JP2023023902A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写ベルトが台に接触することを防止できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、筐体80と、筐体80に対して着脱自在とされた転写ユニット20と、転写ユニット20に取り付けられ、転写ユニット20と筐体80とを係止するロックレバー70とを備える。ロックレバー70は、転写ユニット20と筐体80とを係止するロック状態と、転写ユニット20と筐体80との係止を解除する解除状態とに遷移する構成とされ、解除状態にしたとき、下方へ突出した脚部の先端が、転写ユニットの底面より下方に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、筐体に対して着脱自在とされた転写ユニットを備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、トナー像を像担持体上に形成し、このトナー像を用紙に転写し、定着装置によってトナー像を用紙に定着させて画像を形成している。近年では、組み立てやメンテナンスでの作業性を考慮して、例えば、転写ベルトユニット、画像形成ユニット、および定着ユニットなど、複数の内部装置を筐体に対して着脱自在に備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2013-167788号公報 特開2017-068039号公報
特許文献1に記載の画像形成装置は、装置筐体と、装置筐体に着脱自在に並設される複数の感光体ドラムと、複数のローラに掛け渡された転写ベルトと、転写ベルトのベルト姿勢の変位を制御するベルト変位制御機構と、感光体ドラムが装置筐体に着脱される際に開閉される開閉部材と、開閉部材をロックするロックレバーと、一方でロックレバーと係合し、他方でベルト変位制御機構と係合し、ロックレバーを回転した時、転写ベルトの姿勢を変位するよう制御させる連動機構とを備えている。
ところで、転写ベルトユニットを装置筐体から脱離した際、台に載置すると、台から転写ベルトまでの距離が近く、台上の異物等が転写ベルトに触れて傷付いてしまう虞がある。
特許文献2に記載の画像形成装置は、複数の感光体ドラムを備える装置本体に対して、複数の感光体ドラムに隣接するように装着される中間転写ユニットを備える。中間転写ユニットは、トナー像を担持する中間転写ベルトと、感光体ドラムに対向して配置される転写ローラと、中間転写ベルトを周回可能に支持する一対の側壁と、側壁の下端部に配置され、所定の設置面に当接する脚部とを有する。側壁の一方は、突設された軸部を備え、脚部は、軸部回りに回動可能とされ、姿勢変更が可能な可動脚部とされている。
上述した画像形成装置では、可動脚部を回動させるために、ギアやコイルばね等が設けられており、複雑な機構を必要になっている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、複雑な機構を設けることなく、転写ベルトが台に接触することを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、筐体と、前記筐体に対して着脱自在とされた転写ユニットと、前記転写ユニットに取り付けられ、該転写ユニットと前記筐体とを係止するロックレバーとを備える画像形成装置であって、前記転写ユニットは、複数のローラに懸架された転写ベルトを有し、前記ロックレバーは、前記転写ユニットと前記筐体とを係止するロック状態と、前記転写ユニットと前記筐体との係止を解除する解除状態とに遷移する構成とされ、前記解除状態にしたとき、下方へ突出した脚部の先端が、前記転写ユニットの底面より下方に位置することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置では、前記ロックレバーは、前記ロック状態にしたとき、前記脚部の先端が、前記転写ユニットの底面より上方に位置する構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記筐体は、自身に装着される装着ユニットを収容する収容空間が、前記転写ユニットの下方に設けられ、前記筐体に装着された前記転写ユニットは、前記解除状態にされた前記ロックレバーにおける前記脚部の先端が、前記収容空間の一部に重なる構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では 