JP2023028757A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動による画像投影位置の変動を抑制し、適切な光の照射角度を維持できる画像表示装置を提供する。【解決手段】光を照射する照射部(10)と、磁力を発生させる第1磁力源(21)を有し照射部(10)からの光を投影する投影部(20)と、磁力を発生させる第2磁力源(31)を複数備えた磁力発生部(30)とを備え、投影部(20)は、第1磁力源(21)と第2磁力源(31)との間で生じる引力および/または斥力によって、磁力発生部(30)から所定距離だけ離間した状態で保持されている画像表示装置(100)。【選択図】図1
Description
本発明は、画像表示装置に関し、特に照射部からの光を投影部で投影する画像表示装置に関する。
近年、車両の操舵や加減速などの運転操作の一部または全部をコンピュータが担う運転支援技術や自動運転技術の開発が進んでいる。また、車両の運転操作を人間が行う手動運転においても、車両に各種センサーや通信装置を複数搭載して車両の状態や周辺状況の情報を入手して、走行時の安全性や快適性を高める走行支援技術も開発されている。
このような運転支援技術、自動運転技術または走行支援技術においては、車両の状態や周辺状況、コンピュータの運転操作状況など、得られた各種情報を運転者に計器類や表示装置を用いて提示している。従来から、各種情報を提示するためには車両内の計器類や表示装置に文字や画像を表示することが一般的であった。
しかし、車両に備えられた計器類や表示装置で情報を提示すると、運転者が視線を走行方向前方から逸して計器類や表示装置を見る必要があるため好ましくない。そこで、車両の前方からの視線移動を小さくしながらも画像情報を提示するために、車両のウィンドシールドに画像を投影して、反射した光を視認させるHUD(Head Up Display)装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
従来のHUD装置では、画像投影部からウィンドシールドやコンバイナー等の投影面を介して投影された画像を視認し、実空間の背景と投影画像が重ね合わされる。これにより運転者は、車両外部の実空間における対象物を視認しながらも、画像投影部から投影された画像により各種情報を同一の視野範囲内で視認することができる。
HUD装置の投影面としてウィンドシールドを用いる場合には、部品点数を削減して表示領域を広く確保できるが、車種毎に画像投影部と投影面の光学的設計を行う必要がある。投影面としてウィンドシールドとは別にコンバイナーを設ける場合には、車種ごとの設計が不要であり、後付けで車室内に取り付けることも可能である。
しかし、車両の走行によって生じる振動がコンバイナーにも伝わるため、画像投影部から照射された光の投影方向がブレて画像位置が変動し、投影された画像の視認性が低下するという問題があった。また、アーム状の部材でコンバイナーを保持する場合にも、振動でアーム状の部材の締結が緩み、コンバイナーを同一の姿勢で保持できず、適切な光の照射角度を維持することが困難であるという問題があった。
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、振動による画像投影位置の変動を抑制し、適切な光の照射角度を維持できる画像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、光を照射する照射部と、磁力を発生させる第1磁力源を備え前記照射部からの前記光を投影する投影部と、磁力を発生させる第2磁力源を複数備えた磁力発生部とを備え、前記投影部は、前記第1磁力源と前記第2磁力源との間で生じる引力および/または斥力によって、前記磁力発生部から所定距離だけ離間した状態で保持されていることを特徴とする。
このような本発明の画像表示装置では、投影部が第1磁力源と第2磁力源との間で生じる引力および/または斥力によって、磁力発生部から所定距離だけ離間した状態で保持されるため、投影部に伝達される振動を低減でき、振動による画像投影位置の変動を抑制し、適切な光の照射角度を維持できる。
また、本発明の一態様では、前記投影部の少なくとも一部が、磁気浮遊台部に保持されている。
また、本発明の一態様では、前記照射部も、前記磁気浮遊台部に保持されている。
また、本発明の一態様では、前記第1磁力源の磁力を制御して、前記投影部と前記磁力発生部の相対的な位置関係を変更する第1磁力制御部を備える。
また、本発明の一態様では、前記第2磁力源の磁力を制御して、前記投影部と前記磁力発生部の相対的な位置関係を変更する第2磁力制御部を備える。
