JP2023018726A - 遠隔操作方法、遠隔操作プログラム、および情報処理端末 - Google Patents

遠隔操作方法、遠隔操作プログラム、および情報処理端末 Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理端末が遠隔地から制御を受けるための準備を容易にすることを可能にする。【解決手段】インターネットに接続された他の情報処理端末になされた操作に従ってインターネットに接続されていないさらに他の情報処理端末の動作を制御する。他の情報処理端末になされた操作を示す操作情報をインターネットを介して受信し、操作情報に基づいて、他の情報処理端末によるさらに他の情報処理端末のインターネットに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末に有線通信または無線通信で送信する。【選択図】 図1

Description

本発明は、遠隔操作方法、遠隔操作プログラム、および情報処理端末に関する。
COVID-19の影響で、情報処理端末の操作に疎い人や高齢者が、テレワークやオンライン会議を行う機会が増えた。テレワークやオンライン会議で、情報処理端末に問題が生じた場合に、支援員が電話により情報処理端末の操作者に情報処理端末の操作を指示をするだけでは、情報処理端末に生じた問題を解決することができない場合がある。そこで、支援員が遠隔地から問題が生じている情報処理端末を操作する場合がある。支援員が遠隔地から遠隔操作対象の情報処理端末を操作する場合、一般に、次の事前準備が必要である。遠隔操作対象の情報処理端末の操作者が、インターネットに遠隔操作対象の情報処理端末を接続したり、専用のソフトウェアを遠隔操作対象の情報処理端末にインストールしたりする準備が事前に必要である。しかし、情報処理端末の操作に疎い人や高齢者には、操作対象の情報処理端末を操作し、操作対象の情報処理端末が遠隔操作を受けるための準備をすることが困難である。
特許文献1には、遠隔地に設置され、かつインターネットに接続された遠隔操作装置と、インターネットに接続され、かつ遠隔操作装置から供給される指令により携帯電話を操作する被遠隔操作装置とを含むシステムについて記載されている。特許文献1に記載の方法では、被遠隔操作装置に接続されるカメラが、携帯電話の表示画面を撮影し、被遠隔操作装置が、撮影された表示画面の画像データを遠隔操作装置に送信する。特許文献1に記載の方法では、遠隔操作装置が、遠隔操作装置の表示装置に画像を表示するので、遠隔操作装置の操作者は、遠隔操作装置の表示装置に表示された携帯電話の表示画面を確認しながら、遠隔操作によって携帯電話を操作することができる。
特開2002-032241号公報
特許文献1に記載の方法では、遠隔操作装置の操作者が、遠隔操作装置を操作して、遠隔地から携帯電話を操作するために、被遠隔操作装置がインターネットに事前に接続される必要がある。このように、被遠隔操作装置の操作者が、被遠隔操作装置をインターネットに事前に接続する必要があるので、特許文献1に記載の方法では、情報処理端末が遠隔地から制御を受けるための準備が容易ではない。
本発明の目的の一例は、情報処理端末が遠隔地から制御を受けるための準備を容易にすることを可能にする遠隔操作方法、遠隔操作プログラム、および情報処理端末を提供することにある。
本発明の一態様において、遠隔操作方法は、インターネットに接続された他の情報処理端末になされた操作に従ってインターネットに接続されていないさらに他の情報処理端末の動作を制御する方法である。また、遠隔操作方法は、他の情報処理端末になされた操作を示す操作情報をインターネットを介して受信し、操作情報に基づいて、他の情報処理端末によるさらに他の情報処理端末のインターネットに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末に有線通信または無線通信で送信する。
また、本発明の他の態様において、遠隔操作プログラムは、インターネットに接続された他の情報処理端末になされた操作に従ってインターネットに接続されていないさらに他の情報処理端末の動作を制御するプログラムである。遠隔操作プログラムは、コンピュータに、他の情報処理端末になされた操作を示す操作情報をインターネットを介して受信する受信機能と、操作情報に基づいて、他の情報処理端末によるさらに他の情報処理端末のインターネットに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末に有線通信または無線通信で送信する送信機能と、を実現させる。
また、本発明の他の態様において、情報処理端末は、インターネットに接続された他の情報処理端末になされた操作に従ってインターネットに接続されていないさらに他の情報処理端末の動作を制御する。情報処理端末は、他の情報処理端末になされた操作を示す操作情報をインターネットを介して受信する受信部と、操作情報に基づいて、他の情報処理端末によるさらに他の情報処理端末のインターネットに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末に有線通信または無線通信で送信する送信部と、を備える。
本発明の遠隔操作方法、遠隔操作プログラム、および情報処理端末により、情報処理端末が遠隔地から制御を受けるための準備を容易にすることが可能になる。
本発明における第一の実施形態の情報処理端末の構成例を示すブロック図である。 本発明における第一の実施形態の遠隔操作システムの構成例を示すブロック図である。 本発明における第一の実施形態の情報処理端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明における第二の実施形態の遠隔操作システムの構成例を示すブロック図である。 本発明における第二の実施形態の遠隔操作システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明における第二の実施形態の遠隔操作システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明における第二の実施形態の遠隔操作システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明における第二の実施形態の他の情報処理端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明における第二の実施形態の他の情報処理端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明における第二の実施形態のスマートデバイスの動作例を示すフローチャートである。 本発明における第二の実施形態のスマートデバイスの動作例を示すフローチャートである。 本発明における第二の実施形態の情報処理端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明における第二の実施形態のさらに他の情報処理端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明における第三の実施形態の遠隔操作システムの構成例を示すブロック図である。 本発明における第三の実施形態の遠隔操作システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明における第三の実施形態の他の情報処理端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明における第三の実施形態のスマートデバイスの動作例を示すフローチャートである。 本発明における第三の実施形態の情報処理端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明における第三の実施形態のさらに他の情報処理端末の動作例を示すフローチャートである。 本発明における各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の情報処理端末1の構成例を示すブロック図である。図2は、本発明における第一の実施形態の遠隔操作システムの構成例を示すブロック図である。
本実施形態の情報処理端末1は、インターネットNに接続された他の情報処理端末2になされた操作に従ってインターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末4の動作を制御する。
他の情報処理端末2は、入力インタフェース部21とインターネット接続部22とを含む。例えば、他の情報処理端末2は、情報処理端末1と、スマートデバイス3と、さらに他の情報処理端末4とは離れた、遠隔地に設置される。
他の情報処理端末2が、さらに他の情報処理端末4の遠隔操作を開始する前に、インターネット接続部22は、インターネットNにあらかじめ接続される。入力インタフェース部21は、他の情報処理端末2になされた操作を示す操作情報の入力を受ける。入力インタフェース部21には、利用者による入力デバイス(図示せず)の操作に応じて操作情報が入力される。入力インタフェース部21は、操作情報をインターネット接続部22に出力する。例えば、入力インタフェース部21は、入力デバイスであるマウスを含む。例えば、入力インタフェース部21は、入力デバイスであるキーボードを含む。
他の情報処理端末2は、画像を表示する表示部(図示せず)を備えてもよい。例えば、他の情報処理端末2は、所定の方法で、さらに他の情報処理端末4の表示部(図示せず)の画像を取得する。なお、他の情報処理端末2は、さらに他の情報処理端末4の表示部の画像を必ずしも取得しなくてよい。そして、他の情報処理端末2は、他の情報処理端末2の表示部に、さらに他の情報処理端末4の表示部の画像を表示させる。他の情報処理端末2は、さらに他の情報処理端末4の表示部の画像を利用者に確認させながら操作情報を入力させることができる。
インターネット接続部22には、操作情報が入力インタフェース部21から入力される。インターネット接続部22は、入力された操作情報をスマートデバイス3に送信する。
他の情報処理端末2の入力インタフェース部21にマウスが含まれ、かつ、利用者がマウスを操作した場合の操作情報について具体的に説明する。操作情報には、利用者のマウスの操作に応じて、次に例示する情報が少なくとも1つ以上含まれる。操作情報には、マウスカーソルの座標を示す情報、マウスのボタンが押下されたことを示す情報、マウスのホイールボタンが回されたことを示す情報、およびマウスのドラッグ操作を示す情報が含まれる。例えば、マウスのドラッグ操作を示す情報には、マウスのボタンが押下されたままマウスカーソルの座標が変化したことを示す情報と、移動前後のマウスカーソルの座標を示す情報とが含まれてもよい。
他の情報処理端末2の入力インタフェース部21にキーボードが含まれ、かつ利用者がキーボードを操作した場合の操作情報について具体的に説明する。操作情報には、利用者のキーボードの操作に応じて入力されたキーに応じたスキャンコードを示す情報が含まれる。
スマートデバイス3は、インターネットNに接続する機能と、情報処理端末1と通信を行う通信機能とを備える。
具体的には、スマートデバイス3は、通信部31とインターネット接続部32とを含む。他の情報処理端末2が、さらに他の情報処理端末4の遠隔操作を開始する前に、スマートデバイス3の通信部31は、情報処理端末1の受信部11と所定の方法であらかじめ接続される。また、他の情報処理端末2が、さらに他の情報処理端末4の遠隔操作を開始する前に、インターネット接続部32は、インターネットNにあらかじめ接続される。スマートデバイス3は、例えば、スマートフォンである。
さらに他の情報処理端末4は、インターネットに接続されていない。さらに他の情報処理端末4は、通信部41を含む。通信部41は、情報処理端末1と、有線通信または無線通信で通信を行う。
図1および図2を参照して本実施形態の情報処理端末1の構成について詳細に説明する。
情報処理端末1は、受信部11と送信部12とを含む。受信部11は、スマートデバイス3の通信部31に接続される。送信部12は、さらに他の情報処理端末4の通信部41に接続される。
