JP2023026395A - 二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒、その触媒の製造方法、及び二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する方法 - Google Patents

二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒、その触媒の製造方法、及び二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二酸化炭素と水素を原料とする炭化水素製造において、炭素数5以上(C5以上)の液状炭化水素の生産性を高くすることが可能となる高活性な触媒、当該触媒の製造方法、及び、当該触媒を用いた炭化水素の製造方法の提供。【解決手段】二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する触媒として、チタンを主成分とする触媒担体に、鉄成分が担持されている触媒であって、当該触媒の鉄/チタンのモル比が1~30であることを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、二酸化炭素と水素を反応させて炭化水素を製造するための触媒とその製造方法、及び該触媒を用いた炭化水素の製造方法に関する。
近年、地球温暖化への関心が高まり、温室効果ガス排出削減等の国際的枠組みを協議する気候変動枠組条約締約国会議(Conference of the Parties; COP)では、世界共通の長期目標として産業革命前からの平均気温の上昇を2℃よりも十分下方に保持することを目的とし、排出ピークをできるだけ早期に抑え、最新の科学に従って急激に削減することを目標とされている。COP21パリ協定では、全ての国が長期の温室効果ガス低排出開発戦略を策定・提出するように努めるべきとされている。欧州グリーンディールでは、2050年のカーボンニュートラル化、中間時点での削減目標の引き上げ等、法制化して施策を強固に推進する動きもある。我が国においても、政府が2050年カーボンニュートラルを宣言した。これらの動きを受け、二酸化炭素削減のための対策技術開発が各所で精力的に行われている。対策技術の一つとして、排出された二酸化炭素を有用物に変換する幾つかの試みが提案されているが、二酸化炭素を別の物質に変換させるためには大きなエネルギーが必要であり、反応を促進させるための有効な触媒の開発が望まれている。
また、二酸化炭素削減に資する技術とするためには、需要の多い有用物を製造する必要がある。炭化水素(メタン、ガソリン等の燃料)は二酸化炭素を炭素源として製造可能な有用物の中でも最も需要が多く、二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する技術は二酸化炭素削減のための対策技術として位置付けられる。
化学反応によって炭化水素を製造する技術としては、一酸化炭素と水素の混合ガス、いわゆる合成ガスを原料として、触媒を用いて変換するF-T合成が知られている。触媒としては、コバルト系又は鉄系が有効であり、世界中で精力的に技術開発が行われてきた。主触媒であるコバルト又は鉄の微細構造、助触媒の機能等、触媒性能に対する触媒組成、構造の詳細が明らかにされている。一方、二酸化炭素と水素を原料とした炭化水素への変換においても、従来のフィッシャー・トロプシュ合成触媒(以下、F-T合成触媒とも称する)に似た組成の触媒を使用する試みについての鉄系触媒の報告(非特許文献1~6、特許文献1、2)、又はコバルト系触媒(非特許文献7、8、特許文献3、4)の報告がある。
特開2015-77575号公報 特開2021-10848号公報 特開2019-188281号公報 特開2019-188340号公報
B.Yao et al., Nature Communications,11(2020)6395 C.G.Visconti et al., Catalysis Today, 277(2016)161-170 R.Liu et al., Journal of CO2 Utilization,41(2020)101290 P.Kangvansura et al., Engineering,3(2017)385-392 W.Da-kai et al., Journal of Fuel Chemistry and Technology,47(8)(2019)949-956 N.Boreriboon et al., Journal of CO2 Utilization,25(2018)330-337 P.R.Khangale et al., Journal of CO2 Utilization,41(2020)101268 M.K.Gnanamani et al., Applied Catalysis A:General,499(2015)39-46
しかし、上記非特許文献及び特許文献は、地球温暖化への関心の高まりを受けて取り組みの始まった研究が多く、触媒性能に対する詳細な検討は十分とは言えない状況である。非特許文献1~2、及び特許文献1~2では担体成分を使用しない鉄系触媒が開示されており、カリウム等の助触媒の効果も検討されている。非特許文献3~6ではそれぞれ担体を用いた鉄系触媒が開示されているが、反応性能は十分ではない。非特許文献3はゼオライト(ZSM-5)を、非特許文献4はカーボンナノチューブを担体とする触媒である。また、非特許文献5、6は本発明と同様にチタンを担体成分とする触媒であるが、非特許文献5はK、Znを助触媒とする点は同一であるが、本発明とは調製方法が異なり、触媒性能も低い。また、オレフィンを製造する目的の触媒であり、炭素数5以上(C5以上)の液状炭化水素の製造を目的とする触媒ではない。非特許文献6もチタンを触媒担体成分として含む触媒であるが、主成分が鉄及びコバルトの2元系の触媒であり、Kを助触媒とするもののMn等の助触媒に関する開示はない。非特許文献7、8はコバルト系の触媒である。
二酸化炭素と水素を原料とした炭化水素製造では、従来の一酸化炭素と水素を原料としたF-T合成反応と同様に発熱反応であるが、プラントの安定操業のためには反応熱を効果的に除去することが重要である。反応形式としては、気相合成プロセス(固定床、噴流床、流動床等)と、液相合成プロセス(スラリー床等)があり、それぞれ特徴を有している。熱除去効率が高く、生成した高沸点炭化水素の触媒上への蓄積やそれに伴う反応管閉塞が起こらないスラリー床液相合成プロセスが特に大規模プラントにおいて有利であると予想される。しかし、二酸化炭素を排出する発生源の近傍において、炭化水素への変換プラントを併設する場合には、天然ガス田を対象とした従来のF-T合成プラントと比較して生産量は少なくなると考えられ、この場合には熱除去効率の影響は比較的小さくなり、固定床が有利となる可能性も考えられる。