前記転写ユニットは、前記ローラの両端部を支持する一対の転写フレームを有し、前記転写フレームは、周囲よりも下方へ突出した突出部が底面に設けられている構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記ロックレバーは、前記筐体に対する前記転写ユニットの挿入方向での手前側の前記転写フレームに取り付けられ、前記突出部は、前記挿入方向での奥側の前記転写フレームに設けられている構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記ロックレバーは、規制機構を介して前記転写ユニットに取り付けられ、前記規制機構は、前記ロックレバーの動きを規制して、前記解除状態または前記ロック状態を維持させる構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記規制機構は、前記転写ユニットが前記筐体から取り外されている際、前記ロックレバーが前記解除状態から前記ロック状態に遷移することを規制し、前記転写ユニットが前記筐体に装着された際、前記解除状態から前記ロック状態に遷移することを許容する構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記ロックレバーは、回転軸を介して前記転写ユニットに取り付けられ、前記回転軸から離間する方向に前記脚部が延びており、前記回転軸を支点にして回転し、前記解除状態および前記ロック状態に遷移する構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記ロックレバーは、自身を前記転写ユニットに対してスライド移動させて、前記解除状態および前記ロック状態に遷移する構成としてもよい。
本発明によると、解除状態において、転写ユニットを係止するロックレバー自身が、転写ユニットを支持する脚となる。そのため、筐体から取り外した転写ユニットを台に置いたときに、転写ベルトが台に接触することを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 一部の筐体と転写ユニットとを示す概略側面図である。 転写ユニットを示す斜視図である。 転写ユニットを示す側面図である。 ロックレバーを示す斜視図である。 手前側転写フレームの端部を拡大して示す拡大側面図である。 筐体の一部を拡大して示す拡大斜視図である。 解除状態での筐体とロックレバーとの位置関係を示す拡大側面図である。 ロック状態での筐体とロックレバーとの位置関係を示す拡大側面図である。 本発明の第2実施形態において、解除状態での筐体とロックレバーとの位置関係を示す模式側面図である。 本発明の第2実施形態において、ロック状態での筐体とロックレバーとの位置関係を示す模式側面図である。 本発明の第3実施形態において、手前側転写フレームの端部を拡大して示す拡大側面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1は、画像形成を行う本体部と、上部に設けられた原稿読取部44および原稿搬送部45と、下部に設けられた給紙装置50とを備える。給紙装置50は、装置本体52と、装置本体52に挿入される給紙カセット51とで構成されている。
原稿読取部44は、原稿が載置される原稿載置台43が上面に設けられており、原稿載置台43上の原稿の画像を読み取り、画像データを作成して画像形成装置1に伝達する。原稿搬送部45は、原稿載置台43の上に自動で原稿を搬送する。また、原稿搬送部45は、画像形成装置1に対して回動自在に取り付けられており、回動させて原稿載置台43の上を開放することで、原稿を手置きで載置することができる。
画像形成装置1の本体部には、露光装置11、現像装置12、感光体ドラム13、クリーニング装置14、帯電器15、転写ユニット20、定着装置17、排紙トレイ39、および用紙搬送経路R1が設けられており、外部や原稿読取部44から伝達された画像データに応じて、所定の用紙に対して多色および単色の画像を形成する。
画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像装置12、感光体ドラム13、帯電器15、クリーニング装置14は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム13は、画像形成装置1の略中央に配置されている。帯電器15は、感光体ドラム13の表面(周面)を所定の電位に均一に帯電させる。露光装置11は、感光体ドラム13の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置12は、感光体ドラム13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。クリーニング装置14は、現像および画像転写の後に感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。
