JP2023018526A - 荷揚機 - Google Patents

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潤一 上水
Junichi Agemizu
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Abstract

【課題】より高い運搬効率性及び組立迅速性を備えた荷揚機の提供。【解決手段】荷揚機は、荷台を備え、荷台は背面部と底部とで構成されており、背面部と底部は、互いに回動自在になるように取り付けられており、回動することで底部を格納状態と荷受け状態にすることができ、格納状態としたとき、底部は背面部と平行になり折り畳まれ、荷受け状態としたとき、背面部の立ち上がり状態を維持することを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、荷揚機に関する。
重量物や大型製品を高所に荷揚げするために使用される荷揚機は、荷を載せる荷台を支柱に沿って昇降装置によって昇降させる構造のものが知られている。
従来の荷揚機は、運搬効率性の向上のため、分解・組立自在になっているが、例えば、荷揚機のうち荷台が最も嵩張っており、この荷台が運搬効率性を低下させる一因となっていた。
このため、より高い運搬効率性及び組立迅速性を備えた荷揚機が望まれている。
前述の課題を解決するために請求項1記載による荷揚機は、荷台を備え、荷台は背面部と底部とで構成されており、背面部と底部は、互いに回動自在になるように取り付けられており、回動することで底部を格納状態と荷受け状態にすることができ、格納状態としたとき、底部は背面部と平行になり折り畳まれ、荷受け状態としたとき、背面部の立ち上がり状態を維持することを特徴とする。
本発明は、以上の構成により、より高い運搬効率性及び組立迅速性を備えた荷揚機を提供できる。
本発明に係る実施形態の荷揚機の全体図であり、(a)は側面図、(b)は前面図を示す。 図1の荷台周辺を示す拡大図であり、(a)は側面図、(b)は前面図、(c)は、(b)の(c)-(c)線断面図である。 図1(a)のホイスト周辺を示す拡大図である。 ベース部と支柱と荷台を分割した状態を示す側面図である。 ベース部の平面図であり、(a)は拡張状態を示し、(b)は分割状態を示す。 荷台を示す図であり、(a)は側面図、(b)は前面図、(c)は平面図である。 荷台とスライダーを分割した状態及び荷台の底部を折り畳んだ状態を示す。 (a)はホイストのワイヤに巻き回された滑車をスライダーに取付けた状態を示し、(b)は(a)を前方から見た図であり、(c)は滑車の着脱を説明する図である。 ホイスト支持部材の構造図である。 ホイスト支持部材にホイストを取り付ける工程図である。 荷揚機の組み立て工程図であり、第1工程から第3工程を示す。 荷揚機の組み立て工程図であり、第4工程を示す。 荷揚機の組み立て工程図であり、第5工程を示す。 荷揚機の組み立て工程図であり、第6工程を示す。 荷揚機の組み立て工程図であり、第7工程及び第8工程を示す。 荷揚機の組み立て工程図であり、第9工程及び第10工程を示す。 荷揚機の組み立て工程図であり、第11工程を示す。 荷揚機の組み立て終了図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の荷揚機Aを説明する。
以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
また、以下の説明では、荷揚機Aの建物B側を「前」、建物B側とは反対側を「後」、荷揚機Aの幅方向を「左右」、荷揚機Aの昇降方向を「上下」として方向を規定し、これら「前後、左右、上下」を各図に記載して示す。
[荷揚機の構成]
荷揚機Aは、サッシ窓のような大型の重量物である荷Cを、建物の2階以上の高所に荷揚げするのに用いられるものであり、分解・組立が自在なものである。
荷揚機Aは、図1に示すように、1本の支柱1と、ベース部2と、荷台3と、ホイスト4と、ホイスト支持部材5を備えており、ホイスト4に吊り下げた荷台3を、ホイスト4の昇降動作によりベース部2に立設した支柱1の軸方向に沿って昇降させるようにしたものである。
[支柱の構成]
支柱1は、図1及び図4に示すように、軸方向に分割自在の複数(図示では3分割)の支柱部材10、11、12で構成されている。