一般的に触媒の活性は、高ければ高いほど好ましいことは言うまでもない。これは触媒単位重量当たりの生産性が高くなることから、反応器のサイズを小型化して設備費を抑えることが可能となり、また、使用する触媒が少なくて済むことから触媒費用を抑えることが可能なためであり、触媒の高活性化は非常に重要な要素となる。
また、二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する反応においては、一酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する反応と比較して副生する水の量が多くなるが、一般的に炭化水素製造のための触媒の活性種は金属状態であることから、副生する水と金属状態の活性種が反応して金属酸化物に変化することによる触媒失活が起こり易くなる(下
記反応式参照)。
Figure 2023026395000001
上述したように、二酸化炭素と水素を原料とする炭化水素製造においては、触媒性能に及ぼす因子に関する知見は十分ではなく、一酸化炭素と水素を原料とする炭化水素製造と同等の転化率で比較する場合に副生する水が多い状況となるが、このような反応における触媒活性及び選択性は未だ十分ではなく、プラントの設計自由度を拡大する観点からも高性能触媒の開発が急務である。
即ち、本発明の課題では、二酸化炭素と水素を原料とする炭化水素製造において、炭素数5以上(C5以上)の液状炭化水素の生産性を高くすることが可能となる高活性な触媒、当該触媒の製造方法、及び、当該触媒を用いた炭化水素の製造方法を提供することである。
本発明者らは、チタンを主成分とする触媒担体に鉄が担持され、鉄/チタンのモル比を適切に制御すること、好ましくは、更にマンガン成分、銅成分、コバルト成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分Aとカリウム成分との少なくとも一方を含有し、含有量を適切な範囲に制御することによって、二酸化炭素と水素を原料とする炭化水素製造において触媒が高い性能を有することを見出し、本発明に至った。従来の研究において、触媒担体成分を使用しない鉄系触媒の他、チタン酸化物を触媒担体成分とする触媒においてカリウム等の助触媒効果も検討されているが、反応性能が十分でなく、目的生成物がオレフィンとなる場合もあった。本発明ではチタンを主成分とする触媒担体に鉄を担持した触媒において、炭素数5以上(C5以上)の液状炭化水素を効率良く製造することを目的としており、鉄/チタンのモル比を適切に制御した上で助触媒成分を適切な製造方法で添加するものである。
本発明は、二酸化炭素と水素からの炭化水素製造において高い活性を有する触媒と触媒の製造方法及び該触媒を用いた炭化水素の製造方法に関する。更に詳しくは、以下に記す通りである。
<1>
チタンを主成分とする触媒担体に鉄成分が担持されている触媒であって、当該触媒の鉄/チタンのモル比が1~30である、二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
<2>
前記触媒担体に更にマンガン成分、銅成分、コバルト成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分Aが担持されている<1>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
<3>
前記触媒担体に担持されている触媒成分Aが、マンガン成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分である<2>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
<4>
前記触媒の触媒成分Aの金属/チタンのモル比が0.05以上2以下である<2>又は<3>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
<5>
前記触媒担体に更にカリウム成分が担持されている<1>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
<6>
前記触媒担体に更にカリウム成分が担持されている<2>~<4>のいずれか1項に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
<7>
前記触媒のカリウム/チタンのモル比が0.01以上0.5以下である<5>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
<8>
前記触媒のカリウム/チタンのモル比が0.01以上0.5以下である<6>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
<9>
<1>~<8>のいずれか1項に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒を製造する方法であって、
チタンを主成分とする触媒担体に、アルカリ成分による水熱処理を行った後、鉄成分を担持させる、二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒の製造方法。
<10>
<1>~<8>のいずれか1項に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒を製造する方法であって、
チタンを主成分とする触媒担体に、沈殿法を用いて、鉄成分、又は、鉄成分とマンガン成分、銅成分、コバルト成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分Aとを担持させる、二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒の製造方法。
<11>
前記チタンを主成分とする触媒担体に、沈殿法を用いて、鉄成分、又は、鉄成分とマンガン成分、銅成分、コバルト成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分Aとを担持させた後に、カリウム成分を含浸法で担持する、<10>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒の製造方法。
<12>
前記チタンを主成分とする触媒担体が、細孔径5~40nm、比表面積20~400m/g、細孔容積0.2~1.5mL/gを同時に満足する<9>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒の製造方法。
<13>
<1>~<8>のいずれか1項に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒を用いた炭化水素の製造方法であって、
前記触媒下で、二酸化炭素と水素を反応させて、炭化水素を製造する、二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する方法。
