JP2023019007A - ステアリングシステムおよびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

ステアリングシステムおよびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Akira Minaki
英樹 澤田
Hideki Sawada
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Abstract

Figure 2023019007000001
【課題】電動パワーステアリングと油圧パワーステアリングとを組み合わせた構成において、電動パワーステアリングの構造に起因して生じる操舵感の悪化を低減させる。
【解決手段】ステアリングシステムであって、ステアリングシャフトを含む操舵機構と、前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、前記電動パワーステアリング装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する。
【選択図】図2

Description

本願発明は、ステアリングシステムおよびその制御方法、並びにプログラムに関する。
近年、車両において、先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver-Assistance Systems)や自動運転(AD:Autonomous Driving)の機能を実現するために、パワーステアリング装置においても様々な技術が開発されている。例えば、バスやトラックにてADASやADを実現することを考える。量産されているバスやトラックの大半は、油圧パワーステアステアリング(HPS:Hydraulic Power Steering)を搭載している。このような車両に対しては、既存のHPSを残しつつ、パワーステアリングシステムの上段部分に出力が比較的小さい電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)を搭載する構成により、自動運転等に対応させることが考えられる。このような構成においては、例えば、コラムEPSを利用することが可能である。
例えば、特許文献1では、EPSとHPSを組み合わせた構成において、トーションバーのねじれ設定をEPS側とHPS側とで異ならせることにより、HPSの故障の際にEPSを動作させる構成が開示されている。
また、特許文献2では、大型トラックやバス等の車両を想定して、EPSとHPSを組み合わせた構成が開示されている。この構成において、EPSは、車線維持支援機能を動作させる際の操舵アクチュエータとして作動したり、通常動作時にHPSと協働して操舵アシストを行ったりすることが記載されている。
特許第6222427号公報 特開2006-264622号公報
しかしながら、HPSの上側にコラムEPSを搭載した場合、コラムEPSを構成する減速機やモータなどの摩擦に起因して、マニュアルコラムを搭載した従来のHPSの構成と比較して操舵が重くなったり、ハンドル戻りが悪化したりする等の操舵性の問題が生じる。
上記の先行技術文献では、EPSとHPSが組み合わされた構成については開示されているものの、それらの組み合わせによる操舵性の悪化については十分に考慮されていなかった。
上記課題を鑑み、本願発明は、電動パワーステアリングと転舵機構のパワーステアリングとを組み合わせた構成において、電動パワーステアリングの構造に起因して生じる操舵感の悪化を低減することを目的とする。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、ステアリングシステムであって、
ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
前記電動パワーステアリング装置の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する。
また、本願発明の別の形態は以下の構成を有する。すなわち、
ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
を備えるステアリングシステムの制御方法であって、
前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する。
また、本願発明の別の形態は以下の構成を有する。すなわち、
ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
を備えるステアリングシステムを制御するためのコンピュータを、
前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する制御部として機能させるためのプログラムを提供する。
本願発明により、電動パワーステアリングと転舵機構のパワーステアリングとを組み合わせた構成において、電動パワーステアリングの構造に起因して生じる操舵性の悪化を低減することが可能となる。