また、本発明の一態様では、前記磁力発生部に対する前記投影部の傾斜角度を変更する。
また、本発明の一態様では、前記磁力発生部の面内方向における前記投影部の向きを変更する。
また、本発明の一態様では、前記投影部は、背面からの光を透過し、前面に照射された前記照射部からの前記光を反射するコンバイナーである。
また、本発明の一態様では、前記投影部は、透光性材料で構成され、内部で前記照射部からの前記光を導波し、光出射部から外部に対して取り出す導光部材である。
本発明では、振動による画像投影位置の変動を抑制し、適切な光の照射角度を維持できる画像表示装置を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。図1は、本実施形態に係る画像表示装置100の概要を示すブロック図である。図1に示すように画像表示装置100は、照射部10と、投影部20と、第1磁力源21と、第1磁力制御部22と、磁力発生部30と、第2磁力源31と、第2磁力制御部32を備えている。また、画像表示装置100は、各部と情報通信可能に接続されて、各部を制御する制御部を備えている(図示省略)。制御部の構成は限定されないが、一例として情報処理を行うためのCPU(Central Processing Unit)や、メモリ装置、記録媒体、情報通信装置等を備えるものが挙げられる。制御部は、予め定められたプログラムに従って各部の動作を制御し、画像を含んだ情報(画像情報)を照射部10に送出する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。図1は、本実施形態に係る画像表示装置100の概要を示すブロック図である。図1に示すように画像表示装置100は、照射部10と、投影部20と、第1磁力源21と、第1磁力制御部22と、磁力発生部30と、第2磁力源31と、第2磁力制御部32を備えている。また、画像表示装置100は、各部と情報通信可能に接続されて、各部を制御する制御部を備えている(図示省略)。制御部の構成は限定されないが、一例として情報処理を行うためのCPU(Central Processing Unit)や、メモリ装置、記録媒体、情報通信装置等を備えるものが挙げられる。制御部は、予め定められたプログラムに従って各部の動作を制御し、画像を含んだ情報(画像情報)を照射部10に送出する。
照射部10は、制御部からの画像情報に基づいて、画像を含んだ光を照射光として照射する部分である。照射部10の具体的構成は限定されず、例えば液晶表示装置、有機EL表示装置、レーザ光源と光変調素子の組み合わせ等の従来公知のものを用いることができる。
投影部20は、照射部10から照射された照射光を視聴者の視点位置方向に投影する光学部材である。また、投影部20は磁力を発生させる第1磁力源21を備えている。投影部20の具体的構成は限定されず、従来公知の光学部材を用いることができる。一例としては、背面からの背景光を透過し、前面に照射された照射部からの照射光を反射するコンバイナーを用いることができる。また他の例としては、透光性材料で構成された板状の部材を用い、板状の部材内部で照射部からの照射光を全反射させて導波し、光出射部から外部に対して取り出す導光部材を用いることができる。
第1磁力源21は、投影部20に備えられて磁力を発生させる部分である。第1磁力源21としては、電磁石を用いるとしてもよく、永久磁石を用いるとしてもよい。また投影部20に、第1磁力源21を複数備えるとしてもよく、電磁石と永久磁石を組み合わせて用いるとしてもよい。一例としては、投影部20が台座形状の磁気浮遊台部で保持され、第1磁力源21が磁気浮遊台部に収容されている形態を採用することができる。また、磁気浮遊台部は投影部20の少なくとも一部を保持するとしてもよい。さらに、照射部10も磁気浮遊台部に保持されているとしてもよい。
第1磁力制御部22は、第1磁力源21の磁力を制御して、投影部20と磁力発生部30の相対的な位置関係を変更する部分である。第1磁力制御部22は、制御部のCPUで実行されるプログラムにより実現される機能であってもよく、別の制御回路を用いるとしてもよい。第1磁力源21に電磁石を用いる場合には、第1磁力制御部22は電磁石に流れる電流を制御することで、第1磁力源21の磁力を制御することができる。また、第1磁力源21に永久磁石を用いる場合には、第1磁力制御部22として永久磁石の位置や向きを機械的に変更する機構を用い、投影部20の外部における第1磁力源21の磁力を制御するとしてもよい。
第1磁力制御部22によって第1磁力源21の磁力を制御することで、第1磁力源21と第2磁力源31との間で生じる引力または斥力が変化するため、投影部20と磁力発生部30との相対的な位置関係を変化させることができる。
