JP2023023784A - 導線の引き回し構造、モータ、レゾルバ及び電子機器の製造方法 - Google Patents

導線の引き回し構造、モータ、レゾルバ及び電子機器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成を有するとともに、簡単かつ安全に導線を引き回すことができる導線の引き回し構造を提供する。【解決手段】本発明の例示的な導線30の引き回し構造は、本体部10と、本体部10に固定され、本体部10の外部に突出する突出部22を有するガイド部20と、ガイド部20の突出部22に引っ掛けられる導線30と、、本体部10とガイド部20との間に配置されて、本体部10とガイド部20とを絶縁する第1絶縁部41と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、導線を引き回すための導線の引き回し構造、この引き回し構造を用いたモータ及びレゾルバ、及び、導線の引き回し構造を用いた電子機器の製造方法に関する。
従来のステータは、ステータのコアに取り付けられたインシュレータの軸方向の端部に、軸方向に突出する導線係止部を有する。そして、ステータに備えられる導線は、導線係止部を通して引き回される(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-042767号公報
特許文献1に記載のステータにおいて、導線係止部は樹脂の成型体であるインシュレータと一体的に形成されており、導線係止部を有するインシュレータの構造が複雑になる。そのため、インシュレータの製造が煩雑になる虞があった。
そこで、本発明は、簡単な構成を有するとともに、簡単かつ安全に導線を引き回すことができる導線の引き回し構造を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、簡単かつ安全に導線を引き回すことができる電子機器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の例示的な導線の引き回し構造は、本体部と、本体部に固定され、本体部の外部に突出する突出部を有するガイド部と、ガイド部の突出部に引っ掛けられる導線と、本体部とガイド部との間に配置されて、本体部とガイド部とを絶縁する第1絶縁部と、を有する。
本発明の例示的な導線の引き回し構造は、本体部と、本体部に固定され、本体部の外部に突出する突出部を有するガイド部と、ガイド部の突出部に引っ掛けられる導線と、を有する。ガイド部が絶縁性を有する材料で形成される。
本発明の例示的な電子機器の製造方法は、本体部と、本体部に固定され、本体部の外部に突出する突出部を有するガイド部と、ガイド部の本体部から突出した部分に引っ掛けられる導線と、を有する電子機器において、少なくともガイド部の一部を本体部に対して絶縁する第1絶縁部を形成する第1絶縁工程と、ガイド部と本体部との間に第1絶縁部を配置してガイド部を本体部に配置するガイド部配置工程と、ガイド部に導線を引っ掛ける引掛工程と、ガイド部を本体部から導線の半径よりも長い長さ突出した固定位置まで押し込んで固定する押込工程と、を有する。
例示的な本発明の導線の引き回し構造によれば、簡単な構成を有するとともに、簡単かつ安全に導線を引き回すことができる。
例示的な本発明の電子機器の製造方法によれば、簡単かつ安全に導線を引き回すことができる。
図1は、本発明にかかる導線の引き回し構造の概略斜視図である。 図2は、図1に示す導線の引き回し構造のガイド部の断面図である。 図3は、導線の引き回し構造の製造工程を示すフローチャートである。 図4は、ガイド部をガイド穴に挿入した状態の断面図である。 図5は、ガイド部の他の例を有する導線の引き回し構造の断面図である。 図6は、ガイド部のさらに他の例の断面図である。 図7は、本発明の一形態であるモータの斜視図である。 図8は、本発明の一形態であるレゾルバの斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態において、導線30が、本体部10の上面に配線される状態を例に説明するが、これに限定されない。例えば、本体部10の側面に配線されてもよいし、底面に配線されてもよい。
<1.導線の引き回し構造A>
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明にかかる導線の引き回し構造Aの概略斜視図である。図2は、図1に示す導線の引き回し構造Aのガイド部20の断面図である。