油圧パワーステアリング装置の概要構成の例を示す概略図。 油圧パワーステアリング装置と電動パワーステアリング装置の両方の機能を備えるステアリングシステムの概要構成の例を示す概略図。 本願発明の一実施形態に係る各種摩擦を説明するためのグラフ図。 本願発明の一実施形態に係る機能構成の例を示す図。 本願発明の一実施形態に係る粘性摩擦補償機能の概要構成を示すブロック図。 本願発明の一実施形態に係る粘性摩擦補償機能の変換テーブルの例を示すグラフ図。 本願発明の一実施形態に係る検証結果を説明するためのグラフ図。 本願発明の一実施形態に係る検証結果を説明するためのグラフ図。 マニュアルコラムによる作動トルクの例を説明するためのグラフ図。
以下、本願発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本願発明を説明するための一実施形態であり、本願発明を限定して解釈されることを意図するものではなく、また、各実施形態で説明されている全ての構成が本願発明の課題を解決するために必須の構成であるとは限らない。また、各図面において、同じ構成要素については、同じ参照番号を付すことにより対応関係を示す。
<第1の実施形態>
以下、本願発明の第1の実施形態について説明を行う。なお、以下に示すステアリングシステムの構成は一例であり、本願発明は、転舵装置を含むステアリングシステム全般に適用可能である。
[構成概要]
まず、本願発明のステアリングシステムの構成を説明する前に、その比較対象として、従来の油圧パワーステアリング装置の構成について説明する。上述したように、例えば、バスやトラックなどの車両においては、油圧パワーステアリング装置(HPS)が搭載されていることが想定される。
図1Aは、油圧パワーステアリング装置100の概要構成の例を示す図である。ステアリングホイール1は、ドライバが転舵操作を行うための転舵輪である。ステアリングホイール1の操舵軸2は、マニュアルコラムを含んで構成され、ユニバーサルジョイント4a、中間軸5、ユニバーサルジョイント4b、ベベルギア6を経てロータリ制御バルブ7へ接続される。操舵軸2、ユニバーサルジョイント4a、中間軸5、ユニバーサルジョイント4b、ベベルギア6などを含んでステアリングシャフトが構成される。ロータリ制御バルブ7は、油圧ポンプ8を介してタンク9から供給されるオイルを油圧チャンバ10へと供給する。ロータリ制御バルブ7は、ステアリングホイール1から伝達された操舵力や、路面からの反力などにより油圧チャンバ10へのオイルの流量を制御する。油圧チャンバ10により、ステアリングボックス11内部のパワーシリンダ(不図示)が駆動される。図1Aには示していないが、ステアリングボックス11内には、ステアリングホイール1からの操舵力が伝達されるピニオンシャフトに連結されたピニオン、ピニオンに嵌合するラックなどが含まれる。ピニオンに伝達された回転運動が、ラックで車幅方向の直進運動に変換される。パワーシリンダによる駆動力は左右の接続部12a、12b、タイロッド13a、13b、およびハブユニット14a、14bを介して操向車輪15a、15bに連結されている。
次に本実施形態に係る電動パワーステアリング装置(EPS)の構成例について説明する。上述したように、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置は、従来、HPSを備えるバスなどの車両に対し、自動運転(AD)や先進運転支援システム(ADAS)による走行制御を可能とすることを想定する。ADASによる機能としては、車線維持機能や車線変更機能などが挙げられるが、その種類は特に限定するものではない。
図1Bは、本実施形態に係るステアリングシステム110の概要構成の例を示す図である。操向車輪15側(以下、下流側とも称する)のHPSの構成は図1Aと同様としつつ、ステアリングホイール1側(以下、上流側とも称する)において、マニュアルコラムに代えてEPSの機能部30を備える。つまり、操舵軸2、ユニバーサルジョイント4a、中間軸5、ユニバーサルジョイント4b、ベベルギア6などを含んで構成されるステアリングシャフトにEPSの機能部30が備えられる。ここでは、下流側に位置するHPSの説明は省略する。
操舵軸2には、トーションバー(不図示)に対して加えられる操舵トルクTを検出するトルクセンサ31が設けられている。また、トルクセンサ31は、操舵軸2のステアリングホイール1側(上流側)の軸周りの回転角を示す操舵角θや、操舵軸2のユニバーサルジョイント4a側(下流側)の軸周りの回転角を示す出力軸角θを検出するような構成であってよい。つまり、トルクセンサ31は、操舵角θと出力軸角θの差によって生じるトーションバーのねじれに基づき、操舵トルクTを検出する。更に、トルクセンサ31を介して、EPS-ECU(Electronic Control Unit)32に対し、操舵トルクT、回転角θの情報が通知される。
