JP2023019835A - 画像形成装置 - Google Patents

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正貴 望月
Masaki Mochizuki
聖一 篠原
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Abstract

【課題】 画像形成装置に設けられる現像容器のトナー残量を取得する取得部が2つ設けられ、それらの取得部で取得したトナー残量を表示部で表示する画像形成装置において、表示部において2つの取得部の取得値の表示を切り替える場合にトナー残量の急な変化を抑制することが求められている。【解決手段】 画像形成装置において、制御部は、第1取得部及び第2取得部によってそれぞれ取得されるトナー収容部のトナー残量が表示部で表示される第1期間及び第2期間があるように前記表示部を制御し、前記制御部は、更に、前記第1期間と前記第2期間の間において、前記トナー残量が第1勾配で減少するように前記トナー残量を推移させる第3期間と、前記トナー残量が第2勾配で減少するように前記トナー残量を推移させる第4期間と、があるように前記表示部を制御し、前記第2勾配の絶対値は前記第1勾配の絶対値よりも大きい。【選択図】 図7

Description

本発明は、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関するものである。画像形成装置は、電子写真方式を用いて記録材に画像を形成するものであり、複写機、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ、ファクシミリ、ワードプロセッサ、及び、これらの複合機などが含まれる。
電子写真方式の画像形成装置には、消耗品の交換メンテナンスの簡便性を図る目的で、感光ドラム、現像手段、及びトナー収容部などをカートリッジとして一体化するプロセスカートリッジ方式が広く採用されている。また、画像形成装置は、カートリッジのトナー残量を検知する検知部と、トナー残量に関する情報を表示する表示部を有する。特許文献1には、トナー残量を検知する検知部として、トナー残量ピクセルカウント方式のピクセル残量検知部と、静電容量によりトナー残量を取得する静電容量残量検知部と、を有する構成が開示されている。
特開2018-005039号
ピクセル残量検知部と静電容量残量検知部の2つを併用し、ピクセル残量検知部による検知結果から静電容量残量検知の検知結果へ切り替える際に両検知結果の差が大きい場合がある。その際に、トナー残量を大きく変化させてしまい、それを表示部で表示する場合がある。表示部においてトナー残量が急に変化すると画像形成装置の故障であるとユーザに誤認識される場合がある。
そこで、本発明の目的は、カートリッジのトナー残量を取得する取得部が2つ設けられ、取得部で取得したトナー残量を表示部で表示する画像形成装置において、表示部で2つの取得部の取得値の表示を切り替える場合にトナー残量の急な変化を抑制することである。
本発明の第1の側面は、トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部のトナーを担持する現像ローラと、を有する現像ユニットと、前記現像ローラからトナーが供給される感光ドラムと、を備え、画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成を行う画像形成装置において、前記画像データに基づいて前記画像形成によるトナー消費量を取得し、前記トナー消費量に基づいて前記トナー収容部のトナー残量を取得する第1取得部と、前記トナー収容部に収容されたトナー量に相関する相関値に基づいて前記トナー残量を取得する第2取得部と、前記第1取得部で取得した前記トナー残量と、前記第2取得部で取得した前記トナー残量と、を表示する表示部と、前記表示部を制御する制御部と、
を備える画像形成装置において、前記制御部は、前記第2取得部によって第1閾値に対応する前記トナー残量が取得される前に前記第1取得部によって取得される前記トナー残量が前記表示部で表示される第1期間があって、前記第2取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得された後に前記第2取得部によって取得される前記トナー残量が前記表示部で表示される第2期間があるように前記表示部を制御し、前記制御部は、更に、前記第2取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得されるまでに前記第1閾値に対応する前記トナー残量が前記第1取得部によって取得されない場合において、前記第1期間と前記第2期間の間において、前記現像ユニットの使用量に対して前記トナー残量が第1勾配で減少するように前記トナー残量を推移させる第1トナー残量推移に応じて前記トナー残量が表示される第3期間と、前記第1トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値に対応する前記トナー残量に到達する以降において前記現像ユニットの前記使用量に対して前記トナー残量が第2勾配で減少するように前記トナー残量を推移させる第2トナー残量推移に応じて前記トナー残量が表示される第4期間と、があるように前記表示部を制御し、前記第2勾配の絶対値は前記第1勾配の絶対値よりも大きいことを特徴とする。
カートリッジのトナー残量を取得する取得部が2つ設けられ、それらの取得部で取得したトナー残量を表示部で表示する画像形成装置において、表示部で2つの取得部の取得値の表示を切り替える場合にトナー残量の急な変化を抑制することができる。
実施例3に係るフローチャート図 実施例1に係る画像形成装置の概略断面図 実施例1に係る現像容器の概略断面図 実施例1に係るトナー残量検出回路図 実施例1に係る制御ブロック図 比較例1におけるトナー残量推移を示す図 実施例1に係るトナー残量推移を示す図 比較例2に係るトナー残量推移を示す図 実施例2に係るトナー残量推移を示す図 実施例1に係る画像形成装置と管理サーバの制御を示すフローチャート
〔実施例1〕
