JP2023027694A - 配車装置および配車システム - Google Patents

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Natsumi Nishiyama
真一 田中
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敏之 盛林
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涼 松井
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Abstract

【課題】ユーザおよびタクシーの双方にとって無駄の少ない配車を実現すること。【解決手段】実施形態に係る配車装置は、推定部と、マッチング部と、決定部とを備える。推定部は、ユーザの希望する乗車地点に対するユーザおよびタクシーそれぞれの到着時刻を推定する。マッチング部は、推定部による推定結果をマッチングし、推定結果の差異が小さくなるように配車内容を調整するマッチング処理を実行する。決定部は、マッチング処理の結果に基づいて配車内容を決定する。【選択図】図3

Description

開示の実施形態は、配車装置および配車システムに関する。
従来、たとえばユーザが利用する配車アプリ等を通じて、ユーザの希望に最も適うタクシーを選出し、配車する配車サービスが知られている。
また、このような配車サービスにおいて、タクシーが到着するまでの待ち時間がユーザの想定よりも長くなってしまうことを抑制するために、配車候補となるタクシーの待ち時間を予測し、待ち時間が所定の範囲を超えないタクシーのみ配車する技術も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2019-175491号公報
しかしながら、従来技術は、ユーザおよびタクシーの双方にとって無駄の少ない配車を実現するうえで、さらなる改善の余地がある。
たとえば、ユーザの待ち時間を考慮した配車を行ったとしても、ユーザがイベント開催中のイベント施設などにいる場合、かかる施設の混雑度によってはユーザが予定乗車地点に到着するまでに時間がかかってしまい、タクシーの方に無駄な待ち時間が発生するおそれがある。
一方で、やはりユーザの待ち時間を考慮した配車を行ったとしても、イベント施設などの周辺では渋滞が起こりやすいためにその影響でタクシーが遅れてしまい、ユーザの方に無駄な待ち時間が発生するおそれがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザおよびタクシーの双方にとって無駄の少ない配車を実現することができる配車装置および配車システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る配車装置は、推定部と、マッチング部と、決定部とを備える。前記推定部は、ユーザの希望する乗車地点に対する前記ユーザおよびタクシーそれぞれの到着時刻を推定する。前記マッチング部は、前記推定部による推定結果をマッチングし、前記推定結果の差異が小さくなるように配車内容を調整するマッチング処理を実行する。前記決定部は、前記マッチング処理の結果に基づいて配車内容を決定する。
実施形態の一態様によれば、ユーザおよびタクシーの双方にとって無駄の少ない配車を実現することができる。
図1は、実施形態に係る配車方法の概要説明図である。 図2は、実施形態に係る配車システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るサーバ装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、施設情報の一例を示す図である。 図5は、渋滞情報の一例を示す図である。 図6は、ユーザ情報の一例を示す図である。 図7は、車両情報の一例を示す図である。 図8は、周辺情報の一例を示す図である。 図9は、配車依頼時のアプリ画面例を示す図(その1)である。 図10は、配車依頼時のアプリ画面例を示す図(その2)である。 図11は、配車依頼時のアプリ画面例を示す図(その3)である。 図12は、配車依頼時のアプリ画面例を示す図(その4)である。 図13は、推定処理およびマッチング処理の概要説明図である。 図14は、推定結果通知の表示例を示す図(その1)である。 図15は、推定結果通知の表示例を示す図(その2)である。 図16は、推定結果通知の表示例を示す図(その3)である。 図17は、配車内容の調整時のアプリ画面例を示す図(その1)である。 図18は、配車内容の調整時のアプリ画面例を示す図(その2)である。 図19は、配車内容の決定時のアプリ画面例を示す図である。 図20は、実施形態に係るサーバ装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する配車装置および配車システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施形態に係る配車方法の概要について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る配車方法の概要説明図である。