なお、図1Bでは、トルクセンサ31としてまとめて記載しているが、操舵角θと出力軸角θそれぞれを検出するためのセンサとして、操舵角センサと出力軸角センサが別個に構成されてもよい。したがって、トルクセンサ31の構成は特に限定するものではなく、例えば、トーションバーのねじれからトルクを検出するスリーブタイプやリングタイプなどが用いられてよい。また、上記の構成では、操舵トルクTは、操舵角θと出力軸角θの差によって生じるトーションバーのねじれに基づいて検出されているが、これに限定するものではない。例えば、トーションバーのステアリングホイール1側の角度信号と、ユニバーサルジョイント4a側の角度信号の差を用いて、操舵トルクTを検出してもよい。
ステアリングホイール1に対する操舵力を補助する操舵補助モータ33が、減速ギアを構成するウォーム34およびウォームホイール35を介して操舵軸2に連結されている。EPSを制御するコントローラであるEPS-ECU32には、不図示のバッテリから電力が供給される。なお、操舵軸2に対して操舵補助力を付与する手段は、モータに限るものではなく、様々な種類のアクチュエータを利用可能であってよい。
EPS-ECU32は、トルクセンサ31で検出された操舵トルクTや回転角θ、および車両側ECU40から提供される各種情報に基づいてアシスト指令値としての電流指令値の演算を行う。車両側ECU40から提供される情報としては、車速センサ(不図示)で検出された車速Vなどが挙げられる。そして、EPS-ECU32は、操舵トルクTに基づく電流指令値と、運転支援機能に基づく電流指令値とに応じた出力電圧Vによって操舵補助モータ33に供給する電力を制御する。操舵補助モータ33は、EPS-ECU32からの出力電圧Vに基づき、ウォーム34やウォームホイール35を動作させ、ステアリングホイール1に対するアシスト制御を行う。また、出力電圧Vに応じて操舵補助モータ33に印加されたモータ電流Iが、モータ電流検出部(不図示)により検出され、EPS-ECU32に通知される。また、操舵補助モータ33のモータ角θが、エンコーダやレゾルバなどにて構成されるモータ角センサ(不図示)により検出され、EPS-ECU32に通知される。
EPS-ECU32は、例えば、プロセッサと、記憶装置等の周辺部品とを含むコンピュータを備えてよい。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。記憶装置は、半導体記憶装置、磁気記憶装置及び光学記憶装置のいずれかを備えてよい。記憶装置は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含んでよい。以下に説明するEPS-ECU32の機能は、例えばEPS-ECU32のプロセッサが、記憶装置に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
なお、EPS-ECU32は、以下に説明する各情報処理を実行するための専用のハードウエアにより形成されてもよい。例えば、EPS-ECU32は、汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路を備えてもよい。例えば、EPS-ECU32は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)等のプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD:Programmable Logic Device)等を有していてもよい。
車両側ECU40についても、EPS-ECU32と同様の構成であってもよいし、ADやADASにて実現する機能に応じて別個の構成であってもよい。また、車両側ECU40は複数のECUにて実現されてもよい。
上述したようなEPSの機能部30が操舵軸2周りに備えられることにより、図1Aにて示したような油圧パワーステアリング装置100の構成よりも操舵軸2周りの摩擦が生じる。その結果、その摩擦に起因して操舵性が悪化することが想定される。操舵補助モータ33や、ウォーム34やウォームホイール35などの各部位と、操舵軸2との接触面における摩擦が操舵性の悪化の原因となりうる。本実施形態では、このような操舵性の悪化を抑制するような制御を行う。より具体的には、本実施形態では、操舵軸2周りの機能部30に起因するクーロン摩擦(静摩擦および動摩擦)と粘性摩擦に対する補償値を導出し、それにより、操舵補助モータ33の制御を行う。
[摩擦]
図2は、本実施形態にて考慮する静摩擦、動摩擦、および粘性摩擦と、操舵トルクTおよび操舵速度ωとの関係を説明するための図である。図2において、縦軸は操舵トルクTを示し、+(プラス)は反時計回りの値を示し、-(マイナス)は時計回りの値を示す。横軸は操舵速度ωを示し、+(プラス)は反時計回りの値を示し、-(マイナス)は時計回りの値を示す。