以下、本実施例の画像形成装置、及びプロセスカートリッジについて図面を用いて説明する。なお、画像形成装置とは、例えば電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置等が含まれる。また、プロセスカートリッジとは、画像形成装置本体に着脱可能であるものを指している。
[画像形成装置]
画像形成装置の一実施例の全体構成について説明する。図2は、プロセスカートリッジ222を装着している状態の画像形成装置200の概略図である。図2より、201は像担持体である感光体ドラム、204は半導体レーザー203にて感光体ドラム201上にレーザービームを走査する(露光する)レーザースキャナである。
222は、感光ドラム201と、帯電ローラ202と、現像剤担持体224と、を有するプロセスカートリッジである。
帯電ローラ202は、感光体ドラム201上を一様に帯電するための帯電手段である。現像剤担持体224は、感光体ドラム201にトナー(現像剤)を供給することで感光ドラム201上に形成された静電潜像を現像する現像手段である。プロセスカートリッジ222は、更に、現像容器207と不揮発性メモリ230を有する。現像容器207は、トナーを格納するトナー収容部であり、不揮発性メモリ230は、情報を記憶する記憶手段である。
208は感光ドラム201に現像されたトナー像を所定の記録材216に転写するための転写ローラ、219は記録材216に転写されたトナーを熱にて融着するための定着器、225は定着器の温度を制御するための温度サーミスタである。210は記録材を給紙する給紙ローラである。214は記録材の搬送と同期をとるトップセンサ、211は定着後の記録材216を排紙トレイ217へ排出するための排紙ローラ、215は定着後の記録材216の有無を検出するための排紙センサである。212はCPU213(制御部)を備え、上記のような構成部を制御するエンジンコントローラである。226は画像形成装置200の外部環境を検知する環境センサである。
[ピクセルカウントによるトナー残量検出方法]
本実施例に係るピクセルカウントによるトナー残量検出方法(取得方法)について説明する。画像形成装置200のCPU213には、プロセスカートリッジ222の現像容器207内に収容されているトナーTの残量(トナー残量、取得値)を検出(取得)する、検出部A(第1検出部、第1取得部)としてのトナー残量検出装置240が備えられている。トナー残量検出装置240は、画像形成動作により記録材216に形成される出力画像の画素カウント(ピクセルカウント値)を計測するピクセルカウント計測部241を備える。また、トナー残量検出装置240は、計測されたピクセルカウント値から現像容器207内のトナーTの残量を算出するトナー残量算出部242を備える。
ピクセルカウント計測部241は、画像形成動作時の画像データに基づき、スキャナユニット204内に配置されたレーザー203が、感光体ドラム201に照射する総ピクセル数(画像ピクセル数)をカウントする。本実施例に記載する画像形成装置200は、解像度が600dpiであり、1ピクセルの主走査方向幅は42.3μmとなる。ピクセルカウント計測部241は、サンプリング周期80MHzで1ピクセルのサンプリングを行っている。
本実施例において、出力される記録材S1枚の感光体ドラム201に照射するレーザーのピクセルカウント値をVCnとした時、1枚の記録材に印字する印字率Aについて説明する。解像度600dpiでA4用紙に印字した時の印字率は、式(1)で算出できる。
印字率A[%]=”プリントしたピクセルカウント値VCn”÷”A4用紙に100%プリントしたピクセルカウント値VCn”・・・・式(1)
となる。
次に、トナー残量算出部242では、ピクセルカウント値VCnと、実際に消費したトナー量は、ドラム201や現像容器207の寿命や印字率Aによって変わるため、単位トナー消費量の補正係数γが設定され、トナー消費補正ピクセルカウントVCntを下記の式(2)で算出する。
VCnt=VCn×γ・・・式(2)
そして、下記の式(3)のように、プロセスカートリッジ222に設けられた不揮発性メモリ230に格納されてあるプロセスカートリッジ222の使用開始からの累積ピクセルカウント値VCrに、トナー消費補正ピクセルカウントVCntを加算し、トータルピクセルカウント値VCtを算出する。
VCt=VCr+VCnt・・・式(3)
次にトナー残量算出部242では、下記の式(4)のように、不揮発性メモリ230に格納されているピクセルカウント閾値VCthと、トータルピクセルカウント値VCtと、から現像容器207内のトナー残量TPを算出する。
TP[%]=(1-VCt/VCth)×100・・・式(4)
そして、トナー残量算出部242では、トータルピクセルカウント値VCtを累積ピクセルカウント値VCrとして、不揮発性メモリ230に書き込む。
ここで、ピクセルカウント方式によるトナー残量検知は、上述した補正係数γが印字率により変わるため、実際に消費されたトナー量と、ピクセルカウントによって算出されたトナー消費量との間には誤差が生じる場合がある。
[静電容量によるトナー残量方式]
本実施例に係る静電容量によるトナー残量検出方法(取得方法)について説明する。図3にプレートアンテナを用いた静電容量方式のトナー残量検知が可能な現像容器207の概略断面図を示す。後述する図4の制御ブロック図には、検出部B(第2検出部、第2取得部)としてのプレートアンテナ302(電極)、トナー残量検出回路402と、が示されている。