支柱部材10、11、12は、同じ断面形状の角パイプであり、支柱部材10、11、12の端部同士に連結ジョイント100を挿し込んで軸方向に沿うように連設される。
連結ジョイント100は、支柱部材10、11、12の内周に、がたつきなく、しかも容易に抜き取れる程度の摩擦力で挿し込まれる断面四角形の外形としたものである。
1段目(下部)の支柱部材(以下「下部支柱部材」とする)10は、ベース部2に設けられた後述の支持管20の内周に、がたつきなく、しかも容易に抜き取れる程度の摩擦力で挿し込まれる。
2段目(中間部)の支柱部材(以下「中間部支柱部材」とする)11は、下部支柱部材10の上端に連結ジョイント100を介して連結される。
3段目(上部)の支柱部材(以下「上部支柱部材」とする)12は、中間部支柱部材11の上端に連結ジョイント100を介して連結され、上部支柱部材12の上端には、ホイスト支持部材5が着脱自在に挿し込まれる。
下部支柱部材10、中間部支柱部材11、上部支柱部材12は、それぞれ異なる長さに調整されており、図1(a)に示すように、すべて連結したときの支柱1の高さが3階建ての建物Bの最上階に荷揚げできる高さに設定されている。
また、上部支柱部材12を連結せず、中央部支柱部材11にホイスト支持部材5を着脱自在に挿し込むことで、2階建ての建物の最上階に荷揚げできる高さにも設定できるようにされている(図示せず)。
また、4階以上の建物に対応する場合には、中間部支柱部材11を逐次増やすことで支柱1の長さを延長すればよい(図示せず)。
[支柱の効果]
前述の構成による支柱1は、下部支柱部材10、中間部支柱部材11、上部支柱部材12を連結して構成するものであるため、必要な高さまで荷台3を上昇させることが可能な長さにできる。
また、支柱1は、各支柱部材10、11、12に分割自在であって、分割することで長さが短く、コンパクトな状態となるため、運搬や収納に便利である。
また、下部支柱部材10、中間部支柱部材11、上部支柱部材12は、互いに連結ジョイント100を介して挿し込みによって連結するものであるため、連結作業や分割作業を容易、且つ迅速に行うことができる。
尚、支柱1の本数については、例示する一本に限らず、支柱1を2本としてもよく、この場合、支柱1を左右又は前後に並列させるとよい(図示せず)。
また、支柱1を2本とした場合には、いずれの支柱1の上部支柱部材12にもホイスト支持部材5を取り付けることができる。
[ベース部の構成]
ベース部2は、図1及び図2、図5に示すように、支持管20に挿し込まれた支柱1の立設状態を保持するものであり、前述の支持管20と、ベース部本体21を備えている。
支持管20は、角パイプであり、ベース部本体21におけるベース管210の前面の中央部に、開口を上下方向として固定されている。
支持管20の固定構造は、ベース管210の前面側に固定された2つのアングル22の間に支持管20を配置し、支持管20とアングル22とを溶接やボルト止め等で固着する構造である。
支持管20の固定構造は、アングル22を使用せずベース管210の前面側に支持管20を直接溶接やボルト止め等で固着する構造としてもよい。
支持管20の内側の下方には、下部支柱部材10を受ける受け部201が設けられており、支持杆20に挿し込まれた下部支柱部材10を受け部201(図2(a)参照)で受けることで、下部支柱部材10が支持管20の下部から抜けないようにしている。
挿し込まれた下部支柱部材10は、支持管20の前面からボルト止めされることで固定され、ボルトを緩めることで支持管20から着脱できるようにされている。
ベース部本体21は、図5に示すように、前述のベース管210と、拡張体211を備えている。
ベース管210は、拡張体211が連結される角パイプであり、長手方向を左右方向として配置されている。
ベース管210の両端部側の下面には、ゴム製の緩衝材203(図2参照)が貼り付けられており、この緩衝材203によって設置面の凹凸を吸収して、荷揚機Aの設置状態におけるがたつきやずれを防止している。
拡張体211は、図5に示すように、左右一対のものであり、スライド管212と、脚連結管213を備えている。
スライド管212は、角パイプであり、スライド管212がベース管210の左右の開口にそれぞれ同軸で抜き挿し自在、且つスライド自在に挿し込まれている。