静摩擦は、操舵トルクT、すなわち外力が一定値(最大静摩擦力)以上になるまで操舵トルクTにつりあうように増加する。そして、操舵トルクTが一定値を超えた場合、動摩擦が生じる。また、操舵速度ωの値に応じて、粘性摩擦が生じる。粘性摩擦は、動摩擦を基準とし、操舵速度ωの増加に伴って増加する(例えば、傾きηの正比例にて増加)。なお、詳細については後述するが、EPSを想定した場合、必ずしも粘性摩擦の増加は線形とはならないため、本実施形態では粘性摩擦の変化を考慮した補償値を用いる。
[機能構成]
図3は、本実施形態に係るEPS-ECU32における摩擦補償機能に係る機能構成の例を示すブロック図である。図3において、矢印はデータの流れの例を示すが、ここで示す流れに限定するものではなく、部位間が連携する場合に他のデータの送受信が更に行われてもよい。また、図3では、本実施形態に係る機能のみを示すが、EPS-ECU32は他の機能を実現するための構成を更に備えていてよい。例えば、アシスト指令値を算出するための部位や、ADAS機能に対応した各種処理を行うための部位が更に備えられてよい。
本実施形態に係るEPS-ECU32における摩擦補償機能は、クーロン摩擦補償部200、粘性摩擦補償部300、および加算部400を含んで構成される。クーロン摩擦補償部200は、トルクセンサ31にて検出された操舵トルクTおよび操舵速度ωを入力とし、クーロン摩擦に起因するクーロン摩擦補償値Fを導出する。粘性摩擦補償部300は、操舵速度ωを入力とし、粘性摩擦に起因する粘性摩擦補償値Fを導出する。操舵速度ωは、トルクセンサ31にて検出された操舵角θに基づいて、EPS-ECU32の操舵速度算出部(不図示)により算出される。なお、操舵速度ωは、トルクセンサ31側で導出し、EPS-ECU32に通知するような構成であってもよい。また、操舵速度ωはモータ角θを微分することにより求めてもよい。加算部400は、クーロン摩擦補償部200にて導出されたクーロン摩擦補償値Fと、粘性摩擦補償部300にて導出された粘性摩擦補償値Fとを加算することで、摩擦補償値Fを導出する。
クーロン摩擦補償部200は、EPSの機能部30に起因するクーロン摩擦補償値Fを、動摩擦および静摩擦の値に基づいて導出する。図2に示したように、静摩擦補償値Fは、操舵トルクTに依存する。また、動摩擦補償値Fは、操舵トルクTおよび操舵速度ωに依存する。そこで、クーロン摩擦補償部200は、例えば、図2に示すような操舵トルクTと操舵速度ωに基づく静摩擦補償値Fおよび動摩擦補償値Fの変換式を規定しておき、それらの入力から静摩擦補償値Fおよび動摩擦補償値Fを導出してよい。
また、クーロン摩擦補償部200は、各入力値に対してノイズ除去のためにLPF(Low Pass Filter)やBPF(Band Pass Filter)などを用いてフィルタ処理を行ってもよい。
(粘性摩擦補償部)
図4は、本実施形態に係る粘性摩擦補償部300の機能構成の例を示す図である。粘性摩擦補償部300は、入力フィルタ部301、および粘性摩擦補償値演算部302を含んで構成される。
入力フィルタ部301は、入力された操舵速度ωのノイズ除去や位相遅れに対する補正を目的として構成される。入力フィルタ部301は、例えばLPF(Low Pass Filter)、位相進みフィルタやBPF(Band Pass Filter)などにて構成されるが、特に限定されるものではない。ここで用いられるフィルタは、フィルタ次数として1次もしくは2次にて構成されてよい。以下の式(1)は、1次フィルタの伝達関数の例を示す。なお、以下の各式において、z-1は、各変数の1サンプル過去の値を示す。
Figure 2023019007000002
粘性摩擦補償値演算部302は、入力フィルタ部301による処理が適用された後の操舵速度に基づいて、粘性摩擦補償値Fを導出する。図2にて示したように粘性摩擦は、操舵速度ωに対して比例して増加する。しかし、EPSにおける粘性摩擦の変化は必ずしも線形とはならず、非線形な特性となり得る。そこで、本実施形態に係る粘性摩擦補償部300は、EPSの非線形の粘性摩擦に対応した補償値を用いる。
図5は、粘性摩擦に係る補償値の変換テーブルの構成例を示す。図5において、横軸は操舵速度[deg/s]を示し、縦軸は補償値に粘性摩擦補償トルク[Nm]を示す。なお、ここでは正の値が示されているが、ステアリングホイール1における回転方向に応じて粘性摩擦補償トルクの値も正負が入れ替わる。
図5において、操舵速度が増加するに伴って、粘性摩擦補償トルクの値は増加する。このとき、増加比率(操舵速度の増加量に対する粘性摩擦補償トルクの変化量)は一定でなく、操舵速度の値に応じて変化する。また、操舵速度が約700[deg/s]の値を超えた後は、粘性摩擦補償トルクの値は一定(ここでは、2.0[Nm])となる。つまり、粘性摩擦補償トルクの値に上限値を設け、操舵速度が閾値(図5の例では、約700[deg/s])を超えた場合にはその上限の補償値にて制御を行う。この変換テーブルは、予め規定され、記憶部等に保持される。