<14>
固定床を用いて、前記触媒下で、二酸化炭素と水素を反応させて、炭化水素を製造する<13>に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する方法。
本発明によれば、二酸化炭素と水素を原料とする炭化水素製造において、炭素数5以上(C5以上)の液状炭化水素の生産性を高くすることが可能となる高活性な触媒、当該触媒の製造方法、及び、当該触媒を用いた炭化水素の製造方法を提供することができる。
以下、本発明を更に詳述する。
本発明の触媒は、チタンを主成分とする触媒担体に、二酸化炭素と水素を原料とする炭化水素製造に活性を有する金属として鉄が担持された触媒である。また、助触媒として、マンガン成分、銅成分、コバルト成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分Aと、カリウム成分と、の少なくとも一方を含むことができる。
ここで、助触媒としての触媒成分Aは、マンガン成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分であることが好ましい。助触媒としてのマンガン成分及び亜鉛成分の少なくとも一方を、触媒単体に担持させると、より高活性な触媒となり、液状炭化水素の生産性を更に高くすることが可能となる。
ここで、鉄成分、触媒成分A、及びカリウム成分は、後述する触媒の製造方法において、焼成処理した状態のもの(未還元のもの)は、主に酸化物として存在するが、還元処理したものは、主として金属状態として存在する。また、製造条件、使用条件、及び、保管状態等によって、金属と酸化物が混在しその割合も変化する。本発明の触媒は、鉄成分、触媒成分A及びカリウム成分が、酸化物として存在している場合でも、反応時の還元雰囲気によって、反応中に還元されて金属化し、必要な触媒機能を奏するため、金属状態のみで存在しなくても構わない。なお、触媒中に原料(前駆体)が微量残留する場合もある。
触媒担体としては、主に、チタン酸化物であり、不純物を含んでもよい。ここでいうチタンを主成分とする触媒担体とは、触媒担体に対してチタン酸化物含有量が70質量%以上のものであり、チタン以外に触媒担体の製造工程において含有する不純物を少量含んでもよい。この含有比率は、不純物とチタン酸化物の合計質量に対する、チタン酸化物の質
量である。触媒担体中のチタン酸化物含有量の測定方法は、酸分解、アルカリ溶融等の前処理後にICP-AES法にて測定する方法とする。また、触媒を分析してチタンを主成分とする触媒担体中のチタン酸化物の含有量を測定するためには、触媒粒子の断面を、エネルギー分散型X線分析装置付属走査型電子顕微鏡(SEM-EDX)、又はエネルギー
分散型X線分析装置付属透過型電子顕微鏡(TEM-EDX)を用いて成分分析する方法
が有効である。鉄成分、触媒成分A、カリウム成分等の助触媒成分が存在しない領域において、成分分析をすると良い。SEM、TEMにおける視野の局所的な分析になることから一定のバラつきがあるが、触媒担体中のチタン酸化物含有量は、10点の成分分析値の平均値を採用する。
チタンを主成分とする触媒担体は、通常の製法で製造することができる。また、市販品を用いてもよい。結晶型についても、アナタース型、ルチル型、いずれも用いることができ、形態についても、粉状に限らず使用できる。
チタンを主成分とする触媒担体の性状は、特に制限されないが、細孔径が5~40nm、比表面積が20~400m/g、細孔容積が0.2~1.5mL/gを同時に満足することが望ましく、より好ましくは細孔径が6~35nm、比表面積が25~350m/g、細孔容積が0.3~1.4mL/g、更に好ましくは細孔径が8~30nm、比表
面積が30~300m/g、細孔容積が0.4~1.2mL/gである。水熱処理前には、これらの範囲に無い性状の触媒担体であっても、水熱処理を適切に施すことにより好ましい範囲とすることが可能である。
二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する反応に十分な活性を発現する触媒を得るためには、触媒担体の比表面積は20m/g以上であることが好ましい。この比表面積以上では、担持した金属の分散度が上昇し、活性金属の反応への寄与効率が向上するため好ましい。また、400m/g以下では、細孔容積と細孔径が上記範囲を同時に満足することが容易となり好ましい。
細孔径を小さくするほど比表面積を大きくすることが可能となるが、細孔径が5nmを下回ると、細孔内のガス拡散速度が水素と二酸化炭素では異なり、細孔の奥へ行くほど水素分圧が高くなるという結果を招き、メタン等の軽質炭化水素の生成量が増加することがあるため、5nm以上の細孔径とすることが好ましい。加えて、生成した炭化水素の細孔内拡散速度も低下し、結果として、見かけの反応速度を低下させることがある。また、一定の細孔容積で比較を行うと、細孔径が大きくなるほど比表面積が低下し、活性金属の分散度が低下する傾向があるため、細孔径は40nm以下とすることが好ましい。
触媒担体の細孔容積は0.2~1.5mL/gの範囲内にあるのが好ましい。細孔容積が0.2mL/g以上では、細孔径と比表面積が上記範囲を同時に満足することが容易となり好ましい。また、細孔容積が1.5mL/g以下では、比表面積を同時に満足することが容易となるため、好ましい。
鉄等の金属成分を担持する前に、チタンを主成分とする触媒担体をアルカリ成分にて水熱処理を実施すると、細孔径、比表面積、細孔容積が増加することになり好ましい。使用するアルカリ成分は特に制限されないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化物を使用すると好適な触媒担体性状が得られやすく、特に水酸化ナトリウムが好ましい。水熱処理の条件は適切な細孔径、表面積、細孔容積が得られれば良く、特に制限されないが、例えば130℃にて24時間実施すると適切な触媒担体性状を得ることができる。
ここで、触媒担体の細孔径、比表面積、細孔容積は、ガス吸着によるBET法により測定することができる。
触媒担体の細孔容積は、水銀圧入法でも求めることができる。水銀圧入法が使用できない場合は水滴定法により測定することができる。
触媒担体の平均細孔径は、水銀ポロシメーターによる水銀圧入法により測定することもできる。
アルカリ成分にて水熱処理して得られた触媒担体は、必要に応じて水洗処理、及び/又は酸処理の後、必要に応じて乾燥処理を実施すればよい。水洗処理では、イオン交換水の他、工業用水を使用することができるが、アルカリ金属、アルカリ土類金属のような不純物の含有量が少ないものが触媒の活性が高くできることから好ましい。一方、カリウムは本発明においては含有することが有効な成分であることから、適切な含有量であれば含有しても問題とならない。酸処理は、触媒担体中に残存するアルカリ成分を除去する観点で水洗処理よりも効果が大きく、必要に応じて実施することができる。使用する酸は、塩酸、硝酸、硫酸等、特に制限されないが、塩酸を使用すると好結果が得られやすい。乾燥処理は、アルカリ成分による水熱処理した後、水洗処理、及び/又は酸処理後にチタンを主成分とする触媒担体が含有する水を蒸発可能な条件であればよく、例えば120℃にて8時間実施すると好適な触媒担体を得ることができる。
