JP2023019256A - ブレース構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮可能な、ブレース構造を提供する。【解決手段】ブレース構造10Aは、制振ダンパー30Aが内蔵されたブレース構造10Aであって、芯材21Aと、芯材21Aに対して相対移動可能に設けられた、内部側にセメント系硬化体24が設けられた外側鋼管22Aと、芯材21Aとセメント系硬化体24とに接合され、芯材21Aと外側鋼管22Aとの相対移動を減衰させる高減衰ゴムを備えた制振ダンパー30Aと、を備え、制振ダンパー30Aと芯材21Aがボルト40で締結されている。【選択図】図2

Description

本発明は、ブレース構造に関する。
例えば特許文献1には、外側筋かい構成材と、外側筋かい構成材の保持孔内に配置された鋼製内側筋かい構成材と、内側筋かい構成材の周面と外側筋かい構成材の内周面との間に介在する粘弾性材層とを備える振動抑制筋かい材の構成が開示されている。このような構成の振動抑制筋かい材の両側部は、建造物の骨組に連結されている。
また、特許文献2には、3以上の複数枚の鋼板と、各鋼板間に接着される粘弾性体とからなり、鋼板の少なくとも一端が取付部材を介して建物のフレーム側の連結部材に連結される制振ダンパーが開示されている。当該制振ダンパーにおいては、鋼板を挟んで取付部材或いは連結部材と隣接する粘弾性体の少なくとも1層が、取付部材或いは連結部材の粘弾性体側の端面と少なくとも面一となる位置まで取付部材或いは連結部材側へ延設されている。
また、特許文献3には、構造物の骨組みの一方の部位に取り付けられて軸力が作用する内側部材と、骨組みの他方の部位に取り付けられて軸力が作用する外側部材と、これら内側部材および外側部材の間に介装された粘弾性体とを備えた制振ダンパーの構成が開示されている。この構成において、内側部材は、多角形の管状部を有している。外側部材は、管状部の外周面毎に独立して対向配置された複数の帯板と、これら内側部材および帯板を外面側から覆う管体と、この管体の内面に沿って注入固化されることにより管体および帯板を一体化させる充填材とを有している。粘弾性体は、シート状の粘弾性体であって、管状部の外周面と帯板との間に両面を密着させて介装されている。
特許文献1から3に開示されたような構成は、いずれも、粘弾性体を用いた制振ダンパーを備えるブレース構造である。このような構成において、減衰力を高めようとすると、制振ダンパーをブレースの延伸する軸方向に長くすればよいが、ブレースに制振ダンパー(粘弾性体)が設けられる範囲には限りがあり、制振ダンパーの納まり上の問題が生じる。また、制振ダンパーが長大化すると、鋼材部分の弾性変形によるエネルギー吸収量の減少、座屈等の懸念が生じることもある。
また、粘弾性体として通常のゴムを使用したのでは、減衰性能を十分に発揮できないことがある。これは、通常のゴムは温度依存性が大きく、温度が上昇すると、剛性や減衰性能等の力学的特性が低減することに起因している。粘弾性体の温度は、気温や直射日光等の外的要因によって、容易に上昇し得るため、粘弾性体が設けられた制振ダンパーの設置環境によっては、粘弾性体が減衰性能を効率的に発揮できない。あるいは、地震が生じて粘弾性体が振動エネルギーを吸収することによっても、粘弾性体の温度は上昇し得るため、地震時に粘弾性体が振動の吸収を繰り返すと、それに伴って粘弾性体の温度が上昇し、減衰性能が十分に発揮されないこともある。
したがって、制振ダンパーの大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮可能な、ブレース構造が望まれている。
特開平3-262881号公報 特開2016-56605号公報 特許第4950913号公報
本発明が解決しようとする課題は、大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮可能な、ブレース構造を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明のブレース構造は、制振ダンパーが内蔵されたブレース構造であって、芯材と、前記芯材に対して相対移動可能に設けられた、内部側にセメント系硬化体が設けられた外側鋼管と、前記芯材と前記セメント系硬化体とに接合され、前記芯材と前記外側鋼管との相対移動を減衰させる高減衰ゴムを備えた制振ダンパーと、を備え、前記制振ダンパーと前記芯材がボルトで締結されていることを特徴とする。
