JP2023022866A - Outer packaging bag laminate, outer packaging bag, and package - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、外装袋用積層体、外装袋および包装体に関する。 TECHNICAL FIELD The present disclosure relates to an outer bag laminate, an outer bag, and a package.
従来から食品の成分に由来する特性や品質保持の観点から一次包装材としてプラスチックフィルムで個別包装された複数の包装袋がまとめられ、より大きなピロー型のプラスチック製の外装袋に収納されることが多い。 Traditionally, multiple packaging bags individually wrapped with plastic film as a primary packaging material have been grouped together and stored in a larger pillow-shaped plastic outer bag from the viewpoint of quality maintenance and characteristics derived from food ingredients. many.
上記のピロー型の包装袋は、一枚のフィルムの両端を熱溶着して貼り合わせて合掌部を形成し筒状にした後に、一定間隔で合掌部と交差する方向に熱溶着して端縁シール部を形成して切断した枕形状の包装袋である。 The above-mentioned pillow-type packaging bag is formed by heat-sealing both ends of a sheet of film and sticking them together to form a palm-joint portion to form a cylindrical shape, and then heat-welding the edges in a direction intersecting the palm-joint portion at regular intervals. It is a pillow-shaped packaging bag that is cut after forming a sealed portion.
特許文献1には、延伸フィルムの一方の面にシーラント層を積層する積層フィルムを用いたピロー型の包装袋が開示されている。 Patent Literature 1 discloses a pillow-type packaging bag using a laminated film in which a sealant layer is laminated on one side of a stretched film.
ところで、プラスチック製の包装袋は、フィルム強度等の点で優れているが、近年の環境問題の高まりにより、プラスチックフィルムの使用を避ける傾向にあり、紙製の包装袋の開発が求められている。 By the way, although plastic packaging bags are superior in terms of film strength and the like, there is a tendency to avoid the use of plastic films due to the recent increase in environmental problems, and development of paper packaging bags is desired. .
しかしながら、紙製の包装袋は、プラスチック製の包装袋より袋の強度が弱いことから、被包装物の充填、保管、輸送、使用に至る工程において、外装袋内に収容した被包装物の移動により破袋する恐れがあった。 However, paper packaging bags are weaker than plastic packaging bags. There was a risk of the bag breaking.
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、外装袋の被包装物と接する面自体の滑り止め性能を向上させることにより、外装袋内に収容した被包装物の移動による破袋を防止する外装袋用積層体、外装袋および包装体の提供を目的とする。 The present disclosure has been made in view of such problems. An object of the present invention is to provide an exterior bag laminate, an exterior bag, and a package that prevent
すなわち、一実施の形態による外装袋用積層体は、被包装物を複数収納するための外装袋用積層体であって、前記外装袋用積層体は、外側から少なくとも紙基材と、滑り止め層とを備え、前記滑り止め層と、被包装物の外層との、JIS P8147(2010)に規定する静摩擦係数が、0.40以上0.80以下である。 That is, a laminate for an exterior bag according to one embodiment is a laminate for an exterior bag for storing a plurality of items to be packaged, and the laminate for an exterior bag includes, from the outside, at least a paper base material and an anti-slip material. A static friction coefficient defined in JIS P8147 (2010) between the anti-slip layer and the outer layer of the package is 0.40 or more and 0.80 or less.
また、一実施の形態による外装袋は、前記外装袋用積層体を、前記滑り止め層が内側となるように重ね合せ、製袋して得られる。 In addition, the exterior bag according to one embodiment is obtained by stacking the exterior bag laminate so that the anti-slip layer is on the inside, and making a bag.
また、一実施の形態による包装体は、上記外装袋に前記被包装物を充填してなる。 A package according to one embodiment is formed by filling the package with the object to be packaged.
本開示によれば、外装袋の被包装物と接する面自体の滑り止め性能を向上させることにより、外装袋内に収容した被包装物の移動による破袋を防止する外装袋用積層体、外装袋および包装体を提供する。 According to the present disclosure, by improving the anti-slip performance of the surface of the exterior bag in contact with the object to be packaged, an exterior bag laminate that prevents the bag from breaking due to the movement of the object to be packaged contained in the exterior bag, and the exterior Provide bags and packaging.
以下、図面を参照して一実施の形態について説明する。図1乃至図5は一実施の形態を示す図である。以下に示す各図は、模式的に示したものである。また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は、実施の形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用できる。 An embodiment will be described below with reference to the drawings. 1 to 5 are diagrams showing one embodiment. Each figure shown below is shown typically. In addition, numerical values such as dimensions and material names of each member described in this specification are examples as an embodiment, and are not limited to these, and can be appropriately selected and used.
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。 In addition, the shape and geometric conditions used in this specification, such as terms such as "parallel", "perpendicular", "same", length and angle values, etc., are not bound by a strict meaning. It is interpreted to include the extent to which similar functions can be expected.
