JP2023028591A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーの使用しそうな機能を適切にユーザーに提案する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1において、演算処理装置13の機能提案処理部32aは、ユーザーにより指定された使用頻度閾値を保存し、複数の機能のうち、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能があるか否かを判定し、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能がある場合、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能の提案をユーザーに対して実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置に関するものである。
ある画像形成装置は、複写条件の頻度を検出し、検出した頻度を記憶装置に格納し、高頻度の複写条件を優先的に設定している(例えば特許文献1参照)。
別の画像形成装置は、画像形成動作に関する設定の使用頻度を算出し、算出した使用頻度の高い設定とは異なる設定を検出した場合に、画像形成部が画像形成動作を実行する前に設定の確認を促す情報を出力させている(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、上述の技術では、設定の確認を促す情報を出力させるべき設定の使用頻度の閾値をユーザーが設定できないとともに、ユーザーは、使用頻度の高い設定を確認する操作をしなければ、使用頻度の高い設定を事前に把握することが困難である。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザーの使用しそうな機能を適切にユーザーに提案する画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、複数の機能のうちの、ユーザーにより指定された機能を、内部装置を使用して実行するコントローラーと、ユーザーに対して、前記複数の機能のうちのいずれかの機能の使用を提案する機能提案処理部とを備える。そして、前記機能提案処理部は、(a)前記ユーザーにより指定された使用頻度閾値を保存し、(b)前記複数の機能のうち、所定期間における使用回数が前記使用頻度閾値を超えている機能があるか否かを判定し、(c)前記所定期間における前記使用回数が前記使用頻度閾値を超えている前記機能がある場合、前記所定期間における使用回数が前記使用頻度閾値を超えている前記機能の提案を前記ユーザーに対して実行する。
本発明によれば、ユーザーの使用しそうな機能を適切にユーザーに提案する画像形成装置が得られる。
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置1は、通信装置11、記憶装置12、演算処理装置13、プリント装置14、画像読取装置15、ファクシミリ装置16などを備える装置である。
画像形成装置1は、ローカルエリアネットワークなどのネットワーク2に接続され、画像形成装置1内のウェブサーバー31で、ネットワーク2に接続されたクライアント装置3のウェブブラウザー3aとHTTP(Hypertext Transfer Protocol)で通信を行う。ウェブサーバー31は、所定のURL(Uniform Resource Locator)のウェブページの送信要求などをウェブブラウザー3aから受け付け、その要求などに応じた応答(ウェブページなど)を送信する。
通信装置11は、ネットワークインターフェイスなどであって、ネットワーク2に接続され所定のプロトコルでデータ通信を行う装置である。
記憶装置12は、フラッシュメモリーなどといった不揮発性かつ書換可能な記憶装置である。記憶装置12は、ユーザー設定データ21を記憶している。ユーザー設定データ21は、各ユーザーについて、各機能の使用履歴を含む。
演算処理装置13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)を有するコンピューターであって、ROMや記憶装置12に記憶されているプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することにより、各種処理部として動作する。
演算処理装置13は、ウェブサーバー31として動作するとともに、コントローラー32として動作する。ウェブサーバー31は、通信装置11を使用してHTTPでのデータ通信を行う。コントローラー32は、複数の機能のうちの、ユーザーにより指定された機能を、プリント装置14、画像読取装置15、ファクシミリ装置16などの内部装置を使用して実行する。