また、第1磁力源21に永久磁石を用いる場合には、投影部20内での第1磁力源21を固定し、第1磁力制御部22を省略するとしてもよい。第1磁力源21に永久磁石を用い第1磁力制御部22を省略することで、投影部20の軽量化を図り、後述する磁力発生部30での投影部20の保持に必要な電力を抑制することができる。
磁力発生部30は、磁力を発生させる第2磁力源31を複数備え、所定距離だけ離間した状態で投影部20を保持する部分である。磁力発生部30の第2磁力源31で生じる磁力のバランスを制御することで、第1磁力源21と第2磁力源31との間で生じる引力および/または斥力によって、投影部20に加わる重力と磁力が均衡し、投影部20は所定の位置に保持される。
第2磁力源31は、磁力発生部30に備えられて磁力を発生させる部分である。第2磁力源31は、第1磁力源21との間に働く磁力のバランスを制御するために、電磁石を用いることが好ましい。第2磁力源31の個数は限定されないが、投影部20を保持するためには平面上における3点以上に配置される必要がある。
第2磁力制御部32は、第2磁力源31の磁力を制御して、投影部20と磁力発生部30の相対的な位置関係を変更する部分である。第2磁力制御部32は、制御部のCPUで実行されるプログラムにより実現される機能であってもよく、別の制御回路を用いるとしてもよい。第2磁力制御部32は、複数の第2磁力源31に用いられている電磁石に流れる電流を各々制御して、磁力のバランスを制御する。
第2磁力制御部32によって第2磁力源31の磁力を制御することで、第1磁力源21と第2磁力源31との間で生じる引力または斥力が変化するため、投影部20と磁力発生部30との相対的な位置関係を変化させることができる。
図2は、本実施形態に係る画像表示装置100について示す模式斜視図である。図2では投影部20として透光性材料で構成された略平板状のコンバイナーを用いた例を示している。図2に示すように、視聴者は視点位置eから投影部20を介して前方に視線を向ける。照射部10から照射された画像を含んだ照射光は、投影部20で部分的に反射されて視点位置eに向かう。視聴者の視点位置eには、投影部20で投影された照射光と、投影部20の背面側からの背景光が入射し、視聴者は背景と画像を重ね合わせて視認する。
投影部20の下部には、永久磁石が埋め込まれた第1磁力源21が取り付けられている。投影部20の下方には、磁力発生部30が配置されている。複数の第2磁力源31で生じる磁力によって第1磁力源21と第2磁力源31の間に斥力が生じ、重力と斥力がバランスすることで、投影部20は磁力発生部30から所定の距離だけ離れた位置に浮遊した状態で保持されている。
図3は、本実施形態における第1磁力源21と第2磁力源31による磁気浮遊を説明する模式図である。図3に示した例では、複数の第2磁力源31a,31bでS極が上向きとなる磁界を発生させ、第1磁力源21でS極が下向きとなる配置を示している。第1磁力源21には、第2磁力源31aとの間に生じた斥力F1と、第2磁力源31bの間に生じた斥力F2が加わる。したがって、第1磁力源21を含む投影部20に加わる重力Fgと、斥力F1,F2が均衡して、投影部20は浮遊状態で保持される。図3ではS極同士間の斥力を用いた例を示したが、当然にN極同士を用いるとしてもよい。また、図3では説明を簡便にするために第2磁力源31a,31bの二つで示したが、投影部20を安定して保持するためには、同一面内においてn角形の頂点位置に第2磁力源をn個配置することが好ましい。
図2、図3に示したように、本実施形態の画像表示装置100では、投影部20が磁力発生部30から浮遊した状態で保持されていることで、車両の動作等による振動が投影部20に直接伝わることを抑制し、ダンパーの役割を果たしている。つまり、投影部20の表面が細かく振動することを防止し、反射された照射光が視点位置eから外れて進行することを抑制できる。これにより、本実施形態の画像表示装置100では、振動による画像投影位置の変動を抑制し、適切な光の照射角度を維持できる。