転写ユニット20は、転写駆動ローラ22、転写従動ローラ23、および中間転写ベルト21(転写ベルトの一例)を備える。中間転写ベルト21は、接続された駆動源によって回転する転写駆動ローラ22と、転写従動ローラ23とに懸架され、転写駆動ローラ22の回転に応じて、転写従動ローラ23と伴に従動する。中間転写ベルト21は、矢符Cの方向へ周回移動し、中間転写ベルトクリーニング装置25によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト21の表面にカラーのトナー像が形成される。なお、転写ユニット20の詳細な構造については、後述する図3および図4を参照して説明する。
画像形成装置1は、転写ローラ26aを含む2次転写装置26をさらに備えている。転写ローラ26aは、中間転写ベルト21との間にニップ域が形成されており、用紙搬送経路Sを通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト21の表面のトナー像が転写される。
画像形成装置1は、給紙カセット51に蓄積された用紙を用いて画像形成を行う。給紙装置50は、露光装置11の下側に設けられている。また、排紙トレイ39は、原稿読取部44の下方に設けられており、画像形成済みの用紙を載置するためのトレイである。
用紙は、給紙ローラ33により給紙カセット51から引き出されて、S字状の用紙搬送経路R1に供給される。用紙搬送経路R1に沿って、さらに、搬送ローラ35、レジストローラ34、2次転写装置26、定着装置17、および排紙ローラ36が配置されている。
レジストローラ34は、給紙カセット51から搬送されている用紙を一旦保持し、感光体ドラム13上のトナー像の先端と用紙の先端とを合わせるタイミングで用紙を転写ローラ26aに搬送する。搬送ローラ35は、用紙の搬送を促進補助するための小型のローラである。
定着装置17は、未定着のトナー像が形成された用紙を受け取り、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間に、用紙を挟み込んで加熱および加圧し、用紙上のトナー像を定着させる。定着後の用紙は、排紙ローラ36によって排紙トレイ39上に排出される。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ34へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を排紙トレイ39へと搬出する。
画像形成装置1は、本体部に設けられた筐体80に対して、転写ユニット20が着脱自在とされている。次に、一部の筐体80と転写ユニット20との関係について、図2を参照して説明する。
図2は、一部の筐体と転写ユニットとを示す概略側面図である。
図2では、画像形成装置1の前面側に設けられた一部の筐体80を示しており、この筐体80に転写ユニット20が取り付けられた状態を示している。筐体80には、転写ユニット20を収容する空間と、その空間に応じた開口とが設けられており、開口から転写ユニット20を挿入する構造とされている。筐体80の開口に対し、挿入方向の手前側から奥側に向かって、収容する空間の奥まで転写ユニット20を挿入すると、図2に示す筐体80と転写ユニット20の手前側の端部とが隣接する。転写ユニット20の手前側の端部には、ロックレバー70が取り付けられている。転写ユニット20を筐体80に収容した際、ロックレバー70を解除状態からロック状態に遷移させることで、転写ユニット20と筐体80とが係止される。
また、筐体80には、転写ユニット20を収容する空間の下方に、転写ユニット20とは異なる装着ユニットを収容する収容空間SAが設けられている。なお、収容空間SAと転写ユニット20との関係については、後述する転写ユニット20の構造と併せて説明する。
図3は、転写ユニットを示す斜視図であって、図4は、転写ユニットを示す側面図である。
図3は、転写ユニット20を底面側から見た状態を示しており、図4は、転写ユニット20の手前側の側面を見た状態を示している。転写ユニット20は、転写駆動ローラ22および転写従動ローラ23の両端部を支持する一対の転写フレームを有する。なお、転写ユニット20では、転写駆動ローラ22および転写従動ローラ23の他にもローラが設けられていてもよく、他のローラを転写フレームで支持する構成としてもよい。以下では、一対の転写フレームのそれぞれを区別するため、挿入方向での手前側の転写フレームを手前側転写フレーム60と呼び、挿入方向での奥側の転写フレームを奥側転写フレーム90と呼ぶことがある。
転写フレームには、周囲よりも下方へ突出した突出部が底面に設けられている。具体的に、手前側転写フレーム60では、左右方向で離間した数箇所に手前側突出部61が設けられており、奥側転写フレーム90では、左右方向で離間した数箇所に奥側突出部91が設けられている。手前側突出部61および奥側突出部91は、転写駆動ローラ22および転写従動ローラ23に懸架された中間転写ベルト21よりも下方へ突出している。このように、転写フレームに突出部を設けることで、中間転写ベルト21が台に接触することを防止できる。