チタンを主成分とする触媒担体へ鉄成分を担持する方法は、通常の含浸法、インシピエントウェットネス(Incipient Wetness)法、沈殿法、イオン交換法等によればよいが、沈殿法では鉄の担持率を容易に高くすることができるため好ましい。沈殿剤としては、特に制限されないが、担持処理後の触媒に不純物として残存しないものが好ましく、例えば炭酸アンモニウム、尿素が好適である。
担持において使用する原料(前駆体)である鉄化合物としては、担持後に乾燥処理及び還元処理、又は、乾燥処理、焼成処理及び還元処理を行う際に、カウンターイオン(例えば鉄硝酸塩であればFe(NO中の(NO))が揮散するものであり、溶媒に溶解するものであれば特に制限はなく、硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、塩化物、アセチルアセトナート等が使用可能であるが、担持操作をする際に水溶液を用いることができる水溶性の化合物を用いることが製造コストの低減や安全な製造作業環境の確保のためには好ましい。
鉄化合物として硝酸鉄、酢酸鉄を用いると、焼成時に酸化鉄に容易に変化し、その後の鉄酸化物の還元処理も容易であるため好ましい。チタンを主成分とする担体へ鉄成分が担持されていることを確認する方法としては、SEM,TEM等の電子顕微鏡を用いて確認することができ、元素分析を併用するとより容易に確認することができる。鉄とチタンを主成分とする担体が混合物の場合には、鉄粒子とチタンを主成分とする担体の粒子が個別に存在することになるが、チタンを主成分とする担体へ鉄成分が担持されると、チタンを主性分とする担体粒子の表面に鉄粒子が分散される。
触媒担体に更に触媒成分Aを担持する場合にも、インシピエントウェットネス(Incipient Wetness)法、沈殿法、イオン交換法等により、マンガン成分を担持すればよい。中でも沈殿法はマンガンの担持率を容易に高くすることができるため好ましく、沈殿剤としては同様に炭酸アンモニウム、尿素が好適である。
担持において使用する原料(前駆体)である、マンガン、銅、コバルト、及び亜鉛の化合物としては、担持後に乾燥処理及び/又は焼成処理を行う際に、カウンターイオン(例えばマンガン硝酸塩であればMn(NO中の(NO))が揮散するものであり、溶媒に溶解するものであれば特に制限はなく、硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、塩化物、アセチルアセトナート等が使用可能であるが、担持操作をする際に水溶液を用いることができる水溶性の化合物を用いることが製造コストの低減又は安全な製造作業環境の確保のためには好ましい。
マンガン、銅、コバルト、及び亜鉛の化合物として硝酸塩、酢酸塩を用いると、焼成時に酸化物に容易に変化するため好ましい。なお、触媒成分Aを担持する効果は、触媒表面の塩基度向上による触媒活性の向上にあると推定される。
鉄担持操作の後に、触媒成分Aの担持を実施しても良いが、鉄成分と同時に担持すると効率的であり、触媒性能も好適な結果が得られやすく好ましい。特に、鉄成分と触媒成分Aとを同時に沈殿法で担持する共沈法が好適である。共沈法での触媒調製時のpHは特に制限されないが、好ましくは7~11、より好ましくは8~10、更に好ましくは8.5~9.5である。
触媒に更にカリウム成分を担持する場合にも、インシピエントウェットネス(Incipient Wetness)法、沈殿法、イオン交換法等により、カリウム成分を担持すればよい。カリウム成分は触媒表面に存在することが好ましく、触媒製造においては他の成分を担持した後、最後に担持操作をすることが好適である。担持方法としては、含浸法、イオン交換法が好ましく、含浸法がより好ましい。担持操作後、乾燥処理や焼成処理の前に、触媒に超音波を照射すると均一に担持できるため好ましい。
担持において使用する原料(前駆体)であるカリウム化合物としては、担持後に乾燥処理及び/又は焼成処理を行う際に、カウンターイオン(例えばカリウム硝酸塩であればKNO中の(NO))が揮散するものであり、溶媒に溶解するものであれば特に制限はなく、硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、塩化物、アセチルアセトナート等が使用可能であるが、担持操作をする際に水溶液を用いることができる水溶性の化合物を用いることが製造コストの低減又は安全な製造作業環境の確保のためには好ましい。
カリウム化合物として硝酸カリウム、酢酸カリウムを用いると、焼成時に酸化カリウムに容易に変化するため好ましい。なお、カリウム成分を担持することで得られる効果は、二酸化炭素と水素の雰囲気において、F-T反応の活性種となる炭化鉄の形成を促進することによる活性向上、CH選択率を抑制して長鎖の炭化水素(つまり、炭素数5以上の炭化水素)を得やすいことにあると推定される。
鉄の担持率として、鉄/チタンのモル比は1~30であり、好ましくは2~20、より好ましくは2~10である。チタンは実際にはチタン酸化物の形態であり不純物を含む可能性があるが、鉄/チタンのモル比においては不純物を除くチタンにて計算する。同様に鉄も反応時には還元状態が主であるが、一部は酸化物等の形態をとすると考えられ、活性化前の酸化物状態では全てが酸化物になるが、全ての化学形態を合計した鉄にて計算する。この範囲を下回ると活性を十分発現しない場合があり、また、この範囲を上回ると分散度が低下して、担持した鉄の利用効率が低下するため不経済となることや、触媒活性も低下することから好ましくない。触媒中の鉄の定量方法は、酸分解、アルカリ溶融等の前処理後にICP-AES法にて測定する方法を用いる。触媒組成の均一性が高くない場合には、1g程度の少量を測定すると再現性が得られない可能性を否定できないため、1g程度の少量であれば3回程度を測定する。10g単位で測定できる場合には、均一性を担保できるため1回の測定でよい。なお、触媒全体における鉄の質量は、好ましくは15~90質量%、より好ましくは40~85質量%、更に好ましくは55~75質量%である。質量%を求める際、分母は触媒総質量、分子は鉄の質量であり、ICP-AES法により求めた鉄の質量%の値とする。