また、投影部20が磁力発生部30から浮遊した状態で保持されるため、視覚的に斬新な印象を高めて、意匠性を向上させることができる。また、磁力によって投影部20が保持されているため、画像表示装置100を使用しない場合には投影部20を容易に取り外すこともできる。また車載用途等で、意図的であると非意図的であるとに関わらず振動が生じる環境においても、摩擦や抵抗で投影部20に外力が伝達されにくく、投影部20の姿勢を長時間保持して画像投影を継続することができる。また、投影部20が浮遊した状態であるため、潤滑剤等を使用せずに摩擦による摩耗を防止することもできる。また、磁力発生部30での磁界を経時的に変化させることで、意図的に投影部20を振動させることもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図4を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。本実施形態では、第2磁力制御部32で第2磁力源31の磁力を制御し、磁力発生部30の面内方向における投影部20の向きを変更する点が第1実施形態と異なっている。図4は、本実施形態に係る画像表示装置100の第2磁力源31の配置と投影部20の回転運動を説明する模式図であり、図4(a)は模式平面図であり、図4(b)は第2磁力源31に流れる電流変化を示すグラフである。
次に、本発明の第2実施形態について図4を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。本実施形態では、第2磁力制御部32で第2磁力源31の磁力を制御し、磁力発生部30の面内方向における投影部20の向きを変更する点が第1実施形態と異なっている。図4は、本実施形態に係る画像表示装置100の第2磁力源31の配置と投影部20の回転運動を説明する模式図であり、図4(a)は模式平面図であり、図4(b)は第2磁力源31に流れる電流変化を示すグラフである。
図4(a)に示すように本実施形態の画像表示装置100では、磁力発生部30に4つの第2磁力源31a,31b,31c,31dを配置し、その中央に投影部20および第1磁力源21が位置するように配置する。また、第1磁力源21と第2磁力源31a,31b,31c,31dの間にはそれぞれ斥力が発生する。また、投影部20には鉄等の強磁性材料で構成された保持板が設けられている。
図4(b)に示すように、各第2磁力源31a,31b,31c,31dには、第2磁力制御部32から位相が1/4周期ずつ異なる周期的な電流が印加される。このとき、各第2磁力源31a,31b,31c,31dに生じる磁界の向きが変化しないように、最小電流値cが正の値(c≧0)となる正弦波を用いることが好ましい。
第1磁力源21には、第2磁力源31a,31b,31c,31dとの間に斥力が発生するため、図3で示したように斥力と重力の均衡により投影部20は磁力発生部30から浮遊した状態で保持される。また、第2磁力源31a,31b,31c,31dで発生する磁界は、図4(b)に示したように経時的に変化するため、第1磁力源21を中心として磁界の強度が回転する。これにより、投影部20の保持板には渦電流が発生し、保持板に発生した渦電流と第1磁力源21によってローレンツ力が発生し、投影部20が回転運動を行う。また、各第2磁力源31a,31b,31c,31dに定電流を印加した場合には、投影部20の回転運動は停止する。
これにより、第2磁力源31a,31b,31c,31dに印加される電流を制御することで、投影部20の面内における向きを回転させて、照射光の投影方向を変更することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図5を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。本実施形態では、第2磁力制御部32で第2磁力源31の磁力を制御し、磁力発生部30に対する投影部20の傾斜角度を変更する点が第1実施形態と異なっている。図5は、本実施形態における第1磁力源21と第2磁力源31による磁気浮遊を説明する模式図である。
次に、本発明の第3実施形態について図5を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。本実施形態では、第2磁力制御部32で第2磁力源31の磁力を制御し、磁力発生部30に対する投影部20の傾斜角度を変更する点が第1実施形態と異なっている。図5は、本実施形態における第1磁力源21と第2磁力源31による磁気浮遊を説明する模式図である。
図5に示した例では、第2磁力源31aを投影部20の下方に配置し、第1磁力源21との間に斥力が生じるように同極(N極)同士を対向させる。その周囲に配置した第2磁力源31b,31cでは、第1磁力源21との間に引力が生じるように異なる極(S極)を第1磁力源21に対向させる。この場合の第1磁力源21には、第2磁力源31aとの間に生じる斥力と、第2磁力源31b,31cとの間に生じる引力、および重力が働く。投影部20は、これらの斥力と引力、重力の均衡で浮遊した状態で保持される。