図1に示す導線の引き回し構造Aは、本体部10の上面11に導線30を配線するための構造である。図2に示すとおり、引き回し構造Aは、本体部10と、ガイド部20と、導線30と、第1絶縁部41と、第2絶縁部42と、を有する。導線の引き回し構造Aは、本体部10に取り付けられたガイド部20に導線30に引っ掛けて、導線30を配線する。
<2.本体部10>
本体部10は、導電性を有し、例えば、鉄、アルミニウム等の金属で形成される。導線30は、本体部10の上面11に沿って配線される。このとき、本体部10と導線30とが短絡することを抑制するため、本体部10の上面11には、絶縁フィルム12が配置されている。本体部10は、上面11に開口したガイド穴13を有する。ガイド部20は、ガイド穴13に挿入して本体部10に配置される。すなわち、本体部10はガイド部20が挿入されるガイド穴13を有する。このように構成することで、ガイド部20を本体部10に取り付けやすい。
本実施形態の導線の引き回し構造Aでは、上面11からガイド穴13の底面までの距離と、後述の固定部21の長さは等しい。このようにすることで、ガイド部20の取り付けの際に、軸方向の位置決めが可能である。なお、この構成に限定されず、上面11からガイド穴13の底面までの距離は、固定部21の長さより長くてもよい。さらには、ガイド穴13が上面11から本体部10の下面(不図示)まで貫通した貫通孔であってもよい。このようにすることで、例えば、電磁鋼板を軸方向に積層して本体部10を形成する場合、ガイド穴13を形成するために、穴付きの鋼板と穴無しの鋼板の2種の鋼板を用いなくてもよい。すなわち、鋼板の種類の削減ができる。
<3.ガイド部20>
ガイド部20は、導線30を支持する部材である。ガイド部20は、導電性を有し、例えば、鉄、アルミニウム等の金属で形成されており、一定の剛性を有する。図2に示すように、ガイド部20は、上下に延びる長尺状の部材である。ガイド部20は、長尺状の固定部21と、固定部21の上端に設けられた突出部22とを有する。突出部22は、固定部21と一体に形成される。
固定部21は、本体部10に形成されたガイド穴13に圧入される。これにより、ガイド部20は、本体部10に固定される。なお、ガイド部20の本体部10への固定は、固定部21のガイド穴13への圧入に限定されず、接着、溶接、溶着、かしめ等の固定方法を採用してもよい。ガイド部20を本体部10に強固に固定できる固定方法を広く採用することができる。
固定部21をガイド穴13に圧入することで、突出部22は本体部10の上部に突出する。すなわち、ガイド部20は、本体部10の外部に突出する突出部22を有する。
導線30は、電力、電気信号等を供給するための回路を形成する配線部材である。図1、図2に示すように、導線30は、ガイド部20の突出部22に引っ掛けられる。通常、導線30の外面には絶縁被膜(不図示)が形成されている。
第1絶縁部41は、本体部10とガイド部20との間に配置される。第1絶縁部41は本体部10とガイド部20とを絶縁する。
本実施形態にかかる導線の引き回し構造Aでは、複数個(2個)のガイド部20が本体部10に互いに間隔をあけて配置される。そして、導線30は、ガイド部20の本体部10の外部に突出している突出部22に引っ掛けて配置される。これにより、導線30は一定の張力で、配線される。
導線の引き回し構造Aでは、ガイド部20を本体部10のガイド穴13に圧入して固定する構造であり、本体部10に導線30を引っ掛ける凸部を形成する場合に比べて簡単な構造を有している。つまり、本体部10に、複雑な固定構造を構成する必要がなく、ガイド部20および本体部10におけるガイド部20の加工が容易である。
また、本体部10と、ガイド部20とを第1絶縁部41が絶縁する。導線30の表面の絶縁被膜は、ガイド部20で擦れてはがれ、ガイド部20と導線30とが導通状態になることがある。この場合でも、ガイド部20と本体部10とが絶縁されているため、導線30からの電流が本体部10にリークすることを抑制できる。
第1絶縁部41は、例えば、絶縁性を有する樹脂、塗料等を挙げることができる。例えば、第1絶縁部41は、ガイド部20の表面に形成される。さらに説明すると、第1絶縁部41は、ガイド部20のガイド穴13に挿入される固定部21の表面を覆う。
このように構成することで、本体部10に比べて、表面積が小さいガイド部20に第1絶縁部41を形成するため、第1絶縁部41の加工が容易である。
図2に示すように、突出部22は、本体部10の上面に沿って延びるフック部23を有する。すなわち、突出部22は、本体部10に対する突出方向の先端から、突出方向と交差する方向に延びるフック部23を有する。