触媒に更に触媒成分Aを担持する場合、触媒成分Aの金属(マンガン、銅、コバルト及び亜鉛)担持量は制限されないが、触媒成分Aの金属属/チタンのモル比は0.05以上2以下が好ましく、0.1以上1.5以下がより好ましい。チタンは実際にはチタン酸化物の形態であり不純物を含む可能性があるが、触媒成分Aの金属/チタンのモル比においては不純物を除くチタンにて計算する。触媒成分Aの金属は酸化物の形態をとると考えられるが、全ての化学形態を合計した触媒成分Aの金属にて計算する。この範囲を上回ると、活性種である鉄の含有量が相対的に減少することになり、触媒活性の点から2以下とすることが好ましい。触媒成分Aを担持することで、触媒表面の塩基度が向上し、鉄触媒の活性種と推定される炭化鉄の形成促進や、原料ガスである二酸化炭素の触媒表面への吸着促進が推定される。触媒中の触媒成分Aの金属の定量方法は、酸分解やアルカリ溶融等の前処理後にICP-AES法にて測定する方法を用いる。
なお、触媒全体における触媒成分Aの金属の合計の質量は、好ましくは3~35質量%、より好ましくは4~15質量%、更に好ましくは5~10質量%である。質量%を求める際、分母は触媒総重量、分子は触媒成分Aの金属の合計の質量であり、ICP-AES法により求めた触媒成分Aの金属の合計の質量%の値とする。
触媒担体に更にカリウム成分を担持する場合、カリウム担持量は制限されないが、カリウム/チタンのモル比は0.01以上0.5以下が好ましく、0.05以上0.4以下がより好ましい。チタンは実際にはチタン酸化物の形態であり不純物を含む可能性があるが、カリウム/チタンのモル比においては不純物を除くチタンにて計算する。カリウムは酸化物の形態をとると考えられるが、全ての化学形態を合計したカリウムにて計算する。この範囲を上回ると、活性種である鉄の含有量が相対的に減少することになり、触媒活性の点から0.5以下とすることが好ましい。カリウム担持も触媒成分Aと同様に、触媒表面の塩基度変化に寄与していると推定される。触媒中のカリウムの定量方法は、酸分解やアルカリ溶融等の前処理後にICP-AES法にて測定する方法を用いる。
なお、触媒全体におけるカリウムの質量は、好ましくは0.5~6質量%、より好ましくは0.7~4質量%、更に好ましくは1~2質量%である。質量%を求める際、分母は触媒総質量、分子はカリウムの質量であり、ICP-AES法により求めたカリウムの質量%の値とする。
以下に、触媒成分A、カリウム成分を含まない触媒を得る方法の一例を示す。
チタンを主成分とする触媒担体、水酸化ナトリウム水溶液をオートクレーブに仕込み水熱処理した後、洗浄、酸処理、乾燥して、触媒担体のスラリーを得る。得られた触媒担体のスラリーと鉄前駆体の水溶液を混合し、沈殿剤として炭酸アンモニウムを使用して沈殿法にて触媒を調製する。その後、得られた触媒を、乾燥、焼成処理を行い、必要に応じて還元処理(例えば、常圧水素気流中400℃-8h、通常は300~550℃の範囲であるが、特に限定されない。)を行い、二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する触媒を得ることができる。
また、以下に、触媒成分Aを含む触媒を得る方法の一例を示す。
チタンを主成分とする触媒担体、水酸化ナトリウム水溶液をオートクレーブに仕込み水熱処理した後、洗浄、酸処理、乾燥して、触媒担体のスラリーを得る。得られた触媒担体のスラリーと鉄前駆体及び触媒成分Aの金属前駆体の水溶液を混合し、沈殿剤として炭酸アンモニウムを使用して沈殿法にて、鉄成分及び触媒成分Aが担持された触媒を調製する。その後、得られた触媒を、乾燥、焼成処理を行い、必要に応じて還元処理を行い、二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する触媒を得ることができる。
また、以下に、カリウム成分を含む触媒を得る方法の一例を示す。
チタンを主成分とする触媒担体、水酸化ナトリウム水溶液をオートクレーブに仕込み水熱処理した後、洗浄、酸処理、乾燥して、触媒担体のスラリーを得る。得られた触媒担体のスラリーと鉄前駆体の水溶液を混合し、沈殿剤として炭酸アンモニウムを使用して沈殿法にて得られた沈殿物を乾燥、焼成処理し、カリウム前駆体水溶液にて含浸処理して、鉄成分、及びカリウム成分が担持された触媒を調製する。その後、得られた触媒を、乾燥、焼成処理を行い、必要に応じて還元処理を行い、二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する触媒を得ることができる。
また、以下に、触媒成分A、及びカリウム成分を含む触媒を得る方法の一例を示す。
チタンを主成分とする触媒担体、水酸化ナトリウム水溶液をオートクレーブに仕込み水熱処理した後、洗浄、酸処理、乾燥して、触媒担体のスラリーを得る。得られた触媒担体のスラリーと鉄前駆体及び触媒成分Aの金属前駆体の水溶液を混合し、沈殿剤として炭酸アンモニウムを使用して沈殿法にて得られた沈殿物を乾燥、焼成処理し、カリウム前駆体水溶液にて含浸処理して、鉄成分、触媒成分A及びカリウム成分が担持された触媒を調製する。その後、得られた触媒を、乾燥、焼成処理を行い、必要に応じて還元処理を行い、二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する触媒を得ることができる。
還元処理の温度を高くしたり時間を長くしたりすることにより還元条件を厳しくすると、還元処理後に金属系化合物が酸化物の状態から金属状態まで還元される比率が高くなり、極端に厳しい還元処理を行うと活性金属のみの状態にすることも可能となる。しかし、一般的な還元条件では鉄酸化物を一部含有する化学状態となることが多い。
還元処理後の触媒は、大気に触れて酸化失活しないように取り扱う必要があるが、触媒担体上の鉄金属の表面を大気から遮断するような安定化処理を行うと、大気中での取り扱いが可能となり好適である。この安定化処理には、低濃度の酸素を含有する窒素、二酸化炭素、不活性ガスを触媒に触れさせて、触媒担体上の活性金属の極表層のみを酸化するいわゆるパッシベーション(不動態化処理)を行ったり、二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する反応を液相で行う場合には反応溶媒や溶融したワックス等に浸漬して大気と遮断したりする方法があり、状況に応じて適切な安定化処理を行えばよい。
以上述べたような触媒及び触媒担体を用いることにより、二酸化炭素と水素を原料として炭化水素を製造する反応において活性および液状選択性が高いため液状炭化水素の生産量が高い触媒を得ることが可能となる。
次に、この触媒を用いて、二酸化炭素と水素を反応させ、炭化水素を製造する方法について説明する。
反応条件は特に制限されないが、反応温度280~400℃、反応圧力1.5~6.0MPaとすると好結果が得られやすい。280℃を下回ると十分な触媒活性が発現しないことがあり、400℃を上回るとメタン等の副生物の選択率増加や、触媒寿命の低下が発生することがあり、280~400℃の範囲に設定することが好ましい。反応圧力は1.5MPaを下回ると十分な触媒活性が発現しないことがあり、6.0MPaを上回ると触媒活性上での不都合はないが、プラントの耐圧設計を高く設定することになり、設備費が増加することから、6.0MPaまでの範囲にて設定することが好ましい。