このような構成によれば、制振ダンパーが、粘弾性体である高い減衰性能を備える高減衰ゴムを含んで形成されている。このため、制振ダンパーの減衰性能が向上する。また、高減衰ゴムは、温度依存性が小さく、気温や直射日光等の外的要因や、振動エネルギーの吸収等により温度が上昇しても、減衰性能が低減しにくい。このように、所謂粘弾性ダンパーとして実現される制振ダンパーの粘弾性体を高減衰ゴムとすることにより、減衰性能を高め、かつ、減衰性能を安定して発揮可能な構成とすることができる。
このように効率的に減衰性能を高めることができるため、制振ダンパーに要求される減衰性能を実現するのに必要な粘弾性体の総量が低減する。このため、制振ダンパーの、ブレース構造の軸方向における長さを低減し、大型化を抑制できる可能性がある。
ここで、上記のような高減衰ゴムは、工事現場などで鋼材に接着するのが容易ではないところ、上記のようなブレース構造においては、高減衰ゴムを備えて形成された制振ダンパーを芯材にボルトで締結することで構築されるため、工事現場における組み立て、施工も容易である。
このようにして、大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮可能な、ブレース構造を提供することが可能となる。
本発明の一態様においては、本発明のブレース構造は、前記芯材は、十字形断面、またはH形状断面であり、前記芯材は板状部を備え、当該板状部の両側に前記制振ダンパーがそれぞれ設けられ、前記制振ダンパーの各々と前記板状部がこれらを貫通するボルトにより接合されている。
このような構成によれば、芯材を、十字型断面、またはH形状断面とすることで、限られたスペースに複数の制振ダンパーを備えることが可能となり、ブレース構造の大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮することが可能となる。
また、芯材が鋼管である場合など、芯材の断面形状が環状である部分を備えていると、芯材の表面に制振ダンパーをボルトで締結する際に、環状部分の内側に、芯材の軸方向の端部から手を挿入する必要があるため、組み立て、施工が容易ではない。これに対し、上記のような構成においては、芯材の断面形状が環状である部分を備えず、芯材のあらゆる表面に外部から容易に接触できる構造となっているため、芯材の表面への、制振ダンパーのボルトによる締結を、容易に行うことができる。
さらに、芯材を構成する板状部の両側に制振ダンパーがそれぞれ設けられ、制振ダンパーの各々と板状部がこれらを貫通するボルトにより接合されている。すなわち、複数の制振ダンパーをまとめて一つのボルトで芯材に締結することができるため、制振ダンパーごとに芯材とボルトで締結する場合に比べると、使用するボルトの数を低減し、ブレース構造の大型化をより抑制することができる。
本発明の一態様においては、本発明のブレース構造は、前記制振ダンパーは、前記高減衰ゴムの互いに反対側の側面に設けられる第1外鋼板と、第2外鋼板と、を備え、前記第1外鋼板は、前記制振ダンパーを平面視したときに、前記高減衰ゴムより外形寸法が大きくなるように外縁部が形成され、当該外縁部が、前記ボルトにより前記芯材に締結され、前記第2外鋼板は前記セメント系硬化体に接合されている。
このような構成によれば、第1外鋼板が高減衰ゴムより外形寸法が大きいことで、外縁部が高減衰ゴムより外側に張り出すことになる。外縁部をボルトにより芯材に締結することで、制振ダンパーを芯材に接合することができる。また、第2外鋼板をセメント系硬化体に接合することで、制振ダンパーがセメント系硬化体に接合される。このようにして、高減衰ゴムが芯材と外側鋼管の相対移動を減衰させるように構成することが可能となる。
本発明によれば、大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮可能な、ブレース構造を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るブレース構造の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るブレース構造を軸方向から見た断面図であり、図1のI-I矢視断面図である。 図2のII-II矢視断面図である。 本発明の第1実施形態に係るブレース構造の変形例の構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るブレース構造の他の変形例の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るブレース構造を軸方向から見た断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明によるブレース構造を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