既存技術の配車システムは、ユーザおよびタクシーの双方にとって無駄の少ない配車を実現するうえで、さらなる改善の余地がある。
たとえば、ユーザの待ち時間を考慮した配車を行ったとしても、ユーザがイベント施設などにいる場合、かかる施設の混雑度によってはユーザが予定乗車地点に到着するまでに時間がかかってしまい、タクシーの方に無駄な待ち時間が発生するおそれがある。
一方で、やはりユーザの待ち時間を考慮した配車を行ったとしても、イベント施設などの周辺では渋滞が起こりやすいためにその影響でタクシーが遅れてしまい、その場合にはユーザの方に無駄な待ち時間が発生するおそれがある。
そこで、実施形態に係る配車方法では、ユーザの希望する乗車地点に対するユーザおよびタクシーそれぞれの到着時刻を推定し、推定した推定結果をマッチングし、推定結果の差異が小さくなるように配車内容を調整するマッチング処理を実行し、マッチング処理の結果に基づいて配車内容を決定することとした。
具体的には、図1に示すように、実施形態に係る配車方法では、ユーザUが自身の利用するユーザ端末10を用い、タクシー配車用のアプリを介して、少なくとも希望乗車地点を指定する。なお、本実施形態では、ユーザUは、イベント開催中のスタジアム等のイベント施設1000の内部あるいはその周辺にいるものとする。
ユーザUが指定した希望乗車地点を含む配車依頼は、インターネットや携帯電話回線網等であるネットワークNを介してサーバ装置100へ送信される。ここで、配車依頼は、さらにユーザUの現在位置を含む。
一方、タクシーTに搭載された車載装置30は、常時(比較的短い所定時間間隔で)サーバ装置100に対し、ネットワークNを介してタクシーTの現在位置を送信している。
そして、ユーザUからの配車依頼を受け付けたサーバ装置100は、配車候補となるタクシーTを選択したうえで、希望乗車地点に対するユーザUおよびタクシーTそれぞれの到着時刻を推定する(ステップS1)。このとき、サーバ装置100は、たとえばイベント施設1000の混雑度や、道路の渋滞状況等を加味することができる。
そして、サーバ装置100は、推定した推定結果をマッチングし、差異があれば差異が小さくなるように配車内容を調整するマッチング処理を実行する(ステップS2)。サーバ装置100は、推定結果をタクシーTに対し通知し、たとえばタクシーTの方がユーザUよりも早く到着しそうであれば、待機等によりタクシーTに時間的な調整を行わせる。なお、待機地点は、イベント施設1000の近くでは混雑が予想され、他の車両および他のタクシーの通行や乗車の妨げとなるので、このような障害が起こらないイベント施設1000から少し離れた場所が好適で、タクシーTの時間的な調整としてこの好ましい待機位置情報も提供することが好ましい。
また、たとえばタクシーTの方が渋滞等でユーザUよりも遅く到着しそうであれば、乗車地点の変更等を行わせる。たとえば、サーバ装置100は、当初の希望乗車地点とは異なるが、少なくともユーザU側の待ち時間を減らせるランデブーポイントとも言える他の乗車地点を予定乗車地点とする場所的な調整を行う。
なお、このとき、希望乗車地点からの場所的な調整を行ってもらうユーザUに対しては、希望乗車地点に対する調整後の乗車地点までの移動距離の差といった調整量に応じて、クーポン等のインセンティブを付与することとしてもよい。
そして、サーバ装置100は、ステップS2での調整結果に基づいて配車内容を決定し(ステップS3)、決定された配車内容に含まれる予定乗車地点をユーザUおよびタクシーTのそれぞれに対し通知する。
なお、ステップS3での配車内容の決定後、時々刻々と変化するイベント施設1000の混雑度や道路の渋滞状況等に応じて、適宜ステップS2,S3を繰り返してもよい。
また、ユーザUの配車依頼からステップS3までの具体的な動作例については、図10~図19を用いた説明で後述する。
このように、実施形態に係る配車方法では、ユーザUの希望する乗車地点に対するユーザUおよびタクシーTそれぞれの到着時刻を推定し、推定した推定結果をマッチングし、推定結果の差異が小さくなるように配車内容を調整するマッチング処理を実行し、マッチング処理の結果に基づいて配車内容を決定することとした。
したがって、実施形態に係る配車方法によれば、ユーザUおよびタクシーTの双方にとって無駄の少ない配車を実現することができる。以下、実施形態に係る配車方法を適用した配車システム1の構成例について、より具体的に説明する。