なお、プリント装置14は、クライアント装置3などの外部装置から受信される印刷データに基づく画像、画像読取装置15により読み取られた画像、ファクシミリ装置16により生成された画像などを印刷する。画像読取装置15は、原稿から原稿画像を光学的に読み取り、その原稿画像の画像データを生成する。ファクシミリ装置16は、クライアント装置3などの外部装置から受信される印刷データに基づく画像、画像読取装置15により読み取られた画像などに基づくファクシミリ信号を生成し送信するとともに、外部からファクシミリ信号を受信しそのファクシミリ信号から画像を生成する。
また、コントローラー32は、機能提案処理部32aを備える。機能提案処理部32aは、特定の条件が成立したときに、ユーザーに対して、上述の複数の機能のうちのいずれかの機能の使用を提案する。なお、特定の条件が成立していないときには、機能の使用の提案はされない。
具体的には、機能提案処理部32aは、(a)ユーザーにより指定された使用頻度閾値(例えばコピー機能について1週間に5回など)をユーザー設定データ21の一部として保存し、(b)複数の機能のうち、所定期間(直近の所定時間長の期間)における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能があるか否かを判定し、(c)所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能がある場合、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能の提案をユーザーに対して実行する。
この実施の形態では、コントローラー32は、(a)ウェブサーバー31を介して、ユーザーのクライアント装置3(ウェブブラウザー3a)からログイン要求を受け付けると、ユーザーのログイン処理を実行し、(b)そのログイン処理後に、ウェブサーバー31を介してユーザーによりクライアント装置3(ウェブブラウザー3a)から指定された機能を、内部装置を使用して実行する。そして、機能提案処理部32aは、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能がある場合、ログイン処理の後、ただちに(つまり、機能の指定の前に)、ウェブサーバー31で、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能の提案をユーザーに対してクライアント装置3(ウェブブラウザー3a)に実行させる。
さらに、この実施の形態では、機能提案処理部32aは、(a)ある機能について使用回数が使用頻度閾値を超えたときに、当該機能を、提案すべき機能としてユーザー設定データ21に登録しておき、(b)その後のログイン処理の後、ただちに、ウェブサーバー31で、登録されている提案すべき機能の提案をユーザーに対してクライアント装置3(ウェブブラウザー3a)に実行させる。
さらに、この実施の形態では、機能提案処理部32aは、(a)上述の機能の提案において、ユーザーが当該提案を承認することを示すキー操作を案内し、(b)クライアント装置3(ウェブブラウザー3a)によりそのキー操作が検出されたことを、当該機能の指定として受け付ける。
この実施の形態では、上述の提案は、音声メッセージを含む。
次に、上記画像形成装置1の動作について説明する。図2は、図1における画像形成装置1の動作について説明するフローチャートである。
ユーザーは、画像形成装置1を使用したい場合、クライアント装置3のウェブブラウザー3aで、画像形成装置1にアクセスし、ログイン画面のウェブページデータを画像形成装置1のウェブサーバー31から取得して、ウェブページデータに基づきログイン画面をウェブブラウザー3aに表示させる。
ユーザーは、クライアント装置3を操作して、ログイン画面に対してユーザー識別情報(ユーザーIDおよびパスワードなど)を入力する。ウェブブラウザー3aは、入力されたユーザー識別情報をログイン要求とともに、画像形成装置1に送信する。
画像形成装置1では、ウェブサーバー31が、通信装置11を使用して、ログイン要求およびユーザー識別情報を受信し、コントローラー32は、そのユーザー識別情報に基づくログイン処理を実行する(ステップS1)。
コントローラー32は、ログイン処理において、ユーザー識別情報に基づくユーザー認証を実行し、ユーザー認証が成功すると、ユーザーのログインを許可し、ユーザー認証が失敗すると、ユーザーのログインを拒否する。
ユーザーのログインが許可された場合、機能提案処理部32aは、ユーザー設定データ21を参照して、複数の機能(プリント機能、コピー機能、ファクシミリ送信機能など)のうち、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能があるか否かを判定する(ステップS2)。
そのような機能がないと判定された場合、コントローラー32は、メニュー画面のウェブページデータをウェブサーバー31および通信装置11でクライアント装置3に送信し、クライアント装置3にメニュー画面を表示させる(ステップS3)。メニュー画面では、上述の複数の機能および使用頻度閾値の設定が選択可能となっている。例えばメニュー画面には、上述の複数の機能および使用頻度閾値の設定のそれぞれに対応するソフトキーが含まれている。