本発明の実施形態に係るブレース構造の構成を図1に示す。
図1に示されるように、本実施形態に係るブレース構造10Aは、構造物の躯体1を構成する柱梁架構2に備えられている。柱梁架構2は、複数本の柱3と、梁4と、を備えている。複数本の柱3は、水平方向に間隔をあけて配置されている。各柱3は、上下方向に延びている。梁4は、上下方向に間隔をあけて配置されている。各梁4は、水平方向に延び、互いに隣り合う柱3の間に架設されている。
ブレース構造10Aは、水平方向で互いに隣り合う柱3と、互いに上下に位置する梁4との間に設けられている。ブレース構造10Aは、互いに隣り合う2本の柱3と、互いに上下に位置する2本の梁4との間に、斜めに延びるように設けられている。ブレース構造10Aの両端部は、柱3と梁4との接合部である第1接合部J1と第2接合部J2の各々にそれぞれ設けられたブラケット12に接合されている。
図2は、本発明の第1実施形態に係るブレース構造を軸方向から見た断面図であり、図1のI-I矢視断面図である。図3は、図2のII-II矢視断面図である。
図2、図3に示されるように、ブレース構造10Aは、芯材21Aと、外側鋼管22Aと、制振ダンパー30Aと、主に備えている。
芯材21Aは、ブレース構造10Aの軸方向Daに延びている。芯材21Aの一端部21sは、第2接合部J2のブラケット12に接合されている。芯材21Aの他端部22t側は、外側鋼管22A内に挿入されている。外側鋼管22A内で、他端部22tと第1接合部J1のブラケット12との間には、間隙が形成されている。図2に示すように、本実施形態において、芯材21Aは、ブレース構造10Aの軸方向Da(図2において紙面に直交する方向)に直交する断面形状が、十字形断面とされている。芯材21Aは、芯材21Aの断面中央部21cから四方に延出する4枚の板状部21pを有している。4枚の板状部21pは、互いに接合されている。
図3に示すように、外側鋼管22Aは、ブレース構造10Aの軸方向Daに延びている。外側鋼管22Aの一端22sは、第1接合部J1のブラケット12に接合されている。外側鋼管22Aの他端22tは、第2接合部J2のブラケット12との間に軸方向Daに間隙を隔てている。図2に示すように、本実施形態において、外側鋼管22Aは、例えば、軸方向Daに直交する断面形状が円形の円形鋼管からなる。
外側鋼管22Aの内部側には、セメント系硬化体24が設けられている。セメント系硬化体24は、例えば、モルタルからなる。外側鋼管22Aは、セメント系硬化体24に定着されている。セメント系硬化体24は、後述する制振ダンパー30Aに対しては第2外鋼板32のみに接合され、芯材21A、及び制振ダンパー30Aの粘弾性体33、及び第1外鋼板31Aとの間には、隙間S1を隔てて設けられている。
以上のような構成により、外側鋼管22Aは、芯材21Aに対して、ブレース構造10Aの軸方向Daに、第2接合部J2に向けて、あるいは第2接合部J2から離間するように、互いに相対移動可能に設けられている。
制振ダンパー30Aは、芯材21Aと外側鋼管22Aとの相対移動を減衰させる。制振ダンパー30Aは、芯材21Aとセメント系硬化体24とに接合されている。本実施形態において、制振ダンパー30Aは、芯材21Aの断面中央部21c周りの周方向に4個が設けられている。本実施形態において、各制振ダンパー30Aは、芯材21Aの断面中央部21c周りの周方向で互いに隣り合う2枚の板状部21p同士の間に配置されている。これにより、芯材21Aを構成する板状部21pの各々において、板状部21pの両側に制振ダンパー30Aがそれぞれ設けられた構成となっている。
図3に示すように、本実施形態において、制振ダンパー30Aは、芯材21Aと外側鋼管22Aとが軸方向Daで重なる領域の全体(全長)にわたって設けられている。制振ダンパー30Aは、第1外鋼板31Aと、第2外鋼板32と、粘弾性体33と、を備えている。制振ダンパー30Aは、第1外鋼板31Aと、第2外鋼板32と、粘弾性体33とを、軸方向Daに直交する方向に積層することで構成されている。
第1外鋼板31Aと第2外鋼板32とは、粘弾性体33を挟んだ両側に設けられている。図2に示すように、第2外鋼板32は、互いに直交する2枚の板状部21pに対し、例えば45度傾斜して設けられている。第2外鋼板32は、粘弾性体33とは反対側の表面32fに、複数本のスタッドボルト34を一体に備えている。第2外鋼板32の表面32fは、セメント系硬化体24に接しており、セメント系硬化体24に定着されている。複数本のスタッドボルト34は、セメント系硬化体24に埋設されている。これにより、第2外鋼板32は、セメント系硬化体24に接合されている。