受信部11は、他の情報処理端末2になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する。例えば、図2に示されるように、受信部11は、インターネットNに接続したスマートデバイス3を介して、スマートデバイス3の通信部31から、他の情報処理端末2が送信した操作情報を受信する。あるいは、受信部11は、インターネットNに接続されてもよい。受信部11がインターネットNに接続される場合、受信部11は、スマートデバイス3を介さずに、操作情報をインターネットNを介して受信する。
送信部12は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末2によるさらに他の情報処理端末4のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末4に有線通信または無線通信で送信する。例えば、さらに他の情報処理端末4のインターネットNに接続するためのコマンドは、他の情報処理端末2から送信された、さらに他の情報処理端末4がインターネットNに接続するための操作情報である。
このように、情報処理端末1は、インターネットNに接続された他の情報処理端末2になされた操作に従ってインターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末4の動作を制御する。情報処理端末1は、他の情報処理端末2になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する。情報処理端末1は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末2によるさらに他の情報処理端末4のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末4に有線通信または無線通信で送信する。そのため、他の情報処理端末2が、インターネットNを介して情報処理端末1に操作情報を送信することにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末4の動作を制御することができる。これにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末4をインターネットNに接続する操作を他の情報処理端末2を操作することにより行うことができる。また、情報処理端末1とさらに他の情報処理端末4とを有線通信または無線通信で接続することにより、さらに他の情報処理端末4が遠隔地から制御を受けるための準備が完了する。このように、情報処理端末4が遠隔地から制御を受けるための準備を容易にすることができる。
次に、図3を参照して、本実施形態の情報処理端末1の動作例を説明する。図3は、情報処理端末1の動作例を示すフローチャートである。
受信部11は、他の情報処理端末2になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する(ステップS101)。
送信部12は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末2によるさらに他の情報処理端末4のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末4に有線通信または無線通信で送信する(ステップS102)。
そのため、他の情報処理端末2が、インターネットNを介して情報処理端末1に操作情報を送信することにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末4の動作を制御することができる。これにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末4をインターネットNに接続する操作を他の情報処理端末2を操作することにより行うことができる。また、情報処理端末1とさらに他の情報処理端末4とを有線通信または無線通信で接続することにより、さらに他の情報処理端末4が遠隔地から制御を受けるための準備が完了する。このように、情報処理端末4が遠隔地から制御を受けるための準備を容易にすることができる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施形態における遠隔操作システムついて具体的に説明する。第二の実施形態は、情報処理端末5の送信部52がUSB(Universal Serial Bus)端子を備え、さらに他の情報処理端末8の通信部81がUSBポートを備える点で、第一の実施形態の遠隔操作システムと異なる。また、他の情報処理端末6が、スマートデバイス7により撮影された画像を他の情報処理端末6の表示部64に表示させる表示制御部63を備える点で、第一の実施形態の遠隔操作システムと異なる。
まず、図4に、本実施形態の遠隔操作システムの構成例を示す。本実施形態の遠隔操作システムは、情報処理端末5と、他の情報処理端末6と、スマートデバイス7と、さらに他の情報処理端末8とを含む。情報処理端末5は、さらに他の情報処理端末8とスマートデバイス7とに接続される。また、他の情報処理端末6は、インターネットNに接続される。スマートデバイス7は、情報処理端末5とインターネットNとに接続される。
本実施形態では、情報処理端末5の各構成の機能を実現するプログラムであるOCP(Operational Computer Program)1が予め情報処理端末5にインストールされる。また、他の情報処理端末6の各構成の機能を実現するプログラムであるOCP3が予め他の情報処理端末6にインストールされる。スマートデバイス7の各構成の機能を実現するプログラムであるOCP2のスマートデバイス7へのインストールについては、後述する。なお、スマートデバイス7が、後述する情報処理端末5の機能を有してもよい。例えば、スマートデバイス7には、情報処理端末5の各構成の機能を実現するプログラムであるOCP1が、OCP2と同様にインストールされてもよい。スマートデバイス7にOCP1とOCP2とがインストールされた場合、スマートデバイス7は情報処理端末5の機能を有する。スマートデバイス7にOCP1とOCP2とがインストールされた場合、情報処理端末5ではなく、スマートデバイス7が、さらに他の情報処理端末8の動作を制御する。
図4を参照して本実施形態の他の情報処理端末6の構成について詳細に説明する。他の情報処理端末6は、入力インタフェース部61とインターネット接続部62とを含む。インターネット接続部62は、インターネットNと入力インタフェース部61と表示制御部63とに接続される。表示制御部63は、インターネット接続部62と表示部64とに接続される。
他の情報処理端末6の記憶部(図示せず)には、OCP3というプログラムが予め記憶されている。他の情報処理端末6は、OCP3に従って処理を実行する。他の情報処理端末6が、OCP3に従って処理を実行することにより、後述する入力インタフェース部61、インターネット接続部62、表示制御部63、および表示部64の機能を実現する。
OCP3は、少なくとも次の2つの機能の両方を他の情報処理端末6に実現させるプログラムである。OCP3は、利用者の他の情報処理端末6の入力デバイスの操作をトラッキングして生成した操作情報をスマートデバイス7に送信する機能を他の情報処理端末6に実現させる。OCP3は、スマートデバイス7から受信した画像データが示す画像を表示部64に表示する機能を他の情報処理端末6に実現させる。
入力インタフェース部61は、利用者による入力を受ける。具体的には、入力インタフェース部61には、利用者による入力インタフェース部61の操作に応じた操作情報が入力される。
入力インタフェース部61は、入力された操作情報をインターネット接続部62に出力する。入力インタフェース部61には、利用者による入力インタフェース部61の操作に応じてさらに他の情報処理端末8をインターネットNに接続するための操作情報が入力される。入力される操作情報は、例えば、さらに他の情報処理端末8において、所定の操作画面に入力される必要があるパスワードを示す情報を入力する操作に応じた操作情報である。また、入力インタフェース部61には、さらに他の情報処理端末8をインターネットNに接続するための操作情報に加えて、さらに他の情報処理端末8を遠隔操作するための操作情報が入力されてもよい。
入力インタフェース部61は、例えば、入力デバイスであるマウスを含む。あるいは、入力インタフェース部61は、入力デバイスであるキーボードを含む。入力インタフェース部61は、例えば、マウスとキーボードとを含んでもよいし、その他の入力デバイスを含んでもよい。入力インタフェース部61に2以上の複数の種類の入力デバイスが含まれる場合、入力インタフェース部61は、入力デバイスの種類を示す情報と操作情報とを関連付けてインターネット接続部62に出力してもよい。また、入力デバイスの種類を示す情報と操作情報に基づくコマンドとを受信した後述するさらに他の情報処理端末8は、入力デバイスの種類を示す情報に基づいて、操作情報に基づくコマンドが示す処理を行ってもよい。
入力インタフェース部61にマウスが含まれ、かつ、利用者がマウスを操作した場合の操作情報について具体的に説明する。例えば、操作情報には、利用者のマウスの操作に応じて、次に例示する情報が少なくとも1つ以上含まれる。操作情報には、マウスカーソルの座標を示す情報、マウスのボタンが押下されたことを示す情報、マウスのホイールボタンが回されたことを示す情報、およびマウスのドラッグ操作を示す情報が含まれる。例えば、マウスのドラッグ操作を示す情報には、マウスのボタンが押下されたままマウスカーソルの座標が変化したことを示す情報と、移動前後のマウスカーソルの座標を示す情報とが含まれてもよい。
入力インタフェース部61にキーボードが含まれ、かつ利用者がキーボードを操作した場合の操作情報について具体的に説明する。操作情報には、利用者のキーボードの操作に応じて入力されたキーに応じたスキャンコードを示す情報が含まれる。
入力インタフェース部61は、利用者による入力を受ける都度、操作情報をインターネット接続部62に出力する。入力インタフェース部61は、所定時間の間の利用者の操作を示す操作ログを操作情報としてインターネット接続部62に出力してもよい。
インターネット接続部62は、インターネットNと接続される。インターネットNに含まれるインターネット接続部62の接続先に、スマートデバイス7が含まれる。
インターネット接続部62は、スマートデバイス7から、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知を受信する。情報処理端末5と接続済みであることを示す通知を受信した場合に、インターネット接続部62は、インストールを要求する通知を、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知の通知元に送信する。例えば、インターネット接続部62は、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知に含まれるIP(Internet Protocol)アドレスに基づいて通知元を特定する。
なお、入力インタフェース部61には、利用者による、入力インタフェース部61の入力デバイス(図示せず)の操作に応じてスマートデバイス7へのプログラムのインストールを要求する指示が入力されてもよい。スマートデバイス7へのプログラムのインストールを要求する指示を入力された場合に、入力インタフェース部61は、スマートデバイス7へのプログラムのインストールを要求する通知をインターネット接続部62に出力する。そして、インターネット接続部62がスマートデバイス7へのプログラムのインストールを要求する通知を送信することにより、スマートデバイス7にプログラムをインストールさせてもよい。例えば、スマートデバイス7へのプログラムのインストールを要求する通知を受信したスマートデバイス7は、スマートデバイス7の表示部に、プログラムの格納先とインストールの要求とを示すメッセージを表示する。これにより、利用者は、スマートデバイス7にプログラムを容易にインストールすることができる。