反応形式としては、固定床、スラリー床等、反応条件により選択すればよく、特に制限されないが、触媒活性の観点からは300℃を超える反応温度とすることが望ましく、固定床を採用することが好適である。スラリー床では反応条件で液体となる溶媒が反応により生成することが好ましいが、300℃を超える反応温度ではほとんどの炭化水素が気体であり、スラリー床での反応を維持することが困難となる。そのため、反応形式として固定床を用いて、触媒下で、二酸化炭素と水素を反応させて、炭化水素を製造することが好ましい。
固定床を採用する場合には、反応器内での圧力損失を勘案して、触媒はペレット状の形状に成型することが好ましい。
二酸化炭素を排出する発生源において、炭化水素への変換プラントを併設する比較的小規模なプラントの場合、マイクロチャネル反応器が有利となる可能性が考えられるが、ミリオーダー以下の流路に触媒を充填することを考慮すると、触媒の粒径は20~250μm程度が好ましい。
本発明で使用する二酸化炭素と水素の混合ガスには、二酸化炭素と水素の合計が全体の50体積%以上であるガスが生産性の面から好ましく、特に、水素と二酸化炭素のモル比(水素/二酸化炭素)が0.5~4.0の範囲であることが望ましい。これは、水素と二酸化炭素のモル比が0.5以上の場合には、原料ガス中の水素の存在量が十分なため、二酸化炭素の水素化反応が進み易く、生産性が高くなるためであり、一方、水素と二酸化炭素のモル比が4.0以下の場合には、原料ガス中の二酸化炭素の存在量が十分なため、本発明に係る触媒の高活性と合わせて、液状炭化水素の生産性が高くなるためである。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
チタンを主成分とする触媒担体(平均細孔径3nm、比表面積126m/g、細孔容積0.39ml/g)に、水酸化ナトリウム水溶液を用いて水熱処理後、洗浄及び酸処理を行った後、乾燥処理を行い、触媒担体のスラリーと硝酸鉄水溶液及び硝酸マンガン水溶液を混合し、炭酸アンモニウムを沈殿剤として、得られた沈殿物を乾燥、焼成処理して、FeMnTi触媒を得た。得られたFeMnTi触媒に硝酸カリウム水溶液を用いた含浸法でカリウムを担持して、表1に示すモル比のK/FeMnTi触媒を得た。
なお、チタンを主成分とする触媒担体に水酸化ナトリウム水溶液を用いて水熱処理後、洗浄及び酸処理を行い、乾燥処理をした後の触媒担体の性状は、平均細孔径14nm、比表面積365m/g、細孔容積1.24ml/gであった。
カリウム成分を含有しない場合には、チタンを主成分とする触媒担体に水酸化ナトリウム水溶液を用いて水熱処理後、洗浄及び酸処理を行った後、乾燥処理を行い、触媒担体のスラリーと硝酸鉄水溶液、硝酸マンガン水溶液を混合し、炭酸アンモニウムを沈殿剤として得られた沈殿物を乾燥、焼成処理して得られた、表1に示すモル比のFeMnTi触媒を使用する。
更に、マンガン成分を含有しない場合には、チタンを主成分とする触媒担体に水酸化ナトリウム水溶液を用いて水熱処理後、洗浄及び酸処理を行った後、乾燥処理を行い、触媒担体のスラリーと硝酸鉄水溶液を混合し、炭酸アンモニウムを沈殿剤として得られた沈殿物を乾燥、焼成処理して得られた、表1に示すモル比のFeTi触媒を使用する。
比較例の触媒を得る方法を以下に示す。Fe又はFeMn触媒を製造する場合には、硝酸鉄水溶液、硝酸マンガン水溶液から触媒組成に応じて硝酸鉄水溶液のみ、又は両者の混合水溶液を選択し、炭酸アンモニウムを沈殿剤として得られた沈殿物を乾燥、焼成処理して触媒を得た。KFeを製造する場合には、上記にて得られたFe触媒に硝酸カリウム水溶液を用いた含浸法でカリウムを担持して製造した。
乾燥処理、焼成処理後、各例の触媒の反応性を評価するため管型反応器を用い、触媒を反応器に充填後、還元処理を行い、320℃、5.0MPaの条件下、W(触媒質量)/F(合成ガス流量);(g・h/mol)=1.0となるようにF(合成ガス(H/CO=2.8)流量)を調整し、供給ガス及びオートクレーブ出口ガスの組成をガスクロマトグラフィーにより求め、CO転化率、CH選択率、CO選択率、C5+選択率、液状炭化水素生産性を評価した。
ここで、触媒の表記は以下の通りとする。なお、K-FeMnOTiOのような表記も可能ではあるが、成分が多い触媒系において、多くの組成を変化させており、酸素を除いた(4成分内、KとMnは任意成分)のモル比が、触媒における課題解決効果への支配的影響因子であることから、下記の表記とした。
FeMnTi
A:モル比で示すK量
B:モル比で示すFe量
C:モル比で示すMn量
D:モル比で示すTi量
以下の実施例に記載したCO転化率、CO選択率、CH選択率、C5+選択率(炭素数5以上の炭化水素の選択率)は、それぞれ次に示す式により算出した。
Figure 2023026395000002
表1~表2に実施例、比較例中の反応結果をまとめた。
(実施例1)
Fe90Mn10Ti10触媒を用いて反応を行ったところ、CO転化率32.4%、CO選択率10.9%、CH選択率9.2%、C5+選択率50.1%、C5+生産性486g/kg-cat.hであった。
(実施例2)
Fe90Mn10Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ
、CO転化率34.9%、CO選択率9.7%、CH選択率9.2%、C5+選択率51%、C5+生産性556g/kg-cat.hであった。
(実施例3)
Fe90Mn10Ti30触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ
、CO転化率31.7%、CO選択率12.1%、CH選択率12.5%、C5+選択率44.7%、C5+生産性418g/kg-cat.hであった。
(実施例4)
Fe90Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO
転化率32.9%、CO選択率11.8%、CH選択率12.5%、C5+選択率46.9%、C5+生産性456g/kg-cat.hであった。
(実施例5)
Fe90MnTi20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率33.9%、CO選択率9.9%、CH選択率10%、C5+選択率50.7%、C5+生産性520g/kg-cat.hであった。
(実施例6)
Fe90Mn20Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率33.3%、CO選択率11.5%、CH選択率10.1%、C5+選択率50.3%、C5+生産性497g/kg-cat.hであった。
(実施例7)
Fe90Mn10Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率30.4%、CO選択率4.6%、CH選択率31.3%、C5+選択率23.8%、C5+生産性231g/kg-cat.hであった。