第1外鋼板31Aは、制振ダンパー30Aを、第1外鋼板31A、第2外鋼板32、及び粘弾性体33の積層方向Dsから平面視したときに、粘弾性体33より外形寸法が大きくなるように形成されている。第1外鋼板31Aは、第2外鋼板32と平行に形成された基板部31aと、基板部31aの両端から両側の板状部21pに沿って延びる外縁部31bと、を一体に有している。外縁部31bは、積層方向Dsから平面視したときに、粘弾性体33よりも外側に突出している。本実施形態において、外縁部31bは、軸方向Daから見て、基板部31aに対して第2外鋼板32側に45度傾斜して延びている。第1外鋼板31Aは、両側の外縁部31bを、隣り合う2枚の板状部21pに沿わせて設けられている。これにより、隣り合う2枚の板状部21pと、第1外鋼板31Aとの間には、隙間S3(図2参照)が形成されている。
外縁部31bは、ボルト40、及びナット41により芯材21Aに締結されている。本実施形態において、各板状部21pを挟んで両側に配置された2つの制振ダンパー30Aの第1外鋼板31Aどうしは、双方の制振ダンパー30Aの外縁部31b、及び板状部21pを貫通するボルト40、及びナット41によって締結されている。つまり、周方向で隣り合う2つの制振ダンパー30Aどうしで、ボルト40、及びナット41を共用している。
粘弾性体33は、第1外鋼板31Aと第2外鋼板32との積層方向Dsに直交する軸方向Daにおける、芯材21Aと外側鋼管22Aとの相対移動を減衰させる。粘弾性体33は、通常のゴムに比べると、減衰性能が高い、高減衰ゴムである。粘弾性体33には、例えば、アクリル系、ジエン系、スチレン系、イソプレン系のうちの少なくとも一種のゴム材料を含んでいるのが好ましい。本実施形態では、例えば、イソプレン系ゴムを含むゴム材料を、粘弾性体33として用いている。イソプレン系ゴムは初期剛性が大きい。また、イソプレン系ゴムは、温度依存性が小さい。このため、気温や直射日光等の外的要因や、振動エネルギーの吸収等により温度が上昇しても、減衰性能が低減しにくい。さらに、イソプレン系ゴムは、振動数依存性が小さい。粘弾性体33は、例えば、イソプレン系ゴム等の合成ゴムと天然ゴムを混合し、これに減衰付与剤や老化防止剤等を添加して製造される。
このような粘弾性体33を備える制振ダンパー30Aは、工場において、粘弾性体33と、第1外鋼板31Aと、第2外鋼板32とを、所定の高温・高圧力条件下で加硫・接着することで製造されている。ブレース構造10Aの組立時には、予め製造された制振ダンパー30Aを、ボルト40、及びナット41によって芯材21Aに取り付ける。
このような制振ダンパー30Aでは、軸方向Daにおける芯材21Aの変位が、ボルト40を介して第1外鋼板31Aに伝達される。また、軸方向Daにおける外側鋼管22Aの軸方向Daの変位が、セメント系硬化体24、複数本のスタッドボルト34を介して第2外鋼板32に伝達される。高減衰ゴムを用いた粘弾性体33は、第1外鋼板31Aと第2外鋼板32との相対変位を減衰させる。これにより、制振ダンパー30Aは、芯材21Aと外側鋼管22Aとの相対移動を減衰させる。よって、ブレース構造10Aは、引張力、または圧縮力が作用した際には芯材21Aおよび外側鋼管22Aが抵抗し、芯材21Aと外側鋼管22Aは、その間の粘弾性体33およびセメント系硬化体24のせん断力により相互に力を伝達する機構を形成する。具体的には、芯材21Aと外側鋼管22Aは、引張力および圧縮力を負担する。芯材21Aと粘弾性体33との間はボルト40を介してせん断力が伝達され、粘弾性体33とセメント系硬化体24との間はスタッドボルト34を介してせん断力が伝達される。また、セメント系硬化体24と外側鋼管22Aとの間は付着力によってせん断力が伝達される。また、セメント系硬化体24は、芯材21Aおよび外側鋼管22Aの座屈拘束材として抵抗する。本実施形態の後に詳説する各変形例のブレース構造においても、同様に作用する。
上述したようなブレース構造10Aは、制振ダンパー30Aが内蔵されたものであって、芯材21Aと、芯材21Aに対して相対移動可能に設けられ、内部側にセメント系硬化体24が設けられた外側鋼管22Aと、芯材21Aとセメント系硬化体24とに接合され、芯材21Aと外側鋼管22Aとの相対移動を減衰させる粘弾性体(高減衰ゴム)33を備えた制振ダンパー30Aと、を備え、制振ダンパー30Aと芯材21Aがボルト40で締結されている。