また、スライド管212は、図5(a)に示すように、ベース管210の上面及び前面からボルト止めすることで、ベース管210に対して不動状態となり、図5(b)に示すように、ボルトを緩めることにより、ベース管210からの着脱及び突出量の調節が可能となる。
脚連結管213は、図5に示すように、ベース管210と同じ開口サイズの角パイプであり、長手方向をスライド管212の軸と直交する前後方向として、スライド管212の突出側の端部に連結されている。
脚連結管213の下面の前端側には、ベース管210に貼り付けられた緩衝材203と同じ緩衝材203が貼り付けられている。
スライド管212の突出側の端部と対向する脚連結管213の側面には、スライド管212が連結される連結管215がスライド管212の軸と平行な軸を有して固定されている。
連結管215は、脚連結管213と同じ開口サイズの角パイプであり、この連結管215にスライド管212が同軸で挿し込まれている。
挿し込まれたスライド管212は、連結管215の前面からボルト止めすることで、スライド管212が不動状態で連結され、ボルトを緩めることにより、連結管215からの着脱が可能となる。
スライド管212は、通常においては挿し込んで固定しておき、状況に応じて長さの異なるスライド管212への交換や、収納時や運搬時の効率化を目的として取り外すことも任意である。
このような拡張体211の脚連結管213には、脚管214が連結される。
脚管214は、図5(a)(b)に示すように、角パイプであり、脚連結管213の前側の開口に同軸で抜き挿し自在、且つスライド自在に挿し込まれる。
脚管214は、脚連結管213に対して抜き挿し方向(前後方向)にスライドさせることで、突出量の調節をすることができる。
脚管214の前端には、アジャスタ204がねじ込まれており、このアジャスタ204を締め付け方向又は緩める方向へ回転させて、高さ位置を調整することにより、ベース部本体21の水平を出すことができるようになっている。
[ベース部の効果]
前述の構成によるベース部2は、支柱1における下部支柱部材10を支持管20が抜き挿しという容易な構成で着脱自在に支持しているため、支柱1の立設作業を容易、且つ迅速に行うことができる。
また、ベース部本体21が、ベース管210、拡張体211、脚管214の3部材を抜き挿しという容易な構成で着脱自在に一体化しているため、ベース部本体21を容易、且つ迅速に3分割することができると共に、組み立てることができる。
3分割されたベース部本体21は、コンパクトな状態となるため、運搬時や収納時に便利である。
しかも、ベース管210に挿し込まれた拡張体211及び拡張体211の脚連結管213に挿し込まれた脚管214がスライド自在であるため、ベース管210に対する拡張体211の突出量及び脚連結管213に対する脚管214の突出量をスライドという容易な方法で任意に調節できる。
拡張体211や脚管214の突出量を調節することで、ベース部2を設置場所の形状や障害物にかかわらず正常に設置することができると共に、支柱1の高さに応じてバランスよく設置することができる。
[荷台の構成]
荷台3は、図1~図3に示すように、荷Cを載せて支柱1に沿って昇降するものである。
荷台3は、図3及び図6に示すように、背面部30と底部31とスライダー6とを備えており、スライダー6が支柱1の外側を囲むように配置されている。
荷台3は、背面部30の下端前方に底部31が配置され、背面部30の後方にスライダー6が取り付けられている。
背面部30は、図6に示すように、左右方向に間隔を空けて配置された2本の背当て杆301と、2本の背当て杆301の上端部に架渡すように固定された上部背当て杆302から構成されている。
2本の背当て杆301同士の内側面(対向する側面)の間隔は、スライダー6の全幅と同等の間隔としており、2本の背当て杆301同士の内側面にスライダー6が取付けられている。
上部背当て杆302は、荷台3の全幅に対応する長さを有しており、底部31に載せられる荷Cを支えると共に、背当て杆301同士を固定することで、背当て杆301のぶれを防ぐことができるようになっている。
また、上部背当て杆302は、左右の端部から突出する2本の拡張杆303を備えている。