図5では、第1磁力源21と第2磁力源31aとを同極、第2磁力源31b,31cとを異なる極で対向させた例を示したが、第1磁力源21と第2磁力源31aとを異なる極、第2磁力源31b,31cとを同極で対向させるとしてもよい。この場合の第1磁力源21には、第2磁力源31aとの間に生じる引力と、第2磁力源31b,31cとの間に生じる斥力、および重力が働く。投影部20は、これらの斥力と引力、重力の均衡で浮遊した状態で保持される。
ここで、第2磁力源31b,31cに生じる磁界が等しい場合には、第1磁力源21との間で働く磁力も等しくなり、投影部20を直立した状態で保持することができる。それに対して図5に示したように第2磁力源31bに生じる磁界を第2磁力源31cよりも小さくした場合には、第1磁力源21との間で働く磁力のバランスが崩れる。したがって、第1磁力源21に作用する引力、斥力および重力のバランスも崩れ、投影部20は磁力発生部30に対する傾斜角度が変化する。投影部30の傾斜角度は限定されないが、大きな傾斜角度を維持するためには第1磁力源21と第2磁力源31b,31cで大きな磁力を発生させる必要があり、外部への磁力の影響や消費電力が増加するため、0度より大きく10度以下の傾斜角度とすることが好ましい。
これにより、第2磁力源31a,31b,31cに印加される電流を制御することで、磁力発生部30に対する投影部20の傾斜角度を変更して、照射光の投影方向を変更することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図6を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。本実施形態では、第2磁力源31の磁力線に沿って第1磁力源21を配置し、磁力発生部30に対する投影部20の傾斜角度を決定する点が第1実施形態と異なっている。図6は、本実施形態における第1磁力源21と第2磁力源31による磁気浮遊を説明する模式図である。図6では簡便のために第2磁力源31を一つだけ示しているが、斥力を発生して浮遊状態で保持するために用いられる複数の第2磁力源31は図示を省略している。
次に、本発明の第4実施形態について図6を用いて説明する。第1実施形態と重複する内容は説明を省略する。本実施形態では、第2磁力源31の磁力線に沿って第1磁力源21を配置し、磁力発生部30に対する投影部20の傾斜角度を決定する点が第1実施形態と異なっている。図6は、本実施形態における第1磁力源21と第2磁力源31による磁気浮遊を説明する模式図である。図6では簡便のために第2磁力源31を一つだけ示しているが、斥力を発生して浮遊状態で保持するために用いられる複数の第2磁力源31は図示を省略している。
投影部20は、図示を省略した複数の第2磁力源31と第1磁力源21との間での斥力により、磁力発生部30から浮遊した状態で保持される。また、第1磁力源21の直下には別の第2磁力源31が配置されており、図6に示すようなN極が上向きの磁界を発生させている。第1磁力源21は、S極が下向きに配置されており、直下の第2磁力源31との間で引力が生じる。ここでは第1磁力源21のS極を下向きにした例を示したが、磁界の方向は逆でもよく、第1磁力源21のN極を下向きにして、直下に位置する第2磁力源31はS極を上向きとし、図示を省略した複数の第2磁力源31はN極を上向きとしてもよい。
このとき、直下の第2磁力源31で生じる磁界の磁力線に沿って第1磁力源21を配置することで、磁力発生部30に対する投影部20の傾斜角度が決まる。これにより、簡便な構成で磁力発生部30に対する投影部20の傾斜角度を決定して、照射光の投影方向を設定することができる。
[参考文献]:Simon, Martin D. et al. “Spin stabilized magnetic levitation.” American Journal of Physics 65, 286-292 (1997)
[参考文献]:Simon, Martin D. et al. “Spin stabilized magnetic levitation.” American Journal of Physics 65, 286-292 (1997)
(第5実施形態)
第1実施形態から第5実施形態では、投影部20の下方に磁力発生部30を配置して、斥力で浮遊状態を保持した例を示したが、上下を反転させて投影部20の上方に磁力発生部30を配置して、引力で浮遊状態を保持するとしてもよい。この場合、投影部20の上方に第1磁力源21を設け、第2磁力源31は第1磁力源21と同じ磁界の向きを発生させる。これにより、複数の第2磁力源31で生じる磁力によって第1磁力源21と第2磁力源31の間に引力が生じ、重力と引力がバランスすることで、投影部20は磁力発生部30から所定の距離だけ離れた位置に浮遊した状態で保持される。