(実施例8)
1Fe90Mn10Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率32.9%、CO選択率8.6%、CH選択率15.6%、C5+選択率18.3%、C5+生産性337g/kg-cat.hであった。
(実施例9)
Fe90Mn10Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率36.2%、CO選択率9.1%、CH選択率9.7%、C5+選択率50.3%、C5+生産性556g/kg-cat.hであった。
(実施例10)
Fe90Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率24.4%、CO選択率8.4%、CH選択率40.8%、C5+選択率15.5%、C5+生産性117g/kg-cat.hであった。
(実施例11)
反応温度を300℃とする他は実施例2と同様に反応を行ったところ、CO転化率27.2%、CO選択率13.2%、CH選択率12.3%、C5+選択率47.9%、C5+生産性380g/kg-cat.hであった。
(実施例12)
反応温度を340℃とする他は実施例2と同様に反応を行ったところ、CO転化率40.4%、CO選択率9%、CH選択率10.6%、C5+選択率50.7%、C5+生産性625g/kg-cat.hであった。
(実施例13)
反応温度を360℃とする他は実施例2と同様に反応を行ったところ、CO転化率46.7%、CO選択率9.7%、CH選択率11.7%、C5+選択率50.6%、C5+生産性717g/kg-cat.hであった。
(実施例14)
反応温度を380℃とする他は実施例2と同様に反応を行ったところ、CO転化率47.9%、CO選択率10.5%、CH選択率12.5%、C5+選択率40.8%、C5+生産性587g/kg-cat.hであった。
(実施例15)
W/Fを10g・h/molとする他は実施例2と同様に反応を行ったところ、CO転化率36.9%、CO選択率5.5%、CH選択率6.5%、C5+選択率58.7%、C5+生産性69g/kg-cat.hであった。
(実施例16)
W/Fを4g・h/molとする他は実施例2と同様に反応を行ったところ、CO転化率36.4%、CO選択率9.6%、CH選択率9%、C5+選択率56.2%、C5+生産性160g/kg-cat.hであった。
(実施例17)
W/Fを0.5g・h/molとする他は実施例2と同様に反応を行ったところ、CO転化率32.7%、CO選択率12.4%、CH選択率10.9%、C5+選択率48%、C5+生産性923g/kg-cat.hであった。
(実施例18)
W/Fを0.2g・h/molとする他は実施例2と同様に反応を行ったところ、CO転化率24.7%、CO選択率26.6%、CH選択率14.8%、C5+選択率43.8%、C5+生産性1331g/kg-cat.hであった。
(実施例19)
反応温度を360℃とする他は実施例17と同様に反応を行ったところ、CO転化率44.9%、CO選択率9.6%、CH選択率12.8%、C5+選択率47%、C5+生産性1283g/kg-cat.hであった。
(実施例20)
沈殿剤として尿素を使用して調製したKFe80MnTi12触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率32.4%、CO選択率9.4%、CH選択率11.5%、C5+選択率56.8%、C5+生産性559g/kg-cat.hであった。
(実施例21)
Fe80CuTi12触媒を用いる他は実施例20と同様に反応を行ったところ、CO転化率33.9%、CO選択率12.5%、CH選択率12.3%、C5+選択率57.9%、C5+生産性577g/kg-cat.hであった。
(実施例22)
Fe80CoTi12触媒を用いる他は実施例20と同様に反応を行ったところ、CO転化率39.8%、CO選択率5.0%、CH選択率18.7%、C5+選択率42.8%、C5+生産性543g/kg-cat.hであった。
(実施例23)
Fe80ZnTi12触媒を用いる他は実施例20と同様に反応を行ったところ、CO転化率36.0%、CO選択率7.2%、CH選択率12.4%、C5+選択率56.2%、C5+生産性631g/kg-cat.hであった。
(実施例24)
Fe90ZnTi20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率35.6%、CO選択率8.9%、CH選択率11.5%、C5+選択率53.0%、C5+生産性564g/kg-cat.hであった。
(実施例25)
Fe90Zn10Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率35.5%、CO選択率7.7%、CH選択率10.9%、C5+選択率54.6%、C5+生産性589g/kg-cat.hであった。
(実施例26)
Fe90Zn20Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率35.8%、CO選択率8.3%、CH選択率11.7%、C5+選択率52.4%、C5+生産性565g/kg-cat.hであった。
(実施例27)
Fe90Zn10Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率26.5%、CO選択率7.3%、CH選択率36.4%、C5+選択率20.9%、C5+生産性169g/kg-cat.hであった。
(実施例28)
Fe90Zn10Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率33.6%、CO選択率7.7%、CH選択率15.3%、C5+選択率47.4%、C5+生産性484g/kg-cat.hであった。
(実施例29)
Fe90Zn10Ti20触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率35.9%、CO選択率8.5%、CH選択率12.6%、C5+選択率50.5%、C5+生産性546g/kg-cat.hであった。
(実施例30)
反応温度を340℃とする他は実施例25と同様に反応を行ったところ、CO転化率40.8%、CO選択率8.4%、CH選択率10.6%、C5+選択率58.4%、C5+生産性718g/kg-cat.hであった。
(実施例31)
反応温度を360℃とする他は実施例25と同様に反応を行ったところ、CO転化率44.2%、CO選択率9.6%、CH選択率11.7%、C5+選択率57.8%、C5+生産性760g/kg-cat.hであった。
(実施例32)
反応温度を380℃とする他は実施例25と同様に反応を行ったところ、CO転化率47.2%、CO選択率11.1%、CH選択率13.6%、C5+選択率57.3%、C5+生産性791g/kg-cat.hであった。