拡張杆303は、上部背当て杆302に対して左右方向にスライド自在、且つ着脱自在であり、荷Cの幅に合わせて突出量を調整することができると共に、必要に応じて取り付け、取り外しができるようになっている。
底部31は、荷Cを載せるものであり、図6に示すように、荷Cを確実に載せられる前後幅を有した平面視長方形に形成されている。
底部31と背当て杆301とは、図7に示すように、背当て杆301の下端側において左右方向の軸を中心として互いに回動自在となるように軸支されており、回動することで図6に示す荷受け状態と図7に示す格納状態にすることができるようになっている。
荷受け状態においては、図6に示すように、背面部30に対して底部31が略直角に前方へ突出しており、上面に荷Cを載せることができる状態となる。
格納状態においては、図7に示すように、背面部30と底部31とが平行に対面するように折り畳まれる。
このとき、スライダー6を背面部30から取り外すことで、背面部30の後面側に凸部がなくなるため、運搬時や収容時に嵩張らず効率的に運搬及び収容することができる。
底部31の軸支構造は、底部31の後面に長手方向を上下方向として固定された2本のアングル材312を背当て杆301に左右から軸支する構造であり、荷受け状態において背面部30に対する底部31の略直角状態を保持するストッパー(図示せず)が備えられている。
[スライダーの構成]
スライダー6は、図2及び図3、図6に示すように、ホイスト4のワイヤ40が掛け回された滑車41を取り付ける滑車取付部60と、スライダー6の昇降を支柱1に沿ってガイドするガイドローラー61を備えている。
スライダー6は、図6に示すように、枠杆620を上下に配置してこの枠杆620同士を縦杆621で連結してなる左右の枠体62と、左右の枠体62同士を上下の連結杆622で連結した枠状に形成されており、枠体62の前端を背面部30にボルト止めによって取り付けられており、ボルトを外すことによって図7に示すように背面部30に対して取り外すことができるようになっている。
図6(c)において右側の枠体62における上側の枠杆620は、滑車取付部60が設けられた部位であり、他の3本の枠杆620よりも長くされている。
[滑車取付部の構成]
滑車取付部60は、図8に示すように、鉤型のものであり、後端側のフック部601を下向きとして露出させた状態で、フック部601に連設された支持部602を角パイプとする枠杆620の後端から内部に挿入し、支持部602の前端部分を左右方向の軸603により回動自在に軸支している。
このような滑車取付部60は、図8(a)(b)に示すように、滑車41を軸支するコ字型の滑車支持体42が枠杆620に嵌合した状態を、滑車取付部60のフック部601が滑車支持体42の下面の後端に係合することで保持するようにされている。
滑車41の下端と滑車支持体42の内側の下端面との間及び滑車支持体42の左右の内面との間は、枠杆620の端面の大きさよりも大きい間隔にされており、滑車支持体42の前側の開放部分を枠杆620の後端から嵌め込むことができるようになっている。
滑車41を取り付けるには、図8(c)に示すように、滑車取付部60を上方に回動させた状態で保持したまま、滑車支持体42の前側の開放部分を枠杆620の後端から嵌め込み、滑車取付部60を下方に回動させてフック部601を滑車支持体42の下面の後端に係合させることで、滑車41をスライダー6に取り付けることができる。
滑車41を取り外すには、滑車取付部60を上方に回動させてフック部601の係合を解除し、係合解除状態を保持したまま滑車支持体42を引き抜くことで取り外すことができる。
滑車取付部60の回動範囲は、回動上限においてフック部601が滑車支持体42の着脱動作に支障がない範囲である。
[ガイドローラーの構成]
ガイドローラー61は、図6(c)に示すように、左右双方の上下の枠杆620の内側に、支柱1の前後面に対向するように軸支されており、スライダー6の昇降時にガイドローラー61が支柱1の前後面に接触して転がることで、スライダー6をスムースに昇降させることができ、これにより、スライダー6の昇降に伴う荷台3の昇降がスムースになる。
このようなスライダー6は、荷台3に固定してガイドローラ61が支柱1の前後面に対向するように支柱1に挿し込むことで荷台3を支柱1に取り付けることができる。
スライダー6を支柱1に挿し込む場合には、下部支柱部材10のみをベース部2に立設した状態で下部支柱部材10の上方からスライダー6を挿し込むとよい。