図2は、実施形態に係る配車システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、配車システム1は、1以上のユーザ端末10と、1以上の車載装置30と、サーバ装置100と、施設情報提供システム200と、交通情報提供システム300とを含む。
また、図2に示すように、ユーザ端末10と、車載装置30と、サーバ装置100と、施設情報提供システム200と、交通情報提供システム300とは、前述のネットワークNによって相互に接続され、ネットワークNを介して相互にデータを送受信可能に設けられる。
ユーザ端末10は、ユーザUが携帯し利用する端末装置であり、配車システム1に係るアプリが動作するプラットフォームを有する。ユーザ端末10は、たとえば、スマートフォンなどの携帯電話機や、タブレット端末等である。ユーザ端末10は、他にも、PC(Personal Computer)や、PDA(Personal Digital Assistant)や、腕時計型、メガネ型のウェアラブル装置等であってもよい。
車載装置30は、タクシーTに搭載されるコンピュータであり、配車システム1に係るタクシーT側の端末装置として動作し、配車システム1に係る各種の情報処理を実行する。
サーバ装置100は、たとえばクラウドサーバとして実現され、ネットワークNを介し、車載装置30、施設情報提供システム200、交通情報提供システム300から常時配車システム1に係る各種の情報を収集する。また、サーバ装置100は、ユーザUから前述の配車依頼を受け付けた場合に、収集した各種の情報に基づいて上述のステップS1~ステップS3の各処理を実行する。
施設情報提供システム200は、公益法人や一般事業者等が運営する上述したイベント施設1000等を含む各種施設に関する施設情報を提供するシステムである。施設情報は、当該施設の混雑度等を含む。交通情報提供システム300は、公益法人や一般事業者等が運営する交通情報を提供するシステムである。交通情報は、渋滞情報等を含む。
次に、図3は、実施形態に係るサーバ装置100の構成例を示すブロック図である。なお、図3では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図3に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図3を用いた説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略するか、省略する場合がある。
図3に示すように、実施形態に係るサーバ装置100は、通信部101と、記憶部102と、制御部103とを備える。
通信部101は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部101は、上述したネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や車載装置30との間で情報の送受信を行う。
記憶部102は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部102は、図3の例では、収集情報DB(Data Base)102aと、周辺情報102bとを記憶する。
収集情報DB102aは、後述する収集部103aによって収集される各種情報のデータベースである。収集情報DB102aは、施設情報と、渋滞情報と、ユーザ情報と、車両情報と、履歴情報とを含む。周辺情報102bは、施設情報に含まれる各種施設の周辺に関する情報である。
ここで、収集情報DB102aに含まれる施設情報、渋滞情報、ユーザ情報、車両情報、および、周辺情報102bそれぞれの一例について説明する。図4は、施設情報の一例を示す図である。また、図5は、渋滞情報の一例を示す図である。また、図6は、ユーザ情報の一例を示す図である。また、図7は、車両情報の一例を示す図である。また、図8は、周辺情報102bの一例を示す図である。
図4に示すように、施設情報は、施設情報提供システム200から提供される各種施設の現況に関する情報であり、たとえば、「時刻」と、「施設名称」と、「開催中イベント」と、「入場者数」と、「混雑度」とを含む。図4に「1h後の予測混雑度」として示すように、混雑度の予測値を含んでもよい。サーバ装置100は、前述したユーザUの到着時刻を推定する際、かかる施設情報を用いる。
また、図5に示すように、渋滞情報は、交通情報提供システム300から提供される渋滞に関する情報であり、たとえば、「時刻」と、「渋滞区域」と、「原因」と、「渋滞度」とを含む。図5に「1h後の予測渋滞度」として示すように、渋滞度の予測値を含んでもよい。サーバ装置100は、前述したタクシーTの到着時刻を推定する際、かかる渋滞情報を用いる。