まず、外装袋用積層体10について説明する。
First, the
本開示の滑り止め性を改善した外装袋用積層体10は、製袋したときに、その内部に封入された被包装物Cの不用意な動きを抑制可能とすることを目的にした紙製の外装用積層体である。
The
本明細書において用いる滑り止め性の改善とは、外装袋用積層体10の表面に生じる摩擦力を向上させて滑りにくくすることである。実施例では滑り止め性改善の客観的評価として静摩擦係数を計測指標に採用した。
The term “improving anti-slip properties” as used herein means improving the frictional force generated on the surface of the
外装袋用積層体10は、図1に示すように、外面13及び内面14を有する。内面14は、被包装物Cと接する側に位置する面であり、外面13は、内面14の反対側に位置する面である。外装袋用積層体10は、外面13側に位置する紙基材層11と、内面14側に位置する滑り止め層12とを備える。なお、本願においては、外装袋用積層体10の面だけでなく各層の面についても、外装袋20の収納部23側に位置する面を内面と称し、内面の反対側に位置する面を外面と称する。
The
また、外装袋用積層体10は、被包装物Cと接する側に位置する内面14側に、滑り止め層12を形成することにより、被包装物Cの充填工程や接合工程で、外装袋20内において、被包装物Cの不用意な動きを抑制することができる。さらに輸送時において、外装袋20内で被包装物Cが揺動することに起因する被包装物Cの損傷を防止できる。
In addition, the
このため、外装袋用積層体10の滑り止め層12(内面14)においては、被包装物Cの外層と密着させた場合の滑り止めの制御が不可欠の要素となる。JIS P8147(2010)に規定する傾斜法に準じた測定法において、外装袋用積層体10の滑り止め層12と、被包装物Cの外層とを密着させた場合の静摩擦係数は0.40以上0.80以下であることが必要であり、0.40以上0.60以下の範囲内が好ましい。前記の範囲内に含まれることにより、外装袋20内において、被包装物Cの不用意な動きを抑制可能であり、輸送時において、外装袋20内で被包装物Cが揺動することに起因する被包装物Cの損傷を防止できる。一方、静摩擦係数が0.40未満の場合、外装袋20内で被包装物Cが振動等で動きやすくなり、被包装物Cが損傷するおそれがある。他方、静摩擦係数が0.8を上回る場合、外装袋20内に複数の被包装物Cを充填する際、外装袋20の内面14に対して、被包装物Cが滑りにくく、被包装物Cの充填効率が下がるおそれがある。
For this reason, in the non-slip layer 12 (inner surface 14) of the
また、後述するJIS P8147(2010)に規定する傾斜法に準じた測定法において、外装袋用積層体10の滑り止め層12と、ファインバフ研磨仕上げのステンレス鋼板とを密着させた場合の静摩擦係数は0.25以上0.80以下が好ましく、0.29以上0.60以下の範囲内がより好ましい。前記の範囲内に含まれることにより、外装袋用積層体10は、被包装物Cの充填工程や外装袋の接合工程で位置ずれを起こしにくい。静摩擦係数が0.25未満の場合、滑りすぎであり、被包装物Cは、位置ずれを起こしやすい。外装袋用積層体10は、静摩擦係数が0.8を上回る場合、充填包装機の金属案内板等に対する滑り性や離型性が低下して、詰まりなどの不良発生率が高くなるおそれがある。
In addition, in the measurement method according to the tilt method specified in JIS P8147 (2010) described later, the static friction coefficient when the
次に、外装袋用積層体10を構成する各層を順に説明する。
Next, each layer constituting the
被包装物Cと接する側となる滑り止め層12は、外装袋用積層体10を形成した際の表面に適切な摩擦力を備えるために、紙基材層11の内面14側に形成される。さらに、内面同士の接着性を目的として、滑り止め層12は接着性を有してもよい。また、滑り止め層12は、単層でも多層でもよい。
The
本実施形態で使用する滑り止め層12は、滑り止め性を有する層である。滑り止め層12は、さらに接着性を付与する層であってもよい。具体的には、アイオノマー樹脂、プロピレン-αオレフィンランダム共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸エチル共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン-α・オレフィン共重合体、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体、エチレン-プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の樹脂からなる塗布膜などを使用できる。中でもアイオノマー樹脂は、表面に存在する極性基が増加するので、滑り止め性能を向上できる。
The
滑り止め層12の塗布量は、紙基材層11の片面あたり、固形分換算で1.0g/m2以上5.0g/m2以下であることが好ましく、1.5g/m2以上4.5g/m2以下であることがより好ましい。上記の範囲内であると、滑り止め性能を向上させると共に、十分なヒートシール強度を確保できる。
The coating amount of the
本実施形態の外装袋20において、滑り止め層12は、紙基材層11の内面14側に、例えば、ベタ状、又はライン状、ドット状等のパターン状に設けることができる。中でも、ベタ状であると、内面14の表面の粘着性が高くなるので、滑り止め性能を向上できる。
In the
滑り止め層12には、滑り止め性を向上させる目的で、ノンスリップニス層を形成できる。このことにより、後述のような外装袋用積層体10の内面14と被包装物Cとを密着させた場合の密着面同士の20℃以上60℃以下における、静摩擦係数の値を発現できる。ノンスリップニス層としては、例えば、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系等を使用でき、更に、微粒子を添加させても良い。
A non-slip varnish layer can be formed on the
上記の微粒子としては、例えば、シリカ、水酸化アルミニウム、タルク、焼成クレー、炭酸カルシウム、活性アルミナ、アパタイト等が挙げられる。また、これらの1種または2種以上を1質量%以上添加させてもよい。 Examples of the fine particles include silica, aluminum hydroxide, talc, calcined clay, calcium carbonate, activated alumina, and apatite. Also, one or more of these may be added in an amount of 1% by mass or more.