プレートアンテナ302は現像容器207内において、トナーTが流動的でありトナーTの減少度が直接分かる位置に設置されている。プレートアンテナ302の材質は良導性な板状のものであればどのようなものでも良いが、プロセスカートリッジ222内へ設置する場合は、トナー粒子に悪影響を及ぼさない材質であり、湿度等の環境条件に強い材質が望まれる。そして、プレートアンテナは、外部から電気的に接続可能な箇所が設けられている。この電気的に接続可能な箇所に対しては、導線などで直接接続する構成や、導電性のピンによって串刺しにされた構成でも良い。また、現像スリーブ224(現像ローラ)とプレートアンテナ302によるトナー残量検知は現像スリーブ224に印可された現像バイアスを用いてトナー残量を計測(取得)する。現像スリーブ224に印可された現像バイアスによって、プレートアンテナ302に誘起された電圧値を取得する。現像スリーブ224とプレートアンテナ302間にあるトナー残量に応じて誘電率が異なると、プレートアンテナ302に誘起される電圧値も異なる。この電圧値が現像容器207内のトナー量に相関する相関値であり、この相関値に応じてトナー残量を検知(取得)する。画像形成装置200本体とプロセスカートリッジ222には、不図示の電気接点が設けられている。プロセスカートリッジ222が画像形成装置200本体内に装着された際に、この電気接点を通じてプロセスカートリッジ222のプレートアンテナ302が画像形成装置200本体内の図4に示すトナー残量検出回路402に電気的に接続される。
図4において、401は現像バイアスを印加するための現像バイアス回路であり、基準容量となるリファレンス用コンデンサCL1に接続されている。このリファレンス用コンデンサCL1は、トナー残量検出回路402に接続されており電流I2が流れる。このI2は、R12によりI3とI4に分流される。この分流されたI4とR11により基準電圧V4が決まる。また、現像バイアス401は、現像スリーブ224にも接続され、プレートアンテナ302を介してトナー残量検出回路402に電気的に接続される。現像スリーブ224とプレートアンテナ302の間の静電容量をCcrgとすると、プレートアンテナ302からトナー残量検出回路402にながれる電流はI1となる。この電流I1は、現像バイアス401の周波数f[Hz]、振幅電圧Vpp[V]、静電容量Ccrg[pF]で決まる。そして、電流I1は、制御回路402内のOPアンプの入力端子部に接続され、出力される電圧値Voutは、下記の式(5)のようになる。
Vout[V]=V4[V]-(f[Hz]×Vpp[V]×Ccrg[pF]×R10[Ω])・・・式(5)
CPU213に入力された電圧値Voutは、AD変換され、トナー残量値(AD変換値)=Vout[V]÷電圧V12[V]とされる。CPU213は、トナー残量値に基づいて換算式やテーブルを使用してトナー残量を検出(取得)する。検出されたトナー残量結果は、不揮発性メモリ230に書き込まれる。
ここで、ピクセルカウント(検出部A)によるトナー残量検出方法、静電容量(検出部B)によるトナー残量方式共に、トナー残量が100%の場合は、現像容器207内のトナーTが満タンの状態であり、プロセスカートリッジ222が新品であることを示している。また、トナー残量TP=0%の場合は、現像容器207内のトナーTの残量がほぼ無くなり、プロセスカートリッジ222がトナーアウトであることを示している。
[プロセスカートリッジ自動発送]
図5の制御ブロック図に、外部ネットワークNを介して画像形成装置200のビデオコントローラ251(通信部)が通信可能な管理サーバSを示す。尚、ホスト機器252も外部ネットワークNを介して管理サーバSと通信可能である。
画像形成装置200及びホスト機器252は、ユーザが存在するユーザ環境に設置される。画像形成装置200及びホスト機器252は、例えばLAN(Local Area Network)であり得るローカルネットワーク(不図示)に接続される。管理サーバSは、ユーザ環境から離れた遠隔環境に設置される。遠隔環境は、外部ネットワークNを介してユーザ環境にあるローカルネットワークと接続される。外部ネットワークNは、例えば、インターネット又はVPN(Virtual Private Network)である。ローカルネットワーク及び外部ネットワークNの各々は、例えばルータ、スイッチ、ゲートウェイ、無線アクセスポイント、及び基地局といった、任意の種類のいかなる数のネットワーク装置を含んでもよい。
ユーザ環境において、ユーザは、画像形成装置200を利用する。画像形成装置200は、上述したように、消耗材としてのトナーを消費して記録媒体に画像を形成する。画像形成装置200で用いられるプロセスカートリッジ222に貯蔵されているトナーが枯渇すると、ユーザは、トナーが枯渇したプロセスカートリッジ222を新品のプロセスカートリッジ222に交換する必要がある。ユーザ環境に予備のプロセスカートリッジ222が無ければ、トナーが枯渇したときに画像形成装置200を利用することができない。本実施例において、管理サーバSは、こうした事態を防止するために、画像形成装置200及びプロセスカートリッジの利用状況を遠隔的に管理する。管理サーバSは、高性能な汎用コンピュータを用いて、アプリケーションサーバ、データベースサーバ又はクラウドサーバとして実装されてよい。
図10に、プロセスカートリッジ222の自動発送に関する画像形成装置200と管理サーバSの制御フローチャートを示す。画像形成装置200は、最初に、プロセスカートリッジ222の使用状況に関する情報を管理サーバSに送信する。プロセスカートリッジ22の使用状況に関する情報は、使用中のプロセスカートリッジ222の識別番号、現時点のトナー残量、印字率情報などである。管理サーバSは、画像形成装置200から送信されたプロセスカートリッジ222の使用状況に関する情報を受信し(S201)、受信した情報に基づいてプロセスカートリッジ222のトナーアウトタイミング(トナー残量が0%になるタイミング)を算出する。次に、カートリッジ発送履歴情報を取得する(S203)。トナーアウトタイミング、カートリッジ発送履歴情報からカートリッジ発送条件を満たすかどうかを判断する(S204)。発送条件としては、例えば、カートリッジ発送履歴情報からユーザの手元に予備のカートリッジがないこと、トナーアウトタイミングまで所定日数以下であること、などである。S204でYesの場合、ユーザにプロセスカートリッジ222を発送し(S205)、カートリッジ発送履歴情報を更新する(S206)。S204でNoの場合、画像形成装置200からの新たな情報の送信を待つ。