また、図6に示すように、ユーザ情報は、後述する受付部103bによって配車依頼が受け付けられたユーザUに関する情報であり、たとえば、「受付ID」と、「ユーザID」と、「受付時位置」と、「現在位置」と、「予定乗車地点」とを含む。また、図6に示すように、「目的地」をさらに含んでもよい。「目的地」は、配車依頼時にオプション的に指定可能である。
また、図7に示すように、車両情報は、各タクシーTに関する情報であり、「車両ID」と、「表示車両番号」と、「現在位置」と、「状態」と、「受付ID」とを含む。「受付ID」は、ユーザ情報の「受付ID」と紐付いている。サーバ装置100は、ユーザUからの配車依頼を受け付けた場合に、かかる車両情報を参照し、たとえばユーザUの希望乗車地点に最も近い空車のタクシーTを配車候補として選択する。
なお、収集情報DB102aの履歴情報は図示を略するが、過去の配車履歴に関する情報であり、過去の配車時における各種情報を含む。前述の到着時刻の推定にかかる履歴情報を利用することにより、推定精度の向上を図ることができる。
また、図8に示すように、周辺情報102bは、上述した施設情報に含まれる各施設の周辺に関する情報であり、たとえば、「乗車地点候補」と、「周辺店舗」と、「提携クーポン」と、「乗車割引率」とを含む。
「乗車地点候補」は、該当の施設周辺において適当な乗車地点の候補となりうる各地点である。「周辺店舗」は、乗車地点候補ごとの周辺に存在する店舗である。「提携クーポン」は、ユーザUが乗車地点候補を選択した場合に、インセンティブとして付与される当該候補の周辺店舗の提携クーポンである。
ユーザUが選択した乗車地点候補の周辺店舗をタクシーTの待ちの間にユーザUが利用することで、ユーザUが利するだけでなく、提携する周辺店舗の集客にも貢献することができる。
「乗車割引率」は、乗車地点候補に提携クーポンがない場合や、ユーザUにとって乗車地点候補までの移動距離が長い場合などにインセンティブとして付与する運賃の割引率である。
図3の説明に戻る。制御部103は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、記憶部102に記憶されている図示略の各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部103は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部103は、収集部103aと、受付部103bと、選択部103cと、推定部103dと、マッチング部103eと、決定部103fとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
収集部103aは、通信部101を介し、前述の収集情報DB102aに含まれる各種情報を常時収集する。
受付部103bは、通信部101を介し、ユーザUから配車依頼を受け付け、選択部103cへ通知する。また、受付部103bは、受け付けた配車依頼に該当するユーザUに関する情報をユーザ情報へ登録し、以降、かかるユーザUに関するユーザ情報を収集部103aに収集させる。
選択部103cは、配車依頼に応じた配車候補となるタクシーTを収集情報DB102aの車両情報から選択する。
ここで、説明を分かりやすくするため、配車依頼時のアプリ画面例について図9~図12を用いて説明する。図9~図12は、配車依頼時のアプリ画面例を示す図(その1)~(その4)である。
図9に示すように、たとえば配車依頼時のアプリ画面には、ユーザUの現在位置の周辺の地図画面が表示される。かかる地図画面上には、たとえば希望乗車地点としてユーザUが選択可能な乗車地点候補(ここでは、地点A1,A2,A3)が表示される。また、かかる乗車地点候補の選択リストが併せて表示される。
かかる選択リストからユーザUが希望する乗車地点から選択し、たとえば図中の「依頼」ボタンをタップ操作することで、ユーザUが選択した希望乗車地点、ユーザUの現在位置およびユーザIDを含む配車依頼がサーバ装置100へ送信される。
なお、図10に示すように、ユーザUが地図画面上の各地点をタップ操作することで、各地点の詳細情報、たとえば前述の周辺情報102bに含まれるインセンティブに関する情報や、かかるインセンティブに関し、提携クーポンが使用できる店舗でタクシーTを待ち合わせる場合の滞在推奨時間等を表示してもよい。
また、図11に示すように、配車依頼時には、ユーザUはオプション的に希望する乗車時刻を指定することができる。ユーザUは、たとえば乗車前に買い物等で周辺に滞在したい時間等をここで指定することができる。後述する推定部103dは、かかる希望する乗車時刻が指定された場合、当該時刻をユーザUの到着時刻として推定する。
また、図12に示すように、配車依頼時には、ユーザUはオプション的に乗車後の目的地を指定することができる。かかる目的地が指定されることにより、乗車地点候補を目的地に応じて調整可能とすることができる。かかる例については、図18を用いた説明で後述する。