なお、上記において、一般的な添加剤としては、例えば、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、染料、顔料等の着色剤、その他等を任意に使用でき、更には、改質用樹脂等も使用できる。 In the above, general additives include, for example, cross-linking agents, antioxidants, ultraviolet absorbers, light stabilizers, fillers, antistatic agents, lubricants, anti-blocking agents, coloring agents such as dyes and pigments. , etc. can be used arbitrarily, and furthermore, a modifying resin or the like can also be used.
滑り止め層12は、紙基材層11の全面に設ける必要はなく、滑り止めを付与したい部分だけに設ければよい。
The
外装袋用積層体10の滑り止め層12に対してコロナ処理が施されることによって、滑り止め性を改善した積層体となる。コロナ処理を施すことにより、滑り止め層12の表面は粗面化されると共にその表面に存在する極性基も増加する。このため、積層体の表面の改質に伴い摩擦力が増加すると考えられる。
By subjecting the
滑り止め層12をコーティングする方法としては、特に限定するものではなく、一般に使用されているコーティング装置を使用できる。例えば、エアーナイフコーター、ブレードコーター、グラビアコーター、ロッドブレードコーター、ロールコーター、リバースロールコーター、バーコーター、カーテンコーター、ダイスロットコーター、チャンプレックスコーター、メータリングブレード式のサイズプレスコーター、ショートドウェルコーター、スプレーコーター、ゲートロールコーター、リップコーター等の各種コーティング装置を用いることができる。中でもグラビアコーターが好ましい。
The method of coating the
接着層21は、合掌部24(24A、24B)において、図4に示すように、紙基材層11の内面14側に、接着性を付与するための層である。すなわち、接着層21は、滑り止め層12に接着性を有しない材質を用いた場合、外装袋用積層体10のシール予定部22に使用するための層である。具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、未延伸ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸エチル共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン-α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体、エチレン-プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の樹脂からなる塗布膜などを使用できる。
The
端縁シール部25(26)において、接着層21の塗布量は、紙基材層11の片面あたり、固形分換算で1g/m2以上5g/m2以下が好ましく、1.5g/m2以上4.5g/m2以下がより好ましい。上記の範囲内であると、十分なヒートシール強度を確保できる。
In the edge seal portion 25 (26), the coating amount of the
本実施形態の外装袋20において、接着層21は、紙基材層11の内面に、例えば、ベタ状、又はライン状、ドット状等のパターン状に設けられている。
In the
紙基材層11は、例えば、片艶紙、強サイズ性の晒の紙、強サイズ性の未晒の紙、純白ロール紙、クラフト紙、板紙、加工紙等の各種の紙を使用できる。なお、片艶紙は、一方の面が高光沢化された艶面となっており、艶面と反対側の面(更面)側は、艶面側よりも密度が低くなっている。
For the
本実施形態で使用する紙基材層11の秤量には制限はないが、坪量30g/m2以上以下100g/m2以下の範囲内が好ましい。上記の範囲内であると、適度な強度、加工適性に優れ、製袋後に被包装物Cが収納しやすい。
The basis weight of the paper
印刷層18は、必要に応じて、外装袋用積層体10の意匠性を高めることを目的として、紙基材層11の外面13側の一部又は全面に形成される。
印刷層18は、単層であってもよいし、2以上の層から形成されるものであってもよい。
The printed
The
印刷層18は、紙基材層11の略全面に形成されていることが好ましい。印刷層18を紙基材層11の略全面に形成することにより、外装袋用積層体10の外層側からの見え方(風合い)を均質化しやすくできる。略全面とは、紙基材層11の面積の80%以上であることを意味し、好ましくは90%以上、より好ましくは99%以上である。
The printed
印刷層18は、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックのプロセスカラー並びにホワイトを加えた多色印刷によって形成できる他、絵柄を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成できる。
The
印刷層18を印刷する方法としては、特に限定するものではない。例えばグラビア印刷で印刷層18を形成することができる。ここで、グラビア印刷は、原版のインクの付く部分が凹状に彫り込まれているタイプの印刷方式であり、インクはこの凹部からでてくるので、その深さと大きさ、印刷層18への凹部の圧力などによって色の濃度を調整することがきる。グラビア印刷機は、色ごとに1つの印刷ユニットを有し、写真など階調を持つ画像の再現性に優れる。
A method for printing the
印刷層18としては、樹脂と溶媒から通常のインキビヒクルの1種ないし2種以上を調製し、これに、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他等の助剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整して得たインキ組成物を使用できる。
As the
このようなインキビヒクルとしては、公知のもの、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、その他などの1種または2種以上を併用できる。インクビヒクルは、版から被印刷物に着色剤を運び、被膜として固着させる働きをする。 Examples of such ink vehicles include known ones such as linseed oil, tung oil, soybean oil, hydrocarbon oil, rosin, rosin ester, rosin-modified resin, shellac, alkyd resin, phenolic resin, maleic acid resin, Natural resin, hydrocarbon resin, polyvinyl chloride resin, polyacetic acid resin, polystyrene resin, polyvinyl butyral resin, acrylic resin, methacrylic resin, polyamide resin, polyester resin, polyurethane resin, epoxy resin, Urea resins, melamine resins, amino alkyd resins, nitrocellulose, ethyl cellulose, chlorinated rubbers, cyclized rubbers, and others can be used singly or in combination of two or more. The ink vehicle serves to carry the colorant from the plate to the substrate and fix it as a coating.