フック部23を有することで、ガイド部20の突出部22に導線30を引っ掛けたとき、導線30のガイド部20の上端から抜けることを抑制できる。つまり、導線30の突出部22からの脱落を防止できる。また、ガイド部20を押し込んで固定する場合において、フック部23と本体部10との間に導線30を挟んでガイド部20を押し込むことで、ガイド部20の押込み方向における位置決めを行うことができる。つまり、ガイド部20を本体部10に対して適切な位置に配置することが可能である。
図2に示すように、突出部22は、導線30と接触する接触部221を有する。そして、接触部221には、第2絶縁部42が形成される。第2絶縁部42は、ガイド部20と導線30とを絶縁する。すなわち、ガイド部20の突出部22は、導線30と接触する接触部221を有する。そして、ガイド部20は、少なくとも接触部221を覆い導線30とガイド部20とを絶縁する第2絶縁部42を有する。
このように、本体部10に比べて、小さいガイド部20の接触部221に第2絶縁部42を形成する構成であるため、加工が容易である。また、導線30とガイド部20との絶縁をより効果的に行うことができ、導線30から本体部10への電流のリークをより抑制することができる。
図2に示すように、接触部221は突出部22のフック部23が突出する側に設けられる。このようにすることで、接触部221に導線30を接触させたとき、導線30がフック部23によって上下方向の移動が制限されるため、導線30がガイド部20から外れにくい。
第2絶縁部42は、導線30と直接接触する。導線30が擦れて導線30の絶縁被膜がはがれることを抑制するため、第2絶縁部42は、第1絶縁部41に比べて柔らかい材料で形成されてもよい。また、第1絶縁部41及び第2絶縁部42を同一の部材で形成する場合であっても、第1絶縁部41に比べて第2絶縁部42を厚く形成する等によって、表面を滑らかな曲面状に形成してもよい。
第1絶縁部41と第2絶縁部42とは、単一の部材であってもよい。このように第1絶縁部41と第2絶縁部42とを単一の部材で構成することで、第1絶縁部41と第2絶縁部42とを1工程で形成することができる。これにより、加工工数を減らすことができる。
<4.導線の引き回し構造Aの製造工程>
本実施形態にかかる導線の引き回し構造Aは、上述した構成を有する。次に、導線の引き回し構造Aの製造工程について、図面を参照して説明する。
図3は、導線の引き回し構造の製造工程を示すフローチャートである。図3に示すように、上面11に絶縁フィルム12が配置された本体部10にガイド穴13を形成する(ガイド穴形成工程:S101)。ガイド穴13は、導線30の引き回し経路に合わせて、導線30を一定の張力で引き回すことができる位置に設けられる。さらに説明すると、ガイド穴13は、引き回される導線30の屈曲部に設けられる。
そして、ガイド部20の固定部21の表面に絶縁材料を塗布して第1絶縁部41を形成する。(第1絶縁工程:S102)。すなわち、第1絶縁工程S102は、少なくともガイド部20の一部を本体部10に対して絶縁する第1絶縁部41を形成する。なお、本実施形態では、ガイド部20に第1絶縁部41を形成しているが、これに限定さない。例えば、第1絶縁部41を本体部10のガイド穴13に直接形成してもよいし、本体部10及びガイド部20のいずれとも別の部材として形成してもよい。
その後、ガイド部20の突出部22に絶縁材料を塗布して第2絶縁部42を形成する(第2絶縁工程:S103)。第2絶縁部42は、突出部22を覆う必要はなく、少なくとも突出部22の少なくとも導線30が接触する部分である接触部221を覆う構成であればよい。すなわち、第2絶縁工程S103は、ガイド部20の導線30と接触する部分(接触部221)にガイド部20と導線30とを絶縁する第2絶縁部42を形成する。
すなわち、第1絶縁工程S102及び第2絶縁工程S103の少なくとも一方は、ガイド部20の表面に絶縁層を形成する工程である。第1絶縁部41及び第2絶縁部42の製造が容易である。なお、本実施形態では、ガイド部20に第2絶縁部42を形成しているが、これに限定さない。例えば、第2絶縁部42をガイド部20と別の部材として形成し、ガイド部20に固定してもよい。
なお、第1絶縁工程S102と第2絶縁工程S103とは、工程上逆であってもよいし、1つの工程で実行されてもよい。
図4は、ガイド部20をガイド穴13に挿入した状態の断面図である。図4に示すように、第1絶縁部41及び第2絶縁部42が形成されたガイド部20の固定部21を、本体部10のガイド穴13に挿入する(ガイド部配置工程:S104)。ガイド部20は、本体部10に保持されるとともに、本体部10に対して押し込むことができる状態とする。このとき、本体部10とガイド部20との間に第1絶縁部41が介在する。すなわち、ガイド部配置工程S104は、ガイド部20と本体部10との間に第1絶縁部41を配置してガイド部20を本体部10に配置する。