なお、S202において管理サーバSでトナーアウトタイミングを算出しているが、テーブルなどから取得しても良い。また、画像形成装置200のCPU213でトナーアウトタイミングを計算する、もしくは不揮発性メモリ230にあるテーブルからトナーアウトタイミングを取得して、S200で管理サーバSに送信しても良い。また、S202において、トナーアウトタイミングではなく、トナーニアアウトタイミング(トナー残量が5%)を基準としてもよい。また、S204において、ユーザの手元に予備のカートリッジが所定本数以下であることをプロセスカートリッジ発送条件としても良い。
[トナー残量算出方法]
図5は、本実施例における報知トナー残量算出方法のブロック図である。ピクセルカウントを用いたトナー残量の検出部A(第1検出部)による検出は、プロセスカートリッジ22の現像容器207内のトナー残量が100%の状態(新品時)からできる。一方、静電容量を用いたトナー量の検出部B(第2検出部)による検出は、未使用時の初期トナー残量を100%とした場合に、トナー残量30%~0%の範囲で精度良く行うことができる。
ここで、検出部Aでは、感光ドラム201やトナーTの状態の差による影響によって、実際のトナー残量と、検出部Aの検出値と、の間には誤差が生じる場合がある。一方、検出部Bでは、現像容器207内の実際のトナー量に相関するパラメータを検出しているため、トナー量30%~0%の範囲では検出部Aよりも検出精度が高い。表示部250のトナー残量の表示を、トナー量100%~30%までは、検出部Aの検出値を使用し、トナー量30%から検出部Bの検出値を使用する比較例について説明する。
(比較例1のトナー残量推移)
図6に、検出部Aの検出値が実際のトナー残量よりも多く検出され、検出部Aの検出値から検出部Bの検出値に切り替える場合における比較例1のトナー残量推移を示す。縦軸は、未使用時(新品時)を100%(トナー残量T0)とするトナー残量(%)である。横軸は、現像ユニットの未使用時からの使用量としての累積の印刷枚数(枚)である。ここで、検出部Bの検出値が第1閾値Th1(30%)に到達した時の印刷枚数をP1とした場合に、印刷枚数P1の時の検出部Aの検出値をT1(60%)とする。実際のトナー残量の推移をトナー残量推移Rとし、検出部Aの検出値がトナー残量推移よりも多い場合の検出値の推移をA-1とする。また、使用量P1以降の検出部Bの検出値によるトナー残量推移をトナー残量推移Bとする。印刷枚数P1以降は、トナー残量推移Bで表示される。
表示部250は、印刷枚数0枚(P0)から印刷枚数P1までは、検出部Aの検出値を表示し、印刷枚数P1よりも後において検出部Bの検出値を表示する。表示部250で表示する。そして、表示部250の表示に用いるトナー残量に関する情報と同じ情報を画像形成装置200は管理サーバSに送信する。
検出部Aの検出値が実際のトナー量よりも多く検出される場合のトナー残量推移は、トナー残量推移(A-2)のようになる。検出部Bで第1閾値Th1(30%)を検知した時の検出部Aの検出値は、T1(60%)である。この検出部Aと検出部Bの検出値の差分を解消するため、ポイントCから検出部Bの検出値に近づくように、印刷枚数4枚毎にトナー残量が1%減少する勾配のトナー残量推移(M―1)に従って表示する。そして、トナー残量推移(M-1)によるトナー残量が検出部Bの検出値と一致するポイントD1からは、検出部Bの検出値のトナー残量推移(B-1)でトナー残量0%であるポイントFまでトナー残量表示を行う。
ここで、ポイントC1からポイントDまでトナー残量推移(M-1)でトナー残量をさせると、表示部250の表示は、ユーザの使用印字率が変わらないのに急にトナーが減少することになるので、ユーザに画像形成装置200が故障していると誤認識される可能性があるという課題がある。
また、このトナー残量の情報(トナー残量推移M-1)が画像形成装置200から管理サーバSに送信され、管理サーバSはポイントE(約8200枚)でトナーアウトになると算出する。そして、管理サーバSは、トナーアウトが近いのでプロセスカートリッジ発送条件を満足すると判断する場合がある。しかしながら、実際にはプロセスカートリッジ222は印刷枚数12000枚であるポイントFまで使用可能であるため、プロセスカートリッジ222の発送タイミングが早すぎてしまうという課題もある。
(本実施例のトナー残量推移)
本実施例のトナー残量推移について図7を用いて説明する。図7は、検出部Aの検出値が実際のトナー残量よりも多く検出された場合に、検出部Aの検出値から検出部Bの検出値に切り替える場合のトナー残量推移のグラフである。縦軸は、未使用時(新品時)を100%(トナー残量T0、初期トナー残量)とするトナー残量(%)である。横軸は、現像ユニットの未使用時からの使用量としての累積の印刷枚数(枚)である。実際のトナー残量の推移をトナー残量推移Rとし、検出部Aの検出値がトナー残量推移Rよりも多い場合の検出値の推移を2パターン示す。一つはトナー残量推移(A-1)から始まる実線のトナー残量推移であり、もう一つはトナー残量推移Rとの差がトナー残量推移(A-1)よりも小さいトナー残量推移(A-2)から始まる破線のトナー残量推移である。また、印刷枚数P1以降の検出部Bによるトナー残量の推移をトナー残量推移Bとする。
最初に、トナー残量推移(A-1)の場合について説明する。検出部Bの検出値が第1閾値Th1(トナー残量30%)を検出した時の印刷枚数をP1(第1使用量)とする(ポイントD)。印刷枚数がP1の時に、検出部Aの検出値はT1(60%)である(ポイントC)。表示部250は、印刷枚数0枚から印刷枚数P1であるポイントDまでは、トナー残量推移(A-1)のように検出部Aの検出値を表示する期間(第1期間)とし、印刷枚数P1よりも後において検出部Bの検出値を表示する期間(第2期間)があるように表示する。
表示部250は、印刷枚数P1であるポイントCから、印刷枚数80枚毎にトナー残量が1%減少する傾き(第1勾配)でトナー残量を推移させる第1トナー残量推移S1に従って表示する。第1勾配は、比較例のトナー残量推移(M-1)の勾配よりも絶対値が小さい。また、第1勾配は、印刷枚数P1に対するT0とT1の差分(T0-T1)の比率((T0-T1)/P1)よりも大きい。従って、表示部250が第1トナー残量推移S1でトナー残量を表示しても、ユーザは画像形成装置200の故障であるとは認識しにくい。また、第1トナー残量推移S1がトナー残量に関する情報として画像形成装置200から管理サーバSに送信された場合においても、管理サーバSは、トナーアウトタイミングが図7に示す印刷枚数12700枚のポイントIであると算出する。管理サーバSは、印刷枚数P1の時点においては、ポイントIはまだ相当先なのでカートリッジの発送条件を満たさないと判断するので、プロセスカートリッジ222の早すぎる発想は防止できる。