なお、粘性摩擦補償トルクの値に基づき操舵補助モータ33の制御が行われるが、例えば、EPSの構成では正帰還のフィードバックとなっている場合がある。そのような構成において、高い値の粘性摩擦補償トルクにて制御を行った場合、ステアリングシステム110の動作の安定性に影響を与える可能性がある。そのため、本実施形態では、クーロン摩擦補償を行った上で操舵速度に対する粘性摩擦の値を実験により導出し、その結果に基づいて、図5に示す変換テーブルを構成する。これにより、粘性摩擦に係る変換テーブルを用いた場合でも、ステアリングシステムの動作の安定性を確保する。
また、本実施形態では、操舵速度と補償値とが対応付けられたテーブルを用いたが、これに限定するものではない。例えば、操舵速度を変数として含む変換式を用いて補償値を導出してもよい。その場合、複数の変換式を定義しておき、操舵速度の値に応じて異なる変換式を用いるような構成であってもよい。例えば、操舵速度の値が0~200[deg/s]の場合に用いられる変換式と、201~400[deg/s]の場合に用いられる変換式など、操舵速度の値(範囲)に対応した複数の変換式が用いられてよい。
(動作例)
図6は、クーロン摩擦補償の有無により動作させた結果を示す図である。図6において、横軸はステアリングホイール1の回転角[deg]を示し、+(プラス)の値は反時計回り(CCW)の回転角を示し、-(マイナス)の値は時計回りの回転角(CW)を示す。また、縦軸はトルク値[Nm]を示し、+(プラス)の値は反時計回り(CCW)のトルク値を示し、-(マイナス)の値は時計回りのトルク値を示す。
図6に示すようにクーロン摩擦補償が無しの場合、±1.3Nmの作動トルク(摩擦トルク)が生じ得る。一方、本実施形態に係るクーロン摩擦補償が有りの場合、±0.2Nmの作動トルクとなり、その作動トルクの大きさを抑制することができる。更に、クーロン摩擦補償が無しの場合、上下限値付近である+1.3Nmや-1.3Nm付近の振れ幅(変動幅)が大きく、その振れ幅は0.5Nm程度となっている。一方、クーロン摩擦補償が有りの場合、上下限値付近である+0.2Nmや-0.2Nm付近の振れ幅が小さいものとなっている。これにより、クーロン摩擦補償では、EPSとHPSを組み合わせた構成であっても、操舵性を向上させることができている。
図7は、本実施形態に係るクーロン摩擦補償と粘性摩擦補償の有無により動作させた結果を示す図である。図7における回転速度条件と図6における回転速度条件は異なり、図7における回転速度が高い。図7において、横軸はステアリングホイール1の回転角[deg]を示し、+(プラス)の値は反時計回り(CCW)の回転角を示し、-(マイナス)の値は時計回りの回転角(CW)を示す。また、縦軸はトルク値[Nm]を示し、+(プラス)の値は反時計回り(CCW)のトルク値を示し、-(マイナス)の値は時計回りのトルク値を示す。
図7に示すように摩擦補償が無しの場合、±1.5Nmの作動トルクが生じ得る。また、クーロン摩擦補償が有りの場合、±0.6Nmの作動トルクが生じ、その作動トルクの大きさを抑制することができる。更に、本実施形態に係る粘性摩擦補償が有りの場合、±0.18Nmの作動トルクが生じ、その作動トルクの大きさをさらに抑制することができる。
摩擦補償が無しの場合、上下限値付近である+1.5Nmや-1.5Nm付近の振れ幅(変動)が大きく、その振れ幅は0.5Nm程度となっている。一方、本実施形態に係るクーロン摩擦補償および粘性摩擦補償が有りの場合、上下限値付近である+0.18Nmや-0.18Nm付近の振れ幅が小さいものとなっている。これにより、本実施形態に係るクーロン摩擦補償および粘性摩擦補償では、EPSとHPSを組み合わせた構成であっても、操舵性を向上させることができている。
図8は、図1Aに示した油圧パワーステアリング装置のマニュアルコラムの測定結果を示す図である。図8において、横軸はステアリングホイール1の回転角[deg]を示し、+(プラス)の値は反時計回り(CCW)の回転角を示し、-(マイナス)の値は時計回り(CW)の回転角を示す。また、縦軸はトルク値[Nm]を示し、+(プラス)の値は反時計回り(CCW)のトルク値を示し、-(マイナス)の値は時計回り(CW)のトルク値を示す。図7と図8とを比較した場合、従来のEPSとHPSを組み合わせた構成において、摩擦補償に係る制御を行わない場合、トルク変動が大きくなっていたのに対し、本実施形態に係るクーロン摩擦補償および粘性摩擦補償を組み合わせて適用することで、EPSを備えていないHPSの操舵性に近づけることができている。そのため、操舵性の悪化を抑制することが可能となっている。
以上、本実施形態により、電動パワーステアリングと油圧パワーステアリングとを組み合わせた構成において、電動パワーステアリングの構造に起因して生じる操舵性の悪化を低減することが可能となる。
<その他の実施形態>
また、電動パワーステアリング装置の構成は、図1に示した構成に限定するものではない。例えば、電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール1側、すなわち、転舵機構側と、操向車輪15側、すなわち、転舵機構側とが機械的に切り離されたステアバイワイヤ(SBW:Steer-By-Wire)機構により構成されていてもよい。