上述したロックレバー70は、手前側転写フレーム60に取り付けられている。本実施の形態では、2つのロックレバー70が、手前側転写フレーム60の左右方向での両端部に取り付けられている。図3および図4に示す転写ユニット20では、ロックレバー70が解除状態とされている。ロックレバー70を解除状態にしたとき、下方へ突出した脚部71の先端が、転写ユニット20の底面(例えば、手前側突出部61および奥側突出部91)より下方に位置する。
転写ユニット20を筐体80から取り外す際には、ロックレバー70が解除状態とされる。解除状態において、転写ユニット20を係止するロックレバー70自身が、転写ユニット20を支持する脚となる。そのため、筐体80から取り外した転写ユニット20を台に置いたときに、中間転写ベルト21が台に接触することを防止できる。また、手前側転写フレーム60にロックレバー70を取り付けているので、ロックレバー70を操作する際の作業性を向上させることができる。さらに、筐体80から取り外した際には、挿入方向で離間したロックレバー70および奥側突出部91によって持ち上げられるので、中間転写ベルト21が台に接触することを確実に防止できる。
図5は、ロックレバーを示す斜視図である。
図5では、転写ユニット20から取り外されたロックレバー70を示しており、手前側転写フレーム60に面する側から見た状態を示している。ロックレバー70の略中央には、手前側転写フレーム60に係合される軸係合部72が設けられている。軸係合部72から延伸された端部には、脚部71が設けられ、脚部71と反対側の端部には、筐体80に係止されるロック部73が設けられている。本実施の形態において、軸係合部72は、孔が設けられたボスとされている。
ロックレバー70において、手前側転写フレーム60に面する側には、周囲よりも突出した爪部74が設けられている。爪部74を含めてロックレバー70は、弾性を有する材料で形成されており、押圧されることで弾性変形する。爪部74の周囲には隙間が設けられており、爪部74は、手前側転写フレーム60に押圧されると、ロックレバー70の内側に押し込まれる構造とされている。
図6は、手前側転写フレームの端部を拡大して示す拡大側面図である。
図6では、転写ユニット20からロックレバー70を取り外した状態であって、手前側転写フレーム60のうち、ロックレバー70が取り付けられる端部周辺を拡大して示している。なお、図6では、図4における左側の端部周辺を拡大して示しているが、右側の端部については、左右を反転させた略同様の構造とされていてもよく、詳細な説明を省略する。
手前側転写フレーム60には、軸係合部72に対応した軸支持部62と、爪部74に対応した規制溝63とが設けられている。軸係合部72と軸支持部62とは、両者を組み合わせることで、ロックレバー70を回転させる際の支点となる回転軸を構成する。本実施の形態において、軸支持部62は、軸係合部72に設けられた孔に挿入される突起とされている。
爪部74と規制溝63とは、両者を組み合わせることで、ロックレバー70の動きを規制する規制機構を構成する。規制溝63は、ロックレバー70を回転させた際に、爪部74が辿る軌跡に沿って設けられている。規制溝63には、一方の端部であって解除状態での爪部74に応じた位置に設けられた解除係止部63aと、他方の端部であってロック状態での爪部74に応じた位置に設けられたロック係止部63cと、解除係止部63aからロック係止部63cまでの間に設けられた浅溝部63bとを有している。解除係止部63aおよびロック係止部63cは、爪部74が収まる程度の深さとされている。浅溝部63bは、解除係止部63aおよびロック係止部63cよりも浅く形成されており、爪部74を押し込むように押圧する。解除係止部63aおよびロック係止部63cと浅溝部63bとの境界では、徐々に深さが推移するように、規制溝63の底面に傾斜が設けられていてもよい。浅溝部63bでは、解除係止部63aまたはロック係止部63cに移動するように、爪部74を押圧して負荷を加える。その結果、ロックレバー70は、解除状態またはロック状態を維持し、いずれにも該当しない中途半端な状態で停止しないように規制されている。このように、規制機構によって、ロックレバー70の位置を仮決めすることで、解除状態とロック状態との間の不安定な状態に遷移することを規制できる。
図7は、筐体の一部を拡大して示す拡大斜視図である。
図7では、図2に示す筐体80のうち、ロックレバー70に面する部分を拡大して示している。筐体80には、ロックレバー70のロック部73が挿入されるレバー挿入部81が設けられている。なお、レバー挿入部81は、筐体80を貫通する孔でなくてもよく、ロック部73の大きさに応じた凹部であってもよい。レバー挿入部81とロック部73との関係については、後述する図8および図9を参照して説明する。