次に、第1トナー残量推移S1で推移するトナー残量は、検出部Bの検出値と一致する前に第2閾値Th2(15%)に到達するポイントをGとする。ポイントGにおける印刷枚数をP2(第2使用量)とする。印刷枚数P1であるポイントCから印刷枚数P2であるポイントGまでの期間(第3期間)において、表示部250は、第1トナー残量推移S1で推移するトナー残量を表示する。そして、表示部250は、印刷枚数P2であるポイントGからは、印刷枚数4枚毎にトナー残量が1%減少する傾き(第2勾配)でトナー残量を推移させる第2トナー残量推移S2による表示を開始する。第2トナー残量推移S2は、検出部Bの検出値と一致するポイントHまで続けられる。表示部250は、印刷枚数P2であるポイントGからポイントHまでの期間(第4期間)において、印刷枚数4枚毎にトナー残量が1%減少する傾き(第2勾配)でトナー残量を推移させる第2トナー残量推移S2による表示を行う。第2トナー残量推移S2の第2勾配は、第1トナー残量推移S1の第1勾配よりも絶対値が大きい。
表示部250は、ポイントHからトナー量0%になるポイントFまでの期間(第2期間)においては、トナー残量推移Bによる表示を行う。
ここで、本実施例において第1トナー残量推移S1だけでなく、第2トナー残量推移S2を用いた理由について説明する。仮に、印刷枚数P2であるポイントGからトナー残量が0%になるポイントFまで第1トナー残量推移S1でトナー残量を推移させると、トナー残量は検出部Bの検出値に一致することなく、印刷枚数12700枚であるポイントIでトナーアウトになる。しかしながら、検出部Bの検出値によるとトナー残量は印刷枚数12000枚であるポイントFでトナーアウトになるため、印刷枚数12000枚以降においてトナーアウトであるにもかかわらずトナー残量がトナーアウトにならないという不具合が生じる。そこで、本実施例のように第2トナー残量推移S2を用いることでこの不具合を防止することができる。
また、表示部250が印刷枚数P2であるポイントGから第2トナー残量推移S2によってトナー残量を表示する場合、トナー残量は印刷枚数P1であるポイントCの時よりもトナーアウトに近いので、ユーザは画像形成装置200の故障であるとは認識され難い。また、第2トナー残量推移S2がトナー残量に関する情報として画像形成装置200から管理サーバSに送信されると、管理サーバSがプロセスカートリッジ発送条件を満たすと判断する場合がある。しかしながら、印刷枚数P1の時よりもトナーアウトに近いので、ユーザにプロセスカートリッジの発送が早すぎると認識されにくい。
次に、トナー残量推移(A-2)の場合について説明する。印刷枚数がP1の時に、検出部Aで検出されたトナー残量はT1´(ポイントC´)であり、まだ第1閾値Th1に達していない。表示部250は、印刷枚数0枚(P0)から印刷枚数P1までの期間(第1期間)においては、検出部Aの検出値を表示し、印刷枚数P1よりも後において検出部Bの検出値を表示する期間(第2期間)があるように、トナー残量を表示する。
表示部250は、印刷枚数がP1であるポイントC1´から第1勾配である第1トナー残量推移S1でトナー残量を推移させる。第1トナー残量推移S1で推移するトナー残量が第2閾値Th2(15%)に到達するよりも前に検出部Bの検出値と一致する(ポイントH´)。ポイントH´の印刷枚数をP3とする。表示部250は、印刷枚数P3であるポイントH´からトナーアウトになるポイントFまでトナー残量推移Bで推移するトナー残量を表示する。
以上述べたように、本実施例の特徴は、検出部Aの検出値と検出部Bの検出値のずれがある場合に、トナー残量を第1勾配と第2勾配でそれぞれ推移させる2つの期間が設けられていることである。表示部250において、このトナー残量推移によるトナー残量が表示されることにより、ユーザが画像形成装置200の故障であると認識し難くなり、トナー残量の誤表示を防止することができる。
更に、このトナー残量推移をトナー残量に関する情報として画像形成装置200から管理サーバSに送信することで、プロセスカートリッジ自動発送が適切なタイミングでなされるという効果がある。
尚、本実施例では2つの閾値、2つの勾配を用いてトナー残量を推移させたが、更に閾値及び勾配を増やして段階的に検出部Bの出力値に近づけても良い。
検出部Bを静電容量によるトナー残量検知としたが、これに限定されるものではない。検出部Bが、現像容器207内に光を発光する発光部材と、発光部材から発光され、現像容器207内を通過した光を受光する受光部材と、を有する光学センサでも構わない。現像容器207内のトナー量に相関する相関値は、受光部材が受光した光の強度または受光した時間の長さである。
〔実施例2〕
実施例1では、検出部Aの検出値と、検出部Bの検出値と、の間に差がある場合に、トナー残量を検出部Aから検出部Bに切り替えた時にトナー残量が急激に変化した場合について述べた。これに対して、本実施例では、表示部250においてトナー残量を検出部Aから検出部Bに切り替えた時にトナー残量の変化が停滞してしまう場合の改善方法について説明する。
トナー量100%~30%までは、検出部Aの検出値を使用し、トナー量30%以下において検出部Bの検出値に切り替える場合において、検出部Aの検出値が実際のトナー量よりも少なく検出された場合における比較例2について説明する。
(比較例2のトナー残量推移)
図8に、検出部Aの検出値が実際のトナー残量よりも少なく検出され、検出部Aの検出値から検出部Bの検出値に切り替える場合のトナー残量推移を示す。縦軸は、未使用時(新品時)を100%(トナー残量T0)とするトナー残量(%)である。横軸は、現像ユニットの未使用時からの使用量としての累積の印刷枚数(枚)である。トナー残量推移A-3は、実際のトナー残量よりも少なく検出された場合の検知部Aの検出値の推移である。実際のトナー残量の推移をトナー残量推移Rとする。トナー残量推移Bは、検出部Bの検出値の推移である。