インターネット接続部62は、遠隔操作の準備が完了したことを示す通知をスマートデバイス7から受信する。遠隔操作の準備が完了したことを示す通知を受信した場合に、他の情報処理端末6は、さらに他の情報処理端末8の遠隔操作を開始する。また、他の情報処理端末6は、さらに他の情報処理端末8への操作情報の送信を開始する。なお、遠隔操作の準備が完了したことを示す通知を受信した場合に、表示制御部63は、さらに他の情報処理端末8の遠隔操作の準備が完了したことを示すメッセージを表示部64に表示させてもよい。
他の情報処理端末6がさらに他の情報処理端末8の遠隔操作を開始した場合に、インターネット接続部62は、遠隔操作の開始を示す通知を入力インタフェース部61と表示制御部63とに出力してもよい。遠隔操作の開始を示す通知が入力された場合に、入力インタフェース部61は、利用者による入力インタフェース部61の操作に応じた操作情報の生成を開始してもよい。また、遠隔操作の開始を示す通知を入力された場合に、表示制御部63は、遠隔操作の開始を示すメッセージを表示部64に表示させてもよい。また、インターネット接続部62は、スマートデバイス7に画像データを要求してもよい。画像データを要求された場合に、スマートデバイス7の撮影部73は撮影を行い、インターネット接続部72が、他の情報処理端末6に画像データを送信してもよい。
他の情報処理端末6の制御ではなく、利用者による操作に応じてスマートデバイス7にOCP2がインストールされた場合、インターネット接続部62は、インストールが終了したスマートデバイス7から遠隔操作の準備が完了したことを示す通知を受信する。他の情報処理端末6は、接続済みであることを示す通知と遠隔操作の準備が完了したことを示す通知とを両方受信した場合に、さらに他の情報処理端末8の遠隔操作を開始してもよい。
インターネット接続部62には、操作情報が入力インタフェース部61から入力される。インターネット接続部62は、操作情報をインターネットNを介してスマートデバイス7に送信する。
また、インターネット接続部62は、スマートデバイス7からインターネットNを介して画像データを受信する。インターネット接続部62は、画像データを表示制御部63に出力する。
表示制御部63には、インターネット接続部62から画像データが入力される。表示制御部63は、入力された画像データが示す画像を表示部64に表示させる。
表示部64は、画像データが示す画像を表示する。表示部64は、表示制御部63の制御を受ける。表示部64は、例えば、ディスプレイである。
次に、図4を参照して本実施形態のスマートデバイス7の構成について詳細に説明する。
スマートデバイス7は、通信部71とインターネット接続部72とを含む。インターネット接続部72は、撮影部73に接続される。
本実施形態におけるスマートデバイス7の通信部71とインターネット接続部72の各々の構成は、図2に示す第一の実施形態におけるスマートデバイス3の通信部31とインターネット接続部32の各々の構成と同様であるので、共通する説明を省略する。
スマートデバイス7に含まれる記憶部(図示せず)には、OCP2というプログラムが、他の情報処理端末6または利用者によって記憶される。本実施形態では、他の情報処理端末6に要求された場合に、スマートデバイス7がOCP2をインストールする。また、スマートデバイス7は、インストールした後にOCP2を起動し、OCP2に従って処理を実行する。スマートデバイス7が、OCP2に従って処理を実行することにより、後述する通信部71、インターネット接続部72、および撮影部73の機能を実現する。
OCP2は、インターネットN経由で他の情報処理端末6から指示を受けて、スマートデバイス7が情報処理端末1に操作情報を送信する機能をスマートデバイス7に実現させるプログラムである。また、OCP2は、スマートデバイス7の撮影部73により撮影された画像データを他の情報処理端末6に送信する機能をスマートデバイス7に実現させるプログラムである。OCP2は、例えば、さらに他の情報処理端末8の操作に関しての支援員による支援を受ける人によってスマートデバイス7にインストールされてもよい。あるいは、OCP2は、支援を受ける人に代行して、支援員によってスマートデバイス7に予めインストールされてもよい。
通信部71は、情報処理端末5の受信部51と所定の方法であらかじめ接続される。本実施形態では、利用者が、通信部71と、情報処理端末5の受信部51とを接続する。情報処理端末5と接続された場合、通信部71は、情報処理端末5の登録や認証を行い、スマートデバイス7が、情報処理端末5と通信や情報処理端末5の機能の呼び出しができる状態にするペアリング処理を行う。
本実施形態では、まず、利用者が、スマートデバイス7と情報処理端末5とを接続する。次に、利用者が、後述する情報処理端末5とさらに他の情報処理端末8とを接続する。他の情報処理端末6とスマートデバイス7とは、インターネットNを介して接続される。なお、利用者が各装置を接続する順番は、前述の順番に限定されない。利用者は、任意の順序で各装置を接続することができる。
通信部71は、情報処理端末5から、さらに他の情報処理端末8と接続済みであることを示す通知を受信する。さらに他の情報処理端末8と接続済みであることを示す通知を受信した場合、通信部71は、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知を後述するインターネット接続部72に出力する。
通信部71には、インターネット接続部72から操作情報が入力される。通信部71は、入力された操作情報を情報処理端末5の受信部51に送信する。
インターネット接続部72は、インターネットNと予め接続される。インターネットNに含まれるインターネット接続部72の接続先に、他の情報処理端末6が含まれる。
インターネット接続部72には、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知が通信部71から入力される。インターネット接続部72は、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知を他の情報処理端末6にインターネットNを介して送信する。
インターネット接続部72は、他の情報処理端末6からインストールを要求する通知を受信する。インストールを要求する通知を受信した場合、インターネット接続部72は、外部の装置からOCP2を取得する。なお、他の情報処理端末6のインターネット接続部62が、OCP2をスマートデバイス7に送信してもよい。インターネット接続部72は、取得したOCP2を記憶部(図示せず)に記憶させる。OCP2をインストールした場合、インターネット接続部72は、遠隔操作の準備が完了したことを示す通知を他の情報処理端末6にインターネットNを介して送信する。
なお、OCP2が利用者によってスマートデバイス7にインストールされた場合も、インターネット接続部72は、遠隔操作の準備が完了したことを示す通知を他の情報処理端末6に送信する。
インターネット接続部72は、他の情報処理端末6から、インターネットNを介し操作情報を受信する。インターネット接続部72は、操作情報を通信部71に出力する。
また、インターネット接続部72には、画像データが撮影部73から入力される。インターネット接続部72は、入力された画像データを他の情報処理端末6にインターネットNを介し送信する。
撮影部73は、撮影対象物を撮影し、画像データをインターネット接続部72に出力する。撮影部73は、例えば、スマートデバイス7に内蔵されるカメラである。スマートデバイス7は、利用者により、撮影部73がさらに他の情報処理端末8の表示部83を撮影可能な位置に設置される。例えば、スマートデバイス7が各装置と接続された後に、スマートデバイス7は、撮影部73がさらに他の情報処理端末8の表示部83を撮影可能な位置に設置される。撮影部73が撮影する撮影対象物は、さらに他の情報処理端末8の表示部83である。撮影部73は、継続して、または所定の頻度で撮影対象物の撮影を行う。また、撮影部73は、所定の頻度で画像データをインターネット接続部72に出力する。撮影部73の画像データにより、他の情報処理端末6の表示部64は、リアルタイムに他の情報処理端末8の表示部83の画面を示す画像を表示することができる。
なお、利用者は、撮影部73がさらに他の情報処理端末8の表示部83を撮影できる位置にスマートデバイス7を設置した後に、利用者のスマートデバイス7の操作に応じて、スマートデバイス7は遠隔操作を要求する通知を他の情報処理端末6へ送信してもよい。他の情報処理端末6のインターネット接続部62が遠隔操作を要求する通知を受信した場合に、他の情報処理端末6は、遠隔操作を開始してもよい。
図4を参照して本実施形態の情報処理端末5の構成について詳細に説明する。
本実施形態における情報処理端末5の構成は、図1と図2とに示す第一の実施形態における情報処理端末1の構成と同様であるので、共通する説明を省略する。
情報処理端末5の記憶部(図示せず)には、OCP1というプログラムが予め記憶されている。情報処理端末5は、OCP1に従って処理を実行する。
OCP1は、OCP2に従って処理を実行するスマートデバイス7から受ける指示に応じて、操作情報をさらに他の情報処理端末8に送信する機能を情報処理端末1に実現させるプログラムである。
図4を参照して本実施形態の情報処理端末5の構成について詳細に説明する。情報処理端末5は、受信部51と送信部52とを含む。
受信部51は、スマートデバイス7の通信部71と接続される。受信部51は、他の情報処理端末6になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する。受信部51は、受信した操作情報を送信部52に出力する。受信部51と、スマートデバイス7の通信部71との間の接続は、遠隔操作システムの利用者により接続される。本実施形態では、受信部51が、スマートデバイス7の通信部71と接続された後に、送信部52とさらに他の情報処理端末8の通信部81とが接続される。
受信部51と、スマートデバイス7の通信部71との間の接続には、所定の方法を用いることができる。例えば、受信部51と、スマートデバイス7の通信部71との間を接続する方法として、Bluetooth(登録商標)による接続や、電波による接続や、赤外線による接続や、USBによる接続を含む有線による接続を用いることができるが、これらに限定されない。
情報処理端末5とスマートデバイス7とが接続された場合、情報処理端末5とスマートデバイス7の各々は、次の処理を行う。具体的には、情報処理端末5とスマートデバイス7とが接続された場合、情報処理端末5の受信511とスマートデバイス7の通信部71とは、互いの装置の登録や認証を行い、通信や機能の呼び出しができる状態にするペアリング処理を行う。具体的には、スマートデバイス7と接続された場合、受信部51は、スマートデバイス7の登録や認証を行い、受信部51が、スマートデバイス7と通信やスマートデバイス7の機能の呼び出しができる状態にするペアリング処理を行う。送信部52とさらに他の情報処理端末8の通信部81とが接続された場合に、受信部51は、さらに他の情報処理端末8と接続済みであることを示す通知をスマートデバイス7に送信する。
送信部52には、受信部51から操作情報が入力される。送信部52は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末6によるさらに他の情報処理端末8のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末8に有線通信または無線通信で送信する。本実施形態では、送信部52は、有線通信でコマンドをさらに他の情報処理端末8に送信する。コマンドは、操作情報であってもよい。
あるいは、送信部52は、入力された操作情報を、さらに他の情報処理端末8に応じたコマンドに変換してもよい。他の情報処理端末6から送信された操作情報が、さらに他の情報処理端末8が処理可能な操作情報ではない場合に、送信部52は、入力された操作情報を、さらに他の情報処理端末8に応じたコマンドに変換する。さらに他の情報処理端末8に応じたコマンドは、例えば、情報処理端末8が処理可能な操作情報である。これにより、情報処理端末8が情報処理端末6から送信された操作情報を処理できる否かによらず、他の情報処理端末6が、さらに他の情報処理端末8を制御することができる。