そして、スライダー6を挿し込んだ後に中間部支柱部材11、上部支柱部材12を順次連結することで、荷台3を支柱1に昇降自在な状態で取り付けることができる。
[荷台の効果]
前述の構成による荷台3は、背面部30に対して底部31を回動させるという簡単な動作で荷受け状態と格納状態に切換えることができる。
荷受け状態の荷台3ではスライダー6が取り付けられており、ベース部2に立設した下部支柱部材10に上方からスライダー6を挿し込むという簡単な動作で荷台3を取り付けることができる。
格納状態では、スライダー6を取り外して底部31を折り畳むことで荷台3をコンパクトにすることができ、運搬時や収容時に嵩張らず効率的に運搬及び収容することができる。
また、スライダー6に設けられた滑車取付部60により、ホイスト4のワイヤ40が掛け回された滑車41をスライダー6に着脱することができ、滑車取付部60の回動によるフック部601の滑車支持体42に対する係脱という簡単な動作で着脱することができる。
また、荷台3の昇降時に、ガイドローラー61が支柱1の前後面に接触しながらスライダー6の昇降をガイドするので、荷台3をがたつきなくスムースに昇降させることができ、これにより、荷Cのずれ等を防ぎ、確実に荷Cを運搬することができる。
[ホイストの構成]
ホイスト4は、図3に示すように、ワイヤ40を巻き上げる巻上げ部(図示せず)を内蔵し、この巻上げ部にワイヤ40の一端が連結されて巻き回されており、ワイヤ40に滑車41が掛け回されている。
ホイスト4は、支柱1の頂部に取り付けられたホイスト支持部材5にフック43を介して着脱自在に吊り下げられている。
ワイヤ40は、他端にフック401が取り付けられており、このフック401がホイスト支持部材5に着脱自在に引っ掛けることで、ワイヤ40の他端が不動となる。
滑車41は、ワイヤ40が掛け回されており、一端が巻上げ部で巻き上げ、繰り出しされるワイヤ40によって上下動する動滑車であり、巻上げ部側でワイヤ40を巻き取り及び繰り出しをしたときに滑車41が昇降し、この滑車41の昇降により荷台3を昇降させるようになっている。
[ホイストの効果]
前述の構成によるホイスト4は、ホイスト支持部材5に引っ掛けるという動作により簡単に取り付けることができると共に、ホイスト支持部材5から外すことによって簡単に取り外すことができる。
また、ワイヤ40のフック401をホイスト支持部材5に引っ掛けることで、滑車41が動滑車構造となり、この滑車41を滑車取付部60を介してスライダー6に取り付けることにより、小さい巻上げ力で荷台3を昇降させることができる。
また、滑車41は、前述のとおり、滑車取付部60を介してスライダー6に着脱することができ、しかもワイヤ40に巻き回された状態で着脱することができる。
尚、ホイスト4は、滑車41を有した構成に限らず、ワイヤ40の端部をスライダーに直接接続する構成としてもよい。
[ホイスト支持部材の構成]
ホイスト支持部材5は、図3及び図9に示すように、支柱1における上部支柱部材12の頂点に取り付けられている。
ホイスト支持部材5は、図9に示すように、上部支柱部材12に対して着脱自在であると共に、2部材に分割できるようになっている。
ホイスト支持部材5は、上部支柱部材12に抜き挿しされる支持杆50と、支持杆50に抜き挿しされる回転支持杆51の2部材から構成されている。
支持杆50は、図9に示すように、下方に上部支柱部材12に抜き挿しされる断面四角形状の角状挿し込み部501を備え、挿し込み部501の上方に断面円形の丸状挿し込み部502を備えている。
また、角状挿し込み部501と丸状挿し込み部502との間には落下防止部503が設けられており、角状挿し込み部501を上部支柱部材12に挿し込んだ際に、落下防止部503が上部支柱部材12の開口縁120に載置されることで、支持杆50を上部支柱部材12の頂点に保持できるようになっている。
角状挿し込み部501は、外周が上部支柱部材12の内周にがたつきなく、且つ容易に挿し込めるサイズのものであり、抜き挿しが容易にできると共に、挿し込んだ際に上部支柱部材12に対して軸を中心とする回転が不能にできるようになっている。
丸状挿し込み部502は、回転支持杆51における後述する丸状被挿し込み部510の内周に挿し込まれるものであり、丸状被挿し込み部510を軸を中心として回転自在に支持するものである。
