には、冷媒の漏洩を検出する冷媒検出センサ50が配置されている。冷媒検出センサ50は、空気調和装置1の冷媒回路から室内に冷媒が漏洩した場合に、その検知をおこなう半導体式の冷媒検出センサである。
冷媒検出センサ50は、通電している際には漏洩した冷媒を検知することが可能であり、漏洩した冷媒を検知した場合、制御部60(図4を参照)に冷媒検知信号を送信する。
[1-2.空気調和装置の構成]
次に、空気調和装置の構成について説明する。
図3は、空気調和装置の構成を示す冷凍サイクル図である。
図3に示すように、空気調和装置1は、室外機40と、室内機5とを備えている。室外機40には、圧縮機41、冷媒流路を切り替える四方弁42、室外熱交換器43、室外ファン44、室外絞り装置45が収容されており、これら圧縮機41、四方弁42、室外熱交換器43、室外絞り装置45は、冷媒配管46により順次接続されている。
室内機5には、室内熱交換器20、室内絞り装置27、シロッコファン30がそれぞれ収容されており、室内熱交換器20および室内絞り装置27は、冷媒配管28を介して接続されている。
室外機40の圧縮機41と、室内機5の室内熱交換器20とは、液冷媒配管47およびガス冷媒配管48により接続されている。
液冷媒配管47およびガス冷媒配管48の室内機5の近傍には、それぞれ冷媒遮断弁49が設けられている。
冷媒遮断弁49は、少なくとも開放状態と閉止状態とを制御部60によって制御される遮断弁であり、筐体10外部近傍の配管に配置されている。冷媒遮断弁49が閉止状態のとき、冷媒は冷媒遮断弁49を通過できず、冷媒遮断弁49が開放状態のとき、冷媒は冷媒遮断弁49を通過できる。
[1-3.制御構成]
次に、本実施の形態の制御構成について説明する。
図4は、本実施の形態の制御構成を示すブロック図である。
図4に示すように、空気調和装置1は、制御部60を備えている。
制御部60は、例えば、CPUやMPUなどのプログラムを実行するプロセッサおよびROM、RAMなどのメモリを備え、プロセッサが、メモリに記憶された制御プログラムを読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
制御部60は、制御プログラムに基づいて、室外機40の圧縮機41、室外絞り装置45、室外ファン44、室内機5のシロッコファン30、室内絞り装置27をそれぞれ制御する。
制御部60は、各室内機5の冷媒検出センサ50の検出信号に基づいて、冷媒遮断弁49、室内絞り装置27の開閉制御を行う。
本実施の形態においては、制御部60は、室温センサ51による室温が設定温度に達したか判断し、設定温度に達した場合、圧縮機41を停止し、シロッコファン30を駆動するサーモオフ運転を実行する。
[1-4.作用]
次に、本実施の形態の作用について説明する。
空気調和装置1の冷房または暖房運転時には、制御部60は電動機34を駆動して、シロッコファン30を回転駆動する。これにより、吸込口16から空気が吸気され、この空気は、ファン開口部32より、回転軸35方向からスクロールケーシング31の内部に流入し、送風路33から室内熱交換器20に吹き出され、室内熱交換器20で熱交換された調和空気が吹出口17より吐出される。
空気調和装置1の冷房または暖房運転中は、室内に対する冷媒漏洩の発生しやすい箇所である室内熱交換器20及びその周辺に冷媒が循環している状態である。従って、このとき、制御部60は冷媒検出センサ50を通電した状態に制御し、冷媒検出センサ50が冷媒の漏洩を検知できる状態にする。
図5は、空気調和装置1の冷媒遮断弁49が閉止する際の制御に関するフローチャートである。
図5に示す通り、空気調和装置1が冷房または暖房運転中、冷媒検出センサ50が冷媒の漏洩を検知した場合は、冷媒検出センサ50は制御部60に冷媒検知信号を送信する(SA1:Yes)。
制御部60が冷媒検知信号を受信した場合、制御部60は、冷媒遮断弁49を閉止させる(SA3)。これにより、室内熱交換器20に流入する冷媒が遮断され、冷媒漏洩量が抑制される。
この時、必要に応じて制御部60は、圧縮機41を停止させるように構成してもよい。
その後、制御部60は冷媒検出センサ50に通電を継続した状態にしたまま(SA5)、動作を終了する。
本実施の形態においては、冷媒検出センサ50による冷媒漏洩検知時以外(SA1:No)にも、室内熱交換器20に冷媒を循環させない運転状態の場合、制御部60は冷媒遮断弁49を閉止する場合がある。具体的には、空気調和装置1が運転停止信号を受信した場合、送風運転の場合、または、サーモオフ運転をする場合(SA2:Yes)に、制御部60は冷媒遮断弁49を閉止する(SA4)。これにより、室内熱交換器20に流入する冷媒が遮断されるため、その後に冷媒の室内漏洩が発生した場合でも、室内に漏洩する冷媒の量を抑制することができる。
従って、冷媒検出センサ50によって冷媒漏洩の監視を継続しなくても、室内の安全を確保しやすくなるため、制御部60は冷媒遮断弁49を閉止(SA4)後、冷媒検出センサ50の通電を停止し(SA6)、動作を終了する。