本体部10に保持されたガイド部20に導線30を引っ掛ける(引掛工程S105)。このとき、導線30は、ガイド部20の突出部22のフック部23が突出する側に形成された接触部221に接触する。そして、導線30に所定の張力が作用したとき、導線30が接触部221に押し当てられる。これにより、導線30はフック部23を超えないように配置され、導線30が離脱することを抑制する。すなわち、引掛工程S105は、ガイド部20に導線30を引っ掛ける。
導線30の所定のガイド部20への引っ掛けが完了した後、ガイド部20を本体部10に押し込む(押込工程:S106)。ガイド部20を本体部10に押し込むとき、ガイド部20の固定部21はガイド穴13に圧入される。これにより、ガイド部20は、本体部10に固定される。なお、押込工程S106において、圧入ではなく、ガイド部20を押し込んだ後、接着、溶着、溶接、かしめ等の固定方法を用いて、固定を行ってもよい。
本実施形態の導線の引き回し構造Aにおいて、ガイド部20はフック部23を有する。そのため、ガイド部20を押し込むとき、フック部23が導線30の上部と接触するまで押し込むことが可能である。このように、フック部23が導線30の上部と接触することで、導線30が暴れにくくなる。また、フック部23が導線30と接触することで、ガイド部20の押込み時に本体部10とフック部23との間に導線30が挟まれ、ガイド部20の上下方向の位置決めが可能となる。
なお、フック部23を有しないガイド部20を用いる場合もある。このような場合において、突出部22の本体部10の上面11から突出する部分の長さL1(図5参照)が導線30の半径r1(図5参照)よりも長い。このようにすることで、導線30が突出部22の上部から離脱することを抑制することができる。すなわち、押込工程S106は、ガイド部20を本体部10から導線30の半径r1よりも長い長さL1以上突出した固定位置まで押し込んで固定する。
ガイド部20を本体部10に配置きして、導線30をガイド部20に引っ掛けて、導線30を引き回した後、ガイド部20を本体部10に押し込んで固定する。このように構成することで、導線30を引き回すときに、ガイド部20の本体部10の上部に配置される部分が大きいため、導線30の引き回しが容易である。
<5.ガイド部のその他の構成>
図5は、ガイド部20aを有する導線の引き回し構造A1の断面図である。図5に示すように、ガイド部20aは、突出部にフック部23を有しない構成である点で、図2に示すガイド部20と異なる。ガイド部20aのこれ以外の点については、ガイド部20と同じである。そのため、ガイド部20aのガイド部20と同じ部分には、同じ符号を付すともに、同じ部分の詳細な説明を省略する。
図5に示すように、ガイド部20aは、本体部10の上面11から上方に突出する突出部22aを有する。突出部22aの上面11から上方に突出する長さL1は、導線30の半径r1よりも長い。つまり、ガイド部20aは、突出部22aの突出する長さL1が導線30の半径r1よりも長くなる、固定位置P1に固定される。
このように構成することで、導線30に作用する張力によって、突出部22aの接触部221に向かって導線30が付勢されても、上方に移動しにくい。そのため、導線30がガイド部20aから上方に外れにくい。なお、接触部221の上端が導線30の上部に接触する傾斜を有してもよい。このように構成することで、導線30が接触部221に向かって付勢されたときに、導線30が本体部10に向かって付勢される。これにより、導線30の離脱をより抑制できる。
また、図6に示すとおり、ガイド部20bをセラミックス等の絶縁部材で形成し、第1絶縁部41及び第2絶縁部42(図2参照を省略してもよい。すなわち、ガイド部20bが絶縁性を有する材料で形成されてもよい。このように構成することで、ガイド部20bの製造が容易になる。
<6.モータ50の構成>
図7は、本発明の一実施形態であるモータ50の斜視図である。なお、モータ50の説明において、中心軸Cxが延びる方向を軸方向、中心軸Cxと交差する方向を径方向、中心軸Cxを中心とする円周に沿う方向を周方向として説明する。また、上下については、図7に示す状態を基準とする。なお、上下方向は、説明を容易にするために設定しているものであり、この状態に限定されない。
図7に示すように、モータ50は、シャフト51と、ロータ52と、ステータ53とを有する。