回転支持杆51は、図9に示すように、前述の丸状被挿し込み部510と、丸状被挿し込み部510の上端に固定されたホイスト吊り下げ部511から構成されている。
丸状被挿し込み部510は、内周が丸状挿し込み部502の外周にがたつきなく、軸を中心として回転自在、且つ抜き挿し自在に挿し込まれるサイズのものである。
ホイスト吊り下げ部511は、一端が丸状被挿し込み部510の上端に固定された水平杆5110と、他端に固定された垂直杆5111とで構成されている。
水平杆5110には、滑車52が固定されており、この滑車52にロープ520(図15参照)を巻き掛けて、滑車52及びロープ520を使って各種道具や部品及びホイスト4を上階に荷揚げできるようになっている。
垂直杆5111には、ホイスト4のフック43を引っ掛けるホイスト取付部53と、ワイヤ40のフック401を引っ掛けるワイヤ側引っ掛け部54が設けられている。
ホイスト取付部53は、垂直杆5111の下端側に固定されており、ホイスト4のフック43を引っ掛けた際にホイスト4を吊り下げることができるようになっている。
ワイヤ側引っ掛け部54は、垂直杆5111の丸状被挿し込み部510側の面に、丸状被挿し込み部510方向に突設されている。
ホイスト取付部53とワイヤ側引っ掛け部54は、図3に示すように、ホイスト4のフック43とワイヤ40のフック401とを夫々の引っ掛け部53、54に引っ掛けた際に、滑車41がスライダー6における枠杆620の滑車取付部60の直上に位置するように配置されている。
ワイヤ側引っ掛け部54の突出程度は、ワイヤ40のフック401を引っ掛けた際に、ワイヤ40がホイスト4に干渉しないようにフック401を引っ掛けられる程度である。
[ホイスト支持部材の効果]
このようなホイスト支持部材5は、回転支持杆51を支持杆50に対して回転させることができ、図10に示すように、支柱1を境として垂直杆5111が前方へ位置する状態から後方へ位置する状態へと変更することができる。
ホイスト支持部材5にホイスト4を吊り下げる場合、図10(a)(b)に示すように、垂直杆5111を前方(建物B側)に向けておくことで、ホイスト取付部53及びワイヤ側引っ掛け部54が建物B側に位置するので、建物B側からのホイスト4の吊り下げ作業が容易となる。
また、ホイスト4の吊り下げ後には、回転支持杆51を支持杆50に対して回転させて垂直杆5111を後方に向けることで、滑車41がスライダー6における枠杆620の滑車取付部60の直上に位置するため、滑車41の取り付け作業を迅速におかなうことができる。
なお、ホイスト支持部材5の構成については、少なくともホイスト4を吊り下げることができる構成であればよい。
[荷揚機の組立て手順]
次に、図11~図17で図示した(1)~(11)の組立て手順図を参照して荷揚機Aの組立て手順を説明する。
下記の第1工程~第4工程は、ベース部2の一部を構成する工程、スライダー6を据え付ける工程、支柱1を立設する工程である。
第1工程(図11(1)):支持管20を前側に向けてベース管210を地面に配置し、ベース管210の開口に対して左右方向から拡張体211を挿し込みボルト止めする。
第1工程では、ベース管210の位置決め時およびベース管210に対する拡張体211の突出量を、建物との距離や荷を揚げる場所に応じて最適な場所を選択する。
第2工程(図11(2)):支持管20に下部支柱部材10を挿し込みボルト止めする。
第3工程(図11(3)):下部支柱部材10にスライダー6を据え付ける。
第3工程では、あらかじめスライダー6に荷台3を取付けておくと作業を効率よく行うことができる。
第4工程(図12(4)):下部支柱部材10に連結ジョイント100を介して中間部支柱部材11を連結し、中間部支柱部材11に連結ジョイント100を介して上部支柱部材12を連結して支柱1を立設する。
下記の第5工程は、ホイスト支持部材5を取り付ける工程である。
第5工程(図13(5)):上部支柱部材12の頂点にホイスト支持部材5を取り付ける。
第5工程では、建物Bの3階側からホイスト支持部材5の取り付け作業が行われ、同じく建物B側から行われる後述の第7工程を行いやすくするため、ホイスト支持部材5の垂直杆5111側を前方(建物B側)に向けておく。