具体的には、送信部52は、USB端子を備える。送信部52は、USB端子がさらに他の情報処理端末8のUSBポートに挿入されることによりさらに他の情報処理端末8と接続される。
情報処理端末5は、さらに他の情報処理端末8に直接接続されたマウスやキーボードのように、HID(Human Interface Device)に準拠した装置としてさらに他の情報処理端末8に認識される。
情報処理端末5は、例えば、マイクロコントローラである。情報処理端末5がマイクロコントローラである場合、送信部52は、マイクロコントローラのGPIO(General-Purpose Input/Output)と、ケーブルを有するUSB端子とで構成される。情報処理端末5がマイクロコントローラである場合、送信部52は、マイクロコントローラのGPIOと、ケーブルの端部とが接続されることにより実現される。
なお、情報処理端末5は、さらに他の情報処理端末8から、インターネットNに接続したことを示す通知を受信してもよい。情報処理端末5は、スマートデバイス7とインターネットNとを介して、さらに他の情報処理端末8がインターネットNに接続したことを示す通知を他の情報処理端末6に通知してもよい。さらに他の情報処理端末8がインターネットNに接続したことを示す通知を受信した場合に、他の情報処理端末6の表示制御部63は、さらに他の情報処理端末8がインターネットNに接続したことを示すメッセージを表示部64に表示させてもよい。
図4を参照して本実施形態のさらに他の情報処理端末8の構成について詳細に説明する。さらに他の情報処理端末8は、通信部81を含む。通信部81は、表示制御部82に接続される。表示制御部82は、通信部81と表示部83とに接続される。
さらに他の情報処理端末8は、情報処理端末1に接続される。具体的には、さらに他の情報処理端末8の通信部81のUSBポートに、情報処理端末5の送信部52のUSB端子が挿入されることにより、さらに他の情報処理端末8は、情報処理端末5に接続される。さらに他の情報処理端末8は、遠隔地の支援員による支援を受ける人が有する情報処理端末が想定される。また、さらに他の情報処理端末8が支援を受ける人の情報処理端末である場合、支援を受ける人が、情報処理端末5の送信部52のUSB端子をさらに他の情報処理端末8の通信部81のUSBポートに挿入することが想定される。あるいは、遠隔操作システムがリモートワークで利用される場合、さらに他の情報処理端末8は、リモートワークで労働者が遠隔地から操作する情報処理端末であることが想定される。さらに他の情報処理端末8がリモートワークに使用される場合、労働者は、後述する他の情報処理端末6を操作する前に、情報処理端末5の送信部52のUSB端子をさらに他の情報処理端末8の通信部81のUSBポートに予め挿入する。
さらに他の情報処理端末8は、情報処理端末5以外の装置と接続せずに、あるいは情報処理端末5以外の装置に依存せずに機能するスタンドアロンの状態であってもよい。図4に示されるように、さらに他の情報処理端末8は、インターネットNに接続されない。
通信部81は、USB端子の差込口であるUSBポートを備える。通信部81は、情報処理端末5から操作情報に基づくコマンドを受信する。通信部81は、操作情報に基づくコマンドを表示制御部82に出力する。
表示制御部82は、表示部83に表示される画像を制御する。具体的には、表示制御部82には、通信部81から操作情報に基づくコマンドが入力される。表示制御部82は、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い、処理結果に応じた画像を表示部83に表示させる。例えば、インターネットへの接続のために、表示制御部82には、さらに他の情報処理端末8において所定の操作画面に入力される必要があるパスワードとを入力する操作に応じた操作情報に基づくコマンドが入力される。なお、パスワードとを入力する操作は、他の情報処理端末6になされる。
表示制御部82が、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い、処理結果に応じた画像を表示部83に表示させる場合について、具体的に説明する。
例えば、マウスの位置を示すマウスカーソルの座標を示す情報が操作情報に基づくコマンドに含まれる場合、表示制御部82は、座標が示す情報に示される座標の位置にマウスカーソルが位置する画像に、表示部83に表示させる画像を変える。
操作情報に基づくコマンドに、マウスのボタンが押下されたことを示す情報を含まれる場合、表示制御部82は、マウスのボタンが押下された後の画像に表示部83に表示される画像を変える。
操作情報に基づくコマンドに、マウスのホイールボタンが回されたことを示す情報や、マウスのドラッグ操作を示す情報が含まれる場合、表示制御部82は、コマンドに応じた処理を行い、処理結果に応じた画像を表示部83に表示させる。
操作情報に基づくコマンドに、スキャンコードを示す情報が含まれる場合、表示制御部82は、スキャンコードに応じたキーが入力された後の画像を表示部83に表示させる。
操作情報に基づくコマンドが、所定時間の間の利用者の操作を示す操作ログを含む場合、表示制御部82は、次の操作を行う。表示制御部82は、操作ログのうち、最も過去の操作を示す操作情報について、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い、処理結果に応じた画像を表示部83に表示させる。表示制御部82は、最も過去の操作の次に行われた操作を示す操作情報について、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い、処理結果に応じた画像を表示部83に表示させる。このように、表示制御部82は、最も過去に行われた操作を示す操作情報から最も新しい操作を示す操作情報まで、操作ログに含まれる操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い、処理結果に応じた画像を順次表示部83に表示させる。
表示部83は、表示制御部82の制御を受けて画像を表示する。表示部83は、例えば、ディスプレイである。
このように、情報処理端末5は、インターネットNに接続された他の情報処理端末6になされた操作に従ってインターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末8の動作を制御する。情報処理端末5は、他の情報処理端末6になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する。情報処理端末5は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末6によるさらに他の情報処理端末8のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末8に有線通信または無線通信で送信する。そのため、他の情報処理端末6が、インターネットNを介して情報処理端末5に操作情報を送信することにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末8の動作を制御することができる。これにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末8をインターネットNに接続する操作を他の情報処理端末6を操作することにより行うことができる。また、情報処理端末5とさらに他の情報処理端末8とを有線通信または無線通信で接続することにより、さらに他の情報処理端末8が遠隔地から制御操作を受けるための準備が完了する。このように、情報処理端末8が遠隔地から制御操作を受けるための準備を容易にすることができる。
次に、図5から図13を用いて、本実施形態の遠隔操作システムの動作例を説明する。
図5から図7は、遠隔操作システムの動作例を示すシーケンス図である。図8および図9は、他の情報処理端末6の動作例を示すフローチャートである。図10および図11は、スマートデバイス7の動作例を示すフローチャートである。図12は、情報処理端末5の動作例を示すフローチャートである。図13は、さらに他の情報処理端末8の動作例を示すフローチャートである。
まず、図5を参照して、スマートデバイス7が遠隔操作の準備が完了したことを示す通知を送信するまでの動作を説明する。
利用者により、情報処理端末5の受信部51は、スマートデバイス7の通信部71と接続される(ステップS201)。情報処理端末5の受信部51は、ペアリング処理を行う(ステップS202)。また、スマートデバイス7の通信部71は、ペアリング処理を行う(ステップS203)。
そして、利用者により、情報処理端末5の送信部52のUSB端子が、さらに他の情報処理端末8の通信部81のUSBポートに挿入される。情報処理端末5の送信部52がさらに他の情報処理端末8の通信部81と接続された場合(ステップS204)に、情報処理端末5の受信部51は、さらに他の情報処理端末8と接続済みであることを示す通知をスマートデバイス7に送信する(ステップS205)。
スマートデバイス7の通信部71は、情報処理端末5から、さらに他の情報処理端末8と接続済みであることを示す通知を受信する。さらに他の情報処理端末8と接続済みであることを示す通知を受信した場合に、通信部71は、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知をインターネット接続部72に出力する。インターネット接続部72は、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知を他の情報処理端末6にインターネットNを介して送信する(ステップS206)。
他の情報処理端末6のインターネット接続部62は、インターネットNを介して、スマートデバイス7から、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知を受信する。インターネット接続部62は、インストールを要求する通知を、情報処理端末5と接続済みであることを示す通知の通知元にインターネットNを介して送信する(ステップS207)。
スマートデバイス7のインターネット接続部72は、他の情報処理端末6からインストールを要求する通知を受信する。インストールを要求する通知を受信した場合、インターネット接続部72は、外部の装置からOCP2を取得する。インターネット接続部72は、取得したOCP2を記憶部に記憶させることにより、OCP2をスマートデバイス7にインストールする(ステップS208)。インターネット接続部72は、遠隔操作の準備が完了したことを示す通知を他の情報処理端末6にインターネットNを介して送信する(ステップS209)。
他の情報処理端末6のインターネット接続部62は、遠隔操作の準備が完了したことを示す通知をスマートデバイス7から受信する。
次に、図6を参照して、他の情報処理端末6がスマートデバイス7に操作情報を送信し、さらに他の情報処理端末8が操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い、処理結果に応じた画像を表示するまでの動作を説明する。
他の情報処理端末6の入力インタフェース部61には、利用者による入力インタフェース部61の操作に応じた操作情報が入力される。入力インタフェース部61は、入力された操作情報をインターネット接続部62に出力する。
インターネット接続部62は、操作情報をインターネットNを介してスマートデバイス7に送信する(ステップS301)。
スマートデバイス7のインターネット接続部72は、他の情報処理端末6から、インターネットNを介し操作情報を受信する。通信部71は、情報処理端末5の受信部51に操作情報を送信する(ステップS302)。
情報処理端末5の受信部51は、操作情報を受信する。送信部52には、受信部51から操作情報が入力される。送信部52は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末6によるさらに他の情報処理端末8のインターネットに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末8に有線通信で送信する(ステップS303)。