このような構成によれば、制振ダンパー30Aの粘弾性体33が、高い減衰性能を備える高減衰ゴムとなっている。このため、制振ダンパー30Aの減衰性能が向上する。また、高減衰ゴムは、通常のゴムに比べると温度依存性が小さく、気温や直射日光等の外的要因や、振動エネルギーの吸収等により温度が上昇しても、減衰性能が低減しにくい。このように、所謂粘弾性ダンパーとして実現される制振ダンパー30Aの粘弾性体33を高減衰ゴムとすることにより、減衰性能を高め、かつ、減衰性能を安定して発揮可能な構成とすることができる。
このように効率的に減衰性能を高めることができるため、制振ダンパー30Aに要求される減衰性能を実現するのに必要な粘弾性体33の総量が低減する。このため、制振ダンパー30Aの、ブレース構造10Aの軸方向Daにおける長さを低減し、大型化を抑制できる可能性がある。
ここで、上記のような高減衰ゴムは、工事現場などで鋼材に接着するのが容易ではないところ、上記のようなブレース構造10Aにおいては、高減衰ゴムを備えて形成された制振ダンパー30Aを芯材21Aにボルト40で締結することで構築されるため、工事現場における組み立て、施工も容易である。
このようにして、大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮可能な、ブレース構造10Aを提供することが可能となる。
一般に、高減衰ゴムは、工場において、所定の高温・高圧力条件下で鋼板と加硫接着することでユニットとして製造され、販売されることが多い。このため、鋼板と接着されていない単体として調達し、これを任意な形状に加工し、芯材に接着して、制振ダンパーを形成するのが難しい。
仮に、高減衰ゴムを単体として調達できたとしても、これを例えば芯材21Aに加硫接着するためには、専用の設備が必要となるので、工事現場における組み立てが容易ではない。
これに対し、本実施形態においては、ユニットとして製造された高減衰ゴムを、ボルトにより芯材21Aに締結することで、制振ダンパー30A及びブレース構造10Aを構築することができるため、上記のように、工事現場における組み立て、施工が容易となる。
また、芯材21Aは、十字形断面であり、芯材21Aは板状部21pを備え、板状部21pの両側に制振ダンパー30Aがそれぞれ設けられ、制振ダンパー30Aの各々と板状部21pがこれらを貫通するボルト40により接合されている。
このような構成によれば、芯材21Aを構成する4枚の板状部21pの間に4個の制振ダンパー30Aを組み込むことができる。このように、限られたスペースに複数の制振ダンパー30Aを備えることが可能となり、ブレース構造10Aの大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮することが可能となる。
また、芯材21Aが鋼管である場合など、芯材21Aの断面形状が環状である部分を備えていると、芯材21Aの表面に制振ダンパー30Aをボルト40で締結する際に、環状部分の内側に、芯材21Aの軸方向Daの端部から手を挿入する必要があるため、組み立て、施工が容易ではない。これに対し、上記のような構成においては、芯材21Aの断面形状が環状である部分を備えず、芯材21Aのあらゆる表面に外部から容易に接触できる構造となっているため、芯材21Aの表面への、制振ダンパー30Aのボルト40による締結を、容易に行うことができる。
さらに、芯材21Aを構成する板状部21pの両側に制振ダンパー30Aがそれぞれ設けられ、制振ダンパー30Aの各々と板状部21pがこれらを貫通するボルト40により接合されている。すなわち、複数の制振ダンパー30Aをまとめて一つのボルト40で芯材21Aに締結することができるため、制振ダンパー30Aごとに芯材21Aとボルト40で締結する場合に比べると、使用するボルト40の数を低減し、ブレース構造10Aの大型化をより抑制することができる。
また、制振ダンパー30Aは、粘弾性体(高減衰ゴム)33の互いに反対側の側面に設けられる第1外鋼板31Aと、第2外鋼板32と、を備え、第1外鋼板31Aは、制振ダンパー30Aを平面視したときに、粘弾性体(高減衰ゴム)33より外形寸法が大きくなるように外縁部31bが形成され、外縁部31bが、ボルト40により芯材21Aに締結され、第2外鋼板32はセメント系硬化体24に接合されている。
このような構成によれば、第1外鋼板31Aが粘弾性体(高減衰ゴム)33より外形寸法が大きいことで、外縁部31bが粘弾性体(高減衰ゴム)33より外側に張り出すことになる。外縁部31bをボルト40により芯材21Aに締結することで、制振ダンパー30Aを芯材21Aに接合することができる。また、第2外鋼板32をセメント系硬化体24に接合することで、制振ダンパー30Aがセメント系硬化体24に接合される。このようにして、粘弾性体33が芯材21Aと外側鋼管22Aの相対移動を減衰させるように構成することが可能となる。