下記の第6工程は、ベース部2を完成させる工程である。
第6工程(図14(6-1)(6-2)):脚連結管213に脚管214を挿し込むことでベース部2を完成させる。
第6工程では、ベース部2の水平を出すために脚管214のアジャスタ204を回転させて調整する。
下記の第7工程および第8工程は、ホイスト4を取り付ける工程である。
第7工程(図15(7)):ホイスト支持部材5の垂直杆5111を前方に向けた状態で、建物Bの3階側からホイスト支持部材5の滑車52にロープ520を巻き掛けて後方側の一端を下に降ろしてホイスト4のフック43に繋げ、ロープ520の前方の他端側を下方に引き下ろしてホイスト4を引き上げる。
第7工程では、ワイヤ40のフック401を、例えばホイスト4のフック43に引っ掛けた状態でホイスト4を引き上げるとよい。
第8工程(図15(8)):引き上げられたホイスト4のフック43に繋げられたロープ520を外し、フック43をホイスト支持部材5のホイスト取付部53に引っ掛け、さらにワイヤ40のフック401をホイスト支持部材5のワイヤ側引っ掛け部54に引っ掛けることでホイスト4をホイスト支持部材5に取り付けることができる。
第8工程では、ホイスト4に電源ケーブルを接続しておく(図示せず)。
下記の第9工程および第10工程は、滑車41を下降させる工程である。
第9工程(図16(9)):ホイスト支持部材5を建物Bとは反対側に回転させて垂直杆5111を後方に向ける。
第10工程(図16(10)):前述した電源ケーブルに接続された操作スイッチ(図示せず)の操作により、ワイヤ40をホイスト4から繰り出して滑車41を下降させる。
滑車41は、スライダー6に設けられた滑車取付部60に滑車41を取り付けることができる位置まで下降させる。
下記の第11工程は、スライダー6に設けられた滑車取付部60に滑車41を取り付ける工程である。
第11工程(図17(11)):図8(c)滑車取付部60を上方に回動させると共に、下降させた滑車41を軸支した滑車支持体42を枠杆620に嵌め込み、滑車取付部60を下方に回動させることで滑車41をスライダー6に取り付けることができる。
前述した第1工程~第11工程を順次行うことによって、図18に示すような荷揚機Aを組み立てることができる。
[荷揚機の効果]
前述した構成の荷揚機Aは、簡易な構成を備えており、組立・分解を迅速に行うことができるため、セッティング時間を短縮できると共に、分解した際には、効率的な運搬・収納を行うことができる。
以上、本発明に係る実施形態の荷揚機を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、前述の各実施形態は、その目的および構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
A:荷揚機
B:建物
C:荷
1:支柱
2:ベース部
3:荷台
4:ホイスト
5:ホイスト支持部材
6:スライダー
10:下部支柱部材
11:中間部支柱部材
12:上部支柱部材
100:連結ジョイント
20:支持管
21:ベース部本体
22:アングル
210:ベース管
201:受け部
212:スライド管
213:脚連結管
214:脚管
204:アジャスタ
30:背面部
31:底部
301:背当て杆
302:上部背当て杆
303:拡張杆
40:ワイヤ
41:滑車
42:滑車支持体
43:フック
401:フック
50:支持杆
51:回転支持杆
501:角状挿し込み部
502:丸状挿し込み部
503:落下防止部
510:丸状被挿し込み部
511:ホイスト吊り下げ部
5110:水平杆
5111:垂直杆
52:滑車
53:ホイスト取付部
54:ワイヤ側引っ掛け部
61:ガイドローラー
620:枠杆
621:縦杆
62:枠体
622:連結杆
601:フック部
602:支持部
603:軸

Claims (1)

  1. 荷台を備え、荷台は背面部と底部とで構成されており、背面部と底部は、互いに回動自在になるように取り付けられており、回動することで底部を格納状態と荷受け状態にすることができ、格納状態としたとき、底部は背面部と平行になり折り畳まれ、荷受け状態としたとき、背面部の立ち上がり状態を維持することを特徴とする荷揚機。


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