また、溶剤によってインキの乾燥性が異なる。印刷インキに使用される主な溶剤は、トルエン、MEK、酢酸エチル、IPAであり、速く乾燥させるために沸点の低い溶剤を用いる。、インキの乾燥が速すぎて印刷物が擦れたり、うまく印刷できない場合は、沸点の高い溶剤を適宜混合できる。これによって、細かい文字もきれいに印刷できるようになる。着色剤には、溶剤に溶ける染料と、溶剤には溶けない顔料とがある。、グラビアインキでは顔料を使用する。顔料には無機顔料と有機顔料がある。、無機顔料としては酸化チタン(白色)、カーボンブラック(黒色)、アルミ粉末(金銀色)などがあり、有機顔料としてはアゾ系のものを好適に使用できる。 Moreover, the drying property of the ink differs depending on the solvent. The main solvents used in printing inks are toluene, MEK, ethyl acetate, and IPA, and solvents with low boiling points are used for fast drying. If the ink dries too quickly and the printed material is scratched or if printing is not possible, a solvent with a high boiling point can be mixed as appropriate. This makes it possible to print fine characters clearly. Colorants include dyes that dissolve in solvents and pigments that do not dissolve in solvents. , gravure inks use pigments. Pigments include inorganic pigments and organic pigments. Inorganic pigments include titanium oxide (white), carbon black (black), aluminum powder (gold and silver) and the like, and organic pigments are preferably azo pigments.
上記は、グラビア印刷で説明したが、オフセット印刷、インクジェット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式であってもよい。 Although gravure printing has been described above, printing methods such as offset printing, inkjet printing, letterpress printing, screen printing, transfer printing, flexographic printing, and others may also be used.
次に、図2により、本実施の形態による外装袋20について説明する。
Next, the
本実施の形態による外装袋20は、外装袋用積層体10をヒートシール等により製袋して形成された包装袋である。包装形態は、図2に示すピローシール型に限定されず、外装袋用積層体10を二つ折にするか、または外装袋用積層体10を2枚用意し、滑り止め層12の面を対向させて重ね合わせ、その周辺端部を、例えば、スタンディングパウチ型、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、ひだ付シール型、平底シール型、角底シール型、ガゼット型等の形態により接合して、種々の形態の包装袋とすることができる。
The
ピロー型の外装袋20は、図2に示すように、下部16の端縁シール部26と、第1方向D1において対向する上部15の端縁シール部となるシール予定部22と、下部16の端縁シール部26から上部15の開口部まで第1方向D1に沿って延び、外装袋用積層体10の内面同士を接合する合掌部24とを備えている。第1方向D1は、外装袋用積層体10から外装袋20を作製する際の外装袋用積層体10の搬送方向であり、いわゆるMD(Machine Direction)である。また、第1方向D1に直交する第2方向D2は、いわゆるTD(Transverse Direction)である。これらのシール部は、外装袋20の内側に被包装物Cが収容される収納部23を形成し、この外装袋20のシール予定部22を封止するように構成されている。
なお、外装袋20には図示しないが、合掌部24および端縁シール部26には、ノッチ等の開封開始部を有していてもよい。ノッチは、V字型などの切り欠きや、切り込みなどである。
As shown in FIG. 2, the pillow-
Although not shown, the
さらに、外装袋20は、1枚の外装袋用積層体10の内面(被包装物C側となる面)同士が重ね合わされて形成された合掌部24が、背面部32に設けられている。この合掌部24が接着層21により接合される。
合掌部24は、背面部32から飛び出るように形成されている。本実施形態では、図2に示すように、合掌部24は、右側(第2方向D2)に倒され、合掌部24の右側に位置する第2背面部32B上に重ねられている。なお、これに限らず、合掌部24は、左側(第2方向D2)に倒され、合掌部24の左側に位置する第1背面部32A上に重ねられていてもよい(図示せず)。
なお、本実施形態では、理解を容易にするために、必要に応じて、背面部32のうち、合掌部24の左側(第2方向D2)を第1背面部32A、右側を第2背面部32Bと称する。
Furthermore, the
The palm-to-
In the present embodiment, in order to facilitate understanding, the left side (second direction D2) of the palm-
合掌部24は、外装袋20の背面部32に形成され、外装袋用積層体10の縦方向(第1方向D1)の端縁を外装袋20の内面同士が重なり合うようにして接合している(合掌貼り)。