(第1実施形態の変形例)
なお、本発明のブレース構造は、図面を参照して説明した上述の第1実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、外側鋼管22Aを、軸方向Daに直交する断面形状が円形の円形鋼管からなるようにしたがこれに限らない。
図4は、本発明の第1実施形態に係るブレース構造の変形例の構成を示す断面図である。
図4に示されるように、ブレース構造10Aを構成する外側鋼管22Bを、例えば、ブレース構造10Aの軸方向Daに直交する断面形状が矩形の角鋼管からなるようにしてもよい。この場合、外側鋼管22Bは、十字形断面の芯材21Aの各板状部21pの外側に、角部22pが位置するように設けられている。
図5は、本発明の第1実施形態に係るブレース構造の他の変形例の構成を示す断面図である。
図5に示されるように、ブレース構造10Aを構成し、軸方向Daに直交する断面形状が矩形の角鋼管からなる外側鋼管22Cを、十字形断面の芯材21Aの各板状部21pの外側に、四方の平面部22qが位置するように設けてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明に第2実施形態に係るブレース構造について説明する。
以下に説明する第2実施形態において、上記第1実施形態との相違点は、上記第1実施形態では、芯材21Aを十字型断面としたのに対し、本第2実施形態では、芯材21Bを、C形鋼材が背中合わせに設置された複合断面(H形状断面)とする点にある。以下の説明において、上記第1実施形態と共通する構成については、図中に同符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係るブレース構造の構成を示す断面図を図6に示す。
図6に示されるように、本実施形態におけるブレース構造10Bは、芯材21Bと、外側鋼管22Cと、制振ダンパー30Bと、主に備えている。
本実施形態において、芯材21Bは、ブレース構造10Bの軸方向Da(図1参照)に直交する断面形状が、C形鋼材25が背中合わせに設置された複合断面(H形状断面)とされている。具体的には、芯材21Bを構成するC形鋼材25は、それぞれ、ウェブ25aと、一対のフランジ25bと、を有している。ウェブ25aは、軸方向Da(図6の紙面に直交する方向)と、軸方向Daに直交する第1方向D1とを含む平面に沿って形成されている。一対のフランジ25bは、ウェブ25aの第1方向D1の両端から、軸方向Da及び第1方向D1に直交する第2方向D2に平行に延びている。これにより、C形鋼材25は、軸方向Daから見て断面C形をなしている。芯材21Bは、一対のC形鋼材25のウェブ25aどうしを第2方向D2に重ね合わせて配置している。芯材21Bは、一対のC形鋼材25のフランジ25bが、重ね合わせたウェブ25aから第2方向D2の両側に突出するように構成されている。つまり、一方のC形鋼材25と他方のC形鋼材25とは、ウェブ25aから一対のフランジ25bが延びる方向を、互いに異ならせている。このようにして、芯材21Bは、C形鋼材25のウェブ25aどうしを重ね合わせて背中合わせに設置された複合断面とされている。これにより、芯材21Bは、断面形状が、全体としてH形状となるように形成されている。
外側鋼管22Cの内部側に設けられたセメント系硬化体24は、後述する制振ダンパー30Bに対しては第2外鋼板32のみに接合され、上記芯材21B、及び制振ダンパー30Bの粘弾性体33、及び第1外鋼板31Bとの間には、隙間S2を隔てて設けられている。
本実施形態において、制振ダンパー30Bは、芯材21Bを構成する一対のC形鋼材25のそれぞれに配置されている。制振ダンパー30Bは、一対のC形鋼材25のウェブ(板状部)25aを挟んで両側に配置されている。各制振ダンパー30Bは、第1外鋼板31Bと、第2外鋼板32と、粘弾性体33と、を備えている。制振ダンパー30Bは、第1外鋼板31Bと、第2外鋼板32と、粘弾性体33とを積層することで構成されている。
制振ダンパー30Bは、第1外鋼板31BをC形鋼材25のウェブ25aに沿わせて配置されている。制振ダンパー30Bは、C形鋼材25の一対のフランジ25bの間に収められている。つまり、制振ダンパー30Bは、C形鋼材25のウェブ25aと一対のフランジ25bとに囲まれた部分に配置されている。