すなわち、制御部60は、冷媒検出センサ50による冷媒検知以外の要因により冷媒遮断弁49が閉止された場合、冷媒検出センサ50の通電を停止する。
なお、ここでは、冷媒検出センサ50の通電を停止する代わりに、冷媒検出センサ50の通電と非通電を交互に繰り返すように制御してもよい。
図6は、空気調和装置1が運転を開始する際の制御を示すフローチャートである。
本実施の形態においては、空気調和装置1が運転停止中であるときは、前述の通り、冷媒遮断弁49は閉止した状態であり、冷媒検出センサ50は通電していない状態である。
この状態で、制御部60が、冷房または暖房運転を開始する信号を受信した場合(SB1:Yes)、制御部60は、冷媒検出センサ50の通電を開始する(SB2)。
冷媒検出センサ50は、通電が開始された後、冷媒の漏洩を検知可能になるまでに所定の時間を要する。特に、本実施の形態で用いている半導体式センサは、通電開始から冷媒の検知が可能になるまでに、数十秒から数分の時間を要する。
従って、本実施の形態においては、冷媒検出センサ50の通電を開始(SB2)した後、冷媒検出センサ50が冷媒の漏洩を検知できるようになるまで待機し(SB3)、その後に冷媒遮断弁49を開放し(SB4)、運転開始動作を終了する。
これにより、冷媒検出センサ50による冷媒の漏洩が検知できない状態のときに室内熱交換器20に冷媒が流入することを抑制する。
[1-5.効果等]
以上のように、本実施の形態において、空気調和装置1は、冷媒検出センサ50が冷媒を検知した場合に閉止する冷媒遮断弁49と、冷媒遮断弁49を制御する制御部60と、を備え、制御部60は、冷媒検出センサ50による冷媒検知以外の要因により冷媒遮断弁49が閉止された場合、冷媒検出センサ50の通電を停止する。
これにより、冷媒遮断弁49が室内熱交換器20への冷媒の流入を遮断し、室内に冷媒が多量に漏洩する可能性が小さい時のみ、冷媒検出センサ50の通電を停止することができる。そのため、冷媒漏洩によるリスクを抑制しつつ、冷媒検出センサ50の通電時間を低減し、冷媒検出センサ50の劣化を抑制することができる。
本実施の形態のように、制御部60は、冷媒検出センサ50による冷媒検知以外の要因により冷媒遮断弁49が閉止された場合、冷媒遮断弁49を閉止した後、冷媒検出センサ50の通電を停止するように構成してもよい。
これにより、冷媒遮断弁49が室内熱交換器20に流入する冷媒を遮断した後に、冷媒検出センサ50の通電が停止されることになり、室内熱交換器20に冷媒が流入している間は常に冷媒検出センサ50により冷媒漏洩を監視することができる。そのため、より安全性を高めたうえで、冷媒検出センサ50の劣化を抑制することができる。
本実施の形態のように、制御部60は、冷媒遮断弁49を閉止状態から開放状態とする場合、冷媒検出センサ50の通電を開始した後、冷媒遮断弁49を開放するように構成してもよい。
これにより、冷媒検出センサ50が通電していない状態で冷媒遮断弁49が開放されなくなる。そのため、空気調和装置1を安全に運転させることができる。
本実施の形態のように、制御部60は、冷媒遮断弁49を閉止状態から開放状態とする場合、冷媒検出センサ50の通電を開始した後、冷媒検出センサ50が冷媒を検知できる時間が経過した後、冷媒遮断弁49を開放するように構成してもよい。
これにより、冷媒検出センサ50が冷媒を検知できない状態で冷媒遮断弁49が開放されなくなる。そのため、空気調和装置1をより安全に運転させることができる。
本実施の形態のように、制御部60は、冷媒検出センサ50による冷媒漏洩検知時に冷媒遮断弁49を閉止した場合、冷媒検出センサ50の通電を継続するように構成してもよい。
これにより、通常よりも危険性が高くなる冷媒検出センサ50の冷媒検知時には、冷媒遮断弁49を閉止して室内熱交換器20に流入する冷媒を遮断し、且つ冷媒検出センサ50の通電を継続する。そのため、より安全性が向上する。
本実施の形態のように、制御部60は、空調運転停止時、送風運転時、またはサーモオフ運転時の少なくともいずれか1つの場合において、冷媒遮断弁49を閉止させるように構成してもよい。
この構成によれば、運転停止時やサーモオフ運転時、または送風運転時に冷媒遮断弁49が室内熱交換器20への冷媒の流入を遮断し、室内に冷媒が多量に漏洩する可能性を低減し、冷媒検出センサ50の通電を停止できる。そのため、安全性を確保しつつ、より冷媒検出センサ50の劣化を抑制することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、空気調和装置1は筐体10内部に冷媒検出センサ50を備えると説明した。冷媒検出センサ50の配置は、漏洩した冷媒を検知できる配置であればよい。従って、冷媒検出センサ50は、筐体10内部に配置されるものに限定されない。例えば、冷媒検出センサ50は、空気調和対象の室内に、空気調和装置1とは別置で備えられていてもよい。
実施の形態1では、冷媒検出センサ50の一例として、半導体式センサを説明した。冷媒検出センサ50は、通電中に漏洩した冷媒を検知できるものであればよい。従って、冷媒検出センサ50は、半導体式センサに限定されない。例えば、冷媒検出センサ50として、赤外線式センサを用いてもよい。