さらに他の情報処理端末8の通信部81は、情報処理端末5から操作情報に基づくコマンドを受信する。表示制御部82には、通信部81から操作情報に基づくコマンドが入力される。表示制御部82は、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い(ステップS304)、処理結果に応じた画像を表示部83に表示させる。表示部83は、処理結果に応じた画像を表示する(ステップS305)。
次に、図7を参照して、スマートデバイス7が撮影した画像を示す画像データを他の情報処理端末6が表示部64に表示させる動作を説明する。
スマートデバイス7は、利用者により、撮影部73がさらに他の情報処理端末8の表示部83を撮影可能な位置に設置される。
スマートデバイス7の撮影部73は、さらに他の情報処理端末8の表示部83を撮影し(ステップS401)、画像データをインターネット接続部72に出力する。インターネット接続部72は、画像データを他の情報処理端末6にインターネットNを介し送信する(ステップS402)。
他の情報処理端末6のインターネット接続部62は、インターネットNを介して画像データを受信する。インターネット接続部62は、画像データを表示制御部63に出力する。表示制御部63は、画像データが示す画像を表示部64に表示させる。表示部64は、画像データが示す画像を表示する(ステップS403)。表示制御部63が表示させる画像には、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画像が含まれる。
次に、図8を参照して、他の情報処理端末6が操作情報を送信する動作例を説明する。また、図8の動作は、図6のステップS301の動作を詳述するものである。
入力インタフェース部61は、利用者による入力インタフェース部61の操作に応じて操作情報の入力を受ける(ステップS501)。入力インタフェース部61は、入力された操作情報をインターネット接続部62に出力する。
インターネット接続部62は、操作情報をインターネットNを介してスマートデバイス7に送信する(ステップS502)。
なお、表示部64に表示される画像は、表示制御部63が表示させた、スマートデバイス7により撮影されたさらに他の情報処理端末8の表示部83の画像である。表示制御部63が表示させる画像には、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画像が含まれるので、利用者はさらに他の情報処理端末8の表示部83の画像を確認しつつ、入力インタフェース部61を操作することができる。
次に、図9を参照して、スマートデバイス7が撮影した画像を他の情報処理端末6が表示部64に表示させる動作例を説明する。図9の動作は、図7のステップS403の動作を詳述するものである。
他の情報処理端末6のインターネット接続部62は、スマートデバイス7からインターネットNを介して画像データを受信する(ステップS601)。インターネット接続部62は、画像データを表示制御部63に出力する。
表示制御部63には、インターネット接続部62から画像データが入力される。表示制御部63は、入力された画像データが示す画像を表示部64に表示させる(ステップS602)。表示部64は、画像データが示す画像を表示する。
次に、図10を参照して、操作情報を受信したスマートデバイス7が、操作情報を情報処理端末5に送信する動作例を説明する。また、図10の動作は、図6のステップS302の動作を詳述するものである。
インターネット接続部72は、他の情報処理端末6から、インターネットNを介し操作情報を受信する(ステップS701)。インターネット接続部72は、操作情報を通信部71に出力する。
通信部71には、インターネット接続部72から操作情報が入力される。通信部71は、入力された操作情報を情報処理端末5の受信部51に送信する(ステップS702)。
次に、図11を参照して、画像データを他の情報処理端末6にスマートデバイス7が送信する動作例を説明する。また、図11の動作は、図7のステップS401からステップS402の動作を詳述するものである。
撮影部73は、撮影対象物を撮影し(ステップS801)、画像データをインターネット接続部72に出力する。撮影対象物には、さらに他の情報処理端末8の表示部83が含まれる。
インターネット接続部72は、入力された画像データを他の情報処理端末6にインターネットNを介し送信する(ステップS802)。
次に、図12を参照して、操作情報をさらに他の情報処理端末8に情報処理端末5が送信する動作例を説明する。また、図12の動作は、図6のステップS303の動作を詳述するものである。
受信部51は、他の情報処理端末6になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する(ステップS901)。受信部51は、受信した操作情報を送信部52に出力する。
送信部52には、受信部51から操作情報が入力される。送信部52は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末6によるさらに他の情報処理端末8のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末8に有線通信で送信する(ステップS902)。
次に、図13を参照して、操作情報に基づくコマンドに応じた処理をさらに他の情報処理端末8が行う動作例を説明する。また、図13の動作は、図6のステップS304からステップS305の動作を詳述するものである。
通信部81は、情報処理端末5から操作情報に基づくコマンドを受信する(ステップS1001)。通信部81は、受信した操作情報に基づくコマンドを表示制御部82に出力する。
表示制御部82は、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い(ステップS1002)、処理結果に応じた画像を表示部83に表示させる(ステップS1003)。
このように、情報処理端末5は、インターネットNに接続された他の情報処理端末6になされた操作に従ってインターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末8の動作を制御する。情報処理端末5は、他の情報処理端末6になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する。情報処理端末5は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末6によるさらに他の情報処理端末8のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末8に有線通信または無線通信で送信する。このように、他の情報処理端末6が、インターネットNを介して情報処理端末5に操作情報を送信することにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末8の動作を制御することができる。そのため、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末8をインターネットNに接続する操作を情報処理端末6を操作することにより行うことができる。また、情報処理端末5とさらに他の情報処理端末8とを有線通信または無線通信で接続することにより、さらに他の情報処理端末8が遠隔地から制御操作を受けるための準備が完了する。このように、情報処理端末8が遠隔地から制御操作を受けるための準備を容易にすることができる。
[第二の実施形態の変形例1]
第二の実施形態の変形例1の他の情報処理端末の表示制御部は、インターネット接続部から入力された画像データが示す画像を補正する。例えば、スマートデバイス7の撮影部73の撮影方向が、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画面に対して垂直でない場合が想定される。つまり、スマートデバイス7の撮影部73が、表示部83の画面に対して斜めの方向から、さらに他の情報処理端末8の表示部83を撮影可能な位置に設置された場合が想定される。変形例1の他の情報処理端末の表示制御部は、画像データが示す画像の特徴部分を特定する。例えば、変形例1の他の情報処理端末の表示制御部は、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画面の角に対応する部分を、画像の特徴部分として特定する。変形例1の他の情報処理端末の表示制御部は、特定した画像の特徴部分に基づき画像を補正する。例えば、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画面の角に対応する部分を、画像の特徴部分として特定した場合、表示制御部は、画面の角に対応する部分の各々が他の情報処理端末の表示部の四隅に配置されるように画像データが示す画像を補正する。他の情報処理端末の表示制御部は、補正した画像を表示部に表示させる。
あるいは、他の情報処理端末6ではなく、スマートデバイス7の処理部(図示せず)が、画像の補正を行ってもよい。スマートデバイス7の処理部は、撮影部73により撮影された、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画面を示す画像データを取得し、画像の特徴部分に基づき、歪みを補正してもよい。そして、スマートデバイス7のインターネット接続部72が、歪みが補正された画像を示す画像データを他の情報処理端末6に送信してもよい。
変形例1の他の情報処理端末は、スマートデバイス7の撮影部73により撮影された、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画面を示す画像が歪んでいる場合に、表示制御部が特定した画像の特徴部分に基づき、歪みを補正した画像を表示部に表示させる。これにより、他の情報処理端末の表示部には歪みが補正された後の画像が表示される。歪みが補正された後の画像を利用者に確認させて他の情報処理端末の入力インタフェース部を利用者に操作させることが可能になるので、変形例1の他の情報処理端末は、利用者の利便性を向上させることができる。
[第二の実施形態の変形例2]
利用者が他の情報処理端末6の入力インタフェース部61を操作してから、スマートデバイス7により撮影された、さらに他の情報処理端末8の表示部83の操作に応じた画像が、他の情報処理端末6の表示部64に表示されるまでに時間がかかる可能性がある。一般に、利用者が他の情報処理端末6の入力インタフェース部61を操作してから、表示部64に操作に応じた画像が表示されるまでに100ミリ秒以上の時間がかかると、利用者に違和感を感じさせてしまうことがある。第二の実施形態の変形例2の遠隔操作装置は、利用者に遅延時間があることを把握させる。
さらに他の情報処理端末8の表示制御部82が、さらに他の情報処理端末8のシステム時刻を表示部83に表示させる。第二の実施形態の変形例2の遠隔操作装置の表示制御部は、インターネット接続部から入力された画像データが示す画像に、さらに遠隔制御装置のシステム時刻を表示させる。なお、システム時刻は、さらに他の情報処理端末8と他の情報処理端末とが予め時刻合わせを行うことによりさらに他の情報処理端末8と他の情報処理端末との間で共通の時刻である。
さらに他の情報処理端末8の表示部83に表示されるシステム時刻を含む画像の上に、他の情報処理端末のシステム時刻が表示されるので、利用者は、さらに他の情報処理端末8のシステム時刻と他の情報処理端末のシステム時刻とを利用者に比較することができる。本変形例の他の情報処理端末は、さらに他の情報処理端末8のシステム時刻と他の情報処理端末のシステム時刻とを利用者に比較させることにより、利用者に遅延時間があることを把握させる。利用者が遅延時間があることを把握できない場合、送信済みの操作が反映される前のさらに他の情報処理端末8の画面が、他の情報処理端末の表示部に表示されたままである。そのため、すでに操作情報が送信されている操作を再度行うという利用者の誤操作を引き起こす可能性がある。本変形例では、利用者に遅延時間があることを把握させることにより、利用者が再度入力済みの操作を行う可能性を低減することができる。