所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能があると判定された場合、機能提案処理部32aは、その機能を提案する機能提案メッセージを、ウェブサーバー31および通信装置11を使用して、クライアント装置3に送信し、クライアント装置3のウェブブラウザー3aに、その機能提案メッセージを出力させる(ステップS4)。
例えば機能提案メッセージとして音声メッセージが出力される。例えば、所定期間におけるコピー機能の使用回数が使用頻度閾値を超えている場合には、「コピー機能を使用しますか?使用する場合はエンターキーを押下してください。」といった機能提案メッセージが出力される。例えば、音声メッセージの音声データファイルをHTML(Hyper Text Markup Language)のaudio要素で指定して、 ウェブブラウザー3aに転送し、ウェブブラウザー3aに、音声メッセージを再生させるようにする。
上述のように、機能提案メッセージは、ユーザーが当該提案を承認することを示す特定キー操作(上述の例では、エンターキーの押下)を案内しており、所定時間内に、クライアント装置3は、その特定キー操作が検出されたか否かを判定し、その特定キー操作が検出されたか否かを機能提案処理部32aに通知する。機能提案処理部32aは、その通知に基づいて、その特定キー操作が検出されたか否かを判定する(ステップS5)。
その特定キー操作が検出された場合には、コントローラー32は、その機能の操作画面のウェブページデータをウェブサーバー31および通信装置11を使用して、クライアント装置3に送信し、クライアント装置3のウェブブラウザー3aに、その操作画面を表示させ、その操作画面に対するユーザー操作の通知をクライアント装置3から取得して、ユーザー操作に対応する処理(その機能における処理)を実行する(ステップS6)。
その機能の実行が完了すると、コントローラー32は、メニュー画面のウェブページデータをウェブサーバー31および通信装置11でクライアント装置3に送信し、クライアント装置3にメニュー画面を表示させる(ステップS3)。
一方、上述の特定キー操作が検出されなかった場合には、コントローラー32は、ただちに、メニュー画面のウェブページデータをウェブサーバー31および通信装置11でクライアント装置3に送信し、クライアント装置3にメニュー画面を表示させる(ステップS3)。
メニュー画面では、上述の複数の機能および使用頻度閾値の設定が選択可能となっており、ユーザーは、上述の複数の機能および使用頻度閾値の設定のうちの所望の項目を選択するユーザー操作をクライアント装置3に対して行う。クライアント装置3のウェブブラウザー3aは、そのユーザー操作を画像形成装置1のウェブブラウザー31に通知する。
画像形成装置1では、メニュー画面を表示しているときに、コントローラー32は、使用頻度閾値の設定の要求がウェブブラウザー3aから受信されたか否か、および上述の複数の機能のいずれかの機能の実行要求がウェブブラウザー3aから受信されたか否かを監視しており(ステップS7,S8)。
使用頻度閾値の設定の要求がウェブブラウザー3aから受信された場合には、機能提案処理部32aは、使用頻度閾値の設定画面のウェブページデータをウェブサーバー31および通信装置11でクライアント装置3に送信し、クライアント装置3にその設定画面を表示させ、クライアント装置3へのユーザー操作に基づいてその設定画面に対して入力された値を使用頻度閾値としてクライアント装置3から取得し、その使用頻度閾値を保存する(ステップS9)。その後、コントローラー32は、メニュー画面のウェブページデータをウェブサーバー31および通信装置11でクライアント装置3に送信し、クライアント装置3にメニュー画面を表示させる(ステップS3)。
一方、上述の複数の機能のいずれかの機能の実行要求がウェブブラウザー3aから受信された場合には、機能提案処理部32aは、ユーザー設定データ21におけるその機能の使用履歴を更新する(要求を受け付けた時刻などを追加する)(ステップS10)。
そして、機能提案処理部32aは、この機能の、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えたか否かを判定し(ステップS11)、この機能の、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えた場合には、この機能を、お気に入り機能としてユーザー設定データ21に登録する(ステップS12)。
上述のステップS2では、このお気に入り機能として登録されている機能が、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能とされる。これにより、当該機能を最後に使用した時点からログインせずに比較的長い時間が経過してから当該画像形成装置1にログインした場合でも、上述のような機能の提案が実行される。