トナー残量推移A-3で推移するトナー残量が第1閾値Th1(30%)に到達したポイントJにおける印刷枚数をP4とする。印刷枚数P4の時に検出部Bの検出値はまだ第1閾値Th1を検出していない。これによって、トナー残量推移A-3は、トナー残量推移Rよりもトナー残量が少なく推移していることがわかる。そこで、検出部Bの検出値が第1閾値Th1であるポイントDの印刷枚数をP1とすると、印刷枚数P4であるポイントJから印刷枚数P1であるポイントDまでトナー残量を第1閾値Th1に固定して推移させるトナー残量推移M-2を採用する。印刷枚数P1であるポイントDからトナー残量が0%であるポイントFまでは、トナー残量推移Bでトナー残量を推移させる。
この比較例2にように、表示部250において、ポイントJからポイントDまでトナー残量の表示が変化せずに停滞すると、ユーザによって画像形成装置200の故障であると誤認識される可能性がある。また、トナー残量推移M-2がトナー残量情報として画像形成装置200から管理サーバSに送信されると、トナー残量が減少していないのでプロセスカートリッジ発送条件が満たされず、プロセスカートリッジ222の発送が遅れる可能性がある。
(本実施例のトナー残量推移)
図9は、検出部Aの検出値が実際のトナー残量より少なく検出された場合に、検出部Aの検出値から検出部Bの検出値に切り替える場合のトナー残量推移のグラフである。縦軸は、未使用時(新品時)を100%(トナー残量T0)とするトナー残量(%)である。横軸は、現像ユニットの未使用時からの使用量としての累積の印刷枚数(枚)である。実際のトナー残量の推移をトナー残量推移Rとし、検出部Aの検出値が実際のトナー残量よりも少ない場合の検出値の推移を2パターン示す。一つはトナー残量推移(A-3)で始まる実線のトナー残量推移であり、もう一つはトナー残量推移Rとの差がトナー残量推移(A-3)よりも小さいトナー残量推移(A-4)で始まるトナー残量推移である。また、印刷枚数P1以降の検出部Bの検出値の推移をトナー残量推移Bとする。
検出部Aのトナー残量推移がトナー残量推移(A-3)の場合について説明する。検出部Aにより第1閾値Th1(30%)が検出される印刷枚数P4の時点(ポイントJ)において、検出部Bは、第1閾値Th1を検出していない。表示部250は、印刷枚数0枚から印刷枚数P4であるポイントJまでは、トナー残量推移(A-3)のように検出部Aの検出値を表示する期間(第1期間)とし、ポイントJよりも後において検出部Bの検出値を表示する期間(第2期間)があるようにトナー残量を表示する。
次に、表示部250は、ポイントJからは、印刷枚数260枚毎にトナー残量が1%減少する第3勾配でトナー残量を推移させる第3トナー残量推移S3によってトナー残量を表示する。第3勾配は、トナー消費印字率1.8%相当の勾配であり、印刷枚数P4に対するT0と第1閾値Th1の差分(T0-Th1)の比率((T0-Th1)/P4)よりも小さい。
第3トナー残量推移S3で推移するトナー残量が、検出部Bの検出値に一致する前に第3閾値Th3(5%)に達するのはポイントKである。ここで、ポイントKにおける印刷枚数をP5とする。印刷枚数P5であるポイントKからはトナー残量を第3閾値Th3に固定するゼロ勾配でトナー残量を推移させる第4トナー残量推移S4によってトナー残量を表示する。そして、検出部Bの検出値が第3閾値Th3に一致するポイントM1における印刷枚数をP6とする。表示部250は、印刷枚数P6であるポイントM1からトナー残量が0%になるポイントFまでの期間(第2期間)において、トナー残量推移Bで推移するトナー残量を表示する。
以上まとめると、印刷枚数P4であるポイントJから印刷枚数P5であるポイントKまでの期間(第5期間)において、表示部250は、第3トナー残量推移S3で推移するトナー残量を表示する。そして、印刷枚数P5であるポイントKから印刷枚数P6であるポイントM1までの期間(第6期間)において、表示部250は、第4トナー残量推移S4で推移するトナー残量を表示する。
第3トナー残量推移S3の効果について説明する。表示部250において、第3トナー残量推移S3に従ってトナー残量が減少しているので、ユーザに画像形成装置200の故障であると誤認識されにくい。また、第3トナー残量推移S3がトナー残量情報として画像形成装置200から管理サーバSに送信されると、トナー残量が減少しているので、トナーカートリッジ発送が適切なタイミングでなされる。
次に、第4トナー残量推移S4の効果について説明する。表示部250において、第3トナー残量推移S3でトナー残量が0%になるまで表示すると、ポイントL(印刷枚数10000枚)でトナーアウトが表示される。しかしながら、実際のトナーアウトはポイントF(印刷枚数12000枚)であるので、それよりも早いタイミングでトナーアウトを表示してしまうという不具合が生じる。第4トナー残量推移S4を採用することで、この不具合の発生を防止できる。
次に、検出部Aのトナー残量推移がトナー残量推移(A-4)の場合について説明する。ここで、トナー残量推移(A-4)で検出部Aにより第1閾値Th1(30%)が検出されるポイントJ´における印刷枚数をP7とする。表示部250は、印刷枚数P7であるポイントJ´から第3トナー残量推移S3でトナー残量を推移させる。第3トナー残量推移S3で推移するトナー残量は、第3閾値Th3に達する前に印刷枚数P8であるポイントM2で検出部Bの検出値に一致する。印刷枚数P8であるポイントM2からトナー残量0%になるポイントFまでは、トナー残量推移Bでトナー残量を推移させる。
以上述べたように、トナー残量を第3勾配と第4勾配でそれぞれ推移させる2つの期間が設けられることで、ユーザに画像形成装置の故障であると誤認識され難くなり、トナー残量の誤表示を防止することができる。また、このトナー残量推移をトナー残量に関する情報として画像形成装置200から管理サーバSに送信することで、プロセスカートリッジ自動発送が適切なタイミングでなされるという効果がある。