[第二の実施形態の変形例3]
第二の実施形態の変形例3のスマートデバイスは、光学文字認識を行う処理部をさらに含む。スマートデバイスの処理部には、撮影部から画像データが入力される。スマートデバイスの処理部は、光学文字認識を行うことにより、入力された画像データが示す画像に含まれる文字を認識し、システム時刻を示すシステム時刻情報を生成する。あるいは、他の情報処理端末6の表示制御部63が、光学文字認識を行うことにより、画像データが示す画像に含まれる文字を認識し、システム時刻情報を生成してもよい。
本変形例では、さらに他の情報処理端末8の表示制御部82が、さらに他の情報処理端末8のシステム時刻を表示部83に表示させる。システム時刻は、さらに他の情報処理端末8と他の情報処理端末6とが予め時刻合わせを行うことにより、さらに他の情報処理端末8と他の情報処理端末6との間で共通の時刻である。
あるいは、情報処理端末5が、システム時刻を表示する表示部をさらに備えてもよい。情報処理端末5は、スマートデバイスから、システム時刻を示すシステム時刻情報を取得してもよい。また、スマートデバイスは、さらに他の情報処理端末8および他の情報処理端末6と予め時刻合わせを行ってもよい。情報処理端末5が、表示部にシステム時刻を表示する場合、表示部は、例えば、2以上の複数のLED(Light-emitting diode)が縦横に配置されたマトリクスLEDである。情報処理端末5が、システム時刻を表示する表示部をさらに備える場合、スマートデバイスは、撮影部が、情報処理端末5の表示部と、さらに他の情報処理端末8の表示部83とを両方撮影可能な位置に配置される。
スマートデバイスの処理部は、インターネット接続部に生成したシステム時刻情報を出力する。インターネット接続部は、システム時刻情報と画像データとを関連付けて他の情報処理端末6送信する。
システム時刻情報と画像データとを受信した他の情報処理端末6のインターネット接続部62は、受信したシステム時刻情報と画像データとを関連付けて表示制御部63に出力する。表示制御部63は、入力されたシステム時刻情報が示すシステム時刻と、他の情報処理端末6のシステム時刻の差分を算出し、入力された画像データが示す画像と算出した差分とを表示部64に表示させる。
表示部64の画像におけるさらに他の情報処理端末8の表示部83のシステム時刻と、他の情報処理端末6のシステム時刻との差分を表示部64に表示させることにより、他の情報処理端末6は、利用者に遅延時間があることを把握させる。利用者が遅延時間があることを把握できない場合、送信済みの操作情報が反映される前のさらに他の情報処理端末8の画面が、情報処理端末6の表示部64に表示されたままである。そのため、すでに操作情報が送信されている操作を再度行うという利用者の誤操作を引き起こす可能性がある。一方で、本変形例の遠隔操作システムは、利用者に遅延時間があることを把握させるので、利用者の誤操作を抑制することができる。
[第二の実施形態の変形例4]
第二の実施形態の変形例4の他の情報処理端末は、他の情報処理端末の入力インタフェース部に操作情報が入力されてから、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画像が変化するまでの時間を計測する。
本変形例の他の情報処理端末の入力インタフェース部は、操作情報が入力されたシステム時刻を記憶部(図示せず)に記憶させる。さらに、他の情報処理端末の表示制御部は、操作情報が入力されたシステム時刻以後に撮影された画像データが示す画像が他の画像に変化するまでのフレーム数を算出する。そして、他の情報処理端末の表示制御部は、スマートデバイス7により撮影された動画像のフレームレートと、算出したフレーム数とに基づいて、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画像が変化するまでの時間を算出する。
なお、スマートデバイス7のインターネット接続部72は、スマートデバイス7により撮影された動画像のフレームレートを示す情報と画像データとを関連付けて遠隔操作装置に送信する。
スマートデバイス7の撮影部73が、30fps(frames per second)でさらに他の情報処理端末8の表示部83を撮影する場合を例に、具体的に説明する。操作情報が入力されたシステム時刻から3フレーム後に撮影された画像に変化が生じた場合、他の情報処理端末の表示制御部は、操作情報が入力されたシステム時刻以後に撮影された画像データが示す画像が他の画像に変化するまでのフレーム数である3を算出する。他の情報処理端末の表示制御部は、フレームレートを示す情報が示すフレームレートと、算出したフレーム数とに基づいて、さらに他の情報処理端末8の表示部83の画像が変化するまでの時間を算出する。具体的には、他の情報処理端末の表示制御部は、0.1秒(1秒÷30fps×3frame=0.1秒)を算出する。他の情報処理端末の表示制御部は、画像データが示す画像と、算出した遅延時間とを表示部に表示させる。
他の情報処理端末が、算出した遅延時間を表示部に表示させることにより、利用者に遅延時間を把握させる。利用者が遅延時間があることを把握できない場合、送信済みの操作が反映される前のさらに他の情報処理端末8の画面が、他の情報処理端末の表示部に表示されたままである。そのため、すでに操作情報が送信されている操作を再度行うという利用者の誤操作を引き起こす可能性がある。一方で、本変形例の遠隔操作システムは、利用者に遅延時間を把握させるので、他の情報処理端末は、利用者の誤操作を抑制することができる。
あるいは、スマートデバイス7が、遅延時間を算出してもよい。他の情報処理端末は、操作情報が他の情報処理端末に入力されたシステム時刻を示すシステム時刻情報と操作情報とを関連付けてスマートデバイス7に送信する。
スマートデバイス7の通信部71は、受信した操作情報を情報処理端末5に送信する。また、スマートデバイス7の処理部(図示せず)は、システム時刻情報が示すシステム時刻から、撮影されている画像データが示す画像が他の画像に変化するまでのフレーム数を算出する。そして、スマートデバイス7の処理部は、スマートデバイス7の撮影部73により撮影された動画像のフレームレートと、算出したフレーム数とに基づいて遅延時間を算出する。スマートデバイス7は、算出した遅延時間を示す情報を他の情報処理端末6に送信する。他の情報処理端末6は、受信した遅延時間を示す情報に基づいて、遅延時間を示すメッセージを表示部64に表示させる。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施形態における遠隔操作システムついて具体的に説明する。第三の実施形態は、他の情報処理端末100が、画像を表示させるための制御情報である、画像制御情報を受信する点で、第二の実施形態の遠隔操作システムと異なる。画像制御情報に基づく画像は、さらに他の情報処理端末120の表示制御部122が他の情報処理端末100からの操作情報に基づくコマンドを処理した結果に応じる画像である。また、さらに他の情報処理端末120の表示部83および他の情報処理端末100の表示部64に表示される画像である。画像制御情報には、画像の情報、または表示制御部122によるコマンドに応じた処理の結果を示す情報が含まれる。本実施形態では、第二の実施形態との相違点を中心に説明するが、第二の実施形態で説明した様々な例が適用できる。
図14を参照して、本実施形態の遠隔操作システムの構成例を説明する。図14は、本実施形態の遠隔操作システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態の遠隔操作システムは、情報処理端末9と他の情報処理端末100と、スマートデバイス110と、さらに他の情報処理端末120とを含む。情報処理端末9は、さらに他の情報処理端末120とスマートデバイス110とに接続される。また、他の情報処理端末100は、インターネットNに接続される。スマートデバイス110は、情報処理端末9とインターネットNとに接続される。
図14を参照して本実施形態の他の情報処理端末100の構成について詳細に説明する。他の情報処理端末100は、入力インタフェース部61とインターネット接続部102とを含む。インターネット接続部102は、インターネットNと入力インタフェース部61と表示制御部103とに接続される。表示制御部103は、インターネット接続部102と表示部64とに接続される。本実施形態における他の情報処理端末100の入力インタフェース部61および表示部64の各々は、図4に示す第二の実施形態における他の情報処理端末6の入力インタフェース部61および表示部64の各々と同様である。そこで、本実施形態における他の情報処理端末100の入力インタフェース部61および表示部64の各々について、対応する要素に図4と同じ符号を付して説明を省略する。
インターネット接続部102は、インターネットNと接続される。インターネットNに含まれるインターネット接続部102の接続先に、スマートデバイス110が含まれる。他の情報処理端末100の各構成が、さらに他の情報処理端末120の遠隔操作を開始するまでの処理、および操作情報を送信する処理は、第二の実施形態の他の情報処理端末6の処理と同様であるので、説明を省略する。
インターネット接続部102は、スマートデバイス110からインターネットNを介して、画像を表示させるための制御情報である画像制御情報を受信する。インターネット接続部102は、画像制御情報を表示制御部103に出力する。
表示制御部103には、インターネット接続部102から画像制御情報が入力される。表示制御部103は、画像制御情報に基づく画像を表示部64に表示させる。
次に、図14を参照して本実施形態のスマートデバイス110の構成について詳細に説明する。
スマートデバイス110は、通信部111とインターネット接続部112とを含む。
スマートデバイス110が、ペアリング処理、さらに他の情報処理端末120と接続済みであることを示す通知を受信した場合の処理、およびインストールを要求する通知を受信した場合の処理は、第二の実施形態のスマートデバイス7の処理と同様である。また、スマートデバイス110が、操作情報を送受信する場合の処理は、第二の実施形態のスマートデバイス7の処理と同様である。そこで、スマートデバイス110が行う、ペアリング処理、さらに他の情報処理端末120と接続済みであることを示す通知を受信した場合の処理、インストールを要求する通知を受信した場合の処理、および操作情報を送受信する場合の処理の説明を省略する。
通信部111は、画像制御情報を受信する。通信部111は、画像制御情報をインターネット接続部112に出力する。
インターネット接続部112には、画像制御情報が通信部111から入力される。インターネット接続部112は、入力された画像制御情報を他の情報処理端末100にインターネットNを介し送信する。
図14を参照して本実施形態の情報処理端末9の構成について詳細に説明する。
情報処理端末9は、受信部91と送信部92とを含む。
本実施形態における情報処理端末9の受信部91は、第二の実施形態における情報処理端末5の受信部51と同様にペアリング処理を行うので、ペアリング処理の説明を省略する。
受信部91は、他の情報処理端末100になされた操作を示す操作情報を、インターネットNを介してスマートデバイス110を経由して受信する。受信部91は、受信した操作情報を送信部92に出力する。
また、受信部91には、画像制御情報が送信部92から入力される。受信部91は、入力された画像制御情報をスマートデバイス110に送信する。
送信部92は、USB端子がさらに他の情報処理端末120の通信部121のUSBポートに挿入されることによりさらに他の情報処理端末120と接続される。送信部92は2つのUSB端子を備える。送信部92の2つのUSB端子の各々が、通信部121のUSBポートに挿入される。
送信部92には、受信部91から操作情報が入力される。送信部92は、一方のUSB端子を介し、入力された操作情報に基づいて、他の情報処理端末100によるさらに他の情報処理端末120のインターネットNに接続するためのコマンドを、さらに他の情報処理端末120に送信する。送信部92は、他方のUSB端子を介し、画像制御情報をさらに他の情報処理端末120から受信する。送信部92は、画像制御情報を受信部91に出力する。