実施の形態1では、冷媒遮断弁49は、筐体10の外部近傍の配管に配置されると説明した。冷媒遮断弁49は、冷媒遮断弁49が閉止されたときに室内熱交換器20に流入する冷媒を遮断できるように配置されていればよい。従って、冷媒遮断弁49は、筐体10の外部近傍の配管に配置されるものに限定されない。例えば、冷媒遮断弁49は、筐体10の内部に備えられていてもよい。また、冷媒遮断弁49は、室内熱交換器20と外部の配管とを接続する接続配管上に備えられていてもよい。
実施の形態1では、空気調和装置1は、前方に吹出口17を有すると説明した。しかし、本開示の技術が適用可能な空気調和装置1は、前方に吹出口17を有するものに限定されない。例えば、4方向天井カセット形を含む天井カセット形や、壁掛形、床置形等、室内または室内近傍に配置された空気調和装置に冷媒が流入するものであれば、どのような空気調和装置にも適用可能である。
実施の形態1では、空気調和装置1が運転停止状態から運転開始する際は、制御部60が冷媒検出センサ50に通電し、冷媒検出センサ50が冷媒を検知できるようになるまでの時間が経過した後に、冷媒遮断弁49が開放されると説明した。この動作は、冷媒遮断弁49を開放する動作を含む動作に適用できるため、空気調和装置1の運転停止状態から運転を開始する際に実施されることに限定されない。例えば、室内熱交換器20がサーモオフ運転や送風運転から、冷房または暖房運転に移行する場合も、制御部60が冷媒検出センサ50に通電し、冷媒検出センサ50が冷媒を検知できるようになるまでの時間が経過した後に、冷媒遮断弁49が開放されてもよい。
実施の形態1では、空気調和装置は1つの室内機を備える構成について説明したが、本発明は、複数の室内機を備える構成に対しても適用される。この場合、複数の室内機の内の1つの室内機で冷媒が循環しており、他の室内機で冷媒が循環していない場合、冷媒が循環していない室内機に対して冷媒遮断弁が閉止するとともに冷媒検出センサの通電を停止し、冷媒が循環している室内機に対応する冷媒遮断弁は開放するとともに冷媒検出センサの通電を継続させると好ましい。これにより、空調運転中の冷媒検出センサの運転を継続し安全性を確保できるとともに、冷媒漏洩の可能性が低い室内機については、冷媒検出センサの劣化を抑制できる。
実施の形態1では、冷媒検出センサ50の冷媒漏洩検知以外の要因により冷媒遮断弁49が閉止した場合、冷媒検出センサ50への通電を継続停止させる構成を説明した。冷媒検出センサ50の劣化を抑制するため、冷媒検出センサ50へ継続通電させる場合に比べて、冷媒検出センサの通電を抑制できるものであればよい。冷媒検出センサ50への通電と非通電を間欠的に繰り返す制御であっても良い。この場合は、冷媒検出センサ50への通電を継続停止させる場合に比べ、冷媒漏洩に対する安全性をさらに高めながら、冷媒検出センサ50の劣化を抑制することができる。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上のように、本発明に係る空気調和装置は、冷媒の漏洩防止措置を備える空気調和装置に利用可能である。
1 空気調和装置
5 室内機
10 筐体
11 天板
12 底板
13 送風室
14 熱交換器室
15 仕切壁
16 吸込口
17 吹出口
20 室内熱交換器
21 ドレンパン
22 熱交換領域
23 第1仕切板
24 第1領域
25 第2仕切板
26 第2領域
27 室内絞り装置
28 冷媒配管
30 シロッコファン
31 スクロールケーシング
32 ファン開口部
33 送風路
34 電動機
35 回転軸
40 室外機
41 圧縮機
42 四方弁
43 室外熱交換器
44 室外ファン
45 室外絞り装置
46 冷媒配管
47 液冷媒配管
48 ガス冷媒配管
49 冷媒遮断弁
50 冷媒検出センサ
51 室温センサ
60 制御部

Claims (7)

  1. 冷媒検出センサが冷媒を検知した場合に閉止する冷媒遮断弁と、前記冷媒遮断弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記冷媒検出センサによる冷媒検知以外の要因により前記冷媒遮断弁が閉止された場合、前記冷媒検出センサの通電を停止する、または、前記冷媒検出センサへの通電と非通電を交互に繰り返す
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 室内熱交換器を備え、
    前記制御部は、前記室内熱交換器に冷媒が循環されない運転状態の場合、前記冷媒遮断弁を閉止するとともに、前記冷媒検出センサの通電を停止する、または、前記冷媒検出センサへの通電と非通電を交互に繰り返す
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御部は、前記冷媒検出センサによる冷媒検知以外の要因により前記冷媒遮断弁が閉止された場合、前記冷媒遮断弁を閉止した後、前記冷媒検出センサの通電を停止する、または、前記冷媒検出センサへの通電と非通電を交互に繰り返す