(実施例33)
W/Fを10g・h/molとする他は実施例25と同様に反応を行ったところ、CO転化率39.3%、CO選択率7.3%、CH選択率10.8%、C5+選択率60.5%、C5+生産性72g/kg-cat.hであった。
(実施例34)
W/Fを0.5g・h/molとする他は実施例25と同様に反応を行ったところ、CO転化率30.9%、CO選択率11.1%、CH選択率11.2%、C5+選択率53.9%、C5+生産性974g/kg-cat.hであった。
(実施例35)
反応温度を380℃とする他は実施例34と同様に反応を行ったところ、CO転化率47.6%、CO選択率11.8%、CH選択率12.5%、C5+選択率58.0%、C5+生産性1602g/kg-cat.hであった。
(比較例1)
Fe触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率13.6%、CO選択率14.2%、CH選択率46.8%、C5+選択率11.4%、C5+生産性46g/kg-cat.hであった。
(比較例2)
Fe90触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率18.4%、CO選択率45.6%、CH選択率16.2%、C5+選択率44.1%、C5+生産性154g/kg-cat.hであった。
(比較例3)
Fe90Mn10触媒を用いる他は実施例1と同様に反応を行ったところ、CO転化率28.8%、CO選択率4.9%、CH選択率35%、C5+選択率20%、C5+生産性184g/kg-cat.hであった。
Figure 2023026395000003
Figure 2023026395000004
Figure 2023026395000005

Figure 2023026395000006


Figure 2023026395000007

Figure 2023026395000008
Figure 2023026395000009

Claims (14)

  1. チタンを主成分とする触媒担体に鉄成分が担持されている触媒であって、当該触媒の鉄/チタンのモル比が1~30である、二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
  2. 前記触媒担体に更にマンガン成分、銅成分、コバルト成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分Aが担持されている請求項1に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
  3. 前記触媒担体に担持されている触媒成分Aが、マンガン成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分である請求項2に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
  4. 前記触媒の触媒成分Aの金属/チタンのモル比が0.05以上2以下である請求項2に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
  5. 前記触媒担体に更にカリウム成分が担持されている請求項1に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
  6. 前記触媒担体に更にカリウム成分が担持されている請求項2に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
  7. 前記触媒のカリウム/チタンのモル比が0.01以上0.5以下である請求項5に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
  8. 前記触媒のカリウム/チタンのモル比が0.01以上0.5以下である請求項6に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒。
  9. 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒を製造する方法であって、
    チタンを主成分とする触媒担体に、アルカリ成分による水熱処理を行った後、鉄成分を担持させる、二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒の製造方法。
  10. 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒を製造する方法であって、
    チタンを主成分とする触媒担体に、沈殿法を用いて、鉄成分、又は、鉄成分とマンガン成分、銅成分、コバルト成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分Aとを担持させる、二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒の製造方法。
  11. 前記チタンを主成分とする触媒担体に、沈殿法を用いて、鉄成分、又は、鉄成分とマンガン成分、銅成分、コバルト成分及び亜鉛成分よりなる群から選択される少なくとも1種の触媒成分Aとを担持させた後に、カリウム成分を含浸法で担持する、請求項10に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒の製造方法。
  12. 前記チタンを主成分とする触媒担体が、細孔径5~40nm、比表面積20~400m/g、細孔容積0.2~1.5mL/gを同時に満足する請求項9に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒の製造方法。
  13. 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒を用いた炭化水素の製造方法であって、
    前記触媒下で、二酸化炭素と水素を反応させて、炭化水素を製造する、二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する方法。
  14. 固定床を用いて、前記触媒下で、二酸化炭素と水素を反応させて、炭化水素を製造する請求項13に記載の二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する方法。
JP2022128352A 2021-08-13 2022-08-10 二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する触媒、その触媒の製造方法、及び二酸化炭素と水素から炭化水素を製造する方法 Pending JP2023026395A (ja)

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