尚、本実施例では2つの閾値、2つの勾配を用いてトナー残量を推移させたが、更に閾値及び勾配を増やして段階的に検出部Bの出力値に近づけても良い。検出部Bを静電容量によるトナー残量検知としたが、これに限定されるものではない。検出部Bが、現像容器207内に光を発光する発光部材と、発光部材から発光され、現像容器207内を通過した光を受光する受光部材と、を有する光学センサでも構わない。現像容器207内のトナー量に相関する相関値は、受光部材が受光した光の強度または受光した時間の長さである。
〔実施例3〕
実施例1及び2では、それぞれ検出部Aから検出部Bに切り替える際に急激な変化もしくは停滞が発生し得る場合についてのトナー推移を示した。
本実施例では、実施例1及び2の制御を組み合わせた場合の制御を示す。なお、本実施例の説明で、実施例1及び2と重複する箇所については省略する。
図1は、本実施例に係るトナー残量表示のフローチャートである。最初に、トナー残量検知が開始(S100)されると、検出部Aの検出値が第1閾値よりも大きいかどうかを確認する(S101)。S101においてNoの場合には、検出部Bが第1閾値Th1以下の検出値を検出したかどうかについて確認する(S102)。S102においてYesの場合には、検出部Bの検出値を用いてトナー残量表示する(S105)。S102でNoの場合には、第3トナー残量推移S3に従ってトナー残量表示を行う(S103)。次に、第3トナー残量推移S3で推移させているトナー残量が検出部Bの検出値に一致するかどうかを確認する(S104)。S104において、Yesの場合には検出部Bの検出値を用いてトナー残量表示する(S105)。S104においてNoの場合、第3トナー残量推移S3で推移させたトナー残量が第3閾値Th3よりも大きいかどうかを確認(S106)し、Yesの場合にはS103に戻る。S106でNoの場合には、第3閾値Th3に固定してトナー残量表示する(S107)。そして、検出部Bの検出値が第3閾値Th3に一致しているかどうかを確認(S108)し、Yesの場合には検出部Bの検出値を用いてトナー残量表示する(S105)。S108でNoとなった場合には、引き続き第3閾値Th3に固定してトナー残量表示する(S107)。
一方、S101でYesの場合、検出部Bが第1閾値Th1以下の検出値を検出しているかどうかについて確認(S109)する。Noの場合には検出部Aの検出値を用いてトナー残量表示する(S110)。S109においてYesの場合、第1トナー残量推移S1に従ってトナー残量表示を行う(S111)。そして、第1トナー残量推移S1で推移させたトナー残量が第2閾値Th2よりも大きいかどうかを確認する(S112)。S112において、Yesの場合には、第1トナー残量推移S1で推移させたトナー残量が検出部Bの検出値に一致するかどうかを確認する(S113)。S113においてNoであればS111に戻る。S113においてYesの場合には、検出部Bの検出値を用いてトナー残量表示する(S105)。S112においてNoとなった場合、第2トナー残量推移S2に従ってトナー残量表示を行う(S114)。そして、第2トナー残量推移で推移させたトナー残量が検出部Bの検出値に一致するかどうかを確認する(S115)。S115においてNoの場合にはS114に戻る。S115でYesの場合には、検出部Bの検出値を用いてトナー残量表示する(S105)。
200 画像形成装置
201 感光体ドラム
203 レーザー
207 現像容器
213 CPU
222 プロセスカートリッジ
224 現像剤担持体
230 不揮発性メモリ
250 表示部
302 プレートアンテナ
401 現像装置回路
402 静電残量検知制御回路
A 第1検出部
B 第2検出部

Claims (11)

  1. トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部のトナーを担持する現像ローラと、を有する現像ユニットと、
    前記現像ローラからトナーが供給される感光ドラムと、
    を備え、画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成を行う画像形成装置において、
    前記画像データに基づいて前記画像形成によるトナー消費量を取得し、前記トナー消費量に基づいて前記トナー収容部のトナー残量を取得する第1取得部と、
    前記トナー収容部に収容されたトナー量に相関する相関値に基づいて前記トナー残量を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部で取得した前記トナー残量と、前記第2取得部で取得した前記トナー残量と、を表示する表示部と、
    前記表示部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記第2取得部によって第1閾値に対応する前記トナー残量が取得される前に前記第1取得部によって取得される前記トナー残量が前記表示部で表示される第1期間があって、前記第2取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得された後に前記第2取得部によって取得される前記トナー残量が前記表示部で表示される第2期間がある、
    ように前記表示部を制御し、
    前記制御部は、更に、
    前記第2取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得されるまでに前記第1取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得されない場合において、
    前記第1期間と前記第2期間の間において、前記現像ユニットの使用量に対して前記トナー残量が第1勾配で減少するように前記トナー残量を推移させる第1トナー残量推移に応じて前記トナー残量が表示される第3期間と、
    前記第1トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値に対応する前記トナー残量に到達する以降において前記現像ユニットの前記使用量に対して前記トナー残量が第2勾配で減少するように前記トナー残量を推移させる第2トナー残量推移に応じて前記トナー残量が表示される第4期間と、
    があるように前記表示部を制御し、