図3の説明に戻る。推定部103dは、収集情報DB102aに含まれる各種情報を用いつつ、希望乗車地点に対するユーザUおよび配車候補となったタクシーTそれぞれの到着時刻を推定する。マッチング部103eは、推定部103dの推定結果をマッチングし、差異がある場合に、差異が小さくなるように配車内容を調整する。
ここで、説明を分かりやすくするため、推定部103dおよびマッチング部103eの処理内容について図13~図18を用いて説明する。
図13は、推定処理およびマッチング処理の概要説明図である。また、図14~図16は、推定結果通知の表示例を示す図(その1)~(その3)である。また、図17および図18は、配車内容の調整時のアプリ画面例を示す図(その1)および(その2)である。
図13に示すように、推定部103dは、ユーザUおよびタクシーTのそれぞれにつき、希望乗車地点に対する到着時刻を推定する。そして、マッチング部103eは、推定されたそれぞれの到着時刻をマッチングし、差異があれば、かかる差異が小さくなるように配車内容を調整する。
なお、図中には実線と破線で分けているように、かかる配車内容の調整は、基本的にはタクシーT側で調整されるように行われる。ユーザUの希望を極力優先する方がサービスとしては好ましいためである。ただし、前述のランデブーポイントへ乗車地点を変更した方がユーザUにとって好ましい場合等は、ユーザU側でも調整が行われる。
まず、調整のためにタクシーTへ推定結果を通知する場合の例を示す。たとえば、推定されたタクシーTの到着時刻の方がユーザUよりも早いものとする。かかる場合、マッチング部103eは、たとえば車載装置30の表示部31に対し、図14に示すように、自車両の方が早く到着しそうなため、待機等で時間調整を行うように通知する。なお、このとき、待機による時間調整は、イベント施設1000からは離れた場所、すなわち渋滞の影響等を受けにくい場所等で行われることが好ましい。
一方で、たとえば、推定されたタクシーTの到着時刻の方がユーザUよりも遅いものとする。かかる場合、マッチング部103eは、たとえば表示部31に対し、図15に示すように、自車両の方が遅れて到着しそうなため、サービスの質の観点から他車両へ配車を振り替える旨を通知する。
なお、かかる場合、選択部103cが、新たに配車候補となるタクシーTを選択し、推定部103dおよびマッチング部103eが、新たな配車候補であるタクシーTについて推定処理およびマッチング処理を行うこととなる。
また、同じくタクシーTの到着時刻の方がユーザUよりも遅い場合で、乗車地点の調整により対処できそうな場合は、マッチング部103eは、たとえば表示部31に対し、図16に示すように、自車両の方が遅れて到着しそうなため、ユーザUに別の乗車地点を提案する旨を通知する。
ここで、たとえばタクシーTのドライバが「OK」ボタンを操作すれば、マッチング部103eは、図17に示すように、ユーザ端末10のアプリ画面に対し、希望乗車地点付近が渋滞のため、他の乗車地点を推奨する旨を通知する。併せて、ランデブーポイントとなる他の乗車地点の選択リストを表示する。
このとき、マッチング部103eは、たとえば残りの地点A2,A3のそれぞれにつき、収集情報DB102aの各種情報に基づいて最新の推定到着時刻をシミュレーション計算する。そして、図17に示すように、たとえば双方にとってロス時間が少なく、早く乗車できる方(ここでは、地点A2)が上位となるように選択リストを表示する(図中の*印参照)。
これにより、ユーザUおよびタクシーTの双方にとって無駄の少ない配車を実現することが可能となる。なお、ロス時間が少ない方ではなく、たとえば周辺店舗の提携クーポンの有無等で他の乗車地点の推奨度を決めてもよい。なお、そもそも間に合うタクシーTが存在しない場合も、図16および図17に示したのと同様の処理となり、この場合は、たとえば最も早く到着する時間と乗車位置の提案となる。
また、図16および図17の変形例として、タクシーTの遅れに対して乗車地点の変更ではなく、乗車時刻の変更を喚起するべく提携クーポン等により周辺店舗の利用を提案するようにしてもよい。この場合、たとえば図17の各地点における周辺店舗と各店舗に滞在した場合のインセンティブの内容、滞在推奨時間(図10参照)等を表示するとよい。
また、ユーザUが前述した目的地を指定している場合には、図18に示すように、目的地方向から適した地点(ここでは、地点A3)の方が上位となるように選択リストを表示するようにしてもよい(図中の*印参照)。
これにより、無駄な転回や迂回を減らすなど、やはりユーザUおよびタクシーTの双方にとって無駄の少ない配車を実現することが可能となる。
また、図17および図18を用いて説明した方法以外にも、マッチング部103eは、ユーザUの到着時刻とタクシーTの到着時刻がほぼ同一となる任意の乗車地点を算出し、当該乗車地点をユーザUに対し推奨するようにしてもよい。