第1外鋼板31Bは、制振ダンパー30Bを第1外鋼板31B、第2外鋼板32、及び粘弾性体33の積層方向Dsから平面視したときに、粘弾性体33より外形寸法が大きくなるように形成されている。第1外鋼板31Bは、粘弾性体33よりも第1方向D1の両側に延びる外縁部31dと、を一体に有している。
外縁部31dは、ボルト40、及びナット41により芯材21Bに締結されている。本実施形態において、ウェブ25aを挟んで両側に配置された2つの制振ダンパー30Bの第1外鋼板31Bどうしは、双方の制振ダンパー30Bの外縁部31dとウェブ25aとを貫通するボルト40、及びナット41によって締結されている。つまり、一対のC形鋼材25のウェブ(板状部)25aを挟んで両側に配置された2つの制振ダンパー30Bどうしで、ボルト40、及びナット41を共用している。
第2外鋼板32は、複数本のスタッドボルト34を一体に備えている。第2外鋼板32は、セメント系硬化体24に接しており、セメント系硬化体24に定着されている。複数本のスタッドボルト34は、セメント系硬化体24に埋設されている。
本実施形態においても、粘弾性体33は、上記第1実施形態と同様、通常のゴムに比べると、減衰性能が高い、高減衰ゴムである。
上述したようなブレース構造10Bは、制振ダンパー30Bが内蔵されたものであって、芯材21Bと、芯材21Bに対して相対移動可能に設けられ、内部側にセメント系硬化体24が設けられた外側鋼管22Cと、芯材21Bとセメント系硬化体24とに接合され、芯材21Bと外側鋼管22Cとの相対移動を減衰させる粘弾性体(高減衰ゴム)33を備えた制振ダンパー30Bと、を備え、制振ダンパー30Bと芯材21Bがボルト40で締結されている。
このような構成によれば、制振ダンパー30Bの粘弾性体33が、高い減衰性能を備える高減衰ゴムとなっている。このため、制振ダンパー30Bの減衰性能が向上する。また、高減衰ゴムは、通常のゴムに比べると温度依存性が小さく、気温や直射日光等の外的要因や、振動エネルギーの吸収等により温度が上昇しても、減衰性能が低減しにくい。このように、所謂粘弾性ダンパーとして実現される制振ダンパー30Bの粘弾性体33を高減衰ゴムとすることにより、減衰性能を高め、かつ、減衰性能を安定して発揮可能な構成とすることができる。
このように効率的に減衰性能を高めることができるため、制振ダンパー30Bに要求される減衰性能を実現するのに必要な粘弾性体33の総量が低減する。このため、制振ダンパー30Bの、ブレース構造10Bの軸方向Daにおける長さを低減し、大型化を抑制できる可能性がある。
ここで、上記のような高減衰ゴムは、工事現場などで鋼材に接着するのが容易ではないところ、上記のようなブレース構造10Bにおいては、高減衰ゴムを備えて形成された制振ダンパー30Bを芯材21Bにボルト40で締結することで構築されるため、工事現場における組み立て、施工も容易である。
このようにして、大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮可能な、ブレース構造10Bを提供することが可能となる。
また、芯材21Bは、H形状断面であり、芯材21Bは板状部25aを備え、板状部25aの両側に制振ダンパー30Bがそれぞれ設けられ、制振ダンパー30Bの各々と板状部25aがこれらを貫通するボルト40により接合されている。
このような構成によれば、H形状断面を構成するC形鋼材25の内側の、板状部25aの両側に、制振ダンパー30Bを組み込むことができる。このようにして、限られたスペースに複数の制振ダンパー30Bを備えることが可能となり、ブレース構造10Bの大型化を抑制しつつ、高い減衰力を発揮することが可能となる。
また、芯材21Bが鋼管である場合など、芯材21Bの断面形状が環状である部分を備えていると、芯材21Bの表面に制振ダンパー30Bをボルト40で締結する際に、環状部分の内側に、芯材21Bの軸方向Daの端部から手を挿入する必要があるため、組み立て、施工が容易ではない。これに対し、上記のような構成においては、芯材21Bの断面形状が環状である部分を備えず、芯材21Bのあらゆる表面に外部から容易に接触できる構造となっているため、芯材21Bの表面への、制振ダンパー30Bのボルト40による締結を、容易に行うことができる。
さらに、芯材21Bを構成する板状部25aの両側に制振ダンパー30Bがそれぞれ設けられ、制振ダンパー30Bの各々と板状部25aがこれらを貫通するボルト40により接合されている。すなわち、複数の制振ダンパー30Bをまとめて一つのボルト40で芯材21Bに締結することができるため、制振ダンパー30Bごとに芯材21Bとボルト40で締結する場合に比べると、使用するボルト40の数を低減し、ブレース構造10Bの大型化をより抑制することができる。