図8は、解除状態での筐体とロックレバーとの位置関係を示す拡大側面図であって、図9は、ロック状態での筐体とロックレバーとの位置関係を示す拡大側面図である。
図8および図9は、筐体80に転写ユニット20を挿入した状態であって、一方のロックレバー70(図2では、左側)近傍を拡大して示している。図8に示すように、解除状態において、ロックレバー70のロック部73は、手前側転写フレーム60の端部よりも筐体80の側に突出していないので、転写ユニット20を筐体80に挿入することを阻害しない。また、脚部71の先端は、転写ユニット20の下方に位置する収容空間SA(図2参照)の一部に重なる。筐体80に転写ユニット20を取り付けた際、ロックレバー70を解除したままだと、脚部71が装着ユニットの装着を阻害するので、ロックのし忘れを防ぐことができる。
転写ユニット20を筐体80に挿入した後、図9に示すように、回転軸(軸係合部72)を支点にしてロックレバー70を回転させ、ロック状態に遷移させると、ロック部73がレバー挿入部81に入り込む。この状態では、ロック部73がレバー挿入部81に引っ掛かるので、転写ユニット20を筐体80から引き出すことが阻害される。また、ロック状態では、脚部71の先端が、転写ユニット20の底面より上方に位置するので、転写ユニット20の下部の空間を有効に活用することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
第2実施形態では、第1実施形態に対し、転写ユニット20の端部近傍の構造が異なっている。なお、第2実施形態は、図1ないし図9に示す第1実施形態と略同様の構成とされているので、説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図10は、本発明の第2実施形態において、解除状態での筐体とロックレバーとの位置関係を示す模式側面図であって、図11は、本発明の第2実施形態において、ロック状態での筐体とロックレバーとの位置関係を示す模式側面図である。
第2実施形態では、第1実施形態に対し、ロックレバー70を手前側転写フレーム60に取り付ける部分の構造が異なっており、ロックレバー70を転写ユニット20に対してスライド移動させて、解除状態およびロック状態に遷移する構成とされている。具体的に、ロックレバー70では、軸係合部72の替わりに係合突起75が設けられ、手前側転写フレーム60では、軸支持部62の替わりにスライド孔64が設けられている。スライド孔64は、上下方向に長く形成された長孔とされている。係合突起75は、スライド孔64にはめ込まれ、スライド孔64に沿って上下に移動する。第1実施形態におけるロックレバー70では、ロック部73、軸係合部72、および脚部71が真っ直ぐに並ぶように配置されていたのに対し、第2実施形態におけるロックレバー70では、係合突起75を起点として、ロック部73と脚部71とが互いに交差する方向に延びている。つまり、脚部71は、下方へ延びており、ロック部73は、筐体80の側(図10では、左方)に延びている。
図10に示すように、解除状態において、脚部71は、手前側突出部61よりも下方に突出している。また、筐体80は、解除状態におけるロック部73に重ならないように凹んでおり、ロック部73の上方にレバー挿入部81が設けられている。レバー挿入部81は、ロック部73に応じた溝とされている。図10に示す解除状態から、ロックレバー70を上方にスライド移動させると、図11に示すロック状態に遷移する。
図11に示すように、ロック状態において、脚部71は、手前側突出部61よりも上方に位置し、ロック部73は、レバー挿入部81に入り込んでいる。本実施の形態においても、ロック状態では、ロック部73がレバー挿入部81に引っ掛かるので、転写ユニット20を筐体80から引き出すことが阻害される。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
第3実施形態では、第1実施形態に対し、転写ユニット20の端部近傍の構造が異なっている。なお、第3実施形態は、図1ないし図11に示す第1実施形態および第2実施形態と略同様の構成とされているので、説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図12は、本発明の第3実施形態において、手前側転写フレームの端部を拡大して示す拡大側面図である。
図12では、転写ユニット20からロックレバー70を取り外した状態であって、手前側転写フレーム60のうち、ロックレバー70が取り付けられる端部周辺を拡大して示している。手前側転写フレーム60の規制溝63では、解除係止部63aに対応する位置を開口させて、規制孔63dが設けられている。解除状態において、爪部74が規制孔63dに入り込むと、爪部74が規制孔63dの縁に引っ掛かるので、ロックレバー70が回転しないように規制される。