The palm-to-
合掌部24は、図2に示すように、外装袋20の縦方向(第1方向D1)に沿って上部15から下部16にかけて設けられている。
The palm-to-
上部15には、図2に示すように、これに沿って延びる上側のシール予定部22が設けられ、下部16には、これに沿って延びる下側の端縁シール部26が設けられている。下側の端縁シール部26は、外装袋用積層体10の内面同士を接合し、表面部31及び背面部32を形成している。本実施形態では、表面部31および背面部32において、後述する紙基材層11の片面に滑り止め層12が設けられている。
As shown in FIG. 2, the
ここで、外装袋20は、収納部23に被包装物Cが収容される前は、上部15の開口部が未シール状態のシール予定部22となる。本実施形態では、例えば、被包装物Cが収容される前は、外装袋20の上部15がシール予定部22になっている。収納部23に被包装物Cが収容された後に、シール予定部22が接合されて上部15の端縁シール部25が形成され、被包装物Cが外装袋20に密閉される。
Here, before the object to be packaged C is accommodated in the
図4に示すように、底面視(下部16側)で、外装袋20の背面部32に位置する外装袋20の合掌部24は、第1合掌部24Aと第2合掌部24Bが、外装袋20の内面同士で重なり合うように接着層21を介して接合されている。
なお、合掌部24は、横方向(第2方向D2)において、先端部27まで接着層21を形成しなくてもよい。
As shown in FIG. 4 , when viewed from the bottom (
Note that the palm-to-
すなわち、本実施形態では、図4に示すように、横方向(第2方向D2)において、合掌部24(第1合掌部24A、第2合掌部24B)の折り返し部(基部)28側が接着層21で接合されていることが必要であるが、先端部27側までは接合されていなくてよい。
なお、本願においては、合掌部24の中央部29より先端部27に位置する領域を「先端部側」と称し、中央部29より折り返し部28に位置する領域を「折り返し部側」と称する。
That is, in the present embodiment, as shown in FIG. 4, in the lateral direction (second direction D2), the folded portion (base portion) 28 side of the palm-joining portion 24 (first palm-joining
In the present application, the region located closer to the
図5は、図2の外装袋20を構成する外装袋用積層体10を示す展開図である。
図5に示すように、合掌部24の接着層21は、第1折り返し部28A側および第2折り返し部28B側に設けられていれば、第1先端部27A、第2先端部27Bまで設けられていなくともよい。
FIG. 5 is an exploded view showing the
As shown in FIG. 5, if the
図3および図4に示すように、この外装袋用積層体10は、被包装物Cの外装袋20である包装体30に加工されている。包装体30には、端縁シール部25、26、背シール部21が設けられ、これらの接合により袋状に形成される。よって、複数個の被収容物Cが外装袋20の内部に封入、包装される。
As shown in FIGS. 3 and 4, this
被包装物Cは、内装袋用積層フィルムを用いた内装袋内に適宜の内容物を充填し、密封したいわゆる小袋物品である。
前記の内装袋用積層フィルムは、外側から少なくとも基材フィルム層と、ヒートシール層を有する。なお、前記の内装袋用積層フィルムは、前記基材フィルム層と、ヒートシール層の間に中間層を設けてもよい。また、各層間に接着層を介して積層してもよい。
The object to be packaged C is a so-called small bag product in which an inner bag using a laminated film for an inner bag is filled with appropriate contents and sealed.
The laminate film for inner bag has at least a base film layer and a heat seal layer from the outside. In addition, an intermediate layer may be provided between the base film layer and the heat seal layer in the laminated film for inner bag. Moreover, you may laminate|stack via an adhesive layer between each layer.
前記の基材フィルム層は、前記の内装袋用積層フィルムの外層であり、外装袋用積層体10の滑り止め層12に接する側の層である。
前記の基材フィルム層の構成材料は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド等のプラスチックフィルムを使用できる。前記のプラスチックフィルムは、一軸延伸又は二軸延伸されたものであってもよい。
The base film layer is an outer layer of the inner bag laminate film, and is a layer on the side of the
Plastic films such as polypropylene, polyethylene, polyester, and polyamide can be used as the constituent material of the base film layer. The plastic film may be uniaxially stretched or biaxially stretched.