これにより、ユーザUの到着時刻とタクシーTの到着時刻がほぼ同一となる最適な乗車地点に基づいて、人混みや渋滞の影響を避けつつ、迅速なタクシーTによる移動が可能となる。すなわち、ユーザUおよびタクシーTの双方にとって無駄の少ない配車を実現することが可能となる。
図3の説明に戻る。決定部103fは、マッチング部103eによるマッチング処理の結果に基づき、配車内容を決定し、ユーザUおよびタクシーTへ通知する。図19は、配車内容の決定時のアプリ画面例を示す図である。
図19に示すように、決定部103fは、マッチング処理の結果、たとえば予定乗車地点(ここでは、地点A3)と、タクシーTの予定到着時刻と、タクシーTの表示車両番号とをユーザ端末10のアプリ画面上に表示する。
なお、配車内容の決定後も、決定部103fは、時々刻々と変化するイベント施設1000の混雑度や道路の渋滞状況等に応じた推定部103dの推定結果およびマッチング部103eのマッチング処理結果に基づいて適宜、配車内容を更新してもよい。
次に、実施形態に係るサーバ装置100が実行する処理手順について、図20を用いて説明する。図20は、実施形態に係るサーバ装置100が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図20に示すように、まず収集部103aが、収集情報DB102aに含まれる各種情報を常時収集する(ステップS101)。そして、受付部103bは、ユーザUからの配車依頼を受け付ける(ステップS102)。
そして、選択部103cが、配車依頼に応じて、配車候補となるタクシーTを選択する(ステップS103)。そして、推定部103dが、ユーザUの希望乗車地点に対するユーザUおよびタクシーTの到着時刻を推定する(ステップS104)。
そして、マッチング部103eが、推定部103dによる推定結果をマッチングする(ステップS105)。そして、ほぼ差異がないか否かを判定する(ステップS106)。
ほぼ差異がない場合(ステップS106,Yes)、決定部103fが配車内容を決定し(ステップS108)、処理を終了する。差異がある場合(ステップS106,No)、マッチング部103eは、差異が小さくなるように配車内容を調整し(ステップS107)、ステップS104からの処理を繰り返す。なお、ステップS107には、クーポンの配布等の各種提案内容も含まれる。また、ステップS106には、タクシーTのドライバおよびユーザUの同意(主に待ち時間であるが、クーポン等も含めた乗車条件の合致)等も含まれる。
また、配車候補となるタクシーTを変更する場合は、ステップS103からの処理を繰り返してもよい。
また、ステップS108の実行後、施設情報の混雑度や、道路の渋滞状況の変化により、たとえば推定部103dの推定結果が大きく変化するような場合には、ユーザUが乗車するまで、ステップS104からの処理を適宜繰り返してもよい。
上述してきたように、実施形態に係るサーバ装置100(「配車装置」の一例に相当)は、推定部103dと、マッチング103e部と、決定部103fとを備える。推定部103dは、ユーザUの希望する乗車地点に対するユーザUおよびタクシーTそれぞれの到着時刻を推定する。マッチング部103eは、推定部103dによる推定結果をマッチングし、推定結果の差異が小さくなるように配車内容を調整するマッチング処理を実行する。決定部103fは、マッチング処理の結果に基づいて配車内容を決定する。
したがって、実施形態に係るサーバ装置100によれば、ユーザUおよびタクシーTの双方にとって無駄の少ない配車を実現することができる。
また、マッチング部103eは、上記推定結果の差異が小さくなるようにタクシーTの到着時刻を調整する。
したがって、実施形態に係るサーバ装置100によれば、時間的な調整よってユーザUおよびタクシーTの双方にとって無駄の少ない配車を実現することが可能となるとともに、極力ユーザUの希望が優先されるように配車サービスを提供することができる。
また、マッチング部103eは、タクシーTの到着時刻がユーザUの到着時刻よりも早いと推定される場合に、タクシーTを適切な待機位置で待機させることによってタクシーTの到着時刻を調整する。
したがって、実施形態に係るサーバ装置100によれば、たとえばタクシーTを渋滞の影響を受けにくい場所に待機させつつ、極力ユーザUの希望が優先されるように配車サービスを提供することができる。
また、マッチング部103eは、タクシーTの到着時刻がユーザUの到着時刻よりも遅いと推定される場合に、配車するタクシーTを変更することによってタクシーTの到着時刻を調整する。
したがって、実施形態に係るサーバ装置100によれば、配車候補となるタクシーTを変更することによって、極力ユーザUの希望が優先されるように配車サービスを提供することができる。