シャフト51は、中心軸Cxに沿って延びる円柱状である。シャフト51は、中心軸Cx周りに回転可能に配置される。
ロータ52は、ロータコア521と、ロータマグネット522とを有する。ロータコア521は、中心軸Cxに沿って延びる円柱状であり、中央をシャフト51が貫通する。ロータコア521には、シャフト51が固定される。ロータマグネット522は、円環状でありロータコア521の外周面に固定される。ロータマグネット522は、N極とS極とが周方向に交互に着磁されている。
ステータ53は、ステータコア531と、絶縁シート532と、コイル533と、ガイド部20aと、導線30とを有する。ステータコア531は、電磁鋼板を軸方向に積層して形成される。ステータコア531は、環状であり中心軸Cxに沿って延びる。ステータコア531は、ロータ52の径方向外方に配置される。
ステータコア531は、コアバック534と、ティース535とを有する。コアバック534は円環状である。ティース535は、コアバック534の内周面から径方向内方に突出する。ティース535の軸方向内方の先端は、ロータ52と径方向に対向する。
ステータコア531の外面には、絶縁シート532が配置される。絶縁シート532で囲まれたティース535にマグネットワイヤを巻き付けてコイル533が形成される。コイル533に導線30を介して電流を供給することで、コイル533を励磁させ、ロータ52及びロータ52が固定されたシャフト51が回転する。
なお、モータ50は、DCブラシレスモータである。そのため、コイル533には、位相が異なる3相の電流が供給される。これにより、ステータ53に配置されるコイル533は、供給される電流の相ごとに導線30で接続される。
図7に示すように、ステータ53の上面には、前述の図1~図6に示すガイド部20と同様のガイド部20aが配置される。すなわち、モータ50は、ステータ53のステータコア531を本体部10(図1参照)とする導線30の引き回し構造A1を有する。そして、ガイド部20aに、コイル533同士を接続する導線30が引っ掛けられて、導線30がステータ53のステータコア531の上面で引き回される。このとき、導線30が離脱しにくい。そのため、ロータ52と導線30との接触が抑制される。
ガイド部20aをステータコア531に差し込んで固定する構成とすることで、ステータ53の形状を簡略化できるとともに、ステータ53の軸方向の長さを短くできる。これにより、モータ50を小型化できる。
<7.レゾルバ60の構成>
図8は、本発明の一実施形態であるレゾルバ60の斜視図である。なお、レゾルバ60の説明において、中心軸Cxが延びる方向を軸方向、中心軸Cxと交差する方向を径方向、中心軸Cxを中心とする円周に沿う方向を周方向として説明する。また、上下については、図8に示す状態を基準とする。なお、上下方向は、説明を容易にするために設定しているものであり、この状態に限定されない。
レゾルバ60は、モータ等のシャフト61の回転を検知する検知装置である。図8に示すように、レゾルバ60は、シャフト61と、レゾルバロータ62と、レゾルバステータ63とを有する。レゾルバ60は、モータ50と同様の構成を有する。すなわち、シャフト61は、モータ50のシャフト51と対応する。
レゾルバロータ62は、モータ50のロータ52と対応する。さらに説明すると、レゾルバロータ62のロータコア621及びロータマグネット622は、モータ50のロータ52のロータコア521及びロータマグネット522と対応する。
レゾルバステータ63は、レゾルバロータ62の径方向外方に配置される。レゾルバステータ63は、モータ50のステータ53と対応する。さらに説明すると、ステータコア631、絶縁シート632、コイル633、コアバック634、ティース635,ガイド部20a及び導線30は、モータ50のステータ53のステータコア531、絶縁シート532、コイル533、コアバック534、ティース535、ガイド部20a及び導線30と対応する。
レゾルバ60では、別途設けられた動力源によって、シャフト61が回転する。シャフト61の回転によってレゾルバロータ62が回転し、ロータマグネット622とレゾルバステータ63のコイル633を励磁する。これにより発生する起電力を検出して、シャフト61の回転角度を検出する。
図8に示すように、レゾルバステータ63の上面には、前述の図1~図6に示すガイド部20と同様のガイド部20aが配置される。すなわち、レゾルバ60は、レゾルバステータ63のステータコア631を本体部10(図1参照)とする導線30の引き回し構造A1を有する。そして、ガイド部20aに、コイル633同士を接続する導線30が引っ掛けられて、導線30がレゾルバステータ63のステータコア631の上面で引き回される。このとき、導線30が離脱しにくい。そのため、レゾルバロータ62と導線30との接触が抑制される。