第1実施形態から第5実施形態では、投影部20の下方に磁力発生部30を配置して、斥力で浮遊状態を保持した例を示したが、上下を反転させて投影部20の上方に磁力発生部30を配置して、引力で浮遊状態を保持するとしてもよい。この場合、投影部20の上方に第1磁力源21を設け、第2磁力源31は第1磁力源21と同じ磁界の向きを発生させる。これにより、複数の第2磁力源31で生じる磁力によって第1磁力源21と第2磁力源31の間に引力が生じ、重力と引力がバランスすることで、投影部20は磁力発生部30から所定の距離だけ離れた位置に浮遊した状態で保持される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100…画像表示装置
10…照射部
20…投影部
21…第1磁力源
22…第1磁力制御部
30…磁力発生部
31,31a,31b,31c…第2磁力源
32…第2磁力制御部
10…照射部
20…投影部
21…第1磁力源
22…第1磁力制御部
30…磁力発生部
31,31a,31b,31c…第2磁力源
32…第2磁力制御部
Claims (9)
- 光を照射する照射部と、
磁力を発生させる第1磁力源を備え前記照射部からの前記光を投影する投影部と、
磁力を発生させる第2磁力源を複数備えた磁力発生部とを備え、
前記投影部は、前記第1磁力源と前記第2磁力源との間で生じる引力および/または斥力によって、前記磁力発生部から所定距離だけ離間した状態で保持されていることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1に記載の画像表示装置であって、
前記投影部の少なくとも一部が、磁気浮遊台部に保持されていることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項2に記載の画像表示装置であって、
前記照射部も、前記磁気浮遊台部に保持されていることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1から3の何れか一つに記載の画像表示装置であって、
前記第1磁力源の磁力を制御して、前記投影部と前記磁力発生部の相対的な位置関係を変更する第1磁力制御部を備えることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1から4の何れか一つに記載の画像表示装置であって、
前記第2磁力源の磁力を制御して、前記投影部と前記磁力発生部の相対的な位置関係を変更する第2磁力制御部を備えることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1から5の何れか一つに記載の画像表示装置であって、
前記磁力発生部に対する前記投影部の傾斜角度を変更することを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1から6の何れか一つに記載の画像表示装置であって、
前記磁力発生部の面内方向における前記投影部の向きを変更することを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1から7の何れか一つに記載の画像表示装置であって、
前記投影部は、背面からの光を透過し、前面に照射された前記照射部からの前記光を反射するコンバイナーであることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1から7の何れか一つに記載の画像表示装置であって、
前記投影部は、透光性材料で構成され、内部で前記照射部からの前記光を導波し、光出射部から外部に対して取り出す導光部材であることを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021134645A JP2023028757A (ja) | 2021-08-20 | 2021-08-20 | 画像表示装置 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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WO (1) | WO2023021926A1 (ja) |
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2022
- 2022-07-22 WO PCT/JP2022/028449 patent/WO2023021926A1/ja unknown
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