そして、コントローラー32は、その機能の操作画面のウェブページデータをウェブサーバー31および通信装置11でクライアント装置3に送信し、クライアント装置3にその操作画面を表示させ、その操作画面に対するユーザー操作の通知をクライアント装置3から取得し、そのユーザー操作に対応する処理を実行する(ステップS13)。その後、コントローラー32は、メニュー画面のウェブページデータをウェブサーバー31および通信装置11でクライアント装置3に送信し、クライアント装置3にメニュー画面を表示させる(ステップS3)。
以上のように、上記実施の形態によれば、機能提案処理部32aは、(a)ユーザーにより指定された使用頻度閾値を保存し、(b)複数の機能のうち、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能があるか否かを判定し、(c)所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能がある場合、所定期間における使用回数が使用頻度閾値を超えている機能の提案をユーザーに対して実行する。
これにより、ユーザーにより指定された使用頻度閾値に基づいて、ユーザーに提案される機能が検出されるため、ユーザーの使用しそうな機能が適切にユーザーに提案される。
なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。
例えば、上記実施の形態において、機能提案メッセージは、テキストメッセージを含んでいてもよい。
また、上記実施の形態において、ステップS2において、お気に入り機能を使用せずに、その時点において所定期間における使用回数を各機能について導出し、導出した使用回数が使用頻度閾値を超えているか否かを判定するようにしてもよい。
本発明は、例えば、画像形成装置に適用可能である。
1 画像形成装置
3 クライアント装置
31 ウェブサーバー
32 コントローラー
32a 機能提案処理部
3 クライアント装置
31 ウェブサーバー
32 コントローラー
32a 機能提案処理部
Claims (5)
- 複数の機能のうちの、ユーザーにより指定された機能を、内部装置を使用して実行するコントローラーと、
ユーザーに対して、前記複数の機能のうちのいずれかの機能の使用を提案する機能提案処理部とを備え、
前記機能提案処理部は、(a)前記ユーザーにより指定された使用頻度閾値を保存し、(b)前記複数の機能のうち、所定期間における使用回数が前記使用頻度閾値を超えている機能があるか否かを判定し、(c)前記所定期間における前記使用回数が前記使用頻度閾値を超えている前記機能がある場合、前記所定期間における使用回数が前記使用頻度閾値を超えている前記機能の提案を前記ユーザーに対して実行すること、
を特徴とする画像形成装置。 - ウェブサーバーをさらに備え、
前記コントローラーは、(a)前記ウェブサーバーを介して、前記ユーザーのクライアント装置からログイン要求を受け付けると、前記ユーザーのログイン処理を実行し、(b)前記ログイン処理後に、前記ウェブサーバーを介して前記ユーザーにより前記クライアント装置から指定された機能を、内部装置を使用して実行し、
前記機能提案処理部は、前記所定期間における前記使用回数が前記使用頻度閾値を超えている前記機能がある場合、前記ログイン処理の後、ただちに、前記ウェブサーバーで、前記所定期間における使用回数が前記使用頻度閾値を超えている前記機能の提案を前記ユーザーに対して前記クライアント装置に実行させること、
を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記機能提案処理部は、(a)ある機能について使用回数が前記使用頻度閾値を超えたときに、当該機能を、提案すべき機能として登録しておき、(b)前記ログイン処理の後、ただちに、前記ウェブサーバーで、登録されている前記提案すべき機能の提案を前記ユーザーに対して前記クライアント装置に実行させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記機能提案処理部は、(a)前記機能の提案において、当該提案を前記ユーザーが承認することを示すキー操作を案内し、(b)前記クライアント装置により前記キー操作が検出されたことを、当該機能の指定として受け付けることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記提案は、音声メッセージを含むことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021134389A JP2023028591A (ja) | 2021-08-19 | 2021-08-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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2021
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