また、前記ヒートシール層の構成材料は、例えば、低密度PE(LDPE)、直鎖状低密度PE(LLDPE)、中密度PE(MDPE)、高密度PE(HDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体、プロピレン単独重合体、エチレン-プロピレンブロック共重合体、エチレン-プロピレンランダム共重合体等のポリオレフィン系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上の樹脂を使用できる。 Further, the constituent material of the heat seal layer is, for example, low density PE (LDPE), linear low density PE (LLDPE), medium density PE (MDPE), high density PE (HDPE), ethylene-vinyl acetate copolymer. Polyolefin resins such as coalescence, propylene homopolymers, ethylene-propylene block copolymers, ethylene-propylene random copolymers, etc. may be mentioned, and one or more of these resins may be used.
中間層は、例えば、酸素ガスおよび水蒸気などの透過を抑制するためのバリア層を設けてもよい。中間層の構成材料は、例えば、無機酸化物を含む蒸着膜、金属箔等が挙げられる。 The intermediate layer may be provided with, for example, a barrier layer for suppressing permeation of oxygen gas and water vapor. Materials constituting the intermediate layer include, for example, vapor deposition films containing inorganic oxides, metal foils, and the like.
この内容物としては、例えば食品を含む。食品の例としては、スナック菓子やチョコレート菓子等の油を含む食品や乾燥させた食品等が挙げられる。ただし、内容物は、菓子等に限定されず、電子部品等の各種物品があげられる。 This content includes, for example, food. Examples of foods include oil-containing foods such as snacks and chocolates, and dried foods. However, the contents are not limited to sweets and the like, and include various articles such as electronic parts.
次に、外装袋用積層体10の製造方法の一例について説明する。
Next, an example of a method for manufacturing the
図1に示すように、まず、上述の紙基材層11を準備する。続いて、必要に応じて紙基材層11の外面13側に印刷層18を形成した後、紙基材層11の内面に滑り止め層12を形成する。なお、図5に示すように、例えば、紙基材層11のうち、合掌部24の第1合掌部24Aの第1先端部27A(若しくは第2合掌部24Bの第2先端部27B)側を除いて第1折り返し部28A側(若しくは第2折り返し部28B)を塗布してもよい。紙基材層11の流れ方向は、図5に示す第1方向D1に対応している。このようにして、外面13側から内面14側へ順に印刷層18、紙基材層11、及び滑り止め層12を少なくとも備える外装袋用積層体10を得ることができる。
As shown in FIG. 1, first, the
外装袋20は、図2に示すように、外装袋用積層体10をヒートシール等により製袋して形成される。シール部は、合掌部24及び端縁シール部26を含む。外装袋20は、合掌部24及び端縁シール部26によって囲まれた収納部23を形成し、この外装袋20を封止するように構成されている。
As shown in FIG. 2, the
本実施の形態によれば、外装袋用積層体10は、被包装物Cと接する側に位置する内面14側に、滑り止め層12を形成し、外装袋20の被包装物Cと接する面自体の滑り止め性能が向上する。このため、外装袋20内に収容した被包装物Cの移動による破袋を防止できる。また、輸送時において、外装袋20内で被包装物Cが揺動することに起因する被包装物Cの損傷を防止できる。
According to the present embodiment, the
次に、上記実施の形態における具体的実施例について説明するが、本開示はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。 Next, specific examples in the above embodiment will be described, but the present disclosure is not limited to the description of the following examples as long as the gist thereof is not exceeded.