ガイド部20aをステータコア631に差し込んで固定する構成とすることで、レゾルバステータ63の形状を簡略化できるとともに、レゾルバステータ63の軸方向の長さを短くできる。これにより、レゾルバ60を小型化し、レゾルバ60が配置される電子機器を小型化できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
本発明は、モータ、レゾルバとして用いることができる。
A、A1 引き回し構造
10 本体部
11 上面
12 絶縁フィルム
13 ガイド穴
20、20a、20b ガイド部
21 固定部
22、22a 突出部
221 接触部
23 フック部
30 導線
41 第1絶縁部
42 第2絶縁部
50 モータ
51 シャフト
52 ロータ
521 ロータコア
522 ロータマグネット
53 ステータ
531 ステータコア
532 絶縁シート
533 コイル
534 コアバック
535 ティース
60 レゾルバ
61 シャフト
62 レゾルバロータ
621 ロータコア
622 ロータマグネット
62 ロータ
63 レゾルバステータ
631 ステータコア
632 絶縁シート
633 コイル
634 コアバック
635 ティース
Cx 中心軸

Claims (12)

  1. 導電性の本体部と、
    前記本体部に固定され、前記本体部の外部に突出する突出部を有する導電性のガイド部と、
    前記ガイド部の前記突出部に引っ掛けられる導線と、
    前記本体部と前記ガイド部との間に配置されて、前記本体部と前記ガイド部とを絶縁する第1絶縁部と、
    を有する導線の引き回し構造。
  2. 前記第1絶縁部は、前記ガイド部の表面に形成される請求項1に記載の導線の引き回し構造。
  3. 前記ガイド部の前記突出部は、前記導線と接触する接触部を有し、
    前記ガイド部は、少なくとも前記接触部を覆い前記導線と前記ガイド部とを絶縁する第2絶縁部を有する請求項1又は請求項2に記載の導線の引き回し構造。
  4. 前記第1絶縁部と前記第2絶縁部とは、単一の部材である請求項3に記載の導線の引き回し構造。
  5. 導電性の本体部と、
    前記本体部に固定され、前記本体部の外部に突出する突出部を有するガイド部と、
    前記ガイド部の前記突出部に引っ掛けられる導線と、を有し、
    前記ガイド部が絶縁性を有する材料で形成される導線の引き回し構造。
  6. 前記突出部は、前記本体部に対する突出方向の先端から、突出方向と交差する方向に延びるフック部を有する請求項1から請求項5のいずれかに記載の導線の引き回し構造。
  7. 前記本体部は前記ガイド部が挿入されるガイド穴を有する請求項1から請求項6のいずれかに記載の導線の引き回し構造。
  8. 前記本体部はステータコアであり、
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の導線の引き回し構造を有するモータ。
  9. 前記本体部はステータコアであり、
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の導線の引き回し構造を有するレゾルバ。
  10. 本体部と、
    前記本体部に固定され、前記本体部の外部に突出する突出部を有するガイド部と、
    前記ガイド部の前記本体部から突出した部分に引っ掛けられる導線と、を有する電子機器において、
    少なくとも前記ガイド部の一部を前記本体部に対して絶縁する第1絶縁部を形成する第1絶縁工程と、
    前記ガイド部と前記本体部との間に前記第1絶縁部を配置して前記ガイド部を前記本体部に配置するガイド部配置工程と、
    前記ガイド部に前記導線を引っ掛ける引掛工程と、
    前記ガイド部を前記本体部から前記導線の半径よりも長い長さ突出した固定位置まで押し込んで固定する押込工程と、を有する電子機器の製造方法。
  11. 前記ガイド部の前記導線と接触する部分に前記ガイド部と前記導線とを絶縁する第2絶縁部を形成する第2絶縁工程を有する請求項10に記載の電子機器の製造方法。
  12. 前記第1絶縁工程及び前記第2絶縁工程の少なくとも一方は、前記ガイド部の表面に絶縁層を形成する工程である請求項11に記載の電子機器の製造方法。
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