筐体80には、転写ユニット20を取り付けた際に、手前側転写フレーム60の裏面に面するフレーム受け部82が設けられている。フレーム受け部82は、規制孔63dに対応した位置に設けられた規制凸部83を有している。転写ユニット20を取り付けた際には、規制孔63dに入り込んだ規制凸部83によって、爪部74が押圧される。そして、爪部74が押圧されて、規制孔63dの外に出るように浮き上がると、ロックレバー70の規制が解除され、ロック状態に遷移するように回転させることができる。
上述したように、筐体80から取り外した際、ロックレバー70がロック状態を維持するように規制されているので、衝撃等によって意図せずにロックレバー70が動いて、中間転写ベルト21が台に接触することを避けられる。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 画像形成装置
20 転写ユニット
60 手前側転写フレーム
61 手前側突出部
70 ロックレバー
71 脚部
72 軸係合部
73 ロック部
74 爪部
75 係合突起
80 筐体
81 レバー挿入部
82 フレーム受け部
83 規制凸部
90 奥側転写フレーム
91 奥側突出部

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体に対して着脱自在とされた転写ユニットと、
    前記転写ユニットに取り付けられ、該転写ユニットと前記筐体とを係止するロックレバーとを備える画像形成装置であって、
    前記転写ユニットは、複数のローラに懸架された転写ベルトを有し、
    前記ロックレバーは、前記転写ユニットと前記筐体とを係止するロック状態と、前記転写ユニットと前記筐体との係止を解除する解除状態とに遷移する構成とされ、前記解除状態にしたとき、下方へ突出した脚部の先端が、前記転写ユニットの底面より下方に位置すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記ロックレバーは、前記ロック状態にしたとき、前記脚部の先端が、前記転写ユニットの底面より上方に位置すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記筐体は、自身に装着される装着ユニットを収容する収容空間が、前記転写ユニットの下方に設けられ、
    前記筐体に装着された前記転写ユニットは、前記解除状態にされた前記ロックレバーにおける前記脚部の先端が、前記収容空間の一部に重なること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記転写ユニットは、前記ローラの両端部を支持する一対の転写フレームを有し、
    前記転写フレームは、周囲よりも下方へ突出した突出部が底面に設けられていること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記ロックレバーは、前記筐体に対する前記転写ユニットの挿入方向での手前側の前記転写フレームに取り付けられ、
    前記突出部は、前記挿入方向での奥側の前記転写フレームに設けられていること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記ロックレバーは、規制機構を介して前記転写ユニットに取り付けられ、
    前記規制機構は、前記ロックレバーの動きを規制して、前記解除状態または前記ロック状態を維持させること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記規制機構は、前記転写ユニットが前記筐体から取り外されている際、前記ロックレバーが前記解除状態から前記ロック状態に遷移することを規制し、前記転写ユニットが前記筐体に装着された際、前記解除状態から前記ロック状態に遷移することを許容すること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記ロックレバーは、回転軸を介して前記転写ユニットに取り付けられ、前記回転軸から離間する方向に前記脚部が延びており、前記回転軸を支点にして回転し、前記解除状態および前記ロック状態に遷移する構成とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記ロックレバーは、自身を前記転写ユニットに対してスライド移動させて、前記解除状態および前記ロック状態に遷移する構成とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
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