なお、ステアバイワイヤ機能において、下流側は、油圧パワーステアリング装置であってもよいし、モータによる電動パワーステアリング装置であってもよい。この場合でも、例えば、上流側の電動パワーステアリング装置のモータや減速機の構成に起因する摩擦を補償するような制御が行われてよい。
また、本願発明において、上述した1以上の実施形態の機能を実現するためのプログラムやアプリケーションを、ネットワーク又は記憶媒体等を用いてシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
前記電動パワーステアリング装置の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する、ことを特徴とするステアリングシステム。
この構成によれば、電動パワーステアリングと転舵機構のパワーステアリングとを組み合わせた構成において、電動パワーステアリングの構造に起因して生じる操舵性の悪化を低減することが可能となる。
(2) 前記制御部は、前記ステアリングシャフトに対する操舵速度に基づいて、前記粘性摩擦の補償値を導出する、ことを特徴とする(1)に記載のステアリングシステム。
この構成によれば、ステアリングシャフトに対する操舵速度に基づいて、より精度良く粘性摩擦に対する補償値を導出することが可能となる。
(3) 前記制御部は、前記操舵速度と前記粘性摩擦の補償値とが対応付けられた変換テーブルを用いて、前記粘性摩擦の補償値を導出する、ことを特徴とする(2)に記載のステアリングシステム。
この構成によれば、予め規定された変換テーブルにより高速度、かつ、低負荷にて粘性摩擦の補償値を導出することが可能となる。
(4) 前記変換テーブルは、前記操舵速度の増加に対して、前記粘性摩擦の補償値が非線形の特性となるように定義される、(3)に記載のステアリングシステム。
この構成によれば、粘性摩擦の変化に対応して非線形での補償値を導出して制御に反映させることが可能となる。
(5) 前記制御部は、前記操舵速度を変数として含む1または複数の変換式を用いて、前記粘性摩擦の補償値を導出する、ことを特徴とする(2)に記載のステアリングシステム。
この構成によれば、操舵速度に対応した1または複数の変換式を用いて、粘性摩擦の補償値を導出することが可能となる。
(6) 前記制御部は、前記操舵速度が所定の閾値を超えた場合、前記粘性摩擦の補償値を一定とする、ことを特徴とする(2)~(5)のいずれかに記載のステアリングシステム。
この構成によれば、操舵速度が一定値を超えた場合に、粘性摩擦の補償値を一定とすることで、操舵制御の安定性を確保することが可能となる。
(7) 前記制御部は更に、前記部位により生じるクーロン摩擦の補償値を導出し、前記粘性摩擦の補償値と前記クーロン摩擦の補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する、ことを特徴とする(1)~(6)のいずれかに記載のステアリングシステム。
この構成によれば、電動パワーステアリングの構造に起因して生じるクーロン摩擦の補償値を考慮した補償値により、操舵性の悪化をより低減することが可能となる。
(8) 前記制御部は、前記ステアリングシャフトに対する操舵速度およびトルクに基づいて導出される前記部位の静摩擦および動摩擦の補償値を用いて、前記クーロン摩擦の補償値を導出する、ことを特徴とする(7)に記載のステアリングシステム。
この構成によれば、電動パワーステアリング装置が備えられたステアリングシャフトに対する操舵速度およびトルクに基づいて、より精度良くクーロン摩擦に対する補償値を導出することが可能となる。
(9) 前記電動パワーステアリング装置は、前記部位としてモータおよび減速機を含む、ことを特徴とする(1)~(8)のいずれかに記載のステアリングシステム。
この構成により、電動パワースアテリング装置に含まれるモータおよび減速機に起因した粘性摩擦を対象として制御を行うことが可能となる。
(10) ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
を備えるステアリングシステムの制御方法であって、
前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する、ことを特徴とするステアリングシステムの制御方法。
この構成によれば、電動パワーステアリングと転舵機構のパワーステアリングとを組み合わせた構成において、電動パワーステアリングの構造に起因して生じる操舵性の悪化を低減することが可能となる。
(11) ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
を備えるステアリングシステムを制御するためのコンピュータを、
前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する制御部として機能させるためのプログラム。