(実施例1)
紙基材層11として、坪量:70g/m2の片艶紙(王子製紙株式会社製「OKブリザード」)の艶面側に、印刷用インキを用いて、厚み2μm以下のシアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックのプロセスカラー並びにホワイトを加えた等の多色のグラビア印刷により印刷層18を形成した。
次いで、上記で得られた紙基材層11の印刷層18が形成された艶面とは異なる面(更面)に、滑り止め層12として、水系アイオノマーエマルジョン(商品名:ケミパールS-500、三井化学社製、組成:エチレン・メタクリル酸共重合物の金属塩、自己乳化型エマルジョン)をグラビアコートにより塗布した。滑り止め層12の乾燥塗布量は3.5g/m2であった。
すなわち、図5に示すように、紙基材層11を流れ方向に搬送しながら、紙基材層11のうち、合掌部24の予定域(幅Wの寸法15mm)のうち、第1合掌部24Aの第1先端部27A及び第2合掌部24Bの第2先端部27Bより各3mm幅を除いて全面に塗布した。しかる後、乾燥して、図1に示す外装袋用積層体10を作製した。
実施例1の外装袋用積層体10は、印刷層18、紙基材層11、滑り止め層12をこの順に有するものであった。滑り止め層12の乾燥塗布量は3.5g/m2であった。
(Example 1)
As the
Next, a water-based ionomer emulsion (trade name: Chemipearl S-500, Mitsui Chemicals, Inc., composition: metal salt of ethylene/methacrylic acid copolymer, self-emulsifying emulsion) was applied by gravure coating. The dry coating amount of the
That is, as shown in FIG. 5, while conveying the
The
(実施例2)
実施例1において、滑り止め層12の乾燥塗布量を2.0g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にして図5に示す実施例2の外装袋用積層体10を作製した。
(Example 2)
The
(比較例1)
実施例1において、接着層21の塗布領域を背シール部と、端部シール部とする以外は、実施例1と同様にして図6に示す比較例1の外装袋用積層体10を作製した。なお、接着層21として、水系アイオノマーエマルジョン(商品名:ケミパールS-500、三井化学社製、組成:エチレン・メタクリル酸共重合物の金属塩、自己乳化型エマルジョン)をグラビアコートにより塗布した。接着層21の乾燥塗布量は3.5g/m2であった。
(Comparative example 1)
A laminate 10 for outer packaging bags of Comparative Example 1 shown in FIG. . As the
[静摩擦係数の測定]
滑り性を評価するために、JISP8147(2010)に記載されている傾斜法に準じて測定を実施した。装置として静摩擦係数測定装置を使用した。
実施例1、2及び比較例1記載の外装袋用積層体10をMD方向に100mm、TD方向に240mm切り出した。100mm幅×240mm長さに切出した外装袋用積層体10を、JISP8147(2010)傾斜法を満たす静摩擦係数測定装置に撓みがないように外装袋用積層体10の内面14側(X)が測定面となるようにして固定した。
次に、被収容物Cに用いる内装袋用積層フィルムとしては、層構成、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(三井化学東セロ株式会社製、品名U-1、厚み20μm)と、未延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡株式会社製、品名P1128、厚み20μm)を2液硬化型接着剤で貼り合わせた積層フィルムを準備した。次に、内装袋用積層フィルムをMD方向に30mm幅、TD方向に80mm長さに切出した。そして、二軸延伸ポリプロピレンフィルム側(Y)が測定面になるようにして、30mm幅×40mm長さ×30mm高さで重量200gのおもりに対して、測定面を全て被覆する様に固定した。そして、外装袋用積層体10の滑り止め層12と内装袋用積層フィルム片を互いに密着させた後に摩擦測定機の傾斜面に傾斜させ、おもりが動き出した時点の傾斜面の角度から静摩擦係数を算出した。
なお、3回測定し、その平均値を小数点2桁まで算出した数値を比較した。滑り性評価として、静摩擦係数が0.40以上0.80以下を○、それ以外を×として評価した。
[Measurement of static friction coefficient]
In order to evaluate slipperiness, measurement was performed according to the slope method described in JISP8147 (2010). A static friction coefficient measuring device was used as a device.
The
Next, as the laminated film for the inner bag used for the object to be stored C, the layer structure is a biaxially stretched polypropylene film (manufactured by Mitsui Chemicals Tocello Co., Ltd., product name U-1,
In addition, it measured 3 times and compared the numerical value which calculated the average value to 2 decimal places. As the evaluation of slipperiness, a static friction coefficient of 0.40 or more and 0.80 or less was evaluated as ◯, and others were evaluated as x.
次に幅60mm、長さ100mm、質量1000gのおもりとなる移動ブロックに試料となる実施例1、2及び比較例1記載の外装袋用積層体10の内面14側(X)が測定面となるようにして貼り合わせた。そして、静摩擦係数測定機にファインバフ研磨仕上げのステンレス鋼板(SUS304板)側(Z)が測定面になるように装着し、同鋼板上に試料の外装袋用積層体10付き移動ブロックを載置した。
Next, the
静摩擦係数測定機において、鋼板の傾斜速さを2.0°/秒としながら滑走斜度を変化させ、移動ブロックが滑り出したときの角度θを読み取った。この角度θよりtanθの値(すなわち静摩擦係数)を求めた。なお、当該傾斜法による静摩擦係数測定法は、JISP8147(2010)の傾斜法に準じて測定した。
なお、3回測定し、その平均値を小数点2桁まで算出した数値を比較した。滑り性評価として、静摩擦係数が0.25以上0.80以下を○、それ以外を×として評価した。
In the static friction coefficient measuring machine, the inclination speed of the steel plate was set to 2.0°/sec while the sliding inclination was changed, and the angle θ at which the moving block started to slide was read. The value of tan θ (that is, coefficient of static friction) was obtained from this angle θ. In addition, the static friction coefficient measurement method by the said inclination method was measured according to the inclination method of JISP8147 (2010).
In addition, it measured 3 times and compared the numerical value which calculated the average value to 2 decimal places. As the evaluation of slipperiness, a static friction coefficient of 0.25 or more and 0.80 or less was evaluated as ◯, and others were evaluated as x.