2つのUSB端子のうち、少なくとも、画像制御情報をさらに他の情報処理端末120から受信するUSB端子は、USB規格以外の信号を流すことができるオルタネイトモードに対応する。
また、送信部92は2つのUSB端子を備えるのではなく、送信部92は1つのUSB端子を備えてもよい。送信部92が1つのUSB端子を備える場合、USB端子を構成する複数の信号線のうち、所定の信号線を用いて操作情報に基づくコマンドを送信し、その他の信号線から画像制御情報を受信してもよい。
図14を参照して本実施形態のさらに他の情報処理端末120の構成について詳細に説明する。
さらに他の情報処理端末120は、通信部121を含む。通信部121は、表示制御部122に接続される。表示制御部122は、通信部121と表示部83とに接続される。本実施形態におけるさらに他の情報処理端末120の表示部83は、図4に示す第二の実施形態におけるさらに他の情報処理端末8の表示部83と同様であるので、対応する要素に図4と同じ符号を付して説明を省略する。
通信部121は、2つのUSBポートを備える。2つのUSBポートの各々に、情報処理端末9の送信部92の2つのUSB端子の各々が挿入されることにより、さらに他の情報処理端末120は、情報処理端末9に接続される。通信部121は、一方のUSBポートを介し、情報処理端末9から操作情報に基づくコマンドを受信する。通信部121は、操作情報に基づくコマンドを表示制御部122に出力する。
また、通信部121には、表示制御部122から、画像制御情報が入力される。通信部121は、他方のUSBポートを介し、画像制御情報を情報処理端末9に送信する。
表示制御部122には、通信部121から操作情報に基づくコマンドが入力される。表示制御部122は、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行う。表示制御部122は、処理結果に応じた画像を表示させるための制御情報である画像制御情報を生成する。また、画像制御情報には、画像の情報、または表示制御部122が操作情報に基づくコマンドを処理した結果を示す情報が含まれる。表示制御部122は、生成した画像制御情報を表示部83と通信部121とに出力する。画像制御情報は、さらに他の情報処理端末120によりコマンドが処理された結果を表示する画像を表示するための制御情報である。
表示部83は、表示制御部122の制御を受けて画像を表示する。具体的には、表示部83には、表示制御部122から、画像制御情報が入力される。表示部83は、画像制御情報に基づく画像を表示する。このように、表示部83は、表示制御部122が操作情報に基づくコマンドを処理した結果を示す画像を表示する。
このように、情報処理端末9は、インターネットNに接続された他の情報処理端末100になされた操作に従ってインターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末120の動作を制御する。情報処理端末9は、他の情報処理端末100になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する。情報処理端末9は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末100によるさらに他の情報処理端末120のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末120に有線通信または無線通信で送信する。そのため、他の情報処理端末100が、インターネットNを介して情報処理端末9に操作情報を送信することにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末120の動作を制御することができる。これにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末120をインターネットNに接続する操作を他の情報処理端末100を操作することにより行うことができる。また、情報処理端末9とさらに他の情報処理端末120とを有線通信または無線通信で接続することにより、さらに他の情報処理端末120が遠隔地から制御操作を受けるための準備が完了する。このように、情報処理端末120が遠隔地から制御を受けるための準備を容易にすることができる。
次に、図15から図19を用いて、本実施形態の遠隔操作システムの動作例を説明する。
図15は、遠隔操作システムの動作例を示すシーケンス図である。図16は、他の情報処理端末100の動作例を示すフローチャートである。図17は、スマートデバイス110の動作例を示すフローチャートである。図18は、情報処理端末9の動作例を示すフローチャートである。図19は、さらに他の情報処理端末120の動作例を示すフローチャートである。
まず、図15を参照して、スマートデバイス110に操作情報を他の情報処理端末100が送信し、さらに他の情報処理端末120が操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行い、処理結果に応じた画像を他の情報処理端末100が表示するまでの動作を説明する。
他の情報処理端末100の入力インタフェース部61には、利用者による入力インタフェース部61の操作に応じた操作情報が入力される。入力インタフェース部61は、入力された操作情報をインターネット接続部102に出力する。
インターネット接続部102は、操作情報をインターネットNを介してスマートデバイス110に送信する(ステップS1101)。
スマートデバイス110のインターネット接続部112は、他の情報処理端末100から、インターネットNを介し操作情報を受信する。通信部111は、情報処理端末9の受信部91に操作情報を送信する(ステップS1102)。
情報処理端末9の受信部91は、他の情報処理端末100になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する。送信部92は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末100によるさらに他の情報処理端末120のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末120に有線通信で送信する(ステップS1103)。
さらに他の情報処理端末120の通信部121は、情報処理端末9から操作情報に基づくコマンドを受信する。表示制御部122は、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行う(ステップS1104)。表示制御部122は、処理結果に応じた画像を表示させるための制御情報である画像制御情報を生成する。表示制御部122は、生成した画像制御情報を表示部83と通信部121とに出力する。表示部83は、画像制御情報に基づく画像を表示する(ステップS1105)。
通信部121には、表示制御部122により、画像制御情報が入力される。通信部121は、画像制御情報を情報処理端末9に送信する(ステップS1106)。
送信部92は、画像制御情報をさらに他の情報処理端末120から受信する。受信部91には、画像制御情報が送信部92にから入力される。受信部91は、入力された画像制御情報をスマートデバイス110に送信する(ステップS1107)。
スマートデバイス110の通信部111は、画像制御情報を受信する。インターネット接続部112には、画像制御情報が通信部111から入力される。インターネット接続部112は、入力された画像制御情報を他の情報処理端末100にインターネットNを介して送信する(ステップS1108)。
他の情報処理端末100のインターネット接続部102は、スマートデバイス110からインターネットNを介して画像制御情報を受信する。表示制御部103には、インターネット接続部102から画像制御情報が入力される。表示制御部103は、画像制御情報に基づく画像を表示部64に表示させる。
表示部64は、画像制御情報に基づく画像を表示する(ステップS1109)。
次に、図16を参照して、他の情報処理端末100の動作を説明する。また、図16の動作は、図15のステップS1101の動作とステップS1109の動作とを詳述するものである。
入力インタフェース部61は、利用者による入力インタフェース部61の操作に応じた操作情報の入力を受ける(ステップS1201)。入力インタフェース部61は、入力された操作情報をインターネット接続部102に出力する。
インターネット接続部102は、操作情報をインターネットNを介してスマートデバイス110に送信する(ステップS1202)。
インターネット接続部102は、スマートデバイス110からインターネットNを介して画像制御情報を受信する(ステップS1203)。
表示制御部103には、インターネット接続部102から画像制御情報が入力される。表示制御部103は、画像制御情報に基づく画像を表示部64に表示させる。
表示部64は、画像制御情報に基づく画像を表示する(ステップS1204)。
なお、他の情報処理端末100が、画像制御情報を受信する前に、他の情報処理端末100が新しい操作情報の入力を受けた場合、他の情報処理端末100は、次の動作を行ってもよい。他の情報処理端末100は、新しく入力された操作情報をスマートデバイス110に送信する。また、他の情報処理端末100は、操作情報の入力を受けるタイミングによらず、画像制御情報を受信する都度、画像制御情報に基づく画像を表示する。
次に、図17を参照して、スマートデバイス110の動作を説明する。図17の動作は、図15のステップS1102の動作とステップS1108の動作とを詳述するものである。
スマートデバイス110のインターネット接続部112は、他の情報処理端末100から、インターネットNを介し操作情報を受信する(ステップS1301)。は、情報処理端末9の受信部91に操作情報を送信する(ステップS1302)。
スマートデバイス110の通信部111は、画像制御情報を受信する(ステップS1303)。インターネット接続部112には、画像制御情報が通信部111から入力される。インターネット接続部112は、入力された画像制御情報を他の情報処理端末100に送信する(ステップS1304)。
なお、通信の遅延や利用者の操作により、スマートデバイス110が操作情報を送信した後に、画像制御情報ではなく、操作情報を受信する場合が想定される。あるいは、スマートデバイス110が画像制御情報を送信した後に、操作情報ではなく、画像制御情報を受信する場合が想定される。他の情報処理端末100から操作情報を受信する都度、スマートデバイス110は、操作情報を情報処理端末9に送信する。また、画像制御情報を受信する都度、スマートデバイス110は、画像制御情報を他の情報処理端末100に送信する。
次に、図18を参照して、情報処理端末9の動作を説明する。図18の動作は、図15のステップS1103の動作とステップS1107の動作とを詳述するものである。
情報処理端末9の受信部91は、他の情報処理端末100になされた操作を示す操作情報を、インターネットNを介してスマートデバイス110を経由して受信する(ステップS1401)。
送信部92は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末100によるさらに他の情報処理端末120のインターネットNに接続するためのコマンドを、さらに他の情報処理端末120に送信する(ステップS1402)。
送信部92は、画像制御情報を、さらに他の情報処理端末120から受信する(ステップS1403)。受信部91には、画像制御情報が送信部92にから入力される。受信部91は、入力された画像制御情報をスマートデバイス110に送信する(ステップS1404)。
なお、通信の遅延や利用者の操作により、情報処理端末9が操作情報に基づくコマンドを送信した後に、画像制御情報ではなく、操作情報を受信する場合が想定される。あるいは、情報処理端末9が画像制御情報を送信した後に、操作情報ではなく、画像制御情報を受信する場合が想定される。スマートデバイス110から操作情報を受信する都度、情報処理端末9は、操作情報に基づくコマンドをさらに他の情報処理端末120に送信する。また、情報処理端末9は、画像制御情報を受信する都度、画像制御情報をスマートデバイス110に送信する。