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記制御部は、前記冷媒遮断弁を閉止状態から開放状態とする場合、前記冷媒検出センサの通電を開始した後、前記冷媒遮断弁を開放する
    ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  5. 前記制御部は、前記冷媒遮断弁を閉止状態から開放状態とする場合、前記冷媒検出センサの通電を開始した後、前記冷媒検出センサが冷媒を検知できる時間が経過した後、冷媒遮断弁を開放する
    ことを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記制御部は、前記冷媒検出センサによる冷媒漏洩検知時に冷媒遮断弁を閉止した場合、冷媒検出センサの通電を継続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  7. 前記制御部は、空調運転停止時、送風運転時、またはサーモオフ運転時の少なくともいずれか1つの場合において、前記冷媒遮断弁を閉止させる
    ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の空気調和装置。
JP2021135876A 2021-08-23 2021-08-23 空気調和装置 Pending JP2023030640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021135876A JP2023030640A (ja) 2021-08-23 2021-08-23 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021135876A JP2023030640A (ja) 2021-08-23 2021-08-23 空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023030640A true JP2023030640A (ja) 2023-03-08

Family

ID=85414081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021135876A Pending JP2023030640A (ja) 2021-08-23 2021-08-23 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023030640A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6289757B2 (ja) 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクルシステム
JP6143977B1 (ja) 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクルシステム
JP6198922B2 (ja) 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクルシステム
WO2017187618A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP6519360B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP6785883B2 (ja) 空気調和装置
JP6336121B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP6598878B2 (ja) 冷凍サイクル装置
WO2015072270A1 (ja) 空気調和機の室内機
WO2018158912A1 (ja) 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクルシステム
WO2017187562A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2015094512A (ja) 床置型空気調和機の室内機
JP2023030640A (ja) 空気調和装置
JP6851500B2 (ja) ダクト式空気調和機
JP6906708B2 (ja) 水冷式空気調和装置
CN110226070B (zh) 空气调节机
EP3199881B1 (en) Refrigeration cycle device
JP2023030641A (ja) 空気調和装置
JP6778888B1 (ja) 中継器及び空気調和装置
JP2023030630A (ja) 空気調和装置
JP6914794B2 (ja) 空気調和機
JP6477126B2 (ja) 床置き型の空調室内ユニット
JP6844274B2 (ja) 冷凍装置
JPWO2022249396A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240522