    前記第2勾配の絶対値は前記第1勾配の絶対値よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像ユニットが未使用時の前記トナー収容部の前記トナー残量を初期トナー残量とし、前記第2取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得された時の、前記現像ユニットの前記使用量及び前記第1取得部によって取得される前記トナー残量をそれぞれ第1使用量及び第1トナー残量とし、
    前記第1トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第2閾値に対応する前記トナー残量に到達した時の、前記現像ユニットの前記使用量を第2使用量とすると、
    前記第1期間は、前記現像ユニットの前記使用量が前記第1使用量に到達するまでの期間であり、
    前記第3期間は、前記現像ユニットの前記使用量が前記第1使用量に到達してから前記第1トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第2閾値に対応する前記トナー残量に到達するまでの期間であり、
    前記第4期間は、前記第1トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第2閾値に対応する前記トナー残量に到達してから開始されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第4期間は、前記第2トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第2取得部の取得値に一致するまでの期間であり、
    前記第2期間は、前記第2トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第2取得部の取得値に一致してから前記第2取得部によって取得される前記トナー残量がゼロになるまでの期間であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1勾配の絶対値は、前記第1使用量に対する前記初期トナー残量と前記第1トナー残量の差分の比率よりも大きいことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 情報を記憶するメモリを有し、
    前記メモリは、前記第1閾値と、前記第2閾値と、前記第1勾配と、前記第2勾配と、を記憶していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 外部ネットワークを介して管理サーバと通信可能な通信部を備え、
    前記通信部は、前記第3期間及び前記第4期間における前記トナー残量に関する情報を前記管理サーバに送信するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第2取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得される前に前記第1取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得される場合において、
    前記第1期間と前記第2期間の間において、前記現像ユニットの前記使用量に対して前記トナー残量が第3勾配で減少するように前記トナー残量を推移させる第3トナー残量推移に応じて前記トナー残量が表示される第5期間と、
    前記第3トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第1閾値よりも小さい第3閾値に対応する前記トナー残量に到達する以降において前記現像ユニットの前記使用量に対して前記トナー残量が前記第3閾値に固定される第6期間と、
    があるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1期間は、前記第1取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得されるまでの期間であり、
    前記第5期間は、前記第1取得部によって前記第1閾値に対応する前記トナー残量が取得されてから前記第3トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第3閾値に対応する前記トナー残量に到達するまでの期間であり、
    前記第6期間は、前記第3トナー残量推移で推移させた前記トナー残量が前記第3閾値に対応する前記トナー残量に到達してから前記第2取得部によって前記第3閾値に対応する前記トナー残量が取得されるまでの期間であり、
    前記第2期間は、前記第2取得部によって前記第3閾値に対応する前記トナー残量が取得されてから前記第2取得部で取得される前記トナー残量がゼロになるまでの期間である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記感光ドラム上に静電潜像を形成する露光手段を有し、
    前記第1取得部は、前記露光手段により形成する静電潜像の画像ピクセルの数と、各前記画像ピクセルで消費される単位トナー消費量と、に基づいて前記トナー消費量を取得することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記トナー収容部内に電極を有し、
    前記相関値は、前記電極と前記現像ローラの間の静電容量に応じて出力される出力値であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記トナー収容部内に光を発光する発光部材と、前記発光部材から発光され、前記トナー収容部内を通過した光を受光する受光部材と、を有し、
    前記相関値は、前記受光部材が受光した光の強度または受光した時間の長さであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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