また、マッチング部103eは、上記推定結果の差異が小さくなるように上記乗車地点を調整する。
したがって、実施形態に係るサーバ装置100によれば、場所的な調整よってユーザUおよびタクシーTの双方にとって無駄の少ない配車を実現することが可能となる。
また、マッチング部103eは、ユーザUの到着時刻とタクシーTの到着時刻がほぼ同一となる乗車地点を算出し、当該乗車地点をユーザUに対し推奨する。
したがって、実施形態に係るサーバ装置100によれば、希望乗車地点とは異なるが、ユーザUの到着時刻とタクシーTの到着時刻がほぼ同一となる上記乗車地点を算出することによって、ユーザUおよびタクシーTの双方にとって無駄の少ない配車を実現することができる。
また、マッチング部103eは、上記乗車地点を調整した場合に、かかる乗車地点の調整量に応じてユーザUに対しインセンティブを付与する。
したがって、実施形態に係るサーバ装置100によれば、ユーザUの希望からの調整量、言わばズレ量に応じて、かかるズレ量を補うインセンティブを付与することで、配車サービスに対する満足度の確保を図ることができる。
また、マッチング部103eは、ユーザUに対しかかるユーザUの到着時刻の変更を喚起するインセンティブを提案する。
したがって、実施形態に係るサーバ装置100によれば、たとえばタクシーTが遅れそうな場合に、周辺店舗で使用できる提携クーポンを使いながら当該店舗でユーザUにタクシーTの待ち合わせを行わせることで、配車サービスに対する満足度の確保を図ることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 配車システム
10 ユーザ端末
30 車載装置
31 表示部
100 サーバ装置
101 通信部
102 記憶部
102b 周辺情報
103 制御部
103a 収集部
103b 受付部
103c 選択部
103d 推定部
103e マッチング部
103f 決定部
200 施設情報提供システム
300 交通情報提供システム
1000 イベント施設
T タクシー
U ユーザ

Claims (9)

  1. ユーザの希望する乗車地点に対する前記ユーザおよびタクシーそれぞれの到着時刻を推定する推定部と、
    前記推定部による推定結果をマッチングし、前記推定結果の差異が小さくなるように配車内容を調整するマッチング処理を実行するマッチング部と、
    前記マッチング処理の結果に基づいて配車内容を決定する決定部と
    を備えることを特徴とする配車装置。
  2. 前記マッチング部は、
    前記推定結果の差異が小さくなるように前記タクシーの到着時刻を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配車装置。
  3. 前記マッチング部は、
    前記タクシーの到着時刻が前記ユーザの到着時刻よりも早いと推定される場合に、前記タクシーを待機させることによって前記タクシーの到着時刻を調整する
    ことを特徴とする請求項2に記載の配車装置。
  4. 前記マッチング部は、
    前記タクシーの到着時刻が前記ユーザの到着時刻よりも遅いと推定される場合に、配車するタクシーを変更することによってタクシーの到着時刻を調整する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の配車装置。
  5. 前記マッチング部は、
    前記推定結果の差異が小さくなるように前記乗車地点を調整する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の配車装置。
  6. 前記マッチング部は、
    前記ユーザの到着時刻と前記タクシーの到着時刻がほぼ同一となる乗車地点を算出し、当該乗車地点を前記ユーザに対し推奨する
    ことを特徴とする請求項5に記載の配車装置。
  7. 前記マッチング部は、
    前記乗車地点を調整した場合に、該乗車地点の調整量に応じて前記ユーザに対しインセンティブを付与する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の配車装置。
  8. 前記マッチング部は、
    前記ユーザに対し該ユーザの到着時刻の変更を喚起するインセンティブを提案する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配車装置。
  9. 請求項1~8のいずれか一つに記載の配車装置と、
    前記ユーザの希望する前記乗車地点を含む配車依頼および前記ユーザの現在位置を前記配車装置に対し送信する端末装置と、
    前記タクシーに搭載され、前記タクシーの現在位置を前記配車装置に対し送信する車載装置と
    を備えることを特徴とする配車システム。
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