この構成によれば、電動パワーステアリングと転舵機構のパワーステアリングとを組み合わせた構成において、電動パワーステアリングの構造に起因して生じる操舵性の悪化を低減することが可能となる。
1…ステアリングホイール
2…操舵軸
4a,4b…ユニバーサルジョイント
5…中間軸
6…ベベルギア
7…ロータリ制御バルブ
8…油圧ポンプ
9…タンク
10…油圧チャンバ
11…ステアリングボックス
12a,12b…接続部
13a,13b…タイロッド
14a,14b…ハブユニット
15a,15b…操向車輪
30…機能部
31…トルクセンサ
32…EPS-ECU(Electronic Control Unit)
33…操舵補助モータ
34…ウォーム
35…ウォームホイール
40…車両側ECU
100…油圧パワーステアリング装置
110…ステアリングシステム

Claims (11)

  1. ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
    前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
    前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
    前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
    前記電動パワーステアリング装置の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する、ことを特徴とするステアリングシステム。
  2. 前記制御部は、前記ステアリングシャフトに対する操舵速度に基づいて、前記粘性摩擦の補償値を導出する、ことを特徴とする請求項1に記載のステアリングシステム。
  3. 前記制御部は、前記操舵速度と前記粘性摩擦の補償値とが対応付けられた変換テーブルを用いて、前記粘性摩擦の補償値を導出する、ことを特徴とする請求項2に記載のステアリングシステム。
  4. 前記変換テーブルは、前記操舵速度の増加に対して、前記粘性摩擦の補償値が非線形の特性となるように定義される、請求項3に記載のステアリングシステム。
  5. 前記制御部は、前記操舵速度を変数として含む1または複数の変換式を用いて、前記粘性摩擦の補償値を導出する、ことを特徴とする請求項2に記載のステアリングシステム。
  6. 前記制御部は、前記操舵速度が所定の閾値を超えた場合、前記粘性摩擦の補償値を一定とする、ことを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載のステアリングシステム。
  7. 前記制御部は更に、前記部位により生じるクーロン摩擦の補償値を導出し、前記粘性摩擦の補償値と前記クーロン摩擦の補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のステアリングシステム。
  8. 前記制御部は、前記ステアリングシャフトに対する操舵速度およびトルクに基づいて導出される前記部位の静摩擦および動摩擦の補償値を用いて、前記クーロン摩擦の補償値を導出する、ことを特徴とする請求項7に記載のステアリングシステム。
  9. 前記電動パワーステアリング装置は、前記部位としてモータおよび減速機を含む、ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載のステアリングシステム。
  10. ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
    前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
    前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
    前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
    を備えるステアリングシステムの制御方法であって、
    前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する、ことを特徴とするステアリングシステムの制御方法。
  11. ステアリングシャフトを含む操舵機構と、
    前記ステアリングシャフトの回転に連動して転舵輪を転舵する転舵機構と、
    前記転舵機構に設けられたパワーステアリング装置と、
    前記操舵機構に設けられた電動パワーステアリング装置と、
    を備えるステアリングシステムを制御するためのコンピュータを、
    前記電動パワーステアリング装置を構成する部位により生じる粘性摩擦の補償値を導出し、当該補償値を用いて、前記部位を制御するための制御値を出力する制御部として機能させるためのプログラム。
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