[包装適性試験]
実施例1、2及び比較例1記載の外装袋用積層体10の両端を熱溶着して貼り合わせて合掌部24を形成し筒状にした後に、一定間隔で背シール部21と交差する方向に熱溶着して下側の端縁シール部26を形成して切断して、縦250mm(第1方向D1)、横350mm(表面部31の幅160mm、第1背面部32Aの幅80mm、第2背面部32Bの幅80mm、第1合掌部の幅15mm、第2合掌部の幅寸法15mmとなる外装袋20を作製した。
[Packaging suitability test]
Both ends of the
続いて、実施例1、2及び比較例1記載の外装袋20内に充填する被包装物Cには、未充填時において縦方向8.0cm、幅方向4.0cmとする二軸延伸ポリプロピレン/未延伸ポリプロピレンフィルム製の小袋に、チョコレート菓子(1枚入り、1枚当たり約10g)を内容物として封入した個別包装品を用いた。この被包装物を計10個、実施例1、2及び比較例1記載の外装袋20内に各々充填し、ヒートシール機により包装体の開口部を封止して包装体30を製造した。
Subsequently, the object to be packaged C to be filled in the
包装体30を手で持ち、天地方向に振り幅20cm、毎秒2回、合計30回振とうし、破袋を起こした外装袋20の個数を調べた。なお、評価は10袋の包装体30で実施し、破袋を起こした袋の数が0個の場合を◎、1個の場合は○、2個以上の場合を×という基準で評価した。
The
[集積適性試験]
実機製袋機の自動包装工程において、移動中もしくは外装袋20への被包装物Cの収納の際、集積した被包装物Cがずれてしまい、外装袋20の中で折れたり、包装不能となった場合は×、問題が無い場合は○という基準で評価した。
[Integration aptitude test]
In the automatic packaging process of an actual bag-making machine, when the items C to be packaged are moved or housed in the
次に、本実施形態の実施例1、2および比較例1について、静摩擦力の測定結果(平均値)および包装適性試験を行った結果を表1に示す。なお、表1において、X-Y、Z-Xはそれぞれ密着させた面の組み合わせを示す。 Next, Table 1 shows the measurement results (average values) of the static friction force and the results of the packaging suitability test for Examples 1 and 2 of the present embodiment and Comparative Example 1. Incidentally, in Table 1, XY and ZX indicate combinations of surfaces brought into close contact with each other.
表1より、本実施形態の実施例1、2がすべての項目について○以上の評価となったのに対して、比較例1はいずれかの項目で×の評価がある結果となった。
したがって、表1の実施例1、2に係る外装袋用積層体10は、滑り止め層12と、被包装物Cとの静摩擦係数が、0.40以上0.80以下の範囲内にあるため、外装袋20内に収容した被包装物Cの移動を抑制することにより破袋を防止できた。また、実施例1、2に係る外装袋用積層体10は、滑り止め層12と、ファインバフ研磨仕上げのステンレス鋼板との静摩擦係数が0.25以上0.80以下の範囲にあるため、充填包装機での被包装物Cの集積性に優れていた。
From Table 1, while Examples 1 and 2 of the present embodiment were evaluated as ◯ or better for all items, Comparative Example 1 was evaluated as x for one of the items.
Therefore, in the
10 外装袋用積層体
11 紙基材層
12 滑り止め層
13 外面
14 内面
15 上部
16 下部
18 印刷層
20 外装袋
21 接着層
22 シール予定部
23 収納部
24 合掌部
24A 第1合掌部
24B 第2合掌部
25、26 端縁シール部
27 先端部
27A 第1先端部
27B 第2先端部
28 折り返し部
28A 第1折り返し部
28B 第2折り返し部
29 中央部
29A 第1中央部
29B 第2中央部
30 包装体
31 表面部
32 背面部
32A 第1背面部
32B 第2背面部
C 被包装物
D1 第1方向(縦方向)
D2 第2方向(横方向)
10
D2 Second direction (horizontal direction)
Claims (4)
前記外装袋用積層体は、外側から少なくとも紙基材と、滑り止め層とを備え、
前記滑り止め層と、被包装物の外層との、JIS P8147(2010)に規定する静摩擦係数が、0.40以上0.80以下である外装袋用積層体。 An exterior bag laminate for storing a plurality of items to be packaged,
The exterior bag laminate comprises at least a paper base material and an anti-slip layer from the outside,
A laminate for an exterior bag, wherein the coefficient of static friction defined in JIS P8147 (2010) between the non-slip layer and the outer layer of the package is 0.40 or more and 0.80 or less.
前記外装袋用積層体を、前記滑り止め層が内側となるように重ね合せ、製袋して得られる、外装袋。 An outer bag comprising the outer bag laminate according to claim 1 or claim 2,
An outer bag obtained by stacking the outer bag laminate so that the non-slip layer is on the inner side and making a bag.
A package obtained by filling the outer bag according to claim 3 with the object to be packaged.
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