また、制振ダンパー30Bは、粘弾性体(高減衰ゴム)33の互いに反対側の側面に設けられる第1外鋼板31Bと、第2外鋼板32と、を備え、第1外鋼板31Bは、制振ダンパー30Bを平面視したときに、粘弾性体(高減衰ゴム)33より外形寸法が大きくなるように外縁部31dが形成され、外縁部31dが、ボルト40により芯材21Bに締結され、第2外鋼板32はセメント系硬化体24に接合されている。
このような構成によれば、第1外鋼板31Bが粘弾性体(高減衰ゴム)33より外形寸法が大きいことで、外縁部31dが粘弾性体(高減衰ゴム)33より外側に張り出すことになる。外縁部31dをボルト40により芯材21Bに締結することで、制振ダンパー30Bを芯材21Bに接合することができる。また、第2外鋼板32をセメント系硬化体24に接合することで、制振ダンパー30Bがセメント系硬化体24に接合される。このようにして、粘弾性体33が芯材21Bと外側鋼管22Bの相対移動を減衰させるように構成することが可能となる。
(その他の変形例)
上記第1、第2実施形態では、制振ダンパー30A、30Bを、芯材21A、21Bと外側鋼管22A~22Cとが軸方向Daで重なる領域の全体(全長)にわたって設けるようにしたが、これに限らない。制振ダンパー30A、30Bは、芯材21A、21Bと外側鋼管22A~22Cとが軸方向Daで重なる領域の一部にのみ設けてもよい。さらに、制振ダンパー30A、30Bを、芯材21A、21Bと外側鋼管22A~22Cとが軸方向Daで重なる領域に、軸方向Daに間隔をあけて複数設けるようにしてもよい。
また、ブレース構造10A、10Bとして、芯材21A、21Bと外側鋼管22A~22Cとの間に、芯材21A、21Bと外側鋼管22A~22Cとの相対移動を減衰する制振ダンパー30A、30Bを備えるようにしたが、制振ダンパー30A、30Bに加えて、他の減衰機構を備えるようにしてもよい。例えば、制振ダンパー30A、30Bに加えて、滑り機構と弾性バネを直列に備え、さらに芯材21A、21Bの座屈を拘束する座屈拘束部材を弾塑性ダンパーとして備えた構成としてもよい。
また、上記第2実施形態においては、C形鋼材25を背中合わせに設置することで、断面形状が全体としてH形状となるような芯材21Bを形成したが、これに限られない。例えば、第2実施形態として説明したような制振ダンパー30Bを構築するに際し、H形鋼材を芯材21Bとして用いてもよい。
あるいは、芯材は、十字形断面や、H形状断面を有さずともよい。芯材は、制振ダンパーをボルトで締結しやすい断面形状となっていればよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
10A、10B ブレース構造 30A、30B 制振ダンパー
21A、21B 芯材 31A、31B 第1外鋼板
21p 板状部 31b、31d 外縁部
22A~22C 外側鋼管 32 第2外鋼板
24 セメント系硬化体 33 粘弾性体(高減衰ゴム)
25 C形鋼材 40 ボルト
25a ウェブ(板状部)


Claims (3)

  1. 制振ダンパーが内蔵されたブレース構造であって、
    芯材と、
    前記芯材に対して相対移動可能に設けられた、内部側にセメント系硬化体が設けられた外側鋼管と、
    前記芯材と前記セメント系硬化体とに接合され、前記芯材と前記外側鋼管との相対移動を減衰させる高減衰ゴムを備えた制振ダンパーと、を備え、
    前記制振ダンパーと前記芯材がボルトで締結されていることを特徴とするブレース構造。
  2. 前記芯材は、十字形断面、またはH形状断面であり、
    前記芯材は板状部を備え、当該板状部の両側に前記制振ダンパーがそれぞれ設けられ、前記制振ダンパーの各々と前記板状部がこれらを貫通するボルトにより接合されていることを特徴とする請求項1に記載のブレース構造。
  3. 前記制振ダンパーは、前記高減衰ゴムの互いに反対側の側面に設けられる第1外鋼板と、第2外鋼板と、を備え、
    前記第1外鋼板は、前記制振ダンパーを平面視したときに、前記高減衰ゴムより外形寸法が大きくなるように外縁部が形成され、当該外縁部が、前記ボルトにより前記芯材に締結され、
    前記第2外鋼板は前記セメント系硬化体に接合されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブレース構造。
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