次に、図19を参照して、さらに他の情報処理端末120の動作を説明する。図19の動作は、図15のステップS1104の動作、ステップS1105の動作、およびステップS1106の動作を詳述するものである。
さらに他の情報処理端末120の通信部121は、情報処理端末9から操作情報に基づくコマンドを受信する(ステップS1501)。表示制御部122は、操作情報に基づくコマンドに応じた処理を行う(ステップS1502)。表示制御部122は、処理結果に応じた画像を表示させるための制御情報である画像制御情報を生成する。表示制御部122は、生成した画像制御情報を表示部83と通信部121とに出力する。表示制御部122は、画像制御情報を表示部83に出力することにより、処理結果に応じた画像を表示部83に表示させる(ステップS1503)。表示部83は、画像制御情報に基づく画像を表示する。
通信部121には、表示制御部122から、画像制御情報が入力される。通信部121は、画像制御情報を情報処理端末9に送信する(ステップS1504)。
なお、表示制御部122は、画像制御情報の表示部83への出力を停止してもよい。表示制御部122が画像制御情報の表示部83への出力を停止した場合、表示部83は、表示制御部122による処理結果に応じた画像の表示を停止する。
このように、情報処理端末9は、インターネットNに接続された他の情報処理端末100になされた操作に従ってインターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末120の動作を制御する。情報処理端末9は、他の情報処理端末100になされた操作を示す操作情報をインターネットNを介して受信する。情報処理端末9は、操作情報に基づいて、他の情報処理端末100によるさらに他の情報処理端末120のインターネットNに接続するためのコマンドをさらに他の情報処理端末120に有線通信または無線通信で送信する。そのため、他の情報処理端末100が、インターネットNを介して情報処理端末9に操作情報を送信することにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末120の動作を制御することができる。これにより、インターネットNに接続されていないさらに他の情報処理端末120をインターネットNに接続する操作を他の情報処理端末100を操作することにより行うことができる。また、情報処理端末9とさらに他の情報処理端末120とを有線通信または無線通信で接続することにより、さらに他の情報処理端末120が遠隔地から制御操作を受けるための準備が完了する。このように、情報処理端末120が遠隔地から制御を受けるための準備を容易にすることができる。
本実施形態の情報処理端末9の送信部92は、画像制御情報をさらに他の情報処理端末120から受信する。また、受信部91は、スマートデバイス110を介して他の情報処理端末100に画像制御情報を送信する。これにより、他の情報処理端末100の表示制御部が、画像制御情報に基づく画像を表示することができる。他の情報処理端末100の表示制御部が、画像制御情報に基づく画像を表示するので、さらに他の情報処理端末120を直接操作する場合と同様に、遠隔地から利用者にさらに他の情報処理端末120を操作させることができる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における情報処理端末(1、5、9)の各々を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、情報処理端末は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、情報処理端末は、専用の装置として実現してもよい。また、情報処理端末の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現してもよい。
図20は、本発明における各実施形態の情報処理端末を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置130は、通信インタフェース131、入出力インタフェース132、演算装置133、記憶装置134、不揮発性記憶装置135およびドライブ装置136を含む。
例えば、図1の情報処理端末1の受信部11や送信部12は、通信インタフェース131で実現することが可能である。
通信インタフェース131は、各実施形態の情報処理端末が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、情報処理端末を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース131経由で相互に通信可能なように接続してもよい。
入出力インタフェース132は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置133は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置や複数の電気回路によって実現される。演算装置133は、たとえば、不揮発性記憶装置135に記憶された各種プログラムを記憶装置134に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置134は、演算装置133から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置134は、揮発性のメモリ装置であってもよい。
不揮発性記憶装置135は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
ドライブ装置136は、たとえば、後述する記録媒体137に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体137は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図20に例示した情報処理装置130により情報処理端末を構成してもよい。そして、本発明の各実施形態は、この情報処理端末に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、情報処理端末に対して供給したプログラムを、演算装置133が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、情報処理端末のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置130で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体137に記録しておき、情報処理端末の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置135に格納されるように、情報処理端末を構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して情報処理端末の内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
1、5、9 情報処理端末
11、51、91 受信部
12、52、92 送信部
2、6、100 情報処理端末
21、61 入力インタフェース部
22、62、102 インターネット接続部
63、103 表示制御部
64 表示部
3、7、110 スマートデバイス
31、71、111 通信部
32、72、112 インターネット接続部
73 撮影部
4、8、120 情報処理端末
41、81,121 通信部
82、122 表示制御部
83 表示部
N インターネット
130 情報処理装置
131 通信インタフェース
132 入出力インタフェース
133 演算装置
134 記憶装置
135 不揮発性記憶装置
136 ドライブ装置
137 記録媒体

Claims (10)

  1. インターネットに接続された他の情報処理端末になされた操作に従ってインターネットに接続されていないさらに他の情報処理端末の動作を制御する遠隔操作方法であって、
    前記他の情報処理端末になされた操作を示す操作情報をインターネットを介して受信し、
    前記操作情報に基づいて、前記他の情報処理端末による前記さらに他の情報処理端末のインターネットに接続するためのコマンドを前記さらに他の情報処理端末に有線通信または無線通信で送信する
    遠隔操作方法。
  2. 前記さらに他の情報処理端末の表示部を撮影可能に設置されて、撮影した前記さらに他の情報処理端末の表示部の画面を示す画像データを前記他の情報処理端末に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作方法。
  3. 前記さらに他の情報処理端末の表示部の画面を示す画像データにおいて、前記画像データが示す画像の歪みを補正し、
    前記他の情報処理端末に歪みを補正した画像を示す画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作方法。
  4. 前記さらに他の情報処理端末がインターネットに接続したことを前記他の情報処理端末に通知する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の遠隔操作方法。
  5. 前記さらに他の情報処理端末の遠隔操作の準備が完了したことを前記他の情報処理端末に通知する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の遠隔操作方法。
  6. 前記さらに他の情報処理端末により前記コマンドが処理された結果を表示する画像を表示するための制御情報である画像制御情報を前記さらに他の情報処理端末から受信し、
    前記他の情報処理端末に前記画像制御情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作方法。
  7. インターネットに接続された他の情報処理端末になされた操作に従ってインターネットに接続されていないさらに他の情報処理端末の動作を制御する遠隔操作プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記他の情報処理端末になされた操作を示す操作情報をインターネットを介して受信する受信機能と、
    前記操作情報に基づいて、前記他の情報処理端末による前記さらに他の情報処理端末のインターネットに接続するためのコマンドを前記さらに他の情報処理端末に有線通信または無線通信で送信する送信機能と、
    を実現させる遠隔操作プログラム。
  8. 前記さらに他の情報処理端末の表示部を撮影可能な撮影機能をさらに備え、
    前記送信機能は、撮影した前記さらに他の情報処理端末の表示部の画面を示す画像データを前記他の情報処理端末に送信する
    ことを特徴とする請求項7に記載の遠隔操作プログラム。
  9. インターネットに接続された他の情報処理端末になされた操作に従ってインターネットに接続されていないさらに他の情報処理端末の動作を制御する情報処理端末であって、
    前記他の情報処理端末になされた操作を示す操作情報をインターネットを介して受信する受信部と、
    前記操作情報に基づいて、前記他の情報処理端末による前記さらに他の情報処理端末のインターネットに接続するためのコマンドを前記さらに他の情報処理端末に有線通信または無線通信で送信する送信部と、
    を備える情報処理端末。
  10. 前記さらに他の情報処理端末の表示部を撮影可能に設置された撮影部をさらに備え、
    前記送信部は、撮影された前記さらに他の情報処理端末の表示部の画面を示す画像データを前記他の情報処理端末に送信する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理端末。
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